JP2008236262A - 無線通信装置及び通信制御方法 - Google Patents

無線通信装置及び通信制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高いセキュリティレベルのアクセス制御を容易に行うことができる無線通信装置及び通信制御方法を提供する。
【解決手段】自装置の位置情報を保持し、通信相手である通信相手の無線通信装置との距離測定が可能な無線通信装置であって、通信相手の無線通信装置の位置情報を受信する位置受信手段と、通信相手の無線通信装置の位置情報及び自装置の位置情報に基づき、通信相手の無線通信装置との距離を算出する距離算出手段と、通信相手の無線通信装置との距離を測定する距離測定手段と、距離算出手段により算出した通信相手の無線通信装置との距離と距離測定手段により測定した通信相手の無線通信装置との距離に基づき、通信相手の無線通信装置の位置情報が正しいか否かを判定する位置判定手段と、位置判定手段による判定結果に基づき、通信相手の無線通信装置との通信可否を判定する通信可否判定手段とを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、無線通信装置及び通信制御方法に関する。
近年、オフィスや家庭では有線又は無線による通信システムが普及している。このような通信システムでは、如何にセキュリティレベルを高めるかが重要である。例えば無線による通信システムでは、有線による通信システムと違い、どこからでもアクセスが可能である。
そこで、従来の無線による通信システムでは不正アクセスに対処するため、アクセスが可能な装置(通信装置)の情報を管理者等が予め設定しておくことにより、アクセス制限機能を実現していた。
特許文献1には、自律的に確立され、かつ、送信元と送信先との間で無線通信が行なわれる無線ネットワークを構成する無線装置であって、前記無線ネットワークを構成する他の複数の無線装置の当該無線装置に対する絶対位置を示す絶対位置情報を記憶する位置情報記憶手段と、第1の送信元と第1の送信先との間で第1の無線通信が行なわれているときに第2の送信元から第2の送信先への第2の無線通信の要求があったとき、前記第1および第2の無線通信のいずれか一方の無線通信を前記絶対位置情報に基づいて行なう通信手段と、前記絶対位置情報に基づいて、前記一方の無線通信を行なっている全ての無線装置に関する情報を抽出し、その抽出した全ての無線装置に関する情報を前記第1および第2の無線通信のいずれか他方の無線通信の送信元へ通知する通知手段とを備える無線装置に係る発明が開示されている。特許文献1に開示された発明は、自律的に構築され、かつ、スループットの低下を抑制して複数の無線通信を行なう無線ネットワークを構成する無線装置を提供することを目的としている。
特開2006−186565号公報
しかしながら、特許文献1に開示された発明では、自端末の座標を基準点までの距離を元に測定することは容易にできるが、相手端末の座標を知るためには複数の基準点から相手端末までの距離を測定し、基準点同士で情報を共有して算出する必要がある。相手端末から座標を自己申告する形とすればシステムを簡単にすることができるが、申告された座標が正しいものか否かが分からない問題がある。
このように、従来の無線による通信システムでは、高いセキュリティレベルのアクセス制御を容易に行えないという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、高いセキュリティレベルのアクセス制御を容易に行うことができる無線通信装置及び通信制御方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、自装置の位置情報を保持し、通信相手の無線通信装置との距離測定が可能な無線通信装置であって、前記通信相手の無線通信装置から、該通信相手の無線通信装置の位置情報を受信する位置受信手段と、前記通信相手の無線通信装置の位置情報及び前記自装置の位置情報に基づき、前記通信相手の無線通信装置との距離を算出する距離算出手段と、前記通信相手の無線通信装置との距離を測定する距離測定手段と、前記距離算出手段により算出した距離と前記距離測定手段により測定した距離に基づき、前記通信相手の無線通信装置の位置情報が正しいか否かを判定する位置判定手段と、前記位置判定手段による判定結果に基づき、前記通信相手の無線通信装置との通信可否を判定する通信可否判定手段とを有する。
また、上記の課題を解決するため、本発明は、通信方式毎に設定された所定の閾値を予め保持するテーブル手段を有し、前記位置判定手段は、前記距離算出手段により算出した距離と、前記距離測定手段により測定した距離の差が、前記所定の閾値より大きい場合、前記通信相手の無線通信装置の位置情報は誤りであると判定することを特徴とする。
また、上記の課題を解決するため、本発明は、前記位置判定手段により前記通信相手の無線通信装置の位置情報は誤りであると判定されると、前記通信可否判定手段は、前記通信相手の無線通信装置との通信を制限することを特徴とする。
また、上記の課題を解決するため、本発明は、前記位置判定手段により前記通信相手の無線通信装置の位置情報は誤りであると判定されると、前記通信相手の無線通信装置の位置情報が誤りである旨の情報を別の無線通信装置に通知する通知手段をさらに有することを特徴とする。
また、上記の課題を解決するため、本発明は、前記位置判定手段により前記通信相手の無線通信装置の位置情報は誤りであると判定されると、前記通知手段は、さらに、前記通信相手の無線通信装置の位置情報が誤りである旨の情報を当該無線通信装置に表示することにより通知することを特徴とする。
また、上記の課題を解決するため、本発明は、算出された当該無線通信装置及び通信相手の無線通信装置と異なる第3者の無線通信装置と前記通信相手の無線通信装置との距離と、測定された該第3者の無線通信装置と前記通信相手の無線通信装置との距離に基づき、前記通信相手の無線通信装置の位置情報が正しいか否かを判定する補助を行う位置判定補助手段を有することを特徴とする。
また、上記の課題を解決するため、本発明は、前記位置判定補助手段は、さらに、前記位置判定手段による結果及び当該位置判定補助手段による判定結果に基づき、前記通信相手の無線通信装置の位置情報を特定し、前記通知手段は、さらに、特定された前記通信相手の無線通信装置の位置情報を表示することにより通知することを特徴とする。
また、上記の課題を解決するため、本発明は、前記位置判定補助手段は、当該無線通信において通信される情報の重要度に応じて補助を行う又は行わないことを特徴とする。
また、上記の課題を解決するため、本発明は、自装置の位置情報を保持し、通信相手の無線通信装置との距離測定が可能な無線通信装置における通信制御方法であって、前記通信相手の無線通信装置から、該通信相手の無線通信装置の位置情報を受信する位置受信ステップと、前記通信相手の無線通信装置の位置情報及び前記自装置の位置情報に基づき、前記通信相手の無線通信装置との距離を算出する距離算出ステップと、前記通信相手の無線通信装置との距離を測定する距離測定ステップと、前記距離算出ステップにおいて算出した前記通信相手の無線通信装置との距離と前記距離測定ステップにおいて測定した前記通信相手の無線通信装置との距離に基づき、前記通信相手の無線通信装置の位置情報が正しいか否かを判定する位置判定ステップと、前記位置判定ステップにおける判定結果に基づき、前記通信相手の無線通信装置との通信可否を判定する通信可否判定ステップと、を有することを特徴とする。
なお、本発明の構成要素、表現または構成要素の任意の組合せを、方法、装置、システム、コンピュータプログラム、記録媒体、データ構造などに適用したものも本発明の態様として有効である。
本発明によれば、高いセキュリティレベルのアクセス制御を容易に行うことができる無線通信装置及び通信制御方法を提供可能である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明していく。なお、本実施の形態では無線通信装置の一例としてホスト側であるPC及びデバイス側であるプリンタ(PRN)を例に説明するが、PC及びプリンタに限定するものではない。例えば無線通信装置は複合機(MFP)であってもよい。
また、本実施の形態では基準点,通信許可範囲又は通信禁止範囲を指示する通信制御支援端末の一例としてマーカを例に説明するが、基準点,通信許可範囲又は通信禁止範囲を指示する如何なる端末であってもよい。
(通信システム)
図1は本発明による通信システムの一例の模式図である。図1の通信システムは複数のPC1a〜1d及びプリンタ2a、2bがあるときに、通信を行うことのできる範囲をマーカ3の設置位置によって限定するものである。
例えば図1の通信システムでは基準点を示す(指示する)マーカ3a〜3dを部屋50の四隅に設置している。基準点の座標は、マーカ3a〜3dに予め設定されているものとする。図1の通信システムでは部屋50が通信可能範囲となる。PC1a〜1d及びプリンタ2a、2bは、以下に示す機能及び動作により通信可能範囲を判定し、通信制御を行う。なお、PC1a〜1dの何れかを指す場合は、単にPC1と呼ぶ。プリンタ2a、2bの何れかを指す場合は、単にプリンタ2と呼ぶ。
以下、上記のPC1,プリンタ2,マーカ3について具体的に説明していく。
(プリンタの構成例)
図2(a)は、プリンタの一例の構成図である。図2(a)に示すプリンタ2は、プリンタ制御部20,プリンタ表示部21,プリンタ操作部22,無線通信部23,記憶部24,プリンタ部25を有する構成である。プリンタ表示部21は操作者に対する表示を行う。プリンタ操作部22は操作者からの操作を受け付ける。無線通信部23は通信相手との距離を高精度に測定することができるWiMedia(登録商標)を物理層に使用する通信方式により無線通信を行う。
なお、WiMedia(登録商標)の規格は、ECMA−International(European association for standardizing information and communication systems)が定める欧州標準規格ECMA−368等に記されている。例えば通信相手との距離の測定はECMA−368の「14.Ranging and location awareness」に記載されている方法を用いることができる。WiMedia(登録商標)を物理層に使用する通信方式としては、ワイヤレスUSB(登録商標),ワイヤレスIEEE1394,次世代Bluetooth(登録商標),Winet等がある。なお、WiMedia(登録商標)を物理層に使用する、これらの通信方式は短パルス波を用いる為、従来の通信方式よりも精度の良い距離測定が可能である。
記憶部24はプリンタ2の制御に必要な各種情報を格納する。プリンタ部25は紙等への印刷を行う。プリンタ制御部20はプリンタ表示部21,プリンタ操作部22,無線通信部23,記憶部24及びプリンタ部25を制御する。
(PCの構成例)
図2(b)はPCの一例の構成図である。図2(b)に示すPC1は、PC制御部10,無線通信部11,操作部12,表示部13,記憶部14を有する構成である。無線通信部11は通信相手との距離を高精度に測定することができるWiMedia(登録商標)を物理層に使用する通信方式により無線通信を行う。操作部12は操作者からの操作を受け付ける。表示部13は操作者に対する表示を行う。記憶部14はPC1の制御に必要な各種情報を格納する。PC制御部10は、無線通信部11,操作部12,表示部13及び記憶部14を制御する。
(マーカの構成例)
図2(c)は、マーカの一例の構成図である。図2(c)に示すマーカ3は、マーカ制御部30,無線通信部31及び記憶部32を有する構成である。無線通信部31は、通信相手との距離を高精度に測定することができるWiMedia(登録商標)を物理層に使用する通信方式により無線通信を行う。記憶部32は、マーカ3の制御に必要な各種情報を格納するものである。マーカ制御部30は無線通信部31及び記憶部32を制御する。
なお、WiMedia(登録商標)を用いるプロトコルスタックは、例えば図3に示すようになる。図3はWiMedia(登録商標)を用いるプロトコルスタックの一例を示すブロック図である。距離を測るための仕組みは、WiMedia層に含まれる。距離の測定には、WiMedia層よりも上位のプロトコルが必須でない。つまり、マーカ3は図3の点線で囲ったWiMedia層の部分の機能だけを持つようにしても距離の測定を行うことができる。
マーカは図3の点線で囲ったWiMedia層の部分の機能だけを持つようにすることにより、低消費電力化し、電池駆動を可能とする。電池駆動を可能としたことで、マーカはAC電源の無いところでも利用できる。また、マーカは図3の点線で囲ったWiMedia層の部分の機能だけを持つようにすることにより、機能を限定することができるのでコストを抑えることができる。
以下、上記のPC1,プリンタ2,マーカ3の各々により実現される機能について具体的に説明していく。
(PC(或いはプリンタ)の機能の構成例)
図4はPC(或いはプリンタ)上で実現される一例の処理ブロック図である。図4に示す処理ブロック図は図2(b)に示す構成のPC1(或いはプリンタ2)上で実現される。図4のPC1は、基準点取得部61,距離測定部62,位置算出部63,位置送受信部64、距離算出部65、位置判定部66、通信可否判定部67,通知部68、テーブル部69として機能する。
基準点取得部61は、マーカ3a〜3dとの無線通信を行い、マーカ3a〜3dに予め設定されている基準点の位置(座標)を取得する。距離測定部62は、通信相手との距離を高精度に測定することができるWiMedia(登録商標)によりマーカ3a〜3dまでの距離を測定する。さらに、異なるPC1(或いはプリンタ2)までの距離を測定する。
位置算出部63は、マーカ3a〜3dから取得した基準点の位置および測定したマーカ3a〜3dまでの距離から連立方程式を解いて自装置の位置(座標)を算出する。図5は位置算出部の処理を表したイメージ図である。
基準点は、マーカ3a〜3dから取得した基準点のうちの3つである。図5では基準点が(0,0)、(1+√3,0)、(1+√3,2)である例を示している。また、自装置の位置(X,Y)から上記基準点(0,0)、(1+√3,0)、(1+√3,2)までの距離は2、√2、√2となっている。
このとき、自装置の位置(X,Y)は以下の式(1)〜(3)からなる方程式を解くことにより得られる。
2=((X−0)+(Y−0)1/2・・・(1)
√2=((X−1+√3)+(Y−0)1/2・・・(2)
√2=((X−1+√3)+(Y−2)1/2・・・(3)
位置送受信部64は、自装置の位置情報を異なるPC1(或いはプリンタ2)などの通信相手に送信したり、通信相手から通信相手の位置情報を受信したりする。なお、送信、受信のいずれかの機能のみを有していてもよい。距離算出部65は、異なるPC1(或いはプリンタ2)などの通信相手との距離を算出する。例えば位置送受信部64において受信した通信相手の位置情報と自装置の位置情報に基づいて算出する。
位置判定部66は、通信相手から受信した通信相手の位置情報が正しいか否かを判定する。例えば距離算出部65により算出した通信相手との距離と距離測定部62により測定した通信相手との距離に基づき、両者の距離を比較などすることにより判定する。さらに、無線通信において通信される情報の重要度に応じて、当該PC1及び通信相手の無線通信装置と異なる第3者の無線通信装置と通信相手の無線通信装置との距離と、測定された該第3者の無線通信装置と通信相手の無線通信装置との距離に基づき、通信相手の無線通信装置の位置情報が正しいか否かを判定する補助を行う位置判定補助手段を有してもよい。
通信可否判定部67はマーカ3a〜3dから取得した基準点で囲まれる通信可能範囲と自装置の位置とに基づき、自装置の位置が通信可能範囲内であるときに無線通信を許可し、自装置の位置が通信可能範囲外であるときに無線通信を許可しない。さらには、位置判定部66の判定結果に応じて、通信可否を判定する。つまり、位置判定部66により通信相手の位置情報が正しいと判定されると、無線通信を許可し、位置判定部66により通信相手の位置情報が誤りであると判定されると、無線通信を許可しない。
テーブル部69は、マーカ3a〜3dから取得した基準点,算出した自装置の位置及び受信した他のPC1(或いはプリンタ2)の位置を位置情報として保持するものである。
なお、プリンタ2上で実現される処理ブロック図は、プリンタ特有の処理ブロックを除いて図4に示した処理ブロック図と同様であるため、説明を省略する。
(マーカの機能の構成例)
図6はマーカ上で実現される一例の処理ブロック図である。図6に示す処理ブロック図は図2(c)に示すマーカ3上で実現される。図6のマーカ3は、基準点送信部81,基準点保持部82として機能する。
基準点送信部81は、PC1又はプリンタ2との無線通信を行い、予め設定されている基準点の位置を送信する。通常、基準点の位置はマーカ3の位置となる。基準点保持部82は、予め設定されている基準点の位置を保持しているものである。
(マスター/スレーブについて)
以下の説明ではPC1をマスター、通信相手の無線通信装置をスレーブとして説明を行う。マスター、スレーブは、それぞれ通信を開始する側、受ける側の無線通信装置である。
(マスター(通信を開始する側)の動作)
図7はマスターが位置情報を送信する処理を表した一例のフローチャートである。以下の説明ではPC1及びプリンタ2を総称して端末と呼ぶ。通信を行うときはマスターの端末(以降、マスター端末とする)が予め測定しておいた自端末の位置を付加してスレーブの端末(以降、スレーブ端末とする)へ通信を行う。
ステップS1に進み、マスター端末は3つ以上の基準点までの距離を前述したように測定する(S1)。ステップS2に進み、マスター端末は基準点の位置及び基準点までの距離から自端末の位置を算出する(S2)。ステップS3に進み、マスター端末は算出した自端末の位置を位置情報として他の端末であるスレーブ端末と共有するため、スレーブ端末に該位置情報を付加したデータを無線通信により送信する(S3)。
以上で示される処理により、マスター端末は自端末の位置(座標)を算出して、該自端末の位置を付加したデータをスレーブ端末へ送信する動作を行う。以降、マスター端末から該端末の位置情報を受信したスレーブ端末は、該位置情報が正しいか否かを後述のスレーブの動作で示される処理により判定する。
なお、ステップS1の処理においてWiMediaを物理層に使う通信方式で距離測定を行ったが、この場合に限らない。距離測定方式は例えば無線LANの信号強度に基づいて距離測定を行う方式であってもよい。
(スレーブ(通信を受ける側)の動作1)
図8はスレーブが位置情報を受信する処理を表した第一の例のフローチャートである。スレーブ端末はマスター端末から送信されたデータが正しいものであるか否かを判断して受信する。
ステップS11に進み、スレーブ端末は受信データから相手(送信元)端末であるマスター端末の位置情報を抽出する(S11)。ステップS12に進み、スレーブ端末は抽出したマスター端末の位置情報から自端末との距離を算出する(S12)。ステップS13に進み、スレーブ端末はマスター端末と自端末の距離を測定する(S13)。ステップS14に進み、スレーブ端末はステップS12で算出した距離とステップS13で測定した距離とを比較する(S14)。
ステップS15に進み、スレーブ端末は比較した両者の距離に差がある場合(S15においてYES)、つまりステップS12で算出した距離とステップS13で測定した距離の差が所定の閾値(例えば、許容される誤差の最大値)より大であるとき、スレーブ端末はステップS16に進む。比較した両者の距離に差がない場合(S15においてNO)、つまりステップS12で算出した距離とステップS13で測定した距離の差が所定の閾値以内であるとき、スレーブ端末はステップS17に進む。
ステップS16に進んだ場合、スレーブ端末はマスター端末から受信した位置情報は誤りであると判断する(S16)。ステップS17に進んだ場合、スレーブ端末はマスター端末から受信した位置情報は正しいと判断する(S17)。ステップS16又はS17からステップS18に進み、スレーブ端末は受信データを処理する(S18)。ここでは受信データから抽出され相手端末の位置情報が、例えばマーカ3a〜3dから取得した基準点で囲まれる通信可能範囲等の指定範囲にある場合にのみ通信を許可したり、マスター端末がどの端末と通信を行うかの選択を地図上のユーザインターフェースで行ったりする。これにより、アクセス制御に係る高いセキュリティレベルを実現することができる。
以上で示される処理により、スレーブ端末はマスター端末から送信されたデータが正しいものであるか否かを判断して受信する動作を行う。
これにより、相手端末から申告された座標を自端末と相手端末間の距離に基づき判定を行うので、申告された座標が正しいかを確認することができる。
(スレーブ(通信を受ける側)の動作2)
図9はスレーブが位置情報を受信する処理を表した第二の例のフローチャートである。前述のマスターの動作において説明したが、距離測定はWiMediaを物理層に使う通信方式である場合にはWiMediaの規格の中に距離測定機能が盛り込まれ、無線LANを用いた通信方式である場合には信号強度から距離を測定することができる。このように通信方式により距離測定方式は異なっている。また、距離測定の精度は通信方式により異なり例えばWiMediaでは数10cm程度、無線LANでは数mである。
ここでは、スレーブ端末が上記の通信方式による距離測定の精度の差に基づいて予め定められた判定基準によりマスター端末から受信した位置情報が正しいものであるか否かを判断して受信する動作を行う。
ステップS21〜S23に係る各処理は、それぞれ図8のステップS11〜S13と同様であるため、ここでは説明を省略する。
ステップS24に進み、スレーブ端末はステップS22で算出した距離とステップS23で測定した距離の差を通信方式ごとの判定値と比較する(S24)。ここで判定値は、例えばWiMediaでは50cm、無線LANでは3m等、予め通信方式毎に設定されているとする。
ステップS25に進み、スレーブ端末は比較した両者の距離の差が判定値以上で場合(S25においてYES)、つまりステップS22で算出した距離とステップS23で測定した距離の差が判定値以上であるとき、端末はステップS26に進む。比較した両者の距離の差が判定値未満である場合(S25においてNO)、スレーブ端末はステップS27に進む。
ステップS26に進んだ場合、スレーブ端末はマスター端末から受信した位置情報は誤りであると判断する(S26)。ステップS27に進んだ場合、スレーブ端末はマスター端末から受信した位置情報は正しいと判断する(S27)。ステップS26又はS27からステップS28に進み、スレーブ端末は受信データを処理する(S28)。
以上で示される処理により、スレーブ端末が通信方式による距離測定の精度の差に基づいて予め定められた判定基準によりマスター端末から受信した位置情報が正しいものであるか否かを判断して受信する動作を行う。これにより、通信方式による距離測定の精度の差を考慮せずに同一の判定基準を用いたことによる誤判定を回避し、アクセス制御に係る高いセキュリティレベルを実現することができる。
つまり、通信方式により判定の基準を変えるので、異なる通信方式であっても正しく判断することができる。
(スレーブ(通信を受ける側)の動作3)
図10はスレーブが位置情報を受信する処理を表した第三の例のフローチャートである。ここでは、スレーブ端末がマスター端末から受信した位置情報が正しいものであるか否かを判断して、位置情報に誤りがある場合は通信を拒否する動作を行う。
ステップS36を除いたステップS31〜S38に係る各処理は、それぞれ図10のステップS21〜S28(ステップS26を除く)と同様であるため、ここでは説明を省略する。
ステップS36に進んで、スレーブ端末はマスター端末から受信した位置情報は誤りであると判断する(S36)。ステップS36では、スレーブ端末は受信データを処理せずに通信を拒否してそのまま終了する。なお、ステップS36では、スレーブ端末は表示部にエラーを表示してもよいし、通信を拒否する動作はこれらに限定されない。
以上で示される処理により、スレーブ端末がマスター端末から受信した位置情報が正しいものであるか否かを判断して、位置情報に誤りがある場合は通信を拒否する動作を行う。
(スレーブ(通信を受ける側)の動作4)
図11はスレーブが位置情報を受信する処理を表した第四の例のフローチャートである。ここでは、スレーブ端末がマスター端末から受信した位置情報が正しいものであるか否かを判断して、位置情報に誤りがある場合は通信を拒否し、さらに他の端末に対して位置情報に誤りがある(座標値を偽っている)端末があることを通知する。
ステップS41〜S45に係る各処理は、それぞれ図9のステップS31〜S35と同様であるため、ここでは説明を省略する。
ステップS46に進んだ場合、スレーブ端末はマスター端末から受信した位置情報は誤りであると判断する(S46)。さらにステップS47に進み、スレーブ端末は位置情報に誤りがある端末があることを他の端末に通知する(S47)。図12はステップS47に係る通知画面の表示例である。ここでは接続先を選択するユーザインターフェースに位置情報に誤りがある端末があることが分かるように表示している。
図12では、位置情報に誤りがある端末にX印をつけているがこの場合に限らない。位置情報に誤りがある端末が区別されるための表示であれば、色を変える等でもよい。また、位置情報に誤りがある端末は全く表示しないようにしてもよい。さらには、誤って接続しないように表示はするが、接続しようと選択した場合に警告を表示するようにしてもよい。
ステップS48に進んだ場合、スレーブ端末はマスター端末から受信した位置情報は正しいと判断する(S48)。さらにステップS49に進み、スレーブ端末は受信データを処理する(S49)。
以上で示される処理により、スレーブ端末がマスター端末から受信した位置情報が正しいものであるか否かを判断して、位置情報に誤りがある場合は通信を拒否し、さらに他の端末に対して位置情報に誤りがある(座標値を偽っている)端末があることを通知する動作を行う。
座標値を偽装している端末を他の端末にも知らせることで、信頼できない端末に接続することがない。座標値を偽装している端末を接続の選択を行う画面に問題があることが分かるように表示するので信頼できない端末に接続することがない。座標値を偽装している端末の本当の座標を接続の選択を行う地図上に表示するので、信頼できない端末の位置を確認できる。
(スレーブ(通信を受ける側)の動作5)
図12はスレーブが位置情報を受信する処理を表した第五の例のフローチャートである。前述の動作例1〜4では、スレーブ端末は、自端末が測定したマスター端末との間の距離に基づいてマスター端末が送信した位置情報が正しいものであるか否かを判断した。しかしながら、スレーブ端末が測定したマスター端末との間の距離が、マスター端末から受信した位置情報に基づいて算出された距離と偶然一致することも起こりうる。
ここでは、例えば信頼できる端末などの第3の端末とマスター端末の間の距離も測定して位置判断の精度を向上する。具体的には、スレーブ端末は、第3の端末に対しマスター端末との間の距離を問い合わせる。
ステップS51、S52に係る各処理は、それぞれ図10のステップS41、S42と同様であるため、ここでは説明を省略する。
ステップS53に進み、スレーブ端末は第3の端末にマスター端末との間の距離を問い合わせる(S53)。ステップS54に進み、スレーブ端末は、マスター端末と自端末及び第3の端末からの距離からマスター端末の座標を算出する(S54)。ステップS54では、複数の第3の端末からの距離からマスター端末の座標を算出してもよい。
ステップS55に進み、スレーブ端末はステップS54で算出した座標とマスター端末から受信した位置情報の差を通信方式ごとの判定値と比較する(S55)。ここで判定値は、例えばWiMediaでは50cm、無線LANでは3m等、予め通信方式毎に設定されているとする。
ステップS56に進み、比較した両者の位置情報の差が判定値以上で場合(S56においてYES)、つまりステップS54で算出した距離とステップS52で測定した距離の差が判定値以上であるとき、端末はステップS57に進む。比較した両者の距離の差が判定値未満である場合(S56においてNO)、端末はステップS58に進む。
ステップS57に進んだ場合、端末は相手端末から受信した位置情報は誤りであると判断する(S57)。さらにステップS58に進み、スレーブ端末は位置情報に誤りがある端末があることを他の端末に通知する(S58)。図14はステップS58に係る通知画面の表示例である。ここでは位置情報に誤りがある端末について計測された本当の座標位置が分かるように表示している。
図14では、位置情報に誤りがある端末の本当の座標位置をドクロ印で表示しているが位置情報に誤りがある端末が区別されるための表示であればこの場合に限らない。マスター端末の位置座標の候補は2つあるが、その両方を表示しどちらかに問題の有る端末がいることを示してもよい。
ステップS59に進んだ場合、端末は相手端末から受信した位置情報は正しいと判断する(S59)。さらにステップS60に進み、端末は受信データを処理する(S60)。
以上で示される処理により、スレーブ端末は、第3の端末に対しマスター端末との間の距離を問い合わせる。次に、第3の端末はマスター端末との距離を測定し、自端末の座標及びマスター端末との間の距離のデータをスレーブ端末に送信する。
続いて、第3の端末の座標及びマスター端末との間の距離のデータを受信したスレーブ端末は、自端末と第3の端末各々の座標とマスター端末との間の2つの距離から、マスター端末の座標を2点求める。求められた2点の座標の差を通信方式により決定される判定値と比較してマスター端末から受信した位置情報が正しいものであるか否かを判定する。
なお、本動作例5では、1点の信頼できる端末である第3の端末に問い合わせを行ったが複数の第3の端末に問い合わせを行うことにより、マスター端末の座標は一意に求めてもよい。
(スレーブ(通信を受ける側)の動作6)
図15はスレーブが位置情報を受信する処理を表した第六の例のフローチャートである。ここでは、動作例1〜5に加えて、通信する情報の重要度に応じて判定に使用する距離の数を増やす。
ステップS61に進み、スレーブ端末は受信データから相手(送信元)端末であるマスター端末の位置情報を抽出する(S61)。ステップS62に進み、スレーブ端末は抽出したマスター端末の位置情報から自端末との距離を算出する(S62)。
ステップS63に進み、スレーブ端末は通信が重要であるか否かを判定する(S63)。ステップS63では、スレーブ端末は通信が重要であると判定した場合(S63においてYES)、スレーブ端末はステップS64に進む。通信が重要でないと判定した場合(S63においてNO)、スレーブ端末はステップS67に進む。
ステップS64に進んだ場合、スレーブ端末は第3の端末にマスター端末との間の距離を問い合わせる(S64)。ステップS65に進み、スレーブ端末は、マスター端末と自端末及び複数の第3の端末からの距離からマスター端末の座標を算出する(S65)。
ステップS66に進み、スレーブ端末はステップS65で算出した座標とマスター端末受信した位置情報の差を通信方式ごとの判定値と比較する(S66)。ここで判定値は、例えばWiMediaでは50cm、無線LANでは3m等、予め通信方式毎に設定されているとする。続いてステップS69に進む。
ステップS67に進んだ場合、スレーブ端末は抽出したマスター端末の位置情報から自端末との距離を算出する(S67)。ステップS68に進み、スレーブ端末はステップS67で算出した距離とステップS62で測定した距離とを比較する(S68)。
ステップS69に進み、比較した両者の位置情報の差が判定値以上で場合(S69においてYES)、スレーブ端末はステップS70に進む。比較した両者の距離の差が判定値未満である場合(S69においてNO)、スレーブ端末はステップS71に進む。
ステップS70に進んだ場合、スレーブ端末はマスター端末から受信した位置情報は誤りであると判断する(S70)。ステップS71に進んだ場合、スレーブ端末はマスター端末から受信した位置情報は正しいと判断する(S71)。ステップS70又はS71からステップS72に進み、スレーブ端末は受信データを処理する(S72)。
以上で示される処理により、動作例1〜5に加えて、通信する情報の重要度に応じて判定に使用する距離の数を増やす動作を行う。通信する情報の重要度とは、例えば印刷する情報である場合には重要である、ファイルの共有のための情報である場合には重要ではないというように情報の用途目的に応じて設定されるものであってよい。
例えば印刷する情報などである場合には、位置情報に誤りがある(位置情報を偽装している)端末から印刷を行われても大きな被害はないため、距離は1つだけ用いて簡易的に判定する(S63においてNO)。しかしながら、ファイルの共有のための情報などである場合は、重要な情報が漏れると大きな被害になる可能性があるため、3つ以上の距離情報を用いて確実に判定を行う(S63においてYES)。
これにより、自端末と相手端末間の距離だけでなく信頼できる端末からの距離情報も使用して判定を行うので確実な判断ができる。情報の重要度に応じて判定にも散る距離情報の数を変化させるので、重要な情報に関しては安全性を向上し、またシステム全体での負荷を低減させることができる。
以上、各動作例に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記動作例にあげたその他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
本発明による通信システムの一例の模式図である。 (a)プリンタの一例の構成図である。(b)PCの一例の構成図である。(c)マーカの一例の構成図である。 WiMedia(登録商標)を用いるプロトコルスタックの一例を示すブロック図である。 PC上で実現される一例の処理ブロック図である。 位置算出部の処理を表したイメージ図である。 マーカ上で実現される一例の処理ブロック図である。 マスター端末が位置情報を送信する処理を表した一例のフローチャートである。 スレーブ端末が位置情報を受信する処理を表した第一の例のフローチャートである。 スレーブ端末が位置情報を受信する処理を表した第二の例のフローチャートである。 スレーブ端末が位置情報を受信する処理を表した第三の例のフローチャートである。 スレーブ端末が位置情報を受信する処理を表した第四の例のフローチャートである。 位置情報に誤りがある端末の画面表示の第一の例である。 スレーブ端末が位置情報を受信する処理を表した第五の例のフローチャートである。 位置情報に誤りがある端末の画面表示の第二の例である。 スレーブ端末が位置情報を受信する処理を表した第六の例のフローチャートである。
符号の説明
1,1a〜1d PC
2,2a,2b プリンタ
3,3a〜3d,4a〜4d,5,6a〜6d マーカ
10 PC制御部
11 無線通信部
12 操作部
13 表示部
14 記憶部
20 プリンタ制御部
21 プリンタ表示部
22 プリンタ操作部
23 無線通信部
24 記憶部
25 プリンタ部
30 マーカ制御部
31 無線通信部
32 記憶部
61 基準点取得部
62 距離測定部
63 位置算出部
64 位置送受信部
65 距離算出部
66 位置判定部
67 通信可否判定部
68 通知部
69 テーブル部
81 基準点送信部
82 基準点保持部

Claims (9)

  1. 自装置の位置情報を保持し、通信相手の無線通信装置との距離測定が可能な無線通信装置であって、
    前記通信相手の無線通信装置から、該通信相手の無線通信装置の位置情報を受信する位置受信手段と、
    前記通信相手の無線通信装置の位置情報及び前記自装置の位置情報に基づき、前記通信相手の無線通信装置との距離を算出する距離算出手段と、
    前記通信相手の無線通信装置との距離を測定する距離測定手段と、
    前記距離算出手段により算出した距離と前記距離測定手段により測定した距離に基づき、前記通信相手の無線通信装置の位置情報が正しいか否かを判定する位置判定手段と、
    前記位置判定手段による判定結果に基づき、前記通信相手の無線通信装置との通信可否を判定する通信可否判定手段と、
    を有することを特徴とする無線通信装置。
  2. 通信方式毎に設定された所定の閾値を予め保持するテーブル手段を有し、
    前記位置判定手段は、前記距離算出手段により算出した距離と、前記距離測定手段により測定した距離の差が、前記所定の閾値より大きい場合、前記通信相手の無線通信装置の位置情報は誤りであると判定することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記位置判定手段により前記通信相手の無線通信装置の位置情報は誤りであると判定されると、
    前記通信可否判定手段は、前記通信相手の無線通信装置との通信を制限することを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信装置。
  4. 前記位置判定手段により前記通信相手の無線通信装置の位置情報は誤りであると判定されると、前記通信相手の無線通信装置の位置情報が誤りである旨の情報を別の無線通信装置に通知する通知手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  5. 前記位置判定手段により前記通信相手の無線通信装置の位置情報は誤りであると判定されると、前記通知手段は、さらに、前記通信相手の無線通信装置の位置情報が誤りである旨の情報を当該無線通信装置に表示することにより通知することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  6. 算出された当該無線通信装置及び通信相手の無線通信装置と異なる第3者の無線通信装置と前記通信相手の無線通信装置との距離と、測定された該第3者の無線通信装置と前記通信相手の無線通信装置との距離に基づき、前記通信相手の無線通信装置の位置情報が正しいか否かを判定する補助を行う位置判定補助手段を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  7. 前記位置判定補助手段は、さらに、前記位置判定手段による結果及び当該位置判定補助手段による判定結果に基づき、前記通信相手の無線通信装置の位置情報を特定し、
    前記通知手段は、さらに、特定された前記通信相手の無線通信装置の位置情報を表示することにより通知することを特徴とする請求項6に記載の無線通信装置。
  8. 前記位置判定補助手段は、当該無線通信において通信される情報の重要度に応じて補助を行う又は行わないことを特徴とする請求項6又は7に記載の無線通信装置。
  9. 自装置の位置情報を保持し、通信相手の無線通信装置との距離測定が可能な無線通信装置における通信制御方法であって、
    前記通信相手の無線通信装置から、該通信相手の無線通信装置の位置情報を受信する位置受信ステップと、
    前記通信相手の無線通信装置の位置情報及び前記自装置の位置情報に基づき、前記通信相手の無線通信装置との距離を算出する距離算出ステップと、
    前記通信相手の無線通信装置との距離を測定する距離測定ステップと、
    前記距離算出ステップにおいて算出した前記通信相手の無線通信装置との距離と前記距離測定ステップにおいて測定した前記通信相手の無線通信装置との距離に基づき、前記通信相手の無線通信装置の位置情報が正しいか否かを判定する位置判定ステップと、
    前記位置判定ステップにおける判定結果に基づき、前記通信相手の無線通信装置との通信可否を判定する通信可否判定ステップと、
    を有することを特徴とする通信制御方法。
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