JP2008235756A - 受光素子およびそれを備えた表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 受光感度を向上させることのできる受光素子およびそれを用いた表示装置を提供する。
【解決手段】 基板10の一面側にp型半導体よりなるP領域20と、n型半導体よりなるN領域30と、そのP領域20およびN領域30の間に設けられたi型半導体よりなるI領域40とを有している。P領域20およびN領域30は、結晶質の半導体により構成されている。I領域40は、P領域20およびN領域30より厚い非晶質半導体層を含んで構成されている。これにより、可視光領域の波長を効率よく吸収する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、受光素子およびその受光素子を備えた表示装置に関する。
近年、液晶表示装置や有機EL表示装置などの表示装置において、表示画像の明るさやコントラストを検出して制御するためにフォトダイオードなどの受光素子が広く用いられている。このフォトダイオードは、表示装置においてTFT(Thin Film Transistor;薄膜トランジスタ)などの駆動回路を有する表示素子と共に搭載されるので、小型化が要求され、かつ製造工程の簡略化が求められている。このため、従来のフォトダイオードでは、非晶質シリコンを溶融固化した多結晶シリコンが材料として用いられている。
特許文献1では、平面形状のPIN型フォトダイオードを形成する技術を開示している。図17にその平面形状のPIN型フォトダイオードの断面構成を模式的に示す。このPIN型フォトダイオードでは、透明基板100面上に形成された多結晶シリコンからなるp型半導体領域110およびn型半導体領域120と、その間の透明基板100面上に形成された多結晶シリコンからなるi型半導体(真性半導体)領域130とを備えている。このPIN型フォトダイオードは、透明基板100上に非晶質シリコンをCVD(Chemical Vapor Deposition)法などにより製膜したのち、これに熱アニールで溶融固化することにより形成される。
ところが、このような熱アニールによる形成方法では、透明基板100も含めて全体に熱をかけることにより各半導体領域が形成されるので、同一基板上の他のデバイスに悪影響を及ぼすおそれがある。
一方、全体に熱をかけずに局所的に熱をかけて各領域を形成する方法としては、透明基板100上に製膜された非晶質シリコンにエキシマレーザや固体レーザなどのレーザ光を照射して溶融固化することにより形成する方法が考えられる。
特開平6−275808号公報
しかしながら、上記したレーザ光により局所的に熱をかけて各領域を形成する方法では、使用するレーザ光の波長との関係上、各領域の厚さが同一で数100nm程度以下とせざる得ないため、図18に示した多結晶シリコンの相対感度から明らかなように、吸収できる光の波長が短波長側に偏り、十分な受光感度が得られていなかった。このため、表示装置に搭載した場合においても十分な表示特性が得られていなかった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、受光感度を向上させることができる受光素子およびそれを備えた表示装置を提供することである。
本発明の受光素子は、素子形成面上に形成された結晶質の第1導電型半導体領域と、その素子形成面上に形成された結晶質の第2導電型半導体領域と、第1導電型半導体領域と第2導電型半導体領域との間の素子形成面上に、これらの2つの半導体領域よりも不純物濃度が低く形成された中間半導体領域とを有し、中間半導体領域が、第1導電型半導体領域および第2導電型半導体領域よりも厚い非晶質半導体層を含むものである。
本発明の表示装置は、配列された複数の表示素子および受光素子を備えたものであって、受光素子が、素子形成面上に形成された結晶質の第1導電型半導体領域と、その素子形成面上に形成された結晶質の第2導電型半導体領域と、第1導電型半導体領域と第2導電型半導体領域との間の素子形成面上に、これらの2つの半導体領域よりも不純物濃度が低く形成された中間半導体領域とを有し、中間半導体領域が、第1導電型半導体領域および第2導電型半導体領域よりも厚い非晶質半導体層を含むものである。
本発明の受光素子では、中間半導体領域が第1導電型領域および第2導電型領域よりも厚い非晶質半導体層を含むことから、可視光領域の波長を効率よく吸収する。
本発明の表示装置では、上記した受光素子を備えるので、光強度の変化を精度よく検出することができる。
本発明の受光素子によれば、中間半導体領域が第1導電型半導体領域および第2導電型半導体領域よりも厚い非晶質半導体層を含ませることで、可視光領域の波長を効率よく吸収し、受光感度を向上させることができる。特に、中間半導体領域が第1導電型半導体領域および第2導電型半導体領域の一部を覆うようにすれば、より高い効果が得られる。
また、中間半導体領域における素子形成面側およびその反対側のうち、一方側に反射膜を有し、他方側に反射防止膜を有するようにすれば、受光方向が制限されると共に光電変換効率が向上し、より高い効果が得られる。
本発明の表示装置によれば、上記の受光素子を備えるので、その高精度の検出結果に基づいて制御することにより表示特性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1(A)は、本発明の第1の実施の形態に係る表示装置に搭載される受光素子1の断面模式図であり、図1(B)は、受光素子1の動作時(逆バイアス電圧印可時)の状態を表している。また、図2は、受光素子1の平面模式図である。この受光素子1は、基板10の一面側に、第1導電型半導体領域としてのp型半導体よりなるP領域20と、第2導電型半導体領域としてのn型半導体よりなるN領域30と、そのP領域およびN領域の間に設けられた中間半導体領域としてのi型半導体よりなるI領域40とが形成された構成を有している。この受光素子1は、いわゆるPIN型フォトダイオードを有する光センサであり、P領域20にはアノード電極21が、N領域30にはカソード電極31が接続され、絶縁層50がP領域20、N領域30およびI領域40を覆うように設けられている。なお、図2では、簡略化のためにアノード電極21およびカソード電極31を省略して表している。受光素子1では、アノード電極21とカソード電極31との間に通常動作時に印可される電圧範囲内の逆バイアス電圧が電圧源(図示せず)により印可されており、この逆バイアス電圧により、図1(B)に示した空乏層40Aが形成される。
基板10では、透明基板11の一面側に沿って窒化シリコン膜12が形成され、その窒化シリコン膜12の上に、酸化シリコン膜13が積層されている。また、基板10には、透明基板11と窒化シリコン膜12との間に、I領域40へ入射する光を遮るように遮光膜14が設けられている。
透明基板11は、例えば、ガラス、プラスチック、石英、酸化アルミニウムなどの透明(光透過性)材料により構成されている。
窒化シリコン膜12および酸化シリコン膜13は、いわゆる絶縁膜である。図1では二層としているが、いずれか一層としてもよい。また、酸化シリコン膜13の上に窒化シリコン膜12を形成するようにしてもよい。この絶縁性の材料としては、上記の他に、酸窒化シリコン(SiON)などが挙げられる。これらは単独層を積層してもよいし、複数の材料を用いて混合層としてもよい。
遮光膜14は、光(特に可視光領域の光)を透過しない材料により構成されており、透明基板11の遮光膜14を設けた面と逆側の面からI領域40へ入射する光を遮るように、透明基板11と窒化シリコン膜12との間に配置されている。すなわち、本実施の形態では、受光方向が絶縁層50側にほとんど制限されている。遮光膜14の材料としては、例えば、アルミニウム(Al)、モリブデン(Mo)、クロム(Cr)、銅(Cu)あるいはチタン(Ti)などの金属、またはそれらの化合物などが挙げられる。
なお、この遮光膜14は、上記したように受光素子1の受光方向を制限するものであるので、基板10および絶縁層50の両側から光を受光させるのであれば設ける必要はない。また、例えば、表示装置として透過型液晶表示装置のバックライトの光量検出に受光素子1を用いる場合には、表示素子のブラックマトリクスを遮光膜14としてもよい。
P領域20は、酸化シリコン膜13の上にI領域40と接して形成されており、p型不純物が注入されたp型半導体により構成されている。このp型半導体は、結晶質の半導体であり、例えば、多結晶シリコン(ポリシリコン)により構成されている。p型不純物は、例えば、ホウ素などである。多結晶シリコンによりなるP領域は、例えば、非晶質シリコン(アモルファスシリコン)をCVD(Chemical Vapor Deposition)法などにより製膜し、エキシマレーザなどのレーザ光を照射し、溶融固化することにより形成することができる。このため、表示装置に受光素子1を搭載する場合、TFTなどの駆動回路と共に同一基板上に製造することができるので好ましい。アノード電極21は、P領域20と電気的に接続されており、導電性の材料により構成されている。
N領域30は、酸化シリコン膜13の上にI領域40と接して形成されており、n型不純物が注入されたn型半導体により構成されている。このn型半導体は、結晶質の半導体であり、例えば、多結晶シリコンにより構成されている。n型不純物は、例えば、リンなどである。多結晶シリコンによりなるN領域は、例えば、P領域20と同様の製造方法により形成することができるので好ましい。カソード電極31は、N領域30と電気的に接続されており、アノード電極21と同様に導電性の材料により構成されている。
I領域40は、受光素子1の受光領域であり、P領域20およびN領域30の間の酸化シリコン膜13の上に、これらの領域と接して形成されている。I領域40は、P領域20およびN領域30よりも不純物(p型不純物およびn型不純物)濃度が低いi型半導体により構成されている。また、このI領域40は、P領域20およびN領域30よりも厚い非晶質半導体層により構成されている。ここで可視光領域において同じ厚さの多結晶シリコンと非晶質シリコンとの吸収係数とを比較すると、例えば、図3で表されるように、非晶質シリコンのほうが可視光域にかけての吸収係数が高い。この吸収係数の関係から、I領域40を非晶質半導体により形成することで、広い波長域の可視光を吸収することができることが判明した。このため、I領域40をP領域20およびN領域30よりも厚い非晶質半導体層により構成することで、受光感度を向上することができる。I領域40を構成する非晶質半導体層の材料としては、非晶質シリコンまたは炭化シリコンが好ましい。より高い効果が得られるからである。
また、I領域40は、図1に示したように、P領域20およびN領域30の一部を覆うように設けられているのが好ましい。I領域40と、P領域20およびN領域30との接合面積が広くなることにより、より優れた受光感度が得られるからである。
絶縁層50は、アノード電極21およびカソード電極31が形成された領域を除いて、P領域20、N領域30およびI領域40を覆うようになっている。絶縁層50の材料としては、例えば、酸化シリコン、酸窒化シリコンまたは窒化シリコンなどが挙げられる。これらは単独の材料を用いてもよいし、複数の材料を用いて混合層としてもよい。
次に、図4を参照して上記した受光素子1を備える表示装置について説明する。図4は、図1および図2に示した受光素子1を備える表示装置の回路構成を表している。
この表示装置は、表示部70と、表示信号ドライバ71と、表示信号スキャナ72と、センサ入力側スキャナ73と、センサ出力側ドライバ74とを含んで構成されている。この表示装置は、表示データに基づく所定の画像を表示する機能(表示機能)を有すると共に、受光素子1(76)を備えることで表示部70に接触または近接する物体を撮像する機能(撮像機能)を有する、いわゆるI/Oディスプレイである。
表示部70は、表示データに基づく所定の画像を表示すると共に表示部70に接触または近接する物体を撮像する領域である。この表示部70には複数の画素Gが設けられ、各画素Gには、表示素子(図示せず)とその表示素子を駆動する駆動回路75と受光素子76(1)とがそれぞれ配置されている。表示素子としては、例えば、液晶表示素子が挙げられる。
表示信号ドライバ71は、表示駆動用の表示信号に基づいて、表示信号スキャナ72と共に表示部70内の各画素Gの駆動回路75により表示素子を線順次駆動するものである。
センサ入力側スキャナ73は、表示部70内の各画素Gの受光素子76を線順次受光駆動し、センサ出力側ドライバ74に受光信号を取得させるものである。センサ出力側ドライバ74は、センサ入力側スキャナ73によって、線順次受光駆動された受光素子76より受光信号を取得するものである。
次に、本実施の形態の表示装置の動作(表示機能および撮像機能)について図1および図4を参照して説明する。
この表示装置では、表示機能においては、表示データに基づいて生成された表示駆動用の表示信号が表示信号ドライバ71および表示信号スキャナ72に入力される。この入力された表示信号に基づいて表示部70内の各画素Gの駆動回路75により表示素子を線順次駆動することにより、画像が表示される。
一方、撮像機能においては、表示部70に接触または近接する物体(例えば、指先など)がある場合、センサ入力側スキャナ73による線順次受光駆動により、選択される各線ごとの各画素Gの受光素子76において、その物体により反射した光による光強度の変化(受光領域)を検知する。
光強度の変化を検知する際、受光素子76では、図1(B)に示した空乏層40Aが形成されたI領域40に、可視光領域の光が絶縁層50側から入射し、この光のエネルギーを効率よく吸収することで、電離作用によりキャリヤ(電子と正孔)が生じる。このキャリヤが正極(アノード電極21)および負極(カソード電極31)に移動することで電流が流れ、光強度に応じた受光信号として検出される。
この受光信号は、各受光素子76からセンサ出力側ドライバ74へ出力される。図5は、表示部70の受光領域Aにおいて検出される受光信号の一例を模式的に表している。センサ入力側スキャナ73により線順次受光駆動される各線の中でX1−X2線上における受光素子76が駆動された場合、受光信号は、例えば、図5に示した実線のように出力される。
このように出力された受光信号を撮像画像として画像処理などを行うことで表示部70に接触または近接する物体に関する情報(位置座標データ、物体の形状や大きさに関するデータなど)が検出される。
この受光素子1(76)によれば、P領域20およびN領域30と、その間に設けられたI領域40とを同一面上に有し、I領域40がP領域20およびN領域30よりも厚い非晶質半導体層を含むことで、各領域を同一の厚さで、かつ結晶質の半導体により構成された受光素子と比較して、可視光領域の光を効率よく吸収することができる。よって、受光感度を向上させることができる。特に、I領域40がP領域20およびN領域30の一部を覆うように形成すれば、より高い効果が得られる。
この表示装置によれば、上記した受光素子1を備えるので、光強度の変化を精度よく検出することができ、その検出結果に基づいて制御することにより表示特性を向上することができる。
なお、遮光膜14は、導電性の材料により構成されているのが好ましい。絶縁膜である窒化シリコン膜12および酸化シリコン膜13を介してI領域40に電圧が印可できるからである。遮光膜14によりI領域40に電圧が印可された場合、アノード電極21とカソード電極31との間に印可されている逆バイアス電圧の電圧勾配が緩和され、逆バイアス電圧をかけることにより流れる暗電流が低減される。よって、遮光膜14をI領域40に電圧が印可可能な電極とすることで駆動を制御することができる。
遮光膜14を電極(セレクタ電極)として備える受光素子1を搭載した表示装置では、例えば、セレクタ電極により電圧を印可させるための駆動線(図示せず)が設けられている。これにより、複数の受光素子の中から駆動するものを個別に選択することができる。よって、精度よく多点検知することが可能になる。また、セレクタ電極により選択されていない(電圧が印可されている)受光素子1のI領域40が光を吸収した際に生じるリーク電流を抑制することができる。これにより、図5に示した破線のような受光信号が得られる。すなわち、受光素子1にセレクタ電極がない場合と比較して、S/N比が向上し、読み取り精度(分解能)を向上させることが可能になる。また、表示装置に搭載する場合、遮光膜14をセレクタ電極として使用することにより、セレクタ電極を別に設ける必要が無くなるため、製造コストの面でも有利となる。
なお、上記した表示装置では、表示部70内の各受光素子76を線順次受光駆動し、受光信号を取得しているが、従来の抵抗分割方式のタッチパネルと同様の方式で受光信号を取得するようにしてもよい。その場合、例えば、図6で表される回路構成となる。この表示装置では、表示機能においては、上記した表示装置と同様にして画像が表示される。一方、撮像機能においては、表示部70に接触または近接する物体がある場合、その物体により反射した光による光強度の変化(受光領域B)を受光素子76が受光信号として検知する。この受光信号は、センサ出力Y側77およびセンサ出力X側78に、例えば図6に示したように出力される。このように出力された受光信号を撮像画像として画像処理などを行うことで表示部70に接触または近接する物体に関する情報(位置座標データ、物体の形状や大きさに関するデータなど)が検出される。この表示装置によれば、上記した受光素子76(1)を備えるので、従来の表示装置(図17に示した受光素子を搭載した表示装置)と比較して、より高い効果が得られる。
次に、第1の実施の形態としての表示装置に搭載された受光素子1の変形例について説明するが、第1の実施の形態と共通の構成要素については、同一の符号を付して説明は省略する。
[第1の実施の形態の変形例]
図7(A)は、第1の実施の形態の変形例としての表示装置に搭載される受光素子2の断面模式図であり、図7(B)は、受光素子2の動作時(逆バイアス電圧印可時)の状態を表している。また、図8は受光素子2の平面模式図である。この受光素子2は、I領域40の構成が異なる点を除き、第1の実施の形態の受光素子と同様の構成および作用を有している。なお、図8では、簡略化のためにアノード電極21およびカソード電極31を省略して表している。受光素子2では、アノード電極21とカソード電極31との間に通常動作時に印可される電圧範囲内の逆バイアス電圧が電圧源(図示せず)により印可されており、この逆バイアス電圧により、図7(B)に示した空乏層40Bが形成される。
I領域40は、図7に示したように基板10にP領域20およびN領域30とほぼ同じ厚さの結晶質半導体層としての結晶質層41と、結晶質層41上に積層されたP領域20およびN領域30よりも厚い非晶質半導体よりなる非晶質層42により構成されている。なお、非晶質層42は、P領域20およびN領域30の一部を覆うように設けられているのが好ましい。より高い効果が得られるからである。結晶質層41の材料としては、例えば、多結晶シリコンが挙げられる。非晶質層42の材料としては、例えば、非晶質シリコンまたは炭化シリコンが挙げられる。
この受光素子2では、図7(B)に示した空乏層40Bが形成されたI領域40に絶縁層50側から光が入射し、この光のエネルギーを効率よく吸収することで、電離作用によりキャリヤが生じる。このキャリヤが正極および負極に移動することで電流が流れ、光強度に応じた信号が検出される。
この受光素子2によれば、I領域40が結晶質層41とP領域20およびN領域30よりも厚い非晶質層42により構成されているので、I領域40が非晶質半導体により構成されている受光素子1と比較して、広い波長域の可視光を効率よく吸収し、より高い受光感度が得られる。
この受光素子2を搭載した表示装置の回路構成、動作、作用および効果は、第1の実施の形態と同様である。
なお、「背景技術」に記載した特許文献1(特開平6−275808号公報)の図2(C)において、多結晶シリコン層と非晶質シリコン層とを積層したI領域を有するフォトダイオードが示されているが、その非晶質シリコン層がP領域およびN領域と同じ厚さであるので、I領域40がP領域20およびN領域30よりも厚い非晶質半導体層を含む本発明の受光素子と同様の効果が得られないのは、明らかである。
次に、本発明の他の実施の形態を説明するが、第1の実施の形態と共通の構成要素については、同一の符号を付して説明は省略する。また、第1の実施の形態と同様の作用および効果は、適宜省略する。
[第2の実施の形態]
図9は、第2の実施の形態としての表示装置に搭載される受光素子3の断面模式図を表している。この受光素子3は、基板10が反射膜15を有する点と、絶縁層50とP領域20、N領域30およびI領域40との間に各領域を覆う反射防止膜60を設けた点とを除き、第1の実施の形態と同様の構成を有している。受光素子3では、受光素子1および受光素子2と同様にアノード電極21とカソード電極31との間に通常動作時に印可される電圧範囲内の逆バイアス電圧が印可されている。
基板10は、透明基板11の一面側に、I領域40に対して基板10側から入射する光を遮るように遮光膜14が設けられ、この遮光膜14を覆うように反射膜15が形成されている。また、基板10は、反射膜15を覆うように窒化シリコン膜12および酸化シリコン膜13が積層されている。
反射膜15は、可視光領域の光を反射可能な金属などの材料により構成されている。この反射膜15が設けられているのは、I領域40で吸収されずに通過した光を反射膜15により、再度、I領域40に入射させるようにすることで、より高い受光感度が得られるからである。このため、反射膜15は、窒化シリコン膜12および酸化シリコン膜13を介して、I領域40と透明基板11との間に形成されていれば十分な効果が得られる。
反射防止膜60は、例えば、酸窒化シリコンなどの材料により構成されている。この反射防止膜60は、絶縁層50とP領域20、N領域30およびI領域40との間に、アノード電極21との接続面を除いたP領域20、カソード電極31との接続面を除いたN領域30およびI領域40を覆うように設けられている。この反射防止膜60を設けたことにより、絶縁層50側から入射する光がP領域20、N領域30およびI領域40の各領域の絶縁層50側の表面で反射することが抑制される。これにより、I領域40に入射する光量を確保することができる。よって、より高い受光感度が得られる。なお、反射防止膜60は、少なくともI領域40を覆うように形成されていれば十分な効果が得られる。
この受光素子3では、絶縁層50側から入射する光がP領域20、N領域30およびI領域40の表面において反射するのを反射防止膜60により抑制し、反射されなかった光がI領域40に入射する。この入射した光のエネルギーを吸収し、電離作用によりキャリヤ(電子と正孔)が生じる。一方、I領域40において吸収されなかった光はI領域40から射出される。この射出した光が反射膜15により反射され、I領域40に再び入射し、キャリヤが生じる。そして、絶縁層50側から入射した光により生じたキャリヤと、反射膜15により反射した光により生じたキャリヤとが正極(アノード電極21)および負極(カソード電極31)に移動することで電流が流れ、信号が検出される。
この受光素子3によれば、基板10に反射膜15を設けると共に、各領域を介して反射膜15と対向するように反射防止膜60を設けることで、入射する光に対する光電変換効率を向上させることができる。これにより、より優れた受光感度が得られる。
この受光素子3を搭載した表示装置の回路構成、動作、作用および効果は、第1の実施の形態と同様である。
なお、反射膜15は、導電性の材料により構成され、窒化シリコン膜12および酸化シリコン膜13の絶縁膜を介してI領域40に電圧を印可可能となるのが好ましい。これにより、上記した遮光膜14によりI領域40に電圧が印可された場合と同様の作用が得られる。よって、表示装置に複数の受光素子3を搭載した場合にも、遮光膜14をセレクタ電極として使用するのと同様の効果が得られる。すなわち、反射膜15をセレクタ電極として使用することにより、複数の受光素子の中から駆動するものを個別に選択することができ、精度よく多点検知することが可能になる。また、選択されていない受光素子によるリーク電流を抑制することができるので、S/N比が向上し、読み取り精度(分解能)を向上させることが可能になる。また、表示装置に受光素子3を搭載する場合、反射膜15をセレクタ電極とすることで、電極を別に設ける必要が無くなるため、製造コストの面でも有利となる。なお、反射膜15を上記したセレクタ電極として使用する場合、遮光膜14は、電極として機能しなくてもよい。また、その場合、各受光素子ごとに反射膜15が分割されていることは、言うまでもない。
また、反射防止膜60が絶縁膜を介してI領域40に電圧を印可可能となるようにしてもよい。その場合、例えば、図10に示した受光素子3Aのように基板10と対向するようにI領域40を介して絶縁層60Aを形成し、その上に導電層60Bを設けるようにする。これにより、絶縁層60Aを介して導電層60BによりI領域40に電圧が印可可能となる。よって、遮光膜14または反射膜15が絶縁膜(窒化シリコン膜12および酸化シリコン膜13)を介してI領域40に電圧を印可可能となる場合と同様の作用が得られ、表示装置に受光素子3Aを搭載した場合にも、遮光膜14または反射膜15をセレクタ電極として使用するのと同様の効果が得られる。絶縁層60Aの材料としては、例えば、酸窒化シリコンなどが挙げられる。導電層60Bの材料としては、例えば、酸化インジウム錫(ITO:Indium Tin Oxide)などの透明電極材料や、酸化亜鉛などの透明酸化物半導体材料などが挙げられる。なお、反射防止膜60が、例えば絶縁層60Aと導電層60Bとからなり、導電層60Bが上記した電極としての機能を有する場合、遮光膜14および反射膜15は、電極として機能しなくてもよい。
[第2の実施の形態の変形例]
第2の実施の形態では、上記した反射膜15および反射防止膜60の双方を有する構成としたが、図11に示した反射防止膜60を有さない構成の受光素子4や、図12に示した反射膜15を有さない構成の受光素子5においても、反射膜15および反射防止膜60の双方を有しない受光素子1と比較して、より高い効果が得られる。
また、図13に示したように、図11に示した受光素子4が有する反射膜15に代えて回り込み防止膜16を設けた構成としてもよい。この回り込み防止膜16は、透明基板11側から遮光膜14を回り込んでI領域40に入射する回折光を低減させる機能を有するものである。また、回り込み防止膜16は、基板10を伝播してきた光がI領域40に入射するのを妨げる機能も有している。これにより、受光素子6では、S/N比が向上するので、受光感度を向上させることができる。
この受光素子4〜6を搭載した表示装置の回路構成、動作、作用および効果は、第1の実施の形態と同様である。
なお、図14に示したように、遮光膜14を設けず、基板10と対向するようにI領域40および絶縁層50を介して絶縁層50の中に反射膜61を設けた構成としてもよい。この反射膜61は、反射膜15と同様の材料により構成されている。この受光素子7では、受光方向が透明基板11側に制限されるので、例えば、透過型の液晶表示装置に搭載された場合、バックライトの光量検出に用いることができる。
[第3の実施の形態]
図15は、第3の実施の形態としての表示装置に搭載される受光素子8の一断面を表し、図16は、図15における受光素子8のA−A線に沿った断面を表している。この受光素子8は、基板10に反射膜15を備えると共に、この反射膜15と対向するようにI領域40および絶縁層50を介して絶縁層50の中に反射膜62を設けたものである。また、この受光素子8は、絶縁層50側から入射する光をI領域40に集光するように第2の反射膜として反射膜63を有している。
反射膜62は、I領域40の基板10と接する面と逆側の面側に絶縁層50を介して配置されている。この反射膜62は、反射膜63により反射したのちI領域40に入射した光を反射膜15との間で多重反射させるものである。この反射膜62は、反射膜15と同様の材料により構成されている。
反射膜63は、I領域40の側面40Cおよび側面40Dに光を入射させるものであり、反射膜62と交差する方向に延び、かつ基板10面に対して傾斜した方向に延びている。また、反射膜63は、反射膜62と、P領域20、N領域30およびI領域40と、アノード電極21およびカソード電極31と所定の間隔を有して配置されている。この反射膜63は、反射膜15と同様の材料により構成されている。絶縁層51は、反射膜63に傾斜を付与するものであり、絶縁層50と同様の材料により構成されている。
この受光素子8では、絶縁層50側からの光が反射膜63により反射されI領域40に入射する。この入射した光のエネルギーを吸収し、電離作用によりキャリヤが生じる。一方、I領域40を通過した光は、反射膜15と反射膜62との間で多重反射されるためその間に吸収がおこる。この多重反射の際に吸収された光のエネルギーによってもキャリヤが生じる。そして、これらのキャリヤが正極および負極に移動することで電流が流れ、信号が検出される。
この受光素子8によれば、I領域40を介して対向して配置された反射膜15および反射膜62と共に、I領域40に集光するように設けられた反射膜63を有するので、入射する光がI領域40に閉じこめられたようになる。これにより、光電変換効率が向上する。よって、より優れた受光感度が得られる。
この受光素子8を搭載した表示装置の回路構成、動作、作用および効果は、第1の実施の形態と同様である。
なお、受光素子8において反射膜15を有さない構成としてもよい。この場合、反射膜63により反射された光はI領域40に入射し、吸収されなかった光の一部が反射膜62で反射されるので、反射膜15、反射膜62および反射膜63を有しない受光素子1より、高い効果が得られる。また、受光素子8において反射膜62をいわゆるハーフミラーのような半透明材料とすれば、反射膜63および絶縁層51を有さない構成としてもよい。この場合においても受光素子1より、より高い効果が得られる。
以上、実施の形態を挙げて本発明の受光素子、表示素子および表示装置を説明したが、本発明は上記実施の形態において説明した態様に限定されず、それらの受光素子および表示装置の構成は自由に変更可能である。
具体的には、例えば、上記実施の形態では、表示装置としてI/Oディスプレイの表示装置に受光素子を搭載した例を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、外部の明るさの変化を検知するために液晶表示装置や有機EL表示装置に受光素子を搭載した場合においても、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る表示装置に搭載される受光素子の断面構成を表す模式図である。 図1に示した受光素子の平面構成を表す模式図である。 多結晶シリコンおよび非晶質シリコンの波長と吸収係数との関係を表す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る表示装置の回路構成を表す模式図である。 図4に示した表示装置の受光領域と信号強度との関係を表す模式図である。 図4に示した表示装置の他の回路構成を表す模式図である。 図1の変形例に係る表示装置に搭載される受光素子の断面構成を表す模式図である。 図7に示した受光素子の平面構成を表す模式図である。 本発明の第2の実施の形態に係る表示装置に搭載される受光素子の断面構成を表す模式図である。 図9に示した受光素子の他の構成を表す断面模式図である。 図9の変形例に係る表示装置に搭載される受光素子の断面構成を表す模式図である。 図9の変形例に係る表示装置に搭載される受光素子の断面構成を表す模式図である。 図9の変形例に係る表示装置に搭載される受光素子の断面構成を表す模式図である。 図9の変形例に係る表示装置に搭載される受光素子の断面構成を表す模式図である。 本発明の第3の実施の形態に係る表示装置に搭載される受光素子の断面構成を表す模式図である。 図15に示した受光素子のA−A線に沿った断面構成を表す模式図である。 従来の受光素子を説明するための断面模式図である。 結晶質シリコンの波長と相対感度との関係を表す図である。
符号の説明
1,2,3,3A,4,5,6,7,8,76…受光素子、10…基板、11…透明基板、12…窒化シリコン膜、13…酸化シリコン膜、14…遮光膜、15,61,62,63…反射膜、16…回り込み防止膜、20…P領域、21…アノード電極、30…N領域、31…カソード電極、40…I領域、40A,40B…空乏層、40C,40D…側面、41…結晶質層、42…非晶質層、50,51…絶縁層、60…反射防止膜、60A…絶縁層、60B…導電層、70…表示部、71…表示信号ドライバ、72…表示信号スキャナ、73…センサ入力側スキャナ、74…センサ出力側ドライバ、75…駆動回路、77…センサ出力Y側、78…センサ出力X側、A、B…受光領域、G…画素。

Claims (13)

  1. 素子形成面上に形成された結晶質の第1導電型半導体領域と、
    前記素子形成面上に形成された結晶質の第2導電型半導体領域と、
    前記第1導電型半導体領域と前記第2導電型半導体領域との間の素子形成面上に、これらの2つの半導体領域よりも不純物濃度が低く形成された中間半導体領域と
    を有し、
    前記中間半導体領域が、前記第1導電型半導体領域および前記第2導電型半導体領域よりも厚い非晶質半導体層を含む
    ことを特徴とする受光素子。
  2. 前記中間半導体領域は、前記第1導電型半導体領域および前記第2導電型半導体領域の一部を覆って設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の受光素子。
  3. 前記中間半導体領域は、さらに結晶質半導体層を含む
    ことを特徴とする請求項1記載の受光素子。
  4. 前記第1導電型半導体領域および前記第2導電型半導体領域は多結晶シリコンにより構成され、
    前記非晶質半導体層は非晶質シリコンおよび炭化シリコンのうちの少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項1記載の受光素子。
  5. 前記中間半導体領域における前記素子形成面側またはその反対面側に遮光膜を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の受光素子。
  6. 前記中間半導体領域における前記素子形成面側またはその反対面側に反射膜を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の受光素子。
  7. 前記中間半導体領域における前記素子形成面側またはその反対面側に反射防止膜を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の受光素子。
  8. 前記中間半導体領域における前記素子形成面側およびその反対面側のうち、一面側に反射膜を有し、他方側に反射防止膜を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の受光素子。
  9. 前記中間半導体領域に絶縁膜を介して電圧を印可可能な電極を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の受光素子。
  10. 前記電極は、遮光膜、反射膜または反射防止膜として機能する
    ことを特徴とする請求項9記載の受光素子。
  11. 前記第1導電型半導体領域、前記第2導電型半導体領域および前記中間半導体領域における前記素子形成面側またはその反対面側に回り込み防止膜を有し、
    前記中間半導体領域における前記回り込み防止膜が形成された側に前記遮光膜を有する
    ことを特徴とする請求項5記載の受光素子。
  12. 前記反射膜は、前記中間半導体領域における前記素子形成面の反対側の面に設けられ、
    さらに、前記反射膜の側方に、前記反射膜と交差する方向に延びる第2の反射膜が設けられている
    ことを特徴とする請求項6記載の受光素子。
  13. 配列された複数の表示素子および受光素子を備えた表示装置であって、
    前記受光素子は、
    素子形成面上に形成された結晶質の第1導電型半導体領域と、
    前記素子形成面上に形成された結晶質の第2導電型半導体領域と、
    前記第1導電型半導体領域と前記第2導電型半導体領域との間の素子形成面上に、これらの2つの半導体領域よりも不純物濃度が低く形成された中間半導体領域と
    を有し、
    前記中間半導体領域が、前記第1導電型半導体領域および前記第2導電型半導体領域よりも厚い非晶質半導体層を含む
    ことを特徴とする表示装置。
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