JP2005049410A - ガイドメロディ強弱制御に特徴を有するカラオケ装置 - Google Patents
ガイドメロディ強弱制御に特徴を有するカラオケ装置 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】リクエスト曲の歌唱者を認知し、過去のカラオケ歌唱時の採点情報を記憶し、個人別かつ楽曲別に記録されているとともに、1楽曲の採点情報がフレーズ別に区分されており、リクエスト曲の演奏時に、採点履歴記憶手段に当該歌唱者の当該楽曲に関する採点情報がある場合、その採点情報に基づき、採点結果が悪いフレーズでは採点結果が良いフレーズよりガイドメロディを強調制御するカラオケ装置とする。
【選択図】 図6
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、歌唱を誘導するためのガイドメロディ(主旋律)の音を強調したり弱めたりする機能を備えたカラオケ装置に関し、とくに、歌唱者の必要性に応じて自動的にガイドメロディ強弱制御を行う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
歌の素人がカラオケを楽しむ場合に、しっかり覚えていて上手に歌える曲については、カラオケ伴奏音楽中のガイドメロディの音量を相対的に小さくした方がプロ風に聞こえるので好ましい。しかし、よく覚えていない歌を歌うときには、主旋律がしっかり聞きとれるようにガイドメロディの音量を大きくした方が歌いやすくなるので好ましい。
【0003】
このような要望に応えるカラオケ技術がいろいろと開発されている。たとえば特開平8−137483号公報には、利用者の操作によりガイド音声を再生することができるカラオケ装置について開示されている。また、特開平9−134181号公報には、リアルタイムで歌唱状況を分析し、主旋律を外して歌ってしまった場合に自動的にガイドメロディを強調するカラオケ装置が開示されている。また、特許第2785436号公報には、リアルタイムで歌唱音声の音程をメロディー音の音程と比較し、そのずれ量に応じて自動的にメロディー音の音量を調整するカラオケ装置について開示されている。
【0004】
【特許文献1】特開平8−137483号公報
【0005】
【特許文献2】特開平9−134181号公報
【0006】
【特許文献3】特許第2785436号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のガイドメロディ制御方式では、利用者が手動でガイドメロディの音量を調整する必要がある。しかし、演奏前ではその音量をどのくらい調整すればよいのかが解らない。歌唱しながら音量を調整していては歌唱に集中できない。
【0008】
一方、リアルタイムに分析した歌唱状況に応じて自動的にガイドメロディを強調演奏するような場合には、1曲の楽曲演奏を通じてたびたびガイドメロディの音量が変化することになる。とくに、巧く歌える箇所と拙い箇所とは、一般的には不連続に現れるものである。その結果、ガイドメロディの音量が大きくなったかと思えば次の瞬間に小さくなったりして音楽の連続性が失われることもたびたび起こり、伴奏音楽自体が聴き苦しいものになる。
【0009】
さらに、リアルタイムに歌唱状況を分析して制御するといっても、制御は分析の結果に基づいて行うことになる。したがって、分析自体はリアルタイムであっても、制御はおのずと分析のタイミングより遅れて行われることになる。そのため、歌唱状況が巧くなかった箇所そのものではなく、その直後のガイドメロディが強調されることになる。たとえばある歌唱者が、まだあまり習熟していない区間を過ぎて、次の区間からはよく知っていてうまく歌えると待ちかまえていたところが、いきなりガイドメロディの音量が大きくなって不快な思いをする、といった状況も起こりうる。このような状況では、歌唱を補助するという本来の目的に照らしても決して効果的とは言えない。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題に鑑み、利用者の楽曲のフレーズごとの習熟度に応じてガイドメロディを自動的に所定の音量で演奏できるガイドメロディ制御方式が望まれると考え、本発明を創作した。その基本となる発明は、つぎの事項(1)〜(5)を備えたカラオケ装置である。
(1)歌唱者認知手段と、採点履歴記憶手段とを備え、ガイドメロディ強弱制御処理を行うこと
(2)歌唱者認知手段は、リクエスト曲の歌唱者を認知すること
(3)採点履歴記憶手段は、過去のカラオケ歌唱時の採点情報を記憶すること
(4)採点情報は、個人別かつ楽曲別に記録されているとともに、1楽曲の採点情報がフレーズ別に区分されていること
(5)ガイドメロディ強弱制御処理は、リクエスト曲の演奏時に、採点履歴記憶手段に当該歌唱者の当該楽曲に関する採点情報がある場合、その採点情報に基づき、採点結果が悪いフレーズでは採点結果が良いフレーズよりガイドメロディを強調制御すること
【0011】
この発明において、カラオケ演奏時にマイクロホンからの歌声信号を主旋律データと逐次比較して、主旋律データとの一致度合いに対応したフレーズごとの採点情報を生成し、歌唱者識別子と楽曲識別子とに対応付けして採点履歴記憶手段に記録する採点手段を備えることが望ましい。
【0012】
また、採点履歴記憶手段の内容をホスト装置に転送するアップロード通信手段を備えることが望ましい。
【0013】
さらに、ホスト装置から採点情報をダウンロードして採点履歴記憶手段に格納するアップロード通信手段を備えることが望ましい。
【0014】
また、カラオケリモコン装置から送信された採点情報を受信して採点履歴記憶手段に格納するリモコン信号受信手段を備えることも可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】
===カラオケ装置を含むネットワーク構成===
図1は本発明の強調演奏制御方式を採用したカラオケ装置を含むネットワーク構成図である。カラオケ装置1は周知の通信カラオケシステムの演奏端末であり、カラオケ装置1は公衆電話網30を介してカラオケ事業者が管理するホスト装置31と通信する。携帯電話機32はブラウザを実装するとともに、JAVA実行環境とカラオケ装置1と通信するための所定規格の短距離無線通信インタフェース(IrDAやブルートゥース(登録商標)など)とを備えている。そして、カラオケ装置1と協調して本実施例のガイドメロディ制御方式に係わる各種処理を実行するためのJAVAプログラム(カラオケ連携ソフト)がインストールされている。なおカラオケ連携ソフトは、インターネット33上の所定のWWWサーバー34からダウンロードするなどして取り寄せればよい。
【0016】
===カラオケ装置の構成と動作===
図2はカラオケ装置1の機能ブロック図である。カラオケ装置1は周知の通信カラオケシステムの演奏端末とほぼ同様の構成である。中央制御部11は、各周辺構成部を制御してこのカラオケ装置1を統括し、ハードディスク装置12には多数のカラオケ楽曲について、MIDIデータを主体とした伴奏音楽データと、歌詞画像の生成起源となる歌詞描出データとを含むカラオケデータが蓄積されている。伴奏音楽データは、シンセサイザ16に内蔵されている多数の音源のそれぞれを一つの楽器として、それぞれの楽器が発音すべき演奏音について、発音/消音タイミング、音高、音量などを指定している。歌詞描出データは歌詞文字、歌詞文字列の表示/消去タイミング、表示した文字列において歌唱タイミングにある文字を色変えていくための指示情報などを含んでいる。さらにハードディスク装置12には、所定形式の長時間分の動画データと、動画データの処理シーケンス(処理すべき動画データの格納場所と処理順番など)を規定した台本データも格納されている。そして、中央制御部11は、各楽曲のカラオケデータと台本データとを楽曲番号によって識別し、これをカラオケデータベースとして管理している。なお、中央制御部11は、通信制御部23を介して所定の情報通信網に接続されているホスト装置と適時に通信し、新譜楽曲についてのカラオケデータや台本データなどを取り寄せ、カラオケデータベースの内容を随時更新している。またカラオケ装置1は、自身の稼働状態や演奏履歴などをログに録っており、このログを適宜な通信機会にホスト装置に送信する。
【0017】
中央制御部11は、カラオケ装置1本体に配設されている操作パネル14や付属のリモコン送信器13から楽曲番号を含んだ演奏予約コマンドを操作制御部15を介して受け付けると、その番号を内部のRAMに格納して演奏処理の待ち行列で管理する。待ち行列から楽曲番号を順次取り出し、該当のカラオケデータをハードディスク装置12より読み出し、このカラオケデータ中の伴奏音楽データをシンセサイザ16に転送して伴奏音楽を生成させ、歌詞描出データに基づいて伴奏音楽に同期して歌唱すべき箇所が色変わりする歌詞画像をビデオRAM20に順次ビットマップ展開していく。また、台本データに基づいて所定の動画データを所定の順番で映像制御部21に順次転送して歌詞画像の背景動画を復号させる。
【0018】
ミキシングアンプ17は伴奏音楽とマイクロホン19に入力された歌声音声とを混合・増幅してスピーカ18より音響出力する。映像制御部21は、復号した動画映像に歌詞画像をスーパーインポーズ処理してディスプレイ22に表示出力する。
【0019】
カラオケ装置1はよく知られた歌唱採点機能を備えている。このカラオケ装置1において使用するカラオケデータには、フレーズ指定データが付帯され、あらかじめ適宜なフレーズに区分されている。
各フレーズは、歌詞の区切りや息継ぎ箇所などの不自然でない区切りを始点または終点とする区間として定義されたものである。フレーズ指定データは、図3にその論理構成を例示しているように、フレーズ番号と各区間(始点と終点で定義される)とを対応付けしたデータである。各区間の始点および終点は、音楽データの小節番号と拍番号とによって表示される。
利用者がある楽曲を歌唱すると、この楽曲について指定されたフレーズごとに、マイクロホンから採取した歌声信号と主旋律データとを比較対照し、ピッチや符長の一致度合いを算出している。
【0020】
またカラオケ装置1は、ガイドメロディ(強弱)制御機能も備えている。中央制御部11は、楽曲の所定の利用者入力に従って、カラオケデータ中のガイドメロディの音量パラメータを変更し、そのカラオケデータをシンセサイザ16に転送する。それによって、伴奏音楽データ中のガイドメロディを受け持つ楽器パートの音量の設定値を大きくしたり、他のパートの音量設定値を下げたりする。さらに、多機能電話機を所持する利用者を対象として、その利用者が過去にカラオケ装置で歌唱した際の採点情報(採点履歴)に基づいてガイドメロディの音量を自動制御する自動ガイドメロディ制御機能も備えている。
【0021】
===多機能電話機===
多機能電話機32は、カラオケ関連ソフトウエアにより、カラオケ装置1に付属のリモコン送信器13と同等の動作をするとともに、利用者がカラオケ楽曲の楽曲番号と曲目情報の登録を受け付けたり、その登録されているカラオケ楽曲の曲目一覧から利用者が選択した楽曲の演奏予約コマンドを短距離無線通信インタフェースを介してカラオケ装置1に送信したりする動作も行う。また、カラオケ装置1と短距離無線通信インタフェースを介して自動的にリンクを確立し、多機能電話機32の個体識別子(例えば、電話番号など)をカラオケ装置1に与える動作も行う。
【0022】
===採点情報===
カラオケ装置1における自動ガイドメロディ制御方式では、個人別楽曲別の採点情報(採点履歴)に基づいてガイドメロディの音量を自動制御する。採点履歴は、利用者の識別情報と、その利用者が過去にカラオケ装置1にリクエストして歌唱した際の歌唱採点結果を対応付けした情報である。歌唱採点は、前述したように楽曲ごとに指定されたフレーズ単位で実施される。したがって採点結果は、各楽曲のフレーズごとに主旋律データとの一致度合いを100点満点で数値化したものである。
【0023】
カラオケ装置1では個体識別子をキーとして歌唱者を特定(認知)する氏名などの情報を対応づけて管理している。多機能電話機32は、カラオケ装置1に対してある楽曲の演奏予約コマンドを送信すると、自身の個体識別子をカラオケ装置1に送信する。カラオケ装置1は、多機能電話機32からの演奏予約コマンドを起源として楽曲演奏し歌唱を採点すると、採点情報として、楽曲番号と演奏年月日と個体識別子と上記の採点結果とを対応付けして記録する。そして、その採点情報を適時にホスト装置31に送信(アップロード)する。ホスト装置31は、多数のカラオケ装置から集信した採点情報を整理し、個体識別子および楽曲識別子が対応付けされている採点結果については、これを採点履歴(採点履歴記憶手段の内容)として管理する。図4に採点履歴に含まれる各採点情報の概略構造を示した。この例では、個体識別子となる電話番号ごとに楽曲番号とその楽曲のフレーズごとの採点結果とが記載されている。
【0024】
なお、この採点結果には、最も新しい採点結果のみを記録するようにしてもよいし、過去の所定回数分の採点結果の平均値を算出して採点結果として記録するようにしてもよい。
【0025】
===自動ガイドメロディ制御機能===
カラオケ関連ソフトが起動している状態の多機能電話機32がカラオケ装置1に所定の距離内に近づくと、短距離無線通信インタフェース24を介して相互に通信してリンクを確立する。中央制御部11は短距離無線通信インタフェース24を介してリンクが確立されたことを認知すると、多機能電話機32に対して個体識別子の送信を要求する。多機能電話機32は適宜に自身の個体識別子を返送する。
【0026】
この多機能電話機32は、利用者入力により、リクエスト曲の指定情報とともに自動ガイドメロディ制御機能を動作させる旨の指示情報とを受け付けると、リクエスト曲の楽曲番号(楽曲識別子)と自動ガイドメロディ機能の起動指示と多機能電話機32の個体識別子とを含んだ演奏予約コマンドを短距離無線通信インタフェース24を介してカラオケ装置1に送信する。図5には、この演奏予約コマンドを送信するまでの過程を多機能電話機32における画面遷移図によって示した。
【0027】
カラオケ装置1では、中央制御部11がこの自動ガイドメロディ機能の起動指示を含んだ演奏予約コマンドを受け付けると、このリクエスト曲の楽曲番号を個体識別子と対応付けするとともに、ガイドメロディ機能の起動フラグを付加して待ち行列に登録する。
【0028】
中央制御部1は、ガイドメロディ機能の起動フラグがオンになっている楽曲の演奏準備を開始すると、この個体識別子および楽曲識別子をホスト装置31に送信して該当の採点履歴の送付要求を出す。ホスト装置31から個体識別子および楽曲識別子に対応する採点情報を取得(ダウンロード)し、これをハードディスク装置12などの記憶資源に格納する。ついでこの採点情報を参照し、各フレーズでの採点結果を調査する。そしてその調査結果に基づいて各フレーズでのガイドメロディの音量を決定する。
【0029】
本実施例では、過去の採点結果がよいほど、その楽曲のそのフレーズの歌唱には習熟しているものとみなし、ガイドメロディの音量を小さくするようにしている。
【0030】
図6に歌唱採点結果とガイドメロディの音量との関係を示した。採点結果の点数に応じて0・10・20…の11段階の音量が設定されている。音量0はガイドメロディを消音することを意味している。
【0031】
そして中央制御部11は、当該楽曲のフレーズ指定データと上記の手順で決定した各フレーズのガイドメロディの音量値とに基づいて、各フレーズのガイドメロディの音量を調整した上でこの楽曲を演奏する。
【0032】
なおその際には、たとえば、隣り合うフレーズで採点結果の差が所定以上に大きい場合には、急激にガイドメロディの音量の変更が生じて耳障りにならないよう、変化するフレーズの少し手前から徐々に音量を変更するようにしてもよい。とくに突然に採点結果が悪いフレーズが現れる場合には、予告の意味もかねて手前から徐々にガイドメロディの音量を大きくすることが望ましい。
【0033】
逆に、あるフレーズだけ突然採点結果が良くなるような箇所は、偶然に巧く歌えたとみなして、ガイドメロディの音量は変更しないようにしてもよい。
【0034】
また、歌唱者が自動ガイドメロディ機能の起動を指示して演奏予約したにもかかわらずこの歌唱者の採点履歴が記憶されていない場合には、演奏前にメッセージ表示などにより歌唱者に通知したうえで、通常(自動ガイドメロディ機能オフ)のカラオケ演奏を行う。
【0035】
あるいは、歌唱者の採点履歴が記憶されている場合には、この歌唱者による起動指示を必要とせずに自動的にガイドメロディ機能を起動するようにしてもよい。
【0036】
===採点履歴の管理形態===
カラオケ装置1が採点履歴をホスト装置31から取り寄せる構成とせず、多機能電話機32から取り寄せる構成とすることもできる。この場合には、多機能電話機32が採点結果を録っておくようにして、適時にカラオケ装置1に送信する。あるいは、カラオケ事業者が管理するWWWサーバーなどに採点履歴を管理しておき、カラオケ装置1を利用する際に、多機能電話機32がそのWWWサーバーから採点履歴を取り寄せてカラオケ装置1に転送するように構成することができる。もちろん、ホスト装置31にそのWWWサーバーとしての機能を備えさせることもできる。
【0037】
カラオケ装置1が採点履歴を管理することもできる。この場合、利用者は特定のカラオケ装置1に限って自動ガイドメロディ制御機能を使用することができ、個人識別子もそのカラオケ装置1に限ってユニークなものであればよい。カラオケ店舗内にある複数台のカラオケ装置1を相互に通信可能に構成しておけば、同じ店舗にあるいずれかのカラオケ装置1で自動ガイドメロディ制御機能を利用することができる。
【0038】
カラオケ装置1の付属のリモコン送信器に採点履歴を録るための記憶資源を用意しておけば、このリモコン送信器が対象とするカラオケ装置1に限って自動ガイドメロディ制御機能を使用することができる。この場合、リモコン送信器は、個人識別子の指定情報とリクエスト曲の指定情報とを受け付け、その個人識別子とリクエスト曲の楽曲番号と、このリクエスト曲についての採点情報とを含めた演奏予約コマンドをカラオケ装置1に送信すればよい。
【0039】
なお個人識別子として、上記実施例で示した電話番号の他にも、多機能電話機32の機体番号、氏名やニックネーム、カラオケ店舗が払い出した利用者番号、指紋や虹彩などの個人を認知できる情報を適用できる。
【0040】
【発明の効果】
本発明のカラオケ装置によれば、利用者の楽曲のフレーズごとの習熟度に応じてガイドメロディを自動的に所定の音量に調整することができる。利用者に特別な操作を要求することなく、ガイドが必要な箇所の音量が自動的に大きくなるので、歌唱の補助が適切に行われる。そのため、練習を目的とする利用など、カラオケの新たな利用形態が創出されるので、カラオケの利用機会を増大させる効果を期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガイドメロディ強弱制御方式を採用したカラオケ装置を含むネットワーク構成図である。
【図2】上記カラオケ装置の機能ブロック図である。
【図3】上記カラオケ装置で使用するカラオケデータに付帯するフレーズ指定データの論理構成図である。
【図4】上記ガイドメロディ強弱制御方式にて採用される採点履歴の概略図である。
【図5】上記ガイドメロディ強弱制御方式を利用するためのユーザインタフェースとなる多機能電話機における画面遷移図である。
【図6】上記採点履歴に含まれる採点結果とガイドメロディ強弱制御方式によって調整されるガイドメロディの音量との対応関係図である。
【符号の説明】
1 カラオケ装置
11 中央制御部
12 ハードディスク装置
16 シンセサイザ
23 通信制御部
24 短距離無線通信インタフェース
31 ホスト装置
32 多機能電話機
Claims (5)
- 歌唱者認知手段と、採点履歴記憶手段とを備え、ガイドメロディ強弱制御処理を行うカラオケ装置であって、
歌唱者認知手段は、リクエスト曲の歌唱者を認知し、
採点履歴記憶手段は、過去のカラオケ歌唱時の採点情報を記憶し、
採点情報は、個人別かつ楽曲別に記録されているとともに、1楽曲の採点情報がフレーズ別に区分されており、
ガイドメロディ強弱制御処理は、リクエスト曲の演奏時に、採点履歴記憶手段に当該歌唱者の当該楽曲に関する採点情報がある場合、その採点情報に基づき、採点結果が悪いフレーズでは採点結果が良いフレーズよりガイドメロディを強調制御する
カラオケ装置。 - カラオケ演奏時にマイクロホンからの歌声信号を主旋律データと逐次比較して、主旋律データとの一致度合いに対応したフレーズごとの採点情報を生成し、歌唱者識別子と楽曲識別子とに対応付けして採点履歴記憶手段に記録する採点手段を備えた請求項1に記載のカラオケ装置。
- 採点履歴記憶手段の内容をホスト装置に転送するアップロード通信手段を備えた請求項1または請求項2に記載のカラオケ装置。
- ホスト装置から採点情報をダウンロードして採点履歴記憶手段に格納するダウンロード通信手段を備えた請求項1〜3のいずれかに記載のカラオケ装置。
- カラオケリモコン装置から送信された採点情報を受信して採点履歴記憶手段に格納するリモコン信号受信手段を備えた請求項1または請求項2に記載のカラオケ装置。
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