JP2008238404A - 冊子頁めくり装置および冊子頁めくり方法 - Google Patents

冊子頁めくり装置および冊子頁めくり方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008238404A
JP2008238404A JP2007077664A JP2007077664A JP2008238404A JP 2008238404 A JP2008238404 A JP 2008238404A JP 2007077664 A JP2007077664 A JP 2007077664A JP 2007077664 A JP2007077664 A JP 2007077664A JP 2008238404 A JP2008238404 A JP 2008238404A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turning
roller
page
booklet
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007077664A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Takegawa
達也 武川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2007077664A priority Critical patent/JP2008238404A/ja
Publication of JP2008238404A publication Critical patent/JP2008238404A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

【課題】反転したい通帳の頁を確実に持ち上げた状態から、通帳の頁を確実に反転させて頁めくりを行うことのできる通帳頁めくり装置を提供する。
【解決手段】通帳頁めくり装置1000は、回転軸CA−CAを中心に回転可能なホルダ40と、回転軸CB―CBを中心に回転可能にホルダ40に保持され、搬送路11上の通帳の頁に接するめくりローラ50と、回転軸CA−CAを中心としてめくりローラ50を公転させるローラ公転手段と、回転軸CB―CBを中心としてめくりローラを自転させるローラ自転手段とを備えている。そして、ローラ公転手段およびローラ自転手段を回転させることにより通帳の頁を持ち上げて、頁が持ち上がった通帳を搬送ローラ部20、30で搬送することにより、通帳の頁を反転させている。
【選択図】図1

Description

本発明は、冊子頁めくり装置および冊子頁めくり方法に関し、特に複数枚のシートが重ねられて綴じ部で綴られた通帳等の冊子の頁めくりを行う冊子頁めくり装置および冊子頁めくり方法に関する。
従来から、冊子頁めくり装置として、例えば、通帳頁めくり装置が広く知られている。この通帳頁めくり装置は、例えば、郵便局や銀行等の金融機関に設置された現金自動支払機に使用されており、現金自動支払機内で通帳に取引データを印字する際に当該通帳の頁めくりを行うために用いられる。
従来の通帳頁めくり装置の一例について、図に基づいて説明する。従来の通帳めくり装置の基本的な頁めくりの流れを図8〜図10に示す。まず、従来の通帳頁めくり装置の構成について簡単に説明する。従来の通帳頁めくり装置では、めくりローラ531が搬送ローラ511、512および搬送ローラ521、522の間に設けられている。また、付勢ローラ540がめくりローラ531に対向して設けられている。めくりローラ531の外周の一部にはめくりゴム532が設けられている。
次に、従来の通帳めくり装置の基本的な頁めくり動作の流れを図に基づいて説明する。まず、搬送ローラ511、512により、見開き状態の通帳600を頁めくり位置(頁めくりを行うための所定位置)まで搬送して停止する(図8(a))。次に、付勢ローラ540を通帳600の方向(矢印Pの方向)に移動させ、めくりローラ531を時計回りの方向(矢印Qの方向)に回転させて、めくりローラ531のめくりゴム532を通帳600に接触させる(図8(b))。
次に、めくりゴム532が通帳600に接触した状態で、めくりローラ531を矢印Qの方向(時計回り方向)に更に回転させることにより、通帳600の頁(紙)601の先端部601aがめくりゴム532とともに移動する。これにより、頁601の先端部601aは、めくりローラ531の下側を通過して通帳600の綴じ部602の方向に移動して、頁601の先端部601aおよび綴じ部602の間が膨らんだ状態となる(図8(c)、図9(a)、図9(b))。
次に、めくりローラ531を矢印Qの方向に更に回転させることにより、頁601の復元力が作用して、頁601の先端部601aがめくりローラ531の上側に配置された状態となる(図9(c))。このとき、めくりローラ531のめくりゴム532は、大きく回転した位置まで移動して、最も高い位置の近くに達している。
そして、搬送ローラ511、512、521、522を矢印L、M、R、Sの方向にそれぞれ回転させることにより、綴じ部602がめくりローラ531の下側を通過する方向(矢印Tの方向)に通帳600を搬送させて、持ち上げられた頁601を反転させる(図10(a)、図10(b))。これにより、通帳600の頁めくり動作が完了する。
なお、通帳頁めくり装置の一例が、例えば特許文献1にも開示されている。
特開2001−205958号公報
しかしながら、図8〜図10で示される従来の通帳頁めくり装置では、以下に説明するように、通帳600の頁601が反転されず、頁601がめくりローラ531および付勢ローラ540の間に挟まってしまう等、頁めくり動作が完全に行われない場合が生じるという問題があった。
通常、頁めくり動作が正常に行われる場合は、図9(b)、図9(c)および図10(a)に示されるように、めくりローラ531により、紙601の先端部601aがめくりローラ531の上側に配置されるまで、通帳600の紙601を持ち上げた後、搬送ローラ511、512、521、522により、通帳600を矢印Tの方向に搬送させて、持ち上げられた頁601を反転させている。
しかしながら、上記の過程では、めくりゴム532がかなり大きく回動し、最高点付近に達するまで、めくりゴム532が頁601に接触し続け、頁601を引っ張り上げることが求められる。めくりゴム532の位置が高くなると、めくりゴム601と頁601の接触状態が不安定になり、頁601がめくりゴムから滑りやすくなる。図11は、このような滑りが生じた場合を示している。
図11に示されるように、めくりローラ531を矢印Qの方向に回転させても、頁601の表面で滑ってしまい、頁601の先端部601aがめくりローラ531の上側に配置されるまで、頁601を持ち上げられず(図11(a))、この状態のまま、搬送ローラ511、512、521、522により、通帳600を矢印Tの方向に搬送させた結果(図11(b))、頁601が折り畳まれた状態でめくりローラ531および付勢ローラ540の間に挟まってしまってしまい(図11(c))、通帳600が破損してしまう。
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたもので、反転したい冊子の頁を確実に持ち上げた状態から、冊子の頁を確実に反転させて頁めくりを行うことができる冊子頁めくり装置および冊子頁めくり方法を提供することを目的とする。
本発明に係る冊子頁めくり装置は、複数枚のシートが重ねられて綴じ部で綴られた冊子を搬送路上で搬送する搬送手段と、前記搬送手段と連動して、前記搬送路上で搬送される前記冊子の頁めくりを行う頁めくり手段とを備え、前記頁めくり手段は、前記搬送路に対向して配置され、ホルダ回転軸を中心に回転可能なホルダと、前記ホルダ回転軸からオフセットしたローラ回転軸を中心に回転可能に前記ホルダに保持され、前記搬送路上の前記冊子の頁に接するめくりローラと、前記ホルダ回転軸を中心に前記ホルダを回転させて、前記ホルダに保持された前記めくりローラを、前記ホルダ回転軸を中心として公転させるローラ公転手段と、前記ローラ回転軸を中心として前記めくりローラを自転させるローラ自転手段とを備え、前記ローラ公転手段は、前記搬送路上の冊子に接する位置から前記綴じ部に近づくとともに前記搬送路から離れる公転方向へ、前記ホルダ回転軸を中心に前記めくりローラを公転させ、前記ローラ自転手段は、前記公転方向と同じ回転方向に前記ローラ回転軸を中心に前記めくりローラを自転させ、前記搬送手段は、前記めくりローラの自転および公転によって頁が持ち上がった前記冊子を搬送することにより、前記冊子の頁を反転させる構成を有している。
この構成により、めくりローラを公転および自転させながら冊子の頁をめくるので、冊子の頁をより早く持ち上げることができる。従って、めくりローラを大きく回転させなくても、冊子の頁を反転のために必要な高さまで持ち上げられる。すなわち、めくりローラと冊子の頁との間で良好な接触状態を維持しつつ、冊子の頁を必要なだけ持ち上げることができる。この結果、反転したい冊子の頁を確実に持ち上げた状態から、冊子の頁を確実に反転させて頁めくりを行うことができる。そして、不完全なめくり動作を抑止することができ、頁が折れ曲がる等の通帳の破損を抑止することができる。
また、本発明に係る冊子頁めくり装置において、前記ローラ自転手段は、前記ホルダ回転軸上に配置された駆動ギアと、前記ローラ回転軸上に配置されて前記めくりローラに取り付けられた従動ギアとを含むギア駆動手段である。
この構成により、ローラ自転手段がギア駆動手段によって構成されるので、駆動ギアと従動ギアとの間のギア比を調整することにより、めくりローラの自転速度を容易に調整することができる。
また、本発明に係る冊子頁めくり装置において、前記駆動ギアは、前記ホルダ回転軸上で回転不能に固定されている。
この構成により、ホルダ回転軸を中心にホルダを回転させることにより、駆動ギアが回転せずとも、従動ギアが回転し、めくりローラが回転する。従って、簡易な構成により、ホルダの回転に連動させて、めくりローラを回転させることができる。
また、本発明に係る冊子頁めくり装置において、前記駆動ギアを回転させるギア回転手段を備え、前記駆動ギアは、前記ギア回転手段によって前記ホルダ回転軸上で回転可能に設けられた構成を有している。
この構成により、駆動ギアをギア回転手段により回転させることができるので、めくりローラを自在に自転させることができる。この結果、冊子の頁をめくりローラおよびホルダの上に持ち上げる際に、めくりローラの自転動作に対して多様な調整を行うことができる。
本発明に係る冊子頁めくり方法は、複数枚のシートが重ねられて綴じ部で綴じられた冊子を搬送路上の所定の頁めくり位置に配置し、前記搬送路に対向して設けられためくりローラを、前記頁めくり位置に配置されている前記冊子に接する位置から前記綴じ部に近づくとともに前記搬送路から離れる公転方向へ公転させ、かつ、前記公転方向と同じ回転方向に自転させ、前記めくりローラの自転および公転によって頁が持ち上がった前記冊子を搬送することにより、前記冊子の頁を反転させる。この冊子頁めくり方法によっても、上述した本発明の利点が得られる。
本発明は、めくりローラを公転および自転させながら冊子の頁をめくるので、反転したい冊子の頁を確実に持ち上げた状態から、冊子の頁を確実に反転させて頁めくりを行うことができるという効果を有する冊子頁めくり装置および冊子頁めくり方法を提供することができるものである。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態に係る冊子頁めくり装置について、図面を用いて説明する。本実施の形態における冊子頁めくり装置は、通帳頁めくり装置である。この通帳頁めくり装置は、例えば、郵便局や銀行等の金融機関に設置された現金自動支払機に使用されており、現金自動支払機内で通帳に取引データを印字する際に当該通帳の頁めくりを行うために用いられる。
本発明の第1の実施の形態における通帳頁めくり装置の外観斜視図を図1に示す。また、通帳頁めくり装置のめくりローラホルダ、めくりローラおよびめくりローラ軸の分解斜視図を図2に示す。
図1において、本発明の第1の実施の形態に係る通帳頁めくり装置1000は、ケース10と、搬送ローラ部20、30と、めくりローラホルダ40と、めくりローラ50と、めくりローラ軸60と、めくりローラレバー71、72と、ガイド80、90と、めくりローラホルダ駆動モータ100と、めくりローラレバー駆動モータ110と、駆動ギア120と、従動ギア130とを備えている。
ケース10は、箱型に形成されており、上面には、通帳(不図示)を搬送するための搬送路11が設けられている。また、ケース10の上面であって、搬送路11や搬送ローラ部20、30や、めくりローラホルダ40の周りには、カバー12が設けられている。
搬送手段としての搬送部20、30は、円柱形状の搬送ローラ21、31と、円棒形状の軸部22、32とを備え、軸部22、32の中心を中心軸として回転可能に軸支されている。また、更に搬送ローラ21、31に対向して、別の搬送ローラ(下搬送ローラとする(不図示))が設けられている。また、搬送ローラ21と搬送ローラ31との間には、めくりローラ50が取り付けられためくりローラホルダ40と、めくりローラ軸60とが、配設されている。搬送部20、30は、搬送ローラ21、31と下搬送ローラとの間で、搬送路11上の通帳を挟んだ状態で、搬送ローラ21、31および下搬送ローラを回転させることにより、通帳を搬送路11上で搬送する。
めくりローラホルダ40は、円筒形状に形成された軸部41と、めくりローラを保持するための保持部42とから構成されている。また、めくりローラホルダ40は、搬送路11に対向して配置されており、めくりローラレバー71の先端部に回転軸CA−CA(ホルダ回転軸)を中心に回転可能に取り付けられている。図2に示されるように、保持部42内には、めくりローラ50を保持するためのリンク43、44が取り付けられている。更に、保持部内42には駆動ギア120が組み込まれており、駆動ギア120は後述のように、めくりローラ軸60に固定されている。
めくりローラ50は、円柱形状に形成された接触ローラ51と、この接触ローラ51の両端に設けられた一対の軸部52a、52bとから構成されている。軸部52a、52bは、保持部42内に取り付けられるリンク43、44の開口穴43a、44aによって支持される。これによって、めくりローラ50は、回転軸CB−CB(ローラ回転軸)を中心に回転可能に、めくりローラホルダ40に保持される。
回転軸CB−CB(ローラ回転軸)は、回転軸CA−CA(ホルダ回転軸)をオフセットした位置に設定されている。このときのオフセット量は、めくりローラホルダ40が回転した際に、めくりローラ50が搬送路11上の通帳(不図示)の頁に接するように、調整されている。接触ローラ51の外周面は、通帳(不図示)の頁との接触状態をできるだけ維持できるように、粘性ゴム等の摩擦係数の高い材料により形成されている。軸部52a、52b端部は、保持部42内に形成された凹部42a、42bに収容される。
めくりローラ軸60は、円柱棒状に形成されており、めくりローラホルダ40の軸部41の円筒内に貫通するように設けられている。また、めくりローラ軸60は、リンク43、44の開口穴43b、44bに挿入される。めくりローラ軸60は、その中心軸が回転軸CA−CAと重なるように設けられている。めくりローラ軸60は、めくりローラレバー71、72の先端部に回転不能に取り付けられている。めくりローラ軸60の下部には平面状の面取り部60aが形成され、このめくりローラ軸60の面取り部60aに対応して駆動ギア120の開口穴120aが形成されており、めくりローラ軸60と駆動ギア120の開口穴120aとが互いに嵌り合っている。面取り部60aを設けることにより、駆動ギア120がめくりローラ軸60に回転不能に取り付けられる。
めくりローラレバー71、72は、ケース10に回転軸CC−CCを中心に回転可能に取り付けられている。また、めくりローラレバー71、72を搬送ローラ部30側または搬送ローラ部40側に回転移動させることにより、めくりローラ50が、搬送路11の通帳(不図示)に接触できる位置に配置される。
ガイド80、90は、搬送ローラ部20、30側からめくりローラホルダ40側に向けて、搬送路11から離れる方向に延出して設けられている。ガイド80、90は、搬送ローラ部20、30の軸部22、32の中心軸を中心に回転可能に、支持部81a、81b、91a、91bにより支持されている。ガイド80、90は、通帳(不図示)の頁めくりがスムーズに行われるように搬送路11上の通帳の頁を案内するために設けられている。
めくりローラホルダ駆動モータ100は、めくりローラホルダ40を回転軸CA−CA(ホルダ回転軸)を中心に回転させるために、ケース10内に取り付けられている。めくりローラホルダ駆動モータ100の回転軸(不図示)の先端部にはギア(不図示)が取り付けられており、このギアが、回転軸CC−CCを中心に回転可能に軸支されたギア101と噛み合っている。これにより、めくりローラホルダ駆動モータ100を駆動することによって、ギア101が回転する。
また、回転軸CC−CCおよび回転軸CA−CAの間には、ギア101の回転に応じてめくりローラホルダ40が回転するように、回転ベルト102が取り付けられている。このようにして、めくりローラホルダ駆動モータ100の回転による動力が、めくりローラホルダ駆動モータ100の回転軸の先端部に取り付けられたギアと、ギア101と、回転ベルト102とを介して、めくりローラホルダ40に伝達されて、めくりローラホルダが回転軸CA−CA(ホルダ回転軸)を中心に回転する。
めくりローラレバー駆動モータ110は、めくりローラレバー71、72を回転軸CC−CCを中心に回転移動させるために、ケース10内に取り付けられている。めくりローラレバー駆動モータ110の回転軸110aの先端部には、ギア110bが取り付けられている。このギア110bはギア111と噛み合っており、めくりローラレバー駆動モータ110を駆動することによりギア111が回転する。
また、ギア112が、ギア111と同じの回転軸を中心に回転可能に、ギア111と一体に設けられている。めくりローラレバー駆動モータ110を駆動することにより、ギア112がギア111とともに回転する。また、ギア113が回転軸CC−CCを中心に回転可能に設けられている。このギア113がギア112と噛み合っており、ギア112の回転に応じてギア113が回転する。
ギア113はめくりローラレバー71に回転不能に取り付けられており、上述の通り、めくりローラレバー71はケース10に回転可能に取り付けられている。従って、ギア113の回転に応じて、めくりローラレバー71、72が回転移動する。このようにして、めくりローラレバー駆動モータ110の回転による動力が、めくりローラレバー駆動モータ110のギア110aと、ギア111、112、113とを介して、めくりローラレバー71、72に伝達されて、めくりローラレバー71、72が回転軸CC−CCを中心に搬送ローラ30または搬送ローラ40側に回転移動する。そして、めくりローラレバー71の先端部に取り付けられためくりローラホルダ40が、搬送路11に近接して配置される。これにより、めくりローラ50が、搬送路11の通帳(不図示)に接触できる位置に配置される。
駆動ギア120および従動ギア130の構成については、図2および図3を用いて詳細に説明する。本発明の第1の実施の形態における通帳頁めくり装置の駆動ギアおよび従動ギアの関係を図3に模式的に示す。
駆動ギア120は、円盤形状に形成されており、その外周部には複数の歯が形成されている。但し、図では歯の形状は省略されている。駆動ギア120は、めくりローラ軸60が回転不能に挿入された状態で、保持部42内に収容される。これにより、駆動ギア120が回転軸CA−CA(ホルダ回転軸)上に配置される。駆動ギア120には開口穴120aが形成されており、めくりローラ軸60の下部に形成された面取り部60aと互いに嵌り合う。このようにして、駆動ギア120は、めくりローラレバー71、72に回転不能に支持されためくりローラ軸60に固定され、駆動ギア120は回転軸CA−CA上で回転不能に固定される。
従動ギア130は、円盤形状に形成されており、その外周部には複数の歯が形成されている。但し、図では歯の形状は省略されている。従動ギア130は、回転軸CB−CB(ローラ回転軸)上であって、めくりローラ50の接触ローラ51の端部に回転不能に固定されている。従って、従動ギア130は、めくりローラホルダ40に対しては、回転軸CB−CBを中心に回転可能である。めくりローラ50を保持部42に取り付けることにより、従動ギア130が駆動ギア120と噛み合う。
次に、めくりローラ50の回転動作の原理について、図に基づいて説明する。図3に示されるように、駆動ギア120と従動ギア130とが互いに噛み合っている。また、めくりローラ軸60は、めくりローラレバー71に回転不能に取り付けられており、駆動ギア120は、めくりローラ軸60に回転不能に取り付けられている。また、従動ギア130は、めくりローラ50に固定されており、従動ギア130およびめくりローラ50は、めくりローラホルダ40に対して回転可能である。
めくりローラホルダ駆動モータ100の駆動によって、めくりローラホルダ40が回転軸CA―CA(ホルダ回転軸)を中心に矢印A方向に回転する。これにより、ローラ50が回転軸CA―CA(ホルダ回転軸)を中心に矢印A方向に公転する。めくりローラホルダ駆動モータ100とその回転伝達機構(ベルト102等)は本発明のローラ公転手段である。
また、同時に、めくりローラホルダ40の回転によって、駆動ギア120が従動ギア130を回転軸CB−CB(ローラ回転軸)を中心に矢印B方向に回転させる。駆動ギア120が固定されているので、従動ギア130は駆動ギア120の周りを転がるように回転する。従動ギア130はめくりローラ50に固定されているので、従動ギア130の回転により、めくりローラ50が回転軸CB−CBを中心に矢印B方向に自転する。駆動ギア120および従動ギア130は、本発明におけるギア駆動手段である。なお、ギア駆動手段は、駆動ギア120および従動ギア130を含んで構成されていればよく、駆動ギア120および従動ギア130の間にギア等を含んで構成されてもよい。そして、ギア駆動手段は本発明のローラ自転手段である。
めくりローラホルダ40と、めくりローラ50と、ローラ公転手段としてのめくりローラホルダ駆動モータ100(とその回転伝達機構(ベルト102等)む含む)と、ローラ自転手段としてのギア駆動手段(本実施の形態では、駆動ギア120および従動ギア130)とから、本発明の頁めくり手段が構成されている。めくり手段は、搬送部20、30と連動して、搬送路11上で搬送される通帳(不図示)の頁めくりを行う。
回転軸CA−CA上に固定された駆動ギア120と、駆動ギア120の周囲を公転しながら自転する従動ギア130との構成が、遊星ギア構造となっている。なお、上記駆動ギア120は、回転軸CA−CA上に固定されており、自ら回転しない。しかし、めくりローラホルダ40が駆動ギア120の周りを回転することにより、従動ギア130を駆動する役割を果たす。
次に、本発明の第1の実施の形態における通帳頁めくり装置1000の動作について、図に基づいて説明する。本発明の第1の実施の形態における通帳頁めくり装置の頁めくり動作の流れを図4〜図6に示す。
まず、本発明の第1の実施の形態における通帳頁めくり装置の頁めくり動作の流れを説明するに際して、必要な構成について説明する。図1〜図3で説明した符号に対応する構成については、同一符号を用いて説明する。
図4に示されるように、通帳2000は、複数枚のシートが重ねられて綴じ部2002で綴じられて構成されている。複数枚のシートはそれぞれ頁2001となり、当該通帳2000の頁2001は本発明の通帳頁めくり装置1000によって、めくることができる。なお、頁2001となる各シートは本実施形態では紙であるが、シート状のものであれば紙以外のものであってもよい。
搬送ローラ21、22に対向して、下搬送ローラ23、33が設けられている。搬送ローラ21および下搬送ローラ23により搬送ローラ部20が構成され、搬送ローラ31および下搬送ローラ33により搬送ローラ部30が構成される。搬送ローラ21と搬送ローラ31との間には、めくりローラホルダ40が配設されている。めくりローラホルダ40は、めくりローラレバー71に回転軸CA―CA(ホルダ回転軸)を中心に回転可能に取り付けられている。
めくりローラ50が、めくりローラホルダ40に、回転軸CB−CB(ローラ回転軸)を中心に回転可能に保持されている。めくりローラレバー71、72は、回転軸CC―CCを中心に回転可能に設けられている。通帳2000の頁めくり方向に応じて、搬送ローラ21側または搬送ローラ31側に向けて、めくりローラ50およびめくりローラホルダ40が移動するように、ローラレバー71、72がめくりローラレバー駆動モータ110により回転移動される。
具体的には、通帳2000の頁を搬送ローラ31側から搬送ローラ21側にめくる場合(図4紙面上において右側から左側にめくる場合)は、めくりローラ50およびめくりローラホルダ40が搬送ローラ31側に向けて移動するように、めくりローラレバー71、72が搬送ローラ31側に回転移動される。一方、通帳2000の頁を搬送ローラ21側から搬送ローラ31側にめくる場合(図4紙面上において左側から右側にめくる場合)は、めくりローラ50およびめくりローラホルダ40が搬送ローラ21側に向けて移動するように、めくりローラレバー71、72が搬送ローラ21側に回転移動される。本実施形態においては、搬送ローラ31側から搬送ローラ21側にめくる場合について、図に基づいて説明する。
搬送ガイド140は、搬送路11に沿って設けられている。搬送ガイド140は、搬送路11上に沿って、通帳2000が搬送されるように案内するために設けられている。付勢バネ150は、搬送路11に沿って設けられている。付勢バネ150は、めくりローラ50が搬送路11上の通帳2000の頁2001に接したときに、通帳2000をめくりローラ150側に付勢する。これにより、搬送路11上の通帳2000の頁2001とめくりローラ50とが、適当に接触する。なお、付勢バネ150の付勢力は、めくりローラレバー71、72の傾斜角度に応じて調整可能となっている。
次に、本発明の第1の実施の形態における通帳頁めくり装置の頁めくり動作の流れを図に基づいて説明する。まず、搬送ローラ21、31および下搬送ローラ23、33により、見開き状態の通帳2000を搬送路11上の頁めくり位置(頁めくりを行うための所定位置)まで搬送して停止する(図4(a))。
次に、めくりローラレバー71、72が搬送ローラ21側(矢印C方向)に回転移動された状態で、めくりローラホルダ40がローラホルダ駆動モータ100の駆動によって回転軸CA―CAを中心に矢印Dの方向に回転する。これに合わせて、めくりローラ50が、回転軸CA―CA(ホルダ回転軸)を中心に矢印Dの方向に回転して、めくりローラ50が搬送路11上の通帳2000の頁2001に接する(図4(b))。このとき、付勢バネ150の付勢力により、めくりローラ50が通帳2000の頁2001に接触する。また、めくりローラホルダ40およびめくりローラ50の回転を妨げないように、ガイド90が搬送路11から離れる方向に移動する。
めくりローラホルダ駆動モータ100の駆動によって、めくりローラホルダ40が更に回転して、めくりローラ50を、搬送路11上の通帳2000の頁2001に接する位置から綴じ部2002に近づくとともに搬送路11から離れる公転方向Fへ回転軸CA−CA(ホルダ回転軸)を中心に公転させる。このとき、駆動ギア120によって従動ギア130が回転され、めくりローラ50は公転方向Fと同じ方向のG方向に回転軸CB−CB(ローラ回転軸)を中心に自転する。
この結果、めくりローラ50が、頁2001の表面上で滑らずに、当該めくりローラ50と通帳2000の頁2001との接触状態を維持しつつ、当該めくりローラ50と頁2001との接触位置を先端部2001aに向けて徐々に移動させながら、頁2001を搬送路11から離れる方向に持ち上げる。これにより、頁2001の先端部2001aおよび綴じ部2002の間が膨らんだ状態となる(図5(a)、図5(b))。頁2001の先端部2001aおよび綴じ部2002の間が膨らむことによって、ガイド80が搬送路11から離れる方向に持ち上げられる。
そして、めくりローラ50と頁2001との接触状態を維持しつつ、更に、めくりローラ50が公転方向Fへ回転軸CA−CAを中心に公転するとともに、G方向に回転軸CB−CBを中心に自転することにより、頁2001の復元力が作用して、頁2001の先端部2001aがめくりローラホルダ40の上側に配置された状態となる(図6(a))。
このようにして、めくりローラ50は公転および自転しながら頁2001をめくる。従って、めくりローラ50は、単なる公転動作のみを行う場合よりも大きく頁2001を持ち上げられる。そして、図6(a)に示すように、めくりローラ50を大きく回転させないでも、めくりローラ50が比較的低い位置にいるときに、通帳2000の頁2001をめくりローラホルダ40の上側まで持ち上げることができる。ここで、めくりローラ50を大きく回転させない方が、めくりローラ50と頁2001との接触状態が安定する。従って、本実施の形態では、頁2001をめくり動作に必要な高さまで持ち上げる過程で、めくりローラ50と頁2001との間で良好な接触状態を維持できる。
また、頁2001の復元力を作用させるのに、ガイド80が有効に機能する。すなわち、ガイド80が先端部2001aおよび綴じ部2002の間で膨らんだ頁2001の中央部を搬送路11の方向に向けて、ガイド80により押圧することにより、頁2001の復元力が有効に作用する。
そして、搬送ローラ20、30および下搬送ローラ23、33を矢印H、I、J、Kの方向にそれぞれ回転させることにより、綴じ部2002がめくりローラホルダ40の下側を通過する方向(矢印Xの方向)に通帳2000を搬送させて、持ち上げられた頁2001を反転させる(図6(b))。これにより、通帳2000の頁めくり動作が完了する。
以上の通り、本発明の第1の実施の形態にかかる通帳頁めくり装置1000により、めくりローラ50を公転および自転させながら通帳2000の頁2001をめくることができるので、通帳2000の頁2001をより早く持ち上げることができる。従って、めくりローラ50を大きく回転させなくても、通帳2000の頁2001を反転のために必要な高さまで持ち上げられる。すなわち、めくりローラ50と通帳2000の頁2001との間で良好な接触状態を維持しつつ、通帳2000の頁2001を必要なだけ持ち上げることができる。この結果、反転したい通帳2000の頁2001を確実に持ち上げた状態から、通帳2000の頁2001を確実に反転させて頁めくりを行うことができる。そして、不完全なめくり動作を抑止することができ、頁2001が折れ曲がる等の通帳2000の破損を抑止することができる。
また、本発明の第1の実施の形態にかかる通帳頁めくり装置1000では、ローラ自転手段が駆動ギア120および従動ギア130を含むギア駆動手段によって構成されるので、駆動ギア120と従動ギア130との間のギア比を調整することにより、めくりローラ50の自転速度を容易に調整することができる。
また、本発明の第1の実施の形態にかかる通帳頁めくり装置1000では、駆動ギア130が回転軸CA−CA(ホルダ回転軸)上で回転不能に固定されているので、ホルダ回転軸を中心にめくりローラホルダ40を回転させることにより、駆動ギア120が回転せずとも、従動ギア130が回転し、めくりローラ50が回転する。従って、簡単な構成により、めくりローラホルダ40の回転に連動させて、めくりローラ50を回転させることができる。
(第2の実施の形態)
以下、本発明の第2の実施の形態に係る冊子頁めくり装置について、図面を用いて説明する。本実施の形態における冊子頁めくり装置も、第1の実施の形態と同様に、通帳頁めくり装置である。本発明の第2の実施の形態における通帳頁めくり装置の外観斜視図を図7に示す。
本発明の第1の実施の形態における通帳頁めくり装置1000では、めくりローラ軸60は、めくりローラレバー71、72の先端部に回転不能に取り付けられているのに対し、本発明の第2の実施の形態における通帳頁めくり装置1100では、めくりローラ軸60は、めくりローラレバー71、72の先端部に回転可能に取り付けられている点で相違する。
そして、本発明の第2の実施の形態における通帳頁めくり装置1100は、第1の実施の形態における通帳頁めくり装置1000の各構成要素に追加して、めくりローラ軸駆動モータ160と、当該めくりローラ軸駆動モータ160の動力をめくりローラ軸60に伝達するために設けられたギア161およびベルト162を備えている。なお、めくりローラホルダ40、めくりローラ50およびめくりローラ軸60の各関係については、第1の実施の形態と同様であって、図2で示される通りである。駆動ギア120および従動ギア130の関係についても、第1の実施の形態と同様であって、図3で示される通りである。
めくりローラ軸駆動モータ160は、駆動ギア130が回転不能に取り付けられためくりローラ軸60を回転軸CA−CAを中心に回転させるために、ケース10内に取り付けられている。めくりローラ軸駆動モータ160の回転軸160aの先端部にはギア160bが取り付けられており、このギア160bが、回転軸CC−CCを中心に回転可能に軸支されたギア161と噛み合っている。これにより、めくりローラ軸駆動モータ160を駆動することによって、ギア161が回転する。
また、回転軸CC−CCおよび回転軸CA−CAの間には、ギア161の回転に応じてめくりローラ軸60が回転するように、ベルト161が取り付けられている。このようにして、めくりローラ軸駆動モータ160の回転による動力が、めくりローラ軸駆動モータ160の回転軸160aの先端部に取り付けられたギア160bと、ギア161と、ベルト162とを介して、めくりローラ軸60に伝達されて、めくりローラ軸60が回転軸CA−CAを中心に回転する。
これにより、めくりローラ軸60に回転不能に取り付けられた駆動ギア120が、回転軸CA−CA(ホルダ回転軸)を中心に回転する。そして、駆動ギア120に噛み合っている従動ギア130が回転され、めくりローラ50が回転軸CB−CB(ローラ回転軸)を中心に回転する。めくりローラ軸駆動モータ160とその回転伝達機構(ベルト162等)は、本発明のギア回転手段である。
以上の通り、ローラ軸駆動モータ160を設けたので、駆動ギア130を回転させることができ、めくりローラ50を自在に自転させることができる。この点に関し、第1の実施の形態では、駆動ギア120が固定されていたので、駆動ギア120と従動ギア130のギア比によって、めくりローラ50の自転動作が自ずと決まっていた。これに対して、第2の実施の形態では、駆動ギア120の回転制御により、めくりローラ50の自転動作を能動的かつ接触的に制御できる。その結果、通帳2000の頁2001をめくりローラ50およびめくりローラホルダ40の上に持ち上げる際に、めくりローラ50の自転動作に対して多様な調整を行うことができる。
より詳細には、本実施の形態では、めくりローラ軸駆動モータ160により駆動ギア130の回転を調整することによって、めくりローラ50の自転動作に対して回転速度を可変させるなど多様な調整を行うことができる。例えば、めくりローラ50の自転速度を増速したり、減速したりすることができる。また、必要に応じて、めくりローラ50を停止することも可能である。このような制御を、めくりローラ50の公転角度に応じて任意かつ可変に行うこともできる。
このような自転動作の調整により、通帳2000の頁2001をめくりローラ50およびめくりローラホルダ40の上に持ち上げる際に、綴じ部2002から先端部2001aへの間でのめくりローラ50と頁2001との接触位置の移動量や移動速度を自在に調整することができる。
そして、こうした調整により、めくりローラ50と通帳2000の頁2001との間で良好な接触状態をより確実に安定して維持しつつ、めくりローラホルダ40を大きく回転させないで、通帳2000の頁2001をめくりローラ50およびめくりローラホルダ40の上に持ち上げることが可能となる。この結果、反転したい通帳2000の頁2001をより確実に安定して持ち上げた状態から、通帳2000の頁2001をより確実に安定して反転させて頁めくりを行うことができる。
以上、本発明の実施の形態を例示により説明したが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではなく、請求項に記載された範囲内において目的に応じて変更・変形することが可能である。
以上のように、本発明は、反転したい冊子の頁を確実に持ち上げた状態から、冊子の頁を確実に反転させて頁めくりを行うことができるという効果を有し、特に複数枚のシートが重ねられて綴じ部で綴られた通帳の頁めくりを行う通帳頁めくり装置等に有用である。
本発明の第1の実施の形態における通帳頁めくり装置の外観斜視図 本発明の第1の実施の形態における通帳頁めくり装置のめくりローラホルダ、めくりローラおよびめくりローラ軸の分解斜視図 本発明の第1の実施の形態における通帳頁めくり装置の駆動ギアおよび従動ギアの関係を模式的に示す図 (a) 本発明の第1の実施の形態における通帳頁めくり装置の頁めくり動作の流れを示す図 (b) 本発明の第1の実施の形態における通帳頁めくり装置の頁めくり動作の流れを示す図 (a) 本発明の第1の実施の形態における通帳頁めくり装置の頁めくり動作の流れを示す図 (b) 本発明の第1の実施の形態における通帳頁めくり装置の頁めくり動作の流れを示す図 (a) 本発明の第1の実施の形態における通帳頁めくり装置の頁めくり動作の流れを示す図 (b) 本発明の第1の実施の形態における通帳頁めくり装置の頁めくり動作の流れを示す図 本発明の第2の実施の形態における通帳頁めくり装置の外観斜視図 (a) 従来の通帳めくり装置の基本的な頁めくりの流れを示す図 (b) 従来の通帳めくり装置の基本的な頁めくりの流れを示す図 (c) 従来の通帳めくり装置の基本的な頁めくりの流れを示す図 (a) 従来の通帳めくり装置の基本的な頁めくりの流れを示す図 (b) 従来の通帳めくり装置の基本的な頁めくりの流れを示す図 (c) 従来の通帳めくり装置の基本的な頁めくりの流れを示す図 (a) 従来の通帳めくり装置の基本的な頁めくりの流れを示す図 (b) 従来の通帳めくり装置の基本的な頁めくりの流れを示す図 (a) 従来の通帳めくり装置の不完全な頁めくりの流れを示す図 (b) 従来の通帳めくり装置の不完全な頁めくりの流れを示す図 (c) 従来の通帳めくり装置の不完全な頁めくりの流れを示す図
符号の説明
10 ケース
11 搬送路
20、30 搬送ローラ部
21、31 搬送ローラ
23、33 下搬送ローラ
40 めくりローラホルダ
50 めくりローラ
60 めくりローラ軸
71、72 めくりローラレバー
80、90 ガイド
100 めくりローラホルダ駆動モータ
110 めくりローラレバー駆動モータ
120 駆動ギア
130 従動ギア
140 搬送ガイド
150 付勢バネ
160 めくりローラ軸駆動モータ
1000 通帳頁めくり装置
2000 通帳
2001 頁
2001a 頁の先端部

Claims (5)

  1. 複数枚のシートが重ねられて綴じ部で綴られた冊子を搬送路上で搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段と連動して、前記搬送路上で搬送される前記冊子の頁めくりを行う頁めくり手段とを備え、
    前記頁めくり手段は、
    前記搬送路に対向して配置され、ホルダ回転軸を中心に回転可能なホルダと、
    前記ホルダ回転軸からオフセットしたローラ回転軸を中心に回転可能に前記ホルダに保持され、前記搬送路上の前記冊子の頁に接するめくりローラと、
    前記ホルダ回転軸を中心に前記ホルダを回転させて、前記ホルダに保持された前記めくりローラを、前記ホルダ回転軸を中心として公転させるローラ公転手段と、
    前記ローラ回転軸を中心として前記めくりローラを自転させるローラ自転手段とを備え、
    前記ローラ公転手段は、前記搬送路上の冊子に接する位置から前記綴じ部に近づくとともに前記搬送路から離れる公転方向へ、前記ホルダ回転軸を中心に前記めくりローラを公転させ、
    前記ローラ自転手段は、前記公転方向と同じ回転方向に前記ローラ回転軸を中心に前記めくりローラを自転させ、
    前記搬送手段は、前記めくりローラの自転および公転によって頁が持ち上がった前記冊子を搬送することにより、前記冊子の頁を反転させることを特徴とする冊子頁めくり装置。
  2. 前記ローラ自転手段は、前記ホルダ回転軸上に配置された駆動ギアと、前記ローラ回転軸上に配置されて前記めくりローラに取り付けられた従動ギアとを含むギア駆動手段であることを特徴とする請求項1に記載の冊子頁めくり装置。
  3. 前記駆動ギアは、前記ホルダ回転軸上で回転不能に固定されていることを特徴とする請求項2に記載の冊子頁めくり装置。
  4. 前記駆動ギアを回転させるギア回転手段を備え、前記駆動ギアは、前記ギア回転手段によって前記ホルダ回転軸上で回転可能に設けられたことを特徴とする請求項2に記載の冊子頁めくり装置。
  5. 複数枚のシートが重ねられて綴じ部で綴じられた冊子を搬送路上の所定の頁めくり位置に配置し、
    前記搬送路に対向して設けられためくりローラを、前記頁めくり位置に配置されている前記冊子に接する位置から前記綴じ部に近づくとともに前記搬送路から離れる公転方向へ公転させ、かつ、前記公転方向と同じ回転方向に自転させ、
    前記めくりローラの自転および公転によって頁が持ち上がった前記冊子を搬送することにより、前記冊子の頁を反転させることを特徴とする冊子頁めくり方法。
JP2007077664A 2007-03-23 2007-03-23 冊子頁めくり装置および冊子頁めくり方法 Pending JP2008238404A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007077664A JP2008238404A (ja) 2007-03-23 2007-03-23 冊子頁めくり装置および冊子頁めくり方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007077664A JP2008238404A (ja) 2007-03-23 2007-03-23 冊子頁めくり装置および冊子頁めくり方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008238404A true JP2008238404A (ja) 2008-10-09

Family

ID=39910332

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007077664A Pending JP2008238404A (ja) 2007-03-23 2007-03-23 冊子頁めくり装置および冊子頁めくり方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008238404A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH026186A (ja) * 1988-06-24 1990-01-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd ページめくり装置
JPH0858270A (ja) * 1994-08-24 1996-03-05 Oki Electric Ind Co Ltd 冊子類頁捲り機構

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH026186A (ja) * 1988-06-24 1990-01-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd ページめくり装置
JPH0858270A (ja) * 1994-08-24 1996-03-05 Oki Electric Ind Co Ltd 冊子類頁捲り機構

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4820314B2 (ja) 給紙装置
JP3764437B2 (ja) 画像形成装置
JP5804701B2 (ja) 用紙切断装置
JP2008162705A (ja) シート搬送装置
JP2018167349A (ja) 媒体切断装置、シート搬送装置及び画像形成装置
EP3395578B1 (en) Thermal printer and portable terminal
JP2008238404A (ja) 冊子頁めくり装置および冊子頁めくり方法
US9079438B1 (en) Printer
JP6147975B2 (ja) ページめくり機構
JP4366021B2 (ja) ページ替え装置
JP6326323B2 (ja) 画像形成装置
JP6034108B2 (ja) ページめくり機構
JP7330791B2 (ja) 給送装置、給送方法、および処理装置
WO2015198994A1 (ja) プリンタ装置
JP2740477B2 (ja) 通帳プリンタのページめくり装置
JP6826469B2 (ja) 媒体供給装置
JP2003118883A (ja) シート状の被印刷材を搬送するための装置
JP2002347368A (ja) 頁めくり装置及びそれを備える現金自動預け払い機
JP5115336B2 (ja) 媒体結束装置
JP3758960B2 (ja) 排紙用羽根車
KR100512966B1 (ko) 화상형성기의 용지 픽업장치
JP2004050629A (ja) 通帳取扱装置およびページめくり方法
JP6158502B2 (ja) 搬送ローラユニット、紙葉類搬送装置、印刷機能付装置および紙葉類の搬送方法
JPH0298497A (ja) ページ替え装置
JP2002308497A (ja) プリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120119

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120315

A02 Decision of refusal

Effective date: 20120403

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02