JP2008232199A - 自動車用駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の遊星歯車組と2個のモータを備えた駆動装置において、モータの必要とする出力を低くして、制御系を含めた製造コストを安くできる自動車用駆動装置を提供すること。
【解決手段】 3組の遊星歯車組20、30、40と、第1および第2モータ52、54とを備え、第1および第2遊星歯車組20、30の回転メンバーにて、入力メンバー、第1出力メンバー、中間メンバー、第1反力メンバー、第2反力メンバーを構成し、第3遊星歯車組40の回転メンバーを駆動メンバー、第2出力メンバー、第3反力メンバーとし、入力軸10と入力メンバーを、出力軸12と第1出力メンバーを、第1モータ52と第1反力メンバーを、第2モータ54と駆動メンバーを、それぞれ連結し、第2反力メンバーと第3反力メンバーとを連結した上でケース58に固定可能かつ第1モータ52と連結可能とし、第2出力メンバーを中間メンバーまたは出力軸12と連結した。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関と電気モータとの2種類の動力源を有する、いわゆるハイブリッド自動車の駆動装置に関し、特にエンジンより入力される駆動力を、複数のモータと複数の遊星歯車とを介して出力軸へ伝達し、低速モードと高速モードとの切り替えを行う自動車用駆動装置に関するものである。
従来、エンジンより入力される駆動力を、複数のモータと複数の遊星歯車とを介して出力軸へ伝達し、低速モードと高速モードとの切り替えを行う自動車用駆動装置としては、2セットの遊星歯車組と2個のモータとを用いたものがある(特許文献1を参照)。
しかし、上記従来の自動車用駆動装置は、モータが必要とするトルクを低くすることはできるが、モータの必要とする出力(パワー)を低くすることが困難であり、インバータなどの制御系を含めた電気容量が大きいので、製造コストが高いという問題があった。
すなわち、特許文献1中の参照番号を付しながら説明すると、エンジン14からの入力トルクは一方の遊星歯車組40によって減速されて出力軸18を駆動して機械的に動力伝達を行い、その際の反力トルクにより発電して電気的に動力を伝達している。
このため、エンジンで駆動する低速モードにおける機械的に伝達する動力の比率が一方の遊星歯車組40の歯数比でのみ決まるが、その値が特に低速度比域において低いので、その分、電気的な動力伝達比率が高くなり、発電および駆動を行う2個のモータ26、28の出力(パワー)を大きくせざるを得ず、これらを制御するインバータ等の電気容量も大きくなるので、製造コストが高くなる。
米国特許第6,478,705号
解決しようとする問題点は、モータの必要とする出力を低くすることが困難なため、制御系を含めた製造コストが高い点である。
本発明の目的は、複数の遊星歯車組と2個のモータを備えた駆動装置において、モータの必要とする出力を低くでき、併せて制御系を含めた製造コストを安くできる自動車用駆動装置を提供することにある。
本発明の自動車用駆動装置は、入力軸と出力軸との間に設けた、を備え、第1遊星歯車組および第2遊星歯車組の回転メンバー同士を連結して、入力メンバー、第1出力メンバー、中間メンバー、第1反力メンバー、第2反力メンバーを構成し、第3遊星歯車組の各回転メンバーを駆動メンバー、第2出力メンバー、第3反力メンバーとし、入力軸と入力メンバーとを連結し、出力軸と第1出力メンバーとを連結し、第1モータと第1反力メンバーとを連結し、第2モータと駆動メンバーとを連結し、第2反力メンバーと第3反力メンバーと連結した上で静止部に固定可能とするとともに第1モータと連結可能とし、第2出力メンバーを中間メンバーまたは出力軸と連結した。
本発明の自動車用駆動装置は、上記のように構成したため、特に低速度比域における機械的な動力伝達比率が高くなることによってモータの必要とする出力を下げることができ、制御系を含めた製造コストをも安くすることが可能になる。
以下、本発明の実施の形態に係る自動車用駆動装置を、各実施例に基づき図とともに説明する。
図1は、第1実施例の自動車用駆動装置のスケルトン図である。
図1に示した第1実施例の自動車用駆動装置は、エンジン1から駆動される入力軸10と車輪側へ駆動力を出力する出力軸12とが同じ軸心で配置されている。
入力軸10と出力軸12との間には、第1遊星歯車組20、第2遊星歯車組30、第3遊星歯車組40の3つの遊星歯車組が配置してあり、第1遊星歯車組20および第3遊星歯車組40は一般的にシングルピニオン型と呼ばれるものであり、それぞれが同じ構成になっている。
すなわち、第1遊星歯車組20は、第1サンギヤ22と、第1リングギヤ24と、第1サンギヤ22および第1リングギヤ24に噛み合った複数の第1ピニオン26と、第1ピニオン26を回転自在に軸支する第1キャリア28とで構成されている。
同様に、第3遊星歯車組40は、第3サンギヤ42と、第3リングギヤ44と、複数の第3ピニオン46と、第3キャリア48とで構成されている。
また、第2遊星歯車組30はダブルピニオン型と呼ばれるものであり、第2サンギヤ32と、第2リングギヤ34と、該第2リングギヤ34に噛み合った第2アウターピニオン36aと、該第2アウターピニオン36aおよび第2サンギヤ32に噛み合った第2インナーピニオン36bと、該第2インナーピニオン36bおよび第2アウターピニオン36aを回転自在に軸支する第2キャリア38とで構成されている。
ここで、第1リングギヤ24は本発明の入力メンバーを、第2リングギヤ34は本発明の第1出力メンバーを、第1キャリア28と第2キャリア38とが一体に連結されて本発明の中間メンバーを、第1サンギヤ22は本発明の第1反力メンバーを、第2サンギヤ32は本発明の第2反力メンバーを、第3サンギヤ42は本発明の駆動メンバーを、第3キャリア48は本発明の第2出力メンバーを、第3リングギヤ44は本発明の第3反力メンバーを、それぞれ構成する。
次に、各メンバーの連結関係を説明する。
入力メンバーの第1リングギヤ24は入力軸10と連結され、第1出力メンバーの第2リングギヤ34は出力軸12と連結され、第1反力メンバーの第1サンギヤ22は第1モータ52と連結され、駆動メンバーの第3サンギヤ42は第2モータ54と、それぞれ連結されている。
第2反力メンバーの第2サンギヤ32と第3反力メンバーの第3リングギヤ44とは連結されるとともに、ブレーキ56によりケース(静止部)58に固定可能である一方、クラッチ60により第1反力メンバーの第1サンギヤ22および第1モータ52と連結可能である。
第2出力メンバーの第3キャリア48は、中間メンバーの第1キャリア28および第2キャリア38と連結されている。
次に、図1に示した第1の実施例の作動を説明する。
なお、以下の各実施例に共通するが、第1、第2モータ52、54は、いずれもモータとしての駆動機能と発電機としての2つの機能を有する。
また、第1、第2、第3の各遊星歯車組20、30、40における、リングギヤの歯数Nrに対するサンギヤの歯数Nsの比(Ns/Nr)を、第1遊星歯車組20はa1、第2遊星歯車組30はa2、第3遊星歯車組40はa3、として、エンジン1の出力トルクをTe、第1モータ52、第2モータ54の発電または駆動のトルクを、第1モータ52はT1、第2モータ54はT2、出力軸12のトルクはToと定義する。
図1に示した第1の実施例において、各歯数比を、a1は0.35、a2は0.45、a3は0.60とした場合について説明する。
まず、低速モードにおける発進と加速について説明する。最初に、ブレーキ56を締結して第2サンギヤ32および第3リングギヤ44をケース58に固定する。
エンジン1が停止した状態にあっては、図示しないコントローラーを介して、図示しないバッテリーから供給される電力で、第2モータ52が第3遊星歯車組40および第2遊星歯車組30を介して出力軸12を駆動することにより、発進とそれに続く加速を行う。このとき、出力軸12のトルクToはT2(1+a3)/a3(1−a2)になる。上記の歯数比においてToはT2の4.85倍である。
エンジン1が停止した状態での走行中は、第2モータ52の回転速度に比例した回転速度で第1モータ52も回転するが、空転するだけである。
この加速中にエンジン1を始動する場合は、空転している第1モータ52に発電させることにより、その反力で第1遊星歯車組20を介してエンジンを回転させる。
この際、第1キャリア38にも反力が作用して、それが第2遊星歯車組30で減速されて、前述の加速に反する方向のトルクで出力軸12を駆動するので、その分だけ第2モータ52のトルクを瞬間的に増やす制御を行い、加速感が損なわれないようにすることが望ましい。
エンジン1が始動したら、直ちに第1モータ52に発電させる。これにより第1キャリア38には加速する方向にトルクが作用し、それが第2遊星歯車組30で減速されて出力軸12を加速方向に駆動する。
入力軸10が第1遊星歯車組30および第2遊星歯車組30を介して出力軸12を駆動するトルクはエンジン1から機械的に動力伝達されるので、自動車は第2モータ52による電気的な駆動に加えて機械的にも駆動される。
この際に第1モータ52が発電した電力は、コントローラーを経由して第2モータ52に供給するか、または、それに加えてバッテリーを充電することができる。
低速モードにおける出力軸12のトルクToは、Te(1+a1)/(1−a2)+T2(1+a3)/a3(1−a2)になる。
上記の歯数比においてToはTeの2.45倍とT2の4.85倍の和になる。
自動車が速度を増していくと、やがて第1モータ52の回転速度が0になって、エンジン1の動力は全て機械的に出力軸12に伝達されるようになる。このときの変速比(入力軸10の回転速度/出力軸12の回転速度)は、(1+a1)/(1−a2)になる。上記の歯数比においては2.45である。
つまり、低速モードにおける前述の機械的に動力伝達する比率は、変速比とともに上昇して第1モータ52の回転速度が0になった時点で100%になる。
むろん、第1モータ52が停止して発電しなくなっても、上記の機械的な駆動に加えて、バッテリーに蓄えた電力を第2モータ54に供給して駆動することで、電気的に加勢することも可能である。
そして、第1モータ52の回転速度が0になった時点で、クラッチ60を接続するとともにブレーキ56の締結を解除することで高速モードに切り替わる。
このとき、第1モータ52の回転速度が0になっているので、クラッチ60は回転していないもの同士を接続することになり、切り替えに伴うショックや摩擦による発熱および摩耗の恐れはない。
高速モードに切り替わると、エンジン1の動力は第1、第2、第3遊星歯車組20、30、40を介して機械的に伝達される一方、第2モータ54が発電して第1モータ52に電力を供給し、第1モータ52が電気的に駆動するように変化する。
高速モードにおける出力トルクToは、Te(1−a1・a3)/(1+a2・a3)+T1+T2になる。
上記の歯数比においてはTeの0.62倍とT1、T2の和である。
高速モードにおける、第1、第2、第3の各遊星歯車組20、30、40を介して機械的に動力を伝達する比率は、上記の変速比(1+a1)/(1−a2)での100%をピークに、速度とともに徐々に低下するが、途中から上昇に転じて、やがて第2モータ54が停止したときに再び100%になるように変化する。
第2モータ54が停止したときの変速比は、(1−a1・a3)/(1+a2・a3)であり、上記の歯数比では0.62になる。
むろん、第2モータ54が停止して発電しなくなっても、上記の機械的な駆動に加えて、バッテリーに蓄えた電力を第1モータ52に供給することにより電気的に加勢することも可能である。
以上で説明したように、バッテリーに蓄えた電力を供給した駆動を除いて、前進時におけるエンジン1が出力軸12を駆動する動力のうち、機械的に伝達する比率は、図2に示すように変化する。図2の横軸は速度比(変速比の逆数:出力軸12の回転速度/入力軸10の回転速度)であり縦軸は機械的伝達率である。
図2において実線で示したのが第1実施例を、破線で示したのは従来例を表す。
すなわち、従来例は上述した一方の遊星歯車組40の歯数比(第1の実施例におけるa1に相当)を0.5とすると、低速モードから高速モードに切り替わる変速比は0.67になる。
第1実施例と従来例を比較すると、低速モードから高速モードに切り替わる変速比が図2のように異なる。したがって図2に見るように、第1実施例は特に低速度比域において従来例より高い機械的伝達比率であることが分かる。
このため、例えば変速比4(速度比で0.25)の点で動力を伝達するのに要する第1モータ52および第2モータ54の容量(パワー)P1aは、エンジン1の出力を同等で比較した場合、破線に示した従来例のP1bより大幅に小さいことが分かる。
すなわち、低速モードから高速モードに切り替わる速度比が小さいほど、第1モータ52および第2モータ54の必要な容量は小さくて済むことになる。
なお、高速モードにおける第1モータ52および第2モータ54の必要な容量P2aは、従来例のP2bより大きいが、前述のP1aよりは小さいので、第1モータ52および第2モータ54の必要な容量はP1aで決まる。
以上は自動車を加速する場合について説明したが、逆にいわゆるエンジンブレーキのように出力軸12側から入力軸10を駆動する場合には、第1、第2モータ52、54の発電と駆動の関係が加速の場合と逆になるが上記と同様に、低速モードまたは高速モードに切り替えて駆動することができる。
また、走行中にエンジン1を停止して、自動車の運動エネルギーで第1モータ52または第2モータ54に発電させ、この電力でバッテリーを充電し、次の加速の際にこの電力を用いて駆動する、いわゆるエネルギー回生により自動車の燃費を向上することもできる。
次に後進について説明する。
エンジン1が停止状態で後進する場合は、前進と同様にブレーキ56を締結して動力伝達を行うが、第2モータ54を逆転方向に駆動する。
このとき、出力軸12のトルクは前進とは逆方向になるだけであり、T2に対する倍率は同じである。
エンジン1を回転させての後進も、同様にブレーキ56を締結して第2モータ54を逆転方向に駆動するので、出力軸12のトルクToは、Te(1+a1)/(1−a2)−T2(1+a3)/a3(1−a2)になる。
上記の歯数比においてはTeの2.45倍とT2の−4.85倍の和になる。
したがって、後進時は前進時より駆動トルクが減ることになるが、極低速域にあっては動力を伝達するために要する発電のためのエンジン1のトルクTeが小さくて済むので、自動車を登坂させるに十分なトルクを得ることは容易である。
本発明の第1実施例によれば、図2に示したように従来例と比較して、特に低速度比域における機械的伝達比率が高いことが特徴である。
また、低速モードにおいて第1モータ52に作用する発電トルクT1はTe×a1であるので、上記の歯数比にあってはTeの0.35倍である。上記の従来例ではTeの0.5倍になるので、本実施例は従来例より小さいことになる。
さらに、低速モードにおける出力トルクToを同じとした場合、本実施例は第2遊星歯車組30があり、T2の駆動トルクを第3遊星歯車組40のみならず第2遊星歯車組30でも減速するので、第2モータ54のトルクを従来例より小さくすることができる。
すなわち、従来例における他方の遊星歯車組42の歯数比a2は実施例1のa3に相当する。低速モードにおける出力トルクは、従来例がTe(1+a1)+T2(1+a2)であるのに対してTe(1+a1)/(1−a2)+T2(1+a3)/a3(1−a2)になる。したがって、その差は大きく、その分だけ第2モータ54の駆動トルクが小さくて済むことになる。
これらをエンジン1のトルクを同じとして従来例との比較で整理すると、本実施例の第1モータ52および第2モータ54は出力(パワー)、発電または駆動のトルク、ともに従来例より小さくなる。
このため、第1モータ52、第2モータ54はサイズを小さくできるので、所要スペースや重量を減らすことができるとともに製造コストを安くすることができる。
また、第1モータ52、第2モータ54ともに出力が小さいということは発電ならびに駆動の電力が減るので、コントローラーなどの電気容量が小さくなって、これらの製造コストを安くすることもできる。
さらに、一般に動力伝達効率は、電気的な伝達よりも機械的な伝達の方が高いので、機械的な動力伝達比率が高い低速度比域での動力伝達効率が高くなり、特に低速での加速の頻度が高い都市部での走行において燃費が向上するというメリットもある。
図3は、第2実施例の自動車用駆動装置を表すスケルトン図である。図3は図1に対応している。
ここでは、第1の実施例と異なる部分を中心に説明し、第1の実施例と実質的に同じ部分については同一の符号を付し、それらの説明を省略する。
まず、第1遊星歯車組20、第2遊星歯車組30および第3遊星歯車組40の構成と連結関係が第1の実施例と一部が異なる。
すなわち、第2遊星歯車組30は第1遊星歯車組20と同様にシングルピニオン型であり、第2サンギヤ32、第2リングギヤ34、該第2リングギヤ34および第2サンギヤ32に噛み合った複数の第2ピニオン36、該ピニオン36を回転自在に軸支する第2キャリア38とで構成されている。
また、第3遊星歯車組40はダブルピニオン型であり、第2サンギヤ42、第3リングギヤ44、該第3リングギヤ44に噛み合った第3アウターピニオン46a、該第3アウターピニオン46aおよび第3サンギヤ42に噛み合った第3インナーピニオン46b、該第3インナーピニオン46bおよび第3アウターピニオン46aを回転自在に軸支する第3キャリア48とで構成されている。
さらに、第1リングギヤ24が本発明の入力メンバーを、第1サンギヤ22が本発明の第1反力メンバーを、第2サンギヤ32が本発明の第2反力メンバーを、第3サンギヤ42が本発明の駆動メンバーを、それぞれ構成する点は第1の実施例と同じであるが、第2キャリア38が本発明の第1出力メンバーを、第1キャリア28と第2リングギヤ34が一体に連結されて本発明の中間メンバーを、第3リングギヤ44が本発明の第2出力メンバーを、第3キャリア48が本発明の第3反力メンバーを、それぞれ構成する点が異なる。
上記した本発明の各回転メンバーの連結関係は第1の実施例と同じであるので説明を省略する。
続いて第2の実施例の作動について説明する。ここでも第1の実施例と実質的に同じ部分については説明を省略する。
発進、加速、エンジン1の始動、低速モードと高速モードの切り替え、後進の各作動は基本的に第1の実施例と同じであるが、細部の作動と、各遊星歯車組20、30、40の歯数比と出力トルクToおよび変速比の関係が異なる。
以下、a1を0.35に、a2を0.60に、a3を0.40に、それぞれ設定した場合について説明する。
はじめに、ブレーキ56を締結して第2モータ52が駆動する場合は、第3遊星歯車組40と第2遊星歯車組30とを介しての駆動であることは第1の実施例と同じであるが、出力軸12のトルクToはT2(1+a2)/a3になる。上記の歯数比においては、T2の4倍である。
また、エンジン1が回転している低速モードにおける出力軸12のトルクToは、Te{1+a2+a1(1+a2)}+T2(1+a2)/a3になる。上記の歯数比においては、Teの2.16倍とT2の4倍の和である。
第2の実施例においても第1モータ52の回転速度が0になった時点で機械的な伝達率が100%になり、高速モードに切り替えるが、このときの変速比は1/{1+a2+a1(1+a2)}になる。上記の歯数比においては、2.16である。
高速モードにおける駆動も第1の実施例と同様に、第1、第2、第3の各遊星歯車組、20、30、40を介して機械的な動力伝達を行う一方、第2モータ54が発電して第1モータ52に電力を供給し、電気的に駆動する。
高速モードにおける出力トルクToは、Te(1+a2−a3)/〔1+a2−a3{1+a2+a1(1+a2)〕+T1+T2になる。上記の歯数比においてはTeの0.61倍とT1およびT2の和である。
高速モードにおいて、第2モータ54の回転速度が0になった時点で機械的な伝達率が100%になる点も第1の実施例と同様であるが、その際の変速比は、(1+a2−a3)/〔1+a2−a3{1+a2+a1(1+a2)〕であり、上記の歯数比では0.61になる。
エンジン1を停止した状態での後進は、出力軸12のトルクが前進とは逆方向になるだけであり、T2に対する倍率は前進の低速モードと同じである。
エンジン1を回転して後進する場合も低速モードと同様に、第2モータ52で逆方向に駆動するが、出力軸12のトルクToはTe(1+a1)(1+a2)−T2(1+a3)/a3になる。上記の歯数比においては、Teの2.25倍とT2の−3.86倍の和になる。
詳細の説明は省略するが、本実施例での低速モードにおける機械的な伝達率は第1の実施例と同様に変化し、低速モードから高速モードに切り替える変速比が大きい分、第1モータ52、第2モータ54および図示しないコントローラーなどの電気容量を従来例より小さく設定でき、製造コストを安くすることができる。
さらに、機械的な動力伝達比率が高い低速度比域を多用する加速モードでの動力伝達効率が高くなり、特に都市部の走行頻度が高い場合に燃費が向上するというメリットもある。
図4は、第3の実施例の自動車用駆動装置を表すスケルトン図である。図4は図1に対応している。
ここでは、第1の実施例と異なる部分を中心に説明し、第1の実施例と実質的に同じ部分については同一の符号を付し、それらの説明を省略する。
まず、第1遊星歯車組20および第2遊星歯車組30の構成と連結関係が第1の実施例と異なる。
すなわち、第2遊星歯車組30は第1遊星歯車組20と同様にシングルピニオン型であり、第2サンギヤ32、第2リングギヤ34、該第2リングギヤ34および第2サンギヤ32に噛み合った複数の第2ピニオン36、該ピニオン36を回転自在に軸支する第2キャリア38とで構成されている。
また、第1リングギヤ24が本発明の入力メンバーを、第1サンギヤ22が本発明の第1反力メンバーを、第2サンギヤ32が本発明の第2反力メンバーを、第3サンギヤ42は本発明の駆動メンバーを、第3キャリア48は本発明の第2出力メンバーを、第3リングギヤ44は本発明の第3反力メンバーを、それぞれ構成する点は第1の実施例と同じであるが、第2キャリア38が本発明の第1出力メンバーを、第1キャリア28と第2リングギヤ34が一体に連結されて本発明の中間メンバーを、それぞれ構成する点が異なる。
上記した本実施例の各回転メンバーの連結関係は、第2出力メンバーの第3キャリアが第1出力メンバーの第2キャリア38とともに出力軸12と連結している点が第1の実施例と異なるが、他は同じであるので説明を省略する。
続いて第3の実施例の作動について説明する。ここでも第1の実施例と実質的に同じ部分については説明を省略する。
発進、加速、エンジン1の始動、低速モードと高速モードの切り替え、後進の各作動は基本的に第1の実施例と同じであるが、細部の作動と、各遊星歯車組20、30、40の歯数比と出力トルクToおよび変速比の関係は異なる。
以下、a1を0.45に、a2を0.55に、a3を0.35に、それぞれ設定した場合について説明する。
はじめに、エンジン1が停止した状態でブレーキ56を締結して第2モータ52が駆動する場合は、第3遊星歯車組40のみを介しての駆動になり、出力軸12のトルクToはT2(1+a3)/a3になる。上記の歯数比においては、T2の3.86倍である。
また、エンジン1を回転させた低速モードにおける出力軸12のトルクToは、Te(1+a1)(1+a2)+T2(1+a3)/a3になる。上記の歯数比においては、Teの2.25倍とT2の3.86倍の和になる。
第3の実施例においても第1モータ52の回転速度が0になった時点で機械的な伝達率が100%になり、高速モードに切り替えるが、このときの変速比は(1+a1)(1+a2)になる。上記の歯数比においては、2.25である。
高速モードにおける駆動も第1の実施例と同様に、第1、第2、第3の各遊星歯車組、20、30、40を介して機械的な動力伝達を行う一方、第2モータ54が発電して第1モータ52に電力を供給し、電気的に駆動する。
高速モードにおける出力トルクToは、Te/〔1−a3{a1(1+a2)+a2}〕+T1+T2になる。
上記の歯数比においてはTeの0.56倍とT1およびT2の和である。
高速モードにおいて、第2モータ54の回転速度が0になった時点で機械的な伝達率が100%になる点も第1の実施例と同様であるが、その際の変速比は、1/〔1−a3{a1(1+a2)+a2}〕であり、上記の歯数比では0.56になる。
エンジン1を停止した状態での後進は、出力軸12のトルクが前進とは逆方向になるだけであり、T2に対する倍率は前進の低速モードと同じである。
エンジン1を回転して後進する場合も同様に低速モードと同じで、第2モータ52で逆方向に駆動し、出力軸12のトルクToはTe(1+a1)(1+a2)−T2(1+a3)/a3になる。上記の歯数比においては、Teの2.25倍とT2の−3.86倍の和になる。
詳細の説明は省略するが、第3の実施例においても低速モードにおける機械的な伝達率は第1の実施例と同様に変化し、低速モードから高速モードに切り替える変速比が大きい分、第1モータ52、第2モータ54および図示しないコントローラーなどの電気容量を従来例より小さく設定でき、製造コストを安くすることができる。
さらに、機械的な動力伝達比率が高い低速度比域を多用する加速モードでの動力伝達効率が高くなり、特に都市部の走行頻度が高い場合に燃費が向上するというメリットもある。
図5は、第4実施例の自動車用駆動装置を表すスケルトン図である。図5は図1に対応している。
ここでは、第1の実施例と異なる部分を中心に説明し、第1の実施例と実質的に同じ部分については同一の符号を付し、それらの説明を省略する。
まず、第1遊星歯車組20および第2遊星歯車組30の構成と連結関係が第1の実施例と異なる。
すなわち、第3の実施例と同様に、第2遊星歯車組30は第1遊星歯車組20と同じシングルピニオン型であり、第2サンギヤ32、第2リングギヤ34、該第2リングギヤ34および第2サンギヤ32に噛み合った複数の第2ピニオン36、該ピニオン36を回転自在に軸支する第2キャリア38とで構成されている。
また、第1サンギヤ22が本発明の入力メンバーを、第2サンギヤ32が本発明の第1反力メンバーを、第2リングギヤ34が本発明の第2反力メンバーを、第1リングギヤ24が第2キャリア38と一体に連結されて本発明の中間メンバーを、それぞれ構成するのが第1の実施例と異なるが、第1キャリア28が本発明の第1出力メンバーを、第3サンギヤ42が本発明の駆動メンバーを、第3キャリア48が本発明の第2出力メンバーを、第3リングギヤ44が本発明の第3反力メンバーを、それぞれ構成するのは第1の実施例と同じである
上記した本実施例の各回転メンバーの連結関係は、第3の実施例と同様に、第2出力メンバーの第3キャリアが第1出力メンバーの第2キャリア38とともに出力軸12と連結している点が第1の実施例と異なるが、他は同じであるので説明を省略する。
続いて第4の実施例の作動について説明する。ここでも第1の実施例と実質的に同じ部分については説明を省略する。
発進、加速、エンジン1の始動、低速モードと高速モードの切り替え、後進の各作動は基本的に第1の実施例と同じであるが、細部の作動と、各遊星歯車組20、30、40の歯数比と出力トルクToおよび変速比の関係は異なる。
以下、a1を0.60に、a2を0.60に、a3を0.30に、それぞれ設定した場合について説明する。
はじめに、ブレーキ56を締結して第2モータ52が駆動する場合は第3遊星歯車組40のみを介しての駆動になり、出力軸12のトルクToはT2(1+a3)/a3になる。上記の歯数比においては、T2の4.33倍である。
また、エンジン1を回転させての低速モードにおける出力軸12のトルクToは、Te(1+a1)/a1+T2(1+a3)/a3になる。
上記の歯数比においては、Teの2.67倍とT2の4.33倍の和である。
第4の実施例においても第1モータ52の回転速度が0になった時点で機械的な伝達率が100%になり、高速モードに切り替えるが、このときの変速比は(1+a1)/a1になる。上記の歯数比においては、2.67である。
高速モードにおける駆動も第1の実施例と同様に、第1、第2、第3遊星歯車組、20、30、40を介して機械的な動力伝達を行う一方、第2モータ54が発電して第1モータ52に電力を供給し、電気的に駆動する。
高速モードにおける出力トルクToは、Te×a3/a1+T1+T2になる。
上記の歯数比においてはTeの0.5倍とT1およびT2の和である。
高速モードにおいて、第2モータ54の回転速度が0になった時点で機械的な伝達率が100%になる点も第1の実施例と同様であるが、その際の変速比は、a3/a1であり、上記の歯数比では0.5になる。
エンジン1を停止した状態での後進は、出力軸12のトルクが前進とは逆方向になるだけであり、T2に対する倍率は前進の低速モードと同じである。
エンジン1を回転して後進する場合も同様に低速モードと同じで、第2モータ52で逆方向に駆動するが、出力軸12のトルクToはTe(1+a1)/a1−T2(1+a3)/a3になる。上記の歯数比においては、Teの2.67倍とT2の−4.33倍の和である。
詳細の説明は省略するが、第4の実施例においても低速モードにおける機械的な伝達率は第1の実施例と同様に変化し、低速モードから高速モードに切り替える変速比が大きい分、第1モータ52、第2モータ54および図示しないコントローラーなどの電気容量を従来例より小さく設定でき、製造コストを安くすることができる。
さらに、機械的な動力伝達比率が高い低速度比域を多用する加速モードでの動力伝達効率が高くなり、特に都市部の走行頻度が高い場合に燃費が向上するというメリットもある。
図6は、第5の実施例の自動車用駆動装置を表すスケルトン図である。図6は図1に対応している。
ここでは、第1の実施例と異なる部分を中心に説明し、第1の実施例と実質的に同じ部分については同一の符号を付し、それらの説明を省略する。
まず、入力軸10と出力軸12とは平行に配置されており、第1遊星歯車組20は第1モータ52とブレーキ56およびクラッチ60とともに入力軸10と同じ軸心上に、第2遊星歯車組30および第3遊星歯車組40は第2モータ54とともに出力軸12と同じ軸心上に、それぞれ配置してある。
本実施例の各回転メンバーの名称と連結関係とは第1の実施例と同じであるが、入力軸10側の回転メンバーと出力軸12側の回転メンバーとが離れている関係で、両者を第1歯車対62a、62bと、第2歯車対64a、64bとで連結している。
すなわち、第1キャリア28と第2キャリア38とは第1歯車対62a、62bを介して連結し、第2サンギヤ32および第3リングギヤ42とブレーキ56およびクラッチ60とは第2歯車対64a、64bを介して連結してある。
第1の実施例と異なる点は以上であり、第1歯車対62a、62bおよび第2歯車対64a、64bの歯数比をともに1とすると変速比や出力軸12のトルクの計算も含めて、作動は同じであるので説明は省略する。
無論、第1歯車対62a、62bおよび第2歯車対64a、64bの歯数比を1以外の値に設定することもできる。
第5の実施例においても低速モードにおける機械的な伝達率は第1の実施例と同様に変化し、低速モードから高速モードに切り替える変速比が大きい分、第1モータ52、第2モータ54および図示しないコントローラーなどの電気容量を従来例より小さく設定でき、製造コストを安くすることができる。
さらに、機械的な動力伝達比率が高い低速度比域を多用する加速モードでの動力伝達効率が高くなり、特に都市部の走行頻度が高い場合に燃費が向上するというメリットもある。
以上、説明したように、本発明の上記各実施例の自動車用駆動装置は、特に前進の低速モードにおける低速度比域おいて機械的な伝達率が高い。そのため、第1モータ52、第2モータ54のサイズを小さくできるので、所要スペースや重量を減らすことができるとともに製造コストを安くすることができる。
また、第1モータ52、第2モータ54の発電ならびに駆動電力が減るので、コントローラーなどの電気容量が小さくなって製造コストを安くすることができる。
さらに、電気的な伝達よりも機械的な伝達の方が一般に伝達効率が良いので、機械的な伝達比率が高い低速度比域を多用する加速での動力伝達効率が高くなり、前述のモータサイズ小型化による重量低減とあいまって、特に都市部の走行頻度が高い場合に燃費が向上するというメリットもある。
以上の各実施例は、単にブレーキ56、クラッチ60と説明したが、平板の摩擦板を用いた多板ブレーキまたはクラッチであってもいいことは無論のこと、円錐摩擦面を有する摩擦ブレーキまたはクラッチであってもいいし、ドグ歯を有する噛み合い式の固定または連結手段であっても構わない。
また、ブレーキ56をスプリングの張力で締結しておいて、低速モードにおける少なくとも第2モータ54のみで駆動する場合に、ブレーキ56を締結するための油圧等を必要としない構造にすることもできる。その場合、高速モードに切り替える際に油圧等の力でブレーキ56の締結を解除する。
さらに、入力軸10と出力軸12を平行に配置した応用例として、第1の実施例を応用した具体例を第5の実施例に示したが、第2乃至第4の実施例においても同様に応用が可能である。
本発明は、当業者の一般的な知識に基づいて、各遊星歯車組やブレーキ、クラッチ、モータなどの軸方向の配置を変更することや、エンジン1と入力軸10との間にダンパーを設けるなどの改良を加えて実施することができる。
特に低速度比域における機械的な動力伝達比率がアップすることによって、モータの必要とする出力を下げられるので、制御系を含めた製造コストを安くすることができるとともに、重量の低減も可能になり、また、都市部などにおける加減速の頻度の高い走行における動力伝達効率が向上することで、燃費の向上も期待できるので、省エネルギや環境汚染防止に役立つことから、乗用車、トラック、バスを問わず幅広い車両に適用することができる。
本発明の自動車用駆動装置のスケルトン図である。(実施例1) 実施例1の機械的な伝達効率を示す図である。 本発明の実施例2のスケルトン図である。(実施例2) 本発明の実施例3のスケルトン図である。(実施例3) 本発明の実施例4のスケルトン図である。(実施例4) 本発明の実施例5のスケルトン図である。(実施例5)
符号の説明
1 エンジン
10 入力軸
12 出力軸
20 第1遊星歯車組
22 第1サンギヤ
24 第1リングギヤ
26 第1ピニオン
28 第1キャリア
30 第2遊星歯車組
32 第2サンギヤ
34 第2リングギヤ
36 第2ピニオン
38 第2キャリア
40 第3遊星歯車組
42 第3サンギヤ
44 第3リングギヤ
46 第3ピニオン
48 第3キャリア
52 第1モータ
54 第2モータ
56 ブレーキ
58 ケース
60 クラッチ
62 第1歯車対
64 第2歯車対

Claims (6)

  1. 入力軸と、
    出力軸と、
    前記入力軸と前記出力軸との間に設けられた第1遊星歯車組、第2遊星歯車組、第3遊星歯車組と、
    第1モータと、
    第2モータと、を備え、
    前記第1遊星歯車組および前記第2遊星歯車組の回転メンバー同士を連結して、入力メンバー、第1出力メンバー、中間メンバー、第1反力メンバー、第2反力メンバーを構成し、
    前記第3遊星歯車組の回転メンバーを、駆動メンバー、第2出力メンバー、第3反力メンバーとし、
    前記入力軸と前記入力メンバーとを連結し、前記出力軸と前記第1出力メンバーとを連結し、前記第1モータと前記第1反力メンバーとを連結し、前記第2モータと前記駆動メンバーとを連結し、
    前記第2反力メンバーと前記第3反力メンバーとを連結した上で静止部に固定可能とするとともに前記第1モータと連結可能とし、
    前記第2出力メンバーを前記中間メンバーまたは前記出力軸と連結したことを特徴とする自動車用駆動装置。
  2. 前記第1遊星歯車組は第1サンギヤ、第1リングギヤ、該第1リングギヤおよび第1サンギヤに噛み合った第1ピニオン、該第1ピニオンを回転自在に軸支する第1キャリアを有し、前記第2遊星歯車組は第2サンギヤ、第2リングギヤ、該第2リングギヤに噛み合った第2アウターピニオン、該第2アウターピニオンおよび前記第2サンギヤに噛み合った第2インナーピニオン、該第2インナーピニオンおよび前記第2アウターピニオンを回転自在に軸支する第2キャリアを有し、前記第1リングギヤが前記入力メンバーを、前記第2リングギヤが前記第1出力メンバーを、前記第1キャリアと前記第2キャリアが連結して前記中間メンバーを、前記第1サンギヤが前記第1反力メンバーを、前記第2サンギヤが前記第2反力メンバーを、それぞれ構成し、
    前記第3遊星歯車組は第3サンギヤ、第3リングギヤ、該第3リングギヤおよび第3サンギヤに噛み合った第3ピニオン、該第3ピニオンを回転自在に軸支する第3キャリアを有し、前記第3サンギヤが前記駆動メンバーを、前記第3キャリアが前記第2出力メンバーを、前記第3リングギヤが前記第3反力メンバーを、それぞれ構成し、
    前記第2出力メンバーを前記中間メンバーと連結したことを特徴とする請求項1に記載の自動車用駆動装置。
  3. 前記第1遊星歯車組は第1サンギヤ、第1リングギヤ、該第1リングギヤおよび第1サンギヤに噛み合った第1ピニオン、該第1ピニオンを回転自在に軸支する第1キャリアを有し、前記第2遊星歯車組は第2サンギヤ、第2リングギヤ、該第2リングギヤおよび第2サンギヤに噛み合った第2ピニオン、該第2ピニオンを回転自在に軸支する第2キャリアを有し、前記第1リングギヤが前記入力メンバーを、前記第2キャリアが前記第1出力メンバーを、前記第1キャリアと前記第2リングギヤが連結して前記中間メンバーを、前記第1サンギヤが前記第1反力メンバーを、前記第2サンギヤが前記第2反力メンバーを、それぞれ構成し、
    前記第3遊星歯車組は第3サンギヤ、第3リングギヤ、該第3リングギヤに噛み合った第3アウターピニオン、該第3アウターピニオンおよび前記第3サンギヤに噛み合った第3インナーピニオン、該第3インナーピニオンおよび前記第3アウターピニオンを回転自在に軸支する第3キャリアを有し、前記第3サンギヤが前記駆動メンバーを、前記第3リングギヤが前記第2出力メンバーを、前記第3キャリアが前記第3反力メンバーを、それぞれ構成し、
    前記第2出力メンバーを前記中間メンバーと連結したことを特徴とする請求項1に記載の自動車用駆動装置。
  4. 前記第1遊星歯車組は第1サンギヤ、第1リングギヤ、該第1リングギヤおよび第1サンギヤに噛み合った第1ピニオン、該第1ピニオンを回転自在に軸支する第1キャリアを有し、前記第2遊星歯車組は第2サンギヤ、第2リングギヤ、該第2リングギヤおよび第2サンギヤに噛み合った第2ピニオン、該第2ピニオンを回転自在に軸支する第2キャリアを有し、前記第1リングギヤが前記入力メンバーを、前記第2キャリアが前記第1出力メンバーを、前記第1キャリアが前記第2リングギヤと連結して前記中間メンバーを、前記第1サンギヤが前記第1反力メンバーを、前記第2サンギヤが前記第2反力メンバーを、それぞれ構成し、
    前記第3遊星歯車組は第3サンギヤ、第3リングギヤ、該第3リングギヤおよび第3サンギヤに噛み合った第3ピニオン、該第3ピニオンを回転自在に軸支する第3キャリアを有し、前記第3サンギヤが前記駆動メンバーを、前記第3キャリアが前記第2出力メンバーを、前記第3リングギヤが前記第3反力メンバーを、それぞれ構成し、
    前記第2出力メンバーを前記出力軸と連結したことを特徴とする請求項1に記載の自動車用駆動装置。
  5. 前記第1遊星歯車組は第1サンギヤ、第1リングギヤ、該第1リングギヤおよび第1サンギヤに噛み合った第1ピニオン、該第1ピニオンを回転自在に軸支する第1キャリアを有し、前記第2遊星歯車組は第2サンギヤ、第2リングギヤ、該第2リングギヤおよび第2サンギヤに噛み合った第2ピニオン、該第2ピニオンを回転自在に軸支する第2キャリアを有し、前記第1サンギヤが前記入力メンバーを、前記第1キャリアが前記第1出力メンバーを、前記第1リングギヤが前記第2キャリアと連結して前記中間メンバーを、前記第2サンギヤが前記第1反力メンバーを、前記第2リングギヤが前記第2反力メンバーを、それぞれ構成し、
    前記第3遊星歯車組は第3サンギヤ、第3リングギヤ、該第3リングギヤおよび第3サンギヤに噛み合った第3ピニオン、該第3ピニオンを回転自在に軸支する第3キャリアを有し、前記第3サンギヤが前記駆動メンバーを、前記第3キャリアが前記第2出力メンバーを、前記第3リングギヤが前記第3反力メンバーを、それぞれ構成し、
    前記第2出力メンバーを前記出力軸と連結したことを特徴とする請求項1に記載の自動車用駆動装置。
  6. 前記入力軸と前記出力軸とを平行に配置し、
    前記入力軸と同軸上に、少なくとも前記第1遊星歯車組および前記第1モータを配置し、
    前記出力軸と同軸上に、少なくとも前記第2遊星歯車組および前記第2モータを配置したことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の自動車用駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102537236A (zh) * 2010-12-13 2012-07-04 通用汽车环球科技运作有限责任公司 混合动力变速器
CN105346410A (zh) * 2015-10-27 2016-02-24 重庆大学 双电机动力驱动总成
WO2020103451A1 (zh) * 2018-11-21 2020-05-28 南京越博电驱动系统有限公司 一种双电机的动力驱动装置及其扭矩分配控制方法

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