JP2008227724A - Ofdm変調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ピークファクタ低減機能を有するOFDM変調装置を提供することにある。
【解決手段】OFDM変調装置のIFFT部とガードインターバル挿入部との間にピークファクタ低減部を備え、上記ピークファクタ低減部が、サブキャリアマップ情報に基づいて、上記IFFT部から出力される複素信号X1をピークファクタ低減された複素信号X2に変換する。上記ピークファクタ低減部は、送波に使用するサブキャリア周波数に対応した複素指数関数を基底として、線形結合によってピークファクタ低減信号を生成する。ピークファクタ低減信号は、例えば、重みつき最小二乗法、または高速フーリエ変換による畳み込み処理の繰り返しによって導出される。
【選択図】図1

Description

本発明は無線送信機に関し、更に詳しくは、OFDM用無線送信機の変調装置およびピークファクタ低減装置に関する。
無線通信の分野では、周波数利用効率の向上を目指して、種々の通信方式が研究・実用化されている。その一つである直交周波数分割多重:OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調方式は、マルチパス遅延波に強く、第4世代移動通信方式として本命視されている。
OFDM変調方式を適用した典型的な無線送信機では、送信データのビット列を直交振幅変調:QAM(Quadrature Amplitude Modulation)などの変調器で1次変調し、送信データを所定数のビット単位で複素シンボルに変換する。1次変調器(シンボルマッパ)として16QAM変調器を使用した場合、送信データが4ビット単位でQAMの複素シンボル列に変換される。
シンボルマッパで生成された複素シンボル列は、直並列変換器で所定シンボル数毎にブロック化される。以下の説明では、直並列変換器でブロック化される複素シンボルの個数をNSCで表す。直/並列変換器からブロック化して出力されたNSC個の複素シンボルには、複素シンボルの総数が2のべき乗で表現可能な数(以下、NFFTと表記)となるように、適当数のゼロ値シンボルが追加される。シンボル個数が増加された信号ブロックは、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inversed Fast Fourier Transform)装置によって2次変調され、ODFMシンボルの標本値となるNFFT個の複素数に変換される。
OFDMでは、NFFT本の直交サブキャリアのうち、IFFT装置によって非ゼロの複素シンボルと対応付けられた互いに周波数の異なるNSC本のサブキャリアでデータが変調されるため、OFDMはマルチキャリア変調方式の一種といえる。
OFDMでは、原理的には、IFFT装置から並列出力されたNFFT個の複素シンボル値(標本値)が、並/直列変換器でシリアルな信号列に変換され、複素ベースバンドOFDM信号となる。複素ベースバンドOFDM信号は、D/A変換器でアナログ連続信号に変換した後、搬送波を掛け合わせて、RF帯域のOFDM信号に変換される。シリアル信号となった1ブロック分のOFDM信号は、OFDMシンボルと呼ばれ、その長さはシンボル長と呼ばれている。
RF送信部で電力増幅して送信されたOFDM信号は、伝播途中で反射を受けない直接波と、伝播経路上の障害物で反射した遅延波に分かれて、受信機に到達するため、直接波に対して遅延波が雑音として作用する。そこで、OFDM送信機では、遅延波の影響を取り除くため、NFFT個の標本点からなる各OFDMシンボルにおいて、後半部分に属したNCP個の標本点をコピーして、これをOFDMシンボルの前部に挿入し、NFFT+NCP個の標本点からなる冗長化されたOFDMシンボルを形成している。上記冗長部分は、サイクリックプレフィックスと呼ばれ、遅延波の影響を取り除くためのガードインターバルとなる。サイクリックプレフィックス長NCPが、マルチパス遅延波の遅延時間以上であれば、OFDM受信機側で、遅延波の影響を取り除くことができる。
並/直列変換器は、こうして得られたNFFT+NCP個の標本点をシリアル信号に変換している。また、RF送信部から送信されるOFDM信号は、シンボル間で信号が不連続となって、送信スペクトルが広がる傾向があるため、ガードインターバル(サイクリックプレフィックス)を挿入した後で、適当な窓関数を用いてシンボル間の接続部分をテーパ処理し、信号が滑らかに連続するようにしている。また、必要に応じて、帯域制限フィルタを設け、送信スペクトルの広がりを抑えている。
OFDM方式では、送信シンボルの変調に周波数の異なる多数のサブキャリアを用いており、各送信シンボルは互いに無相関なランダム信号とみなせる。そのため、中心極限定理に従って、信号分布が正規分布に近づき、送信波のピークファクタ(最大電力と平均電力の比)が、10dB〜12dBにも達することが知られている。OFDMの変調信号は、RF送信機の電力増幅器で増幅して送波されるが、一般に、増幅器の線形領域には限りがあり、大出力では飽和する。そのため、電力増幅器が、送信信号のピーク振幅に対して飽和を起こす場合、送信波形に歪が生じ、送信帯域外、特に、隣接する周波数帯域に電力を漏洩させることになる。この漏洩電力は、電波法規によって厳しく規制されているためで、OFDMの送信機では、電力増幅器の定格出力にまで、送信電力を十分に上げることが困難となる。
このような問題を解決するためには、送信信号のピークファクタ低減が有効となる。ここでのピークファクタ低減は、送信出力に若干の波形品質劣化、すなわち雑音の付加を許容して、ピーク振幅を抑えるような信号波形処理を意味している。ピークファクタ低減の従来技術の一つとして、例えば、特開2003−124824号(特許文献1)には、CDMAのベースバンド信号を対象として、振幅のピークが極大値となるサンプル点にインパルス状の補正信号を生成し、この信号をベースバンド帯域制限フィルタと同等の周波数応答を持つフィルタで波形整形し、ベースバンド信号から減算するピークファクタ低減装置が提案されている。上記補正信号は、元の信号には無い成分であるため、送信信号に対して雑音として振舞うが、補正信号の帯域は、フィルタによって送信スペクトルの範囲内にマスクされるため、送信帯域外への雑音漏洩は防止される。
特開2003−124824号「ピークファクタ低減装置」 モバイルITフォーラム 第4世代モバイル部会 システム専門委員会システムインフラストラクチャWG、「モバイルITフォーラム4G技術調査報告書(システムインフラストラクチャ編)(Ver1.1)」
OFDMを用いた多元接続方式として、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)が知られている。モバイルITフォーラム 第4世代モバイル部会 システム専門委員会システムインフラストラクチャWG、「モバイルITフォーラム4G技術調査報告書(システムインフラストラクチャ編)(非特許文献1)の3.1.3によれば、OFDMAは、「全てのサブキャリアを全ユーザが共有し、任意の複数サブキャリアをサブチャネルと位置づけ、任意の時間タイミングで各ユーザにサブチャネルを適応的に割り当てることにより多元接続を実現する手法」である。非特許文献1の図3.1.4には、サブキャリアの割り当て方の一例が開示されている。
従来技術をOFDMAに適用した場合、解決が難しい新たな問題が生じる。OFDMAでは、どのサブキャリアを使って変調するかを任意に決めることができ、情報を載せないサブキャリアは停波となる。このとき、送信スペクトルの形状は、複雑に激しく波うつ。ピークファクタ低減に用いる補正信号(雑音)は、帯域外へ漏洩しないように、送信スペクトルにマスクされていることが重要となるが、従来技術では、インパルス状の補正信号に作用させる波形整形フィルタ特性を送信スペクトル形状に似せなければならない。そのため、フィルタ特性が非常に複雑になる。それに加え、サブキャリア停波パターンに応じてフィルタ特性を可変としなければならないため、装置規模が著しく増大してしまう。
本発明の目的は、OFDM方式の無線送信機に適したピークファクタ低減機能を有するOFDM変調装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、直列データとして供給された送信データを一次変調するQAM変調器と、上記QAM変調器から出力された複素シンボル信号列を所定個数(NSC)の複素シンボル毎にブロック化し、並列複素シンボル信号として出力する直並列変換器と、サブキャリアマップ情報Mに基づいて、上記直並列変換器から出力された複素シンボル信号を互いに周波数の異なる複数(NFFT>NSC)のサブキャリアの何れかにマッピングするサブキャリアマッピング部と、上記サブキャリアマッピング部から出力された複素シンボルを逆高速フーリエ変換し、複素信号X1として並列出力するIFFT部と、
複素信号X1にガードインターバルとなるサイクリック・プレフィックスを付与し、ウインドウ処理するガードインターバル挿入部と、ガードインターバル挿入部の出力を直列信号に変換する並直列変換器とからなるOFDM変調装置において、
上記IFFT部とガードインターバル挿入部との間に、上記サブキャリアマップ情報Mに基づいて、上記複素信号X1をピークファクタ低減された複素信号X2に変換するピークファクタ低減部を備え、上記ガードインターバル挿入部が、上記ピークファクタ低減された複素信号X2にサイクリック・プレフィックスを付与し、ウインドウ処理するようにしたことを特徴とする。
更に詳述すると、本発明のOFDM変調装置では、上記サブキャリアマップ情報Mが、上記QAM変調器で生成された複素シンボルを送信すべき送波サブキャリアの周波数と、有効複素シンボルを含まない停波サブキャリアの周波数とを指定しており、上記ピークファクタ低減部が、上記サブキャリアマップ情報に基づいて生成された送波サブキャリア周波数と対応する複素指数関数行列Bに基づいて、上記複素信号X1をピークファクタ低減された複素信号X2に変換する。
本発明の1実施例では、上記ピークファクタ低減部が、上記サブキャリアマップMに基づいて、送波サブキャリア周波数と対応する複素指数関数Bを生成する複素指数関数生成部と、上記IFFT部から出力された複素信号X1から、予め設定された閾値を越える振幅を検出して、重みベクトルWを生成する重みベクトル生成部と、上記複素指数関数Bと、重みベクトルWと、複素信号X1とに基づいて、前記複素信号X1をピークファクタ低減された複素信号X2に変換する複素信号生成部とからなる。
この場合、上記複素信号生成部は、例えば、重みつき最小二乗法の公式、
X2=B*inv(B’*diag(W)*B)*B’*diag(W)*clip(X1)
(但し、diagは、引数Wを対角要素とする対角行列、B’はBの複素共役転置、invは逆行列、clipは偏角を保持したままでの閾値Vtへの振幅制限)に基づいて、前記複素信号X1をピークファクタ低減された複素信号X2に変換する。
本発明の別の実施例では、上記ピークファクタ低減部が、上記複素信号X1の生成周期内で、上記複素信号X1を振幅クリップの初期入力として、振幅クリップされた複素信号をフーリエ変換し、フーリエ変換結果と前記サブキャリアマップ情報Mとの乗算結果を逆高速フーリエ変換する手順で、複素信号X2を生成し、上記複素信号X2の振幅が閾値Vt以下になるまで、上記逆高速フーリエ変換で生成された複素信号X2を振幅クリップの入力として、上記手順を繰り返す。
本発明の更に他の実施例では、上記ピークファクタ低減部が、上記サブキャリアマップMに基づいて、送波サブキャリア周波数と対応する複素指数関数Bを生成する複素指数関数生成部と、上記複素信号X1と該複素信号X1の振幅を閾値Vtに制限した信号との差信号X1−clip(X1)を生成し、前記複素指数関数Bと係数ベクトルCとの内積をB・Cとしたとき、X1の振幅が|X1|>Vtとなる位置で、X1−clip(X1)−B・C=0となるように、ラグランジュの未定乗数法を用いて、B・Cの電力が極小化する係数ベクトルCを算出し、X2=X1−B・Cの条件で複素信号X2を生成する複素信号生成部とを備える。
本発明では、サブキャリアマップ情報Mを利用して、複素信号X1のピークファクタを低減しているため、換言すれば、送信に用いたサブキャリアと同一周波数のサブキャリアの線形結合としてピークファクタ信号X2を作り出しているため、ピークファクタ低減前の複素信号X1と、ピークファクタ低減後の複素信号X2の送信スペクトルの形状が原理的に一致する。すなわち、ピークファクタ低減処理に伴う雑音信号のスペクトルが、送信信号のスペクトルにマスクされているため、停波帯域への雑音電力漏洩を防止できる。
図1は、本発明が適用されるOFDM変調装置の1例を示す。
本発明のOFDM変調装置は、例えば、無線基地局の制御部10とRF送信部40との間に接続され、ピークファクタ低減装置30を内蔵した構造となっている。表1は、以下の実施例で説明するOFDM変調装置の諸元を示す。但し、ここに例示したパラメータ値は、OFDM変調装置の動作をより具体的に説明するために適当に決めたものであり、本発明の適用対象を特定するものではない。
表1 OFDM諸元
Figure 2008227724
図1に示したOFDM変調装置において、制御部10からシリアルに出力された送信データのビット列は、QAM変調器21に入力され、例えば、16QAM形式のQAM信号列(複素シンボル信号列)に変換される。QAM変調器21から出力されたQAM信号列は、直並列(S/P)変換器22に入力され、NSCで表される128個の複素シンボル毎にブロック化して並列出力される。
直並列変換器22から出力された複素シンボル信号は、サブキャリアマッピング部23で、送波サブキャリアにマッピングした後、IFFT(逆高速フーリエ変換)部24に供給される。サブキャリアマッピング部23は、制御部10で制御可能なサブキャリアマップ11から出力されるサブキャリアマップ情報Mに基づいて、128個の複素シンボル信号を512本のサブキャリアの何れかにマッピングする。サブキャリアマップ11の内容は、動的に変更できるが、本実施例では、送信スペクトルについて図面を参照して説明するため、サブキャリアマップ情報Mは、経時的に固定したものとして扱うことにする。
図2は、サブキャリアマップ情報Mの1例を示す。ここに示した例では、横軸はNFFT個(=512)のサブキャリアと対応したインデックス値を示し、縦軸の値が「1」のサブキャリアは送波、「0」のサブキャリアは停波を意味している。本実施例では、NFFT個(=512)のサブキャリアのうち、NSC個(=128)のサブキャリアが送波となり、残る384個のサブキャリアが停波となっている。尚、インデックス0〜255のサブキャリアは、ベースバンド周波数領域では、直流〜正のナイキスト周波数と対応し、インデックス256〜511は、負のナイキスト周波数〜直流と対応している。
図3は、図2のサブキャリアマップ情報Mを適用した場合にIFFT部24に供給される1ブロック分の複素シンボル信号(16QAM信号)を示す。(A)は、複素シンボル信号の実部、(B)は、複素シンボル信号の虚部の波形を示している。
図1において、IFFT部24は、サブキャリアマッピング部23から出力された複素シンボル信号を逆フーリエ変換して、複素信号X1に変換する。図4の(A)は、IFFT部24から出力される複素信号X1の実部、(B)は、複素信号X1の虚部の信号波形を示す。
従来のOFDM変調装置では、IFFT部24から出力される複素信号X1をガードインターバル挿入部25に入力し、サイクリック・プレフィックスの挿入と、ウインドウ(窓関数)処理を行っているが、本発明では、IFFT部24の出力信号X1をピークファクタ低減部30に入力し、ピークファクタ低減部30でピークファクタ低減された複素信号X2をガードインターバル挿入部25に供給している。
ガードインターバル挿入部25の出力は、並直列(P/S)変換器26でシリアル信号に変換した後、RF送信部40に入力される。RF送信部40は、並直列変換器26の出力信号をアナログ信号に変換するD/A変換器41と、ベースバンドOFDM信号をRF帯域のOFDM信号に変換するための周波数変換部42と、電力増幅器43とからなる。電力増幅器43の出力信号は、図示しないアンテナから、無線信号として送信される。
図5は、本発明によるピークファクタ低減部30の第1の実施例を示すブロック図である。本発明のピークファクタ低減部30は、サブキャリアマップ情報Mに基づいて、IFFT部24から出力される複素信号X1のピークファクタを低減し、複素信号X1とスペクトルが一致した複素信号X2を生成する。
第1実施例のピークファクタ低減部30は、サブキャリアマップ情報Mから複素指数関数Bを生成する複素指数関数生成部31と、IFFT部24から出力される複素信号X1から重みベクトルWを生成する重みベクトル生成部32と、複素信号X1、複素指数関数B、重みベクトルWに基づいて、ピークファクタ低減された複素信号X2を生成する複素信号生成部33とからなっている。
複素指数関数生成部31は、NFFT行×NFFT列の逆DFT行列Fから、サブキャリアマップ情報Mが示す停波サブキャリア周波数に対応する列を削除し、NFFT行×NSC列の行列を複素指数関数Bとして出力する。
図6に、紙面の制約上、NFFTの値を「8」に減らした場合の逆DFT(Inverse Discrete Fourier Transform)行列Fを示す。ここで、サブキャリアマップ情報Mが「01000011」であったと仮定する。この場合、マップの第0、2、3、4、5要素が、停波サブキャリア周波数を示す「0」となっているため、複素指数関数生成部31は、逆DFT行列Fから、停波サブキャリア周波数と対応する第0、2、3、4、5列を削除し、送波サブキャリア周波数と対応する第1、6、7列からなる逆DFT行列を複素指数関数Bとして出力する。逆DFT行列Fが図6の場合、複素指数関数生成部31は、図7に示す行列を複素指数関数Bとして出力する。
重みベクトル生成部32は、複素信号X1から重みベクトルWを生成する。
重みベクトル生成部32は、図8に示すように、複素信号X1の振幅|X1|を出力する絶対値生成部311と、デッドゾーン回路312と、デッドゾーン回路312の出力を増幅する利得回路314と、利得回路314に出力に「1」を加算する加算回路315とからなる。尚、重みベクトル生成部32には、図8で破線ブロックで示すように、必要に応じて、デッドゾーン回路312と利得回路314との間に、デッドゾーン回路の出力が極大となる位置でインパルスを出力する極大値検出回路313が設けられる。
デッドゾーン回路312は、例えば、図9に示すように、複素信号X1の振幅|X1|から、閾値Vtを超過した振幅成分を抽出する。例えば、複素信号X1の振幅を信号実効値=1で7dBに制限したい場合、閾値Vtは2.2387(=10の「7/20」乗)に設定される。デッドゾーン回路312の出力信号は、利得回路314でA倍(例えば、A=1000,000)に増幅され、これに加算回路315で「1」を加えたものが、重みベクトルWとして出力される。
IFFT部24から出力される複素信号X1が、例えば、図10に示す振幅波形となった場合、重みベクトル生成部32からは、図11に示す重みベクトルWが出力される。
複素信号生成部33は、複素信号X1と、複素指数関数Bと、重みベクトルWとに基づいて、ピーク振幅が制限され、波形全体としては複素信号X1に近似した複素信号X2を生成する。複素信号X2のスペクトルは、複素信号X1にマスクされている必要があるが、このような複素信号X2は、複素指数関数Bの列に関する線形結合とすることによって実現できる。また、複素信号X2は、ピーク振幅が制限され、且つ、全体として複素信号X1に近似した信号でなければならない。そこで、第1実施例のピークファクタ低減部30では、複素信号生成部33が、重みベクトルWを用いた重みつき最小二乗法を用いて、複素信号X1を複素信号X2に変換する。
図12は、複素信号生成部33の1実施例を示す。本実施例では、複素信号生成部33が、複素指数関数Bを共役転置する複素共役転置回路331と、複素信号X1の振幅をVtに制限する振幅クリップ回路332と、重みベクトルWを対角要素とする対角行列生成回路333と、これらの回路に接続された演算回路334とからなっている。
第1実施例のピークファクタ低減部30は、振幅クリップ回路332で、複素信号X1の振幅をVtに制限した信号clip(X1)を生成し、演算回路334が、式1で示す重みつき最小二乗法の公式(第1のアルゴリズム)に従って、ピークファクタ低減された複素シンボル信号X2を導出する。
X2=B*C
但し、C=inv(B’*diag(W)*B)*B’*diag(W)*clip(X1)
…(式1)
上記重みつき最小二乗法の公式(式1)において、関数diag(W)は、引数Wを対角要素とする対角行列を意味し、対角行列生成回路333の出力と対応している。ダッシュを付したB’は、行列Bの複素共役転置を意味し、対角行列生成回路333の出力と対応している。関数inv( )は、逆行列を意味している。また、関数clip(X1)は、偏角を保持したまま、複素信号X1を閾値Vtで振幅制限することを意味し、振幅クリップ回路332の出力と対応している。
関数clip(X1)は、次のように定義できる。図14に、振幅クリップ回路332から出力されるclip(X1)の振幅波形の1例を示す。
clip(X1)=Vt*X1/|X1| for |X1|>Vt
clip(X1)=X for |X1|≦Vt
式1において、複素指数関数Bは、図7で説明した逆DFT行列から送波サブキャリア周波数と対応するように列を選択した長方行列である。図7の例では、複素指数関数Bは、逆DFT行列の第1、第6、第7列からなり、第1列はexp(jω1t)、第6列はexp(jω6t)、第7列はexp(jω7t)と書き換えることができる。
また、式1において、Cは、複素指数関数Bが示す逆DFT行列の第1、第6、第7列と対応する複素数である。今、その値が、仮にα1+jβ1、α6+jβ6、α7+jβ7であるとすれば、演算回路334は、式1が示すX2=B*Cの演算として、(α1+jβ1)*exp(jω1t)+(α6+jβ6)*exp(jω6t)+(α7+jβ7)*exp(jω7t)
を実行している。すなわち,送波に使用したサブキャリア周波数の線形結合を実現している。
本実施例のピークファクタ低減部33は、サブキャリアマップ情報Mと複素信号X1に基づいて、データの送信に用いられたサブキャリアと対応する逆DFT行列Bと、逆DFT行列Bと対応する複素信号の行列Cを生成し、B*Cの行列演算によって、ピークファクタを抑制した複素信号X2を生成することに特徴がある。
本実施例によれば、重みベクトルWの作用によって、振幅ピーク部分が複素信号X1と高い近似度をもち、且つ、ピークファクタ低減された複素信号X2を生成できる。また、ピークファクタ低減された複素信号X2が、送信に用いられたサブキャリアと同一のサブキャリアからなっているため、複素信号X1とX2の送信スペクトル形状が一致している。すなわち、ピークファクタ低減に伴う雑音信号のスペクトルが、送信信号のスペクトルにマスクされているため、停波帯域への雑音電力の漏洩がない。
図15は、演算回路334から出力される複素信号X2の振幅|X2|と、誤差信号の振幅|X2−X1|を示す。
次に、本発明によるピークファクタ低減部30の第2の実施例について説明する。
上述した第1実施例のアルゴリズムにおいて、重みベクトルWを用いなければ、複素指数関数Bの各列が正規直交基底となることから、最小二乗法の公式は、次のように変形できる。
X2=B*C
C=inv(B’*B)*B’*clip(X1)
=ifft(fft(clip(X1))*M) …(式2)
ここで、Mはサブキャリアマップ情報、fft(clip(X1)は、clip(X1)の高速フーリエ変換、ifft( )は、( )を逆FFTすることを意味している。従って、上記式2は、複素信号シンボルX1の振幅をクリップし、振幅クリップされた複素信号をFFTで一旦周波数領域に変換して、サブキャリアマップ情報Mが示す停波サブキャリアに相当する周波数成分の寄与を全て0とした後、IFFTで時間領域に戻すという操作を示しており、フーリエ変換を用いた畳み込み演算と解釈できる。
式2で得られた複素シンボル信号X2は、フーリエ変換の性質から、自乗誤差最小の意味では最適近似となっている。しかしながら、最適近似であるが故に、誤差がNFFT個の標本点全体に均等に分布し、ピーク近傍での近似度があまりよくない。つまり、ピーク振幅は或る程度下げられるが、十分には抑圧されないという問題が残っている。
そこで、本発明の第2実施例のピークファクタ低減部30では、式2が示す手順を複素シンボル信号X2に対して複数回繰り返すことによって、ピークを漸近的に低減する(第2のアルゴリズム)。つまり、次のようなwhileループ処理を適用する。
X2=X1;
while(max(|X2|)>VT) X2=ifft(fft(clip(X2)*M))
…(式3)
図13は、第2実施例のピークファクタ低減部30の構成を示す。本実施例のピークファクタ低減部30も、サブキャリアマップ情報Mを利用して、複素信号X1をピークファクタ低減された複素信号X2に変換している。
本実施例では、OFDMのシンボル長と対応する所定期間Ts内に、式3が示す手順を複数回繰り返す。セレクタ341は、期間Ts毎に発生するクロックCL(Ts)に従って、複素信号X2の最初の演算サイクルでは、IFFT部24から出力される複素信号X1を選択し、次の演算サイクルからは、判定回路346から出力される複素信号X2を選択して、振幅クリップ回路342に入力する。
振幅クリップ回路342は、入力された複素信号(X1またはX2)から、閾値Vtを越える振幅を抽出し、振幅クリップされた複素信号clip(X)をFFT回路343に出力する。
FFT回路343は、複素信号clip(X)をフーリエ変換し、fft(clip(X))
を出力する。fft(clip(X))は、内積回路344でサブキャリアマップ情報Mと乗算され、演算結果(clip(X2)*M)が、IFFT回路345に入力される。IFFT回路345は、fft(clip(X2)*M)を逆高速フーリエ変換し、演算サイクル毎に複素信号X2を出力する。
IFFT回路345から出力された複素信号X2は、判定回路246と出力ゲート347に入力される。判定回路246は、複素信号X2の振幅|X2|を閾値VTと比較して、|X2|>VTであれば、複素信号X2をセレクタ341に出力する。
判定回路246は、各演算サイクルで、セレクタ341に出力された前演算サイクルの複素信号X2を保持しており、|X2|>VTの間は、IFFT回路345から出力された新たな複素信号X2をセレクタ341に出力し、|X2|<VTまたは|X2|=VTとなった場合は、前の演算サイクルと同じ複素信号X2をセレクタ341に出力する。
従って、一旦、条件|X2|<VTまたは|X2|=VTが成立すると、IFFT回路345には、前サイクルと同じfft(clip(X2)*M)が入力され、IFFT回路345は、前サイクルと同じ複素信号X2を繰り返して発生することになる。
出力ゲート347は、各演算サイクルでIFFT回路345で生成された複素信号X2のうち、期間Tsの最後の演算サイクルで生成された複素信号X2を選択し、ピークファクタ低減された複素信号X2として、ガードインターバル挿入・ウインドウ設定部25に出力する。
図16は、第2実施例のピークファクタ低減部30で得られたピークファクタ低減された複素信号X2の振幅|X2|と、誤差信号|X2−X1|の振幅の1例を示す。
第1のアルゴリズムによれば、演算回路334は、OFDMシンボル期間Ts毎に、
複素信号X2の演算を1回実行すればよいが、X2の演算には複雑な逆行列計算が含まれる。一方、第2のアルゴリズムによれば、条件|X2|<VTまたは|X2|=VTが成立する迄、入力複素信号を変えて、複素信号X2の演算が、複数サイクルに亘って繰り返される。但し、第2のアルゴリズムは、逆行列計算が不要となるため、複素信号X2の演算に、高速処理が可能なFFT部343とIFFT部345を適用できるという利点がある。
ピークファクタ低減された複素信号X2に生成には、上述した第1、第2アルゴリズム以外に、幾つかのアルゴリズムが考えられる。その1例として、ラグランジュの未定乗数法を用いた第3のアルゴリズムについて簡単に説明する。
第3のアルゴリズムでは、複素信号X1と、複素信号X1の振幅をクリップした複素信号clip(X1)との差信号「X1−clip(X1)」を生成する。差信号「X1−clip(X1)」は、複素信号X1に含まれる振幅が閾値Vtを超過した信号成分を意味している。一方、基底となる複素指数関数Bに対して、係数ベクトルC=(cr0+jci0、cr1+jci1、…)Tを導入し、X1−clip(X1)をBとCの内積B・Cで近似的に表現する。B・Cの電力は、(cr02+ci02)+(cr12+ci12)+…である。
ここで、複素信号X1のNFFT個の標本点のうち、振幅が閾値Vtを超過するものがK個あったと仮定して、そのインデックスをI(k)(k=1、2、…、K)とする。また、K個の標本点の全てにおいて、X1−clip(X1)−B・C=0となるように、拘束条件を定義する。
拘束条件が複素数となっていることを考慮して、これを実部と虚部に分離すると、合計で2Kの方程式が得られる。実部の方程式をFrk=0(k=1、2、…、K)、虚部の方程式をFik=0(k=1、2、…、K)とする。
Frk=Re[X1(I(k))−clip(X1(I(k)))−B(I(k))・C]=0
Fik=Im[X1(I(k))−clip(X1(I(k)))−B(I(k))・C]=0
Vtの値にも依存するが、通常は、複素信号X1に現れるピークの個数はそう多くはないため、条件式の数が変数の数よりも少なくなった場合、係数ベクトルCの値を決定できなくなる。そこで、ラグランジュの未定乗数ark、aik(k=1、2、…、K)を導入して、上述した拘束条件の下で、電力(cr02+ci02)+(cr12+ci12)+…の値が極小値となる方程式を導出すると、次のようになる。
L=(cr02+ ci02) + (cr12+ ci12) + …
−ar1 Fr1 − ar2 Fr2 −… − arK FrK
- ai1 Fi1 − ai2 Fi2 −… − aiK FiK
dL/dcr0 = 0 、 dL/dcr1 = 0 、 …、
dL/dci0 = 0 、 dL/dci1 = 0 、 …、
dL/dar1 = 0 、 dL/dar2 = 0 、 …、 dL/darK = 0 、
dL/dai1 = 0 、 dL/dai2 = 0 、 …、 dL/daiK = 0
上記式は、係数ベクトルcrk、cikと、ラグランジュの未定乗数ark、aikに関する連立1次方程式になり、その解として係数ベクトルCの値が定まる。
最後に、X1から内積信号B・Cを引くことによって、ピークファクタ低減信号X2=X1−B・Cを得られる。ここで、X1は、OFDMの原理から、複素指数関数Bを基底として成り立っている。従って、X2も複素指数関数Bを基底としているため、第3のアルゴリズムも、第1、第2のアルゴリズムと同様、送波サブキャリアとなる周波数成分だけを適用して、ピークファクタ低減された複素シンボル信号を生成できる。
以上、複素信号X2の生成に適用可能な代表的なアルゴリズムを3通り説明した。X2生成後の処理は、全てのアルゴリズムに共通であり、ガードインターバル挿入部25で、複素信号X2に、サイクリックプレフィックスを挿入し、ウインドウ処理を行う。サイクリックプレフィックスは、OFDMシンボルを形成する標本点の後半部からNCP個(=64)の標本点をコピーして、これをOFDMシンボルの前部に追加すればよい。これによって、OFDMシンボルの標本点は、NFFT+NCP個(=576)に増える。
ウィンドウ処理は、異なるブロックを連結する際に、信号が不連続となることの影響を緩和するので、スペクトルの広がり防止に効果的である。しかしながら、サイクリックプレフィックス本来の効果が一部損なわれるため、システムによっては、ウィンドウ処理をしない場合もある。本実施例では、例えば、図17に示すように、テーパ比が5%のTukeyウィンドウを用いている。
以上、直並列変換器22から出力された1つのブロックの処理について説明したが、同様の方法で32ブロック分のOFDMシンボルを生成し、送信スペクトルとCCDF(Complementary Cumulative Distribution Function)を評価した結果を図18〜図21に示す。
図18は、第1実施例(第1アルゴリズム)における送信スペクトルとCCDFを示し、図19は、第2実施例(第2アルゴリズム)における送信スペクトルとCCDFを示している。
送信スペクトルを示す図18(A)、図19(A)から明らかなように、第1、第2の何れのアルゴリズムの場合も、雑音スペクトルが送信スペクトルにマスクされており、送信帯域外への漏洩は認められない。また、CCDFを示す図18(B)、図19(B)から明らかなように、元の複素信号|X1|では、ピークファクタが10dB以上であったのに対し、ピークファクタ低減処理された複素信号|X2|では、ピークファクタが概ね7dBに制限されている。複素信号|X2|は、信号品質劣化を表すEVM(Error Vector Magnitude)が4.2%程度であって、良好な信号品質となっている。
本発明のOFDM変調装置から出力された複素信号X2は、図1に示すRF送信部40に供給され、D/A変換装置10でアナログ信号に変換した後、周波数変換部42で、直交変調して無線周波数帯へアップコンバートされ、電力増幅器43で所定の電力に増幅して、アンテナに出力される。本発明では、送信信号のピークファクタが約3dB減少しているため、増幅出力を3dB(約2倍)上げても、電力増幅器43は飽和しない。
本発明が適用されるOFDM変調装置の1例を示す図。 サブキャリアマップ情報Mの1例を示す図。 IFFT部24に供給される複素シンボル信号の1例を示す図。 IFFT部24から出力される複素信号X1の実部(A)と虚部(B)の信号波形を示す図。 本発明によるピークファクタ低減部30の第1の実施例を示すブロック図。 逆DFT(Inverse Discrete Fourier Transform)行列Fの1例を示す図。 複素指数関数Bの1例を示す図。 図5の重みベクトル生成部32の構成を示す図。 図8のデッドゾーン回路312の入出力特性を示す図。 複素信号X1の振幅波形の1例を示す図。 重みベクトル生成部32から出力される重みベクトルWの1例を示す図。 図5の複素信号生成部33の1実施例を示す図。 ピークファクタ低減部30の第2実施例を示す図。 振幅クリップ回路332から出力されるclip(X1)の振幅波形の1例を示す図。 演算回路334から出力される複素信号X2の振幅|X2|と誤差信号の振幅|X2−X1|を示す図。 第2実施例のピークファクタ低減部30で得られた複素信号X2の振幅|X2|と、誤差信号|X2−X1|の振幅の1例を示す図。 テーパ比が5%のTukeyウィンドウを示す図。 第1実施例(第1アルゴリズム)における送信スペクトルとCCDFを示す図。 第2実施例(第2アルゴリズム)における送信スペクトルとCCDFを示す図。
符号の説明
10:制御部、11:サブキャリアマップ、21:QAM変調器、22:直並列(S/P)変換器、23:サブキャリアマッピング部、24:IFFT装置、25:ガードインターバル挿入部、26:並直列(P/S)変換器、30:ピークファクタ低減部、
31:複素指数関数生成部、32:重みベクトル生成部、33:複素信号生成部、
40:RF送信部、41:デジタルアナログ(D/A)変換装置、42:周波数変換部、43:電力増幅器、311:絶対値生成部、312:デッドゾーン回路、313:極大値検出部、314:利得回路、315:加算回路。

Claims (8)

  1. 直列データとして供給された送信データを一次変調するQAM変調器と、
    上記QAM変調器から出力された複素シンボル信号列を所定個数(NSC)の複素シンボル毎にブロック化し、並列複素シンボル信号として出力する直並列変換器と、
    サブキャリアマップ情報Mに基づいて、上記直並列変換器から出力された複素シンボル信号を互いに周波数の異なる複数(NFFT>NSC)のサブキャリアの何れかにマッピングするサブキャリアマッピング部と、
    上記サブキャリアマッピング部から出力された複素シンボルを逆高速フーリエ変換し、複素信号X1として並列出力するIFFT部と、
    複素信号X1にガードインターバルとなるサイクリック・プレフィックスを付与し、ウインドウ処理するガードインターバル挿入部と、
    ガードインターバル挿入部の出力を直列信号に変換する並直列変換器とからなるOFDM変調装置において、
    上記IFFT部とガードインターバル挿入部との間に、上記サブキャリアマップ情報Mに基づいて、上記複素信号X1をピークファクタ低減された複素信号X2に変換するピークファクタ低減部を備え、
    上記ガードインターバル挿入部が、上記ピークファクタ低減された複素信号X2にサイクリック・プレフィックスを付与し、ウインドウ処理するようにしたことを特徴とするOFDM変調装置。
  2. 前記サブキャリアマップ情報Mが、前記QAM変調器で生成された複素シンボルを送信すべき送波サブキャリアの周波数と、有効複素シンボルを含まない停波サブキャリアの周波数とを指定しており、
    前記ピークファクタ低減部が、上記サブキャリアマップ情報Mに基づいて生成された送波サブキャリア周波数と対応する複素指数関数行列Bに基づいて、前記複素信号X1をピークファクタ低減された複素信号X2に変換することを特徴とする請求項1に記載のOFDM変調装置。
  3. 前記サブキャリアマップ情報Mが、前記QAM変調器で生成された複素シンボルを送信すべき送波サブキャリアの周波数と、有効複素シンボルを含まない停波サブキャリアの周波数とを指定しており、
    前記ピークファクタ低減部が、
    上記サブキャリアマップ情報Mに基づいて、送波サブキャリア周波数と対応する複素指数関数Bを生成する複素指数関数生成部と、
    前記IFFT部から出力された複素信号X1から、予め設定された閾値Vtを越える振幅を検出して、重みベクトルWを生成する重みベクトル生成部と、
    上記複素指数関数Bと、重みベクトルWと、複素信号X1とに基づいて、前記複素信号X1をピークファクタ低減された複素信号X2に変換する複素信号生成部とからなることを特徴とする請求項1に記載のOFDM変調装置。
  4. 前記重みベクトル生成装置が、
    複素信号X1の振幅の絶対値を出力する絶対値生成部と、
    上記絶対値生成部の出力から、所定閾値Vtを超えた振幅を抽出するデッドゾーン回路と、
    上記デッドゾーン回路の出力を定数倍する利得回路と、
    上記利得回路の出力に所定値を加算する加算回路とからなることを特徴とする請求項3に記載のOFDM変調装置。
  5. 前記デッドゾーン回路と利得回路との間に、該デッドゾーン回路の出力が極大となる位置でインパルスを出力する極大値検出回路を備えたことを特徴とする請求項3に記載のOFDM変調装置。
  6. 前記複素信号生成部が、
    X2=B*inv(B’*diag(W)*B)*B’*diag(W)*clip(X1)
    (但し、diag()は、引数Wを対角要素とする対角行列、B’はBの複素共役転置、inv()は逆行列、clip()は偏角を保持したままでの閾値Vtへの振幅制限)に基づいて、前記複素信号X1をピークファクタ低減された複素信号X2に変換することを特徴とする請求項3に記載のOFDM変調装置。
  7. 前記ピークファクタ低減部が、前記複素信号X1の生成周期内で、
    前記複素信号X1を振幅クリップの初期入力として、振幅クリップされた複素信号をフーリエ変換し、フーリエ変換結果と前記サブキャリアマップ情報Mとの乗算結果を逆高速フーリエ変換して複素信号X2を生成し、上記逆高速フーリエ変換で生成された複素信号X2を再度振幅クリップの入力とする手順を、上記複素信号X2の振幅が閾値Vt以下になるまで、あるいは決められた所定の回数だけ繰り返すことを特徴とする請求項1に記載のOFDM変調装置。
  8. 前記サブキャリアマップ情報が、前記QAM変調器で生成された複素シンボルを送信すべき送波サブキャリアの周波数と、有効複素シンボルを含まない停波サブキャリアの周波数とを指定しており、
    前記ピークファクタ低減部が、
    上記サブキャリアマップMに基づいて、送波サブキャリア周波数と対応する複素指数関数Bを生成する複素指数関数生成部と、
    前記複素信号X1と該複素信号X1の振幅を閾値Vtに制限した信号との差信号X1−clip(X1)を生成し、前記複素指数関数Bと係数ベクトルCとの内積をB・Cとしたとき、X1の振幅が|X1|>Vtとなる位置で、X1−clip(X1)−B・C=0となるように、ラグランジュの未定乗数法を用いて、B・Cの電力が極小化する係数ベクトルCを算出し、X2=X1−B・Cの条件で前記複素信号X2を生成する複素信号生成部とを備えることを特徴とする請求項1に記載のOFDM変調装置。
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