JP4099813B2 - 手術用の縫合糸切断(用)メス - Google Patents

手術用の縫合糸切断(用)メス Download PDF

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Description

本発明は、(図7の)顎骨の粘膜/上皮の切断部(24)の手術の縫合糸(26)のカット時に使用する切断用のメス(カッター)に関するものである。
従来、図8及び図9に示す下顎(或いは上顎)の粘膜/上皮(22)の切断部を縫糸26で縫合わせをする外科手術の中で、切断部の縫糸の取外しを行う時には縫糸をピンセット(27)にて摘みあげ、その上皮との間に出来た隙間に図の様にカッター10(或いは、はさみ)を差込みカットしていた。(特許文献1)
尚、縫糸の取外しの際にピンセット(27)を使用しないで出来るものが特許文献1の中で見受けられる。又、刃の切込み深さの調節の出来る外科手術用ナイフの特許文献2も提示されている。
従来の口腔内での粘膜/上皮の切断部の縫合糸の取外しは、はさみを使用し、又はメスを転用して行っていた。これらは、狭い(人の)口腔内にての作業でピンセット(27)及びはさみを両手にて行っていたので、作業効率が悪く、治療者に長い苦痛を与えたり、口腔内で傷を生じ易かった。その為、治療者及び被治療者の共々に肉体的・精神的に負荷をかけていた。
又、前記の文献らも刃先部が大きくて作業の空間スペースが大である所にはよいが、口腔内の様に狭い所での使用は、同じ様に問題・改良の余地があった。
特開平7−284498号公報 実用新案公開平5−78206号公報
これら前記のメスは、平面部での縫糸のカット対応の文献であるが、狭い口腔内の顎上皮の半球面の縫糸のカットは前記の問題に追加された課題となる。
特に初期のカット時のミスで粘膜内に縫糸を残置してしまう確率が高く、残った縫糸の除去は完全に取り除く事が難しく、また除去には手間がかかり被治療者に相当な苦痛を与える。また、治療者にも作業上の負担となるものである。
本発明は、前記の諸々の問題を改善する為にメス(カッター)の形状を変えて円滑に確実に容易に経験を必要なく出来る事を目的にする。
従来品は、カッター先端から刃が設けられているのでカットする瞬時に縫糸をカットすることになり、また、刃の先端で粘膜/上皮を傷付けていたので、実施例1(図1)に示す様に刃先端部にすくい上面2を設ける。
上顎あるいは下顎21の粘膜/上皮22が半球形している所の縫糸26のカット作業を簡単容易にする為に刃1の反対の背面は、ぬすみ4を設けて刃先を細長の形態にしたので、図8の様にピンセット27とカッター10の両方の併用は必要なく、図3の実施例1は、片手にて容易に確実に早く安全にカット作業ができる。
図4の実施例2は、メスの刃11と先端刃11Sを2ヶ所に持っていて、メスの刃11は、縫糸26をプッシュ(押す)して削除する時に用いる。
先端刃11Sは、狭いスペース(場所)で使用する。支点Fとして縫糸26をテコの原理でゆっくりと先端刃11Sで除々にカットする。粘膜/上皮22に傷を付加しない操作をする為に、刃11の反対側に下顎骨21の半球形に沿う様な形状のぬすみ14を備えているのは、テコの原理の効果を有効に出す為である。
これに対し、カッターの使う空間範囲に余裕があれば、縫糸のカット時は、メスの刃11は押して削除する使い方を行ない、実施例1の刃と同じになる。
前述した様に本発明の縫合糸の切断用メスの実施第1例に於いて;
イ)縫合糸の結び目の下側に挿入するメスの刃先の先端部の高さVに対し、縫糸をカットする刃1に、水先案内の無刃部の長さHをもっている。
ロ)刃1の反対側の背面のぬすみ4が、顎の粘膜/上皮22に沿うように滑らかな凹面をしている。
これらから実施の使用例示の図3の様に縫合糸の下側にカッター(メス)を挿入して追込みをすれば刃1にて縫糸26を円滑にカットすることが出来る。
また、狭い口腔内でも治療者は神経質にならずに、口腔に切傷することなく短時間に容易に作業出来る。
また、本発明の縫合糸の切断用メスの実施例2に於いて;
イ)縫合糸の結び目の下側に挿入するメスの刃先の先端部の高さVに対し縫糸をカットする第1の先端刃11Sと第2のカットする刃11をもっている。
ロ)刃11Sの反対側の背面14が顎骨の半球体面の粘膜/上皮22に沿う様に滑らかな
(第1実施例より)大きい凹面形状をしている。
これらのことから図6で縫合糸の下側にカッター(メス)を挿入してカッターホルダー25を下側(時計方向)へ押さえ、F部を支点として第1の先端刃11Sにて縫糸26の結び目をカットする。テコの原理を利用した縫糸の切断法であるから、容易に安全に治療時の対応を小力で(下記式のW)にて出来る。(実施で、K=縫糸の切断力≒500グラム、レバー長;L1≒1、L2≒11センチ、テコ比≒0.1よってカッターホルダーの握り部に加える力W≒45グラム)
狭い口腔内の奥部でのカッターの追込み過ぎ(誤って)による縫糸のカットを生ずることがないので口腔内を切傷しなく短時間に容易に出来る特徴を有する。
尚、口腔内にて縫合糸を(追込みで)カットする余裕のある場(スペース空間で)にては、第2のメスの刃11でカットが出来る形態をしている。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図6に基づいて説明する。
図1は、図示なきカッターホルダー25にセットして使う替刃1の縫合糸の切断用メス(カッター)の外観図で、図2は図1のイ視図でこれに基づき説明する、
図1は、図示なきカッターホルダー(25)に替え刃として使用する縫合糸の切断用のメス(カッター)で、刃先部の特異な形状が本発明の実施例1である。
10は、カッターホルダー(25)に替刃として使うカッターで、ステンレス材が使用される。
1は、刃厚T≒0.5ミリのステンレス材に逆V字山形状の削りの刃で材質は、JIS規格のSUS420、440系類で熱処理したものを使用する。
2は、刃先端の無刃部の長H≒2Tでこの所は、刃のないすくい上面である。
3は、刃先の先端部の高さV≒3Tで、先端下側は、船先のR形状で製作されて縫糸の結び目を「すくい易い」恰好になっている部の、すくい端面である。
4は、刃1の反対側にある背面の、ぬすみである。
5は、本発明の主体でシンプルな形状の為に製作容易なカッターの本体である。
6は、ステンレス鋼材の厚さで製作用のカッターの刃厚を示す。
7は、カッターホルダーに取付け時の捨て長孔である。
8は、カッターホルダーのテーパーとしっかりと結合するテーパー面孔である。
図4は、図示なきカッターホルダー(25)に替刃として使用する縫合糸のカット用のメス(カッター)で、刃先部の特異な形状が本発明の実施例2である。
尚、実施例2は、先端刃(11S)にて縫糸をカットする時はカッターの支点Fを使用するテコ式のカット法をとる。実施例1のプッシュ(押し方)式とは縫糸のカット手法が異なる使い方で行う。
しかし、必要にて刃(11)を使用する時は実施例1と同一な縫糸のカットの使い方となる。
20はカッターホルダー(25)に替刃としてのカッターでステンレス材を使用する。11は、刃厚T≒0.5ミリのステンレス材に逆V字山形状の削りの刃で材質はJIS規格のSUS420、440系類で熱処理したものを使用する。
なお、セラミックス材を刃具として使う場合は靱性面の強度からT≒1.2ミリの刃厚にして使う。先端刃11Sは、縫糸のカット(切断)をプッシュ(押し方)式にて行う場(スペースの隙間)がない時に使用する先端刃である。
(尚、ステンレス材使用時は以下12、13は前記の10に準ずる寸法にする)
12は、セラミックス材使用時の刃先端の無刃部の長さH=(1〜1.3)Tでこの部は刃のない、すくい上面である。(ステンレス材使用時は、10(前記符号)による)
13は、セラミックス材の刃先の先端部で高さV=(1.4〜1.8)Tにて先端下側はR形状で製作されて「すくい易く」なっている、すくい端面である。
14は、刃11の反対にある背面の、大きなぬすみになっている。
Fは、縫糸26の刃先部の先端刃(11S)にてカット(切断)する時のテコ支点の役目をする支点(部)である。
15は、本発明の主体でシンプルな形状の為に製作容易なカッターの本体である。
16は、メスの刃の板材でカッターの刃厚を示す。
17は、カッターホルダーに取付け時の孔である。
18は、カッターホルダーとしっかりと結合する取付用の支点の孔である。
よって、以上のように、本実施例の形態によるこのカッターを使用すれば初期の目的を発揮するためその発明効果を奏する。
本発明の実施例1の手術用の縫合糸切断(用)メス/正面図 図1の実施例1の平面図(イ視図) 本発明の実施例1での縫合糸切断(用)メスの使用例1 本発明の実施例2の手術用の縫合糸切断(用)メス/正面図 図4の実施例2の平面図(ロ視図) 本発明の実施例2での縫合糸切断用メスの使用例2 下顎21上視の粘膜/上皮の切断部の縫糸26後の形態 従来の粘膜/上皮の切断部の縫糸のカット時の事例1 (縫糸のカットをピンセット27とカッター20併用時) 従来の粘膜/上皮の切断部の縫糸のカット時の事例2
符号の説明
1、11(メスの)刃 又は、(カッター)の刃
1A、1B 従来の刃
11S 先端刃
2、12 すくい上面
4、14 (背面の)ぬすみ
5、15 本体
10、20 (切断用の)メス 又は、カッター
24 切断(カット) 又は、切断部
26 縫合糸 又は、縫糸
T 刃厚
H (刃先端の)無刃部の長さ
V (刃先の先端部の)高さ
F 支点(部)

Claims (1)

  1. 口腔内の顎骨の粘膜/上皮の手術の縫合糸の切断用メスに於いて、
    イ)刃先の上端のすくい上面に無刃部の長さを設け、
    ロ)すくい上面に対し勾配のある下側の面と、すくい端面(刃先端)との結合部に丸み(R面)を付け、
    ハ)刃の反対側の背面には、なだらかな凹面をしたぬすみを設け、
    ニ)刃先端の無刃部の長さは、刃厚の2倍で、刃先部の高さは、刃厚の3倍の大きさの目安にて構成された、
    ことを特徴とする口腔内で使用する手術用の縫合糸切断用メス。
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