JP2008225823A - 住宅内機器制御システム - Google Patents

住宅内機器制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP2008225823A
JP2008225823A JP2007062964A JP2007062964A JP2008225823A JP 2008225823 A JP2008225823 A JP 2008225823A JP 2007062964 A JP2007062964 A JP 2007062964A JP 2007062964 A JP2007062964 A JP 2007062964A JP 2008225823 A JP2008225823 A JP 2008225823A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
information
home
house
control system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007062964A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4852449B2 (ja
Inventor
Kazuhisa Nagasaka
和久 長坂
Ryoko Tanaka
良子 田中
Tadashi Usami
正 宇佐美
Katsuyoshi Ito
勝義 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2007062964A priority Critical patent/JP4852449B2/ja
Publication of JP2008225823A publication Critical patent/JP2008225823A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4852449B2 publication Critical patent/JP4852449B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】住宅内機器を住人にとって好適に制御し、ひいては、住宅内機器を使用する際の利便性を大いに高める。
【解決手段】テレビTV1,TV2等の各家電機器は、無線通信部m1と、無線通信部m1を通じての受信情報に基づいて自動運転制御を行う制御部m2とを有している。また、携帯機K1〜K4は、無線通信部m3とメモリm4とを備えており、メモリm4には、それぞれの所有者(住人U1〜U4)ごとに異なる個別の識別情報と各所有者の身体及び嗜好に関するユーザ特有情報とが記憶されている。各家電機器は、所定の使用エリア内に携帯機が進入して当該携帯機と無線通信が行われる際に、識別情報とユーザ特有情報とを受信し、それらの受信情報に基づいて自動運転を実施する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、住宅内機器制御システムに関するものである。
従来から、ユーザの身体的特徴をセンサ等の計測手段により計測するとともに、同センサ等の計測結果に基づいて住宅内の各種機器を制御する技術が提案されている。例えば、特許文献1の「個人認証装置及び通行制御装置」では、玄関ドア等からなる通行ゲートに身長計測手段として距離センサを設け、その距離センサにより計測された被認証者(通行者)の身長に応じて、ビデオカメラ等からなる端末部の高さを上下方向に移動させる。また、生体情報入力手段により入力された生体情報に基づいて被認証者の本人確認を行うとともに、その本人確認の結果に応じて通行ゲートの通行可否を制御する構成としている。そしてこれにより、身長が異なる複数の被認証者にも使い勝手のよい装置を実現できるものとしていた。
特開2003−308303号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術では、距離センサを用いて被認証者の身長を計測する構成であるため、身長計測時の状態(被認証者の姿勢など)に応じて計測結果にばらつきが生じ、それに起因して端末部の高さが適正に調整できないことがあると考えられる。距離センサを用いる場合に限らず、センサ等の計測手段を用いて、被認証者に対して都度計測を行う構成では、やはり計測時の被認証者の状態に応じて計測ばらつき等が生じ、それに起因して住宅内の各種機器の制御性低下が生じることが懸念される。
本発明は、住宅内機器をユーザにとって好適に制御し、ひいては、住宅内機器を使用する際の利便性を大いに高めることができる住宅内機器制御システムを提供することを主たる目的とするものである。
以下、上記課題を解決するのに有効な手段等につき、必要に応じて作用、効果等を示しつつ説明する。なお以下では、理解を容易にするため、発明の実施形態において対応する構成例を括弧書き等で適宜示すが、この括弧書き等で示した具体的構成に限定されるものではない。
本発明の住宅内機器制御システムでは、複数のユーザ(住人U1〜U4)に共用される住宅内機器(テレビTV1,TV2、オーディオ機器AU1といった家電機器など)に通信機能が付与され、携帯型通信装置(携帯機K1〜K4)との無線通信情報に基づいて、ユーザによる入力操作に無関係に前記住宅内機器が自動的に運転される。また特に、ユーザごとに用意される各携帯型通信装置(携帯機K1〜K4)に、それを所持するユーザを個別に識別する識別情報とユーザごとに登録されるユーザ特有情報とを記憶しておき、前記住宅内機器は、所定の使用エリア内に前記携帯型通信装置が進入して当該携帯型通信装置と無線通信が行われる際に、前記識別情報と前記ユーザ特有情報とを受信し、それらの受信情報に基づいて自動運転を実施する。
上記構成によれば、ユーザ個別の識別情報に加えて、ユーザごとに登録されるユーザ特有情報に基づいて住宅内機器の自動運転が行われるため、住宅内機器を使用する際の面倒な操作を不要としつつ、住宅内機器を、ユーザにとって適正な状態で自動運転させることが可能となる。この場合、ユーザ特有情報はユーザごとに登録されるものであるため、個々のニーズに合わせて住宅内機器を任意に自動制御させることが容易に実現できる。また、ユーザの身体的特徴をセンサ等により都度計測していた従来技術とは異なり、センサ等の計測ばらつきに起因して制御性低下が生じることが解消される。以上により、住宅内機器をユーザにとって好適に制御し、ひいては、住宅内機器を使用する際の利便性を大いに高めることができる。
なお、携帯型通信装置は、ユーザが常備しやすい小型携帯装置であるのが望ましく、例えば、ユーザの人体に直接装着できる人体装着型装置やカード型装置としての具現化が考えられる。日常使用する携帯電話を、「携帯型通信装置」として使用したり、スマートキーを「携帯型通信装置」として使用したりすることも可能である。
前記携帯型通信装置に、前記ユーザ特有情報として各ユーザの身体や嗜好に関する情報を登録しておくとよい。この場合、各ユーザの身体や嗜好に関する情報に基づいて住宅内機器の自動運転が行われることで、年齢や健康状態等が異なる複数の住人が住居する住宅等においても、ユーザのニーズをより良く反映できる。なお、身体情報と嗜好情報とのうち少なくともいずれかが登録されているとよい。
住宅内機器が使用される際にどの使用者が優先されるかを示す優先基準を定めておき、同一の住宅内機器で同時に複数の識別情報が受信された場合において、当該住宅内機器は、前記優先基準により選んだユーザのユーザ特有情報に基づいて自動運転を実施するとよい。
つまり、複数のユーザ(住人)が住居する住宅では、複数のユーザが同時に住宅内機器を使用する場合が想定される。かかる場合、所定の優先基準に基づいて各住宅内機器が制御されれば、優先基準がないために各住宅内機器の制御が混乱するといった不都合が抑制できる。なお、ユーザ自身が優先順位を設定するか、又は定められた優先順位をユーザ側に通知しておけば、優先順位に基づく自動運転が行われる際に、ユーザ側で困惑が生じることが抑制される。
同一の住宅内機器で同時に複数の識別情報が受信された場合の優先基準は以下のように定められているとよい。
(1)住宅内機器ごとに使用者の優先順位を定めておき、同一の住宅内機器で同時に複数の識別情報が受信された場合に、当該住宅内機器は、住宅内機器ごとの優先順位に従い自動運転を実施する。この場合、住宅内機器ごとに優先順位が定められることで、ある住宅内機器では優先下位のユーザを、他の住宅内機器では優先上位にすることができ、優先順位の偏りが抑制できる。
(2)住宅内の部屋ごとに主たる使用者をあらかじめ定めておき、前記住宅内機器が設置されている部屋の主たる使用者を最優先にして自動運転を実施する。この場合、該当する部屋の主たる使用者にとって住宅内機器の使い勝手が向上される。
(3)同一の住宅内機器で同時に複数の識別情報が受信された場合に、それら識別情報に付随するユーザ特有情報について、使用する住宅内機器で要される身体的能力の差異を判定し、該身体的能力の低い者を優先して自動運転を実施する。例えば、住宅内機器としてのテレビにおいて、相対的に聴覚能力が低いユーザの識別情報と相対的に聴覚能力が高いユーザの識別情報とが同時に受信された場合、前者を優先して自動運転が行われる。この場合、仮に各ユーザの優先順位があらかじめ定められていたとしても、それよりも身体的能力の差異が優先されて自動運転が行われるとよい。本構成によれば、相対的に聴覚能力が低いユーザにとって、住宅内機器を常に快適に使用することができる。
また、前記識別情報の受信に応じて住宅内機器にて自動運転が行われている状態下でそれよりも優先上位のユーザの識別情報が同様に受信される場合も想定される。かかる場合、当該住宅内機器は、音声や表示等により運転状態変更を報知した後、当該住宅内機器の運転状態の変更を行うとよい。これにより、不意に住宅内機器の運転状態が変更されることで、先に住宅内機器を使用していたユーザが気分を害するといった不都合が抑制できる。なお、住宅内機器の運転状態変更の可否をユーザ側に問い合わせる構成とすることも可能である。
又は、同じく前記識別情報の受信に応じて住宅内機器にて自動運転が行われている状態下でそれよりも優先上位のユーザの識別情報が同様に受信される場合に、当該住宅内機器は、その運転出力を前記優先上位のユーザのユーザ特有情報に基づく運転出力に変更する際、その運転出力を徐々に変更するとよい。これにより、先に住宅内機器を使用していたユーザが違和感を覚えることなく運転状態の切換を行うことができる。
同一の住宅内機器で同時に複数の識別情報が受信された場合に、当該住宅内機器の運転出力を、同時受信された識別情報にそれぞれ付随するユーザ特有情報に基づく平均的な運転出力とするとよい。これにより、同一の住宅内機器を使用する各ユーザのニーズが共に反映されることとなる。
住宅内の同じ部屋に設けられ、かつ同一の携帯型通信装置から同時に前記識別情報と前記ユーザ特有情報とを受信し得る複数の住宅内機器に関して、互いの運転状況を監視する監視手段と、その監視結果に基づいて各住宅内機器の運転状況について調停を行う手段とを備えるとよい。例えば、同一の部屋にテレビとオーディオ機器とが近接して設けられている場合、それらが同時に起動されることは望ましくない。この場合、互いの運転状況が監視され、その監視結果に基づいてテレビとオーディオ機器との運転が調停される。例えば、ユーザがテレビとオーディオ機器とのいずれを使用したいかが判断されるとよい。これにより、互いに干渉しあう住宅内機器がそれぞれ独自に自動運転されることでかえって煩わしさが生じる、といった不都合が回避できる。
例えば、ユーザが住宅内機器の近くを通り過ぎる場合には住宅内機器の運転が開始される必要はない。そこで、前記住宅内機器側で前記識別情報と前記ユーザ特有情報とを受信した場合には、それら各情報を受信したまま所定の待ち時間が経過した時点で自動運転を開始するとよい。これにより、不要時における住宅内機器の運転開始をやめることができる。
前記住宅内機器は、都度受信した前記識別情報及び前記ユーザ特有情報に加え、曜日情報及び時間帯情報に基づいて自動運転を実施するとよい。例えば、テレビやオーディオ機器など、音声を生じる住宅内機器については、夜中は運転制限や音量制限などがなされるとよい。これにより、同じ住宅に居住する他の住人(住宅内機器を使用していないユーザ)にとっての快適性が損なわれることが抑制できる。
前記住宅内機器の日常的な使用実績を記憶装置(パソコン32のメモリ32a等)に逐次記憶し、該記憶装置に記憶された使用実績に基づいて住宅内機器の使用時期を予測し、その使用時期に合わせて運転準備を行うとよい。これにより、ユーザにとっての使い勝手が一層向上する。
前記識別情報ごとに、前記住宅内機器の使用に関して許可制限及び時間制限の少なくともいずれかを設定するとよい。例えば、子供についてテレビ等の使用時間制限を設定しておき、子供の識別情報を受信した状態で使用時間制限を超過した場合にテレビ等の電源を強制オフする。つまり、特定のユーザが住宅内機器を使いすぎること等を制限することができる。
前記住宅内機器が、前記識別情報及び前記ユーザ特有情報を受信した時にその受信情報に基づいて初期運転態様を決定する住宅内機器制御システムでは、その初期運転態様に基づいて自動運転が開始されるが、初期運転態様がユーザのニーズに合わないと、自動運転の開始後に運転状態の切換が行われることがある。そこで、住宅内機器の自動運転開始後に、ユーザの操作入力による運転状態の切換が行われた場合、その切換に基づいて、次回以降の初期運転態様が変更されるとよい。これにより、ユーザのニーズを適正に反映して次回以降の自動運転を実施することができる。
ここで、前記自動運転の開始から所定時間内に(すなわち、自動運転の開始直後に)ユーザの操作入力による運転状態の切換が行われたことを条件に、前記初期運転態様の変更が実施されるとよい。つまり、自動運転の開始直後に運転状態の切換が行われた場合には、初期運転態様がユーザのニーズに合っていない可能性が高いと考えられる。故に、自動運転開始直後の操作入力を条件に初期運転態様の変更が実施されることが望ましい。
住宅内機器を複数備えるとともに、携帯型通信装置にユーザ特有情報として複数種類の情報を記憶しておく構成とした住宅内機器制御システムでは、住宅内機器ごとに、ユーザ特有情報に含まれる複数種類の情報のうちから前記自動運転の制御パラメータとなる情報を選別して定めておき、該住宅内機器ごとに定められた制御パラメータに基づいて各住宅内機器で自動運転が行われるとよい。つまり、住宅内には様々な住宅内機器が設置されており、それらは各々自動運転の制御パラメータとなる情報が相違する。例えば、テレビは、視覚能力及び聴覚能力に関する情報を制御パラメータとし、オーディオ機器は、聴覚能力に関する情報を制御パラメータとする。この場合、住宅内機器の自動運転に直接関与する制御パラメータを使うことで、適正なる自動運転制御が実現できる。
各住宅内機器は、前記自動運転の制御パラメータとなるユーザ特有情報のみについて前記携帯型通信装置に対して送信を要求するとよい。これにより、携帯型通信装置から住宅内機器に対して無駄な情報の送信が抑制される。
前記ユーザ特有情報においてユーザの身体に関する情報は、前記ユーザの入力操作によって登録されるのに対し、嗜好に関する情報は、前記身体に関する情報に基づいて自動作成されて登録されるとよい。例えば、身体情報としての「聴覚能力情報」は、ユーザの入力操作によって登録されるのに対し、嗜好情報としての「テレビ等の音量好み情報」は聴覚能力情報に基づいて作成されて登録される。これにより、嗜好情報を入力する手間を省くことができる。
前記住宅内機器は、音声機能を有する家電機器(テレビ、オーディオ機器等)であり、前記ユーザ特有情報に含まれる聴覚能力情報に基づいて音量レベルを自動調整するとよい。又は、前記住宅内機器は、画像表示機能を有する家電機器(テレビ等)であり、前記ユーザ特有情報に含まれる視覚能力情報に基づいて画質又は明るさのレベルを自動調整するとよい。
一方、前記住宅内機器は、各ユーザで共用されるパーソナルコンピュータ(パソコン32)であってもよい。この場合、当該パーソナルコンピュータにおいて、前記識別情報の受信に基づいて起動処理が実行されるとよい。また、同じくパーソナルコンピュータにおいて、前記識別情報に基づいて自動でログインが実行されるとよい。これにより、パーソナルコンピュータを使用する際の利便性が向上する。
さらに、前記識別情報に基づいて、パーソナルコンピュータの内蔵メモリ(メモリ32a)に対するアクセス権限が決定されるとよい。例えば、パーソナルコンピュータの内蔵メモリに設定された複数のフォルダについてフォルダごとにアクセス可能なユーザ(識別情報)をあらかじめ定めておくとよい。これにより、他人に変更されたくないデータを確実に保持できる。また、同じ住宅の住居人であっても互いのプライバシが守られる。
以下、本発明の住宅内機器制御システムを具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。まずはじめに、二階建て住宅10における一階部分の間取り例を図1に基づいて説明する。
図1に示すように、住宅10は、主な屋内スペースとして玄関11、廊下12、和室13、リビング14、ダイニング15、キッチン16、洗面室17、トイレ18及び浴室19を備えている。なお、リビング14、ダイニング15及びキッチン16は、連続した一体空間(LDK空間)として形成されている。
玄関11には玄関ドア21が設けられており、住人は主にこの玄関ドア21を通じて屋内外の出入りを行う。廊下12とそれに隣接する各部屋との間には、それら各部屋に出入りするためのドア等がそれぞれ設けられている。具体的には、和室13の出入り口には引き戸22が設けられ、ダイニング15の出入り口には室内ドア23が設けられている。
また、住宅10内には、各部屋に家電機器などの住宅内機器が各種設置されている。例えば、リビング14にはテレビTV1とオーディオ機器AU1とが設置され、和室13にはテレビTV2が設置されている。なお、オーディオ機器AU1には音楽再生装置やラジオ等が含まれる。これら各住宅内機器はいずれも、住宅10内に居住する複数の住人に共用されるものとなっている。なお、住宅10内には、二階部分も含め他にも照明器具、空調装置等々の住宅内機器(家電機器など)が設置されており、これらも本実施形態の自動運転制御の対象となりえるが、説明の便宜上ここでは他の住宅内機器の説明を割愛する。
本実施形態の住宅内機器制御システムでは、住宅10の各住宅内機器(上記したテレビ、オーディオ機器等)に通信機能が付与され、携帯型通信装置との無線通信情報に基づいて各住宅内機器が自動運転されるようになっている。つまり、住宅内機器は、当該機器に設けられた操作パネルの入力操作や機器ごとのリモコン装置(遠隔操作装置)の入力操作に基づいて運転状態が手動操作されることに加え、携帯型通信装置との無線通信情報に基づいて、住人による入力操作に無関係に自動運転されるようになっている。
図2は、本制御システムの概要を示すブロック図である。なお図2では、リビング14に設置されたテレビTV1及びオーディオ機器AU1と、和室13に設置されたテレビTV2とを制御対象とする事例について説明する。
図2において、テレビTV1,TV2やオーディオ機器AU1等の各家電機器は、外部装置との間で無線通信を行うための無線通信部m1と、無線通信部m1を通じての受信情報に基づいて電源のオン/オフや音量、番組チャンネル等の制御を行う制御部m2とを有している。なお、無線通信部m1と制御部m2は、テレビ等の主電源とは別の電源系統にて電源供給される構成となっており、主電源のオフ状態(例えばテレビの画像表示機能がオフの状態)であっても動作可能となっている。
また、テレビTV1,TV2やオーディオ機器AU1等は共通の信号線31により接続されており、同信号線31にはパソコン(パーソナルコンピュータ)32が接続されている。パソコン32にはメモリ32aが内蔵されている。テレビTV1,TV2やオーディオ機器AU1等が使用される場合(電源オンとなる場合)、その使用状況に関する情報が信号線31を通じてパソコン32に順次送信される。そして、パソコン32にてテレビTV1,TV2やオーディオ機器AU1等の使用履歴情報がメモリ32aに順次記憶される。使用履歴情報には、電源オン/オフの時刻、番組、音量等の情報が含まれる。
本例では、住宅の住人として4人の住人U1,U2,U3,U4を想定しており、各住人U1〜U4によって携帯型通信装置としての携帯機K1〜K4がそれぞれ所持される。携帯機K1〜K4はいずれも小型携帯装置よりなり、携帯しても邪魔になりにくくかつ常備しやすいものとなっている。例えば、携帯機本体にリストバンドを取り付けた構成のブレスレット式携帯機や、同携帯機本体にネックチェーンを取り付けた構成のペンダント式携帯機、同携帯機本体にバネフックやバッジピンを取り付けた構成のバッジ式携帯機などとして具現化することが考えられる。また、スマートキーシステムで使用される電子キーを携帯機K1〜K4として用いたり、日常的に使用される携帯電話を携帯機K1〜K4として用いたり、通信機能を有するICカードを携帯機K1〜K4として用いたりすることも可能である。住人ごとに、形式・形態の異なる携帯機を使用することも可能である。
携帯機K1〜K4は無線通信部m3を備えており、例えば、1つ部屋程度のエリアを通信範囲(送受信範囲)として、テレビTV1,TV2やオーディオ機器AU1等の無線通信部m1との間で無線通信が可能となっている。また、携帯機K1〜K4にはメモリm4が設けられており、そのメモリm4には、それぞれの所有者(住人U1〜U4)ごとに異なる個別の識別情報と各所有者の身体及び嗜好に関するユーザ特有情報とが記憶されている。
識別情報は、少なくとも本制御システムで認証されるユーザであってかつ認証対象とされる複数のユーザ(例えば同居する家族)が個別に識別可能となる情報となっている。また、ユーザ特有情報において身体に関する情報としては、例えば、「年齢(又は年齢層)、性別、身長、体重、視覚能力、聴覚能力」などの各情報が含まれる。同じくユーザ特有情報において嗜好に関する情報としては、例えば、「好きなテレビ番組、好きなラジオ番組、好きなタレント、好きな映画ジャンル、好きなミュージシャン、好みの音量レベル」などの各情報が含まれる。
上記したユーザ特有情報(身体や嗜好に関する情報)は、各住人U1〜U4の入力操作、すなわち直接入力によってメモリm4に登録され、必要に応じて更新される(書き換えられる)。具体的には、携帯機K1〜K4に多数の入力ボタン等からなる設定入力部を設けておき、その設定入力部の入力操作によってユーザ特有情報を登録及び更新する。このとき、携帯機K1〜K4にディスプレイ部を設けておくとその入力操作が容易となる。また、携帯機K1〜K4に直接入力する以外に、パソコン32等によりユーザ特有情報を入力し、その入力情報を無線又は有線により携帯機K1〜K4に送信する手法も適用できる。
その他、メモリm4は、内蔵メモリである以外に、メモリカード等、出し入れ可能な記憶媒体であってもよい。メモリm4をメモリカードにて構成する場合、そのメモリカードをパソコン側に接続することで、ユーザ特有情報の登録や更新をパソコン側で簡易に行うことが可能となる。
上記構成の住宅内機器制御システムでは、各家電機器(テレビTV1,TV2やオーディオ機器AU1等)が定期的にリクエスト信号を送信するのに対し、携帯機K1〜K4は、リクエスト信号の受信エリアに進入した際において、リクエスト信号に応答して識別情報とユーザ特有情報(身体や嗜好に関する情報)とを送信する。そして、家電機器側では、携帯機K1〜K4から送信される識別情報とユーザ特有情報とを受信し、その受信情報に基づいて自動運転を実施する。
家電機器における自動運転制御の流れを図3のフローチャートに基づいて説明する。この制御処理は、各家電機器(テレビTV1,TV2やオーディオ機器AU1等)の制御部m2によって所定の時間周期で実行される。
図3において、ステップS11ではリクエスト信号を送信し、続くステップS12では、リクエスト信号に応答して識別情報とユーザ特有情報とを受信したか否かを判定する。応答が無い場合、すなわち識別情報とユーザ特有情報とを受信していない場合、そのまま本処理を終了する。
また、応答が有る場合、すなわち識別情報とユーザ特有情報とを受信している場合、ステップS13に進み、受信した識別情報に基づいてユーザ認証を実施する。そして、認証OKであれば、ステップS14を肯定して後続のステップS15に進み、認証NGであれば、ステップS14を否定してそのまま本処理を終了する。なお、複数の携帯機から識別情報とユーザ特有情報とを受信している場合には、各携帯機からの受信情報のうち少なくともいずれかが認証OKであればステップS15に進む。
ステップS15では、ユーザ特有情報に基づいて自動運転を実行する。このとき、電源オフ状態で識別情報とユーザ特有情報とを受信したのであれば、電源オンを実行する。また、自動運転の例示として、家電機器がテレビである場合には、当該テレビが、ユーザ特有情報に含まれる視聴覚能力情報に基づいて画質又は明るさのレベルや音量レベルを自動調整する。家電機器がオーディオ機器である場合には、当該オーディオ機器が、ユーザ特有情報に含まれる聴覚能力情報に基づいて音量レベルを自動調整する。
なお、各家電機器の自動運転の開始後、識別情報とユーザ特有情報とが受信されない状態になると(ステップS12が否定されると)、各家電機器の電源が自動的にオフされるようになっている。
ここで本実施形態では、テレビTV1,TV2やオーディオ機器AU1等において、その自動運転を行う場合に制御パラメータとなるユーザ特有情報が異なり、例えばテレビTV1,TV2ではユーザ特有情報のうちで「視覚能力」及び「聴覚能力」に関する情報が制御パラメータとなり、オーディオ機器AU1ではユーザ特有情報のうちで「聴覚能力」に関する情報が制御パラメータとなっている。つまり、テレビTV1,TV2やオーディオ機器AU1等の家電機器ごとに、ユーザ特有情報に含まれる複数種類の情報のうちから自動運転の制御パラメータとなるユーザ特有情報がそれぞれ選別して定めてられており、該家電機器ごとに定められた制御パラメータに基づいて各家電機器で自動運転が行われる。
かかる場合、テレビTV1,TV2やオーディオ機器AU1等では、ユーザ特有情報の全てを使って自動運転を行うのではなく、ユーザ特有情報の一部のみを使って自動運転を行っている。そのため、家電機器ごとに、必要情報のみを通信する構成としてもよい。具体的には、各家電機器から送信されるリクエスト信号には、家電機器側で受信したい情報内容を特定するための情報特定信号が含まれているとよい。これにより、携帯機K1〜K4から家電機器に対して無駄な情報の送信が抑制される。
次に、住宅内を住人が移動する場合の具体的な制御動作について図4のタイムチャートを参照して説明する。なおここでは、上述した図2のシステム構成を前提とする。また、説明の便宜上、中年者(年齢40歳、男性)の「住人U1」と、高齢者(年齢75歳、男性)の「住人U2」とを想定し、住人U2は高齢のため聴覚能力と視覚能力とが低下しているとする。さらに、リビング14は主たる使用者が住人U1、和室13は主たる使用者が住人U2であるとしており、リビング14のテレビTV1については優先度が「住人U1>住人U2」であり、和室13のテレビTV2については優先度が「住人U2>住人U1」であるとしている。こうした優先順位は、住人自身により設定されるか、又は住人側にあらかじめ通知されているとよい。各住人が優先順位を知っていることにより、優先順位に基づく自動運転が行われる際に、住人側で困惑が生じることが抑制される。
図4において(a)は、「U2→U1」の順で各住人U1,U2が和室13に入室した場合の制御操作を示し、(b)は、同じく「U2→U1」の順で各住人U1,U2がリビング14に入室する場合の制御動作を示している。
図4の(a)において、タイミングt1で住人U2が先に和室13に入室すると、住人U2の識別情報とユーザ特有情報(身体や嗜好に関する情報)とがテレビTV2側で受信される。そして、その情報受信を受けて、所定の待ち時間Ta(例えば数5秒程度)が経過したタイミングt2にてテレビTV2の電源がオンされる。このとき、テレビTV2側で受信されるユーザ特有情報には、住人U2の聴覚能力や好きなテレビ番組等が含まれており、テレビTV2では、住人U2の聴覚能力に応じて音量が自動調整されるとともに、住人U2の好きなテレビ番組にチャンネル設定が行われる。
なお、住人U2が極短時間だけ和室13に入室してテレビTV2の近くを通り過ぎる場合(入室時間が待ち時間Ta以内の場合)には、テレビTV2の電源はオンされない。ただし、待ち時間Taを設定せず、住人U2の識別情報等を受信すると直ちにテレビTV2の電源をオンする構成であってもよい。
その後、タイミングt3で住人U1が和室13に入室すると、住人U1の識別情報とユーザ特有情報(身体や嗜好に関する情報)とがテレビTV2側で受信される。すなわちかかる場合には、和室13のテレビTV2において、二人の住人U1,U2の識別情報等が重複して受信されることとなる。しかし、和室13のテレビTV2については住人U2の方が優先度が高いため、住人U1の入室に伴って音量や番組等が変更されることはなく、住人U2のニーズに応じた状態が継続される。
一方、図4の(b)において、タイミングt11で住人U2が先にリビング14に入室すると、住人U2の識別情報とユーザ特有情報(身体や嗜好に関する情報)とがテレビTV1側で受信される。そして、図4の(a)と同様に、住人U2の聴覚能力に応じて音量が自動調整されるとともに、住人U2の好きなテレビ番組にチャンネル設定が行われる(タイミングt12)。
その後、タイミングt13で住人U1がリビング14に入室すると、住人U1の識別情報とユーザ特有情報(身体や嗜好に関する情報)とがテレビTV1側で受信される。すなわちかかる場合には、リビング14のテレビTV1において、二人の住人U1,U2の識別情報等が重複して受信されることとなる。このとき、リビング14のテレビTV1については住人U1の方が優先度が高いため、住人U1の入室に伴って音量や番組等が変更される。ここでは、住人U2よりも住人U1の方が聴覚能力が高いため、テレビ音量が下げられている。
この音量変更に際し、住人U2を基準とする音量レベルから住人U1を基準とする音量レベルに一気に音量変更することも可能であるが、違和感なく音量変更を行うには、図示のように徐々に音量変更を行うとよい。
また、住人U2を基準とする音量レベルから住人U1を基準とする音量レベルに音量変更する際、その音量変更前に、これから音量変更を行う旨を報知するようにしてもよい。例えば、テレビ画面に『住人U1のニーズに合わせて音量ダウンします』等のメッセージを表示する。また、音量変更の可否を問うべく、テレビ画面に『音量変更がOKなら携帯機の××ボタンを押して下さい』等のメッセージを表示する。これらのメッセージを音声にて報知することも可能である。
二人の住人U1,U2の識別情報等が重複して受信される場合において、上記のように単に各テレビTV1,TV2ごとの優先順位に合わせて音量調整等が実施される以外に、次の(1),(2)のようにして音量調整等が実施されてもよい。
(1)住人U1,U2の両方のニーズの平均値をとって音量調整等を実施する。
(2)住人U1,U2の身体的能力(ここでは聴覚能力)の高低を判定し、身体的能力の低い住人を優先して音量調整等を実施する。
上記(1)によれば、テレビ等が複数の住人にて使用される場合(すなわち、テレビ側で複数の識別情報が受信された場合)に、同一のテレビを使用する各住人のニーズを共に反映することが可能となる。
また、上記(2)について言い加えると、リビング14のテレビTV1に関して住人U2よりも住人U1の方が優先度が高いとして設定がなされていても、高齢者である住人U2の聴覚能力が低いため、その住人U2の聴覚能力に合わせて音量調整される構成とする。上述した図4(b)の事例で言えば、タイミングt13で本来優先上位の住人U1の識別情報が確認されても音量変更を行わない構成とする。
なお、上記のごとく所定の優先基準に合わせて各家電機器が自動運転されるが、住人による手動操作が行われた場合には、自動運転よりも優先されて手動操作による機器運転が行われる。
また、同じ部屋内に設置されている複数の電気機器を対象として、各住人にとっての優先度が定められていてもよい。例えば、リビング14には、テレビTV1とオーディオ機器AU1とが近接配置されており、これら各機器では、同一の携帯機から同時に識別情報とユーザ特有情報とを受信し得るものとなっている。かかる場合、テレビTV1とオーディオ機器AU1とが同時に電源オンされると、住人にとって煩わしいこととなる。故に、これら各機器(テレビTV1、オーディオ機器AU1)についてそれぞれの運転状況を監視するとともに、その監視結果に基づいて各機器の運転状況の調停を行う。
本実施形態では、パソコン32が各機器の運転状況の監視及び調停を行う構成とする。すなわち、住人がリビング14に入り、携帯機との無線通信によって、テレビTV1とオーディオ機器AU1とが共に電源オンされ得る状態になった場合、その時受信した識別情報と各機器(TV1及びAU1)の運転スタンバイ情報とがパソコン32に送信される。この場合、パソコン32は、携帯機の識別情報(すなわち、誰の受信情報か)に基づいて、テレビTV1とオーディオ機器AU1とのうちいずれか優先度が高い方の家電機器についてのみ自動運転の開始(電源オン)を許可する。これにより、互いに干渉しあう家電機器がそれぞれ独自に自動運転されることでかえって煩わしさが生じる、といった不都合が回避できる。
再び図4(b)を用いて説明すれば、住人U1に関して、テレビTV1よりもオーディオ機器AU1の方が優先度が高いとした場合に、タイミングt14に示すように、テレビTV1の電源がオフされるとともに、オーディオ機器AU1の電源オンされる。なおここでは、住人U2の退出タイミングに合わせて、住人U1のニーズに合わせてテレビTV1の電源をオフ、オーディオ機器AU1の電源をオンしている。
また、住人の入室に伴いテレビの音量や番組等が自動調整された直後に、同じ住人によって、リモコン装置等を用いた手動操作により音量や番組等が調整されることも考えられる。この場合、テレビ等の自動調整結果に住人が満足していないと考えられる。したがって、自動運転開始直後に住人の手動操作が行われた場合、その手動操作の結果を、次回以降の自動運転制御に反映する。すなわち、テレビ等においては、識別情報及びユーザ特有情報を受信した時にその受信情報に基づいて初期運転態様が決定されるが、次回以降の初期運転態様を変更する。その具体的な内容を図5に示す。なお、図5の事例では、住人U1に関する情報を受信すると、リビング14のテレビTV1の電源を直ちにオンすることとしている(待ち時間=0としている)。
図5において、タイミングt21で住人U1がリビング14に入室すると、住人U1に関する識別情報及びユーザ特有情報がテレビTV1側で受信される。そして、住人U1のユーザ特有情報に基づいて初期運転態様(初期音量レベルVOL)が決定され、その初期運転態様によって自動運転が開始される。
その後、タイミングt22では、住人U1のリモコン操作によって音量が増加側に調整される。このとき、電源オンに伴い音量が初期設定されてからリモコン操作による音量調整までの経過時間(タイミングt21〜t22の時間)が所定時間Tb(例えば1,2分程度)以内であることを条件に、初期運転態様データ(VOLデータ等)が変更される。具体的には、テレビTV1側でユーザ特有情報に対応付けて記憶されている初期運転態様データ(VOLデータ等)が更新されるようになっている。これにより、次回の自動運転開始時には、更新後の初期運転態様データに基づいて自動運転が開始される。
上記構成では、自動運転開始から所定時間Tb以内にリモコン操作による音量調整が行われたことを条件に、テレビTV1側での初期運転態様データ(音量レベルデータ等)の変更を実施したが、これに代えて、携帯機のメモリに記憶されているユーザ特有情報(本例では特に、聴覚能力データや好みの音量レベルデータ)が更新されてもよい。具体的には、上記のとおり自動運転の開始直後に音量変更が行われた場合に、その際の音量変更データがテレビTV1から住人U1の携帯機に対して送信される。そして、住人U1の携帯機においてユーザ特有情報(本例では特に、聴覚能力データや好みの音量レベルデータ)が更新される。
なお、同一の住人によって同様の変更操作(自動運転開始直後の音量変更など)が複数回繰り返し行われたことを条件に、初期運転態様データの更新等を行うようにしてもよい。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
テレビ等の家電機器において、携帯機K1〜K4との通信により住人U1〜U4ごとの識別情報とユーザ特有情報とが受信され、その際、住人U1〜U4ごとの識別情報に加えて、各住人の身体や嗜好に関するユーザ特有情報に基づいて自動運転が行われる。これにより、家電機器を使用する際の面倒な操作(音量操作や番組切換等)を不要としつつ、同家電機器を、各住人にとって適正な状態で自動運転させることが可能となる。特に、ユーザ特有情報に各住人の身体や嗜好に関する情報が含まれるため、各住人の身体的特徴をセンサ等により計測していた従来技術とは異なり、センサ等の計測ばらつきに起因して制御性低下が生じることが解消される。以上により、家電機器等の住宅内機器を各住人にとって好適に制御し、ひいては、住宅内機器を使用する際の利便性を大いに高めることができる。
また、センサ等、各種計測手段による計測情報に基づいて自動運転を行う場合に比べて、制御パラメータを多様化することができるため、住人にとって最適な自動運転制御が実現できる。
住宅内においては、家電機器ごとに操作手段(固定操作部やリモコン装置)が異なり、その使い分けが煩雑である他、使用したい時にリモコン装置が見つからないなどの不都合が生じるが、上記構成の住宅内機器制御システムによれば、操作手段の使い分けによる煩雑な操作や、使用開始の都度リモコン装置を探し回らなければならない等の不都合が解消できる。
各家電機器が自動運転される際の優先基準を定めたため、同一の家電機器で同時に複数の識別情報が受信された場合において、優先基準がないために各家電機器の制御が混乱する、といった不都合が抑制できる。
優先基準について具体的には、家電機器ごとに使用者の優先順位を定めたため、ある家電機器では優先下位の住人を、他の家電機器では優先上位にすることができ、優先順位の偏りを抑制することができる。また、部屋ごとの主たる使用者を最優先者としたため、該当する部屋の主たる使用者にとって家電機器の使い勝手が向上される。さらに、身体的能力の低い者を優先して自動運転を実施する構成としたため、聴覚能力等が低いユーザにとって、家電機器を常に快適に使用することができる。
また、時間を前後して「優先下位の識別情報の受信→優先上位の識別情報の受信」が行われた場合に、音声や表示等により運転状態変更を報知する構成としたため、不意に家電機器の運転状態が変更されることで、先に家電機器を使用していた住人が気分を害するといった不都合が抑制できる。
同じく「優先下位の識別情報の受信→優先上位の識別情報の受信」が行われた場合に、テレビの音量等が徐々に変更される構成としたため、先に家電機器を使用していた住人が違和感を覚えることなく運転状態の切換を行うことができる。
識別情報を受信したまま所定の待ち時間が経過した時点で、各家電機器において自動運転を開始させる構成としたため、不要な家電機器の開始をやめさせることができる。
各家電機器における自動運転の開始直後に住人の操作入力による運転状態の切換が行われた場合に、家電機器における初期運転態様(初期音量レベルVOL等)の変更を実施する構成としたため、住人のニーズを適正に反映して次回以降の自動運転を実施することができる。
各家電機器が、自動運転の制御パラメータとなるユーザ特有情報のみについて各携帯機に対して送信を要求する構成としたため、各家電機器において自動運転に直接関与する制御パラメータを使った適正な自動運転制御が実現できる。また、携帯機から家電機器に対して無駄な情報の送信が抑制される。
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施されても良い。
家電機器等の住宅内機器では、都度受信した識別情報及びユーザ特有情報に加え、曜日情報及び時間帯情報に基づいて自動運転が実施されるとよい。例えば、テレビやオーディオ機器など、音声を生じる住宅内機器については、夜中は運転制限や音量制限などがなされるとよい。これにより、同じ住宅に居住する他の住人(住宅内機器を使用していないユーザ)にとって生活の快適性が損なわれることが抑制できる。
住宅内機器の日常的な使用実績をパソコン32のメモリ32aに逐次記憶し、該記憶された使用実績に基づいて住宅内機器の使用時期を予測し、その使用時期に合わせて運転準備を行うとよい。つまり、住人の行動パターンに基づいて自動運転制御を実施する。より具体的には、ある住人が、決まった曜日の決まった時間に同じラジオ番組を聴くことが使用実績から予測される場合、その曜日・時間に自動で同じラジオ番組を放送する。これにより、住人にとっての使い勝手が一層向上する。
識別情報ごとに、住宅内機器の使用に関して許可制限及び時間制限の少なくともいずれかを設定するとよい。例えば、子供についてテレビ等の使用時間制限を設定しておき、子供の識別情報を受信した状態で使用時間制限を超過した場合にテレビ等の電源を強制オフする。又は、夜9時以降はテレビの電源をオンしない構成とする。これにより、特定の住人が住宅内機器を使いすぎること等を制限することができる。
上記実施形態では、ユーザ特有情報に含まれる身体情報と嗜好情報とを、いずれも住人による入力操作により携帯機のメモリに登録したが、この情報登録に関して以下の構成が適用できる。つまり、ユーザ特有情報のうち身体情報については住人の入力操作によって携帯機のメモリに登録するのに対し、嗜好情報については身体情報に基づいて自動作成して携帯機のメモリに登録するとよい。例えば、身体情報としての「聴覚能力情報」を住人の入力操作に基づいて登録するのに対し、嗜好情報としての「テレビ等の音量好み情報」を聴覚能力情報に基づいて自動作成して登録する。これにより、嗜好情報を入力する手間を省くことができる。
例えば、テレビやオーディオ機器(いわゆるAV機器)を使用する場合には、音量、音質、音場等が自動設定されるが、これらの各種情報が放送局、楽曲(プレーヤ)などに応じて個別に設定されてもよい。又は、同じく音量、音質、音場等の情報がメディア別(磁気記憶円盤ごと)に設定されてもよい。
ユーザごとに登録されるユーザ特有情報として、各ユーザの身体や嗜好に関する情報以外の情報を携帯型通信装置に記憶しておくことも可能である。例えば、身体情報や志向情報に代えて又は加えて、ユーザの生活パターン(スケジュール含む)を記憶しておくことも可能である。
各住人で共用されるパソコン32を、自動運転の対象となる住宅内機器としてもよい。この場合、パソコン32において、識別情報の受信に基づいて起動処理が実行されるとよい。また、同じくパソコン32において、前記識別情報に基づいて自動でログインが実行されるとよい。これにより、パソコン32を使用する際の利便性が向上する。
さらに、前記識別情報に基づいて、パソコン32のメモリ32aに対するアクセス権限が決定されるとよい。例えば、メモリ32aに設定された複数のフォルダについてフォルダごとにアクセス可能なユーザ(識別情報)をあらかじめ定めておくとよい。これにより、他人に変更されたくないデータを確実に保持できる。また、同じ住宅の住居人であっても互いのプライバシが守られる。その他、識別情報に基づいて、電子メールの管理が行われてもよい。例えば、識別情報に基づいて本人確認が行われた場合のみ、メールファイルを開いて見ることができるようにする。
上記実施形態では、二階建て住宅について例示したが、もちろん二階建て住宅以外に、平屋建て住宅や三階建て住宅にも適用できる。また、戸建て住宅以外に、複数の世帯が集合する集合住宅にも適用できる。
本制御システムを使用するユーザは、住宅に同居する家族以外に、同住宅に頻繁に出入りする人であってもよい。又は、社員寮や学生寮で使用する場合を想定して、その住居人であってもよい。
住宅の一階部分の間取り例を示す図。 住宅内機器制御システムの概要を示すブロック図。 家電機器における自動運転制御の流れを示すフローチャート。 具体的な制御動作について示すタイムチャート。 具体的な制御動作について示すタイムチャート。
符号の説明
10…住宅、13…和室、14…リビング、32…パソコン、32a…メモリ、TV1,TV2…テレビ、AU1…オーディオ機器、K1〜K4…携帯機、U1〜U4…住人。

Claims (24)

  1. 複数のユーザに共用される住宅内機器に通信機能を付与し、携帯型通信装置との無線通信情報に基づいて、ユーザによる入力操作に無関係に前記住宅内機器を自動運転させるようにした住宅内機器制御システムにおいて、
    ユーザごとに用意される各携帯型通信装置に、それを所持するユーザを個別に識別する識別情報とユーザごとに登録されるユーザ特有情報とを記憶しておき、
    前記住宅内機器は、所定の使用エリア内に前記携帯型通信装置が進入して当該携帯型通信装置と無線通信が行われる際に、前記識別情報と前記ユーザ特有情報とを受信し、それらの受信情報に基づいて自動運転を実施することを特徴とする住宅内機器制御システム。
  2. 前記携帯型通信装置に、前記ユーザ特有情報として各ユーザの身体や嗜好に関する情報を登録しておく請求項1に記載の住宅内機器制御システム。
  3. 前記住宅内機器が使用される際にどの使用者が優先されるかを示す優先基準を定めておき、同一の住宅内機器で同時に複数の識別情報が受信された場合に、当該住宅内機器は、前記優先基準により選んだユーザのユーザ特有情報に基づいて自動運転を実施する請求項1又は2に記載の住宅内機器制御システム。
  4. 住宅内機器ごとに使用者の優先順位を定めておき、同一の住宅内機器で同時に複数の識別情報が受信された場合に、当該住宅内機器は、住宅内機器ごとの優先順位に従い自動運転を実施する請求項3に記載の住宅内機器制御システム。
  5. 住宅内の部屋ごとに主たる使用者をあらかじめ定めておき、前記住宅内機器が設置されている部屋の主たる使用者を最優先にして自動運転を実施する請求項3又は4に記載の住宅内機器制御システム。
  6. 同一の住宅内機器で同時に複数の識別情報が受信された場合に、それら識別情報に付随するユーザ特有情報について、使用する住宅内機器で要される身体的能力の差異を判定し、該身体的能力の低い者を優先して自動運転を実施する請求項3乃至5のいずれかに記載の住宅内機器制御システム。
  7. 前記識別情報の受信に応じて前記住宅内機器にて自動運転が行われている状態下でそれよりも優先上位のユーザの識別情報が同様に受信された場合において、当該住宅内機器は、運転状態変更を報知した後、当該住宅内機器の運転状態の変更を行う請求項3乃至6のいずれかに記載の住宅内機器制御システム。
  8. 前記識別情報の受信に応じて前記住宅内機器にて自動運転が行われている状態下でそれよりも優先上位のユーザの識別情報が同様に受信された場合において、当該住宅内機器は、その運転出力を前記優先上位のユーザのユーザ特有情報に基づく運転出力に変更する際、その運転出力を徐々に変更する請求項3乃至7のいずれかに記載の住宅内機器制御システム。
  9. 同一の住宅内機器で同時に複数の識別情報が受信された場合に、当該住宅内機器の運転出力を、同時受信された識別情報にそれぞれ付随するユーザ特有情報に基づく平均的な運転出力とする請求項1乃至8のいずれかに記載の住宅内機器制御システム。
  10. 住宅内の同じ部屋に設けられ、かつ同一の携帯型通信装置から同時に前記識別情報と前記ユーザ特有情報とを受信し得る複数の住宅内機器に関して、互いの運転状況を監視する監視手段と、その監視結果に基づいて各住宅内機器の運転状況について調停を行う手段とを備えた請求項1乃至9のいずれかに記載の住宅内機器制御システム。
  11. 前記住宅内機器側で前記識別情報と前記ユーザ特有情報とを受信した場合に、それら各情報を受信したまま所定の待ち時間が経過した時点で自動運転を開始する請求項1乃至10のいずれかに記載の住宅内機器制御システム。
  12. 前記住宅内機器は、都度受信した前記識別情報及び前記ユーザ特有情報に加え、曜日情報及び時間帯情報に基づいて自動運転を実施する請求項1乃至11のいずれかに記載の住宅内機器制御システム。
  13. 前記住宅内機器の日常的な使用実績を記憶装置に逐次記憶し、該記憶装置に記憶された使用実績に基づいて住宅内機器の使用時期を予測し、その使用時期に合わせて運転準備を行う請求項1乃至12のいずれかに記載の住宅内機器制御システム。
  14. 前記識別情報ごとに、前記住宅内機器の使用に関して許可制限及び時間制限の少なくともいずれかを設定した請求項1乃至13のいずれかに記載の住宅内機器制御システム。
  15. 前記住宅内機器が、前記識別情報及び前記ユーザ特有情報を受信した時にその受信情報に基づいて初期運転態様を決定する住宅内機器制御システムであって、
    前記住宅内機器の自動運転開始後に、前記ユーザの操作入力による運転状態の切換が行われた場合、その切換に基づいて、次回以降の初期運転態様を変更する請求項1乃至14のいずれかに記載の住宅内機器制御システム。
  16. 前記自動運転の開始から所定時間内に前記ユーザの操作入力による運転状態の切換が行われたことを条件に、前記初期運転態様の変更を実施する請求項15に記載の住宅内機器制御システム。
  17. 前記住宅内機器を複数備えるとともに、前記携帯型通信装置に前記ユーザ特有情報として複数種類の情報を記憶しておく構成とした住宅内機器制御システムにおいて、
    前記住宅内機器ごとに、前記ユーザ特有情報に含まれる複数種類の情報のうちから前記自動運転の制御パラメータとなる情報を選別して定めておき、該住宅内機器ごとに定められた制御パラメータに基づいて各住宅内機器で自動運転が行われる請求項1乃至16のいずれかに記載の住宅内機器制御システム。
  18. 各住宅内機器は、前記自動運転の制御パラメータとなるユーザ特有情報のみについて前記携帯型通信装置に対して送信を要求する請求項17に記載の住宅内機器制御システム。
  19. 前記ユーザ特有情報においてユーザの身体に関する情報は、前記ユーザの入力操作によって登録されるのに対し、嗜好に関する情報は、前記身体に関する情報に基づいて自動作成されて登録される請求項1乃至18のいずれかに記載の住宅内機器制御システム。
  20. 前記住宅内機器は、音声機能を有する家電機器であり、前記ユーザ特有情報に含まれる聴覚能力情報に基づいて音量レベルを自動調整する請求項1乃至19のいずれかに記載の住宅内機器制御システム。
  21. 前記住宅内機器は、画像表示機能を有する家電機器であり、前記ユーザ特有情報に含まれる視覚能力情報に基づいて画質又は明るさのレベルを自動調整する請求項1乃至19のいずれかに記載の住宅内機器制御システム。
  22. 前記住宅内機器は、各ユーザで共用されるパーソナルコンピュータであり、前記識別情報の受信に基づいて起動処理を実行する請求項1乃至18のいずれかに記載の住宅内機器制御システム。
  23. 前記パーソナルコンピュータは、前記識別情報に基づいて自動でログインする請求項22に記載の住宅内機器制御システム。
  24. 前記識別情報に基づいて、前記パーソナルコンピュータの内蔵メモリに対するアクセス権限を決定する請求項22又は23に記載の住宅内機器制御システム。
JP2007062964A 2007-03-13 2007-03-13 住宅内機器制御システム Expired - Fee Related JP4852449B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007062964A JP4852449B2 (ja) 2007-03-13 2007-03-13 住宅内機器制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007062964A JP4852449B2 (ja) 2007-03-13 2007-03-13 住宅内機器制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008225823A true JP2008225823A (ja) 2008-09-25
JP4852449B2 JP4852449B2 (ja) 2012-01-11

Family

ID=39844375

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007062964A Expired - Fee Related JP4852449B2 (ja) 2007-03-13 2007-03-13 住宅内機器制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4852449B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012138849A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Fujitsu Ltd 管理装置、管理プログラム及び管理方法
JP2014232983A (ja) * 2013-05-29 2014-12-11 トヨタホーム株式会社 ホームコントロールシステム
WO2015114810A1 (ja) * 2014-01-31 2015-08-06 三菱電機株式会社 電気機器管理装置、電気機器管理システム、電気機器、端末装置及びプログラム
WO2016055844A3 (en) * 2014-10-06 2016-07-07 Red Bend Software Method and apparatus for controlling devices in a personal environment using a portable computing device
WO2016122023A1 (ko) * 2015-01-30 2016-08-04 전자부품연구원 사물인터넷 시스템에서 우선순위 기반 리소스 제어 방법
JP2017157159A (ja) * 2016-03-04 2017-09-07 三菱電機株式会社 嗜好推定装置、嗜好推定方法及び嗜好推定プログラム
WO2018179049A1 (ja) * 2017-03-27 2018-10-04 三菱電機株式会社 室内環境調整システム、遠隔制御装置、調整機器及び室内環境調整方法
JP2019528585A (ja) * 2017-02-08 2019-10-10 浙江吉利控股集団有限公司Zhejiang Geely Holding Group Co.,Ltd. 制御方法、制御装置および制御システム
US10795692B2 (en) 2015-07-23 2020-10-06 Interdigital Madison Patent Holdings, Sas Automatic settings negotiation

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09126524A (ja) * 1995-08-29 1997-05-16 Rinnai Corp 空調装置
JP2000011045A (ja) * 1998-06-23 2000-01-14 Ntt Data Corp カードシステム及び資源制御方法
JP2001177640A (ja) * 1999-12-21 2001-06-29 Kyocera Corp 携帯電話機
JP2002063277A (ja) * 2000-08-18 2002-02-28 Prop Station:Kk 情報提供システム及び情報提供方法
JP2002247657A (ja) * 2001-02-19 2002-08-30 Daikin Ind Ltd 設備機器の管理システム
JP2002278604A (ja) * 2001-03-15 2002-09-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 制御システム、制御方法、プログラム及びその記録媒体
JP2003111157A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Toshiba Corp 統合コントローラ、機器制御方法及び機器制御プログラム
JP2003120938A (ja) * 2001-10-10 2003-04-23 Toshiba Corp 調理器及び調理器用プログラム
JP2004096294A (ja) * 2002-08-30 2004-03-25 Sony Corp 電子機器制御装置、電子機器制御システムおよび電子機器制御方法
JP2005049410A (ja) * 2003-07-29 2005-02-24 Daiichikosho Co Ltd ガイドメロディ強弱制御に特徴を有するカラオケ装置
JP2005215789A (ja) * 2004-01-27 2005-08-11 Matsushita Electric Works Ltd 電気機器およびその制御システム
JP2006148628A (ja) * 2004-11-22 2006-06-08 Sharp Corp ユーザ別切替え装置
JP2006250076A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Fujitsu Ten Ltd 車両制御装置

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09126524A (ja) * 1995-08-29 1997-05-16 Rinnai Corp 空調装置
JP2000011045A (ja) * 1998-06-23 2000-01-14 Ntt Data Corp カードシステム及び資源制御方法
JP2001177640A (ja) * 1999-12-21 2001-06-29 Kyocera Corp 携帯電話機
JP2002063277A (ja) * 2000-08-18 2002-02-28 Prop Station:Kk 情報提供システム及び情報提供方法
JP2002247657A (ja) * 2001-02-19 2002-08-30 Daikin Ind Ltd 設備機器の管理システム
JP2002278604A (ja) * 2001-03-15 2002-09-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 制御システム、制御方法、プログラム及びその記録媒体
JP2003111157A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Toshiba Corp 統合コントローラ、機器制御方法及び機器制御プログラム
JP2003120938A (ja) * 2001-10-10 2003-04-23 Toshiba Corp 調理器及び調理器用プログラム
JP2004096294A (ja) * 2002-08-30 2004-03-25 Sony Corp 電子機器制御装置、電子機器制御システムおよび電子機器制御方法
JP2005049410A (ja) * 2003-07-29 2005-02-24 Daiichikosho Co Ltd ガイドメロディ強弱制御に特徴を有するカラオケ装置
JP2005215789A (ja) * 2004-01-27 2005-08-11 Matsushita Electric Works Ltd 電気機器およびその制御システム
JP2006148628A (ja) * 2004-11-22 2006-06-08 Sharp Corp ユーザ別切替え装置
JP2006250076A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Fujitsu Ten Ltd 車両制御装置

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012138849A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Fujitsu Ltd 管理装置、管理プログラム及び管理方法
US8825005B2 (en) 2010-12-27 2014-09-02 Fujitsu Limited Usage management system and usage management method
JP2014232983A (ja) * 2013-05-29 2014-12-11 トヨタホーム株式会社 ホームコントロールシステム
CN105940426B (zh) * 2014-01-31 2019-06-14 三菱电机株式会社 电气设备管理装置、系统以及方法、电气设备、终端装置
CN105940426A (zh) * 2014-01-31 2016-09-14 三菱电机株式会社 电气设备管理装置、系统、电气设备、终端装置以及程序
JPWO2015114810A1 (ja) * 2014-01-31 2017-03-23 三菱電機株式会社 電気機器管理装置、電気機器管理システム、電気機器、端末装置、電気機器管理方法及びプログラム
WO2015114810A1 (ja) * 2014-01-31 2015-08-06 三菱電機株式会社 電気機器管理装置、電気機器管理システム、電気機器、端末装置及びプログラム
EP3205056A2 (en) * 2014-10-06 2017-08-16 Red Bend Software Method and apparatus for controlling devices in a personal environment using a portable computing device
WO2016055844A3 (en) * 2014-10-06 2016-07-07 Red Bend Software Method and apparatus for controlling devices in a personal environment using a portable computing device
EP3205056B1 (en) * 2014-10-06 2022-02-23 Red Bend Ltd. Method and apparatus for controlling devices in a personal environment using a portable computing device
WO2016122023A1 (ko) * 2015-01-30 2016-08-04 전자부품연구원 사물인터넷 시스템에서 우선순위 기반 리소스 제어 방법
KR101679706B1 (ko) 2015-01-30 2016-11-28 전자부품연구원 사물인터넷 시스템에서 우선순위 기반 리소스 제어 방법
US10795692B2 (en) 2015-07-23 2020-10-06 Interdigital Madison Patent Holdings, Sas Automatic settings negotiation
JP2017157159A (ja) * 2016-03-04 2017-09-07 三菱電機株式会社 嗜好推定装置、嗜好推定方法及び嗜好推定プログラム
JP2019528585A (ja) * 2017-02-08 2019-10-10 浙江吉利控股集団有限公司Zhejiang Geely Holding Group Co.,Ltd. 制御方法、制御装置および制御システム
US11314308B2 (en) 2017-02-08 2022-04-26 Zhejiang Geely Holding Group Co., Ltd. Control method for mobile terminal and controlled device, apparatus and system
JPWO2018179049A1 (ja) * 2017-03-27 2019-11-07 三菱電機株式会社 室内環境調整システム、遠隔制御装置、調整機器及び室内環境調整方法
WO2018179049A1 (ja) * 2017-03-27 2018-10-04 三菱電機株式会社 室内環境調整システム、遠隔制御装置、調整機器及び室内環境調整方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4852449B2 (ja) 2012-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4852449B2 (ja) 住宅内機器制御システム
CN108141637B (zh) 用于在智能媒体显示环境中控制媒体显示的方法和系统
WO2014103304A1 (ja) 制御方法
US11303955B2 (en) Video integration with home assistant
US20170208363A1 (en) Methods and Systems for Automatic Media Output Based on User Proximity
JP5016968B2 (ja) 機器制御システム
US20230254525A1 (en) Systems and methods for a customized media access user experience with privacy settings
CN114342357A (zh) 基于事件的记录
JP5058660B2 (ja) キッチン設備制御システム
JP2008234371A (ja) 個人情報記憶システム
JP2000347970A (ja) ホームネットワークシステム及びホストコンピュータ
JP5432536B2 (ja) 機器ネットワークシステム
JP2005333495A (ja) 電子機器管理ロボット
WO2023286458A1 (ja) 電子機器制御装置、通信端末および電子機器
JP4774003B2 (ja) 建物の機器制御システム
JP5184676B2 (ja) 建物の機器制御システム
KR100771602B1 (ko) 상업용 영상기기
EP4232929A1 (en) Systems and methods for a customized media access user experience with privacy settings
CN115167162A (zh) 到访信息提醒方法及系统
CN115529842A (zh) 对发话设备的发话进行控制的方法、对发话设备的发话进行控制的服务器、发话设备以及程序
JP2010206646A (ja) 設備システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090617

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20101126

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20101220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110531

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110816

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110907

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111018

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111024

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4852449

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141028

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees