JP2008236339A - 半導体集積回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】より正確に参照電流をミラーすることが可能な半導体集積回路を提供する。
【解決手段】半導体集積回路100は、参照電流を出力する電流源1と、電流源1の他端に一端が接続されるとともに、ダイオード接続された第1のMOSトランジスタ2と、第1のMOSトランジスタ2のゲートにゲートが接続され、参照電流をカレントミラーした出力電流が流れる第2のMOSトランジスタ3と、第1のMOSトランジスタ2の他端と接地との間に接続された第1の可変抵抗4と、第2のMOSトランジスタの他端と接地との間に接続された抵抗成分5と、第1のMOSトランジスタ1の他端の第1の電位と第2のMOSトランジスタの他端の第2の電位とを比較し、第1の電位と第2の電位とが等しくなるように、第1の可変抵抗4の抵抗値を制御するための信号を出力する第1のオペアンプ6と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、カレントミラー回路を有する半導体集積回路に関するものである。
カレントミラー回路は、ある参照電流の複製を生成する回路であり、従来、アナログ回路においてバイアス用途などに幅広く用いられている。
ダイオード接続された第1のn型MOSトランジスタにある参照電流を流したときに生成されるゲート電位を、第2のn型MOSトランジスタのゲートに与えることにより該参照電流をコピーする。ゲート−ソース間電圧が等しく、これらのMOSトランジスタが飽和領域で動作する場合、これらのMOSトランジスタに流れる電流は等しくなる(なお、ここでは、チャネル長変調効果は無視している。)。
しかし、例えば、上記第2のn型MOSトランジスタのソース−グランド間に抵抗成分が存在する場合、このノードに電流が流れることにより、これらのMOSトランジスタのゲート−ソース間電圧に相違が生じ得る。
また、2つのMOSトランジスタがレイアウト上で離れた位置にある場合など、グランド線の寄生抵抗成分などによっても、これらのMOSトランジスタのゲート−ソース間電圧に相違が生じ得る。
これらのMOSトランジスタのゲート−ソース間電圧に相違がある場合、これらのMOSトランジスタの動作点は同一ではなくなり、参照電流は正しくミラーできない。
このカレントミラーのミスマッチは、ミラー元とミラー先のMOSトランジスタを近距離に配線するなど、レイアウト時に特に配慮することができれば回避できる。
ここで、例えば、カレントミラー回路をソース接地アンプのバイアスに用いる場合がある。例えば、抵抗でディジェネレーションを行う場合は、ミラー元にも同じ電圧降下をもたらす抵抗を挿入することにより、2つのMOSトランジスタのゲート-ソース間電圧は一致したまま保たれる。
しかし、LNA(Low Noise Amplifire)で用いられているような、金属配線で構成されたインダクタンスを用いた誘導性ディジェネレーションの場合は、補償が難しい。ミラー元のソースには、例えば、アンプ側のソース-グランド間抵抗のミラー比倍の抵抗を持たせる必要がある。上記金属配線を用いたインダクタンスは、通常、数十μm〜数百μmほどの直径でスパイラル構造を有している。この金属配線は、寄生抵抗(数〜数十Ωの抵抗成分)を有する。
すなわち、ミラー元に挿入する抵抗を同じ金属配線によって実現しようとすると、非常に大きな配線だけの領域が必要となり、現実的ではない。
また、該インダクタンスの抵抗値と同等の抵抗をポリ抵抗などで代用する方法もある。しかし、プロセスや温度などに対する抵抗値の変動特性が異なると、参照電流は正しくミラーできない。
ここで、従来の半導体集積回路には、カレントミラー回路を構成する2つのn型MOSトランジスタのドレイン電圧をオペアンプの差動入力端子にそれぞれ入力し、該オペアンプの出力電圧をミラー先のn型MOSトランジスタのドレインに接続された可変抵抗であるMOSトランジスタのゲートに印可するものがある。このような構成により、該オペアンプは、カレントミラー回路を構成する2つのn型MOSトランジスタのドレイン電圧を同じ電圧に制御する(例えば、特許文献1参照。)。
上記従来の半導体集積回路により、チャネル長変調効果の影響を低減し、出力電圧の最小許容電圧をより低く設定することができる。
しかし、上記従来の半導体集積回路は、ミラー先のn型MOSトランジスタのソースとグランド電位との間に金属配線で構成されたスパイラルインダクタ等の抵抗成分がある場合に、ゲート−ソース間電圧の相違を補償するものではない。
特開2006−254118号公報
本発明は、より正確に参照電流をカレントミラーすることが可能な半導体集積回路を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る実施例に従った半導体集積回路は、
電源に一端が接続され、参照電流を出力する電流源と、
前記電流源の他端に一端が接続されるとともに、ダイオード接続された第1のMOSトランジスタと、
前記第1のMOSトランジスタのゲートにゲートが接続され、前記参照電流をカレントミラーした出力電流が流れる第2のMOSトランジスタと、
前記第1のMOSトランジスタの他端と接地との間に接続された第1の可変抵抗と、
前記第2のMOSトランジスタの他端と接地との間に接続された抵抗成分と、
前記第1のMOSトランジスタの他端の第1の電位と前記第2のMOSトランジスタの他端の第2の電位とが入力され、前記第1の電位と前記第2の電位とが等しくなるように前記第1の可変抵抗の抵抗値を制御するための信号を出力する第1のオペアンプと、を備え、
前記第1の可変抵抗は、前記第1のオペアンプの出力信号に基づいて、その抵抗値が制御されることを特徴とする。
本発明に係る半導体集積回路によれば、より正確に参照電流をカレントミラーすることができる。
以下、本発明に係る実施例について図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一態様である実施例1に係る半導体集積回路100の要部の構成を示す図である。
図1に示すように、半導体集積回路100は、電源VDDに一端が接続され、参照電流Iinを出力する電流源1と、この電流源1の他端に一端(ドレイン)が接続されるとともに、ダイオード接続されたn型MOSトランジスタである第1のMOSトランジスタ2と、この第1のMOSトランジスタ2のゲートにゲートが接続され、参照電流Iinをカレントミラーした出力電流Ioutが流れるn型MOSトランジスタである第2のMOSトランジスタ3と、を備える。
なお、第1のMOSトランジスタ2のサイズは、例えば、入力オフセットを極力小さくするように、十分大きく設計される。
また、本実施例においては、第2のMOSトランジスタ3のドレイン電位の変動によるチャネル長変調効果は無視するものとする。
また、半導体集積回路100は、第1のMOSトランジスタ2の他端(ソース)と接地VSSとの間に接続された第1の可変抵抗4と、第2のMOSトランジスタ3の他端(ソース)と接地VSSとの間に接続された抵抗成分5と、を備える。
第1の可変抵抗4は、例えば、ゲートに入力される信号に基づいてオン/オフするMOSトランジスタである。
抵抗成分5は、例えば、LNAの誘導性ディジェネレーションである、金属配線で構成されたインダクタ(例えば、スパイラルインダクタ)である。また、抵抗成分5は、例えば、第1、第2のMOSトランジスタ2、3がレイアウト上で離れた位置にある場合に、グランド線の寄生抵抗成分であってもよい。
また、半導体集積回路100は、第1のMOSトランジスタ2の他端(ソース)に非反転入力端子が接続されるとともに第2のMOSトランジスタ3の他端(ソース)に反転入力端子が接続され、第1の可変抵抗4を構成する該MOSトランジスタのゲートに出力が接続された第1のオペアンプ6を備える。
この第1のオペアンプ6は、第1のMOSトランジスタ2の他端(ソース)側の第1の電位V1と、第2のMOSトランジスタ3の他端(ソース)側の第2の電位とを比較し、第1の電位V1と第2の電位V2とが等しくなるように、第1の可変抵抗4の抵抗値を制御するための信号を出力するようになっている。
すなわち、第1のオペアンプ6は、第1の電位V1が第2の電位V2よりも高い場合は抵抗値を減少させ、第1の電位V1が第2の電位V2よりも低い場合は抵抗値を増加させるように、第1の可変抵抗4を制御するようになっている。
また、例えば、第1の可変抵抗4がMOSトランジスタで構成される場合、第1のオペアンプ6の出力信号に基づいて、該MOSトランジスタのオン抵抗が上述のように変動する。なお、該MOSトランジスタの動作領域は、第1、第2の電位V1、V2と該MOSトランジスタのサイズなどによって定まる。しかし、該MOSトランジスタは、上記機能を奏することができれば、線形領域、飽和領域などの領域で動作していてもよい。
ここで、第1、第2の電位V1、V2は、グランドに近い電位になることがある。したがって、第1のオペアンプ6はpMOS入力のものが望ましく、入出力の電位がオペアンプ動作範囲を外れないようにする必要がある。
図2は、図1の第1のオペアンプ6をpMOS入力とした場合の要部構成の一例を示す図である。
図2に示すように、第1のオペアンプ6は、電源VDDにソースが接続され、ゲートがドレインに接続されたp型MOSトランジスタ6aと、このp型MOSトランジスタ6aのドレインに一端が接続され、他端が接地VSSに接続された電流源6bと、電源VDDにソースが接続され、ゲートがp型MOSトランジスタ6aのゲートに接続されたp型MOSトランジスタ6cと、を有する。
また、第1のオペアンプ6は、p型MOSトランジスタ6cのドレインにソースが接続され、ゲートに第1の電位V1が入力されるp型MOSトランジスタ6dと、このp型MOSトランジスタ6dのドレインにドレインおよびゲートが接続され、接地VSSにソースが接続されたn型MOSトランジスタ6eと、ソースがp型MOSトランジスタ6cのドレインに接続され、ゲートに第2の電位V2が入力されるp型MOSトランジスタ6fと、このp型MOSトランジスタ6fのドレインにドレインが接続され、ゲートがn型MOSトランジスタ6eのゲートに接続され、ソースが接地VSSに接続されたn型MOSトランジスタ6gと、を有する。
また、第1のオペアンプ6は、電源VDDにソースが接続され、p型MOSトランジスタ6aのゲートにゲートが接続されたp型MOSトランジスタ6hと、このp型MOSトランジスタ6hのドレインにドレインが接続され、p型MOSトランジスタ6fのドレインにゲートが接続され、接地VSSにソースが接続されたn型MOSトランジスタ6iと、p型MOSトランジスタ6fのドレインに一端が接続された抵抗6jと、この抵抗6jの他端とp型MOSトランジスタ6hのドレインとの間に接続された容量6kと、p型MOSトランジスタ6hのドレインに接続され、第1の可変抵抗4を制御する信号を出力するための端子6lと、を有する。
上記構成を有する第1のオペアンプ6は、p型MOSトランジスタ6d、6fに入力される第1、第2の電位V1、V2に基づいて、信号を端子6lから出力して第1の可変抵抗4であるMOSトランジスタを第1、第2の電位V1、V2が等しくなるように制御する。そして、第1のオペアンプ6は、p型MOSトランジスタ6d、6fのゲートを入力としているので、第1、第2の電位V1、V2がグランドに近い電位になっても、所望の動作をすることができる。
次に、以上のような構成を有する半導体集積回路100の出力特性について検討する。
図3は、本実施例および従来の半導体集積回路のカレントミラーにより得られた出力電流と温度との関係を示す図である。
なお、図3に示す結果は、抵抗成分5を金属配線による寄生抵抗とし、金属配線(銅)温度係数に即して該寄生抵抗が温度特性を持つものとして、温度を変化させたシミュレーションにより得た。また、比較対象となる従来例は、カレントミラー入力側のMOSトランジスタのソースと接地との間に抵抗(温度特性を持たない)を挿入してソース電位の補償を図ったものである。
図3に示すように、上記従来例では、該抵抗を挿入しているため常温(27℃)では正確に電流がミラーされる。しかし、該寄生抵抗が温度特性を持つのに対し該抵抗が温度特性を持たないため、ソース電位が補償されず、常温以外では電流が正確にミラーされていない。
一方、本実施例では、温度が変化しても出力電流はほぼ一定であり、正確に電流がミラーされていることがわかる。これは、抵抗成分5が有する温度特性により抵抗値が変化すると、第1のオペアンプ6が第1の可変抵抗4の抵抗値を制御して、第1、第2の電位V1、V2を等しく保つことによるものである。
以上のように、本実施例に係る半導体集積回路によれば、より正確に参照電流をカレントミラーすることができる。
なお、本実施例では、半導体集積回路100のカレントミラー回路は、n型MOSトランジスタを用いて構成しているが、p型MOSトランジスタを用いて構成してもよい。
実施例1では、カレントミラー回路の入力側のMOSトランジスタと接地との間に挿入した可変抵抗をオペアンプで制御することにより、出力側のMOSトランジスタと接地との間の抵抗成分による出力電流のばらつきを低減する基本的な構成について説明した。
本実施例では、上記構成を、誘導性ディジェネレーションを用いたLNAに適用した構成について述べる。なお、LNAでは、この誘導性ソースディジェネレーションにより、入力の電力整合と雑音整合を両立することができる。
図4は、本発明の一態様である実施例2に係る半導体集積回路200の要部の構成を示す図である。なお、図4において図1の符号と同じ符号は実施例1と同様の構成を示す。
図4に示すように、半導体集積回路200は、実施例1と同様に、電源VDDに一端が接続され、参照電流Iinを出力する電流源1と、この電流源1の他端に一端(ドレイン)が接続されるとともに、ダイオード接続されたn型MOSトランジスタである第1のMOSトランジスタ2と、この第1のMOSトランジスタ2のゲートにゲートが接続され、参照電流Iinをカレントミラーした出力電流Ioutが流れるn型MOSトランジスタである第2のMOSトランジスタ3と、を備える。
また、半導体集積回路200は、実施例1と同様に、第1のMOSトランジスタ2の他端(ソース)と接地VSSとの間に接続された第1の可変抵抗4と、第2のMOSトランジスタ3の他端(ソース)と接地VSSとの間に接続された抵抗成分5と、を備える。
なお、ここでは、抵抗成分5は、LNAの誘導性ディジェネレーションである、金属配線で構成されたインダクタ(例えば、スパイラルインダクタ)である。
また、半導体集積回路200は、実施例1と同様に、第1のMOSトランジスタ2の他端(ソース)に非反転入力端子が接続されるとともに第2のMOSトランジスタ3の他端(ソース)に反転入力端子が接続され、第1の可変抵抗4を構成する該MOSトランジスタのゲートに出力が接続された第1のオペアンプ6を備える。
この第1のオペアンプ6は、実施例1と同様に、第1の電位V1が第2の電位V2よりも高い場合は抵抗値を減少させ、第1の電位V1が第2の電位V2よりも低い場合は抵抗値を増加させるように、第1の可変抵抗4を制御するようになっている。
これにより、半導体集積回路200は、第1、第2の電位V1、V2を等しく保つことができ、より正確に参照電流をミラーすることができる。
また、半導体集積回路200は、交流信号Vinが入力される入力端子7と、第1のMOSトランジスタ2のゲートと第2のMOSトランジスタ3のゲートとの間に接続された第1の抵抗8と、この第1の抵抗8と第2のMOSトランジスタ3のゲートとの間に一端が接続され、入力端子7に他端が接続された容量9と、をさらに備える。
また、半導体集積回路200は、第1のオペアンプ6の反転入力端子と第2のMOSトランジスタ3の他端(ソース)との間に接続された第2の抵抗10と、電源VDDに一端が接続され、第2のMOSトランジスタ3の一端(ドレイン)に第2の可変抵抗11を介して他端が接続された負荷インピーダンス12と、この負荷インピーダンス12の他端に接続され、該交流信号Vinを増幅した信号Voutを出力するための出力端子13と、をさらに備える。
なお、ここでは、負荷インピーダンス12は、例えば、インダクタ(例えば、金属配線で構成されるスパイラルインダクタ)が選択されている。
また、半導体集積回路200は、第1のMOSトランジスタ2の一端(ドレイン)に非反転入力端子が接続されるとともに第2のMOSトランジスタ3の一端(ドレイン)に反転入力端子が接続され、第2の可変抵抗11を構成する該MOSトランジスタのゲートに出力が接続された第2のオペアンプ14と、この第2のオペアンプ14の反転入力端子と第2のMOSトランジスタ3の一端(ドレイン)との間に接続された第3の抵抗15と、をさらに備える。
上述の第2のMOSトランジスタ3、インダクタである抵抗成分5、負荷インピーダンス12、および、第2の可変抵抗11によりLNAが構成される。
第2のオペアンプ14は、第1のMOSトランジスタ2の一端(ドレイン)の第3の電位V3と、第2のMOSトランジスタ3の一端(ドレイン)の第4の電位V4と比較し、第3の電位V3と第4の電位V4とが等しくなるように、第2の可変抵抗11の抵抗値を制御するための信号を出力するようになっている。
これにより、第3の電位V3と第4の電位V4とが等しくなるように制御され、第2のMOSトランジスタ3の一端(ドレイン)におけるチャネル長変調効果の影響を低減することができる。
ここで、高周波用途では各ノードに付く寄生容量が特性に影響を及ぼすことがある。そこで、本実施例では、既述のように高抵抗(20kΩ程度)の第1ないし第3の抵抗8、10、15を挿入し、第1、第2のオペアンプ6、14に対する交流信号成分のアイソレーションを図っている。なお、第1、第2のオペアンプ6、14による各電位の制御には速度は要求されないため、これらの抵抗を挿入しても効果に支障は無いと考えられる。
なお、チャネル長変調効果の影響を考慮しない場合等、必要に基づいて、第2の可変抵抗11、第2のオペアンプ、および、第3の抵抗を省略してもよい。
以上のように、本実施例に係る半導体集積回路によれば、より正確に参照電流をミラーすることができる。
実施例2では、誘導性ディジェネレーションを用いたLNAに適用した構成の一例について説明した。特に、実施例2では、ドレイン電位の制御は、LNAの第2のMOSトランジスタのドレインに第2のオペアンプの入力を接続して、該ドレイン電位を検出して行う構成について説明した。
一方、本実施例においては、ドレイン電位の制御のために、LNAのレプリカ回路を設け、このレプリカ回路のMOSトランジスタのドレインに、第2のオペアンプの入力を接続して、該ドレイン電位を間接的に検出して行う構成について述べる。
図5は、本発明の一態様である実施例3に係る半導体集積回路300の要部の構成を示す図である。なお、図5において図4の符号と同じ符号は実施例2と同様の構成を示す。
図5に示すように、半導体集積回路300は、第2のMOSトランジスタ3のドレイン電位を間接的に検出するためのLNAレプリカ回路301を備える。
このLNAレプリカ回路301は、電源VDDに一端(ドレイン)が接続されたn型MOSトランジスタである第3のMOSトランジスタ16と、この第3のMOSトランジスタ16の他端(ソース)に一端(ドレイン)が接続され、第1のMOSトランジスタ2のゲートと第1の抵抗8との間にゲートが接続されたn型MOSトランジスタである第4のMOSトランジスタ17と、この第4のMOSトランジスタ17の他端(ソース)に一端(ドレイン)が接続され、第1の可変抵抗4を構成するMOSトランジスタのゲートにゲートが接続されたn型MOSトランジスタである第5のMOSトランジスタ18と、を有する。
なお、LNAとLNAレプリカ回路301の各ノードにおける電圧が等しくなるように、第3のMOSトランジスタ16と第4のMOSトランジスタ17とのサイズ比が、第2の可変抵抗11を構成するMOSトランジスタと第2のMOSトランジスタ3とのサイズ比と同一になるように設計されている。さらに、第4のMOSトランジスタ17については、第1のMOSトランジスタ2と同じサイズとなるように設計されている。さらに、第5のMOSトランジスタ18については、第1の可変抵抗4を構成するMOSトランジスタと同じサイズになるように設計されている。
また、本実施例においては、第2のオペアンプ14は、第1のMOSトランジスタ2の一端(ドレイン)に非反転入力端子が接続されるとともに第4のMOSトランジスタ17の一端(ドレイン)に反転入力端子が接続され、第3のMOSトランジスタ16のゲートおよび第2の可変抵抗11を構成するMOSトランジスタのゲートに出力が接続されている。
この第2のオペアンプ14は、第1のMOSトランジスタ2の一端(ドレイン)の第3の電位V3と、第4のMOSトランジスタ17の一端(ドレイン)の第5の電位V4’と比較し、第3の電位V3と第5の電位V4’とが等しくなるように、信号を出力して第3のMOSトランジスタ16を制御する。このとき、該信号により、第2の可変抵抗11を構成するMOSトランジスタも同様に制御され、既述のサイズ比の関係から、第4の電位V4と第5の電位V4’とは等しくなる。すなわち、第3の電位V3と第4の電位V4とが等しくなるように制御される。
これにより、第2のMOSトランジスタ3の一端(ドレイン)におけるチャネル長変調効果の影響を低減することができる。
なお、本実施例においては、実施例2でアイソレーションのために必要である第3の抵抗15は、不要であるため含まれていない。
半導体集積回路300は、上記構成を有することにより、第2のMOSトランジスタ3の一端(ドレイン)に第2のオペアンプ14の入力が接続されない。したがって、実施例2と比較して、第2のMOSトランジスタ3の一端(ドレイン)における寄生の付与を排除することができる。
また、実施例2と同様に、LNAに適用した上記構成を有する半導体集積回路300は、第1のオペアンプ6により可変抵抗4の抵抗値を制御して、第1、第2の電位V1、V2を等しく保つことができ、より正確に参照電流をミラーすることができる。
以上のように、本実施例に係る半導体集積回路によれば、より正確に参照電流をミラーすることができる。
本発明の一態様である実施例1に係る半導体集積回路100の要部の構成を示す図である。 図1の第1のオペアンプ6をpMOS入力とした場合の要部構成の一例を示す図である。 本実施例および従来の半導体集積回路のカレントミラーにより得られた出力電流と温度との関係を示す図である。 本発明の一態様である実施例2に係る半導体集積回路200の要部の構成を示す図である。 本発明の一態様である実施例3に係る半導体集積回路300の要部の構成を示す図である。
符号の説明
1 電流源
2 第1のMOSトランジスタ
3 第2のMOSトランジスタ
4 第1の可変抵抗
5 負荷成分
6 第1のオペアンプ
6a、6c、6d、6h、6f p型MOSトランジスタ
6b 電流源
6e、6g、6i n型MOSトランジスタ
6j 抵抗
6k 容量
6l 端子
7 入力端子
8 第1の抵抗
9 容量
10 第2の抵抗
11 第2の可変抵抗
12 負荷インピーダンス
13 出力端子
14 第2のオペアンプ
15 第3の抵抗
16 第3のMOSトランジスタ
17 第4のMOSトランジスタ
18 第5のMOSトランジスタ
100、200、300 半導体集積回路
V1 第1の電位
V2 第2の電位
V3 第3の電位
V4 第4の電位
V4’ 第5の電位

Claims (5)

  1. 電源に一端が接続され、参照電流を出力する電流源と、
    前記電流源の他端に一端が接続されるとともに、ダイオード接続された第1のMOSトランジスタと、
    前記第1のMOSトランジスタのゲートにゲートが接続され、前記参照電流をカレントミラーした出力電流が流れる第2のMOSトランジスタと、
    前記第1のMOSトランジスタの他端と接地との間に接続された第1の可変抵抗と、
    前記第2のMOSトランジスタの他端と接地との間に接続された抵抗成分と、
    前記第1のMOSトランジスタの他端の第1の電位と前記第2のMOSトランジスタの他端の第2の電位とが入力され、前記第1の電位と前記第2の電位とが等しくなるように前記第1の可変抵抗の抵抗値を制御するための信号を出力する第1のオペアンプと、を備え、
    前記第1の可変抵抗は、前記第1のオペアンプの出力信号に基づいて、その抵抗値が制御される
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 前記抵抗成分は、金属配線で構成されたインダクタであることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
  3. 交流信号が入力される入力端子と、
    前記第1のMOSトランジスタのゲートと前記第2のMOSトランジスタのゲートとの間に接続された第1の抵抗と、
    前記第1の抵抗と前記第2のMOSトランジスタのゲートとの間に一端が接続され、前記入力端子に他端が接続された容量と、
    前記第1のオペアンプの入力と前記第2のMOSトランジスタの他端との間に接続された第2の抵抗と、
    前記電源に一端が接続され、前記第2のMOSトランジスタの一端に他端が接続された 負荷インピーダンスと、
    前記負荷インピーダンスの他端に接続され、前記交流信号を増幅した信号を出力するための出力端子と、をさらに備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の半導体集積回路。
  4. 前記負荷インピーダンスの他端と前記第2のMOSトランジスタの一端との間に接続された第2の可変抵抗と、
    前記第1のMOSトランジスタの一端の第3の電位と前記第2のMOSトランジスタの一端の第4の電位とが入力され、前記第2の可変抵抗の抵抗値を制御するための信号を出力する第2のオペアンプと、
    前記第2のオペアンプの入力と前記第2のMOSトランジスタの一端との間に接続された前記第3の抵抗と、をさらに備え、
    前記第2の可変抵抗は、前記第2のオペアンプの出力信号に基づいて、その抵抗値が制御される
    ことを特徴とする請求項3に記載の半導体集積回路。
  5. 前記第1の可変抵抗は、前記第1のオペアンプの出力信号に基づいてオン抵抗が変動するMOSトランジスタであることを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の半導体集積回路。
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