JP2008238206A - 湿式成形装置及び湿式成形方法 - Google Patents

湿式成形装置及び湿式成形方法 Download PDF

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Abstract

【課題】取出し装置が不要で、濾布と上パンチとをダイから大きく鉛直上方へ退避させずに済み、また、成形体の下パンチ上面からの払出しを容易とする湿式成形装置及び湿式成形方法の提供。
【解決手段】ダイ10は鉛直方向へ移動可能であり、ダイ10の貫通孔10a内に上パンチ20が嵌入されている。下パンチ30は鉛直方向には移動不能であり、下パンチ30はダイ10の貫通孔10aの下端において濾布40を介して当接し、貫通孔10aを閉塞することによりダイ10と上パンチ20とともにキャビティを画成する。圧縮成形した後、上パンチ20及びダイ10を上昇させ成形体2´を露出させ、濾布40に付着した状態となっている成形体2´を、濾布送出し装置51により濾布40を送出すとともに濾布巻取り装置52により濾布40を巻取ることにより濾布40と一体で搬送して払い出す。
【選択図】図6

Description

本発明は湿式成形装置及び湿式成形方法に関し、特に材料粉末を油等の溶媒中に分散させてなる材料たるスラリーを圧縮して成形体を成形する湿式成形装置及び湿式成形方法に関する。
希土類永久磁石を製造するための湿式成形装置としては、ダイと上パンチと下パンチと濾布とを有し、ダイと上パンチと下パンチとによりキャビティが画成され、材料粉末を油等の溶媒中に分散させてなる材料たるスラリーをキャビティ内で圧縮成形して成形体を製造するものが知られている。
例えば、特開平7−283055号公報(特許公報1)には、この構成の湿式成形装置が記載されている。湿式成形装置は、ダイと上パンチと下パンチと濾布とを有しており、ダイには鉛直方向に指向する貫通孔が形成されている。下パンチは貫通孔内に嵌入されており、ダイに対して貫通孔の指向する方向、即ち、上下方向へ移動可能である。下パンチの上面はキャビティの下面を画成する。また、貫通孔を画成するダイの部分は、キャビティの側面を画成する。また、ダイのキャビティが画成されている部分よりも鉛直下方の部分の周囲には下コイルが環装されており、また、当該下コイルの鉛直上方であって、キャビティよりも上方の位置には、当該下コイルと同一形状の上コイルが下コイルと同軸的に配置されている。
上パンチは、ダイの鉛直上方に配置されており、上パンチ移動手段により鉛直方向へ移動可能である。鉛直下方へダイが移動してゆき、上パンチとダイとの間に濾布を介在させてダイに上パンチを当接させることにより、上パンチの下面によりキャビティの上面を画成する。従って、濾布はキャビティの上面相当位置に配置されている。また濾布は帯状をなしており、搬送手段を構成する濾布巻取り装置と濾布繰出し装置とにおいてロール状に巻回される。濾布巻取り装置と濾布繰出し装置との間の位置がキャビティの上面相当位置となるように配置されており、濾布繰出し装置から繰出された濾布がキャビティの上面相当位置を通過して濾布巻取り装置に巻取られるように構成されている。搬送手段は、搬送手段移動手段により上パンチと同様に鉛直上下方向へ移動可能である。
キャビティ内に充填され成形体となる材料は、鉱物油や合成油や植物油等に希土類永久磁石用微粉を混合させてなるスラリーである。また、湿式成形装置には取出し装置が設けられている。取出し装置はキャビティ内で成形されたれ成形体がダイ上面に押上げられた後に、水平の方向へ成形体を払いだすことができるように構成されている。
湿式成形方法では、先ず、ダイの貫通孔内において下パンチを所定の位置とし、上パンチを濾布を介してダイ上面まで降下させて密着させてキャビティを形成する。次に、上コイル及び下コイルに通電して、キャビティに配向磁場を形成する。そして、キャビティ内に成形体となる材料のスラリーを注入充填完了後に、上パンチを濾布と共に下降させ、濾布を介してスラリー中の鉱物油、合成油あるいは植物油を濾過しながら加圧成形する。濾布で濾過された鉱物油、合成油あるいは植物油は、配管を通り油回収器にて回収される。
次に、上パンチ及び下パンチにより所定時間加圧成形した後、上パンチ及び濾布を上昇させ、成形体をダイ上面に露出させる。次に、成形体の取出し装置を作動させて成形体を保持し下パンチ上面から成形体を払い出す。
特開平7−283055号公報
しかし従来の湿式成形装置では、下パンチ上面から成形体を払い出すための取出し装置が上述のように必要であった。また、取出し装置によって成形体を払い出すためには、濾布と上パンチとをダイから大きく鉛直上方へ退避させる必要があり、このように大きく退避させることができなければ取出し装置を動作させて払い出しを行うことができなかった。
また、成形体と下パンチ上面とが成形圧縮と払出しの過程で密着してしまい、成形体の下パンチ上面からの払出しが困難になることがあった。
そこで本発明は、取出し装置が不要で、濾布と上パンチとをダイから大きく鉛直上方へ退避させずに済み、また、成形体の下パンチ上面からの払出しを容易とする湿式成形装置及び湿式成形方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、略鉛直方向に指向する貫通孔が形成されたダイと、該貫通孔内に嵌入可能に構成され、該貫通孔の上端寄りの部分において該貫通孔を閉塞することにより該ダイとともにキャビティを画成し該キャビティの上面を規定する上パンチと、該ダイに対して相対的に移動可能であり、該貫通孔の下端寄りの部分において該貫通孔を閉塞することにより該ダイと該上パンチとともに該キャビティを画成し該キャビティの下面を規定する下パンチと、該キャビティの下面を画成する下パンチの面に沿って少なくとも該キャビティの下面相当位置に配置される濾布と、該キャビティ内に粉体が溶媒中に分散してなる材料が充填されて成形が行われることにより該濾布に付着した状態で成形された該成形体と一体で該濾布を搬送可能な搬送手段とを有する湿式成形装置を提供している。
キャビティの下面を画成する下パンチの面に沿って少なくともキャビティの下面相当位置に配置される濾布と、キャビティ内において成形が行われることにより濾布に付着した状態で成形された成形体と一体で濾布を搬送可能な搬送手段とを有するため、搬送手段を駆動させることにより濾布を搬送して、キャビティの下面を画成する下パンチの面上から成形体を払い出すことができる。このため、成形体を払い出すための取出し装置を別途設けずに済み、湿式成形装置の構成を簡単にすることができる。
また、取出し装置を用いずに成形体の払い出しをすることができるので、下パンチに対してダイや濾布や上パンチを大きく離間させて退避させずに成形体の払い出しをすることができる。このため、湿式成形装置の小型化を図ることができる。
また、キャビティ内において成形が行われることにより濾布に付着した状態で成形体が成形されるため、成形体が上パンチや下パンチに密着する密着力よりも濾布に付着する付着力の方が強くなるようにしておくことで、成形体を濾布によって確実に保持することができ、搬送を確実に行うことができる。
ここで、該キャビティ内において該成形体を成形した後に、該濾布及び該下パンチに対して該貫通孔の指向方向へ該ダイを相対的に移動させて該濾布及び該下パンチから該ダイを離間可能な相対移動手段を有し、該搬送手段は、該貫通孔の指向する方向において移動不能であることが好ましい。
キャビティ内において成形体を成形した後に、濾布及び下パンチに対して貫通孔の指向方向へダイを相対的に移動させて濾布及び下パンチからダイを離間可能な相対移動手段を有し、搬送手段は、貫通孔の指向する方向において移動不能であるため、搬送手段を鉛直方向へ移動させるための手段を設けずに済み、成形体や濾布を容易に搬送することができ、装置構成を簡単にすることができる。
また、該相対移動手段は該濾布及び該下パンチに対して該貫通孔の指向する方向へ該ダイを移動させるダイ移動手段を有し、該下パンチは、該貫通孔の指向する方向において移動不能であることが好ましい。
相対移動手段は濾布及び下パンチに対して貫通孔の指向する方向へダイを移動させるダイ移動手段を有し、下パンチは、貫通孔の指向する方向において移動不能であるため、搬送手段を鉛直方向へ移動させるための手段を設けずに済むのみならず、成形体を鉛直方向へ移動させずに済み、濾布の上面を水平に保った状態で成形体や濾布を容易に搬送することができるとともに、成形体の破損を防止でき、装置構成を簡単にすることができる。
また、該濾布は略帯状をなし、該搬送手段は、該略帯状の長手方向の一端側においてロール状に巻回された該濾布を繰り出し該キャビティの下面相当位置へ送り出す濾布送出し装置と、該略帯状の長手方向の他端側において該キャビティ下面相当位置に配置された該濾布をロール状に巻回して巻き取る濾布巻取り装置とを備えることが好ましい。
濾布は略帯状をなし、搬送手段は、略帯状の長手方向の一端側においてロール状に巻回された濾布を繰り出しキャビティの下面相当位置へ送り出す濾布送出し装置と、略帯状の長手方向の他端側においてキャビティ下面相当位置に配置された濾布をロール状に巻回して巻き取る濾布巻取り装置とを備えるため、濾布の供給、搬送、及び排出を連続的に行うことができる。また、濾布を交換する毎に、湿式成形装置を停止させたり、上パンチ、下パンチ、ダイを大きく移動させて退避させたりする必要がなくなり、濾布の交換を容易に行うことができる。
また、該濾布巻取り装置によりロール状に該濾布が巻取られる部分において、巻取りにより該成形体が付着している該濾布の面が該成形体から離間する方向へ曲げられて、該濾布に付着した状態となっている該成形体が該濾布から剥離される剥離部を有することが好ましい。
濾布巻取り装置によりロール状に濾布が巻取られる部分において、巻取りにより成形体が付着している濾布の面が成形体から離間する方向へ曲げられて、濾布に付着した状態となっている成形体が濾布から剥離される剥離部を有するため、成形体が濾布と密着していても、濾布から成形体を容易に剥離することができる。
また、本発明は、略鉛直方向に指向する貫通孔が形成されたダイの該貫通孔内に上パンチを嵌入して該貫通孔の上端寄りの部分において該貫通孔を該上パンチにより閉塞してキャビティの上面を規定するとともに、該キャビティの下面を画成する下パンチの面に沿って少なくとも該キャビティの下面相当位置となる該下パンチの面に濾布を配置し、該ダイに対して該下パンチを相対的に移動することにより該貫通孔の下端寄りの部分において該下パンチにより該貫通孔を閉塞して該キャビティの下面を規定し、該ダイと該上パンチと該下パンチとにより該キャビティを画成するキャビティ形成工程と、粉体が溶媒中に分散してなり成形体となる材料を該キャビティ内に充填する材料充填工程と、該上パンチを下降させて該材料を該キャビティ内で圧縮成形して該濾布に付着した状態の該成形体を成形する成形工程と、該濾布及び該下パンチに対して該貫通孔の指向方向へ該ダイを相対的に移動させて該濾布及び該下パンチから該ダイを離間させる型開き工程と、該濾布に付着した該成形体を該濾布と一体で搬送する搬送工程とを有する湿式成形方法を提供している。
キャビティ形成工程においてキャビティの下面を画成する下パンチの面に沿って少なくともキャビティの下面相当位置となる下パンチの面に濾布を配置し、成形工程の後に濾布に付着した成形体を濾布と一体で搬送する搬送工程を行うようにしたため、濾布を搬送することにより、キャビティの下面を画成する下パンチの面上から成形体を払い出すことができる。このため、成形体を払い出すための取出し装置を別途設けずに済み、構成の簡単な湿式成形装置により湿式成形を行うことができる。
また、取出し装置を用いずに成形体の払い出しをすることができるので、下パンチに対してダイや濾布や上パンチを大きく離間させて退避させずに成形体の払い出しをすることができる。このため、湿式成形装置の小型化を図ることができる。
また、キャビティ内において成形が行われることにより濾布に付着した状態で成形体が成形されるため、成形体が上パンチや下パンチに密着する密着力よりも濾布に付着する付着力の方が強くなるようにしておくことで、成形体を濾布によって確実に保持することができ、搬送を確実に行うことができる。
ここで、該型開き工程における該濾布及び該下パンチに対する該ダイの相対的な移動は、該貫通孔の指向方向において該濾布及び該下パンチを移動させずに該濾布及び該下パンチに対して該貫通孔の指向方向へ該ダイを移動させることにより行うことが好ましい。
型開き工程における濾布及び下パンチに対するダイの相対的な移動は、貫通孔の指向方向において濾布及び下パンチを移動させずに濾布及び下パンチに対して貫通孔の指向方向へダイを移動させるため、搬送手段を鉛直方向へ移動させるための手段を設けずに済み、濾布の上面を水平に保った状態で成形体や濾布を容易に搬送することができ、装置構成を簡単にすることができる。
また、該搬送工程では、略帯状をなす該濾布が該キャビティの下面相当位置を通るようにして搬送されることが好ましい。
搬送工程では、略帯状をなす濾布がキャビティの下面相当位置を通るようにして搬送されるため、濾布の供給、搬送、及び排出をキャビティの下面相当位置に連続的に行うことができる。また、濾布を交換する毎に、湿式成形装置を停止させたり、上パンチ、下パンチ、ダイを大きく移動させて退避させたりする必要がなくなり、濾布の交換を容易に行うことができる。
また、該搬送工程において、該略帯状をなす該濾布をロール状に巻取ることにより該巻取り位置において該成形体が付着している該濾布の面を該成形体から離間する方向へ曲げて、該濾布と一体で搬送されてきた該成形体を該濾布から剥離することが好ましい。
搬送工程において、略帯状をなす濾布をロール状に巻取ることにより巻取り位置において成形体が付着している濾布の面を成形体から離間する方向へ曲げて、濾布と一体で搬送されてきた成形体を濾布から剥離するようにしたため、成形体が濾布と密着していても、濾布から成形体を容易に剥離することができる。
以上により、本発明は、取出し装置が不要で、濾布と上パンチとをダイから大きく鉛直上方へ退避させずに済み、また、成形体の下パンチ上面からの払出しを容易とする湿式成形装置及び湿式成形方法を提供することができる。
本発明の実施の形態による湿式成形装置及び湿式成形方法について図1乃至図6に基づき説明する。図1に示されるように湿式成形装置1は、ダイ10と上パンチ20と下パンチ30と濾布40と濾布40を搬送するための搬送手段50を有している。ダイ10には、鉛直方向に指向する貫通孔10aが形成されており、ダイ10を鉛直方向へ移動可能とするダイ駆動手段11が接続されている。ダイ駆動手段11は相対移動手段、ダイ移動手段に相当する。また、ダイ10には、後述のキャビティ1a内に成形体となる材料2を供給可能な材料供給口10bが形成されており、材料供給口10bには材料2を貯留し材料2を供給可能な材料供給手段12を接続可能である。キャビティ1a内に充填され成形体となる材料2は、鉱物油や合成油や植物油等の溶媒に希土類永久磁石用微粉等の粉体を混合させ分散させてなるスラリー(ペースト)である。
上パンチ20は貫通孔10a内に嵌入されており、上パンチ20をダイ10に対して貫通孔10aの指向する方向、即ち、鉛直方向へ移動可能とする上パンチ駆動手段21が上パンチ20に接続されている。上パンチ20は貫通孔10aの上端寄りの位置において貫通孔10aを閉塞している。貫通孔10aを画成するダイ10の部分と、上パンチ20の下面20Aと、後述する下パンチ30の上面30Aとによってキャビティ1aが画成され、貫通孔10aを画成するダイ10の部分はキャビティ1aの側面を規定し、上パンチ20の下面20Aはキャビティ1aの上面を規定し、後述する下パンチ30の上面30Aはキャビティ1aの下面を規定するように構成されている。後述のようにキャビティ1a内で成形体2´が生成されたときに、上パンチ20の下面20Aには成形体2´が密着するが、後述する濾布40に対する成形体2´の密着力の方が、上パンチ20の下面20Aに対する成形体2´の密着力よりも強くなるように、上パンチ20の下面20Aは構成されている。
下パンチ30はダイ10の下方に配置されており、鉛直方向には移動不能である。ダイ駆動手段11によりダイ10が鉛直下方へ移動させられて、下パンチ30はダイ10の貫通孔10aの下端に当接し、貫通孔10aの下端において貫通孔10aを閉塞することによりダイ10と上パンチ20とともにキャビティ1aを画成し、前述のように下パンチ30の上面30Aによりキャビティ1aの下面を画成する。後述のようにキャビティ1a内で成形体2´が生成されたときに、下パンチ30の上面30Aには後述する濾布40を介して成形体2´が密着するが、濾布40に対する成形体2´の密着力の方が、下パンチ30の上面30Aに対する成形体2´の密着力よりも強くなるように、下パンチ30の上面30Aは構成されている。
搬送手段50は濾布送出し装置51と濾布巻取り装置52とを有しており、鉛直方向には移動不能である。濾布40は帯状をなしており、その長手方向の一端側は濾布送出し装置51においてロール状に巻回されている。また濾布40の長手方向の他端側は濾布巻取り装置52においてロール状に巻回されている。従って濾布40は、濾布送出し装置51と濾布巻取り装置52との間において掛け渡されており、この間の部分が、下パンチ30の上面30Aに沿って配置されキャビティ1aの下面相当位置を通るように配置されている。濾布繰出し装置から繰出された濾布40は、キャビティ1aの下面相当位置を通過して濾布巻取り装置52に巻取られる。
濾布巻取り装置52において濾布40がロール状に巻取られ始める部分40Aにおいては、図1に示されるように、正面視で濾布送出し装置51と濾布巻取り装置52との間において掛け渡された直線状(平面状)の部分が、円弧状に曲げられる。この部分40Aは、後述のように成形体2´が付着している濾布40の面が成形体2´から離間する方向へ曲げられて、濾布40に付着した状態となっている成形体2´が濾布40から剥離される剥離部をなす。
濾布40は、後述のように圧縮成形をしているときに、濾布40を介してスラリー中の鉱物油、合成油あるいは植物油を濾過してキャビティ1a外部へ排出することができるように構成されている。鉛直下方へダイ10が移動してゆき、前述のようにキャビティ1aを画成するときに、下パンチ30とダイ10との間に濾布40が介在させられてダイ10に下パンチ30が当接する。
キャビティ1aが画成されているダイ10の部分よりも鉛直下方に位置する下パンチ30の周囲には環状をなす下コイル61が環装されている。また、下コイル61の鉛直上方であってキャビティ1aよりも上方に位置する部分には、下コイル61と同一形状の上コイル62が下コイル61と同軸的に配置されている。上コイル62と下コイル61とにそれぞれ通電することにより、キャビティ1aに配向磁場を形成することができるように構成されている。
湿式成形方法では、先ず、キャビティ形成工程を行う。キャビティ形成工程では、図2に示されるように、上パンチ駆動手段21(図1)によりダイ10に対して相対的に上パンチ20をダイ10の貫通孔10a内において下方向へ移動させて所定の位置とすると同時に、図中の矢印で示されるように、ダイ駆動手段11によりダイ10を鉛直下方へ移動させ、下パンチ30とダイ10との間に濾布40を介在させてダイ10に下パンチ30を当接させる。このことにより上パンチ20の下面20Aによりキャビティ1aの上面を規定し、下パンチ30の上面30Aによりキャビティ1aの下面を規定し、ダイ10によりキャビティ1aの側面を規定してキャビティ1aを画成する。
次に、上コイル62及び下コイル61(図1)に通電して、キャビティ1aに配向磁場を形成する。次に、図3に示されるように、成形体となる材料2たるスラリーを材料供給手段12から材料供給口12bを通してキャビティ1a内に充填する材料充填工程を行う。このとき、キャビティ1aには配向磁場が形成されているため、キャビティ1a内に充填された材料2(スラリー)中の希土類永久磁石用微粉の配向が揃えられる。
次に、図4の矢印で示されるように上パンチ20を下降させ、濾布40を介して材料2中の鉱物油、合成油あるいは植物油を濾過しながら圧縮成形する。濾布40で濾過した材料2中の鉱物油、合成油あるいは植物油は、ダイ10の下端と下パンチ30の上面30Aとの間に配置されている濾布40を通してキャビティ1a内から排出され、図示せぬ油回収器に回収される。圧縮成形されて製造される成形体2´の一部は、濾布40の繊維の中に入込んでおり、成形体2´が濾布40に付着した状態となっている。
次に、上パンチ20及び下パンチ30により所定時間圧縮成形した後、図5の矢印で示されるように、上パンチ20及びダイ10を上昇させ成形体2´を露出させる型開き工程を行う。このとき成形体2´の一部が濾布40の繊維の中に入り込んでかみ合っていることにより、濾布40に対する成形体2´の密着力の方が、上パンチ20の下面20Aに対する成形体2´の密着力よりも強くなるので、成形体2´から上パンチ20の下面20Aを容易に離すことができるのに対し、成形体2´は未だ濾布40に付着した状態となっている。型開きを行う際には、上パンチ20が成形体2´に対して成形圧縮時に加える圧力よりも小さな圧力で成形体2´を押したまま先にダイ10を上昇させると、成形体2´がダイ10から抜き出される時にスプリングバックにより損傷することを抑制することができ好ましい。
次に、図6に示されるように、濾布送出し装置51により濾布40を送出すとともに濾布巻取り装置52により濾布40を巻取ることにより、濾布40に付着した状態の成形体2´を濾布40と一体で搬送し、キャビティ1a下面を画成していた下パンチ30の上面30A上から水平方向たる図6の右方向へ、成形体2´を払い出す搬送工程を行う。濾布40と一体で搬送されてきた成形体2´は、濾布巻取り装置52において濾布40がロール状に巻取られ始める部分40Aたる剥離部において、成形体2´が付着している濾布40の面が成形体2´から離間する方向へ円弧状に曲げられて巻取られることにより、濾布40に付着した状態となっている成形体2´が濾布40から剥離される。以上の工程を経て成形体2´が製造される。
キャビティ形成工程においてキャビティ1aの下面を画成する下パンチ30の面に沿ってキャビティ1aの下面相当位置となる下パンチ30の面に濾布40を配置し、成形工程の後に濾布40に付着した成形体2´を濾布40と一体で搬送する搬送工程を行うようにしたため、濾布40を搬送することにより、キャビティ1aの下面を画成する下パンチ30の上面30A上から成形体2´を払い出すことができる。このため、成形体2´を払い出すための取出し装置を別途設けずに済み、構成の簡単な湿式成形装置1とすることができる。
また、取出し装置を用いずに成形体2´の払い出しをすることができるので、下パンチ30に対してダイ10や濾布40や上パンチ20を大きく離間させて退避させずに成形体2´の払い出しをすることができる。このため、湿式成形装置1の小型化を図ることができる。また、キャビティ1a内において成形が行われることにより濾布40に付着した状態で成形体2´が成形され、更に成形体2´が上パンチ20や下パンチ30に密着する密着力よりも濾布40に付着する付着力の方が強いため、成形体2´を濾布40によって確実に保持することができ、搬送を確実に行うことができる。
また、型開き工程における濾布40及び下パンチ30に対するダイ10の相対的な移動は、貫通孔10aの指向方向において濾布40及び下パンチ30を移動させずに濾布40及び下パンチ30に対して貫通孔10aの指向方向へダイ10を移動させるため、搬送手段50を鉛直方向へ移動させるための手段を設けずに済み、濾布40の上面を水平に保った状態で成形体2´や濾布40を容易に搬送することができ、湿式成形装置1の構成を簡単にすることができる。また、成形体2´を鉛直方向へ移動させずに済み、成形体2´の破損を防止できる。
また、搬送工程では、略帯状をなす濾布40がキャビティ1aの下面相当位置を通るようにして搬送されるため、濾布40の供給、搬送、及び排出をキャビティ1aの下面相当位置に連続的に行うことができる。また、濾布40を交換する毎に、湿式成形装置1を停止させたり、上パンチ20、下パンチ30、ダイ10を大きく移動させて退避させたりする必要がなくなり、濾布40の交換を容易に行うことができる。
また、搬送工程において、略帯状をなす濾布40をロール状に巻取ることにより巻取り位置の部分40Aにおいて成形体2´が付着している濾布40の面を成形体2´から離間する方向へ曲げて、濾布40と一体で搬送されてきた成形体2´を濾布40から剥離するようにしたため、成形体2´が濾布40と密着していても、濾布40から成形体2´を容易に剥離することができる。
本発明による湿式成形装置及び湿式成形方法は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、本実施の形態では略帯状をした濾布40が用いられたが、これに限定されない。例えば、図10に示されるように、略長方形状をした濾布140を用いてもよい。なお、以下の説明において本実施の形態と同一の部材については同一の符号を用いて説明する。
湿式成形装置101は、具体的には図7乃至図10に示されるように、平行に配置された一対のレール151及び一対の供給スライダ152を有する搬送手段150を有している。一対レール151は、図7に示されるように、その長手方向の略中央位置が下パンチ130の上面130Aに略一致するように配置されている。図8に示されるように、一対の供給スライダ152は、一対のレール151に1つずつ常に互いに対向するように設けられており、各レール151に対してそれぞれ摺動可能である。供給スライダ152は、図9に示されるようにそれぞれ開閉チャック152Aを有しており、図9(b)に示されるように、開閉チャック152Aが開いているときに後述の濾布140の濾布耳141が開閉チャック152Aに挿入され、そして開閉チャック152Aを閉じることにより濾布耳141を挟持することができるように構成されている。
濾布140は、図10に示されるように、平面視で略長方形状をなしており、一対をなす辺の長手方向における中央位置に、当該一対をなす辺が互いに離間する方向へ長方形状に突出する濾布耳141が設けられている。
また下パンチ130には、図7に示されるように、鉛直方向に指向する複数の貫通孔たる排油孔130aが形成されており、濾布140を介して濾過されキャビティ1a外部へ排出されたキャビティ1a内のスラリー中の鉱物油、合成油あるいは植物油を、排油孔130aを通して湿式成形装置1の外部へと排出できるように構成されている。また、ダイ110が下パンチ130に対して鉛直下方へ移動することにより下パンチ130は貫通孔110a内へ相対的に嵌入可能であり、嵌入した状態の所定の位置において下パンチ130の上面130Aがキャビティ1a(図11等)の下面を画成するように構成されている。
また、キャビティ1a側面を構成するダイ110の部分であって、キャビティ1aの下面近傍の位置には、図8等に示されるように、一対の濾布逃げ凹部110cが形成されている。濾布逃げ凹部110cには、後述のキャビティ形成工程においてキャビティ1aが画成されたときに、濾布耳141が嵌入するように構成されており、このように嵌入して退避することで、濾布耳141がキャビティ1a内に入込むことにより成形体2´に濾布耳141による凹部が形成されてしまうことを防止することができる。
湿式成形方法では、先ず、キャビティ形成工程を行う前に、図9(b)に示されるように供給スライダ152の開閉チャック152Aを開き、開閉チャック152Aに濾布耳141を挿入し、図9(a)に示されるように開閉チャック152Aを閉じ、一対の開閉チャック152Aにより濾布140を保持した状態とする。次に、一対の供給スライダ152をレール151に対して摺動させ、濾布140を下パンチ130の上面130A上に配置させる。
次に、キャビティ形成工程を行う。キャビティ形成工程では、図11において矢印で示されるように、上パンチ駆動手段21(図7等)によりダイ110に対して相対的に上パンチ20をダイ110の貫通孔110a内において下方向へ移動させて所定の位置とすると同時に、ダイ駆動手段11(図7等)によりダイ110を鉛直下方へ移動させ、下パンチ130を貫通孔110a内に嵌入させ、貫通孔110a内に所定の位置とする。このことにより上パンチ20の下面20Aによりキャビティ1aの上面を規定し、下パンチ130の上面130Aによりキャビティ1aの下面を規定し、ダイ110によりキャビティ1aの側面を規定してキャビティ1aを画成する。
次に、本実施の形態と同様に、上コイル62及び下コイル61(図7等)に通電して、キャビティ1aに配向磁場を形成する。次に、図12に示されるように、成形体となる材料2たるスラリーを、材料供給手段12から材料供給口110bを通してキャビティ1a内に充填する材料充填工程を行う。このとき、キャビティ1aには配向磁場が形成されているため、キャビティ1a内の材料2(スラリー)中の希土類永久磁石用微粉の配向が揃えられる。次に、図13において矢印で示されるように上パンチ20を下降させ、濾布140を介して材料2中の鉱物油、合成油あるいは植物油を濾過しながら圧縮成形する。濾布140で濾過した鉱物油、合成油あるいは植物油は、濾布140を通してキャビティ1a内から排出され、排油孔130aを通して湿式成形装置1外部へと排出され、図示せぬ油回収器に回収される。圧縮成形されて製造される成形体2´の一部は、濾布140の繊維の中に入込んでおり、成形体2´が濾布140に付着した状態となっている。
次に、上パンチ20及び下パンチ130により所定時間圧縮成形した後、図14に示されるように、上パンチ20及びダイ110を上昇させ成形体2´を露出させる型開き工程を行う。このとき成形体2´は未だ濾布140に付着した状態となっている。
次に、図15に示されるように、一対の供給スライダ152(図7等)をレール151に対して摺動させることにより、濾布140に付着した状態の成形体2´を濾布140と一体で搬送し、キャビティ1a下面を画成していた下パンチ130の上面130A上から成形体2´を払い出す搬送工程を行う。
また、本実施の形態では、ダイ駆動手段11によりダイ10が下パンチ30及び濾布40に対して、ダイ10の貫通孔10aが指向する方向である鉛直方向へ移動可能に構成されたが、ダイを貫通孔の指向する方向において移動不能とし、ダイに対して濾布及び下パンチを貫通孔の指向する方向において移動可能としてもよい。
また、上述した本実施の形態、及び本実施の形態の変形例においては、キャビティ1aに配向磁場を形成した後に、成形体となる材料2たるスラリーをキャビティ1a内に充填する材料充填工程を行ったが、この順番に限定されず、この順番を逆にしてもよい。
本発明の湿式成形装置及び湿式成形方法は、鉱物油や合成油や植物油等の溶媒に希土類永久磁石用微粉等の粉体を混合させ分散させてなるスラリーを成形体となる材料として用いて、希土類永久磁石を成形する分野において有用である。
本発明の実施の形態による湿式成形装置を示す概略図。 本発明の実施の形態による湿式成形方法のキャビティ形成工程を示す概念図。 本発明の実施の形態による湿式成形方法の材料充填工程を示す概念図。 本発明の実施の形態による湿式成形方法の成形工程を示す概念図。 本発明の実施の形態による湿式成形方法の型開き工程を示す概念図。 本発明の実施の形態による湿式成形方法の搬送工程を示す概念図。 本発明の実施の形態による湿式成形装置の変形例を示す概略正面図。 本発明の実施の形態による湿式成形装置の変形例を示す概略側面図。 本発明の実施の形態による湿式成形装置の変形例の開閉チャックを示す概略側面図であり、(a)は開閉チャックが閉じている状態を示す図、(b)は開閉チャックが開いている状態を示す図。 本発明の実施の形態による湿式成形装置の変形例の濾布を示す概略平面図。 本発明の実施の形態による湿式成形方法の変形例のキャビティ形成工程を示す概念図。 本発明の実施の形態による湿式成形方法の変形例の材料充填工程を示す概念図。 本発明の実施の形態による湿式成形方法の変形例の成形工程を示す概念図。 本発明の実施の形態による湿式成形方法の変形例の型開き工程を示す概念図。 本発明の実施の形態による湿式成形方法の変形例の搬送工程を示す概念図。
符号の説明
1 湿式成形装置
2 材料、成形体
10、110 ダイ
10a 貫通孔
11 ダイ駆動手段
20 下パンチ
20A 上面
30 下パンチ
30A 上面
40、140 濾布
50 搬送装置
51 濾布送出し装置
52 濾布巻取り装置
61 下コイル
62 上コイル
151 レール
152 供給スライダ
152A 開閉チャック

Claims (9)

  1. 略鉛直方向に指向する貫通孔が形成されたダイと、
    該貫通孔内に嵌入可能に構成され、該貫通孔の上端寄りの部分において該貫通孔を閉塞することにより該ダイとともにキャビティを画成し該キャビティの上面を規定する上パンチと、
    該ダイに対して相対的に移動可能であり、該貫通孔の下端寄りの部分において該貫通孔を閉塞することにより該ダイと該上パンチとともに該キャビティを画成し該キャビティの下面を規定する下パンチと、
    該キャビティの下面を画成する下パンチの面に沿って少なくとも該キャビティの下面相当位置に配置される濾布と、
    該キャビティ内に粉体が溶媒中に分散してなる材料が充填されて成形が行われることにより該濾布に付着した状態で成形された該成形体と一体で該濾布を搬送可能な搬送手段とを有することを特徴とする湿式成形装置。
  2. 該キャビティ内において該成形体を成形した後に、該濾布及び該下パンチに対して該貫通孔の指向方向へ該ダイを相対的に移動させて該濾布及び該下パンチから該ダイを離間可能な相対移動手段を有し、
    該搬送手段は、該貫通孔の指向する方向において移動不能であることを特徴とする請求項1記載の湿式成形装置。
  3. 該相対移動手段は該濾布及び該下パンチに対して該貫通孔の指向する方向へ該ダイを移動させるダイ移動手段を有し、
    該下パンチは、該貫通孔の指向する方向において移動不能であることを特徴とする請求項2記載の湿式成形装置。
  4. 該濾布は略帯状をなし、
    該搬送手段は、該略帯状の長手方向の一端側においてロール状に巻回された該濾布を繰り出し該キャビティの下面相当位置へ送り出す濾布送出し装置と、該略帯状の長手方向の他端側において該キャビティ下面相当位置に配置された該濾布をロール状に巻回して巻き取る濾布巻取り装置とを備えることを特徴とする請求項3記載の湿式成形装置。
  5. 該濾布巻取り装置によりロール状に該濾布が巻取られる部分において、巻取りにより該成形体が付着している該濾布の面が該成形体から離間する方向へ曲げられて、該濾布に付着した状態となっている該成形体が該濾布から剥離される剥離部を有することを特徴とする請求項4記載の湿式成形装置。
  6. 略鉛直方向に指向する貫通孔が形成されたダイの該貫通孔内に上パンチを嵌入して該貫通孔の上端寄りの部分において該貫通孔を該上パンチにより閉塞してキャビティの上面を規定するとともに、該キャビティの下面を画成する下パンチの面に沿って少なくとも該キャビティの下面相当位置となる該下パンチの面に濾布を配置し、該ダイに対して該下パンチを相対的に移動することにより該貫通孔の下端寄りの部分において該下パンチにより該貫通孔を閉塞して該キャビティの下面を規定し、該ダイと該上パンチと該下パンチとにより該キャビティを画成するキャビティ形成工程と、
    粉体が溶媒中に分散してなり成形体となる材料を該キャビティ内に充填する材料充填工程と、
    該上パンチを下降させて該材料を該キャビティ内で圧縮成形して該濾布に付着した状態の該成形体を成形する成形工程と、
    該濾布及び該下パンチに対して該貫通孔の指向方向へ該ダイを相対的に移動させて該濾布及び該下パンチから該ダイを離間させる型開き工程と、
    該濾布に付着した該成形体を該濾布と一体で搬送する搬送工程とを有することを特徴とする湿式成形方法。
  7. 該型開き工程における該濾布及び該下パンチに対する該ダイの相対的な移動は、該貫通孔の指向方向において該濾布及び該下パンチを移動させずに該濾布及び該下パンチに対して該貫通孔の指向方向へ該ダイを移動させることにより行うことを特徴とする請求項6記載の湿式成形方法。
  8. 該搬送工程では、略帯状をなす該濾布が該キャビティの下面相当位置を通るようにして搬送されることを特徴とする請求項6又は請求項7記載の湿式成形方法。
  9. 該搬送工程において、該略帯状をなす該濾布をロール状に巻取ることにより該巻取り位置において該成形体が付着している該濾布の面を該成形体から離間する方向へ曲げて、該濾布と一体で搬送されてきた該成形体を該濾布から剥離することを特徴とする請求項8記載の湿式成形方法。
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