JP6692601B2 - 無線ドッキングの構成及び制御のための方法及び装置 - Google Patents

無線ドッキングの構成及び制御のための方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、一般的には無線通信の分野に関連し、より具体的には、ポータブルデバイスとドッキングステーションとの無線ドッキングに関する。
ドッキングは、ポータブルデバイスをドッキングステーションに結合させる。結合は、無線接続又は有線接続により生じ得る。通常、ドッキング処理及びアンドッキング処理は完全に自動的であり、ユーザの介入を必要としない。例えば、ポータブルデバイスは、ドッキングステーション及び/又は他の周辺デバイスを見つけるために能動的に探査を行ってドッキング環境を確立することができる。ドッキング環境が発見されると、ポータブルデバイスは自動的に接続を行ってドッキングを開始できる。
しかし、ポータブルデバイスがドッキングステーションを発見し次第すぐにドッキング処理を自動的に開始することは必ずしも望ましくない。Wi-Fi Direct及びBluetooth(登録商標)プロトコルに従う無線デバイスは、特にかかるデバイスが無線ドッキングの場合に期待される高品質接続のために必要な送信電力を使用する場合、通常10m以上の通信範囲を有する。この範囲において、ポータブルデバイスのユーザは、ドッキングを試みているステーションを目視することができず、さらにその存在に気付くことさえできない可能性がある。その場合、自動ドッキングは意図しない結果、場合によっては厄介な結果をもたらし得る。
オフィス環境において、ポータブルデバイスは、ポータブルデバイスを携帯しているユーザが通りすがる全てのドッキングステーションとドッキングしようとする可能性がある。ポータブルデバイスは、周囲のオフィスキュービクル(小区画)内の隣接又は近接するデスク上に位置するドッキングステーションとさえドッキングしようとする可能性がある。自動ドッキング試行は、自動ドッキングを試みているポータブルデバイスによって発見されたドッキング環境内のデバイスの通信又は処理セッションを中断、妨害、又は著しく劣化させるおそれがある。いずれかの自動ドッキング試行が成功すると、ポータブルデバイスの画面コンテンツがドッキング環境内の他のディスプレイ、場合によっては大画面上で視聴可能になり得る。したがって、元々はポータブルデバイス上に表示されていた情報が自動ドッキング環境内の接続ディスプレイを見ている他者に表示されることにより、ポータブルデバイスの情報のセキュリティ及びプライバシーが損なわれるおそれがある。
上記の自動ドッキングに関する問題に照らして、全体的なユーザ体験にとって、ユーザがドッキング又はアンドッキングの開始を制御及び設定できるようにすることは有利であると考えられる。
本発明の原理に係る無線ドッキングシステムにおいて、自動ドッキングの開始に関する設定及び制御が可能になる。無線ドッキングシステムは、少なくとも、受信信号に関して受信信号特性レベルを測定し、受信信号特性レベルを所定の閾値と比較して、少なくとも受信信号レベルが所定の閾値を超えるとき、ポータブルデバイスの状態をドッキングステーションとドッキングした状態に移行させることによってこれを実現する。所定の閾値は好ましくは、ポータブルデバイスとドッキングステーションとの間に通信を確立するために必要な最小の信号強度レベルを超える受信信号特性レベルの信号測定値に基づく。
添付の図面、及び以下の記載において、1つ以上の実施形態の詳細が述べられる。ある態様で説明されていたとしても、実施形態は、多様な態様で構成又は具現化され得ることは明らかであろう。例えば、実施形態は方法として実施されてもよいし、動作のセットを実行するよう構成された装置として具現化されてもよいし、又は動作のセットを実行するための命令を記憶するコンピュータ読み取り可能媒体として具現化されてもよい。以下の詳細な説明、並びに添付の図面及び特許請求の範囲より、他の側面及び特徴が明らかになるであろう。
上記及び他の特徴及び利点、並びにそれらを達成する方法、及び本明細書に開示される実施形態は、以下の実施形態の記載、及び添付の図面を参照することによって、より明らかになり、より深く理解されるであろう。
図1は、本発明の原理に基づいて実現された無線ドッキング環境及び例示的なポータブルデバイスを示すシステムブロック図を示す。 図2は、本発明の原理に基づいて実現された無線ドッキング環境及び例示的なポータブルデバイスを示すシステムブロック図を示す。 図3は、図1及び図2に示すポータブルデバイス及びドッキングステーションをより詳細に表す。 図4は、ドッキングステーションのドッキングクレードルにドッキングされたポータブルデバイスの他の実施形態を示す。 図5は、論理的ドッキングを開始する際に使用される信号閾値Tを設定するための例示的な方法を示す。 図6は、本発明の原理に基づいて実現される例示的なドッキングプロセスを示す。 図7は、本発明の原理に基づいて実現される例示的なアンドッキングプロセスを示す。
本明細書で述べられる例示的な実施形態は本発明の好ましい実施形態の例であり、かかる例示的な実施形態は、本発明の範囲を如何なる意味でも限定すると解釈されるべきではない。
無線ドッキングは無線通信技術を使用して、携帯電話、ポータブルコンピュータ、及び他のスマートデバイス等のポータブルデバイスに、典型的には固定又は静止型のドッキング環境を提供する。図1に示されるように、無線ドッキング環境100は、ポータブルデバイス110に例えば表示画面、キーボード、マウス、記憶メディア、及び入力/出力ポート等の周辺機器130へのアクセスをドッキングステーション120を介して与える。上記の周辺機器のうちの一部又は全ては、ドッキングされたポータブルデバイスに関するアプリケーションの体験及び生産性を向上するために使用され得る。例えば、電子メールクライアント、ウェブブラウザ、又は携帯電話上で動作する他のアプリケーションと対話しているとき、ユーザの携帯電話がドッキングステーションにドッキングされ、例えばこのドッキング環境においてTV又はコンピュータのより大きな表示画面を使用する能力を付与され得る。
図2に示されるように、ドッキングステーションはポータブルデバイスに、有線又は無線ローカルネットワーク(LAN)等のネットワークへのアクセスさえ与えてもよく、この場合、ドッキングステーション120はWLAN上のアクセスポイント140を介してホームネットワーククライアントに無線で接続される。
ポータブルデバイス110は、ドッキー又は無線ドッキーと呼ばれることがある。ドッキングステーションは無線ドッキングホストとも呼ばれ得る。周辺デバイスは、通常、有線接続、無線接続、又はペアリング等何らかの通信方式で入力/出力ポートを介してドッキングステーションに接続される。用語「無線ドッキング環境」は、無線ドッキング環境、及びドッキングステーションに接続される又はドッキングステーションからアクセスできるあらゆる周辺機器、デバイス、入力/出力ポート、若しくはネットワーク等を含むものとする。無線ドッキングを実現するために、ポータブルデバイス110は1つ以上のドッキングステーション120と無線接続して、無線ドッキング環境100内の1つ以上の周辺デバイス130へのアクセスを得る。
Bluetooth(登録商標)、及びWi-Fi Directを含むWi-Fi等の無線通信技術は、ポータブルデバイスとドッキングステーションとの間の無線ドッキング及びアンドッキング(切り離し)の正常な動作に必要とされる通信能力の全て又は一部を提供できる。アプリケーションによっては、ある無線通信技術が他の利用可能な技術より有利な場合がある。例えば、Bluetooth(登録商標)のバンド幅は、高品質且つ低遅延の遠隔表示出力、及びUSB周辺機器への一般アクセスのためには不十分であると考えられる。したがって、一定の条件下では、Bluetooth(登録商標)とWi-Fi Directとの組み合わせを用いて無線ドッキング及びアンドッキングの異なる側面を実現することが有利な場合がある。
Wi-Fiピアツーピア(P2P)としても知られるWi-Fi Directは、外部無線アクセスポイントを要することなくデバイス間のピアツーピアWi-Fi通信を確立するための新たな通信規格である。無線ドッキングシステムにおいて、Wi-Fi Directは、ポータブルデバイスとドッキングステーションとの間の主要接続及び通信経路として使用することができる。これらの通信技術は、本明細書で説明される無線ドッキングシステムを実現するために用いられる技術の例である。本発明の原理から逸脱することなく、他の技術も使用することができる。例えば、本明細書に記載される全ての技術の実施にあたり、Bluetooth(登録商標) Low Energy(BTLE)及びMIMOアンテナシステムを含む追加の通信技術を使用してもよいことを理解されたい。
上記の通信技術の一方又は両方に少なくとも部分的に基づく技術のセットがポータブルデバイスとドッキングステーションとの間に規定されることにより、ポータブルデバイス、ドッキングステーション、及びドッキングステーションに接続される周辺機器の間に容易且つ便利な自動接続機構が提供される。以下の記載は、ポータブルデバイス及びドッキングステーションの動作に使用され、ドッキング処理の設定及び制御に少なくとも部分的に関連して定められる例示的な技術のセットを扱う。
図1の無線ドッキング環境において、ドッキングアクションを開始しているポータブルデバイスが多数の周辺デバイスそれぞれにアクセスできるよう、単一のドッキングステーションによって多数の周辺デバイスをグループ化することができる。ポータブルデバイスが、ドッキングのために選択された無線ドッキング環境の一部であると考えられる1つ以上のデバイスとドッキングステーションを介してアクセスを有するとき、ポータブルデバイスは「ドッキングされている」、すなわちドッキングされた状態にあると考えられる。ポータブルデバイスを無線ドッキング環境から切り離したいときは、アンドッキングアクションが開始される。ポータブルデバイスがドッキングステーションを介して上記周辺デバイスへのアクセス、又は接続を有さないとき、ポータブルデバイスは「アンドッキングされている」、すなわちアンドッキングされた状態にあると考えられる。本発明の原理によれば、従来技術とは対照的に、ドッキング及びアンドッキング処理のユーザ制御及び設定が許容される一方、ドッキング及びアンドッキングが最大限自動的に行われる。
アンドッキングされた状態からドッキングされた状態へと導くドッキング処理は、複数の異なる要素を含むと定められ得る。これらの要素は、限定はされないが、ドッキング処理を開始するトリガイベント;ポータブルデバイスと(1つ以上の)無線ドッキングホストとの間の1つ以上の無線接続(すなわち、1つ以上の通信経路)の確立;並びに、ポータブルデバイスが無線ドッキング環境内の各周辺デバイスにアクセスすること及び各周辺デバイスと対話することを可能にするための無線プロトコル(例えば、Wi-Fiチャネル)及びインターフェイス設定の選択を含む。処理の各部分は、ポータブルデバイス及びドッキングステーションの一方又は両方によって引き受けられ得る。
ドッキングステーションとポータブルデバイスとの間に確立された接続又は通信経路は通常は安全な経路であるが、ドッキングにおいて不確かな接続が用いられてもよい。技術文献に詳述されている「中間者」攻撃等の悪意のある攻撃を防御するために、安全な接続は通常、信頼機構(trust mechanism)に基づく。このアプリケーションにおいて、信頼は、近接度(近さ)、及び他の測定可能な又は既定の条件に基づき得る。ポータブルデバイスとドッキングステーションとが互いに近いとき、通信経路のセキュリティの信頼性は十分に高く、ポータブルデバイス及びドッキングステーションは攻撃者や詐称者とではなく実際に互いと通信していると考えられる。近接さはユーザによる目視確認も可能にし、接続が信頼できるものか、また何か欠陥の徴候が無いか、確認することができる。ポータブルデバイスとドッキングステーションとが十分に近距離にある場合、両デバイス(すなわち、ドッキングステーション及びドッキー)のみが互いの信号を拾うことができるよう、これらのデバイスの送信信号電力レベルを十分に低いレベルまで下げることが適当な場合がある。
ドッキングの開始又はトリガリングは、ポータブルデバイスが無線ドッキング環境に対してアンドッキング状態にあると見なす。すなわち、ポータブルデバイスは現在所望のドッキングステーションにドッキングされていない。所望のドッキングステーションがドッキングのために配置されて選択されたとき、任意の数のアクション又はジェスチャーによってドッキングアクションがトリガされ得る。例えば、ポータブルデバイスはドッキングステーション上の近接場通信タグをスキャンして、そのステーションとドッキングする明確な意思を示すことができる。あるいは、ユーザがポータブルデバイス、又は場合によっては選択されたドッキングステーション上の特定のボタンまたは表示アイコンを押したことに応答してドッキング信号を生成してもよい。ドッキング動作をトリガする他のドッキングジェスチャー又はアクションも考慮される。代替的なトリガアクションは、ポータブルデバイスを所定の領域内に配置することを含み、例えばパッド上、対応するクレードル内、又は単純に、全ての位置で無線信号強度に基づいてアクションが検出される、ドッキングステーションから所定の距離内に配置することを含む。他の例示的なトリガアクションも選択することができ、ドッキングシステムにおいて追加の特徴として実現され得る。
ドッキングは、無線ドッキング環境内の複数のドッキングステーションとポータブルデバイスとの間で開始され得ると理解されたい。これは、ポータブルデバイスと交換される多様な種類のデータ又は情報を扱うことができるドッキング環境が異なるドッキングステーションによってサポートされる場合に起こり得る。一例において、1つのドッキングステーションがポータブルデバイスからのビデオ(映像)情報をホームエンターテイメントシステム内のHDTV等の表示周辺デバイスに接続する一方、他のドッキングステーションは同じポータブルデバイスからオーディオ(音声)情報を、上記接続されたエンターテイメントシステム内のサラウンドサウンドコンポーネント等のオーディオシステムに接続してもよい。ポータブルデバイスと複数のドッキングステーションとの間の同時接続の他の例も考えられる。
ポータブルデバイスの無線ドッキング環境からのアンドッキング、特に自身がドッキングされている1つ以上のドッキングステーションからのアンドッキングは、ここでは単純にドッキングの逆又は反対と考えることができる。アンドッキング動作を開始するためにはある種のトリガイベントが好ましい。トリガイベントはドッキングを開始するために使用されるトリガイベントの逆又は反対であり得るが、アンドッキングに全く異なるトリガイベントを使用してもよく、またしばしば使用すべきであることを理解されたい。例えば、ドッキングがポータブルデバイスをドッキングパッド上又はドッキングクレードル内に配置することによって開始される場合、ポータブルデバイスをドッキングパッド又はクレードルから取り外したときにアンドッキングが自動的に開始されると不都合な可能性がある。取り外しは、単純に電話に出るためにポータブルデバイスを持ち上げる等のユーザのアクションであり得る。この例において、ユーザは、アンドッキング動作を開始するために取り外しアクション(すなわち、持ち上げ)を行う意思が全く無かった可能性がある。例えば、電話とドッキングホストとの間のWi-Fiリンクを介して確立された無線ドッキング接続は、ポータブルデバイスがドッキングホストクレードル内に物理的に設置されているか否かを問わず、潜在的にいくらかの劣化を伴って維持され得る。また、信号劣化は、ユーザの体によってポータブルデバイスとドッキングステーションとの間の直接信号経路(すなわち、見通し線)の少なくとも一部を妨害することによって、又は、単純にポータブルデバイスがドッキングされたまま移動され、ポータブルデバイスとドッキングステーションとの間の距離がより遠くなって受信される電力が低下することによって起こり得る。
図3は、ポータブルデバイス110及びドッキングステーション120の簡略化された実施例を示す。ポータブルデバイスは、送受信機111、プロセッサ/コントローラ112、設定情報、ドライバ情報、及びデバイスアプリケーションを記憶するのに適したメモリ113(例として、図中のメモリ113はアプリケーションを記憶するように描かれている)、及びアンテナ114を含む。デバイス制御及び運転は、送受信機111とメモリ113との間に接続されたコントローラプロセッサ112により提供される。送受信機111は、送信及び受信を含む無線通信能力を提供する。送信機111はアンテナ114に接続されている。図中では1つのアンテナが示されているが、ポータブルデバイス110は、シングル又はデュアルモードキャパシティで動作する2つ以上のアンテナを含んでもよいことを理解されたい。また、ポータブルデバイスアプリケーションは、限定はされないが、例えばドッキング処理、アンドッキング処理、並びに閾値キャリブレーション及び設定処理を含む。
ドッキングステーション120は、送受信機121、プロセッサ/コントローラ122、設定情報、ドライバ情報、及びデバイスアプリケーションを記憶するのに適したメモリ123、入力/出力ポート124、並びにアンテナ114を含む。ドッキングステーション制御及び運転は、送信機121とメモリ123との間に接続されるコントローラプロセッサ122によって提供される。送受信機121は、ドッキングステーションの送信及び受信を含む無線通信能力を提供する。送受信機121はアンテナ125に接続されている。図中には1つのアンテナが示されているが、ドッキングステーション120は、シングル又はデュアルモードキャパシティで動作する2つ以上のアンテナを含んでもよいと理解されたい。また、ドッキングステーションアプリケーションは、限定はされないが、例えばドッキング処理、アンドッキング処理、並びに閾値キャリブレーション及び設定処理を含む。ドッキングステーションは入力/出力ポート124を介した周辺デバイス130への接続を可能にするので、ドッキングステーションメモリはさらに各周辺デバイスへの接続を確立して維持するためのドライバを含む。入力/出力ポート124は、無線ドッキング環境において周辺デバイスを接続するために十分な数の接続ポート、例えば入力及び出力ポート、並びに双方向ポートを提供する。
上記のように、ドッキングステーションは、図4に示すように、ポータブルデバイスの外形と完全に又は部分的に一致するクレードルでもよく、又はかかるクレードルを含んでもよい。ドッキングステーションは、1つ以上のポータブルデバイスの配置に適した電気パッド又は表面として実現されてもよい。かかるパッドは、現在市販されている無線充電パッドと同様に実現されてもよい。ポータブルデバイスはパッド表面上又は近傍に配置されると、ドッキングステーションとドッキングされ得る。
ドッキングステーションは、完全に一体化されたデバイスとして実現されてもよいし、クレードル420及び主要部422等の複数の要素に分割されてもよい。分割されている実施形態において、ドッキングステーションの主要部は、デバイス知能、動作、及び周辺デバイス接続を提供する図3等に示されるパソコン又はコントローラ/プロセッサ及びメモリ等の内部又は外部ハードウェア及びソフトウェアを使用してもよい。周辺デバイス接続は有線又は無線通信接続として実現されてもよい。
ドッキングステーション、さらに場合によってはポータブルデバイスが、ドッキング及び/又はアンドッキングシーケンスを開始するための手段(図示なし)を有するよう実現されてもよい。かかる開始手段は、例えば、押されるとドッキング又はアンドッキング開始信号を生成して、ドッキングステーションとのドッキング又はアンドッキングの意思を明確に示すボタンによって実現されてもよい。
ドッキングステーションは、ポータブルデバイス内の電力を補充する充電要素(図示なし)を含んでもよい。充電は、ポータブルデバイスとの有線(接触による)又は無線(非接触)結合によって実行され得る。
ここで、物理的ドッキングの概念と論理的ドッキングの概念とを区別することが好ましい。ポータブルデバイスが、ドッキングパッド上に載置されている場合、クレードル内に配置されている場合、又は、ドッキングステーション若しくはドッキング環境と関係付けられた(物理的に境界が示されているか、又はある境界内に存在することが単純に把握されている)領域内にユーザによって配置されている場合、ポータブルデバイスは、ドッキングステーションに物理的にドッキングされていると言うことができる。ポータブルデバイスが物理的にドッキングされた状態になると、この発生によりドッキングアクションが引き起こされ得り、ポータブルデバイスが論理的にもドッキングされる。ポータブルデバイスが物理的ドッキング状態から解除されたとしても、ポータブルデバイスが論理的ドッキング状態から解除されるとは限らない。
物理的ドッキングは、いくつかの理由のためにユーザによって実行される可能性があり、複数の理由が同時に存在してもよい。当然ながら、物理的ドッキングは論理的ドッキングを開始するために実行され得る。また、物理的ドッキングは、例えば電話を充電パッド又は充電器に設置する場合のように、ポータブルデバイスを有線(接触による)又は無線(非接触)充電のために確実に電源に接続するために実行され得る。さらに、物理的ドッキングは、ポータブルデバイスと1つ以上のドッキングステーションとの間の通信、さらに、ポータブルデバイスと、ドッキングステーションを介して接続されている周辺デバイスとの間の通信の品質を向上させるために実行され得る。ポータブルデバイスをドッキングステーションに近づけることにより、信号品質(すなわち、SNR等)、通信速度及び遅延等を改善することができる。最後に、物理的ドッキングは、ドッキング内のセキュリティ機構への入力として見ることができ、ドッキング処理をより安全に進行すること、及び/又は、遠距離から論理的にドッキングを行う場合にユーザに求められるいくつかのセキュリティダイアログステップをドッキングプロセスから省略することを可能にする。ドッキングパッド又はドッキングクレードルへのポータブルデバイスの設置は、ポータブルデバイス及びドッキングステーションによる信頼の証と解釈することができる。セキュリティダイアログステップは、ポータブルデバイスとドッキングステーションとの間でのピンコード認証、又はパスワード若しくはチャレンジ交換等を含み得る。
ポータブルデバイスとドッキングステーションとの近接により、物理的ドッキングは、適切な設備を備えた遠隔攻撃者がドッキングステーションに対してポータブルデバイスを装うことができる、又はポータブルデバイスに対してドッキングステーションを装うことができる中間者攻撃を効果的に妨げる。遠隔攻撃者は、ユーザ及びポータブルデバイスよりドッキングステーションに近くなければならないであろう。よって、かかる攻撃者はユーザによって完全に目視できる。
上記のように、物理的ドッキングは、ポータブルデバイスの1つ以上のドッキングステーションへの論理的ドッキングを開始するための手段として使用され得る。しかし、単純に1つ以上のドッキングステーションの通信範囲内にポータブルデバイスを含めることによって論理的ドッキングを自動的に開始することは問題を生じる場合があり、多くの意図されない結果を伴い得る。これらの問題を強調するために、いくつかのシナリオを以下に示す。
複数のドッキングステーションがポータブルデバイスの範囲内に存在する場合、ユーザは、ポータブルデバイスが結局はどのドッキングステーションとドッキングするのかわからない。ユーザが全く意図又は予期していなかったにも関わらず、ポータブルデバイスは近傍の無線ドッキング環境とドッキングする可能性がある。例えば、ユーザがポータブルデバイスを持ちながらオフィスビル内に入り通路を進むとき、ユーザがドッキングを意図しない場合であっても、ポータブルデバイスは範囲内及び通り過ぎる全てのドッキングステーションと自動的にドッキングしようとするかもしれない。ホームネットワークエリアにおいては、ポータブルデバイスは近所のネットワーク内のドッキングステーションと自動的にドッキングしようとするかもしれない。このシナリオにおいて、自動ドッキングは、ユーザが実際にドッキングを開始したいドッキングステーションの選択に関するユーザの制御を奪う。
ドッキング環境が接続周辺デバイスとして使用可能な表示画面を有する場合、ドッキングは通常、ポータブルデバイスから無線ドッキング環境内の当該表示画面への画面出力の送信を含み得ることが予期される。かかるシナリオにおいて、ポータブルデバイスの消費電力を節約するため、及び(場合によっては)2つの異なるディスプレイが同じ情報コンテンツを表示することによりユーザが混乱するのを避けるため、画面出力がドッキング環境内のディスプレイに送信されると、通常、ポータブルデバイス上のアクティブな表示出力は消される。この状況において、自動的にドッキングされたポータブルデバイスの画面には表示がなく、ユーザは、視聴又は対話のために使用できない。ユーザ及びポータブルデバイスがドッキングステーションに接続された周辺ディスプレイを視聴できる範囲内に存在しない場合、ユーザはこの状況に気が付かず、何が表示されているのか、又はどこに表示されているのかさえわからない可能性がある。また、その時、周辺ディスプレイが他者によって他の視聴目的又は表示のために使用されていた場合、ポータブルデバイスの自動ドッキング、及びその情報の表示は視聴者を驚かせ、また混乱させ、場合によってはユーザに問題を生じ得る。これらのシナリオから明らかなように、無線ドッキングプロセスにおける少なくとも「自動」ドッキングの開始に関して、ユーザがより大きな制御を行使できることが望ましい。
自動アンドッキングに関するユーザ設定及び制御を可能にすることに関して、同様のケースを挙げることができる。アンドッキング動作の開始を、ポータブルデバイスがドッキングステーションの通信範囲外に出ることに完全に依拠させることは非効果的である。また、これは、ユーザが無線ドッキング環境の通信範囲からポータブルデバイスを取り除くことによりアンドッキングを完了するまでポータブルデバイスの独立した動作(すなわち、「アンドッキングされた状態」)を正常に再開させないため、ユーザに不当な負担を負わせる。
いつ、どこで、さらに場合によっては如何に「自動」ドッキング及び「自動」アンドッキングの開始が許可されるかをユーザが設定できるようにすることにより、実際に制御を与えることができる。ドッキング及びアンドッキングを開始するための1つの手段として、信号特性測定による距離を使用することができる。また、ユーザがドッキング及びアンドッキングジェスチャー又は他の所定のアクションを設定して、ポータブルデバイスをドッキング又はアンドッキングするユーザの意思を示すこともできる。
本発明の原理に基づく、ポータブルデバイスが無線ドッキングステーションデバイスとのドッキング及びアンドッキングを開始できる距離を設定できるようにする技術が図5に示される。この距離の設定は、ユーザ及びポータブルデバイスに自動ドッキング及び自動アンドッキングの一定の制御をユーザに与える。
論理的ドッキング及びアンドッキングを開始するための所望の距離は、以下のステップによって概説される例示的な方法を実行することによってキャリブレーション及び設定され得る。これらのステップは、ポータブルデバイス及びドッキングステーションの一方又は両方のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの任意の組み合わせによって実行され得る。方法は、図3に示すアプリケーションメモリ内に記憶されてもよい。
この技術は直接距離を測定することを回避し、受信信号電力と、送信機と受信アンテナとの間の距離とによって示される相関を使用する。Wi-Fi又はBluetooth(登録商標)等のRF信号を使用して2つの物体間の距離を直接測定することは難しい場合がある。飛行時間(TOF)測定、受信信号強度(RSSI)、又は部屋内のデバイスの距離及び位置を直接測定する三角測量方式等のRF信号特性の使用に関する研究レポートにおいて、多様な試行がなされている。技術論文“Minimizing discovery time in Bluetooth networks using localization techniques”,Subhan et al.,2010 International Symposium in Information Technology pp.648 - 653 (2010年6月)は、これらの技術を多数開示している。
レポートによれば、RSSI等の信号測定を用いた一般的な方法で直接距離を予測することは難しいと考えられる。各デバイスはこれらの信号特性値を異なるように測定するので、この難しさは理解できる。また、デバイスはより長い物理的距離によって離されるため、距離推定は一層不正確になる。さらに、デバイス間隔の拡大に伴う受信電力の低下により、測定プロセスはより複雑になる。なぜなら、無線規格に従う多数の通信チップセットは、通信リンクの良好な品質を保つために送信電力を動的に変化させ、これが測定プロセスを複雑にするからである。最後に、これらの測定は測定、キャリブレーション、及び設定プロセス中の2つのデバイス間の選択された相対的位置関係及び角度関係にも依存することを理解されたい。
上記のように、図5に示す技術は直接距離を測定することを回避させ、また、受信信号電力と、送信機と受信アンテナとの間の距離との相関を使用する。ステップ510において、ドッキングステーション及びポータブルデバイスは、それぞれが同じ選択された又は決定された送信電力で動作する。ドッキングを開始するために、ポータブルデバイスがドッキングステーションから所望の距離の位置に移動される。設定のために所定の送信電力、並びに特定の位置及び距離を使用することにより、距離を電力測定によって直接求めることの問題が排除される。
送信電力レベルは、後で実際のドッキング中に使用できるように記憶され、検索可能である場合、ランダムに選択できる。当然ながら、送信電力レベルは規定又は規格によって固定された既定のレベルでもよい。また、送信電力レベルは、デバイスのうちの1つからの制御メッセージによって設定されてもよい。例えば、電力レベルは、ドッキングステーションとポータブルデバイスとの間のメッセージ交換プロトコルの一部として送信されてもよく、これにより、1つのデバイスが他方のデバイスに送信電力を伝えられた値又は既定の値に変更するよう命令する。
ポータブルデバイスが所望の距離に維持される既定の時間間隔の間、ステップ520に示されるように、ポータブルデバイス及び/又は無線ドッキングステーションは、受信信号の1つ以上の特性を測定する。かかる特性の一例は、IEEE 802.11標準規格において規定される受信信号強度(RSSI)である。RSSIは、アンテナによって受信されている電力レベルの指標である。RSSIとともに、又はRSSIの代わりに測定され得る他の特性は、IEEE 802.11標準規格においてプリアンブル及び全受信フレームにおける選択されたチャネル内の受信RF電力の指標として規定される受信チャネル強度(RCPI:Received Channel Power Indicator);知覚S/N指標(PSNI:Perceived Signal to Noise Indicator);及び、受信S/N指標(RSNI:Received Signal to Noise Indicator)である。これらの用語は、J. Kwak によるIEEE 802.11-03/958r1“Proposed Text for PSNI Measurement”等、IEEE 802.11標準委員会に提出された文献において規定されているが、米国特許出願公開第2006/0234660号及び第2010/0150125号においても開示される。これらは全て、参照により明確に本明細書に組み込まれる。
このステップに用いられる時間間隔は、測定されている信号特性の代表的なサンプルを所望の個数取得するのに十分であるべきである。1つだけの測定信号特性サンプルを用いて距離及び電力を適切にキャリブレーションできると考えられるが、信号特性の代表的なサンプルを複数測定することが好ましい。したがって、時間間隔は、所望の数のサンプル測定値を得ることを許容する程度に十分長くあるべきである。
ポータブルデバイス及び/又は無線ドッキングステーションによって十分な数の信号特性値が測定されると、ステップ530に示されるように、信号強度は通常いくらか時間変動することを踏まえ、値の精度を向上させるために、測定値の一部又は全てから平均値が導出される。場合によっては、平均値はポータブルデバイス及び無線ドッキングステーションの両方の全体の値から計算され得る。その後、ステップ540において、この平均値は当該無線ドッキング環境に関する設定の一部として記憶される。この値は、ポータブルデバイス、ドッキングステーション、又は外部記憶デバイス(図示なし)の一部又は全てに記憶されてもよい。
信号特性値が記憶されると、ポータブルデバイス及び/又は無線ドッキングステーションが、測定受信信号電力に基づいて、ポータブルデバイスとドッキングステーションとの間の間隔が所望の距離以内であるか否かを判定するための閾値Tとして使用でき、論理的ドッキングが自動的に実行できる。この記憶された信号特性値の使用は、ユーザがドッキング及びアンドッキングに関する一定の制御を保つことを可能にする。閾値Tは、ポータブルデバイスとドッキングステーションとの間の通信を確立するために必要な最小の信号強度レベルより高くなるよう決定される。また、決定された閾値は通信デバイス間の距離に関係するため、ポータブルデバイスとドッキングステーションとの間でドッキング状態が確立されることが意図された領域の境界を示すと理解できる。
ポータブルデバイスをドッキングステーションにドッキングするために、ポータブルデバイスは、図6のステップ610に示されるように、無線ドッキング環境内の所望のステーションの存在を検出する。典型的には、ドッキングステーションの発見には、Bluetooth(登録商標)デバイス発見又はWi-Fi Directデバイス発見等、当該技術分野において周知の技術を用いることができる。これらのシステムは、ドッキングステーションがドッキー(すなわち、ポータブルデバイス)の無線通信範囲に入るとドッキングステーションを発見する。また、本明細書は他の多様な発見機構も考慮する。
ステップ620に示されるように、所望のドッキングステーションが検出されると、ポータブルデバイスとドッキングステーションとの間に通信経路又は接続が確立される。この通信経路の1つの目的は、信号強度が測定できるように1つ以上のパケットを送信することである。2つ目の目的は、閾値と比較するために、メトリックの計算をサポートすることであり得る。
続いて、ステップ630に示されるように、ポータブルデバイスの送信電力レベルが制御される。1つの例示的な実施形態において、送信電力レベルは、ポータブルデバイスがドッキングステーションから所望の距離の特定の位置に配置されたとき、上記の設定ステップ510で使用された電力レベルと実質的に同じレベルであることが期待される。ドッキングステーションとポータブルデバイスとの間で制御メッセージを使用して、両ドッキングデバイスが送信電力レベルをステップ510に関連して上述した適切なレベルに変更するよう命令する。あるいは、ドッキー(すなわち、ポータブルデバイス)が自身の送信信号電力を所定の送信電力レベルに設定して、その後通信経路を介してドッキングステーションに制御メッセージを送信することによって、ドッキングステーションに同様にするよう命令してもよい。例えば、ドッキングステーション及びポータブルデバイスのうちの一方又は両方が既定の送信電力レベルで1つ以上のパケットを送信し始めてもよい。これらの1つ以上のパケットは、送信電力レベルを示すデータペイロードを含み得る。
他の例示的な実施形態において、両ドッキングデバイス、すなわちポータブルデバイス及びドッキングステーションの送信電力レベルは実質的に等しいレベルに制御される。これは、両デバイスの間で制御メッセージを交換して使用されるべき適切な送信信号電力レベルを示すことによって達成される。
ドッキングステーション又はポータブルデバイスが測定された閾値をローカルに記憶していない場合、ステップ640に示されるように、閾値Tは当該デバイスに引き出される、又は送信されるべきである。その後、記憶された閾値Tは、ドッキング(すなわち、論理的ドッキング)が開始されるタイミングを決定するための1つの選択可能な基準として用いられる。
ステップ650及び660において、RSSI等の受信信号の適切な信号特性レベルが測定され、決定された閾値Tと比較されて、少なくとも受信信号レベルが決定された閾値を超えるとき、ポータブルデバイスがドッキングステーションにドッキングされる。ポータブルデバイス及び/又は無線ドッキングステーションデバイスは、受信信号のRF信号特性を測定する。測定される信号特性は、上記において詳述された、記憶された閾値を確立するために使用された信号特性と同じである。信号特性は、RSSI、RCPI、PSNI、及びRSNI等のうちの任意の1つ又は複数を含み得る。
所定の時間間隔にかけての受信信号の適切な信号特性レベルが閾値T以上になった場合、ステップ660(「YES」出力ブランチ)及びステップ670に示されるように、論理的ドッキングが開始されてドッキングが完了する。閾値T以上であるか否かを判定するために用いられる信号レベルの値は、所定の時間内に取得された複数の別個の測定値の平均値でもよいことを理解されたい。限定はされないが、ドッキングの完了は、ポータブルデバイスをドッキングステーションと通信している周辺デバイスとを接続して、ドッキングステーションに接続されている遠隔ディスプレイにポータブルデバイスディスプレイから表示出力を送信することを含む。ドッキングの完了は、アンドッキング状態からドッキング状態への移行として概念的に理解された方が良いかもしれない。この用語は、本明細書において一般性を失うことなく様々に表現され得る。
受信信号の適切な信号特性レベルが閾値T以上で無い場合、ステップ660(「NO」出力ブランチ)に示されるように、論理的ドッキングは開始されず、測定及び比較ステップが繰り返され、制御はステップ650に戻る。
アンドッキングに関しては、上記ドッキングプロセスを実質的に反対にしてもよい。当然ながら、アンドッキングの前にはポータブルデバイスはドッキングステーションと論理的にドッキングされている。ポータブルデバイスがドッキングステーションとドッキングされている間、ステップ710に示されるように、ポータブルデバイスは記憶された閾値Tに適した信号特性値を測定し続ける。これらの測定値は閾値と比較され続ける。ステップ720において、閾値「以上」である限り、ポータブルデバイスはドッキング状態を維持し続け、必要であればドッキングステーションからのあらゆる自動アンドッキング試行を抑制する。
測定信号特性値が閾値未満になると、ステップ720(「NO」出力ブランチ)に示されるように、アンドッキング処理が自動的に開始される。アンドッキングは、限定はされないが、ドッキングステーションを介するポータブルデバイスと周辺デバイスとの全ての接続を切断し、ドッキングステーションに接続された遠隔ディスプレイからポータブルデバイスディスプレイに表示出力を送り戻すことを伴う。ポータブルデバイスにとって、アンドッキングはドッキングされた状態からアンドッキングされた状態への移行を含む。
また、ポータブルデバイスがドッキングステーションに正常にドッキングされたとき、ポータブルデバイスが記憶された閾値に適した信号特性値の測定を中止し得るようステップ710を変更することも考慮される。この変形例においては、ポータブルデバイス内の移動センサによる検出値の変化、又はポータブルデバイスがドッキングステーションから取り除かれたことを示し得る信号強度の急激な下降の認識等の測定可能イベントの発生に際して、信号特性測定を再開してもよい。
このようにシステム及び方法を実現することにより、ドッキング及びアンドッキングを所望の距離において容易に、自動的に、そして確実に開始することができる。この技術は、受信RF信号から距離及び位置を直接測定しようとする場合に起こるであろう問題を回避する。
上記方法及びシステムの精度は、以下に詳述される多様な技術によって向上できる。これらの技術の1つは、閾値の決定(図5)、及び実際のドッキング(図6)において、受信信号の信号特性を測定するために複数の位置(ポジション)を用いることを含む。他の改良例は、閾値Tを取得するためにWi-Fi及びBluetooth(登録商標)通信チャネルを使用することを含む。追加の改良例は、信号特性値を取得する際に、新しいアクセスポイント等の干渉源の存在をポータブルデバイスに知らせることを含む。変形例について以下に説明する。
RF信号特性測定値を1つの特定の位置においてのみ測定する代わりに、複数の位置、及び、ユーザ及びポータブルデバイスが無線ドッキングシステムに通常アプローチするであろうと予期される角度の範囲内のデバイス方向角において複数の測定を行うことが考えられる。例えば、ポータブルデバイスとドッキングステーションとの間の距離は同じで、わずかに違う方向角から追加の測定を行ってもよい。一例において、図5に関連して述べた元々の位置の左右から追加の測定を行ってもよい。これらの3つのセットの測定、すなわち、元々の位置の左側、元々の位置の右側、及び元々の位置からの測定を、閾値Tを決定するための平均値計算に含めることができる。
実際において、必要な信号特性測定を行うためには、例えばWi-Fi Direct等の1つだけの通信媒体を使用する方がより単純であり、より効率的である。測定の精度は、2つの異なる無線通信媒体を使用することにより向上できると理解される。このアプローチは、通常、ポータブルデバイス及びドッキングステーションの両方がWi-Fi Direct及びBluetooth(登録商標)の両方をサポートできるという事実を利用する。Bluetooth(登録商標)及びWi-Fi Direct媒体に関して、全ての測定値及び閾値を複製(replicate)することができる。測定されたBluetooth(登録商標)信号特性及び測定されたWi-Fi Direct信号特性がともに閾値Tを超える(又は、アンドッキングの場合は下回る)場合、ドッキング(又はアンドッキング)が開始される。このようにすることで、所望の距離で所望のドッキング又はアンドッキング挙動を達成する確率が著しく上昇する。このアプローチにおいて、測定は同時に行われてもよい。なぜなら、これは実質的に同様なチャネル条件において最適な再現を与えるからである。(無線ドッキングの場合はともに無線ドッキングステーションに位置するであろう)Bluetooth(登録商標)マスタ及びWi-Fi Directグループ所有者が、測定される信号強度値における干渉及び変動を低減又は限定するために、測定中に使用される周波数を調整することが好ましい。
通常は固定されている、又は少なくとも一時的に静止しているドッキングステーションが、ネットワーク内で強い信号を発している新たに追加されたアクセスポイント等の新たな干渉源が追加されたことを検出した場合、ドッキングステーションは、接続設定中に、ポータブルデバイスに新たな干渉源の存在について知らせる。ポータブルデバイスは、閾値Tに関連して測定された信号特性値を計算する間にこの情報を使用できる。また、このアプローチは、干渉源の存在を考慮してポータブルデバイス閾値を再校正するよう、ユーザ及びポータブルデバイスに通知を行うために使用することもできる。
上記本発明の原理による他の実施形態によれば、ドッキング及びアンドッキングジェスチャーを検出することによりポータブルデバイスとドッキングステーションとの間の信頼関係を初期化し、両デバイスにドッキング又はアンドッキングを行わせてもよい。検出は、主にコントローラプロセッサによって行われ、コントローラプロセッサに関連付けられたメモリ内に記憶されたアプリケーション又はプログラム、及び送信機からの信号強度の測定等を含んでもよい。
ポータブルデバイスとともに、ドッキング充電クレードル及びパッドを使用することができる。ドッキングステーションとしてクレードル又はパッドを使用することには利点がある。例えば、物理的ドッキングが検出可能な場合、ポータブルデバイス410を対応するクレードル420内又はパッド上に配置する行為は、論理的ドッキングがすぐに開始すべきであり、ポータブルデバイス又はユーザはクレードル/パッドにおける又はそれらに接続されたドッキングステーションの主要部422を信頼できるという、ポータブルデバイス及びそのユーザから無線ドッキング環境への明示(すなわち、ジェスチャー)となり得る。この文脈において「信頼」とは、クレードル内又はパッド上への物理的ドッキングのジェスチャーにより、ポータブルデバイス及びユーザがドッキングステーションへのプライベート又は安全な情報の送信を承認することを意味する。
特定の場合において、例えば、両デバイスが物理的にドッキングされてはいないが互いの通信範囲内に位置するため、物理的ドッキングの前にドッキングステーションとポータブルデバイスとの間に無線通信が存在する可能性がある。物理的ドッキングを行うことにより、上記のように、ユーザはドッキングプロセスを開始し、信頼関係を知らせることを意図する。
物理的ドッキングの検出は、ドッキングステーション、ポータブルデバイス、又は両デバイスによって実行される動作の組み合わせによって提供され得る。検出は、機械的センサ又は電気的センサを用いるドッキングステーション内の検出要素によって、物理的にドッキングされたポータブルデバイスの存在を検出するために電気的接触又は無線手段により実行されてもよい。
また、ドッキングステーション及びポータブルデバイスの一方又は両方内のアンテナからの信号測定値を使用することによって、物理的ドッキングを検出するためのジェスチャーにおいて信号強度を使用することもできる。信号強度測定を使用することによる物理的ドッキングの発生は、上記と同様な信号閾値を使用し得る。このシナリオにおいて、物理的ドッキング及び物理的ドッキングジェスチャーがドッキングステーション及びポータブルデバイスの空間的関係又は間隔から推測できるようにするために、物理的ドッキング閾値は、両デバイスが十分に近いことを保証するよう選択又は算出される。実際には、物理的ドッキング閾値は、論理的ドッキングを開始するための上記閾値とは異なってもよい。物理的ドッキング閾値は固定値でもよいが、ポータブルデバイス内のアンテナ及び無線通信システムのプロパティ、並びに/又はドッキングステーション及びポータブルデバイスによって使用されている現在の送信電力に関する知識に基づいて動的に算出されてもよい。
他の実施形態において、ポータブルデバイス及びドッキングステーションは、少なくとも1つのアンテナ、場合によっては要素420及び422を含むドッキングステーションに関連付けられたアンテナ423のアンテナフットプリントFの形状及び位置に影響を与える要素を含んでもよい。アンテナフットプリントFは、ドッキングステーション420/422とポータブルデバイス410との間の受信信号が測定され、論理的ドッキングの開始のために使用される閾値Tを超えると予期される領域上の放射パターンである。アンテナフットプリントは、ドッキングステーションアンテナ423に適用される送信電力を制御することによって部分的に成形できる。また、アンテナフットプリントは、ポータブルデバイスアンテナ411の受信感度を制御することによっても部分的に成形できる。また、ドッキングステーションの外周の少なくとも一部のまわりに適切に付与されるシールド421を使用することによってもアンテナフットプリントFの大きさ及び形状に影響を与えることができる。当然ながら、各アンテナは、所望のフットプリントを実現するよう適切な大きさ及び形状を有する方向場を有するべく始めから設計されていてもよい。最後に、ポータブルデバイスがドッキングステーションの場に入ると、ポータブルデバイス内の能動的及び/又は受動的要素がドッキングステーションアンテナフットプリントを成形することもできる。ポータブルデバイス内のかかる要素は、アンテナ411の方向性、送信電力、及び受信感度のうちの1つ以上を制御するために使用され得る、シールドとしての金属板、ソフトウェアアプリケーション、又は固定ハードウェア要素を含み得る。信号強度の急激な上昇は、ポータブルデバイスの物理的ドッキングを示し得ることに留意されたい。
本発明のさらなる改良は、論理的ドッキングの開始のために使用される閾値Tより低い値に定められる第2の閾値Tの使用によるアンドッキングの検出に関する。アンドッキングジェスチャーを検出するために、ポータブルデバイス及び/又はドッキングステーションによって受信される信号強度が監視される。アンドッキングジェスチャーは、信号強度が、論理的ドッキングの開始のために使用される閾値T以下に定められる第2の閾値T未満に低下したときに検出され得る。低閾値Tは、検出器を強固にし、物理的アンドッキングジェスチャーが発生したと感知されることなくポータブルデバイスを移動させることを可能にする点で有益であると認識される。この場合、ユーザは、アンドッキングを生じることなく、そしてアンドッキングジェスチャーが感知されることなく携帯電話等のポータブルデバイスを拾い上げて通話を続けることができる。この低い第2の閾値Tにより、ユーザ及びポータブルデバイスがドッキングステーションから十分に離れたときにアンドッキングが起こることが保証される。
上述したように、物理的なドッキング又はドッキングジェスチャーを使用することによってドッキングステーションとポータブルデバイスとの間に信頼関係を確立することができる。信頼関係を保証するために、高い信号閾値Tを使用してもよい。閾値Tは、市販されている電子デバイスの能力を前提とすると、ドッキングステーションから遠距離に位置するポータブルデバイスからの高い閾値Tを超えるアンテナ信号がドッキングステーションによって受信されることはあり得ない程度に高い。すなわち、高い閾値Tを超えるためには、ドッキングステーションとポータブルデバイスとは物理的に近くなければならない。
また、信頼関係確立の一部として、プライベート、機密、又は保護情報等のいくつかの選択された情報に関しては極めて低い電力で送信してもよく、これにより選択されたドッキングステーション以外の第三者が低電力送信を受信することを困難にできる。相補的に、選択されたドッキングステーションはいくつかの情報に関しては極めて低い電力で送信を行ってもよく、これによりポータブルデバイス以外の第三者が低電力送信における情報を受信することを困難にできる。
さらなる保護として、ドッキング開始閾値Tより特定の増加量H高い受信信号強度を、外部攻撃者により送信されたものと指定してもよい。この場合、指定された攻撃者との間に信頼関係は確立されず、疑わしき攻撃者はドッキングすることができない。
最後に、信頼及びセキュリティは、認証機関によって発行された証明書を使用することによって向上できる。ここで、ドッキングステーションは、ドッキングステーションとドッキングしようとしているポータブルデバイスと信頼関係を確立する手段として本発明の原理を適用する正当なドッキングステーションとして認証機関によって証明されるよう設計されている。この証明により、いくつかの秘密値がドッキングステーション内に備えられ、これはポータブルデバイス又は傍受者に実際の値を公開することなくポータブルデバイスによって確かめられ得る。
本明細書に記載される全ての例及び条件的な文言は、当該技術分野を発展させるために発明者らによって提供される本発明の原理及び概念に対する読者の理解を補助する教示的な目的を意図したものであり、具体的に記載された例及び条件に限定されないと解されるべきである。また、本発明の原理、側面、及び本発明の原理の実施形態、並びに、それらの具体例を説明する本明細書の記載の全てが、それらの構造的及び機能的均等物を含むものとする。さらに、かかる均等物は、現在知られている均等物及び将来開発されるであろう均等物、すなわち、構造とは無関係に、同じ機能を実行するあらゆる要素を含むものとする。
当業者は、図中のブロック図は、本発明の原理を具現化する例示的なシステム要素及び/又は回路の概念図を表していることを理解するであろう。同様に、あらゆるフローチャート、フロー図、状態移行図、及び疑似コード等はコンピュータ読み取り可能媒体において実質的に表現可能な多様な処理を表しており、コンピュータ又はプロセッサが明示されていない場合であっても、コンピュータ又はプロセッサによって実行され得ることが理解されるであろう。
図中に示される多様な要素の機能は、専用のハードウェア、又は適当なソフトウェア及びソフトウェアを実行可能なハードウェアによって提供されてもよい。プロセッサによって提供される場合、機能は、単一の専用プロセッサ、単一の共有プロセッサ、又は一部が共有され得る複数の個別のプロセッサによって提供されてもよい。また、用語「プロセッサ」又は「コントローラ」が明示的に用いられている場合、ソフトウェアを実行できるハードウェアのみに言及していると解されるべきではなく、限定はされないが、デジタル信号プロセッサ(DSP)ハードウェア、ソフトウェアを記憶するための読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、及び他の不揮発性メモリを含むことを意味し得る。
本明細書で説明される方法は、プロセッサによって実行される命令によって実現されてもよく、かかる命令は、例えば集積回路、ソフトウェア担体、又は、例えばハードディスク、コンパクトなフロッピー(登録商標)ディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、若しくは読み取り専用メモリ(ROM)等の他の記憶装置等のプロセッサ読み取り可能媒体上に記憶されてもよい。命令は、プロセッサ読み取り可能媒体上に具現化されたアプリケーションプログラムを形成してもよい。明らかではあるが、プロセッサは、例えば処理を実行するための命令を有するプロセッサ読み取り可能媒体を含んでもよい。かかるアプリケーションプログラムは、任意の適切なアーキテクチャを有する機構にアップロードされ、実行されてもよい。好ましくは、機構は、1つ以上の中央処理ユニット(CPU)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、及び入力/出力(I/O)インターフェイス等のハードウェアを有するコンピュータプラットフォーム上に実装される。コンピュータプラットフォームは、オペレーティングシステム及びマイクロコードをさらに有してもよい。本明細書に記載される多様な処理及び機能は、CPUによって実行され得る、マイクロコードの一部、アプリケーションプログラムの一部、又はそれらの任意の組み合わせでもよい。また、追加のデータ記憶ユニット及び印刷ユニット等、多様な他の周辺ユニットがコンピュータプラットフォームに接続されてもよい。
図に示される要素は多様な形態のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの組み合わせとして実現できると理解されたい。好ましくは、これらの要素は、プロセッサ、メモリ、及び入力/出力インターフェイスを含み得る、1つ以上の適切にプログラミングされた汎用デバイス上のハードウェア及びソフトウェアの組み合わせとして実現される。また、本明細書に記載される実施例は、例えば方法若しくはプロセス、装置、又はソフトウェアプログラムとして実現され得る。単一の実施の形式(例えば、方法としてのみ説明される)の文脈でのみ説明されたとしても、説明された特徴の実施例は他の形式(例えば、装置又はプログラム)でも実施され得る。装置は、上述のように実現され得る。方法は、例えばプロセッサ(例えばコンピュータ、マイクロプロセッサ、集積回路、又はプログラム可能論理デバイス等の汎用処理デバイスを指す)等の装置において実現され得る。
また、図中の構成要素及び方法の一部はソフトウェアによって実現され得るため、システム要素又はプロセス機能ブロック間の実際の接続は、本発明の原理がプログラミングされる態様に応じて異なり得る。本明細書の教示に基づいて、当業者は、本発明の原理の上記及び類似の実施形態又は構成を予期することができるであろう。
複数の実施形態が説明された。しかし、多様な変形が可能なことが理解されるであろう。例えば、異なる実施形態の要素を、組み合わせる、追加する、改良する、又は除去する等することにより、他の実施形態を作成してもよい。また、当業者は、開示の構造及びプロセスを他の構造及び/又はプロセスによって置換してもよく、得られる実施形態は、開示の実施形態と少なくとも実質的に同じ機能を少なくとも実質的に同じ方法で実行して、少なくとも実質的に同じ結果が得られることを理解するであろう。特に、本明細書において、添付の図面を参照して例示的な実施形態を説明してきたが、本発明の原理は厳密にそれらの実施形態に限定されず、当業者によって、本発明の原理の範囲又は趣旨から逸脱することなく、多様な変更及び改変を成し得ると理解されたい。したがって、これら及び他の実施形態が本願によって考慮され、また、特許請求の範囲に含まれる。

Claims (18)

  1. 第1デバイスをドッキングステーションとドッキングするための無線ドッキング環境において使用される方法であって、
    前記ドッキングステーション及び前記第1デバイスが無線通信範囲内にあることを検出するステップと、
    前記第1デバイスと前記ドッキングステーションとの間に通信経路を確立するステップと、
    前記第1デバイス及び前記ドッキングステーションの少なくとも一方が、受信信号に関する受信信号特性レベルを測定するステップと、
    前記受信信号特性レベルを所定の閾値と比較するステップであって、前記所定の閾値は、前記第1デバイスと前記ドッキングステーションとの間に通信を確立するために必要な最小信号強度レベルより高い、前記比較するステップと、
    少なくとも前記受信信号特性レベルが前記所定の閾値を超えたとき、前記第1デバイスの状態を、前記第1デバイスが前記ドッキングステーションを介して前記無線ドッキング環境の一部である1つ以上の周辺デバイスにアクセスすることが可能な状態である前記ドッキングステーションとドッキングされた状態に移行させるステップと
    を含み、
    前記通信経路を確立するステップは、前記第1デバイス及び前記ドッキングステーションのうちの少なくとも一方の送信電力レベルを所定の送信電力レベルに変更させるよう、前記第1デバイスと前記ドッキングステーションとの間でコマンドを送信するステップをさらに含む、方法。
  2. 前記送信するステップは、前記第1デバイス及び前記ドッキングステーションの送信電力レベルを前記所定の送信電力レベルに実質的に等しくなるよう制御するステップをさらに含む、請求項に記載の方法。
  3. 前記所定の閾値は、前記第1デバイスと前記ドッキングステーションとを隔てる特定の距離においてある送信電力レベルで送信された信号の前記受信信号特性レベルに関連し、前記送信電力レベルは前記第1デバイス及び前記ドッキングステーションのうちの少なくとも一方によって知られる、請求項1に記載の方法。
  4. 前記受信信号特性レベルは、受信信号強度(RSSI)、受信チャネル強度(RCPI)、知覚S/N指標(PSNI)、及び受信S/N指標(RSNI)のうちの少なくとも1つから選択されるレベルである、請求項に記載の方法。
  5. 前記移行させるステップは、前記受信信号特性レベルが前記所定の閾値以上である場合、前記第1デバイスの状態を前記ドッキングステーションとドッキングされた状態に移行させることをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記移行させるステップは、前記第1デバイスから前記ドッキングステーションに接続される前記1つ以上の周辺デバイスへの前記ドッキングステーションを介した接続を確立することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記移行させるステップは、前記無線ドッキング環境とドッキングしようとする意志を示すジェスチャーを検出するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記第1デバイス及び前記ドッキングステーションのうちの少なくとも一方の送信電力レベルを所定の送信電力レベルに設定するステップと、
    前記第1デバイスと前記ドッキングステーションとが特定の距離又は距離範囲だけ離されているとき、所定の時間間隔の間、1つ以上の信号特性の少なくとも1つの受信信号特性レベルを測定するステップと、
    前記所定の時間間隔中に測定された前記1つ以上の信号特性の前記少なくとも1つの受信信号特性レベルの平均値を決定するステップと、
    前記所定の閾値として前記平均値を記憶するステップと
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記第1デバイスが前記ドッキングステーションとドッキングされている間に測定される1つ以上の信号特性の前記少なくとも1つの受信信号特性レベルの測定を開始するステップと、
    前記少なくとも1つの受信信号特性レベルを前記所定の閾値と比較するステップと、
    少なくとも、前記少なくとも1つの受信信号特性レベルが前記所定の閾値より低いとき、前記第1デバイスの状態を、前記ドッキングステーションにドッキングされた前記状態から、前記第1デバイスが前記ドッキングステーションを介して前記1つ以上の周辺デバイスにアクセスすることが不可能な状態である前記ドッキングステーションからアンドッキングされた状態に移行させるステップと
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  10. 前記アンドッキングされた状態に移行させるステップは、前記第1デバイスから前記ドッキングステーションに接続された前記1つ以上の周辺デバイスへの前記接続を終了させるステップをさらに含み、前記接続は、ドッキングされた状態に移行させる前記ステップの間に確立された、請求項に記載の方法。
  11. 前記移行させるステップは、前記第1デバイスと前記ドッキングステーションとの間の送信電力レベルを低電力送信に調節するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  12. 前記調節するステップは、少なくとも前記ドッキングステーションからの送信電力の放射パターンを、実質的に前記第1デバイス及び前記ドッキングステーションのみを含むように最小化し、通信セキュリティを向上させるステップをさらに含む、請求項11に記載の方法。
  13. 第1デバイスをドッキングステーションとドッキングするための無線ドッキング環境において使用される方法であって、
    前記ドッキングステーション及び前記第1デバイスが無線通信範囲内にあることを検出するステップと、
    前記第1デバイスと前記ドッキングステーションとの間に通信経路を確立するステップと、
    前記第1デバイス及び前記ドッキングステーションの少なくとも一方が、受信信号に関する受信信号特性レベルを測定するステップと、
    前記受信信号特性レベルを所定の閾値と比較するステップであって、前記所定の閾値は、前記第1デバイスと前記ドッキングステーションとの間に通信を確立するために必要な最小信号強度レベルより高い、前記比較するステップと、
    少なくとも前記受信信号特性レベルが前記所定の閾値を超えたとき、前記第1デバイスの状態を、前記第1デバイスが前記ドッキングステーションを介して前記無線ドッキング環境の一部である1つ以上の周辺デバイスにアクセスすることが可能な状態である前記ドッキングステーションとドッキングされた状態に移行させるステップと
    を含み、
    前記測定するステップは、前記第1デバイスから前記ドッキングステーションに少なくとも1つのパケットを送信するステップをさらに含み、前記少なくとも1つのパケットは所定の送信信号強度で送信される、方法。
  14. 前記測定するステップは、前記ドッキングステーションから前記第1デバイスに少なくとも1つのパケットを送信するステップをさらに含み、前記少なくとも1つのパケットは、所定の送信信号強度で送信される、請求項13に記載の方法。
  15. 前記少なくとも1つのパケットは、前記所定の送信信号強度を示すデータを含む、請求項14に記載の方法。
  16. 第1デバイスをドッキングステーションとドッキングするための無線ドッキング環境において使用される方法であって、
    前記ドッキングステーション及び前記第1デバイスが無線通信範囲内にあることを検出するステップと、
    前記第1デバイスと前記ドッキングステーションとの間に通信経路を確立するステップと、
    前記第1デバイス及び前記ドッキングステーションの少なくとも一方が、受信信号に関する受信信号特性レベルを測定するステップと、
    前記受信信号特性レベルを所定の閾値と比較するステップであって、前記所定の閾値は、前記第1デバイスと前記ドッキングステーションとの間に通信を確立するために必要な最小信号強度レベルより高い、前記比較するステップと、
    少なくとも前記受信信号特性レベルが前記所定の閾値を超えたとき、前記第1デバイスの状態を、前記第1デバイスが前記ドッキングステーションを介して前記無線ドッキング環境の一部である1つ以上の周辺デバイスにアクセスすることが可能な状態である前記ドッキングステーションとドッキングされた状態に移行させるステップと
    を含み、
    前記測定するステップは、前記ドッキングステーションから前記第1デバイスに少なくとも1つのパケットを送信するステップをさらに含み、前記少なくとも1つのパケットは所定の送信信号強度で送信される、方法。
  17. 前記少なくとも1つのパケットは、前記所定の送信信号強度を示すデータを含む、請求項16に記載の方法。
  18. 前記所定の閾値は、前記第1デバイスと前記ドッキングステーションとの間で前記ドッキングされた状態が確立されることが意図された領域の境界を示す、請求項1に記載の方法。
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