JP2008228537A - 並列補償型瞬時電圧低下停電対策装置及びその瞬停・停電対策方法、直列補償型瞬時電圧低下対策装置及びその瞬停対策方法、ならびに、自立運転機能付並列接続型交直変換装置及びその交直変換方法 - Google Patents

並列補償型瞬時電圧低下停電対策装置及びその瞬停・停電対策方法、直列補償型瞬時電圧低下対策装置及びその瞬停対策方法、ならびに、自立運転機能付並列接続型交直変換装置及びその交直変換方法 Download PDF

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Abstract

【課題】負荷電圧の低下を防止し、負荷電圧の歪を改善する並列補償型瞬時電圧低下停電対策装置を提供する。
【解決手段】並列補償型瞬時電圧低下停電対策装置1は、瞬時電圧低下または停電の発生に応じて交流スイッチ5を解列し、並列接続した交直変換器6から負荷変圧器7を通して負荷8に給電する並列補償型瞬時電圧低下停電対策装置であって、負荷変圧器7の偏磁を抑制する電圧補正量を生成し、この電圧補正量に基づいて交直変換器6を制御する制御回路2を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、瞬時電圧低下または停電の発生に応じて系統連系スイッチを解列し、交直変換器から負荷変圧器を通して負荷に給電する並列補償型瞬時電圧低下停電対策装置、直列補償型瞬時電圧低下対策装置、及び、瞬時電圧低下または停電の発生に応じて商用電力系統から負荷を解列し、その後自立運転を開始し、前記商用電力系統から独立して、交直変換器から負荷変圧器を通して前記負荷に給電する自立運転機能付並列接続型交直変換装置に関する。
従来の偏磁抑制手段は,交直変換器が発生する交流電圧に含まれる直流成分により発生する変換器用変圧器の偏磁抑制を対象としている。一般的な手段として,制御装置に取り込んだ変換器電流計測値から直流成分を推定して,交直変換器出力電圧指令値を補正することで偏磁抑制を行っている。
図12は、従来の並列補償型瞬時電圧低下停電対策装置90の構成を示すブロック図である。並列補償型瞬時電圧低下停電対策装置90は、交流スイッチ95を備えている。交流スイッチ95の一端は、外部の入力電源81に接続されており、他端は、外部の負荷変圧器97を介して負荷98に接続されている。並列補償型瞬時電圧低下停電対策装置90には、交流スイッチ95の入力電源81側に接続された計器用変圧器88と、交流スイッチ95の負荷変圧器97側に接続された計器用変圧器89とが設けられている。
並列補償型瞬時電圧低下停電対策装置90は、交直変換器96を備えている。交直変換器96は、変換器用変圧器85を介して交流スイッチ95の負荷変圧器97側に接続されており、また、直流電源87に接続されている。
並列補償型瞬時電圧低下停電対策装置90には、制御回路92が設けられている。制御回路92は、負荷電圧制御回路72を有している。図13は、負荷電圧制御回路72を説明するためのブロック図である。
負荷電圧制御回路72は、実効値演算回路60を有している。実効値演算回路60は、計器用変圧器89により測定された負荷電圧の実効値を演算して減算器63に与える。減算器63は、負荷電圧指令値から実効値を減算した差分を伝達関数回路62に供給する。伝達関数回路62は、減算器63から供給された差分に基づいて生成した伝達関数信号を加算器65に与える。加算器65は、伝達関数回路62から与えられた伝達関数信号と負荷電圧指令値とを加算した信号を乗算器64に与える。
制御回路92は、基準電圧発生回路70を有している。基準電圧発生回路70は、計器用変圧器88によって測定された負荷電圧に基づいて、基準電圧を生成して入力電源異常検出部71及び負荷電圧制御回路72に供給する。
負荷電圧制御回路72の乗算器64は、加算器65から与えられた信号と、基準電圧発生回路70によって供給された基準電圧とを乗算した信号をゲートパルス発生回路73に供給する。ゲートパルス発生回路73は、乗算器64から供給された乗算信号に基づいて生成したゲートパルスによって交直変換器96を制御する。入力電源異常検出部71は、計器用変圧器88によって計測された負荷電圧と、基準電圧発生回路70から供給された基準電圧とに基づいて、交流スイッチ95を解列する。
特開平5−146166号公報(平成5年(1993)6月11日公開) 特開2001−231269号公報(平成13年8月24日(2001.8.24)公開) 特開平6−38547号公報(平成6年(1994)2月10日公開)
図14は、負荷電圧制御回路72の動作を説明するための波形図である。破線は、瞬時電圧低下が生じないときの波形を示しており、実線は瞬時電圧低下が生じたときの波形を示している。瞬時電圧低下・停電対策装置の瞬時電圧低下・停電補償動作時においては、負荷変圧器97の過渡的な偏磁によって、負荷電圧低下・歪みが生じるおそれがある。最悪の場合、負荷変圧器97の過大な励磁突入電流が瞬時電圧低下・停電対策装置の過電流耐量を超過して装置停止に至るおそれがある。
時刻t91において、瞬時電圧低下または停電が発生し、商用電源電圧及び負荷電圧がゼロボルトになり、負荷変圧器磁束が変化しなくなる。そして、時刻t92において、交直変換器96から負荷電圧が供給され、負荷変圧器磁束が偏磁しながら変化し始める。次に、時刻t93から時刻t94まで、負荷変圧器磁束の偏磁の度合い(絶対値)が大きくなり、負荷電流の振幅が増大する(過大な励磁突入電流が生じる)。
従来の偏磁抑制手段は,変換器用変圧器85の定常的な偏磁抑制を対象としている。このため、高速性を要求される瞬時電圧低下・停電補償動作時における負荷変圧器97の過渡的な偏磁抑制に適用することができないという問題がある。
また,従来手段のように電流計測値を用いた場合,異なる負荷条件に対する柔軟性に欠け、偏磁抑制機能が十分に生かせない場合がある。
また、瞬時電圧低下または停電が発生した場合の負荷変圧器97の偏磁を抑制するためには,急峻な過渡電圧変動に対して1/4サイクル程度以下の速度で応答する必要がある。
また,過渡電圧変動の様相はその都度異なるため,不確定要素を極力小さくした対策を必要とする。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、負荷変圧器の偏磁を抑制し、瞬時電圧低下または停電の発生時における負荷給電停止を回避し、負荷電圧の低下を防止し、負荷電圧の歪を改善することにある。
本発明に係る並列補償型瞬時電圧低下停電対策装置は、上記課題を解決するために、瞬時電圧低下または停電の発生に応じて系統連系スイッチを解列し、並列接続した交直変換器から負荷変圧器を通して負荷に給電する並列補償型瞬時電圧低下停電対策装置であって、前記負荷変圧器の偏磁を抑制する電圧補正量を生成し、前記電圧補正量に基づいて前記交直変換器を制御する制御手段を設けたことを特徴とする。
この特徴によれば、負荷変圧器の偏磁を抑制する電圧補正量に基づいて交直変換器が制御される。このため、交直変換器から給電される負荷変圧器の偏磁が抑制され、瞬時電圧低下または停電の発生時における負荷給電停止を回避することができ、負荷電圧の低下を防止し、負荷電圧の歪を改善することができる。
本発明に係る並列補償型瞬時電圧低下停電対策装置では、前記制御手段は、前記交直変換器から前記負荷変圧器に供給される負荷電圧と基準電圧とに基づいて前記電圧補正量を生成する負荷変圧器磁束補正手段を含むことが好ましい。
上記構成によれば、簡単な構成により電圧補正量を生成することができる。
本発明に係る並列補償型瞬時電圧低下停電対策装置では、前記負荷変圧器磁束補正手段は、前記負荷電圧と前記基準電圧とに基づいて、前記負荷変圧器の磁束変化量に対応する磁束変化量信号を生成し、前記磁束変化量信号に基づいて前記電圧補正量を生成することが好ましい。
上記構成によれば、磁束変化量信号に基づいて負荷変圧器の偏磁を確実に抑制することができる。
本発明に係る並列補償型瞬時電圧低下停電対策装置では、前記負荷変圧器磁束補正手段は、前記負荷電圧と前記基準電圧との差に基づいて前記磁束変化量信号を生成する積分回路を有しており、前記積分回路によって生成される磁束変化量信号は、所定期間毎にリセットされることが好ましい。
上記構成によれば、計器用変圧器、制御用部品によって生じる計測誤差に基づいて蓄積された磁束変化量の誤差をリセットすることができ、負荷変圧器の偏磁をより適切に抑制することができる。
本発明に係る並列補償型瞬時電圧低下停電対策装置では、前記負荷変圧器磁束補正手段は、前記瞬時電圧低下または停電の発生から一定時間経過した後に、前記電圧補正量の出力を停止することが好ましい。
瞬時電圧低下・停電補償動作時に生じる負荷変圧器の磁束変化量が負荷電圧偏差とこの偏差が生じた時間の積分値であるという関係上,強制的な磁束変化量の補正は負荷電圧偏差を発生させるので、瞬時電圧低下または停電の発生から一定時間経過した後に、電圧補正量の出力を停止することにより、装置の負荷電圧維持機能を損なわずに負荷変圧器偏磁抑制を実現することができる。
本発明に係る直列補償型瞬時電圧低下対策装置は、瞬時電圧低下の発生に応じて系統連系スイッチを解列し、直列接続した交直変換器から負荷変圧器を通して負荷に給電する直列補償型瞬時電圧低下対策装置であって、前記負荷変圧器の偏磁を抑制する電圧補正量を生成し、前記電圧補正量に基づいて前記交直変換器を制御する制御手段を設けたことを特徴とする。
この特徴によれば、負荷変圧器の偏磁を抑制する電圧補正量に基づいて交直変換器が制御される。このため、交直変換器から給電される負荷変圧器の偏磁が抑制され、瞬時電圧低下の発生時における負荷給電停止を回避することができ、負荷電圧の低下を防止し、負荷電圧の歪を改善することができる。
本発明に係る自立運転機能付並列接続型交直変換装置は、瞬時電圧低下または停電の発生に応じて商用電力系統から負荷を解列し、その後自立運転を開始し、前記商用電力系統から独立して、交直変換器から負荷変圧器を通して前記負荷に給電する自立運転機能付並列接続型交直変換装置であって、前記負荷変圧器の偏磁を抑制する電圧補正量を生成し、前記電圧補正量に基づいて前記交直変換器を制御する制御手段を設けたことを特徴とする。
この特徴によれば、負荷変圧器の偏磁を抑制する電圧補正量に基づいて交直変換器が制御される。このため、交直変換器から給電される負荷変圧器の偏磁が抑制され、瞬時電圧低下または停電の発生時における負荷給電停止を回避することができ、負荷電圧の低下を防止し、負荷電圧の歪を改善することができる。
本発明に係る並列補償型瞬時電圧低下停電対策方法は、瞬時電圧低下または停電の発生に応じて系統連系スイッチを解列し、並列接続した交直変換器から負荷変圧器を通して負荷に給電する並列補償型瞬時電圧低下停電対策方法であって、前記負荷変圧器の偏磁を抑制する電圧補正量を生成し、前記電圧補正量に基づいて前記交直変換器を制御することを特徴とする。
この特徴によれば、負荷変圧器の偏磁を抑制する電圧補正量に基づいて交直変換器が制御される。このため、交直変換器から給電される負荷変圧器の偏磁が抑制され、瞬時電圧低下または停電の発生時における負荷給電停止を回避することができ、負荷電圧の低下を防止し、負荷電圧の歪を改善することができる。
本発明に係る直列補償型瞬時電圧低下対策方法は、瞬時電圧低下の発生に応じて系統連系スイッチを解列し、直列接続した交直変換器から負荷変圧器を通して負荷に給電する直列補償型瞬時電圧低下対策方法であって、前記負荷変圧器の偏磁を抑制する電圧補正量を生成し、前記電圧補正量に基づいて前記交直変換器を制御することを特徴とする。
本発明に係る自立運転機能付並列接続型交直変換方法は、瞬時電圧低下または停電の発生に応じて商用電力系統から負荷を解列し、その後自立運転を開始し、前記商用電力系統から独立して、交直変換器から負荷変圧器を通して前記負荷に給電する自立運転機能付並列接続型交直変換方法であって、前記負荷変圧器の偏磁を抑制する電圧補正量を生成し、前記電圧補正量に基づいて前記交直変換器を制御することを特徴とする。
本発明に係る並列補償型瞬時電圧低下停電対策装置は、以上のように、前記負荷変圧器の偏磁を抑制する電圧補正量を生成し、前記電圧補正量に基づいて前記交直変換器を制御する制御手段を備えているので、交直変換器から給電される負荷変圧器の偏磁が抑制され、瞬時電圧低下または停電の発生時における負荷給電停止を回避することができ、負荷電圧の低下を防止し、負荷電圧の歪を改善することができるという効果を奏する。
本発明に係る直列補償型瞬時電圧低下対策装置は、以上のように、前記負荷変圧器の偏磁を抑制する電圧補正量を生成し、前記電圧補正量に基づいて前記交直変換器を制御する制御手段を備えているので、交直変換器から給電される負荷変圧器の偏磁が抑制され、瞬時電圧低下の発生時における負荷給電停止を回避することができ、負荷電圧の低下を防止し、負荷電圧の歪を改善することができるという効果を奏する。
本発明に係る自立運転機能付並列接続型交直変換装置は、以上のように、前記負荷変圧器の偏磁を抑制する電圧補正量を生成し、前記電圧補正量に基づいて前記交直変換器を制御する制御手段を備えているので、交直変換器から給電される負荷変圧器の偏磁が抑制され、瞬時電圧低下または停電の発生時における負荷給電停止を回避することができ、負荷電圧の低下を防止し、負荷電圧の歪を改善することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態について図1ないし図11に基づいて説明すると以下の通りである。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る並列補償型瞬時電圧低下停電対策装置1aの構成を示すブロック図である。並列補償型瞬時電圧低下停電対策装置1aは、交流スイッチ5を備えている。交流スイッチ5の一端は、外部の入力電源11に接続されており、他端は、外部の負荷変圧器7を介して負荷8に接続されている。交流スイッチ5の仕様は用途により異なり,図1または後述する図10では高速遮断スイッチが用いられる。一方、後述する図11では交流スイッチ5の替わりに一般的な遮断器9が用いられる。
交直変換装置は図1と図11とで同一構成で、図10のみ接続形態が異なるが使用機器は同一である。変換器用変圧器15は図1、図11では、交流スイッチ5(または遮断器9)と負荷変圧器7との間に並列接続している。また,図10では交流スイッチ5と並列接続されており,入力電源11に対しては直列に接続されている。
並列補償型瞬時電圧低下停電対策装置1aには、交流スイッチ5の入力電源11側に接続された計器用変圧器18と、交流スイッチ5の負荷変圧器7側に接続された計器用変圧器19とが設けられている。
並列補償型瞬時電圧低下停電対策装置1aは、交直変換器6を備えている。交直変換器6は、変換器用変圧器15を介して交流スイッチ5の負荷変圧器7側に接続されており、また、直流電源17に接続されている。
並列補償型瞬時電圧低下停電対策装置1aには、制御回路2が設けられている。制御回路2は、負荷電圧制御回路22及び負荷変圧器磁束補正回路3を有している。図2は、負荷電圧制御回路22及び負荷変圧器磁束補正回路3を説明するためのブロック図である。
負荷電圧制御回路22は、実効値演算回路30を有している。実効値演算回路30は、計器用変圧器19により測定された負荷電圧の実効値を演算して減算器33に与える。減算器33は、負荷電圧指令値から実効値を減算した差分を伝達関数回路32に供給する。伝達関数回路32は、減算器33から供給された差分に基づいて生成した負荷電圧振幅補正量を加算器35に与える。加算器35は、伝達関数回路32から与えられた負荷電圧振幅補正量と負荷電圧指令値とを加算した変換器出力電圧振幅指令値を乗算器34に与える。
制御回路2は、基準電圧発生回路20を有している。基準電圧発生回路20は、計器用変圧器18によって測定された負荷電圧に基づいて、基準交流電圧を生成して入力電源異常検出部21、負荷電圧制御回路22及び負荷変圧器磁束補正回路3に供給する。
負荷電圧制御回路22の乗算器34は、加算器35から与えられた変換器出力電圧振幅指令値と、基準電圧発生回路20によって供給された基準電圧とを乗算した変換器出力電圧指令値を加算器25に供給する。
負荷変圧器磁束補正回路3は、減算器26を有している。減算器26は、基準電圧発生回路20によって生成された基準交流電圧を、計器用変圧器19から得られた負荷8の負荷電圧から減算した負荷電圧偏差を積分回路4に供給する。厳密には基準電圧発生回路20で生成した基準交流電圧は、入力電源11の電圧に対する基準電圧だが,図1に示す交流スイッチ5および装置内部電路の電圧降下は無視することができ,等価である。基準電圧発生回路20で生成した基準交流電圧を入力電源異常検出部21と共用することで制御処理部を圧縮できる。
積分回路4は、減算器26から供給された負荷電圧偏差を積分して負荷変圧器7の磁束変化量を算出し、線間/相変換回路27に供給する。線間/相変換回路27は、積分回路4から供給された磁束変化量を線間/相変換し、減算器28に供給する。減算器28は、線間/相変換回路27から供給された磁束変化量を磁束変化量指令値から減算した偏差を伝達関数回路29に供給する。伝達関数回路29は、PI制御の伝達関数により、負荷変圧器7の偏磁を抑制する電圧補正量を生成し、加算器25に与える。
加算器25は、乗算器34から供給された変換器出力電圧指令値と、伝達関数回路29から供給された電圧補正量とを加算した信号をゲートパルス発生回路23に供給する。ゲートパルス発生回路23は、加算器25から供給された信号に基づいて、対応したゲートパルス信号を算出して交直変換器6へ出力する。高速性を要求される瞬時電圧低下・停電対策装置または瞬時電圧低下対策装置では、PWM(Pulse Width Modulation)が通常用いられている。
入力電源異常検出部21は、計器用変圧器18によって計測された負荷電圧と、基準電圧発生回路20から供給された基準電圧とに基づいて、交流スイッチ5を解列する。
負荷電圧偏差を積分回路4で積分することで負荷変圧器7の磁束変化量を算出することができる。この磁束変化量を可能な限りゼロとすることが負荷変圧器7の偏磁を抑制することになる。実際には負荷変圧器7の励磁突入電流が、装置停止に達する電流値以下であって、負荷電圧低下・歪みを生じない範囲に収まればよい。
前記の磁束変化量は負荷変圧器7が接続されている回路に対する値であるため、負荷変圧器7の偏磁を抑制する交直変換器6に対応した磁束変化量を、変換器用変圧器15の変圧比および結線方式に対応した値に変換する。
本実施の形態では、磁束変化量指令値(すなわち、ゼロ)から前記の交直変換器6に対応した磁束変化量を減算した値を、伝達関数回路29に与える。この伝達関数回路29からの出力が負荷変圧器磁束補正回路3の出力である変換器出力電圧補正量となる。伝達関数回路29は、要求仕様に応じて任意の構成とすることができ、具体例として、比例・積分制御を実行する構成、及び比例制御を実行する構成がある。
負荷変圧器磁束補正回路3により生成された変換器出力電圧補正量と、負荷電圧制御回路22により生成された変換器出力交流電圧指令値とは、加算器25で合成され,ゲートパルス発生回路23に与えられる。ゲートパルス発生回路23は、対応したゲートパルス信号を算出して,交直変換装置6へ出力する。これらによって,負荷変圧器の偏磁抑制を実現することができる。
図3は、負荷変圧器磁束補正回路3の動作を説明するための波形図である。商用電源電圧及び負荷電圧における破線は、瞬時電圧低下が生じないときの波形を示しており、負荷変圧器磁束及び負荷電流における破線は図14の従来技術の構成における波形を示しており、実線は本実施の形態に係る負荷変圧器磁束補正回路3を設けた構成による波形を示している。瞬時電圧低下または停電が発生すると、入力電源異常検出回路21により、交流スイッチ5が解列され、交直変換器6から変換器用変圧器15及び負荷変圧器7を介して負荷8に負荷電流が供給される。本実施の形態では、負荷変圧器磁束補正回路3により、負荷変圧器7の偏磁を抑制する変換器出力電圧補正量を生成し、この変換器出力電圧補正量に基づいて交直変換器6を制御する。このため、負荷変圧器の偏磁を抑制し、瞬時電圧低下または停電の発生時における負荷給電停止を回避し、負荷電圧の低下を防止し、負荷電圧の歪を改善する。
時刻t1において、瞬時電圧低下または停電が発生し、商用電源電圧及び負荷電圧がゼロボルトになり、負荷変圧器磁束が変化しなくなる。そして、時刻t2から、負荷変圧器磁束補正回路3によって生成された変換器出力電圧補正量に基づいて交直変換器6が制御され、負荷電圧が供給され、負荷変圧器磁束が変化し始める。図3に示すように、負荷変圧器磁束補正回路3によって生成された変換器出力電圧補正量に基づき、負荷電圧は、過渡的に持ち上がるように変化し、負荷変圧器磁束は、従来技術を示す破線よりも偏磁が低減された態様で変化する。このため、負荷電流には、破線で示す従来技術の構成による振幅増大(過大な励磁突入電流)が発生しない。
このように、本実施の形態では、制御回路2に取り込んだ負荷電圧に同期した基準電圧を基準電圧発生回路20により生成し、過渡変動する負荷電圧と基準電圧との差分を積分することによって負荷変圧器7の磁束変化量を推定する。また、伝達関数回路29は、磁束変化量推定値から、磁束変化量がゼロになる変換器出力電圧補正量を出力する。磁束変化量は、電圧変化量と時間との積分値であり、かつ、時間は正の値のため、変換器出力電圧補正量の符号は、磁束変化量推定値の符号と異なる。伝達関数回路29は、PI制御の伝達関数に相当する回路で構成することができる。
図4は、他の負荷変圧器磁束補正回路3aを説明するための回路図であり、図5は、その動作を説明するための波形図である。破線は図14の従来技術の構成における波形を示しており、実線は本実施の形態に係る負荷変圧器磁束補正回路3aを設けた構成による波形を示している。図2を参照して前述した負荷変圧器磁束補正回路3と同一の構成要素には同一の参照符号を付している。従って、これらの構成要素の詳細な説明は省略する。負荷変圧器磁束補正回路3と異なる点は、変換器出力電圧補正量を算出する手段として,伝達関数回路29の替わりに補正電圧演算部37を設けた点である。
補正電圧演算部37への入力として交直変換器6に対応した磁束変化量を与えることで、負荷変圧器7の偏磁抑制に必要な変換器出力電圧補正量の振幅及び極性を求める。補正電圧演算特性は要求仕様に応じて任意の構成とすることができ、具体例として、瞬時電圧低下・停電を検出した時点の磁束変化量に対して以下の特性を持つものがある。
極性…磁束変化量の逆極性
振幅…磁束変化量/(1/4サイクルに相当する時間)の振幅値
瞬時電圧低下または停電が発生すると、入力電源異常検出回路21により、交流スイッチ5が解列され、交直変換器6から変換器用変圧器15及び負荷変圧器7を介して負荷8に負荷電流が供給される。本実施の形態では、補正電圧演算部37を設けた負荷変圧器磁束補正回路3aにより、負荷変圧器7の偏磁を抑制する変換器出力電圧補正量を生成し、この変換器出力電圧補正量に基づいて交直変換器6を制御する。このため、負荷変圧器7の偏磁を抑制し、瞬時電圧低下または停電の発生時における負荷給電停止を回避し、負荷電圧の低下を防止し、負荷電圧の歪を改善する。
時刻t3において、瞬時電圧低下または停電が発生し、商用電源電圧及び負荷電圧がゼロボルトになり、負荷変圧器磁束が変化しなくなる。そして、時刻t4から、負荷変圧器磁束補正回路3aによって生成された変換器出力電圧補正量に基づいて交直変換器6が制御され、負荷電圧が供給され、負荷変圧器磁束が変化し始める。図5に示すように、負荷変圧器磁束補正回路3aによって生成された変換器出力電圧補正量に基づき、負荷電圧は、過渡的に持ち上がるように変化し、負荷変圧器磁束は、従来技術を示す破線よりも偏磁が低減された態様で変化する。このため、負荷電流には、破線で示す従来技術の構成による振幅増大(過大な励磁突入電流)が発生しない。
図6は、さらに他の負荷変圧器磁束補正回路3bを説明するための回路図であり、図7は、その動作を説明するための波形図である。図4を参照して前述した負荷変圧器磁束補正回路3aの構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付している。従って、これらの構成要素の詳細な説明は省略する。負荷変圧器磁束補正回路3aと異なる点は、積分回路4に基準電圧発生回路20aからリセット信号を供給する点である。
実際の機器では計器用変圧器18・19や制御装置の部品のばらつきによって計測誤差が生じるため、積分回路4の出力である磁束変化量には誤差が蓄積される場合がある。そのため,適切でない瞬時電圧低下・停電補償動作時の変換器出力電圧補正量を出力して、負荷変圧器偏磁抑制が正常に機能しない可能性がある。
前記の対策として通常運転中に積分回路4を一定時間毎に初期化(リセット)することで解決することができる。実用上、通常運転中の負荷変圧器7の磁束変化量算出値の誤差は比較的小さく、偏磁抑制が必要とされる過渡時の磁束変化量と区別するために商用周波数の1サイクル毎に初期化を行う。
積分回路4は、瞬時電圧低下または停電が発生する前の負荷電圧が、マイナスからプラスに移行するゼロクロスのタイミングにおいてリセットされる。
時刻t5において、瞬時電圧低下または停電が発生し、商用電源電圧及び負荷電圧がゼロボルトになり、負荷変圧器磁束が変化しなくなる。そして、時刻t6から、負荷変圧器磁束補正回路3bによって生成された変換器出力電圧補正量に基づいて交直変換器6が制御され、負荷電圧が供給され、負荷変圧器磁束が変化し始める。図7に示すように、負荷変圧器磁束補正回路3bによって生成された変換器出力電圧補正量に基づき、負荷電圧は、過渡的に持ち上がるように変化し、負荷変圧器磁束は、偏磁が低減された態様で変化する。このため、負荷電流には、破線で示す振幅増大(過大な励磁突入電流)が発生しない。
これらによって、負荷変圧器偏磁抑制の計測・演算誤差による制御不良を防止することができる。
図8は、さらに他の負荷変圧器磁束補正回路3cを説明するための回路図であり、図9は、その動作を説明するための波形図である。図9における破線のグラフは、図3における実線のグラフと同じである。図4を参照して前述した負荷変圧器磁束補正回路3aの構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付している。従って、これらの構成要素の詳細な説明は省略する。負荷変圧器磁束補正回路3aと異なる点は、負荷変圧器磁束補正回路3cの出力段にパルス出力部36を設けた点である。
図2、図4及び図6に示した負荷変圧器磁束補正回路3・3a・3bの構成は、負荷変圧器7の偏磁抑制に必要不可欠な手段である反面、瞬時電圧低下・停電対策装置、瞬時電圧低下対策装置あるいは自立運転機能付並列接続型交直変換装置に本来要求される負荷電圧維持機能を損なう場合があるという問題がある。瞬時電圧低下・停電補償動作時に生じる負荷変圧器7の磁束変化量が、負荷電圧偏差とこの偏差が生じた時間の積分値であるという関係上、強制的な磁束変化量の補正は、負荷電圧偏差を発生させる。
言い換えれば,負荷変圧器偏磁抑制は偏磁による過電流、負荷電圧低下・歪みが生じる短時間のみ必要であり,負荷変圧器7の磁束変化量が無視できるぐらいまで小さくなった時点では必要としないということである。
負荷変圧器磁束補正回路3cの出力段にパルス出力部36を設けることで、瞬時電圧低下・停電補償時のあらかじめ設定された期間のみ、図2、図4及び図6に示した負荷変圧器磁束補正回路3・3a・3bと同等の変換器出力電圧補正量を出力し、設定時間を超過した時点で変換器出力電圧補正量の出力を停止する。
時刻t7において、瞬時電圧低下または停電が発生し、商用電源電圧及び負荷電圧がゼロボルトになり、負荷変圧器磁束が変化しなくなる。そして、時刻t8から、負荷変圧器磁束補正回路3cによって生成された変換器出力電圧補正量に基づいて交直変換器6が制御され、負荷電圧が供給され、負荷変圧器磁束が変化し始める。変換器出力電圧補正量の出力は、時刻t7から1/2サイクル後において停止される。
これらによって,装置の負荷電圧維持機能を損なわずに負荷変圧器偏磁抑制を実現することができる。
(実施の形態2)
図10は、実施の形態2に係る直列補償型瞬時電圧低下対策装置1bの構成を示すブロック図である。図1を参照して前述した並列補償型瞬時電圧低下停電対策装置1aの構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付している。これらの構成要素の詳細な説明は省略する。並列補償型瞬時電圧低下停電対策装置1aと異なる点は、変換器用変圧器15が、交流スイッチ5の入力電源11側及び負荷変圧器7側の双方に接続されている直列補償型瞬時電圧低下対策装置である点である。
このように構成された直列補償型瞬時電圧低下対策装置1bにおいても、制御回路2に負荷変圧器磁束補正回路3・3a・3b・3cおよび加算器25を設けることにより、実施の形態1で前述した効果と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態3)
図11は、実施の形態3に係る自立運転機能付並列接続型交直変換装置1cの構成を示すブロック図である。図1を参照して前述した並列補償型瞬時電圧低下停電対策装置1aの構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付している。これらの構成要素の詳細な説明は省略する。並列補償型瞬時電圧低下停電対策装置1aと異なる点は、交流スイッチ5の替わりに汎用の遮断器9を設け、自立運転機能付並列接続型交直変換装置を構成している点である。
従来の自立運転機能付並列接続型交直変換装置の制御回路に負荷変圧器磁束補正回路3・3a・3b・3cおよび加算器25を追加することにより、実施の形態1で示した負荷変圧器偏磁抑制機能を具備することができ、実施の形態1で前述した効果と同様の効果を得ることができる。
この場合,瞬時電圧低下または停電が発生した場合,遮断器9を開放して,その後自立運転を開始する場合の電圧立ち上げ時間を短縮する。
なお、実施の形態1〜3における図3、図5、図7及び図9では、瞬時電圧低下が発生し、商用電源電圧及び負荷電圧がゼロボルトになる例を示したが、本発明はこれに限定されない。瞬時電圧低下または停電により、商用電源電圧及び負荷電圧が、100%低下せず、一部低下する場合に対しても本発明を適用することができる。
以上のように、実施の形態1〜3によれば、瞬時電圧低下・停電対策装置、瞬時電圧低下対策装置および自立運転機能付並列接続型交直変換装置に比べて負荷変圧器の容量が大きい場合でも、運転切換時に発生し得る負荷変圧器偏磁による過電流停止を防止することができる。また,負荷変圧器偏磁により生じる負荷電圧低下・歪みを軽減することができる。加えて,計測・演算誤差による制御不良を防止するとともに、装置の最も重要な機能である負荷電圧維持機能を損なわずに前記の効果を得ることができる。
さらに,本発明は電流計測値ではなく負荷電圧計測値を用いているため、負荷容量、負荷力率および高調波歪みなどの各種負荷条件に対して対応可能である。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、並列補償型瞬時電圧低下停電対策装置及びその瞬停・停電対策方法、直列補償型瞬時電圧低下対策装置及びその瞬停対策方法、ならびに、自立運転機能付並列接続型交直変換装置及びその交直変換方法に適用することができる。
実施の形態1に係る並列補償型瞬時電圧低下停電対策装置の構成を示すブロック図である。 上記瞬時電圧低下停電対策装置に設けられた負荷変圧器磁束補正回路を説明するための回路図である。 上記負荷変圧器磁束補正回路の動作を説明するための波形図である。 上記瞬時電圧低下停電対策装置に設けられた他の負荷変圧器磁束補正回路を説明するための回路図である。 上記他の負荷変圧器磁束補正回路の動作を説明するための波形図である。 上記瞬時電圧低下停電対策装置に設けられたさらに他の負荷変圧器磁束補正回路を説明するための回路図である。 上記さらに他の負荷変圧器磁束補正回路の動作を説明するための波形図である。 上記瞬時電圧低下停電対策装置に設けられたさらに他の負荷変圧器磁束補正回路を説明するための回路図である。 上記さらに他の負荷変圧器磁束補正回路の動作を説明するための波形図である。 実施の形態2に係る直列補償型瞬時電圧低下対策装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係る自立運転機能付並列接続型交直変換装置の構成を示すブロック図である。 従来の並列補償型瞬時電圧低下停電対策装置の構成を示すブロック図である。 上記瞬時電圧低下停電対策装置に設けられた負荷電圧制御回路を説明するためのブロック図である。 上記負荷電圧制御回路の動作を説明するための波形図である。
符号の説明
1a 並列補償型瞬時電圧低下停電対策装置
1b 直列補償型瞬時電圧低下対策装置
1c 自立運転機能付並列接続型交直変換装置
2 制御回路(制御手段)
3 負荷変圧器磁束補正回路(負荷変圧器磁束補正手段)
4 積分回路
5 交流スイッチ(系統連系スイッチ)
6 交直変換器
7 負荷変圧器
8 負荷
9 遮断器
11 入力電源
15 変換器用変圧器
17 直流電源

Claims (10)

  1. 瞬時電圧低下または停電の発生に応じて系統連系スイッチを解列し、並列接続した交直変換器から負荷変圧器を通して負荷に給電する並列補償型瞬時電圧低下停電対策装置であって、
    前記負荷変圧器の偏磁を抑制する電圧補正量を生成し、前記電圧補正量に基づいて前記交直変換器を制御する制御手段を設けたことを特徴とする並列補償型瞬時電圧低下停電対策装置。
  2. 前記制御手段は、前記交直変換器から前記負荷変圧器に供給される負荷電圧と基準電圧とに基づいて前記電圧補正量を生成する負荷変圧器磁束補正手段を含む請求項1記載の並列補償型瞬時電圧低下停電対策装置。
  3. 前記負荷変圧器磁束補正手段は、前記負荷電圧と前記基準電圧とに基づいて、前記負荷変圧器の磁束変化量に対応する磁束変化量信号を生成し、前記磁束変化量信号に基づいて前記電圧補正量を生成する請求項2記載の並列補償型瞬時電圧低下停電対策装置。
  4. 前記負荷変圧器磁束補正手段は、前記負荷電圧と前記基準電圧との差に基づいて前記磁束変化量信号を生成する積分回路を有しており、
    前記積分回路によって生成される磁束変化量信号は、所定期間毎にリセットされる請求項3記載の並列補償型瞬時電圧低下停電対策装置。
  5. 前記負荷変圧器磁束補正手段は、前記瞬時電圧低下または停電の発生から一定時間経過した後に、前記電圧補正量の出力を停止する請求項2記載の並列補償型瞬時電圧低下停電対策装置。
  6. 瞬時電圧低下の発生に応じて系統連系スイッチを解列し、直列接続した交直変換器から負荷変圧器を通して負荷に給電する直列補償型瞬時電圧低下対策装置であって、
    前記負荷変圧器の偏磁を抑制する電圧補正量を生成し、前記電圧補正量に基づいて前記交直変換器を制御する制御手段を設けたことを特徴とする直列補償型瞬時電圧低下対策装置。
  7. 瞬時電圧低下または停電の発生に応じて商用電力系統から負荷を解列し、その後自立運転を開始し、前記商用電力系統から独立して、交直変換器から負荷変圧器を通して前記負荷に給電する自立運転機能付並列接続型交直変換装置であって、
    前記負荷変圧器の偏磁を抑制する電圧補正量を生成し、前記電圧補正量に基づいて前記交直変換器を制御する制御手段を設けたことを特徴とする自立運転機能付並列接続型交直変換装置。
  8. 瞬時電圧低下または停電の発生に応じて系統連系スイッチを解列し、並列接続した交直変換器から負荷変圧器を通して負荷に給電する並列補償型瞬時電圧低下停電対策方法であって、
    前記負荷変圧器の偏磁を抑制する電圧補正量を生成し、前記電圧補正量に基づいて前記交直変換器を制御することを特徴とする並列補償型瞬時電圧低下停電対策方法。
  9. 瞬時電圧低下の発生に応じて系統連系スイッチを解列し、直列接続した交直変換器から負荷変圧器を通して負荷に給電する直列補償型瞬時電圧低下対策方法であって、
    前記負荷変圧器の偏磁を抑制する電圧補正量を生成し、前記電圧補正量に基づいて前記交直変換器を制御することを特徴とする直列補償型瞬時電圧低下対策方法。
  10. 瞬時電圧低下または停電の発生に応じて商用電力系統から負荷を解列し、その後自立運転を開始し、前記商用電力系統から独立して、交直変換器から負荷変圧器を通して前記負荷に給電する自立運転機能付並列接続型交直変換方法であって、
    前記負荷変圧器の偏磁を抑制する電圧補正量を生成し、前記電圧補正量に基づいて前記交直変換器を制御することを特徴とする自立運転機能付並列接続型交直変換方法。
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