JP2008227045A - 転写用導体の製造方法および電鋳母型 - Google Patents

転写用導体の製造方法および電鋳母型 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、小型化、高インピーダンス化を図ることができる転写用導体の製造方法を提供することを目的とするものである。
【解決手段】本発明の転写用導体の製造方法は、導電性を有するベース板21上に、このベース板21の表面の露出部23を規定するパターンを有する感光性のフォトレジスト膜22を形成する工程と、前記ベース板21上の前記露出部23にめっきをすることによって転写用導体25を形成する工程と、前記転写用導体25を被転写体26に転写する工程とを備え、前記フォトレジスト膜22を形成した後、転写用導体25を形成する前に、前記フォトレジスト膜22に紫外線を照射するようにしたものである。
【選択図】図3

Description

本発明は、デジタル機器やAV機器、情報通信端末等の各種電子機器に使用される積層型電子部品に用いられる転写用導体の製造方法および電鋳母型に関するものである。
従来のこの種の転写用導体の製造方法は、図4(a)に示すように、ベース板1上に、このベース板1の表面の露出部1aを規定するパターンを有する樹脂からなるフォトレジスト膜2を形成し、そしてこのフォトレジスト膜2を加熱して硬化させた後、図4(b)に示すように、ベース板1上の露出部1aにめっきをすることによって転写用導体3を形成していた。
そしてまた、この転写用導体3は、図4(c)に示すように、被転写体4に転写し、そして図4(d)に示すように、ベース板1およびフォトレジスト膜2を転写用導体3から剥がすことにより、被転写体4上に転写用導体3を形成していた。
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平8−162352号公報
上記した従来の転写用導体の製造方法においては、フォトレジスト膜2を樹脂で形成し、かつこのフォトレジスト膜2を加熱して硬化させているため、フォトレジスト膜2のパターン表面のエッジ部分がだれてしまい、これにより、転写用導体3の厚みを厚くするとその線幅が太くなり、かつ線間距離も短くなるため、転写用導体3を高アスペクト比、狭ピッチで形成できず、その結果、小型化、高インピーダンス化を図ることができないという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、小型化、高インピーダンス化を図ることができる転写用導体の製造方法および電鋳母型を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、導電性を有するベース板上に、このベース板の表面の露出部を規定するパターンを有する感光性のフォトレジスト膜を形成する工程と、前記ベース板上の前記露出部にめっきをすることによって転写用導体を形成する工程と、前記転写用導体を被転写体に転写する工程とを備え、前記フォトレジスト膜を形成した後、転写用導体を形成する前に、前記フォトレジスト膜に紫外線を照射するようにしたもので、この製造方法によれば、フォトレジスト膜に紫外線を照射することによりフォトレジスト膜を硬化させるようにしているため、フォトレジスト膜は加熱されずに硬化することになり、これにより、フォトレジスト膜のパターンのエッジ部分がだれることはなくなるため、転写用導体を高アスペクト比、かつ狭ピッチに形成することができ、これにより、小型化、高インピーダンス化を図ることができるという作用効果が得られるものである。
本発明の請求項2に記載の発明は、特に、紫外線をフォトレジスト膜に照射した後、転写用導体を形成する前に、前記フォトレジスト膜を加熱するようにしたもので、この製造方法によれば、転写用導体を形成する前に、フォトレジスト膜を硬くすることができるため、電鋳母型の繰り返し使用時においても、フォトレジスト膜に割れや傷が発生しにくくなるという作用効果が得られるものである。
本発明の請求項3に記載の発明は、導電性を有するベース板と、このベース板の表面に設けられ、かつベース板の表面の露出部を規定するパターンを有する感光性のフォトレジスト膜とを備え、前記フォトレジスト膜に紫外線を照射することにより前記フォトレジスト膜を硬化させるようにしたもので、この構成によれば、フォトレジスト膜に紫外線を照射することによりフォトレジスト膜を硬化させるようにしているため、フォトレジスト膜は加熱されずに硬化することになり、これにより、フォトレジスト膜のパターンのエッジ部分がだれることはなくなるため、転写用導体を高アスペクト比、かつ狭ピッチに形成することができ、これにより、小型化、高インピーダンス化を図ることができるという作用効果が得られるものである。
以上のように本発明の転写用導体の製造方法は、導電性を有するベース板上に、このベース板の表面の露出部を規定するパターンを有する感光性のフォトレジスト膜を形成した後、転写用導体を形成する前に、フォトレジスト膜に紫外線を照射するようにしているため、フォトレジスト膜は加熱されずに硬化することになり、これにより、フォトレジスト膜のパターンのエッジ部分がだれることはなくなるため、転写用導体を高アスペクト比、かつ狭ピッチに形成することができ、これにより、小型化、高インピーダンス化を図ることができるという優れた効果を奏するものである。
以下、本発明の一実施の形態における転写用導体の製造方法について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施の形態における転写用導体の製造方法を用いて得られた積層型電子部品の斜視図、図2は同積層型電子部品の分解斜視図である。
この積層型電子部品は、図1、図2に示すように、磁性材料からなる第1〜第5の絶縁層11a〜11eと、第1〜第4の絶縁層11a〜11dの上面にそれぞれ設けられた第1〜第4の導体パターン12〜15とを備え、そして第2の導体パターン13と第3の導体パターン14とを互いに対向させるとともに、これらを一体化して積層体17を構成し、さらにこの積層体17の両端部には第1〜第4の外部電極18a〜18dを形成しているものである。また、前記第2の絶縁層11bには第1のビア16aを形成し、かつ第4の絶縁層11dには第2のビア16bを形成し、そして第1のビア16aを介して第1の導体パターン12と第2の導体パターン13とを接続し、さらに第2のビア16bを介して第3の導体パターン14と第4の導体パターン15とを接続しているものである。
上記した積層型電子部品は、第1の導体パターン12と第2の導体パターン13とからなるコイルと、第3の導体パターン14と第4の導体パターン15とからなるコイルとを有し、そしてこれらの2つのコイルが磁気結合することによってコモンモードノイズを除去するコモンモードノイズフィルタを構成しているものである。
なお、上記した第1〜第5の絶縁層11a〜11eのうち、一部の絶縁層は非磁性材料で構成してもよい。
次に、本発明の一実施の形態における転写用導体の製造方法について、図3(a)〜(f)に示す製造工程図にもとづいて説明する。
まず、図3(a)に示すように、可撓性を有するステンレス板(SUS430等)からなるベース板21の上面にストライクNiめっきおよび光沢Niめっき(図示せず)を施した後、さらにその上面に感光性のフォトレジスト膜22をスピンコート法、スクリーン印刷法等により塗布して乾燥させる。
次に、図3(b)に示すように、ベース板21の表面の露出部23が、第1〜第4の導体パターン12〜15と同形状となるようにフォトレジスト膜22をパターンニングする。このパターンニングの方法としては、エキシマレーザを照射する方法や、フォトマスクを介して露光、現像する方法がある。
そして、パターンニングの後、約100℃でフォトレジスト膜22を乾燥させ、感光成分を除去する。この場合、この乾燥を150℃以上で行えば、フォトレジスト膜22のパターンのエッジ部分がだれてしまう。
次に、図3(c)に示すように、パターンニング後のフォトレジスト膜22に真空紫外線を照射し、フォトレジスト膜22を硬化させる。この真空紫外線はフォトレジスト膜22のパターンニングではなく、フォトレジスト膜22を硬化させるために使用される。このとき、フォトレジスト膜22の温度が樹脂のガラス転移点以上にならないように制御する。
上記のように真空紫外線をフォトレジスト膜22に照射すれば、フォトレジスト膜22中のポリマーが架橋するため、フォトレジスト膜22を硬化させることができる。
このようにして、転写用導体の製造に用いる電鋳母型24が形成される。そして、この電鋳母型24は繰り返し使用することができる。
次に、図3(d)に示すように、Agめっきを行うことにより、ベース板21の露出部23にAgからなる転写用導体25を形成する。この場合、転写用導体25は、フォトレジスト膜22の上面から突き出ているもので、この転写用導体25が第1〜第4の導体パターン12〜15となる。
なお、この転写用導体25を形成する前に、フォトレジスト膜22を約150℃で30分間加熱するようにしてもよい。このようにすれば、フォトレジスト膜22をより硬くすることができるため、電鋳母型24の繰り返し使用時にフォトレジスト膜22が割れたり、傷が発生することは少なくなるものである。
次に、図3(e)に示すように、被転写体26であるグリーンシートに、転写用導体25が形成されたフォトレジスト膜22を有するベース板21を、転写用導体25が被転写体26に接するように張り合わせて、転写用導体25の突き出た部分を被転写体26に食い込ませ、この後、加熱と加圧を行う。なお、この場合、グリーンシート(被転写体26)が第1〜第4の絶縁層11a〜11dとなる。
最後に、図3(f)に示すように、フォトレジスト膜22を有するベース板21と転写用導体25、被転写体26とを剥離し、転写用導体25を被転写体26に転写する。この結果、第1〜第4の絶縁性11a〜11dとなるグリーンシートの上面に、第1〜第4の導体パターン12〜15となる転写用導体25が形成される。なお、前記ベース板21は可撓性を有するため、簡単に剥離することができる。そして、転写後は、図3(c)に示すように、パターンニングされたフォトレジスト膜22を備えたベース板21、すなわち電鋳母型24が残ることになる。この電鋳母型24は繰り返し使用できるため、生産性を向上させることができる。
上記した本発明の一実施の形態においては、フォトレジスト膜22を形成した後、転写用導体25を形成する前に、フォトレジスト膜22に紫外線を照射するようにしているため、フォトレジスト膜22を加熱することなく硬化することができ、これにより、フォトレジスト膜22のパターンのエッジ部がだれる(エッジラフネスが大きくなる)ことはない。この結果、転写用導体25を狭ピッチに形成でき、また転写用導体25の厚みを厚くしても線幅を細くすることができるため、転写用導体25を高アスペクト比に形成でき、これにより、小型化、高インピーダンス化を図ることができるものである。
このように、転写用導体25の線幅を細くすることができるようになると、この転写用導体25を用いて積層型電子部品を形成しようとした場合、より小さい面積に転写用導体25を形成できるため、これにより、積層型電子部品の小型化が可能となる。また、同じ面積に、より多くのターン数の導体パターンを形成できるため、これにより、積層型電子部品の高インピーダンス化が可能となる。
さらに、転写用導体25を狭ピッチに形成できるようになると、この転写用導体25を用いて積層型電子部品を形成しようとした場合、より小さい面積に転写用導体25を形成できるため、これにより、積層型電子部品の小型化が可能となる。また、同じ面積に、より多くのターン数の導体パターンを形成できるため、これにより、積層型電子部品の高インピーダンス化が可能となる。
なお、上記本発明の一実施の形態における転写用導体の製造方法を用いて得られた積層型電子部品としては、一例としてコモンモードノイズフィルタについて説明したが、他の積層型電子部品、例えば、積層型コンデンサ等の内部に絶縁層に設けられた導体を有するものにおいても、上記本発明の一実施の形態と同様の効果が得られるものである。
本発明に係る転写用導体の製造方法は、小型化、高インピーダンス化を図ることができるという効果を有するものであり、特にデジタル機器やAV機器、情報通信端末等の各種電子機器に使用される積層型電子部品等において有用となるものである。
本発明の一実施の形態における転写用導体の製造方法を用いて得られた積層型電子部品の斜視図 同積層型電子部品の分解斜視図 (a)〜(f)本発明の一実施の形態における転写用導体の製造方法の製造工程を示す断面図 (a)〜(d)従来の転写用導体の製造方法の製造工程を示す断面図
符号の説明
21 ベース板
22 フォトレジスト膜
23 露出部
24 電鋳母型
25 転写用導体
26 被転写体

Claims (3)

  1. 導電性を有するベース板上に、このベース板の表面の露出部を規定するパターンを有する感光性のフォトレジスト膜を形成する工程と、前記ベース板上の前記露出部にめっきをすることによって転写用導体を形成する工程と、前記転写用導体を被転写体に転写する工程とを備え、前記フォトレジスト膜を形成した後、転写用導体を形成する前に、前記フォトレジスト膜に紫外線を照射するようにした転写用導体の製造方法。
  2. 紫外線をフォトレジスト膜に照射した後、転写用導体を形成する前に、前記フォトレジスト膜を加熱するようにした請求項1記載の転写用導体の製造方法。
  3. 導電性を有するベース板と、このベース板の表面に設けられ、かつベース板の表面の露出部を規定するパターンを有する感光性のフォトレジスト膜とを備え、前記フォトレジスト膜に紫外線を照射することにより前記フォトレジスト膜を硬化させるようにした電鋳母型。
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