JP2008233371A - 反射防止フィルム - Google Patents

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Abstract

【課題】帯電防止特性と反射防止特性を併せもちかつ実用的な層の機械的強度を有する、ディスプレイ表面に用いることのできる、低屈折率層を有する反射防止フィルムを提供する。
【解決手段】透光性基材10の一方の主面に反射防止層が設けられている反射防止フィルム1であって、該反射防止層の最表面に少なくともイオン性液体を含み、屈折率が1.45以下である低屈折率層12が設けられている反射防止フィルム。
【選択図】 図1

Description

本発明は、帯電防止性能を必要とするような各種ディスプレイの表面に用いることのできる、低屈折率層を有する反射防止機能を具備した光学フィルムである反射防止フィルムに関する。
多くのディスプレイの表示面には、その視認性を高めるために、画面への蛍光灯など外光の映り込みを防止するため反射防止機能を有する反射防止層を表面に配置することが求められている。この反射防止層を設ける手法としては、最表面にその直下よりも屈折率の低い層(低屈折率層)を設けることが一般的に行われている。反射防止層の形成方法としては、ディスプレイ表面に無機金属を蒸着又はスパッタリングする、いわゆるドライコーティング法、及び低屈折率材料等を溶液や分散液などの液状で基材に塗布し、乾燥させ、必要に応じて硬化させるウェットコーティング法などが知られている。近年のディスプレイの大型化に伴い、Roll-to-Roll(ロールコーティング)法で連続的に効率よく安価に製造でき、かつ大型化にも対応しやすいウェットコーティング法が主流になりつつある。
また、ディスプレイ表面の帯電による、埃等付着による視認性の悪化を防ぐために、ディスプレイ表面に反射防止性能に加え帯電防止性能を設けることも求められている。特に、近年のRoll-to-Rollよる反射防止層の形成では、基材としてプラスチックスフィルムが用いられるが、プラスチックスからなるフィルムは、通常、電気絶縁性であるので静電気等により帯電し、表面に埃等が付着しやすい。そのため、それを用いたディスプレイの埃等付着による視認性の悪化や、さらにはディスプレイ製造工程における埃等付着による歩留まり悪化を防ぐために、反射防止フィルムに帯電防止性を付与することが求められている。
反射防止フィルムに帯電防止性を付与する方法として、帯電防止剤を含有させた層を設けることが良く行われている。例えば、透明基材フィルムの上に帯電防止層を形成し、その上にハードコート層を形成し、最上層として低屈折率層を形成した構造や、反射防止層がハードコート層・高屈折率帯電防止層・低屈折率層の3層構造からなるものなどがある。
よく用いられる帯電防止剤としては、導電性金属酸化物微粒子や、導電性ポリマー、四級アンモニウム塩を含有する化合物、界面活性剤等があげられる。この中で界面活性剤、四級アンモニウム塩を含有する化合物を用いる方式(下記特許文献1参照)は外気中の水分を媒体としてイオン導電を行うために周囲の雰囲気への湿度依存性が大きく、さらには上層に反射防止層などの新たな層を形成する場合には、性能が安定しない、すなわち低湿度雰囲気では帯電防止機能が発現しないという問題がある。
導電性ポリマーを帯電防止剤として用いる場合は、導電性ポリマーとしては、共役高分子構造を持つものがあるが、有色であって光学フィルムには不適当であったり、また、有機溶媒への溶解性が悪いためウェットコーティングには不向きであったりする。
一方、導電性金属酸化物微粒子を使用する技術では、導電性金属酸化物微粒子は通常コストが高く、屈折率が高く、また、色がついているものが大多数であるため、用い方が制限される。例えばハードコート層に導電性金属酸化物微粒子を含有させることが行われるが、配合量が多い場合には光線透過率が低下してしまう問題が発生し、逆に少なすぎると導電性が発現しない問題がある。また、透過率を上げるために膜厚を薄くすると基材保護の機能が低下してしまう問題がある。さらに、高い屈折率のために、基材との光干渉が大きくなり過ぎる問題も発生する。また、ハードコート層のような厚膜に含有させることは高価であるという問題もある。そこで帯電防止層として別の層を設けることが多いが、多層構成にすることにより、工程が増えて生産性が落ちコストアップとなることなどが問題となる。
また、イオン性液体を光学フィルムの粘着剤層に用いることは、下記特許文献2に提案されている。しかし、単一の層で安定して帯電防止特性が発揮でき且つ実用に耐えうる機械的強度を有する低屈折率塗膜を有する光学フィルムについては、いまだ実用化可能なものが知られていない。
特開2005−316425 特開2006−11365
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、単一の層で安定的に帯電防止機能が発揮され且つ実用に耐えうる機械的強度を有する低屈折率層を設けた反射防止機能を有する光学フィルムを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため本発明の低屈折率塗膜及びそれを用いた光学フィルムは次のものである。
(1)透光性基材の一方の主面に反射防止層が設けられている反射防止フィルムであって、該反射防止層の最表面に、少なくともイオン性液体を含み、屈折率が1.45以下である低屈折率層が設けられていることを特徴とする反射防止フィルム。
(2)前記(1)項に記載の反射防止フィルムにおいては、20℃30%RH下での表面電気抵抗値が1×1013Ω/□以下であることが好ましい。
(3)前記(1)項又は(2)項のいずれか1項に記載の反射防止フィルムにおいては、イオン性液体が、脂肪族アミン系のイオン性液体であることが好ましい。
(4)前記(1)項〜(3)項のいずれか1項に記載の反射防止フィルムにおいては、前記低屈折率層におけるイオン性液体の含有量が、低屈折率層の質量に基づき5質量%15質量%であることが好ましい。
(5)前記(1)項〜(4)項のいずれか1項に記載の反射防止フィルムにおいては、前記低屈折率層が、電離放射線硬化型樹脂マトリクス中に、イオン性液体並びに無機化合物を含有する層からなることが好ましい。
(6)前記(1)項〜(5)項のいずれか1項に記載の反射防止フィルムにおいては、前記低屈折率層の厚さが80〜120nmであることが好ましい。
(7)前記(1)〜(6)項のいずれか1項に記載の反射防止フィルムにおいては、前記低屈折率層の下層側に、前記低屈折率層に直に接して更にハードコート層が設けられていることが好ましい。
本発明によると、単一の低屈折率層で湿度依存性のない安定した帯電防止特性が発揮でき、高温多湿下に置いても低屈折率層表面が白化する等の劣化がみられず、且つ実用に耐えうる機械的強度を併せ持つ反射防止フィルムを提供できる。また、低屈折率層の下層側に、前記低屈折率層に直に接して更にハードコート層が設けられている好ましい態様とすることにより、上記効果に加えて更に機械的強度が大きな反射防止フィルムを提供できる。
本発明は帯電防止剤として、イオン性液体を用いている。これにより、湿度依存性のない帯電防止層を形成できる。また、イオン性液体を用いることで、高温多湿下に塗膜を置いても表面が白化する等の劣化がみられない。
イオン性液体とは、陽イオンと陰イオンのイオン対を有する有機化合物であって、常温で液体であり、不揮発性の液状化合物である。イオン性液体は液状であるため、分子運動が容易である。従ってイオン性液体を塗膜中に含有させても導電性が得られると考えられる。また、イオン性液体は室温で液状であるため、固体塩に比べて分散または溶解が容易に行える。さらにイオン性液体は不揮発性であるため、経時で消失することもなく、帯電防止特性が継続して得られる。さらに反射防止の光学フィルム特性を低下させずに湿度依存性のない帯電防止機能を低屈折率塗膜に付与できる特性を有する。
イオン性液体としては、例えば窒素やリン等の陽イオンと、陰イオンの組み合わせにより構成されるものである。ピリジニウム系、脂環式アミン系、イミダゾリウム系、脂肪族アミン系などのイオン性液体が挙げられる。イオン性液体は近年ではイオン液体とも称されている。イオン性液体の具体例としては、特開2006-328268号公報、特開2006-253025号公報、特開2006-11365号公報、特開2006-321855号公報などの文献を参照できる。
イオン性液体としては、上述したような各種のイオン性液体が使用可能である。これらのうちでも、脂肪族アミン系のイオン性液体が好ましい。
低屈折率層中のイオン性液体の含有割合は、用いるイオン性液体の種類、低屈折率層を構成する素材の種類、反射防止機能を有する光学フィルムの膜構成、反射防止機能を有する光学フィルムの用途などによって異なるので一概に規定し難いが、使用割合があまりに少なすぎると、所望の帯電防止効果が発揮されにくくなる傾向になり、あまりに多すぎると低屈折率塗膜の強度が低下しやすくなる傾向があるので、低屈折率塗膜層全体(固形分)の質量に対しイオン性液体の含有割合は、好ましくは4〜15質量%程度、より好ましくは5〜15質量%程度の範囲が好ましい。
低屈折率層の屈折率は、十分な反射防止性能を得るためには1.45以下が好ましく、1.40以下がより好ましい。
上記低屈折率層を形成するための塗料は、次にあげるような電離放射線硬化型樹脂、低屈折率微粒子、光開始剤、溶剤並びにイオン性液体を組み合わせて調整してもよいし、これらが調合されてすでにインキ化されたものを用いてもよい。下記成分を用いて低屈折層塗料を調整するには、塗工液の一般的な調整方法に従って分散処理すればよい。
上記低屈折率層を形成する材料としては、イオン性液体の他には、一般的に用いられている公知の低屈折率材料を用いてよい。例えば、中空状シリカ微粒子や多孔質シリカ微粒子などの空隙を有するシリカやフッ化マグネシウム等の低屈折率無機微粒子、あるいはフッ素系樹脂等を用いることができる。これらの低屈折率無機微粒子、あるいはフッ素系樹脂等は、用いる材料の種類、その他の材料の使用量との関係で、使用量は適宜調整すればよく、強いて目安を示すとすると、低屈折率層を形成する材料の35〜95質量%の範囲の中から適宜の範囲を選定すればよい。
上記低屈折率層のバインダーとしては生産性及び硬度の両立の観点より、熱硬化性のバインダーよりも電離放射線硬化型樹脂が好ましい。電離放射線硬化型樹脂として、ビニル基、(メタ)アクリロイル基、エポキシ基、オキセタニル基を有するモノマー、プレポリマー、ポリマーの電離放射線硬化型樹脂を用いることができる。これらは単独でも二種類以上を組み合わせても用いることができる。さらに、分子中に水素結合を形成するような結合基や官能基を多く有していると、下地との密着性が向上する。これらの電離放射線硬化型樹脂は、用いる材料の種類、その他の材料の使用量との関係で、使用量は適宜調整すればよく、強いて目安を示すとすると、低屈折率層の質量に対し、25〜50質量%の範囲で用いることは好ましい。
電離放射線硬化型樹脂は、耐擦傷性を向上させる観点から、特に、重合可能な不飽和基を2つ以上有する多官能アクリレ−ト等を含んでいると好ましい。
不飽和基を2つ以上有する多官能アクリル系化合物としては、例えば、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−シクロヘキサンジアクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、1,2,3−シクロヘキサントリメタクリレート、ポリウレタンポリアクリレート、ポリエステルポリアクリレート等の、多価アルコールと(メタ)アクリル酸とから生成されるエステル類、1,4−ジビニルベンゼン、4−ビニル安息香酸−2−アクリロイルエチルエステル、1,4−ジビニルシクロヘキサノン等のビニルベンゼンおよびその誘導体等が挙げられる。これらは、単独で用いてもよいが、2種以上を組み合せて用いてもよい。なかでも、耐擦傷性をより高める観点から、ペンタエリスリトールトリアクリレートおよびジペンタエリスリトールヘキサアクリレートから選ばれる少なくとも1種が好ましい。ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、およびジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートについては、膜強度を高める観点からは好ましい。
上記低屈折率層に含まれる電離放射線硬化型樹脂を硬化させる際に、紫外線照射を行う場合には、塗布液に光重合開始剤を添加する。光重合開始剤としては、アセトフェノン類、べンゾフェノン類、ケタール類、アントラキノン類、チオキサントン類、アゾ化合物、過酸化物、2、3-ジアルキルジオン化合物類、ジスルフィド化合物類、チウラム化合物類、フルオロアミン化合物などが用いられる。これらは単独でも、二種以上を組み合わせても使用できる。光重合開始剤の使用量は、通常、用いる電離放射線硬化型樹脂の質量に対し、1〜15質量%程度が好ましい。
上記低屈折率層にはその他の成分として、シリコーン樹脂、分散剤、光安定剤及びレベリング剤などの添加剤を添加してもよい。また、ウェットコーティング法で成膜後乾燥させる限りは、任意量の溶媒を添加することができる。
低屈折率層を形成する方法については特に制限はなく、透光性基材などの適宜の基材の表面や、既に当該基材面上に形成された易接着層(プライマー層)、ハードコート層、高屈折率層、防眩層などの適宜の層の上に、例えば、ロールコート、ダイコート、エアナイフコート、ブレードコート、スピンコート、リバースコート、グラビアコート等の塗工法、又はグラビア印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷、インクジェット印刷等の印刷法等を用いて形成することができる。
低屈折率層の厚みは、低屈折率層の屈折率nと膜厚dの積である光学膜厚ndがλ/4(λ:人間の可視光の波長。特に人間の目の視感度が高い光の波長550nmに設定されることが多い)となるように設定されると、反射率がより低くなり好ましい。すなわち膜厚dはλ/4nの範囲となるように設定される。このように低屈折率層の屈折率やどの可視光の波長を選定するかによって異なるので膜厚dは一概に規定できないが、通常、膜厚dとしては80〜120nm程度の範囲が好ましい。
上記低屈折率層を形成するための透光性基材の材料としては、透光性を有していればよく、透光性基材には、例えば、飽和ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアクリル酸エステル系樹脂、脂環式ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、トリアセチルセルロース系樹脂等の材料をフィルム状に加工したものを用いることができる。
上記低屈折率層を形成するための透光性基材は、可視光領域の光透過率が80%以上であることが好ましく、86%以上がより好ましい。また、ヘイズは3.0%以下であることが好ましく、1.0%以下であることがより好ましい。基材の厚さは、通常10〜500μm程度である。なお、上記透光性基材には、酸化防止剤、難燃剤、紫外線吸収剤、易滑剤等の添加剤が添加されていてもよい。
上記透光性基材上に易接着処理や易滑処理等の効果をつけるため、プライマー層が設けられていてもよい。
その他、上記低屈折率層と透光性基材の間に、本発明の目的が阻害されない限り、ハードコート層、高屈折率層、防眩層、その他の適宜の光学機能層などの1種以上の層が設けられていてもよい。
特に上記低屈折率層と透光性基材の間、低屈折率層の真下にハードコート層を設けると、基材の物理的強度を上げることができ好ましい。
上記ハードコート層を形成するための塗料は、次にあげる電離放射線硬化型樹脂、金属酸化物微粒子、光開始剤、溶剤などを組み合わせて調整してもよいし、これらが調合されてすでにインキ化されたものを用いてもよい。下記成分を用いてハードコート層塗料を調整するには、ハードコート塗工液の一般的な調整方法に従って分散処理すればよい。
上記ハードコート層を形成する電離放射線硬化型樹脂としては、先の低屈折率層に好ましく用いられるものの中から適宜選定することができる。
さらに、上記ハードコート層に金属酸化物を含有させると、ハードコート層の屈折率が上昇し、低屈折率層との屈折率差が広がるので、反射防止性能が向上する。また、樹脂のみと比較して、硬化収縮が押えられ、塗膜のカール(フィルムの反り)を低減することができる。
ハードコート層に含まれる金属酸化物としては、例えば、酸化ジルコニウム(ZrO2)、二酸化チタン(TiO2)、アンチモン-スズ酸化物(ATO)、インジウム-スズ酸化物(ITO)、リン-スズ酸化物(PTO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化錫(SnO2)、アンチモン酸亜鉛(ZnSb26)等を使用できる。この金属酸化物は、微粒子状のものが好適に使用され、その一次粒子径は、100nm以下が好ましく、50nm以下がより好ましく、20nm以下が特に好ましい。この範囲内であれば、電離放射線硬化型樹脂中における分散性が向上するからである。上記金属酸化物の微粒子は、有機溶媒に分散したオルガノゾルとして容易に入手することができる。これらは単独でも二種類以上組み合わせて用いても良い。
ハードコート層に含まれる金属酸化物の割合は、用いる金属酸化物の種類や低屈折率層との所望の屈折率差などによって異なるので一概に規定し難いが、ハードコート層の質量基準で、0〜75質量%の範囲で適宜使用すればよい。
上記ハードコート層に含まれる電離放射線硬化型樹脂を硬化させる際に、紫外線照射を行う場合には、ハードコート層の塗布液に光重合開始剤を添加する。光重合開始剤としては、先の低屈折率層に好ましく用いられるものの中から適宜選定することができる。光重合開始剤の使用量は、通常、用いる電離放射線硬化型樹脂の質量に対し、1〜15質量%程度が好ましい。
上記ハードコート層を形成する組成物のその他の成分として、分散剤、界面活性剤、光安定剤及びレベリング剤などの添加剤を添加してもよい。また、ウェットコーティング法で成膜後乾燥させる限りは、任意量の溶媒を添加することができる。
基材の上にハードコート層を形成する方法については特に制限はなく、例えば、ロールコート、ダイコート、エアナイフコート、ブレードコート、スピンコート、リバースコート、グラビアコート等の塗工法、又はグラビア印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷、インクジェット印刷等の印刷法等を用いることができる。
上記ハードコート層の表面硬度は、JIS K5600で規定する鉛筆硬度試験による評価で、H以上が好ましく、2H以上であることがより好ましい。また、ハードコート層の厚さは、1〜7μmが好ましい。厚さが1μm未満では、硬度の維持が困難となり、7μmを超えるとクラックが生じたり、カール(反射防止フィルムの反り)が発生したり、反射防止フィルムの全光線透過率が低下するからである。
以下、より理解を容易にするために、図面に基づき本発明の反射防止フィルムの一実施の形態例を説明するが、上記実施形態で説明した事項と共通する事項については、その説明を省略している。
図1は、本発明の反射防止フィルムの一例を示す断面図である。図1において、本発明の反射防止フィルム1は、両面にプライマー層(図示せず)が設けられた透光性基材10と、その上に設けられたハードコート層11と、また、ハードコート層11の上に、低屈折率層12が設けられている。
以下、実施例に基づき本発明を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。なお、実施例、比較例における「部」は質量部を意味する。
(実施例1)
<透光性基材の準備>
透光性基材として、両面にポリエステル系樹脂のプライマー層が形成された、厚さ100μmの紫外線カット性ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(全光線透過率:92.0%)を準備した。
<ハードコート層用塗料の作製>
下記材料を十分に混合・攪拌して、ハードコート層用塗料を作製した。
酸化ジルコニウム微粒子(第一希元素製) 10部
Disperbyk-180(ビックケミー社製) 1.0部
アセチルアセトン 5.0部
プロビレングリコールモノメチルエーテル 30部
と0.3μmのジルコニアビーズを容器に入れ、ペイントシェーカーで3時間分散した後、ジルコニアビーズを取り除いて、ZrO2分散液を作製した。この分散液に
ペンタエリスリトールトリアクリレート 2部
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 2.7部
IRGCURE907(チバスペシャルティケミカルズ製) 0.3部
を添加してハードコート塗料を調製した。
次に、上記プライマー層付透光性基材に、上記ハードコート層用塗料をマイクログラビアコータ(康井精機社製)を用いて塗布し、その後乾燥させた。続いて、塗膜に紫外線を500mJ/cm2の線量で照射して塗膜を硬化させ、厚さ1.5μmのハードコート層を形成した。
<低屈折率層用塗料の作製>
下記材料を混合・攪拌して、低屈折率層用塗料を作製した。
(1)中空シリカ微粒子スラリー“ELECOM-P”(固形分濃度20重量% 触媒化成社製):300部
(2)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート:40部
(3)脂肪族アミン系イオン性液体:N,N-ジエチル-N-メチル-N-(2-メトキシエチル)アンモニウム ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド:5部
(4)光重合開始剤“IRGACURE907”(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製):4部
(5)アクリル変性シリコーン樹脂“X-22-1602”(信越シリコーン社製):2部
(6)イソプロピルアルコール:4000部
次に、上記ハードコート層の上に、上記低屈折率層用塗料を上記マイクログラビアコータを用いて塗布して乾燥させた。その後、塗膜に紫外線を500mJ/cm2の線量で照射して塗膜を硬化させ、厚さ107nmの低屈折率層を形成した。
(実施例2)
<低屈折率層用塗料の作製>
下記組成の低屈折率層用塗料を用いた以外は、実施例1と同様にして評価用の光学フィルムを作製した。
(1)中空シリカ微粒子スラリー“ELECOM-P”(固形分濃度20重量% 触媒化成社製):250部
(2)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート:50部
(3)脂肪族アミン系イオン性液体:N,N-ジエチル-N-メチル-N-(2-メトキシエチル)アンモニウム ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド:7.5部
(4)光重合開始剤“IRGACURE907”(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製):5部
(5)アクリル変性シリコーン樹脂“X-22-1602”(信越シリコーン社製):2部
(6)イソプロピルアルコール:4000部
(比較例1)
<低屈折率層用塗料の作製>
下記組成の低屈折率層用塗料を用いた以外は、実施例1と同様にして評価用の光学フィルムを作製した。
(1)中空シリカ微粒子スラリー“ELECOM-P” (固形分濃度20重量% 触媒化成社製)):200部
(2)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート:40部
(3)アンチモン酸亜鉛微粒子(導電性金属酸化物)スラリー(固形分濃度20重量% 日産化学社製):100部
(4)光重合開始剤“IRGACURE907”(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製):4部
(5)アクリル変性シリコーン樹脂“X-22-1602”(信越シリコーン社製):2部
(6)イソプロピルアルコール:4000部
(比較例2)
<低屈折率層用塗料の作製>
下記組成の低屈折率層用塗料を用いた以外は、実施例1と同様にして評価用の光学フィルムを作製した。
(1)中空シリカ微粒子スラリー“ELECOM-P”(固形分濃度20重量% 触媒化成社製):300部
(2)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート:40部
(3)陽イオン界面活性剤 ジドデシル-ジメチルアンモニウムクロライド:10部
(4)光重合開始剤“IRGACURE907”(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製):4部
(5)アクリル変性シリコーン“X-22-1602”(信越シリコーン社製):2部
(6)イソプロピルアルコール:4000部
尚、各評価用の光学フィルムの低屈折率層の屈折率、視感度反射率、表面抵抗値の測定は次の方法で測定した。
<屈折率>
各評価用の光学フィルムの低屈折率層の屈折率を、屈折率測定装置“FilmTek3000”(SCI社製)により測定した。
<視感度反射率>
分光光度計“Ubest V−570型”(日本分光社製)を用い、各評価用の光学フィルムの反射率及び視感度反射率を、塗布側と反対面側を紙やすりで削った後、黒の油性フェルトペンで黒く塗りつぶしてから、分光光度計“Ubest V−570型”(日本分光社製)を用い測定した。
<表面抵抗値>
表面高抵抗率計“ハイレスタHT−20”(三菱油化社製)を用い、各評価用の光学フィルムを用い、低屈折率層側の表面抵抗値を測定した。
Figure 2008233371
表1から明らかなように、実施例1、2の反射防止フィルムは、イオン性液体を使用していない比較例2の反射防止フィルムに比較して、湿度依存性のない帯電防止性能を備え、且つ表面電気抵抗値を下げるために導電性金属酸化物を使用した比較例1の反射防止フィルムに比較して低屈折率層の屈折率が低く、視感度反射率が低い。すなわち、本発明の反射防止フィルムは、湿度依存性のない帯電防止性能を備え、且つ低屈折率層の屈折率が低く、視感度反射率が低い反射防止フィルムであることがわかる。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で、上記以外の形態としても実施が可能である。上記実施例は理解を容易にするための一例を取り上げて説明したものであり、本発明はこれらに限定されルものではない。本発明の範囲は、上述の明細書の記載よりも、添付されている請求の範囲の記載を優先して解釈され、請求の範囲と均等の範囲での全ての変更は、請求の範囲に含まれるものである。
以上説明したように本発明は、帯電防止性能をもつ低屈折率層を有する反射防止フィルムを提供できる。本発明の低屈折率層を設けた反射防止機能を有する光学フィルムを用いることで、各種ディスプレイ、特にPDPに好適な前面フィルターを提供できる。
本発明の反射防止フィルムは、各種ディスプレイの反射防止用光学フィルムとして好適に用いられる。
本発明の反射防止フィルムの一例を示す断面図である。
符号の説明
1 反射防止フィルム
10 透光性基材
11 ハードコート層
12 低屈折率層

Claims (7)

  1. 透光性基材の一方の主面に反射防止層が設けられている反射防止フィルムであって、該反射防止層の最表面に、少なくともイオン性液体を含み、屈折率が1.45以下である低屈折率層が設けられていることを特徴とする反射防止フィルム。
  2. 20℃30%RH下での表面電気抵抗値が1×1013Ω/□以下である、請求項1記載の反射防止フィルム。
  3. イオン性液体が、脂肪族アミン系のイオン性液体である請求項1又は2のいずれか1項に記載の反射防止フィルム。
  4. 前記低屈折率層におけるイオン性液体の含有量が、低屈折率層の質量に基づき5質量%15質量%である請求項1〜3のいずれか1項に記載の反射防止フィルム。
  5. 前記低屈折率層が、電離放射線硬化型樹脂マトリクス中に、イオン性液体並びに無機化合物を含有する層からなる請求項1〜4のいずれか1項に記載の反射防止フィルム。
  6. 前記低屈折率層の厚さが80〜120nmである請求項1〜5のいずれか1項に記載の反射防止フィルム。
  7. 前記低屈折率層の下層側に、前記低屈折率層に直に接して更にハードコート層が設けられている請求項1〜6のいずれか1項に記載の反射防止フィルム。
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