JP2008225395A - 像ブレ補正装置、像ブレ補正方法および記録媒体 - Google Patents

像ブレ補正装置、像ブレ補正方法および記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 誤ったブレ検出に基づく不必要な像ブレ補正動作による像ブレの発生、ブレ補正が不要との誤認による不適切な像ブレ補正動作の不作動を防止して、充分に適正な像ブレ補正を行う。
【解決手段】 手ブレ補正処理が開始されると、ジャイロセンサの角速度検出出力を取り込んで、検出出力が閾値Th1未満であるか否かを判別する。ジャイロセンサの検出出力が閾値Th1未満であれば、ジャイロセンサの出力をマスキングしゼロとみなす。ジャイロセンサの検出出力が、閾値Th1未満でなく閾値Th1以上であれば、ジャイロセンサの出力をそのまま用いて、移動量を算出し、その移動量に従って、コイル36を駆動する。そして、露光が終了していなければ、露光が終了するまでジャイロセンサの角速度検出出力を取り込む動作を周期的に繰り返す。
【選択図】 図15

Description

本発明は、スティルカメラやビデオカメラ等の撮像装置における手ブレ等の像ブレを補正する像ブレ補正装置および像ブレ補正方法に係り、特に像ブレの発生状況に適合した補正動作により補正効果を向上し得るディジタルカメラ等に好適な像ブレ補正装置、像ブレ補正方法およびそれを実現するためのプログラムを記録した記録媒体に関するものである。
スティルカメラやビデオカメラ等の撮像装置における手ブレ等の撮像装置の像ブレは、撮像装置の振動等の意図しない不要な運動により発生する。一般に、このような像ブレを補正するための像ブレ補正装置は、ジャイロセンサ等のブレ検出センサを用いて撮像装置の振動等の運動を検出し、その検出情報に応じて撮像装置の撮像レンズの少なくとも一部からなる補正光学系およびCCD撮像素子等の撮像素子の少なくとも一方からなる補正系をブレが軽減する方向に駆動する構成となっている。
この像ブレ補正は、撮像中に行われるため、上述した補正系の駆動によるノイズ、撮像素子の駆動ノイズ、または信号処理LSI(大規模集積回路)およびCPU(中央処理ユニット)の動作により生ずるノイズなどの影響を受けてしまう。このため、これらノイズの影響を考慮せずに補正系を駆動すると、本来の像ブレを軽減する方向以外の方向に補正系を作動させてしまうことになり、結果として像ブレ補正によって像ブレを作ってしまうこともある。
そのような像ブレの対策として、像ブレ補正が必要でない三脚使用時であることを、機械式スイッチにて検出し、像ブレ補正処理を停止させるようにした撮像装置が、例えば特許文献1(特開2003−189164号)等において提案されている。すなわち、三脚使用時には、手持ち撮影でないので、手ブレが発生する可能性がほとんどなく、像ブレが発生しない場合に像ブレ補正を施せば、ノイズ等に起因する誤動作による像ブレを生じる危険が高いと考えられる。そこで、特許文献1(特開2003−189164号)においては、撮像装置に三脚の装着の有無を検出する機械的なスイッチを設け、三脚の装着を検出した場合には、像ブレ補正処理を停止させるようにしている。
また、角速度センサ等のブレ検出手段の検出に基づく値が所定値よりも小さい場合に像ブレ補正処理を停止させるようにした装置が、例えば特許文献2(特開2001−201778号)等において提案されている。すなわち、ブレ検出手段の検出に基づく値が非常に小さい場合には、手ブレ等のブレがほとんど生じておらず、像ブレのための補正手段は主としてノイズに反応して動作することになり、補正処理に起因する像ブレを生じ易い。これに対して、特許文献2(特開2001−201778号)においては、補正処理開始から所定時間経過した後に、ブレ検出手段の検出結果の積分値が所定値よりも小さい場合には、以後の像ブレの補正処理を行わない。
さらに、角速度センサ等のブレ検出手段の出力状態に基づいて像ブレのための補正手段の帯域応答特性を切り換えて制御する装置が、例えば特許文献2(特許第3473105号)等において提案されている。すなわち、パンニングやティルティングの際に手ブレのための補正動作が行われると、むしろ滑らかなパンニングやティルティングを阻害してしまうことになる。この特許文献2(特許第3473105号)には、角速度センサの出力が所定時間以上連続して閾値を超えている場合には、パンニングまたはティルティングと判断し、閾値を超える出力が所定時間未満しか連続しない場合には、手ブレと判断することおよびこの判断結果に基づいてブレ検出手段の出力のハイパスフィルタ特性を切り換えて補正処理の応答特性の帯域制御を行うことなどが開示されている。
しかしながら、これら従来提案された手法においては、例えば、三脚ねじを利用したグリップ補助装置や補助光照射装置を用いている場合、小型の三脚を取り付けたまま手持ちしている場合などのように、三脚ねじ穴が使用されていても固定されていない場合には、像ブレ補正を全く行うことができなかったり、所定時間を経過するまでの間のノイズ等による像ブレの誤った補正処理動作に対処できなかったりするため、かならずしも適切な像ブレ補正を行うことができなかった。
特開2003−189164号公報 特開2001−201778号公報 特許第3473105号公報
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、誤ったブレ検出に基づく不必要な像ブレ補正動作による像ブレの発生を抑制して、しかもブレ補正が不要との誤認による不適切な像ブレ補正動作の不作動をも効果的に防止して、充分に適正な像ブレ補正を可能とする像ブレ補正装置、像ブレ補正方法およびそれを実現するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的としている。
本発明の請求項1の目的は、特に、ブレ検出の状況に基づく一層適切な像ブレ補正動作を可能とする像ブレ補正装置を提供することにある。
本発明の請求項2の目的は、特に、ブレ検出の変動状況に基づくより一層適切で且つ高精度な像ブレ補正動作を可能とする像ブレ補正装置を提供することにある。
本発明の請求項3の目的は、特に、ブレ検出の変動状況に基づくより適切で且つ高精度な像ブレ補正動作を可能とする像ブレ補正装置を提供することにある。
本発明の請求項4の目的は、特に、ブレ検出の変動状況に基づくより適切で且つ高精度な像ブレ補正動作を可能とする像ブレ補正装置を提供することにある。
本発明の請求項5の目的は、特に、ブレ検出の変動状況に基づくさらに適切で且つ高精度な像ブレ補正動作を可能とする像ブレ補正装置を提供することにある。
本発明の請求項6の目的は、特に、ブレ検出の変動状況に基づくさらに一層適切で且つ高精度な像ブレ補正動作を可能とする像ブレ補正装置を提供することにある。
本発明の請求項7の目的は、特に、ブレ検出の変動状況に基づくさらに一層適切で且つ高精度な像ブレ補正動作を可能とする像ブレ補正装置を提供することにある。
本発明の請求項8の目的は、特に、ブレ検出の変動状況に基づくさらに一層適切で且つ高精度な像ブレ補正動作を可能とする像ブレ補正装置を提供することにある。
本発明の請求項9の目的は、特に、ブレ検出の状況に基づく一層適切な像ブレ補正動作を可能とする像ブレ補正方法を提供することにある。
本発明の請求項10の目的は、特に、ブレ検出の変動状況に基づくより一層適切で且つ高精度な像ブレ補正動作を可能とする像ブレ補正方法を提供することにある。
本発明の請求項11の目的は、特に、ブレ検出の変動状況に基づくより適切で且つ高精度な像ブレ補正動作を可能とする像ブレ補正方法を提供することにある。
本発明の請求項12の目的は、特に、ブレ検出の変動状況に基づくより適切で且つ高精度な像ブレ補正動作を可能とする像ブレ補正方法を提供することにある。
本発明の請求項13の目的は、特に、ブレ検出の変動状況に基づくさらに適切で且つ高精度な像ブレ補正動作を可能とする像ブレ補正方法を提供することにある。
本発明の請求項14の目的は、特に、ブレ検出の変動状況に基づくさらに一層適切で且つ高精度な像ブレ補正動作を可能とする像ブレ補正方法を提供することにある。
本発明の請求項15の目的は、特に、ブレ検出の変動状況に基づくさらに一層適切で且つ高精度な像ブレ補正動作を可能とする像ブレ補正方法を提供することにある。
本発明の請求項16の目的は、特に、ブレ検出の変動状況に基づくさらに一層適切で且つ高精度な像ブレ補正動作を可能とする像ブレ補正方法を提供することにある。
本発明の請求項17の目的は、特に、ブレ検出の状況に基づく一層適切な像ブレ補正動作を可能とするプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
本発明の請求項18の目的は、特に、ブレ検出の変動状況に基づくより一層適切で且つ高精度な像ブレ補正動作を可能とするプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
本発明の請求項19の目的は、特に、ブレ検出の変動状況に基づくより適切で且つ高精度な像ブレ補正動作を可能とするプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
本発明の請求項20の目的は、特に、ブレ検出の変動状況に基づくより適切で且つ高精度な像ブレ補正動作を可能とするプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
本発明の請求項21の目的は、特に、ブレ検出の変動状況に基づくさらに適切で且つ高精度な像ブレ補正動作を可能とするプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
本発明の請求項22の目的は、特に、ブレ検出の変動状況に基づくさらに一層適切で且つ高精度な像ブレ補正動作を可能とするプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
本発明の請求項23の目的は、特に、ブレ検出の変動状況に基づくさらに一層適切で且つ高精度な像ブレ補正動作を可能とするプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
本発明の請求項24の目的は、特に、ブレ検出の変動状況に基づくさらに一層適切で且つ高精度な像ブレ補正動作を可能とするプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
請求項1に記載した本発明に係る像ブレ補正装置は、上述した目的を達成するために、
撮像装置の移動によるブレ量を検出するブレ検出手段と、
前記ブレ検出手段で検出されるブレ量に基づいて像ブレを補正する像ブレ補正手段と、
前記ブレ検出手段で検出されるブレ量が第1のブレ量閾値以上であるか否かを判別する第1ブレ量判別手段と、
前記第1ブレ量判別手段の判別結果に基づき、前記ブレ検出手段で検出されるブレ量のうちの前記第1のブレ量閾値未満のブレ量を前記像ブレ補正手段による像ブレ補正に反映させないようにする補正制御手段と
を具備することを特徴としている。
請求項2に記載した本発明に係る像ブレ補正装置は、請求項1の像ブレ補正装置であって、
前記ブレ検出手段で検出されるブレ量が第2のブレ量閾値以上であるか否かを判別する第2ブレ量判別手段をさらに備え、且つ
前記補正制御手段は、前記ブレ検出手段で検出されるブレ量が第2のブレ量閾値以上となったときに前記第1ブレ量判別手段における第1のブレ量閾値を小さくする手段を含むことを特徴としている。
請求項3に記載した本発明に係る像ブレ補正装置は、請求項2の像ブレ補正装置であって、
前記ブレ検出手段によるブレ量の周期的な検出結果に基づいて、前記第2ブレ量判別手段が前記ブレ量を前記第2のブレ量閾値以上であると判別した連続回数を計数する第1の計数手段をさらに備え、且つ
前記補正制御手段は、前記第1の計数手段の計数回数が第1の計数閾値以上になったときに前記第1ブレ量判別手段における第1のブレ量閾値を小さくする手段を含むことを特徴としている。
請求項4に記載した本発明に係る像ブレ補正装置は、請求項1の像ブレ補正装置であって、
前記ブレ検出手段によるブレ量の周期的な検出結果に基づいてブレ方向を判定するブレ方向判定手段と、
前記ブレ方向判定手段によるブレ方向の判定結果に基づいて同じブレ方向が連続して検出された回数を計数する第2の計数手段と
をさらに備え、且つ
前記補正制御手段は、前記第2の計数手段の計数回数が第2の計数閾値以上となったときに前記第1ブレ量判別手段における第1のブレ量閾値を小さくする手段を含むことを特徴としている。
請求項5に記載した本発明に係る像ブレ補正装置は、請求項1の像ブレ補正装置であって、
前記ブレ検出手段で周期的に検出されるブレ量が前記第2のブレ量閾値以上であるか否かを判別する第2ブレ量判別手段と、
前記第2ブレ量判別手段が前記ブレ量を前記第2のブレ量閾値以上であると判別した連続回数を計数する第1の計数手段と、
前記ブレ検出手段による周期的なブレ量の検出結果に基づいてブレ方向を判定するブレ方向判定手段と、
前記ブレ方向判定手段によるブレ方向の判定結果に基づいて同じブレ方向が連続して検出された回数を計数する第2の計数手段と
をさらに備え、且つ
前記補正制御手段は、前記第1の計数手段の計数回数が第1の計数閾値以上で且つ前記第2の計数手段の計数回数が第2の計数閾値以上となったときに、前記第1ブレ量判別手段における第1のブレ量閾値を小さくする手段を含むことを特徴としている。
請求項6に記載した本発明に係る像ブレ補正装置は、請求項3〜5のいずれか1項の像ブレ補正装置であって、
前記第1の計数手段および前記第2の計数手段の少なくとも一方は、前記ブレ検出手段による周期的なブレ検出と同期して計数が行われる手段を含むことを特徴としている。
請求項7に記載した本発明に係る像ブレ補正装置は、請求項2〜6のいずれか1項の像ブレ補正装置であって、
前記補正制御手段は、前記第1のブレ量閾値を小さくするか否かの判断を、前記ブレ検出手段による周期的なブレ検出と同期して行う手段を含むことを特徴としている。
請求項8に記載した本発明に係る像ブレ補正装置は、請求項3〜5のいずれか1項の像ブレ補正装置であって、
前記第1の計数手段にて前記第1の計数閾値についておよび前記第2の計数手段にて前記第2の計数閾値について連続を判定している期間は、前記像ブレ補正手段にて像ブレの補正を行っている期間よりも短いことを特徴としている。
請求項9に記載した本発明に係る像ブレ補正方法は、上述した目的を達成するために、
撮像装置の移動によるブレ量を検出するブレ検出過程と、
前記ブレ検出過程で検出されるブレ量に基づいて像ブレを補正する像ブレ補正過程と、
前記ブレ検出過程で検出されるブレ量が第1のブレ量閾値以上であるか否かを判別する第1ブレ量判別過程と、
前記第1ブレ量判別過程の判別結果に基づき、前記ブレ検出過程で検出されるブレ量のうちの前記第1のブレ量閾値未満のブレ量を前記像ブレ補正過程による像ブレ補正に反映させないようにする補正制御過程と
を有することを特徴としている。
請求項10に記載した本発明に係る像ブレ補正方法は、請求項9の像ブレ補正方法であって、
前記ブレ検出過程で検出されるブレ量が第2のブレ量閾値以上であるか否かを判別する第2ブレ量判別過程をさらに有し、且つ
前記補正制御過程は、前記ブレ検出過程で検出されるブレ量が第2のブレ量閾値以上となったときに前記第1ブレ量判別過程における第1のブレ量閾値を小さくする過程を含むことを特徴としている。
請求項11に記載した本発明に係る像ブレ補正方法は、請求項10の像ブレ補正方法であって、
前記ブレ検出過程によるブレ量の周期的な検出結果に基づいて、前記第2ブレ量判別過程が前記ブレ量を前記第2のブレ量閾値以上であると判別した連続回数を計数する第1の計数過程をさらに有し、且つ
前記補正制御過程は、前記第1の計数過程の計数回数が第1の計数閾値以上になったときに前記第1ブレ量判別過程における第1のブレ量閾値を小さくする過程を含むことを特徴としている。
請求項12に記載した本発明に係る像ブレ補正方法は、請求項9の像ブレ補正方法であって、
前記ブレ検出過程によるブレ量の周期的な検出結果に基づいてブレ方向を判定するブレ方向判定過程と、
前記ブレ方向判定過程によるブレ方向の判定結果に基づいて同じブレ方向が連続して検出された回数を計数する第2の計数過程と
をさらに有し、且つ
前記補正制御過程は、前記第2の計数過程の計数回数が第2の計数閾値以上となったときに前記第1ブレ量判別過程における第1のブレ量閾値を小さくする過程を含むことを特徴としている。
請求項13に記載した本発明に係る像ブレ補正方法は、請求項9の像ブレ補正方法であって、
前記ブレ検出過程で周期的に検出されるブレ量が前記第2のブレ量閾値以上であるか否かを判別する第2ブレ量判別過程と、
前記第2ブレ量判別過程が前記ブレ量を前記第2のブレ量閾値以上であると判別した連続回数を計数する第1の計数過程と、
前記ブレ検出過程による周期的なブレ量の検出結果に基づいてブレ方向を判定するブレ方向判定過程と、
前記ブレ方向判定過程によるブレ方向の判定結果に基づいて同じブレ方向が連続して検出された回数を計数する第2の計数過程と
をさらに有し、且つ
前記補正制御過程は、前記第1の計数過程の計数回数が第1の計数閾値以上で且つ前記第2の計数過程の計数回数が第2の計数閾値以上となったときに、前記第1ブレ量判別過程における第1のブレ量閾値を小さくする過程を含むことを特徴としている。
請求項14に記載した本発明に係る像ブレ補正方法は、請求項11〜13のいずれか1項の像ブレ補正方法であって、
前記第1の計数過程および前記第2の計数過程の少なくとも一方は、前記ブレ検出過程による周期的なブレ検出と同期して計数が行われる過程を含むことを特徴としている。
請求項15に記載した本発明に係る像ブレ補正方法は、請求項10〜14のいずれか1項の像ブレ補正方法であって、
前記補正制御過程は、前記第1のブレ量閾値を小さくするか否かの判断を、前記ブレ検出過程による周期的なブレ検出と同期して行う過程を含むことを特徴としている。
請求項16に記載した本発明に係る像ブレ補正方法は、請求項11〜13のいずれか1項の像ブレ補正方法であって、
前記第1の計数過程にて前記第1の計数閾値についておよび前記第2の計数過程にて前記第2の計数閾値について連続を判定している期間は、前記像ブレ補正過程にて像ブレの補正を行っている期間よりも短いことを特徴としている。
請求項17に記載した本発明に係るプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、
コンピュータに、
撮像装置の移動によるブレ量を検出するブレ検出手順と、
前記ブレ検出手順で検出されるブレ量に基づいて像ブレを補正する像ブレ補正手順と、
前記ブレ検出手順で検出されるブレ量が第1のブレ量閾値以上であるか否かを判別する第1ブレ量判別手順と、
前記第1ブレ量判別手順の判別結果に基づき、前記ブレ検出手順で検出されるブレ量のうちの前記第1のブレ量閾値未満のブレ量を前記像ブレ補正手順による像ブレ補正に反映させないようにする補正制御手順と
を有することを特徴とする像ブレ補正を実行させるためのプログラムを記録している。
請求項18に記載した本発明に係るプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、請求項17のコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記ブレ検出手順で検出されるブレ量が第2のブレ量閾値以上であるか否かを判別する第2ブレ量判別手順をさらに有し、且つ
前記補正制御手順は、前記ブレ検出手順で検出されるブレ量が第2のブレ量閾値以上となったときに前記第1ブレ量判別手順における第1のブレ量閾値を小さくする手順を含むことを特徴とする像ブレ補正を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録している。
請求項19に記載した本発明に係るプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、請求項18のコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記ブレ検出手順によるブレ量の周期的な検出結果に基づいて、前記第2ブレ量判別手順が前記ブレ量を前記第2のブレ量閾値以上であると判別した連続回数を計数する第1の計数手順をさらに有し、且つ
前記補正制御手順は、前記第1の計数手順の計数回数が第1の計数閾値以上になったときに前記第1ブレ量判別手順における第1のブレ量閾値を小さくする手順を含むことを特徴とする像ブレ補正を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録している。
請求項20に記載した本発明に係るプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、請求項17のコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記ブレ検出手順によるブレ量の周期的な検出結果に基づいてブレ方向を判定するブレ方向判定手順と、
前記ブレ方向判定手順によるブレ方向の判定結果に基づいて同じブレ方向が連続して検出された回数を計数する第2の計数手順と
をさらに有し、且つ
前記補正制御手順は、前記第2の計数手順の計数回数が第2の計数閾値以上となったときに前記第1ブレ量判別手順における第1のブレ量閾値を小さくする手順を含むことを特徴とする像ブレ補正を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録している。
請求項21に記載した本発明に係るプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、請求項17のコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記ブレ検出手順で周期的に検出されるブレ量が前記第2のブレ量閾値以上であるか否かを判別する第2ブレ量判別手順と、
前記第2ブレ量判別手順が前記ブレ量を前記第2のブレ量閾値以上であると判別した連続回数を計数する第1の計数手順と、
前記ブレ検出手順による周期的なブレ量の検出結果に基づいてブレ方向を判定するブレ方向判定手順と、
前記ブレ方向判定手順によるブレ方向の判定結果に基づいて同じブレ方向が連続して検出された回数を計数する第2の計数手順と
をさらに有し、且つ
前記補正制御手順は、前記第1の計数手順の計数回数が第1の計数閾値以上で且つ前記第2の計数手順の計数回数が第2の計数閾値以上となったときに、前記第1ブレ量判別手順における第1のブレ量閾値を小さくする手順を含むことを特徴とする像ブレ補正を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録している。
請求項22に記載した本発明に係るプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、請求項19〜21のいずれか1項のコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記第1の計数手順および前記第2の計数手順の少なくとも一方は、前記ブレ検出手順による周期的なブレ検出と同期して計数が行われる手順を含むことを特徴とする像ブレ補正を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録している。
請求項23に記載した本発明に係るプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、請求項18〜22のいずれか1項のコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記補正制御手順は、前記第1のブレ量閾値を小さくするか否かの判断を、前記ブレ検出手順による周期的なブレ検出と同期して行う手順を含むことを特徴とする像ブレ補正を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録している。
請求項24に記載した本発明に係るプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、請求項19〜21のいずれか1項のコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記第1の計数手順にて前記第1の計数閾値についておよび前記第2の計数手順にて前記第2の計数閾値について連続を判定している期間は、前記像ブレ補正手順にて像ブレの補正を行っている期間よりも短いことを特徴とする像ブレ補正を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録している。
本発明によれば、誤ったブレ検出に基づく不必要な像ブレ補正動作による像ブレの発生を抑制して、しかもブレ補正が不要との誤認による不適切な像ブレ補正動作の不作動をも効果的に防止して、充分に適正な像ブレ補正を可能とする像ブレ補正装置、像ブレ補正方法およびそれを実現するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することができる。
すなわち、本発明の請求項1の像ブレ補正装置によれば、
撮像装置の移動によるブレ量を検出するブレ検出手段と、前記ブレ検出手段で検出されるブレ量に基づいて像ブレを補正する像ブレ補正手段と、前記ブレ検出手段で検出されるブレ量が第1のブレ量閾値以上であるか否かを判別する第1ブレ量判別手段と、前記第1ブレ量判別手段の判別結果に基づき、前記ブレ検出手段で検出されるブレ量のうちの前記第1のブレ量閾値未満のブレ量を前記像ブレ補正手段による像ブレ補正に反映させないようにする補正制御手段とを具備することにより、
ブレ検出の状況に基づく一層適切な像ブレ補正動作が可能となり、特に、誤ったブレ検出に基づく不必要な像ブレ補正動作による像ブレの発生を抑制することが可能となる。
また、本発明の請求項2の像ブレ補正装置によれば、請求項1の像ブレ補正装置において、
前記ブレ検出手段で検出されるブレ量が第2のブレ量閾値以上であるか否かを判別する第2ブレ量判別手段をさらに備え、且つ前記補正制御手段は、前記ブレ検出手段で検出されるブレ量が第2のブレ量閾値以上となったときに前記第1ブレ量判別手段における第1のブレ量閾値を小さくする手段を含むことにより、
ブレ検出の変動状況に基づくより一層適切で且つ高精度な像ブレ補正動作が可能となり、特に、ブレ補正が不要との誤認による不適切な像ブレ補正動作の不作動をも効果的に防止することが可能となる。
本発明の請求項3の像ブレ補正装置によれば、請求項2の像ブレ補正装置において、
前記ブレ検出手段によるブレ量の周期的な検出結果に基づいて、前記第2ブレ量判別手段が前記ブレ量を前記第2のブレ量閾値以上であると判別した連続回数を計数する第1の計数手段をさらに備え、且つ前記補正制御手段は、前記第1の計数手段の計数回数が第1の計数閾値以上になったときに前記第1ブレ量判別手段における第1のブレ量閾値を小さくする手段を含むことにより、
特に、ブレ検出の変動状況に基づくより適切で且つ高精度な像ブレ補正動作が可能となる。
本発明の請求項4の像ブレ補正装置によれば、請求項1の像ブレ補正装置において、
前記ブレ検出手段によるブレ量の周期的な検出結果に基づいてブレ方向を判定するブレ方向判定手段と、前記ブレ方向判定手段によるブレ方向の判定結果に基づいて同じブレ方向が連続して検出された回数を計数する第2の計数手段とをさらに備え、且つ前記補正制御手段は、前記第2の計数手段の計数回数が第2の計数閾値以上となったときに前記第1ブレ量判別手段における第1のブレ量閾値を小さくする手段を含むことにより、
特に、ブレ検出の変動状況に基づくより適切で且つ高精度な像ブレ補正動作が可能となる。
本発明の請求項5の像ブレ補正装置によれば、請求項1の像ブレ補正装置において、
前記ブレ検出手段で周期的に検出されるブレ量が前記第2のブレ量閾値以上であるか否かを判別する第2ブレ量判別手段と、前記第2ブレ量判別手段が前記ブレ量を前記第2のブレ量閾値以上であると判別した連続回数を計数する第1の計数手段と、前記ブレ検出手段による周期的なブレ量の検出結果に基づいてブレ方向を判定するブレ方向判定手段と、前記ブレ方向判定手段によるブレ方向の判定結果に基づいて同じブレ方向が連続して検出された回数を計数する第2の計数手段とをさらに備え、且つ
前記補正制御手段は、前記第1の計数手段の計数回数が第1の計数閾値以上で且つ前記第2の計数手段の計数回数が第2の計数閾値以上となったときに、前記第1ブレ量判別手段における第1のブレ量閾値を小さくする手段を含むことにより、
特に、ブレ検出の変動状況に基づくさらに適切で且つ高精度な像ブレ補正動作が可能となる。
本発明の請求項6の像ブレ補正装置によれば、請求項3〜5のいずれか1項の像ブレ補正装置において、
前記第1の計数手段および前記第2の計数手段の少なくとも一方は、前記ブレ検出手段による周期的なブレ検出と同期して計数が行われる手段を含むことにより、
特に、ブレ検出の変動状況に基づくさらに一層適切で且つ高精度な像ブレ補正動作が可能となる。
本発明の請求項7の像ブレ補正装置によれば、請求項2〜6のいずれか1項の像ブレ補正装置において、
前記補正制御手段は、前記第1のブレ量閾値を小さくするか否かの判断を、前記ブレ検出手段による周期的なブレ検出と同期して行う手段を含むことにより、
特に、ブレ検出の変動状況に基づくさらに一層適切で且つ高精度な像ブレ補正動作が可能となる。
本発明の請求項8の像ブレ補正装置によれば、請求項3〜5のいずれか1項の像ブレ補正装置において、
前記第1の計数手段にて前記第1の計数閾値についておよび前記第2の計数手段にて前記第2の計数閾値について連続を判定している期間は、前記像ブレ補正手段にて像ブレの補正を行っている期間よりも短くすることにより、
特に、ブレ検出の変動状況に基づくさらに一層適切で且つ高精度な像ブレ補正動作が可能となる。
本発明の請求項9の像ブレ補正方法によれば、
撮像装置の移動によるブレ量を検出するブレ検出過程と、前記ブレ検出過程で検出されるブレ量に基づいて像ブレを補正する像ブレ補正過程と、前記ブレ検出過程で検出されるブレ量が第1のブレ量閾値以上であるか否かを判別する第1ブレ量判別過程と、前記第1ブレ量判別過程の判別結果に基づき、前記ブレ検出過程で検出されるブレ量のうちの前記第1のブレ量閾値未満のブレ量を前記像ブレ補正過程による像ブレ補正に反映させないようにする補正制御過程とを有することにより、
ブレ検出の状況に基づく一層適切な像ブレ補正動作が可能となり、特に、誤ったブレ検出に基づく不必要な像ブレ補正動作による像ブレの発生を抑制することが可能となる。
本発明の請求項10の像ブレ補正方法によれば、請求項9の像ブレ補正方法において、
前記ブレ検出過程で検出されるブレ量が第2のブレ量閾値以上であるか否かを判別する第2ブレ量判別過程をさらに有し、且つ前記補正制御過程は、前記ブレ検出過程で検出されるブレ量が第2のブレ量閾値以上となったときに前記第1ブレ量判別過程における第1のブレ量閾値を小さくする過程を含むことにより、
特に、ブレ検出の変動状況に基づくより一層適切で且つ高精度な像ブレ補正動作が可能となる。
本発明の請求項11の像ブレ補正方法によれば、請求項10の像ブレ補正方法において、
前記ブレ検出過程によるブレ量の周期的な検出結果に基づいて、前記第2ブレ量判別過程が前記ブレ量を前記第2のブレ量閾値以上であると判別した連続回数を計数する第1の計数過程をさらに有し、且つ前記補正制御過程は、前記第1の計数過程の計数回数が第1の計数閾値以上になったときに前記第1ブレ量判別過程における第1のブレ量閾値を小さくする過程を含むことにより、
ブレ検出の変動状況に基づくより適切で且つ高精度な像ブレ補正動作が可能となり、特に、ブレ補正が不要との誤認による不適切な像ブレ補正動作の不作動をも効果的に防止することが可能となる。
本発明の請求項12の像ブレ補正方法によれば、請求項9の像ブレ補正方法において、
前記ブレ検出過程によるブレ量の周期的な検出結果に基づいてブレ方向を判定するブレ方向判定過程と、前記ブレ方向判定過程によるブレ方向の判定結果に基づいて同じブレ方向が連続して検出された回数を計数する第2の計数過程とをさらに有し、且つ前記補正制御過程は、前記第2の計数過程の計数回数が第2の計数閾値以上となったときに前記第1ブレ量判別過程における第1のブレ量閾値を小さくする過程を含むことにより、
特に、ブレ検出の変動状況に基づくより適切で且つ高精度な像ブレ補正動作が可能となる。
本発明の請求項13の像ブレ補正方法によれば、請求項9の像ブレ補正方法において、
前記ブレ検出過程で周期的に検出されるブレ量が前記第2のブレ量閾値以上であるか否かを判別する第2ブレ量判別過程と、前記第2ブレ量判別過程が前記ブレ量を前記第2のブレ量閾値以上であると判別した連続回数を計数する第1の計数過程と、前記ブレ検出過程による周期的なブレ量の検出結果に基づいてブレ方向を判定するブレ方向判定過程と、前記ブレ方向判定過程によるブレ方向の判定結果に基づいて同じブレ方向が連続して検出された回数を計数する第2の計数過程とをさらに有し、且つ前記補正制御過程は、前記第1の計数過程の計数回数が第1の計数閾値以上で且つ前記第2の計数過程の計数回数が第2の計数閾値以上となったときに、前記第1ブレ量判別過程における第1のブレ量閾値を小さくする過程を含むことにより、
特に、ブレ検出の変動状況に基づくさらに適切で且つ高精度な像ブレ補正動作が可能となる。
本発明の請求項14の像ブレ補正方法によれば、請求項11〜13のいずれか1項の像ブレ補正方法において、
前記第1の計数過程および前記第2の計数過程の少なくとも一方は、前記ブレ検出過程による周期的なブレ検出と同期して計数が行われる過程を含むことにより、
特に、ブレ検出の変動状況に基づくさらに一層適切で且つ高精度な像ブレ補正動作が可能となる。
本発明の請求項15の像ブレ補正方法によれば、請求項10〜14のいずれか1項の像ブレ補正方法において、
前記補正制御過程は、前記第1のブレ量閾値を小さくするか否かの判断を、前記ブレ検出過程による周期的なブレ検出と同期して行う過程を含むことにより、
特に、ブレ検出の変動状況に基づくさらに一層適切で且つ高精度な像ブレ補正動作が可能となる。
本発明の請求項16の像ブレ補正方法によれば、請求項11〜13のいずれか1項の像ブレ補正方法において、
前記第1の計数過程にて前記第1の計数閾値についておよび前記第2の計数過程にて前記第2の計数閾値について連続を判定している期間は、前記像ブレ補正過程にて像ブレの補正を行っている期間よりも短くすることにより、
特に、ブレ検出の変動状況に基づくさらに一層適切で且つ高精度な像ブレ補正動作が可能となる。
本発明の請求項17のコンピュータ読み取り可能な記録媒体によれば、
コンピュータに、撮像装置の移動によるブレ量を検出するブレ検出手順と、前記ブレ検出手順で検出されるブレ量に基づいて像ブレを補正する像ブレ補正手順と、前記ブレ検出手順で検出されるブレ量が第1のブレ量閾値以上であるか否かを判別する第1ブレ量判別手順と、前記第1ブレ量判別手順の判別結果に基づき、前記ブレ検出手順で検出されるブレ量のうちの前記第1のブレ量閾値未満のブレ量を前記像ブレ補正手順による像ブレ補正に反映させないようにする補正制御手順とを有することを特徴とする像ブレ補正を実行させるためのプログラムを記録することにより、
ブレ検出の状況に基づく一層適切な像ブレ補正動作が可能となり、特に、誤ったブレ検出に基づく不必要な像ブレ補正動作による像ブレの発生を抑制することが可能となる。
本発明の請求項18のコンピュータ読み取り可能な記録媒体によれば、請求項17のコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
前記ブレ検出手順で検出されるブレ量が第2のブレ量閾値以上であるか否かを判別する第2ブレ量判別手順をさらに有し、且つ前記補正制御手順は、前記ブレ検出手順で検出されるブレ量が第2のブレ量閾値以上となったときに前記第1ブレ量判別手順における第1のブレ量閾値を小さくする手順を含むことを特徴とする像ブレ補正を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録することにより、
ブレ検出の変動状況に基づくより一層適切で且つ高精度な像ブレ補正動作が可能となり、特に、ブレ補正が不要との誤認による不適切な像ブレ補正動作の不作動をも効果的に防止することが可能となる。
本発明の請求項19のコンピュータ読み取り可能な記録媒体によれば、請求項18のコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
前記ブレ検出手順によるブレ量の周期的な検出結果に基づいて、前記第2ブレ量判別手順が前記ブレ量を前記第2のブレ量閾値以上であると判別した連続回数を計数する第1の計数手順をさらに有し、且つ前記補正制御手順は、前記第1の計数手順の計数回数が第1の計数閾値以上になったときに前記第1ブレ量判別手順における第1のブレ量閾値を小さくする手順を含むことを特徴とする像ブレ補正を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録することにより、
特に、ブレ検出の変動状況に基づくより適切で且つ高精度な像ブレ補正動作が可能となる。
本発明の請求項20のコンピュータ読み取り可能な記録媒体によれば、請求項17のコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
前記ブレ検出手順によるブレ量の周期的な検出結果に基づいてブレ方向を判定するブレ方向判定手順と、前記ブレ方向判定手順によるブレ方向の判定結果に基づいて同じブレ方向が連続して検出された回数を計数する第2の計数手順とをさらに有し、且つ前記補正制御手順は、前記第2の計数手順の計数回数が第2の計数閾値以上となったときに前記第1ブレ量判別手順における第1のブレ量閾値を小さくする手順を含むことを特徴とする像ブレ補正を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録することにより、
特に、ブレ検出の変動状況に基づくより適切で且つ高精度な像ブレ補正動作が可能となる。
本発明の請求項21のコンピュータ読み取り可能な記録媒体によれば、請求項17のコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
前記ブレ検出手順で周期的に検出されるブレ量が前記第2のブレ量閾値以上であるか否かを判別する第2ブレ量判別手順と、前記第2ブレ量判別手順が前記ブレ量を前記第2のブレ量閾値以上であると判別した連続回数を計数する第1の計数手順と、前記ブレ検出手順による周期的なブレ量の検出結果に基づいてブレ方向を判定するブレ方向判定手順と、前記ブレ方向判定手順によるブレ方向の判定結果に基づいて同じブレ方向が連続して検出された回数を計数する第2の計数手順とをさらに有し、且つ前記補正制御手順は、前記第1の計数手順の計数回数が第1の計数閾値以上で且つ前記第2の計数手順の計数回数が第2の計数閾値以上となったときに、前記第1ブレ量判別手順における第1のブレ量閾値を小さくする手順を含むことを特徴とする像ブレ補正を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録することにより、
特に、ブレ検出の変動状況に基づくさらに適切で且つ高精度な像ブレ補正動作が可能となる。
本発明の請求項22のコンピュータ読み取り可能な記録媒体によれば、請求項19〜21のいずれか1項のコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
前記第1の計数手順および前記第2の計数手順の少なくとも一方は、前記ブレ検出手順による周期的なブレ検出と同期して計数が行われる手順を含むことを特徴とする像ブレ補正を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録することにより、
特に、ブレ検出の変動状況に基づくさらに一層適切で且つ高精度な像ブレ補正動作が可能となる。
本発明の請求項23のコンピュータ読み取り可能な記録媒体によれば、請求項18〜22のいずれか1項のコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
前記補正制御手順は、前記第1のブレ量閾値を小さくするか否かの判断を、前記ブレ検出手順による周期的なブレ検出と同期して行う手順を含むことを特徴とする像ブレ補正を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録することにより、
特に、ブレ検出の変動状況に基づくさらに一層適切で且つ高精度な像ブレ補正動作が可能となる。
本発明の請求項24のコンピュータ読み取り可能な記録媒体によれば、請求項19〜21のいずれか1項のコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
前記第1の計数手順にて前記第1の計数閾値についておよび前記第2の計数手順にて前記第2の計数閾値について連続を判定している期間は、前記像ブレ補正手順にて像ブレの補正を行っている期間よりも短いことを特徴とする像ブレ補正を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録することにより、
特に、ブレ検出の変動状況に基づくさらに一層適切で且つ高精度な像ブレ補正動作が可能となる。
以下、本発明の実施の形態に基づき、図面を参照して本発明に係る像ブレ補正装置が組み込まれたディジタルカメラを詳細に説明する。
図1〜図4は、本発明の実施の形態に係るディジタルカメラの構成を示しており、図1〜図3は、ディジタルカメラの外観構成を模式的に示しており、図4は、図1〜図3のディジタルカメラのシステム構成を模式的に示している。図1は、ディジタルカメラを被写体側から見た正面図、図2は撮影者側から見た背面図、そして図3は上方から見た平面図であり、図4は、システムブロック図である。
図1〜図3において、ディジタルカメラは、カメラボディ1、撮影レンズ2、光学ファインダ3、ストロボ4、液晶ディスプレイ(LCD)5、レリーズボタン11、ワイド側ズームボタン12、テレ側ズームボタン13、方向スイッチ14、メニューボタン15、OKボタン16、電源ボタン17および撮影/再生切り換えダイアル18を有している。
図4において、ディジタルカメラは、レンズ2a、操作部10、メカニカルシャッタ31、モータドライバ32、メインCPU(中央処理部)33、CCD撮像素子34、CCDステージ35、コイル36、コイルドライバ37、ホール素子38、ジャイロセンサ39、D/A(ディジタル−アナログ)コンバータ(DAC)40、A/D(アナログ−ディジタル)コンバータ(ADC)41、タイミング信号発生器(TG)42、CDS回路(相関二重サンプリング回路)43、AGC回路(自動ゲインコントローラ)44、A/D(アナログ−ディジタル)変換器45、発振器46、CCDインタフェース(CCD−I/F)47、SDRAM(シンクロナスダイナミックリードオンリメモリ)48、画像処理部49、JPEGコーデック(JPEG−CODEC)50、カードコントローラ51、メモリコントローラ52、表示インタフェース(表示I/F)53、プログラムリードオンリメモリ(プログラムROM)54、通信インタフェース(通信I/F)55、サブCPU56および表示装置57を備えている。
メインCPU33、DAC40、ADC41、CCD−I/F47、画像処理部49、JPEGコーデック50、カードコントローラ51、メモリコントローラ52、表示I/F53および通信I/F55は、信号処理IC(集積回路)60に搭載されており、CDS回路43、AGC回路44およびA/D変換器45は、アナログフロントエンド(AFE)61に搭載されている。このような構成のディジタルカメラには、必要に応じて、メモリカード71が装着され、あるいは外部機器72に接続される。
なお、図4における操作部10は、図1に示したレリーズボタン11、ワイド側ズームボタン12、テレ側ズームボタン13、方向スイッチ14、メニューボタン15、OKボタン16、電源ボタン17および撮影/再生切り換えダイアル18を含んでおり、レンズ2aは、図1に示した撮影レンズ2に含まれており、そして表示装置57は、図1に示したLCD5およびTV(テレビジョン)モニタのような外部接続される表示装置を含んでいる。
ディジタルカメラは、その外観を図1〜図3に示すように、カメラボディ1に、沈胴式の撮影レンズ2、撮影視野を光学的に確認するための光学ファインダ3、被写体を照明するためのストロボ4および電子ファインダとしてのモニタ表示や撮像された画像を再生表示する画像表示その他の情報表示のためのLCD5が設けられている。さらに、カメラボディ1には、後述する操作部10を構成する撮像操作用のレリーズボタン11、ワイド側にズーミングさせるためのワイド側ズームボタン12、テレ側にズーミングさせるためのテレ側ズームボタン13、メニュー選択等の際に上下左右の各方向向きの情報を入力するための方向スイッチ14、メニュー表示をオン/オフするためのメニューボタン15、選択状況等を選択するためのOKボタン16、電源をオン/オフするための電源ボタン17および撮影モードと再生モードとを切り換えるための撮影/再生切り換えダイアル18を有している。
次に図4に示すディジタルカメラのシステムの各部について説明する。撮影レンズ2に含まれるズームレンズおよびフォーカスレンズ等のレンズ2aおよびメカニカルシャッタ31は、モータドライバ32によって駆動される。モータドライバ32は、信号処理IC60の内部に含まれるマイクロコンピュータ等を用いて構成されるメインCPU33によって制御される。
手ブレ補正系は、固体撮像素子、例えばCCD撮像素子34、が搭載されているCCDステージ35、コイル36、コイルドライバ37、ホール素子38およびジャイロセンサ39を有して構成されている。CCDステージ35は、上下および左右方向に移動可能として支持されている。CCDステージ35には、CCD撮像素子34が固定されるとともにコイル36が一体的に取り付けられ、固定支持側には、このようなコイル36に対応して図4には明確に示していないがマグネットが設けられている(図7および図8参照)。信号処理IC60内のDAC(D/Aコンバータ)40からコイルドライバ37を介してCCDステージ35のコイル36に電流を流すと磁界が発生し、固定支持側のマグネットとの磁気反発吸引力によってCCDステージ35が移動する。CCDステージ35には、コイル36の近傍に位置検出用のホール素子38がコイル36と共にマグネットに対峙して設けられており、CCDステージ35の移動による磁界変動により、位置検出用のホール素子38の出力が変化する。
この変化は、信号処理IC60内のADC(A/Dコンバータ)41によって、ディジタル信号に変換され、この信号に基づきメインCPU33がCCDステージ35の位置を検出する。
ジャイロセンサ39からのブレ角速度に対応した出力は、信号処理IC60のADC41に入力され、ディジタル信号に変換されて、メインCPU33によってブレ角速度量が算出される。このブレ角速度に基づいて補正量が算出され、コイル36への出力値が算出される。
撮像系は、撮像レンズ2によって結像された光学像を電気信号に変換するCCD撮像素子34、CCD撮像素子34を駆動するTG(タイミング信号発生器)42、CCD撮像素子34からの出力データから画像信号を相関二重サンプリングするCDS回路43、CDS回路43のアナログ出力を適宜増幅するAGC回路44およびCCD撮像素子34の出力電気信号に基づきAGC回路44から出力されるアナログ画像データをディジタル信号に変換するA/D変換器45を有して構成されている。ここで、CDS回路43と、AGC回路44と、A/D変換器45とで構成される部分をAFE(アナログフロントエンド)61とする。
発振器46は、メインCPU33を含む信号処理IC60に対するシステムクロックを供給するとともに、このシステムクロックをTG42に対してクロックとして供給している。TG42は、このクロックを受けて、ピクセル同期をとるためのピクセルクロックを信号処理IC60内のCCD−I/F47とAFE61とに供給する。さらにTG42からは、AFE61に対するピクセルクロックと同期してCCD撮像素子34に対する駆動信号としてCCD駆動パルスを供給する。
撮像系から信号処理IC60に入力されたディジタルデータは、CCD−I/F47を介して、画像蓄積部としてのフレームメモリを構成するSDRAM48にRGBデータとして一時保管される。
信号処理IC60は、CCD−I/F47、画像処理部49、表示I/F53、JPEGコーデック50、カードコントローラ51、ADC41、DAC40、そしてこれらを用いてシステム制御を行うメインCPU33を有して構成されている。
CCD−I/F47は、水平駆動信号(HD)および垂直駆動信号(VD)を出力し、それらの信号に同期してAFE61のA/D変換器45から供給されるディジタルRGB信号を取り込み、メモリコントローラ52を経由してSDRAM48にRGBデータとして書き込む。
画像処理部49は、これを制御するメインCPU33から設定された画像現像処理パラメータに基づき、SDRAM48に一時保管されたRGBデータを輝度Yと、色差Cbと、色差CrとからなるYUVデータに変換処理し、SDRAM48へ書き戻す。
表示I/F53は、SDRAM48に書き込まれた表示用データを表示装置57に送り、撮像画像等を表示させる。この表示装置57としては、当該ディジタルカメラ自体が内蔵しているLCD5も含んでおり、このLCD5に表示するが、同様の表示用データをビデオ信号として出力して外部に接続したTV(テレビジョン)装置に表示することも可能である。表示用データとは、撮像画像のような自然画像のY,Cb,CrからなるYUVデータと、撮影モードアイコンなどを表示するためのOSD(オンスクリーンディスプレイ)データとを含み、いずれもSDRAM48に格納されたデータをメモリコントローラ52を介して読み出して表示I/F53に送り、表示I/F53で合成したデータをビデオデータとして出力する。
JPEGコーデック50は、記録時にはSDRAM48に書き込まれたYUVデータを圧縮してJPEG符号化されたデータを出力し、再生時にはメモリカード71から読み出したJPEG符号化データをYUVデータに伸張復元して出力する。カードコントローラ51は、メインCPU33により制御されて、メモリカード71内のデータをSDRAM48に読み出したり、SDRAM48上のデータをメモリカード71に書き込んだりする。
全体の動作を制御する制御部であるメインCPU33は、起動時にプログラムROM54に格納されたプログラムおよび制御データをSDRAM48にロードし、そのプログラムコードに基づいて全体の動作を制御する。メインCPU33は、操作部10の各ボタン等の操作による指示、あるいは図示していないリモートコントローラ(リモコン)等の操作による外部動作指示、あるいはパーソナルコンピュータ(PC)等の外部端末からの通信による通信動作指示に従って、撮像動作の制御、画像処理部49における画像現像処理パラメータの設定、メモリコントロールおよび表示の制御を行う。
操作部10は、撮影者が撮像装置であるディジタルカメラの動作指示を行うためのものであり、撮像を指示するレリーズボタン11、光学ズームおよび電子ズームのズーム倍率を設定するズームボタン12および13、露光モード選択などのその他の各種設定を外部から行うためのボタン14〜16、電源のオン/オフのための電源ボタン17および撮影/再生モード等の動作モードの選択を行う切り換えダイヤル18等を含んでいる。
次に基本的な撮影動作の一連の流れを簡単に説明する。
マイクロプロセッサ等からなるサブCPU56により、ディジタルカメラの電源ボタン17がオンとされたことを検出すると、メインCPU33は、CCD撮像素子34、発振器46、TG42、AFE61、CCD−I/F47、画像処理部49および表示I/F53等に所定の設定を行う。この設定により、レンズ2aを通して入射し結像された光学像は、CCD撮像素子34で光電変換され、アナログ信号としてAFE61に供給される。AFE61では、AGC44によるゲイン調整やA/D変換器45によるA/D変換がなされてディジタル信号としてCCD−I/F47に入力される。CCD−I/F47では黒レベル調整等の処理が行われて、SDRAM48に一旦保存される。このSDRAM48に保存されたRAW−RGB画像データが画像処理部に読み出されて、ガンマ変換処理、ホワイトバランス処理、エッジエンハンス処理およびYUV変換処理が行われYUV画像データとしてSDRAM48に書き戻される。YUV画像データは、表示I/F53に読み出され、例えば出力先がNTSC方式のTVであれば、そのシステムに合わせた水平・垂直の変倍処理が行われて、TVに供給される。この処理がVD(垂直駆動信号)毎に行われることによって、スティル撮影前の確認用の電子ファインダ表示であるモニタリングが行われる。
図5は、静止画撮影の際のタイミングチャートを示している。
サブCPU56が、操作部10のレリーズボタン11、すなわちシャッタ、が押されたことを検出すると、メインCPU33は、レンズ2aの少なくとも一部からなるフォーカスレンズを駆動して、いわゆるCCD−AF方式により合焦動作を実行し、合焦動作完了後に、TG42とAFE61に静止画記録のための露光用設定を行う。この露光開始に合わせて手ブレ補正動作が行われる。ホール素子38がCCDステージ35の位置検出、そしてジャイロセンサ39が当該ディジタルカメラのブレ量検出を行って、手ブレ補正量を計算し、コイルドライバ37を介してコイル36に電流を流すことによって像ブレ補正を行う。
露光完了と同時に、メカニカルシャッタ31を駆動してシャッタを閉じ、手ブレ補正動作が停止する。メインCPU33は、露光完了直前にTG42、AFE61およびCCD−I/F47等に静止画取り込み用の設定を行い、露光完了とともにCCD撮像素子34からのデータの取り込みを行う。
CCD−I/F47を介してSDRAM48に取り込まれたRAW−RGB画像データは、モニタリング時と同様に画像処理部49に読み出されて、YUV変換が行われYUV画像データとしてSDRAM48に書き戻される。YUV画像データは、JPEGコーデック50に読み出されてJPEG圧縮が行われ、SDRAMへ書き戻され、所定のヘッダ情報等が付加された後に、DOS(ディスクオペレーティングシステム)等の所定の書式にしたがってメモリカード71に保存される。
また、YUV画像データは、表示I/F53にも同時に送られ、TV等へ表示される。
図6を参照して、手ブレ補正の補正原理を説明する。
CCD撮像素子34の撮像面(受光面)が、図示P1の位置にある時、被写体の像はoに投影される。しかしながら、手ブレにより、当該ディジタルカメラが、角度θ、すなわちx方向およびy方向にそれぞれθxおよびθy、だけ回転した場合、撮像面は、図示P2の位置に移動し、被写体が投影される場所がo’に移動する。よって、このような場合に、撮像面がP1の位置になるようにx方向およびy方向にそれぞれdxおよびdyだけ平行移動することにより、被写体の撮像面上での投影位置は元に戻る。
図7および図8に撮像面を移動させるCCD撮像素子34の支持駆動機構を示している。図7は、(a)が支持駆動機構を正面から見た正面図、(b)が支持駆動機構を側面から見た側面図および(c)が支持駆動機構を背面から見た背面図である。図7および図8には、CCD撮像素子34、CCDステージ35、コイル36およびホール素子38に加えて、中間可動枠101、固定枠102、マグネット103、中間スライド軸104および固定スライド軸105が示されている。
CCDステージ35は、中間可動枠101の内側に平行に設けられた2本の中間スライド軸104に支持されており、CCDステージ35は、中間可動枠101に対して中間スライド軸104に沿ってスライド移動可能である。CCDステージ35には、CCD撮像素子34、この場合2個のホール素子38およびこの場合4個のコイル36が取り付けられおり、これらはCCDステージ35と共に一体的に移動する。中間可動枠101は、固定枠102の内側に平行に設けられた2本の固定スライド軸105に支持されており、中間可動枠101は、固定枠102に対して固定スライド軸105に沿って移動可能である。固定枠102は、ディジタルカメラ本体に固定されており、この固定枠102にこの場合4個のマグネット103が固定されている。
したがって、CCDステージ35は、固定枠102に対して、二次元的な移動が可能である。CCDステージ35と固定枠102の位置関係が変化すると、マグネット104とホール素子38の位置関係が変化し、ホール素子38の出力が変化する。この場合、ホール素子38は、直交する2方向の位置の変化を検出するように設けられており、ホール素子38の出力からCCDステージ35と固定枠102の位置関係を特定することができる。また、この場合、コイル36およびマグネット104は、第1の方向に沿う移動を生じさせる2組と、第1の方向に直交する第2の方向に沿う移動を生じさせる2組とが配設されており、コイル36に電流を流すことによって第1および第2の方向に沿う駆動力を発生させることができる。
コイル36から発生する磁界の大きさによってCCDステージ35すなわちCCD撮像素子34、の移動量が変化する。また、ホール素子38を用いて磁界の強さを検出して、各方向の移動量を算出する。
CCD撮像素子34の移動目標地点は、ジャイロセンサからの入力を基にして決定される。ジャイロセンサは、ディジタルカメラのピッチ(Pitch)方向の回転とヨー(Yaw)方向の回転とを捉えるように配置する。ジャイロセンサの出力をT〔s〕間隔でA/D変換して取り込む。
ωyaw(t) : YAW方向の瞬間角速度
ωpitch(t): PITCH方向の瞬間角速度
θyaw(t) : YAW方向の変化角度
θpitch(t): PITCH方向の変化角度
Dyaw(t) : YAW方向の回転に対応して移動する移動量
Dpitch(t): PITCH方向の回転に対応して移動する移動量
とすると
θyaw(t) =Σωyaw(i)・T (iは0からtまで)…(1)
θpitch(t)=Σωpitch(i)・T (iは0からtまで)…(2)
で求められる。
一方、ズームポイントzpおよびフォーカスポイントfpに基づいて焦点距離fが決定される。
Dyaw(t) = f*tan(θyaw(t)) …(3)
Dpitch(t) = f*tan(θpitch(t)) …(4)
これがCCD撮像素子34の移動すべき補正量になる。
図9〜図11にブレ角と移動すべき補正量との関係を示す。図9は、ブレ角と焦点距離に対する補正量の幾何学的な関係を示している。図10の(a)に示す焦点距離の換算表とは、この実施の形態におけるディジタルカメラの実際の焦点距離を、一般的な35mm銀塩フィルムカメラの焦点距離(35mm焦点距離)に換算するための表である。ディジタルカメラの場合、CCD等の撮像素子の撮像面の面積は、一般的な35mm銀塩フィルムよりも小さく、実焦点距離が35mm銀塩フィルムの焦点距離よりも短くなる。しかも、CCD等の撮像素子の撮像面の面積は、一律に規格化されているわけではなく、異なる何種類かの仕様が存在するため、使用するCCD撮像素子によって撮像面の面積が異なる。そこで、焦点距離を、一般的な35mm銀塩フィルムにおける焦点距離に換算して、焦点距離や画角を把握し易くすることが必要となる。35mm焦点距離で、28mmが広角側、135mmが望遠側、200mmがさらに望遠側である。図10の(b)は、各焦点距離についてのブレ角と補正量との関係を示している。図11は、図10の(b)の表をグラフ化したものである。
このような補正量を移動させるためにサーボ制御を行う際には、図12に示すように周期T=0.25ms毎の実行サイクルにて、ヨー方向とピッチ方向のジャイロセンサ39の出力から移動量を算出し、その算出結果に応じて、コイル36に電流を流すことによってCCD撮像素子34を目標位置に移動させる。図13が手ブレによるジャイロセンサ39の出力と補正のための移動量の関係である。この移動量がCCD撮像素子34を移動させるべき目標位置となり、それに従ってコイル36を駆動する。
〈第1の実施の形態〉
次に本発明の第1の実施の形態に係るブレ補正装置の特徴となる動作を説明する。
本発明の第1の実施の形態に係るブレ補正装置を適用したディジタルカメラは、ジャイロセンサ39の出力に閾値Th1を設け、閾値未満のブレ角速度検出信号をマスキングして、像ブレの補正に使用しないようにするものであり(本来像ブレ補正用に検出したブレ角速度検出信号に不感帯を設けて補正に使用しないようにすることをマスキングまたはマスク処理と称している)、図14は、(a)その場合のジャイロセンサの出力、(b)マスク処理しない場合の移動量、そして(c)マスク処理した場合の移動量を示している。なお、本発明において、閾値は、変動振幅の絶対値に関する閾値であり、閾値に対する大きい、小さい、以上、以下、未満、または超える等の大小比較は、絶対値について比較しているものとする。
ジャイロセンサ39の検出出力信号は、電源ノイズおよびCCD駆動信号ノイズ等の外部からのノイズ、ならびにジャイロセンサ39自身が出力する誤差などの影響により、ディジタルカメラが三脚等に固定されている状態であっても、例えば図14の(a)に示すように小さなノイズ信号を出力してしまう。そのノイズデータをそのまま移動量として計算した結果が、図14の(b)に示すマスク処理なしの場合の移動量である。
図示のように、本来はブレが発生していないにもかかわらず、ブレ補正処理動作が行われてCCD撮像素子34(CCDステージ35)を移動させてしまい、不適切なブレ補正処理による像ブレを発生させてしまう。これに対して図14の(c)は、閾値Th1未満のジャイロセンサ39出力はブレ補正処理に使用しないように、小信号をマスキングした場合の補正処理結果であり、不適切なブレ補正処理は行われていない。
このように、所定の角速度未満の不感帯に該当する小さなブレ検出信号を像ブレ補正に使わない(ジャイロセンサ39出力をゼロとして扱う)マスク処理が追加された本発明の第1の実施の形態に係る手ブレ補正処理のフローチャートを図15に示している。
図15に示すように、手ブレ補正処理が開始されると、ジャイロセンサ39の角速度検出出力を取り込んで(ステップS11)、検出出力が閾値Th1未満であるか否かを判別する(ステップS12)。ステップS12において、ジャイロセンサ39の検出出力が閾値Th1未満であれば、ジャイロセンサ39の出力をマスキングしゼロとみなす(ステップS13)。このとき、ジャイロセンサ39の出力ゼロについて、移動量を算出するので(ステップS14)、その移動量に従ってコイル36を駆動してもコイル36は事実上駆動されない(ステップS15)。ステップS12において、ジャイロセンサ39の検出出力が、閾値Th1未満でなく閾値Th1以上であれば、ステップS14においてジャイロセンサ39の出力をそのまま用いて、移動量を算出し、その移動量に従って、ステップS15においてコイル36を駆動する。
そして、ステップS15の後には、露光が終了したか否かを判別し(ステップS16)、露光が終了していなければ、ステップS11に戻って、ジャイロセンサ39の角速度検出出力を取り込む動作を周期的に繰り返す。ステップS16で露光が終了したと判別されれば、手ブレ補正処理を終了する。
この第1の実施の形態は、具体的には、例えば、ADC41の入力電圧は3.3V、10bit精度として、ジャイロセンサ39の出力がゼロのときにADC41の出力が512になるように設計されている。そして固定時に発生するノイズによるADCの出力変化が512±4以下であるため、量子化誤差等を考慮して閾値Th1を±6とし、512±5の範囲を像ブレ補正処理に使わないようにする。
このマスク処理は、今回はADC41から読み出した角速度を、メインCPU33が閾値Th1と比較して、閾値未満であるか、閾値以上であるか、を判定している。しかしジャイロセンサ39とADC41の間に、閾値Th1を境に信号をマスキングして、閾値Th1未満の検出出力に対する不感帯を形成するハードウェアを追加して実現してもよい。
〈第2の実施の形態〉
本発明の第2の実施の形態は、上述した第1の実施の形態をさらに高精度化するものである。
上述した第1の実施の形態に従って手ブレ補正を行った場合、図16の(a)に示すように、ジャイロセンサ39の角速度検出出力が正弦波状に変動すると、閾値Th1未満を不感帯とするマスク処理後の角速度データは、図16の(b)のように、閾値Th1を境にゼロから急激に立ち上がったり、急激にゼロに立ち下がったりすることになる。このデータに従ってCCD撮像素子34の移動量を求めると、図16の(c)に破線で示す本来のブレに対応する適切な補正移動量とは異なる図示実線のような歪んだ補正移動量が求められる。
図16は、ジャイロセンサ39の出力が正弦波状の1周期である場合について示しているが、数周期にわたる場合には、例えば5周期の場合を図17に示すようになる。図17の(a)のようにジャイロセンサ39の角速度検出出力が変動すると、閾値Th1未満を不感帯とするマスク処理後の角速度データは、図17の(b)のように、繰り返し閾値Th1を境にゼロから急激に立ち上がったり、急激にゼロに立ち下がったりすることになる。このデータに従ってCCD撮像素子34の移動量を求めると、図17の(c)に破線で示す本来のブレに対応する適切な補正移動量とは異なる図示実線のような歪んだ補正移動量が求められる。
これら図16(c)および図17(c)の実線のような補正移動量は、破線のような適切が補正移動量とは、かなり相違することになり、適切なブレ補正を行うことができない。
特に、ノイズ等の影響を受けにくくするには、閾値Th1を大きくする必要がある。しかしながら、この閾値Th1をあまり大きくすると、図示のように、実際の像面移動量と補正による移動量とに大きな誤差が発生してしまい、手ブレ補正効果が不完全になってしまう。つまりジャイロセンサ39出力が閾値±Th1以上の部分は、手ブレ補正に利用されるが、閾値Th1未満の部分はその値が利用されなくなってしまうためであり、閾値Th1の値を大きくすればするほど、差が大きくなってしまう。
そこで、この問題に対応し、手ブレ補正精度を向上させるために、本発明の第2の実施の形態では、閾値Th2を加える。この閾値Th2は、三脚等による充分な固定状態であるか否かを判断するための閾値である。
すなわち、固定時に発生するノイズによるADC41の出力変化は、例えば、上述したように512±4以下(絶対値)であるとする。また、ディジタルカメラを手で持ったときのADC41の出力変化を測定した結果、例えば512±10以上(絶対値)であることがわかった。そのため固定状態であるかを判断する閾値Th2を10とする。
図18および図19に、このような閾値Th2を追加したことによる補正の改善結果を示している。図18の(a)、(b)および(c)は、それぞれ、ジャイロセンサ39の検出出力、マスク処理後の角速度データおよび結果として得られる補正移動量を、ジャイロセンサ39の検出出力に1周期の変動があった場合について示している。図18においては、ジャイロセンサ39の出力が変化し始める最初の部分では、マスク処理により本来のジャイロセンサ39出力から閾値Th1よりも小さい部分をマスキングして無視する加工が施された値で補正量が算出されている。そのために本来の像面移動量とブレ補正量に若干の差が生じてしまっている。しかしながら、図に縦細線で示すタイミングでの繰り返しサンプリングにおいて、4回連続して閾値Th2を超えていると判定したところで、マスク処理に対する閾値Th1(つまりマスキングされる量)をゼロにする処理が行われるために、それ以降でマスク処理によるジャイロセンサ39の出力の加工制御が行われなくなっている。このため、その後の補正量算出は、ジャイロセンサ39の出力の全データが使われるようになり、図16に比べて、本来の像面移動量に対するずれ、つまり誤差が小さくなっている。本来の像面移動量とブレ補正移動量の誤差が小さいほど補正精度が高いことになるので、図18のようにしてマスク量をゼロにすることで、補正精度を向上させることができる。
このような補正精度向上効果は、図18のように、ジャイロセンサ39の検出出力に1周期の変動があった場合よりも、図19に示すようにジャイロセンサ39の検出出力に数周期、例えば3周期の変動があった場合のほうが顕著にあらわれる。
すなわち、図19の(a)、(b)および(c)は、それぞれ、ジャイロセンサ39の検出出力、マスク処理後の角速度データおよび結果として得られる補正移動量を、ジャイロセンサ39の検出出力に3周期の変動があった場合について示している。図19においては、ジャイロセンサ39の出力が変化し始める最初の部分では、マスク処理により本来のジャイロセンサ39出力から閾値Th1よりも小さい部分をマスキングして無視する加工が施された値で補正量が算出されている。そのために本来の像面移動量とブレ補正量に若干の差が生じてしまっている。しかしながら、図に縦細線で示すタイミングでの繰り返しサンプリングにおいて、4回連続して閾値Th2を超えていると判定したところで、マスク処理に対する閾値Th1(つまりマスキングされる量)をゼロにする処理が行われるために、それ以降でマスク処理によるジャイロセンサ39の出力の加工制御が行われなくなっている。このため、その後の補正量算出は、ジャイロセンサ39の出力の全データが使われるようになり、図17に比べて、本来の像面移動量に対するずれ、つまり誤差が、特に2周期目以降において顕著に小さくなっている。本来の像面移動量とブレ補正移動量の誤差が小さいほど補正精度が高いことになるので、図19のようにしてマスク量をゼロにすることで、補正精度を向上させることができる。
このような手ブレ補正処理を、図20(a)および図20(b)に示すフローチャートを参照して説明する。図20(a)は、補正処理のメインルーチンを示すフローチャートであり、図20(b)は、閾値Th1を変更補正するためのサブルーチンを示すフローチャートである。
図20(a)に示すように、手ブレ補正処理が開始されると、ジャイロセンサ39の角速度検出出力を取り込んで(ステップS21)、図20(b)に示すような閾値Th1の補正サブルーチンを実行する(ステップS22)。ステップS22の閾値Th1の補正サブルーチンが終了すると、検出出力が閾値Th1未満であるか否かを判別する(ステップS23)。ステップS23において、ジャイロセンサ39の検出出力が閾値Th1未満であれば、ジャイロセンサ39の出力をマスキングしゼロとみなす(ステップS24)。このとき、ジャイロセンサ39の出力ゼロについて、移動量を算出するので(ステップS25)、その移動量に従ってコイル36を駆動してもコイル36は事実上駆動されない(ステップS26)。ステップS23において、ジャイロセンサ39の検出出力が、閾値Th1未満でなく閾値Th1以上であれば、ステップS25においてジャイロセンサ39の出力をそのまま用いて、移動量を算出し、その移動量に従って、ステップS26においてコイル36を駆動する。そして、ステップS26の後には、露光が終了したか否かを判別し(ステップS27)、露光が終了していなければ、ステップS21に戻って、ジャイロセンサ39の角速度検出出力を取り込む動作を周期的に繰り返す。ステップS27で露光が終了したと判別されれば、手ブレ補正処理を終了する。
ステップS22の閾値Th1の補正サブルーチンにおいては、図20(b)に示すように、まず、ジャイロセンサ39による角速度の検出出力が閾値Th2以上であるか否かが判別され(ステップS31)、ジャイロセンサ39による角速度の検出出力が閾値Th2以上であれば、ブレカウンタを+1インクリメントし(ステップS32)、ジャイロセンサ39による角速度の検出出力が閾値Th2以上でなければ、つまり閾値Th2未満であれば、ブレカウンタをゼロにリセットする(ステップS33)。従って、ブレカウンタは、連続するサンプリングにおいて閾値Th2以上の検出出力があった場合にのみカウントされ、連続がとぎれた場合には、カウント値がリセットされて次のカウントに備える。次に、ブレカウンタのカウント値が4以上、つまり3を超えたか、否かが判別され(ステップS34)、4以上であれば閾値Th1の値をゼロまたはより小さな値に変更して(ステップS35)、閾値Th1の補正サブルーチンを終了する。ステップS34において、ブレカウンタのカウント値が、4以上でなければ(4未満つまり3以下であれば)、そのまま閾値Th1の補正サブルーチンを終了する。
このように、ジャイロセンサ39から角速度を取り込むと、その都度、閾値Th1補正サブルーチンが実行される。閾値Th1補正サブルーチンでは、角速度が閾値Th2以上であるか否かを判別し、閾値Th2以上であればブレカウンタに1を加える。また、閾値Th2未満であれば、ブレカウンタをゼロにリセットする。その次に、ブレカウンタの数値が4以上になったか否か(つまり連続する4回のサンプリングで閾値Th2以上が続いたか否か)を判定する。ここで連続4回以上のサンプリングについて閾値Th2以上であると判定された場合は、マスク量である閾値Th1の値をゼロまたは小さくする。
このような閾値Th1補正サブルーチンは、ジャイロセンサ39のサンプリングに同期して毎回行われる。ジャイロセンサ39のサンプリングは、この場合、上述または図12に関連して説明したように0.25ms毎に行われるので、ブレカウンタが4回と判定し、閾値Th1を補正するまでに約1msかかる。この実施の形態に係るディジタルカメラは、像ブレ補正を必要とする露光時間が、例えば、1/250秒(4ms)以上であるので、手ブレ補正処理が必要な最短露光時間であっても後半の3msの期間で補正精度を向上させることができる。
なお、図18および図19においては、閾値Th1をゼロにする場合について説明しているが、極めて小さいノイズをマスクする意味で、例えば上述した4の半値である2とするなど、ゼロ以外の小さい値とするようにしてもよい。
その後の処理は、第1の実施の形態の場合とほぼ同様である。マスク処理された角速度から移動量を算出し、コイル36を付勢駆動することによって、ブレ補正を行う。
この第2の実施の形態では、ブレカウンタのカウント値が、所定の閾値以上か否かの判定を行うようにしたが、例えばこのブレカウンタのカウント値の閾値を1とすることによって、1回でも角速度が閾値Th2以上になった場合に、マスク量閾値Th1を小さくするようにすることもできる。このように、判定回数や閾値の決定はシステムに依存する。また、閾値Th2をカメラを固定した状態では発生しないほど大きな値にとれば、1回の判定で固定状態ではないことを判定することもできるはずである。閾値Th2を小さくする場合には、判定回数を2以上にしたほうが、一回だけ発生した大きいノイズによる誤判定を防ぐ効果を得ることができる。
〈第3の実施の形態〉
本発明の第3の実施の形態は、上述した第1の実施の形態をさらに高精度化し、第2の実施の形態とは異なり、角速度検出出力の符号を調べて、符号が変化したかどうかの情報で、マスク量閾値Th1を変更するものである。
このような手ブレ補正処理を、図21(a)および図21(b)に示すフローチャートを参照して説明する。図21(a)は、補正処理のメインルーチンを示すフローチャートであり、図21(b)は、閾値Th1を変更補正するためのサブルーチンを示すフローチャートである。
図21(a)に示すように、手ブレ補正処理が開始されると、ジャイロセンサ39の角速度検出出力を取り込んで(ステップS41)、図21(b)に示すような閾値Th1の補正サブルーチンを実行する(ステップS42)。ステップS42の閾値Th1の補正サブルーチンが終了すると、検出出力が閾値Th1未満であるか否かを判別する(ステップS43)。ステップS43において、ジャイロセンサ39の検出出力が閾値Th1未満であれば、ジャイロセンサ39の出力をマスキングしゼロとみなす(ステップS44)。このとき、ジャイロセンサ39の出力ゼロについて、移動量を算出するので(ステップS45)、その移動量に従ってコイル36を駆動してもコイル36は事実上駆動されない(ステップS46)。
ステップS43において、ジャイロセンサ39の検出出力が、閾値Th1未満でなく閾値Th1以上であれば、ステップS45においてジャイロセンサ39の出力をそのまま用いて、移動量を算出し、その移動量に従って、ステップS46においてコイル36を駆動する。そして、ステップS46の後には、露光が終了したか否かを判別し(ステップS47)、露光が終了していなければ、ステップS41に戻って、ジャイロセンサ39の角速度検出出力を取り込む動作を周期的に繰り返す。ステップS47で露光が終了したと判別されれば、手ブレ補正処理を終了する。
ステップS42の閾値Th1の補正サブルーチンにおいては、図21(b)に示すように、まず、ジャイロセンサ39による角速度の検出出力の符号が前回と同じであるか否かが判別され(ステップS51)、ジャイロセンサ39による角速度の検出出力の符号が前回と同じであれば、符号カウンタを+1インクリメントし(ステップS52)、ジャイロセンサ39による角速度の検出出力の符号が前回と同じでなければ、つまり前回の符号と異なっていれば、符号カウンタをゼロにリセットする(ステップS53)。従って、符号カウンタは、連続するサンプリングにおいて同一符号の検出出力があった場合にのみカウントされ、連続がとぎれた場合には、カウント値がリセットされて次のカウントに備える。
次に、符号カウンタのカウント値が8以上、つまり7を超えたか、否かが判別され(ステップS54)、8以上であれば閾値Th1の値をゼロまたはより小さな値に変更して(ステップS55)、閾値Th1の補正サブルーチンを終了する。ステップS54において、符号カウンタのカウント値が、8以上でなければ(8未満つまり7以下であれば)、そのまま閾値Th1の補正サブルーチンを終了する。
このように、ジャイロセンサ39から角速度を取り込むと、その都度、閾値Th1補正サブルーチンが実行される。閾値Th1補正サブルーチンでは、角速度の符号つまりブレ方向が前回と同じであるか否かを判別し、前回と同じであれば符号カウンタに1を加える。また、符号が異なっていれば、符号カウンタをゼロにリセットする。上述したようにADC41の出力は512が中心である場合には、符号の判定とは、512より大きいか否かで判断する。
その次に、符号カウンタの数値が8以上になったか否か(つまり連続する8回のサンプリングで同一符号が続いたか否か)を判定する。ここで連続8回以上のサンプリングについて同一符号であると判定された場合には、マスク量である閾値Th1の値をゼロまたは初期設定よりも小さくする。
ディジタルカメラが固定状態にあり、ジャイロセンサ39の検出出力においてノイズが支配的な場合には、出力なし(すなわちゼロ)を中心として、プラス側とマイナス側がランダムに出力されるはずである。しかしながら、所定回数以上連続して同一方向に(つまり同符号の)角速度が出力されている場合には、ディジタルカメラが、一定方向に移動しているなど、固定状態ではないと判断できるため、マスク量閾値Th1を小さくする。
このような閾値Th1補正サブルーチンは、ジャイロセンサ39のサンプリングに同期して毎回行われる。ジャイロセンサ39のサンプリングは、この場合、上述または図12に関連して説明したように0.25ms毎に行われるので、符号カウンタが8回と判定し、閾値Th1を補正するまでに約2msかかる。この実施の形態に係るディジタルカメラは、像ブレ補正を必要とする露光時間が、例えば、1/250秒(4ms)以上であるので、手ブレ補正処理が必要な最短露光時間であっても後半の期間で補正精度を向上させることができる。
その後の処理は、第1の実施の形態の場合とほぼ同様である。マスク処理された角速度から移動量を算出し、コイル36を付勢駆動することによって、ブレ補正を行う。
〈第4の実施の形態〉
本発明の第4の実施の形態は、上述した第2の実施の形態と第3の実施の形態とを組み合わせ複合化したものである。
このような手ブレ補正処理を、図22(a)および図22(b)に示すフローチャートを参照して説明する。図22(a)は、補正処理のメインルーチンを示すフローチャートであり、図22(b)は、閾値Th1を変更補正するためのサブルーチンを示すフローチャートである。
図22(a)に示すように、手ブレ補正処理が開始されると、ジャイロセンサ39の角速度検出出力を取り込んで(ステップS61)、図22(b)に示すような閾値Th1の補正サブルーチンを実行する(ステップS62)。ステップS62の閾値Th1の補正サブルーチンが終了すると、検出出力が閾値Th1未満であるか否かを判別する(ステップS63)。ステップS63において、ジャイロセンサ39の検出出力が閾値Th1未満であれば、ジャイロセンサ39の出力をマスキングしゼロとみなす(ステップS64)。このとき、ジャイロセンサ39の出力ゼロについて、移動量を算出するので(ステップS65)、その移動量に従ってコイル36を駆動してもコイル36は事実上駆動されない(ステップS66)。ステップS63において、ジャイロセンサ39の検出出力が、閾値Th1未満でなく閾値Th1以上であれば、ステップS65においてジャイロセンサ39の出力をそのまま用いて、移動量を算出し、その移動量に従って、ステップS66においてコイル36を駆動する。
そして、ステップS66の後には、露光が終了したか否かを判別し(ステップS67)、露光が終了していなければ、ステップS61に戻って、ジャイロセンサ39の角速度検出出力を取り込む動作を周期的に繰り返す。ステップS67で露光が終了したと判別されれば、手ブレ補正処理を終了する。
ステップS62の閾値Th1の補正サブルーチンにおいては、図22(b)に示すように、まず、ジャイロセンサ39による角速度の検出出力が閾値Th2以上であるか否かが判別され(ステップS71)、ジャイロセンサ39による角速度の検出出力が閾値Th2以上であれば、ブレカウンタを+1インクリメントし(ステップS72)、ジャイロセンサ39による角速度の検出出力が閾値Th2以上でなければ、つまり閾値Th2未満であれば、ブレカウンタをゼロにリセットする(ステップS73)。従って、ブレカウンタは、連続するサンプリングにおいて閾値Th2以上の検出出力があった場合にのみカウントされ、連続がとぎれた場合には、カウント値がリセットされて次のカウントに備える。
次に、ジャイロセンサ39による角速度の検出出力の符号が前回と同じであるか否かが判別され(ステップS74)、ジャイロセンサ39による角速度の検出出力の符号が前回と同じであれば、符号カウンタを+1インクリメントし(ステップS75)、ジャイロセンサ39による角速度の検出出力の符号が前回と同じでなければ、つまり前回の符号と異なっていれば、符号カウンタをゼロにリセットする(ステップS76)。従って、符号カウンタは、連続するサンプリングにおいて同一符号の検出出力があった場合にのみカウントされ、連続がとぎれた場合には、カウント値がリセットされて次のカウントに備える。
そして、ブレカウンタのカウント値が4以上、つまり3を超えたか、否かが判別され(ステップS77)、4以上であれば、符号カウンタのカウント値が8以上、つまり7を超えたか、否かが判別される(ステップS78)。ステップS78において、符号カウンタのカウント値が8以上であれば閾値Th1の値をゼロまたはより小さな値に変更して(ステップS79)、閾値Th1の補正サブルーチンを終了する。ステップS77において、ブレカウンタのカウント値が、4以上でなければ(4未満つまり3以下であれば)、そのまま閾値Th1の補正サブルーチンを終了し、ステップS78において、符号カウンタのカウント値が、8以上でなければ(8未満つまり7以下であれば)、そのまま閾値Th1の補正サブルーチンを終了する。
〈第5の実施の形態〉
本発明の第5の実施の形態は、上述した第2の実施の形態と第3の実施の形態とを組み合わせ複合化したもので第4の実施の形態におけるブレカウンタの閾値と符号カウンタの閾値を同じ値として、カウンタを1つとして簡略化を図ったものである。
このような手ブレ補正処理を、図23(a)および図23(b)に示すフローチャートを参照して説明する。図23(a)は、補正処理のメインルーチンを示すフローチャートであり、図23(b)は、閾値Th1を変更補正するためのサブルーチンを示すフローチャートである。
図23(a)に示すように、手ブレ補正処理が開始されると、ジャイロセンサ39の角速度検出出力を取り込んで(ステップS81)、図23(b)に示すような閾値Th1の補正サブルーチンを実行する(ステップS82)。ステップS82の閾値Th1の補正サブルーチンが終了すると、検出出力が閾値Th1未満であるか否かを判別する(ステップS83)。ステップS83において、ジャイロセンサ39の検出出力が閾値Th1未満であれば、ジャイロセンサ39の出力をマスキングしゼロとみなす(ステップS84)。このとき、ジャイロセンサ39の出力ゼロについて、移動量を算出するので(ステップS85)、その移動量に従ってコイル36を駆動してもコイル36は事実上駆動されない(ステップS86)。
ステップS83において、ジャイロセンサ39の検出出力が、閾値Th1未満でなく閾値Th1以上であれば、ステップS85においてジャイロセンサ39の出力をそのまま用いて、移動量を算出し、その移動量に従って、ステップS86においてコイル36を駆動する。そして、ステップS86の後には、露光が終了したか否かを判別し(ステップS87)、露光が終了していなければ、ステップS81に戻って、ジャイロセンサ39の角速度検出出力を取り込む動作を周期的に繰り返す。ステップS87で露光が終了したと判別されれば、手ブレ補正処理を終了する。
ステップS82の閾値Th1の補正サブルーチンにおいては、図23(b)に示すように、まず、ジャイロセンサ39による角速度の検出出力が閾値Th2以上であるか否かが判別され(ステップS91)、ジャイロセンサ39による角速度の検出出力が閾値Th2以上であれば、ジャイロセンサ39による角速度の検出出力の符号が前回と同じであるか否かが判別され(ステップS92)、ジャイロセンサ39による角速度の検出出力の符号が前回と同じであれば、カウンタを+1インクリメントする(ステップS93)。ステップS91において、ジャイロセンサ39による角速度の検出出力が閾値Th2以上でなければ、つまり閾値Th2未満であれば、カウンタをゼロにリセットする(ステップS94)。
また、ステップS92において、ジャイロセンサ39による角速度の検出出力の符号が前回と同じでなければ、つまり前回の符号と異なっていれば、その場合にもステップS94でカウンタをゼロにリセットする。従って、カウンタは、連続するサンプリングにおいて閾値Th2以上で且つ同一符号の検出出力があった場合にのみカウントされ、それ以外の場合には、カウント値がリセットされて次のカウントに備える。
そして、カウンタのカウント値が3以上、つまり2を超えたか、否かが判別され(ステップS95)、3以上であれば、閾値Th1の値をゼロまたはより小さな値に変更して(ステップS96)、閾値Th1の補正サブルーチンを終了する。ステップS95において、カウンタのカウント値が、3以上でなければ(3未満つまり2以下であれば)、そのまま閾値Th1の補正サブルーチンを終了する。
上述した各実施の形態においては、露光開始とともにジャイロセンサ39の出力を取得して補正処理を行っているが、これに限ったものではない。例えば露光開始前にジャイロセンサ39の出力を開始しており、露光が始まる前にディジタルカメラが固定状態ではないと判断できる場合には、露光開始以前にマスク量をゼロにしてしまえば、図18および図19等にわずかに残る本来の像面移動量とブレ補正移動量の誤差を完全に無くすことが可能となる。
また以上においては、ディジタルカメラを例にとって説明をしているが、これに限ったものではなく、像ブレ補正を行うことのできる像ブレ補正装置、像ブレ補正機能つき撮像装置、各種カメラ、またはカメラ用レンズ装置についても同様にして実施することが可能である。
なお、この発明のシステム構成は、専用のシステムとして構成する代りに、少なくとも一部に汎用のコンピュータシステムを用いて実現することができる。例えば、コンピュータシステムに上述の動作を実行するためのプログラムを格納した記録媒体から該プログラムをインストールすることにより、上述の処理を実行するシステムを構築するようにしてもよい。インストールによって、当該プログラムは、コンピュータシステム内のメモリまたはハードディスク等の記録媒体に格納されて、システムを構成し、実行に供される。
また、当該プログラムを、インターネット等の通信ネットワーク上に設けたFTP(File Transfer Protocol)サーバに登録し、FTPクライアントにネットワークを介して配信するようにしてもよい。該プログラムを、通信ネットワーク内のサーバに登録し、これをネットワークを介して配信するようにしてもよい。そして、このプログラムを起動し、OS(Operating System)の制御下において実行することにより、上述の処理を達成することが可能となる。さらに、プログラムを通信ネットワークを介して転送しながら起動実行することによっても、上述の処理を達成することができる。
本発明の実施の形態に係るディジタルカメラの外観構成を模式的に示す正面図である。 図1のディジタルカメラの外観構成を模式的に示す背面図である。 図1のディジタルカメラの外観構成を模式的に示す平面図である。 図1のディジタルカメラのシステム構成を模式的に示す要部のブロック図である。 図1のディジタルカメラに係る静止画記録に際しての動作タイミングを模式的に示すタイミングチャートである。 図1のディジタルカメラに係る手ブレ補正の原理を模式的に示す原理図である。 図1のディジタルカメラに係る手ブレ補正のためのCCD移動機構を具体的に説明するための模式的な(a)正面図、(b)側面図および(c)背面図からなる図である。 図1のディジタルカメラに係る手ブレ補正のためのCCD移動機構を具体的に説明するための模式的な分解斜視図である。 図1のディジタルカメラに係る手ブレ補正のための焦点距離と移動量との関係を説明するための原理図である。 図1のディジタルカメラに係る手ブレ補正のための焦点距離と移動量との関係を説明するための(a)焦点距離の換算表および(b)ブレ角と補正量との関係図からなる図である。 図1のディジタルカメラに係る手ブレ補正のための焦点距離と移動量との関係を説明するためのブレ角と補正量との関係を模式的に示すグラフである。 図1のディジタルカメラに係る手ブレ補正処理の実行サイクルを説明するための模式図である。 図1のディジタルカメラに係る手ブレ補正処理を説明するためのジャイロセンサ出力と補正移動量を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係るディジタルカメラの手ブレ補正処理における不感帯マスク処理を説明するための模式図である。 本発明の第1の実施の形態に係るディジタルカメラの手ブレ補正処理を説明するためのフローチャートである。 図15のディジタルカメラに係る手ブレ補正処理におけるジャイロセンサ出力マスク処理における1周期でのブレ補正移動量誤差を説明するための模式図である。 図15のディジタルカメラに係る手ブレ補正処理におけるジャイロセンサ出力マスク処理における複数周期でのブレ補正移動量誤差を説明するための模式図である。 図15のディジタルカメラに係る手ブレ補正処理におけるジャイロセンサ出力マスク処理における1周期でのブレ補正移動量誤差の改善を説明するための模式図である。 図15のディジタルカメラに係る手ブレ補正処理におけるジャイロセンサ出力マスク処理における複数周期でのブレ補正移動量誤差の改善を説明するための模式図である。 本発明の第2の実施の形態に係るディジタルカメラの手ブレ補正処理を説明するための図であり、補正処理のメインルーチンを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るディジタルカメラの手ブレ補正処理を説明するための図であり、閾値Th1を変更補正するためのサブルーチンを示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係るディジタルカメラの手ブレ補正処理を説明するための図であり、補正処理のメインルーチンを示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係るディジタルカメラの手ブレ補正処理を説明するための図であり、閾値Th1を変更補正するためのサブルーチンを示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態に係るディジタルカメラの手ブレ補正処理を説明するための図であり、補正処理のメインルーチンを示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態に係るディジタルカメラの手ブレ補正処理を説明するための図であり、閾値Th1を変更補正するためのサブルーチンを示すフローチャートである。 本発明の第5の実施の形態に係るディジタルカメラの手ブレ補正処理を説明するための図であり、補正処理のメインルーチンを示すフローチャートである。 本発明の第5の実施の形態に係るディジタルカメラの手ブレ補正処理を説明するための図であり、閾値Th1を変更補正するためのサブルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
1 カメラボディ
2 撮影レンズ
2a レンズ
3 光学ファインダ
4 ストロボ
5 液晶ディスプレイ(LCD)
10 操作部
11 レリーズボタン
12 ワイド側ズームボタン
13 テレ側ズームボタン
14 方向スイッチ
15 メニューボタン
16 OKボタン
17 電源ボタン
18 撮影/再生切り換えダイアル
31 メカニカルシャッタ
32 モータドライバ
33 メインCPU(中央処理部)
34 CCD撮像素子
35 CCDステージ
36 コイル
37 コイルドライバ
38 ホール素子
39 ジャイロセンサ
40 D/A(ディジタル−アナログ)コンバータ(DAC)
41 A/D(アナログ−ディジタル)コンバータ(ADC)
42 タイミング信号発生器(TG)
43 CDS回路(相関二重サンプリング回路)
44 AGC回路(自動ゲインコントローラ)
45 A/D(アナログ−ディジタル)変換器
46 発振器
47 CCDインタフェース(CCD−I/F)
48 SDRAM(シンクロナスダイナミックリードオンリメモリ)
49 画像処理部
50 JPEGコーデック(JPEG−CODEC)
51 カードコントローラ
52 メモリコントローラ
53 表示インタフェース(表示I/F)
54 プログラムリードオンリメモリ(プログラムROM)
55 通信インタフェース(通信I/F)
56 サブCPU
57 表示装置
60 信号処理IC(集積回路)
61 アナログフロントエンド(AFE)
71 メモリカード
72 外部機器
101 中間可動枠
102 固定枠
103 マグネット
104 中間スライド軸
105 固定スライド軸

Claims (24)

  1. 撮像装置の移動によるブレ量を検出するブレ検出手段と、
    前記ブレ検出手段で検出されるブレ量に基づいて像ブレを補正する像ブレ補正手段と、
    前記ブレ検出手段で検出されるブレ量が第1のブレ量閾値以上であるか否かを判別する第1ブレ量判別手段と、
    前記第1ブレ量判別手段の判別結果に基づき、前記ブレ検出手段で検出されるブレ量のうちの前記第1のブレ量閾値未満のブレ量を前記像ブレ補正手段による像ブレ補正に反映させないようにする補正制御手段と
    を具備することを特徴とする像ブレ補正装置。
  2. 前記ブレ検出手段で検出されるブレ量が第2のブレ量閾値以上であるか否かを判別する第2ブレ量判別手段をさらに備え、且つ
    前記補正制御手段は、前記ブレ検出手段で検出されるブレ量が第2のブレ量閾値以上となったときに前記第1ブレ量判別手段における第1のブレ量閾値を小さくする手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の像ブレ補正装置。
  3. 前記ブレ検出手段によるブレ量の周期的な検出結果に基づいて、前記第2ブレ量判別手段が前記ブレ量を前記第2のブレ量閾値以上であると判別した連続回数を計数する第1の計数手段をさらに備え、且つ
    前記補正制御手段は、前記第1の計数手段の計数回数が第1の計数閾値以上になったときに前記第1ブレ量判別手段における第1のブレ量閾値を小さくする手段を含むことを特徴とする請求項2に記載の像ブレ補正装置。
  4. 前記ブレ検出手段によるブレ量の周期的な検出結果に基づいてブレ方向を判定するブレ方向判定手段と、
    前記ブレ方向判定手段によるブレ方向の判定結果に基づいて同じブレ方向が連続して検出された回数を計数する第2の計数手段と
    をさらに備え、且つ
    前記補正制御手段は、前記第2の計数手段の計数回数が第2の計数閾値以上となったときに前記第1ブレ量判別手段における第1のブレ量閾値を小さくする手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の像ブレ補正装置。
  5. 前記ブレ検出手段で周期的に検出されるブレ量が前記第2のブレ量閾値以上であるか否かを判別する第2ブレ量判別手段と、
    前記第2ブレ量判別手段が前記ブレ量を前記第2のブレ量閾値以上であると判別した連続回数を計数する第1の計数手段と、
    前記ブレ検出手段による周期的なブレ量の検出結果に基づいてブレ方向を判定するブレ方向判定手段と、
    前記ブレ方向判定手段によるブレ方向の判定結果に基づいて同じブレ方向が連続して検出された回数を計数する第2の計数手段と
    をさらに備え、且つ
    前記補正制御手段は、前記第1の計数手段の計数回数が第1の計数閾値以上で且つ前記第2の計数手段の計数回数が第2の計数閾値以上となったときに、前記第1ブレ量判別手段における第1のブレ量閾値を小さくする手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の像ブレ補正装置。
  6. 前記第1の計数手段および前記第2の計数手段の少なくとも一方は、前記ブレ検出手段による周期的なブレ検出と同期して計数が行われる手段を含むことを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の像ブレ補正装置。
  7. 前記補正制御手段は、前記第1のブレ量閾値を小さくするか否かの判断を、前記ブレ検出手段による周期的なブレ検出と同期して行う手段を含むことを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の像ブレ補正装置。
  8. 前記第1の計数手段にて前記第1の計数閾値についておよび前記第2の計数手段にて前記第2の計数閾値について連続を判定している期間は、前記像ブレ補正手段にて像ブレの補正を行っている期間よりも短いことを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の像ブレ補正装置。
  9. 撮像装置の移動によるブレ量を検出するブレ検出過程と、
    前記ブレ検出過程で検出されるブレ量に基づいて像ブレを補正する像ブレ補正過程と、
    前記ブレ検出過程で検出されるブレ量が第1のブレ量閾値以上であるか否かを判別する第1ブレ量判別過程と、
    前記第1ブレ量判別過程の判別結果に基づき、前記ブレ検出過程で検出されるブレ量のうちの前記第1のブレ量閾値未満のブレ量を前記像ブレ補正過程による像ブレ補正に反映させないようにする補正制御過程と
    を有することを特徴とする像ブレ補正方法。
  10. 前記ブレ検出過程で検出されるブレ量が第2のブレ量閾値以上であるか否かを判別する第2ブレ量判別過程をさらに有し、且つ
    前記補正制御過程は、前記ブレ検出過程で検出されるブレ量が第2のブレ量閾値以上となったときに前記第1ブレ量判別過程における第1のブレ量閾値を小さくする過程を含むことを特徴とする請求項9に記載の像ブレ補正方法。
  11. 前記ブレ検出過程によるブレ量の周期的な検出結果に基づいて、前記第2ブレ量判別過程が前記ブレ量を前記第2のブレ量閾値以上であると判別した連続回数を計数する第1の計数過程をさらに有し、且つ
    前記補正制御過程は、前記第1の計数過程の計数回数が第1の計数閾値以上になったときに前記第1ブレ量判別過程における第1のブレ量閾値を小さくする過程を含むことを特徴とする請求項10に記載の像ブレ補正方法。
  12. 前記ブレ検出過程によるブレ量の周期的な検出結果に基づいてブレ方向を判定するブレ方向判定過程と、
    前記ブレ方向判定過程によるブレ方向の判定結果に基づいて同じブレ方向が連続して検出された回数を計数する第2の計数過程と
    をさらに有し、且つ
    前記補正制御過程は、前記第2の計数過程の計数回数が第2の計数閾値以上となったときに前記第1ブレ量判別過程における第1のブレ量閾値を小さくする過程を含むことを特徴とする請求項9に記載の像ブレ補正方法。
  13. 前記ブレ検出過程で周期的に検出されるブレ量が前記第2のブレ量閾値以上であるか否かを判別する第2ブレ量判別過程と、
    前記第2ブレ量判別過程が前記ブレ量を前記第2のブレ量閾値以上であると判別した連続回数を計数する第1の計数過程と、
    前記ブレ検出過程による周期的なブレ量の検出結果に基づいてブレ方向を判定するブレ方向判定過程と、
    前記ブレ方向判定過程によるブレ方向の判定結果に基づいて同じブレ方向が連続して検出された回数を計数する第2の計数過程と
    をさらに有し、且つ
    前記補正制御過程は、前記第1の計数過程の計数回数が第1の計数閾値以上で且つ前記第2の計数過程の計数回数が第2の計数閾値以上となったときに、前記第1ブレ量判別過程における第1のブレ量閾値を小さくする過程を含むことを特徴とする請求項9に記載の像ブレ補正方法。
  14. 前記第1の計数過程および前記第2の計数過程の少なくとも一方は、前記ブレ検出過程による周期的なブレ検出と同期して計数が行われる過程を含むことを特徴とする請求項11〜13のいずれか1項に記載の像ブレ補正方法。
  15. 前記補正制御過程は、前記第1のブレ量閾値を小さくするか否かの判断を、前記ブレ検出過程による周期的なブレ検出と同期して行う過程を含むことを特徴とする請求項10〜14のいずれか1項に記載の像ブレ補正方法。
  16. 前記第1の計数過程にて前記第1の計数閾値についておよび前記第2の計数過程にて前記第2の計数閾値について連続を判定している期間は、前記像ブレ補正過程にて像ブレの補正を行っている期間よりも短いことを特徴とする請求項11〜13のいずれか1項に記載の像ブレ補正方法。
  17. コンピュータに、
    撮像装置の移動によるブレ量を検出するブレ検出手順と、
    前記ブレ検出手順で検出されるブレ量に基づいて像ブレを補正する像ブレ補正手順と、
    前記ブレ検出手順で検出されるブレ量が第1のブレ量閾値以上であるか否かを判別する第1ブレ量判別手順と、
    前記第1ブレ量判別手順の判別結果に基づき、前記ブレ検出手順で検出されるブレ量のうちの前記第1のブレ量閾値未満のブレ量を前記像ブレ補正手順による像ブレ補正に反映させないようにする補正制御手順と
    を有することを特徴とする像ブレ補正を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  18. 前記ブレ検出手順で検出されるブレ量が第2のブレ量閾値以上であるか否かを判別する第2ブレ量判別手順をさらに有し、且つ
    前記補正制御手順は、前記ブレ検出手順で検出されるブレ量が第2のブレ量閾値以上となったときに前記第1ブレ量判別手順における第1のブレ量閾値を小さくする手順を含むことを特徴とする像ブレ補正を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録した請求項17に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  19. 前記ブレ検出手順によるブレ量の周期的な検出結果に基づいて、前記第2ブレ量判別手順が前記ブレ量を前記第2のブレ量閾値以上であると判別した連続回数を計数する第1の計数手順をさらに有し、且つ
    前記補正制御手順は、前記第1の計数手順の計数回数が第1の計数閾値以上になったときに前記第1ブレ量判別手順における第1のブレ量閾値を小さくする手順を含むことを特徴とする像ブレ補正を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録した請求項18に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  20. 前記ブレ検出手順によるブレ量の周期的な検出結果に基づいてブレ方向を判定するブレ方向判定手順と、
    前記ブレ方向判定手順によるブレ方向の判定結果に基づいて同じブレ方向が連続して検出された回数を計数する第2の計数手順と
    をさらに有し、且つ
    前記補正制御手順は、前記第2の計数手順の計数回数が第2の計数閾値以上となったときに前記第1ブレ量判別手順における第1のブレ量閾値を小さくする手順を含むことを特徴とする像ブレ補正を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録した請求項17に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  21. 前記ブレ検出手順で周期的に検出されるブレ量が前記第2のブレ量閾値以上であるか否かを判別する第2ブレ量判別手順と、
    前記第2ブレ量判別手順が前記ブレ量を前記第2のブレ量閾値以上であると判別した連続回数を計数する第1の計数手順と、
    前記ブレ検出手順による周期的なブレ量の検出結果に基づいてブレ方向を判定するブレ方向判定手順と、
    前記ブレ方向判定手順によるブレ方向の判定結果に基づいて同じブレ方向が連続して検出された回数を計数する第2の計数手順と
    をさらに有し、且つ
    前記補正制御手順は、前記第1の計数手順の計数回数が第1の計数閾値以上で且つ前記第2の計数手順の計数回数が第2の計数閾値以上となったときに、前記第1ブレ量判別手順における第1のブレ量閾値を小さくする手順を含むことを特徴とする像ブレ補正を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録した請求項17に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  22. 前記第1の計数手順および前記第2の計数手順の少なくとも一方は、前記ブレ検出手順による周期的なブレ検出と同期して計数が行われる手順を含むことを特徴とする像ブレ補正を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録した請求項19〜21のいずれか1項に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  23. 前記補正制御手順は、前記第1のブレ量閾値を小さくするか否かの判断を、前記ブレ検出手順による周期的なブレ検出と同期して行う手順を含むことを特徴とする像ブレ補正を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録した請求項18〜22のいずれか1項に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  24. 前記第1の計数手順にて前記第1の計数閾値についておよび前記第2の計数手順にて前記第2の計数閾値について連続を判定している期間は、前記像ブレ補正手順にて像ブレの補正を行っている期間よりも短いことを特徴とする像ブレ補正を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録した請求項19〜21のいずれか1項に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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