JP2008236365A - 非接触ミリ波通信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】クライアントの低価格化、小電力化および携帯性の向上を実現できる非接触ミリ波通信機を提供する。
【解決手段】非接触ミリ波通信機1において、サーバ2の送受信回路は、ミリ波送信用の第1のアンテナ18と、ミリ波受信用の第2のアンテナ19とを備え、クライアント3の送受信回路は、第1のアンテナからミリ波を受信するための第3のアンテナ23と、ミリ波送受信用の第4のアンテナ24とを備え、第1乃至第4のアンテナは、第1と第3のアンテナ、第2と第4のアンテナをそれぞれ対向させたとき、第1のアンテナと第4のアンテナ間、および第2のアンテナと第3のアンテナ間の不要結合レベルが所定値より低くなるアンテナ特性を有し、クライアントの送受信回路がミリ波発振器を有さないようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ミリ波通信機に関し、特に、NRDガイドで構成された送受信回路を有するサーバとクライアントとの間において非接触で双方向通信を行う非接触ミリ波通信機に関するものである。
近年、携帯電話機などの無線端末機は、サーバから無線によって音楽ファイルなどの情報ファイルをダウンロードするクライアントとしての機能を有しており、利用者は、クライアントをコネクタに接続することなくサーバから情報ファイルを取得できるようになっている。
このようなクライアントにおいては、マイクロ波によってサーバと通信を行うため、音楽ファイルなどファイルサイズの小さい情報ファイルをダウンロードするには十分な通信速度を有しているものの、映画ファイルなど音楽ファイルと比較してファイルサイズが大きい情報ファイルをダウンロードするには通信速度が低すぎるという問題がある。
サーバとクライアントとの間の通信速度を上げる方法として、より周波数の高いミリ波帯においてサーバとクライアントとの間の通信を行うことが提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
米山、他、「ミリ波を用いた超高速・大容量映像ダウンロード」、第4回ミリ波ワークショップ講演資料集、電気学会ミリ波技術を用いたシステムの高機能化とその展開調査専門委員会、平成15年10月29日、p.11-18
しかしながら、このような従来の無線通信機においては、ミリ波発振器が、他の構成要素と比較して非常に高価であるのみならず、消費電力も大きいため、クライアントにミリ波発振器を備えると、クライアントが高価になるとともに、大容量のバッテリーを搭載する必要も生じ、クライアントの小型化や軽量化の妨げになるという問題があった。
本発明は、このような従来の問題を解決するためになされたもので、クライアントにミリ波発振器を備えることなくミリ波帯の双方向通信を行うことを可能にし、クライアントの低価格化および小型化・軽量化のできる非接触ミリ波通信機を提供することを目的とする。
本発明の非接触ミリ波通信機は、サーバとクライアントとによって構成され、前記サーバと前記クライアントとの間でミリ波による非接触の通信が行われる非接触ミリ波通信機において、前記サーバの送受信回路は、ミリ波発振器と、前記ミリ波発振器から出力されたミリ波を変調するための第1の変調器と、前記第1の変調器により変調されたミリ波を前記クライアントに向けて送信するための第1のアンテナと、前記クライアントとの間でミリ波を送受信するための第2のアンテナと、前記第2のアンテナにより受信されたミリ波を検波するための第1の検波器と、を備え、前記クライアントの送受信回路は、前記第1のアンテナから送信されたミリ波を受信するための第3のアンテナと、前記第3のアンテナにより受信されたミリ波を検波するための第2の検波器と、前記第2のアンテナとの間でミリ波を送受信するための第4のアンテナと、前記第4のアンテナで受信された無変調のミリ波を変調するための第2の変調器と、を備え、前記第1乃至第4のアンテナは、前記第1と第3のアンテナ、前記第2と第4のアンテナをそれぞれ対向させたとき、前記第1のアンテナと前記第4のアンテナ、および前記第2のアンテナと前記第3のアンテナの結合レベルが所定の値より低くなるアンテナ特性を有し、前記クライアントの送受信回路が、ミリ波発振器を有していないことを特徴とした構成を有している。
この構成により、クライアントにミリ波発振器を組み込むことなくサーバと双方向のミリ波通信を行うことができるので、クライアントを低コストで組み立てられるとともに、非接触ミリ波通信機全体を低コストで実現できる。また、クライアントが消費電力の大きいミリ波発振器を備える必要がないため、クライアントに搭載するバッテリーを小型化、軽量化でき、クライアントの携帯性を高めることができる。
さらに、本発明の非接触ミリ波通信機は、請求項1に記載の非接触ミリ波通信機において、サーバとクライアントとによって構成され、前記サーバと前記クライアントとの間でミリ波による非接触の通信が行われる非接触ミリ波通信機において、前記サーバの送受信回路は、ミリ波発振器と、前記ミリ波発振器から出力されたミリ波を変調するための第1の変調器と、前記第1の変調器により変調されたミリ波を前記クライアントに向けて送信するための第1のアンテナと、前記クライアントとの間で電波を送受信するための第2のアンテナと、前記第2のアンテナにより受信された電波を検波するための第1の検波器と、を備え、前記クライアントの送受信回路は、前記第1のアンテナから送信されたミリ波を受信するための第3のアンテナと、前記第3のアンテナにより受信されたミリ波を検波するための第2の検波器と、前記第2のアンテナとの間で電波を送受信するための第4のアンテナと、電波を変調するための第2の変調器と、を備え、前記第1乃至第4のアンテナは、前記第1と第3のアンテナ、前記第2と第4のアンテナをそれぞれ対向させたとき、前記第1のアンテナと前記第4のアンテナ、および前記第2のアンテナと前記第3のアンテナの結合レベルが所定の値より低くなるアンテナ特性を有し、前記第2のアンテナと前記第1の検波器、および前記第4のアンテナと前記第2の変調器が、それぞれ低速通信用無線機の一部によって構成されており、前記クライアントの送受信回路が、ミリ波発振器を有していないことを特徴とした構成を有している。
この構成により、クライアントにミリ波発振器を組み込むことなくサーバと双方向のミリ波通信を行うことができるので、クライアントを低コストで組み立てることが可能でありながら、サーバとクライアントとの間で上り下りともミリ波による超高速の伝送速度を確保することができる。
さらに、本発明の非接触ミリ波通信機は、請求項1または2に記載の非接触ミリ波通信機において、前記サーバおよび前記クライアントの前記送受信回路の少なくとも一部が、NRDガイドによって構成されることを特徴とした構成を有している。
この構成により、クライアントおよびサーバを構成するミリ波送受信回路におけるミリ波の伝送損失を著しく低減できるので、サーバやクライアントにミリ波増幅器を搭載する必要がなく、より簡単な構成で、低コストで高性能な非接触ミリ波通信機を実現することができる。
本発明は、クライアントにミリ波発振器を組み込むことなくサーバと双方向のミリ波通信を行うことにより、クライアントを低コストで組み立てることができるとともに、クライアントが消費電力の大きいミリ波発振器を備える必要がないため、クライアントに搭載するバッテリーを小型化、軽量化でき、クライアントの携帯性を高めることができるという効果を有する非接触ミリ波通信機を提供することができるものである。
以下、本発明の実施の形態の非接触ミリ波通信機について、図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態における非接触ミリ波通信機について、図1乃至図9を用いて、説明する。
図1に示すように、非接触ミリ波通信機1は、サーバ2およびクライアント3によって構成されている。
サーバ2は、60GHz帯のミリ波を発振するミリ波発振器11と、結合器12と、第1および第2のサーキュレータ13、14と、第1の変調器15と、無反射終端器16と、第1の検波器17と、第1および第2のアンテナ18、19とを備えており、これらはミリ波送受信回路を構成している。
また、サーバ2は、映画ファイルなどの情報ファイルが蓄積された記憶装置27や、サーバ2とクライアント3との間の通信制御を行うための不図示の通信制御手段に接続されている。
クライアント3は、第2の検波器21と、第2の変調器22と、第3および第4のアンテナ23、24とを備えており、これらはミリ波送受信回路を構成している。また、クライアント3は、サーバ2から受信した情報ファイルを蓄積するための記憶装置28と接続されている。記憶装置28は、例えば、ハードディスクドライブによって構成されており、クライアント3と一体となるよう形成されている。ここで、記憶装置28は、クライアント3と着脱可能になっていてもよい。
サーバ2とクライアント3は、第1と第3のアンテナ18、23とが対向し、第2と第4のアンテナ19、24とが対向するように配置される。このとき、対向するアンテナ間の通信距離が至近距離となるようにする。この通信距離は、第1および第2の検波器17、21によってミリ波を十分に検波できる距離であるとともに、利用者がクライアント3のアンテナをサーバ2のアンテナに対向させることが容易な距離であることが好ましく、例えば、対向するアンテナがほぼ接する程度の距離から、数100cmの範囲であればよい。本実施の形態においては、通信距離を20mmとしている。
以下、サーバ2およびクライアント3の送受信回路をNRDガイド集積回路によって構成する場合について説明する。
NRDガイドは、方形断面を有する誘電体線路10と、平行に配置されハウジングとして機能する上部導体板31および下部導体板32とによって構成されており、誘電体線路10は、上部導体板31および下部導体板32により狭持されている(図2参照)。本実施の形態においては、上部および下部導体板31、32はアルミニウムにより形成されているが、銅または真鍮などの良導電体・非磁性体材料により形成されていればよい。
誘電体線路10は、ミリ波に対して低損失性を有するよう、損失角tanδが10−4程度、比誘電率εが3.0以下の材料により形成されると好適である。本実施の形態においては、誘電体線路10は、比誘電率εが2.04のポリテトラフルオロエチレン(以下、単にPTFEという)により形成されている。
誘電体線路10の寸法は、高さをa、幅をb、自由空間波長をλとすると、
a=0.45λ
b=0.51・((ε−1−1/2・λ
となっている。本実施の形態においては、55GHzから65.5GHzの帯域において単一モードとなるよう、a=2.25mm、b=2.5mmとしている。
サーバ2においては、誘電体線路10は、結合器12とミリ波発振器11、無反射終端16、第1のサーキュレータ13および第2のサーキュレータ14との間、第1のサーキュレータ13と第1の変調器15および第1のアンテナ18との間、第2のサーキュレータ14と第1の検波器17および第2のアンテナ19との間にそれぞれ設置されている。
また、クライアント3においては、誘電体線路10は、第3のアンテナ23と第2の検波器21との間、第2の変調器22と第4のアンテナ24との間にそれぞれ設置されている。
第1のサーキュレータ13は、モードサプレサ35を有する3本の誘電体線路10と、1組のフェライトディスク36、37と、誘電体スペーサ38と、不図示の1組のディスク型磁石とによって形成されており(図3参照)、3本の誘電体線路は、互いに120°の角度間隔で放射状に配置されている。また、第2のサーキュレータ14も同様の構成を有している。
モードサプレサ35は、Cu箔等からなる、チョーク型のストリップ線路により形成されている。
第1のサーキュレータ13は、誘電体線路10dを伝搬してきたミリ波を、フェライトディスク36によって反時計回りに回転させ、誘電体線路10eへ伝搬させるようになっている。したがって、誘電体線路10dから誘電体線路10fへは伝搬しない。また、第1のサーキュレータ13は、誘電体線路10eを伝搬してきたミリ波を、反時計回りに回転させ、誘電体線路10fへ伝搬させる。
同様に、ミリ波発振器11から誘電体線路10aを介して10cに伝搬されたミリ波は、第2のサーキュレータ14のフェライトディスク36によって反時計回りに回転され、誘電体線路10gに伝搬される。また、第2のアンテナ19から誘電体線路10gを介して第2のサーキュレータ14に入力されたミリ波は、フェライトディスク36によって反時計回りに回転され、誘電体線路10hへ伝搬される。
図4(a)は、ミリ波発振器11の構造を模式的に示す斜視図である。また、図4(b)は、ミリ波発振器11が有するガンダイオードマウント41の断面図である。ミリ波発振器11は、ガンダイオード40が螺入されたガンダイオードマウント41と、ストリップ線路44と、誘電体線路10と、セラミック共振器42とによって構成されている。
ガンダイオードマウント41は、真鍮によって形成されており、断面がH型となるチョーク構造を有している。また、ガンダイオードマウント41の側部には、λ/4チョーク構造のバイアスチョーク43が形成されている。ガンダイオード40による発振出力は、PTFE基板上に形成されたストリップ線路44を介して、モードサプレサを有する誘電体線路10に導かれる。
セラミック共振器42は、セラミックディスクと、セラミックディスクを狭持する一組のPTFEディスクにより構成されている。セラミックディスクとPTFEディスクは、不図示のPTFEチューブにより被覆されている。このセラミック共振器42は、温度および印加電圧によってドリフトするガンダイオード40の発振周波数をロックするようになっている。
図1に戻り、結合器12は、所定の曲率半径および曲がり角度を有する2本の誘電体線路を、所定の間隔で配置することによって構成されており、これらの曲率半径、曲がり角度および間隔を調節することにより、所望の結合度を得ることができる。本実施の形態においては、結合度を3dBとしている。
ここで、結合器12は、1入力2出力の電子スイッチにより置き換えられてもよい。
第1および第2の変調器15、22は、不図示のショットキーバリアダイオードと、ショットキーバリアダイオードが装荷されたマウントとによって構成されている。マウントは、PTFE基板により形成されており、このPTFE基板上には、プリントされたチョーク付きパッチパターンが形成されている。マウントは、公知のように、誘電体線路10の長軸方向に対して垂直面内に配置される。
第1および第2の変調器15、22によるミリ波の変調は、ASK、FSK、BPSK、QPSK、MPSKなど公知の変調方式を用いればよいが、ASKが安価、簡単で望ましい。
第1および第2の検波器17、21は、本願出願人による特開2006−166401号公報に開示されているように、ショットキーバリアダイオードにより構成すると、高周波特性に優れているとともに、検波器のダイオードに電圧を印加して検波感度を調整できるので、ミリ波を高感度に検波できる。
第1乃至第4のアンテナ18、19、23、24は、誘電体線路の先端部に、先端ほど細くなるテーパ部を有するロッドアンテナにより構成されており、テーパ部がハウジングから突出するように配置されている。テーパ部の長さは、ミリ波の伝送効率や、サーバ2およびクライアント3が許容される大きさに基づいて決定される。
ここで、第1および第2のアンテナ18、19を小型の誘電体レンズアンテナにより構成し、第3および第4のアンテナ23、24を小型の円錐ホーンアンテナにより構成してもよい。
図5は、円錐ホーンアンテナの構造を模式的に示す誘電体線路10の長軸と平行な面における断面図である。
円錐ホーンアンテナは、図5に示すように、上部導体板31に形成された長さt、直径dの円形導波管部と、その上部に形成された高さh、開口直径dの円錐ホーン部により構成されている。
図6は、誘電体レンズアンテナの構造を模式的に示す誘電体線路10の長軸と平行な面における断面図である。
誘電体レンズアンテナは、図6に示すように、円錐ホーンアンテナの円錐ホーン部にポリフォーム49を介して誘電体レンズ48を設置したものである。ポリフォーム49は、レンズ焦点距離FPと等しい厚みを有しており、レンズ固定部材として機能している。誘電体レンズ48は、直径2R、レンズ焦点距離Fを有する誘電体により形成されている。
第1乃至第4のアンテナ18、19、23、24の放射特性やアンテナ利得などのアンテナ特性は、想定されるサーバ2とクライアント3との通信距離の範囲において、第1のアンテナ18と第4のアンテナ24との間、および第2のアンテナ19と第3のアンテナ23との間のミリ波の不要結合が十分小さいように、たとえば−20dB以下になるように定めると、不要結合の影響は雑音レベル以下となる。したがって、第1乃至第4のアンテナ18、19、23、24の特性としては、低サイドローブのものが好ましい。
また、第1のアンテナ18と第2のアンテナ19との間隔および第3のアンテナ23と第4のアンテナ24との間隔は、それぞれのアンテナの大きさ、アンテナのメインローブの半値角、クライアント3のサイズなどに基づいて定められる。例えば、第1および第2のアンテナ18、19を誘電体レンズアンテナにより構成する場合、誘電体レンズの直径が20mmであり、クライアント3に接続される一般的なハードディスクドライブの大きさが約10cmであることから、第1のアンテナ18と第2のアンテナ19との間隔は20mmから8cmの間となる。
以上のように構成された非接触ミリ波通信機の動作原理を、図1を参照して説明する。
まず、サーバ2のミリ波発振器11により、60GHz帯の無変調のミリ波が出力され、誘電体線路10aへ伝搬される。
次に、誘電体線路10aを伝搬している無変調のミリ波が、結合器12により誘電体線路10cと誘電体線路10dに分配される。
誘電体線路10dに分配されたミリ波は、第1のサーキュレータ13を介して第1の変調器15に入力され、記憶装置27から入力される映像や音声などの情報信号および制御信号により変調される。
第1の変調器15によって変調されたミリ波は、誘電体線路10e、第1のサーキュレータ13および誘電体線路10fを介して第1のアンテナ18からクライアント3に向けて変調波として出力される。
第1のアンテナ18から出力された変調波は、クライアント3の第3のアンテナ23により受信され、誘電体線路10iを伝搬した後に第2の検波器21により信号が検出される。検出された信号は、クライアント3に接続されている記憶装置28に記憶されたり、前記記憶装置28を制御する。
一方、結合器12により誘電体線路10cに分配されたミリ波は、第2のサーキュレータ14および誘電体線路10gを介して、第2のアンテナ19から無変調のミリ波としてクライアント3に向けて出力される。
第2のアンテナ19から出力された無変調のミリ波は、クライアント3の第4のアンテナ24により受信され、誘電体線路10jを介して第2の変調器22に入力される。
第2の変調器22は、サーバ2とクライアント3の間の通信制御を行うための制御情報を表す信号によりミリ波を変調する。この変調されたミリ波は、制御信号として誘電体線路10jを伝搬した後、第4のアンテナ24からサーバ2に向けて出力される。
クライアント3の第4のアンテナ24から出力された制御信号は、サーバ2の第2のアンテナ19により受信され、誘電体線路10g、第2のサーキュレータ14および誘電体線路10hを介して第1の検波器17に入力され、検波される。
以上のように構成された非接触ミリ波通信機の実施例を、図7乃至図9を用いて説明する。
本実施例において、第3および第4のアンテナ23、24を構成する円錐ホーンアンテナは、上部導体板に形成された円形導波管の長さt=2.25mm、直径d=3.6mmであり、その上部に形成された円錐ホーン部は、高さh=1mm、開口直径d=7mmとした。図7は、このように形成された円錐ホーンアンテナの特性を示すグラフであり、(a)はE面の放射特性を、(b)はH面の放射特性をそれぞれ示している。本実施例においては、円錐ホーンアンテナのE面の半値角は58°、H面の半値角は64°、アンテナ利得は9.6dBiであった。
一方、第1および第2のアンテナ18、19を構成する誘電体レンズアンテナは、直径2R=20mm、焦点距離F=12mmとした。図8は、このように形成された円錐ホーンアンテナの特性を示すグラフであり、(a)はE面の放射特性を、(b)はH面の放射特性をそれぞれ示している。この場合、60GHzにおいてE面の半値角は15°、H面の半値角は16°であった。また、アンテナ利得は21dBiであった。
また、サーバ2のミリ波発振器11より出力されるミリ波の周波数を60.5GHz、発振電力を7dBmとした。また、第1および第2のアンテナ18、19と、第3および第4のアンテナ23、24との距離を20mmとした。
図9は、サーバ2から送信した無変調のミリ波を、クライアント3で受信して第2の変調器22により変調した後、変調波をサーバ2に送り返し、サーバ2の第1の検波器17で検波した際の波形を示す図であり、(a)は、変調信号が800Mbpsのときのパルス波形、(b)は、変調信号が1.25Gbpsのときのパルス波形をそれぞれ示している。
図9(a)において、波形51は、クライアント3の第2の変調器22に入力されるパルス波形を表しており、波形52は、サーバ2の第1の検波器17により検波されたパルス波形を表している。
波形51のうち、ある時点に入力されたパルス51aは、ミリ波により搬送され、サーバ2の第1の検波器17によりパルス52aとして検波された。パルス51aが入力されてからパルス52aが検波されるまでの時間は約12nsであった。
また、図9(b)に示すように、変調信号を1.25Gbpsにした場合についても、クライアント3の第2の変調器22に入力されたパルス波形53と、サーバ2の第1の検波器17によって検出されたパルス波形54とが対応しており、例えば、ある時点でクライアント3の第2の変調器22に入力されたパルス53aが、サーバ2の第1の検波器17によりパルス54aとして検波された。
以上の説明においては、サーバ2が有する第1および第2のアンテナ18、19を誘電体レンズアンテナにより構成し、クライアント3が有する第3および第4のアンテナ23、24を円錐ホーンアンテナにより構成する場合について説明した。しかしながら、クライアント3のサイズの許容値が比較的大きい場合には、第3および第4のアンテナ23、24を誘電体レンズアンテナにより構成してもよい。この場合、第3および第4のアンテナ23、24を円錐ホーンアンテナにより構成したときよりもサーバ2とクライアント3との距離を離して通信を行うことができる。
また、クライアント3の第2の変調器22が、制御信号によってミリ波を変調する場合について説明した。しかしながら、第2の変調器22が、時分割などの多重方式を用いることにより、制御信号のみならず、映像信号や音楽信号等の情報信号によりミリ波を変調するようにし、クライアント3からサーバ2に情報信号をアップロードできるようにしてもよい。
以上のように本発明の第1の実施の形態に係る非接触ミリ波通信機においては、クライアントがサーバから受信したミリ波を変調してサーバに送り返す構成を有しているので、クライアントに高価なミリ波発振器を備えることなくミリ波双方向通信ができる。また、クライアントは、消費電力が大きいミリ波発振器を備える必要がないので、クライアントが大容量のバッテリーを搭載する必要がなく、クライアントを小型化、軽量化し、携帯性を向上することができる。
また、サーバ2およびクライアント3のミリ波送受信回路をNRDガイドにより構成することにより、ミリ波の伝送損失を大幅に低減できるので、サーバ2およびクライアント3がミリ波増幅器を備える必要がなく、非接触ミリ波通信機のより一層の低価格化およびクライアントのより一層の小型化、軽量化を実現できる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態に係る非接触ミリ波通信機を、図10を用いて説明する。
なお、本発明の第2の実施の形態に係る非接触ミリ波通信機61を構成するミリ波発振器71、サーキュレータ73、第1の変調器74、ミリ波用アンテナ75は、本発明の第1の実施の形態に係る非接触ミリ波通信機1を構成するミリ波発振器11、第1のサーキュレータ13、第1の変調器15、第1のアンテナ18とそれぞれ同一の構成であり、その説明を省略する。
本実施の形態の非接触ミリ波通信機61は、サーバ62およびクライアント63により構成されている。サーバ62は、ミリ波発振器71と、サーキュレータ73と、第1の変調器74と、ミリ波用アンテナ75と、低速通信用無線機76と、を備えている。低速通信用無線機76は、低速通信用アンテナ77と、不図示の第1の検波器と、を有している。
クライアント63は、ミリ波用アンテナ78と、第2の検波器80と、低速通信用無線機81と、を備えている。低速通信用無線機81は、低速通信用アンテナ79と、不図示の第2の変調器と、を有している。サーバ62およびクライアント63において、ミリ波回路と低速通信用無線機は一体で構成しても、あるいは分離して構成してもよい。
サーバ62の低速通信用無線機76およびクライアント63の低速通信用無線機81は、赤外線あるいはマイクロ波帯あるいはマイクロ波帯より低い周波数帯の電波を送受信可能な公知の無線機により構成されている。
サーバ62の低速通信用無線機76は、記憶装置72からの制御信号で変調された電波を低速通信用アンテナ77からクライアント63に送信する一方、クライアント63の低速通信用無線機81から送信された電波を受信し、この電波から制御信号を検出するようになっている。
クライアント63の低速通信用無線機81は、記憶装置82からの制御信号で変調された電波を低速通信用アンテナ79からサーバ62に送信する一方、サーバ62の低速通信用無線機76から送信された電波を受信し、この電波から制御信号を検出するようになっている。このようにして、サーバ62の記憶装置72の制御信号、およびクライアント63の記憶装置82の制御信号を、低速通信用無線機によって相互に送受信する。
一方、サーバ62のミリ波発振器71で発生したミリ波は、記憶装置72に記憶された映像情報信号によって変調され、ミリ波用アンテナ75から送信される。このミリ波をクライアント63のミリ波用アンテナ78で受信し、第2の検波器80で検波し、映像情報信号をクライアントの記憶装置82に記憶する。これら一連の動作は、低速通信用無線機で送受信された制御信号によって制御される。
以上のように本発明の第2の実施の形態に係る非接触ミリ波通信機においては、クライアントにミリ波発振器を備えることなく、サーバからクライアントへ大容量ファイルを送信するダウンリンクをミリ波を用いて超高速化できる。また、サーバとクライアントの間の制御信号の送受信をミリ波帯より低い周波数帯の公知の無線機を用いて行うので、サーバとクライアントの製造コストをより一層下げることができる。さらに、第1の実施例で問題となったアンテナ間の結合も第2の実施例では全く問題にならない。
以上の説明においては、サーバのミリ波送受信回路およびクライアントのミリ波送受信回路をNRDガイド集積回路によって形成する場合について説明したが、この場合に限られず、モノリシックマイクロ波集積回路(MMIC)によって構成されていてもよい。この場合、NRDガイド集積回路と比較して、ミリ波の伝送損失が大きくなるため、サーバおよびクライアントの少なくとも一方がミリ波増幅器を備えるようにしてもよい。また、NRDガイド集積回路とモノリシックマイクロ波集積回路とを組み合わせてサーバおよびクライアントの送受信回路を構成してもよい。
また、クライアントが、サーバから受信した情報ファイルを一時的に保存するための不揮発性メモリを有するようにしてもよい。
また、クライアントが、記憶装置と接続される場合について説明したが、これに限定されず、PDA(Personal digital assistant)や、受信した映像を再生するための映像再生装置などと接続されていてもよい。
以上のように、本発明にかかる非接触ミリ波通信機は、クライアントにミリ波発振器を備えずにサーバとクライアントとの間で非接触ミリ波通信ができ、クライアントを低価格化および小型・軽量化できるという効果を有し、十分活用されていないミリ波帯通信の普及に適した非接触ミリ波通信機として有用である。
本発明の第1の実施の形態における非接触ミリ波通信機の模式図 本発明の第1の実施の形態におけるNRDガイドを模式的に示す断面図 本発明の第1の実施の形態におけるサーキュレータを模式的に示す斜視図 本発明の第1の実施の形態におけるミリ波発振器を模式的に示す斜視図 本発明の第1の実施の形態における円錐ホーンアンテナの構造を模式的に示す断面図 本発明の第1の実施の形態における誘電体レンズアンテナの構造を模式的に示す断面図 本発明の第1の実施の形態における円錐ホーンアンテナの放射特性を示すグラフ 本発明の第1の実施の形態における誘電体レンズアンテナの放射特性を示すグラフ 本発明の第1の実施の形態における非接触ミリ波通信機の動作特性を示す図 本発明の第2の実施の形態における非接触ミリ波通信機の模式図
符号の説明
1 非接触ミリ波通信機
2 サーバ
3 クライアント
10 誘電体線路
11 ミリ波発振器
12 結合器
13 第1のサーキュレータ
14 第2のサーキュレータ
15 第1の変調器
16 無反射終端器
17 第1の検波器
18 第1のアンテナ
19 第2のアンテナ
21 第2の検波器
22 第2の変調器
23 第3のアンテナ
24 第4のアンテナ
27、28 記憶装置
47 円錐ホーン
48 誘電体レンズ
49 ポリフォーム
61 非接触ミリ波通信機
62 サーバ
63 クライアント
71 ミリ波発振器
72 記憶装置
73 サーキュレータ
74 第1の変調器
75 ミリ波用アンテナ
76 低速通信用無線機
77 低速通信用アンテナ
78 ミリ波用アンテナ
79 低速通信用アンテナ
80 第2の検波器
81 低速通信用無線機
82 記憶装置

Claims (3)

  1. サーバとクライアントとによって構成され、前記サーバと前記クライアントとの間でミリ波による非接触の通信が行われる非接触ミリ波通信機において、
    前記サーバの送受信回路は、
    ミリ波発振器と、
    前記ミリ波発振器から出力されたミリ波を変調するための第1の変調器と、
    前記第1の変調器により変調されたミリ波を前記クライアントに向けて送信するための第1のアンテナと、
    前記クライアントとの間でミリ波を送受信するための第2のアンテナと、
    前記第2のアンテナにより受信されたミリ波を検波するための第1の検波器と、を備え、
    前記クライアントの送受信回路は、
    前記第1のアンテナから送信されたミリ波を受信するための第3のアンテナと、
    前記第3のアンテナにより受信されたミリ波を検波するための第2の検波器と、
    前記第2のアンテナとの間でミリ波を送受信するための第4のアンテナと、
    前記第4のアンテナで受信された無変調のミリ波を変調するための第2の変調器と、を備え、
    前記第1乃至第4のアンテナは、前記第1と第3のアンテナ、前記第2と第4のアンテナをそれぞれ対向させたとき、前記第1のアンテナと前記第4のアンテナ、および前記第2のアンテナと前記第3のアンテナの結合レベルが所定の値より低くなるアンテナ特性を有し、
    前記クライアントの送受信回路が、ミリ波発振器を有していないことを特徴とする全ミリ波型の非接触ミリ波通信機。
  2. サーバとクライアントとによって構成され、前記サーバと前記クライアントとの間でミリ波による非接触の通信が行われる非接触ミリ波通信機において、
    前記サーバの送受信回路は、
    ミリ波発振器と、
    前記ミリ波発振器から出力されたミリ波を変調するための第1の変調器と、
    前記第1の変調器により変調されたミリ波を前記クライアントに向けて送信するための第1のアンテナと、
    前記クライアントとの間で電波を送受信するための第2のアンテナと、
    前記第2のアンテナにより受信された電波を検波するための第1の検波器と、を備え、
    前記クライアントの送受信回路は、
    前記第1のアンテナから送信されたミリ波を受信するための第3のアンテナと、
    前記第3のアンテナにより受信されたミリ波を検波するための第2の検波器と、
    前記第2のアンテナとの間で電波を送受信するための第4のアンテナと、電波を変調するための第2の変調器と、を備え、
    前記第1乃至第4のアンテナは、前記第1と第3のアンテナ、前記第2と第4のアンテナをそれぞれ対向させたとき、前記第1のアンテナと前記第4のアンテナ、および前記第2のアンテナと前記第3のアンテナの結合レベルが所定の値より低くなるアンテナ特性を有し、
    前記第2のアンテナと前記第1の検波器、および前記第4のアンテナと前記第2の変調器が、それぞれ低速通信用無線機の一部によって構成されており、
    前記クライアントの送受信回路が、ミリ波発振器を有していないことを特徴とする半ミリ波型の非接触ミリ波通信機。
  3. 前記サーバおよび前記クライアントの前記送受信回路の少なくとも一部が、NRDガイドによって構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の非接触ミリ波通信機。
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