JP2008238739A - インキ供給装置及び印刷機 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐久性を向上することができるインキ供給装置及び印刷機を提供する。
【解決手段】インキ溜めからインキ元ローラ104により取り出したインキを、揺動レバー108と共に揺動する呼出ローラ105を経てインキ受渡ローラ106aへ供給するインキ供給装置において、揺動レバー108に当接する揺動停止位置と揺動レバー108から離間した待機位置との間を往復回動可能な停止レバー111と、停止レバー111を待機位置側に付勢する待機側圧縮バネ112と、停止レバー111を揺動停止位置側に付勢する停止側圧縮バネ113と、待機側圧縮バネ112又は停止側圧縮バネ113の付勢力の大きさを可変とする付勢力可変手段114とを備えることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、インキ供給装置及び印刷機に関し、特に、オフセット印刷機などに適用されるインキ供給装置及び印刷機に関するものである。
従来の印刷機では、シート(枚葉紙)に画線が印刷されるまでには、インキの供給源から供給されたインキが複数のローラで構成されるインキの供給経路を通過する。インキを供給するにあたっては、インキ壺と呼ばれるインキ溜めからインキの供給を受けてその表面にインキ被膜を形成するインキ元ローラと、このインキ元ローラから、版胴へつながるローラへインキの受け渡しを行うインキ受渡ローラとを用いる技術がある。そして、このような印刷機のインキ供給装置では、インキ溜めからインキ元ローラにより取り出したインキを、揺動する呼出ローラを経てインキ受渡ローラへ供給するものがある。
すなわち、従来のインキ供給装置は、インキ元ローラとインキ受渡ローラとの間に往復揺動可能な呼出ローラを備え、この呼出ローラがインキ元ローラとインキ受渡ローラとの間で往復揺動し、インキ元ローラとインキ受渡ローラとに交互に接触することで、インキ元ローラからインキ受渡ローラにインキを転移している。そして、このような呼出ローラを有するインキ供給装置では、例えば、極小絵柄を印刷する際に、インキの供給量を減らすため、この呼出ローラの揺動を一時的に停止することで、インキの呼び出しを一旦停止することがある。
このようなインキ供給装置として、例えば、特許文献1に記載された移しローラ駆動装置では、通常運転中は、移しローラ(呼出ローラに相当)に設けられた旋回レバーのローラが制御カムのカム面を転動することで、この旋回レバーと共に移しローラがインキつぼローラとインキ装置ローラとの間を往復揺動する。そして、揺動停止時には、作動モータが駆動し、複数の小歯車を介してねじ山付きスピンドルを軸周りに回転させ、このねじ山付きスピンドルが回転しながら旋回レバーのローラ側に突出する。そして、ねじ山付きスピンドルがこのローラに当接することで、旋回レバーの往復揺動が規制され、この結果、移しローラのインキつぼローラとインキ装置ローラとの間における往復揺動が停止され、インキの呼び出しが一旦停止される。
特開平8−58070号公報(段落0022−0025、第1図)
しかしながら、上述した特許文献1に記載された移しローラ駆動装置では、例えば、ねじ山付きスピンドルが旋回レバーに当接することで移しローラの往復揺動を停止させると、旋回レバーに当接するねじ山付きスピンドルを介して複数の小歯車、作動モータにこの旋回レバーの揺動力が伝達され、この結果、この揺動力により駆動源としての作動モータが壊れてしまうことがあった。
このような課題に対する解決策として、旋回レバーの揺動力が駆動源に直接伝達されることを防止するため、複数のコイルバネを介して呼出ローラの揺動を一時的に停止する構成を出願人らは案出した。図9乃至図13は、旋回レバーの揺動力が駆動源に直接伝達されない構成のインキ供給装置001を表す概略図である。このインキ供給装置001は、インキ溜めからインキ元ローラ002により取り出したインキを、揺動レバー003と共に揺動する呼出ローラ004を経てインキ受渡ローラとして機能する往復ローラ005へ供給する。そして、インキ供給装置001は、呼出ローラ004の揺動を一時的に停止するための揺動制御機構として、揺動レバー003に当接する揺動停止位置(図11参照)と揺動レバー003から離間した待機位置(図9、図13参照)との間を往復回動可能な停止レバー006と、停止レバー006を待機位置側に付勢する引張バネ007と、停止レバー006を揺動停止位置側に付勢する圧縮バネ008と、圧縮バネ008による付勢力の大きさを可変とするソレノイド機構009とを備え、引張バネ007の付勢力aと圧縮バネ008の付勢力bとのバランスを用いて停止レバー006を待機位置と揺動停止位置との間で往復回動させる。
すなわち、通常運転中は、図9に示すように、ソレノイド機構009のソレノイド010が非通電状態(ソレノイド−OFF)であり、停止レバー006は、揺動レバー003から離間した待機位置で待機している。このとき、呼出ローラ004は、図中矢印で示すように揺動している(呼出揺動−ON状態)。そして、不図示の制御装置から一時的な揺動停止制御が実行され、ソレノイド010が通電状態(ソレノイド−ON)とされると、図10に示すように、ソレノイド010に設けられたバネ軸011がソレノイド010側に接近し、これにより、圧縮バネ008の付勢力bが大きくなる。この結果、この圧縮バネ008の付勢力bにより停止レバー006が回動中心012を中心として揺動停止位置側(本図中反時計回り)に回動し、停止レバー006の一端部に設けられる当接部013が揺動レバー003に当接する。このとき、揺動レバー003及び呼出ローラ004は共に揺動しているが、図10で示す時点では、揺動レバー003及び呼出ローラ004はインキ元ローラ002側に位置しており、具体的には呼出ローラ004は、このインキ元ローラ002に接している。
そして、揺動レバー003及び呼出ローラ004がさらに揺動を続け、図11に示すように往復ローラ005側に移動した際に、停止レバー006がさらに図中下方へ回動することで、当接部013が揺動レバー003の側部に接する位置に移動して、揺動レバー003とインキ元ローラ002との間の揺動停止位置に至る。これにより、揺動レバー003の揺動が規制され、したがって、この揺動レバー003と共に揺動する呼出ローラ004の揺動も一時的に停止される(呼出揺動−OFF状態)。
次に、不図示の制御装置から揺動停止終了制御が実行され、ソレノイド010が非通電状態(ソレノイド−OFF)とされると、図12に示すように、バネ軸011がソレノイド010側から離間し、これにより、圧縮バネ008の付勢力bが小さくなり、停止レバー006を待機位置側に付勢する引張バネ007の付勢力aの方が大きくなる。このとき、図12で示す状態において、揺動レバー003及び呼出ローラ004がインキ元ローラ002側に動こうと付勢されているため、停止レバー006がこの揺動レバー003により押さえられ、結果、この停止レバー006は回動を規制される。
そして、図13に示すように、揺動レバー003及び呼出ローラ004が往復ローラ005側に動こうとすると、この揺動レバー003により押さえられていた停止レバー006が、引張バネ007の付勢力bにより回動中心012を中心として待機位置側(本図中時計回り)に回動し、当接部013が揺動レバー003から離間する。そして、この停止レバー006がさらに回動することで待機位置に至る。これにより、揺動レバー003の揺動規制が解除され、したがって、この揺動レバー003と共に揺動する呼出ローラ004の揺動規制も解除される(呼出揺動−ON状態)。
このように、このインキ供給装置001では、引張バネ007、圧縮バネ008の付勢力a、bを利用して停止レバー006を回動することで、揺動レバー003を揺動する揺動力がこの引張バネ007、圧縮バネ008により減衰される。この結果、この揺動力が駆動源としてのソレノイドに直接伝達されることが防止されるので、駆動源が揺動レバー003の揺動力により壊れることを防止することができ、よって、このインキ供給装置001における揺動制御機構の高耐久化が実現される。
ところで、近年の印刷技術の格段の進歩に伴い、例えば、極小絵柄を印刷する頻度が増加しており、これに伴い上記停止レバーの駆動頻度も増加する傾向にある。このため、このようなインキ供給装置の揺動制御機構においては、安定して高品質な印刷を実現するためにさらなる高耐久化が望まれていた。
そこで本発明は、耐久性を向上することができるインキ供給装置及び印刷機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための請求項1の発明のインキ供給装置は、インキ溜めからインキ元ローラにより取り出したインキを、揺動レバーと共に揺動する呼出ローラを経てインキ受渡ローラへ供給するインキ供給装置において、前記揺動レバーに当接する揺動停止位置と前記揺動レバーから離間した待機位置との間を往復回動可能な停止レバーと、前記停止レバーを待機位置側に付勢する待機側圧縮バネと、前記停止レバーを揺動停止位置側に付勢する停止側圧縮バネと、前記待機側圧縮バネ又は前記停止側圧縮バネの付勢力の大きさを可変とする付勢力可変手段とを備えることを特徴とする。
請求項2の発明のインキ供給装置では、前記待機側圧縮バネと前記停止側圧縮バネとは、前記停止レバーが前記待機位置にある状態で、前記待機側圧縮バネの付勢力が前記停止側圧縮バネの付勢力より大きく設定されることを特徴する。
請求項3の発明のインキ供給装置では、前記停止レバーは、前記回動の中心に対して一端側に前記揺動レバーとの当接部が設けられる一方、他端側に前記待機側圧縮バネと前記停止側圧縮バネとが付勢方向が対向するように設けられることを特徴とする。
請求項4の発明のインキ供給装置では、前記待機側圧縮バネ又は前記停止側圧縮バネの一方は、バネ軸が挿入されると共に、一端部が停止レバーに設けられるレバー側保持部により保持され、他端部が付勢方向に沿って移動可能な駆動側保持部により保持され、前記付勢力可変手段は、前記駆動側保持部が固定され、該駆動側保持部を前記レバー側保持部に対して接近離間可能な駆動手段を有することを特徴とする。
請求項5の発明のインキ供給装置では、前記駆動手段は、ステッピングモータにより構成されることを特徴とする。
請求項6の発明のインキ供給装置では、前記付勢力可変手段は、前記停止側圧縮バネの付勢力の大きさを可変とすることを特徴とする。
上記の目的を達成するための請求項7の発明の印刷機は、シートを繰り出して給紙する給紙部と、インキ溜めからインキ元ローラにより取り出したインキを、揺動レバーと共に揺動する呼出ローラを経てインキ受渡ローラへ供給するインキ供給装置を有すると共に前記給紙部から給紙された前記シートに印刷を施す印刷部と、前記印刷部で印刷が施された前記シートを排紙する排紙部とを備え、前記インキ供給装置は、前記揺動レバーに当接する揺動停止位置と前記揺動レバーから離間した待機位置との間を往復回動可能な停止レバーと、前記停止レバーを待機位置側に付勢する待機側圧縮バネと、前記停止レバーを揺動停止位置側に付勢する停止側圧縮バネと、前記待機側圧縮バネ又は前記停止側圧縮バネの付勢力を可変とする付勢力可変手段とを備えることを特徴とする。
請求項1の発明のインキ供給装置によれば、待機側圧縮バネの付勢力と停止側圧縮バネの付勢力とのバランスを付勢力可変手段により変更することで停止レバーを揺動停止位置と待機位置とに回動させることから、停止レバーが揺動レバーに当接してその揺動を一時的に停止した際に、この揺動レバーの揺動力がこの待機側圧縮バネ及び停止側圧縮バネにより減衰される。この結果、この揺動力が付勢力可変手段に直接伝達されることが防止されるので、付勢力可変手段が揺動レバーの揺動力により壊れることを防止することができ、よって、このインキ供給装置の耐久性を向上することができる。さらに、停止レバーを回動させるための付勢手段として待機側圧縮バネ及び停止側圧縮バネを用いたことで、圧縮バネは過度の荷重がかかっても塑性変形しないことから、例えば、引張バネを用いた場合と比較して、壊れにくい構成とすることできる。よって、インキ供給装置の耐久性をさらに向上することができる。
請求項2の発明のインキ供給装置によれば、停止レバーが待機位置にある状態で、待機側圧縮バネの付勢力を停止側圧縮バネの付勢力より大きく設定することで、この待機側圧縮バネの付勢力により、確実に停止レバーを待機位置に待機させることができる。
請求項3の発明のインキ供給装置によれば、揺動レバーとの当接部を停止レバーの一端側に設けた上で、この停止レバーを回動させる待機側圧縮バネ及び停止側圧縮バネを停止レバーの他端側にまとめて設けられるので、待機側圧縮バネの付勢力と停止側圧縮バネの付勢力により停止レバーを回動させる構成をよりコンパクトな構成にすることができる。
請求項4の発明のインキ供給装置によれば、待機側圧縮バネ又は停止側圧縮バネの一方をレバー側保持部と駆動側保持部により保持し、駆動手段によりこの駆動側保持部をレバー側保持部に対して接近離間させることで、待機側圧縮バネ又は停止側圧縮バネを伸長、圧縮させ、レバー側保持部を介して停止レバーに作用させる付勢力の大きさを変更することができる。この結果、待機側圧縮バネと停止側圧縮バネとの付勢力のバランスを変更し、停止レバーを回動することができる。
請求項5の発明のインキ供給装置によれば、付勢力可変手段の駆動手段をステッピングモータにより構成したことで、例えば、駆動手段としてソレノイドを用いた場合と比較して、発熱による性能低下が少なく、駆動手段としての寿命自体もステッピングモータの方がソレノイドよりも長いので、インキ供給装置のさらなる高耐久化を実現することができる。
請求項6の発明のインキ供給装置によれば、付勢力可変手段により停止側圧縮バネの付勢力の大きさを可変とすることで、停止側圧縮バネの付勢力を待機側圧縮バネの付勢力より大きく設定して停止レバーを揺動停止位置まで回動させ、停止側圧縮バネの付勢力を待機側圧縮バネの付勢力より小さく設定して停止レバーを待機位置まで回動させることができる。そして、仮にこの付勢力可変手段が壊れて、停止側圧縮バネの付勢力を待機側圧縮バネの付勢力より大きく設定することができなくなっても、停止レバーを待機位置で留まらせておくことができるので、呼出ローラが揺動することによるインキ受渡ローラへのインキの供給ができずに印刷自体が全くできないという事態を回避することができる。
請求項7の発明の印刷機によれば、給紙部により印刷部にシートを繰り出して給紙し、この印刷部によりシートに印刷を施した後、排紙部によりこの印刷シートを排紙することができる。この間、揺動レバーの揺動を一時的に停止可能な停止レバーを、待機側圧縮バネの付勢力と停止側圧縮バネの付勢力とのバランスを変更することで揺動停止位置と待機位置とに回動させていることから、インキ供給装置の耐久性を向上することができる。この結果、このインキ供給装置を備える枚葉印刷機の耐久性も向上させることができる。
以下に、本発明に係るインキ供給装置及び印刷機の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、本発明の実施例1に係るインキ供給装置が適用される枚葉印刷機の模式的概略構成図、図2は、本発明の実施例1に係るインキ供給装置の概略構成図、図3は、本発明の実施例1に係るインキ供給装置の揺動制御機構の概略構成図、図4乃至図7は、本発明の実施例1に係るインキ供給装置の揺動制御機構の動作を説明する概略図である。
以下、本発明の実施例に係るインキ供給装置100を、図1に示すように、通常用途の紙の他、フィルム、アート紙やコート紙等のシートSに印刷を施す印刷機としての枚葉印刷機1に適用した場合について説明する。この枚葉印刷機1は、版胴8と、ブランケット胴9と、圧胴10とを備えた、いわゆるオフセット枚葉印刷機1である。
枚葉印刷機1は、印刷用のシートSを一枚ずつ繰り出して給紙する給紙部2と、進行方向Lに沿って給紙、搬送されるシートSに印刷を施す印刷部3と、印刷が施されたシートSを排紙する排紙部4を備える。
給紙部2は、給紙台5と、給紙機構6とを備える。給紙台5は、シートSを積層して載置するものであり、給紙機構6は、給紙台5の上に積層されたシートSを上から順に一枚ずつ取り上げて供給するものであり、セパレータ(紙吸)、カム、スインググリッパ等により構成される。給紙台5は、給紙機構がシートSと略一定の位置関係を保つようにシートSの供給に対応して鉛直方向上側に移動するように制御されている。
印刷部3は、異なる色を印刷してカラー印刷を実現する複数の印刷ユニット7を備える。印刷ユニット7は、印刷する色ごとにシートSの進行方向Lに沿って複数並んで設けられ、この枚葉印刷機1では、例えば、C(シアン)、M (マゼンダ)、Y (イエロー)及びBL(ブラック)などの4つの異なる色に各々対応した4つの印刷ユニット7が設けられる。
各印刷ユニット7は、上述したように、版胴8と、ブランケット胴9と、圧胴10とを備える。この版胴8、ブランケット胴9及び圧胴10は、鉛直方向上側から下側にこの順で相互に接するように配置されている。版胴8、ブランケット胴9及び圧胴10は、それぞれ円筒状に形成されると共にその中心軸線が進行方向Lと水平に交差するように設けられる。そして、版胴8、ブランケット胴9及び圧胴10は、中心軸線を回転中心として回転可能に設けられる。
版胴8は、その周面に印刷画像を形成するための刷版が装着される。各印刷ユニット7は、この版胴8の周囲に、刷版の画線部にインキを供給するためのローラ群からなるインキ供給装置100(図2で後述する)および非画線部に湿し水を供給するための水ローラ群からなる湿し装置20(図2参照)を備える。ブランケット胴9は、その周面に弾性材料で形成されたブランケットが装着される。版胴8の画線部に供給されたインキがこのブランケットに転写され、ブランケット胴9は印刷画像を絵柄としてシートSに転写する。圧胴10は、ブランケット胴9と協同して所定の印圧をかける。ここで、圧胴10は、版胴8、ブランケット胴9の直径の2倍の直径を有する、いわゆる倍胴であり、周面にシートSの先端を保持する爪装置が溝部に設けられる(不図示)。本実施例では倍胴構造を採用しているので、この爪装置は、この圧胴10の中心軸線を挟んでほぼ対称に2箇所に設けられる。
各印刷ユニット7は、さらに中間胴11を備える。この中間胴11は、シートSの進行方向Lに対して圧胴10 の上流側に、この圧胴10に接するように配置される。この中間胴11は、版胴8、ブランケット胴9及び圧胴10と同様に、円筒状に形成されると共にその中心軸線が進行方向Lと水平に交差するように設けられ、中心軸線を回転中心として回転可能に設けられる。また、中間胴11は、圧胴10と同様に、版胴8、ブランケット胴9の直径の2倍の直径を有する、いわゆる倍胴であり、周面に設けられた2箇所の溝部にシートSの先端を保持する爪装置が設けられる(不図示)。
各印刷ユニット7は、各中間胴11が、シートSの進行方向Lに対して上流側に隣接する印刷ユニット7の圧胴10と接するように配置される。なお、図1に示したように、本実施例では、進行方向Lに対して最上流側に位置する印刷ユニット7だけは、この倍胴サイズの中間胴11を紙搬送上流側に有しておらず、圧胴10が単胴タイプの中間胴を介して給紙部2から紙が搬送される構成を採用している。給紙部2から供給されるシートSは、まず、この最上流側に位置する印刷ユニット7のブランケット胴9と圧胴10との間に供給され、その後、下流側の印刷ユニット7の中間胴11から圧胴10へそれぞれの爪装置に咥え替えされることによって、各印刷ユニット7を通して搬送され、その途上において次々とインキが転写される。ただし、圧胴、中間胴のタイプおよび配置はこれに限られるものではなく、適宜、要求される搬送経路設計に応じて変更可能である。
排紙部4は、印刷部3で印刷されたシートSを搬送し整列した状態で積み重ねるものである。すなわち、排紙部4は、シートSを搬送するチェングリッパ12と、印刷されたシートSが積層される排紙台13 と、排紙台13近傍で下降気流を形成するファン装置14と、紙当て16と、真空吸引車装置17と、後方紙揃え装置18と、幅方向紙揃え装置19とを備える。
チェングリッパ12は、最下流側印刷ユニット7の圧胴10の隣接位置と排紙台13の上方位置とを循環移動する一対のエンドレスチェン15と、その間を連結するくわえ棒と、くわえ棒に所定間隔を空けて設置されたグリッパ(爪装置)15aとを備える。チェングリッパ12は、印刷ユニット7の圧胴10 からシートSを受け取って排紙台13の上方位置の所定位置まで搬送する。
排紙台13は、チェーンに懸吊され、鉛直方向に移動可能に構成される。排紙台13は、チェングリッパ12から排出されるシートSを積層して載置する。排紙台13は、シートSが積み重さねられるに伴い最上段の上面部高さが上昇すると、シートSの落下距離が略一定となるように連続的、あるいは、段階的に徐々に鉛直方向下側に移動するように制御されている。
ファン装置14は、略矩形状に配置された複数のファンを有し、排紙台13の上方でチェングリッパ12から排出されるシートSを気流制御によって鉛直方向下方へ移動させる。真空吸引車装置17は、シートSの落下に際して進行速度を減少させるとともに落下姿勢を制御するものである。真空吸引車装置17は、シートSの進行方向Lにおける上流側(後)の端部に吸引力を作用させてシートSを制動する。
紙当て16、後方紙揃え装置18、幅方向紙揃え装置19は、チェングリッパ12の下方で、かつ、排紙台13の上方の位置、すなわち、チェングリッパ12と排紙台13との間に設けられる。紙当て16は、シートSの進行方向Lにおける下流側(前)位置を規制するものであり、シートSの幅方向に沿って複数個設けられる。後方紙揃え装置18は、シートSの進行方向Lにおける上流側(後)位置を規制するものであり、鉛直方向に延在する複数の板状体で構成され、それぞれ真空吸引車装置17 に取り付けられる。幅方向紙揃え装置19は、シートSの幅方向の位置を揃えるものである。
上述した構造の枚葉印刷機1では、給紙部2の給紙台5に積載されたシートSは、給紙機構6によって最上部から1枚ずつ取り出され、印刷部3の印刷ユニット7に供給される。印刷ユニット7に供給されたシートSは、各印刷ユニット7の圧胴10及び中間胴11の爪装置(不図示)により順次咥え替えされることによって、各印刷ユニット7を通して搬送され、その途上において次々とインキが転写される。各印刷ユニット7では、版胴8の周面に取付けられた刷版の非画線部に湿し装置20(図2参照)から水が供給され、次いで刷版の画線部にインキ供給装置100(図2参照)からインキが供給される。これにより得られる刷版上の印刷画像がブランケット胴9に転写される。ブランケット胴9に転写された印刷画像は、圧胴10によって運ばれるシートSに転写され、1色の印刷が行われる。これが各印刷ユニット7 で繰り返されカラー印刷される。カラー印刷されたシートSは、最後の印刷ユニット7の圧胴10からチェングリッパ12のグリッパ15aにくわえ替えされる。グリッパ15aで搬送されるシートSは、排紙台13の上方でくわえを外され、落下し、排紙台13上に積み上げられる。このとき、未乾燥のインキが上側のシートSの裏に写るのを防止するため、グリッパ15aで搬送される際にシートSの上にはあらかじめパウダが噴霧される。また、排紙台13上に積み上げられるシートSは、ファン装置14、真空吸引車装置17、紙当て16、後方紙揃え装置18及び幅方向紙揃え装置19により整列されて排紙台13上で積層される。
次に、インキ供給装置100は、図2に示すように、版胴8にインキを供給するための複数のローラからなる。インキ供給装置100は、インキ溜めとしてのインキ壺101と、複数のローラからなる中間インキローラ群102と、版胴8に対して接して設けられる複数(本実施例では4つ)のインキ着けローラ103を備える。インキ供給装置100では、インキ壺101内のインキが中間インキローラ群102及び複数のインキ着けローラ103を順次転移して適度に練られて版胴8に供給される。
さらに具体的には、中間インキローラ群102は、インキ元ローラ104と、呼出ローラ105と、複数の往復ローラ106及びインキ練りローラ107を有する。インキ元ローラ104は、インキ壺101のインキキー(不図示)により調量されたインキにより表面にインキ被膜を形成する。往復ローラ106及びインキ練りローラ107は、それぞれ隣接するローラと互いに接して設けられており、インキ元ローラ104により供給されたインキを、後述する呼出ローラ105を介して受け取り適度に練って順次隣接する往復ローラ106及びインキ練りローラ107に受け渡し、版胴8に接する複数のインキ着けローラ103へこのインキを転移させる。なお、複数の往復ローラ106は、幅方向(往復ローラ106の回転軸方向)に往復運動することで、インキを練ると共に表面に形成されるインキ被膜を均一にする。
呼出ローラ105は、インキ元ローラ104とインキの供給方向に対して最上流側に位置している受渡ローラとしての往復ローラ106aとの間に設けられる。呼出ローラ105は、インキ元ローラ104と往復ローラ106aとの間で往復揺動し、インキ元ローラ104と往復ローラ106aとに交互に接触する。すなわち、呼出ローラ105は、一端に揺動軸を有する揺動レバー108の他端に回動自在に設けられ、揺動レバー108の揺動軸が版胴8等の駆動源と連動して動くカム等の機構を介して揺動することで、この揺動レバー108と共にインキ元ローラ104と往復ローラ106aとの間で往復揺動可能である。この呼出ローラ105は、版胴8等の駆動源に接続されていることから、版胴8の回転に対して一定の速度比で揺動され、版胴8等の回転速度が上がれば揺動回数(揺動速度)、すなわち、インク呼び出し回数も上昇する。インキ壺101からインキ元ローラ104により取り出したインキは、インキ元ローラ104と往復ローラ106aとの間を往復揺動する呼出ローラ105を経て往復ローラ106aに供給される。
なお、インキ供給装置100の下方に設けられる湿し装置20においては、水舟21に、貯留されている湿し水を汲み出す水元ローラ22が設けられており、この水元ローラ22に対して調量ローラ23が対接可能に設けられ、この調量ローラ23には水着けローラ24が対接可能に設けられている。この水着けローラ24は版胴8に対接可能であり、水着けローラ24には、インキ着けローラ103に対接可能なインキ受入れローラ25が対接して設けられている。この場合、水元ローラ22は図示しないモータにより駆動可能であると共に、調量ローラ23が従動可能となっている。また、水着けローラ24は図示しないモータにより駆動可能であり、インキ受入れローラ25は水着けローラ24と連れ回り可能となっている。
従って、インキ供給装置100の各ローラを回転すると、インキ元ローラ104により供給量が調整されたインキが、呼出ローラ105を介して往復ローラ106aに供給され、往復ローラ106及びインキ練りローラ107で適度に練られ、薄膜を形成した後にインキ着けローラ103から版胴8の刷版に供給され、刷版に付着したインキがブランケット胴9に転写され、圧胴10により印刷シートSに所定の印圧が掛けられることで、ブランケット胴9のインキを絵柄として印刷シートSに転写することができる。そして、水着けローラ24が版胴8に対接し、調量ローラ23が水着けローラ24に対接し、インキ受入れローラ25がインキ着けローラ103に対接した状態にて、湿し装置20の各ローラを回転すると、水元ローラ22により水舟21から汲み上げられた湿し水は、調量ローラ23を介して水着けローラ24に供給され、この水着けローラ24から版胴8に供給することができる。また、インキ着けローラ103からインキ受入れローラ25にインキが転移されると共に、水着けローラ24から湿し水が転移され、インキと湿し水との乳化を促進することができる。
ここで、本実施例のように、インキ元ローラ104と往復ローラ106aとの間を往復揺動する呼出ローラ105を有するインキ供給装置100は、例えば、極小絵柄を印刷する際に、インキの供給量を減らすため、図3に示すように、この呼出ローラ105の揺動を一時的に停止することで、インキの呼び出しを一旦停止するための揺動制御機構110を備える。揺動制御機構110は、呼出ローラ105の往復揺動を規制することで、この呼出ローラ105によるインキの呼び出し回数を制限するもの(言い換えれば、可変とするもの)である。なお、以下で説明する図3乃至図7は、図2で示したインキ供給装置100の呼出ローラ105を背面側(図中奥側)から見た図として図示している。
ところで、近年の印刷技術の格段の進歩に伴い、このような枚葉印刷機1では、例えば、極小絵柄を印刷する頻度が増加しており、これに伴い上記揺動制御機構110の駆動頻度も増加する傾向にある。このため、このようなインキ供給装置100の揺動制御機構110においては、安定して高品質な印刷を実現するために高耐久化が望まれている。
そこで、本実施例のインキ供給装置100の揺動制御機構110は、図3乃至図7に示すように、複数の圧縮バネ112、113の付勢力を利用することで、呼出ローラ105の揺動を一時的に停止可能な構成を実現している。
具体的には、本実施例のインキ供給装置100の揺動制御機構110は、図3に示すように、停止レバー111と、待機側圧縮バネ112と、停止側圧縮バネ113と、モータ駆動機構114とを備える。待機側圧縮バネ112、停止側圧縮バネ113は、押される力(圧縮荷重)に対して、戻ろうとするバネである。
停止レバー111は、回動軸115を中心として回動する。停止レバー111は、揺動レバー108に当接する揺動停止位置(図5参照)と揺動レバー108から離間した待機位置(図3、図7参照)との間を往復回動可能である。停止レバー111は、回動の中心としての回動軸115に対して一端側に揺動レバー108との当接部116が設けられる。
停止側圧縮バネ113は、円筒のコイル状に形成され、その内側にバネ軸117が挿入される。このバネ軸117は、一端部側が保持部118を介して台座124に固定される一方、他端部側が停止レバー111に設けられる保持部119に挿入される。この保持部119は、停止レバー111に固定され、回動軸115に対して他端側(当接部116側端部とは反対側の端部)に設けられ、バネ軸117の他端部は、この保持部119に対してその軸線方向に沿って相対移動可能に支持されている。停止側圧縮バネ113は、保持部118と保持部119との間に保持され、その付勢力Bを、保持部119を介して停止レバー111に作用させ、この停止レバー111を揺動停止位置側に付勢する。すなわち、停止側圧縮バネ113は、停止レバー111を、回動軸115を中心として図中反時計回りに回動可能な方向に付勢している。
待機側圧縮バネ112は、円筒のコイル状に形成され、その内側にバネ軸120が挿入される。このバネ軸120は、一端部側が駆動側保持部としての保持部121を介してモータ駆動機構114を構成するステッピングモータ122に固定される一方、他端部側が停止レバー111に設けられるレバー側保持部としての保持部123に挿入される。この保持部123は、停止レバー111に固定され、回動軸115に対して他端側に設けられると共に上述の保持部119より内側に設けられる。バネ軸120の他端部は、この保持部123に対してその軸線方向に沿って相対移動可能に支持されている。また、このバネ軸120の他端部は、上述のバネ軸117の他端部が保持部119に挿入される方向とは逆方向からこの保持部123に挿入される。待機側圧縮バネ112は、保持部121と保持部123との間に保持され、その付勢力Aを、保持部123を介して停止レバー111に作用させ、この停止レバー111を待機位置側に付勢する。すなわち、待機側圧縮バネ112は、停止レバー111を、回動軸115を中心として図中時計回りに回動可能な方向に付勢している。言い換えれば、待機側圧縮バネ112と停止側圧縮バネ113とは、停止レバー111の他端側にて、その付勢方向が互いに対向するように設けられる。そして、待機側圧縮バネ112と停止側圧縮バネ113との付勢力は、図3で示す停止レバー111が待機位置にある状態で、待機側圧縮バネ112の付勢力Aが停止側圧縮バネ113の付勢力Bより大きく設定されている。
モータ駆動機構114は、待機側圧縮バネ112の付勢力Aの大きさを可変とするものであり、上述のバネ軸117、バネ軸120及び駆動手段としてのステッピングモータ122を含んで構成される。ステッピングモータ122は、モータコイルに流す電流を順次切り換えることによって回転するモータであり、その回転角度を任意の角度で停止させることができる。ステッピングモータ122は、回転駆動することで待機側圧縮バネ112の一端部を保持する保持部121を、バネ軸120と共に付勢方向に沿って移動可能である。これにより、待機側圧縮バネ112の付勢力Aの大きさを変更することができると共に待機側圧縮バネ112の付勢力Aと停止側圧縮バネ113の付勢力Bとのバランスを変更することで、停止レバー111を待機位置と揺動停止位置との間で往復回動させることができる。
上記のように構成されるインキ供給装置100の揺動制御機構110では、枚葉印刷機1の通常運転中において、図3に示すように、モータ駆動機構114のステッピングモータ122は、保持部121が保持部123に対して相対的に接近した位置(モータ−押し位置)にあり、停止レバー111は、揺動レバー108から離間した待機位置で待機している。このとき、呼出ローラ105は、図中矢印で示すように揺動している(呼出揺動−ON状態)。
そして、不図示の制御装置から一時的な揺動停止制御が実行され、図4に示すように、ステッピングモータ122を図中反時計回りに回転駆動し、保持部121が保持部123から相対的に離間した位置(モータ−引き位置)とされると、ステッピングモータ122に設けられたバネ軸120がこの保持部121と共にステッピングモータ122側に接近する。すると、保持部121と保持部123との間隔が広くなることで、待機側圧縮バネ112が伸びてその付勢力Aが小さくなり、停止側圧縮バネ113の付勢力Bの方が大きくなる。この結果、この停止側圧縮バネ113の付勢力Bにより停止レバー111が回動軸115を中心として揺動停止位置側(本図中反時計回り)に回動し、停止レバー111の一端部に設けられる当接部116が揺動レバー108に当接する。
このとき、揺動レバー108及び呼出ローラ105は、共に揺動しているが、図4で示す時点では、揺動レバー108及び呼出ローラ105はインキ元ローラ104側に位置しており、具体的には呼出ローラ105は、このインキ元ローラ104に接している。
そして、揺動レバー108及び呼出ローラ105がさらに揺動を続け、図5に示すように、往復ローラ106a側に移動した際に、停止レバー111がさらに回動することで、当接部116が揺動レバー108の側部表面に沿って図4の位置に比べて図中下方へ移動し、この揺動レバー108とインキ元ローラ104との間の揺動停止位置に至る。これにより、揺動レバー108の揺動が規制され、したがって、この揺動レバー108と共に揺動する呼出ローラ105の揺動も一時的に停止される(呼出揺動−OFF状態)。
次に、不図示の制御装置から揺動停止終了制御が実行され、図6に示すように、ステッピングモータ122を図中時計回りに回転駆動し、保持部121が保持部123に対して相対的に接近した位置(モータ−押し位置)とされると、ステッピングモータ122に設けられたバネ軸120がこの保持部121と共にステッピングモータ122から離間する。すると、保持部121と保持部123との間隔が狭くなることで、待機側圧縮バネ112が圧縮されてその付勢力Aが大きくなり、この付勢力Aが停止側圧縮バネ113の付勢力Bよりも大きくなる。
このとき、図6で示す状態において、揺動レバー108及び呼出ローラ105がインキ元ローラ104側に付勢されていると、停止レバー111がこの揺動レバー108により押さえられるため、この停止レバー111は回動しない。
そして、図7に示すように、揺動レバー108及び呼出ローラ105が往復ローラ106a側に動こうとすると、この揺動レバー108により押さえられていた停止レバー111が、待機側圧縮バネ112の付勢力Aにより回動軸115を中心として待機位置側(本図中時計回り)に回動し、当接部116が揺動レバー108から離間する。そして、この停止レバー111がさらに回動することで待機位置に至る。これにより、揺動レバー108の揺動規制が解除され、したがって、この揺動レバー108と共に揺動する呼出ローラ105の揺動規制も解除される(呼出揺動−ON状態)。
このように、このインキ供給装置100では、待機側圧縮バネ112の付勢力Aと停止側圧縮バネ113の付勢力Bとのバランスを変更して、停止レバー111を揺動停止位置と待機位置とに回動することで、揺動レバー108を揺動する揺動力がこの待機側圧縮バネ112及び停止側圧縮バネ113により減衰される。この結果、この揺動力が駆動手段としてのステッピングモータ122に直接伝達されることが防止されるので、ステッピングモータ122が揺動レバー108の揺動力により壊れることを防止することができる。
そして、このインキ供給装置100では、停止レバー111を回動させるための付勢手段として待機側圧縮バネ112及び停止側圧縮バネ113を用いたことで、圧縮バネは過度の荷重がかかっても塑性変形しないことから、例えば、引張バネを用いた場合と比較して、壊れにくい構成とすることできる。
また、待機側圧縮バネ112の付勢力Aの大きさを可変とする本発明の付勢力可変手段の駆動手段としてステッピングモータ122を用いたことで、例えば、駆動手段としてソレノイドを用いた場合と比較して、発熱による性能低下が少なく、駆動手段としての寿命自体もステッピングモータ122の方がソレノイドよりも長いので、さらなる高耐久化を実現することができる。
このように本実施例のインキ供給装置100にあっては、インキ壺101からインキ元ローラ104により取り出したインキを、揺動レバー108と共に揺動する呼出ローラ105を経てインキ受渡ローラとしての往復ローラ106aへ供給するインキ供給装置100において、揺動レバー108に当接する揺動停止位置と揺動レバー108から離間した待機位置との間を往復回動可能な停止レバー111と、停止レバー111を待機位置側に付勢する待機側圧縮バネ112と、停止レバー111を揺動停止位置側に付勢する停止側圧縮バネ113と、待機側圧縮バネ112の付勢力Aの大きさを可変とする付勢力可変手段としてのモータ駆動機構114とを備える。
したがって、停止レバー111を待機側圧縮バネ112の付勢力Aと停止側圧縮バネ113の付勢力Bとのバランスを変更することで揺動停止位置と待機位置とに回動させることから、揺動レバー108を揺動する揺動力がこの待機側圧縮バネ112及び停止側圧縮バネ113により減衰される。この結果、この揺動力がステッピングモータ122に直接伝達されることが防止されるので、ステッピングモータ122が揺動レバー108の揺動力により壊れることを防止することができ、よって、このインキ供給装置100の耐久性を向上することができる。さらに、停止レバー111を回動させるための付勢手段として待機側圧縮バネ112及び停止側圧縮バネ113を用いたことで、圧縮バネは過度の荷重がかかっても塑性変形しないことから、比較的に壊れにくい構成とすることできる。よって、インキ供給装置100の耐久性をさらに向上することができる。
さらに、このように本実施例のインキ供給装置100にあっては、待機側圧縮バネ112と停止側圧縮バネ113とは、停止レバー111が待機位置にある状態で、待機側圧縮バネ112の付勢力Aが停止側圧縮バネ113の付勢力Bより大きく設定される。したがって、停止レバー111が待機位置にある状態で、待機側圧縮バネ112の付勢力Aを停止側圧縮バネ113の付勢力Bより大きく設定することで、この待機側圧縮バネ112の付勢力Aにより、確実に停止レバー111を待機位置に待機させることができる。
さらに、このように本実施例のインキ供給装置100にあっては、停止レバー111は、回動の中心としての回動軸115に対して一端側に揺動レバー108との当接部116が設けられる一方、他端側に待機側圧縮バネ112と停止側圧縮バネ113とが付勢方向が対向するように設けられる。したがって、当接部116を停止レバー111の一端側に設けた上で、この停止レバー111を回動させる待機側圧縮バネ112及び停止側圧縮バネ113を停止レバー111の他端側にまとめて設けられるので、待機側圧縮バネ112の付勢力Aと停止側圧縮バネ113の付勢力Bにより停止レバー111を回動させる構成をよりコンパクトな構成にすることができる。
さらに、このように本実施例のインキ供給装置100にあっては、待機側圧縮バネ112は、バネ軸120が挿入されると共に、一端部が停止レバー111に設けられる保持部123により保持され、他端部が付勢方向に沿って移動可能な保持部121により保持され、モータ駆動機構114は、保持部121が固定され、この保持部121を保持部123に対して接近離間可能なステッピングモータ122を有する。したがって、待機側圧縮バネ112を保持部123と保持部121により保持し、ステッピングモータ122によりこの保持部121を保持部123に対して接近離間させることで、待機側圧縮バネ112を伸長、圧縮させ、保持部123を介して停止レバー111に作用させる付勢力Aの大きさを変更することができる。この結果、待機側圧縮バネ112と停止側圧縮バネ113との付勢力のバランスを変更し、停止レバー111を回動することができる。
さらに、このように本実施例のインキ供給装置100にあっては、本発明の駆動手段は、ステッピングモータ122により構成される。したがって、付勢力可変手段の駆動手段をステッピングモータ122により構成したことで、例えば、駆動手段としてソレノイドを用いた場合と比較して、発熱による性能低下が少なく、駆動手段としての寿命自体もステッピングモータ122の方がソレノイドよりも長いので、インキ供給装置100のさらなる高耐久化を実現することができる。
このように本実施例の枚葉印刷機1にあっては、シートSを繰り出して給紙する給紙部2と、インキ壺101からインキ元ローラ104により取り出したインキを、揺動レバー108と共に揺動する呼出ローラ105を経て往復ローラ106aへ供給するインキ供給装置100を有すると共に給紙部2から給紙されたシートSに印刷を施す印刷部3と、印刷部3で印刷が施されたシートSを排紙する排紙部4とを備え、インキ供給装置100は、揺動レバー108に当接する揺動停止位置と揺動レバー108から離間した待機位置との間を往復回動可能な停止レバー111と、停止レバー111を待機位置側に付勢する待機側圧縮バネ112と、停止レバー111を揺動停止位置側に付勢する停止側圧縮バネ113と、待機側圧縮バネ112の付勢力Aの大きさを可変とする付勢力可変手段としてのモータ駆動機構114とを備える。
したがって、給紙部2により印刷部3にシートSを繰り出して給紙し、この印刷部3によりシートSに印刷を施した後、排紙部4によりこの印刷シートSを排紙することができる。この間、揺動レバー108の揺動を一時的に停止可能な停止レバー111を、待機側圧縮バネ112の付勢力Aと停止側圧縮バネ113の付勢力Bとのバランスを変更することで揺動停止位置と待機位置とに回動させていることから、インキ供給装置100の耐久性を向上することができる。この結果、このインキ供給装置100を備える枚葉印刷機1の耐久性も向上させることができる。
図8は、本発明の実施例2に係るインキ供給装置の揺動制御機構の概略構成図である。実施例2に係るインキ供給装置は、実施例1に係るインキ供給装置と略同様の構成であるが、付勢力可変手段が停止側圧縮バネの付勢力を可変としている点で実施例1のインキ供給装置とは異なる。その他、実施例1と共通する構成、作用、効果については、重複した説明はできるだけ省略するとともに、同一の符号を付す。
本実施例のインキ供給装置200は、図8に示すように、揺動制御機構210を備える。この揺動制御機構210は、複数の圧縮バネ212、213の付勢力を利用することで、呼出ローラ105の揺動を一時的に停止可能な構成を実現している。
待機側圧縮バネ212は、その内側にバネ軸217が挿入される。このバネ軸217は、一端部側が保持部218を介して台座124に固定される一方、他端部側が停止レバー111に設けられる保持部219に挿入される。この保持部219は、停止レバー111に固定され、回動軸115に対して他端側(当接部116側端部とは反対側の端部)に設けられ、バネ軸217の他端部は、この保持部219に対してその軸線方向に沿って相対移動可能に支持されている。待機側圧縮バネ212は、保持部218と保持部219との間に保持され、その付勢力Aを保持部219を介して停止レバー111に作用させ、この停止レバー111を待機位置側に付勢する。すなわち、待機側圧縮バネ212は、停止レバー111を、回動軸115を中心として図中時計回りに回動可能な方向に付勢している。
停止側圧縮バネ213は、その内側にバネ軸220が挿入される。このバネ軸220は、一端部側が駆動側保持部としての保持部221を介してモータ駆動機構214を構成するステッピングモータ222に固定される一方、他端部側が停止レバー111に設けられるレバー側保持部としての保持部223に挿入される。この保持部223は、停止レバー111に固定され、回動軸115に対して他端側に設けられると共に上述の保持部219より内側に設けられる。バネ軸220の他端部は、この保持部223に対してその軸線方向に沿って相対移動可能に支持されている。また、このバネ軸220の他端部は、上述のバネ軸217の他端部が保持部219に挿入される方向とは逆方向からこの保持部223に挿入される。停止側圧縮バネ213は、保持部221と保持部223との間に保持され、その付勢力Bを保持部223を介して停止レバー111に作用させ、この停止レバー111を揺動停止位置側に付勢する。すなわち、停止側圧縮バネ213は、停止レバー111を、回動軸115を中心として図中反時計回りに回動可能な方向に付勢している。そして、待機側圧縮バネ212と停止側圧縮バネ213との付勢力は、停止レバー111が待機位置にある状態で、待機側圧縮バネ212の付勢力Aが停止側圧縮バネ213の付勢力Bより大きく設定されている。
そして、実施例1のモータ駆動機構114(図3参照)が待機側圧縮バネ112(図1参照)の付勢力Aの大きさを可変とするものであったのに対して、本実施例のモータ駆動機構214は、停止側圧縮バネ213の付勢力Bの大きさを可変とするものであり、上述のバネ軸217、バネ軸220及び駆動手段としてのステッピングモータ222を含んで構成される。このステッピングモータ222は、回転駆動することで停止側圧縮バネ213の一端部を保持する保持部221をバネ軸220と共に付勢方向に沿って移動可能である。これにより、停止側圧縮バネ213の付勢力Bの大きさを変更することができると共に待機側圧縮バネ212の付勢力Aと停止側圧縮バネ213の付勢力Bとのバランスを変更することで、停止レバー111を待機位置と揺動停止位置との間で往復回動させることができる。
上記のように構成されるインキ供給装置200の揺動制御機構210では、ステッピングモータ222を図中時計回りに回転駆動し、保持部221が保持部223から相対的に離間した位置(モータ−引き位置)とされると、ステッピングモータ222に設けられたバネ軸220がこの保持部221と共にステッピングモータ222側に接近する。すると、保持部221と保持部223との間隔が広くなることで、停止側圧縮バネ213が伸びてその付勢力Bが小さくなり、待機側圧縮バネ212の付勢力Aの方が大きくなる。この結果、この待機側圧縮バネ212の付勢力Aにより停止レバー111が回動軸115を中心として待機位置側(本図中時計回り)に回動し、停止レバー111の当接部116が揺動レバー108に接触しない待機位置に至る(呼出揺動−ON状態)。
そして、ステッピングモータ222を図中反時計回りに回転駆動し、保持部221が保持部223に対して相対的に接近した位置(モータ−押し位置)とされると、ステッピングモータ222に設けられたバネ軸220がこの保持部221と共にステッピングモータ222から離間する。すると、保持部221と保持部223との間隔が狭くなることで、停止側圧縮バネ213が圧縮されてその付勢力Bが大きくなり、この付勢力Bが待機側圧縮バネ212の付勢力Aよりも大きくなる。この結果、この停止側圧縮バネ213の付勢力Bにより停止レバー111が回動軸115を中心として揺動停止位置側(本図中反時計回り)に回動し、当接部116が揺動レバー108のインキ元ローラ104側の側面近傍に移動し、この状態で、前述した実施例1と同じように、揺動レバー108が当接部116から離間する方向に揺動した際に当接部116は揺動レバー108の側部表面に沿って図中下方に移動し、図8に示したようなこの揺動レバー108とインキ元ローラ104との間の揺動停止位置に至る(呼出揺動−OFF状態)。
このように本実施例のインキ供給装置200にあっては、インキ壺101からインキ元ローラ104により取り出したインキを、揺動レバー108と共に揺動する呼出ローラ105を経てインキ受渡ローラとしての往復ローラ106aへ供給するインキ供給装置100において、揺動レバー108に当接する揺動停止位置と揺動レバー108から離間した待機位置との間を往復回動可能な停止レバー111と、停止レバー111を待機位置側に付勢する待機側圧縮バネ212と、停止レバー111を揺動停止位置側に付勢する停止側圧縮バネ213と、停止側圧縮バネ213の付勢力Bの大きさを可変とする付勢力可変手段としてのモータ駆動機構214とを備える。したがって、停止レバー111を待機側圧縮バネ212の付勢力Aと停止側圧縮バネ213の付勢力Bとのバランスを変更することで揺動停止位置と待機位置とに回動させることから、インキ供給装置200の耐久性を向上することができる。
さらに、このように本実施例のインキ供給装置200にあっては、停止側圧縮バネ213は、バネ軸220が挿入されると共に、一端部が停止レバー111に設けられる保持部223により保持され、他端部が付勢方向に沿って移動可能な保持部221により保持され、モータ駆動機構214は、保持部221が固定され、この保持部221を保持部223に対して接近離間可能なステッピングモータ222を有する。したがって、停止側圧縮バネ213を保持部223と保持部221により保持し、ステッピングモータ222によりこの保持部221を保持部223に対して接近離間させることで、停止側圧縮バネ213を伸長、圧縮させ、保持部223を介して停止レバー111に作用させる付勢力Bの大きさを変更することができる。この結果、待機側圧縮バネ212と停止側圧縮バネ213との付勢力のバランスを変更し、停止レバー111を回動することができる。
さらに、このように本実施例のインキ供給装置200にあっては、モータ駆動機構214は、停止側圧縮バネ213の付勢力Bの大きさを可変とする。したがって、モータ駆動機構214により停止側圧縮バネ213の付勢力Bの大きさを可変とすることで、停止側圧縮バネ213の付勢力Bを待機側圧縮バネ212の付勢力Aより大きく設定して停止レバー111を揺動停止位置まで回動させ、停止側圧縮バネ213の付勢力Bを待機側圧縮バネ212の付勢力Aより小さく設定して停止レバー111を待機位置まで回動させることができる。そして、仮にこのモータ駆動機構214のステッピングモータ222が壊れて、停止側圧縮バネ213の付勢力Bを待機側圧縮バネ212の付勢力Aより大きく設定することができなくなっても、停止レバー111を待機位置で留まらせておくことができるので、呼出ローラ105が揺動することによる往復ローラ106aへのインキの供給ができずに印刷自体が全くできないという事態を回避することができる。
なお、上述した本発明の実施例に係るインキ供給装置及び印刷機は、上述した実施例に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。以上の説明では、本発明のインキ供給装置は、片面カラー印刷の枚葉印刷機1に適用した場合で説明したが、これに限らず、例えば、両面カラー印刷の印刷機に適用してもよい。また、以上の説明では、本発明の駆動手段は、ステッピングモータ122、222を用いるものとして説明したが、これに限らず、例えば、エアシリンダなどを用いる構成としてもよい。
本発明に係るインキ供給装置及び印刷機は、耐久性の向上を図ったものであり、種々のインキ供給装置及び印刷機に適用して好適である。
本発明の実施例1に係るインキ供給装置が適用される枚葉印刷機の模式的概略構成図である。 本発明の実施例1に係るインキ供給装置の概略構成図である。 本発明の実施例1に係るインキ供給装置の揺動制御機構の概略構成図である。 本発明の実施例1に係るインキ供給装置の揺動制御機構の動作を説明する概略図である。 本発明の実施例1に係るインキ供給装置の揺動制御機構の動作を説明する概略図である。 本発明の実施例1に係るインキ供給装置の揺動制御機構の動作を説明する概略図である。 本発明の実施例1に係るインキ供給装置の揺動制御機構の動作を説明する概略図である。 本発明の実施例2に係るインキ供給装置の揺動制御機構の概略構成図である。 他のインキ供給装置の概略構成図である。 他のインキ供給装置の動作を説明する概略図である。 他のインキ供給装置の動作を説明する概略図である。 他のインキ供給装置の動作を説明する概略図である。 他のインキ供給装置の動作を説明する概略図である。
符号の説明
1 枚葉印刷機(印刷機)
2 給紙部
3 印刷部
4 排紙部
100、200 インキ供給装置
101 インキ壺(インキ溜め)
104 インキ元ローラ
105 呼出ローラ
106a 往復ローラ(インキ受渡ローラ)
108 揺動レバー
110、210 揺動制御機構
111 停止レバー
112、212 待機側圧縮バネ
113、213 停止側圧縮バネ
114、214 モータ駆動機構(付勢力可変手段)
115 回動軸
116 当接部
117、120、217、220 バネ軸
118、119、218、219 保持部
121、221 保持部(駆動側保持部)
123、223 保持部(レバー側保持部)
122、222 ステッピングモータ(駆動手段)

Claims (7)

  1. インキ溜めからインキ元ローラにより取り出したインキを、揺動レバーと共に揺動する呼出ローラを経てインキ受渡ローラへ供給するインキ供給装置において、
    前記揺動レバーに当接する揺動停止位置と前記揺動レバーから離間した待機位置との間を往復回動可能な停止レバーと、
    前記停止レバーを待機位置側に付勢する待機側圧縮バネと、
    前記停止レバーを揺動停止位置側に付勢する停止側圧縮バネと、
    前記待機側圧縮バネ又は前記停止側圧縮バネの付勢力の大きさを可変とする付勢力可変手段とを備えることを特徴とする、
    インキ供給装置。
  2. 前記待機側圧縮バネと前記停止側圧縮バネとは、前記停止レバーが前記待機位置にある状態で、前記待機側圧縮バネの付勢力が前記停止側圧縮バネの付勢力より大きく設定されることを特徴する、
    請求項1に記載のインキ供給装置。
  3. 前記停止レバーは、前記回動の中心に対して一端側に前記揺動レバーとの当接部が設けられる一方、他端側に前記待機側圧縮バネと前記停止側圧縮バネとが付勢方向が対向するように設けられることを特徴とする、
    請求項1又は請求項2に記載のインキ供給装置。
  4. 前記待機側圧縮バネ又は前記停止側圧縮バネの一方は、バネ軸が挿入されると共に、一端部が停止レバーに設けられるレバー側保持部により保持され、他端部が付勢方向に沿って移動可能な駆動側保持部により保持され、
    前記付勢力可変手段は、前記駆動側保持部が固定され、該駆動側保持部を前記レバー側保持部に対して接近離間可能な駆動手段を有することを特徴とする、
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のインキ供給装置。
  5. 前記駆動手段は、ステッピングモータにより構成されることを特徴とする、
    請求項4に記載のインキ供給装置。
  6. 前記付勢力可変手段は、前記停止側圧縮バネの付勢力の大きさを可変とすることを特徴とする、
    請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のインキ供給装置。
  7. シートを繰り出して給紙する給紙部と、
    インキ溜めからインキ元ローラにより取り出したインキを、揺動レバーと共に揺動する呼出ローラを経てインキ受渡ローラへ供給するインキ供給装置を有すると共に前記給紙部から給紙された前記シートに印刷を施す印刷部と、
    前記印刷部で印刷が施された前記シートを排紙する排紙部とを備え、
    前記インキ供給装置は、前記揺動レバーに当接する揺動停止位置と前記揺動レバーから離間した待機位置との間を往復回動可能な停止レバーと、
    前記停止レバーを待機位置側に付勢する待機側圧縮バネと、
    前記停止レバーを揺動停止位置側に付勢する停止側圧縮バネと、
    前記待機側圧縮バネ又は前記停止側圧縮バネの付勢力を可変とする付勢力可変手段とを備えることを特徴とする、
    印刷機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108528038A (zh) * 2018-03-30 2018-09-14 重庆川之舟印务设计有限公司 一种广告印刷装置

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