JP2008225175A - プロジェクタ、プログラム及び情報記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】プレゼンテーションをスムーズに行うための画像制御機能を有するプロジェクタを提供すること。
【解決手段】プロジェクタ10は、PC20から時系列に供給される第n−1、n、n+1の画像データを含む画像データ22を受信する画像データ受信手段110と、第nの画像データから第n+1の画像データへの更新に関連づけて所定の第nの投写画像更新イベント142を発生させる投写画像更新イベント発生手段140と、第nの投写画像更新イベント142の発生に基づいて、投写対象の画像データ122を第n−1の画像データから第nの画像データに更新する投写対象画像データ更新手段150と、投写対象の画像データ122に基づいて投写画像132を生成する投写画像生成手段130と、投写画像132を投写する投写手段180と、を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、プロジェクタ、プログラム及び情報記憶媒体に関する。
従来より、会議、学会、展示会等のプレゼンテーションにプロジェクタが広く利用されている。プロジェクタを使用したプレゼンテーションを円滑に進行するためには、プロジェクタの投写画像に含まれない様々な情報をプレゼンテータが認識可能な状態にあることが有効である。例えば、特開2002−196740号公報に記載されたプレゼンテーションシステムにおいては、プレゼンテータが投写中のスライドに対応した説明文等を認識することができるようになっている。具体的には、PCの画面上では説明文が含まれるスライドを表示しながら、プロジェクタが説明文の部分を不可視にするようにスライドデータを変換して投写を行うことにより、プレゼンテータのみが説明文を参照することができるようにしている。
特開2002−196740号公報
しかし、プレゼンテーションを円滑に進行するためには、プレゼンテータが、プロジェクタの現在の投写画像に関する情報を認識するだけでは不十分である。すなわち、プレゼンテータが次の資料に関する情報を認識していなければ、次の資料の内容を加味して十分な説明をすることができず、円滑なプレゼンテーションを実現することが困難である。また、プレゼンテータが次の資料に関する情報を認識していなければ、適切なタイミングで次の資料に対応する画像をプロジェクタに投写させることが困難である。そのため、スクリーンに次の資料に対応する画像が投写された後、プレゼンテータがその資料に関する説明内容を思い出して説明を再開するまでに無駄な時間を必要とし、円滑なプレゼンテーションを実現することが困難である。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、プレゼンテータがPC画面上で次の資料を先読みするために、PC画面上の資料の一つ前の資料に対応する画像を生成するように制御するプロジェクタを提供することを目的とする。
(1)本発明に係るプロジェクタは、複数の画像データを有する画像データ供給源から供給される画像データに基づいて投写画像を生成して投写するプロジェクタであって、前記画像データ供給源から時系列に供給される第n−1の画像データ、第nの画像データ、第n+1の画像データ(nは2以上の整数)を含む画像データを受信する画像データ受信手段と、前記第nの画像データから前記第n+1の画像データへの更新に関連づけて第nの投写画像更新イベントを発生させる投写画像更新イベント発生手段と、前記第nの投写画像更新イベントの発生に基づいて、前記投写対象の画像データを前記第n−1の画像データから前記第nの画像データに更新する投写対象画像データ更新手段と、前記投写対象の画像データに基づいて前記投写画像を生成する投写画像生成手段と、前記投写画像を投写する投写手段と、を有することを特徴とする。
画像データ供給源は、例えば、PC(パーソナルコンピュータ)であってもよいし、プロジェクタに接続された外部メモリデバイスであってもよい。
所定の投写画像更新イベントは、投写画像を更新するトリガとなるイベントである。例えば、受信した画像データの変化を検出した時に、画像データ供給源から供給される画像データが更新されたと判断して投写画像更新イベントを発生させてもよいし、外部から入力される明示的な更新要求に基づいて投写画像更新イベントを発生させてもよい。投写画像更新イベントは、画像データ供給源から供給される画像データの更新に関連づけて発生させればよく、投写画像更新イベントの発生と画像データ供給源から供給される画像データの更新の前後は問わない。
本発明によれば、PC(画像データ供給源)が供給する画像データを第nの画像データから第n+1の画像データに更新しても、第n+1の画像データが直ちに投写対象となるわけではなく、第nの画像データ画像データが投写対象となる。従って、本発明に係るプロジェクタは、PCの表示画像の1つ前の画像を投写することができる。そのため、プレゼンテータは、PCの表示画像を先読みしながら、プロジェクタの投写画像についての説明をすることができる。
(2)本発明に係るプロジェクタは、前記投写画像更新イベント発生手段は、受信した画像データを先に受信した画像データと比較し、所定の基準に基づいて、前記受信した画像データが前記先に受信した画像データと異なる画像データであると判断した場合には、前記投写画像更新イベントを発生させることを特徴とする。
例えば、所定の基準として、受信した画像データと先に受信した画像データの5%以上が異なれば、両画像データは異なる画像データであると判断してもよい。所定の基準を設けることにより、例えば、入力される画像データに多少のノイズが重畳した場合に画像データが更新されたとする誤った判断を防止することができる。所定の基準は、画像の品質やプロジェクタの品質に応じて、可変に設定することができるようにするのが望ましい。
投写対象を更新するために、例えば、現在の投写対象の画像データを記憶するための専用の記憶領域と、次に投写予定の画像データを記憶するための専用の記憶領域を設けてもよい。その場合は、例えば、投写画像更新イベントの発生により、専用の記憶領域に記憶された次に投写予定の画像データを、投写対象の画像データを記憶するための専用の記憶領域にコピーすることにより投写対象の画像データを更新し、受信した画像データを次に投写予定の画像データを記憶するための専用の記憶領域に書き込むことにより、次に投写予定の画像データを更新するようにしてもよい。また、例えば、2つの記憶領域を設け、投写画像更新イベントの発生毎に2つの記憶領域を切り替えて、一方の記憶領域に記憶された画像データを投写対象とし、受信した画像データを他方の記憶領域に書き込むことにより、投写対象を更新するようにしてもよい。
本発明によれば、受信した画像データの変化を検出することにより画像データが更新されたか否かを判断することができるので、本発明に係るプロジェクタは、PCの表示画像の1つ前の画像を投写することができる。そのため、プレゼンテータは、PCの表示画像を先読みしながら、プロジェクタの投写画像についての説明をすることができる。
(3)本発明に係るプロジェクタは、前記投写画像更新イベント発生手段は、前記受信した画像データに対応する画像の所定の一部の領域に相当するデータを、先に受信した画像データに対応する画像の前記所定の一部の領域に相当するデータと比較し、所定の基準に基づいて、前記受信した画像データが前記先に受信した画像データと異なる画像データであると判断した場合には、前記投写画像更新イベントを発生させることを特徴とする。
画像の所定の一部の領域は、画像データの変化を捉えやすい領域であることが望ましい。例えば、画像の中央付近の領域を含むことが望ましい。また、比較対象となる画像の所定の一部の領域として、例えば、あらかじめ決められたページ表示領域を含めておけば、画像データの更新を効率よく判断することができる。
本発明によれば、画像データの一部のみが比較の対象となるので、受信した画像データが次に投写予定の画像データと異なる画像データであるか否かの判断を高速化することができる。従って、本発明に係るプロジェクタは、投写画像を素早く更新して投写することができる。
(4)本発明に係るプロジェクタは、前記投写画像更新イベント発生手段は、所与の設定値に基づいて、前記所定の一部の領域を決定することを特徴とする。
本発明によれば、アプリケーションに応じて比較対象となる領域を適切に決定することができる。例えば、1ページ毎の文章を順次表示するようなアプリケーションの場合には、画像の中央付近の領域のみを比較対象領域に設定してもよい。また、アニメーション機能を有するプレゼンテーションの場合には、画像の中央付近の領域に加えて、アニメーション動作による画像の変化を検出するために、アニメーション動作が入りやすい領域(例えば、四隅付近)を比較対象領域に設定してもよい。
(5)本発明に係るプロジェクタは、前記投写画像更新イベント発生手段は、前記受信した画像データの白黒比を先に受信した画像データの白黒比と比較し、所定の基準に基づいて、前記受信した画像データが前記先に受信した画像データと異なる画像データであると判断した場合には、前記投写画像更新イベントを発生させることを特徴とする。
白黒比は画像毎に計算される明るさの度合いを表す指標であり、フォーカス調整等に使用される。画像が異なれば白黒比も異なる場合が多い。
本発明によれば、画像データ毎に計算される白黒比の相違により画像データの変化を検出するので、画像データ自体を比較する必要がない。従って、受信した画像データが次に投写予定の画像データと異なるか否かの判断を高速化することができる。そのため、本発明に係るプロジェクタは、投写画像を素早く更新して投写することができる。また、画像データ自体を比較するための手段を必要としないので、コストを削減することができる。
(6)本発明に係るプロジェクタは、前記第nの投写画像更新イベントの発生に基づいて、投写予定の画像データを前記第nの画像データから前記第n+1の画像データに更新する投写予定画像データ更新手段と、前記投写対象の画像データおよび前記投写予定の画像データを記憶するための複数の記憶領域を有する画像データ記憶手段を含み、前記投写対象画像データ更新手段は、前記投写画像更新イベントが発生する毎に、前記投写対象の画像データの参照先となる前記記憶領域を所定の順序で巡回させて切り替え、前記投写予定画像データ更新手段は、前記投写画像更新イベントが発生する毎に、前記投写予定の画像データの格納先となる前記記憶領域を所定の順序で巡回させて切り替えることを特徴とする。
例えば、画像データ記憶手段が2つの記憶領域を有する場合は、投写画像更新イベントが発生する毎に、各記憶領域は投写対象の画像データ又は次に投写予定の画像データのいずれかを記憶する記憶領域として交互に使用される。
また、画像データ記憶手段が3つの記憶領域を有する場合は、投写画像更新イベントが発生する毎に、投写対象の画像データの参照先となる記憶領域及び投写予定の画像データの格納先となる記憶領域を、それぞれ巡回させて切り替えるようにしてもよい。
さらに、受信した画像データを順次上書きして記憶するための専用の記憶領域を別途設けてもよいし、画像データを受信すると同時に次に投写予定の画像データとの比較を行う機能を有するDMA(Direct Memory Access)転送等が可能であれば、受信した画像データを順次上書きして記憶するための専用の記憶領域を設けなくてもよい。
本発明によれば、投写画像更新イベントの発生毎に、投写対象の画像データの参照先と投写予定の画像データの格納先を切り替えればよいので、投写対象の画像データを更新する際に画像データのコピーをする必要がない。従って、本発明に係るプロジェクタは、投写画像を素早く更新してスクリーンに投写することができる。
(7)本発明に係るプロジェクタは、前記画像データ供給源に対して画像データの更新を要求する画像データ更新要求情報を送信する画像データ更新要求情報送信手段を含み、前記投写画像更新イベント発生手段は、所定の画像データ更新要求入力情報に基づいて前記投写画像更新イベントを発生させ、前記画像データ更新要求情報送信手段は、前記投写対象画像データ更新手段が前記投写対象の画像データを更新した後に、前記画像データ更新要求情報を送信することを特徴とする。
画像データ更新要求入力情報は、例えば、本発明に係るプロジェクタのリモートコントローラの所定のキー(例えば、Enterキー)を押下することにより入力される情報である。画像データ更新要求入力情報及び画像データ更新要求情報は、PCに対するマウスクリックやページアップ/ダウンに相当する情報であってもよい。
本発明によれば、投写画像更新イベントの発生により、投写対象の画像データを更新した後、画像データ供給源に対して画像データ更新要求情報を送信するので、プレゼンテーション資料先読み機能を実現することができる。また、本発明によれば、受信した画像データの変化を検出する必要がない。
(8)本発明に係るプロジェクタは、前記投写画像生成手段は、前記投写対象の画像データが前記第nの画像データである場合には、前記第nの画像データに対応する画像と前記第n+1の画像データに対応する画像を含む前記投写画像を生成することを特徴とする。
投写対象の画像データ(第nの画像データ)に対応する画像と次に投写予定の画像データ(第n+1の画像データ)に対応する画像をスクリーン上のそれぞれ別々の領域に投写するようにしてもよいし、次に投写予定の画像データに対応する画像を投写対象の画像データに対応する画像の一部にオーバーレイして投写するようにしてもよい。
本発明によれば、例えば、PCを使用せずにプロジェクタ単独の機能によってプレゼンテーションを行う場合のように、次に投写予定の画像を表示する専用の表示デバイスがない場合であっても、プレゼンテーション資料先読み機能を実現することができる。
(9)本発明は、複数の画像データを有する画像データ供給源から供給される画像データに基づいて投写画像を生成して投写するプロジェクタを制御するためのプログラムであって、前記画像データ供給源から時系列に供給される第n−1の画像データ、第nの画像データ、第n+1の画像データ(nは2以上の整数)を含む画像データを受信する画像データ受信手段と、前記第nの画像データから前記第n+1の画像データへの更新に関連づけて第nの投写画像更新イベントを発生させる投写画像更新イベント発生手段と、前記第nの投写画像更新イベントの発生に基づいて、前記投写対象の画像データを前記第n−1の画像データから前記第nの画像データに更新する投写対象画像データ更新手段と、前記投写対象の画像データに基づいて前記投写画像を生成する投写画像生成手段とを機能させることを特徴とするプログラムである。
(10)本発明は、上記に記載されたプログラムが記憶されていることを特徴とする情報記憶媒体である。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
図1は、本実施の形態のプロジェクタの機能ブロック図である。プロジェクタ10とPC20は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等で接続されている。PC20には、プレゼンテーション用のアプリケーションソフトウェア及びプレゼンテーションの資料となる画像データが格納されている。プレゼンテータがアプリケーションソフトウェアを起動してプレゼンテーション資料を開くと、PC20の画面上に最初の画像が表示される。その後、プレゼンテータがPC20に接続された入力デバイス50を使用して、PC20の画面表示を更新する操作(マウスクリックやページアップ/ダウンキーの押下等)を行うと、PC20の画面表示が次の画像に更新される。このとき、PC20からプロジェクタ10に画面更新操作の情報(マウスクリックやページアップ/ダウンキーの押下等の情報)は送信されないため、プロジェクタ10はPC20から所定の時間間隔(例えば、1/60秒間隔)で送信される画像データの変化を検出することによりPC20の画面表示が更新されたか否かを判断している。また、プレゼンデータがプロジェクタ10のリモートコントローラ60を使用して、PC20の画面表示を更新する操作を行うこともできる。この場合は、例えば、プレゼンデータがリモートコントローラ60の所定のキー(例えば、Enterキー)を押下すると、プロジェクタ10は、PC20に画面更新を要求する情報(マウスクリックやページアップ/ダウンキーの押下等に相当する情報)を送信する。PC20は、画面更新を要求する情報を受け取り、次の画像に更新する。
プロジェクタ10は、画像データ受信手段110を有する。画像データ受信手段110は、PC20(画像データ供給源)から時系列に供給される第n−1の画像データ、第nの画像データ、第n+1の画像データ(nは2以上の整数)を含む画像データ22を受信する。
プロジェクタ10は、画像データ記憶手段120を含んでもよい。画像データ記憶手段120は、投写対象の画像データおよび投写予定の画像データを記憶するための複数の記憶領域(バッファ1(120−1)、バッファ2(120−2)及びバッファ3(120−3))を有する。バッファ1〜3(120−1〜3)は、投写対象の画像データ、投写予定の画像データ又は受信した画像データ112のそれぞれを記憶するための専用の記憶領域として使用してもよい。また、バッファ1〜3(120−1〜3)は、投写対象の画像データ、投写予定の画像データ又は受信した画像データ112のいずれかを記憶する汎用の記憶領域として巡回しながら使用するようにしてもよい。
プロジェクタ10は、投写画像生成手段130を有する。投写画像生成手段130は、投写対象の画像データ122に基づいて、投写画像132を生成する。例えば、投写画像生成手段130は、投写対象の画像データ122が第nの画像データである場合には、第nの画像データに対応する画像と第n+1の画像データに対応する画像を含む投写画像132を生成するようにしてもよい。
プロジェクタ10は、投写画像更新イベント発生手段140を有する。投写画像更新イベント発生手段140は、PC20(画像データ供給源)から時系列に供給される第nの画像データから第n+1の画像データへの更新に関連づけて第nの投写画像更新イベント142を発生させる。例えば、投写画像更新イベント発生手段140は、受信した画像データ112と先に受信した画像データ112とを比較し、所定の基準に基づいて、受信した画像データ112が先に受信した画像データ112と異なる画像データであると判断した場合には、投写画像更新イベント142を発生させるようにしてもよい。また、投写画像更新イベント発生手段140は、受信した画像データ112の一部の領域と、先に受信した画像データ112の一部の領域とを比較し、所定の基準に基づいて、受信した画像データ112が先に受信した画像データ112と異なる画像データであると判断した場合には、投写画像更新イベント142を発生させるようにしてもよい。さらに、所与の設定値に基づいて、所定の一部の領域を決定するようにしてもよい。また、例えば、投写画像更新イベント発生手段140は、受信した画像データ112の白黒比を先に受信した画像データ12の白黒比と比較し、所定の基準に基づいて、受信した画像データ112が先に受信した画像データ112と異なる画像データであると判断した場合には、投写画像更新イベント142を発生させるようにしてもよい。
プロジェクタ10は、投写対象画像データ更新手段150を有する。投写対象画像データ更新手段150は、第nの投写画像更新イベント142の発生に基づいて、投写対象の画像データ122を第nの画像データから第n+1の画像データに更新する。投写対象画像データ更新手段150は、投写画像更新イベント142が発生する毎に、投写対象の画像データ122の参照先となる記憶領域を所定の順序で巡回させて切り替えることにより、投写対象の画像データ122を更新するようにしてもよい。
プロジェクタ10は、投写予定画像データ更新手段170を含んでもよい。投写予定画像データ更新手段170は、第nの投写画像更新イベント142の発生に基づいて、投写予定の画像データを第nの画像データから第n+1の画像データに更新する。投写予定画像データ更新手段170は、投写画像更新イベント142が発生する毎に、投写予定の画像データの格納先となる記憶領域を所定の順序で巡回させて切り替えることにより、投写予定の画像データを更新するようにしてもよい。
プロジェクタ10は、投写画像生成手段130が出力する投写画像132をスクリーン40に投写する投写手段180を有する。
なお、プレゼンテーション資料先読み機能を開始した直後は、プロジェクタ10はスクリーン40に画像を投写していない状態もありうる。そこで、プレゼンテーション資料先読み機能を実現するための初期化処理を行う。初期化処理は、例えばデバイス50やリモートコントローラ60の画面更新操作により発生する開始イベント12に基づいて、投写対象の画像データ122を受信した画像データ112(例えば、1ページ目の画像)に初期設定するようにする。さらに、プロジェクタ10は、画像データ更新要求情報送信手段160を含んでおり、投写対象の画像データが初期設定された後に、PC20(画像データ供給源)に対して画像データ22の更新を要求する画像データ更新要求情報162を送信する。画像データ更新要求情報162を受け取ったPC20は、次の画像(例えば、2ページ目の画像)を表示するとともにプロジェクタ20に対して出力する。プロジェクタ20は、すでに1ページ目の画像をスクリーン40に投写する投写画像132として設定しているので、2ページ目の画像はPC20が表示する画像の一つ前の画像になり、初期化処理が完了する。
また、投写画像更新イベント発生手段140は、所定の画像データ更新要求入力情報62(例えば、プレゼンテータがリモートコントローラ60の所定のキーを押下することによりプロジェクタ10に入力されるPC20(画像データ供給源)に対する画像データ22の更新を要求する情報)に基づいて投写画像更新イベント142を発生させるようにしてもよい。この場合、画像データ更新要求情報送信手段160は、投写対象画像データ更新手段150が投写対象の画像データ122を更新した後に、画像データ更新要求情報162をPC20(画像データ供給源)に対して送信する。画像データ更新要求情報162を受け取ったPC20は、次の画像を表示するとともにプロジェクタ20に対して出力するので、プロジェクタ20がスクリーン40に投写する画像がPC20が表示する画像の一つ前の画像になる。従って、プレゼンテータがプロジェクタ20のリモートコントローラ60を操作することによっても、プレゼンテーション資料先読み機能を実現することができる。
なお、画像データ記憶手段120はバッファ3を有しなくてもよい。その場合は、受信した画像データ112と投写予定の画像データの比較処理を行わず、受信した画像データ112を順次上書きして記憶すればよい。
また、プロジェクタ10に対して、PC20の代わりにプレゼンテーション資料が記憶された外部メモリデバイスが接続されている場合であっても、プロジェクタ20は同様に機能する。
図2は、画像データ記憶手段のバッファ1、2、3を巡回させて使用する場合のプロジェクタ投写手順のフローチャートの例である。図3(A)〜(G)は、図2のフローチャートに対応してバッファ1〜3に保存される画像データを説明するための図である。さらに、図4(A)〜(F)は、図2のフローチャートに対応してプロジェクタが投写する画像とPCが表示する画像の対応関係を説明するための図である。以下、図3(A)〜(G)及び図4(A)〜(F)を参照しながら図2のフローチャートについて説明する。なお、以下では、PCに接続された入力デバイスを使用して、5ページの画像データを有する資料を使ったプレゼンテーションを行う場合を例にとり説明する。
プレゼンテーション資料先読み機能を開始すると、プロジェクタ10は、PC20の画像データ(1ページ目の画像データ)を受信し、バッファ1に保存する(ステップS10)。ステップS10の終了時点で、バッファ1にのみ画像データ(1ページ目の画像データ)が保存されている(図3(A)参照)。
次に、プロジェクタ10は、投写対象の画像データの参照先をバッファ1に設定し、ステップS10でバッファ1に保存した画像データから1ページ目の画像を生成し、スクリーン40に投写する(ステップS12)。ステップS12の終了時点で、プロジェクタ10とPC20はともに1ページ目の画像を投写又は表示している(図4(A)参照)。
次に、プロジェクタ10は、PC20に対して画像データ更新要求情報(例えば、PC20側のマウスクリックに相当する情報)を送信し、PC20の表示画像の更新を要求する(ステップS14)。PC20は、画像データ更新要求情報を受け付け、2ページ目の画像を表示するとともに、プロジェクタ10に対して2ページ目の画像データを出力する。ステップS14の終了時点で、プロジェクタ10とPC20はそれぞれ1ページ目、2ページ目の画像を投写又は表示している(図4(B)参照)。
次に、プロジェクタ10は、投写予定の画像データの格納先をバッファ2に設定した後、PC20の更新後の画像データを受信し、バッファ2に保存する(ステップS16)。ステップS16の終了時点で、バッファ1(出力対象の画像データの参照先)、バッファ2(出力予定の画像データの格納先)にはそれぞれ1ページ目、2ページ目の画像データが保存されている(図3(B)参照)。以後、プロジェクタ10は、PC20の出力データを所定の時間間隔(例えば1/60秒間隔)で受信し、バッファ3に保存する(ステップS18)。ステップS18の終了時点で、バッファ1(出力対象の画像データの参照先)、バッファ2(出力予定の画像データの格納先)にはそれぞれ1ページ目、2ページ目の画像データが保存されており、バッファ3には所定の時間間隔でPCの出力データが上書き保存される(図3(C)参照)。
プロジェクタ10は、バッファ3に保存された画像データ(PCの出力データ)とバッファ2に保存された画像データ(2ページ目の画像データ)を比較し、所定の基準に基づいて、両画像データが異なるか否か判断する(ステップS20)。PCの表示が3ページ目の画像に更新されるまで両画像データは一致するため、プロジェクタ10は、PC20の出力データを受信し、バッファ3への保存(ステップS18)および画像データの比較(ステップS20)を繰り返す。PC20の表示が3ページ目の画像に更新されると、ステップS18でバッファ3に保存した画像データ(3ページ目の画像データ)とステップS16でバッファ2に保存したデータ(2ページ目の画像データ)が異なるため、プロジェクタ10は、投写画像更新イベントを発生し、投写対象の画像データの参照先及び投写予定の画像データの格納先をそれぞれバッファ2、3に変更し、2ページ目の画像をスクリーン40に投写する(ステップS22)。ステップS22の終了時点で、プロジェクタ10とPC20は、それぞれ2ページ目、3ページ目の画像を投写又は表示している(図4(C)参照)。さらに、プロジェクタ10は、PC20の出力データの保存先をバッファ1に変更する(ステップS24)。
プレゼンテーション資料先読み機能を終了しない場合(ステップS26)、プロジェクタ10は、PC20の出力データを受信し、バッファ1に保存する(ステップS28)。ステップS28の終了時点で、バッファ2(出力対象の画像データの参照先)、バッファ3(出力予定の画像データの格納先)にはそれぞれ2ページ目、3ページ目の画像データが保存されており、バッファ1には所定の時間間隔でPCの出力データが上書き保存される(図3(D)参照)。
プロジェクタ10は、バッファ1に保存された画像データ(PCの出力データ)とバッファ3に保存された画像データ(3ページ目の画像データ)を比較し、所定の基準に基づいて、両画像データが異なるか否か判断する(ステップS30)。PCの表示が4ページ目の画像に更新されるまで両画像データは一致するため、プロジェクタ10は、PC20の出力データを受信し、バッファ1への保存(ステップS28)および画像データの比較(ステップS30)を繰り返す。PC20の表示が4ページ目の画像に更新されると、ステップS28でバッファ1に保存した画像データ(4ページ目の画像データ)とステップS18でバッファ3に保存したデータ(3ページ目の画像データ)が異なるため、プロジェクタ10は、投写画像更新イベントを発生し、投写対象の画像データの参照先及び投写予定の画像データの格納先をそれぞれバッファ3、1に変更し、3ページ目の画像をスクリーン40に投写する(ステップS32)。ステップS32の終了時点で、プロジェクタ10とPC20は、それぞれ3ページ目、4ページ目の画像を投写又は表示している(図4(D)参照)。さらに、プロジェクタ10は、PC20の出力データの保存先をバッファ2に変更する(ステップS34)。
プレゼンテーション資料先読み機能を終了しない場合(ステップS36)、プロジェクタ10は、PC20の出力データを受信し、バッファ2に保存する(ステップS38)。ステップS38の終了時点で、バッファ3(出力対象の画像データの参照先)、バッファ1(出力予定の画像データの格納先)にはそれぞれ3ページ目、4ページ目の画像データが保存されており、バッファ2には所定の時間間隔でPCの出力データが上書き保存される(図3(E)参照)。
プロジェクタ10は、バッファ2に保存された画像データ(PCの出力データ)とバッファ1に保存された画像データ(4ページ目の画像データ)を比較し、所定の基準に基づいて、両画像データが異なるか否か判断する(ステップS40)。PCの表示が5ページ目の画像に更新されるまで両画像データは一致するため、プロジェクタ10は、PC20の出力データを受信し、バッファ2への保存(ステップS38)および画像データの比較(ステップS40)を繰り返す。PC20の表示が5ページ目の画像に更新されると、ステップS38でバッファ2に保存した画像データ(5ページ目の画像データ)とステップS28でバッファ1に保存したデータ(4ページ目の画像データ)が異なるため、プロジェクタ10は、投写画像更新イベントを発生し、投写対象の画像データの参照先及び投写予定の画像データの格納先をそれぞれバッファ1、2に変更し、4ページ目の画像をスクリーン40に投写する(ステップS42)。ステップS42の終了時点で、プロジェクタ10とPC20は、それぞれ4ページ目、5ページ目の画像を投写又は表示している(図4(E)参照)。さらに、プロジェクタ10は、PC20の出力データの保存先をバッファ3に変更する(ステップS44)。
プレゼンテーション資料先読み機能を終了しない場合(ステップS46)、ユーザがもう一度マウスクリックを行うと、PC20は所定の終了画像を表示する。プロジェクタ10は、PC20が出力する終了画像データを受信してバッファ3に保存し(ステップS18)、比較処理、投写対象等の変更処理及び受信した画像データの保存先の変更処理を実行する(ステップS20〜S24)。ステップS18の終了時点で、バッファ1(出力対象の画像データの参照先)、バッファ2(出力予定の画像データの格納先)にはそれぞれ4ページ目、5ページ目の画像データが保存されており、バッファ3には所定の時間間隔でPCの出力データが上書き保存される(図3(F)参照)。ステップS22の終了時点で、プロジェクタ10とPC20は、それぞれ5ページ目の画像、終了画像を投写又は表示している(図4(F)参照)。ステップS24の終了以降は、バッファ2(出力対象の画像データの参照先)、バッファ3(出力予定の画像データの格納先)にはそれぞれ5ページ目の画像データ、終了画像データが保存されており、バッファ1には所定の時間間隔でPCの出力データが上書き保存される(図3(G)参照)。
PC側のプレゼンテーションが終了したので、プレゼンテーション資料先読み機能も終了する(ステップS26)。
図5は、画像データ記憶手段のバッファ1、2、3のうち、任意のバッファ2つを交互に使用する場合における、プロジェクタの投写手順のフローチャートの例である。以下では、バッファ1、2を交互に使用する場合を例にとり説明する。また、図6(A)〜(F)は、図5のフローチャートに対応してバッファ1、2に保存される画像データを説明するための図である。以下、図6(A)〜(F)を参照しながら図5のフローチャートについて説明する。なお、以下では、プロジェクタのリモートコントローラを使用して、5ページの画像データを有する資料を使ったプレゼンテーションを行う場合を例にとり説明する。
ステップS50〜S56は、初期化フローであり、図2のフローチャートのステップS10〜S16と同様であるため、説明を省略する。ステップS50の終了時点で、バッファ1にのみ画像データ(1ページ目の画像データ)が保存されており(図6(A)参照)、ステップS56の終了時点で、バッファ1(出力対象の画像データの参照先)、バッファ2(出力予定の画像データの格納先)にはそれぞれ1ページ目、2ページ目の画像データが保存されている(図6(B)参照)。以後、プロジェクタ10は、プレゼンテータがリモートコントローラの所定のキーを押下等することにより画像データ更新要求入力情報を受け取るまでこの状態を保持する(ステップS58)。プロジェクタ10は、画像データ更新要求入力情報を受け取ると、投写画像更新イベントを発生し、投写対象の画像データの参照先及び投写予定の画像データの格納先をそれぞれバッファ2、1に変更し、2ページ目の画像をスクリーン40に投写する(ステップS60)。さらに、プロジェクタ10は、PC20に対して画像データ更新要求情報を送信し、PC20の表示画像の更新を要求する(ステップS62)。PC20は、画像データ更新要求情報を受け付け、3ページ目の画像を表示するとともに、プロジェクタ10に対して3ページ目の画像データを出力する。ステップS62の終了時点で、プロジェクタ10とPC20は、それぞれ2ページ目、3ページ目の画像を投写又は表示している(図4(C)参照)。
次に、プロジェクタ10は、PC20の更新後の画像データ(3ページ目の画像データ)を受信し、バッファ1に保存する(ステップS64)。ステップS64の終了時点で、バッファ2(出力対象の画像データの参照先)、バッファ1(出力予定の画像データの格納先)にはそれぞれ2ページ目、3ページ目の画像データが保存されている(図6(C)参照)。プレゼンテーション資料先読み機能を終了しない場合(ステップS66)、プロジェクタ10は、画像データ更新要求入力情報を受け取るまで、この状態を保持する(ステップS68)。
プロジェクタ10は、画像データ更新要求入力情報を受け取ると、投写画像更新イベントを発生し、投写対象の画像データの参照先及び投写予定の画像データの格納先をそれぞれバッファ1、2に変更し、3ページ目の画像をスクリーン40に投写する(ステップS70)。さらに、プロジェクタ10は、PC20に対して画像データ更新要求情報を送信し、PC20の表示画像の更新を要求する(ステップS72)。PC20は、画像データ更新要求情報を受け付け、4ページ目の画像を表示するとともに、プロジェクタ10に対して4ページ目の画像データを出力する。ステップS72の終了時点で、プロジェクタ10とPC20は、それぞれ3ページ目、4ページ目の画像を投写又は表示している(図4(D)参照)。
次に、プロジェクタ10は、PC20の更新後の画像データ(4ページ目の画像データ)を受信し、バッファ2に保存する(ステップS74)。ステップS74の終了時点で、バッファ1(出力対象の画像データの参照先)、バッファ2(出力予定の画像データの格納先)にはそれぞれ3ページ目、4ページ目の画像データが保存されている(図6(D)参照)。プレゼンテーション資料先読み機能を終了しない場合(ステップS76)、プロジェクタ10は、画像データ更新要求入力情報を受け取るまで、この状態を保持する(ステップS58)。
以後、ステップS58〜S74において、プロジェクタ10は上記と同様の処理を行う。ステップS62の終了時点で、プロジェクタ10とPC20は、それぞれ4ページ目の、5ページ目の画像を投写又は表示している(図4(E)参照)。ステップS64の終了時点で、バッファ2(出力対象の画像データの参照先)、バッファ1(出力予定の画像データの格納先)にはそれぞれ4ページ目、5ページ目の画像データが保存されている(図6(E)参照)。ステップS72の終了時点で、プロジェクタ10とPC20は、それぞれ5ページ目の画像、終了画像を投写又は表示している(図4(F)参照)。ステップS74の終了時点で、バッファ1(出力対象の画像データの参照先)、バッファ2(出力予定の画像データの格納先)にはそれぞれ5ページ目の画像データ、終了画像データが保存されている(図6(F)参照)。PC側のプレゼンテーションが終了すると、プレゼンテーション資料先読み機能も終了する(ステップS76)。
図7は、本実施の形態のプロジェクタが投写画像を更新するか否かを判断するための、PCの出力画像とプロジェクタの次に投写予定の画像の比較対象となる一部の領域の例を説明するための図である。
PCの出力画像230(受信した画像データに対応する画像に対応する)及びプロジェクタの次に投写予定の画像220(先に受信した画像データに対応する画像に対応する)が異なるか否かの判断において、領域A1〜A5に含まれるそれぞれの画像に相当するデータ同士のみを比較の対象としてもよい。領域A1は中央付近の領域であり、ほとんどのアプリケーションにおいてPCの出力画像が更新された場合に更新前後の画像の変化を最も捉えやすい領域と考えられる。領域A2〜A4は四隅付近の領域であり、例えば、アニメーション機能を有するプレゼンテーション用アプリケーションの場合には、アニメーション動作が入りやすい領域であり、更新前後の画像の変化を比較的捉えやすい領域と考えられる。このように、比較対象を領域A1〜A5に含まれる画像のみに限定することにより、画像230に対応する画像データと220に対応する画像データが異なる画像データであるか否かの判断を高速化することができる。
なお、プレゼンテーション用のアプリケーションに応じて、画像の変化を捉えやすい領域を比較対象とするために、所与の設定値に基づいて、比較対象となる一部の領域を決定するようにしてもよい。
図8(A)、(B)は、本実施の形態のプロジェクタによる、投写対象の画像データに対応する画像と投写予定の画像データに対応する画像を含む投写画像の第1の例及び第2の例を説明するための図である。
プロジェクタ10は、例えば、投写対象の画像データ(第nの画像データ)に対応する画像210と投写予定の画像データ(第n+1の画像データ)に対応する画像220を含む投写画像200を生成してスクリーン40に投写する。例えば、図8(A)に示すように、画像210と画像220を横に並べて投写するようにしてもよいし、図8(B)に示すように、画像210の上に画像220をオーバーレイして投写するようにしてもよい。図8(A)及び(B)のいずれの場合であっても、プレゼンテーションの対象となる現在の画像210を大きく投写し、次の画像220はプレゼンテーションの妨げとならない程度の大きさで投写するのが望ましい。図1において、PC20が存在しない場合であっても、例えば、プレゼンテータはプロジェクタ10のスクリーン40上で次の画像220を確認しながら現在の画像210について説明することができるので、プレゼンテーションを円滑に進行することができる。
なお、本発明は本実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。
例えば、図2で説明したフローチャートにおいて、バッファ1〜3を投写対象の画像データ、投写予定の画像データ、順次受信する画像データをそれぞれ保存するための専用の記憶領域として使用し、投写対象画像更新イベントが発生する毎に、バッファ2からバッファ1に画像データをコピーし、バッファ3からバッファ2に画像データをコピーするように変形してもよい。また、バッファ1、2を投写対象の画像データ又は投写予定の画像データの記憶領域として、投写対象画像更新イベントが発生する毎に切り替えて使用し、バッファ3を順次受信する画像データを保存するための専用の記憶領域として使用するように変形してもよい。さらに、画像データを受信すると同時に投写予定の画像データとの比較を行う機能を有するDMA転送等が可能である場合には、バッファ1、2を投写対象の画像データ又は投写予定の画像データの記憶領域として、投写対象画像更新イベントが発生する毎に切り替えて使用し、バッファ3を削除するように変形してもよい。
また、図5で説明したフローチャートにおいて、バッファ1、2を投写対象の画像データ、投写予定の画像データをそれぞれ保存するための専用の記憶領域として使用し、投写対象画像更新イベントが発生する毎に、バッファ2からバッファ1に画像データをコピーするように変形してもよい。さらに、図5で説明したフローチャートにおいて、バッファ1のみを投写対象の画像データを保存するための専用の記憶領域として使用し、投写対象画像更新イベントが発生する毎に、受信した画像データをバッファ1に保存した後、PC(画像データ供給源)に画像データ更新要求情報を送信するように変形してもよい。
また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
本実施の形態のプロジェクタの機能ブロック図。 画像データ記憶手段のバッファ1、2、3を巡回させて使用する場合のプロジェクタ投写手順のフローチャートの例。 図2のフローチャートに対応してバッファ1〜3に保存される画像データを説明するための図。 図2のフローチャートに対応してプロジェクタが投写する画像とPCが表示する画像の対応関係を説明するための図。 画像データ記憶手段のバッファ1、2、3のうち、任意のバッファ2つを交互に使用する場合における、プロジェクタの投写手順のフローチャートの例。 図5のフローチャートに対応してバッファ1、2に保存される画像データを説明するための図。 本実施の形態のプロジェクタが投写画像を更新するか否かを判断するための、PCの投写画像とプロジェクタの次に投写予定の画像の比較対象となる一部の領域の例を説明するための図。 図8(A)、(B)は、投写対象の画像データに対応する画像と投写予定の画像データに対応する画像を含む投写画像の第1、第2の例を説明するための図である。
符号の説明
10 プロジェクタ、12 開始イベント、20 PC、22 画像データ、40 スクリーン、50 入力デバイス、60 リモートコントローラ、62 画像データ更新要求入力情報、110 画像データ受信手段、112 画像データ、120 画像データ記憶手段、120―1〜3 バッファ1〜3、122 画像データ、130 投写画像生成手段、132 投写画像、140 投写画像更新イベント発生手段、142 投写画像更新イベント、150 投写対象画像データ更新手段、160 画像データ更新要求情報送信手段、162 画像データ更新要求情報、170 投写予定画像データ更新手段、180 投写手段、200 投写画像、210 現在の画像、220 次の画像、230 PCの出力画像

Claims (10)

  1. 複数の画像データを有する画像データ供給源から供給される画像データに基づいて投写画像を生成して投写するプロジェクタであって、
    前記画像データ供給源から時系列に供給される第n−1の画像データ、第nの画像データ、第n+1の画像データ(nは2以上の整数)を含む画像データを受信する画像データ受信手段と、
    前記第nの画像データから前記第n+1の画像データへの更新に関連づけて第nの投写画像更新イベントを発生させる投写画像更新イベント発生手段と、
    前記第nの投写画像更新イベントの発生に基づいて、前記投写対象の画像データを前記第n−1の画像データから前記第nの画像データに更新する投写対象画像データ更新手段と、
    前記投写対象の画像データに基づいて前記投写画像を生成する投写画像生成手段と、
    前記投写画像を投写する投写手段と、
    を有することを特徴とするプロジェクタ。
  2. 請求項1において、
    前記投写画像更新イベント発生手段は、
    受信した画像データを先に受信した画像データと比較し、所定の基準に基づいて、前記受信した画像データが前記先に受信した画像データと異なる画像データであると判断した場合には、前記投写画像更新イベントを発生させることを特徴とするプロジェクタ。
  3. 請求項2において、
    前記投写画像更新イベント発生手段は、
    前記受信した画像データに対応する画像の所定の一部の領域に相当するデータを、先に受信した画像データに対応する画像の前記所定の一部の領域に相当するデータと比較し、所定の基準に基づいて、前記受信した画像データが前記先に受信した画像データと異なる画像データであると判断した場合には、前記投写画像更新イベントを発生させることを特徴とするプロジェクタ。
  4. 請求項3において、
    前記投写画像更新イベント発生手段は、
    所与の設定値に基づいて、前記所定の一部の領域を決定することを特徴とするプロジェクタ。
  5. 請求項2乃至4のいずれかにおいて、
    前記投写画像更新イベント発生手段は、
    前記受信した画像データの白黒比を先に受信した画像データの白黒比と比較し、所定の基準に基づいて、前記受信した画像データが前記先に受信した画像データと異なる画像データであると判断した場合には、前記投写画像更新イベントを発生させることを特徴とするプロジェクタ。
  6. 請求項2乃至5のいずれかにおいて、
    前記第nの投写画像更新イベントの発生に基づいて、投写予定の画像データを前記第nの画像データから前記第n+1の画像データに更新する投写予定画像データ更新手段と、
    前記投写対象の画像データおよび前記投写予定の画像データを記憶するための複数の記憶領域を有する画像データ記憶手段を含み、
    前記投写対象画像データ更新手段は、
    前記投写画像更新イベントが発生する毎に、前記投写対象の画像データの参照先となる前記記憶領域を所定の順序で巡回させて切り替え、
    前記投写予定画像データ更新手段は、
    前記投写画像更新イベントが発生する毎に、前記投写予定の画像データの格納先となる前記記憶領域を所定の順序で巡回させて切り替えることを特徴とするプロジェクタ。
  7. 請求項1において、
    前記画像データ供給源に対して画像データの更新を要求する画像データ更新要求情報を送信する画像データ更新要求情報送信手段を含み、
    前記投写画像更新イベント発生手段は、
    所定の画像データ更新要求入力情報に基づいて前記投写画像更新イベントを発生させ、
    前記画像データ更新要求情報送信手段は、
    前記投写対象画像データ更新手段が前記投写対象の画像データを更新した後に、前記画像データ更新要求情報を送信することを特徴とするプロジェクタ。
  8. 請求項1乃至7において、
    前記投写画像生成手段は、
    前記投写対象の画像データが前記第nの画像データである場合には、前記第nの画像データに対応する画像と前記第n+1の画像データに対応する画像を含む前記投写画像を生成することを特徴とするプロジェクタ。
  9. 複数の画像データを有する画像データ供給源から供給される画像データに基づいて投写画像を生成して投写するプロジェクタを制御するためのプログラムであって、
    前記画像データ供給源から時系列に供給される第n−1の画像データ、第nの画像データ、第n+1の画像データ(nは2以上の整数)を含む画像データを受信する画像データ受信手段と、
    前記第nの画像データから前記第n+1の画像データへの更新に関連づけて第nの投写画像更新イベントを発生させる投写画像更新イベント発生手段と、
    前記第nの投写画像更新イベントの発生に基づいて、前記投写対象の画像データを前記第n−1の画像データから前記第nの画像データに更新する投写対象画像データ更新手段と、
    前記投写対象の画像データに基づいて前記投写画像を生成する投写画像生成手段と
    を機能させることを特徴とするプログラム。
  10. 請求項9に記載されたプログラムが記憶されていることを特徴とする情報記憶媒体。
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