JP2003120938A - 調理器及び調理器用プログラム - Google Patents

調理器及び調理器用プログラム

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JP2003120938A
JP2003120938A JP2001312576A JP2001312576A JP2003120938A JP 2003120938 A JP2003120938 A JP 2003120938A JP 2001312576 A JP2001312576 A JP 2001312576A JP 2001312576 A JP2001312576 A JP 2001312576A JP 2003120938 A JP2003120938 A JP 2003120938A
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cooking
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Kazuhiro Furuta
和浩 古田
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 調理レシピのデータの一部を変更指示するこ
とに基づき、他のデータをそれに適したものに自動的に
変更することができ、使い勝手を向上させる。 【解決手段】 例えば「肉じゃが」の調理レシピの標準
データのうち、総分量を4人分から1人分に変更指示す
ると((f)参照)、制御装置は、各材料の分量や調理
時間などの他のデータを、それぞれに適した変換係数に
基づき演算して変更し、表示器5に表示する((g)参
照)。また、例えばじゃがいもが200gしかない場合
に、じゃがいもの分量を、標準の分量である600gか
ら200gに変更指示すると((j)参照)、制御装置
は、総分量や他の材料の分量などの他のデータを、それ
ぞれに適した変換係数に基づき演算して変更し、表示す
る((k)参照)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、調理レシピに関す
るデータを備えた調理器及び調理器用プログラムに関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、調理器、例えば
オーブンレンジにおいて、調理に用いる材料の分量や調
理手順などの調理レシピに関するデータを表示器に表示
し、その表示に従って調理を進行していくことができる
ものがある。この場合、その調理の総分量としては4人
分が標準であるが、4人分と2人分の2種類の調理レシ
ピデータをあわせ持っていて、それらを切り替えられる
構成のものも考えられている。
【0003】しかしながら、上記した構成のものでは、
総分量が4人分の1種類、或いは4人分と2人分との2
種類に限られてしまうため、例えば3人分や2.5人
分、或いは、1人分を作りたい場合には困ってしまう。
【0004】例えば、調理レシピの標準の総分量が4人
分の場合において、仮に大人2人と子供1人の家族の場
合であれば、2.5人分の調理レシピデータが欲しいこ
とになる。この場合、各材料の分量を2.5/4に変更
したりして対応することになるが、計算機などを用いて
計算する必要があるため、非常に面倒である。また、総
分量が2.5/4となった場合に、例えば煮物のだし汁
(煮汁)を、他の材料と同様に2.5/4の量まで減ら
すと、減らしすぎで、調理中に煮汁が不足してしまうこ
とがあるが、どの程度にしたらよいかがわからない。
【0005】さらに、オーブン調理の調理時間などにお
いても、例えば総分量を半分にしたからといって単純に
半分にすると、焼きが足りなくてうまく調理できないこ
とがある(オーブン調理の場合、立上がり時間が必要で
あり、また、ケーキ料理では分量が違っても、焼き時間
は大きくは変化しない)。また、レンジ調理の加熱時間
においても、あたためる食品の分量が2倍になった場合
に、加熱時間を単純に2倍にすると加熱し過ぎになりが
ちである。
【0006】本発明は上記した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、調理レシピのデータの一部を変
更指示することに基づき、他のデータをそれに適したも
のに自動的に変更することができ、使い勝手を向上でき
る調理器及び調理器用プログラムを提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明の調理器は、調理レシピに関する
標準データを記憶したデータ記憶手段と、前記調理レシ
ピに関するデータなどを表示する表示手段と、変更条件
を入力する条件入力手段と、この条件入力手段により入
力された変更条件に応じて、前記標準データを所定の条
件に基づき演算して変更するデータ変更手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0008】上記構成において、調理レシピに関する標
準データのうち一部のデータを変更したい場合、条件入
力手段により変更条件を入力する。すると、データ変更
手段は、条件入力手段により入力された変更条件に応じ
て、前記標準データを所定の条件に基づき演算して変更
する。従って、調理レシピのデータの一部を変更指示す
ることに基づき、他のデータをそれに適したものに自動
的に変更することができ、使い勝手を向上できる。
【0009】請求項2の発明の調理器は、調理の総分量
及びその調理に使用する材料の分量を含む調理レシピに
関する標準データを記憶したデータ記憶手段と、前記調
理レシピに関するデータなどを表示する表示手段と、変
更条件を入力する条件入力手段と、この条件入力手段に
より前記標準データにおける調理の総分量が変更指示さ
れた場合に、その変更指示された総分量に応じて、前記
材料の分量を含む他のデータを所定の変換係数に基づき
演算して変更するデータ変更手段とを備えたことを特徴
とする。
【0010】上記構成において、調理レシピに関する標
準データのうち調理の総分量を変更したい場合、条件入
力手段により調理の総分量を変更する入力を行うと、デ
ータ変更手段は、変更された総分量に応じて、材料の分
量を含む他のデータを所定の変換係数に基づき演算して
変更する。従って、調理レシピの総分量を変更指示する
ことに基づき、材料の分量を含む他のデータをそれに適
したものに自動的に変更することができ、使い勝手を向
上できる。
【0011】ここで、「肉じゃが」をレンジ調理する場
合を例に挙げて具体的に説明する。調理レシピの標準デ
ータとなるオリジナル(標準)の分量及び調理方法は、
例えば次の通りである。
【0012】『総分量/4人分 ・じゃがいも … 4コ(600g) ・牛薄切り肉 … 300g ・たまねぎ … 大1コ(250g) ・油 … 大さじ2 ・(煮汁) 水 … 400cc 砂糖 … 大さじ5 酒 … 大さじ3 みりん … 大さじ3 しょうゆ … 大さじ6 (調理方法)沸騰後、レンジ出力200Wで、30分煮
込む。』
【0013】このとき、各材料の分量の変換係数は、例
えば以下のように設定する。 『 ・じゃがいも … 4コ(600g) (変換係数1.
00) ・牛薄切り肉 … 300g (変換係数1.00) ・たまねぎ … 大1コ(250g) (変換係数1.
00) ・油 … 大さじ2 (変換係数1.00) ・(煮汁) 水 … 400cc (変換係数0.50) 砂糖 … 大さじ5 (変換係数0.50) 酒 … 大さじ3 (変換係数0.50) みりん … 大さじ3 (変換係数0.50) しょうゆ … 大さじ6 (変換係数0.50) (調理方法)沸騰後、レンジ出力200Wで、30分
(変換係数0.20)煮込む。』
【0014】このレシピにおいて、総分量が4人分から
変更される場合、各材料の分量及び調理時間は、次の変
換式1を用いて算出される。 変換式1: (変換後の分量・値)=(オリジナルの分量・値)×
[1+{(変更後の総分量/オリジナルの総分量)−
1}×(変換係数)] よって、総分量が4人分から例えば1人分に設定変更さ
れる場合、各材料の分量及び調理時間は、以下のように
算出される。
【0015】『総分量/1人分 ・じゃがいも … 1コ(150g)(=600 ×[1+{(1
/4)-1}×1.0 ] ) ・牛薄切り肉 … 75g(=300 ×[1+{(1/4)-1}×1.
0 ] ) ・たまねぎ … 極小1コ(60g)(=250 ×[1+{(1
/4)-1}×1.0 ] ) ・油 … 大さじ1/2(=2 ×[1+{(1/4)-1}×1.0 ]
) ・(煮汁) 水 … 250cc(=400 ×[1+{(1/4)-1}×0.5]) 砂糖 … 大さじ3(=5 ×[1+{(1/4)-1}×0.5]) 酒 … 大さじ2(=3 ×[1+{(1/4)-1}×0.5]) みりん … 大さじ2(=3 ×[1+{(1/4)-1}×0.5]) しょうゆ … 大さじ33/4 (=6 ×[1+{(1/4)-1}×0.
5]) (調理方法)沸騰後、レンジ出力200Wで、25分3
0秒(=30'00 ×[1+{(1/4)-1}×0.2])煮込む。』
【0016】このとき、仮に、総分量に比例して各値を
単純に変更すると、煮汁の水は100ccとなり、材料
が浸らずにうまく煮込むことができなくなる。また、加
熱時間も、総分量に比例して単純に変更すると、7分3
0秒となり、ほとんど煮込むことなく調理を終了してし
まう。これに対して、請求項2の発明のように、各材料
や調理時間に適した変換係数を設定し、この変換係数に
基づいて変換後の値を算出することで、最適な分量変更
を達成することが可能となる。
【0017】また、総分量が変更になっても値が変わら
ないものもある。例えばクッキーを焼く前に、こね合わ
せた生地を冷蔵庫でなじませる時間が約30分あるが、
総分量が変化してもこの時間はほとんど変化しない。こ
ういった値に対しては、変換係数を「0.00」と設定
することで、前記の変換式1を適用しても値を変化させ
ないようにすることができる。
【0018】請求項3の発明の調理器は、調理の総分量
及びその調理に使用する材料の分量を含む調理レシピに
関する標準データを記憶したデータ記憶手段と、前記調
理レシピに関するデータなどを表示する表示手段と、変
更条件を入力する条件入力手段と、この条件入力手段に
より前記標準データにおける指定した材料の分量が変更
指示された場合に、その変更指示された材料の分量に応
じて、前記調理の総分量及び他の材料の分量を含む他の
データを所定の変換係数に基づき演算して変更するデー
タ変更手段とを備えたことを特徴とする。
【0019】例えば調理に使用する、ある材料、例えば
「肉じゃが」の調理の際の「じゃがいも」の在庫が限ら
れているが、その材料を使って「肉じゃが」の調理をし
たい場合がある。このような場合に、条件入力手段によ
り、指定した材料の分量を変更する入力を行うと、デー
タ変更手段は、変更指示された材料の分量に応じて、調
理の総分量及び他の材料の分量を含む他のデータを所定
の変換係数に基づき演算して変更する。従って、指定し
た材料の分量を変更指示することに基づき、調理の総分
量及び他の材料の分量を含む他のデータをそれに適した
ものに自動的に変更することができ、使い勝手を向上で
きる。
【0020】ここで、前述の「肉じゃが」をレンジ調理
する場合において、手持ちのじゃがいもが例えば200
gしかなかった場合に、じゃがいもの分量を200gに
変更して、それに応じて他の値をそれぞれの変換係数に
基づいて変更する場合の算出方法を説明する。
【0021】じゃがいもの分量を600gから200g
に変更する入力が行われた場合、まず、変更後の総分量
を、変換係数に基づいて逆算して算出する。その算出に
は、次の変換式2を用いる。 変換式2: (変換後の総分量)=(オリジナルの総分量)×
[{(変更後のじゃがいも分量/オリジナルのじゃがい
も分量)−1}/(じゃがいも分量の変換係数)+1] 従って、変換後の総分量= 4×[{(200/600)-1}/1.00+1]
=1.33人分となる。
【0022】次に、この変更後の総分量に応じて、他の
材料などの分量・値を、前記変換係数に基づいて算出し
て変更する。その算出には、前記と同様の変換式1を用
いる。 変換式1: (変換後の分量・値)=(オリジナルの分量・値)×
[1+{(変更後の総分量/オリジナルの総分量)−
1}×(変換係数)] 従って、例えば、 ・牛薄切り肉 … 100g(=300 ×[1+{(1.33/4)-
1} ×1.0 ] ) ・煮汁の水 …270cc(=400 ×[1+{(1.33/4)-1}
×0.5]) となる。
【0023】請求項4の発明の調理器は、調理の総分
量、その調理に使用する材料の分量、調理時間及び摂取
熱量を含む調理レシピに関する標準データを記憶したデ
ータ記憶手段と、前記調理レシピに関するデータなどを
表示する表示手段と、変更条件を入力する条件入力手段
と、この条件入力手段により前記標準データにおける調
理時間もしくは摂取熱量が変更指示された場合に、その
変更指示されたデータに応じて、前記調理の総分量及び
材料の分量を含む他のデータを所定の変換係数に基づき
演算して変更するデータ変更手段とを備えたことを特徴
とする。
【0024】この請求項4の発明では、例えば調理のた
めの時間が限られているような場合に、調理時間を指定
することで、請求項3の発明と同様にして、調理の総分
量及び他の材料の分量を含む他のデータをそれに適した
ものに自動的に変更することができる。
【0025】また、摂取熱量(カロリー)を指定するこ
とによっても、同様に、調理の総分量及び他の材料の分
量を含む他のデータをそれに適したものに自動的に変更
することができる。これによれば、良好な仕上がりを達
成しつつ、所望のカロリー量の料理を作ることができる
ようになるため、食事制限のある患者へのメニュー作り
や、ダイエットしている人に対しても有用となる。
【0026】請求項5の発明は、前記データ変更手段に
より変更される各データには、各データごとに予め決め
られた区切りのよい最小単位が設定されていて、前記デ
ータ変更手段は、変更する各データをその最小単位とな
るように設定することを特徴とする。
【0027】変換式を使って算出したデータ値は、時と
して中途半端な値となることがある。例えば、じゃがい
もの分量が133.3gとか、しょうゆの分量が大さじ
2.65となる場合がある。このような値をそのまま表
示させることも可能ではあるが、ユーザからみれば、非
常に使いにくい調理指示書となる。実際に、大さじ2.
65と言われても困ってしまうことが多い。
【0028】そこで、上記請求項5の発明においては、
ユーザの使い勝手を向上させるために、分量・値の単位
系に応じて区切りのよい最小単位を設定し、変換後の算
出値を、その最小単位となるように丸め込んだ値に設定
して表示するようにする。例えば、大さじについては、
1/4刻み及び1/3刻みを最小単位と設定した場合
に、変換後の分量が大さじ2.65であれば、大さじ2
2/3 (=2+2/3)に丸め込んで表示する。また、g
表示について、5gを最小単位とした場合に、変換後の
分量が133.3gであれば、135gに丸め込んで表
示する。この場合、実際には四捨五入の考え方を採用す
るのが基本であるが、切り捨て形式でも、繰り上げ形式
でもよい。このようにすることにより、煩雑なレシピ表
示になることを防止し、ユーザの使い勝手を向上でき
る。
【0029】なお、最小単位の大きさについては、大き
すぎると、調理レシピデータにおける誤差が大きくなっ
て調理の仕上がりに影響するし、逆に小さすぎると、ユ
ーザが計ることができないくらい細かい数字になってし
まい使いづらい。使用条件によって、最小単位の大きさ
は適宜設定するものであるが、ユーザが容易に計測でき
る程度の細かさの最小単位刻みにするのがよい。例え
ば、gであれば、一般の秤の目盛刻みである5g刻みと
するのが好ましい。一方では、同じg単位であっても、
パン作りのイーストの分量のように、1gで大きく仕上
がりが変わってくるような材料については、1g単位、
もしくは0.5g単位と、適宜設定することが好まし
い。また、4人分、2人分などの単位については、0.
5人分を最小単位とすることが好ましい。単位系ごとに
最小単位を設定してもよいし、調理データ値ごとに最小
単位を設定してもよいし、組み合わせてもよい。
【0030】請求項6の発明は、前記データ変更手段
は、前記条件入力手段により変更指示することが可能な
データのうち少なくとも一つのデータに上限値を設定
し、前記条件入力手段によりデータの変更を指示する際
に、変更後のデータが前記上限値を越えるようには設定
できないようにすることを特徴とする。
【0031】変更指示することが可能なデータについ
て、製品の庫内容量や、容器の大きさ、調理仕上がり上
の限度値から制限される最適範囲がある。例えば、庫内
容量が30Lのオーブンレンジにおいて、耐熱ガラス製
の容器を用いて肉じゃがを作る場合、オリジナル(標
準)分量が4人分に対して、7人分とかを指定すると、
容器に材料が入りきらず、調理ができないため、おのず
と分量の上限値が必要となる。
【0032】このとき、総分量を変更する場合には、例
えば5人分を越えるようには設定できないようにする。
さらには、各材料の分量の変換係数に基づいて、上限値
(5人分)に対応する各材料の分量の上限値が算出でき
るため、それを越えるようには、各材料の分量を指定で
きないようにする。例えば、指定した材料の分量を指定
設定する場合、設定後に、「それはできません」といっ
て拒否される前に、その設定そのものができないように
することで、再度設定し直すというような煩雑さを防止
することができる。
【0033】請求項7の発明は、上記請求項6の発明と
同様に、条件入力手段により変更指示することが可能な
データのうち少なくとも一つのデータに下限値を設定
し、データの変更を指示する際に、変更後のデータが前
記下限値を越えるようには設定できないようにすること
を特徴とする。
【0034】下限値についても、製品の庫内容量や、容
器の大きさ、調理仕上がり上の限度値から制限される最
適範囲がある。あまりに少量の食品を加熱すると、焦げ
や発火のおそれがあるため禁止すべきであり、また、調
理仕上がりも損なうことになる。例えば、肉じゃがにお
いて、煮汁が250cc未満となると、材料が煮汁に浸
ることが難しくなり、調理仕上がりが悪くなる場合があ
る。従って、ユーザが変更するデータに下限値を設定
し、その下限値を越えて設定できなようにすることで、
上限値の場合と同様に、再度設定し直すというような煩
雑さを防止することができる。
【0035】請求項8の発明は、前記条件入力手段によ
り変更指示された変更内容を調理レシピごとに記憶する
記憶手段を備え、変更があった調理レシピのデータを表
示手段に表示する場合に、前記記憶手段に記憶された変
更内容に基づいて変更された変更データを、必要に応じ
て表示できるようにしたことを特徴とする。
【0036】条件入力手段により一度、総分量などを変
更した場合、次にそのレシピを使用する際に、前回設定
した変更内容を必要に応じて呼び出して表示できるよう
にすることで、同じ設定を毎回し直すという手間を省く
ことが可能となる。例えば、標準の総分量が4人分の場
合において、前回、総分量を2.5人分に変更した場
合、この次に同じ調理を行う場合に、初めから2.5人
分のレシピが表示されるようにしたり、簡単なキー操作
で2.5人分のレシピが表示されるようにする。
【0037】請求項9の発明は、ユーザがユーザ固有の
総分量を設定するユーザ総分量設定手段と、このユーザ
総分量設定手段により設定された設定内容を記憶する記
憶手段とを備え、前記データ変更手段は、各調理レシピ
の標準データを、製品出荷時に設定された総分量に代え
て、前記記憶手段に記憶されたユーザ固有の総分量を元
に変更することを特徴とする。
【0038】例えば家庭において、各々の調理レシピの
分量は、家族構成などによって、だいたい同じような分
量になることが多い。例えば、大人2人と子供1人であ
れば2.5人分、大人2人と高校生1人であれば3.5
人分などとなる。このような場合、ユーザ総分量設定手
段によりユーザ固有の総分量を設定しておくと、このユ
ーザ固有の総分量が記憶手段に記憶される。そして、調
理レシピを使用する際に、各レシピは、記憶されたユー
ザ固有の総分量に応じた内容に変更されて表示される。
これにより、毎回わざわざ分量を変更するという手間を
省くことができ、使い勝手を向上できる。
【0039】請求項10の発明は、請求項1ないし4の
いずれかの発明において、前記条件入力手段により少な
くとも1回の総分量の変更指示が行われることに基づ
き、その変更後の総分量をユーザ固有のユーザ標準総分
量として記憶する記憶手段を備え、前記データ変更手段
は、次回以降は、総分量の変更指示が行われていない調
理レシピについても、製品出荷時に設定された総分量に
代えて、前記記憶手段に記憶されたユーザ標準総分量を
元に標準データを変更することを特徴とする。
【0040】例えば、肉じゃがのレシピにおいて、1
度、総分量の4人分が2.5人分に変更された場合、そ
の2.5人分がユーザ固有のユーザ標準総分量として記
憶手段に記憶される。そして、その後、他のレシピを使
用した場合、総分量が2.5人分に変更されたデータの
レシピが表示される。これにより、ユーザは、1度分量
の変更操作を行うことで、これ以降は、同じ総分量であ
れば、レシピが変わっても、わざわざ分量を変更すると
いう手間を省くことができ、使い勝手を向上できる。
【0041】請求項11の発明は、上記請求項10の発
明において、前記データ変更手段は、使用頻度が高い総
分量をユーザ標準総分量とすることを特徴とする。総分
量の変更が複数回が行われた場合、最も使用頻度が高い
総分量をユーザ標準総分量とする。このようにすること
で、普段は2.5人分のレシピで調理を行っている人
が、例えば子供が合宿などでいないときに2人分に総分
量を変更した場合、その後、2人分がユーザ固有のユー
ザ標準総分量となると、普段使っている2.5人分とす
るときに、再度戻さなければならない。このような場
合、普段使っている2.5人分というレシピ内容の発生
頻度と、単発の2人分との発生頻度とを比較して、2.
5人分の方がユーザ標準総分量として扱われる。これに
よっても、使い勝手を向上できる。
【0042】請求項12の発明は、上記請求項8ないし
10のいずれかの発明において、前記記憶手段は、取り
外し可能な記憶媒体であることを特徴とする。ユーザが
変更した変更内容や、ユーザが設定したユーザ固有の設
定内容などを記憶する記憶手段を取り外し可能な記憶媒
体としている。例えば、複数の調理器を使用している場
合に、この記憶媒体を差し替えるだけで、すぐにその調
理器の設定を、ユーザの使用環境にあった使用が可能と
なる。このように複数の調理器を使用する場合や、複数
のユーザが同じ調理器を使用する場合、或いは、買い替
えによって使用機種を変更した場合などに特に有効であ
る。
【0043】請求項13の発明は、ユーザの個人情報を
入力する個人情報入力手段を備え、前記データ変更手段
は、前記個人情報入力手段の入力情報に基づきユーザ固
有のユーザ標準総分量を算出すると共に、調理レシピの
標準データを、製品出荷時に設定された総分量に代え
て、前記ユーザ標準総分量を元に変更することを特徴と
する。
【0044】ユーザの個人情報のうち、例えば家族構成
から概ねの総分量がわかる。また、家族の年齢構成から
総分量の設定が変わることがある。例えば、育ち盛りの
高校生がいる場合、その高校生は1.5人分で算出す
る。多食/小食、或いはダイエットの有無などによって
も、分量が変わる。このようにユーザの個人情報に基づ
いて、最適なユーザ標準総分量を算出し、このユーザ標
準総分量を元に調理レシピの標準データを変更すること
で、ユーザに適した調理レシピを提供できるようにな
る。
【0045】請求項14の発明は、上記請求項13の発
明において、前記個人情報入力手段の入力情報において
ユーザが嫌いな材料がある場合、前記データ変更手段
は、その材料の分量を算出する場合に、算出されたデー
タ値よりも少なくするか、或いはその材料を使用しない
ように変更することを特徴とする。
【0046】例えば、にんじんが嫌いな人が「ポトフ」
を作るとき、にんじんの分量が1本であるとした場合、
「にんじんが嫌い」という情報が入力されている場合に
は、他の分量はそのままで、にんじんの分量のみ、1本
から0.5本、もしくは0本などに変更する。「ポト
フ」におけるにんじんの例では、0となっても調理はで
きるが、「肉じゃが」におけるじゃがいもとなると、そ
れがないとレシピが成り立たない。こういった場合は、
「じゃがいもが嫌いなのはわかっているが、これがない
とこのレシピは作れない」といった旨の警告表示をした
り、じゃがいもの分量の下限値まで減らすことで対応す
る。これにより、ユーザの好みに合ったレシピを極力提
供できるようになる。
【0047】請求項15の発明は、上記請求項13の発
明において、前記個人情報入力手段の入力情報において
ユーザに味の好みがある場合に、前記データ変更手段
は、その好みに応じて調味料の分量を変更することを特
徴とする。
【0048】調味料の配合は、いわば家庭の味の根幹を
なすものであり、いわゆる「おふくろの味」のもとにも
なっている。具体的には、はじめに調理の好みを入力す
る方法と、実際に調理をしてみたときの味の感想を入力
することで、その結果を次回に反映させる方法との両方
を駆使して、その家庭の味に近付けていくことが可能と
なる。このうち、はじめに調理の好みを入力する方法で
は、例えば、塩分控えめであれば塩分量を削減、薄味が
好きであれば調味料全体の分量を削減、辛いのが好きで
あれば唐辛子の分量を増やすなどで対応する。また、実
際に調理を行った後の感想を入力することで次回に反映
させる場合には、塩辛すぎた場合には、塩分量を削減、
甘すぎた場合には、みりん/砂糖の分量を削減、味がう
すい場合には、調味料全体の分量を増やすなどで対応す
る。
【0049】請求項16の発明は、上記請求項1ないし
4のいずれかの発明において、前記条件入力手段により
データの一部を変更指示する場合に、その設定値と、そ
れと視覚的に対応する画像を併せて表示手段に表示させ
ることを特徴とする。これによれば、数値のみでなく、
視覚的に認識できる絵、写真、図案などの画像を併せて
表示することで、設定値の認識が容易となり、使い勝手
を一層向上できるようになる。
【0050】請求項17の発明の調理器用プログラム
は、コンピュータに、調理レシピに関する標準データな
どを表示手段に表示するステップと、変更条件の入力を
受け付けるステップと、入力された変更条件に応じて、
前記標準データを所定の条件に基づき演算して変更する
ステップと、変更されたデータを前記表示手段に表示す
るステップとを実行させることを特徴とする。これによ
れば、請求項1の発明と同様な効果を得ることが可能と
なる。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、調理器としてオ
ーブンレンジに適用した第1実施例について、図1ない
し図7を参照して説明する。
【0052】まず、図2において、オーブンレンジの本
体1の前面には、調理室2を開閉する扉3が回動可能に
設けられていると共に、この扉3の右横に操作パネル4
が設けられている。操作パネル4には、上部に例えば液
晶表示器からなる表示器5が設けられていると共に、こ
の表示器5の下方に位置させて押圧操作式の複数の操作
キー6a〜6eと、1個のダイヤルキー7と、カード挿
入口8とが設けられている。
【0053】このうち表示器5は、調理レシピに関する
データなどを表示する表示手段を構成する。また、操作
キー6a〜6e及びダイヤルキー7は、変更条件を入力
する条件入力手段を構成する。ダイヤルキー7は、回転
操作と押圧操作とが可能な構成となっている。カード挿
入口8には、取り外し可能な記憶媒体として、例えばS
D(Secure Digital)メモリカードからなるメモリカー
ド9が出し入れ可能に挿入されるようになっている。
【0054】上記本体1の内部には、レンジ調理に使用
されるマグネトロン10(図3参照)や、オーブン調理
に使用される調理ヒータ11(図3参照)などが配設さ
れている。これらマグネトロン10及び調理ヒータ11
は加熱手段を構成する。図3には、このオーブンレンジ
の電気的構成がブロック図で示されている。この図3に
おいて、制御装置12は、マイクロコンピュータを主体
に構成されたものである。
【0055】この制御装置12には、上記操作キー6a
〜6e及びダイヤルキー7の信号、例えばサーミスタか
らなる第1の温度センサ13の信号と、例えば赤外線温
度センサ(サーモパイル)からなる第2の温度センサ1
4の信号が入力されるようになっている。このうち、第
1の温度センサ13は、オーブン調理などの際に、調理
室2内の温度を検出するために用いられ、第2の温度セ
ンサ14は、レンジ調理などの際に、食品自体の温度を
検出するために用いられる。そして、制御装置12は、
調理レシピに関する標準データを記憶していると共に、
それら操作キー6a〜6e及びダイヤルキー7の信号、
第1及び第2の温度センサ13,14の信号、並びに予
め備えた制御プログラムに基づき、表示器5を制御する
と共に、ヒータ駆動回路15を介して調理ヒータ11
を、また、マグネトロン駆動回路16を介してマグネト
ロン10を制御し、さらに、カード挿入口8に挿入され
たカード9に対してデータの読み出し及び書き込みを行
う機能を備えている。この制御装置12は、本発明のデ
ータ記憶手段とデータ変更手段として機能する。
【0056】次に上記構成の作用を説明する。例えば肉
じゃがを調理する場合には、使用者は、まず操作キー6
a〜6e、ダイヤル7を用いて、「肉じゃが」の調理レ
シピを表示器5に表示させる。図2における表示器5に
は、「肉じゃが」の調理レシピに関する標準のデータ
(「課題を解決するための手段」において、総分量/4
人分の調理レシピ参照)の一部が表示されている。この
表示器5の表示内容のうち、「肉じゃが」は調理メニュ
ー名、「約45分」は調理に必要な調理時間、「500
kcal /1人」は1人分の摂取熱量、「4人分」は標準
の総分量の設定値を示している。「4人分」の文字の横
には、その「4人分」に視覚的に対応する画像として人
の顔の絵表示17が4個並べて表示されていて、その絵
表示17でも4人分であることがわかるようになってい
る。なお、調理レシピに関するデータのうち、表示器5
に一度に表示しきれない部分がある場合において、その
表示しきれない部分を見るには、所定の操作キーを操作
することで表示されるようになる。なお、操作キー6a
〜6eのうち、表示器5に近い3個の操作キー6a〜6
cは、表示器5の画面下に表示される機能に対応したも
のとなる。
【0057】ここで、図2の表示器5には、上記したよ
うに総分量が4人分の調理レシピのデータが表示されて
いるが、使用者がその総分量または使用する材料の分量
を変更する場合について、主に図1を参照して説明す
る。
【0058】総分量または使用する材料の分量を変更す
る場合には、まず、画面の「分量変更」に対応する操作
キー6cを押圧操作する。すると、表示器5の画面は、
図1の(a)から(b)の表示に切り替わる。この画面
には、「分量変更」と「マイメニューに登録」と、カー
ソル18、コメント表示19が表示されている。カーソ
ル18は、ダイヤル7の回転操作で動く。カーソル18
が「分量変更」に位置された状態でのコメント表示19
には、「「分量変更」で、全体の量や、味加減を、変更
できます」と表示されている。カーソル18を「分量変
更」に位置させた状態で、ダイヤルキー7を押圧操作す
ると、画面は(c)の表示に切り替わる。
【0059】この(c)の画面には、「全体の量を変
更」と、「一つの材料の分量を指定」と、コメント表示
19とが表示されている。カーソル18が「全体の量を
変更」に位置された状態でのコメント表示19には、
「全体の個数、人数分を変更します」と表示されてい
る。また、この状態で、カーソル18を「一つの材料の
分量を指定」に位置させると、(d)の画面のように、
コメント表示19には、「一つの材料の分量を指定し
て、他の材料の分量を変更します」という表示に切り替
わる。
【0060】(c)の画面において、「全体の量を変
更」を選択すると、(e)の画面に切り替わる。この画
面には、分量表示部20に総分量が「4人分」であるこ
と、及び絵表示17が4個表示されていると共に、コメ
ント表示19として、「分量を変更できます」と表示さ
れている。この状態で、ダイヤルキー7を左回転させる
と、分量表示部20の数値が次第に少なくなり、逆に右
回転させると、次第に多くなる。この場合、総分量の最
小単位としては、0.5人分単位で変更できる。分量表
示部の設定値(人分)が変化することに伴い、絵表示1
7も0.5人分ずつ変化する。画面(f)には、総分量
を「1人分」とした状態が示され、絵表示17も1個の
み表示されている。
【0061】このとき、調理可能な総分量としては、製
品の庫内容量や、容器の大きさ、調理仕上がり上の限度
値から制限される最適範囲がある。この場合、総分量
(分量表示部20)の範囲としては、1人分〜5人分と
していて、それを越えては設定できないようになってい
る。使用者が、分量表示部を5人分を越えて設定しよう
とすると、制御装置12は、表示器5に、図4の画面を
表示する。この画面のコメント表示19には、「5人分
より多く設定することはできません」と表示されてい
る。
【0062】使用者が、図1(f)の画面に示すよう
に、総分量を「1人分」とした状態で、ダイヤルキー7
を押圧操作すると、総分量が「1人分」に変更されたこ
とが決定される。すると、制御装置12は、総分量を
「4人分」から「1人分」に変更することに伴い、調理
レシピの各材料の分量や調理時間などの各データを、そ
れぞれに適した変換係数(「課題を解決するための手
段」で示した変換係数参照)を用い、前記変換式1に基
づいて演算して変更し、その変更後のデータを表示器5
に表示する。図1(g)の画面には、変更後のデータが
表示されている。調理レシピのつづきを見る場合には、
所定の操作キーを操作する。
【0063】このとき、各データの分量などには、区切
りのよい最小単位を設定し、変換後の算出値を、その最
小単位となるように丸め込んだ値に設定して表示するよ
うにする。例えば、材料の1個については、0.5個単
位、重量のgについては、10g単位、ccについて
は、10cc単位、大さじ、小さじについては、1/4
刻み及び1/3刻みなどとする。使用者は、図1(g)
の画面に従って材料を用意すると共に、調理を実行する
ことにより、1人分の肉じゃがを良好に調理することが
可能となる。
【0064】また、肉じゃが作る場合において、手持ち
のじゃがいもが例えば200gしかなかった場合に、じ
ゃがいもの分量を200gに変更して調理する場合につ
いて説明する。
【0065】図1(d)の画面において、カーソル18
を「一つの材料の分量を指定」に位置させた状態で、ダ
イヤルキー7を押圧操作する。すると、画面は(h)の
画面に切り替わる。この(h)の画面には、「じゃがい
も」などの各材料名と、分量表示部20及びコメント表
示19が表示されている。このとき、カーソル18が
「じゃがいも」に位置され、分量表示部20には「60
0g」と表示され、コメント表示19には、分量を指定
する材料を選択してください」と表示されている。
【0066】カーソル18を「じゃがいも」に位置させ
た状態で、ダイヤル7を押圧操作して決定操作すると、
画面は(i)に切り替わる。この画面(i)には、分量
表示部20の近傍に、その分量表示部20の数値を視覚
的に示す画像として、「600g」を指した秤の絵表示
21が表示されると共に、コメント表示19には、「じ
ゃがいもの分量を指定してください」が表示される。こ
の状態で、ダイヤルキー7を左回転させると、分量表示
部20の数値が次第に少なくなると共に、絵表示21に
よる表示も少なくなり、逆に右回転させると、分量表示
部20の数値及び絵表示21による表示も大きくなる。
この場合、分量の最小単位としては10g単位とする。
画面(j)には、分量表示部20を「200g」とした
状態が示され、絵表示21も、針が「200g」を指し
た状態が示されている。
【0067】このときも、材料の分量には、調理に適し
た範囲(上限値及び下限値)が設定されており、それを
越えては設定できないようになっている。そして、使用
者が、図1(j)の画面に示すように、じゃがいもの分
量を「200g」とした状態で、ダイヤルキー7を押圧
操作すると、じゃがいもの分量が「200g」に変更さ
れたことが決定される。すると、制御装置12は、じゃ
がいもの分量を「600g」から「200g」に変更す
ることに伴い、まず、調理レシピの総分量を、変換係数
(「課題を解決するための手段」で示した変換係数参
照)を用い、前記変換式2に基づいて逆算して算出す
る。次に、この変更後の総分量に応じて、他の材料の分
量や調理時間などの各データを、それぞれに適した変換
係数(「課題を解決するための手段」で示した変換係数
参照)を用い、前記変換式1に基づいて演算して変更
し、その変更後のデータを表示器5に表示する。図1
(k)の画面には、変更後のデータが表示されている。
このときも、各データの分量などには、区切りのよい最
小単位が設定され、変換後の算出値は、その最小単位と
なるように丸め込んだ値に設定して表示される。
【0068】使用者は、図1(h)の画面に従って材料
を用意すると共に、調理を実行することにより、200
gのじゃがいもを使用して、肉じゃがを良好に調理する
ことが可能となる。
【0069】なお、図5は、肉じゃがの材料のうち、煮
汁の水の分量を変更する場合に、「250g」よりも少
なく設定しようとした場合の表示例である。この画面に
は、分量表示部20の近傍に、分量表示部20の数値を
視覚的に示す画像として、カップの絵表示22が表示さ
れ、コメント表示19には、「煮汁の水は250gより
少なくすることはできません」と表示されている。
【0070】ここで、調理レシピの総分量や、材料の分
量などを変更する場合において、制御装置12の処理手
順を、図6のフローチャートを参照して説明する。図2
の表示画面において、画面の「分量変更」に対応する操
作キー6cを押圧操作すると、制御装置12は、図6の
フローチャートを実行する。
【0071】まず、ステップA1で、操作キー6a〜6
e、ダイヤルキー7による分量(総分量、材料の分量)
の変更操作を受け付ける。そして、変更指示された値が
適性範囲に入っているか否か(上限と下限の判定はOK
か否か)を判定し(ステップA2)、適性範囲から外れ
る場合には、不可警告表示をし(ステップA3)、ステ
ップA1へ戻る。
【0072】ステップA2において、変更指示された値
が適性範囲に入っていると判定された場合には、「YE
S」に従ってステップA4へ移行し、変更指示された分
量値を変更する。そして、決定操作があると(ステップ
A5)、分量変更値を決定し(ステップA6)、この変
更値に応じて、他のデータを、それぞれに対応する変換
係数を用い、変換式に基づいて算出する(ステップA
7)。算出された各値は、予め設定された最小単位とな
るように丸め込んだ値に設定し(ステップA8)、レシ
ピデータを更新して、表示器5に表示する(ステップA
9)。
【0073】一方、メモリカード9を用いる場合の制御
装置12の処理手順を、図7のフローチャートを参照し
て説明する。図2のように、表示器5に例えば「肉じゃ
が」の調理レシピを表示する(ステップB1)と共に、
カード挿入口8にメモリカード9を挿入した状態で、使
用者が操作キー6a〜6eにより、メモリカード9に記
憶された分量設定値を呼び出す操作を行うと、制御装置
12は、メモリカード9に記憶された分量設定値を呼び
出し(ステップB2)、その分量設定値に基づいて各デ
ータを変更し、その変更したデータの調理レシピを表示
器5に表示する(ステップB3)。
【0074】次に、その表示器5に表示された調理レシ
ピのデータに対して分量変更するか否かを判定し(ステ
ップB4)、分量変更しない場合には、その表示された
調理レシピに従って調理を実行する。ステップB4にお
いて分量変更する場合には、分量の変更操作を受け付け
る(ステップB5)。そして、変更指示された値が適性
範囲に入っているか否か(上限と下限の判定はOKか否
か)を判定し(ステップB6)、適性範囲から外れる場
合には、不可警告表示をし(ステップB7)、ステップ
B5へ戻る。
【0075】ステップB6において、変更指示された値
が適性範囲に入っていると判定された場合には、「YE
S」に従ってステップB8へ移行し、変更指示された分
量値を変更する。そして、決定操作があると(ステップ
B9)、分量変更値を決定し(ステップB10)、この
分量変更内容をメモリカード9に記憶させる(ステップ
B11)。そして、その変更指示された分量値に基づ
き、他のデータを、それぞれに対応する変換係数を用
い、変換式に基づいて算出する(ステップB12)。算
出された各値は、予め設定された最小単位となるように
丸め込んだ値に設定し(ステップB13)、レシピデー
タを更新して、表示器5に表示する(ステップB1
4)。
【0076】上記した第1実施例においては、次のよう
な効果を得ることができる。調理レシピに関するデータ
のうち、調理の総分量を変更する入力を行うことで、材
料の分量を含む他のデータを、それぞれに適した変換係
数に基づいて演算して変更することができ、よって、ユ
ーザの任意の総分量(0.5人単位)に応じた調理レシ
ピを提供することができ、使い勝手を向上できる。
【0077】また、調理レシピに関するデータのうち、
指定した材料の分量を変更する入力を行うことで、総分
量及び他の材料の分量を含む他のデータを、それぞれに
適した変換係数に基づいて演算して変更することができ
る。このため、例えばユーザが実際に在庫として持って
いる量に合わせた調理レシピを提供することができ、使
い勝手を向上でき、また、最適化された調理レシピを提
供できるので、一層仕上がりの良い料理を提供できる。
【0078】また、変換式を使って算出される各データ
値には、予め決められた区切りのよい最小単位が設定さ
れていて、変更する各データをその最小単位となるよう
に設定して表示するようにしているので、表示されるデ
ータは使いやすいものとなり、使い勝手を向上できる。
【0079】総分量などを変更指示する場合に、上限値
及び下限値を設定し、これら上限値及び下限値を越える
ようには設定できないようにすることで、再度設定し直
すというような煩雑さを防止することができる。
【0080】一度、総分量を変更した場合、その変更値
をメモリカード9に記憶させておき、次に同じ変更値で
行う場合に、カード9に記憶された変更内容を必要に応
じて呼び出して表示できるようにすることで、同じ設定
を毎回し直すという手間を省くことが可能となる。
【0081】上記メモリカード9は取り外し可能である
から、例えば、複数の調理器を使用している場合に、こ
のメモリカード9を差し替えるだけで、すぐにその調理
器の設定を、ユーザの使用環境にあった使用が可能とな
る。このように複数の調理器を使用する場合や、複数の
ユーザが同じ調理器を使用する場合、或いは、買い替え
によって使用機種を変更した場合などに特に有効であ
る。
【0082】総分量などを変更指示する場合、その設定
値と、それと視覚的に対応する画像(絵表示17,2
1,22)を併せて表示するようにしているので、設定
値の認識が容易となり、使い勝手を一層向上できるよう
になる。
【0083】一方、上記した第1実施例において、調理
レシピに関するデータのうち、調理時間や摂取熱量(カ
ロリー)を変更指示することで、総分量や各材料の分量
を含む他のデータを、上記した材料の変更の場合と同様
にして変更することも可能である。
【0084】例えば調理のための時間が限られているよ
うな場合に、調理時間を指定することで、調理の総分量
及び他の材料の分量を含む他のデータをそれに適したも
のに自動的に変更することができる。
【0085】摂取熱量については、材料個々のカロリー
を合計することになるため、仮に全ての材料の変換係数
が1.00で比例で分量変更されるのであれば、総摂取
熱量も1.00となる。一方、材料ごとに変換係数が異
なる場合は、個々のカロリー数と個々の変換係数に基づ
いて、総摂取熱量の変換係数が算出される。
【0086】このようにカロリー数を任意に指定するこ
とができ、しかも、調理仕上がりの良好な調理レシピと
して提供されるため、カロリー制限のある人や、ダイエ
ット中の人には非常に有用となる。例えば、夕食のカロ
リー数が1000kcalの場合、その他のメニューで
600kcalのとき、「肉じゃが」レシピの摂取熱量
を、残りの400kcalと設定指定することで、その
他の材料分量や調理時間などのデータの最適値が演算・
算出される。
【0087】また、上記した第1実施例において、操作
キー6a〜6e及びダイヤルキー7を用いてユーザ固有
の総分量を設定できる構成とする。この場合、これら操
作キー6a〜6e及びダイヤルキー7は、ユーザ総分量
設定手段に相当する。ユーザ固有の総分量が設定された
場合、その総分量を制御装置12及びメモリカード9に
おいて記憶させる。そして、制御装置12は、調理レシ
ピを表示する際に、製品出荷時に設定された総分量(4
人分)のデータに代えて、上記操作キー6a〜6e及び
ダイヤルキー7により設定されたユーザ固有の総分量を
元に変更したデータを表示する。
【0088】例えば、ユーザの家族が大人2人と子供1
人の場合、ユーザ固有の総分量として2.5人分を設定
し、また、大人2人と高校生1人の場合、ユーザ固有の
総分量として3.5人分を設定しておく。そして、調理
レシピを使用する際に、各レシピは、設定されたユーザ
固有の総分量に応じた内容に変更されて表示される。こ
れにより、毎回わざわざ分量を変更するという手間を省
くことができ、使い勝手を向上できる。
【0089】さらに、上記した第1実施例において、少
なくとも1回の総分量の変更指示が行われた場合、制御
装置12においてその総分量を、ユーザ固有のユーザ標
準総分量として記憶しておく。そして、制御装置12
は、次回以降は、総分量の変更指示が行われていない調
理レシピについても、製品出荷時に設定された総分量
(4人分)に代えて、前記記憶されたユーザ標準総分量
を元に標準データを変更して表示する。
【0090】例えば、肉じゃがのレシピにおいて、1
度、総分量の4人分が2.5人分に変更された場合、そ
の2.5人分がユーザ固有のユーザ標準総分量として制
御装置12に記憶される。そして、その後、他のレシピ
を使用した場合、総分量が2.5人分に変更されたデー
タのレシピが表示される。これにより、ユーザは、1度
分量の変更操作を行うことで、これ以降は、同じ総分量
であれば、レシピが変わっても、わざわざ分量を変更す
るという手間を省くことができ、使い勝手を向上でき
る。
【0091】この場合、制御装置12は、使用頻度が高
い総分量をユーザ標準総分量とすることが好ましい。総
分量の変更が複数回が行われた場合、最も使用頻度が高
い総分量をユーザ標準総分量とする。このようにするこ
とで、普段は2.5人分のレシピで調理を行っている人
が、例えば子供が合宿などでいないときに2人分に総分
量を変更した場合、その後、2人分がユーザ固有のユー
ザ標準総分量となると、普段使っている2.5人分とす
るときに、再度戻さなければならない。このような場
合、普段使っている2.5人分というレシピ内容の発生
頻度と、単発の2人分との発生頻度とを比較して、2.
5人分の方がユーザ標準総分量として扱われる。これに
よっても、使い勝手を向上できる。
【0092】次に本発明の第2実施例について、図8
(a)〜(c)を参照して説明する。操作キー6a〜6
e及びダイヤルキー7を用いて、図8(a)〜(c)に
示すようなユーザの個人情報を入力する。このうち、
(a)は家族構成、(b)は嫌いなもの、(c)は味の
好みや、多食か小食などの情報である。この場合、操作
キー6a〜6e及びダイヤルキー7は、個人情報入力手
段に相当する。
【0093】(a)の家族構成から概ねの総分量がわか
る。また、家族の年齢構成から総分量の設定が変わるこ
とがある。例えば、育ち盛りの高校生がいる場合、その
高校生は1.5人分で算出する。多食/小食、或いはダ
イエットの有無などによっても、分量が変わる。このよ
うにユーザの個人情報に基づいて、最適なユーザ標準総
分量を算出し、このユーザ標準総分量を元に調理レシピ
の標準データを変更することで、ユーザに適した調理レ
シピを提供できるようになる。
【0094】また、例えば、にんじんが嫌いな人が「ポ
トフ」を作るとき、にんじんの分量が1本であるとした
場合、「にんじんが嫌い」という情報が入力されている
場合には、他の分量はそのままで、にんじんの分量の
み、1本から0.5本、もしくは0本などに変更する。
「ポトフ」におけるにんじんの例では、0となっても調
理はできるが、「肉じゃが」におけるじゃがいもとなる
と、それがないとレシピが成り立たない。こういった場
合は、「じゃがいもが嫌いなのはわかっているが、これ
がないとこのレシピは作れない」といった旨の警告表示
をしたり、じゃがいもの分量の下限値まで減らすことで
対応する。これにより、ユーザの好みに合ったレシピを
極力提供できるようになる。
【0095】調味料の配合は、いわば家庭の味の根幹を
なすものであり、いわゆる「おふくろの味」のもとにも
なっている。具体的には、はじめに調理の好みを入力す
る方法と、実際に調理をしてみたときの味の感想を入力
することで、その結果を次回に反映させる方法との両方
を駆使して、その家庭の味に近付けていくことが可能と
なる。このうち、はじめに調理の好みを入力する方法で
は、例えば、塩分控えめであれば塩分量を削減、薄味が
好きであれば調味料全体の分量を削減、辛いのが好きで
あれば唐辛子の分量を増やすなどで対応する。また、実
際に調理を行った後の感想を入力することで次回に反映
させる場合には、塩辛すぎた場合には、塩分量を削減、
甘すぎた場合には、みりん/砂糖の分量を削減、味がう
すい場合には、調味料全体の分量を増やすなどで対応す
る。
【0096】本発明は、上記した各実施例にのみ限定さ
れるものではなく、次のように変形または拡張すること
ができる。音声入力手段を設け、音声の入力に基づき、
総分量などの変更を指示する構成とすることもできる。
例えば、音声で「分量変更」を入力すると、表示器5の
画面が分量変更設定画面になり、音声で「2.5人分」
を入力すると、総分量が2.5人分に変更されるように
する。このような構成とした場合には、手が汚れていた
り、手がふさがっているような場合に有効となる。
【0097】総分量などの変更を指示する際に、上限値
または下限値を越えるように設定しようとした場合、上
限値、下限値を設定値として設定するようにしても良
い。このようにした場合には、可能な範囲内において、
最もユーザの欲する分量に近い値をもって調理を進行さ
せることができる。
【0098】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1,17の発明によれば、調理レシピのデータの一部を
変更指示することに基づき、他のデータをそれに適した
ものに自動的に変更することができ、使い勝手を向上で
きるという優れた効果を奏する。
【0099】請求項2の発明によれば、調理レシピにお
いて、総分量を変更指示することに基づき、材料の分量
を含む他のデータをそれに適したものに自動的に変更す
ることができ、使い勝手を向上できる。請求項3の発明
によれば、調理レシピにおいて、指定した材料の分量を
変更指示することに基づき、調理の総分量及び他の材料
の分量を含む他のデータをそれに適したものに自動的に
変更することができ、使い勝手を向上できる。請求項4
の発明によれば、調理レシピにおいて、調理時間もしく
は摂取熱量を変更指示することに基づき、総分量及び材
料の分量を含む他のデータをそれに適したものに自動的
に変更することができ、使い勝手を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すもので、(a)〜
(k)は分量を変更する際の画面の流れを示す図
【図2】オーブンレンジの正面図
【図3】電気的構成を示すブロック図
【図4】上限値を越えて設定することができない場合の
表示例を示す図
【図5】下限値を越えて設定することができない場合の
表示例を示す図
【図6】制御装置の処理手順を示すフローチャートその
【図7】制御装置の処理手順を示すフローチャートその
【図8】本発明の第2実施例を示すもので、(a)〜
(c)はユーザの個人情報を入力した表示例を示す図
【符号の説明】
図面中、1は本体、4は操作パネル、5は表示器(表示
手段)、6a〜6eは操作キー(条件入力手段、ユーザ
総分量設定手段、個人情報入力手段)、7はダイヤルキ
ー(条件入力手段、ユーザ総分量設定手段、個人情報入
力手段)、8はカード挿入口、9はメモリカード(記憶
手段、記憶媒体)、10はマグネトロン、11は調理ヒ
ータ、12は制御装置(コンピュータ、データ記憶手
段、データ変更手段)、17,21,22は絵表示(設
定値と視覚的に対応する画像)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 176 G06F 17/60 176A

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理レシピに関する標準データを記憶し
    たデータ記憶手段と、 前記調理レシピに関するデータなどを表示する表示手段
    と、 変更条件を入力する条件入力手段と、 この条件入力手段により入力された変更条件に応じて、
    前記標準データを所定の条件に基づき演算して変更する
    データ変更手段とを備えたことを特徴とする調理器。
  2. 【請求項2】 調理の総分量及びその調理に使用する材
    料の分量を含む調理レシピに関する標準データを記憶し
    たデータ記憶手段と、 前記調理レシピに関するデータなどを表示する表示手段
    と、 変更条件を入力する条件入力手段と、 この条件入力手段により前記標準データにおける調理の
    総分量が変更指示された場合に、その変更指示された総
    分量に応じて、前記材料の分量を含む他のデータを所定
    の変換係数に基づき演算して変更するデータ変更手段と
    を備えたことを特徴とする調理器。
  3. 【請求項3】 調理の総分量及びその調理に使用する材
    料の分量を含む調理レシピに関する標準データを記憶し
    たデータ記憶手段と、 前記調理レシピに関するデータなどを表示する表示手段
    と、 変更条件を入力する条件入力手段と、 この条件入力手段により前記標準データにおける指定し
    た材料の分量が変更指示された場合に、その変更指示さ
    れた材料の分量に応じて、前記調理の総分量及び他の材
    料の分量を含む他のデータを所定の変換係数に基づき演
    算して変更するデータ変更手段とを備えたことを特徴と
    する調理器。
  4. 【請求項4】 調理の総分量、その調理に使用する材料
    の分量、調理時間及び摂取熱量を含む調理レシピに関す
    る標準データを記憶したデータ記憶手段と、 前記調理レシピに関するデータなどを表示する表示手段
    と、 変更条件を入力する条件入力手段と、 この条件入力手段により前記標準データにおける調理時
    間もしくは摂取熱量が変更指示された場合に、その変更
    指示されたデータに応じて、前記調理の総分量及び材料
    の分量を含む他のデータを所定の変換係数に基づき演算
    して変更するデータ変更手段とを備えたことを特徴とす
    る調理器。
  5. 【請求項5】 前記データ変更手段により変更される各
    データには、各データごとに予め決められた区切りのよ
    い最小単位が設定されていて、前記データ変更手段は、
    変更する各データをその最小単位となるように設定する
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の
    調理器。
  6. 【請求項6】 前記データ変更手段は、前記条件入力手
    段により変更指示することが可能なデータのうち少なく
    とも一つのデータに上限値を設定し、前記条件入力手段
    によりデータの変更を指示する際に、変更後のデータが
    前記上限値を越えるようには設定できないようにするこ
    とを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の調
    理器。
  7. 【請求項7】 前記データ変更手段は、前記条件入力手
    段により変更指示することが可能なデータのうち少なく
    とも一つのデータに下限値を設定し、前記条件入力手段
    によりデータの変更を指示する際に、変更後のデータが
    前記下限値を越えるようには設定できないようにするこ
    とを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の調
    理器。
  8. 【請求項8】 前記条件入力手段により変更指示された
    変更内容を調理レシピごとに記憶する記憶手段を備え、 変更があった調理レシピのデータを表示手段に表示する
    場合に、前記記憶手段に記憶された変更内容に基づいて
    変更された変更データを、必要に応じて表示できるよう
    にしたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに
    記載の調理器。
  9. 【請求項9】 ユーザがユーザ固有の総分量を設定する
    ユーザ総分量設定手段と、このユーザ総分量設定手段に
    より設定された設定内容を記憶する記憶手段とを備え、 前記データ変更手段は、各調理レシピの標準データを、
    製品出荷時に設定された総分量に代えて、前記記憶手段
    に記憶されたユーザ固有の総分量を元に変更することを
    特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の調理
    器。
  10. 【請求項10】 前記条件入力手段により少なくとも1
    回の総分量の変更指示が行われることに基づき、その変
    更後の総分量をユーザ固有のユーザ標準総分量として記
    憶する記憶手段を備え、 前記データ変更手段は、次回以降は、総分量の変更指示
    が行われていない調理レシピについても、製品出荷時に
    設定された総分量に代えて、前記記憶手段に記憶された
    ユーザ標準総分量を元に標準データを変更することを特
    徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の調理器。
  11. 【請求項11】 前記データ変更手段は、使用頻度が高
    い総分量をユーザ標準総分量とすることを特徴とする請
    求項10記載の調理器。
  12. 【請求項12】 前記記憶手段は、取り外し可能な記憶
    媒体であることを特徴とする請求項8ないし10のいず
    れかに記載の調理器。
  13. 【請求項13】 ユーザの個人情報を入力する個人情報
    入力手段を備え、 前記データ変更手段は、前記個人情報入力手段の入力情
    報に基づきユーザ固有のユーザ標準総分量を算出すると
    共に、調理レシピの標準データを、製品出荷時に設定さ
    れた総分量に代えて、前記ユーザ標準総分量を元に変更
    することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記
    載の調理器。
  14. 【請求項14】 前記個人情報入力手段の入力情報にお
    いてユーザが嫌いな材料がある場合、前記データ変更手
    段は、その材料の分量を算出する場合に、算出されたデ
    ータ値よりも少なくするか、或いはその材料を使用しな
    いように変更することを特徴とする請求項13記載の調
    理器。
  15. 【請求項15】 前記個人情報入力手段の入力情報にお
    いてユーザに味の好みがある場合に、前記データ変更手
    段は、その好みに応じて調味料の分量を変更することを
    特徴とする請求項13記載の調理器。
  16. 【請求項16】 前記条件入力手段によりデータの一部
    を変更指示する場合に、その設定値と、それと視覚的に
    対応する画像を併せて表示手段に表示させることを特徴
    とする請求項1ないし4のいずれかに記載の調理器。
  17. 【請求項17】 コンピュータに、 調理レシピに関する標準データなどを表示手段に表示す
    るステップと、 変更条件の入力を受け付けるステップと、 入力された変更条件に応じて、前記標準データを所定の
    条件に基づき演算して変更するステップとを実行させる
    ことを特徴とする調理器用プログラム。
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