JP2008237084A - ビタミンc含有無糖炭酸飲料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ビタミンCを含有し、ガスボリュームが2.3〜3.6の範囲内であることを特徴とする容器詰無糖炭酸飲料、特にビタミンCの含有量が500〜3000ppmであることを特徴とする飲料であって、飲料中のガスボリュームが2.3〜3.6の範囲内にとなるように炭酸を封入する工程と容器に充填する工程とを含む。
【選択図】 図3
Description
1.ビタミンCを含有し、ガスボリュームが2.3〜3.6の範囲内であることを特徴とする容器詰無糖炭酸飲料、
2.ビタミンCの含有量が500〜3000ppmであることを特徴とする上記1記載の容器詰無糖炭酸飲料、
3.ビタミンCがL−アスコルビン酸及び/又はL‐アスコルビン酸塩であることを特徴とする上記1又は2記載の容器詰無糖炭酸飲料、
4.ビタミンCの体内吸収性が向上し、経時的劣化が抑制されることを特徴とする上記1〜3のいずれか記載の容器詰無糖炭酸飲料、
5.ビタミンCを添加する工程と、飲料中のガスボリュームが2.3〜3.6の範囲内にとなるように炭酸を封入する工程と、容器に充填する工程とを含むことを特徴とする無糖飲料の製造方法、
6.ガスボリュームが2.3〜3.6の範囲内に調整することにより、ビタミンC含有無糖炭酸飲料の劣化を抑制する方法
に関する。
実施例に使用した飲料の配合表を表1に示す。ビタミンCとして3000ppmになるように調整したL−アスコルビン酸およびL‐アスコルビン酸ナトリウムそれぞれ20kgおよび12kgを処理水10000Lに溶解し、脱気処理を行った後炭酸ガスを圧入した。炭酸ガスの封入量は、飲料中のガスボリュームとして、1.9、2.1、2.3、2.5、2.7、3.3、3.7になるように調整した。これを洗浄したPETボトルに充填し、キャッピングしたものを試験飲料とした。
表3に実施例に使用した飲料の配合表を示す。ビタミンCとして3000ppmになるように調整したL‐アスコルビン酸およびL‐アスコルビン酸ナトリウムそれぞれ20kgおよび12kgを処理水10000Lに溶解し、脱気処理を行った後炭酸ガスを圧入した。炭酸ガスの封入量は、飲料中のガスボリュームとして2.1、2.45、2.6、3.2、3.6、4.0になるように調整した。これを洗浄したPETボトルに充填し、キャッピングしたものを試験飲料とした。
ビタミンC含有無糖炭酸飲料がビタミンC吸収量に影響するか調べた。
(被験者管理)
試験期間中の食事は本人の自由としたが、暴飲暴食及び過量のアルコールの摂取を控えることとした。試験の2日前からビタミンCを多く含む食品、ビタミン剤、アルコールの摂取の禁止、及び検査前日21時以降の水以外の飲食を禁止した。試験前日の水分摂取量、試験当日の水分摂取を各試験日とも個人ごとにほぼ同量摂取するようにさせるものとした。
ビタミンC含無糖炭酸水(飲料1)と、ビタミンC及び糖質含有炭酸水(飲料2)との2種類を調製した。それぞれの飲料を以下の組成で調製し、体積でメスアップした(表5)。被験飲料は試験前日まで4℃で保存し、前日から室温に戻して被験者に摂取させた。
試験は被験者に6日間の休止期間をはさんで異なる順序で2種の飲料を摂取させ行った。被験者は前日、一定の夕食を与えられ、午後9時以降は水以外の飲食を禁止された。試験当日、午前8時50分より試験を開始した。まず、試験飲料摂取前の採血を行い、引き続き試験飲料を摂取させた。採血は、試験飲料摂取完了時から1、2、3、4及び6時間後に指先からヘパリン処理済みヘマトクリット管を用いて行った(図4)。
試験サンプルおよび試験飲料中のビタミンCは梅垣ら(日本栄養・食糧学会誌 第52巻第2号 107−111 (1999))の方法に従い、電気化学検出器(ECD)を装着した高速液体クロマトグラフィーを用い、還元型ビタミンC(L−アスコルビン酸)のみ分析した。
血漿は、ヘパリン採血した健常人の血液をただちに遠心分離(12,000rpm、5分、室温;コクサン、H−1200A)して調製した。血漿に5倍量(v/v)の6%(w/v)メタりん酸水溶液を加え(最終濃度5%)、ボルテックスミキサーで攪拌し、遠心分離(15000rpm、15分、4℃;日立、himac CF15R)した。上清をフィルター(0.45μm)ろ過し、HPLC試料とした。
HPLCシステムについて、ポンプにはLC−6A(島津)、オートインジェクターにはSIL−9A(島津)、データ処理には741(ウォーターズ)を用いた。ECDにはEC−8011(東ソー)を用い、加電圧は+350mAとした。また、カラムにはWakosil−II 3C18HG φ4.6×150mm(和光)を用い、カラム温度は40℃とした。移動層には、0.1M りん酸二水素カリウム溶液(0.5mM 塩化ドデシルトリメチルアンモニウム、0.2mM EDTA2Na含有、pH 3.0)を用い、流速を1.0mL/ minとした。
摂取前の値との比較を、対応あるt−検定で行った。
試験飲料は、事前にビタミンC濃度を測定しておき、各々500mgずつ摂取できるように投与量(mL)を調節した(表6)。
血漿中ビタミンC濃度は、飲料摂取2時間後にピークとなった。摂取前と比較して摂取後の血漿アスコルビン酸濃度はほとんどの時間で有意に上昇した(表7)。無糖炭酸群では加糖炭酸群と比較して飲料摂取後の血漿アスコルビン酸増加量が高かった(図5)。また、AUCでは加糖炭酸群(18.45μg/ml・6h)において無糖炭酸群(23.59μg/ml・6h)と比較して低下が認められた(図6)。
Claims (6)
- ビタミンCを含有し、ガスボリュームが2.3〜3.6の範囲内であることを特徴とする容器詰無糖炭酸飲料。
- ビタミンCの含有量が500〜3000ppmであることを特徴とする請求項1記載の容器詰無糖炭酸飲料。
- ビタミンCがL−アスコルビン酸及び/又はL‐アスコルビン酸塩であることを特徴とする請求項1又は2記載の容器詰無糖炭酸飲料。
- ビタミンCの体内吸収性が向上し、経時的劣化が抑制されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の容器詰無糖炭酸飲料。
- ビタミンCを添加する工程と、飲料中のガスボリュームが2.3〜3.6の範囲内にとなるように炭酸を封入する工程と、容器に充填する工程とを含むことを特徴とする無糖飲料の製造方法。
- ガスボリュームが2.3〜3.6の範囲内に調整することにより、ビタミンC含有無糖炭酸飲料の劣化を抑制する方法。
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Cited By (4)
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---|---|---|---|---|
JP2011030512A (ja) * | 2009-08-03 | 2011-02-17 | Suntory Holdings Ltd | ビタミンc強化飲料 |
JP2016042813A (ja) * | 2014-08-21 | 2016-04-04 | ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社 | 非炭酸飲料、及びその製造方法、並びに非炭酸飲料におけるレトロネイザルアロマの組成の変化抑制方法 |
WO2020203604A1 (ja) * | 2019-04-02 | 2020-10-08 | アサヒ飲料株式会社 | 柑橘風味の無糖炭酸飲料 |
WO2024151240A1 (en) * | 2023-01-10 | 2024-07-18 | Orta Dünya Gida İthalat İhracat Sanayi̇ Ve Ti̇caret Li̇mi̇ted Şi̇rketi̇ | Cola flavored carbonated beverage with vitamins |
-
2007
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