JP2008226412A - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド Download PDF

Info

Publication number
JP2008226412A
JP2008226412A JP2007067233A JP2007067233A JP2008226412A JP 2008226412 A JP2008226412 A JP 2008226412A JP 2007067233 A JP2007067233 A JP 2007067233A JP 2007067233 A JP2007067233 A JP 2007067233A JP 2008226412 A JP2008226412 A JP 2008226412A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
film
domain control
magnetization
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2007067233A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Ibusuki
隆弘 指宿
Masashige Sato
雅重 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2007067233A priority Critical patent/JP2008226412A/ja
Publication of JP2008226412A publication Critical patent/JP2008226412A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Magnetic Heads (AREA)
  • Hall/Mr Elements (AREA)

Abstract

【課題】 従来の磁区制御膜よりも大きな磁化を有し且つ記録媒体の発生する磁界に晒されても磁区制御磁界が消失しない磁区制御膜の形成を可能し、これによって再生信号の対称性と低ノイズ性に優れた磁気ヘッドを提供すること。
【解決手段】 磁化の向きが可変の磁化自由層を有する磁気抵抗効果膜と、前記磁化自由層の磁化方向を制御する磁区制御膜を有する再生用磁気ヘッドを具備した磁気ヘッドおいて、前記磁気制御膜が、浮上面16に接する位置に切欠き部18が設けられた環状の磁性体17からなり、前記切欠き部18に、前記磁気抵抗効果膜15を配置したこと。
【選択図】 図1

Description

本発明は、磁区制御膜を備えた磁気ヘッドに関し、特に、大きな飽和磁化を有し且つ外部磁場耐性に優れた磁区制御膜を備えた磁気ヘッドに関する。
高密度記録用の磁気ヘッドは、記録用磁気ヘッドと再生用磁気ヘッドの2つの専用磁気ヘッドによって構成される。このうち再生用磁気ヘッドは、電磁誘導を利用する従来の磁気ヘッドとは動作原理が全く異なっている。
再生ヘッドを構成する再生素子は、磁化の向きが可変の磁化自由層を有する磁気抵抗効果膜及びこの磁化自由層の磁化方向を制御する磁区制御膜によって構成されている(特許文献1)。
図13は、垂直磁気記録方式に用いられる再生用磁気ヘッド100を、浮上面(Air Bearing Surface; ABS)側から見た図の一例である。スライダーとなる基板1上には、最初に、下部磁気シールド層2が積層されている。
次に、この下部磁気シールド層2の上に、下地層3、反強磁性層4、磁化の向きが固定された磁化固定層5、トンネル電流の流れるトンネルバリア層6、磁化の向きが可変の磁化自由層7、及びキャップ層8が積層され、磁気抵抗効果膜15(トンネル磁気抵抗素子)が構成されている。ここで、磁化固定層5は、第1の強磁性層10と、非磁性層11と、第2の強磁性層12によって構成されている。
次に、磁区制御膜13が、磁気抵抗効果膜15の両側に絶縁膜14aを介して形成されている。
磁区制御膜13は、磁化自由層7及び浮上面の双方に平行な方向25を向いた磁界(磁区制御磁界)を発生する。この磁区制御磁界は、磁化自由層7の磁化方向を制御するためのものである。磁区制御膜13の上には、更に絶縁膜14bが形成されている。
次に、磁気抵抗効果膜15及び絶縁膜14bの上に、上部磁気シールド層9が積層されている。
図13に示された磁気抵抗効果膜15は、TMR素子(Tunneling Magneto Resistive素子)またはCPP-GMR素子(Current Perpendicular to Plane- Giant Magneto Resistive 素子)である。再生素子30を構成する磁気抵抗効果膜15としては、その他の巨大磁気抵抗効果素子(Giant Magneto Resistive 素子)も広く用いられている。
こうように構成された磁気ヘッドは、図示されていない磁気記録再生装置に組み込まれ、磁気情報の記録及び再生に用いられる。
上述したように磁気ヘッドは、複数の部材によって構成されている。その中でも、磁区制御膜13は、以下に説明する通り、再生用磁気ヘッド30を正常に動作させるための重要な部材である。
磁気記録再生装置は、記録媒体(ハード・ディスク)が発生する垂直磁界によって変化する再生素子30の抵抗値を測定する。すなわち、再生素子30は垂直磁界が(記録媒体に対して)上向きの場合の抵抗値Rと下向きの場合の抵抗値Rを検出する。そして、磁気記録再生装置は、測定した抵抗値と垂直磁界が印加されていない時の抵抗値Rの差を検出して垂直磁界の方向を判断する。
磁区制御膜13の役割は、この抵抗値の差の絶対値(|R-R|及び|R-R|)が、垂直磁界が上下何れを向いていても略同じ値にすることである。すなわち、磁区制御膜13を備えていることにより再生素子15は、記録媒体の発生する垂直磁界の方向によらず、略同じ強度の電気信号を生成する。このため、このような再生素子によって構成された磁気ヘッドを用いる磁気記録再生装置では、正確な信号処理が行われる。
再生素子30に磁区制御膜13が設けられていない場合、磁化自由層自身の磁気異方性や磁化固定層5から漏れてくる磁界の影響によって、磁化自由層7の磁化方向は、図14(再生素子を磁気抵抗効果膜に垂直な方向から見た図)磁化自由層7に平行な方向25からずれた方向15に傾いてしまう。
このような場合、磁気抵抗効果膜15の抵抗値の差の絶対値(|R-R|及び|R-R|)は、記録媒体の発生する垂直磁界が上向きの場合と下向きの場合で異なってしまう。従って、垂直磁化の方向によって、磁気を電気に変換した信号の振幅が異なってしまう。すなわち、磁気ヘッドによる再生電気信号の対称性が劣化してしまう。その結果、正確な信号処理が困難になる。
また、再生素子30に磁区制御膜13が設けられていないと、バルクハウゼン効果によるノイズが発生する。磁区制御磁界が印加されていると、磁化自由層7では磁区の発生が抑制される。このため磁区の不可逆的跳躍すなわちバルクハウゼン効果(Barkhausen effect)によって発生するノイズは抑制される。すなわち、磁区制御膜13がない場合には、バルクハウゼン効果によるノイズの発生が問題になる。
このように磁区制御膜13は、再生用磁気ヘッドを正常に動作させるために極めて重要な部材である。
特開2004-56037号公報
以上説明したように、磁区制御膜13は、磁気抵抗効果膜15からなる再生用磁気ヘッドの機能を確保する上で重要な部材である。しかし、従来の磁区制御膜が発生する磁区制御磁界は、必ずしも十分大きいとはいえない。従って、磁気ヘッドの更なる高性能化のためには、磁区制御膜の発生する磁界を今以上に大きくする必要がある。
従来の磁区制御膜は、Crを主成分とするCr系合金を下地として、この下地の上に配向したCoPtを主成分とするCoPt系合金を成長させて形成されている。Cr系合金の上にCoPt系合金を成長すると、CoPt系合金の磁化容易軸が成長面に平行な方向に向く。このため磁区制御膜13の磁化を、磁化自由層に平行な方向14に向けることが可能になる。従って、従来は、CoPt系合金のこのような性質を利用して、磁化自由層13に平行な磁界(磁区制御磁界)を発生させていた。
しかし、以下に説明するように、従来構造の磁区制御膜を用いる限り、磁区制御磁界を今以上に大きくすることは困難である。
磁区制御磁界を大きくするためには、磁区制御膜の磁化(正確には、外部磁界をうけない状態で自発的に形成されている磁化;以後単に「磁化」と呼ぶ)を大きくすればよい。CoPt系合金からなる磁区制御膜の磁化を大きくするためには、Co組成比を大きくする必要がある。しかし、Co組成比を大きくすると結晶磁気異方性が低下し、その結果保磁力が低下する。磁区制御膜は、磁気媒体が発生する強力な磁化に晒される。このため保磁力が低下すると磁区制御磁界が消失し、磁区制御膜として機能しなくなってしまう。
以上のような理由から、Coの組成比を80%以上にすることは困難である。従って、従来の磁区制御膜によって形成される磁化を、Co80Pt20の自発磁化1200emu/cc以上に大きくすることは困難である。
また、磁区制御膜13と磁気抵抗効果膜15の間に介在する絶縁膜14aは、膜厚〜10nmと既に極限まで薄層化されている。従って、磁区制御膜13と磁気抵抗効果膜15を今以上に接近させて、磁区制御磁界を大きくするという手段をとることも困難である。
そこで、本発明の目的は、従来の磁区制御膜よりも大きな磁化を有し、且つ外部磁界、特に、記録媒体の発生する強力な磁界に晒されても磁区制御磁界が消失しない磁区制御膜の形成を可能とし、これによって再生信号の対称性と低ノイズ性に優れた磁気ヘッドを提供することである。
(第1の側面)
上記の目的を達成するために、本発明の第1の側面は、磁化自由層を有する磁気抵抗効果膜と、前記磁化自由層の磁化方向を制御する磁区制御膜を有する再生用磁気ヘッドを具備した磁気ヘッドおいて、前記磁区制御膜が、浮上面に接する位置に切欠き部が設けられた環状の磁性体からなり、前記切欠き部に、前記磁気抵抗効果膜を配置したことを特徴とする。
本発明の第1の側面によれば、磁区制御膜が環状の磁性体によって構成されるので、外部磁場の影響を受けにくい環流磁化が磁区制御膜に発生する。このため飽和磁化は大きいが保磁力の小さい軟磁性体で磁区制御膜を形成しても、磁気制御磁界が容易に消失することはない。
従って、第1の側面によれば、従来の磁区制御膜よりも大きな磁化を有し、且つ外部磁界、特に、記録媒体の発生する強力な磁界に晒されても磁区制御磁界が消失しない磁区制御膜を形成することが可能になる。従って、再生信号の対称性と低ノイズ性に優れた磁気ヘッドを提供することができる。
(第2の側面)
本発明の第2の側面は、第1の側面において、前記環状の磁性体に、環流磁界が形成されていることを特徴とする。
本発明の第2の側面によれば、磁区制御膜に外部磁場の影響を受けにくい環流磁化が形成されているので、飽和磁化は大きいが保磁力の小さい軟磁性体で磁区制御膜を構成しても、磁気制御磁界が容易に消失することはない。
従って、第2の側面によれば、従来の磁区制御膜よりも大きな磁化を有し、且つ外部磁界、特に、記録媒体の発生する強力な磁界に晒されても磁区制御磁界が消失しない磁区制御膜を形成することが可能になる。従って、再生信号の対称性と低ノイズ性に優れた磁気ヘッドを提供することができる。
(第3の側面)
本発明の第3の側面は、第1又は2の側面において、前記磁気抵抗効果膜が、TMR素子またはCPP-GMR素子のいずれかであることを特徴とする。
(第4の側面)
本発明の第4の側面は、第1乃至3の側面において、前記磁性体が、鉄、ニッケル、及びコバルトからなる群から選ばれた元素を含む磁性体からなることを特徴とする。
本発明の第4の側面によれば、飽和磁化の大きな軟磁性体で磁区制御膜を構成することができるので、再生信号の対称性と低ノイズ性に優れた磁気ヘッドを提供することができる。
本発明では、磁区制御膜が環状の磁性体によって構成されるので、外部磁場の影響を受けにくい環流磁化が磁区制御膜に発生する。このため飽和磁化は大きいが保磁力の小さい軟磁性体で磁区制御膜を構成しても、磁気制御磁界が容易に消失することはない。
従って、本発明によれば、従来の磁区制御膜よりも大きな磁化(1200emu/ccより大きな磁化)を有し、且つ外部磁界、特に、記録媒体の発生する強力な垂直磁界に晒されても磁区制御磁界が消失しない磁区制御膜を形成することが可能になる。従って、再生信号の対称性と低ノイズ性に優れた磁気ヘッドを提供することができる。
以下、図面にしたがって本発明の実施の形態について説明する。但し、本発明の技術的範囲はこれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。なお、同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
図1は、本実施の形態における磁気ヘッドの磁区制御膜13と磁気抵抗効果膜15を磁気抵抗効果膜15に垂直な方向から透視した図である。
本実施の形態における磁気ヘッドでは、図1のように、磁気制御膜13が、浮上面16に接する位置に切欠き部18が設けられた環状の磁性体17によって構成され、切欠き部18に磁気抵抗効果膜15が配置される。このような環状の磁性体17には、後で説明すように環流磁化(環状の経路に沿って、磁化方向が一方向に連続的に回転する磁化の連続体)32が形成される。
従って、このような構成により、保磁力の小さな軟磁性体(例えば、棒状にした場合の保磁力が100Oe以下のFe70Co30のようなの軟磁性体)で磁区制御膜13を構成しても、磁区制御磁界が、記録媒体の発生する強力な磁界19によって消失することはない。すなわち、本実施の形態によれば、保磁力は小さいが飽和磁化が従来のCoPt系合金より大きな、例えばFeCo合金のような軟磁性体で磁区制御膜13を構成することができる。従って、磁区制御膜の発生する磁区制磁界が大きくして、再生信号の対称性や低ノイズ性に優れた磁気ヘッドを構成することができる。
例えば、図1のような円環状の磁区制御膜13に、垂直磁気記録媒体が通常発生する2,500 Oe程度の強力な垂直磁界19を印加しても、円環状の磁区制御膜13が発生する磁区制御磁界は消失しない。このことは、以下のようなシミュレーションによって確認することでできる。
シミュレーションは、ランダウ・リフシッツ・ギルバートの運動方程式(Landau-Lifshitz-Gilbert equation)に基づいて行った。磁区制御膜13は、平面形状が円環状で膜厚が6nmのFe70Co30(軟磁性体)によって構成されているものとした。また、その外周部の直径20は1μmとした。また、磁区制御膜13の幅21及び磁気抵抗効果膜15の高さ22は0.1μmとした。更に、磁区制御膜13の切り欠き部18の幅23及びそこに配置された磁気抵抗効果膜15の幅24は、0.15μmとした。
このようなシミュレーションの結果、円環状の磁区制御膜13(円環状の磁性体)には環流磁化32が形成され、しかも一度形成された環流磁化32は2,500 Oeという強力な垂直磁界19に晒されても安定に存在し続けることが明らかになった。従って、垂直記録媒体が通常発生する2,500 Oe程度の強力な磁界に晒されても、円環状の磁区制御膜13が発生する磁区制御磁界60が消失することはない。
このように磁区制御膜13を円環状にすると外部磁場耐性(外部磁場に晒された時の磁化の壊れ難さ)が大きくなる理由は、磁区制御膜13の形状(円環)が閉じた線図(以下、「環状」と呼ぶ)でることに因る。
幾何学的に明らかなように、環状の磁性体17からなる磁区制御膜13には、磁化消失の起点となる端部が存在しない。このため磁区制御膜13を環状の磁性体17で構成すると、外部磁場に対する耐性が強くなると考えられる。
図2は、従来の再生用磁気ヘッド100の磁区制御膜13と磁気抵抗効果膜15を、磁気抵抗効果膜15に垂直な方向から透視した図である。磁区制御膜13の形状は、図2のように細長い棒状である。そして、磁区制御膜13の磁化27は、形状磁気異方性により、磁気抵抗効果膜15(すなわち磁化自由層7)及び浮上面16に平行な方向25に向いている。
このような場合、その細長い棒の両端26に磁極(N極及びS極)が発生する。強い垂直磁界がこの磁極に作用すると、図3(a)のように磁化27が、磁区制御膜13の両端で回転し磁壁29が形成される。この磁壁29は図3(b)のように磁区制御膜13の内側方向に移動し、最終的には、図3(c)のように垂直磁界19の方向に磁区制御膜13全体が磁化する。その結果、磁気抵抗効果膜15(すなわち磁化自由層7)に平行な方向25に形成されていた磁区制御磁界は消失する。例えば、上記シミュレーションに用いた軟磁性体Fe70Co30で棒状の磁区制御膜を構成すると、高々数百Oeの外部磁界で磁区制御磁界が消失してしまう。
これに対して、本実施の形態では、磁区制御膜13の形状が環状なので、磁化回転の原因となる磁極が発生する端部が元々存在しない。従って、外部磁界が印加されても、磁化方向が容易に回転することはない。このため環状の磁区制御膜13は、外部磁場耐性が優れている。
なお、環状の磁性体を磁区制御膜13として用いる場合には、磁気抵抗効果膜15を配置するため、図1のように切欠き部18を設けなければならない。この場合切欠き部18の側面28には、磁極が現れる。しかし、上記シミュレーションの結果は、切欠き部の側面28のように極めて接近した二面に磁極(N極とS極)が発生しても、外部磁界による磁化回転の起点にはならないことを示している。
以上説明したように、閉じた線図すなわち環状の磁性体に切欠き部を設けた磁区制御膜は、外部磁場耐性が従来の棒状の磁区制御膜に比べて格段に強くなる。
このため本実施の形態の磁気へッドでは、保磁力が小さい軟磁性体で磁区制御膜を構成することができる。従って、外部磁場耐性を損なうことなく、軟磁性体の持つ大きな飽和磁化によって磁区制御磁界を大きくすることができる。
例えば、上述したようなFe70Co30で磁区制御膜を構成した場合、飽和磁化は、従来のCoPt系合金からなる磁区制御膜に比べて、約1.8倍になる。そして磁区制御磁界は、従来の磁区制御膜に比べ約2倍になる。
尚、環状の図形とは円環に限られるものではなく、例えば、楕円や矩形等も含む広い概念である。
本実施例は、再生信号の対称性と低ノイズ性に優れた磁気ヘッドに係るものである。
本実施例における磁気制御膜は、外部磁場耐性に優れ且つ大きな磁区制御磁界を発生することができる。従って、本実施例の磁気ヘッドは、再生信号の対称性と低ノイズ性に優れている。
(1)構成
まず、本実施例における磁気ヘッドの構成を説明する。
本実施例における磁気ヘッドは、図4のように、再生用磁気ヘッド100及び記録用磁気ヘッド120によって構成されている。ここで、再生用磁気ヘッド100及び記録用磁気ヘッド120は、スライダーとなるAlTiC基板1上に形成され、Al45によって埋め込まれている。
尚、図4は、磁気ヘッド80を浮上面側から見た概略図である。
(i)再生用磁気ヘッドの構成
再生用磁気ヘッド100は、図4及び図5のように、下部磁気シールド層2、再生素子30、及び上部磁気シールド層9によって構成されている。尚、図5は、磁気ヘッド80の断面図である。図中に示された2本の矢印は、夫々ディスク回転方向81およびディスク表面に垂直な方向82を表している。
再生素子30は、図6のように、磁気抵抗効果膜15と磁区制御膜13によって構成されている。尚、図6は、再生用磁気ヘッド100を浮上面16側から見た図である。
再生用磁気ヘッド100の構成の詳細は、以下の通りである。
(a)下部磁気シールド層
まず、スライダーとなるAlTiC基板1上に、Al膜(図示せず)が形成され、その上に膜厚2μm〜3μmのNiFeからなる下部磁気シールド層2が積層されている。下部磁気シールド層2は、磁気シールド機能を有するほか、再生素子30の下部端子としても機能する。
(b)再生素子
次に、下部磁気シールド層2の上に、磁気抵抗効果膜15と磁区制御膜13からなる再生素子30が積層されている。
再生素子30を構成する一方の部材である磁気抵抗効果膜15は、下部磁気シールド層2の上に積層された、下地層3、反強磁性層4、磁化の向きが固定された磁化固定層5、磁化固定層5の上に形成されたトンネル電流の流れるトンネルバリア層6、磁化の向きが可変の磁化自由層7、及びトンネルバリア層6の上に形成されたキャップ層8からなる磁気抵抗効果膜15(トンネル磁気抵抗素子すなわちTMR素子)によって構成されている。
従って、本実施例の磁気ヘッドは、磁化の向きが可変の磁化自由層を有する磁気抵抗効果膜と、磁化自由層の磁化方向を制御する磁区制御膜を備えている。
下地層3は、膜厚3nmのTaと膜厚2nmのRu積層膜により構成されている。反強磁性層4は、膜厚が約7nmのIrMn膜によって構成されている。
また、磁化固定層5は、膜厚約2.0nmのCoFe膜からなる第1の強磁性層10と、膜厚約0.8nmのRu膜からなる非磁性層11と、膜厚約2.0nmのCoFeB膜からなる第2の強磁性層12によって構成されている。
また、トンネルバリア層6は、膜厚約1nmのMgO膜で構成されている。磁化自由層7は、膜厚約3.0nmのCoFeB膜で構成されている。
また、キャップ層8は、膜厚約3nmのTi、膜厚約5nmのTa膜、膜厚約10nmのRu膜、及び膜厚約0.1nmのTa膜がこの順番に積層され構成されている。
一方、再生素子30のもう一方の部材である磁区制御膜13は、磁気抵抗効果膜15の両側に、絶縁膜14aを介して形成された環状の磁性体17によって構成されている(図6及び図7参照)。図7に示すように、磁気制御膜13は、浮上面16に接する位置に切欠き部18が設けられた環状の磁性体17によって構成され、切欠き部18に磁気抵抗効果膜15が配置されている。この環状の磁性体17には、環流磁界32が形成されている。
ここで絶縁膜14aは、膜厚14nmのAlで形成されている。また、環状の磁性体17は、膜厚10nmのFe70Co30で形成されている。
磁区制御膜13は、磁化自由層7及び浮上面16に平行な方向25を向いた磁界(磁区制御磁界60)を発生する。この磁区制御磁界は、磁化自由層7の磁化方向を制御する。磁区制御膜13の上には、更に膜厚10nmのAlからなる絶縁膜14bが積層されている。
図7は、磁区制御膜13と磁気抵抗効果膜15からなる再生素子30を磁気抵抗効果膜15に垂直な方向から透視した図である。磁気制御膜13は、図7のように、環状の磁性体17によって構成されている。そして、磁性体17を浮上面16に接する位置で分断する切欠き部18に、磁気抵抗効果膜15が配置されている。
ここで、磁気制御膜13を構成する磁性体17は、平面形状が円環状で膜厚が10nmのFe70Co30で構成されている。また、その外周側の直径20は1μmである。また、磁区制御膜13の幅21及び磁気抵抗効果膜の高さ22は0.1μmである。更に、磁区制御膜13の切り欠き部18の幅23及び磁気抵抗効果膜15の幅24は、0.15μmである。
(c)上部磁気シールド層
最後に、磁気抵抗効果膜15及び磁化制御膜13の上に、膜厚2μm〜3μmのNiFe等からなる上部磁気シールド層9が積層されている(図6)。上部磁気シールド層9は、磁気シールド機能を有するほか、再生素子30の上部端子としても機能する。
(ii)記録用磁気ヘッド
記録用磁気ヘッド120は、図4及び図5のように、膜厚0.14μmのCoFeからなる主磁極層36、膜厚1.5μmのNiFeからなる主磁極補助層38、膜厚2.0μmのNiFeからなる接続層40、膜厚1.5μmのNiFeからなる補助磁極層42、膜厚1.5μmのCuからなる4層の薄膜コイル44によって構成されている。
ここで、主磁極層36は、部分的に主磁極補助層38上に設けられ、この主磁極補助層38とその上層にある補助磁極層42とは、接続層40によって接続されている。そして、主磁極層36および主磁極補助層38と補助磁極層42との間を通るように、4層の薄膜コイル44が設けられている。
(2)製造方法
次に、本実施例における磁気ヘッド80の製造方法を、再生素子30を中心に説明する。
まず、図8(a)に示すように、スライダーとなるAlTiC基板1の上に、Al膜(図示せず)を形成し、その上に、NiFeからなる下部磁気シールド層2を2μm〜3μm程度の膜厚で形成する。ここで図8(a)の上部は、製造中の磁気ヘッド80の平面である。また、図8(a)の下部は、製造中の磁気ヘッド80の断面図である。以下の図面に於いても同様である。
次に、このような下部磁気シールド層2上に、図8(b)に示すように、再生素子30を構成する磁気抵抗効果膜15を、RFマグネトロンスパッタリング法を用いて成膜する。放電ガスにはArガスを用い、スパッタ中のガス圧力は1〜50mTorrである。また、スパッタ電力は200〜1000Wである。
なお、磁気抵抗膜15は、RFマグネトロンスパッタリング法に代えて、DCスパッタリング法を用いて成膜をしてもよい。磁気抵抗膜15は、以下のように成膜する。
まず、下部磁気シールド層2上に、膜厚3nmのTaと膜厚2nmのRu積層膜からなる下地層3を膜厚5nmで形成する(図6参照)。
次いで、下地層3上に膜厚約7.0nmのIrMn膜からなる反強磁性層4を形成する。
次いで、反強磁性層4上に、膜厚約2nmのCoFe膜からなる第1の強磁性層10を形成し、その上に、膜厚約0.8nmのRu膜からなる非磁性層11を形成し、更にその上に、膜厚約2.0nmのCoFeB膜からなる第2の強磁性層12を形成する。
これら第1の強磁性層10、非磁性層11、および第2の強磁性層12は、磁化固定層5を構成する。
次に、磁化固定層5上に、膜厚約1nmのMgO膜からなるトンネルバリア層6を形成し、その上に、膜厚約3nmのCoFeB膜からなる磁化自由層7を形成する。
次に、磁化自由層7上に、膜厚約3nmのTi膜、膜厚約5nmのTa膜、膜厚約10nmのRu膜、及び膜厚約0.1nmのTa膜を積層したキャップ層8を形成する。
このようにして、下地層3、反強磁性層4、磁化固定層5、トンネルバリア層6、磁化自由層7、およびキャップ層8がこの順番に積層された磁気抵抗効果膜15を、下部磁気シールド層2の上に形成する(図6参照)。
次に、製造中の磁気ヘッドに、浮上面となる面に垂直な方向から2Tの磁界を印加し、270℃で熱処理する。この熱処理によって、反磁性層4と磁化固定層7には一方向磁気異方性を誘導され、磁化固定層7の磁化は浮上面16に垂直な方向に固定される。
次に、このようにして形成された磁気抵抗効果膜15上に、図9(a)のように、フォトレジスト法により、切欠き部を有する円環状の領域が空いているレジストマスク46を形成する。なお、図9(a)の下半分に示した断面図は、図9(a)の上半分に示すA−A´線に於ける断面を矢印の方向から見た図である。図9(b)乃至図12でも同様である。
ここでレジストマスク46に空いた、切欠き部を有する円環状の領域における外周側の直径48は約1μmである。また、切欠き部の高さ50は約0.1μmである。更に、切り欠き部の幅54は、約0.15μmである。
次に、下部磁気シールド層2が露出するまでイオンミリングを施し、磁気抵抗効果膜15を、切欠き部が設けられた円環状の領域が空いている状態に加工する。
次に、図9(b)のように、膜厚約14nmのAl膜、膜厚約10nmのFe70Co30、及び膜厚約15nmのAl膜を、この順番でDCマグネトロンスパッタによって成膜して磁区制御膜13を形成する。なお、磁区制御膜13を構成する各膜は、DCマグネトロンスパッタリング法に代えて、RFスパッタリング法又はイオンビームデポジッション法を用いて成膜をしてもよい。
次に、図10(a)のようにレジストマスクを化学的に剥離して、レジストマスク46上に乗っているAl膜/Fe70Co30/Al膜をリフトオフする。
次に、円環状のレジストマスク52を、図10(b)のように、再生素子30を形成する予定領域に形成する。
次に、図11(a)のように、イオンビームエッチング法により、レジストマスク52で覆われていない領域の磁気抵抗効果膜15を除去する。
次に、図11(b)のように、膜厚約39nmのAl膜55を、DCマグネトロンスパッタによって成膜する。これにより、磁気抵抗効果膜15が除去された領域にAl膜55が形成される。
なお、Al膜55は、DCマグネトロンスパッタリング法に代えて、RFスパッタリング法又はイオンビームデポジッション法を用いて成膜をしてもよい。
次に、図12のようにレジストマスクを化学的に剥離して、レジストマスク46上のAl膜55をリフトオフする。
以上の工程により、再生素子30が形成される。
次に、再生素子30の上にNiFeからなる上部磁気シールド層9を、2μm〜3μm程度の膜厚で形成する(図5及び図6参照)。
これまでの工程により、磁気ヘッド80における再生用磁気ヘッド100の基本構造が完成する。
その後は、まず、スパッタリング法を用いて、全面にAl膜を形成した後、選択電解メッキ法を用いて膜厚1.5μmのNiFeからなる主磁極補助層38を形成する。
次いで、スパッタリング法を用いて全面にAl膜を形成した後、主磁極補助層38表面まで平坦化することにより、主磁極補助層38を浮上面側にできる凹部を埋め込む。
これにより、主磁極補助層38は、浮上面に露出しない構成になる。
次いで、スパッタリング法を用いて、膜厚0.14μmのCoFeからなる主磁極層36を形成し、所定の形状のレジストマスクを用いてイオンミリングする。
以後は、Al膜を形成しながら、膜厚1.5μmのCuからなる薄膜コイル44、膜厚2.0μmのNiFeからなる接続層40、及び膜厚1.5μmのNiFeからなる補助磁極層42等を順次に形成していく。
再生用磁気ヘッド30形成後のこれまでの工程により、磁気ヘッド80における記録用磁気ヘッド120の基本構造が完成する。
最後に浮上面を形成し、所定の形状に切り出すことによって磁気ヘッド80が完成する。
(2)特性
以上のようにして製造された磁気ヘッドでは、従来のCoPt系合金からなる磁区制御膜に比べて、磁区制御膜の飽和磁化が1.8倍大きくなっている。このため磁区制御磁界は、従来の磁区制御膜に比べ約2倍に増加する。
更に、本実施例の磁気ヘッドは、直磁気記録媒体が通常発生する2,500 Oe程度の強力な垂直磁界19に晒されても磁区制御磁界が消失することはない。
従って、本実施例の磁気ヘッドは、再生信号の対称性と低ノイズ性に優れている。
実施例1の磁気ヘッドでは、再生素子30を構成する磁気抵抗効果膜15が、トンネル磁気抵抗素子であった。本実施例は、磁気抵抗効果膜15がCPP-GMR果素子である点で相違し、その他の点は一致する。
本実施例の巨大磁気抵抗効果素子は、下地層と、反強磁性層と、磁化の向きが固定された磁化固定層と、磁化固定層上に形成された非磁性層と、非磁性層上に形成された磁化自由層と、キャプ層によって構成されている。
ここで、反強磁性層、磁化固定層、非磁性層、及び磁化自由層は、夫々、IrMn膜、NiFe膜、Cu膜、及びNiFe膜によって構成されている。
このような磁気ヘッドは、実施例1の磁気ヘッドと略同じ製造方法で製造され、同様の特性を示す。
以上の例では、磁区制御膜13を構成する磁性体は、Fe70Co30であった。しかし、磁気抵抗効果膜15を構成する磁性体はFe70Co30に限られるものではなく、鉄、ニッケル、及びコバルトからなる群から選ばれた元素を含む軟磁性体、例えばFeNi合金、FeCo合金、FeAl合金、FeAlSi合金等であってもよい。
本発明は、電子機器製造業、特に磁気記録装置の製造業で利用可能である。
本実施の形態における磁気ヘッドの磁区制御膜と磁気抵抗効果膜を、磁気抵抗効果膜15に垂直な方向から透視した図である。 従来の磁気ヘッドの磁区制御膜と磁気抵抗効果膜を、磁気抵抗効果膜15に垂直な方向から透視した図である。 棒状磁区制御膜の磁区制御磁界が消失する過程を説明する図である。 実施例1における磁気ヘッドを浮上面から見た概略図である。 実施例1における磁気ヘッドの断面図である。 実施例1における再生用磁気ヘッドを浮上面側から見た図である。 実施例1における再生素子を磁気抵抗効果膜15に垂直な方向から透視した図である。 実施例1における磁気ヘッドの製造方法を説明する図(その1)である。 実施例1における磁気ヘッドの製造方法を説明する図(その2)である。 実施例1における磁気ヘッドの製造方法を説明する図(その3)である。 実施例1における磁気ヘッドの製造方法を説明する図(その4)である。 実施例1における磁気ヘッドの製造方法を説明する図(その5)である。 従来の再生用磁気ヘッドを浮上面側から見た図である。 再生素子を磁気抵抗効果膜に垂直な方向から見た図である。
符号の説明
1 基板
2 下部磁気シールド層
3 下地層
4 反強磁性層
5 磁化固定層
6 トンネルバリア層
7 磁化自由層
8 キャップ層
9 上部磁気シールド層
10,12 強磁性層
11 非磁性層
13 磁区制御膜
14a 絶縁膜
14b 絶縁膜
15 磁気抵抗効果膜
16 浮上面(ABS)
17 環状の磁性体
18 切欠き部
19 垂直磁界
20 磁区制御膜の直径(外周)
21 磁区制御膜の幅
22 磁気抵抗効果膜の高さ
23 切り欠き部の幅
24 磁気抵抗効果膜の幅
25 磁化自由層及ぶ浮上面に平行な方向
26 磁区制御膜の両端
27 磁化
28 切欠き部の側面
29 磁壁
30 再生素子
32 環流磁化
36 主磁極層
38 主磁極補助層
40 接続層
42 補助磁極層
44 薄膜コイル
45 Al
46,52 レジストマスク
48 レジストマスクが空いた領域の外周側の直径
50 切り欠き部の高さ
54 切り欠き部の幅
60 磁区制御磁界
80 磁気ヘッド
81 ディスク回転方向
82 ディスク表面に垂直な方向
100 再生用磁気ヘッド
120 記録用磁気ヘッド

Claims (4)

  1. 磁化自由層を有する磁気抵抗効果膜と、
    前記磁化自由層の磁化方向を制御する磁区制御膜を有する再生用磁気ヘッドを具備した磁気ヘッドおいて、
    前記磁区制御膜が、浮上面に接する位置に切欠き部が設けられた環状の磁性体からなり、
    前記切欠き部に、前記磁気抵抗効果膜を配置したことを特徴とする磁気ヘッド。
  2. 請求項1に記載の磁気ヘッドにおいて、
    前記環状の磁性体に、環流磁界が形成されていることを特徴とする磁気ヘッド。
  3. 請求項1又は2に記載の磁気ヘッドにおいて、
    前記磁気抵抗効果膜が、
    TMR素子またはCPP-GMR素子のいずれかである
    ことを特徴とする磁気ヘッド。
  4. 請求項1乃至4に記載の磁気ヘッドにおいて、
    前記磁性体が、鉄、ニッケル、及びコバルトからなる群から選ばれた元素を含む磁性体からなることを特徴とする磁気ヘッド。
JP2007067233A 2007-03-15 2007-03-15 磁気ヘッド Withdrawn JP2008226412A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007067233A JP2008226412A (ja) 2007-03-15 2007-03-15 磁気ヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007067233A JP2008226412A (ja) 2007-03-15 2007-03-15 磁気ヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008226412A true JP2008226412A (ja) 2008-09-25

Family

ID=39844827

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007067233A Withdrawn JP2008226412A (ja) 2007-03-15 2007-03-15 磁気ヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008226412A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110299447A (zh) * 2018-03-23 2019-10-01 Tdk株式会社 磁阻效应器件

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110299447A (zh) * 2018-03-23 2019-10-01 Tdk株式会社 磁阻效应器件
CN110299447B (zh) * 2018-03-23 2023-09-12 Tdk株式会社 磁阻效应器件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8336194B2 (en) Method of fabricating a tunneling magnetoresistive (TMR) reader
US9633679B2 (en) Sensor stack structure with RKKY coupling layer between free layer and capping layer
JP5897448B2 (ja) 固定層構造および自由層構造にCoFeBTaを有する磁気センサ
US9183858B2 (en) Dual capping layer utilized in a magnetoresistive effect sensor
US10090008B2 (en) Magnetoresistive sensor fabrication
JP2009259354A (ja) 磁気ヘッド及びその製造方法
JP5852541B2 (ja) 磁気抵抗センサーのための磁気バイアス構造
US9286921B1 (en) Reader sensor structure having front bottom shield adjacent recessed AFM layer
JP2009087474A (ja) Cpp磁気リード・ヘッド及びその製造方法
JP2013004166A (ja) ハードバイアスのシード構造を有する磁気センサ
US9269381B1 (en) Sensor structure having layer with high magnetic moment
JP4185528B2 (ja) 薄膜磁気ヘッド
KR101662604B1 (ko) 자기저항 센서
JP2008153295A (ja) 磁気抵抗効果素子、磁気ヘッドおよび磁気記憶装置
KR20150001650A (ko) 판독기 구조
JP2006134388A (ja) 薄膜磁気ヘッド
JP2008192269A (ja) 磁気リード・ヘッド及びその製造方法
JP2008226412A (ja) 磁気ヘッド
JP2008243267A (ja) 磁気再生ヘッド及び磁気ヘッド
JP2008085185A (ja) 磁気抵抗効果素子、その製造方法、および磁気記憶装置
JP4622847B2 (ja) 磁気検出素子
US9691417B1 (en) Magnetoresistive sensor having a synthetic antiferromagnetic bottom shield
JP2004178659A (ja) スピンバルブヘッドおよび磁気記録装置
JP3949132B2 (ja) 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法
JP2004006493A (ja) 巨大磁気抵抗効果素子及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20100601