JP2008226069A - 論理回路、半導体設計支援装置および半導体設計支援方法 - Google Patents

論理回路、半導体設計支援装置および半導体設計支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】論理合成時に必要となるタイミング制約ファイルのフォルスパス設定を容易にさせて、LSIの設計期間の短縮とチップコストの削減とを可能にするとともに、非同期チェック時における漏れによる作業ミスの発生を防止した論理回路を提供し、かかる論理回路からゲートレベル回路を生成する半導体設計支援装置および半導体設計支援方法を提供する。
【解決手段】LSIのデバッグ機能部分のRTL論理回路において、FFから外部出力端子30とのパスや同一クロックソースを持つFF間のパスのうち、データ遅延時間の調整が必要のないパスについて、フォルスパスを指定するために、フォルスパスであることを明示するダミーモジュール31を挿入する。そして、半導体設計支援装置100にダミーモジュール31が挿入されたRTL論理回路を読み込んでゲートレベル回路を生成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、LSI等の半導体における論理回路および半導体回路の設計を支援する半導体設計支援装置および半導体設計支援方法に関する。
LSI(Large Scale Integration)などの論理集積回路の設計手順として、図9のフローチャートに示す手順が確立されている。
まず、ステップS1において、RTL(Register Transfer Level)の論理回路記述を作成しステップS2およびステップS3に進む。
次に、ステップS2において、ステップS1で作成したRTL論理回路をコンピュータなど用いて仕様書などに定めた動作をするか否かを検証しステップS4へ進む。検証の結果仕様書などに定めた動作をしない場合は、仕様書などに定めた動作をするまで修正と再検証を繰り返す。
ステップS3においては、ステップS1で作成したRTL論理回路に対して、非同期パスを確認してステップS4に進む。非同期パスとは、前段のフリップフロップ(FF)と後段のFFとが異なるクロック信号で動作しているFF間の経路(パス)を示している。非同期パスの確認とは、前記した非同期パスを抽出して、抽出された経路について、設計内容が意図したものであるか、あるいはタイミングなどに問題がないかを確認する工程である。
次に、ステップS4において、RTL検証や非同期パス確認が終了したRTL論理回路からゲートレベル回路を生成する論理合成を行いステップS5に進む。論理合成は、RTL論理回路記述のデータと製造する半導体プロセスを有するベンダーなどから提供される半導体プロセスの物理特性を反映したセルライブラリおよび生成されるゲートレベル回路の動作周波数などを設定したタイミング制約ファイルをコンピュータなどにインストールされている論理合成ツールなどに読み込ませて、セルライブラリに含まれているスタンダードセルから構成されるゲートレベル回路に変換する。
次に、ステップS5において、ステップS4において生成されたゲートレベル回路のタイミング検証を行いステップS6に進む。タイミング検証とは生成されたゲートレベル回路内の信号が決められた時間内に動作をするかをチェックすることである。
次に、ステップS6において、ゲートレベル回路の各素子を物理的に配置および配線する。物理配置配線が終了すると以降製造工程に入る。
ここで、ステップS4の論理合成の際に準備するタイミング制約ファイルには、一つのFFから他のFF間またはLSIの入力端子からFF間またはFFからLSIの出力端子間の信号の遅延時間を論理合成時に調整を必要としない経路(パス)であることを示すフォルスパスを設定することがある。
フォルスパス設定を過不足なく適切に設定することにより、論理合成時にタイミング最適化の優先順位をつけることが可能となり、論理合成時間の短縮、論理合成後の回路規模の削減に大きく寄与できることが既に知られている。また、フォルスパスの設定が適切でない場合は、論理合成ツールが設定したタイミング制約条件を満たすことが困難と判断して処理をあきらめてしまい、最後まで実行することなく終了してしまう場合もある。
フォルスパスを抽出する方法として、例えば特許文献1に記載の半導体設計支援装置が提案されている。特許文献1には、RTL記述の回路データを読み込む手段11、該RTL記述の回路データにもとづき回路中の非同期パスを検出する手段12、該検出された非同期パスから配列を抽出する手段13、該非同期パスを配列ごとまとめて表示する手段14、非同期パスをフォルスパスとして選択する手段15、フォルスパスに対応する非同期パスを回路最適化の対象からはずして、RTL記述の回路データからゲートレベルの回路を生成する手段16を設けて、非同期パス(異なるクロックソースを持つFF間のデータパス)解析の容易化と、論理合成時間の短縮を実現している。
特開2003−216672号公報
特許文献1に記載の半導体設計支援装置は、非同期パス(異なるクロックソースを持つFF間のデータパス)をフォルスパスとして選択しているが、同一クロックソースを持つFF間のデータパスでもフォルスパス設定を行いたい場合がある。例えば、LSIデバッグ用にLSIの内部ノードを外部端子に出力する回路がある。LSIの内部ノードを直接観測することは不可能であり、またLSI回路規模が増大していることから、このようなデバッグ用回路の重要性は高くなっている。しかし、デバッグ用回路はデータの遅延時間については細かく要求されることは少ない。そのため、デバッグ用回路に関しては、タイミング制約を与える必要がない場合がある。
同一クロックソースを持つFF間の論理合成時のタイミング制約ファイルに記載するフォルスパス設定は、出力FFと入力FFをbitごとに設定するか、あるモジュールの出力端子に与える必要がある。前者の場合、大規模LSIの場合、多数のFFから1つのFFに信号が収束することから、何千、何万という指定が必要となり、非常に手間が大きくなる。後者の場合は、端子毎の設定になるので、タイミング調整が必要なパスとそうでないパスを区別する必要がある。さらに、RTL論理回路設計者と論理合成担当者が別になる場合も多く、フォルスパス指定の面倒さと、作業ミスが発生する可能性も考慮して、必要でないタイミング制約を余分に与えてしまい、結果的に、設計時間とチップコストの増大となる問題があった。
また、異なるクロックソースを持つFF間のデータパスを抽出する際にも、設計期間中に非同期チェックを何度か行う場合には、一度確認して問題ないとしたパスが再度抽出されることから、それらを除外することに時間がかかり、また確認の漏れ等によるミスが発生するという問題があった。
よって、本発明は、論理合成時に必要となるタイミング制約ファイルのフォルスパスの設定を容易にさせて、LSIの設計期間の短縮とチップコストの削減とを可能にするとともに、非同期チェック時における漏れによる作業ミスの発生を防止した論理回路を提供することを第1の課題とし、かかる論理回路からゲートレベル回路を生成する半導体設計支援装置を提供することを第2の課題とし、かかる論理回路からゲートレベル回路を生成する半導体設計支援方法を提供することを第3の課題としている。
請求項1に記載の論理回路は、レジスタトランスファレベルで記述された論理回路において、電気信号がフリップフロップの入力端子へ入力される経路および電気信号が前記フリップフロップの出力端子へ出力される経路の少なくとも一方の経路にゲートレベル回路生成時に遅延時間の調整を必要としない経路である、フォルスパスであることを明示するためのモジュールを有していることを特徴としている。
請求項2に記載の論理回路は、請求項1に記載の論理回路において、前記フォルスパスが、前段と後段とで同一のクロック信号にて動作するフリップフロップ間の経路であることを特徴としている。
請求項3に記載の論理回路は、請求項1または2に記載の論理回路において、前記フォルスパスが、前段と後段とで異なるクロック信号にて動作するフリップフロップ間の経路であることを特徴としている。
請求項4に記載の論理回路は、請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の論理回路において、前記フォルスパスとする経路を明示するためのモジュールが、当該モジュールの入力と出力とで論理レベルと変化させないようにしたことを特徴としている。
請求項5に記載の半導体設計支援装置は、レジスタトランスファレベルで記述された論理回路データを読み込む論理回路読込手段と、前記論理回路読込手段が読み込んだ論理回路データから予め定めた所定の記述を抽出する記述抽出手段と、前記記述抽出手段が抽出した前記所定の記述を含むモジュールを通過する経路を抽出する経路抽出手段と、前記経路抽出手段が抽出した前記モジュールを通過する経路を遅延時間の調整を必要としない経路であるフォルスパスとして前記論理回路データからゲートレベル回路を生成する論理合成手段と、を有することを特徴としている。
請求項6に記載の半導体設計支援方法は、レジスタトランスファレベルで記述された論理回路データを読み込み、読み込んだ論理回路データから予め定めた所定の記述を抽出し、この抽出した前記所定の記述を含むモジュールを通過する経路を抽出し、そして、この抽出した前記モジュールを通過する経路を遅延時間の調整を必要としない経路であるフォルスパスとして前記論理回路データからゲートレベル回路を生成することを特徴としている。
請求項1に記載の論理回路によれば、フォルスパスであることを明示するためのモジュールを有したことによって該モジュールの出力をフォルスパスに設定することで過不足なくフォルスパスを設定することが容易になり、設計期間の短縮とチップコストの削減および非同期チェック時における漏れによる作業ミスの発生を防止することができる。
請求項2に記載の論理回路によれば、前段と後段とで同一のクロック信号にて動作するフリップフロップ間の経路において、過不足なくフォルスパスを設定することが容易になり、設計期間の短縮とチップコストの削減および非同期チェック時における漏れによる作業ミスの発生を防止することができる。
請求項3に記載の論理回路によれば、前段と後段とで異なるクロック信号にて動作するフリップフロップ間の経路において、過不足なくフォルスパスを設定することが容易になり、設計期間の短縮とチップコストの削減および非同期チェック時における漏れによる作業ミスの発生を防止をすることができる。
請求項4に記載の論理回路によれば、フォルスパスとする経路を明示するためのモジュールが、当該モジュールの入力と出力とで論理レベルが変化しないために、該モジュール挿入による設計変更等の影響が発生しない。
請求項5に記載の半導体設計支援装置によれば、論理回路読込手段が読み込んだレジスタトランスファレベルで記述された論理回路データから経路抽出手段がファルスパスを抽出して論理合成手段で論理合成を行うために、タイミング制約ファイルにフォルスパスを記載することなく、論理合成時にフォルスパスとしてタイミング最適化を行うことが可能となる。
請求項6に記載の半導体設定支援方法によれば、レジスタトランスファレベルで記述された論理回路データからファルスパスを抽出して論理合成を行うために、タイミング制約ファイルにフォルスパスを記載することなく、論理合成時にフォルスパスとしてタイミング最適化を行うことが可能となる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態を、図1ないし図4を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態にかかる論理回路を含むLSIの階層構成の一例を示す説明図である。図2および図3は、フォルスパスであることを明示するためのモジュールを挿入する前の論理回路の回路図である。図4は、本発明の第1の実施形態にかかる論理回路の回路図である。
LSIなどの半導体回路は、図1に示されるようにトップ階層1と機能階層2という階層構造を持つ。トップ階層1は、LSIの外部端子の記述や、外部端子と後述する機能階層2との結線などが記述されている。機能階層2は、該LSIで実現される機能が記述されており、複数の機能に分割した場合は、各機能に対応してブロック3に分割される。
図2乃至図4は、本発明の第1の実施形態にかかる論理回路としてのLSIのデバッグ機能部分の論理回路の例である。この論理回路はフリップフロップと組み合わせ回路で構成されたレジスタトランスファレベル(RTL)で記述されている。
図2乃至図4に示したデバッグ機能部分の論理回路は、ブロックA、BのFFの内容を外部出力端子30に出力させる回路であり、FF12,13,14,15,16,17,18,19と、組み合わせ回路20,21,22,23,24,25,26,27とを有している。ブロックAは、ブロックA内部を更に分割してサブブロック10、11を設けている。サブブロック10には、FF17と、組み合わせ回路20,21,22とが含まれ、サブブロック11には、FF18と、組み合わせ回路23,24,25,26とが含まれる。また、FF12,13,14,15,16,17,18,19は同一のクロックソースを持っている。すなわち、同一のクロック信号にて動作している。
図2は、LSIデバッグ時の2つのモードを示している。実線aで示す経路が、FF12または13を観測するモード時に通過するパス、点線bで示す経路が、FF16を観測するモード時に通過するパスである。実線aで示す経路は、FFが途中に挿入されていないようにデバッグという目的においては、FFに記憶されているデータが観測できればよく遅延時間の調整が必要としないパスである。
また、この回路では、図3において一点鎖線c,d,eで示されるようなFF間のパスが存在することがわかる。これらは前段と後段のFFが同一のクロックソースを持つパス(同一のクロック信号にて動作する経路)であり、このようなパスもデバッグという目的においては遅延時間の調整が必要としない。
したがって、図2および図3に示したパス(a,b,c,d,e)は遅延時間の調整を行う必要がなく、回路規模の削減のためには、フォルスパス設定を行いたいが、大規模LSIではこのようなパスが数千、数万という数となるために非常に手間がかかる。フォルスパスとは、従来技術に記載したように論理合成時に遅延時間の調整を必要としない経路(パス)である。
そこで図4に示すように、フォルスパスを設定したい箇所に、フォルスパス指定のためにダミーモジュール31を挿入する。ここでいうダミーとは論理合成後には使用されず、物理配置配線に反映されない、という意味である。このダミーモジュール31には、論理的な記述はなくてもよい。すなわち、入力と出力が直結されているなど入力と出力とで論理レベルを変更しなければよい。
論理合成時に、挿入したダミーモジュール31の出力端子をフォルスパス指定する記述をタイミング制約ファイルに追加することにより同じように挿入されたダミーモジュール31全てに容易にフォルスパス指定を行うことができる。
本実施形態によれば、LSIのデバッグ機能部分の論理回路において、FFから外部出力端子30との間のパスや同一クロックソースを持つFF間のパスのうち、データ遅延時間の調整が必要としないパスについて、フォルスパスを指定するために、フォルスパスであることを明示するダミーモジュール31を挿入しているので、ダミーモジュール31の出力をフォルスパスに設定することで、過不足なくフォルスパスを設定することがFFや出力端子を指定するよりも容易になり、設計期間の短縮とチップコストの削減を実現することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図5および図6を参照して説明する。なお、前述した第1の実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態は、異なるクロックソースを持つ(異なるクロック信号にて動作する)FF間をフォルスパスに設定する場合である。
異なるクロックソースを持つFF間(非同期パス)の論理回路の例を図5に示す。図5は、図1にトップ階層内にクロック生成ブロック4を有し、ブロックAにFF40,41を、ブロックBにFF42をそれぞれ有している。また、FF40と、FF41,42とはクロックソースが異なる。クロックソースが異なるとは、図5のクロック生成ブロックから周期や位相が異なるクロックが供給されているという意味である。
図5中f、gで示すパスは、前段のFFと後段のFFとでクロックソースが異なることから非同期パスとなる。このような回路に対して非同期チェックツールによる非同期チェックを行うと、f、gで示すパスが非同期チェックツールから非同期パスとして出力される。
通常、非同期パスに関しては遅延時間を調整する必要がないことが多い。したがって、このような非同期パスf、gに関して、回路設計上問題ないことが確認できたパスに関しては、ダミーモジュール31を挿入することでフォルスパスであることを明示する。ダミーモジュール31は、第1の実形形態で示すのと同じものを用いればよい。
ダミーモジュール31を挿入した例を図6に示す。図6ではgで示すパスにダミーモジュール31を挿入している。
本実施形態によれば、LSIの論理回路において、異なるクロックソースを持つFF間のパスのうち、設計上問題ないと確認されたパスについて、フォルスパスを指定するために、フォルスパスであることを明示するダミーモジュール31を挿入しているので、ダミーモジュール31の出力をフォルスパスに設定することで、過不足なくフォルスパスを設定することがFFや出力端子を指定するよりも容易になり、設計期間の短縮とチップコストの削減を実現することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態を図7および図8を参照して説明する。なお、前述した第1、第2の実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態は上述した第1、第2の実施形態において示したダミーモジュール31が挿入されたRTL論理回路を読み込んでフォルスパスを自動的に抽出してタイミング制約ファイルを自動的に生成したり、論理合成を行ったりする半導体設計支援装置100である。
図7において、100は半導体設計支援装置、110はハードディスク等の記憶装置、120はディスプレイ、130はキーボード、140はマウスである。
図7に示された半導体設計支援装置100は、RTL記述された論理回路データを読み込むRTL読み込み部101と、RTL読み込み部101が読み込んだ論理回路データから予め定めた所定の記述を抽出する記述抽出部102と、記述抽出部102が抽出した所定の記述を含むモジュールを通過する経路を抽出するパス抽出部103と、パス抽出部103が抽出したモジュールを通過する経路を遅延時間が調整対象外とする経路であるフォルスパスとして論理回路データからゲートレベル回路を生成する論理合成部104とを有する。また、記憶装置110は、設計対象のRTL論理回路データ111、セルライブラリ112、タイミング制約ファイル113等を格納している。さらに、記憶装置110には、論理合成部104で生成されたゲートレベルの回路ネットリスト114が格納される。
図8に半導体設計支援装置100の動作のフローチャートを示す。
まず、ステップS101において、RTL読み込み部101が、記憶装置110からRTL論理回路データ111を読み込みステップS102に進む。
次に、ステップS102において、記述抽出部102が、ステップS101において読み込んだRTL論理回路データ111からダミーモジュール31を示す記述を抽出しステップS103に進む。
ダミーモジュール31を示す記述の抽出は、例えばダミーモジュール31に予め定めた所定の名称としての固有の名称を付けておき、モジュール名にその名称を検出した場合は、当該モジュールはダミーモジュールであると認識する。
次に、ステップS103において、パス抽出部103が、フォルスパスを抽出してステップS104に進む。フォルスパスの抽出は、ステップS102において抽出されたダミーモジュールが含まれるパスをフォルスパスとする。
次に、ステップS104において、パス抽出部103が、タイミング制約ファイルを記憶装置110に出力するか否かを判断し、出力する場合(Yの場合)は、ステップS105に進み、出力しない場合(Nの場合)はステップS106に進む。タイミング制約ファイルを記憶装置110に出力するか否かは、予めキーボード130から設定しておいてもよいし、ステップS104の時点でディスプレイ120に表示してキーボード130やマウス140で選択するようにしてもよい。
次に、ステップS105において、パス抽出部103が、ステップS103において抽出されたフォルスパスをタイミング制約ファイルとして記憶装置110に格納して終了する。
ステップS106においては、論理合成部104が、抽出されたフォルスパスを論理合成部104が読み込んで論理合成を行い生成したゲートレベルの回路ネットリストを記憶装置110に格納して終了する。
本実施形態によれば、RTL読み込み部101で、RTL論理回路を読み込んで、記述抽出部102でダミーモジュール記述を抽出し、パス抽出部103でフォルスパスを抽出しタイミング制約ファイルを出力し、論理合成部104で抽出したフォルスパスに基づいて論理合成を行うので、過不足なくフォルスパスの設定を設定したタイミング制約ファイルを生成することができる。
また、ダミーモジュール31に予め定めた固有の名称を使用し、その固有の名称の含まれるモジュール(ダミーモジュール)を通過するパスはフォルスパスとして抽出して論理合成を行うことにより、タイミング制約ファイルを省略することができる。
なお、上述した実施形態においてフォルスパス設定のためのダミーセルをセルライブラリに準備し、ダミーモジュール31の代わりにダミーセルを使用しても良い。
また、ダミーモジュール31の記述に、予め定めた所定の記述として特定のコメント(ディレクティブと呼ばれる) を付加し、そのディレクティブが含まれるモジュールを通過するパスはフォルスパスとして扱ってもよい。
また、半導体設計支援装置100をコンピュータプログラムで構成し、コンピュータの記憶装置に記憶させCPUが読み出し実行するようにしてもよい。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の第1の実施形態にかかる論理回路を含むLSIの階層構成の一例を示す説明図である。 フォルスパスであることを明示するためのモジュールを挿入する前の論理回路図である。 フォルスパスであることを明示するためのモジュールを挿入する前の論理回路図である。 本発明の第1の実施形態にかかる論理回路の回路図である。 フォルスパスであることを明示するためのモジュールを挿入する前の論理回路図である。 本発明の第2の実施形態にかかる論理回路の回路図である。 本発明の第3の実施形態にかかる半導体設計支援装置のブロック図である。 図7に示された半導体設計支援装置の動作を示すフローチャートである。 LSIの設計手順を示すフローチャートである。
符号の説明
2 機能階層
12〜19、40〜42 フリップフロップ
31 ダミーモジュール(フォルスパスであることを明示するためのモジュール)
100 半導体設計支援装置
101 RTL読み込み部(論理回路読込手段)
102 記述抽出部(記述抽出手段)
103 パス抽出部(経路抽出手段)
104 論理合成部(論理合成手段)
111 RTL記述データ(論理回路データ)
114 ネットリスト(ゲートレベル回路)
a〜e、g フォルスパス

Claims (6)

  1. レジスタトランスファレベルで記述された論理回路において、
    電気信号がフリップフロップの入力端子へ入力される経路および電気信号が前記フリップフロップの出力端子へ出力される経路の少なくとも一方の経路にゲートレベル回路生成時に遅延時間の調整を必要としない経路である、フォルスパスであることを明示するためのモジュールを有していることを特徴とする論理回路。
  2. 前記フォルスパスが、前段と後段とで同一のクロック信号にて動作するフリップフロップ間の経路であることを特徴とする請求項1に記載の論理回路。
  3. 前記フォルスパスが、前段と後段とで異なるクロック信号にて動作するフリップフロップ間の経路であることを特徴とする請求項1または2に記載の論理回路。
  4. 前記フォルスパスとする経路を明示するためのモジュールが、当該モジュールの入力と出力とで論理レベルと変化させないようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の論理回路。
  5. レジスタトランスファレベルで記述された論理回路データを読み込む論理回路読込手段と、
    前記論理回路読込手段が読み込んだ論理回路データから予め定めた所定の記述を抽出する記述抽出手段と、
    前記記述抽出手段が抽出した前記所定の記述を含むモジュールを通過する経路を抽出する経路抽出手段と、
    前記経路抽出手段が抽出した前記モジュールを通過する経路を遅延時間の調整を必要としない経路であるフォルスパスとして前記論理回路データからゲートレベル回路を生成する論理合成手段と、
    を有することを特徴とする半導体設計支援装置。
  6. レジスタトランスファレベルで記述された論理回路データを読み込み、
    読み込んだ論理回路データから予め定めた所定の記述を抽出し、
    この抽出した前記所定の記述を含むモジュールを通過する経路を抽出し、そして、
    この抽出した前記モジュールを通過する経路を遅延時間の調整を必要としない経路であるフォルスパスとして前記論理回路データからゲートレベル回路を生成する
    ことを特徴とする半導体設計支援方法。
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