JP2008232005A - スクリュ圧縮機 - Google Patents

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JP2008232005A JP2007072172A JP2007072172A JP2008232005A JP 2008232005 A JP2008232005 A JP 2008232005A JP 2007072172 A JP2007072172 A JP 2007072172A JP 2007072172 A JP2007072172 A JP 2007072172A JP 2008232005 A JP2008232005 A JP 2008232005A
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昇 壷井
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Abstract

【課題】毒性のある気体を漏出させないスクリュ圧縮機を提供する。
【解決手段】ロータ室4内にそれぞれ水平な軸周りに回転可能に収容され、雌雄咬合して回転することで気体を圧縮する一対のスクリュロータ2,3と、ロータ室4のスクリュロータ2,3の吸込側に隣接するモータ室7に収容されたモータ回転子5およびモータ固定子6とを有し、スクリュロータ2,3のいずれか一方の軸9がモータ室7内に延伸してモータ回転子5によって回転駆動されるスクリュ圧縮機1に、モータ室7内に延伸する軸9に、ロータ室4とモータ室7とを隔離するメカニカルシール17を設け、モータ室内7に延伸する軸9の少なくとも一部を浸漬するように、モータ室7内に冷却油21を充填する。
【選択図】図1

Description

本発明はスクリュ圧縮機に関する。
ロータ室に収容した雌雄咬合するスクリュロータで気体を圧縮するスクリュ圧縮機において、アンモニアなどの毒性のある気体を圧縮する場合、スクリュロータの駆動軸の貫通部を通してロータ室から毒性のある気体が漏出しないように軸封する必要がある。
特許文献1には、ロータ室から突出するロータ軸と、ロータ室の貫通口との間を封止するメカニカルシールを設け、メカニカルシールのロータ室側に油を充填して、アンモニアがロータ軸の貫通口から外部に漏出しないように封止する圧縮機が開示されている。
しかしながら、特許文献1の圧縮機では、メカニカルシールのロータ室外側を冷却できないために、回転環と固定環との摺動面の温度が上昇し、面荒れが生じて軸封能力が低下する結果、アンモニアが漏出する畏れがあった。また、メカニカルシールのロータ室内側の圧力が陰圧になると、メカニカルシールから外気を吸い込み、摺動面の高温の油と反応して炭化物を生成し、摺動面に隙間を形成してアンモニアを漏出させる畏れがあった。
そこで、特許文献2には、メカニカルシールを用いずにアンモニアを封止するために、モータの上部にスクリュロータを配し、モータ室内に油を満たした縦軸の油冷式スクリュ圧縮機が開示されている。この構成では、吐出側に設けた油分離器で油をアンモニアから分離回収してスクリュ圧縮機に再供給する必要があるが、アンモニアと相溶性のない油は、油分離器で十分に分離できず、蒸発器などに油が滞留し、モータ室内の油が減少して、モータの巻線がアンモニアによって腐蝕される畏れがあった。
特許第3499178号公報 特開2006−118417号公報
前記問題点に鑑みて、本発明は、毒性のある気体を漏出させないスクリュ圧縮機を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明によるスクリュ圧縮機は、ロータ室内にそれぞれ水平な軸周りに回転可能に収容され、雌雄咬合して回転することで気体を圧縮する一対のスクリュロータと、前記ロータ室に、前記スクリュロータの吸込側に隣接するモータ室に収容されたモータ回転子およびモータ固定子とを有し、前記スクリュロータのいずれか一方の軸が前記モータ室内に延伸して前記モータ回転子によって回転駆動され、前記モータ室内に延伸する軸に、前記ロータ室と前記モータ室とを隔離するメカニカルシールが設けられ、前記モータ室内に延伸する軸の少なくとも一部を浸漬するように、前記モータ室内に冷却油を充填したものとする。
この構成によれば、モータ室側のスクリュロータの軸とメカニカルシールとの間の隙間に冷却油が浸入し、メカニカルシールの冷却、潤滑および軸封の機能を果たす。これにより、メカニカルシールのトラブルを防止して圧縮する気体がモータ室側に漏出しないようにできる。
また、本発明のスクリュ圧縮機において、前記冷却油を、アンモニアを溶解しない油にすれば、毒性の強い冷媒であるアンモニアを漏出させずに圧縮でき、万一、モータ室内にアンモニアが漏出しても、モータの巻線が腐蝕しない。
また、本発明のスクリュ圧縮機に、前記冷却油を前記モータ室の外部に導出し、冷却してから前記モータ室に環流させる冷却流路を設ければ、メカニカルシールの摺動面の温度を低く保ち、メカニカルシールのトラブルを確実に防止できる。
また、本発明のスクリュ圧縮機に、前記メカニカルシールの前記ロータ室側に軸封油を供給するための給油路を設ければ、メカニカルシールをモータ室側からも冷却でき、軸封がより確実になる。
本発明によれば、モータ室に充填した冷却油により、スクリュロータを軸封するメカニカルシールをモータ室側から冷却し、メカニカルシールの油切れ、加熱、炭化物の生成などによりシール不良が生じるトラブルを防止できる。
これより、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1実施形態のスクリュ圧縮機1の構成を示す。スクリュ圧縮機1は、雌雄一対のスクリュロータ(オスロータ2およびメスロータ3)を収容するロータ室4と、モータ回転子5およびモータ固定子6を収容するモータ室7とを形成するハウジング8を有する。
スクリュロータ2,3は、互いに咬合し、それぞれ水平な軸9,10を有し、軸9,10が、ロータ室4の両側で、それぞれ、軸受11,12および軸受13,14で支持されている。オスロータ2の軸9は、モータ室7の内部にまで延伸し、モータ回転子5の軸と一体になっている。
オスロータ2は、モータ回転子5の回転によって回転させられ、咬合するメスロータ3を回転させる。スクリュロータ2,3は、このように回転することでモータ室7側に設けた吸込流路15からロータ室4内にアンモニアを吸い込んで圧縮し、モータ室7と反対側に設けた吐出流路16から吐出する。
また、オスロータ2の軸9には、ロータ室4とモータ室7とを連通する開口部を封止してロータ室4とモータ室7とを隔離するメカニカルシール17が設けられている。メカニカルシール17は、軸9に気密に嵌装されて軸9と共に回転する回転環18と、回転環18に摺接し、ハウジング8に気密に固定されたシールキャップ19に気密に保持された固定環20とを有する。
モータ室7の内部には、アンモニアガスを溶解しない冷却油21が、軸9の下部を浸漬するように封入されている。また、シールキャップ19には、ハウジング8と軸9との隙間によりロータ室4と連通するメカニカルシール17の外周の空間に軸封油を供給する給油流路22が形成されている。
給油流路22からメカニカルシール17の固定環20の上部に供給される軸封油は、固定環20および回転環18を冷却するとともに、固定環20と回転環18との摺動面の隙間を封止し、さらに、摺動面の潤滑油となって固定環20および回転環18の摩耗を防止する。
また、図2に詳細に示すように、本実施形態のスクリュ圧縮機1では、モータ室7に充填した冷却油21が、固定環20と軸9との隙間から回転環18と軸9との隙間に浸入する。こうしてメカニカルシール17の内側(モータ室7側)の空間に浸入した冷却油21は、固定環20と回転環18との摺動により発生する熱を吸収するとともに、固定環20と回転環18との摺動面の隙間を封止し、さらに、摺動面の潤滑油となって固定環20および回転環18の摩耗を防止する。
つまり、メカニカルシール17は、ロータ室4側(外周側)およびモータ室7側(内周側)の両方から冷却および潤滑され、ロータ室4とモータ室7とを確実に、長期に亘って隔離できる。このため、メカニカルシール17の外側(ロータ室4側)の空間の圧力が、モータ室7に対して陰圧になったとしても、固定環20と回転環18との間からロータ室4側にモータ室7内の気体が吸い込まれることがなく、軸封油と反応して炭化物を生成し、メカニカルシール17の固定環20および回転環18の摺動面を損傷することがない。
スクリュ圧縮機1において、仮に、メカニカルシール17が劣化しても、アンモニアガスは、モータ室7内に漏出するだけであり、スクリュ圧縮機1の外部には漏出しない。また、このとき、モータ回転子5およびモータ固定子6は、表面がモータ回転子5の回転によって飛散したアンモニアガスを溶解しない冷却油21で覆われているので、モータ回転子5およびモータ固定子6の巻線などがアンモニアにより腐蝕されにくい。
また、本実施形態のスクリュ圧縮機1において、冷却油21は、固定環20の内周面に溢れ出ることが可能な高さの液面を有していればよく、例えば、軸9を完全に浸漬するように、或いは、回転子5を完全に浸漬するように、モータ室7内により多くの冷却油21を充填してもよい。
また、本実施形態のスクリュ圧縮機1では、冷却油21に低粘度の油を採用し、モータ回転子5の回転抵抗を低減し、給油流路22から供給する軸封油を高粘度とすることで、軸封および潤滑を確実にすることもできる。
さらに、図3に、本発明の第2実施形態のスクリュ圧縮機1を示す。本実施形態において、第1実施形態と同じ構成要素には同じ符号を付して説明を省略する。
本実施形態のスクリュ圧縮機1は、モータ室7に充填した冷却油21を循環ポンプ23でモータ室7の外部に導出し、冷却器(熱交換器)24で冷媒と熱交換することで冷却して、モータ室7内に環流させる冷却流路25を有する。
本実施形態では、冷却油21を循環して冷却器24で冷却するので、メカニカルシール17の固定環20と回転環18との摺動により発生する熱や、モータ回転子5およびモータ固定子6の銅損により発生した熱を系外に放出することができる。これにより、メカニカルシール17の温度を低く保ち、メカニカルシール17を長寿命化することができる。
また、上記第1および第2実施形態では、スクリュロータ2とモータ回転子5とが軸9を共有しているが、スクリュロータ2の軸9に、モータ室7内で、カップリングやギアなどを介して、スクリュロータ2の軸9とは独立した回転子5の軸を結合してもよい。
本発明の第1実施形態のスクリュ圧縮機の断面図。 図1のスクリュ圧縮機の部分詳細断面図。 本発明の第2実施形態のスクリュ圧縮機の断面図。
符号の説明
1 スクリュ圧縮機
2 オスロータ(スクリュロータ)
3 メスロータ(スクリュロータ)
4 ロータ室
5 モータ回転子
6 モータ固定子
7 モータ室
9 軸
15 吸込流路
17 メカニカルシール
18 回転環
19 シールキャップ
20 固定環
21 冷却油
22 給油流路
24 冷却器
25 冷却流路

Claims (4)

  1. ロータ室内にそれぞれ水平な軸周りに回転可能に収容され、雌雄咬合して回転することで気体を圧縮する一対のスクリュロータと、
    前記ロータ室に、前記スクリュロータの吸込側に隣接するモータ室に収容されたモータ回転子およびモータ固定子とを有し、
    前記スクリュロータのいずれか一方の軸が前記モータ室内に延伸して前記モータ回転子によって回転駆動され、
    前記モータ室内に延伸する軸に、前記ロータ室と前記モータ室とを隔離するメカニカルシールが設けられ、
    前記モータ室内に延伸する軸の少なくとも一部を浸漬するように、前記モータ室内に冷却油を充填したことを特徴とするスクリュ圧縮機。
  2. 前記冷却油は、アンモニアを溶解しない油であることを特徴とする請求項1に記載のスクリュ圧縮機。
  3. 前記冷却油を前記モータ室の外部に導出し、冷却してから前記モータ室に環流させる冷却流路を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のスクリュ圧縮機。
  4. 前記メカニカルシールの前記ロータ室側に軸封油を供給するための給油路を有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のスクリュ圧縮機。
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