JP2008238010A - 輸送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】羽根板と破砕部との噛み込みの発生を抑制するとともに、駆動手段にかかる負荷を抑制して消費電力の低減を図ることが容易な輸送装置を提供する。
【解決手段】輸送装置としてのロータリーフィーダ14は、開口を有する収容体20と、収容体20の内部に収容されて金属屑を移送可能とする回転体50と、開口を覆うとともに回転体50に隣接して配置され、収容体20の内部を被輸送物収容側と内通路T側に区画する区画体60と回転体50を正回転方向A及び逆回転方向Bに回転駆動可能な駆動手段と、回転体との回転に伴って回転体50と協働して金属屑を破砕する収容側破砕部とを備える。収容側破砕部は、回転体50の正回転方向Aに対して対向配置される第1破砕面64aと回転体50の逆回転方向Bに対して対向配置される第2破砕面64bとを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、たとえばNC旋盤を用いた金属製品の加工により生じた金属屑等の被輸送物を輸送する輸送装置に関するものである。
従来、工場等で製品を加工する際に生じる加工屑やセメント等の粉粒体等の被輸送物を所定箇所(たとえば貯蔵タンク)まで輸送する際に、輸送路内に圧送される空気等の気体に被輸送物を混合して輸送する空気輸送システムが広く利用されている。この空気輸送システムにおいて、輸送路に粉粒体等を輸送する輸送装置としてロータリーフィーダが使用されている。このロータリーフィーダの内部には、駆動用モータにより回転駆動される回転体が配設されており、同回転体は、等間隔おきに放射状に突設されてなる複数の羽根板を有している。そして、隣接する羽根板により形成された各仕切室には、その容積に相当する量の粉粒体等が順次投入され、回転体の回転に基づき前記各仕切室内に収納された粉粒体等を輸送路に順次投入するようになっている。
ところで、ポリエチレン、ポリプロビレンなどの繊維状、シート状、固形状の成形物を破砕しつつ、それら成形物を輸送路に輸送するロータリーフィーダが提案されている(特許文献1参照。)。特許文献1のロータリーフィーダの内壁には固定刃が設けられており、この固定刃と羽根板との間で上記成形物を挟むことによって上記成形物を破砕する構成となっている。
特開2001−96181号公報
ところで、被輸送物として固形状の物体をロータリーフィーダにより輸送する際に、ロータリーフィーダ内において被輸送物が重なり合って密度が高まることによって被輸送物の塊が形成されることがある。このような被輸送物の塊が固定刃と羽根板との間に挟みこまれると、塊を破砕するために、駆動モータには多大な負荷がかかることになる。とくに、被輸送物が金属屑等の硬質な物質であると、駆動モータにかかる負荷はさらに大きくなり、場合によっては、固定刃と羽根板との間に噛み込みが発生して羽根板及び回転体が回転不能になるおそれもある。また、駆動モータにかかる負荷の増大にともなって、駆動モータの消費電力も増加することになる。これらの不都合を解決する対策として駆動モータの駆動能力を高めることが考えられるが、輸送装置のコストの上昇、輸送装置の大型化など新たな不都合が生じるために好適な対策とはいえない。
いずれにしても、特許文献1のロータリーフィーダは、このようなロータリーフィーダ内で形成される被輸送物の塊に起因する問題点について何ら考慮されてはいない。仮に固定刃と羽根板との間に噛み込みが発生した場合には駆動モータにかかる負荷が大きく、多大な消費電力を必要とするものとなっていた。
この発明は、こうした従来の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、羽根板と固定刃等の破砕部との噛み込みの発生を抑制するとともに、駆動モータにかかる負荷を抑制して消費電力の低減を図ることが容易な輸送装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明の輸送装置は、開口を有して被輸送物を収容する収容体に、複数の羽根板により複数の仕切室を回転方向へ形成する回転体を間隔をおいて複数枚並設し、前記回転体の回転に伴う前記各仕切室の移動軌跡を輸送気体が圧送される輸送通路に対応させ、前記回転体の回転に基づき前記仕切室内に収容された被輸送物を前記輸送通路を介して外部へ輸送する輸送装置において、前記回転体に隣接して配置され、前記開口を覆うとともに前記収容体内を被輸送物収容側と輸送通路側に区画する区画体と、前記回転体を正方向及び逆方向に回転駆動可能な駆動手段とを備え、前記区画体の被輸送物収容側の端面には、前記回転体の回転に伴って前記羽根板と協働して被輸送物を破砕する収容側破砕部が設けられているとともに、前記収容側破砕部は、前記回転体の正回転方向に対して対向配置される第1破砕部と前記回転体の逆回転方向に対して対向配置される第2破砕部とを備えることを特徴とする。
上記構成によれば、正方向と逆方向の両方向に回転体を回転駆動させることができる。そのため、仮に、羽根板と破砕部との間に噛み込みが発生した場合には、回転体を逆回転させることによって噛み込みを解消することが可能であるとともに、被輸送物の密度上昇等に起因する被輸送物の塊が形成されたとしても回転体を逆回転させることにより被輸送物の塊を崩すことができる。したがって、被輸送物の塊に起因して増大する駆動手段の負荷を低減することができるとともに、羽根板と破砕部との間における噛み込みの発生を抑制することができる。さらに、上記構成では、第1破砕部と第2破砕部とが設けられている。これにより、正逆どちらの方向に回転体を回転駆動させた場合においても被輸送物を破砕することができるため、効率よく被輸送物の破砕及び輸送を行なうことができる。
請求項2に記載の発明の輸送装置は、請求項1に記載の発明において、前記回転制御手段は、前記回転体の回転方向について正回転と逆回転とを連続的に切り換え制御することを特徴とする。上記構成によれば、通常の運転動作の中に回転体の回転方向の切り換えが組み込まれているため、一方向のみに回転体を回転駆動する場合のように特定部分に集中して被輸送物が堆積することが抑えられて上記被輸送物の塊の発生が抑制される。
請求項3に記載の発明の輸送装置は、請求項2に記載の発明において、前記回転体の逆回転時において、前記羽根板の先端が前記第2破砕部に到達したときに形成される前記羽根板と前記第2破砕部とにより囲まれる第2破砕領域は、前記回転体の正回転時において、前記羽根板の先端が前記第1破砕部に到達したときに形成される前記羽根板と前記第1破砕部とにより囲まれる第1破砕領域よりもその容積が小さいことを特徴とする。
上記構成によれば、第1破砕領域に対して、第2破砕領域の容積が小さくなるように形成されている。これにより、逆回転時における1枚の羽根板が第2破砕部と協働して破砕する被輸送物の最大量が第1破砕部と協働して破砕する被輸送物の最大量に比べて抑制されるため、正回転時と比較して逆回転時における噛み込みの発生が抑えられる。よって、正回転時における噛み込みを抑制又は解消するための逆回転駆動を行なうに際して、第2破砕部側で再び噛み込みが発生するおそれを抑制する。
請求項4に記載の発明の輸送装置は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記区画体は、前記回転体の並設方向に複数配置されているとともに、前記第1破砕部及び第2破砕部の少なくとも一方は、前記回転体の並設方向において前記輸送通路の中心軸線からの距離が異なるようにそれぞれ配置されていることを特徴とする。上記構成によれば、回転体の回転に伴う破砕部と羽根板との破砕タイミングに時間差が発生するため、駆動手段にかかる負荷が分散される。これにより、駆動手段にかかる負荷が抑制されて消費電力を好適に低減することができる。
請求項5に記載の発明の輸送装置は、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の発明において、前記区画体の前記輸送通路側の端面には、前記回転体の回転に伴って前記羽根板と協働して被輸送物を破砕する通路側破砕部が設けられているとともに、前記通路側破砕部は、前記回転体の正回転方向に対して対向配置される第3破砕部と前記回転体の逆回転方向に対して対向配置される第4破砕部の少なくとも一方を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、輸送通路側においても被輸送物を破砕することができる。そのため、何らかの原因により輸送通路内に送られたサイズの大きい被輸送物は、輸送通路内において再び破砕され得る。よって、輸送通路内に送られた圧送困難なサイズの大きい被輸送物が輸送通路内に堆積する状況を抑制することができる。
請求項6に記載の発明の輸送装置は、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の発明において、前記区画体の被輸送物収容側の端面において、前記第1破砕部と前記第2破砕部との間には、前記回転体の回転に伴って前記羽根板と協働して被輸送物を破砕する中間破砕部が被輸送物収容側に向かって立設されていることを特徴とする。
上記構成によれば、被輸送物収容側において、被輸送物は、収容側破砕部と中間破砕部の複数箇所で破砕されることになる。これにより、時間当たりの破砕量が増加して装置の破砕効率を向上させることができるとともに、被輸送物の細分化に伴う圧送効率の向上を実現する。
本発明の輸送装置によれば、羽根板と破砕部との噛み込みの発生を抑制するとともに、駆動モータにかかる負荷を抑制して消費電力の低減を図ることが容易である。
以下、本発明の輸送装置を図面に基づいて説明する。
図9は、被輸送物を輸送気体に混合させて輸送する空気輸送システムの全体構成を概略的に示している。なお、本実施形態では、NC旋盤11を用いた金属製品の加工により生じた金属屑を被輸送物とするとともに、ロータリーフィーダを輸送装置とする。この種の金属屑は硬質であるとともに、形状が複雑で均一ではなく、たとえば螺旋状に渦巻いているものや、長さが数ミリから数十ミリのものが混在している。このような金属屑の種類としては鉄、鋳鉄、鋳鋼、アルミニウム等が挙げられる。
本実施形態の空気輸送システムには、2つの輸送路12、13が並設されている。各輸送路12、13の最上流にはそれぞれロータリーフィーダ14が配設されている。ロータリーフィーダ14は、NC旋盤11の排出口11aから排出された金属屑を輸送路12、13側へ輸送するものである。なお、各輸送路12、13においてそれぞれ設けられるロータリーフィーダ14は、同一の構成を有している。
各輸送路12、13の最下流側には共通の吸引ブロワー15が配設されている。この吸引ブロワー15は、輸送気体の供給源となっている。本実施形態の空気輸送システムでは、各ロータリーフィーダ14によりそれぞれ輸送路12、13側に輸送された金属屑は、吸引ブロワー15により吸引されることで、負圧状態の輸送路12、13の下流側へ輸送される。
各輸送路12、13において、ロータリーフィーダ14の近傍には切換バルブ16がそれぞれ設けられている。これにより、いずれの輸送路12、13に輸送気体を供給するかが各切換バルブ16の開閉によって選択されるようになっている。吸引ブロワー15の下流側(下方)には、貯蔵タンク17が配設されている。この貯蔵タンク17には各輸送路12、13内を輸送されてきた金属屑が貯蔵されるようになっている。
図1及び図2に示すように、ロータリーフィーダ14は、上方を開口する収容体20の内部に金属屑を移送可能とする回転体50を所定の間隔をおいて複数枚並設するとともに、それら回転体50と回転体50との間には区画体60が配設されている。なお、本実施形態では、ロータリーフィーダ14内を通る輸送路12(13)を内通路T(輸送通路)として記載する。以下、収容体20、回転体50及び区画体60について順次説明する。
収容体20は、NC旋盤11の排出口11aの下方においてその開口を排出口11aに対向させた状態で配置される(図9参照)。収容体20は、四角枠状のフィーダケース21と、その底部を形成する円弧状の外周ケース23と、フィーダケース21の上縁に設けられたホッパー22とにより形成されている。なお、フィーダケース21は、対向する一対の第1側壁21aと、第1側壁21aを連結する第2側壁21bとにより形成されている。
図2に示すように、輸送路12又は13の上流側に位置する一方の第1側壁21aと、外周ケース23の輸送路12又は13の上流側とには(ともに図2では右側)、外気を内通路T内に吸入するためのエア吸入口24が開口形成されている。そして、内通路Tの下流側に位置する第1側壁21a(図2では左方の第1側壁21a)の中央下部には、収容体20内で金属屑が混合された輸送気体を吐出する金属屑排出口25が開口形成されている。また、第1側壁21aの外側面には、金属屑排出口25に連結された下流側輸送管73が接合固定されている。
さらに、収容体20の略中央には、第1側壁21aに取付けられたモータ71に連結される駆動軸40が回転可能に支持されている。駆動軸40は円柱状をなしているとともに、図2に示されるように駆動軸40の外周面には、周方向での位置が軸線方向に沿って変化するように所定間隔おきにスピール凹部40aが形成されている。この駆動軸40には、回転体50と区画体60が装着されている。また、モータ71には、回転制御手段72が接続されており、この回転制御手段72は、モータ71の回転方向を制御する。具体的には、回転制御手段72は、モータ71の回転方向すなわち回転体50の回転方向について正回転方向Aと逆回転方向Bとを連続的に切り替える制御を行なう。なお、本実施形態においては、モータ71が駆動手段として機能する。
次に、回転体50について図1〜図3に基づいて説明する。図2に示すように、本実施形態では、6枚の回転体50が収容体20内に並設されており、それら回転体50はいずれも同形状をなすものである。図3(a)に示すように、回転体50には、その中心を回転中心軸Pと同一とする円環状の連結部51が設けられており、回転体50は、この連結部51において駆動軸40に連結されている。連結部51には駆動軸40に連結されるための円形状の孔53が形成されるとともに、孔53の内面にはスピール溝53aが凹設されている。図2に示すように、回転体50と駆動軸40は、スピール溝53aとスピール凹部40aを対向させるように位置決めされている。そして、各凹部の間に形成された空間にスピール41が挿入されることで、回転体50は駆動軸40に対して相対回転不能に連結されている。
図3(a)に示すように、連結部51には、略四角柱状の羽根板52が放射状に6枚突設されているとともに、それぞれの羽根板52の位置は、回転中心軸Pに対して対称となるように配置されている。図3(b)に示すように、正回転方向Aに対して前方側に位置する羽根板52の前方面54は、その先端54aと回転中心軸Pとを含む仮想平面(イ)上に位置するような平面状に形成されているとともに、基端54bは正回転方向Aの前方側に湾曲した面形状に形成されている。また、正回転方向Aに対して後方側に位置する羽根板52の後方面55は、その先端55aと回転中心軸Pとを含む仮想平面(ロ)に対して、基端55b側が正回転方向Aに対して後方側にずれるような傾斜した平面状に形成されている。回転体50は、隣り合う羽根板52間に形成される仕切室Rが回転体50の回転に伴い一定の移動軌跡上を、金属屑が供給される収容体20の開口側に位置する被輸送物収容側から金属屑を排出する輸送通路側へ順次移動するように配置されている。
次に、区画体60について、図1、図2、及び図4に基づいて説明する。図2に示すように、本実施形態では、7枚の区画体60が収容体20内に並設されており、それら区画体60はいずれも同形状をなすものである。収容体20内において、7枚の区画体60は、駆動軸40の軸方向に並設されるとともに、回転体50同士の間を覆うように回転体50に隣接して配置されている。
図4(a)に示すように、区画体60の略中央には、その中心を回転中心軸Pと同一とする円環状の軸受部61が設けられているとともに、軸受部61には駆動軸40に連結されるための円形状の孔62が形成されている。区画体60は、この連結部51において駆動軸40に連結される。
図1及び図4(a)に示すように、回転体50の正回転方向A前方側であって、軸受部61の外周面には区画前部63aが連設されている。この区画前部63aの上端面の軸受部61側には、第1破砕部としての第1破砕面64aが設けられているとともに、収容体20側には、水平平面状の平坦面が形成されている。第1破砕面64aは、その先端と回転中心軸Pとを含む仮想平面(ハ)に対して、凹むように形成されている。この第1破砕面64aは、軸受部61側ほど前記仮想平面(ハ)に対して下方となるように傾斜する平面状に形成されているとともに、さらに軸受部61側が徐々に上方となるように湾曲する円弧面状に形成されている。また、区画前部63aの下端面には、第4破砕部としての第4破砕面65aが設けられている。この第4破砕面65aは、軸受部61側から第2側壁21b側に向けて下方となるように傾斜する平面状に形成されているとともに、第4破砕面65aの軸受部61側及び第2側壁21b側の端面は円弧面状に形成されている。
図1及び図4に示すように、回転体50の正回転方向A後方側であって、軸受部61の外周面には区画後部63bが連設されている。この区画前部63aの上端面の軸受部61側には、第2破砕部としての第2破砕面64bが形成されているとともに、収容体20側には、水平平面状の平坦面が形成されている。第2破砕面64bは、その先端と回転中心軸Pとを含む仮想平面(ニ)に対して、凹むように形成されている。この第2破砕面64bは、軸受部61側ほど前記仮想平面(ニ)に対して下方となるように傾斜する平面状に形成されているとともに、さらに軸受部61側が徐々に上方となるように湾曲する円弧面状に形成されている。また、区画後部63bの下端面には、第3破砕部としての第3破砕面65bが設けられている。この第3破砕面65bは、軸受部61側から第2側壁21b側に向けて下方となるように傾斜する平面状に形成されているとともに、第3破砕面65bの軸受部61側及び第2側壁21b側の端面は円弧面状に形成されている。なお、本実施形態においては、第1破砕面64aと第2破砕面64bとにより収容側破砕部が構成されているとともに、第4破砕面65aと第3破砕面65bとにより通路側破砕部が構成されている。
このように、軸受部61及び区画前部63a及び区画後部63bの上端面により構成される被輸送物収容側の一面は、正面視(回転中心軸P方向に見た場合を意味する)W状に形成されているとともに、軸受部61及び区画前部63a及び区画後部63bの下端面により形成される輸送通路側の一面は、正面視M状に形成されている。なお、区画前部63a及び区画後部63bの高さ方向の肉厚(図1に示す区画前部63a及び区画後部63bの上下方向の肉厚)は、羽根板52の厚みよりも大きくなるように形成されている。また、図2に示すように、区画体60の上面及び下面は、回転中心軸P方向における端縁同士の位置が同じとなるような水平状態をなすように形成されている。なお、区画前部63a及び区画後部63bがそれぞれフィーダケース21にボルト止めされることで、区画体60は位置決めされている。
次に、回転体50と区画体60の配置構成について説明する。図2に示すように、回転体50と区画体60とは、駆動軸40に対して交互に装着されており、本実施形態では7枚の区画体60と6枚の回転体50がそれぞれ隣り合う位置に配置されている。このとき、回転体50と区画体60は隙間なく配置されており、回転体50の回転に伴い羽根板52の側端面が各破砕面の側端部と摺接するように位置決めされている。
また、6枚の回転体50はそれぞれの羽根板52の位相を揃えて駆動軸40に連結されている。そのため、駆動軸40の回転に伴い、各回転体50の各羽根板52は内通路T内を同じ位相で回転移動する。図5に示すように、回転体50及び区画体60は、区画前部63a側において羽根板52と区画体60との少なくとも一部が重なっている場合には、区画後部63b側においても羽根板52と区画体60との少なくとも一部が重なるように構成されている。また、図1及び図5に示すように、区画体60は、その横幅が回転体50の最大径よりも大きく形成されているため、区画体60の収容体20側の両端部には、羽根板52の届かない隙間が設けられる。
図5(a)に示すように、回転体50が正回転方向Aに回転するに際して、羽根板52の先端が第1破砕面64aに到達したときに、羽根板52の前方面54と第1破砕面64aとにより囲まれる第1破砕領域Cが形成される。この第1破砕領域C内に収容される金属屑が、第1破砕領域Cを形成する羽根板52と第1破砕面64aとによる破砕の破砕対象となる。同様に、図5(b)に示すように、回転体50が逆回転方向Bに回転するに際して、羽根板52の先端が第2破砕面64bに到達したときに、羽根板52の後方面55と第2破砕面64bとにより囲まれる第2破砕領域Dが形成される。この第2破砕領域D内に収容される金属屑が、第2破砕領域Dを形成する羽根板52と第2破砕面64bとによる破砕の破砕対象となる。
本実施形態においては、回転体50が逆回転方向Bに回転するに際して形成される第2破砕領域Dの容積は、回転体50が正回転方向Aに回転するに際して形成される第1破砕領域Cの容積よりも小さくなるように、回転体50及び区画体60が形成されている。このように形成することで、逆回転時に第2破砕面64bにおいて破砕される金属屑の量を、正回転時に第1破砕面64aにおいて破砕される金属屑の量よりも少なくしている。
次に内通路Tについて説明する。区画体60の下方には、中央部が下方に湾曲した円弧状の板部材である内周ケース31が固定されている。内通路Tは、区画体60の下端面と内周ケース31の上面との間に形成される空間であるとともに、エア吸入口24と金属屑排出口25を連結する空間である。上記のとおり、区画体60の下端面は、正面視M状に形成されているため、内通路Tは断面略扇形状の空間となっている。なお、本実施形態では、連結部51と軸受部61が同径の円環状に形成されているため、連結部51の外周面と軸受部61の下面により形成される内通路上面Mは、段差のない面一に形成されている。
次に液体回収機構について図1及び図2に基づいて説明する。本実施形態のロータリーフィーダ14には、NC旋盤11の排出口11aから金属屑に混じって収容体20の内部に供給された油分を回収する液体回収機構が内通路Tの下方に設けられている。図1に示すように、液体回収機構は、内通路Tから液体回収機構側への油分の通過を許容する通過部としてのパンチングメタル32を設けている。パンチングメタル32は、内周ケース31の下部に設けられた軸方向に延びる略長方形状の取付孔31aに取り付けられており、このパンチングメタル32の孔の大きさは、金属屑は通過せずに油分のみを通過させる程度に設定されていることが好ましい。
また、図2に示すように、液体回収機構は、パンチングメタル32を通過した油分を貯留する貯留部36を設けている。貯留部36は、収容体20の底部において外周ケース23と内周ケース31との対向面間に設けられる。そして、パンチングメタル32を通じて貯留部36へ導入された油分は、バルブ34を開放した状態で吸引ポンプ(図示略)により排出部33まで吸引され、その排出部33を通じて排出される。この排出部33には、油分をろ過するフィルタが設けられていることが好ましい。なお、外周ケース23と内周ケース31との対向面間には、貯留部36とエア吸入口24側を区画するとともにエア吸入用の通路を形成するエア吸入側壁38が設けられている。
液体回収機構は、パンチングメタル32に付着した金属屑を取り除く目詰まり防止手段を設けている。目詰まり防止手段は、噴射用エア供給口35と、噴射用エア供給口35に接続された圧縮空気供給装置37と図示しない制御装置とから構成されている。制御装置の指令により、圧縮空気供給装置37から供給された圧縮空気が第1側壁21aに設けられた噴射用エア供給口35を通して貯留部36内に噴射される。なお、この制御装置は、その構成要素として上述した回転制御手段72を含むものであり、制御装置は圧縮空気供給装置37の制御を行なうだけでなく、空気輸送システム全体の制御を行なう。
次に、このように構成されたロータリーフィーダ14を用いて金属屑を移送する態様を説明する。
NC旋盤11を用いた金属加工により生じた金属屑は、その排出口11aから収容体20のホッパー22を通して被輸送物収容側に到達した仕切室Rに充填される。そして、回転体50を回転させることで、金属屑が充填された仕切室Rを内通路T側へと移送する。この回転体50の回転方向は、回転制御手段72によって制御されており、所定時間ごとに回転方向の切り換えを行なっている。本実施形態においては、正回転方向Aに30秒間、回転させた後に逆回転への切り換え制御を行なうとともに、逆回転方向Bに15秒間、回転させた後に正回転への切り換え制御を行なっている。
回転体50が正回転方向Aに回転駆動される場合には、仕切室Rに充填された金属屑は、回転体50の回転に伴って区画前部63a側から内通路T側へと移送される。このとき、仕切室Rの内外に跨るように送り込まれた金属屑は、羽根板52と第1破砕面64aとの間に挟まれて剪断される。また、区画後部63bの下端面には、第3破砕面65bが形成されているため、金属屑は羽根板52第3破砕面65bとの間においても同様に破砕される。
回転方向の切り換え制御がなされて、回転体50が逆回転方向Bに回転駆動される場合には、仕切室Rに充填された金属屑は、回転体50の回転に伴って区画後部63b側から内通路T側へと移送される。また、羽根板52は、正回転時に区画前部63a側に移送されていた金属屑の流れを崩しつつ区画後部63b側へ金属屑を移送する。このとき、仕切室Rの内外に跨るように送り込まれた金属屑は、羽根板52と第2破砕面64bとの間に挟まれて剪断される。また、区画前部63aの下端面には、第4破砕面65aが形成されているため、金属屑は羽根板52第4破砕面65aとの間においても同様に破砕される。
上述したように本実施形態では、被輸送物収容側にて金属屑が充填された仕切室Rは、回転体50の回転に伴って内通路T側へと移送される。このとき、切換バルブ16は開状態とされ、吸引ブロワー15により内通路Tの内部が負圧状態となっている。そして、仕切室Rが内通路T側に到達すると、仕切室R内に充填されている金属屑は、吸引ブロワー15により吸引されることで、内通路Tを通過して負圧状態の輸送路12(13)の下流側へ強制的に輸送される。このとき、本実施形態のロータリーフィーダ14は、内通路上面Mの形状を面一に形成するとともに、羽根板52の回転位相を揃えてあるため、金属屑は、連結部51及び羽根板52にほとんど衝突することなく内通路Tを通過する。その結果、内通路Tに供給された金属屑を輸送路12(13)へスムーズに輸送することができる。そして、金属屑は貯蔵タンク17まで輸送され、貯蔵タンク17内に貯蔵される。
また、回転体50と区画体60を隙間なく配置することで、この隙間を通した空気の漏れを抑え、内通路T内の気密性の低下を抑制している。とくに、区画前部63a及び区画後部63bの高さ方向の肉厚を羽根板52よりも厚くなるように構成することで、羽根板52が区画体60と重なるように摺動する期間を長く確保している。そのため、金属屑収容側から内通路T側へ気体が流入されにくくなっている。さらに、図5(a)及び(b)に示すように、羽根板52が区画前部63a側で区画体60と重なるようにして摺動している場合には、区画後部63b側においても羽根板52が区画体60と重なるようにして摺動するように構成されているため、内通路Tへの気体流入防止効果がより高められている。
また、本実施形態においては、NC旋盤11を用いた金属加工に際して生じた油分が、金属屑に混じって収容体20の内部に供給されることがある。本実施形態では、こうした油分は収容体20に設けられた液体回収機構により回収される。すなわち、収容体20の内部に供給された油分は、金属屑とともに回転体50によって内通路Tに移送された後、パンチングメタル32を通過して貯留部36へ導入され、そこで貯留される。この貯留部36の内部に一定量の油分が貯留されると、バルブ34を開放して吸引ポンプ(図示略)を作動させて貯留部36内の油分を排出部33まで吸引し、その排出部33を通じて油分を収容体20外へ排出する。
また、本実施形態では、制御装置は定期的に目詰まり防止手段を作動させている。目詰まり防止手段の作動に際して、制御装置は、まず吸引ブロワー15、モータ71等の駆動系を停止させる。続いて、制御装置からの指令によって、圧縮空気供給装置37から圧縮空気を、噴射用エア供給口35を通して貯留部36内に向けて噴射させる。この圧縮空気の圧力によってパンチングメタル32に付着した金属屑が内通路T側へ吹き飛ばされる。制御装置は、この動作を数回行なった後に、空気輸送システムの稼動再開を可能にする。
次に本実施形態における作用効果について、以下に記載する。
(1)本実施形態では、回転体50の回転方向を正回転方向A及び逆回転方向Bに回転駆動可能なモータ71と同回転方向を制御する回転制御手段72を備えているとともに、回転体50の前方面54に対向する第1破砕面64aと後方面55に対向する第2破砕面64bが形成されている。これにより、回転体50を正回転方向Aと逆回転方向Bの両方向に回転駆動させることが可能となるため、正回転時における羽根板52と第1破砕面64aとの間での金属屑の噛み込みを抑制するための逆回転時においても、金属屑の破砕及び内通路Tへの金属屑の移送を実現することができる。また、正回転及び逆回転を繰り返すことによって、収容体20内の金属屑の堆積化及び金属屑の密度上昇を抑制して、羽根板52と各破砕面との間における金属屑の塊に起因する噛み込みの発生を抑制することができる。
(2)本実施形態のモータ71は、通常の運転時に、回転体50の回転方向について正回転方向Aと逆回転方向Bとを連続的に切り換える制御を行なっている。これにより、一方向のみに回転体50を回転駆動する場合のように金属屑が特定部分に集中して堆積することが抑えられて金属屑の塊の発生が抑制される。
(3)本実施形態では、第2破砕領域Dの容積は、第1破砕領域Cの容積よりも小さくなるように形成されている。これにより、逆回転時において、1枚の羽根板52が第2破砕面64bと協働して破砕する金属屑の最大量が第1破砕面64aと協働して破砕する金属屑の最大量に比べて抑制される。そのため、逆回転時において、羽根板52と第2破砕面64bとの間の噛み込みの発生が抑えられる。よって、正回転時における羽根板52と第1破砕面64aとの間の噛み込みを抑制又は解消するための逆回転駆動を行なうに際して、羽根板52と第2破砕面64bとの間で再び噛み込みが発生するおそれを抑制する。
また、第1破砕領域Cの容積が大きくなるように形成されているため、正回転時においては、一回転当りの移送量が大きくなる。これにより、正回転時における移送効率が高められる。
(4)本実施形態では、区画体60の下端面が内通路Tの一面を形成しているとともに、区画前部63aの下端面には第4破砕面65aが設けられ、区画後部63bの下端面には第3破砕面65bが設けられている。そのため、内通路T側においても、第3破砕面65b又は第4破砕面65aと羽根板52との協働により金属屑を破砕することが可能となり、サイズの大きい金属屑が内通路T内に送られたとしても、その金属屑を再び破砕することができる。よって内通路T内に送られた圧送が難しい金属屑が内通路T内に堆積するといった状況を抑制することができる。
(5)本実施形態では、区画体60の収容体20側の両端部には、羽根板52の届かない隙間が設けられている。そのため、細かな金属屑はこの隙間から内通路T側へ落下する。これにより、羽根板52の先端部分による噛み込みの発生を抑制することができる。
(6)本実施形態では、羽根板52における前方面54は、連結部51の径方向に沿って平面状に形成されているとともに、後方面55は、連結部51の径方向に対して正回転方向A後方側に傾斜した平面状に形成されている。これにより、仕切室R内に大量の金属屑が充填されていたとしても羽根板52が第1破砕面64a又は第2破砕面64bに接近するにつれて、第1破砕領域C又は第2破砕領域Dに収容しきれない過剰金属屑は、羽根板52の先端側へ流れて仕切室Rから流出しやすくなる。つまり、本実施形態の羽根板52は、仕切室R内にある過剰金属屑を仕切室R外へ誘導するように機能する。そのため、第1破砕領域C又は第2破砕領域Dに過剰な量の金属屑が入り込むことが抑えられ、噛み込みの発生を抑制することができる。
(7)本実施形態では、第1破砕面64a及び第2破砕面64bはともに、収容体20側から駆動軸40方向に向かって下降傾斜するように形成されている。そのため、羽根板52の前方面54と第1破砕面64aとが交差する剪断ポイント及び羽根板52の後方面55と第2破砕面64bとが交差する剪断ポイントは、回転体50の回転に伴って収容体20側から駆動軸40側に移行する。したがって、上記各剪断ポイントでは、剪断力が集中して働くとともに、その剪断ポイントが徐々に移行するため、金属屑の剪断が円滑に行なわれる。
(8)本実施形態では、破砕機能を有するとともに内通路Tの内面の一部を構成する区画体60が回転体50と回転体50との間を覆うように回転体50に隣接して配置される。これにより、回転体50の回転領域の範囲内において金属屑の剪断と輸送を実現している。このように内通路Tの下面から駆動軸40までの高さが抑えられていることから、ロータリーフィーダ14の多機能化を達成しつつ、ロータリーフィーダ14の薄型化が図られて、設計の自由度が高められている。
(9)本実施形態では、6枚の回転体50が並設されている。回転体50を収容体20内に多数配設することで、ロータリーフィーダ14内の剪断ポイントを増加させている。そのため、金属屑をより細かくすることができるとともに、そのサイズを均一化するようにして剪断することができる。
(10)回転体50の連結部51と区画体60の軸受部61は、同径の円環状に形成されているとともに、連結部51の外周面と軸受部61の下面により構成される内通路上面Mは、段差のない面一に形成されている。そのため、内通路Tを通過する金属屑が連結部51に衝突することなくスムーズに移動する。さらに、内通路T内の輸送気体の流れを安定化させることができ、ひいては金属屑の輸送効率を向上させることができる。
(11)本実施形態では、回転体50と区画体60は隙間なく配置されているため、回転体50と区画体60との間に生じる隙間が小さくなり、内通路T内への気体の流入を抑え、内通路T内の気密性の低下を抑制する。
(12)本実施形態の各羽根板52の配置構成と区画前部63a及び区画後部63bの高さ方向の厚み構成によって、一方の羽根板52が区画前部63aと重なって摺動している場合には、対称に位置する他方の羽根板52も区画後部63bと重なって摺動することを可能にする。したがって、回転体50の回転時に被輸送物収容側から内通路T側へ気体が流入されることを抑制して、内通路T内の気密性が確保し易くなっている。
(13)本実施形態に設けられた各回転体50は、羽根板52の位相を揃えて駆動軸40に固定されているため、内通路T内を羽根板52の位相を揃えて回転移動する。そのため、内通路Tに供給された金属屑は、収容体20内の下流側に配置された回転体50の羽根板52にほとんど衝突することなく内通路Tを通過する。したがって、金属屑の輸送効率を向上させることができる。
(14)本実施形態では、駆動軸40の外周面上にスピール凹部40aをその周方向での位置が軸線方向に沿って変化するように所定間隔おきに形成している。これにより、羽根板52と各破砕面との間における金属屑の破砕時に、駆動軸40にかかる負荷が駆動軸40の径方向に分散される。そのため、駆動軸40の外周面の一部分のみに偏った負荷がかかることが抑制される。
(15)本実施形態では、駆動軸40に対して6枚の回転体50と7枚の区画体60がそれぞれ別体として交互に装着されている。そのため、回転体50の羽根板52、又は区画体60の各破砕面に破損等の不具合が生じた場合には、問題のある回転体50又は区画体60のみを交換することができる。したがって、回転体50又は区画体60を一体に形成した場合のように、一部分のみに破損等の不具合が生じた際にも全体を交換するという必要はなく、部品交換時のコストが抑制される。
(16)本実施形態は、パンチングメタル32に対して圧縮空気を噴射する目詰まり防止手段を備えている。そのため、パンチングメタル32に付着した油分の塊や、油分を伴った金属屑等は内通路T側へ吹き飛ばされる。したがって、パンチングメタル32の目詰まりによる液体回収機構の機能低下を防止することができる。
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 本実施形態では、被輸送物として金属屑を輸送する空気輸送システムを採用したが、この被輸送物は金属屑に限られるものではない。すなわち、ガラス、プラスチック、板材、生ごみ、ビニール等の粉砕体や、セメント、木の粉等の粉体等を輸送する空気輸送システムを採用してもよい。
・ 本実施形態の輸送システムには、2つの輸送路12、13を設けたが、同輸送路を3つ以上設ける構成を採用してもよい。このような構成とした場合、様々な種類の金属屑(たとえば鉄、鋳鉄、鋳鋼、アルミニウム等)の輸送がその種類別に可能となり、効率的である。また、輸送通路を1つとする構成を採用してもよい。この場合、切換バルブ16は省略される。
・ 本実施形態では、収容体20をフィーダケース21とホッパー22と外周ケース23とから構成したが、これらを互いに一体化して構成してもよいし、2部材からなるように構成してもよい。また、たとえば、ホッパー22を省略してフィーダケース21と外周ケース23のみから構成してもよい。この場合、ロータリーフィーダ14をさらに薄型化することができる。
・ 本実施形態の収容体20は、図1に示すように、駆動軸40と直交する断面が略多角形状となるような略角筒型に構成したが、収容体20の形状はこれに限られるものではない。たとえば、収容体20を前記断面が下方に突出した半月状となるような円筒型に構成してもよい。
・ 本実施形態の回転制御手段72は、所定時間ごとに回転体50の回転方向を連続的に切り換えていたが、回転体50の回転制御はこれに限定されるものではない。たとえば、所定回転数ごとに回転体50の回転方向を切り換えてもよいし、これらの制御に加えて、逆回転方向Bの回転速度を遅くするような回転速度を切り換える制御を行なってもよい。なお、ここでいう連続的とは、正方向への回転を停止させてから逆方向への回転を開始する間、或いは逆方向への回転を停止させてから正方向への回転を開始する間に一定のインターバルが設定されている場合も含むものである。また、回転体50の回転方向の切り換え制御を連続的に行なうのではなく、噛み込みの発生時のみに回転方向の切り換えを行なう構成としてもよい。
・ 本実施形態では、回転体50を6枚並設させていたが、回転体50の数はこれに限られるものではなく、複数枚であれば何枚並設されていてもよい。また、1枚の回転体50に、羽根板52を6枚設けていたが、羽根板52の数すなわち仕切室Rの数はこれ限定されるものではなく、6つ未満であってもよく、7つ以上であってもよい。
・ 本実施形態では、回転体50を回転中心軸P方向に沿って一列に配置していたが、回転体50の配置構成はこれに限られるものではなく、回転体50を複数列に配置する構成を採用してもよい。たとえば、二本の駆動軸40を平行に配置するとともに、これら駆動軸40にそれぞれ回転体50を装着させてもよい。この場合、装置全体における破砕可能箇所が倍増するため、時間当たりの破砕量が増加して装置の破砕効率を向上させることができる。また、一方の駆動軸40に装着される回転体50と他方の駆動軸40に装着される回転体50の移動軌跡が、駆動軸40間で重なるように各回転体50を配置するとともに、各回転体50を内側方向に回転させるように構成すると、回転体50同士でも金属屑を破砕することも可能となる。
・ 本実施形態では、各回転体50は、それぞれの羽根板52の位相を揃えて配置されていたが、羽根板52の位相をずらして配置してもよい。この場合には、回転体50ごとに、回転体50の回転に伴う各破砕面と羽根板52との破砕タイミングに時間差が発生するため、モータ71にかかる負荷が分散される。これにより、モータ71にかかる負荷が抑制されてロータリーフィーダ14の消費電力を好適に低減することができる。
・ 本実施形態では、連結部51を円環状に形成したが、連結部51の形状はこれに限られるものではない。たとえば、多角形状や楕円形状としてもよい。特に、連結部51の回転軌跡が区画体60の下面を越えて内通路T側へ突出しないような肉厚に形成した場合には、内通路T内を通過する金属屑を連結部51に衝突させることなくスムーズに輸送することができる。
・ 本実施形態では、羽根板52の前方面54は、その先端54aと回転中心軸Pとを含む仮想平面(イ)上に位置するような平面状に形成されているとともに、基端54bは正回転方向Aの前方側に湾曲した面形状に形成されていた。また、後方面55は、その先端55aと回転中心軸Pとを含む仮想平面(ロ)に対して、基端55b側が正回転方向Aに対して後方側にずれるような傾斜した平面状に形成されていた。しかし、前方面54及び後方面55の形状はこれに限られるものではなく、どの様な形状に形成してもよい。たとえば、前方面54を、その先端54aと回転中心軸Pとを含む仮想平面(イ)に対して、基端54b側が正回転方向Aに対して後方側又は前方側に傾斜した平面状に形成してもよいし、その中央部が凹んだ又は膨らんだ円弧面形状に形成してもよい。これは、後方面55に関しても同様である。
また、図6(a)に示す回転体50のように、羽根板52を正面視した際の中心線に対して対称形状となるように前方面54と後方面55を形成してもよい。このように形成した場合、図6(b)に示すように、第1破砕領域Cと第2破砕領域Dの容積が等しくなる(図6(b)においては、回転体50が正回転方向Aに回転した状態を一点鎖線で示すとともに、逆回転方向Bに回転した状態を二点鎖線で示している。)。この場合には、回転体50を正逆どちらの方向に回転させた場合においても、その破砕能力は等しいものとなるため、正回転時と逆回転時の切り換え条件を同じにすることが望ましい。
・ 本実施形態では、区画体60を7枚並設させていたが、区画体60の数はこれに限られるものではなく、何枚並設されていてもよい。たとえば、複数の区画体60を回転体50の移動軌跡と重ならない位置で連結するなどして、複数の区画体60を一体に形成する構成としてもよいし、回転体50間に複数の区画体60を並設する構成としてもよい。
・ 本実施形態では、区画体60の軸受部61を円環状に形成したが、軸受部61の外周形状はこれに限られるものではない。たとえば、多角形状や楕円形状としてもよい。
・ 第1破砕面64a及び第2破砕面64bの形状及び配設位置を適宜変更してもよい。たとえば、図7(a)に示す区画体60を採用してもよい。この区画体60は、一点鎖線で示すように、第1破砕面64aの凹み深さを大きくして、内通路Tの中心軸線Qからの距離を小さくするように第1破砕面64aの形状及び配設位置を変更する。この場合には、第1破砕領域Cの容積が増加するため内通路Tへの金属屑の移送量が多くなる。また、内通路Tの中心軸線Qからの距離が大きくなるように第1破砕面64aの配置位置及び形状を変更してもよい。つまり、二点鎖線で示すように水平面となるように形成してもよいし、第1破砕面64aの先端と回転中心軸Pとを含む仮想平面(ハ)に対して、上方へ膨らむように形成してもよい。ここでは、第1破砕面64aについて説明したが、第2破砕面64bについても同様である。
さらに、収容体20内において、第1破砕面64a及び第2破砕面64bの形状又は配設位置の異なる区画体60を混在させて並設してもよい。このようにした場合には、羽根板52の位相を揃えて回転体50を配置したとしても、回転体50の回転に伴う各破砕面と羽根板52との破砕タイミングに時間差が発生するため、モータ71にかかる負荷が分散される。これにより、モータ71にかかる負荷が抑制されて消費電力を好適に低減することができる。また、区画前部63a及び区画後部63bの上端面を側面視断面が2段の段差状となるように形成するとともに、その上段部と下段部にそれぞれ第1破砕面64a及び第2破砕面64bを設ける構成としても同様の効果を奏する。
また、図7(b)に示す区画体60を採用してもよい。この区画体60は、一点鎖線で示すように、第1破砕面64aの配設位置を、回転中心軸Pを中心とした仮想円の周方向にずらしている。この場合には、第1破砕領域Cの容積を維持したまま、羽根板52との破砕タイミングのみが変更されることになる。ここでは、第1破砕面64aについて説明したが、第2破砕面64bについても同様である。
このように第1破砕面64a及び第2破砕面64bの配設位置をそれぞれ上記周方向にずらした区画体60を収容体20内に並設した場合においても図7(a)の区画体60を並設した場合と同様の効果を奏する。さらに図7(b)の区画体60を並設した場合には、各区画体60における破砕領域の容積が一定であるため、駆動軸40にかかる負荷が軸方向において不均一になることが抑制される。これにより、駆動軸40に対してねじれ方向の負荷がかかることが抑えられ、ねじれ等の不具合の発生が抑制される。
・ 区画体60の形状を適宜変更してもよい。たとえば、図8に示す区画体60を採用してもよい。図8に示す区画体60は、その軸受部61の上端部に中間破砕部66が立設されている。そして、その区画前部63a側の側面には第6破砕面66aが設けられているとともに、区画後部63b側の側面には第5破砕面66bが設けられている。これにより、羽根板52と第5破砕面66bと羽根板52の間、及び羽根板52と第6破砕面66aとの間において金属屑を破砕することが可能となる。正回転方向Aに回転体50を回転させるに際して、被輸送物収容側では、羽根板52と第1破砕面64aとの間、及び羽根板52と第5破砕面66bとの間の2箇所で金属屑を破砕することになる。したがって、時間当たりの破砕量が増加して破砕効率を向上させることができるとともに、被輸送物の細分化に伴う圧送効率の向上を実現する。このような中間破砕部66は、軸受部61に複数設けてもよいし、その位置を区画前部63a側又は区画後部63b側にずらして設けてもよい。また、収容体20内において、中間破砕部66を備える区画体60と備えていない区画体60とを混在させて並設してもよいし、中間破砕部66の設けられている位置の異なる区画体60を混在させて並設してもよい。
さらに、図8に示す区画体60には、区画前部63aの下端部と区画後部63bの下端部とを連結する底部67が設けられている。底部67はその中央が下方に湾曲した円弧面状に形成されており、底部67の上面は、軸受部61及び区画前部63a及び区画後部63bの下端面とともに内通路Tの内周面を形成している。この区画体60を収容体20内に並設する際には、隣接する区画体60の底部67間にパンチングメタル32等の通過部や、底部67と同様の円弧面を有する底形成部材を取り付けることで内通路Tを形成することができる。なお、上記底形成部材は底部67と一体に形成してもよい。このように構成した場合には、内周ケース31を設ける必要はなく、部材点数を減らすことができる。また、この底部67に貫通孔等を設けて、内通路Tから液体回収機構側への油分の通過を許容する通過部としてもよい。なお、中間破砕部66と底部67のいずれか一方のみを備える構成としてもよい。
・ 本実施形態では、図2に示すように、区画体60の上面は、回転中心軸P方向における端縁同士の位置が同じとなるような水平状態をなすように形成されていたが、この上面形状はこれに限るものではない。たとえば、区画体60の上面を、回転中心軸P方向における中央が上方に突出するような山型形状をなすように形成してもよいし、回転中心軸P方向における一方の端縁から他方の端縁に向けて傾斜するような斜状に形成してもよい。このように形成した場合には、区画体60上に位置する金属屑が仕切室R内に移動しやすくなる。なお、この変更例は、第1破砕面64a、第2破砕面64b、及び軸受部61の上面について、それぞれ異なるような面形状となるように変更してもよいし、すべて同一となるような面形状にとなるように変更してもよく、その変更の組み合わせはとくに限定されない。
・ 本実施形態では、連結部51と軸受部61を同径の円環状に形成したが、連結部51と軸受部61の形状が異なるように構成してもよい。この場合、内通路上面Mは内通路Tの通路方向において凹凸状の段差が形成されることになる。
・ 本実施形態では、スピール凹部40aとスピール溝53aを位置合わせして形成された空間にスピール41を挿入することで駆動軸40と回転体50を相対回転不能に連結していたが、回転体50の連結方法はこれに限られるものではない。たとえば、駆動軸40の外周面上に設けたスピール凹部40aの代わりに凸部を設け、スピール溝53aと凹凸の係合関係によって回転体50を連結してもよい。この場合、区画体60には、駆動軸40に設けた凸部の通過を許容するための空間を設けるとよい。また、凹凸の係合関係に頼るのではなく、溶接や圧入によって位置決めしてもよい。
・ 本実施形態では、スピール凹部40aを駆動軸40の外周面上にスピール凹部40aをその周方向での位置が軸線方向に沿って変化するように形成したが、スピール凹部40aの配置構成はこれに限られるものではない。たとえば、スピール凹部40aを駆動軸40の外周面上に軸線方向に沿って一直線上に形成してもよい。この場合、各回転体50におけるスピール溝53aの位置を各回転体50の間で互いにずれるように配設すると、本実施形態と同様に金属屑の破砕時に、駆動軸40にかかる負荷が駆動軸40の径方向に分散されるという効果を得ることができる。
・ 本実施形態では、回転体50と区画体60との間に隙間がないように配置するとともに、羽根板52と第1破砕面64a及び羽根板52と第2破砕面とが摺接するように構成されていたが、回転体50と区画体60との間に隙間を設けてもよい。この場合、回転体50と区画体60との間における金属屑の噛み込みを抑制できる。
・ 回転体50の前方面54及び後方面55に、先端が鋭利となるように加工仕上げされた刃を設けてもよいし、各破砕面に同様の刃を設けてもよい。
・ 本実施形態では、区画体60の収容体20側の両端部には、羽根板52の届かない隙間が設けられていたが、この隙間はなくてもよい。また、その隙間をなくして、羽根板52の先端部と協働して被輸送物を破砕する破砕部を設けてもよい。たとえば、隣接する区画体60に跨って回転中心軸P方向に延びる板状部材を区画前部63aの平坦面上に配置し、その側端部と羽根板の先端54aとが摺接するように構成してもよい。この変更例が区画後部63b側でも適用できることはいうまでもない。
・ 本実施形態では、第2破砕領域Dの容積が第1破砕領域Cの容積よりも小さくなるように構成していたが、第1破砕領域Cと第2破砕領域Dの大小関係はこれに限定されるものではなく、大小関係を逆転させてもよいし、同じ容積となるように構成してもよい。
・ 本実施形態では、区画前部63aの下端面に第4破砕面65aを設けるとともに、区画後部63bの下端面に第3破砕面65bを設けていたが、これら第3破砕面65bと第4破砕面65aのいずれか一方のみを備える構成としてもよいし、第4破砕面65a及び第3破砕面65bをともに設けなくてもよい。
・ 収容体20の内部に供給された油分を回収して排出することができるのであれば、液体回収機構の構成は特に限定されるものではない。たとえば、吸引ポンプを省略する代わりに、貯留部36の内部に連通するとともに同貯留部36から下方へ勾配をもって延びる排出管を設け、そうした排出管を通じて前記油分を収容体20外へ排出する構成を採用してもよい。
・ ロータリーフィーダ14における液体回収機構は省略されてもよい。この場合、輸送路12(13)の最下流側に、油分と金属屑とを分離する分離手段(たとえば、バグフィルター)を設けることが好ましい。また、本実施形態の空気輸送システムにおいて、液体回収機構に加え、そうした分離手段をさらに設ける構成を採用してもよい。すなわち、ロータリーフィーダ14の内部に設けられた回収機構と、同分離手段とにより油分の分離及び回収が行われることとなる。このような構成とした場合には、油分の分離・回収機能のさらなる向上が図られる。
・ 本実施形態では、通過部として、内周ケース31の取付孔31aにパンチングメタル32を配設したが、通過部の構成はこれに限定されるものではない。内周ケース31全体をパンチングメタル32で構成してもよいし、金属屑の通過を防止して油分のみの通過を可能とするのであれば、たとえば、通過部として金網や樹脂製の濾過体等を採用してもよい。
・ 吸引ブロワー15に代えて供給ブロワーを備える空気輸送システムを採用してもよい。この場合、供給ブロワーはロータリーフィーダ14よりも上流側に設け、供給ブロワーから供給される輸送気体は、エア吸入口24に提供される。このとき、ホッパー22の開口部に密閉ダンパーを設けて前記開口を密閉すると輸送効率が向上する。
本実施形態の輸送装置の断面図。 図1におけるX−X線断面図。 (a)は、本実施形態の回転体を示す斜視図。(b)は、本実施形態の回転体を示す正面図。 (a)は、本実施形態の区画体を示す斜視図。(b)は、本実施形態の区画体を示す正面図。 (a)、(b)は、本実施形態の回転体と区画体とを組み合わせた状態をしめす模式図。 (a)は、別例の回転体を示す正面図。(b)は、別例の回転体と区画体とを組み合わせた状態をしめす模式図。 (a)、(b)は、別例の区画体を示す正面図。 別例の区画体を示す正面図。 本実施形態の空気輸送システムを示す概略図。
符号の説明
A…正回転方向、B…逆回転方向、C…第1破砕領域、D…第2破砕領域、Q…中心軸線、R…仕切室、T…内通路、14…ロータリーフィーダ、20…収容体、50…回転体、52…羽根板、54a,55a…先端、60…区画体、64a…第1破砕面、64b…第2破砕面、65a…第4破砕面、65b…第3破砕面、66…中間破砕部、71…モータ、72…回転制御手段。

Claims (6)

  1. 開口を有して被輸送物を収容する収容体に、複数の羽根板により複数の仕切室を回転方向へ形成する回転体を間隔をおいて複数枚並設し、前記回転体の回転に伴う前記各仕切室の移動軌跡を輸送気体が圧送される輸送通路に対応させ、前記回転体の回転に基づき前記仕切室内に収容された被輸送物を前記輸送通路を介して外部へ輸送する輸送装置において、
    前記回転体に隣接して配置され、前記開口を覆うとともに前記収容体内を被輸送物収容側と輸送通路側に区画する区画体と、前記回転体を正方向及び逆方向に回転駆動可能な駆動手段と、前記回転体の回転方向を制御する回転制御手段とを備え、
    前記区画体の被輸送物収容側の端面には、前記回転体の回転に伴って前記羽根板と協働して被輸送物を破砕する収容側破砕部が設けられているとともに、前記収容側破砕部は、前記回転体の正回転方向に対して対向配置される第1破砕部と前記回転体の逆回転方向に対して対向配置される第2破砕部とを備えることを特徴とする輸送装置。
  2. 前記回転制御手段は、前記回転体の回転方向について正回転と逆回転とを連続的に切り換え制御することを特徴とする請求項1に記載の輸送装置。
  3. 前記回転体の逆回転時において、前記羽根板の先端が前記第2破砕部に到達したときに形成される前記羽根板と前記第2破砕部とにより囲まれる第2破砕領域は、前記回転体の正回転時において、前記羽根板の先端が前記第1破砕部に到達したときに形成される前記羽根板と前記第1破砕部とにより囲まれる第1破砕領域よりもその容積が小さいことを特徴とする請求項2に記載の輸送装置。
  4. 前記区画体は、前記回転体の並設方向に複数配置されているとともに、前記第1破砕部及び第2破砕部の少なくとも一方は、前記回転体の並設方向において前記輸送通路の中心軸線からの距離が異なるようにそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の輸送装置。
  5. 前記区画体の前記輸送通路側の端面には、前記回転体の回転に伴って前記羽根板と協働して被輸送物を破砕する通路側破砕部が設けられているとともに、前記通路側破砕部は、前記回転体の正回転方向に対して対向配置される第3破砕部と前記回転体の逆回転方向に対して対向配置される第4破砕部の少なくとも一方を備えることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の輸送装置。
  6. 前記区画体の被輸送物収容側の端面において、前記第1破砕部と前記第2破砕部との間には、前記回転体の回転に伴って前記羽根板と協働して被輸送物を破砕する中間破砕部が被輸送物収容側に向かって立設されていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の輸送装置。
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