JP2008227114A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない逆方向洩れ電流と、高い阻止電圧を有し、電力効率の高い効率的な半導体装置であって、サージや過渡電流に対して高い耐久性を有する半導体装置を提供する。
【解決手段】低濃度N型半導体層102にトレンチ部104で囲まれた複数の独立した領域を形成し、一つの独立した領域における低濃度N型半導体層102の上にP型半導体層105を形成してPN接合領域109を形成し、低濃度N型半導体層102とショットキー接合領域110を形成すると同時にP型半導体層105とオーミック接合を形成するショットキー金属106を設け、PN接合領域109とショットキー接合領域110とをトレンチ部104で分離することにより、逆方向洩れ電流によってPN接合領域109に生じる熱がショットキー接合領域110に伝播することを防止し、ショットキー接合領域110における熱暴走を防ぎ、その逆方向洩れ電流による破壊を抑えることができ、高サージ耐量の半導体装置を実現する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置およびその製造方法に関し、ショットキーバリアダイオード等のショットキー接合を有する半導体装置の技術に係るものである。
従来、ショットキーバリアダイオード(以下、SBDと称す)は、低損失で大きな順電流を流すことができ、200ボルトまでの逆阻止電圧を維持できるので、モーター駆動機構のようなモード切換電源や他の高速電力用スイッチング装置における出力整流器として広範囲に使用されている。
近年、電源装置において低電圧化と低消費電力化が進んでいる。電源装置の電力損失のほとんどは装置で使用されている半導体整流装置(SBD)で発生している。そのために、より電力損失の小さいすなわち、順方向大電流域での低い順方向電圧降下と、逆方向電圧での小さい洩れ電流のSBDが必要とされている。
SBDにおいて、順方向電圧降下は金属/半導体接合にかかる順方向電圧降下と半導体領域およびその他の直列抵抗成分に依存している。従って順方向の電力損失を小さくするためには半導体層の不純物濃度を上げて層の厚みを薄くし、直列抵抗成分を小さくしなければならない。
一方で、逆方向洩れ電流は金属/半導体接合における逆方向電圧時の電界に依存している。逆方向降伏電圧を高くして洩れ電流を小さくするためには、半導体層の不純物濃度を下げて層の厚みを厚くし、逆方向電圧時の電界強度を小さくしなければならない。
さらに、金属/半導体間のショットキーバリアの高さ(ポテンシャル障壁)に対して逆方向洩れ電流は反比例し、順方向電圧降下は比例している。また、ショットキーバリアの高さは、半導体層の不純物濃度によって反比例して変化する。そのため、順方向電圧降下を小さくすると、逆方向洩れ電流は大きくなり、逆方向降伏電圧は衝突イオン化のために減少する。
従って、SBDにおいて順方向電圧降下と逆方向洩れ電流の間にトレードオフがあり、同時に両方の特性を最小にすることは困難である。そのため、SBDを設計する際に、一般的にすべてのデバイス特性を同時に最小にすることはできないので、ショットキーバリアの高さ、半導体層の不純物濃度と厚みといった設計パラメータは、特定の応用において求められる要求を満たすように設計される。
例えば、ショットキーバリアの高さは、順方向での電力損失が重要となる高電流動作用途においては低く設計され、逆に、高い周囲温度で使用するもしくは高い阻止電圧用途においては高く設計される。
従来、SBDは金属/半導体接触界面の不均一性によりサージや過渡電流が逆方向の降伏電圧の小さい所に集中して流れるために、金属/半導体接触界面においてサージや過渡電流に対して耐久性が低い。このため、従来のSBDでは、一般的に金属/半導体接触界面の終端部に金属/半導体接触より降伏電圧が低く設計されたガードリングと呼ばれるPN接合領域を設けてサージや過渡電流に対する耐久性を高めている。
この従来のSBDでのサージに対する対策としては、ガードリング部のPN接合領域のP型部に高濃度のP型領域を形成してサージ耐量を上げる方法があった(例えば、特許文献1参照)。
図5は従来のSBDの構成を示すものである。図5において、半導体基板は、基層をなす高濃度N型半導体基板1の上に低濃度N型エピタキシャル層2を形成し、低濃度N型エピタキシャル層2に、高濃度P型ガードリング領域5を形成し、ガードリング領域5の表面に高濃度P型領域8を形成している。高濃度P型ガードリング領域5は、深さ2μm、不純物濃度1×1016/cm〜6×1017/cm程度であり、高濃度P型領域8は、深さ0.5μm、不純物濃度1×1020/cm〜6×1021/cm程度である。半導体基板の一方の主面にはシリコン酸化膜3およびバリア金属層4を形成してその上に電極6を形成しており、半導体基板の一方の主面をなす高濃度N型半導体基板1の表面に電極7を形成している。
この構成においては、高濃度P型ガードリング領域5を形成することで耐圧を高くすることが可能となり、高濃度P型領域8を形成することで耐圧を高くするのみでなくサージ耐量も確保できることとなる。
特開2006―49579号公報
しかしながら、上記の従来の構成では、ガードリング領域において発熱した熱がショットキー接合領域に伝播することによりショットキー接合領域の温度上昇が発生する。ショットキー接合領域の温度が上昇すると逆方向洩れ電流が増加し、この逆方向洩れ電流の増加によりさらにショットキー接合領域の温度が上昇し、この温度上昇によって逆方向洩れ電流が増加し、さらにショットキー接合領域の温度が上昇する。
このようにショットキー接合領域が発熱と逆方向洩れ電流の上昇を繰り返す熱暴走と呼ばれる現象に至り、素子が破壊することがある。つまり熱の伝播によりショットキー接合領域においてPN接合領域が耐えうるよりも低いサージ耐量でショットキー接合領域がサージによる素子破壊を起こす場合がある。またPN接合領域は曲率をもった面であり、電界が1ケ所に集中しやすく、サージ耐量を低下させる要因となっている。
本発明は、上記の課題を解決するものであり、ショットキー接合領域への熱の伝播を防ぐとともに、高サージ耐量の機能を併せ持つ半導体装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の半導体装置は、半導体基板が基層上に複数の半導体層を形成してなり、第1の半導体層として前記基層の上に同じ導電型の低濃度半導体層を形成し、前記第1の半導体層にトレンチ部で囲まれた複数の独立した領域を形成し、前記トレンチ部に絶縁層を形成し、少なくとも一つの前記独立した領域における前記第1の半導体層上に異なる導電型の第2の半導体層を形成し、前記半導体基板の一方の主面に、前記第1の半導体層とショットキー接合を形成すると同時に前記第2の半導体層とオーミック接合を形成する第1の電極を設け、前記半導体基板の他方の主面に、前記基層と接合する第2の電極を設けたことを特徴とする。
前記第1の電極と前記第1の半導体層とのショットキー接合領域は、前記第2の半導体層から前記トレンチ部の絶縁層により分離されており、前記トレンチ部の絶縁層は、誘電体、絶縁体、真空、半導体の何れかで形成されていることを特徴とする。
本発明の半導体装置の製造方法は、基層上に複数の半導体層を形成してなる半導体基板を用いる半導体装置の製造方法において、第1の半導体層として前記基層上に同じ導電型の低濃度半導体層をエピタキシャルで形成する第1の半導体層形成工程と、前記第1の半導体層にトレンチ部を形成するとともに、前記トレンチ部で囲まれた複数の独立した領域を形成するトレンチ形成工程と、前記トレンチ部および前記複数の独立した領域を含む前記第1の半導体層上に絶縁膜を形成する絶縁膜形成工程と、少なくとも一つの前記独立した領域を含んで前記絶縁膜の一部を開口する開口形成工程と、前記絶縁膜の開口から露出する前記第1の半導体層上に異なる導電型の第2の半導体層を形成する第2の半導体層形成工程と、前記トレンチ部の絶縁膜を残して前記絶縁膜を除去した後に、前記半導体基板の一方の主面に、前記第1の半導体層とショットキー接合すると同時に前記第2の半導体層とオーミック接合する第1の電極を形成する第1の電極形成工程と、前記半導体基板の他方の主面に、前記基層と接合する第2の電極を形成する第2の電極形成工程を備えることを特徴とする。
本発明によれば、第1の半導体層の層表面から基層に達するトレンチ部の絶縁層が、第1の半導体層上に第2の半導体層を形成したPN接合領域と、第1の半導体層上にショットキー金属を形成したショットキー接合領域とを熱的に分離する。
このため、サージによる逆方向洩れ電流によってPN接合領域で発生する熱がショットキー接合領域に伝播することを防ぐことができ、このショットキー接合領域への熱の伝播防止により、逆方向洩れ電流の増加と発熱による熱暴走を防ぐことが可能となる。つまり、PN接合領域のサージ耐量で一義的に素子全体のサージ耐量を決めることができる。
また、従来構造においては、ガードリング部のPN接合面は曲率をもった面であり、曲率の大きいところにサージによる逆方向洩れ電流が集中しやすいために、サージによる素子の破壊は曲率の大きいところで発生しやすいが、本発明の半導体装置においてPN接合面はその周囲をトレンチ部の絶縁層が囲んでいるので、PN接合面は曲率のない平面であり、電流が1ケ所に集中することがなく均等に流れるので、高いサージ耐量をもつことができる。このように、PN接合面が高いサージ耐量をもっており、素子全体のサージ耐量は一義的にPN接合で決まるので、非常に高いサージ耐量を持つ半導体装置を実現できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施の形態における半導体装置を示す断面図であり、図2は同半導体装置の上面図であり、図3は本発明の実施の形態における製造工程フローに沿った断面図である。
図1〜図2において、半導体装置は、半導体基板が基層をなすN型半導体基板101の上に第1の半導体層をなす低濃度N型半導体層102をエピタキシャル成長により形成し、低濃度N型半導体層102にトレンチ部104を形成してある。このトレンチ部104は低濃度N型半導体層102の表面からN型半導体基板101に至る形状をなし、低濃度N型半導体層102の所定領域を囲む環状部104aと、環状部104aに囲まれた領域を二つの独立した領域に隔てる直状部104bとからなり、トレンチ部104に絶縁層103を設けている。このトレンチ部104に囲まれた独立した領域はその数を2つ以上にすることも可能であり、トレンチ部104の絶縁層103は酸化膜からなるが、誘電体、絶縁体、真空、半導体の何れかで形成することが可能である。
一方の独立した領域における低濃度N型半導体層102の上には第2の半導体層をなすP型半導体層105を形成し、低濃度N型半導体層102とP型半導体層105の接合面にPN接合領域109を形成している。また、トレンチ部104の環状部104aより外側の領域における低濃度N型半導体層102の上にも第2の半導体層をなすP型半導体層105を形成している。
半導体基板の一方の主面におけるトレンチ部104の環状部104aに囲まれた領域にショットキー金属106を形成しており、ショットキー金属106は低濃度N型半導体層102とショットキー接合を形成すると同時にP型半導体層105とオーミック接合を形成している。ショットキー金属106の上に表面電極金属107を形成して半導体基板の一方の主面における第1の電極となし、N型半導体基板101の上に裏面電極金属108を形成して半導体基板の他方の主面における第2の電極としている。
この構成により、ショットキー金属106と低濃度N型半導体層102とのショットキー接合領域110は、トレンチ部104の絶縁層103によりP型半導体層105および低濃度N型半導体層102とP型半導体層105とのPN接合領域109から熱的に分離されている。
このため、サージによる逆方向洩れ電流によってPN接合領域109で発生する熱がショットキー接合領域110に伝播することはなく、逆方向洩れ電流の増加と発熱による熱暴走を防ぐことができ、PN接合領域109のサージ耐量で一義的に素子全体のサージ耐量が決まる。また、PN接合領域109はそのPN接合面の周囲をトレンチ部104の絶縁層103が囲むことでPN接合面が曲率のない平面となり、電流が1ケ所に集中することなく均等に流れることで高いサージ耐量をもつことができる。
本実施の形態においては、半導体基板の一方の主面におけるトレンチ部104の環状部104aに囲まれた領域に、単一層状にショットキー金属106を形成することで、ショットキー金属106が低濃度N型半導体層102とショットキー接合を形成すると同時にP型半導体層105とオーミック接合を形成する構成とした。しかし、ショットキー金属106は、低濃度N型半導体層102とショットキー接合を形成する部位と、P型半導体層105とオーミック接合を形成する部位とに分けて異なる電極に形成することも可能である。
また、本実施の形態では、N型半導体基板101の上に低濃度N型半導体層102を形成し、低濃度N型半導体層102にP型半導体層105を形成したが、各層の導電型を入れ替えた構成とすることも可能である。
次に、本発明の半導体装置の製造方法を図3に基づいて説明する。
図3(a)は第1の半導体層形成工程を示すものであり、第1の半導体層として半導体基板の基層をなすN型半導体基板101の上に同じ導電型の低濃度N型半導体層102をエピタキシャル成長で形成する。N型半導体基板101のN型不純物にはヒ素を用いる。ヒ素を用いることで、N型半導体基板101の抵抗を下げて順方向電圧降下を小さくする。そして、低濃度N型半導体層102の主面に酸化により酸化膜103aを形成する。
図3(b)はトレンチ形成工程を示すものであり、フォトリソグラフィ技術により酸化膜103aのトレンチ形成部に所定の形にレジストをパターンニングした後に、酸化膜103aをエッチングし、さらに低濃度N型半導体層102のトレンチ形成部をドライエッチングしてN型半導体基板101まで到達するトレンチ部104を形成する。トレンチ部104は低濃度N型半導体層102の所定領域を囲む環状部104aと、環状部104aに囲まれた領域を二つの独立した領域に隔てる直状部104bとからなる。
図3(c)は絶縁膜形成工程を示すものであり、トレンチ部104およびトレンチ部104に囲まれた複数の独立した領域を含む低濃度N型半導体層102の全面に、熱酸化およびCVD(Chemical Vapor Deposition)によって絶縁膜103bを形成する。
図3(d)は開口形成工程を示すものであり、絶縁膜103bにPN接合領域を形成するためのレジストをパターニングした後に酸化膜103bをエッチングし、トレンチ部104の環状部104aの外側領域および一方の独立した領域、つまりPN接合領域を形成する領域を含む絶縁膜103bの一部を開口する。
図3(e)は第2の半導体層形成工程を示すものであり、絶縁膜103bの開口から露出する低濃度N型半導体層102に、ドーズ量1×1014cm−2、不純物はボロン、加速電圧は100keV、熱拡散は1100℃の条件でイオン注入技術によりP型半導体層105を形成し、低濃度N型半導体層102とPN接合領域を形成する。
図3(f)および図3(g)は第1の電極形成工程を示すものであり、トレンチ部104の絶縁膜103bを残して絶縁膜103bを除去した後に、半導体基板の一方の主面におけるトレンチ部104の環状部104aに囲まれた領域にショットキー金属106を形成して低濃度N型半導体層102とショットキー接合領域を形成すると同時に、P型半導体層105とオーミック接合させ、ショットキー金属107上に表面電極金属108を形成する。
図3(h)は第2の電極形成工程を示すものであり、半導体基板の他方の主面をなすN型半導体層101の主面に接合する裏面電極金属108を形成して第2の電極となす。
以上の説明では、ショットキー接合領域110とPN接合領域109とをトレンチ部104に絶縁膜103bを形成して分離しているが、絶縁膜103bに替えて誘電体、真空、半導体の何れかによる分離でもかまわない。また、PN接合領域109とショットキー接合領域110が分離できればよいので、図4(a)に示すように、トレンチ部104を二重の環状部104aに形成し、環状部104aの相互間の領域をPN接合領域109とし、内側の環状部104aに囲まれた領域をショットキー接合領域110とすることも可能であるし、図4(a)に示すように、トレンチ部104の直状部104bを環状部104aの対角線状に形成し、直状部104bで隔てる一方の領域をショットキー接合領域110とし、他方の領域をPN接合領域109とすることも可能である。その他、PN接合領域109とショットキー接合領域110が分離できるのであればどのような形状でもかまわない。以上、本発明による半導体装置とその製造方法について説明したが、本発明の技術思想に逸脱しない限り適宜変更可能である。
本発明は、電源回路での整流器として用いる半導体装置として、少ない逆方向洩れ電流と、より高い阻止電圧を有し、順方向電圧降下が小さく電力効率の高い効率的なものであり、サージや過渡電流に対して高い耐久性を有する半導体装置に有用である。
本発明の実施の形態における半導体装置を示す断面図 同実施の形態における半導体装置を示す上面図 本発明の実施の形態における半導体装置の製造工程フローに沿った断面図 本発明の他の実施の形態における半導体装置を示す上面図 従来の半導体装置を示す断面図
符号の説明
1 高濃度N型半導体基板
2 低濃度N型エピタキシャル層
3 シリコン酸化膜
4 バリア金属層
5 P型ガードリング領域
6、7 電極
8 高濃度P型領域
101 N型半導体基板
102 低濃度N型半導体層
103 絶縁層
103a 酸化膜
103b 絶縁膜
104 トレンチ
105 P型半導体層
106 ショットキー金属
107 表面電極金属
108 裏面電極金属
109 PN接合領域
110 ショットキー接合領域

Claims (10)

  1. 半導体基板が基層上に複数の半導体層を形成してなり、第1の半導体層として前記基層の上に同じ導電型の低濃度半導体層を形成し、前記第1の半導体層にトレンチ部で囲まれた複数の独立した領域を形成し、前記トレンチ部に絶縁層を形成し、少なくとも一つの前記独立した領域における前記第1の半導体層上に異なる導電型の第2の半導体層を形成し、前記半導体基板の一方の主面に、前記第1の半導体層とショットキー接合を形成すると同時に前記第2の半導体層とオーミック接合を形成する第1の電極を設け、前記半導体基板の他方の主面に、前記基層と接合する第2の電極を設けたことを特徴とする半導体装置。
  2. 半導体基板が基層上に複数の半導体層を形成してなり、第1の半導体層として前記基層の上に同じ導電型の低濃度半導体層を形成し、前記第1の半導体層にトレンチ部で囲まれた複数の独立した領域を形成し、前記トレンチ部に絶縁層を形成し、少なくとも一つの前記独立した領域における前記第1の半導体層上に異なる導電型の第2の半導体層を形成し、前記半導体基板の一方の主面に、前記第1の半導体層とショットキー接合を形成する第1の電極と、前記第2の半導体層とオーミック接合を形成する第2の電極とを設け、前記半導体基板の他方の主面に、前記基層と接合する第3の電極を設けたことを特徴とする半導体装置。
  3. 前記第1の電極と前記第1の半導体層とのショットキー接合領域は、前記第2の半導体層から前記トレンチ部の絶縁層により分離されていることを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
  4. 前記トレンチ部の絶縁層が誘電体からなることを特徴とする請求項3記載の半導体装置。
  5. 前記トレンチ部の絶縁層が絶縁体からなることを特徴とする請求項3記載の半導体装置。
  6. 前記トレンチ部の絶縁層が真空からなることを特徴とする請求項3記載の半導体装置。
  7. 前記トレンチ部の絶縁層が半導体からなることを特徴とする請求項3記載の半導体装置。
  8. 絶縁体によってモールドしてパッケージ化したことを特徴とする請求項1〜7の何れか1項記載の半導体装置。
  9. 請求項8記載の半導体装置を回路基板上に搭載したことを特徴とする電子回路。
  10. 基層上に複数の半導体層を形成してなる半導体基板を用いる半導体装置の製造方法において、第1の半導体層として前記基層上に同じ導電型の低濃度半導体層をエピタキシャルで形成する第1の半導体層形成工程と、前記第1の半導体層にトレンチ部を形成するとともに、前記トレンチ部で囲まれた複数の独立した領域を形成するトレンチ形成工程と、前記トレンチ部および前記複数の独立した領域を含む前記第1の半導体層上に絶縁膜を形成する絶縁膜形成工程と、少なくとも一つの前記独立した領域を含んで前記絶縁膜の一部を開口する開口形成工程と、前記絶縁膜の開口から露出する前記第1の半導体層上に異なる導電型の第2の半導体層を形成する第2の半導体層形成工程と、前記トレンチ部の絶縁膜を残して前記絶縁膜を除去した後に、前記半導体基板の一方の主面に、前記第1の半導体層とショットキー接合すると同時に前記第2の半導体層とオーミック接合する第1の電極を形成する第1の電極形成工程と、前記半導体基板の他方の主面に、前記基層と接合する第2の電極を形成する第2の電極形成工程を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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