JP2008232111A - エアクリーナ - Google Patents

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Abstract

【課題】雪などの障害物が空気吸気口から侵入しても、空気を吸入しフィルタエレメントにより清浄した空気をエンジンに供給することができ、エンジンの良好な出力特性を維持することができるエアクリーナを提供する。
【解決手段】メインフィルタエレメント7と第1の吸気口11と供給口3dとを有し、上側ケース3および下側ケース4とを備え、メインフィルタエレメント7および下側ケース4によって画成される吸気側スペースと、メインフィルタエレメント7および上側ケース3によって画成される供給側スペース13とを有したエアクリーナにおいて、吸気側スペース内にサブフィルタエレメント8を設けてメインスペース14とサブスペース15に画成し、サブスペース15に開口し外気を吸入するよう下側ケース4の側壁に第2の吸気口12を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関に供給される空気をろ過するためのエアクリーナに関し、特に雪などの障害物による目詰まりの影響を受けないエアクリーナに関する。
従来、雪などの障害物による目詰まり対策を施したこの種のエアクリーナとしては、空気を吸入する吸気管をロアケース内部に延長した延長部を備えたものが知られている。
例えば、図8に示すように、このエアクリーナ31においては、供給管35を有する上側ケース32と、吸気管36を有する下側ケース33と、フィルタエレメント34とを備え、吸気管36の延長部36aの先端側に設けた開口36bが、フィルタエレメント34から離間し、かつ下側ケース33の底面方向に向くように吸気管36を設けている。
この構成により、雪などの障害物Dがフィルタエレメント34に案内されることを抑制し、フィルタエレメント34の目詰まりを防止するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−236057号公報
しかしながら、上述のような従来のエアクリーナ31にあっては、吸気管36の開口36bが下側ケース33の底面方向に向くように吸気管36を配置しても、フィルタエレメント34の目詰まりの防止は充分であるとはいえない。すなわち、吸入した空気が開口36bからフィルタエレメント34へ流動するのに伴って、雪などの障害物Dが一緒に流動してしまうので、フィルタエレメント34の表面に少しずつ堆積して目詰まりを起こしてしまうという問題があった。
本発明は、上述のような従来技術の未解決の課題に鑑みてなされたもので、雪などの障害物が空気吸気口から侵入しても、空気を吸入しフィルタエレメントにより清浄した空気をエンジンに供給することができ、エンジンの良好な出力特性を維持することができるエアクリーナを提供することを目的とする。
本発明に係るエアクリーナは、上記目的達成のため、(1)吸入した空気をろ過するメインフィルタエレメントと、外気を吸入する第1の吸気口および吸入した空気をエンジンに供給する供給口を有し、前記メインフィルタエレメントを収容するケースと、を備え、前記ケースが、前記第1の吸気口が開口し前記メインフィルタエレメントおよび前記ケースによって画成される吸気側スペースと、前記供給口が開口し前記メインフィルタエレメントおよび前記ケースによって画成される供給側スペースと、を有したエアクリーナにおいて、前記吸気側スペース内に画成部材を設けてメインスペースとサブスペースに画成し、前記サブスペースに開口し外気を吸入するよう前記ケースの側壁に第2の吸気口を設けた。
この構成により、例えば、雪などが混在した外気が第1の吸気口から吸入され、吸気側スペースのメインスペースに流入すると、メインスペース内は雪と空気が混在した状態になる。メインスペース内の空気は、画成部材を通過し、さらにメインフィルタエレメントを通過することによりメインフィルタエレメント内で浄化されて供給側スペースに流入し、供給口を通過してエンジンに供給される。他方、メインスペース内の雪は、画成部材を通過しないので画成部材の近傍で滞留する。さらに、雪などが混在した外気が第1の吸気口から吸入され、メインスペース内に流入し続けると、メインスペース内の雪の堆積量が増加して画成部材およびメインフィルタエレメントを通過する空気は減少し、エンジンに供給される空気も減少傾向になる。エンジンに供給される空気の減少に応じて、第2の吸気口からエンジンルーム内の雪が混在しない空気が吸入されて供給側スペースのサブスペースに流入し、さらにメインフィルタエレメントを通過することによりメインフィルタエレメント内で浄化されて供給側スペースに流入し、供給口を通過してエンジンに供給される。その結果、メインスペース内に雪が充満しても、第2の吸気口から空気が吸入されてエンジンに浄化された空気が供給されるので、エンジンの良好な出力特性が維持される。
上記(1)の構成を有するエアクリーナにおいては、(2)前記サブスペースの体積は、前記メインスペースの体積より小さいことが好ましい。
この構成により、エアクリーナが正常な状態のときは、体積の大きいメインスペース内に外気が吸入され、エアクリーナに雪が堆積するような異常な状態のときは、体積の小さいサブスペース内に外気が吸入されるので、サブスペースの体積がメインスペースの体積より小さいと、サブスペースがエアクリーナの異常時における一種の安全装置として機能する。例えば、雪などが混在していない外気が第1の吸気口から吸入される正常な状態のときは、吸入された空気は、メインスペースを経由して画成部材およびメインフィルタエレメントを通過し、供給口からエンジンに浄化された空気が供給される。雪などが混在した外気が第1の吸気口から吸入される異常な状態のときは、メインスペース内で堆積する雪の量が増加してメインフィルタエレメントの清浄および空気供給機能が低下しても、第2の吸気口からエンジンルーム内の雪が混在しない空気が吸入され、サブスペースを経由してメインフィルタエレメントを通過し、供給口からエンジンに浄化された空気が供給される。その結果、エンジンの良好な出力特性が維持される。
ここで正常な状態とは、吸気側スペース内に雪などの障害物の堆積がなくメインフィルタエレメントが正常に機能している状態をいい、異常な状態とは、吸気側スペース内に雪などの障害物が堆積しメインフィルタエレメントを通過する空気量が減少しエンジンの吸気工程で生ずる負圧が高まりメインフィルタエレメントが正常に機能していない状態をいう。
また、上記(1)または(2)の構成を有するエアクリーナにおいては、(3)前記画成部材が、前記メインフィルタエレメントと前記第1の吸気口との間の前記吸気側スペース内に設けられたサブフィルタエレメントによって構成される。
この構成により、画成部材がサブフィルタエレメントであると、メインスペース内に吸入された外気が正常な状態のときは、サブフィルタエレメントを通過しメインフィルタエレメントを通過して清浄化され、供給側スペースに流入し、供給口を通過してエンジンに供給される。メインスペース内に吸入された外気が異常な状態で、サブフィルタエレメントに雪などの障害物が堆積したときは、第2の吸気口からエンジンルーム内の雪が混在しない空気が吸入され、サブスペースを経由してメインフィルタエレメントを通過し、供給口からエンジンに浄化された空気が供給される。その結果、サブフィルタエレメントは、外気が正常な状態のときは、メインフィルタエレメントの補助として空気を浄化するとともに、外気が異常な状態のときは、外気の障害物を遮断してメインフィルタエレメントに堆積しないようにする遮断作用を有する。また、サブフィルタエレメントにより雪などの障害物が遮断され、メインフィルタエレメントを障害物が通過しないので、メインフィルタエレメントの清掃または交換の目安となる航続距離を約1.5倍程度長くすることができる。
また、上記(1)または(2)の構成を有するエアクリーナにおいては、(4)前記画成部材が、前記ケースの壁面から前記メインフィルタエレメントまで突出して設けられた隔壁で構成される。
この構成により、画成部材が、ケースの壁面からメインフィルタエレメントまで突出して設けられた隔壁であると、メインスペース内が雪などの障害物で充満しても、隔壁により障害物がサブスペースに進入することが阻止される。その結果、第2の吸気口からサブスペースに吸入された雪が混在しない空気は、メインフィルタエレメントを通過し、供給口からエンジンに浄化された空気が供給される。
また、上記(1)〜(3)の構成を有するエアクリーナにおいては、(5)前記メインフィルタエレメントと前記サブフィルタエレメントとを外気の流れる方向に所定の間隔で離隔させることにより、前記メインフィルタエレメントと前記サブフィルタエレメントの間に前記サブスペースを形成してもよい。
この構成により、サブスペースがメインフィルタエレメントとサブフィルタエレメントとを離隔した両者の隙間部分で形成されていると、第2の吸気口からサブスペースに吸入された空気は、第1の吸気口から吸入された空気と同様にメインフィルタエレメントの全体を通過して浄化され、供給口からエンジンに供給される。
また、上記(1)〜(5)の構成を有するエアクリーナにおいては、(6)外気を導入する外気導入通路を有する外気導入管を備え、前記外気導入通路の内端を前記第2の吸気口に連通させ、前記外気導入通路の外端を外気に開放させるようにして外気導入管を配置してもよい。
この構成により、外気導入通路の内端を第2の吸気口に連通させ、外気導入通路の外端を外気に開放させるようにして外気導入管が配置されると、第2の吸気口への外気の吸入が促進される。また、外気導入管を備えていると、第2の吸気口付近で生ずる吸気騒音が減少する。
また、上記(6)の構成を有するエアクリーナにおいては、(7)前記外気導入管の前記外気導入通路の外端を自動車のバッテリー近傍に位置させるようにして前記外気導入管を配置してもよい。
この構成により、外気導入管の外気導入通路の外端が自動車のバッテリー近傍に位置すると、第1の吸気口から雪などの障害物が混在する外気が吸入されても、雪などの障害物の混在がない自動車のバッテリー近傍などの外気が第2の吸気口から吸入される。
また、上記(1)〜(7)の構成を有するエアクリーナにおいては、(8)前記第2の吸気口を開閉するよう前記ケースの側壁に設けられたバルブを有し、前記バルブは、エアクリーナが正常な状態では閉止し、異常な状態ではエンジンの吸気工程で生ずる負圧により前記バルブを開放するようにしてもよい。
この構成により、バルブはエアクリーナが正常な状態では閉止し、異常な状態ではエンジンの負圧により開放されると、エアクリーナが正常な状態では第1の吸気口のみから外気が吸入され、エアクリーナが異常な状態では、第1の吸気口からの外気の吸入が減少し、主に第2の吸気口から外気が吸入される。また、ケースの側壁にバルブが設けられていると、第2の吸気口付近で生ずる吸気騒音が減少する。
また、上記(1)〜(7)の構成を有するエアクリーナにおいては、(9)前記第2の吸気口を開閉するよう前記ケースの側壁に設けられたバルブと、前記バルブの開閉を制御するバルブ開閉制御部とを有し、前記バルブは、エアクリーナが正常な状態では閉止し、異常な状態では前記バルブ開閉制御部により前記バルブを開放するようにしてもよい。
この構成により、バルブがエアクリーナが正常な状態では閉止し、異常な状態では、例えば、エアフローセンサなどにより供給管内の空気量を検出し、検出結果に基づいてバルブ開閉制御部により開放されるので、供給管内の空気量が所定値になったとき第2の吸気口から外気が吸入される。その結果、より正確に第2の吸気口からの外気の吸入がコントロールされ、エンジンの良好な出力特性が維持される。
また、上記(1)〜(9)の構成を有するエアクリーナにおいては、(10)前記ケースが上側ケースと下側ケースとを有し、前記供給側スペースが前記上側ケースと前記フィルタエレメントとにより画成され、前記吸気側スペースが前記下側ケースと前記フィルタエレメントとにより画成されることが好ましい。
この構成により、供給側スペースが上側ケースとフィルタエレメントとにより画成され、吸気側スペースが下側ケースとフィルタエレメントとにより画成されると、上側ケースと下側ケースが着脱自在に構成することができ、例えば、下側ケースにメインフィルタエレメントを装着し、上側ケースを下側ケースから着脱することにより、メインフィルタエレメントの清掃、交換などのメンテナンスが容易になる。
本発明によれば、雪などの障害物が空気吸気口から侵入しても、空気を吸入しフィルタエレメントにより清浄した空気をエンジンに供給することができ、良好なエンジン出力特性を維持することができるエアクリーナを提供することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面に基づいて説明する。
(第1の実施の形態)
図1から図4は本発明の第1の実施の形態に係るエアクリーナを示す図である。
まず、その構成について説明すると、図1に示すように、エアクリーナ2は、上側ケース3と、下側ケース4と、吸気管5と、供給管6と、メインフィルタエレメント7と、サブフィルタエレメント8とにより構成されている。図2に示すように、このエアクリーナ2は、図示しない支持部をエンジンなどの部品に固定することにより、自動車1のエンジンルーム内に配置され、図1に示すように、自動車1の前方の矢印A方向から空気を吸入し、メインフィルタエレメント7で清浄した空気を矢印C方向に排出してエンジンに供給するようになっている。
第1の実施の形態においては、図3に示すように、吸気側スペースはメインスペース14とサブスペース15とにより構成される。
メインフィルタエレメント7に近接してサブフィルタエレメント8を設けるときは、図3に示すように、メインスペース14は、下側ケース4とサブフィルタエレメント8とにより画成され、サブスペース15は、下側ケース4とサブフィルタエレメント8とメインフィルタエレメント7とにより画成される。
メインフィルタエレメント7に間隔Lだけ離隔して、サブフィルタエレメント8を設けるときも、図4に示すように、メインスペース14は、下側ケース4とサブフィルタエレメント8とにより画成され、サブスペース15は、下側ケース4とサブフィルタエレメント8とメインフィルタエレメント7とにより画成される。
このサブスペース15の体積は、メインスペース14の体積より小さいことが好ましい。エアクリーナ2が正常な状態のときは、体積の大きいメインスペース14内に外気が吸入される。このメインスペース14内に雪が堆積するような異常な状態のときは、体積の小さいサブスペース15内に外気が吸入されるので、サブスペース15の体積がメインスペース14の体積より小さいと、サブスペース15がエアクリーナ2の異常時における一種の安全装置として機能するようになっている。
上側ケース3は、一側面が開口された箱型のケースで、成形されたプラスチックなどからなる。また、上側ケース3は、下側ケース4に固定するためのフランジ部3aと、下側ケース4に設けられたクリップ4b、4c、4d、4eと係合する係合部3b、3c、図示しない他の2箇所の係合部と、供給口3dとで構成されている。
以上の構成により、図3に示すように、上側ケース3と下側ケース4とを固定したとき、上側ケース3とメインフィルタエレメント7とにより供給側スペース13が画成される。
下側ケース4は、図1に示すように、一側面が開口された箱型のケースで、成形されたプラスチックなどからなる。また、下側ケース4は、一側面に貫通した第1の吸気口11と、一側面と対向する側面に貫通した第2の吸気口12とを有し、上側ケース3に固定するためのフランジ部4aと、上側ケース3に設けられた係合部3b、3c、図示しない他の2箇所の係合部と係合させるクリップ4b、4c、4d、4eと、サブフィルタエレメント8を支持するサブフィルタエレメント支持部4f、4gとで構成されている。なお、下側ケース4は、エンジンのシリンダヘッドカバー、エンジンカバーなどのエンジンを構成する部品と一体に形成してもよい。
第2の吸気口12は、自動車1の車速を維持しうる空気量の吸入が可能な大きさであれば、第1の吸気口11と同じ大きさでもよく、異なった大きさでもよい。エアクリーナ2が使用されるエンジンの諸条件や寒冷地仕様などの車種により、第1の吸気口11および第2の吸気口12の大きさは決定される。
以上の構成により、図3に示すように、上側ケース3と下側ケース4とメインフィルタエレメント7とを固定したとき、下側ケース4とサブフィルタエレメント8とにより吸気側スペースとしてのメインスペース14が画成されるとともに、下側ケース4とメインフィルタエレメント7とサブフィルタエレメント8とにより吸気側スペースとしてのサブスペース15が画成される。メインフィルタエレメント7を通過して浄化された空気は矢印C方向に供給口3dから排出されて供給管6を通ってエンジンに供給されるようになっている。
また、メインフィルタエレメント7に間隔Lだけ離隔して、サブフィルタエレメント8を設けるときも、図4に示すように、メインスペース14は、下側ケース4とサブフィルタエレメント8とにより画成され、サブスペース15は、下側ケース4とサブフィルタエレメント8とメインフィルタエレメント7とにより画成される。サブフィルタエレメント8は間隔Lだけメインフィルタエレメント7から離隔しているので、サブフィルタエレメント8をメインフィルタエレメント7に近接している場合と比較して、サブフィルタエレメント8を間隔Lだけ離隔して設けた構成の方が、サブスペース15の体積は、大きくなっている。サブスペース15の体積が大きいと、メインスペース14内に雪などの障害物Dが体積した異常な状態のとき、サブスペース15から充分な空気がメインフィルタエレメント7に供給されるので、空気流量計測装置(AFM)により測定された特性値、いわゆるAFM特性値に与える影響が少なくて済み、正常な状態と同等の機能を発揮することができる。
吸気管5は、図1に示すように、内部に両端部が開口された吸気通路を有するプラスチックなどからなり、所定の長さを有する円筒形の管で、吸気通路の一端部が第1の吸気口11に連結され、他端部は矢印A方向(自動車の前方)から外気が吸入されるよう、例えば、図2に示すように、エンジンルームの前方で外気を吸入し易い位置に配置されている。吸気管5は、下側ケース4と同じ材料で一体的に形成してもよい。以上の構成により、他端部から吸入された空気は吸気通路を通って第1の吸気口11から、メインスペース14に流入するようになっている。
供給管6は、図1に示すように、内部に両端部が開口された供給通路を有するプラスチックなどからなり、所定の長さを有する円筒形の管で、供給通路の一端部が供給口3dに連結され、他端部は図示しない吸気マニホールドの吸気口に連結されている。
以上の構成により、供給側スペース13内の浄化された空気は、矢印C方向に供給管6を介して、吸気マニホールドの吸気口に供給されるようになっている。
メインフィルタエレメント7は、図1に示すように、紙や微小な穴をもつ合成繊維、不織布などからなるろ過部7aと、下側ケース4のフランジ部4aに固定するためのフランジ部7bとで構成される。以上の構成により、ろ過部7aにおいては、砂やゴミなどの粒子の大きなものから数ミクロン単位の超微粒ダストのような粒子の小さいものまでろ過するようになっている。また、フランジ部7bは上側ケース3のフランジ部3aおよび下側ケース4のフランジ部4aに挟持されて固定されるので、エアクリーナ2は、上側ケース3と下側ケース4とフランジ部7bとにより内部に塵埃などが侵入しないよう密閉される。
サブフィルタエレメント8は、雪など水分が含まれている障害物Dをメインフィルタエレメント7の上流側で効果的に遮断でき、圧力損失が少ない材料で形成されることが好ましい。例えば、メインフィルタエレメント7よりは比較的目の粗いワイヤーメッシュ(金網)、スチールウール(繊維状の鋼)、ウレタンフォームなどからなるプラスチック発泡体および目の粗い不織布などで形成されることが好ましい。このサブフィルタエレメント8は、下側ケース4に形成されたサブフィルタエレメント支持部4f、4gに装着されて下側ケース4に固定されている。以上の構成により、サブフィルタエレメント8の上流側のメインスペース14に侵入した障害物Dを、メインフィルタエレメント7に通過させないよう、メインフィルタエレメント7の上流側で遮断するようになっている。
エアクリーナ2においては、以上の構成により、まず、下側ケース4のサブフィルタエレメント支持部4f、4gにサブフィルタエレメント8を装着し、次いで、メインフィルタエレメント7のフランジ部7bを下側ケース4のフランジ部4aに当接させてメインフィルタエレメント7を下側ケース4に装着し、上側ケース3のフランジ部3aをメインフィルタエレメント7のフランジ部7bに当接させて上側ケース3をメインフィルタエレメント7に装着する。次いで、下側ケース4のクリップ4b、4c、4d、4eを上側ケース3の係合部3b、3cおよび図示しない他の2箇所の係合部と係合させることにより、メインフィルタエレメント7が上側ケース3と下側ケース4とに挟持されて固定される。
次に、第1の実施の形態におけるエアクリーナ2の動作について説明する。
図3および図4に示すように、障害物Dが混在した外気が矢印A方向から吸気管5内を通って第1の吸気口11から吸入され、メインスペース14に流入すると、メインスペース14内は障害物Dと空気が混在した状態になる。メインスペース14内の空気は、サブフィルタエレメント8を通過し、さらにメインフィルタエレメント7を通過することによりメインフィルタエレメント7内で浄化されて供給側スペース13に流入し、矢印C方向に供給口3dから排出され供給管6内を通過してエンジンに供給される。他方、メインスペース14内の障害物Dは、サブフィルタエレメント8で遮断されてサブフィルタエレメント8内を通過しないのでサブフィルタエレメント8の上流側で滞留する。さらに、障害物Dが混在した外気が第1の吸気口11から吸入されてメインスペース14内に流入し続けると、メインスペース14内の障害物Dの堆積量が増加してサブフィルタエレメント8およびメインフィルタエレメント7を通過する空気は減少し、エンジンに供給される空気も減少傾向になる。エンジンに供給される空気の減少に応じて、第2の吸気口12から矢印B方向にエンジンルーム内の障害物Dが混在しない空気が吸入されてサブスペース15に流入する。さらに、メインフィルタエレメント7を通過することによりメインフィルタエレメント7内で浄化されて供給側スペース13に流入し、供給口3dから矢印C方向に排出されて供給管6内を通過してエンジンに供給される。メインスペース14内に障害物Dが充満しても、第2の吸気口12から障害物Dが混在しない空気が吸入されてエンジンに浄化された空気が供給されるので、エンジンの良好な出力特性が維持される。
(第2の実施の形態)
図5は本発明の第2の実施の形態に係るエアクリーナを示す断面図である。
なお、第2の実施の形態は、エアクリーナの構成自体は上述の第1の実施の形態とほぼ同様で、下側ケース41に形成された画成部材としての隔壁9が上述の第1の実施の形態ではサブフィルタエレメント8で構成されている点が異なっている。したがって、各構成要素については、図1〜図4に示した第1の実施の形態と同一の符号を用いて説明し、特に相違点について詳述する。
まず、その構成について説明すると、図5に示すように、エアクリーナ40は、上側ケース3と、下側ケース41と、吸気管5と、供給管6と、メインフィルタエレメント7とにより構成されている。第1の実施の形態と同様に、図2に示すように、このエアクリーナ40は、図示しない支持部をエンジンなどの部品に固定することにより、自動車1のエンジンルーム内に配置され、図5に示すように、自動車1の前方の矢印A方向から空気を吸入し、清浄した空気を矢印C方向に供給口3dから排出して供給管6を通してエンジンに供給するようになっている。
下側ケース41は、図5に示すように、一側面が開口された箱型のケースで、成形されたプラスチックなどからなる。また、下側ケース41は、底面41aからメインフィルタエレメント7まで突出して隔壁9が設けられている。隔壁9は、障害物Dがメインスペース14からサブスペース15に侵入しないよう遮断する機能を有する材料であればよく、プラスチック、金属などからなる。例えば、メインフィルタエレメント7よりは比較的目の粗いワイヤーメッシュ(金網)、スチールウール(繊維状の鋼)、ウレタンフォームなどのプラスチック発泡体および目の粗い不織布などのフィルタ機能を有する部材で形成してもよい。また、隔壁9は、下側ケース41と一体的に形成してもよく、別個の部品として底面41aに固定することにより形成してもよい。
以上の構成により、図5に示すように、上側ケース3と下側ケース41とメインフィルタエレメント7とを固定したとき、下側ケース41の隔壁9とメインフィルタエレメント7とにより吸気側スペースとしてのメインスペース14が画成されるとともに、下側ケース41の隔壁9とメインフィルタエレメント7とにより吸気側スペースとしてのサブスペース15が画成される。メインフィルタエレメント7を通過して浄化された空気は供給口3dから矢印C方向に排出され、供給管6内を通ってエンジンに供給されるようになっている。
第2の実施の形態におけるエアクリーナ40の動作について説明する。
図5に示すように、例えば、障害物Dが混在した外気が矢印A方向から吸気管5内を通って第1の吸気口11から吸入され、吸気側スペースのメインスペース14に流入すると、メインスペース14内は障害物Dと空気が混在した状態になる。メインスペース14内の空気は、メインフィルタエレメント7を通過することによりメインフィルタエレメント7内で浄化されて供給側スペース13に流入し、供給口3dから排出されてエンジンに供給される。他方、メインスペース14内の障害物Dは、隔壁9を通過しないのでサブスペース15に侵入することはない。
さらに、障害物Dが混在した外気が第1の吸気口から吸入され、メインスペース14内に流入し続けると、メインスペース14内の障害物Dの堆積量が増加してメインフィルタエレメント7を通過する空気は減少し、エンジンに供給される空気も減少傾向になる。エンジンに供給される空気の減少に応じて、第2の吸気口12からエンジンルーム内の障害物Dが混在しない空気が矢印B方向に吸入されてサブスペース15に流入し、さらにメインフィルタエレメント7を通過することによりメインフィルタエレメント7内で浄化されて供給側スペース13に流入し、供給口3dから排出されてエンジンに供給される。メインスペース14内に障害物Dが充満しても、第2の吸気口12から障害物Dが混在しない空気が吸入されてエンジンに浄化された空気が供給されるので、エンジンの良好な出力特性が維持される。
(第3の実施の形態)
図6は本発明の第3の実施の形態に係るエアクリーナ50を示す断面図である。
なお、第3の実施の形態は、エアクリーナの構成自体は上述の第1の実施の形態とほぼ同様で、第2の吸気口12の開口部に外気導入通路16aを有する外気導入管16を設けた構成が上述の第1の実施の形態と異なっているものである。したがって、各構成要素については図1〜図4に示した第1の実施の形態と同一の符号を用いて説明し、特に相違点について詳述する。
まず、その構成について説明すると、図6に示すように、エアクリーナ50は、上側ケース3と、下側ケース4と、吸気管5と、供給管6と、メインフィルタエレメント7と、サブフィルタエレメント8と、外気導入管16とにより構成されている。第1の実施の形態と同様に、図2に示すように、このエアクリーナ50は、図示しない支持部をエンジンなどの部品に固定することにより、自動車1のエンジンルーム内に配置され、図6に示すように、自動車1の前方の矢印A方向から空気を吸入し、清浄した空気を矢印C方向に排出してエンジンに供給するようになっている。メインフィルタエレメント7と、サブフィルタエレメント8とは、図6に示すように、隣接して構成してもよく、図4に示すように、メインフィルタエレメント7から間隔Lだけ離隔して構成してもよい。
外気導入管16は、プラスチック、金属などからなる円筒状の管で形成され、その内部に外気導入通路16aを有する。外気導入通路16aは、内端が第2の吸気口12に連結され、外端が障害物Dの侵入がし難い自動車1のエンジンルーム内の位置、例えば、車種などによっても異なるが、部品と部品との間やバッテリー近傍などに位置するよう開口部16bで開放されている。この外気導入管16は、下側ケース4と一体的に形成してもよく、別個の部品として形成し第2の吸気口12の開口部に固定してもよい。
第3の実施の形態におけるエアクリーナ50の動作について説明する。
図6に示すように、例えば、障害物Dが混在した外気が矢印A方向から吸気管5内を通って第1の吸気口11から吸入され、吸気側スペースのメインスペース14に流入すると、メインスペース14内は障害物Dと空気が混在した状態になる。メインスペース14内の空気は、サブフィルタエレメント8を通過し、さらにメインフィルタエレメント7を通過することによりメインフィルタエレメント7内で浄化されて供給側スペース13に流入し、供給口3dから矢印C方向に排出され供給管6を通過してエンジンに供給される。他方、メインスペース14内の障害物Dは、サブフィルタエレメント8を通過しないのでサブフィルタエレメント8の上流側で滞留する。さらに、障害物Dが混在した外気が第1の吸気口から吸入され、メインスペース14内に流入し続けると、メインスペース14内の障害物Dの堆積量が増加してサブフィルタエレメント8およびメインフィルタエレメント7を通過する空気は減少し、エンジンに供給される空気も減少傾向になる。エンジンに供給される空気の減少に応じて、開口部16bからエンジンルーム内の障害物Dが混在しない空気が矢印B方向に吸入され、外気導入通路16aを通ってサブスペース15に流入する(矢印B)。さらにメインフィルタエレメント7の周側面から入り内部を通過することによりメインフィルタエレメント7内で浄化されて供給側スペース13に流入し、供給口3dから矢印C方向に排出されてエンジンに供給される。メインスペース14内に障害物Dが充満しても、外気導入管16の開口部16bから第2の吸気口12から障害物Dが混在しない空気が吸入されてエンジンに浄化された空気が供給されるので、エンジンの良好な出力特性が維持される。
(第4の実施の形態)
図7は本発明の第4の実施の形態に係るエアクリーナ60を示す断面図である。
なお、第4の実施の形態は、エアクリーナの構成自体は上述の第1の実施の形態とほぼ同様で、第2の吸気口12を開閉するバルブ22およびバルブ駆動部23を第2の吸気口12の周囲部に設けた構成が上述の第1の実施の形態と異なっているものである。したがって、各構成要素については図1〜図4に示した第1の実施の形態と同一の符号を用いて説明し、特に相違点について詳述する。
まず、その構成について説明すると、図7に示すように、エアクリーナ60は、上側ケース3と、下側ケース4と、吸気管5(図4参照)と、供給管6(図4参照)と、メインフィルタエレメント7とサブフィルタエレメント8とバルブ22とバルブ駆動部23とバルブ開閉制御部としてのECU(Engine Control Unit)20およびエアフローメータ21とにより構成されている。第1の実施の形態と同様に、図2に示すように、このエアクリーナ60は、図示しない支持部をエンジンなどの部品に固定することにより、自動車1のエンジンルーム内に配置され、図4に示すように、自動車1の前方の矢印A方向から空気を吸入し、清浄した空気を矢印C方向に排出してエンジンに供給するようになっている。
バルブ22は、弁体22aと回動軸22bと支持部22cとにより構成される。
弁体22aは、プラスチック、金属などからなる板状体で形成された第2の吸気口12を開閉するための弁部と、回動軸22bに軸支され回動軸22bの軸心を中心として回動するリング部とにより構成される。回動軸22bは、プラスチック、金属などからなり、支持部22cに支持されるとともに、弁体22aの弁部を回動可能に支持する。支持部22cは、プラスチック、金属などからなり、下側ケース4の内壁面に固定され回動軸22bを支持する。また、支持部22cは、下側ケース4と一体的に形成してもよく、別個の部品を下側ケース4の内壁面に固定することにより形成してもよい。
以上の構成により、バルブ22は、弁体22aで第2の吸気口12を閉止した状態を開度が0度とすると、回動軸22bの軸心を中心として弁体22aは略180度開くようになっている。この弁体22aの開度は最大の180度に近い方が好ましい。開度が180度であると、第2の吸気口12から流入する空気の流動の妨げとならない。
バルブ駆動部23は、下側ケース4の内壁面に固定された筐体部とECU20に接続された図示しないステッピングモータなどからなるモータ部とにより構成され、ECU20から出力された制御指令に基づいて弁体22aが所定の開度で開くよう回動軸22bを回動させるようになっている。
ECU20は、詳細なハードウェア構成を図示しないが、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、バッテリーを利用するバックアップ用メモリとしてのB−RAM(Back−up RAM)に加えて、A/D変換器等を含む図示しない入力インターフェース回路及び出力インターフェース回路等を含んで構成されている。なお、ECU20の電源はキースイッチを介してバッテリーから供給される。
また、このECU20の入力インターフェース回路には、供給管6内に設けられたエアフローメータ21およびその他のクランク角センサ、スロットルセンサ、車速センサ、カムポジションセンサ、吸気温センサ、水温センサ、酸素センサ等のセンサ群が接続されており、これらセンサ群からのセンサ情報がECU20に取り込まれるようになっている。
以上の構成により、エアフローメータ21が供給管6内を流れる空気の量を計測し、計測した空気量の信号がECU20に出力される。ECU20は空気量を受領すると、所定の基準値と比較し測定した空気量が基準値以下であるときは、バルブ駆動部23に、バルブ22を開くよう指令する。バルブ駆動部23は、ECU20の指令に基づいて弁体22aを略180度で開放する。また、メインスペース14内に堆積した障害物Dが温度上昇などにより解けて消滅したときは、メインスペース14内からメインフィルタエレメント7に空気が供給されるので、サブスペース15のみからメインフィルタエレメント7に空気が供給される場合と比較して、供給管6内を通過する空気の量は増大する。この空気量の増大により、エアフローメータ21から出力される空気量が基準値以上になると、ECU20は、バルブ駆動部23に、バルブ22を閉じるよう指令する。バルブ駆動部23は、ECU20の指令に基づいて弁体22aを閉止する。
なお、上述の第4の実施の形態においては、バルブ22は、バルブ駆動部23とECU20とにより、その開閉が制御されるよう構成したが、バルブ駆動部23とECU20の代わりにエンジンの負圧によって開閉するようにしてもよい。例えば、バルブ22を弁体22aと回動軸22bと弁体22aを閉止する方向に付勢する図示しないコイルバネとにより構成し、メインスペース14内に障害物Dが堆積し、供給口3dから排出される空気量が少なくなり、エンジンが空気を吸込むときに発生する負圧が所定以上になったとき、その負圧が弁体22aを閉じる方向に作用するコイルバネの付勢力に抗して弁体22aを開く方向に作用し、負圧により弁体22aを開くことができる。エンジンの負圧が低下すると、コイルバネの付勢力が勝ることになり、弁体22aはコイルバネの付勢力によって閉じられる。
以上説明したように、本発明のエアクリーナ2は、吸入した空気をろ過するメインフィルタエレメント7と、外気を吸入する第1の吸気口11および吸入した空気をエンジンに供給する供給口3dを有し、メインフィルタエレメント7を収容する上側ケース3および下側ケース4とを備え、下側ケース4が、第1の吸気口11が開口しメインフィルタエレメント7および下側ケース4によって画成される吸気側スペースと、供給口3dが開口しメインフィルタエレメント7および上側ケース3によって画成される供給側スペース13とを備えるよう構成されている。このような構成に加え、特に、吸気側スペース内にサブフィルタエレメント8を設けてメインスペース14とサブスペース15とで画成し、サブスペース15に開口するよう下側ケース4の側壁に第2の吸気口12を設け、第1の吸気口11および第2の吸気口12から外気を吸入することができるようにしたので、雪などの障害物Dが第1の吸気口11から侵入しても、吸入された空気が清浄され、エンジンの良好な出力特性を維持することができるという作用効果を奏するものであり、車両などのエアクリーナ全般に有用である。
本発明の第1の実施の形態に係るエアクリーナを分解した状態で示すその斜視図である。 本発明の第1〜第4の実施の形態に係るエアクリーナを自動車のエンジンルーム内に配置した場合を示すその斜視図である。 図1のA−A矢視断面図であり、エアクリーナのメインフィルタエレメントに近接してサブフィルタエレメントを設けた状態を示す。 図1のA−A矢視断面図であり、エアクリーナのメインフィルタエレメントに離隔してサブフィルタエレメントを設けた状態を示す。 エアクリーナの下側ケースに隔壁を設けた第2の実施の形態に係るエアクリーナの断面図である。 エアクリーナの第2の吸気口に外気導入管を設けた第3の実施の形態に係るエアクリーナの断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るエアクリーナの下側ケースに開口した第2の吸気口にカバーを設けた第4の実施の形態に係るエアクリーナの部分拡大断面図である。 従来のエアクリーナの断面図である。
符号の説明
1 自動車
2、31、40、50、60 エアクリーナ
3、32 上側ケース
3a、7b フランジ部
3b、3c 係合部
3d 供給口
4、33、41 下側ケース
4a フランジ部
4b、4c、4d、4e クリップ
4f、4g サブフィルタエレメント支持部
5、36 吸気管
6、35 供給管
7 メインフィルタエレメント
7a ろ過部
8 サブフィルタエレメント
9 隔壁
11 第1の吸気口
12 第2の吸気口
13 供給側スペース
14 メインスペース(吸気側スペース)
15 サブスペース(吸気側スペース)
16 外気導入管
16a 外気導入通路
16b 開口部
20 ECU(バルブ開閉制御部)
21 エアフローメータ(バルブ開閉制御部)
22 バルブ
22a 弁体
22b 回動軸
22c 支持部
23 バルブ駆動部
34 フィルタエレメント
41a 底面
D 障害物

Claims (10)

  1. 吸入した空気をろ過するメインフィルタエレメントと、
    外気を吸入する第1の吸気口および吸入した空気をエンジンに供給する供給口を有し、前記メインフィルタエレメントを収容するケースと、を備え、
    前記ケースが、前記第1の吸気口が開口し前記メインフィルタエレメントおよび前記ケースによって画成される吸気側スペースと、前記供給口が開口し前記メインフィルタエレメントおよび前記ケースによって画成される供給側スペースと、を有したエアクリーナにおいて、
    前記吸気側スペース内に画成部材を設けてメインスペースとサブスペースに画成し、前記サブスペースに開口し外気を吸入するよう前記ケースの側壁に第2の吸気口を設けたことを特徴とするエアクリーナ。
  2. 前記サブスペースの体積は、前記メインスペースの体積より小さいことを特徴とする請求項1に記載のエアクリーナ。
  3. 前記画成部材が、前記メインフィルタエレメントと前記第1の吸気口との間の前記吸気側スペース内に設けられたサブフィルタエレメントによって構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載のエアクリーナ。
  4. 前記画成部材が、前記ケースの壁面から前記メインフィルタエレメントまで突出して設けられた隔壁で構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載のエアクリーナ。
  5. 前記メインフィルタエレメントと前記サブフィルタエレメントとを外気の流れる方向に所定の間隔で離隔させることにより、前記メインフィルタエレメントと前記サブフィルタエレメントの間に前記サブスペースを形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエアクリーナ。
  6. 外気を導入する外気導入通路を有する外気導入管を備え、前記外気導入通路の内端を前記第2の吸気口に連通させ、前記外気導入通路の外端を外気に開放させるようにして前記外気導入管を配置したことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のエアクリーナ。
  7. 前記外気導入管の前記外気導入通路の外端を自動車のバッテリー近傍に位置させるようにして前記外気導入管を配置したことを特徴とする請求項6に記載のエアクリーナ。
  8. 前記第2の吸気口を開閉するよう前記ケースの側壁に設けられたバルブを有し、前記バルブは、エアクリーナが正常な状態では閉止し、異常な状態ではエンジンの吸気工程で生ずる負圧により前記バルブを開放することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のエアクリーナ。
  9. 前記第2の吸気口を開閉するよう前記ケースの側壁に設けられたバルブと、前記バルブの開閉を制御するバルブ開閉制御部とを有し、前記バルブは、エアクリーナが正常な状態では閉止し、異常な状態では前記バルブ開閉制御部により前記バルブを開放することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のエアクリーナ。
  10. 前記ケースが上側ケースと下側ケースとを有し、前記供給側スペースが前記上側ケースと前記フィルタエレメントとにより画成され、前記吸気側スペースが前記下側ケースと前記フィルタエレメントとにより画成されることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のエアクリーナ。
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