JP2008230178A - サーマルプリントヘッドおよびそれを用いたプリンタ、ならびに、サーマルプリントヘッドおよびプリンタの製造方法 - Google Patents
サーマルプリントヘッドおよびそれを用いたプリンタ、ならびに、サーマルプリントヘッドおよびプリンタの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008230178A JP2008230178A JP2007076514A JP2007076514A JP2008230178A JP 2008230178 A JP2008230178 A JP 2008230178A JP 2007076514 A JP2007076514 A JP 2007076514A JP 2007076514 A JP2007076514 A JP 2007076514A JP 2008230178 A JP2008230178 A JP 2008230178A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- heat
- long side
- heat sink
- mounting surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Electronic Switches (AREA)
Abstract
【課題】サーマルプリントヘッドの発熱抵抗体の法線上にプラテンローラの中心軸が位置するように容易に位置決めできるようにする。
【解決手段】発熱体板20は、長方形のヘッド基板22と、そのヘッド基板22から突出してそのヘッド基板22の一方の長辺に近接して延びる突条部21と、その突条部21の表面に配列されて帯状の発熱領域を形成する複数の発熱抵抗体26とを備えている。サーマルプリントヘッド10の放熱板30は、発熱体板載置面32で突条部21が第1の長辺34に近接するように発熱体板20を載置する。放熱板30は、その放熱板30が放熱板支持平面71で支持されると、発熱体板載置面32が第1の長辺34から第2の長辺35に向かって放熱板支持平面71に近づく方向に傾斜するように形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】発熱体板20は、長方形のヘッド基板22と、そのヘッド基板22から突出してそのヘッド基板22の一方の長辺に近接して延びる突条部21と、その突条部21の表面に配列されて帯状の発熱領域を形成する複数の発熱抵抗体26とを備えている。サーマルプリントヘッド10の放熱板30は、発熱体板載置面32で突条部21が第1の長辺34に近接するように発熱体板20を載置する。放熱板30は、その放熱板30が放熱板支持平面71で支持されると、発熱体板載置面32が第1の長辺34から第2の長辺35に向かって放熱板支持平面71に近づく方向に傾斜するように形成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、サーマルプリントヘッドおよびそれを用いたプリンタ、ならびに、サーマルプリントヘッドおよびプリンタの製造方法に関する。
サーマルプリントヘッドは、発熱部に配列された複数の発熱体を発熱させ、その熱により感熱記録紙などの媒体に文字や図形などの画像を形成する出力用デバイスである。このサーマルプリントヘッドは、バーコードプリンタ、デジタル製版機、ビデオプリンター、イメージャー、シールプリンターなどの記録機器に広く利用されている。
一般的なサーマルプリントヘッドは、放熱板と、放熱板に取り付けられた発熱体板と、発熱体板と同じ側で放熱板に取り付けられた回路基板とを備えている。この発熱体板の放熱板と相対する表面の反対側の表面の帯状に延びる発熱領域には、複数の発熱抵抗体が所定の間隔で直線状に配列されている。また、回路基板には、発熱抵抗体を駆動する駆動回路の一部となる駆動用ICなどの電気部品が搭載されている。
このようなサーマルプリントヘッドを用いたプリンタは、一般的に、所定の弾性を持つ材料で円筒状に形成されたプラテンローラを備えている。このプラテンローラは、発熱抵抗体が配列された主走査方向を軸として、その側面が支持基板上の発熱領域に接するように配置され、その軸を中心に回転可能に設けられる。プラテンローラの回転によって、プラテンローラと発熱領域の間に挿入された媒体は、主走査方向に垂直な副走査方向に移動する。プラテンローラによって媒体を発熱領域に押し付けつつ、その媒体を副走査方向に移動させ、発熱抵抗の発熱パターンを媒体の移動とともに変化させることにより、所望の画像を媒体上に形成する。
回路基板上の駆動用ICを保護する樹脂などに被印刷媒体が接触しないように、発熱抵抗体を突条に形成されたグレーズ層の駆動用ICから遠いほうの斜面に発熱抵抗体を設けた、いわゆるニアエッジ構造のサーマルプリントヘッドが知られている(たとえば特許文献1参照)。
特開2005−262828号公報
サーマルプリントヘッドでは、発熱抵抗体の法線上近傍にプラテンローラの回転軸が位置する必要がある。このため、発熱抵抗体を突条に形成されたグレーズ層の斜面に形成した場合には、サーマルプリントヘッドをプリンタに実装する際に、主走査方向を軸とする回転方向に回転させて姿勢を調節する必要がある。このような角度調整には手間がかかり、プリンタの製造コストの増加を招く。
そこで、本発明は、サーマルプリントヘッドの発熱抵抗体の法線上にプラテンローラの中心軸が位置するように容易に位置決めできるようにすることを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明は、サーマルプリントヘッドにおいて、長方形のヘッド基板と、このヘッド基板から突出してこのヘッド基板の一方の長辺に近接してこの長辺に沿ってライン状に延びる突条部と、この突条部の表面に配列されてこの突条部のラインに沿った帯状の発熱領域を形成する複数の発熱抵抗体と、を備えた発熱体板と、第1および第2の長辺を持つ発熱体板載置面を有し、この発熱体板設置面で前記突条部が前記第1の長辺に近接するように前記発熱体板を載置する放熱板と、を具備し、前記放熱板は、この放熱板が放熱板支持平面で支持されると、前記発熱体板載置面が前記第1の長辺から前記第2の長辺に向かって前記放熱板支持平面に近づく方向に傾斜するように形成されていることを特徴とする。
また、本発明は、プリンタにおいて、放熱板支持平面を持つ放熱板支持体と、長方形のヘッド基板と、このヘッド基板から突出してこのヘッド基板の一方の長辺に近接してこの長辺に沿ってライン状に延びる突条部と、この突条部の表面に配列されてこの突条部のラインに沿った帯状の発熱領域を形成する複数の発熱抵抗体と、を備えた発熱体板と、前記放熱板支持平面で支持されて第1および第2の長辺を持つ発熱体板載置面で前記突条部が前記第1の長辺に近接するように前記発熱体板を載置する放熱板と、を具備し、前記放熱板は、前記発熱体板載置面が前記第1の長辺から前記第2の長辺に向かって前記放熱板支持平面に近づく方向に傾斜するように形成されていることを特徴とする。
また、本発明は、サーマルプリントヘッドの製造方法において、長方形のヘッド基板に、このヘッド基板から突出してこのヘッド基板の一方の長辺に近接してこの長辺に沿ってライン状に延びる突条部を形成し、複数の発熱抵抗体を前記突条部の表面に配列して前記突条部のラインに沿った帯状の発熱領域を形成して発熱体板を製造する工程と、平行な2つの面を備える長方形の平板の一方の面を前記発熱体板を載置する第1および第2の長辺で挟まれる発熱体板載置面とし、この平板を加工して放熱板支持平面で前記平板を支持すると前記発熱体板載置面が前記第1の長辺から前記第2の長辺に向かって前記放熱板支持平面に近づく方向に傾斜するように放熱板を形成する放熱板加工工程と、前記放熱板に前記ヘッド基板を載置する工程と、を具備することを特徴とする。
また、本発明は、プリンタの製造方法において、長方形のヘッド基板に、このヘッド基板から突出してこのヘッド基板の一方の長辺に近接してこの長辺に沿ってライン状に延びる突条部を形成し、複数の発熱抵抗体を前記突条部の表面に配列して前記突条部のラインに沿った帯状の発熱領域を形成して発熱体板を製造する工程と、平行な2つの面を備える長方形の平板の一方の面を前記発熱体板を載置する第1および第2の長辺で挟まれる発熱体板載置面とし、この平板を加工して放熱板支持平面で前記平板を支持すると前記発熱体板載置面が前記第1の長辺から前記第2の長辺に向かって前記放熱板支持平面に近づく方向に傾斜するように放熱板を形成する放熱板加工工程と、前記放熱板に前記発熱体板を載置する工程と、前記発熱体板を載置した前記放熱板を前記放熱板支持平面に沿って移動させて円筒状のプラテンローラの中心軸が前記発熱抵抗体の表面の法線上に位置するように固定する工程と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、サーマルプリントヘッドの発熱抵抗体の法線上にプラテンローラの中心軸が位置するように容易に位置決めできる。
本発明に係るサーマルプリントヘッドの実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、同一または類似の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明に係るサーマルプリントヘッドの第1の実施の形態における断面を示す、図2のI−I矢視断面図である。図2は、図1のII−II矢視一部切欠上面図である。
図1は、本発明に係るサーマルプリントヘッドの第1の実施の形態における断面を示す、図2のI−I矢視断面図である。図2は、図1のII−II矢視一部切欠上面図である。
本実施の形態のサーマルプリントヘッド11は、発熱体板20および放熱板30を有している。
発熱体板20は、ヘッド基板22およびグレーズ層25を有している。ヘッド基板22は、アルミナなどの絶縁材料で形成された長方形の平板である。ヘッド基板22の一方の表面は放熱板30と向かい合っており、他方の表面にはグレーズ層25が融着している。グレーズ層25は、たとえばガラスなどの絶縁材料で形成されている。グレーズ層25には、ヘッド基板22の表面から突出する突条部21が形成されている。突条部21は、ヘッド基板22の一方の長辺に近接してほぼ直線状に延びている。
グレーズ層25の表面には、突条部21が延びる方向に沿って間隔を置いて突条部21を跨ぐように抵抗体層が形成されている。また、抵抗体層の表面には、金属配線層28が形成されている。金属配線層28には突条部21の一部を跨ぐ切欠部が形成されていて、抵抗体層の金属配線層28と重なり合わない部分が発熱抵抗体26となる。このようにして発熱抵抗体26が突条部21の表面に間隔を置いて複数配列されて、突条部21のラインに沿った帯状の発熱領域24が形成されている。発熱体板20には、グレーズ層25、金属配線層28および抵抗体層の保護のために、これらを覆う絶縁保護層29が形成されていてもよい。
また、サーマルプリントヘッド11は、発熱領域24を発熱させる駆動回路を有している。その駆動回路は、たとえば発熱体板20と同じ側の表面で放熱板30に載置された回路基板40の上に形成されている。回路基板40には、発熱領域24に所定の発熱パターンを形成するための制御信号や駆動電力が入力される。この駆動回路は、たとえば回路基板40に設けられた駆動用IC42などの電気部品を有している。発熱体板20と駆動回路とは、たとえば発熱体板20と回路基板40との間に架け渡されたボンディングワイヤ44によって電気的に接続される。さらに、回路基板40の表面に形成された配線パターンと駆動用IC42との間もボンディングワイヤ44で電気的に接続される。駆動用IC42およびボンディングワイヤ44は、たとえば樹脂48によって封止される。
放熱板30は、たとえばアルミニウムなどの金属で形成された長方形の平板で、発熱体板20を載置する長方形の発熱体板載置面32を持つ。発熱体板20は、突条部21が発熱体板載置面32の第1の長辺34に第2の長辺35よりも近接して配置される。
このサーマルプリントヘッド11を用いたプリンタは、放熱板支持平面71を持つ放熱板支持体70を有している。サーマルプリントヘッド11の放熱板30は、放熱板支持平面71で支持される。放熱板30は、発熱体板載置面32が第1の長辺34から第2の長辺35に向かって放熱板支持平面71に近づく方向に傾斜するように形成されている。このときの放熱板支持平面71と発熱体板載置面32との間の角度を発熱体板傾斜角θと呼ぶ。また、このプリンタは、発熱抵抗体26の表面の法線81上に位置する軸を中心とする円筒状のプラテンローラ50を有している。
放熱板30は、たとえば発熱体板傾斜角θが、発熱抵抗体26の表面の法線81とヘッド基板22の法線82との間の角度と等しくなるように形成されている。このサーマルプリントヘッド11をプリンタに実装する場合には、サーマルプリントヘッド11を放熱板支持平面71に沿って移動させることにより、容易にプラテンローラ50の中心軸が発熱抵抗体26の表面の法線81上に位置するように固定することができる。
したがって、発熱抵抗体26を突条部21の頂上以外の斜面に形成した場合であっても、サーマルプリントヘッド11を発熱領域24が延びる主走査方向を軸として回転させてサーマルプリントヘッド11の姿勢を調節する必要がない。よって、プリンタの組み立てに要する時間が短くなり、コストが低減される。
このような放熱板30は、たとえば平行な2つの面を備える長方形の平板の一方の面を前記発熱体板20を載置する第1および第2の長辺34,35で挟まれる発熱体板載置面32とし、発熱体板載置面32と向かい合う面を削ることにより形成することができる。発熱体板20の製造に際して、発熱抵抗体26の表面の法線81とヘッド基板22の法線82との間の角度が変化する、すわなち、金属配線層28の切欠部の位置が突条部21の跨ぐ方向にずれる可能性がある場合には、発熱体板20の製造後に発熱抵抗体26の表面の法線81とヘッド基板22の法線82との間の角度を測定し、その角度と等しくなるように、発熱体板載置面32と向かい合う面を削ればよい。
また、たとえばヘッド基板22とグレーズ層25との熱膨張係数の違いや、ヘッド基板22と放熱板30との熱膨張係数の違いなどに起因して、突条部21のラインが、ヘッド基板22の近接する側の長辺に向かう凸状の弧に形成されている場合がある。
図3は、本実施の形態における突条部が弧に形成されている状態のヘッド基板およびグレーズ層を示す、図4のIII−III矢視上面図である。図4は、図3のIV−IV矢視側面図である。
印刷する際には、突条部21のラインすなわち発熱領域24が延びる方向が直線に近いほど印刷精度が向上する。本実施の形態のプリンタでは、サーマルプリントヘッド11の側面方向から見たときの突条部21の中央部83と端部84の間の放熱板支持平面71方向への距離は、発熱体板20を放熱板支持平面71に平行に配置した場合(L1)に比べて、発熱体板20を放熱板支持平面71に対して傾けて配置した場合(L2)の方が小さい。つまり、突条部21のラインが凸状の弧に形成されている場合には、プラテンローラ50の中心軸52から見ると、本実施の形態のようにヘッド基板22を傾けた方が突条部21のラインは直線に近くなる。よって、印刷精度が向上する。
また、プラテンローラ50の中心軸52からの距離が発熱領域24の全体に亘って等しい場合には、発熱領域24の両端部分でプラテンローラ50の押し付け圧力が高くなる傾向があり、発熱領域24の両端部分と中央部分で印刷にむらが生じる場合がある。本実施の形態のプリンタでは、突条部21のラインがヘッド基板22の近接する側の長辺に向かう凸状の弧に形成されている場合には、ヘッド基板22を傾けることにより発熱領域24の両端部では、中央部分に比べてプラテンローラ50の中心軸52からの距離が大きくなる。このため、発熱領域24の全体に亘ってプラテンローラ50の押し付け圧力が均一化され、印刷精度が向上する。
[第2の実施の形態]
図5は、本発明に係るサーマルプリントヘッドの第2の実施の形態における断面図である。
図5は、本発明に係るサーマルプリントヘッドの第2の実施の形態における断面図である。
本実施の形態のサーマルプリントヘッド12は、第1の実施の形態と放熱板30の形状が異なる。この放熱板30は、平行な2つの面を備える長方形の平板に、発熱体板載置面32が第1の長辺34から第2の長辺35に向かって放熱板支持平面71に近づく方向に傾斜するように放熱板支持平面71との間にスペーサ31を取り付けたものである。
このようなサーマルプリントヘッド12であっても、第1の実施の形態と同様に、放熱板支持平面71に沿って移動させることにより、容易にプラテンローラ50の中心軸52が発熱抵抗体26の表面の法線81上に位置するように固定することができる。
なお、このようなサーマルプリントヘッド12では、放熱板30が放熱板支持平面71と接触する面積が小さくなる。これにより、放熱板30の放熱速度が十分でなくなる場合には、放熱板30とスペーサ31との間にできる空間72に熱伝導性がよいゲルなどを充填して、放熱板30の放熱速度を向上させることができる。
[第3の実施の形態]
図6は、本発明に係るサーマルプリントヘッドの第3の実施の形態における正面図である。
図6は、本発明に係るサーマルプリントヘッドの第3の実施の形態における正面図である。
たとえばヘッド基板22と放熱板30との熱膨張係数の違いなどに起因して、放熱板30が発熱体板20に向かって凸状に湾曲している場合がある。また、発熱領域24の全体に亘ってプラテンローラ50の押し付け圧力を均一化するために、放熱板30が発熱体板20に向かって凸状に湾曲させる場合がある。本実施の形態のサーマルプリントヘッド13は、このように放熱板30が発熱体板20に向かって凸状に湾曲しているものである。すなわち、突条部21の中央部83と放熱板支持平面71の間の距離が、突条部21の端部84と放熱板支持平面71の間の距離に比べて小さくなっている。
上述の通り、たとえばヘッド基板22とグレーズ層25との熱膨張係数の違いなどに起因して、突条部21のラインがヘッド基板22の近接する側の長辺に向かう凸状の弧に形成されている場合がある。
図7は、本実施の形態における突条部が弧に形成されている状態のヘッド基板およびグレーズ層を示す側面図である。
突条部21のラインが凸状の弧に形成されている場合、ヘッド基板22の側面方向から見たときの突条部21の中央部83と端部85の間の放熱板支持平面71方向への距離は、発熱体板20を放熱板支持平面71に平行に配置した場合(L1)に比べて、発熱体板20を放熱板支持平面71に対して傾けて配置した場合(L3)の方が小さい。また、この距離L3は、放熱板30が発熱体板20に向かって凸状に湾曲していない場合の距離L2(図4参照)に比べて小さくなる。すなわち、プラテンローラ50の中心軸52から見ると、突条部21のラインがより直線に近くなる。よって、印刷精度が向上する。
なお、このようなサーマルプリントヘッド13でも、放熱板30が放熱板支持平面71と接触する面積が小さくなる。これにより、放熱板30の放熱速度が十分でなくなる場合には、放熱板30と放熱板支持平面71との間にできる空間72に熱伝導性がよいゲルなどを充填して、放熱板30の放熱速度を向上させることができる。
[その他の実施の形態]
なお、以上の説明は単なる例示であり、本発明は上述の各実施の形態に限定されず、様々な形態で実施することができる。また、各実施の形態の特徴を組み合わせて実施することもできる。
なお、以上の説明は単なる例示であり、本発明は上述の各実施の形態に限定されず、様々な形態で実施することができる。また、各実施の形態の特徴を組み合わせて実施することもできる。
11,12,13…サーマルプリントヘッド、20…発熱体板、21…突条部、22…ヘッド基板、24…発熱領域、25…グレーズ層、26…発熱抵抗体、28…金属配線層、29…絶縁保護層、30…放熱板、31…スペーサ、32…発熱体板載置面、40…回路基板、42…駆動用IC、44…ボンディングワイヤ、48…樹脂、50…プラテンローラ、70…放熱板支持体、71…放熱板支持平面
Claims (12)
- 長方形のヘッド基板と、このヘッド基板から突出してこのヘッド基板の一方の長辺に近接してこの長辺に沿ってライン状に延びる突条部と、この突条部の表面に配列されてこの突条部のラインに沿った帯状の発熱領域を形成する複数の発熱抵抗体と、を備えた発熱体板と、
第1および第2の長辺を持つ発熱体板載置面を有し、この発熱体板設置面で前記突条部が前記第1の長辺に近接するように前記発熱体板を載置する放熱板と、
を具備し、
前記放熱板は、この放熱板が放熱板支持平面で支持されると、前記発熱体板載置面が前記第1の長辺から前記第2の長辺に向かって前記放熱板支持平面に近づく方向に傾斜するように形成されていることを特徴とするサーマルプリントヘッド。 - 前記放熱板が放熱板支持平面で支持された場合の前記発熱体板載置面と前記放熱板支持平面との間の角度は、前記発熱抵抗体の表面の法線と前記ヘッド基板の法線との間の角度に等しいことを特徴とする請求項1に記載のサーマルプリントヘッド。
- 前記放熱板は、前記ヘッド基板載置面と前記発熱体板載置面と向かい合う面との間の角度が前記放熱板が放熱板支持平面で支持された場合の前記発熱体板載置面と前記放熱板支持平面との間の角度に等しいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のサーマルプリントヘッド。
- 前記放熱板は、前記発熱体板載置面と向かい合う面に取り付けられたスペーサを備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のサーマルプリントヘッド。
- 前記突条部のラインは、前記ヘッド基板の近接する側の長辺に向かう凸状の弧に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のサーマルプリントヘッド。
- 前記発熱体板載置面は、前記発熱体板に向かって凸状に湾曲していることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のサーマルプリントヘッド。
- 放熱板支持平面を持つ放熱板支持体と、
長方形のヘッド基板と、このヘッド基板から突出してこのヘッド基板の一方の長辺に近接してこの長辺に沿ってライン状に延びる突条部と、この突条部の表面に配列されてこの突条部のラインに沿った帯状の発熱領域を形成する複数の発熱抵抗体と、を備えた発熱体板と、
前記放熱板支持平面で支持されて第1および第2の長辺を持つ発熱体板載置面で前記突条部が前記第1の長辺に近接するように前記発熱体板を載置する放熱板と、
を具備し、
前記放熱板は、前記発熱体板載置面が前記第1の長辺から前記第2の長辺に向かって前記放熱板支持平面に近づく方向に傾斜するように形成されていることを特徴とするプリンタ。 - 前記発熱抵抗体の表面の法線上に位置する軸を中心とする円筒状のプラテンローラ、を具備することを特徴とする請求項7に記載のプリンタ。
- 長方形のヘッド基板に、このヘッド基板から突出してこのヘッド基板の一方の長辺に近接してこの長辺に沿ってライン状に延びる突条部を形成し、複数の発熱抵抗体を前記突条部の表面に配列して前記突条部のラインに沿った帯状の発熱領域を形成して発熱体板を製造する工程と、
平行な2つの面を備える長方形の平板の一方の面を前記発熱体板を載置する第1および第2の長辺で挟まれる発熱体板載置面とし、この平板を加工して放熱板支持平面で前記平板を支持すると前記発熱体板載置面が前記第1の長辺から前記第2の長辺に向かって前記放熱板支持平面に近づく方向に傾斜するように放熱板を形成する放熱板加工工程と、
前記放熱板に前記ヘッド基板を載置する工程と、
を具備することを特徴とするサーマルプリントヘッドの製造方法。 - 前記放熱板加工工程は、前記平板の前記発熱体板載置面と向かい合う面と前記発熱体板載置面との角度が前記放熱板が放熱板支持平面で支持された場合の前記発熱体板と前記放熱板支持平面との間の角度となるように前記平板の前記発熱体板載置面と向かい合う面を削る工程、を含むことを特徴とする請求項9に記載のサーマルプリントヘッドの製造方法。
- 前記放熱板加工工程は、前記平板の前記発熱体板載置面と向かい合う面と前記発熱体板載置面との角度が前記放熱板が放熱板支持平面で支持された場合の前記発熱体板載置面と前記放熱板支持平面との間の角度となるように前記平板の前記発熱体板載置面と向かい合う面にスペーサを取り付ける工程、を含むことを特徴とする請求項9に記載のサーマルプリントヘッドの製造方法。
- 長方形のヘッド基板に、このヘッド基板から突出してこのヘッド基板の一方の長辺に近接してこの長辺に沿ってライン状に延びる突条部を形成し、複数の発熱抵抗体を前記突条部の表面に配列して前記突条部のラインに沿った帯状の発熱領域を形成して発熱体板を製造する工程と、
平行な2つの面を備える長方形の平板の一方の面を前記発熱体板を載置する第1および第2の長辺で挟まれる発熱体板載置面とし、この平板を加工して放熱板支持平面で前記平板を支持すると前記発熱体板載置面が前記第1の長辺から前記第2の長辺に向かって前記放熱板支持平面に近づく方向に傾斜するように放熱板を形成する放熱板加工工程と、
前記放熱板に前記発熱体板を載置する工程と、
前記発熱体板を載置した前記放熱板を前記放熱板支持平面に沿って移動させて円筒状のプラテンローラの中心軸が前記発熱抵抗体の表面の法線上に位置するように固定する工程と、
を具備することを特徴とするプリンタの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007076514A JP2008230178A (ja) | 2007-03-23 | 2007-03-23 | サーマルプリントヘッドおよびそれを用いたプリンタ、ならびに、サーマルプリントヘッドおよびプリンタの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007076514A JP2008230178A (ja) | 2007-03-23 | 2007-03-23 | サーマルプリントヘッドおよびそれを用いたプリンタ、ならびに、サーマルプリントヘッドおよびプリンタの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008230178A true JP2008230178A (ja) | 2008-10-02 |
Family
ID=39903524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007076514A Withdrawn JP2008230178A (ja) | 2007-03-23 | 2007-03-23 | サーマルプリントヘッドおよびそれを用いたプリンタ、ならびに、サーマルプリントヘッドおよびプリンタの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008230178A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011148241A (ja) * | 2010-01-23 | 2011-08-04 | Kyocera Corp | 記録ヘッドおよびこれを備える記録装置 |
JP2012006341A (ja) * | 2010-06-28 | 2012-01-12 | Kyocera Corp | サーマルヘッドおよびこれを備えるサーマルプリンタ |
JP2014069414A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Toshiba Hokuto Electronics Corp | サーマルプリントヘッド、サーマルプリントヘッドの製造方法、および、プリンタ |
JP2015058683A (ja) * | 2013-09-20 | 2015-03-30 | 東芝ホクト電子株式会社 | サーマルヘッド |
-
2007
- 2007-03-23 JP JP2007076514A patent/JP2008230178A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011148241A (ja) * | 2010-01-23 | 2011-08-04 | Kyocera Corp | 記録ヘッドおよびこれを備える記録装置 |
JP2012006341A (ja) * | 2010-06-28 | 2012-01-12 | Kyocera Corp | サーマルヘッドおよびこれを備えるサーマルプリンタ |
JP2014069414A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Toshiba Hokuto Electronics Corp | サーマルプリントヘッド、サーマルプリントヘッドの製造方法、および、プリンタ |
JP2015058683A (ja) * | 2013-09-20 | 2015-03-30 | 東芝ホクト電子株式会社 | サーマルヘッド |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2008230178A (ja) | サーマルプリントヘッドおよびそれを用いたプリンタ、ならびに、サーマルプリントヘッドおよびプリンタの製造方法 | |
JP2011056707A (ja) | サーマルプリントヘッドおよびサーマルプリンタ | |
JP2011056823A (ja) | サーマルプリントヘッドおよびその製造方法 | |
JP5964101B2 (ja) | サーマルプリントヘッド | |
JP2006224440A (ja) | サーマルヘッド | |
JP2015058683A (ja) | サーマルヘッド | |
JP2009061763A (ja) | サーマルプリントヘッドおよびサーマルプリンタ | |
JP2016190463A (ja) | サーマルプリントヘッド及びサーマルプリンタ | |
JP5925457B2 (ja) | サーマルプリントヘッドおよびサーマルプリンタ | |
JP2010125679A (ja) | サーマルプリントヘッド | |
JP5260038B2 (ja) | サーマルプリントヘッドおよびその製造方法 | |
JP2009061616A (ja) | サーマルプリントヘッド、サーマルプリンタおよび印刷方法 | |
JP2009131994A (ja) | サーマルプリントヘッドおよびその製造方法 | |
JP5425564B2 (ja) | サーマルプリントヘッドおよびサーマルプリンタ | |
JP5342313B2 (ja) | サーマルプリントヘッドおよびその製造方法 | |
JP5677165B2 (ja) | サーマルヘッド | |
JP6341723B2 (ja) | サーマルプリントヘッド及びサーマルプリンタ | |
JP6080668B2 (ja) | サーマルプリントヘッドおよびその製造方法 | |
JP5425578B2 (ja) | サーマルプリントヘッドおよびサーマルプリンタ | |
JP6422225B2 (ja) | サーマルヘッド | |
JP2013202798A (ja) | サーマルプリントヘッドおよびサーマルプリンタ | |
JP2014069414A (ja) | サーマルプリントヘッド、サーマルプリントヘッドの製造方法、および、プリンタ | |
JP5670076B2 (ja) | サーマルプリントヘッドおよびその製造方法 | |
JP6080665B2 (ja) | サーマルプリントヘッド | |
JP2014188683A (ja) | サーマルプリントヘッドおよびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20100601 |