JP2008233548A - 現像剤カートリッジ、画像形成装置、及び、画像形成システム - Google Patents

現像剤カートリッジ、画像形成装置、及び、画像形成システム Download PDF

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JP2008233548A JP2007073192A JP2007073192A JP2008233548A JP 2008233548 A JP2008233548 A JP 2008233548A JP 2007073192 A JP2007073192 A JP 2007073192A JP 2007073192 A JP2007073192 A JP 2007073192A JP 2008233548 A JP2008233548 A JP 2008233548A
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Abstract

【課題】排出口から現像剤が適切に排出される現像剤カートリッジ、画像形成装置、及び、画像形成システムを実現することにある。
【解決手段】現像剤を収容するための収容部と、該収容部の下部に設けられ、前記収容部に収容された現像剤を排出するための排出口と、該排出口の上方に設けられ、その中心軸周りに回転可能な回転部材と、前記中心軸の軸方向に沿って前記回転部材に取り付けられ、該回転部材の回転に伴い回転することにより前記現像剤を搬送する可撓性を有する搬送部材であって、該搬送部材の回転中に前記排出口に対向する対向部に、前記軸方向と交差する交差方向に切り欠かれた切り欠き、を有する搬送部材と、を備えたことを特徴とする現像剤カートリッジ。
【選択図】図5A

Description

本発明は、現像剤カートリッジ、画像形成装置、及び、画像形成システムに関する。
レーザビームプリンタ等の画像形成装置は既によく知られている。かかる画像形成装置は、例えば、潜像を担持する像担持体と、現像剤によって像担持体に担持された潜像を現像する現像装置と、を有している。そして、画像形成装置は、コンピュータなどの外部装置から画像信号等が送信されると、像担持体に担持された潜像を、現像装置内の現像剤で現像して現像剤像を形成し、当該現像剤像を媒体に転写して、最終的に媒体に画像を形成する。
また、画像形成装置は、例えば上述した現像装置に現像剤を補給する補給装置等のように、現像剤を収容する現像剤カートリッジを有している。この現像剤カートリッジは、現像剤を収容するための収容部と、該収容部の下部に設けられ前記収容部に収容された現像剤を排出するための排出口と、を備えており、該排出口から排出された現像剤が、現像装置に補給されることとなる。
また、現像剤カートリッジにおいては、排出口からの現像剤の排出が円滑に行われるように、収容部内の現像剤が搬送される構成となっている。具体的には、現像剤カートリッジは、該排出口の上方に設けられ、その中心軸周りに回転可能な回転部材と、前記中心軸の軸方向に沿って前記回転部材に取り付けられ、該回転部材の回転に伴い回転することにより前記現像剤を搬送する可撓性を有する搬送部材と、を備えており、該搬送部材が現像剤を排出口へ向けて搬送することにより、現像剤が排出口から排出される。
特開2002−40788号公報 特開2005−77761号公報
ところで、排出口は搬送部材に比べて小さいため、該搬送部材の回転中に、搬送部材の、前記軸方向に沿った部分のうちの一部のみが、排出口に対向する。この対向する一部(対向部)によって搬送される現像剤は、排出口へ向かって移動しやすいため、該排出口から排出されやすい。一方で、搬送部材の、回転中に排出口に対向しない部分(非対向部)によって搬送される現像剤は、排出口へ向かって移動し難いため、該排出口から適切に排出されない恐れがある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、排出口から現像剤が適切に排出される現像剤カートリッジ、画像形成装置、及び、画像形成システムを実現することにある。
前記課題を解決するために、主たる本発明は、
現像剤を収容するための収容部と、
該収容部の下部に設けられ、前記収容部に収容された現像剤を排出するための排出口と、
該排出口の上方に設けられ、その中心軸周りに回転可能な回転部材と、
前記中心軸の軸方向に沿って前記回転部材に取り付けられ、該回転部材の回転に伴い回転することにより前記現像剤を搬送する可撓性を有する搬送部材であって、
該搬送部材の回転中に前記排出口に対向する対向部に、前記軸方向と交差する交差方向に切り欠かれた切り欠き、を有する搬送部材と、
を備えたことを特徴とする現像剤カートリッジである。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本明細書及び添付図面の記載により少なくとも次のことが明らかにされる。
現像剤を収容するための収容部と、
該収容部の下部に設けられ、前記収容部に収容された現像剤を排出するための排出口と、
該排出口の上方に設けられ、その中心軸周りに回転可能な回転部材と、
前記中心軸の軸方向に沿って前記回転部材に取り付けられ、該回転部材の回転に伴い回転することにより前記現像剤を搬送する可撓性を有する搬送部材であって、
該搬送部材の回転中に前記排出口に対向する対向部に、前記軸方向と交差する交差方向に切り欠かれた切り欠き、を有する搬送部材と、
を備えたことを特徴とする現像剤カートリッジ。このような現像剤カートリッジによれば、排出口から現像剤を適切に排出させることが可能となる。
また、かかる現像剤カートリッジであって、
前記搬送部材は、矩形状のPETフィルムであり、
前記搬送部材の前記交差方向の一端側は、前記回転部材に固定され、
前記切り欠きは、
前記搬送部材の、前記交差方向の他端側かつ前記軸方向の中央側、
に位置することが望ましい。かかる場合には、排出口からの現像剤の排出が有効に行われる。
また、かかる現像剤カートリッジであって、
前記搬送部材の前記交差方向の中央側には、矩形状の穴が設けられ、
前記切り欠きは、前記穴から前記搬送部材の前記交差方向の他端へわたって切り欠かれていることが望ましい。かかる場合には、排出口への現像剤の移動がより有効に行われる。
また、かかる現像剤カートリッジであって、
前記対向部が、前記搬送部材の回転中に前記排出口に対向するときに、
前記切り欠きの前記軸方向の幅は、前記排出口の前記軸方向の幅よりも小さいことが望ましい。かかる場合には、排出口へ向かって移動した現像剤が、排出口に辿り着きやすくなる。
また、かかる現像剤カートリッジであって、
前記回転部材は、回転することにより前記収容部に収容された現像剤を攪拌する攪拌部材であり、
該攪拌部材は、
その中心軸周りに回転可能な回転軸と、
前記回転軸から直径方向に長く延出した長羽根であって、前記回転軸の回転に伴い回転することにより前記現像剤を攪拌する長羽根と、
該回転軸から直径方向に、かつ、該長羽根の延出方向と交差する方向に短く延出した短羽根であって、前記回転軸の回転に伴い回転することにより前記現像剤を攪拌する短羽根と、
を有することが望ましい。かかる場合には、攪拌部材が回転する際のトルクの増加を抑制しつつ、現像剤を適切に攪拌できる。
また、かかる現像剤カートリッジであって、
前記長羽根の数は、前記短羽根の数よりも多いことが望ましい。かかる場合には、収容部内の現像剤がより有効に攪拌される。
また、かかる現像剤カートリッジであって、
前記長羽根と前記短羽根は、それぞれ前記回転軸の軸方向に一定間隔で複数設けられ、
前記複数の前記短羽根は、前記回転軸の周方向において各々の延出方向の成す角度が180度である第一短羽根と第二短羽根であり、
該第一短羽根と該第二短羽根は、前記軸方向において前記複数の前記長羽根の間に交互に位置することが望ましい。かかる場合には、攪拌部材が一回転するときに短羽根による現像剤の攪拌が有効に行われる。
また、かかる現像剤カートリッジであって、
前記長羽根と前記短羽根は、それぞれ前記回転軸の軸方向に一定間隔で複数設けられ、
前記攪拌部材は、
前記回転軸の軸方向に沿って設けられ、前記複数の前記短羽根と前記長羽根のうちの該長羽根のみ、の先端部と連結している羽根連結部であって、前記回転軸の回転に伴い回転することにより前記現像剤を攪拌する羽根連結部、
を有することが望ましい。かかる場合には、長羽根の先端側における現像剤の攪拌を促進できる。
また、かかる現像剤カートリッジであって、
前記長羽根と前記短羽根は、前記回転軸の周方向において90度間隔で交互に位置するように、前記回転軸から延出しており、
該現像剤カートリッジは、画像形成装置本体に対して着脱可能であり、
該画像形成装置本体に装着された前記現像剤カートリッジの前記回転軸が回転を開始するときに、前記周方向において90度間隔で交互に位置する前記長羽根と前記短羽根のうちの1個の該長羽根の先端が、上下方向において他の羽根の先端よりも高い位置にあることが望ましい。かかる場合には、攪拌部材が回転を開始する時のトルクを抑制できる。
また、(a)画像形成装置本体と、
(b)該画像形成装置本体に対して着脱可能な現像剤カートリッジであって、
現像剤を収容するための収容部と、
該収容部の下部に設けられ、前記収容部に収容された現像剤を排出するための排出口と、
該排出口の上方に設けられ、その中心軸周りに回転可能な回転部材と、
前記中心軸の軸方向に沿って前記回転部材に取り付けられ、該回転部材の回転に伴い回転することにより前記現像剤を搬送する可撓性を有する搬送部材であって、
該搬送部材の回転中に前記排出口に対向する対向部に、前記軸方向と交差する交差方向に切り欠かれた切り欠き、を有する搬送部材と、
を備えた現像剤カートリッジと、
(c)を有することを特徴とする画像形成装置。このような画像形成装置によれば、排出口から現像剤を適切に排出させることが可能となる。
また、(A)コンピュータ、及び、
(B)該コンピュータに接続可能な画像形成装置であって、
(a)画像形成装置本体と、
(b)該画像形成装置本体に対して着脱可能な現像剤カートリッジであって、
現像剤を収容するための収容部と、
該収容部の下部に設けられ、前記収容部に収容された現像剤を排出するための排出口と、
該排出口の上方に設けられ、その中心軸周りに回転可能な回転部材と、
前記中心軸の軸方向に沿って前記回転部材に取り付けられ、該回転部材の回転に伴い回転することにより前記現像剤を搬送する可撓性を有する搬送部材であって、
該搬送部材の回転中に前記排出口に対向する対向部に、前記軸方向と交差する交差方向に切り欠かれた切り欠き、を有する搬送部材と、
を備えた現像剤カートリッジと、
(c)を有する画像形成装置、
(C)を具備したことを特徴とする画像形成システム。このような画像形成システムによれば、排出口から現像剤を適切に排出させることが可能となる。
==プリンタ10の概要==
図1と図2を用いて、『画像形成装置』の一例であるプリンタ10の構成例及び動作例について説明する。図1は、プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。図2は、プリンタ10の制御ユニット100の構成を示したブロック図である。なお、図1には、矢印にて上下方向を示しており、例えば、給紙トレイ92は、プリンタ10の下部に配置されており、定着ユニット90は、プリンタ10の上部に配置されている。
<<プリンタ10の構成>>
プリンタ10は、いわゆるレーザビームプリンタであり、図1に示すように、プロセスユニット15Y、15M、15C、15K、中間転写ベルト70、一次転写ユニット60Y、60M、60C、60K、二次転写ユニット80、定着ユニット90、及び、これらのユニット等を制御しプリンタとしての動作を司る制御ユニット100を有している。
まず、プロセスユニット15Y、15M、15C、15Kの構成について説明する。プロセスユニット15Y、15M、15C、15Kは、感光体20Y、20M、20C、20K上に潜像を形成した後に、『現像剤』であるトナーにて該潜像をトナー像として可視化する機能を有している。これらプロセスユニット15Y、15M、15C、15Kは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応して設けられている。また、プロセスユニット15Y、15M、15C、15Kは、図1に示すように、水平方向に列状に配置されている。
そして、四つのプロセスユニット15Y、15M、15C、15Kの構成は同様であるので、ここでは、プロセスユニット15Yの構成について説明する。プロセスユニット15Yは、感光体20Y上に潜像を形成した後に、イエロートナーにて該潜像をイエロートナー像として可視化するためのものである。このプロセスユニット15Yは、感光体20Y、帯電ユニット30Y、露光ユニット40Y、現像ユニット50Y、『現像剤カートリッジ』の一例であるトナーカートリッジ52Y、感光体クリーニングユニット55Yを有している。ここで、感光体20Y、帯電ユニット30Y、露光ユニット40Y、現像ユニット50Y、及び、感光体クリーニングユニット55Yが、1つのカートリッジを構成する(以下においては、このカートリッジをプロセスカートリッジ16Yと呼ぶ)。
感光体20Yは、感光層を有し、該感光層の表面に潜像を担持する。この感光体20Yは、プリンタ本体に回転可能に支持されており、図1中の矢印で示すように時計回りに回転する。帯電ユニット30Yは、感光体20Yを帯電する。露光ユニット40Yは、レーザを照射することによって帯電された感光体20Y上に潜像を形成する。現像ユニット50Yは、イエロー(Y)トナーを収容しており、感光体20Y上に形成された潜像を、該トナーにてイエロートナー像として可視化する(現像する)。感光体クリーニングユニット55Yは、中間転写ベルト70上に転写されずに感光体20Yに残存するトナー、を回収することにより、該感光体20Yをクリーニングする。トナーカートリッジ52Yは、現像ユニット50Yに補給するイエロー(Y)トナーを収容し、また、感光体クリーニングユニット55Yによって回収された廃トナーを収容する。なお、トナーカートリッジの詳細な構成については、後述する。
次に、プロセスユニット15Y、15M、15C、15K以外のユニットの構成について説明する。中間転写ベルト70は、4つの感光体20Y、20M、20C、20Kに担持された各色のトナー像を紙に転写する際の中間媒体であり、トナー像を担持した状態で回転して該トナー像を移動させる。
一次転写ユニット60Y、60M、60C、60Kは、感光体20Y、20M、20C、20Kに形成された各色のトナー像を中間転写ベルト70に転写(一次転写)するための装置である。
二次転写ユニット80は、中間転写ベルト70上に形成された単色トナー像やフルカラートナー像を紙に転写(二次転写)するための装置である。
定着ユニット90は、紙上に転写された単色トナー像やフルカラートナー像を、加熱加圧して紙に融着させて永久像とするための装置である。
制御ユニット100は、図2に示すようにメインコントローラ101とユニットコントローラ102とで構成され、メインコントローラ101には画像信号及び制御信号が入力され、この画像信号及び制御信号に基づく指令に応じてユニットコントローラ102が前記各ユニット等を制御して画像を形成する。メインコントローラ101は、インターフェース112を介してコンピュータ(図10に示すコンピュータ702)と接続され、このコンピュータから入力された画像信号を記憶するための画像メモリ113を備えている。ユニットコントローラ102は、装置本体の各ユニットと電気的に接続され、それらが備えるセンサからの信号を受信することによって、各ユニットの状態を検出しつつ、メインコントローラ101から入力される信号に基づいて、各ユニットを制御する。
<<プリンタ10の動作>>
上述した構成のプリンタ10は、モノクロ画像またはカラー画像を形成可能であるが、以下においては、プリンタ10のカラー画像形成動作について説明する。
まず、コンピュータからの画像信号及び制御信号がインターフェース112を介してプリンタ10のメインコントローラ101に入力されると、このメインコントローラ101からの指令に基づくユニットコントローラ102の制御により感光体20Y、20M、20C、20K、中間転写ベルト70等が回転する。
感光体20Y、20M、20C、20Kは、回転しながら、帯電位置において帯電ユニット30Y、30M、30C、30Kにより順次帯電される。前記感光体の帯電された領域は、前記感光体の回転に伴って露光位置に至り、露光ユニット40Y、40M、40C、40Kによって、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の画像情報に応じた潜像が該領域に形成される。前記感光体上に形成された潜像は、該感光体の回転に伴って現像位置に至り、現像ユニット50Y、50M、50C、50Kによってトナー像として可視化される(現像される)。なお、現像ユニット50Y、50M、50C、50Kによる現像に伴いトナーが消費されると、トナーカートリッジ52Y、52M、52C、52Kから該現像ユニットへトナーが補給される。
感光体20Y、20M、20C、20K上に形成された単色トナー像(イエロートナー像等)は、該感光体の回転に伴って一次転写位置に至り、一次転写ユニット60Y、60M、60C、60Kによって、中間転写ベルト70に一次転写される。この結果、中間転写ベルト70上にはフルカラートナー像が形成される。中間転写ベルト70上に形成されたフルカラートナー像は、中間転写ベルト70の回転に伴って二次転写位置に至り、給紙トレイ92から搬送される紙に二次転写ユニット80によって二次転写される。
フルカラートナー像が二次転写された紙が定着ユニット90へ搬送されると、前記フルカラートナー像は加熱加圧されて、該紙に融着される。これにより、紙にカラー画像が形成されることとなる。
一方で、一次転写位置にて中間転写ベルト70に一次転写されずに感光体20Y、20M、20C、20Kに残存するトナーは、感光体クリーニングユニット55Y、55M、55C、55Kによって回収された後に、廃トナーとしてトナーカートリッジ52Y、52M、52C、52Kに送られる。
==トナーカートリッジ52Y、52M、52C、52Kの概要==
トナーカートリッジ52Y(52M、52C、52K)は、上述したように、現像ユニット50Y(52M、52C、52K)に補給するトナーを収容し、また、感光体クリーニングユニット55Y(55M、55C、55K)によって回収された廃トナーを収容する。このトナーカートリッジ52Y(52M、52C、52K)は、『画像装置本体』であるプリンタ本体10a(図1)に取り付けられたプロセスカートリッジ16Y(16M、16C、16K)、に対して着脱可能である。
そして、4つのトナーカートリッジ52Y、52M、52C、52Kの構成は同様であるので、以下においては、トナーカートリッジ52Yを例に挙げて、該トナーカートリッジ52Yの構成及び動作について説明する。
<<トナーカートリッジ52Yの外部構成>>
まず、図3、図4A及び図4Bを用いて、トナーカートリッジ52Yの外部構成について説明する。図3は、トナーカートリッジ52Yが、プロセスカートリッジ16Yに装着された状態を示した図である。図4A及び図4Bは、トナーカートリッジ52Yの外観を示した斜視図である。なお、図4Bは、図4Aに示す方向D1からトナーカートリッジ52Yを見た図である。また、図3、図4A、及び、図4Bには、矢印にて上下方向が、図3には、矢印にて長手方向が、それぞれ示されている。
トナーカートリッジ52Yは、補給トナータンク601と、廃トナータンク602と、排出側シャッター605と、流入側シャッター606と、ケースカバー609等を有している。
補給トナータンク601は、現像ユニット50Yに補給されるトナーを収容する。この補給トナータンク601は、トナーカートリッジ52Yの上方に設けられており、トナーカートリッジ52Yがプロセスカートリッジ16Yに装着されたときには、現像ユニット50Yよりも上方に位置する(図3)。また、補給トナータンク601は、トナーを排出する排出口615(図5A参照)を備えており、該排出口615を介して現像ユニット50Yにトナーを補給する。なお、補給トナータンク601の内部構成については、後述する。
廃トナータンク602は、感光体クリーニングユニット55Yによって回収された廃トナーを収容する。この廃トナータンク602は、トナーカートリッジ52Yの下方に設けられており、トナーカートリッジ52Yがプロセスカートリッジ16Yに装着されたときには、感光体クリーニングユニット55Yよりも下方に位置する(図3)。また、廃トナータンク602は、トナーが流入する流入口(不図示)を備えており、感光体クリーニングユニット55Yによって回収された廃トナーが、該流入口をから流入する。なお、廃トナータンク602の内部には、該廃トナーを収容する空間が形成されている。
排出側シャッター605は、補給トナータンク601の下方に設けられた開閉可能な円形シャッターであり、トナーカートリッジ52Yがプロセスカートリッジ16Yに装着されたときには、現像ユニット50Yに対向する。また、排出側シャッター605は、不図示のバネ(図4Aで排出側シャッター605の背面側に設けられている)によって付勢されており、トナーカートリッジ52Yがプロセスカートリッジ16Yに装着されていないときには、前記バネの付勢力によって排出側シャッター605は閉まっている。一方で、トナーカートリッジ52Yがプロセスカートリッジ16Yに装着されたときには、排出側シャッター605は、対向する現像ユニット50Yの部材によって前記バネの付勢力に抗して押される(スライドされる)ことにより、開く。また、排出側シャッター605は、閉まっている際には補給トナータンク601の前記排出口615を塞いでおり、開いている際には該排出口615を空けている。そして、補給トナータンク601内のトナーは、排出側シャッター605が開いている際に、該排出口615を通って落下して現像ユニット50Yに排出される。
流入側シャッター606は、廃トナータンク602の上方、かつ、排出側シャッター605と並んで設けられた開閉可能な円形シャッターであり、トナーカートリッジ52Yがプロセスカートリッジ16Yに装着されたときには、感光体クリーニングユニット55Yに対向する。また、流入側シャッター606は、不図示のバネ(図4Aで流入側シャッター606の背面側に設けられている)によって付勢されており、排出側シャッター605と同様に、トナーカートリッジ52Yがプロセスカートリッジ16Yに装着されていないときには、前記バネの付勢力によって流入側シャッター606は閉まっている。一方で、トナーカートリッジ52Yがプロセスカートリッジ16Yに装着されたときには、流入側シャッター606は、対向する感光体クリーニングユニット55Yの部材によって前記バネの付勢力に抗して押される(スライドされる)ことにより、開く。また、流入側シャッター606は、閉まっている際には廃トナータンク602の前記流入口を塞いでおり、開いている際には該流入口を開けている。そして、感光体クリーニングユニット55Yによって回収された廃トナーは、流入側シャッター606が開いている際に、該流入口を通って落下して廃トナータンク602に流入する。
ケースカバー609は、排出側シャッター605や流入側シャッター606の反対側に設けられており、補給トナータンク601に設けられ駆動力を伝達する歯車等が、ユーザー等に触れられることを防止するために、該歯車等を覆う。
上述したトナーカートリッジ52Yは、プロセスカートリッジ16Yに装着されて、補給トナータンク601に収容されたトナーが現像ユニット50Yに補給されて無くなった場合や、廃トナータンク602に収容された廃トナーが多い場合に、ユーザー等によって新品のトナーカートリッジ52Yに交換される。なお、新品のトナーカートリッジ52Yにおいては、補給トナータンク601に十分な量のトナーが収容されている。
<<補給トナータンク601の内部構成>>
次に、図5Aと図5Bを用いて、補給トナータンク601の内部構成について説明する。図5Aは、上下方向と平行で、かつ、駆動軸641を通る平面で、補給トナータンク601を切断した際の、該補給トナータンク601の斜視図である。図5Bは、図5Aに示す方向D2からトナーカートリッジ52Yを見た正面図である。なお、図5A及び図5Bでは、説明の都合上、ケースカバー609が省かれている。また、図5Aと図5Bには矢印にて上下方向が、図5Bには矢印にて軸方向が、それぞれ示されている。
補給トナータンク601は、タンク本体610と、『収容部』の一例としてのトナー収容部611と、排出口615と、『回転部材』の一例としてのアジテータ621と、『搬送部材』の一例としてのPETフィルム631、632と、駆動軸641と、駆動軸歯車651と、アジテータ歯車656と、カップリング661と、一端側シール671と、他端側シール674と、他端側シール677を有している。
トナー収容部611は、補給トナータンク601の内部の空間を形成しており、現像ユニット50Yに補給されるトナーを収容する。このトナー収容体611の形状は略直方体であり、上方の空間の方が下方の空間よりも広い。なお、新品のトナーカートリッジ52Yにおいては、トナー収容部611の上部の上部壁613の近傍にはトナーが収容されない程度に、トナーが充填されている。
排出口615は、トナー収容部611の下部の下部壁612に設けられた円形の穴である。該排出口615を介して、トナー収容部611内のトナーが、現像ユニット50Yに向けて排出(補給)される。
アジテータ621は、その中心軸周りに回転することによりトナー収容部611に収容されたトナーを攪拌する『攪拌部材』である。このアジテータ621は、トナー収容部611の下方で、かつ、排出口615の上方(真上)に設けられている。なお、アジテータ621の詳細構成については、後述する。
PETフィルム631、632は、アジテータ621に取り付けられた可撓性を有するフィルムである。このPETフィルム631、632は、アジテータ621の回転に伴い回転(回動)することにより、トナー収容部611に収容されたトナーを搬送する。なお、PETフィルム631、632の詳細構成については、後述する。
アジテータ歯車656は、アジテータ621(PETフィルム631)を回転させるためのものである。このアジテータ歯車656は、アジテータ軸622の軸方向他端側の端部622bに取り付けられている。そして、駆動力を受けたアジテータ歯車656が回転することに伴い、アジテータ621も回転する。
駆動軸641は、回転することにより駆動力をアジテータ軸622に伝達するためのものである。この駆動軸641は、その軸方向がアジテータ軸622の軸方向に沿うように、かつ、アジテータ621の上方に回転可能に設けられている。そして、駆動軸641は、図5A中の矢印で示すように、時計方向に回転する。
カップリング661は、駆動軸641の軸方向一端側の端部641aに取り付けられており、トナーカートリッジ52Yがプロセスカートリッジ16Yに装着されたときに、プリンタ本体10aに設けられたカップリング(不図示)と連結することにより、該カップリングを介して駆動力を受ける。そして、カップリング661が駆動力を受けて回転することに伴い、駆動軸641も回転する。
駆動軸歯車651は、駆動軸641の軸方向他端側の端部641bに取り付けられており、駆動軸641の回転に伴い回転する。そして、駆動軸歯車651は、駆動軸641の回転中にアジテータ歯車656に噛み合うことにより、カップリング661が受けた駆動力をアジテータ歯車656に伝達する。
一端側シール671は、トナーがトナー収容部611の一端側穴部618と駆動軸641との間を通過して漏れることを防止する。他端側シール674は、トナーがトナー収容部611の他端側穴部619と駆動軸641との間を通過して漏れることを防止する。他端側シール677は、トナーがトナー収容部611の他端側穴部617とアジテータ621のアジテータ軸622(後述)との間を通過して漏れることを防止する。
<<アジテータ621とPETフィルム631、632の詳細構成>>
次に、図5A、図5B、図6A、及び図6Bを用いて、アジテータ621とPETフィルム631、632の詳細構成について、説明する。図6Aは、アジテータ621とPETフィルムを示した斜視図である。図6Bは、図6Aに示す方向D3からアジテータ621とPETフィルムを見た図である。
<アジテータ621の詳細構成>
まず、アジテータ621の詳細構成について説明する。アジテータ621は、上述したようにトナー収容部611内のトナーを攪拌するためのものであり、『回転軸』の一例としてのアジテータ軸622と、長羽根623、624と、短羽根625、626と、羽根連結部627、628を有している。
アジテータ軸622は、トナー収容部611内に回転可能に設けられている。このアジテータ軸622は、その中心軸周りに回転可能であり、図6A中の矢印で示す時計方向に回転する。また、アジテータ軸622の軸方向一端側の端部622aは、トナー収容部611の一端側凹部616と嵌合し、アジテータ軸622の軸方向他端側の端部622bは、他端側穴部617と嵌合している(図5B)。
長羽根623、624は、アジテータ軸622から直径方向に長く延出した板状の羽根である。この長羽根623と長羽根624は、図6Bに示すように、アジテータ軸622の周方向において長羽根623の延出方向と長羽根624の延出方向が成す角度が180度となるように、アジテータ軸622から延出している。また、長羽根623と長羽根624は、同じ長さの羽根であり、軸方向において同じ位置に設けられている。さらに、長羽根623と長羽根624は、それぞれ軸方向において一定間隔で5枚設けられている(図6A)。
短羽根625、626は、アジテータ軸622から直径方向に、かつ、長羽根623、624と交差する(具体的には、直交する)方向に短く延出した板状の羽根である(すなわち、短羽根625、626は、長羽根623、624よりも短い羽根である)。この短羽根625と短羽根626は、同じ長さの羽根であり、それぞれ軸方向において5枚の長羽根623、624の間に配置している(図6A)。仮に、5枚の長羽根623の中で最も軸方向他端側に位置する長羽根623を1枚目の羽根とすると、短羽根625は、1枚目と2枚目の長羽根623の間と、3枚目と4枚目の長羽根623の間に位置し、短羽根626は、2枚目と3枚目の長羽根623の間と、4枚目と5枚目の長羽根623の間に位置する。すなわち、短羽根625と短羽根626が、軸方向において5枚の長羽根623、624の間に交互に位置する。このように、短羽根625と短羽根626はそれぞれ2枚であり、該短羽根625、626の数は、長羽根623、624の数(それぞれ5枚)よりも少ない。また、アジテータ軸622の周方向において、短羽根625の延出方向と短羽根626の延出方向が成す角度は、180度である(図6B)。なお、本実施例においては、短羽根625が『第一短羽根』に、短羽根626が『第二短羽根』に、それぞれ該当する。
羽根連結部627は、図6Aに示すように、アジテータ軸622の軸方向に沿って設けられ、5枚の長羽根623の先端部と連結している。同様に、羽根連結部628は、前記軸方向に沿って設けられ、5枚の長羽根624の先端部と連結している。一方で、本実施例においては、短羽根625、626の先端部と連結する羽根連結部は、設けられていない。
上記のように構成されたアジテータ621においては、長羽根623、624と短羽根625、626と羽根連結部627、628が、アジテータ軸622の回転に伴い回動(回転)することにより、トナー収容部611に収容されたトナーを攪拌することとなる。
<PETフィルム631、632の詳細構成>
次に、PETフィルム631、632の詳細構成について説明する。PETフィルム631とPETフィルム632は、上述したように、アジテータ621の回転に伴い回動(回転)することによりトナー収容部611内のトナーを搬送する。
まず、PETフィルム631の構成について説明する。PETフィルム631は、図6Aに示すように、矩形状のフィルムであり、羽根連結部627に取り付けられている。具体的には、PETフィルム631の、アジテータ軸622の軸方向に交差する交差方向の一端側の一端部631aが、羽根連結部627に固定されている。また、PETフィルム631の前記交差方向の中央側には、該PETフィルム631によるトナーの搬送量が過大になることを防止するために、矩形状のフィルム穴631cが設けられている。さらに、PETフィルム631の前記交差方向の他端側の先端部631bには、切り欠き631dが設けられている。
ここで、切り欠き631dについて説明する。切り欠き631dは、PETフィルム631の回転中に排出口615に対向する対向部631g(この対向部631gは、軸方向の中央側に位置する)に、前記交差方向に切り欠かれている。より具体的には、切り欠き631dは、フィルム穴631cからPETフィルム631の交差方向の他端へわたって切り欠かれている。これにより、PETフィルム631の先端部631bは、二つの部分(図6Aに示す部分631eと部分631f)に分割される。
PETフィルム632の構成は、上述したPETフィルム631の構成と同様である。すなわち、図6Aに示すように、PETフィルム632は矩形状のフィルムであり、該PETフィルム632の前記交差方向の一端側の一端部632aが、羽根連結部628に固定されている。また、PETフィルム632の前記交差方向の中央側には、矩形状のフィルム穴632cが設けられている。さらに、PETフィルム632の前記交差方向の他端側の先端部632bには、切り欠き632dが設けられている。この切り欠き632dは、上述した切り欠き631dと同様な構成であり、PETフィルム632の回転中に排出口615に対向する対向部632gに、前記交差方向に切り欠かれている。より具体的には、切り欠き632dは、フィルム穴632cからPETフィルム632の交差方向の他端へわたって切り欠かれている。これにより、PETフィルム632の先端部632bは、二つの部分(図6Aに示す部分632eと部分632f)に分割される。
上述した構成のPETフィルム631、632がトナーを搬送する際には、該トナーから力を受けて撓む(図5A参照)。また、PETフィルム631の先端部631bとPETフィルム632の先端部632bは、アジテータ621の回転中にトナー収容部611の内壁(例えば、下部壁612)に摺擦しながらトナーを搬送する。そして、PETフィルム631、632は、前該先端部631bと前記先端部632bが下部壁612への摺擦の際に下部壁612から力を受けて、撓む。
<<トナーカートリッジ52Yの動作>>
プロセスカートリッジ16Yに装着されたトナーカートリッジ52Yは、画像形成により現像ユニット50Y内に収容されたトナーが減少した場合に、該現像ユニット52Yにトナーを補給するために、制御ユニット100の指令に基づいて動作を行う。以下においては、現像ユニット50Yへのトナー補給の際のトナーカートリッジ52Yの動作について説明する。
まず、カップリング661が、プリンタ本体10aに設けられたモータ(不図示)が発生した駆動力を受けて、回転する。カップリング661の回転に連動して、該カップリング661が固定された駆動軸641と、該駆動軸641に固定された駆動軸歯車651とが、ともに回転する。そして、駆動軸歯車651の回転に連動して、該駆動軸歯車651と噛み合うアジテータ歯車656も、回転する。そして、アジテータ歯車656の回転に連動して、該アジテータ歯車656が固定されたアジテータ621も回転する。このように、前記モータが発生した駆動力によって、駆動軸641とアジテータ軸622が、一緒に回転する。
アジテータ軸622の回転に伴い、長羽根623、624と短羽根625、626と羽根連結部627、628が、回転し、その回転中にトナー収容部611内のトナーを攪拌する。すなわち、短羽根625、626は、アジテータ軸622の直径方向において該アジテータ軸622の近くのトナーを攪拌し、羽根連結部627、628は、前記直径方向においてアジテータ軸622から離れたトナーを攪拌し、長羽根623、624は、前記直径方向においてアジテータ軸622の近くのトナー及び該アジテータ軸622から離れたトナーを攪拌する。このため、攪拌前に固まっていたトナーが、長羽根623、624等によって攪拌されることにより、適度に解される。
また、アジテータ軸622の回転に伴い、PETフィルム631、632が、回転し、その回転中にトナー(長羽根623、624等の攪拌により解されたトナーも含む)を搬送する。そして、PETフィルム631、632が、該トナーを排出口615に向けて搬送することにより、該トナーが、排出口615から排出されて現像ユニット50Yに補給されることとなる。なお、PETフィルム631、632の先端部631b、632bは、その回転中に、トナー収容部611の内壁(例えば、下部壁612)と摺擦しながらトナー収容部611の内壁(例えば、下部壁612)に付着したトナーを搬送する。
ここで、排出口615の周辺部において、PETフィルム631、632によって搬送されるトナーがどのように移動するかについて説明する。上述したようにPETフィルム631とPETフィルム632の構成は同じであるから、排出口615の周辺部において、PETフィルム631によって搬送されるトナーの移動と、PETフィルム632によって搬送されるトナーの移動は、同様である。このため、以下においては、PETフィルム631を例に挙げて、図7Aと図7Bを用いて説明する。ここで、図7Aは、PETフィルム631の対向部631gが排出口615に対向する直前の状態を示した模式図であり、図7Bは、対向部631gが排出口615に対向している状態を示した模式図である。なお、図7Aと図7Bは、駆動軸641側からPETフィルム631と排出口615を見た図である。また、PETフィルム631は、その回転に伴い、図7Aや図7Bにおいて下側から上側に移動する。
PETフィルム631には、上述したように切り欠き631dが設けられている。このため、PETフィルム631の回転の際に、可撓性を有する先端部631bの軸方向の中央側(対向部631g)は、軸方向の両端側に比べて剛性が弱く、トナーや下部壁612から受けた力等によって撓んで(変形して)、軸方向の両端側に対して遅れて移動する(なお、図5Aでは、PETフィルム632の当該移動の状態が示されている)。
そして、軸方向の中央側(対向部631g)が遅れて移動することに伴い、軸方向両端側にあるトナーが、図7Aと図7Bの点線の矢印が示すように先端部631bの部分631e、631fに沿って軸方向両端側から軸方向中央側へ移動することとなる。これにより、トナー収容部611内のトナーの量が少ない場合でも、軸方向両端側にあるトナーが、軸方向中央側にある排出口615へ向かって移動しやすくなる。なお、図7Bに示すように、対向部631gが、PETフィルム631の回転中に排出口615に対向するときに、切り欠き631dの前記軸方向の幅は、排出口615の前記軸方向の幅よりも小さい。このため、軸方向両端側にあるトナーが排出口615まで移動しやすくなる。
このように、現像ユニット50Yへのトナー補給中に補給トナータンク601においては、アジテータ621によるトナーの攪拌と、PETフィルム631、632によるトナーの搬送とが、行われる。なお、排出口615はアジテータ621の真下に設けられているので、アジテータ621の攪拌により解されたトナーが、PETフィルム631、632によって排出口615へ移動しやすくなる。
一方で、現像ユニット50Yへのトナー補給が実行されている際に、感光体クリーニングユニット55Yによって回収された廃トナーが、前記流入口を介して廃トナータンク602に流入する。これにより、廃トナータンク602に廃トナーが収容されることとなる。
==本実施の形態に係るトナーカートリッジの有効性==
上述したように、本実施の形態に係る『現像剤カートリッジ』(トナーカートリッジ52Y、52M、52C、52K)の『搬送部材』(PETフィルム631、632)は、その回転中に排出口615に対向する対向部631g、632gに、前記軸方向と交差する交差方向に切り欠かれた切り欠き631d、632d、を有している(図5A)。これにより、排出口615からトナーが適切に排出されることとなる。かかる点について、以下において詳細に説明する。
「発明が解決しようとする課題」の項で説明したように、排出口615はPETフィルム631、632に比べて小さいため、該PETフィルムの回転中に、PETフィルムの、前記軸方向に沿った先端部631b、632bのうちの対向部631g、632gのみが、排出口615に対向する。この対向部631g、632gによって搬送されるトナーは、排出口615へ向かって移動しやすいため、該排出口615から排出されやすい。一方で、PETフィルム631、632の回転中に排出口615に対向しない非対向部(先端部631b、632bの軸方向の両端側)によって搬送されるトナーは、排出口615へ向かって移動し難いため、該排出口615から適切に排出されない恐れがある。
これに対して、本実施の形態においては、PETフィルム631、632の回転中に排出口615に対向する対向部631g、632gに、前記軸方向と交差する交差方向に切り欠かれた切り欠き631d、632d、が設けられている。かかる場合には、切り欠き631d(632d)により、可撓性を有するPETフィルムの先端部631b(632b)が図7Aや図7Bに示すように撓む。このため、前記非対向部(軸方向の両端側)に位置するトナーが、PETフィルム631の回転中に先端部631bの部分631e、631fに沿って移動することにより、排出口615(軸方向中央側)へ向かい、この結果、排出口615からトナーが適切に排出されることとなる。特に、トナー収容部611内のトナーの量が少ない場合でも、トナーが排出口615へ向かって移動するから、排出口615からトナーが適切に排出される効果が、より有効に奏される。
==補給トナータンクの第二実施形態==
次に、補給トナータンク601の第二実施形態について、図8を用いて説明する。図8は、第二実施形態に係る補給トナータンク601を示した図である。
図8に示すアジテータ621は、図5A等に示すアジテータ621と同じ構成である。すなわち、図8に示すアジテータ621も、アジテータ軸622と長羽根623、624と短羽根625、626と羽根連結部627、628を備え、回転することによりトナー収容部611に収容されたトナーを攪拌する。そして、長羽根623、624と短羽根625、626は、アジテータ軸622の周方向において90度間隔で交互に位置するように、アジテータ軸622から延出している。
また、PETフィルム631、632も、図5A等に示すPETフィルム631、632と同じ構成である。すなわち、PETフィルム631、632は、フィルム穴631c、632c(図8では不図示)と切り欠き631d、632dを備え、回転することによりトナーを搬送する。そして、切り欠き631d、632dにより、PETフィルム631、632が回転する際に、軸方向において両端側に位置するトナーが、中央側にある排出口615に向かって移動して(図7A、図7B参照)、該排出口615から排出される。
一方で、第一実施形態に係る補給トナータンク601には、アジテータ621の上方に駆動軸641が設けられていたが、第二実施形態に係る補給トナータンク601には、駆動軸が設けられておらす、アジテータ621は駆動軸を介さずに回転する。また、第二実施形態におけるアジテータ軸622と上部壁613までの距離は、第一実施形態におけるアジテータ軸622と上部壁613までの距離よりも小さく、PETフィルム631、632が、その回転中にトナー収容部611の上部壁613に接触可能な構成となっている。
ところで、図8は、出荷時のトナーカートリッジ52Y(別言すれば、プリンタ本体10aに初めて装着されるときのトナーカートリッジ52Y)の状態または該排出口615を介して現像ユニット50Yにトナーを補給することによりトナーの収容量が減り、トナーが固まる程度の間トナーの攪拌がなされていないときの補給トナータンク601の状態を示した図でもある。本実施例に係るトナーカートリッジ52Yは、アジテータ621が所定状態を維持した状態で出荷される。また、補給トナータンク601のアジテータ621は、回転によるトナーの攪拌を停止するときに所定状態を維持した状態で停止する。すなわち、図8に示すように、前記周方向において90度間隔で交互に位置する長羽根623、624と短羽根625、626のうちの1個の長羽根623の先端部が、上下方向において他の羽根(長羽根624、短羽根625、626)の先端部よりも高い位置にある状態となっている。この長羽根623の先端側(羽根連結部627)は、トナーに埋もれていない。そして、アジテータ621は図8に示す反時計方向に回転するので、アジテータ621が回転を開始した直後は、長羽根623の先端部は、トナーに埋もれない状態を維持する(すなわち、トナーを攪拌しない)。一方で、この間、他の羽根(長羽根624、短羽根625、626)は、トナーに埋もれた状態で、該トナーを攪拌する。
上記のように構成された補給トナータンク601においては、長羽根623、624と短羽根625、626のうちの1個の長羽根623の先端部が、上下方向において他の羽根(長羽根624、短羽根625、626)の先端部よりも高い位置にある状態となっていることにより、アジテータ621が回転を開始する際に、長羽根623の先端側(羽根連結部627)がトナーを攪拌しないため、該長羽根623の先端側(羽根連結部627)がトナーを攪拌する際のトルクが発生せず、この結果、アジテータ621の回転開始時のトルクを抑制できることとなる。
==その他の実施形態==
以上、上記実施の形態に基づき本発明に係る『画像形成装置』等を説明したが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
また、上記実施の形態において、図6Aに示すように、前記搬送部材は、矩形状のPETフィルム631、632であり、該PETフィルム631、632の前記交差方向の一端側(すなわち、一端部631a、632a)はアジテータ621に固定され、切り欠き631d、632dは、PETフィルム631、632の、前記交差方向の他端側かつ前記軸方向の中央側に位置することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、切り欠き631d、632dは、軸方向の端側に位置することとしてもよい。
ただし、対向部631g、632gに設けられた切り欠き631d、632dが軸方向の中央側に位置する場合には、排出口615も軸方向の中央側に位置するため、軸方向の両端側に位置するトナーが、該排出口615に向かって移動することにより、排出口615からのトナーの排出が有効に行われる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、上記実施の形態において、図6Aに示すように、PETフィルム631、632の前記交差方向の中央側には、矩形状の『穴』(フィルム穴631c、632c)が設けられ、切り欠き631d、632dは、フィルム穴631c、632cからPETフィルム631、632の前記交差方向の他端へわたって切り欠かれていることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、切り欠き631d、632dは、図9Aや図9Bに示すように切り欠かれていることとしてもよい。すなわち、図9Aに示すPETフィルム631においては、フィルム穴631cが設けられておらず、該PETフィルム631の先端の一部のみが切り欠かれている。また、図9Bに示すPETフィルム631においては、切り欠き631dが、フィルム穴631cから前記交差方向の他端へ向かう途中まで切り欠かれている。なお、図9Aと図9Bは、PETフィルム631、632のその他の実施形態を示した模式図である。
ただし、切り欠き631dが、フィルム穴631cから前記交差方向の他端へわたって切り欠かれている場合には、PETフィルム631の軸方向中央側が軸方向両端側よりも遅く移動しやすいため、PETフィルム631が図7Bに示すように撓みやすくなり、この結果、排出口615へのトナーの移動がより有効に行われる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、上記実施の形態において、図7Bに示すように、前記対向部が、PETフィルム631、632の回転中に排出口615に対向するときに、切り欠き631d、632dの前記軸方向の幅は、排出口615の前記軸方向の幅よりも小さいこととしたが、これに限定されるものではない。例えば、対向部が排出口615に対向するときに、切り欠き631d、632dの前記軸方向の幅は、排出口615の軸方向の幅よりも大きいこととしてもよい。
ただし、切り欠き631d、632dの軸方向の幅が排出口615の軸方向の幅よりも小さい場合には、図7Bに示すように先端部631bの部分631e、631fに沿って移動したトナーが、排出口615に辿り着きやすくなる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、上記実施の形態において、図6Aに示すように、前記回転部材は、回転することによりトナー収容部611に収容されたトナーを攪拌する『攪拌部材』(アジテータ621)であり、アジテータ621は、その中心軸周りに回転可能な『回転軸』(アジテータ軸622)と、アジテータ軸622から直径方向に長く延出した長羽根623、624であって、アジテータ軸622の回転に伴い回転することによりトナーを攪拌する長羽根623、624と、アジテータ軸622から直径方向に、かつ、長羽根623、624の延出方向と交差する方向に短く延出した短羽根625、626であって、アジテータ軸622の回転に伴い回転することによりトナーを攪拌する短羽根625、626と、を有することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、アジテータ軸622から延出している羽根の長さは、全て同じであることとしてもよい。
ただし、長い長羽根623、624と、短い短羽根625、626が延出している場合には、以下に説明するように、アジテータ621の回転の際に発生するトルクの増加を抑制しつつ、トナーを適切に攪拌できる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。トナーを攪拌する上では、長羽根623、624の方が、短羽根625、626よりも多くのトナーを攪拌できる(なお、トナーは、攪拌されることにより解されて、排出口615から排出されやすくなる)。一方で、長羽根623、624や短羽根625、626に起因して、アジテータ621が回転する際にトルクを必要とするが、このトルクはアジテータ軸622からの距離に比例するため、長羽根623、624の方が、短羽根625、626よりも大きなトルクを必要とする(なお、トルクが大きいと、アジテータ621を回転させるモータ(プリンタ本体10aに設けられたモータ)を大型化する必要が生じる)。これに対して、長羽根623、624と短羽根625、626の両方をアジテータ軸622から延出させる場合には、短羽根625、626によってトルクの増加を抑制しつつ、長羽根623、624と短羽根625、626によってトナーを適切に攪拌することができる。
また、上記実施の形態において、図6Aに示すように、長羽根623、624の数(それぞれ5枚)は、短羽根625、626の数(それぞれ2枚)よりも多いこととしたが、これに限定されるものではない。例えば、長羽根623、624の数は、短羽根625、626の数よりも少ないこととしてもよい。
ただし、長羽根623、624の数が、短羽根625の数よりも多い場合には、該長羽根623、624がアジテータ軸622から離れているトナーを攪拌することにより、トナー収容部611内のトナーがより有効に攪拌される点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、上記実施の形態において、図6Aに示すように、長羽根623、624と短羽根625、626は、それぞれアジテータ軸622の軸方向に一定間隔で複数設けられ、前記複数の短羽根625、626は、アジテータ軸622の周方向において各々の延出方向の成す角度が180度である『第一短羽根』(短羽根625)と『第二短羽根』(短羽根626)であり、短羽根625と短羽根626は、前記軸方向において前記複数の長羽根623、624の間に交互に位置することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、短羽根625の延出方向と短羽根626の延出方向の成す角度が、0度であることとしてもよい(すなわち、短羽根625の延出方向が、短羽根626の延出方向と同じ)。
ただし、短羽根625の延出方向と短羽根626の延出方向の成す角度が180度である場合には、前記角度が0度である場合に比べてアジテータ軸622の周方向において短羽根が分散して配置していることにより、アジテータ621が一回転するときに短羽根625、626によるトナーの攪拌が有効に行われる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、上記実施の形態において、図6Aに示すように、アジテータ621は、アジテータ軸622の軸方向に沿って設けられ、前記複数の短羽根625、626と長羽根623、624のうちの該長羽根623、624のみ、の先端部と連結している羽根連結部627、628であって、アジテータ軸622の回転に伴い回転することによりトナーを攪拌する羽根連結部627、628、を有することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、アジテータ621には、羽根連結部627、628が設けられていないこととしてもよい。
ただし、羽根連結部627、628がトナーを攪拌することにより、長羽根623、624に先端側におけるトナーの攪拌を促進できる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、上記実施の形態において、長羽根623、624と短羽根625、626は、アジテータ軸622の周方向において90度間隔で交互に位置するように、アジテータ軸622から延出しており、トナーカートリッジ52Y、52M、52C、52Kは、『画像形成装置本体』(プリンタ本体10a)に対して着脱可能であり、プリンタ本体10aにトナーカートリッジ52Y、52M、52C、52Kが初めて装着されたときまたは該排出口615を介して現像ユニット50Yにトナーを補給することによりトナーの収容量が減り、トナーが固まる程度の間トナーの攪拌がなされていないときに、図8に示すように、前記周方向において90度間隔で交互に位置する長羽根623、624と短羽根625、626のうちの1個の該長羽根623の先端部が、上下方向において他の羽根(長羽根624、短羽根625、626)の先端部よりも高い位置にあることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、プリンタ本体10aにトナーカートリッジが初めて装着されたときまたは該排出口615を介して現像ユニット50Yにトナーを補給することによりトナーの収容量が減り、トナーが固まる程度の間トナーの攪拌がなされていないときに、短羽根625の先端部が、上下方向において他の羽根(長羽根623、624、短羽根626)の先端部よりも高い位置にあることとしてもよい。
ただし、プリンタ本体10aにトナーカートリッジが初めて装着されたときまたは該排出口615を介して現像ユニット50Yにトナーを補給することによりトナーの収容量が減り、トナーが固まる程度の間トナーの攪拌がなされていないときに、長羽根623の先端部が上下方向において他の羽根(長羽根624、短羽根625、626)の先端部よりも高い位置にある場合には、アジテータ621が回転を開始する際に、長羽根623の先端側(羽根連結部627)がトナーを攪拌しないことにより該長羽根623の先端側(羽根連結部627)がトナーを攪拌する際のトルクが発生せず、この結果、アジテータ621の回転開始時のトルクを抑制できる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
===画像形成システム等の構成===
次に、本発明に係る実施の形態の一例である『画像形成システム』の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図10は、画像形成システムの外観構成を示した説明図である。画像形成システム700は、コンピュータ702と、表示装置704と、プリンタ10と、入力装置708と、読取装置710とを備えている。
コンピュータ702は、本実施形態ではミニタワー型の筐体に収納されているが、これに限られるものではない。表示装置704は、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)やプラズマディスプレイや液晶表示装置等が用いられるのが一般的であるが、これに限られるものではない。プリンタ10は、上記に説明されたプリンタが用いられている。入力装置708は、本実施形態ではキーボード708Aとマウス708Bが用いられているが、これに限られるものではない。読取装置710は、本実施形態ではフレキシブルディスクドライブ装置710AとCD−ROMドライブ装置710Bが用いられているが、これに限られるものではなく、例えばMO(Magneto Optical)ディスクドライブ装置やDVD(Digital Versatile Disk)等の他のものであっても良い。
図11は、図10に示した画像形成システムの構成を示すブロック図である。コンピュータ702が収納された筐体内にRAM等の内部メモリ802と、ハードディスクドライブユニット804等の外部メモリがさらに設けられている。
なお、以上の説明においては、プリンタ10が、コンピュータ702、表示装置704、入力装置708、及び、読取装置710と接続されて画像形成システムを構成した例について説明したが、これに限られるものではない。例えば、画像形成システムが、コンピュータ702とプリンタ10から構成されても良く、画像形成システムが表示装置704、入力装置708及び読取装置710のいずれかを備えていなくても良い。また、例えば、プリンタ10が、コンピュータ702、表示装置704、入力装置708、及び、読取装置710のそれぞれの機能又は機構の一部を持っていても良い。一例として、プリンタ10が、画像処理を行う画像処理部、各種の表示を行う表示部、及び、デジタルカメラ等により撮影された画像データを記録した記録メディアを着脱するための記録メディア着脱部等を有する構成としても良い。
このようにして実現された画像形成システムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。 プリンタ10の制御ユニット100の構成を示したブロック図である。 トナーカートリッジ52Yが、プリンタ本体10aに装着されて、プロセスカートリッジ16Yと連結した状態を示した図である。 図4A及び図4Bは、トナーカートリッジ52Yの外観を示した斜視図である。 補給トナータンク601の斜視図である。 図5Aに示す方向D2からトナーカートリッジ52Yを見た正面図である。 図6Aは、アジテータ621とPETフィルムを示した斜視図である。図6Bは、図6Aに示す矢印の方向にてアジテータ621とPETフィルムを見た図である。 図7Aは、PETフィルム631が排出口615に対向する直前の状態を示した模式図である。図7Bは、PETフィルム631が排出口615に対向している状態を示した模式図である。 第二実施形態に係る補給トナータンク601を示した図である。 図9Aと図9Bは、PETフィルム631、632のその他の実施形態を示した模式図である。 画像形成システムの外観構成を示した説明図である。 図10に示した画像形成システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 プリンタ、10a プリンタ本体、
15Y、15M、15C、15K プロセスユニット、
16Y、16M、16C、16K プロセスカートリッジ、
20Y、20M、20C、20K 感光体、
30Y、30M、30C、30K 帯電ユニット、
40Y、40M、40C、40K 露光ユニット、
50Y、50M、50C、50K 現像ユニット、
52Y、52M、52C、52K トナーカートリッジ、
55Y、55M、55C、55K 感光体クリーニングユニット、
60Y、60M、60C、60K 一次転写ユニット、70 中間転写ベルト、
80 二次転写ユニット、90 定着ユニット、92 給紙トレイ、
100 制御ユニット、101 メインコントローラ、
102 ユニットコントローラ、112 インターフェース、113 画像メモリ、
601 補給トナータンク、602 廃トナータンク、
605 排出側シャッター、606 流入側シャッター、609 ケースカバー、
609a アジテータ軸嵌合穴、609b 駆動軸嵌合穴、610 タンク本体、
611 トナー収容部、612 下部壁、613 上部壁、
615 排出口、616 一端側凹部、617 他端側穴部、
618 一端側穴部、619 他端側穴部、
621 アジテータ、622 アジテータ軸、622a 端部、622b 端部、
623、624 長羽根、625、626 短羽根、627、628 羽根連結部、
631、632 PETフィルム、631a、632a 一端部、
631b、632b 先端部、631c、632c フィルム穴、
631d、632d 切り欠き、631e、632e 部分、
631f、632f 部分、631g、632g 対向部、
641 駆動軸、641a 端部、641b 端部、643 駆動軸羽根、
651 駆動軸歯車、656 アジテータ歯車、661 カップリング、
671 一端側シール、674 他端側シール、677 他端側シール、
700 画像形成システム、702 コンピュータ、704 表示装置、
708 入力装置、708A キーボード、708B マウス、
710 読取装置、710A フレキシブルディスクドライブ装置、
710B CD−ROMドライブ装置、
802 内部メモリ、804 ハードディスクドライブユニット

Claims (11)

  1. 現像剤を収容するための収容部と、
    該収容部の下部に設けられ、前記収容部に収容された現像剤を排出するための排出口と、
    該排出口の上方に設けられ、その中心軸周りに回転可能な回転部材と、
    前記中心軸の軸方向に沿って前記回転部材に取り付けられ、該回転部材の回転に伴い回転することにより前記現像剤を搬送する可撓性を有する搬送部材であって、
    該搬送部材の回転中に前記排出口に対向する対向部に、前記軸方向と交差する交差方向に切り欠かれた切り欠き、を有する搬送部材と、
    を備えたことを特徴とする現像剤カートリッジ。
  2. 請求項1に記載の現像剤カートリッジであって、
    前記搬送部材は、矩形状のPETフィルムであり、
    前記搬送部材の前記交差方向の一端側は、前記回転部材に固定され、
    前記切り欠きは、
    前記搬送部材の、前記交差方向の他端側かつ前記軸方向の中央側、
    に位置することを特徴とする現像剤カートリッジ。
  3. 請求項2に記載の現像剤カートリッジであって、
    前記搬送部材の前記交差方向の中央側には、矩形状の穴が設けられ、
    前記切り欠きは、前記穴から前記搬送部材の前記交差方向の他端へわたって切り欠かれていることを特徴とする現像剤カートリッジ。
  4. 請求項2または請求項3に記載の現像剤カートリッジであって、
    前記対向部が、前記搬送部材の回転中に前記排出口に対向するときに、
    前記切り欠きの前記軸方向の幅は、前記排出口の前記軸方向の幅よりも小さいことを特徴とする現像剤カートリッジ。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の現像剤カートリッジであって、
    前記回転部材は、回転することにより前記収容部に収容された現像剤を攪拌する攪拌部材であり、
    該攪拌部材は、
    その中心軸周りに回転可能な回転軸と、
    前記回転軸から直径方向に長く延出した長羽根であって、前記回転軸の回転に伴い回転することにより前記現像剤を攪拌する長羽根と、
    該回転軸から直径方向に、かつ、該長羽根の延出方向と交差する方向に短く延出した短羽根であって、前記回転軸の回転に伴い回転することにより前記現像剤を攪拌する短羽根と、
    を有することを特徴とする現像剤カートリッジ。
  6. 請求項5に記載の現像剤カートリッジであって、
    前記長羽根の数は、前記短羽根の数よりも多いことを特徴とする現像剤カートリッジ。
  7. 請求項6に記載の現像剤カートリッジであって、
    前記長羽根と前記短羽根は、それぞれ前記回転軸の軸方向に一定間隔で複数設けられ、
    前記複数の前記短羽根は、前記回転軸の周方向において各々の延出方向の成す角度が180度である第一短羽根と第二短羽根であり、
    該第一短羽根と該第二短羽根は、前記軸方向において前記複数の前記長羽根の間に交互に位置することを特徴とする現像剤カートリッジ。
  8. 請求項5〜請求項7のいずれかに記載の現像剤カートリッジであって、
    前記長羽根と前記短羽根は、それぞれ前記回転軸の軸方向に一定間隔で複数設けられ、
    前記攪拌部材は、
    前記回転軸の軸方向に沿って設けられ、前記複数の前記短羽根と前記長羽根のうちの該長羽根のみ、の先端部と連結している羽根連結部であって、前記回転軸の回転に伴い回転することにより前記現像剤を攪拌する羽根連結部、
    を有することを特徴とする現像剤カートリッジ。
  9. 請求項5〜請求項8のいずれかに記載の現像剤カートリッジであって、
    前記長羽根と前記短羽根は、前記回転軸の周方向において90度間隔で交互に位置するように、前記回転軸から延出しており、
    該現像剤カートリッジは、画像形成装置本体に対して着脱可能であり、
    該画像形成装置本体に装着された前記現像剤カートリッジの前記回転軸が回転を開始するときに、前記周方向において90度間隔で交互に位置する前記長羽根と前記短羽根のうちの1個の該長羽根の先端が、上下方向において他の羽根の先端よりも高い位置にあることを特徴とする現像剤カートリッジ。
  10. (a)画像形成装置本体と、
    (b)該画像形成装置本体に対して着脱可能な現像剤カートリッジであって、
    現像剤を収容するための収容部と、
    該収容部の下部に設けられ、前記収容部に収容された現像剤を排出するための排出口と、
    該排出口の上方に設けられ、その中心軸周りに回転可能な回転部材と、
    前記中心軸の軸方向に沿って前記回転部材に取り付けられ、該回転部材の回転に伴い回転することにより前記現像剤を搬送する可撓性を有する搬送部材であって、
    該搬送部材の回転中に前記排出口に対向する対向部に、前記軸方向と交差する交差方向に切り欠かれた切り欠き、を有する搬送部材と、
    を備えた現像剤カートリッジと、
    (c)を有することを特徴とする画像形成装置。
  11. (A)コンピュータ、及び、
    (B)該コンピュータに接続可能な画像形成装置であって、
    (a)画像形成装置本体と、
    (b)該画像形成装置本体に対して着脱可能な現像剤カートリッジであって、
    現像剤を収容するための収容部と、
    該収容部の下部に設けられ、前記収容部に収容された現像剤を排出するための排出口と、
    該排出口の上方に設けられ、その中心軸周りに回転可能な回転部材と、
    前記中心軸の軸方向に沿って前記回転部材に取り付けられ、該回転部材の回転に伴い回転することにより前記現像剤を搬送する可撓性を有する搬送部材であって、
    該搬送部材の回転中に前記排出口に対向する対向部に、前記軸方向と交差する交差方向に切り欠かれた切り欠き、を有する搬送部材と、
    を備えた現像剤カートリッジと、
    (c)を有する画像形成装置、
    (C)を具備したことを特徴とする画像形成システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5083473B1 (ja) * 2012-02-21 2012-11-28 富士ゼロックス株式会社 粉体容器および画像形成装置

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