JP2008229292A - 巻き貝の身取り出し具 - Google Patents

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JP2008229292A JP2007108706A JP2007108706A JP2008229292A JP 2008229292 A JP2008229292 A JP 2008229292A JP 2007108706 A JP2007108706 A JP 2007108706A JP 2007108706 A JP2007108706 A JP 2007108706A JP 2008229292 A JP2008229292 A JP 2008229292A
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Kyoko Takai
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Abstract

【課題】巻き貝の身を容易に能率良く取り出すための用具を提供する。
【解決手段】細長板体よりなる本体の一端を所定角度範囲内にて湾曲状に折曲させるとともに、この折曲部中央を切除した二股部分よりなる挿入部を形成したことを特徴とする。
【選択図】図5

Description

この発明は、巻き貝の身を容易に取り出すための用具に関する。
従来より、巻き貝の身を取り出す手段としては、爪楊枝や竹串が利用されており、本発明にて示すように、その先端を所定角度に折曲したフォーク状の専用用具は見あたらない。
巻き貝は古くから食用に供され、サザエなどは刺身として生で食されることも多いが、一般的には煮たり焼いたりして食される。加熱処理後に身を殻から取り出して食するが、巻き貝は螺旋状の殻であるために取り出すにはコツが必要である。
一般的には爪楊枝や竹串の先を、殻の入り口近傍に位置する貝肉上端の蓋(硬質板状体)と殻内壁との隙間より差し込み、貝肉に突き入れてテコの原理にて竹串等の先端を上方に移動させるとともに、貝殻を巻き方向と逆に回しながら身を取り出す方法が用いられている。しかしながら、この作業には熟練によるコツが必要であり、失敗することも多い。
巻き貝を加熱すると、貝肉は縮みながら奥に引っ込んでしまう。そのため、既述の手段が用いられるが、爪楊枝や竹串は先鋭な細棒体であり、突き入れる位置や方向が重要であり、これが適切でなければうまく取り出すことは難しい。
また、竹串などでは時にはその弾力にて作業中に竹串に若干の湾曲が発生し、取り出しにくくなる。取り出すことに失敗すると、貝肉はその途中からちぎれてしまい、殻内に残った肉の摘出はほぼ不可能になる。
本発明は、以上のような従来からの巻き貝の身取り出し手段に関わる課題を解決するために発明されたもので、誰でも容易に巻き貝の身を取り出すことのできる、新規かつ有用なる用具を提供することを目的として開発されたものである。
課題を解決する手段として本発明は以下の構成とした。
すなわち、細長板体よりなる本体の一端を所定角度範囲内にて湾曲状に折曲させるとともに、この折曲部中央を切除した二股部分よりなる挿入部を形成する。
本発明は以上の構成よりなる巻き貝の身取り出し具である。
本発明によれば、板体端を先鋭な二股状に形成するとともに、本体に対し所定角度にて湾曲状に折曲したために、巻き貝の身への挿入角度が深くなり、従来から用いられていた爪楊枝や竹串を使用する手段に比べて、実を取り出しやすく、二股状のために身に対する安定挿入が可能となって、特別な熟練がなくても容易に巻き貝の身を取り出すことのできる有用なる用具を得ることができる。また、実施形態にて示したように指当て部を設けることによって、指に用具がなじんでさらに使いやすくなる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図において、1は取り出し具の本体部分であり、金属製細板体である。2は挿入部で、本体の一端を所定角度にて湾曲状に折曲した部分であり、端部から一定距離まで中央を切除した切除部3を有して二股状に形成され、この二股部端は先鋭に形成される。
4は指当て部で、本体他端を挿入部と反対方向に適宜に湾曲させた部分であり、本体部よりやや幅広の部分である。
本発明は以上の構成からなり、次に使用法について説明する。
まず、巻き貝を加熱処理した後に図5に示すように挿入部を貝肉に突き入れる。
この挿入時においては、まず挿入部を貝殻入り口とほぼ並行にして本体を徐々に回転させるようにしながら挿入部を貝殻と蓋との間隙より挿入し、貝肉に突き入れる。
挿入が終わった後に本体をさらに回転させると本体の一部は貝殻入り口の内面に接して、ここを支点としてテコの原理にて挿入部は貝肉とともに上方へ移動を始める。
これとともに、他方の手に持った貝殻を巻き方向とは逆の方向へ回す。
これによって貝肉がちぎれることなくスムースに外へと取り出すことができる。
図4は従来法の使用説明であるが、本発明のような湾曲部分がないため、直線的に差し込むこととなり、挿入角度も浅い。また、二股部分がなく一点支持状態である。
そのために貝肉を上方へ持ち上げる力に乏しく、突き入れる位置や方向が不適切であると取り出す途中で貝肉がちぎれてしまう。また、既述のように一点支持のために竹串等に対する貝肉の位置安定が得にくく、木材や竹などにて制作されることが多いため、加力による弾性変形が起こりがちで作業性に乏しくなる。
これに比べて本発明では二股状の挿入部を有するので、貝肉に対する安定保持が得られ、また湾曲した折曲部を有するので貝肉に対する挿入角度が深くなり、貝肉を上方へ持ち上げるための力を十分に伝えることができる。
本例では金属にて制作しており、加力による変形もなく、スムースに貝肉を取り出すことができる。なお、挿入部の折曲角度が重要で、適切な角度範囲を選択することが必要である。この角度とは図3に示すように、本体の中心方向と挿入部端中心間の角度aのことであり、実験の結果、60度程度が良好であることが判明した。
現実的には50度から70度の範囲であれば問題なく使用できるが、許容範囲としては45度から75度の範囲である。角度が大きすぎると貝肉への挿入が難しくなり、小さすぎると貝肉を上方へ持ち上げにくくなる。本例では図に示すごとく、指当て部を設けた。これにより、作業者の指にこの指当て部が接触して本体の安定度を増すこととなり、さらに使いよいものとなった。なお、本例では金属にて制作したが、合成樹脂等にて製作してもよく、指当て部の形状は任意に設けることができる。また、挿入部表面にサンドブラストその他の手段にて微細な凹凸を形成すると、貝肉への挿入時において挿入部と貝肉との摩擦力が向上して取り出しがより容易となる。
以上説明したように、本発明にて巻き貝の身を容易に能率良く取り出すための用具を提供することができる。
本発明の平面図 本発明の正面図 本発明の角度範囲説明図 従来例の使用説明図 本発明の使用説明図
符号の説明
1 本体
2 挿入部
3 切除部
4 指当て部
5 貝肉
6 蓋
7 貝殻

Claims (2)

  1. 細長板体よりなる本体の一端を所定角度範囲内にて湾曲状に折曲させるとともに、この折曲部中央を切除した二股部分よりなる挿入部を形成したことを特徴とする巻き貝の身取り出し具。
  2. 所定角度範囲を50度から70度としてなる請求項1記載の巻き貝の身取り出し具。
JP2007108706A 2007-03-21 2007-03-21 巻き貝の身取り出し具 Pending JP2008229292A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012139459A (ja) * 2011-01-06 2012-07-26 Yasushi Kikui つぼ貝等の巻き貝の身取出貝

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