JP2008232490A - 換気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベルマウスがフレームに確実に取り付けられるように着脱でき、その着脱が容易な換気装置を提供することを目的とする。
【解決手段】ベルマウス6に一体的に形成されたベルマウス取付部材7が、一方側端部に前面を押圧することによってフレーム5に設けた係止孔11に係止するとともに、指操作で係止を解除可能な着脱片10を設け、他方側端部に、フレーム5に設けられ係合孔13を有し弾性変形する係合枠12の前記係合孔13に嵌合する寸法で中央部が高く形成された係合突部14を設けた構成としたことにより、ベルマウス6のフレーム5への着脱が確実かつ容易にできることとなる。
【選択図】図3

Description

本発明は、室壁に設けた換気口に挿入されて取り付けられる換気装置、詳しくは、ベルマウスの必要な遠心ファンを有したファンモーターを備えた換気装置に関する。
従来、この種の換気装置は、遠心ファンの吸込み側に遠心ファンの外径より内径が小さいベルマウスを取り付けているので、遠心ファンを取り外して掃除するために、ベルマウスを着脱できる構成としていた(例えば、特許文献1参照)。
以下、特許文献1に示す換気装置について、図11および図12を参照しながら説明する。
図11に示すように、遠心ファン101を有したファンモーターを備えた円筒部102の室内側端部、すなわち、遠心ファン101の吸込み側にベルマウス103を、一体的に形成した取付部材104を介して、円筒部102の室内側端部に外方に延設したフレーム105に着脱自在に設けていた。
その着脱は、図12によって詳述すると、取付部材104の一方側端部に設けた引掛け部106を、フレーム105の一方側端部に立設し先端を内方に折曲した掛部107に挿入して引掛け、そして、取付部材104の他方側端部に設けU字状に形成されたロック機構108を、押圧して弾性変形させながらフレーム105に設けた係合部(図示せず)に係合し、また、取り外す場合は、ロック機構108を指で挟み弾性変形させて係合を解除する構成としていた。
特開2004−116897号公報([0017]〜[0020]および図5、図6)
このような従来の換気装置のベルマウス103に一体的に形成した取付部材104は、引掛け部106をフレーム105に立設し先端を内方に折曲した掛部107に挿入して引掛け取り付ける構成としているので、引掛け部106が掛部107にしっかりと挿入されているのを確認せず、引掛け部106が掛部107の上に乗った状態で、他方側端部のロック機構108を押して係合しても、取付部材104はちょっと見ただけでは取り付けられた状態にあり、そのままの状態で運転されると、ベルマウス103と一体の取付部材104とフレーム105との間に隙間ができ、性能が十分に出ず、また異常音を発生することとなり、さらに時間が経過すると、ロック機構108が損壊し取付部材104が外れてしまうことがあるという課題があった。
本発明はこのような課題を解決するものであり、ベルマウスがフレームに確実に取り付けられるように着脱でき、取り付けられた状態では確実に性能が発揮され、さらに、その着脱が容易な換気装置を提供することを目的としている。
本発明の換気装置は上記目的を達成するために、室壁に設けた換気口に挿入され、遠心ファンを有したファンモーターを備えてその内部を通風路とした円筒部と、前記円筒部の室内側端部に外方に延設し前記室壁面に取り付けられるフレームと、前記円筒部の室内側開口部に位置して前記ファンモーターへの通風を案内するベルマウスと、前記ベルマウスを前記フレームに取り付けるために前記ベルマウスに一体的に形成されたベルマウス取付部材とを備え、前記ベルマウス取付部材は、一方側端部に前面を押圧することによって前記フレームの一方側端部に設けた係止部に係止するとともに、指操作で前記係止を解除可能な着脱片を設け、前記一方側端部に対向する他方側端部に、前記フレームの他方側端部に設けられ係合孔を有し弾性変形する係合部の前記係合孔に嵌合する寸法で、中央部が高く形成された係合突部を設けた構成としたものである。
また、他の手段は、係合突部は、係合孔に係合し始める側を低く中央部を最高位の頂部とした上昇傾斜面と、前記頂部から下降する下降傾斜面と、前記下降傾斜面から前記係合孔に対し直交する直交面とからなる山形突状に形成された構成としたものである。
また、他の手段は、フレームの他端側に設けられた係合部は、アーチ状の係合枠からなり、前記係合枠の内周側を係合孔としたものである。
また、他の手段は、着脱片およびアーチ状の係合枠は可撓性材料からなる構成としたものである。
また、他の手段は、ベルマウス取付部材の前面で係合突部の近傍に、凹凸状の指押圧部を設けたものである。
また、他の手段は、ベルマウス取付部材およびフレームの一方側端部に、着脱片および係止部を1組、他方側端部に係合突部および係合部を2組設けたものである。
また、他の手段は、フレームの前面に、ベルマウス取付部材取付け時に、その他方側端部に隣接する一側縁が当接するガイドリブを設けたものである。
また、他の手段は、上記ガイドリブは係合部側のみに設けたものである。
また、他の手段は、フレームの前面に、ベルマウス取付部材取付け時に、その他方側端部に隣接する一側縁が当接する段差を設けたものである。
また、他の手段は、フレームを前面側から覆い通風孔を有したカバーを前記フレームに着脱自在に装着し、前記カバーの裏面に、このカバーの装着時に前記ベルマウス取付部材を前記フレームに係止および係合可能に押圧する高さの押圧リブを設けたものである。
また、他の手段は、ベルマウス取付部材の裏面に、フレームへの取付け状態で、円筒部の内周面に密着状に当接する気密リブを設けたものである。
また、他の手段は、円筒部の室内側開口部を開閉するシャッターユニットをベルマウス取付部材に付加装着可能な構成としたものである。
また、他の手段は、シャッターユニットの前面で係合突部の近傍に、凹凸状の指押圧部を設けたものである。
本発明によれば、ベルマウスは、ベルマウス取付部材の前面の一方側端部および他方側端部を押圧するだけで、フレームへの取付けが完了するので、片方が外れたままの中途半端な状態で取り付けられることなく、確実に取り付けることができ、また、ベルマウス取付部材の一方側端部、他方側端部のいずれからでも押圧して取り付けることができ、一方側端部の着脱片を指で操作するだけでベルマウス取付部材を取り外すことができるので、ベルマウスの着脱が容易にできることとなる。
また、フレームの前面に設けたガイドリブによって、ベルマウス取付部材を取付け時にガイドし、ベルマウスがスムーズに取り付けられることとなる。
また、フレームの前面に設けられ、ベルマウス取付部材の一側縁が当接する段差、および、ベルマウス取付部材の裏面に設けられ、円筒部の内周面に密着する気密リブによって、ベルマウスは簡単に取り付けられる構成であっても、気密性の高い状態で取り付けられることとなる。
本発明の請求項1に記載の換気装置は、遠心ファンを有したファンモーターへの通風を案内するベルマウスに一体的に形成されたベルマウス取付部材が、一方側端部に前面を押圧することによって前記フレームの一方側端部に設けた係止部に係止するとともに、指操作で前記係止を解除可能な着脱片を設け、前記一方側端部に対向する他方側端部に、前記フレームの他方側端部に設けられ係合孔を有し弾性変形する係合部の前記係合孔に嵌合する寸法で、中央部が高く形成された係合突部を設けた構成としたものであり、ベルマウス取付部材を、その前面の一方側端部および他方側端部のどちらからでも押圧するだけで、確実に、かつ容易にフレームに取り付けることができる。
また、請求項2に記載の換気装置は、請求項1に記載の換気装置について、係合突部は、係合孔に係合し始める側を低く中央部を最高位の頂部とした上昇傾斜面と、前記頂部から下降する下降傾斜面と、前記下降傾斜面から前記係合孔に対し直交する直交面とからなる山形突状に形成されたものであり、係合突部は、フレームの係合孔に係合していく方向に容易に進み、係合を保持する状態に、確実に、かつ容易に導かれることとなる。
また、請求項3に記載の換気装置は、フレームの他端側に設けられた係合部は、アーチ状の係合枠からなり、前記係合枠の内周側を係合孔としたものであり、係合部であるアーチ状の係合枠は、その形状から良好な弾性変形をし、ベルマウス取付部材の係合突部をフレームの係合枠に係合するのがより容易に行えることとなる。
また、請求項4に記載の換気装置は、着脱片およびアーチ状の係合枠は可撓性材料からなるものであり、着脱片および係合枠は弾性変形しやすく、着脱片および係合突部をフレームに係止あるいは係合するのがより容易に行えることとなる。
また、請求項5に記載の換気装置は、ベルマウス取付部材の前面で係合突部の近傍に、凹凸状の指押圧部を設けたものであり、係合突部を係合部に係合するのに適切な位置を、すべることなく確実に押圧することができる。
また、請求項6に記載の換気装置は、ベルマウス取付部材およびフレームの一方側端部に、着脱片および係止部を1組、他方側端部に係合突部および係合部を2組設けたものであり、ベルマウス取付部材のフレームへの取付けは、とくに他方側端部の2組の係合突部および係合部によってしっかりと固定され、一方、取外しは一方側端部一箇所で着脱片の係止部への係止を解除することで、容易に取り外すことができる。
また、請求項7に記載の換気装置は、フレームの前面に、ベルマウス取付部材取付け時に、その他方側端部に隣接する一側縁が当接するガイドリブを設けたものであり、ベルマウス取付部材をフレームに取り付けるときに、ガイドリブによって適切な位置にガイドされて、その取り付けをスムーズに行うことができる。
また、請求項8に記載の換気装置は、請求項7におけるガイドリブが、係合部側のみに設けたものであり、ベルマウス取付部材の係合突部をフレームの係合孔に嵌合させる過程での位置決めを的確にする必要がある側に、とくにガイドリブを設けたので、その取付けは的確に、かつスムーズに行うことができる。
また、請求項9に記載の換気装置は、フレームの前面に、ベルマウス取付部材取付け時に、その他方側端部に隣接する一側縁が当接する段差を設けたものであり、段差によってフレームとベルマウス取付部材との気密性が向上して、隙間による性能低下を防止できることとなる。
また、請求項10に記載の換気装置は、フレームを前面側から覆い通風孔を有したカバーを前記フレームに着脱自在に装着し、前記カバーの裏面に、このカバーの装着時に前記ベルマウス取付部材を前記フレームに係止および係合可能に押圧する高さの押圧リブを設けたものであり、万一、ベルマウス取付部材への指の押圧が不十分で、その取付けが完全になされてなくても、カバーを装着することによって、ベルマウス取付部材の取付けを達成することができる。
また、請求項11に記載の換気装置は、ベルマウス取付部材の裏面に、フレームへの取付け状態で、円筒部の内周面に密着状に当接する気密リブを設けたものであり、気密リブによってフレームとベルマウス取付部材との気密性が向上して、隙間による性能低下を防止できることとなる。
また、請求項12に記載の換気装置は、円筒部の室内側開口部を開閉するシャッターユニットをベルマウス取付部材に付加装着可能な構成としたものであり、シャッターを必要とする機種において、シャッターもフレームに確実に取り付けることができ、シャッターの正常な作動を確保することができる。
また、請求項13に記載の換気装置は、シャッターユニットの前面で係合突部の近傍に、凹凸状の指押圧部を設けたものであり、シャッターユニットを装着しても、ベルマウス取付部材をフレームに係合するのに適切な位置を、すべることなく確実に押圧することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図10を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1〜図3に示すように、室壁に設けた換気口(図示せず)に挿入され、その内部に遠心ファン1を位置させたファンモーター2を備え、その内部を通風路3とした円筒部4を設け、遠心ファン1の吸込み側となる円筒部4の室内側開口部に、外方に延設してフレーム5を形成し、このフレーム5を室壁に固定する構成としている。また、円筒部4の室内側開口部にファンモーター2への通風を案内するベルマウス6を取り付けるために、ベルマウス6に一体的に形成されたベルマウス取付部材7を、以下に説明する構成でフレーム5に着脱自在に設けている。また、フレーム5の前面側には、フレーム5の前面全体を覆い、通風孔8を有したカバー9が着脱自在に設けられている。
ベルマウス取付部材7の一方側端部の1箇所に、弾性変形するようにU字状に形成された着脱片10を設け、フレーム5の一方側端部に、ベルマウス取付部材7の前面を押圧することによって、着脱片10が係止する係止部である係止孔11が設けられている。また、着脱片10の係止を解除するために、着脱片10を指で挟んで弾性変形させて係止孔11から抜き出すことができる寸法関係となっている。
そして、ベルマウス取付部材7の一方側端部に対向する他方側端部の2箇所に、フレーム5の他方側端部に設けられ、良好な弾性変形をするように形成されたアーチ状の係合部である係合枠12(図4参照)の内周側となる係合孔13に係合する係合突部14を設けている。
係合突部14は、図5に拡大して示すように、係合枠12の枠をなす1辺である上辺12aに係合し始める側を低く中央部を最高位の頂部14aとした上昇傾斜面14bと、頂部14aから下降する下降傾斜面14cと、下降傾斜面14cから係合孔13に対し直交する直交面14dとからなり、頂部14aが突状の山形状に形成されている。
また、U字状の着脱片10とアーチ状の係合枠12は、弾性変形がより良好になされるように可撓性材料からなり、たとえば、ポリプロピレンが好ましい。
そして、ベルマウス取付部材7の前面の係合突部14近傍で、係合するために押圧する適切な箇所に、すべり止めとなる凹凸状の指押圧部15を設けている。
一方、フレーム5の前面に、ベルマウス取付部材7を取り付ける際、ベルマウス取付部材7の他方側端部に隣接する一側縁7aが当接しながらガイドされるガイドリブ16を設けている。
また、図6に示すように、ベルマウス取付部材7の後面に、フレーム5に取り付けた状態で、円筒部4の内周面に密着状に当接する気密リブ17を設けている。気密リブ17は、先端が円筒部4に挿入されやすいように、先端部は円筒部4の内径より若干小さい外径としている。
また、図7に示すように、カバー9の裏面に、ベルマウス取付部材7の前面を押圧する押圧リブ18を設けている。押圧リブ18の高さは、カバー9をフレーム5に装着したとき、ベルマウス取付部材7をフレーム5に完全に係止および係合するように押圧する高さとしている。
上記のように構成された換気装置の室壁への取り付け、および、遠心ファン1の掃除のための着脱について、以下に説明する。
まず、換気装置の室壁への取り付けは、カバー9を取り外し、円筒部4を室壁の換気口に挿入してフレーム5を室壁に当接させ、フレーム5を室壁に固定し、その後、カバー9をフレーム5の前面側に装着して、完了する。
一方、遠心ファン1を埃等が付着し汚れてきて掃除するために取り外す場合には、まずカバー9をフレーム5から取り外し、ベルマウス取付部材7の着脱片10を指で挟んで係止孔11より幅が小さくなるように弾性変形させて、係止孔11から抜き外してからベルマウス取付部材7を手前側に引くことにより、他方側端部の係合も外れて、ベルマウス取付部材7を取り外すことができる。このベルマウス取付部材7の取り外しは、1組の着脱片10と係止孔11の係止を解除するだけで行えるので、ごく簡単な操作で達成できることとなる。そして、遠心ファン1をモーターから外して取り出し、掃除する。
掃除を終えると、遠心ファン1をモーターに固着してから、ベルマウス取付部材7の着脱片10を係止孔11に入れてベルマウス取付部材7の前面の着脱片10近傍を押し、係止させる。そして、他方側端部の2箇所の指押圧部15を押すと、ベルマウス取付部材7の一側縁7aがフレーム5のガイドリブ16にガイドされながら当接して、係合突部14が係合枠12の係合孔13に嵌合する位置決めがなされる。そして、図5に係合突部14の移動の方向を矢印Aで示すように、係合突部14がその上昇傾斜面14bの低位の側から頂部14aの方向へ係合枠12の上辺12aに当接していき、このとき、係合枠12はわずかずつ弾性変形していき、当接箇所が頂部14aを通過して下降傾斜面14cに至ると、係合枠12は、弾性変形が減少していき、係合突部14を係合する方向に作用していき、さらに、当接箇所が下降傾斜面14cを通過すると、急に方向が変わる直交面14dに落ち込むようにして係合する。
このように、係合突部14が係合枠12に当接しながら移動する経路は、上昇傾斜面14bから頂部14aを通過すると下降傾斜面14cに移るように形成されており、この移動方向が変移する箇所で長い水平部、あるいは引っかかるような角部がないので、この頂部14aで係合突部14と係合枠12が突っ張るようになって移動が止まってしまうことなく、スムーズに係合保持される箇所に移動していく。そして、係合後は、直交面14dに係合枠12の上辺12aが係合するものなので、係合が外れにくく、また、係合突部14が係合孔13に嵌合するので、がたつくことのない取付け状態を維持することができる。
この係合枠12と係合孔13は2組設けられているが、ベルマウス取付部材7の取付け時、その表面に形成された指押圧部15を押圧するだけで、係合に適切な位置を押すことができるので、その取り付けが容易に、かつ確実に行うことができる。
また、フレーム5の前面に設けたガイドリブ16によるベルマウス取付部材7の位置決めは、換気装置を垂直壁に取り付ける場合は、ベルマウス取付部材7は、取付け時、下方へずれやすいが、このずれが生じないようにガイドすることができ、また、天井壁に取り付ける場合は、高い位置での取付作業となるので、ずれがないようにガイドされることが有用なものとなる。
一方、フレーム5の裏面側では、ベルマウス取付部材7をフレーム5に取り付けると、ベルマウス取付部材7の裏面に設けた気密リブ17が円筒部4の内周面に密着状に当接し、ベルマウス6のまわりに室内側と円筒部4内部とを連通する隙間が生じるのをなくし、ベルマウス取付部材7を簡単に取り付けても性能低下を招くことがない。
また、ベルマウス取付部材7の取付状態が何らかの要因で完全な係合状態にない場合に、カバー9を装着すると、カバー9の裏面に設けた押圧リブ18がベルマウス取付部材7の前面を押し付けて、カバー9を装着し終えたとき、係合突部14は完全に係合孔13に係合した状態となる。
このように、万一、ベルマウス取付部材7が不完全な状態で取り付けられていた場合があったとしても、カバー9を装着する過程で完全に係合し取り付けられることとなる。なお、上述のベルマウス取付部材7の取り付けは、着脱片10を先に係止し、係合突部14を後で係合孔13に嵌合係合する順序で説明したが、本発明はその順序に限定されるものではなく、係合突部14と係合孔13の嵌合係合を先にしてもよく、このように、取り付けの順序の間違いによる取付不良が発生することがなく、より確実な取り付けを実現できるものである。
(実施の形態2)
図8に示すように、ベルマウス取付部材7(図示せず)の一側縁7a(図示せず)が当接するガイドリブ16をフレーム5の他方側である係合孔13側のみに設けている。
ベルマウス取付部材7の取り付けは、係合突部14と係合孔13を嵌合させて係合する構成によるものであり、そのときの位置は正確に決める必要があるので、この嵌合させて係合する他方側のみで位置決めできるようにすれば、正確な取り付けは達成できる。
このように、正確な位置決めをするために高精度に形成する箇所を最重要箇所のみとすることによって、製造コストの低減を可能にする。
(実施の形態3)
図9に示すように、ベルマウス取付部材7(図示せず)をフレーム5に取り付けたとき、ベルマウス取付部材7の他方側端部に隣接する一側縁7aが当接する段差19を、フレーム5の前面に設けている。
このように、ベルマウス取付部材7の一側縁7aが当接する段差19を設けることによって、段差19の垂直壁が遮蔽壁となって、フレーム5の前面側と円筒部4内部との連通をなくし、ベルマウス取付部材7を簡単に取り付けても性能低下を招くことがない。
(実施の形態4)
図10に示すように、外風の室内への侵入を阻止するシャッター20を必要とする場合は、上記実施の形態1〜3に記載のベルマウス取付部材7にシャッターユニット21を固着したベルマウス取付部材7を、上記実施の形態1で説明した方法と同様にして、フレーム5に着脱自在に取り付ける。なお、ベルマウス取付部材7の指押圧部15はシャッターユニット21に覆われてしまうので、シャッターユニット21前面の係合突部14近傍に指押圧部22を設けている。
上記構成により、シャッターの着脱も確実に、かつ容易に行うことができることとなり、シャッター20が汚れてきた場合の掃除が手元に外して容易にでき、また、外したあとも確実に取り付けることができるので、その作動に支障が起こることもない。
本発明に係る換気装置は、ファンモーターへの通風を案内するベルマウスの着脱が確実かつ容易にできるという顕著な効果を奏し、ベルマウスの内径より外径が大きく、着脱することが必要な遠心ファンを有した換気装置等に有用である。
本発明の実施の形態1の換気装置のカバーおよびベルマウス取付部材を外した状態を示す斜視図 同換気装置のベルマウス取付部材を外した状態を示す斜視図 同換気装置のベルマウス取付部材を示す斜視図 同換気装置のフレームに設けた係合枠の拡大図 同換気装置の係合枠とベルマウス取付部材に設けた係合突部の拡大図 同換気装置のベルマウス取付部材の裏面側を示す斜視図 換換気装置のカバーの裏面側を示す斜視図 本発明の実施の形態2の換気装置を示す斜視図 本発明の実施の形態3の換気装置を示す斜視図 本発明の実施の形態4の換気装置のシャッターユニットを装着したベルマウス取付部材を示す斜視図 従来の換気装置の斜視図 同換気装置のベルマウス取付部材の取付けを説明する斜視図
符号の説明
1 遠心ファン
2 ファンモーター
3 通風路
4 円筒部
5 フレーム
6 ベルマウス
7 ベルマウス取付部材
7a 一側縁
8 通風孔
9 カバー
10 着脱片
11 係止孔
12 係合枠
13 係合孔
14 係合突部
14a 頂部
14b 上昇傾斜面
14c 下降傾斜面
14d 直交面
15 指押圧部
16 ガイドリブ
17 気密リブ
18 押圧リブ
19 段差
21 シャッターユニット
22 指押圧部

Claims (13)

  1. 室壁に設けた換気口に挿入され、遠心ファンを有したファンモーターを備えてその内部を通風路とした円筒部と、前記円筒部の室内側端部に外方に延設し前記室壁面に取り付けられるフレームと、前記円筒部の室内側開口部に位置して前記ファンモーターへの通風を案内するベルマウスと、前記ベルマウスを前記フレームに取り付けるために前記ベルマウスに一体的に形成されたベルマウス取付部材とを備え、前記ベルマウス取付部材は、一方側端部に前面を押圧することによって前記フレームの一方側端部に設けた係止部に係止するとともに、指操作で前記係止を解除可能な着脱片を設け、前記一方側端部に対向する他方側端部に、前記フレームの他方側端部に設けられ係合孔を有し弾性変形する係合部の前記係合孔に嵌合する寸法で、中央部が高く形成された係合突部を設けたことを特徴とする換気装置。
  2. 係合突部は、係合孔に係合し始める側を低く中央部を最高位の頂部とした上昇傾斜面と、前記頂部から下降する下降傾斜面と、前記下降傾斜面から前記係合孔に対し直交する直交面とからなる山形突状に形成された請求項1に記載の換気装置。
  3. フレームの他端側に設けられた係合部は、アーチ状の係合枠からなり、前記係合枠の内周側を係合孔とした請求項1または2に記載の換気装置。
  4. 着脱片およびアーチ状の係合枠は可撓性材料からなる請求項3に記載の換気装置。
  5. ベルマウス取付部材の前面で係合突部の近傍に、凹凸状の指押圧部を設けた請求項1〜4のいずれかに記載の換気装置。
  6. ベルマウス取付部材およびフレームの一方側端部に、着脱片および係止部を1組、他方側端部に係合突部および係合部を2組設けた請求項1に記載の換気装置。
  7. フレームの前面に、ベルマウス取付部材取付け時に、その他方側端部に隣接する一側縁が当接するガイドリブを設けた請求項1〜4のいずれかに記載の換気装置。
  8. ガイドリブは係合部側のみに設けた請求項7に記載の換気装置。
  9. フレームの前面に、ベルマウス取付部材取付け時に、その他方側端部に隣接する一側縁が当接する段差を設けた請求項1〜4のいずれかに記載の換気装置。
  10. フレームを前面側から覆い通風孔を有したカバーを前記フレームに着脱自在に装着し、前記カバーの裏面に、このカバーの装着時に前記ベルマウス取付部材を前記フレームに係止および係合可能に押圧する高さの押圧リブを設けた請求項1〜4のいずれかに記載の換気装置。
  11. ベルマウス取付部材の裏面に、フレームへの取付け状態で、円筒部の内周面に密着状に当接する気密リブを設けた請求項1〜4のいずれかに記載の換気装置。
  12. 円筒部の室内側開口部を開閉するシャッターユニットをベルマウス取付部材に付加装着可能な構成とした請求項1〜4のいずれかに記載の換気装置。
  13. シャッターユニットの前面で係合突部の近傍に、凹凸状の指押圧部を設けた請求項12に記載の換気装置。
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