JP2021012632A - 物品管理のためのシステム、方法、プログラム、及びプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

物品管理のためのシステム、方法、プログラム、及びプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】コード含有画像RFIDタグの特徴を活かした物品管理システムを提供する。【解決手段】第1のコードが無線通信で読取可能に記憶され、表面に光学的に読取可能な第2のコードを含む画像が表示されたコード含有画像RFIDタグが付された物品を管理するシステム1であって、複数のコード含有画像RFIDタグから第1のコードを一度に無線通信で読み取る第1の端末から第1のコードを含む第1の情報を受信する第1の受信部と、所定の設定条件が記憶された記憶部と、第1のコードに基づいて記憶部から設定条件を取得する設定条件取得部と、第1の情報に基づいて所定の設定条件が満たされているか否かを判定し、結果を記憶部に記憶させる判定部と、第2の端末がコード含有画像から第2のコードを光学的に読み取取って変換した第1のコードを含む第2の情報を受信する第2の受信部とを備える。判定部は、第2の情報の受信に基づいて、所定の処理を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、物品管理のためのシステム、方法、プログラム、及びプログラムを記録した記録媒体、より詳細には、バーコードRFIDタグを用いた物品管理のためのシステム、方法、プログラム、及びプログラムを記録した記録媒体に関する。
物品管理のための手段として、ラベルの形態のRFIDタグの表面にバーコードが印刷されたバーコードRFIDタグラベルが知られている(例えば、下記特許文献1参照)。これは、図13に示されるようなもので、アンテナ50aとこれに接続されているICチップ50bを備えたRFIDタグラベル50cの表面にバーコード50dが印刷されたものである。このようなバーコードRFIDタグラベル50は、バーコード50dと同じ情報をICチップ50bに記憶させることによって、摩擦、洗浄、長期間の使用等のために印字されたバーコードが消失する等によりバーコードが読取困難となった際に、ICチップ50bに記憶させたバーコードと同じ情報を無線通信で読み取るために用いられている。
特開2012−79085号公報
しかしながら、このような物品管理は、ICチップに記憶された情報を、バーコードが読取困難となった場合のフェールセーフとして用いるにとどまり、バーコードRFIDタグが、バーコードに情報を有しているという特徴とICチップにも情報を有しているという特徴を十分に活かした物品管理を実現しているものではない。
そこで、本発明は、バーコードRFIDタグをはじめとするコード含有画像RFIDタグが、コード含有画像に情報を有しているという特徴とICチップにも情報を有しているという特徴を十分に活かした新規な物品管理のためのシステム、方法、プログラム、及びプログラムを記録した記録媒体を提供することを目的の1つとする。
本発明の1つの態様は、第1のコードが無線通信で読取可能に記憶され、その表面に第2のコードを含むコード含有画像が表示されたコード含有画像RFIDタグが付された少なくとも1つの物品を管理するためのシステムであって、前記少なくとも1つの物品に付されたコード含有画像RFIDタグの各々に対して、前記第1のコード、前記第2のコード、及び、該コード含有画像RFIDタグを無線通信で読み取るべき少なくとも1つの第1の端末であって、複数のRFIDタグを一度に無線通信で読取可能なRFID読取部を備える第1の端末を含む所定の設定条件が対応づけられて記憶された記憶部と、複数のRFIDタグを一度に無線通信で読取可能なRFIDタグ読取部を備える第1の端末が前記コード含有画像RFIDタグを無線通信で読み取ることによって取得され、前記第1の端末から送信された前記第1のコードを含む第1の情報を受信する第1の受信部と、前記第1の受信部が受信した前記第1のコードに基づいて、前記記憶部から、前記第1のコードと対応づけられて記憶された前記所定の設定条件を取得する設定条件取得部と、受信した前記第1の情報に基づいて前記所定の設定条件が満たされているか否かを判定し、判定結果を、前記第1のコードと対応づけて前記記憶部に記憶させる判定部と、複数のRFIDタグを一度に無線通信で読取可能なRFIDタグ読取部を備えていない第2の端末が前記コード含有画像RFIDタグの前記コード含有画像を光学的に読み取ることによって取得され、前記第2の端末から送信された前記第2のコード、又は、前記第2の端末が前記コード含有画像RFIDタグの前記コード含有画像を光学的に読み取ることによって取得された前記第2のコードが、対応する前記第1のコードに変換され、前記第2の端末から送信された変換された第1のコードを含む第2の情報を受信する第2の受信部とを備え、前記判定部は、前記第2の端末から送信された前記第2の情報の受信に基づいて、所定の処理を行う物品管理システムを提供するものである。
前記所定の設定条件は、更に、前記第1のコードを記憶した前記コード含有画像RFIDタグを無線通信で読み取るべき少なくとも1つの時間範囲、又は、前記少なくとも1つの物品に付されたコード含有画像RFIDタグの各々に対する、該コード含有画像RFIDタグを無線通信で読み取るべき、前記第1の端末と時間範囲の組を含むものとすることができる。
前記所定の処理は、前記第2のコード又は前記変換された第1のコードに対応づけて記憶された前記判定結果に基づく判定結果情報を前記第2の端末に送信することであるものとすることができる。
前記所定の処理は、前記第2の端末から送信された前記第2の情報の受信後に、記憶部第1の端末から第1のコードを受信した場合、該第1の端末以降に第1のコードを受信した第1の端末の履歴を、それ以前に第1のコードを受信した第1の端末の履歴とは別個の履歴として、前記記憶部に記憶するものとすることができる。
前記所定の処理は、前記第2の端末の所有者が、前記物品の所有者であると登録することであるものとすることができる。
前記所定の設定条件は、更に、前記コード含有画像RFIDタグを光学的に読み取るべき第2の端末を含み、前記設定条件取得部は、更に、前記第2の受信部が受信した前記第2のコード又は前記変換された第1のコードに基づいて、前記記憶部から、前記第2のコード又は前記変換された第1のコードと対応づけられて記憶された前記所定の設定条件を取得し、前記判定部は、更に、受信した前記第2の情報に基づいて前記所定の設定条件が満たされているか否かを判定し、判定結果を、前記第2の受信部が受信した前記第2のコード又は前記変換された第1のコードと対応づけて前記記憶部に記憶させるものとすることができる。
前記第2のコードは、前記第1のコードに対して所定の演算式に基づいて演算を行うことによって得られたものであるものとすることができる。
本発明の1つの態様は、第1のコードが無線通信で読取可能に記憶され、その表面に第2のコードを含むコード含有画像が表示されたコード含有画像RFIDタグが付された少なくとも1つの物品を管理するためのコンピュータにより実行される方法であって、複数のRFIDタグを一度に無線通信で読取可能なRFIDタグ読取部を備える第1の端末が前記コード含有画像RFIDタグを無線通信で読み取ることによって取得され、前記第1の端末から送信された前記第1のコードを含む第1の情報を受信するステップと、前記少なくとも1つの物品に付されたコード含有画像RFIDタグの各々に対して、前記第1のコード、前記第2のコード、及び、該コード含有画像RFIDタグを無線通信で読み取るべき少なくとも1つの第1の端末であって、複数のRFIDタグを一度に無線通信で読取可能なRFID読取部を備える第1の端末を含む所定の設定条件が対応づけられて記憶された記憶部から、受信した前記第1のコードに基づいて、前記第1のコードと対応づけられて記憶された前記所定の設定条件を取得するステップと、受信した前記第1の情報に基づいて前記所定の設定条件が満たされているか否かを判定し、判定結果を、前記第1のコードと対応づけて前記記憶部に記憶させるステップと、複数のRFIDタグを一度に無線通信で読取可能なRFIDタグ読取部を備えていない第2の端末が前記コード含有画像RFIDタグの前記コード含有画像を光学的に読み取ることによって取得され、前記第2の端末から送信された前記第2のコード、又は、前記第2の端末が前記コード含有画像RFIDタグの前記コード含有画像を光学的に読み取ることによって取得された前記第2のコードが、対応する前記第1のコードに変換され、前記第2の端末から送信された変換された第1のコードを含む第2の情報を受信するステップと、前記第2の端末から送信された前記第2の情報の受信に基づいて、所定の処理を行うステップとを含む物品管理方法を提供するものである。
本発明の1つの態様は、前記方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供するものである。
本発明の1つの態様は、前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供するものである。
上記構成を有する本発明によれば、コード含有画像RFIDタグが、コード含有画像に情報を有しているという特徴とICチップにも情報を有しているという特徴を十分に活かした新規な物品管理のためのシステム、方法、プログラム、及びプログラムを記録した記録媒体を提供することができる。
本発明の1つの実施形態に係る物品管理システムの全体構成を示す図である。 本発明の1つの実施形態に係る物品管理システムのハードウエア構成を示す図である。 本発明の1つの実施形態に係る物品の流通経路の一例を示す図である。 本発明の1つの実施形態に係る物品管理処理の一例の概略フローチャートである。 本発明の1つの実施形態に係る設定条件設定処理の一例のフローチャートである。 設定条件DB191に記憶された物品7−1についての設定条件の一例を示す図である。 読取記録DB193に記憶された物品7−1についての読取記録の一例を示す図である。 本発明の1つの実施形態に係る流通管理処理の一例のフローチャートである。 本発明の1つの実施形態に係る流通管理処理の一例のフローチャートである。 本発明の1つの実施形態に係る流通管理処理の一例のフローチャートである。 設定条件DB191に記憶された物品7−2についての設定条件の一例を示す図である。 読取記録DB193に記憶された物品7−2についての読取記録の一例を示す図である。 設定条件DB191に記憶された物品7−3についての設定条件の一例を示す図である。 読取記録DB193に記憶された物品7−3についての読取記録の一例を示す図である。 設定条件DB191に記憶された物品7−4についての設定条件の一例を示す図である。 読取記録DB193に記憶された物品7−4についての読取記録の一例を示す図である。 読取記録DB193に記憶された物品7−1についての読取記録の他の例を示す図である。 本発明の1つの実施形態に係る再流通管理処理の一例のフローチャートである。 バーコードRFIDタグの一例の全体構成図を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の1つの実施形態に係る物品管理システムの全体構成を示す図である。 物品管理システム1は、第1の端末3、第2の端末5とネットワーク20を介して接続されている。物品管理システム1、第1の端末3、第2の端末5の各々は、1つの物理的な装置として構成される必要はなく、複数の物理的な装置から構成されてもよい。
第1の端末3としては、複数のRFIDタグを一度に無線通信で読取可能なRFID読取部であるRFIDタグリーダライタを備え、物品管理システム1と通信可能な任意の適切な端末を用いることができる。
第2の端末5は、典型的には、小売店や消費者等のユーザが所持する端末で、複数のRFIDタグを一度に無線通信で読取可能なRFID読取部は有しないが、バーコード等のコード含有画像を光学的に読取可能なスマートフォン、タブレット端末、携帯電話機等の携帯端末であるが、バーコードリーダ等を備えたPC等の任意の適切な端末を用いることもできる。
物品管理システム1の管理対象である物品7には、コード含有画像RFIDタグであるバーコードRFIDタグ9が付されている。バーコードRFIDタグ9は、典型的には上述のようなバーコードRFIDタグラベルであり、ラベルの形態のRFIDタグの表面にバーコードが印刷されたものである。後述のように、このバーコードは、第2のコードC2を含む情報がエンコードされたものであり、また、バーコードRFIDタグ9には、第1のコードC1が無線通信で読取可能に記憶される。
物品7に付すコード含有画像RFIDタグは、バーコードRFIDタグラベルに限定されるものではなく、その形態は、ラベル以外の任意の適切な形態とすることができ、コード含有画像は、バーコード以外の、例えばQRコード(登録商標)、カラーコード、文字列、グラフィック、電子透かしが埋め込まれた画像(文字列等を含む)等任意の適切な、第2のコードを含むコード含有画像とすることができ、コード含有画像の表示は、印刷による表示以外の、例えばディスプレイ上の表示等任意の適切な表示とすることができる。
物品管理システム1は、第2コード決定部12、バーコードRFIDタグ生成部13、設定条件設定部14、第1の受信部15、設定条件取得部16、判定部17、第2の受信部18、記憶部19を備える。
第2コード決定部12は、第1のコードC1に対して所定の演算式に基づいて演算を行うことによって、第2のコードC2を決定し、第1のコードC1と第2のコードC2を対応づけて記憶部19に記憶する。
バーコードRFIDタグ生成部13は、第1のコードC1をRFIDタグのICチップに記憶させ、第2のコードC2をエンコードしたバーコードをRFIDタグに印字し、バーコードRFIDタグ9を生成する。
設定条件設定部14は、バーコードRFIDタグ9を無線通信で読み取るべき第1の端末3を含む所定の設定条件を、第1のコードC1や第2のコードと対応づけて記憶部19に記憶する。
第1の受信部15は、第1の端末3がバーコードRFIDタグ9を無線通信で読み取ることによって取得され、第1の端末3から送信された第1のコードC1を含む第1の情報を受信する。
設定条件取得部16は、第1の受信部15が受信した第1のコードC1に基づいて、記憶部19から、第1のコードC1と対応づけられて記憶された所定の設定条件を取得する。
判定部17は、第1の受信部15が受信した第1の情報に基づいて所定の設定条件が満たされているか否かを判定し、判定結果を、第1のコードC1と対応づけて記憶部19に記憶させる。また、判定部17は、第2の端末5から送信された後述の第2の情報の受信に基づいて、所定の処理を行う。
第2の受信部18は、第2の端末5がバーコードRFIDタグ9のバーコードを光学的に読み取ることによって取得され、第2の端末5から送信された第2のコードC2、又は、第2の端末5がバーコードRFIDタグ9のバーコードを光学的に読み取ることによって取得された第2のコードC2が、対応する第1のコードC1に変換され、第2の端末5から送信された変換された第1のコードC1を含む第2の情報を受信する。
記憶部19は、設定条件データベース(設定条件DB)111と読取記録データベース(読取記録DB)113を含む。記憶部19は、1つの物理的な装置として構成されてもよいし、複数の物理的な装置に分散して配置されてもよい。
設定条件DB191には、後述の、第1のコード、第2のコード、物品7が通過すべき流通拠点Rに備えられた第1の端末3の識別情報と、任意的に、流通拠点Rを通過すべき時間範囲が、互いに対応づけられて記憶されている。
また、読取記録DB193には、後述の、第1のコード、第2のコード、物品7に付されたバーコードRFIDタグ9を無線通信で読み取った第1の端末の識別情報及び読取時刻、異常フラグ、物品に付されたバーコードRFIDタグ9のバーコードを光学的に読み取った第2の端末5の識別情報及び読取時刻が、互いに対応づけられて記憶されている。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る物品管理システムのハードウエア構成を示す図である。物品管理システム1は、CPU10a、RAM10b、ROM10c、外部メモリ10d、入力部10e、出力部10f、通信部10gを含む。RAM10b、ROM10c、外部メモリ10d、入力部10e、出力部10f、通信部10gは、システムバス10hを介して、CPU10aに接続されている。
CPU10aは、システムバス10hに接続される各デバイスを統括的に制御する。
ROM10cや外部メモリ10dには、CPU10aの制御プログラムであるBIOSやOS、コンピュータが実行する機能を実現するために必要な各種プログラムやデータ等が記憶されている。
RAM10bは、CPUの主メモリや作業領域等として機能する。CPU10aは、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM10cや外部メモリ10dからRAM10bにロードして、ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現する。
外部メモリ10dは、例えば、フラッシュメモリ、ハードディスク、DVD−RAM、USBメモリ等から構成される。
入力部10eは、ユーザ等からの操作指示等を受け付ける。入力部10eは、例えば、入力ボタン、キーボード、ポインティングデバイス、ワイヤレスリモコン、マイクロフォン、カメラ等の入力デバイスから構成される。
出力部10fは、CPU10aで処理されるデータや、RAM10b、ROM10cや外部メモリ10dに記憶されるデータを出力する。出力部10fは、例えば、CRTディスプレイ、LCD、有機ELパネル、プリンタ、スピーカ等の出力デバイスから構成される。
通信部10gは、ネットワークを介して又は直接、外部機器と接続・通信するためのインタフェースである。通信部10gは、例えばシリアルインタフェース、LANインタフェース等のインタフェースから構成される。
物品管理システム1の各部は、ROMや外部メモリに記憶された各種プログラムが、CPU、RAM、ROM、外部メモリ、入力部、出力部、通信部等を資源として使用することで実現される。
以上のシステム構成を前提に、本発明の1つの実施形態に係る物品管理システムの物品管理処理の例を、図1〜図12等を参照して、以下に説明する。
図3は、本発明の1つの実施形態に係る物品7の流通経路の一例を示す図である。本実施形態では、バーコードRFIDタグ9が付された物品7が、工場や農協等の流通基点Oから、複数の流通拠点Rを経て、小売店S、消費者Pに流通し、流通基点Oは出荷口に第1の端末3を備え、流通拠点Rは、入荷口及び出荷口の各々に第1の端末3を備える場合を例として説明する。
図4は、本発明の1つの実施形態に係る物品管理処理の一例の概略フローチャートである。本発明の1つの実施形態に係る物品管理システムの物品管理処理は、設定条件設定処理(S1)、流通管理処理(S2)、再流通管理処理(S3)からなる。以下、それぞれの処理について詳しく説明する。
<設定条件設定処理>
図5は、本発明の1つの実施形態に係る設定条件設定処理の一例のフローチャートである。図6Aは、設定条件DB191に記憶された物品7−1についての設定条件の一例を示す図である。
第2コード決定部12は、第1のコードC1−1に対して所定の演算式に基づいて演算を行うことによって、第2のコードC2−1を決定し(S101)、第1のコードC1−1と第2のコードC2−1を対応づけて記憶部19に記憶する(S103)。バーコードとして表示される第2のコードC2−1を第1のコードC1−1と異なるものとすることにより、第1のコードC1−1の秘匿性を高めることができるが、第2のコードC2−1は、第1のコードC1−1に対して所定の演算式に基づいて演算を行うことなく、第1のコードC1−1と同じものを用いてもよい。所定の演算式は、物品7の生産者ごとに異なるものとしてもよい。
バーコードRFIDタグ生成部13は、第1のコードC1−1をRFIDタグのICチップに記憶させ、第2のコードC2−1をエンコードしたバーコードをRFIDタグに印字し、バーコードRFIDタグ9−1を生成する(S105)。
ユーザは、物品7−1に、生成されたバーコードRFIDタグ9−1を貼付する(S107)。
ユーザは、物品管理システム1に、物品7−1に貼付されているバーコードRFIDタグ9−1について、物品7−1が通過すべき流通拠点Rと、任意的にその流通拠点Rを通過すべき時間範囲を入力する(S109)。
すると、物品管理システム1の設定条件設定部14は、流通拠点Rと流通拠点Rに備えられた第1の端末3の識別情報との対応テーブル(図示しない)に基づいて、第1のコードC1−1と、物品が通過すべき流通拠点Rに備えられた第1の端末3の識別情報と、任意的に、流通拠点Rを通過すべき時間範囲を対応づけて設定条件DB191に記憶する(S111)。記憶部19には、すでに、第1のコードC1−1と第2のコードC2−1が対応づけられて記憶されているので、第1のコードC1−1と第2のコードC2−1と、第1の端末3−1の識別情報と、任意的に流通拠点Rを通過すべき時間範囲が対応づけられて設定条件DB191に記憶されることとなる。
本実施形態においては、物品7−1が通過すべき流通拠点Rは、流通拠点R−1−1、R−1−2、R−1−3である。図6Aを参照して、流通拠点R−1−1に対応する入荷口及び出荷口の第1の端末3である「R01011」、「R01012」、流通拠点R−1−2に対応する入荷口及び出荷口の第1の端末3である「R01021」、「R01022」、流通拠点R−1−3に対応する入荷口及び出荷口の第1の端末3である「R01031」、「R01032」が設定条件として設定されている。流通拠点を通過すべき時間範囲は設定されていない。
<流通管理処理>
図6Bは、読取記録DB193に記憶された物品7−1についての読取記録の一例を示す図である。図7A〜Cは、本発明の1つの実施形態に係る流通管理処理の一例のフローチャートである。
まず、物品7−1が工場、農協等の流通基点Oから出荷されるときに、流通基点Oの出荷口に備えられた第1の端末3−0−2(識別情報「R1002」)が、バーコードRFIDタグ9−1を無線通信で読み取り、バーコードRFIDタグ9−1に記憶された第1のコードC1−1(「1001」)を取得し、取得した第1のコードC1−1、読取時刻(「2018/12/11 10:35」)、及び第1の端末3−0−2の識別情報を含む第1の情報を物品管理システム1に送信する(S201)。
物品管理システム1の第1の受信部15は、第1の端末3−0−2から送信された第1の情報を受信し、第1の受信部15が受信した第1の情報のうちの読取時刻及び第1の端末3−0の識別情報を第1のコードC1−1と対応づけて、記憶部19の読取記録DB193に記憶する(S203)。
物品7−1が、最初に通過すべき流通拠点として設定された流通拠点R−1−1に到着すると、流通拠点R−1−1の入荷口に備えられた第1の端末3−1−1−1(識別情報「R01011」)が、バーコードRFIDタグ9−1を無線通信で読み取り、バーコードRFIDタグ9−1に記憶された第1のコードC1−1を取得し、取得した第1のコードC1−1、読取時刻、及び第1の端末3−1−1−1の識別情報を含む第1の情報を物品管理システム1に送信する(S205)。
物品管理システム1の第1の受信部15は、第1の端末3−1−1−1から送信された第1の情報を受信し、第1の受信部15が受信した第1の情報のうちの読取時刻(「2018/12/11 15:11」)及び第1の端末3−1−1−1の識別情報を第1のコードC1−1と対応づけて、記憶部19の読取記録DB193に記憶する(S207)。
物品管理システム1の設定条件取得部16は、第1の受信部15が受信した第1の情報のうちの第1のコードC1−1に基づいて、RFID設定条件DB191から、第1のコードC1−1と対応づけられて記憶された設定条件、すなわちバーコードRFIDタグ9−1を無線通信で読み取るべき第1の端末3の識別情報、及び任意的に、その第1の端末3がバーコードRFIDタグ9−1を無線通信で読み取るべき時間範囲を取得する(S209)。
物品管理システム1の判定部17は、第1の受信部15が受信した第1の情報のうちの読取時刻及び第1の端末3の識別情報と、設定条件取得部16が取得したバーコードRFIDタグ9−1を無線通信で読み取るべき第1の端末3の識別情報、及びその第1の端末3がバーコードRFIDタグ9−1を無線通信で読み取るべき時間範囲を照合し(S211)、両者が合致しなかった場合、異常フラグを第1の端末3の識別情報と対応づけて読取記録DB193に記憶する(S213)。具体的には、第1の受信部15が受信した第1の情報のうちの第1の端末3の識別情報は、「R01011」であり、バーコードRFIDタグ9−1を無線通信で読み取るべき第1の端末3の識別情報のうちの1つは、「R01011」であるから、両者は合致する。よって、異常フラグは読取記録DB193には記憶されない。
続いて、物品7−1が、流通拠点R−1−1から出荷されるときに、流通拠点R−1−1の出荷口に備えられた第1の端末3−1―1−2(識別情報「R01012」)と物品管理システム1が、ステップS205〜S213と同様の処理を行う。以降、2番目に通過した流通拠点Rの入荷口に備えられた第1の端末3(識別情報「R01051」)、出荷口に備えられた第1の端末3(識別情報「R01052」)、・・・と最後に通過する流通拠点の出荷口に備えられた第1の端末3(識別情報「R01032」)まで同様の処理を繰り返し行う(S215)。
その後、物品7−1が小売店Sや消費者P等のユーザに到達すると、ユーザは、ユーザの所持する第2の端末5に、バーコードRFIDタグ9−1のバーコードを光学的に読み取らせることによって、物品7−1の流通に関する情報を取得することができる。
具体的には、ユーザが所持する第2の端末5が、バーコードRFIDタグ9−1のバーコードを光学的に読み取り、バーコードに含まれる第2のコードC2−1を取得し、取得した第2のコードC2−1及び第2の端末5の識別情報(「T0001」)を含む第2の情報を物品管理システム1に送信する(S217)。ここで、第2の端末5に第2のコードから第1のコードに逆変換するアプリケーションをインストールする等によって、第2の端末5において、第2のコードC2−1を第1のコードC1−1に逆変換して、逆変換した第1のコードC1−1を第2の情報に含めて物品管理システム1に送信する構成としてもよい。
また、第2の端末5が、バーコードRFIDタグ9−1のバーコードを光学的に読み取った際に、そのユーザに関する情報の登録を行えるようにしてもよい。すなわち、ユーザが、第2の端末5に、ユーザの名前や住所等のユーザに関する情報を入力し、このユーザに関する情報を第2の端末5の識別情報と共に第2の情報に含めて、物品管理システム1に送信するようにしてもよい。
物品管理システム1の第2の受信部18は、第2の端末5から送信された第2の情報を受信し、第2の受信部18が受信した第2の情報のうちの第2の端末5の識別情報を第2のコードC2−1と対応づけて、記憶部19の読取記録DB193に記憶することによって、第2の端末5の所有者が、物品7−1の所有者であることを登録する(S219)。
判定部17は、受信した第2のコードC2−1に対応づけられて読取記録DB193に記憶された流通拠点Rの第1の端末3の識別情報の総数を、設定条件設定処理において設定された、第2のコードC2−1に対応づけて記憶された流通拠点Rの第1の端末3の識別情報の総数と比較し(S221)、前者が後者よりも小さい場合、異常フラグを第2のコードC2−1と対応づけて読取記録DB193に記憶する(S223)。
物品管理システム1の判定部17は、第2の受信部18が受信した第2の情報のうちの第2のコードC2−1に基づいて、読取記録DB193から、第2のコードC2−1と対応づけられて記憶された判定結果である異常フラグの有無や流通履歴情報を取得し、取得した情報に基づいて異常の有無を示す情報や流通履歴を含む第3の情報を第2の端末5に送信する(S225)。
第2の端末5は、受信した第3の情報に基づいて、異常の有無を示す情報や流通履歴を表示する(S227)。
以上のような処理によって、判定部17は、バーコードRFIDタグ9−1を無線通信で読み取るべき6つの第1の端末3という設定条件、すなわち、バーコードRFIDタグ9−1は、流通拠点1−1−1、1−1−2、1−1−3の入荷口及び出荷口の第1の端末3によって無線通信で読み取られるべきという条件が満たされているか否かを判定することができる。設定条件はこれに限定されるものではなく、任意の適切な条件を設定することができる。
図6Bを参照して、読取記録DB193における2番目の流通拠点の入荷口の第1の端末3の識別情報(「R01051」)と出荷口の第1の端末3の識別情報(「R01052」)が、設定条件として設定された流通拠点R−1−2の入荷口の第1の端末3の識別情報(「R01021」)と出荷口の第1の端末3の識別情報(「R01022」)と異なっていたため、ステップS211及びS213の処理によって、異常フラグが記録されている。これにより、不正な流通が行われていたことが分かる。
上記のような物品管理処理について、他の例として、物品7−2、7−3、7−4の3つの例について、以下それぞれ説明する。
(物品7−2)
図8Aは、設定条件DB191に記憶された物品7−1についての設定条件の一例を示す図である。図8Bは、読取記録DB193に記憶された物品7−1についての読取記録の一例を示す図である。
物品7−2が通過すべき流通拠点は、流通拠点R−2−1、R−2−2、R−2−3であり、流通拠点R−2−1に対応する入荷口及び出荷口の第1の端末3である「R02011」、「R02012」、流通拠点R−2−2に対応する入荷口及び出荷口の第1の端末3である「R02021」、「R02022」、流通拠点R−2−3に対応する入荷口及び出荷口の第1の端末3である「R02031」、「R02032」が設定条件として設定されている。設定条件として、流通拠点を通過すべき時間範囲は設定されていない。
物品7−2のバーコードRFIDタグ9−2を読み取った流通拠点の数は4つであり、設定条件として設定された流通拠点の数である3つよりも多い。この場合、読取記録DB193における4番目の流通拠点の入荷口の第1の端末3の識別情報(「R15941」)と出荷口の第1の端末3の識別情報(「R15942」)が、設定条件として設定されたいずれの流通拠点の入荷口の第1の端末3の識別情報と出荷口の第1の端末3の識別情報とも異なっていたため、S211及びS213の処理によって、異常フラグが記録されている。これにより、不正な流通が行われていたことが分かる。
(物品7−3)
図9Aは、設定条件DB191に記憶された物品7−3についての設定条件の一例を示す図である。図9Bは、読取記録DB193に記憶された物品7−3についての読取記録の一例を示す図である。
物品7−3が通過すべき流通拠点は、流通拠点R−3−1、R−3−2、R−3−3であり、流通拠点R−3−1に対応する入荷口及び出荷口の第1の端末3である「R03011」、「R03012」、流通拠点R−3−2に対応する入荷口及び出荷口の第1の端末3である「R03021」、「R03022」、流通拠点R−3−3に対応する入荷口及び出荷口の第1の端末3である「R03031」、「R03032」が設定条件として設定されている。設定条件として、流通拠点を通過すべき時間範囲は設定されていない。
物品7−3のバーコードRFIDタグ9−3を読み取った流通拠点の数は2つであり、設定条件として設定された流通拠点の数である3つよりも少ない。この場合、物品7−3のバーコードRFIDタグ9−3を読み取った流通拠点は、設定条件として設定された流通拠点と一致するのでS211及びS213の処理によっては異常フラグは記録されないが、S217の処理によって、異常フラグが記録されている。これにより、不正な流通が行われていたことが分かる。
(物品7−4)
図10Aは、設定条件DB191に記憶された物品7−4についての設定条件の一例を示す図である。図10Bは、読取記録DB193に記憶された物品7−4についての読取記録の一例を示す図である。
物品7−4が通過すべき流通拠点は、流通拠点R−4−1、R−4−3、R−4−6であり、流通拠点R−4−1に対応する入荷口及び出荷口の第1の端末3である「R04011」、「R04012」、及び第1の端末3が物品7−4に付されたバーコードRFIDタグ9−4を無線通信で読み取るべき時間範囲である「2018/12/12 10:00-10:30」、流通拠点R−4−3に対応する入荷口及び出荷口の第1の端末3である「R04031」、「R04032」、及び第1の端末3が物品7−4に付されたバーコードRFIDタグ9−4を無線通信で読み取るべき時間範囲である「2018/12/12 12:30-13:30」、流通拠点R−4−6に対応する入荷口及び出荷口の第1の端末3である「R04061」、「R04062」、及び第1の端末3が物品7−4に付されたバーコードRFIDタグ9−4を無線通信で読み取るべき時間範囲である「2018/12/12 15:30-16:30」が設定条件として設定されている。
読取記録DB193における3番目の流通拠点R−4−6での入荷口の第1の端末3の読取時刻(「2018/12/12 17:51」)と出荷口の第1の端末3の読取時刻(「2018/12/12 18:09」)が、設定条件として設定された流通拠点R−4−6の読取を行うべき時間範囲(「2018/12/12 15:30-16:30」)を外れていたため、異常フラグが記録されている。例えば物品7−4が生鮮食料品であった場合、流通拠点R−2−6への到着が遅れたことが分かり、流通拠点R−4−3から流通拠点R−4−6までの運送時間が予定よりもかかっているので、物品7−4の鮮度に問題が生じている可能性があることが分かる。
<再流通管理処理>
再流通管理処理は、物品を、小売店Sや消費者P等のユーザが入手した後の流通である再流通の物品管理を行うものである。本発明の1つの実施形態に係る再流通管理処理の例を、物品7−1の場合を例として、図6A、図11等を参照して、以下に説明する。
図11は、読取記録DB193に記憶された物品7−1についての読取記録の他の例を示す図である。
本再流通管理処理においては、説明の便宜上、設定条件は上記の流通管理処理の物品7−1の例(図6A参照)と同じであるが、流通履歴は、上記の流通管理処理の物品7−1の流通履歴の例(図6B参照)とは異なり、2番目に通過した流通拠点は設定条件と同じとしている(図11参照)。
図12は、本発明の1つの実施形態に係る再流通管理処理の一例のフローチャートである。
図6A、図11を参照して、ステップS217において、第2の受信部18が、第2の端末5(識別情報「T0011」)から送信された第2の情報を受信した2018年12月24日18時22分の後に、第1の受信部15が第1の端末3(識別情報「R18543」)から第1の情報を受信すると(S301)、判定部17は、異常フラグを第1の端末3の識別情報と対応づけて読取記録DB193に記憶し、その第1の端末3(識別情報「R18543」)以降に第1のコードC1−1を受信した第1の端末3の履歴を、それ以前に第1のコードを受信した第1の端末の履歴とは別個の履歴として、読取記録DB193に記憶する。具体的には、それ以前の第1の端末の履歴(流通番号1の履歴)とは別個の履歴(流通番号2の履歴)として該第1の情報のうちの読取時刻(「2019/1/12 13:33」)及び第1の端末3の識別情報(「R18543」)を第1のコードC1−1(「1001」)と対応づけて、読取記録DB193に記憶する(S303)。
このような構成により、物品7−1が再流通していることが分かる。
物品7−1の再流通を認めている場合には、異常フラグを記録しないものとすることもできる。また、流通管理処理の場合と同様に、第2の受信部18が、第2の端末5(識別情報「T0011」)から送信された第2の情報を受信した場合には、この第2の端末の所有者を物品7−1の所有者として登録してもよい(図11参照)。このようにすれば、物品7−1の新たな所有者を簡便に登録することができ、バージョンアップソフトウエアの配布やリコールをかける等のような現在の物品7−1の所有者にアクセスをする必要がある場合に、プッシュ通信等で必要な送信を行うことができる。
本実施形態によれば、物品に付されたバーコードラベルでは一度に複数の物品に付されたバーコードラベルを読み取ることができないので、流通過程では一度に複数の物品に付されたRFIDタグを読み取ることにより物品管理が行われているところ、一度に複数のRFIDタグを読取可能なRFIDタグリーダライタを有さない小売店や消費者等のユーザも、バーコードを読み取ることにより、その物品管理に関与することを可能とすることができる。
上記実施形態において、設定条件として、更に、バーコードRFIDタグ9を光学的に読み取るべき第2の端末5を設定し、設定条件取得部16が、更に、第2の受信部18が受信した第2のコードC2に基づいて、記憶部19から、第2のコードC2−1と対応づけられて記憶された設定条件を取得し、判定部17が、更に、受信した第2の情報に基づいて設定条件が満たされているか否かを判定し、判定結果を、第2の受信部18が受信した第2のコードC2−1と対応づけて記憶部19に記憶させてもよい。このような構成によれば、現在の物品7−1の所有者が予め指定した宛先のユーザであるか否かが分かる。
上記実施形態においては、物品管理として、物品の流通管理を例として説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、任意の適切な物品の移動管理に適用することができる。
以上、本発明について、例示のためにいくつかの実施形態に関して説明してきたが、本発明はこれに限定されるものでなく、本発明の範囲及び精神から逸脱することなく、形態及び詳細について、様々な変形及び修正を行うことができることは、当業者に明らかであろう。
1 物品管理システム
12 第2コード決定部
13 バーコードRFIDタグ生成部
14 設定条件設定部
15 第1の受信部
16 設定条件取得部
17 判定部
18 第2の受信部
19 記憶部
191 設定条件DB
193 読取記録DB
10a CPU
10b RAM
10c ROM
10d 外部メモリ
10e 入力部
10f 出力部
10g 通信部
10h システムバス
3 第1の端末
5 第2の端末
7 物品
9 バーコードRFIDタグ
20 ネットワーク
50 バーコードRFIDタグ
50a アンテナ
50b ICチップ
50c RFIDタグラベル
50d バーコード
O 流通起点
R 流通拠点
S 小売店
P 消費者

Claims (10)

  1. 第1のコードが無線通信で読取可能に記憶され、その表面に第2のコードを含むコード含有画像が表示されたコード含有画像RFIDタグが付された少なくとも1つの物品を管理するためのシステムであって、
    前記少なくとも1つの物品に付されたコード含有画像RFIDタグの各々に対して、前記第1のコード、前記第2のコード、及び、該コード含有画像RFIDタグを無線通信で読み取るべき少なくとも1つの第1の端末であって、複数のRFIDタグを一度に無線通信で読取可能なRFID読取部を備える第1の端末を含む所定の設定条件が対応づけられて記憶された記憶部と、
    複数のRFIDタグを一度に無線通信で読取可能なRFIDタグ読取部を備える第1の端末が前記コード含有画像RFIDタグを無線通信で読み取ることによって取得され、前記第1の端末から送信された前記第1のコードを含む第1の情報を受信する第1の受信部と、
    前記第1の受信部が受信した前記第1のコードに基づいて、前記記憶部から、前記第1のコードと対応づけられて記憶された前記所定の設定条件を取得する設定条件取得部と、
    受信した前記第1の情報に基づいて前記所定の設定条件が満たされているか否かを判定し、判定結果を、前記第1のコードと対応づけて前記記憶部に記憶させる判定部と、
    複数のRFIDタグを一度に無線通信で読取可能なRFIDタグ読取部を備えていない第2の端末が前記コード含有画像RFIDタグの前記コード含有画像を光学的に読み取ることによって取得され、前記第2の端末から送信された前記第2のコード、又は、前記第2の端末が前記コード含有画像RFIDタグの前記コード含有画像を光学的に読み取ることによって取得された前記第2のコードが、対応する前記第1のコードに変換され、前記第2の端末から送信された変換された第1のコードを含む第2の情報を受信する第2の受信部と、
    を備え、
    前記判定部は、前記第2の端末から送信された前記第2の情報の受信に基づいて、所定の処理を行う、
    物品管理システム。
  2. 前記所定の設定条件は、更に、前記第1のコードを記憶した前記コード含有画像RFIDタグを無線通信で読み取るべき少なくとも1つの時間範囲、又は、前記少なくとも1つの物品に付されたコード含有画像RFIDタグの各々に対する、該コード含有画像RFIDタグを無線通信で読み取るべき、前記第1の端末と時間範囲の組を含む請求項1に記載の物品管理システム。
  3. 前記所定の処理は、前記第2のコード又は前記変換された第1のコードに対応づけて記憶された前記判定結果に基づく判定結果情報を前記第2の端末に送信することである請求項1又は2に記載の物品管理システム。
  4. 前記所定の処理は、前記第2の端末から送信された前記第2の情報の受信後に、記憶部第1の端末から第1のコードを受信した場合、該第1の端末以降に第1のコードを受信した第1の端末の履歴を、それ以前に第1のコードを受信した第1の端末の履歴とは別個の履歴として、前記記憶部に記憶する請求項1〜3のいずれか1項に記載の物品管理システム。
  5. 前記所定の処理は、前記第2の端末の所有者が、前記物品の所有者であると登録することである請求項1〜4のいずれか1項に記載の物品管理システム。
  6. 前記所定の設定条件は、更に、前記コード含有画像RFIDタグを光学的に読み取るべき第2の端末を含み、
    前記設定条件取得部は、更に、前記第2の受信部が受信した前記第2のコード又は前記変換された第1のコードに基づいて、前記記憶部から、前記第2のコード又は前記変換された第1のコードと対応づけられて記憶された前記所定の設定条件を取得し、
    前記判定部は、更に、受信した前記第2の情報に基づいて前記所定の設定条件が満たされているか否かを判定し、判定結果を、前記第2の受信部が受信した前記第2のコード又は前記変換された第1のコードと対応づけて前記記憶部に記憶させる請求項1〜5のいずれか1項に記載の物品管理システム。
  7. 前記第2のコードは、前記第1のコードに対して所定の演算式に基づいて演算を行うことによって得られたものである請求項1〜6のいずれか1項に記載の物品管理システム。
  8. 第1のコードが無線通信で読取可能に記憶され、その表面に第2のコードを含むコード含有画像が表示されたコード含有画像RFIDタグが付された少なくとも1つの物品を管理するためのコンピュータにより実行される方法であって、
    複数のRFIDタグを一度に無線通信で読取可能なRFIDタグ読取部を備える第1の端末が前記コード含有画像RFIDタグを無線通信で読み取ることによって取得され、前記第1の端末から送信された前記第1のコードを含む第1の情報を受信するステップと、
    前記少なくとも1つの物品に付されたコード含有画像RFIDタグの各々に対して、前記第1のコード、前記第2のコード、及び、該コード含有画像RFIDタグを無線通信で読み取るべき少なくとも1つの第1の端末であって、複数のRFIDタグを一度に無線通信で読取可能なRFID読取部を備える第1の端末を含む所定の設定条件が対応づけられて記憶された記憶部から、受信した前記第1のコードに基づいて、前記第1のコードと対応づけられて記憶された前記所定の設定条件を取得するステップと、
    受信した前記第1の情報に基づいて前記所定の設定条件が満たされているか否かを判定し、判定結果を、前記第1のコードと対応づけて前記記憶部に記憶させるステップと、
    複数のRFIDタグを一度に無線通信で読取可能なRFIDタグ読取部を備えていない第2の端末が前記コード含有画像RFIDタグの前記コード含有画像を光学的に読み取ることによって取得され、前記第2の端末から送信された前記第2のコード、又は、前記第2の端末が前記コード含有画像RFIDタグの前記コード含有画像を光学的に読み取ることによって取得された前記第2のコードが、対応する前記第1のコードに変換され、前記第2の端末から送信された変換された第1のコードを含む第2の情報を受信するステップと、
    前記第2の端末から送信された前記第2の情報の受信に基づいて、所定の処理を行うステップと、
    を含む物品管理方法。
  9. 請求項8に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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