JP2008223662A - 圧縮機の電装品保護装置 - Google Patents

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貴之 岡本
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Abstract

【課題】電装品カバーのワンタッチ挿入の作業性を向上させるとともに、電装品カバーの装着を確実に行なうことができる、生産性、及び信頼性の高い圧縮機の電装品保護装置を提供することを目的とする。
【解決手段】電装品カバー117の下端部にコードクランプ側に開口した嵌合部137を有するとともに、嵌合部137の下部にコードクランプ方向下方に傾斜した傾斜部139を備えることで、電装品カバー117が上方へずれた状態で装着作業を行なった場合にも、嵌合部137は確実にコードクランプを挟持することができるため、電装品カバー117の装着作業時の作業規制がほとんどなくなるとともに、不完全な装着状態で作業を終了することを確実に防止することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、冷凍冷蔵装置等に使用される圧縮機の電装品保護装置に関するものである。
従来、この種の電装品保護装置はワンタッチ挿入の作業にて固定できるものがある(例えば特許文献1参照)。
以下、図面を参照しながら上記従来の電装品保護装置を説明する。
図6は特許文献1に記載された従来の電装品保護装置の分解斜視図、図7は電装品保護装置の取り付け状態の拡大側面図、図8は図7のA−A線における断面図、図9は電装品保護装置の取り付け工程の拡大側面図、図10は電装品保護装置における取り付け状態の拡大側面図である。
図6から図10において、電動要素(図示せず)を収容した圧縮機本体10には、電動要素に電気を供給するためのガラスターミナル15が取り付けられている。冷間圧延鋼板や熱間圧延鋼板などの鉄板の折曲成形によって形成されたブラケット20が、ガラスターミナル15を囲むように圧縮機本体10の外表面に固着されている。
電装品17は、始動リレー17aとモータプロテクタ17bとから構成されており、始動リレー17aは、電動要素への過電流供給による焼損を防止するために、電動要素への通電を制御する目的で用いられ、またモータプロテクタ17bは、電動要素の異常温度上昇時に、電動要素を停止制御するため通電を遮断して圧縮機が破損するのを防止する目的で用いられている。
ブラケット20は対向する左右2辺に係止孔21を有している。電装品カバー30は、ブラケット20に設けた係止孔21に対応する位置の内壁面に、係止孔21に係合するテーパ状の爪部31を形成するとともに、電装品カバー30の下端部にコードクランプ35側に開口した略コの字形状の嵌合部37を形成しており、それらは合成樹脂材料により射出成形されている。
また、電装品17を介して圧縮機本体10の電動要素に通電するための電源コード40を、電装品カバー30とブラケット20の間から外側へ引出すためのコード引出し部41が電装品カバー30の下側のコードクランプ35に形成されている。コードクランプ35にはブラケット20の凸部45と嵌装固定されるための凹部50が左右二箇所に形成されており、コード引出し部41は電装品17から電源コード40が外れないように電源コード40を固定している。
以上のように構成された電装品保護装置について、以下その動作を説明する。
ガラスターミナル15に電装品17が装着され、その後、コードクランプ35の凹部50とブラケット20の凸部45が嵌装固定される。そして電装品17を覆うための電装品カバー30が、コードクランプ35の上面部55を滑るように平行移動されながらブラケット20を外側から覆い被さるように挿入される。
この時に、テーパ状の爪部31が係止孔21を設けたブラケット20の左右2辺に当たると、電装品カバー30の爪部31が設けられている左右2つの壁面がブラケット20の左右2辺に対して外側へ歪み、テーパ状の爪部31がブラケット20の係止孔21に係止されるとともに、電装品カバー30の下端部の嵌合部37がコードクランプ35と嵌合されることで、電装品カバー30はワンタッチでブラケット20、及びコードクランプ35に装着される。
以上のように、ガラスターミナル15及び電装品17を外部からの衝撃より保護し、水などの浸入を防止するために、ワンタッチ挿入の作業で、電装品カバー30をブラケット20とコードクランプ35に装着させることができる。
特開平2−33478号公報
しかしながら、上記従来の構成では、電装品カバーの爪部が確実にブラケット係止孔に係止されるように、爪部と係止孔との間には隙間が形成されているため、電装品カバーの下端部の嵌合部が上方へずれた状態で装着作業を行なった場合、電装品カバーの爪部はブラケットの係止孔に係止されるにも関わらず、電装品カバー下部の嵌合部が、コードクランプを挟持しないで上面に乗り上がってしまい、不完全な状態で装着が行なわれる可能性があった。
通常、装着作業者はその不完全な状態となることを回避するため、電装品カバーとコードクランプが嵌合しやすいように、電装品カバーの移動をコードクランプの上面上を滑らせながら平行移動する必要があり、そのような作業規制により生産性向上の妨げとなっていた。
またもしその不完全な装着状態に気付かず装着作業者が作業を終了した場合、電装品カバーとコードクランプとの間には隙間が生じるため、電装品カバー内に水が浸入しやすく、ガラスターミナルや電装品の通電部分に付着することにより、漏電や絶縁不良を引き起こして、圧縮機が正常に動作しなくなる可能性があった。
さらに電装品カバーはコードクランプとの挟持力を失うため、電装品カバーに外力が加わった場合には容易に外れてしまう可能性があり、ガラスターミナル及び電装品17を外部からの衝撃より保護できず、また、電装品カバー内に水が浸入しやすく、漏電や絶縁不良を引き起こす可能性があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、電装品カバーのワンタッチ挿入の作業性が向上するとともに、電装品カバーを確実にブラケット及びコードクランプに装着することができ、生産性が高く信頼性の高い圧縮機の電装品保護装置を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の圧縮機の電装品保護装置は、圧縮機本体に設けたガラスターミナルを囲むように固定され、対向する左右二辺に係止孔を有するブラケットと、電装品を覆い、内壁面に係止孔に係止するテーパ状の爪部を形成した電装品カバーと、ブラケットに取り付けられ電源コードを固定するコードクランプとを備え、電装品カバーの下端部にコードクランプ側に開口した略コの字形状の嵌合部を有するとともに、嵌合部の下部に前記コードクランプ方向下方に傾斜した傾斜部を備え、電装品カバーは、係止孔と爪部とが係止するとともに、嵌合部がコードクランプを挟持することで固定されるとしたものであり、電装品カバーが上方へずれた状態で装着作業を行なった場合にも、略コの字状の嵌合部が確実にコードクランプを挟持することができるので、電装品カバーのワンタッチ挿入の作業性が向上するとともに、電装品カバーを確実にブラケット及びコードクランプに装着することができ、生産性が高く信頼性の高い電装品保護装置を提供することができる。
本発明の圧縮機の電装品保護装置は、電装品カバーのワンタッチ挿入の作業性が向上するとともに、電装品カバーを確実にブラケット及びコードクランプに装着することができ、生産性が高く信頼性の高い電装品保護装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、圧縮機本体に設けたガラスターミナルを囲むように固定され、対向する左右二辺に係止孔を有するブラケットと、電装品を覆い、内壁面に係止孔に係止するテーパ状の爪部を形成した電装品カバーと、ブラケットに取り付けられ電源コードを固定するコードクランプとを備え、電装品カバーの下端部にコードクランプ側に開口した略コの字形状の嵌合部を有するとともに、嵌合部の下部にコードクランプ方向下方に傾斜した傾斜部を備え、電装品カバーは、係止孔と爪部とが係止するとともに、嵌合部がコードクランプを挟持することで固定されるもので、電装品カバーが上方へずれた状態で装着作業を行なった場合にも、電装品カバーの爪部がブラケット係止孔に係止されると同時に、略コの字状の嵌合部は確実にコードクランプを挟持することができるため、電装品カバーの装着作業時の作業規制がほとんどなくなるとともに、装着後に嵌合部がコードクランプ上面に乗り上がることはなく、不完全な装着状態で作業が終了されてしまうことを確実に防止することができるので、生産性が高く信頼性の高い圧縮機の電装品保護装置を提供することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、電装品カバーはブラケットに対向する側及び重力方向下方が開口し、対向する左右二辺の下方にブラケットの側面部を挟持する固定部を備えたもので、固定部によって電装品カバーの装着後に爪部をブラケットの係止孔から引き離す方向に外力が働いた場合にも、強度の弱い電装品カバーの下方で固定部がブラケットの側面部を挟持することができ、請求項1に記載の発明の効果に加えて、さらに電装品カバーが開きにくくなることで電装品カバーが外れにくくなり、信頼性の高い圧縮機の電装品保護装置を提供することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、固定部は爪部よりもブラケット側に形成されているもので、固定部がブラケットの側面部に突っ張る位置を電装品カバーの開口端部近傍とすることで、電装品カバーの装着後に爪部をブラケットの係止孔から引き離す方向に外力が働いた場合でも、電装品カバー開口端部近傍の撓みをさらに小さくすることができるので、請求項2に記載の発明の効果に加えて、さらに電装品カバーが開きにくく外れにくくなり、信頼性の高い圧縮機の電装品保護装置を提供することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、電装品カバーの爪部近傍の外壁面または内壁面に、高さが1mm以上で且つ幅が1mm以上のリブが設けられているとしたものであり、リブにより爪部近傍の剛性を高めることができるので、電装品カバーの爪部近傍の撓みを小さくすることができ、請求項1または請求項2に記載の発明の効果に加えて、さらに係止孔と爪部が係止孔から外れにくくなり、信頼性の高い圧縮機の電装品保護装置を提供することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の発明において、電装品カバーの内部で電装品がブラケットに接触しないように、電装品カバーの内部にブラケットの側面よりも電装品側に延出して形成された保護壁を備えたものであり、電装品の電源コードが金属製のブラケットと接触することを防止することで、電源コードの損傷を未然に防止することができるので、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、さらに感電や漏電などといった電気事故を確実に防止することができ、信頼性の高い圧縮機の電装品保護装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における圧縮機の電装品保護装置の分解斜視図、図2は電装品カバーの斜視図、図3は電装品保護装置の取り付け工程の拡大図、図4は電装品保護装置の取り付け状態の拡大図、図5は図4のB−B線における断面図である。
図1から図5において、圧縮機本体101の内部は、電動要素(図示せず)と、この電動要素により駆動される圧縮要素(図示せず)とが収納されている。
電装品103は、始動リレー103aとモータプロテクタ103bとから構成されており、始動リレー103aは、電動要素への過電流供給による焼損を防止するために、電動要素への通電を制御する目的で用いられる。
具体的には、電動要素には、主巻線(図示せず)及び補助巻線(図示せず)が備えられており、主巻線に対して電気角で90°の位置にある補助巻線に位相の異なる電流を流すことで始動トルクを得て圧縮要素を駆動させることができる。しかし補助巻線は線径が小さく、熱容量も小さいので、電流を流し過ぎると焼損を引き起こす可能性があるため、始動完了後は電流を切る必要がある。そこで、始動リレー103aは、電動要素の始動完了後、補助巻線に流れる電流を切る役割で用いられる。
また、モータプロテクタ103bは、圧縮機本体101の温度を検出し(間接的に電動要素の温度を検出)、異常な温度上昇を検出した際には、電動要素を停止制御するため通電を遮断して、圧縮機が破損するのを防止する目的で用いられている。
圧縮機本体101には、内部の電動要素に通電するためのガラスターミナル105が取り付けられている。このガラスターミナル105を囲むように圧縮機本体101の外表面にはブラケット107が固着されている。ブラケット107は熱間圧延軟鋼材の1種であるSPHCのプレスによる折曲成形にて作られており、ガラスターミナル105を挟んで対向する左右2辺に係止孔109が形成されているとともに、上部には平面状のひさし部111が形成され、左右下端部にはコードクランプ113を嵌装固定するための凸部115が一体に形成されている。
コードクランプ113は、上面部147が平面であるとともに、ブラケット107側の端部はブラケット107の凸部115と嵌装される凹部116が一体に形成されている。またコードクランプは合成樹脂材料のPPE(ポリフェニレンエーテル)、PC(ポリカーボネート)、またはPBT(ポリブチレンテレフタレート)とABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)の混合材などにより射出成形されている。
電装品カバー117は、ガラスターミナル105及び電装品103を外部からの衝撃より保護し、水などの浸入を防止するために、ブラケット107、及びコードクランプ113に装着されるもので、合成樹脂材料のPPE(ポリフェニレンエーテル)、PC(ポリカーボネート)、PP(ポリプロピレン)、またはPBT(ポリブチレンテレフタレート)とABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)の混合材などにより射出成形されている。
電装品カバー117のブラケット107に設けた係止孔109に対応する位置の内壁面には、係止孔109に係止するテーパ状の爪部119を形成している。
電装品カバー117の上面部121には、ひさし部111に対向する位置に第一リブ123a及び第二リブ123bからなる複数のリブ123が設けられており、この2つリブ123a,123bが間隔をあけて平行に形成されることで、断面がコの字状の排水溝125を形成している。
ブラケット107のひさし部111は、電装品カバー117の装着後、圧縮機本体101側から電装品カバー117の上面部121の上方を覆っているため、電装品カバー117の開口端127に直接水が落下して電装品カバー117内に浸入することを防止している。また排水溝125は電装品カバー117やブラケット107の上部に落下したり降り注いだりした水が、電装品カバー117の上面部121の第一リブ123a側から開口端127側へと浸入することを防止している。
また電装品カバー117の開口端127側、及び爪部119近傍の外壁面129には、複数のリブ131が設けられている。各リブの高さは1mmで、且つ幅が1mmの凸部を形成している。
また電装品カバー117のブラケット107に対向する左右二辺の下方にブラケット107の側面部133を挟持するための固定部135を備えており、固定部135は爪部119よりもブラケット107側に形成されている。
また、電装品カバー117の下端部には、電装品カバー117の装着時にコードクランプ113の固定部150と嵌合する略コの字状の嵌合部137が形成されており、嵌合部137の下部にはコードクランプ113方向下方に傾斜した傾斜部139を備えている。
電装品カバー117の内部には、ブラケット107に装着後、ブラケット107の側面よりも電装品103側に延出して形成された保護壁141が備えられている。
そのほか電装品103を介して電動要素に通電するための電源コード143を備えており、電源コード143を電装品カバー117とブラケット107の間から外側へ引出すためのコード引出し部145が、ブラケット107と嵌装固定されているコードクランプ113に設けられており、コード引出し部145では電装品103から電源コード143が外れないように電源コード143を固定している。
以上のように構成された圧縮機の電装品保護装置について、以下その動作、作用を説明する。
電装品保護装置の組み立ては、ガラスターミナル105に電装品103が装着された後、コードクランプ113の凹部116がブラケット107の凸部115に嵌装固定される。そして電装品103を覆うための電装品カバー117が、コードクランプ113の上面部147を水平方向に滑るようにブラケット107を外側から覆い被さるように挿入される。
上記の挿入過程において、テーパ状の爪部119がブラケット107の係止孔109に当たると、電装品カバー117の左右両側面がブラケット107の左右2辺に対して外側へ歪み、さらに挿入されることで、テーパ状の爪部119がブラケット107の係止孔109に係止される。
図3に示すように、電装品カバー117が上方にずれた状態で、テーパ状の爪部119がブラケット107の係止孔109に係止された際に、嵌合部137下部の傾斜部139の最下部がコードクランプ113の固定部150よりも常時下方の位置となるようにしておくことで、挿入過程で確実に傾斜部139とコードクランプ113の固定部150とが当接する。
当接した後は、爪部119と係止孔109の係止がたつきの範囲で、傾斜に沿って嵌合部137が固定部150へと半自動的に導かれ、コードクランプ113が嵌合部137と嵌合することで装着作業が完了する。
以上の通り、電装品カバー117はワンタッチでブラケット107に挿入装着されると同時に、電装品カバー117の下端部に形成された嵌合部137がコードクランプ113と嵌合し、装着作業が完了する。
以上の結果、電装品カバー117の装着作業において、コードクランプ113の上面部151を水平に移動させるといった作業規制をする必要がなくなり、挿入方向の自由度が高まるため、生産性を向上させることができる。
さらに、嵌合部137がコードクランプ113の上面部147に乗り上げることなく、確実にコードクランプ113と嵌合できるようになるため、電装品カバー117とコードクランプ113との間に隙間が生じることがなくなり、電装品カバー内への水の浸入による漏電や絶縁不良を防止することができる。
さらに、電装品カバー117の装着完了後に、電装品カバー117が外されてしまうような方向、つまり爪部119をブラケット107の係止孔109から引き離す方向に、何らかの外力が作用した場合でも、電装品カバー117の外壁面129に複数のリブ131を形成したことで、外壁面129の剛性が高くなって外壁面129自体が撓みにくくなり、爪部119がブラケット107の係止孔109から離れにくくなっているため、電装品カバー117が外れにくくなっている。
このリブ131は、高さは1mmで、且つ幅が1mmの凸部を形成しており、さらに断面がコの字状の排水溝125を形成している第二リブ123bの延長で形成しており、排水溝125と一体に形成でき、合成樹脂材料が撓みにくい剛性を確保することが出来る形状となっている。
また、電装品カバー117はブラケット107に対向する側、すなわち開口端127側は、電装品103を内部に収容するために開口しているため、剛性が低くなっている。また、電装品カバー117の重力方向下方は、コードクランプ113を介して電源コード143を電装品カバー117外部に取り出すために開口しているため、同様に剛性が低くなっている。
しかし、ブラケット107に対向する開口端127側左右二辺、しかもその下方において、電装品カバー117を開いて外そうとする方向に何らかの外力が作用した場合に、電装品カバー117はブラケット107から最も外れやすくなるが、本実施の形態においてブラケット107の側面部を挟持する固定部135を開口端127側左右二辺の下方に設けたことで、固定部135がブラケット107に突っ張り電装品カバー117が開きにくくなる。
さらに、固定部135を爪部119よりもブラケット107側の開口端127近傍に形成したことで、電装品カバー117の側壁面自体の撓みも小さく抑えることが出来るので、電装品カバー117の開口端127の開き量を格段に小さくすることができる。
そのため、爪部119がブラケット107の係止孔109から離れにくくなり、電装品カバー117をブラケット107から外れにくくすることができる。
また、電装品カバー117の装着後、電装品103と連結された電源コード143が、コード引出し部145で固定されるまでの間、電装品カバー117の内部には電源コード143が何ら固定されずに無造作に収納されているため、電源コード143が金属製のブラケット107と接触すれば電源コード143の損傷が懸念される。
しかしながら、本実施の形態においては、電装品カバー117には、ブラケット107の側面部よりも電装品103側に延出して形成された保護壁141を備えている、すなわちブラケット107よりも電装品カバー117内部側に保護壁141を備えているために、電装品カバー117の保護壁141がブラケット107を覆う構成となり、電源コード143が直接ブラケット107に接触することを防止している。
そのため、電源コード143がブラケット107と接触することから保護され、電源コード143の損傷による感電や漏電といった電気事故を未然に防止することができる。
以上のような電装品カバー117とすることで、電装品カバー117の装着作業性を向上させるとともに、電装品カバー117が確実にブラケット107、及びコードクランプ113に装着することができ、装着後も何らかの外力に対しても外されにくく、電気事故が発生しにくい、高い生産性と信頼性を確保した圧縮機の電装品保護装置を提供することができる。
また、本実施の形態においては、保護壁141を電装品カバー117と一体に延出形成しており、保護壁141と電装品カバー117とが別部品の場合と比べて、部品点数の削減を図るとともに、電装品カバー117の内部へ固定する作業工数の削減を図ることができ、これらに伴うコスト低減と、複数部品を固定する際に課題となりやすい相対位置の精度確保を実現することができる。
また、本実施の形態においては、電装品カバー117をワンタッチで挿入する圧縮機の電装品保護装置を例に説明したが、電装品カバー117を外れにくく、電気事故が発生しない電装品保護装置であれば、ワンタッチ挿入のものでなくても同様に実施可能である。
以上のように、本発明にかかる圧縮機の電装品保護装置は、電装品カバーのワンタッチ挿入の作業性を向上させるとともに、装着後も電装品カバーが外れにくい、生産性、及び信頼性の高い圧縮機の電装品保護装置を提供出来るので、冷蔵庫、エアーコンディショナー、冷凍冷蔵装置等のあらゆる圧縮機の電装品保護装置に適用できる。
本発明の実施の形態1における圧縮機の電装品保護装置の分解斜視図 同実施の形態における電装品カバーの斜視図 同実施の形態における電装品保護装置の取り付け工程の拡大図 同実施の形態における電装品保護装置の取り付け状態の拡大図 図4のB−B線における断面図 従来の電装品保護装置における分解斜視図 従来の電装品保護装置における取り付け状態の拡大側面図 図7のA−A線における断面図 従来の電装品保護装置における取り付け工程の拡大側面図 従来の電装品保護装置における取り付け状態の拡大側面図
符号の説明
101 圧縮機本体
103 電装品
105 ガラスターミナル
107 ブラケット
109 係止孔
113 コードクランプ
117 電装品カバー
119 爪部
129 外壁面
131 リブ
135 固定部
137 嵌合部
139 傾斜部
141 保護壁
143 電源コード

Claims (5)

  1. 圧縮機本体に設けたガラスターミナルを囲むように固定され、対向する左右二辺に係止孔を有するブラケットと、電装品を覆い、内壁面に前記係止孔に係止するテーパ状の爪部を形成した電装品カバーと、前記ブラケットに取り付けられ電源コードを固定するコードクランプとを備え、前記電装品カバーの下端部に前記コードクランプ側に開口した略コの字形状の嵌合部を有するとともに、前記嵌合部の下部に前記コードクランプ方向下方に傾斜した傾斜部を備え、前記電装品カバーは、前記係止孔と前記爪部とが係止するとともに、前記嵌合部が前記コードクランプを挟持することで固定される圧縮機の電装品保護装置。
  2. 電装品カバーはブラケットに対向する側及び重力方向下方が開口し、対向する左右二辺の下方に前記ブラケットの側面部を挟持する固定部を備えた請求項1に記載の圧縮機の電装品保護装置。
  3. 固定部は爪部よりもブラケット側に形成されている請求項2に記載の圧縮機の電装品保護装置。
  4. 電装品カバーの爪部近傍の外壁面または内壁面に、高さが1mm以上で且つ幅が1mm以上のリブが設けられている請求項1または請求項2に記載の圧縮機の電装品保護装置。
  5. 前記電装品カバーの内部で電装品がブラケットに接触しないように、電装品カバーの内部にブラケットの側面よりも前記電装品側に延出して形成された保護壁を備えた請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の圧縮機の電装品保護装置。
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KR20180112377A (ko) * 2017-04-03 2018-10-12 엘지전자 주식회사 압축기 전원단자 및 이를 구비한 냉장고
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