JP2008238342A - スローアウェイインサート、これを装着した転削工具および切削方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】逃げ面の所望の位置を効果的に冷却することができるスローアウェイインサートおよびこれを備えた転削工具を提供する。
【解決手段】上面にすくい面2を、側面に逃げ面4を、下面に着座面3を備え、すくい面2と逃げ面4との交差稜線部に切刃5が形成され、逃げ面4にはすくい面2から着座面3まで達する逃げ面溝部6が形成され、着座面3には流体を逃げ面溝部6に案内するための経路21が形成されたスローアウェイインサート1である。経路21は、流体の受入口となる凹部8と、この凹部8から逃げ面溝部6の下端までつながる着座面溝部11とからなる。
【選択図】図4

Description

本発明は、正面フライスやエンドミル等の転削工具に用いられるスローアウェイインサートに関する。
従来より、正面フライスやエンドミル等の転削工具が広く用いられている。例えば特許文献1には、エンドミル本体のチップポケット壁面に、スローアウェイインサートの先端切刃に向けた流体噴射口を設けるとともに、スローアウェイインサートの逃げ面近傍のエンドミル本体外周面に、先端加工面に対して傾斜させた溝を設けたスローアウェイ式エンドミルが開示されている。このエンドミルでは、噴射口から噴射した流体が、スローアウェイインサートのすくい面上を流れて先端切刃の近傍に衝突した後、後方に反転する。そして、反転した流体が、エンドミル本体外周面の傾斜溝を通過して後方に排出される。
特開2001−239420号公報
ところが、特許文献1に開示されている冷却機構では、流体を先端切刃に衝突させた後、反転させてスローアウェイインサートの逃げ面側を冷却しようとするものであるため、ホルダ後端側のスローアウェイインサートの逃げ面側を冷却することは困難である。また、エンドミル本体が高速で回転しているので、噴射口から排出された流体の流れが不規則になることがある。このような不規則な流れの流体は目標とする部分に正確に当たりにくいので、逃げ面を冷却する効果が十分に得られないことがある。
本発明のスローアウェイインサートは、上面にすくい面を、側面に逃げ面を、下面に着座面を備え、前記すくい面と前記逃げ面との交差稜線部に切刃が形成され、前記逃げ面には前記すくい面から着座面まで達する逃げ面溝部が形成され、前記着座面には流体を前記逃げ面溝部に案内するための経路が形成されていることを特徴とする。
本発明のスローアウェイインサートによれば、逃げ面にはすくい面から着座面まで達する逃げ面溝部が形成され、着座面には流体を逃げ面溝部に案内するための経路が形成されているので、この経路に流体を供給することにより、その流体が経路に沿って逃げ面溝部に案内される。これにより、流体が逃げ面溝部に確実に供給されるので、逃げ面の所望の位置を効果的に冷却することができる。
以下、本発明の一実施形態にかかるスローアウェイインサートおよびそれを装着した転削工具について図面を参照し詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかるスローアウェイインサート(以下、インサートと略す)1を示す斜視図であり、図2はインサート1の平面図であり、図3はインサート1の長辺側側面図であり、図4はインサート1の底面図である。
図1〜4に示すように、本実施形態にかかるインサート1は略多角形板状をなしている。インサート1は、その上面にすくい面2を、側面に逃げ面4を、下面に着座面3を備えている。すくい面2と逃げ面4との交差稜線部には主切刃5が形成されている。インサート1の中央部には、インサート1を固定するねじを挿通するための貫通孔7が、下面に垂直な方向に形成されている。
主切刃5は、貫通孔7の中心線を対称軸(2回軸)とする回転対称の位置にそれぞれ形成されている。これらの一対の主切刃5は、逃げ面4に形成された、すくい面2から着座面3まで達する溝状の逃げ面溝部6を3つずつ備えている。インサート1は、逃げ面溝部6(6a〜6c)によってすくい面2から着座面3まで連通している。これらの逃げ面溝部6によって主切刃5は4つの分割切刃5a〜5dに分断されている。
このような分割切刃を有するインサート1は、切削抵抗が小さく、また被削材への食いつき性が良い。このため、特に被削材が大きくて多量の切屑が排出されるような重切削加工において、加工中のびびり振動を抑制するという効果を奏する。
図4に示すように、着座面3には、一対の主切刃5にそれぞれ対応する2つの経路21,21が回転対称の位置に形成されている。経路21,21は、流体を各逃げ面溝部6に案内するためのものである。流体は、冷却媒体として用いられるものであり、例えば空気、窒素などの気体や水、油などの液体が挙げられ、特に圧縮空気を用いるのが好ましい。
経路21は、着座面3に形成され流体の受入口となる凹部8と、この凹部8から逃げ面溝部6の下端までつながる着座面溝部11とからなる。このように着座面3に凹部8および着座面溝部11が形成されていることにより、凹部8で受け入れた流体を逃げ面溝部6まで確実に案内することができる。
着座面溝部11は、凹部8から延設された主溝部11aと、この主溝部11aから分岐して各逃げ面溝部6につながる副溝部11b(11b〜11b)とからなる。本実施形態のように逃げ面溝部6が複数形成されている場合には、一つの凹部8から主溝部11aを延設し、この主溝部11aから副溝部11bを分岐させて各逃げ面溝部6まで経路をつなげることにより、着座面3に経路を形成するのに必要な面積を小さくすることができる。同時に、後述するように、インサート1が装着されるホルダのインサート取付座に形成する流体噴射口の個数を少なくできるので、製造コストを低減できるとともに、ホルダの剛性が低下するのを抑制できる。
凹部8は、円形状の開口部を有しており、貫通孔7と短辺9とのほぼ中間に位置している。この凹部8と一方の長辺10との間には、凹部8から主溝部11aが延設されている。この主溝部11aは、分岐部B1で2つの副溝部11b,11bに分岐している。これらのうち、副溝部11bは、主溝部11aと同じ方向に延設されて逃げ面溝部6aにつながっており、副溝部11bは、主溝部11aの形成方向に対して約90度傾いた方向に形成されている。副溝部11bは、分岐部B2でさらに2つの副溝部11b,11bに分岐している。これらのうち、副溝部11bは、副溝部11bの形成方向に対して約90度傾いた方向に形成されて逃げ面溝部6bにつながっており、副溝部11bは、副溝部11bと同じ方向に延設されている。副溝部11bは、屈曲部K1で約90度傾いた方向に屈曲して逃げ面溝部6cにつながっている。
逃げ面溝部6a〜6cにつながる部分の副溝部11b,11b,11bの断面積は、全て同じに設計してもよいが、例えば凹部8から逃げ面溝部6までの経路長に応じてそれぞれ調整してもよい。主溝部11aを通じて送られてくる流体の配分を多くしたいときには、上記断面積を大きくすればよく、流体の配分を少なくしたいときには、上記断面積を小さくすればよい。
具体的には、例えば上記経路長が最も短い、逃げ面溝部6aにつながる部分の副溝部11bの断面積を最も小さくし、上記経路長が最も長い逃げ面溝部6cにつながる部分の副溝部11bの断面積を最も大きくする。経路長が長いほど、流体がインサート1から吸収する熱エネルギーが大きくなるので、上記のように断面積に差を設けることにより、逃げ面溝部6a〜6cにおける冷却効果をより均一にすることができる。
また、逃げ面溝部6a〜6cにつながる部分の副溝部11b,11b,11bの断面積は、切削時における逃げ面4の温度上昇特性に応じてそれぞれ調整してもよい。具体的には、例えば上記切削時において、分割切刃5a〜5dのうち、分割切刃5b,5cの切削抵抗が高く、分割切刃5a,5dの切削抵抗が相対的に低い場合、逃げ面4は両端付近の温度よりも中央付近の温度が上昇しやすくなる。このとき、逃げ面溝部6bにつながる部分の副溝部11bの断面積を最も大きくし、逃げ面溝部6a,6cにつながる部分の副溝部11b,11bの断面積を相対的に小さくする。これにより、逃げ面溝部6bに相対的に多くの流体を供給することができるので、逃げ面4が局所的に温度上昇するのを抑制することができる。なお、切削時における逃げ面4の温度上昇特性は、流体を流さないで切削したときの逃げ面4の各部位の温度を測定することにより評価できる。
図5は、本発明の一実施形態にかかる転削工具の先端付近を示す斜視図であり、インサート1が装着されたホルダを示している。図6は図5におけるA−A断面図であり、切削時の状態を示している。図5,6に示すように、インサート1はホルダ12に装着して使用される。ホルダ12は、その外周側に周方向に沿って複数の切屑ポケット13が形成されている。これらの切屑ポケット13内には、ホルダ12の回転方向に面したインサート取付座14が形成されている。このインサート取付座14の底面15にインサート1の着座面3を当接させ、主切刃5を外周側に位置させた状態でインサート1をホルダ12に取り付けている。これにより、インサート1のすくい面2はホルダ12の回転方向に向き、最外周に主切刃5が位置し、主切刃5がホルダ12とともに回転することによって切削が行われる。
切削方法を具体的に説明すると次のようになる。図5に示すように、転削工具のホルダ12にインサート1を取り付ける。そして、転削工具を回転させて、図6に示すように、転削工具の切刃5を被削材17に近づける。次いで、図6に示すように、切刃5を被削材17に接触させて被削材17を切削する。その後、被削材17から転削工具の切刃5を離間させる。なお、切削加工を継続する場合は、転削工具を回転させた状態を保持して、被削材17の異なる箇所に転削工具の切刃5を接触させる工程を繰り返す。
本実施形態では、図6に示すように、インサート取付座14には底面15に開口する流体噴射口16が形成されている。この流体噴射口16の開口部に対向する位置にインサート1の凹部8が配置されている。本実施形態では、凹部8の開口径が流体噴射口16の開口径よりも大きい。これにより、流体噴射口16の開口部を凹部8で覆うことができるので、流体噴射口16から供給される流体を経路がより確実に受け入れることができる。凹部8で受け入れた流体は、主溝部11aおよび副溝部11bを通って逃げ面4の下端に達する。下端に達した流体の一部は、各逃げ面溝部6と被削材17との間の空間に送られ、各逃げ面溝部6のすくい面2側の開口部(切屑が生成される主切刃5の近傍)から排出される。残りの流体は、インサート取付座14と被削材17との間の空間やインサート1と被削材17との間の空間に排出される。
このように、本実施形態の転削工具では、切削時に流体がインサート1の逃げ面4に形成された逃げ面溝部6と被削材17との間を通過するので、インサート1の逃げ面4が確実に冷却される。その結果、インサート1の発熱を抑制することができ、インサート1の熱衝撃によるクラックや、高温摩耗の発生を低減することができる。
また、流体がインサート1の逃げ面4からすくい面2にかけて流れるので、切屑が逃げ面溝部6に詰まるのを抑制することができる。
さらに、切刃長が長く、多数の切刃を取付けて使用する形式の転削工具の場合であっても、流体噴射口16とインサート1の凹部8とを適宜配置することにより、ホルダ12の先端から後端までの全体にわたって上述の作用効果が得られる。
(他の実施形態)
次に本発明の他の実施形態にかかるインサートについて説明する。図7は本発明の他の実施形態にかかるインサートを示す底面図である。なお、図1〜6で示した上記実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図7に示すように、インサート31は、その着座面3に経路23が形成されている。経路23は、流体の受入口となる凹部8と、この凹部8から逃げ面溝部6の下端までつながる着座面溝部11とからなる。
着座面溝部11は、凹部8から延設された主溝部11aと、この主溝部11aから分岐して各逃げ面溝部6につながる副溝部11bとからなる。主溝部11aは、分岐部B3で2つの副溝部11b,11bに分岐している。これらのうち、副溝部11bは、主溝部11aと同じ方向に延設されている。副溝部11bは、分岐部b3における主溝部11aの形成方向に対して角度θa傾いた方向に形成されて逃げ面溝部6aにつながっている。副溝部11bは、分岐部B4でさらに2つの副溝部11b,11bに分岐している。これらのうち、副溝部11bは、副溝部11bの形成方向(主溝部11aの形成方向)に対して角度θb傾いた方向に形成されて逃げ面溝部6bにつながっている。副溝部11bは、副溝部11bと同じ方向に延設されている。副溝部11bは、屈曲部K2で角度θc傾いた方向に屈曲して逃げ面溝部6cにつながっている。
本実施形態では、角度θa,θb,θcは、凹部8から逃げ面溝部6a〜6cまでの経路長に応じてそれぞれ決められている。具体的には、例えば上記経路長が最も短い凹部8から逃げ面溝部6aまで経路に分岐する分岐部B3における角度θaを最も大きくし、上記経路長が最も長い凹部8から逃げ面溝部6cまでの経路の屈曲部K2における角度θcを最も小さくする。経路長が長いほど、流体がインサート1から吸収する熱エネルギーが大きくなる。上記のように角度θa,θb,θcに差を設けることにより、逃げ面溝部6a〜6cにおける冷却効果をより均一にすることができる。なぜなら、角度θa,θb,θcが大きいほど、流体が逃げ面溝部に流れ込みにくくなり、角度θa,θb,θcが小さいほど流体が逃げ面溝部に流れ込みやすくなるからである。この傾向は、流体を送る圧力が小さいときに特に顕著になる。流体を送る圧力が大きいときには逃げ面溝部への流れ込みやすさに大きな差は生じない。
また、角度θa,θb,θcは、切削時における逃げ面4の温度上昇特性に応じてそれぞれ調整してもよい。具体的には、例えば上記切削時において、分割切刃5a〜5dのうち、分割切刃5c,5dの切削抵抗が高く、分割切刃5a,5bの切削抵抗が相対的に低い場合、逃げ面4は分割切刃5a,5b付近の温度よりも分割切刃5c,5d付近の温度が上昇しやすくなる。このとき、角度θaを最も大きくして逃げ面溝部6cに流体の配分量が相対的に多くなるようにし、角度θcを最も小さくして逃げ面溝部6aに流体の配分量が相対的に少なくなるようにする。これにより、逃げ面4が局所的に温度上昇するのを抑制することができる。
なお、上記実施形態では、逃げ面4に3つの逃げ面溝部6が形成されている形態を例に挙げて説明したが、逃げ面溝部6の個数は特に限定されるものではなく、インサート1の大きさ、ホルダへの装着個数、被削材の種類等に応じて適宜調整すればよい。また、上記実施形態では、着座面に形成される経路が凹部と溝部とからなる場合を例に挙げて説明したが、経路としては流体を逃げ面溝部に案内できるものであれば特に限定されるものではなく、例えば着座面に凸状の一対の案内壁を平行に設けることによって流体の経路としてもよい。
本発明の一実施形態にかかるスローアウェイインサートを示す斜視図である。 図1に示すスローアウェイインサートの平面図である。 図1に示すスローアウェイインサートの長辺側の側面図である。 図1に示すスローアウェイインサートの底面図である。 本発明の一実施形態にかかる転削工具の先端付近を示す斜視図であり、インサート1が装着されたホルダを示している。 図5におけるA−A断面図であり、切削時の状態を示している。 本発明の他の実施形態にかかるスローアウェイインサートを示す底面図である。
符号の説明
1 スローアウェイインサート(インサート)
2 すくい面
3 着座面
4 逃げ面
5 主切刃
5a〜5d 分割切刃
6 逃げ面溝部
6a〜6c 逃げ面溝部
7 貫通孔
8 凹部
11 着座面溝部
11a 主溝部
11b 副溝部
12 ホルダ
13 切屑ポケット
14 インサート取付座
15 底面
16 流体噴射口
17 被削材
18 切りくず
21,23 経路
31 スローアウェイインサート

Claims (11)

  1. 上面にすくい面を、側面に逃げ面を、下面に着座面を備え、前記すくい面と前記逃げ面との交差稜線部に切刃が形成され、前記逃げ面には前記すくい面から着座面まで達する逃げ面溝部が形成され、前記着座面には流体を前記逃げ面溝部に案内するための経路が形成されていることを特徴とするスローアウェイインサート。
  2. 前記経路は、前記流体の受入口となる凹部と、この凹部から前記逃げ面溝部の下端までつながる着座面溝部とを備えている請求項1に記載のスローアウェイインサート。
  3. 前記逃げ面には複数の前記逃げ面溝部が形成され、前記着座面溝部は、前記凹部から延設された主溝部と、この主溝部から分岐して各逃げ面溝部につながる副溝部とを備えている請求項2に記載のスローアウェイインサート。
  4. 前記逃げ面溝部につながる部分の前記着座面溝部の断面積が、前記凹部から前記逃げ面溝部までの経路長に応じてそれぞれ決められている請求項3に記載のスローアウェイインサート。
  5. 前記逃げ面溝部につながる部分の前記着座面溝部の断面積が、切削時における前記逃げ面の温度上昇特性に応じてそれぞれ決められている請求項3に記載のスローアウェイインサート。
  6. 前記副溝部は、前記主溝部との分岐部または前記流体の流れる方向が変化する屈曲部を有し、前記分岐部における前記主溝部の形成方向と前記副溝部の形成方向とのなす角度、または前記屈曲部の前後の副溝部の形成方向同士がなす角度が、前記凹部から前記逃げ面溝部までの経路長に応じてそれぞれ決められている請求項3に記載のスローアウェイインサート。
  7. 前記副溝部は、前記主溝部との分岐部または前記流体の流れる方向が変化する屈曲部を有し、前記分岐部における前記主溝部の形成方向と前記副溝部の形成方向とのなす角度、または前記屈曲部の前後の副溝部の形成方向同士がなす角度が、切削時における前記逃げ面の温度上昇特性に応じてそれぞれ決められている請求項3に記載のスローアウェイインサート。
  8. 複数の前記切刃が、前記着座面に垂直な中心線を対称軸とする回転対称の位置にそれぞれ形成され、前記着座面には前記複数の切刃にそれぞれ対応する複数の前記経路が回転対称の位置に形成されている請求項1に記載のスローアウェイインサート。
  9. 上面にすくい面を、側面に逃げ面を、下面に着座面を備え、前記すくい面と前記逃げ面との交差稜線部に切刃が形成され、前記逃げ面には前記すくい面から着座面まで達する逃げ面溝部が形成され、前記着座面には前記逃げ面溝部の下端までつながる着座面溝部が形成されていることを特徴とするスローアウェイインサート。
  10. 請求項2に記載のスローアウェイインサートと、前記スローアウェイインサートが装着されたインサート取付座を有するホルダとを備え、前記インサート取付座における前記凹部に対向する位置に流体噴射口が形成された転削工具。
  11. 請求項10に記載の転削工具を用いて被削材を切削する切削方法であって、
    前記被削材に前記転削工具を相対的に近づける近接工程と、
    前記転削工具を回転させ、前記切刃を被削材の表面に接触させて、被削材の表面を切削する切削工程と、
    前記被削材と前記転削工具とを相対的に遠ざける離間工程とを、備えることを特徴とする切削方法。
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