JP2008224580A - 原子炉のパンタグラフアーム式燃料交換機 - Google Patents

原子炉のパンタグラフアーム式燃料交換機 Download PDF

Info

Publication number
JP2008224580A
JP2008224580A JP2007066469A JP2007066469A JP2008224580A JP 2008224580 A JP2008224580 A JP 2008224580A JP 2007066469 A JP2007066469 A JP 2007066469A JP 2007066469 A JP2007066469 A JP 2007066469A JP 2008224580 A JP2008224580 A JP 2008224580A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
gripper
drive shaft
gripper unit
auxiliary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007066469A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4591460B2 (ja
Inventor
Hideo Hatanaka
秀雄 畠中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Systems Co Ltd filed Critical Fuji Electric Systems Co Ltd
Priority to JP2007066469A priority Critical patent/JP4591460B2/ja
Publication of JP2008224580A publication Critical patent/JP2008224580A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4591460B2 publication Critical patent/JP4591460B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Abstract

【課題】アームの折り畳み時のコンパクト性とアーム剛性を両立させつつ、動作寿命を向上させる。
【解決手段】グリッパユニット8内でグリッパ9を上下に昇降させるための駆動力をグリッパ昇降機構10に伝達するグリッパ駆動軸6を本体胴1から引き出し、上アーム3にて支持しながら上アーム3に沿ってグリッパユニット8に導き、上アーム3の下側からグリッパユニット8内に引き込むとともに、上アーム3の断面に補強用リブ板を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は原子炉のパンタグラフアーム式燃料交換機に関し、特に、スリット付き炉心上部機構を有するナトリウム冷却高速炉のパンタグラフアーム式燃料交換機に適用して好適なものである。
ナトリウム冷却高速炉では、炉心に配列された燃料集合体の交換を行うためにパンタグラフアーム式燃料交換機が一般的に用いられる。
図7は、スリット付き炉心上部機構を有するナトリウム冷却高速炉の概略構成を示す平面断面図である。
図7において、原子炉容器201にはスリット付き炉心上部機構203が設けられ、スリット付き炉心上部機構203下には、燃料集合体を挿入する炉心が設けられるとともに、スリット付き炉心上部機構203の側方には、燃料出入位置206および炉内中継槽205が配置されている。
一方、燃料交換機204には、燃料集合体を掴みながら燃料集合体を昇降させるグリッパユニット108が設けられ、グリッパユニット108はアーム100を介して本体胴101にて支持されている。そして、燃料交換機204は、スリット付き炉心上部機構203上に配置された回転プラグ202にて保持されるとともに、スリット付き炉心上部機構203には、アーム100およびグリッパユニット108を炉心上に侵入させるためのスリット部207が形成されている。
そして、炉心に配置された燃料集合体を交換する場合、回転プラグ202は、交換対象となる燃料集合体がアーム100のストロークS上にくるように回転する。そして、燃料交換機204は、交換対象となる燃料集合体上にグリッパユニット108がくるようにアーム100を伸長させ、グリッパユニット108を介して燃料集合体を掴みながら燃料集合体を炉心から引き抜いた後、アーム100を折り畳むことにより、アーム100およびグリッパユニット108を本体胴101に収容する。
そして、燃料交換機204は、アーム100およびグリッパユニット108が本体胴101に収容されたまま、グリッパユニット108が燃料出入位置206の方向に向くように本体胴101を回転させる。そして、燃料交換機204は、燃料出入位置206上にグリッパユニット108がくるようにアーム100を伸長させ、グリッパユニット108を介して燃料集合体を燃料出入位置206に置く。そして、燃料交換機204は、グリッパユニット108を炉内中継槽205に移動させ、炉内中継槽205に予め配置されていた燃料集合体を取り出し、アーム100を折り畳むことにより、アーム100およびグリッパユニット108を本体胴101に収容する。
そして、燃料交換機204は、アーム100およびグリッパユニット108が本体胴101に収容されたまま、グリッパユニット108がスリット部207の方向に向くように本体胴101を回転させる。そして、燃料交換機204は、交換対象となる燃料集合体が引き抜かれた位置にグリッパユニット108がくるようにアーム100を伸長させ、グリッパユニット108を介して燃料集合体を炉心に挿入する。
この燃料集合体の交換方法では、グリッパユニット108の幅とスリット部207の幅Wとの差が小さいため、グリッパユニット108の外側にアーム100を配置することができず、本体胴101とグリッパユニット108との間にアーム100が配置される。一方で、通常運転時においても地震発生時においても、燃料交換機204とスリット付き炉心上部機構203とが干渉しないことが要求される。このため、スリット部207の幅Wの制約の中で干渉を防止しながら燃料集合体の交換を行えるようにするために、アーム100の折り畳み時のコンパクト性とアーム剛性を両立させることが求められる。
図8(a)は、従来のパンタグラフアーム式燃料交換機の概略構成を示す側面図、図8(b)は、図8(a)のパンタグラフアーム式燃料交換機の上アームの概略構成を示す斜視図である(特許文献1)。
図8において、燃料交換機204には、上アーム103、下アーム104および補助アーム105を介してグリッパユニット108を支持する本体胴101が設けられ、本体胴101は、上アーム103、下アーム104および補助アーム105の折り畳み時に上アーム103、下アーム104、補助アーム105およびグリッパユニット108を内部に収容できるように構成されている。ここで、グリッパユニット108には、燃料集合体を掴んで保持するグリッパ109が設けられ、グリッパ109はグリッパユニット108内を上下に昇降可能なように保持されるとともに、グリッパユニット108は、燃料集合体を掴んだグリッパ109を上昇させることで、燃料集合体を内部に収容できるように構成されている。
また、本体胴101には、上アーム103および下アーム104を折り畳むためのアームガイド102が設けられ、アームガイド102は本体胴101内を上下に昇降可能なように保持されている。
そして、上アーム103の一端は結合点を中心に回転自在にグリッパユニット108の上部に結合され、上アーム103の他端は結合点を中心に回転自在にアームガイド102の上部に結合されている。また、下アーム104の一端は結合点を中心に回転自在にグリッパユニット108の下部に結合され、下アーム104の他端は結合点を中心に回転自在にアームガイド102の下部に結合されている。また、補助アーム105の一端は結合点を中心に回転自在に下アーム104の中央部に結合され、補助アーム105の他端は結合点を中心に回転自在に本体胴101の下部に結合されている。
ここで、上アーム103、下アーム104、補助アーム105は、上アーム103、下アーム104、補助アーム105を折り畳んだ時に、上アーム103の下部が下アーム104の上部と重なるとともに、下アーム104の下部が補助アーム105と重なるように構成されている。そして、上アーム103には、上アーム103の下部が下アーム104の上部と重なった時に、上アーム103の下部が下アーム104の上部と干渉しないようにするための段差が形成され、下アーム104には、下アーム104の下部が補助アーム105と重なった時に、下アーム104の下部が補助アーム105と干渉しないようにするための段差が形成されている。
例えば、上アーム103には、図8(b)に示すように、平面内で屈曲させたアーム用側板114、115が設けられ、アーム用側板114、115の間を補強用リブ板116にて接続することで、高いアーム強度と、折り畳み時の収納性が確保されている。そして、アーム用側板114の両端には、ピン穴が形成されたフランジ部117a、117cがそれぞれ設けられるとともに、アーム用側板115の両端には、ピン穴が形成されたフランジ部117b、117dがそれぞれ設けられている。そして、フランジ部117c、117dに形成されたピン穴を介してグリッパユニット108にピンを挿入することで、上アーム103の一端を結合点を中心に回転自在にグリッパユニット108の上部に結合することが可能となるとともに、フランジ部117a、117bに形成されたピン穴を介してアームガイド102にピンを挿入することで、上アーム103の他端を結合点を中心に回転自在にアームガイド102の上部に結合することができる。
そして、本体胴101の上部は回転プラグ202にて回転自在に保持されるとともに、回転プラグ202を貫通する本体胴101上には、アームガイド102やグリッパ駆動軸106を駆動する駆動部208が配置されている。
そして、グリッパユニット108内でグリッパ109を上下に昇降させるための駆動力を伝達するグリッパ駆動軸106が本体胴101から引き出され、グリッパユニット108の上端を介してグリッパユニット108内に引き込まれている。ここで、本体胴101から引き出されたグリッパ駆動軸106をグリッパユニット108内に引き込むために、グリッパ駆動軸106は、グリッパ駆動軸106を回転自在に折り曲げるためのユニバーサルジョイント107a、107bにて連結されている。
そして、炉心から発生した熱を効率よく伝達できるようにするために炉心はNa(ナトリウム)内に浸漬され、炉心上には、グリッパユニット108がNa液面下にくるように燃料交換機204が設置される
図9(a)は、従来のアームの折り畳み状態におけるパンタグラフアーム式燃料交換機のその他の構成例を示す側面図、図9(b)は、図9(a)のパンタグラフアーム式燃料交換機のアームの伸長状態を示す側面図である。
図9において、燃料交換機404には、上アーム403、下アーム404および補助アーム405を介してグリッパユニット408を支持する本体胴401が設けられ、本体胴401は、上アーム403、下アーム404および補助アーム405の折り畳み時に上アーム403、下アーム404、補助アーム405およびグリッパユニット408を内部に収容できるように構成されている。ここで、グリッパユニット408には、燃料集合体を掴んで保持するグリッパ409が設けられ、グリッパ409はグリッパユニット408内を上下に昇降可能なように保持されるとともに、グリッパユニット408は、燃料集合体を掴ませたままグリッパ409を上昇させることで、燃料集合体を内部に収容できるように構成されている。
また、本体胴401には、上アーム403および下アーム404を折り畳むためのアームガイド402が設けられ、アームガイド402は本体胴401内を上下に昇降可能なように保持されている。
そして、上アーム403の一端は結合点を中心に回転自在にグリッパユニット408の中央部に結合され、上アーム403の他端は結合点を中心に回転自在にアームガイド402の上部に結合されている。また、下アーム404の一端は結合点を中心に回転自在にグリッパユニット408の下部に結合され、下アーム404の他端は結合点を中心に回転自在にアームガイド402の下部に結合されている。また、補助アーム405の一端は結合点を中心に回転自在に下アーム404の中央部に結合され、補助アーム405の他端は結合点を中心に回転自在に本体胴401の下部に結合されている。
ここで、図9(a)に示すように、上アーム403、下アーム404、補助アーム405は、上アーム403、下アーム404、補助アーム405を折り畳んだ時に、上アーム403の下部が下アーム404の上部と重なるとともに、下アーム404の下部が補助アーム405と重なるように構成されている。そして、上アーム403には、上アーム403の下部が下アーム404の上部と重なった時に、上アーム403の下部が下アーム404の上部と干渉しないようにするための屈曲構造が形成され、下アーム404には、下アーム404の下部が補助アーム405と重なった時に、下アーム404の下部が補助アーム405と干渉しないようにするための屈曲構造が形成されている。
そして、グリッパユニット408内でグリッパ409を上下に昇降させるための駆動力を伝達するグリッパ駆動軸406が本体胴401から引き出され、上アーム403を突き抜けてグリッパユニット408に導かれ、グリッパユニット408の下方からグリッパユニット408内に引き込まれている。ここで、本体胴401から引き出されたグリッパ駆動軸406をグリッパユニット408内に引き込むために、グリッパ駆動軸406は、グリッパ駆動軸406を回転自在に折り曲げるためのユニバーサルジョイント407a、407bにて連結されている。
そして、炉心上には、グリッパユニット408がNa液面下にくるように燃料交換機404が設置され、Naが空気や水に触れて燃え出すのを防止するために、Na液面はアルゴンカバーガスにて覆われている。
この図9の構成では、本体胴401から引き出されたグリッパ駆動軸406が、グリッパユニット408の下方からグリッパユニット408内に引き込まれるため、グリッパ駆動軸406の屈曲角θを30度以内に維持しながら、上アーム403、下アーム404および補助アーム405を伸長させることができ、ユニバーサルジョイント407a、407bを許容最大角度(30度程度が一般的)以内に維持しながら回転力を伝達することができる。
図10(a)は、従来のアームの折り畳み状態におけるパンタグラフアーム式燃料交換機のさらにその他の構成例を示す側面図、図10(b)は、図10(a)のパンタグラフアーム式燃料交換機のアームの伸長状態を示す側面図である。
図9の構成では、グリッパ駆動軸406は、上アーム403を突き抜けてグリッパユニット408の下方からグリッパユニット408内に引き込まれるのに対し、図10の構成では、上アーム403を突き抜けるのを避けるようにしてグリッパユニット408の中央部からグリッパユニット408内に引き込まれている。そして、上アーム403、下アーム404および補助アーム405を伸長させた時に、グリッパ駆動軸406の屈曲角θが30度以内に維持されるようにするために、グリッパ駆動軸406を連結する一方のユニバーサルジョイント407aがグリッパユニット408よりも上方にくるように配置され、Na液面よりも上にくるように構成されている。
特開平1−174997号公報
しかしながら、図8の構成では、図8のようにアームストロークが長くなると、本体胴101から引き出されたグリッパ駆動軸106が、グリッパユニット108の上端からグリッパユニット108内に引き込まれるため、上アーム103、下アーム104および補助アーム105を伸長させた時に、グリッパ駆動軸106の屈曲角θが30度を大きく上回るようになり、ユニバーサルジョイント107a、107bにかかる負荷が大きくなるという問題があった。
また、グリッパ駆動軸106がグリッパユニット108の上端を介してグリッパユニット108内に引き込まれため、グリッパ駆動軸106を連結する一方のユニバーサルジョイント107aがNa液面よりも上にくる。このため、ユニバーサルジョイント107aのNaによる潤滑が期待できない上に、Na中への飛散が懸念されることからグリースによる潤滑も困難となり、ユニバーサルジョイント107aの動作寿命が低下するという問題があった。
また、図9の構成では、グリッパ駆動軸406が上アーム403を突き抜けてグリッパユニット408に導かれ、図8に示すような補強用リブ板106を上アーム403に設けることができなくなることから、アーム用側板104、105を接続することができなくなり、アーム剛性が大幅に低下するという問題があった。
さらに、図10の構成では、グリッパ駆動軸406を連結する一方のユニバーサルジョイント407aがNa液面よりも上にくるため、ユニバーサルジョイント407aのNaによる潤滑が期待できない上に、Na中への飛散が懸念されることからグリースによる潤滑も困難となり、ユニバーサルジョイント407aの動作寿命が低下するという問題があった。
そこで、本発明の目的は、アームの折り畳み時のコンパクト性とアーム剛性を両立させつつ、動作寿命を向上させることが可能な原子炉のパンタグラフアーム式燃料交換機を提供することである。
上述した課題を解決するために、請求項1記載の原子炉のパンタグラフアーム式燃料交換機によれば、燃料集合体を掴むグリッパと、前記グリッパを昇降自在に内部に保持するグリッパユニットと、折り畳み動作によって前記グリッパユニットを水平方向に移動させるアーム機構と、前記アーム機構を介して前記グリッパユニットを支持しながら、前記アーム機構および前記グリッパユニットを収容可能な本体胴と、前記本体胴から引き出され、前記アーム機構のアームにて支持されながら前記アームに沿って前記グリッパユニットに導かれ、前記グリッパを昇降させる駆動力を伝達するグリッパ駆動軸とを備えることを特徴とする。
これにより、グリッパ駆動軸をアームに付随させながら移動させることができ、アームを折り畳んだり伸長させたりした場合においても、グリッパ駆動軸がアームと干渉するのを防止することが可能となる。このため、グリッパ駆動軸がアームと干渉するのを防止しつつ、アームの断面に補強用リブ板を設けることが可能となり、アームの折り畳み時のコンパクト性とアーム剛性を両立させることができる。
また、請求項2記載の原子炉のパンタグラフアーム式燃料交換機によれば、前記アーム機構は、前記本体胴内に昇降自在に保持されたアームガイドと、一端が前記グリッパユニットに結合されるとともに、他端が前記アームガイドに結合された上アームと、前記上アームと並列に配置され、一端が前記グリッパユニットに結合されるとともに、他端が前記アームガイドに結合された下アームと、一端が前記下アームの中央部に結合されるとともに、他端が前記本体胴に結合された補助アームとを備え、前記グリッパ駆動軸は、前記上アームにて支持されながら前記上アームに沿って前記グリッパユニットに導かれていることを特徴とする。
これにより、グリッパ駆動軸を上アームに付随させながら移動させることを可能としつつ、グリッパ駆動軸を上アームの下からグリッパユニットに引き込むことができ、グリッパ駆動軸を回転自在に屈曲させるユニバーサルジョイントやアームリンクの軸受けなどをNa液面下に配置しつつ、グリッパ駆動軸がアームと干渉するのを防止することが可能となる。このため、グリッパ駆動軸に設けられたユニバーサルジョイントやアームリンクの軸受けなどのNaによる潤滑を確保しつつ、アームの断面に補強用リブ板を設けることが可能となることから、アームの折り畳み時のコンパクト性とアーム剛性を両立させつつ、動作寿命を向上させることができる。
また、請求項3記載の原子炉のパンタグラフアーム式燃料交換機によれば、前記アーム機構を折り畳んだ時に、前記上アームの上部が前記アームガイドと重なり、前記上アームの下部が前記下アームの上部と重なり、前記下アームの下部が前記補助アームと重なるように構成され、前記アームガイドには、前記上アームの上部が前記アームガイドと重なった時に、前記アームガイドが前記上アームの上部と干渉しないようにするための凹部が形成され、前記上アームには、前記上アームの下部が前記下アームの上部と重なった時に、前記上アームの下部が前記下アームの上部と干渉しないようにするための段差が形成され、前記下アームには、前記下アームの下部が前記補助アームと重なった時に、前記下アームの下部が前記補助アームと干渉しないようにするための段差が形成されていることを特徴とする。
これにより、アーム機構を折り畳んだ時の高さを低下させつつ、アーム軸長を短くすることができ、本体胴の径の増大を抑制しつつ、グリッパ駆動軸に設けられたユニバーサルジョイントやアームリンクの軸受けなどをNa液面下に配置することができる。
また、請求項4記載の原子炉のパンタグラフアーム式燃料交換機によれば、前記上アームの上部では、前記グリッパ駆動軸を通すための凹部が前記グリッパユニット側に形成されるように、上アーム用側板の間に補強用リブ板が配置され、前記上アームの下部では、前記グリッパ駆動軸を通すための凹部が前記本体胴側に形成されるように、上アーム用側板の間に補強用リブ板が配置されていることを特徴とする。
これにより、上アームの断面に補強用リブ板を設けることを可能としつつ、グリッパ駆動軸を上アームに沿って配置することが可能となるとともに、アーム機構を折り畳んだ時にグリッパ駆動軸をアーム機構内に収容することができ、アームの折り畳み時のコンパクト性とアーム剛性を両立させることができる。
また、請求項5記載の原子炉のパンタグラフアーム式燃料交換機によれば、前記下アームの上部では、前記グリッパ駆動軸を通すための凹部が前記グリッパユニット側に形成されるように、下アーム用側板の間に補強用リブ板が配置され、前記下アームの下部では、前記グリッパ駆動軸を通すための凹部が前記グリッパユニット側に形成されるように、下アーム用側板の間に補強用リブ板が配置されていることを特徴とする。
これにより、グリッパ駆動軸を上アームに沿って配置した場合においても、下アームの断面に補強用リブ板を設けることを可能としつつ、アーム機構を折り畳んだ時にグリッパ駆動軸をアーム機構内に収容することができ、アームの折り畳み時のコンパクト性とアーム剛性を両立させることができる。
また、請求項6記載の原子炉のパンタグラフアーム式燃料交換機によれば、前記下アームの下部では、前記グリッパ駆動軸を通すための凹部は段差構造を有し、前記下アームの下部の凹部の下段側が挿入されるように、前記補助アームの補助アーム用側板の間に補強用リブ板が配置されていることを特徴とする。
これにより、グリッパ駆動軸を上アームに沿って配置した場合においても、アーム機構を折り畳んだ時の高さを増大させることなく、アーム機構の折り畳み時に下アームがグリッパ駆動軸と干渉するのを防止することが可能となるとともに、下アームの強度を向上させることが可能となり、アームの折り畳み時のコンパクト性とアーム剛性を両立させることができる。
以上説明したように、本発明によれば、グリッパ駆動軸に設けられたユニバーサルジョイントやアームリンクの軸受けなどをNa液面下に配置しつつ、グリッパ駆動軸がアームと干渉するのを防止することが可能となるとともに、アームの断面に補強用リブ板を設けることが可能となり、アームの折り畳み時のコンパクト性とアーム剛性を両立させつつ、動作寿命を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態に係る原子炉のパンタグラフアーム式燃料交換機について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る原子炉のパンタグラフアーム式燃料交換機の概略構成を示す斜視図、図2(a)は、図1のパンタグラフアーム式燃料交換機を異なる視点から見た斜視図、図2(b)は図2(a)のC1の部分を拡大して示す斜視図、図2(c)は図2(a)のC2の部分を拡大して示す斜視図である。
図1において、燃料交換機には、折り畳み動作によってグリッパユニット8を水平方向に移動させるアーム機構が設けられている。そして、アーム機構には、グリッパユニット8に接続され、互いに並列に配置された上アーム3および下アーム4と、グリッパユニット8が水平移動される時に上下方向の移動を規制する補助アーム5と、上アーム3および下アーム4を折り畳むためのアームガイド2が設けられている。
また、燃料交換機には、上アーム3、下アーム4および補助アーム5を介してグリッパユニット8を支持する本体胴1が設けられ、本体胴1は、上アーム3、下アーム4および補助アーム5の折り畳み時に上アーム3、下アーム4、補助アーム5およびグリッパユニット8を内部に収容できるように構成されるとともに、本体胴1内を上下に昇降可能なようにアームガイド2を保持している。
ここで、グリッパユニット8には、燃料集合体を掴んで保持するグリッパ9およびグリッパ9を上下に昇降させるグリッパ昇降機構10が設けられている。そして、グリッパ9は、グリッパユニット8内を上下に昇降可能なように保持されるとともに、グリッパユニット8は、燃料集合体を掴ませたままグリッパ9を上昇させることで、燃料集合体を内部に収容できるように構成されている。なお、グリッパ昇降機構10としては、グリッパ昇降用ボールネジおよび軸受けを用いることができる。
そして、上アーム3の一端は上アーム用軸受け11bを介して回転自在にグリッパユニット8の中央部に結合され、上アーム3の他端は上アーム用軸受け11aを介して回転自在にアームガイド2の上部に結合されている。また、下アーム4の一端は下アーム用軸受け12bを介して回転自在にグリッパユニット8の下部に結合され、下アーム4の他端は下アーム用軸受け12aを介して回転自在にアームガイド2の下部に結合されている。また、補助アーム5の一端は補助アーム用軸受け13bを介して回転自在に下アーム4の中央部に結合され、補助アーム5の他端は補助アーム用軸受け13aを介して回転自在に本体胴1の下部に結合されている。
ここで、上アーム3、下アーム4および補助アーム5は、上アーム3、下アーム4および補助アーム5を折り畳んだ時に、上アーム3の上部がアームガイド2と重なり、上アーム3の下部が下アーム4の上部と重なり、下アーム4の下部が補助アーム5と重なるように構成されている。そして、アームガイド2には、上アーム3の上部がアームガイド2と重なった時に、上アーム3の上部がアームガイド2と干渉しないようにするための凹部が形成され、上アーム3には、上アーム3の下部が下アーム4の上部と重なった時に、上アーム3の下部が下アーム4の上部と干渉しないようにするための段差が形成され、下アーム4には、下アーム4の下部が補助アーム5と重なった時に、下アーム4の下部が補助アーム5と干渉しないようにするための段差が形成されている。
そして、グリッパユニット8内でグリッパ9を上下に昇降させるための駆動力をグリッパ昇降機構10に伝達するグリッパ駆動軸6が本体胴1から引き出され、上アーム3にて支持されながら上アーム3に沿ってグリッパユニット8に導かれ、上アーム3の下側からグリッパユニット8内に引き込まれている。そして、本体胴1から引き出されたグリッパ駆動軸6を上アーム3に沿ってグリッパユニット8内に引き込むために、グリッパ駆動軸6は、グリッパ駆動軸6を回転自在に折り曲げるためのユニバーサルジョイント7a〜7dにて連結されている。
ここで、グリッパ駆動軸6を上アーム3にて支持させるために、駆動軸サポート用軸受け14a、14bが上アーム3に設けられ、グリッパ駆動軸6は、駆動軸サポート用軸受け14a、14bにて回転自在に支持されている。
なお、上アーム3に沿ってグリッパ駆動軸6をグリッパユニット8内に引き込んだ時のグリッパ駆動軸6の屈曲角を確保するために、アームガイド2と上アーム3との結合部においては、2個のユニバーサルジョイント7a、7bをグリッパ駆動軸6に設置するとともに、グリッパユニット8と上アーム3との結合部においては、2個のユニバーサルジョイント7c、7dをグリッパ駆動軸6に設置することができる。
そして、炉心上には、グリッパユニット8がNa液面下にくるように燃料交換機が設置され、Naが空気や水に触れて燃え出すのを防止するために、Na液面はアルゴンカバーガスにて覆われている。
これにより、グリッパ駆動軸6を上アーム3に付随させながら移動させることを可能としつつ、グリッパ駆動軸6を上アーム3の下からグリッパユニット8に引き込むことができ、グリッパ駆動軸6を回転自在に屈曲させるユニバーサルジョイント7a〜7dやアームリンクの軸受け11a〜13a、11b、12bなどをNa液面下に配置しつつ、グリッパ駆動軸6が上アーム3と干渉するのを防止することが可能となる。このため、グリッパ駆動軸6に設けられたユニバーサルジョイント7a〜7dやアームリンクの軸受け11a〜13a、11b、12bなどのNaによる潤滑を確保しつつ、上アーム3の断面に補強用リブ板を設けることが可能となることから、上アーム3、下アーム4、補助アーム5の折り畳み時のコンパクト性とアーム剛性を両立させつつ、動作寿命を向上させることができる。
図3(a)は、図1のパンタグラフアーム式燃料交換機の上アームの概略構成を示す斜視図、図3(b)は、図1のパンタグラフアーム式燃料交換機の下アームの概略構成を示す斜視図、図3(c)は、図1のパンタグラフアーム式燃料交換機の補助アームの概略構成を示す斜視図である。
図3(a)において、上アーム3、下アーム4および補助アーム5は、上アーム3、下アーム4および補助アーム5を折り畳んだ時に、上アーム3の上部3aが図1のアームガイド2と重なり、上アーム3の下部3bが下アーム4の上部4aと重なり、下アーム4の下部4bが補助アーム5と重なるように構成されている。そして、アームガイド2には、上アーム3の上部がアームガイド2と重なった時に、上アーム3の上部がアームガイド2と干渉しないようにするための凹部が形成され、上アーム3には、上アーム3の下部3bが下アーム4の上部4aと重なった時に、上アーム3の下部3bが下アーム4の上部4aと干渉しないようにするための段差が形成され、下アーム4には、下アーム4の下部4bが補助アーム5と重なった時に、下アーム4の下部4bが補助アーム5と干渉しないようにするための段差が形成されている。
ここで、上アーム3の上部3aには、上アーム用側板51a、52aが設けられ、グリッパ駆動軸6を通すための凹部がグリッパユニット8側に形成されるように、上アーム用側板51a、52aの間に補強用リブ板53aがコ字状またはH状に配置されている。
また、上アーム3の下部3bには、上アーム用側板51b、52bが設けられ、グリッパ駆動軸6を通すための凹部が本体胴1側に形成されるように、上アーム用側板51b、52bの間に補強用リブ板53bがコ字状またはH状に配置されている。
そして、上アーム用側板51a、52aの端部には、ピン穴が形成されたフランジ部54a、55aがそれぞれ設けられるとともに、上アーム用側板51b、52bの端部には、ピン穴が形成されたフランジ部54b、55dがそれぞれ設けられている。
また、図3(b)において、下アーム4の上部4aには、下アーム用側板61a、62aが設けられ、グリッパ駆動軸6を通すための凹部がグリッパユニット8側に形成されるように、下アーム用側板61a、62aの間に補強用リブ板63aがコ字状またはH状に配置されている。
また、下アーム4の下部4bには、下アーム用側板61b、62b、64b、65bが設けられ、グリッパ駆動軸6を通すための凹部がグリッパユニット8側に形成されるように、下アーム用側板61b、62bの間に補強用リブ板63bがコ字状またはH状に配置されている。ここで、下アーム用側板61b、62b、64b、65bは、幅方向に段差構造を形成するように構成され、下アーム用側板61b、62bおよび補強用リブ板63bにて構成される凹部が補助アーム5内に挿入されるように配置されている。
そして、下アーム用側板61a、62aの端部には、ピン穴が形成されたフランジ部64a、65aがそれぞれ設けられるとともに、下アーム用側板64a、65aの端部には、ピン穴が形成されたフランジ部66b、67bがそれぞれ設けられている。
また、図3(c)において、補助アーム5には、補助アーム用側板71、72が設けられ、下アーム4の下部4bの凹部の下段側が挿入されるように、補助アーム用側板71、72の間に補強用リブ板73がコ字状またはH状に配置されている。
そして、補助アーム用側板71、72の一端には、ピン穴が形成されたフランジ部74、75がそれぞれ設けられるとともに、補助アーム用側板71、72の他端には、ピン穴が形成されたフランジ部76、77がそれぞれ設けられている。
そして、図1に示すように、上アーム3のフランジ部54b、55bに形成されたピン穴を介してグリッパユニット8にピンを挿入することで、上アーム3の一端を結合点を中心に回転自在にグリッパユニット8の中央部に結合することが可能となる。また、上アーム3のフランジ部54a、55aをアームガイド2の内側に挿入し、フランジ部54a、55aに形成されたピン穴を介してアームガイド2にピンを挿入することで、折り畳み時に上アーム3の上部3aをアームガイド2内に収容できるとともに、上アーム3の他端を結合点を中心に回転自在にアームガイド2の上部に結合することができる。
また、下アーム4のフランジ部66b、67bに形成されたピン穴を介してグリッパユニット8にピンを挿入することで、下アーム4の一端を結合点を中心に回転自在にグリッパユニット8の下部に結合することが可能となる。また、下アーム4のフランジ部64a、65aをアームガイド2の内側に挿入し、フランジ部64a、65aに形成されたピン穴を介してアームガイド2にピンを挿入することで、下アーム4の他端を結合点を中心に回転自在にアームガイド2の下部に結合することができる。
また、補助アーム5のフランジ部76、77の内側に下アーム4の中央部を挿入し、補助アーム5のフランジ部76、77に形成されたピン穴を介して下アーム4の中央部にピンを挿入することで、折り畳み時に下アーム4の下部4bの凹部の下段側を補助アーム5内に収容できるとともに、補助アーム5の一端を結合点を中心に回転自在に下アーム4の中央部に結合することが可能となる。また、補助アーム5のフランジ部74、75を本体胴1の内側に挿入し、フランジ部74、75に形成されたピン穴を介して本体胴1にピンを挿入することで、補助アーム5の他端を結合点を中心に回転自在に本体胴1の下部に結合することができる。
これにより、上アーム3の断面に補強用リブ板53a、53bを設けることを可能としつつ、グリッパ駆動軸6を上アームに沿って配置することが可能となるとともに、上アーム3、下アーム4および補助アーム5を折り畳んだ時にグリッパ駆動軸6を上アーム3および下アーム4内に収容することができ、上アーム3、下アーム4および補助アーム5の折り畳み時のコンパクト性とアーム剛性を両立させることができる。
図4(a)は、図1のパンタグラフアーム式燃料交換機のアームの折り畳み状態を示す斜視図、図4(b)は、図1のパンタグラフアーム式燃料交換機のアームの半伸長状態を示す斜視図、図4(c)は、図1のパンタグラフアーム式燃料交換機のアームの伸長状態を示す斜視図、図5(a)は、アームの折り畳み状態における図1のパンタグラフアーム式燃料交換機の概略構成を示す側面図、図5(b)は、アームの伸長状態における図1のパンタグラフアーム式燃料交換機の概略構成を示す側面図、図5(c)は、図5(a)のA−A線で切断した断面図、図5(d)は、図5(a)のB−B線で切断した断面図である。
図4および図5において、炉心に配置された燃料集合体を交換する場合、燃料交換機20は、アームガイド2を降下させることで、アームガイド2に結合された上アーム3および下アーム4の端部を降下させる。そして、上アーム3および下アーム4の端部が降下すると、下アーム4とグリッパユニット8との結合点の高さが補助アーム5と本体胴1との結合点の高さに維持されながら、上アーム3および下アーム4が伸長され、グリッパユニット8が水平方向に移動する。
そして、交換対象となる燃料集合体上にグリッパユニット108がくると、燃料交換機20は、駆動軸サポート用軸受け14a、14bにてグリッパ駆動軸6を支持させながらグリッパ駆動軸6を回転させる。そして、グリッパ駆動軸6が回転すると、その回転力によってグリッパ昇降機構10が駆動され、グリッパ9がグリッパユニット8内を昇降する。そして、グリッパ9にて掴まれた燃料集合体がグリッパ9内に収容されると、燃料交換機20は、アームガイド2を上昇させることで、アームガイド2に結合された上アーム3および下アーム4の端部を上昇させる。
そして、上アーム3および下アーム4の端部が上昇すると、下アーム4とグリッパユニット8との結合点の高さが補助アーム5と本体胴1との結合点の高さに維持されながら、上アーム3の上部3aがアームガイド2と重なり、上アーム3の下部3bが下アーム4の上部4aと重なり、下アーム4の下部4bが補助アーム5と重なるとともに、グリッパ駆動軸6が上アーム3および下アーム4内に収容されるようにして、上アーム3および下アーム4が折り畳まれる。そして、上アーム3および下アーム4が折り畳まれると、上アーム3、下アーム4およびグリッパユニット8が本体胴1内に収容される。
これにより、グリッパ駆動軸6を上アーム3に付随させながら移動させることができ、上アーム3および下アーム4を折り畳んだり伸長させたりした場合においても、グリッパ駆動軸6が上アーム3と干渉するのを防止することが可能となる。このため、グリッパ駆動軸6が上アーム3と干渉するのを防止しつつ、上アーム3の断面に補強用リブ板を設けることが可能となり、上アーム3の折り畳み時のコンパクト性とアーム剛性を両立させることができる。
図6は、図1のパンタグラフアーム式燃料交換機の折り畳み状態を従来例と比較して示す幅方向の断面図である。
図6(a1)において、図10の上アーム403と下アーム404の重なる位置では、上アーム403の凹部の内側にグリッパ駆動軸406がくる。また、図6(a2)において、図10の上アーム403と補助アーム405の重なる位置では、下アーム404の凹部の内側にグリッパ駆動軸406がくる。このため、アーム部分の折り畳み時の高さは上アーム403と下アーム404の高さの合計となり、グリッパユニット408を合わせて本体胴401の上部の外径内に収まる必要があることから、本体胴401の径が大きくなる。
一方、図6(b1)において、図1の上アーム3と下アーム4の重なる位置では、上アーム3の補強用リブ板53bはグリッパユニット8側にあり、上アーム3と下アーム4の間にグリッパ駆動軸6がくる。また、図6(b2)において、図1の下アーム4と補助アーム5の重なる位置では、下アーム4の凹部の下段側が補助アーム5に挿入されるようにして、下アーム4の凹部の内側にグリッパ駆動軸6がくる。このため、下アーム4の凹部の内側にグリッパ駆動軸6が配置される場合においても、アーム部分の折り畳み時の高さは下アーム4の高さと補助アーム5の補強用リブ板73の厚さの合計で済ますことができ、本体胴1の径を小さくすることができる。
本発明の一実施形態に係る原子炉のパンタグラフアーム式燃料交換機の概略構成を示す斜視図である。 図2(a)は、図1のパンタグラフアーム式燃料交換機を異なる視点から見た斜視図、図2(b)は図2(a)のC1の部分を拡大して示す斜視図、図2(c)は図2(a)のC2の部分を拡大して示す斜視図である。 図3(a)は、図1のパンタグラフアーム式燃料交換機の上アームの概略構成を示す斜視図、図3(b)は、図1のパンタグラフアーム式燃料交換機の下アームの概略構成を示す斜視図、図3(c)は、図1のパンタグラフアーム式燃料交換機の補助アームの概略構成を示す斜視図である。 図4(a)は、図1のパンタグラフアーム式燃料交換機のアームの折り畳み状態を示す斜視図、図4(b)は、図1のパンタグラフアーム式燃料交換機のアームの半伸長状態を示す斜視図、図4(c)は、図1のパンタグラフアーム式燃料交換機のアームの伸長状態を示す斜視図である。 図5(a)は、アームの折り畳み状態における図1のパンタグラフアーム式燃料交換機の概略構成を示す側面図、図5(b)は、アームの伸長状態における図1のパンタグラフアーム式燃料交換機の概略構成を示す側面図、図5(c)は、図5(a)のA−A線で切断した断面図、図5(d)は、図5(a)のB−B線で切断した断面図である。 図1のパンタグラフアーム式燃料交換機の折り畳み状態を従来例と比較して示す幅方向の断面図である。 スリット付き炉心上部機構を有するナトリウム冷却高速炉の概略構成を示す平面断面図である。 図8(a)は、従来のパンタグラフアーム式燃料交換機の概略構成を示す側面図、図8(b)は、図8(a)のパンタグラフアーム式燃料交換機の上アームの概略構成を示す斜視図である。 図9(a)は、従来のアームの折り畳み状態におけるパンタグラフアーム式燃料交換機のその他の構成例を示す側面図、図9(b)は、図9(a)のパンタグラフアーム式燃料交換機のアームの伸長状態を示す側面図である。 図10(a)は、従来のアームの折り畳み状態におけるパンタグラフアーム式燃料交換機のさらにその他の構成例を示す側面図、図10(b)は、図10(a)のパンタグラフアーム式燃料交換機のアームの伸長状態を示す側面図である。
符号の説明
1 本体胴
2 アームガイド
3 上アーム
3a 上アーム上部
3b 上アーム下部
4 下アーム
4a 下アーム上部
4b 下アーム下部
5 補助アーム
6 グリッパ駆動軸
7a〜7d ユニバーサルジョイント
8 グリッパユニット
9 グリッパ
10 グリッパ昇降機構
11a、11b 上アーム用軸受け
12a、12b 下アーム用軸受け
13a、13b 補助アーム用軸受け
14a、14b 駆動軸サポート用軸受け
20 燃料交換機
51a、52a、51b、52b 上アーム用側板
61a、62a、61b、62b、63b、64b 下アーム用側板
71、72 補助アーム用側板
53a、53b、63a、63b、73 補強用リブ板
54a、55a、54b、55b、64a、65a、64b、65b、74、75、76、77 フランジ部

Claims (6)

  1. 燃料集合体を掴むグリッパと、
    前記グリッパを昇降自在に内部に保持するグリッパユニットと、
    折り畳み動作によって前記グリッパユニットを水平方向に移動させるアーム機構と、
    前記アーム機構を介して前記グリッパユニットを支持しながら、前記アーム機構および前記グリッパユニットを収容可能な本体胴と、
    前記本体胴から引き出され、前記アーム機構のアームにて支持されながら前記アームに沿って前記グリッパユニットに導かれ、前記グリッパを昇降させる駆動力を伝達するグリッパ駆動軸とを備えることを特徴とする原子炉のパンタグラフアーム式燃料交換機。
  2. 前記アーム機構は、
    前記本体胴内に昇降自在に保持されたアームガイドと、
    一端が前記グリッパユニットに結合されるとともに、他端が前記アームガイドに結合された上アームと、
    前記上アームと並列に配置され、一端が前記グリッパユニットに結合されるとともに、他端が前記アームガイドに結合された下アームと、
    一端が前記下アームの中央部に結合されるとともに、他端が前記本体胴に結合された補助アームとを備え、
    前記グリッパ駆動軸は、前記上アームにて支持されながら前記上アームに沿って前記グリッパユニットに導かれていることを特徴とする請求項1記載の原子炉のパンタグラフアーム式燃料交換機。
  3. 前記アーム機構を折り畳んだ時に、前記上アームの上部が前記アームガイドと重なり、前記上アームの下部が前記下アームの上部と重なり、前記下アームの下部が前記補助アームと重なるように構成され、前記アームガイドには、前記上アームの上部が前記アームガイドと重なった時に、前記アームガイドが前記上アームの上部と干渉しないようにするための凹部が形成され、前記上アームには、前記上アームの下部が前記下アームの上部と重なった時に、前記上アームの下部が前記下アームの上部と干渉しないようにするための段差が形成され、前記下アームには、前記下アームの下部が前記補助アームと重なった時に、前記下アームの下部が前記補助アームと干渉しないようにするための段差が形成されていることを特徴とする請求項2記載の原子炉のパンタグラフアーム式燃料交換機。
  4. 前記上アームの上部では、前記グリッパ駆動軸を通すための凹部が前記グリッパユニット側に形成されるように、上アーム用側板の間に補強用リブ板が配置され、
    前記上アームの下部では、前記グリッパ駆動軸を通すための凹部が前記本体胴側に形成されるように、上アーム用側板の間に補強用リブ板が配置されていることを特徴とする請求項2または3記載の原子炉のパンタグラフアーム式燃料交換機。
  5. 前記下アームの上部では、前記グリッパ駆動軸を通すための凹部が前記グリッパユニット側に形成されるように、下アーム用側板の間に補強用リブ板が配置され、
    前記下アームの下部では、前記グリッパ駆動軸を通すための凹部が前記グリッパユニット側に形成されるように、下アーム用側板の間に補強用リブ板が配置されていることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項記載の原子炉のパンタグラフアーム式燃料交換機。
  6. 前記下アームの下部では、前記グリッパ駆動軸を通すための凹部は段差構造を有し、前記下アームの下部の凹部の下段側が挿入されるように、前記補助アームの補助アーム用側板の間に補強用リブ板が配置されていることを特徴とする請求項5記載の原子炉のパンタグラフアーム式燃料交換機。
JP2007066469A 2007-03-15 2007-03-15 原子炉のパンタグラフアーム式燃料交換機 Active JP4591460B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007066469A JP4591460B2 (ja) 2007-03-15 2007-03-15 原子炉のパンタグラフアーム式燃料交換機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007066469A JP4591460B2 (ja) 2007-03-15 2007-03-15 原子炉のパンタグラフアーム式燃料交換機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008224580A true JP2008224580A (ja) 2008-09-25
JP4591460B2 JP4591460B2 (ja) 2010-12-01

Family

ID=39843373

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007066469A Active JP4591460B2 (ja) 2007-03-15 2007-03-15 原子炉のパンタグラフアーム式燃料交換機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4591460B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012189469A (ja) * 2011-03-11 2012-10-04 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 燃料棒交換装置
US8936492B2 (en) 2010-06-07 2015-01-20 Molex Incorporated Multiple-use electrical connector
CN110844616A (zh) * 2019-11-22 2020-02-28 柳州柳工挖掘机有限公司 尿素液加注辅助装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5374696A (en) * 1976-12-14 1978-07-03 Toshiba Corp Pantograph mechanism for nuclear reactor
JPH01174997A (ja) * 1987-12-29 1989-07-11 Fuji Electric Co Ltd 原子炉のオフセットアーム式燃料交換機
JPH07128486A (ja) * 1993-11-02 1995-05-19 Toshiba Corp 燃料交換機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5374696A (en) * 1976-12-14 1978-07-03 Toshiba Corp Pantograph mechanism for nuclear reactor
JPH01174997A (ja) * 1987-12-29 1989-07-11 Fuji Electric Co Ltd 原子炉のオフセットアーム式燃料交換機
JPH07128486A (ja) * 1993-11-02 1995-05-19 Toshiba Corp 燃料交換機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8936492B2 (en) 2010-06-07 2015-01-20 Molex Incorporated Multiple-use electrical connector
JP2012189469A (ja) * 2011-03-11 2012-10-04 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 燃料棒交換装置
CN110844616A (zh) * 2019-11-22 2020-02-28 柳州柳工挖掘机有限公司 尿素液加注辅助装置
CN110844616B (zh) * 2019-11-22 2021-01-12 柳州柳工挖掘机有限公司 尿素液加注辅助装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4591460B2 (ja) 2010-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4591460B2 (ja) 原子炉のパンタグラフアーム式燃料交換機
US11075017B2 (en) Modular lower moving system for nuclear fuel handling
CN103261490B (zh) 电解氧化物还原系统
JP2009064936A (ja) 変圧器輸送組立方法およびu字形鉄心組立装置
JP5359855B2 (ja) バッテリ固定装置
CN212337193U (zh) 一种管柱抓取装置及设备
JP4901801B2 (ja) 溶融金属容器用蓋
JP5881449B2 (ja) 機器搬入装置及びこれを用いた機器搬入方法
EP4339148A1 (en) Backstop
CN216549348U (zh) 一种起重机的伸缩臂结构、起重臂以及起重机
CN116002496A (zh) 箱形件吊装旋转方法
CN103320582B (zh) 一种立式光亮退火炉马弗管更换装置及方法
JP2005212936A (ja) クライミングタワークレーンの架台装置
CN221072812U (zh) 一种发动机罩及挖掘机
WO2022070890A1 (ja) ジャッキ装置及びこれを備えた作業機械
JP2010121172A (ja) 溶鋼の二次精錬設備及び二次精錬方法
WO2022206076A1 (zh) 一种乏燃料贮存和运输容器
JP2024121797A (ja) 紐状部材用支持装置
JP5090761B2 (ja) 調芯性に優れた吊り下げ装置
JPH02223895A (ja) 燃料集合体内挿物の把持用グリッパ及びそれを含む取扱工具
JPH11109084A (ja) ナトリウム冷却型原子炉の燃料交換機
JPH02216093A (ja) 燃料交換装置
JPH0210480Y2 (ja)
JPH02249997A (ja) 高速増殖炉の燃料交換装置
JP6162030B2 (ja) 作業機械

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090313

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100519

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100525

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100720

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100817

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100830

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130924

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4591460

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130924

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130924

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250