JP2008231736A - 電子錠制御システム及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の電子錠装置の配送情報が正常であるときにのみ、各電子錠装置を短時間で解錠する。
【解決手段】電子錠制御システムは、複数の電子錠装置101A〜101D、タグID読取装置201、管理装置301及びRFID管理サーバ501を備える。RFID管理サーバ501は、電子錠装置が記憶するタグIDと、タグID読取装置201の設置位置情報と、タグID読取装置が電子錠装置のタグIDを読み取る読取時刻とを関連付けて配送情報記憶部502に書き込み、タグIDが配送情報記憶部502に記憶されているか否かを判定し、通過経路及び配送時間の正当性を判定し、それらの判定結果が正当である場合、解錠信号を送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の電子錠装置を短時間で解錠する電子錠制御システムに係り、例えば、複数の電子錠装置の配送情報が正常であるときにのみ、各電子錠装置を短時間で解錠する電子錠制御システムに関する。
従来から金融機関などにおいて、各支店間で紙幣・手形・書類などが配送されている。
配送に際しては、南京錠で施錠された袋状の収納物(以下、収納袋ともいう)等が用いられている。そして、収納袋が目的地に到達したときに、この収納袋の中から手形等を取り出すために南京錠が解錠される。
特に近年では、機械式の錠以外にも、電子錠装置が用いられることがある。配送物が手形等である場合、配送後すぐに処理をしなければならないので、解錠処理が短時間で可能な電子錠装置等の利用が好ましいからである。
例えば、携帯電話ネットワークを利用して錠IDを送信することにより、ユーザに鍵を手渡しすることなくユーザが解錠及び施錠することが可能な電子鍵システム等が利用されることがある(例えば特許文献1参照)。この電子鍵システムは、マンション、ホテル、コインロッカーなどの扉に利用されている。
特開2006−104696号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の電子鍵システムでは、複数の収納袋が配送された場合、携帯電話により収納袋毎に錠IDを取得する必要がある。そのため、錠IDの取得に時間がかかり、複数の錠を短時間で解錠できないという問題が生じる。このような問題は、同一の目的地に大量の収納袋が配送される場合、特に顕著に現れる。
一方、関連する配送物を、一まとめにして管理しなければならない場合がある。この場合、一の収納袋の配送情報に異常が生じたときには、関連する他の収納袋の異常を検査する必要が生じる。そのため、関連する他の収納袋に取り付けられた錠の解錠を停止し、次に処理に進ませないように管理する必要が生じる。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、複数の電子錠装置の配送情報が正常であるときにのみ、各電子錠装置を短時間で解錠する電子錠制御システムを提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するために以下の手段を講じる。
第1の発明は、タグIDが個別に割り当てられた複数の電子錠装置と、前記各電子錠装置の配送経路に設置され、該各電子錠装置から前記タグIDを読み取るタグID読取装置と、前記各電子錠装置の解錠要求を送信する管理装置と、前記解錠要求に応じて解錠信号を送信するRFID管理サーバとを備えた電子錠制御システムであって、前記各電子錠装置は、前記タグIDを記憶するRFIDタグと、前記解錠信号を受信すると解錠する解錠機構とを備え、前記タグID読取装置は、該タグID読取装置本体が設置された設置位置情報を記憶する手段と、前記電子錠装置のタグIDを読み取る手段と、前記電子錠装置から前記タグIDを読み取った場合、該タグIDとともに前記設置位置情報と読取時刻とを前記RFID管理サーバに送信する手段とを備え、前記管理装置は、前記電子錠装置のタグIDを読み取る手段と、複数の電子錠装置のタグIDを読み取った場合、該各タグIDとともに、前記各電子錠装置の解錠要求を前記RFID管理サーバに送信する手段と、前記解錠要求に応じて前記RFID管理サーバから解錠信号を受信した場合、前記各電子錠装置に解錠信号を送信する手段とを備え、前記RFID管理サーバは、前記タグID毎に、予め設定された基準設置位置情報と基準配送時間とを記憶する配送情報記憶手段と、前記タグID読取装置から前記タグIDとともに前記設置位置情報と前記読取時刻とを受信した場合、該タグIDと該設置位置情報と該読取時刻とを関連付けて前記配送情報記憶手段に書き込む手段と、前記管理装置から前記各タグIDとともに前記解錠要求を受信した場合、該各タグIDが前記配送情報記憶手段に記憶されているか否かを判定するタグID判定手段と、前記管理装置から前記各タグIDとともに前記解錠要求を受信した場合、該各タグIDに対応する設置位置情報を前記配送情報記憶手段から読み出し、前記基準設置位置情報と一致するか否かにより通過経路の正当性を判定する通過経路判定手段と、前記通過経路が正当であると判定された場合、前記各タグID読取装置から送信された読取時刻から該各タグID読取装置の設置位置間の配送時間を算出し、該配送時間が正当であるか否かを、前記基準配送時間に基づいて判定する配送時間判定手段と、前記各判定手段による判定結果が正当である場合、前記管理装置に解錠信号を送信する手段とを備えた電子錠制御システムである。
第2の発明は、電子錠装置の配送経路に設置され、該電子錠装置からタグIDを読み取り、該タグIDと設置位置情報と読取時刻とを送信するタグID読取装置と、前記電子錠装置からタグIDを読み取り、該電子錠装置の解錠要求を送信する管理装置と、の両装置と通信可能なRFID管理サーバであって、前記タグID毎に、予め設定された基準設置位置情報と基準配送時間とを記憶する配送情報記憶手段と、前記タグID読取装置から前記タグIDとともに前記設置位置情報と前記読取時刻とを受信した場合、該タグIDと該設置位置情報と該読取時刻とを関連付けて前記配送情報記憶手段に書き込む手段と、前記管理装置から前記各タグIDとともに前記解錠要求を受信した場合、該各タグIDが前記配送情報記憶手段に記憶されているか否かを判定するタグID判定手段と、前記管理装置から前記各タグIDとともに前記解錠要求を受信した場合、該各タグIDに対応する設置位置情報を前記配送情報記憶手段から読み出し、前記基準設置位置情報と一致するか否かにより通過経路の正当性を判定する通過経路判定手段と、前記通過経路が正当であると判定された場合、前記各タグID読取装置から送信された読取時刻から該各タグID読取装置の設置位置間の配送時間を算出し、該配送時間が正当であるか否かを、前記基準配送時間に基づいて判定する配送時間判定手段と、前記各判定手段による判定結果が正当である場合、前記管理装置に解錠信号を送信する手段とを備えたRFID管理サーバである。
なお、本発明は、各装置の集合体を「システム」として表現しているが、これに限らず、装置毎に「装置」又は「プログラム」として表現してもよく、また、システム又は装置毎に「方法」として表現してもよい。すなわち、本発明は、任意のカテゴリーで表現可能なものである。
<作用>
従って、第1の発明及び第2の発明によれば、RFID管理サーバが、電子錠装置が記憶するタグIDと、タグID読取装置の設置位置情報と、タグID読取装置がタグIDを読み取りした読取時刻とを関連付けて配送情報記憶手段に書き込み、タグIDが配送情報記憶手段に記憶されているか否かを判定し、通過経路及び配送時間の正当性を判定し、それらの判定結果が正当である場合、解錠信号を送信するので、複数の電子錠装置の配送情報が正常であるときにのみ、各電子錠装置を短時間で解錠することができる。
本発明によれば、複数の電子錠装置の配送情報が正常であるときにのみ、各電子錠装置を短時間で解錠することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
<第1の実施形態>
(1−1.構成)
図1は本発明の第1の実施形態に係る電子錠制御システムの構成を示す模式図である。
本実施形態に係る電子錠制御システムは、複数の電子錠装置101A〜101DとタグID読取装置201A〜201F・管理装置301・RFID管理サーバ501とを備える。ここでは、金融機関などにおいて、任意の4つの支店から複数の配送センタを通過して、他の2つの支店に配送物を配送する場合を一例として示している。なお、以下の説明で複数の装置を総称して説明する場合は単に数字で示し、個別に説明する場合は添え字を用いて説明する。また、添え字は任意に付されており、各装置の個数を限定するものではない。
電子錠装置101は、図2に示すように、配送物020が収納された収納袋010に取り付けられるものである。具体的には、電子錠装置101は、電子錠装置毎に個別に割り当てられた「タグID」を記憶するRFIDタグ(ICタグ、電子タグ等とも呼ばれる)と、解錠信号を受信すると解錠する解錠機構とを備えている。本実施形態においては、この電子錠装置101の取り付けられた収納袋010が、図1に示す各支店から配送される。なお、RIFDは、Radio Frequency Identificationの略である。
タグID読取装置201は、各収納袋010の配送経路に設置され、各電子錠装置101のタグIDを読み取るものである。タグID読取装置201は、図1においては、各配送センタF,S,Oに設置される。また、「配送経路」は、物流拠点である複数の配送センタを結ぶ経路で定義される。
このタグID読取装置201は、図3に示すように、タグID読取部202・設置位置情報記憶部203・設置位置情報送信部204を備えている。
タグID読取部202は、電子錠装置101のタグIDを読み取るものであり、一般的なRFIDリーダ等により実現される。
設置位置情報記憶部203は、タグID読取装置201本体が設置された「設置位置情報」を記憶するメモリである。この設置位置情報により、電子錠装置101が通過した配送経路を把握できるようになる。ここでは、タグID読取装置本体は、図4に示すように、各配送センタの入口及び出口に設置される。
設置位置情報送信部204は、タグID読取部202により電子錠装置101からタグIDが読み取られた場合、該タグIDとともに設置位置情報と「読取時刻」とをRFID管理サーバ501に送信するものである。
また、設置位置情報送信部204は、タグIDとともにステータス情報をRFID管理サーバに送信する機能も備えている。「ステータス情報」とは、電子錠装置101が解錠または施錠のいずれのステータスであるかを示す情報である。補足すると、図5に概念を示すように、電子錠装置101は、配送センタNN0Xの入り口に設置されたタグID読取装置201Aを通過後、受け入れ処理される。受け入れ処理に際して、電子錠装置101が解錠または施錠されることがある。そこで、解錠または施錠された場合には、監視端末401を介して作業員によりステータス情報が入力される。なお、タグID読取装置201Bにおいても同様の処理が可能である。
管理装置301は、各電子錠装置101A〜101Dの解錠または施錠を制御するものであり、図6に示すように、ID読取機302・制御端末303・解錠装置304から構成される。この管理装置301は、図1においては、到達地点の支店に設置される。
ID読取機302は、一般的なRFIDリーダ等により構成され、電子錠装置101のタグIDを読み取るものである。なお、ID読取機は、読み取ったタグIDを制御端末303に送出する。
制御端末303は、一般的なパーソナルコンピュータ(PC)により構成され、「解錠要求」をRFID管理サーバ501に送信したり、解錠要求に対する結果をディスプレイに出力したりする。詳しくは、制御端末303は、ID読取機302により複数の電子錠装置101A〜101DのタグIDが読み取られた場合、各タグIDとともに解錠要求をRFID管理サーバ501に送信する機能を備えている。また、制御端末303は、解錠要求に応じて、RFID管理サーバ501から「解錠信号」を受信した場合、解錠信号を解錠装置304に送出する。さらに、制御端末303は、解錠要求に応じて、RFID管理サーバ501から「異常信号」を受信した場合、音声や画像などにより異常警報をディスプレイに出力する機能を備えている。
解錠装置304は、制御端末303から解錠信号を受け取ると、各電子錠装置101A〜101Dに解錠信号を送信するものである。これにより、各電子錠装置101A〜101Dの解錠機構が動作することになる。
RFID管理サーバ501は、各電子錠装置101A〜101DをタグIDにより管理するものであり、配送情報記憶部502・配送情報書込部503・制御要求受信部504・タグID判定部505・ステータス情報判定部506・通過経路判定部507・配送時間判定部508・制御信号送信部509を備えている(図1参照)。
配送情報記憶部502は、図7に示すように、配送情報テーブルT1・経過情報テーブルT2・配送センタテーブルT3・基準配送時間テーブルT4を記憶するメモリである。
「配送情報テーブルT1」は、タグID毎に、種別・配送元情報・配送先情報が定義されたテーブル情報である。ここでは、配送先情報が同一で、配送予定日などが同一のタグIDが一まとめにして記憶されることにより、関連する電子錠装置が定義される。
「経過情報テーブルT2」は、タグID毎に、基準設置位置情報・設置位置情報・読取時刻・基準ステータス情報・ステータス情報が定義されたテーブル情報である。なお、基準設置位置情報・基準ステータス情報は予め経過情報テーブルT2に書き込まれている情報であり、設置位置情報・読取時刻・ステータス情報は後述する配送情報書込部503により書き込まれる情報である。この基準設置位置情報が事前に設定されることより配送経路が定義される。
「配送センタテーブルT3」は、タグID読取装置201が設置された配送センタに関する設置位置情報が書き込まれたテーブル情報である。
「基準配送時間テーブルT4」は、複数のタグID読取装置201A〜201Fの間を電子錠装置101が通過する「基準配送時間」が定義されたテーブル情報である。すなわち、基準配送時間情報テーブルT4には、各配送センタ間(出発地点の設置位置情報と、到達地点の設置位置情報との間)を収納袋010が配送されるのに要する時間が基準配送時間として記憶されている。
配送情報書込部503は、タグID読取装置201から送信されるタグID・設置位置情報・読取時刻を関連付けて配送情報記憶部502(の経過情報テーブルT2)に書き込むものである(図1参照)。
制御要求受信部504は、制御端末303から各タグIDとともに解錠要求を受信するものである。
タグID判定部505は、制御端末303から各タグIDとともに解錠要求を受信した場合、収納袋010に取り付けられた電子錠装置101の正当性を判定するものである。具体的には、タグID判定部505は、制御端末303から受信した全てのタグIDが配送情報記憶部502に記憶されているか否かを照合し、全てのタグIDが記憶されている場合に電子錠装置101が正当であると判定する。
ステータス情報判定部506は、制御端末303から各タグIDと解錠要求とを受信した場合、ステータス情報の正当性を判定するものである。具体的には、ステータス情報判定部506は、タグID読取装置201から送信されるステータス情報と配送情報記憶部502に記憶された基準ステータス情報とが一致するか否かを照合し、全てのステータス情報が基準ステータス情報と一致している場合に正当であると判定する。
通過経路判定部507は、制御端末303から各タグIDとともに解錠要求を受信した場合、通過経路の正当性を判定するものである。具体的には、通過経路判定部507は、制御端末303から受信した各タグIDに対応する設置位置情報と、配送情報記憶部502に記憶された基準設置位置情報とが一致するか否かを照合し、全ての設置位置情報が基準設置位置情報と一致している場合に通過経路が正当であると判定する。
配送時間判定部508は、通過経路判定部507により通過経路が正当であると判定された場合、配送時間の正当性を判定するものである。詳しくは、配送時間判定部508は、複数のタグID読取装置201A〜201Fから送信された読取時刻から、それらのタグID読取装置201A〜201Fの間を配送するのに要した「配送時間」を算出し、算出した配送時間が正当であるか否かを配送情報記憶部502に記憶された基準配送時間に基づいて判定する。
制御信号送信部509は、制御端末303に解錠信号または異常信号を送信するものである。詳しくは、制御信号送信部509は、上記各判定部506〜508による判定結果が全て正当である場合、制御端末303に解錠信号を送信し、各判定部506〜508による判定結果のいずれか一つでも正当でない場合、制御端末303に異常信号を送信する。
(1−2.動作)
次に本実施形態に係る電子錠制御システムの動作を説明する。
(A)書込処理
本実施形態に係る電子錠制御システムでは、配送物020の配送途中に取得される配送情報を利用して配送物020の正当性を判定する。そこで、まず、配送途中に取得される配送情報の「書込処理」について図8のフローチャートを用いて説明する。
配送の前提として、出発地点において、配送物020が収納袋010に収納される。そして、収納袋010が電子錠装置101により施錠される(ステップS101)。この際、関連する電子錠装置のタグID毎に、種別・配送元情報・配送先情報等を定義した配送情報テーブルT1の内容がRFID管理サーバ501に記憶される。
施錠された収納袋010が配送センタに到達すると、例えば配送センタの入口に設けられたタグID読取装置201により電子錠装置101のタグIDが読み取られる(ステップS102)。そして、タグID読取装置201からタグIDが読取時刻とともにRFID管理サーバ501に送信される。
なお、配送センタの入口においては、配送物020の入れ替えなどの受け入れ処理が実施されることがある。この場合、収納袋010に取り付けられた電子錠装置101が解錠または施錠されたことを示すステータス情報が作業員等により入力される。そして、タグID読取装置201からステータス情報がタグIDとともにRFID管理サーバ501に送信される(ステップS103)。
それから、RFID管理サーバ501において、タグID読取装置201から送信された情報が経過情報テーブルT2に書き込まれ、記憶情報が更新される(ステップS104)。
以上の処理が、配送物020が目的地に到達するまで配送センタの入口及び出口等において実施され、配送途中の配送情報がRFID管理サーバ501の経過情報テーブルT2に順次書き込まれる。
(B)解錠処理
次に、配送物020が目的地に到達したときの「解錠処理」について図9のフローチャートを用いて説明する。
始めに、管理装置301における制御端末303の起動が実行される。起動に際し、IDとパスワード(PWD)とを用いた認証により、操作者の正当性が判定される(ステップS201,S202)。この判定の実施により、本システムのセキュリティ水準を高めることができる。
操作者の正当性が確認された場合、ID読取機302により各電子錠装置101A〜101DのタグIDが読み取られる(ステップS202−Yes,S203)。そして、これらのタグIDとともに「解錠要求」が制御端末303からRFID管理サーバ501に送信される(ステップS204)。
RFID管理サーバ501では、制御要求受信部504により、制御端末303から送信された各タグIDと解錠要求とが受信される(ステップS205)。そして、タグID判定部505により、収納袋010に取り付けられた電子錠装置101の正当性がタグIDに基づいて判定される(ステップS206)。このタグIDの判定により、事前にRFID管理サーバ501へ登録された電子錠装置101に対してのみ解錠処理を実施することが可能となる。
続いて、ステータス情報判定部506により、基準ステータス情報に基づいて、ステータス情報の正当性が判定される(ステップS207)。
また、通過経路判定部507により、タグID読取装置201の設置位置情報に基づいて、通過経路の正当性が判定される(ステップS208)。
さらに、通過経路判定部507により通過経路が正当であると判定された場合には、配送時間判定部508により配送時間の正当性が読取時刻に基づいて判定される(ステップS209)。
そして、上記各判定部505〜508の全ての判定結果が正当である場合、RFID管理サーバ501から制御端末303へ解錠信号が送信される(ステップS210)。
制御端末303では、RFID管理サーバ501から解錠信号を受信すると(ステップS211)、解錠装置304を経由して各電子錠装置101A〜101Dに解錠信号を送信する(ステップS212)。
各電子錠装置101A〜101Dは、解錠装置304から解錠信号を受信すると(ステップS213)、解錠機構を駆動して解錠する(ステップS214)。
このようにして、解錠装置304から解錠信号を受信した各電子錠装置101A〜101Dが解錠されると、制御端末303の解錠確認の操作により(ステップS215)、RFID管理サーバ501に記憶された配送目的地におけるステータス情報が“解錠”を示すように更新される(ステップS216)。
一方、各判定部505〜508による判定結果のいずれか一つでも正当でない場合(ステップS206−No,S207−No,S208−No,S209−No)、RFID管理サーバ501から制御端末303に向けて異常信号が送信される(ステップS217)。
制御端末303は、処理結果の表示として、解錠が確認された場合はその旨を表示し、異常信号を受信した場合は、異常が生じたことをディスプレイに表示したり、警報音を発したりして、操作者の注意を喚起する(ステップS218)。
(1−3.効果)
以上説明したように、本実施形態に係る電子錠制御システムによれば、RFID管理サーバ501が、電子錠装置101が記憶するタグIDと、タグID読取装置201の設置位置情報と、タグID読取装置201がタグIDを読み取りした読取時刻とを関連付けて配送情報記憶部502に書き込み、タグIDが配送情報記憶部502に記憶されているか否かを判定し、通過経路及び配送時間の正当性を判定し、それらの判定結果が正当である場合、解錠信号を送信するので、複数の電子錠装置101A〜101Dの配送情報が正常であるときにのみ、各電子錠装置101A〜101Dを短時間で解錠する電子錠制御システムを提供することができる。
換言すれば、一の電子錠装置101Aにおける配送途中の配送情報が異常である場合には、関連する他の電子錠装置101B〜101Dの解錠を停止しておくことができる。
また、本実施形態に係る電子錠制御システムでは、RFID管理サーバ501に配送予定の電子錠装置101を事前に登録する。それゆえ、未登録のRFIDタグを取り付けた物品020などの混入を検知することができる。
また、RFIDタグの使用により、高速に一括して複数の電子錠装置の解錠及び施錠を制御できる。そのため、配送情報に異常が生じていない場合には、手動での制御に比して、作業効率を大幅に向上することができる。
さらに、電子錠装置から読み取られる情報の履歴をRFID管理サーバ501で一元管理しているため、問題発生時の確認が容易になる。また、この一元管理により、電子錠装置の施錠または解錠の状態を遠隔地から確認することができる。
なお、本実施形態において、施錠および解錠の条件を、複数のタグID、および、その時系列情報を組み合わせた複数要素を採用することにより、単一要素である従来の機械式の錠と比較して、安全性を大幅に向上することができる。
また、本実施形態に係る電子錠制御システムによれば、必要に応じて、ステータス情報の正当性を判定するステータス情報判定部506を備えることができ、拡張性の高いシステムを構築できる。
また、本実施形態に係る電子錠制御システムによれば、管理装置301が、RFID管理サーバ501から異常信号を受信した場合、必要に応じて異常警報を出力するので、複数の収納袋010のうち一の収納袋010に異常がある場合、操作者の注意を喚起することができる。
なお、本実施形態では、電子錠装置のタグIDに関連付けて配送情報を管理しているが、配送物020に個別に取り付けた識別装置のタグIDに関連付けて配送情報を管理してもよい。具体的には、配送物020にRFIDを取り付け、そのタグIDをRFID管理サーバ501に記憶する。これにより、配送物020毎に配送情報の正当性を管理することができ、錠の安全性を高めることができる。
なお、本実施形態に係るタグID読取装置201は、設置位置情報を記憶しているが、タグID読取装置201を識別できる情報であれば設置位置を示す情報でなくてもよい。この場合、RFID管理サーバ501において、タグID読取装置201を識別できる情報と該タグIDの設置位置を示す情報との照合が行われる。
<第2の実施形態>
図10は本発明第2の実施形態に係る電子錠制御システムの構成を示す模式図である。
本実施形態に係る電子錠制御システムは、配送センタなどで電子錠装置101を解錠した場合、その電子錠装置101を再度施錠する。なお、既に説明した部分と同一部分には同一符号を付し、特に説明がない限りは重複した説明を省略する。また、以下の各実施形態も同様にして重複した説明を省略する。
電子錠装置101は、該電子錠装置本体の「配送先情報」をさらに記憶しており、施錠信号を受信すると施錠する施錠機構をさらに備えている。
配送センタNN0Xに設置された管理装置301のID読取機302は、電子錠装置101からタグIDだけでなく、配送先情報を読み取る機能も有している。また、制御端末303は、ID読取機302により読み取られたタグIDと配送先情報とを「施錠要求」とともにRFID管理サーバ501に送信する。
また、本実施形態に係る管理装置301は施錠装置305を備えており、施錠要求に応じてRFID管理サーバ501から施錠信号を受信した場合、該施錠信号を電子錠装置101に送信する。
RFID管理サーバ501は、制御端末303からタグIDおよび配送先情報を受信した場合、配送情報記憶部502に記憶された配送先情報に基づいて配送先情報の正当性を判定する配送先判定部510をさらに備えている。また、RFID管理サーバ501の制御信号送信部509(図1参照)は、各判定部505・506・510による判定結果が全て正当である場合、制御端末303に施錠信号を送信する。
(C)施錠処理
次に、本実施形態に係る電子錠制御システムにおける「施錠処理」について図11のフローチャートを用いて説明する。なお、本実施形態に係る管理装置301は、収納袋010の出発地点に設置されるものであり、例えば配送センタの出口に設置される。なお、前提として、第1の実施形態と同様の「書込処理」が行なわれているものとする。
始めに、配送センタ等の作業員等により、管理装置301における制御端末303の起動が実行される。起動に際し、IDとPWDとを用いた認証により、作業員等の正当性が判定される(ステップS301,S302)。
作業員等の正当性が確認された場合、ID読取機302により、各電子錠装置101A〜101DのタグIDと配送先情報とが読み取られる(ステップS302−Yes,S303)。そして、各タグIDと配送先情報とが「施錠要求」とともに管理装置301における制御端末303からRFID管理サーバ501に送信される(ステップS304)。
RFID管理サーバ501では、制御要求受信部504により、制御端末303から送信された各タグID及び各配送先情報とともに施錠要求が受信される(ステップS305)。そして、タグID判定部505により、収納袋010に取り付けられた電子錠装置101の正当性がタグIDに基づいて判定される(ステップS306)。
また、ステータス情報判定部506により、基準ステータス情報に基づいて、ステータス情報の正当性が判定される(ステップS307)。
また、配送先情報判定部510により、配送先情報の正当性が判定される。具体的には、電子錠装置101から読み取られた配送先情報と、RFID管理サーバ501に記憶された配送先情報とが一致しているかが判定される。この配送先の判定を実施することにより、誤った配送先への収納袋010に対する施錠を回避でき、結果として誤発送を制限することができる。
そして、上記各判定部505・506・510の全ての判定結果が正当である場合、RFID管理サーバ501から制御端末303へ施錠信号が送信される(ステップS309)。
制御端末303では、RFID管理サーバ510から施錠信号を受信すると(ステップS310)、施錠装置305を経由して各電子錠装置101A〜101Dに施錠信号を送信する(ステップS311)。
各電子錠装置101A〜101Dは、施錠装置305から施錠信号を受信すると(ステップS312)、施錠機構を駆動して施錠する(ステップS313)。
このようにして、配送センタの出口を通過して各電子錠装置101A〜101Dが施錠されると、制御端末303の施錠確認の操作により(ステップS314)、RFID管理サーバ501に記憶された各電子錠装置のステータス情報が“施錠”を示すように更新される(ステップS315)。
一方、各判定部505・506・510による判定結果のいずれか一つでも正当でない場合、RFID管理サーバ501から制御端末303に向けて異常信号が送信される(ステップS306−No,S307−No,S308−No,S316)。
制御端末303は、処理結果の表示として、施錠が確認された場合はその旨を表示し、異常信号を受信した場合は、異常が生じたことをディスプレイに表示したり、警告音を発したりして、操作者の注意を喚起する(ステップS317)。
以上説明したように、本実施形態に係る電子錠制御システムによれば、RFID管理サーバ501が、制御端末303から受信した配送先情報と配送先情報記憶部502に記憶された基準配送先情報とが一致するか否かを判定し、一致していると判定した場合、制御端末303に施錠信号を送信するので、配送先に異常が生じた電子錠装置101の施錠を回避できる。結果として、収納袋010の誤配送を制限することができる。
また、本実施形態に係る電子錠制御システムによれば、配送先が正常である場合、各電子錠装置101が一括して施錠されるので、配送処理が効率化される。
<第3の実施形態>
図12は本発明の第3の実施形態に係る電子錠装置の構成を示す模式図である。
本実施形態に係る電子錠装置101は、上記各実施形態に係る電子錠制御システムに用いられるものである。
電子錠装置101はRFIDタグ102を備えており、タグID読取装置201と無線通信を行なう。例えば、電子錠装置101は南京錠のような機構を有しており、配送物020を収納する収納袋010などに取り付けられる。電子錠装置101は、施錠・解錠の状態を記憶するための記憶部103やLEDなどの発光部104、音声を発する音声発生部105を備えている。また、これらの各機能は制御部106により制御される。制御部106は、RFIDタグ102が施錠信号又は解錠信号を受信すると、駆動機構107を制御して、電子錠装置本体を施錠又は解錠する。なお、記憶部103はRFIDタグ102のメモリ領域を使用してもよい。また、発光部104や音声発生部105は、RFIDタグ102の読み取りにエラーが生じたときや、電子錠装置101の施錠・解錠制御において何らかのエラーが生じたとき、電子錠装置101が内蔵する電池108が消耗したとき等に動作する。この際、エラーの種類により、発光させる色や音声を変えておくことにより、エラーの識別が可能となる。
また、電子錠装置101は、障害時の対策として、2つのRFIDタグを備える。例えば、通常使用するものを第1RFIDタグ102Mとし、障害発生時に使用するものを第2RFIDタグ102Sとする。これにより、第1RFIDタグ102Mに障害が発生したとしても、第2RFIDタグ102Sにより処理が引き継がれる。なお、RFID管理サーバ501には、これら第1RFIDタグ102Mと第2RFIDタグ102Sとの2つのタグIDが事前に登録されているものとする。
また、電子錠装置101は、発光や音声発生、施錠・解錠動作の動力源として電池108を備える。この電池108は一般的な規格製品であり、交換用の電池を容易に入手可能であるとする。さらに、電池消耗時であっても施錠した状態が保たれ、電池の消耗が原因で施錠した錠が解錠することはないこととする。なお、施錠・解錠の状態に関係なく、電池交換作業は任意の時期に行える。また、電子錠装置101の各部は省電力設計であり、毎日使用した場合でも数年程度は継続使用することが可能であるとする。
電子錠装置101は、従来の機械的な施錠・解錠機構を持たず、RFIDタグ102を用いた電子的な制御によってのみ施錠・解錠される。施錠・解錠の状態を示すステータス情報は、RFID管理サーバ501および電子錠装置101内部の記憶部103に保存される。これにより、電子錠装置101の輸送中に、前記各実施形態に係る電子錠制御システム以外の手段により、電子錠装置101が解錠された場合、電子錠装置101の記憶部103に記憶されたステータス情報のみが更新されるので、RFID管理サーバ501に保存されたステータス情報と、電子錠装置101の記憶部103に記憶されたステータス情報とに不整合が生ずる。このため、不正な解錠が行われた場合、そのことを検知することができる。なお、システム管理者など、特定の権限を持つ利用者は、RFID管理サーバ501内の施錠・解錠に関するステータス情報を編集可能とする。すなわち、電子錠装置101に記憶された情報とRFID管理サーバ501に記憶された情報との不整合などが原因で解錠や施錠ができないときには、この仕組みを利用して修正可能とする。
なお、電子錠装置101は、磁力線などに対する防護構造109を有している。それゆえ、強い磁気にさらすなどの方法により、施錠状態の錠を解錠させるなどの誤作動を引き起こすことはできないものである。
<その他>
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に構成要素を適宜組み合わせてもよい。
なお、上記実施形態に記載した手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、光磁気ディスク(MO)、半導体メモリなどの記憶媒体に格納して頒布することもできる。
また、この記憶媒体としては、プログラムを記憶でき、かつコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であれば、その記憶形式は何れの形態であっても良い。
また、記憶媒体からコンピュータにインストールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)や、データベース管理ソフト、ネットワークソフト等のMW(ミドルウェア)等が上記実施形態を実現するための各処理の一部を実行しても良い。
さらに、本発明における記憶媒体は、コンピュータと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝送されたプログラムをダウンロードして記憶または一時記憶した記憶媒体も含まれる。
また、記憶媒体は1つに限らず、複数の媒体から上記実施形態における処理が実行される場合も本発明における記憶媒体に含まれ、媒体構成は何れの構成であっても良い。
尚、本発明におけるコンピュータは、記憶媒体に記憶されたプログラムに基づき、上記実施形態における各処理を実行するものであって、パソコン等の1つからなる装置、複数の装置がネットワーク接続されたシステム等の何れの構成であっても良い。
また、本発明におけるコンピュータとは、パソコンに限らず、情報処理機器に含まれる演算処理装置、マイコン等も含み、プログラムによって本発明の機能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
本発明の第1の実施形態に係る電子錠制御システムの構成を示す模式図である。 同実施形態に係る電子錠装置と収納袋との構成を示す模式図である。 同実施形態に係るタグID読取装置の構成を示す模式図である。 同実施形態に係るタグID読取装置の設置場所の例を示す模式図である。 同実施形態に係る受け入れ処理を説明するための模式図である。 同実施形態に係る管理装置の構成を示す模式図である。 同実施形態に係る配送情報記憶部の構成を示す模式図である。 同実施形態に係る「書込処理」を説明するためのフローチャートである。 同実施形態に係る「解錠処理」を説明するためのフローチャートである。 本発明第2の実施形態に係る電子錠制御システムの構成を示す模式図である。 同実施形態に係る電子錠制御システムにおける「施錠処理」を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る電子錠装置の構成を示す模式図である。
符号の説明
010・・・収納袋、020・・・配送物、101・・・電子錠装置、102・・・RFIDタグ、103・・・記憶部、104・・・発光部、105・・・音声発生部、106・・・制御部、107・・・駆動機構、108・・・電池、109・・・防護構造、201・・・タグID読取装置、202・・・タグID読取部、203・・・設置位置情報記憶部、204・・・設置位置情報送信部、301・・・管理装置、302・・・ID読取機、303・・・制御端末、304・・・解錠装置、401・・・監視端末、501・・・RFID管理サーバ、502・・・配送情報記憶部、503・・・配送情報書込部、504・・・制御要求受信部、505・・・タグID判定部、506・・・ステータス情報判定部、507・・・通過経路判定部、508・・・配送時間判定部、509・・・制御信号送信部。

Claims (6)

  1. タグIDが個別に割り当てられた複数の電子錠装置と、前記各電子錠装置の配送経路に設置され、該各電子錠装置から前記タグIDを読み取るタグID読取装置と、前記各電子錠装置の解錠要求を送信する管理装置と、前記解錠要求に応じて解錠信号を送信するRFID管理サーバとを備えた電子錠制御システムであって、
    前記各電子錠装置は、
    前記タグIDを記憶するRFIDタグと、
    前記解錠信号を受信すると解錠する解錠機構と
    を備え、
    前記タグID読取装置は、
    該タグID読取装置本体が設置された設置位置情報を記憶する手段と、
    前記電子錠装置のタグIDを読み取る手段と、
    前記電子錠装置から前記タグIDを読み取った場合、該タグIDとともに前記設置位置情報と読取時刻とを前記RFID管理サーバに送信する手段と
    を備え、
    前記管理装置は、
    前記電子錠装置のタグIDを読み取る手段と、
    複数の電子錠装置のタグIDを読み取った場合、該各タグIDとともに、前記各電子錠装置の解錠要求を前記RFID管理サーバに送信する手段と、
    前記解錠要求に応じて前記RFID管理サーバから解錠信号を受信した場合、前記各電子錠装置に解錠信号を送信する手段と
    を備え、
    前記RFID管理サーバは、
    前記タグID毎に、予め設定された基準設置位置情報と基準配送時間とを記憶する配送情報記憶手段と、
    前記タグID読取装置から前記タグIDとともに前記設置位置情報と前記読取時刻とを受信した場合、該タグIDと該設置位置情報と該読取時刻とを関連付けて前記配送情報記憶手段に書き込む手段と、
    前記管理装置から前記各タグIDとともに前記解錠要求を受信した場合、該各タグIDが前記配送情報記憶手段に記憶されているか否かを判定するタグID判定手段と、
    前記管理装置から前記各タグIDとともに前記解錠要求を受信した場合、該各タグIDに対応する設置位置情報を前記配送情報記憶手段から読み出し、前記基準設置位置情報と一致するか否かにより通過経路の正当性を判定する通過経路判定手段と、
    前記通過経路が正当であると判定された場合、前記各タグID読取装置から送信された読取時刻から該各タグID読取装置の設置位置間の配送時間を算出し、該配送時間が正当であるか否かを、前記基準配送時間に基づいて判定する配送時間判定手段と、
    前記各判定手段による判定結果が正当である場合、前記管理装置に解錠信号を送信する手段と
    を備えたことを特徴とする電子錠制御システム。
  2. 請求項1に記載の電子錠制御システムにおいて、
    前記タグID読取装置は、前記タグIDおよび前記設置位置情報とともにステータス情報を前記RFID管理サーバに送信する手段をさらに備え、
    前記RFID管理サーバは、
    前記設置位置情報に関連付けて、各電子錠装置の基準ステータス情報を予め記憶する手段と、
    前記管理装置から解錠要求が送信された場合、前記タグID読取装置から送信されるステータス情報と前記基準ステータス情報とが一致するか否かを判定するステータス情報判定手段と
    をさらに備えたことを特徴とする電子錠制御システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電子錠制御システムにおいて、
    前記管理装置は、前記解錠要求に応じて、前記RFID管理サーバから異常信号を受信した場合、異常警報を出力する出力手段をさらに備え、
    前記RFID管理サーバは、前記各判定手段のいずれか一つでも正当でない場合、前記管理装置に異常信号を送信する手段をさらに備えた
    ことを特徴とする電子錠制御システム。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電子錠制御システムにおいて、
    前記電子錠装置は、
    配送先情報を記憶する手段と、
    施錠信号を受信すると施錠する施錠機構と
    をさらに備え、
    前記管理装置は、
    前記電子錠装置からタグIDと配送先情報とを読み取る手段と、
    前記タグIDと配送先情報とを施錠要求とともに前記RFID管理サーバに送信する手段と、
    前記施錠要求に応じて施錠信号を受信した場合、該施錠信号を前記電子錠装置に送信する手段と
    をさらに備え
    前記RFID管理サーバは、
    前記タグID毎に、予め設定された基準配送先情報を記憶する手段と、
    前記管理装置から前記タグIDと前記配送先情報とを受信した場合、前記タグIDが前記記憶する手段に記憶されているか否かを判定する手段と、
    前記管理装置から受信した配送先情報と前記基準配送先情報とが一致するか否かを判定する手段と、
    前記各判定する手段により一致していると判定された場合、前記管理装置に施錠信号を送信する手段と
    を備えたことを特徴とする電子錠制御システム。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の電子錠制御システムに用いられる電子錠装置であって、
    前記解錠機構が、前記解錠信号を受信せずに解錠された場合、警報音を発生する音声発生手段と視覚的に確認可能な発光手段とをさらに備えことを特徴とする電子錠装置。
  6. 電子錠装置の配送経路に設置され、該電子錠装置からタグIDを読み取り、該タグIDと設置位置情報と読取時刻とを送信するタグID読取装置と、前記電子錠装置からタグIDを読み取り、該電子錠装置の解錠要求を送信する管理装置と、の両装置と通信可能なRFID管理サーバであって、
    前記タグID毎に、予め設定された基準設置位置情報と基準配送時間とを記憶する配送情報記憶手段と、
    前記タグID読取装置から前記タグIDとともに前記設置位置情報と前記読取時刻とを受信した場合、該タグIDと該設置位置情報と該読取時刻とを関連付けて前記配送情報記憶手段に書き込む手段と、
    前記管理装置から前記各タグIDとともに前記解錠要求を受信した場合、該各タグIDが前記配送情報記憶手段に記憶されているか否かを判定するタグID判定手段と、
    前記管理装置から前記各タグIDとともに前記解錠要求を受信した場合、該各タグIDに対応する設置位置情報を前記配送情報記憶手段から読み出し、前記基準設置位置情報と一致するか否かにより通過経路の正当性を判定する通過経路判定手段と、
    前記通過経路が正当であると判定された場合、前記各タグID読取装置から送信された読取時刻から該各タグID読取装置の設置位置間の配送時間を算出し、該配送時間が正当であるか否かを、前記基準配送時間に基づいて判定する配送時間判定手段と、
    前記各判定手段による判定結果が正当である場合、前記管理装置に解錠信号を送信する手段と
    を備えたことを特徴とするRFID管理サーバ。
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