JP2008223574A - キャンドポンプ - Google Patents
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Abstract
【課題】
凍結対策としてキャン内に滞留した水を条件付きで排水可能で且つキャン内に所定量の水を常時確実に残留させて、粉状の固定物の発生を防止し、ロータとキャンとの僅かな隙間が膠着しないキャドポンプを提供する。
【解決手段】
回転軸10の大部分と駆動モータ部のロータ13を収容するキャン4と、このキャン4の端部を閉塞するバックケーシング3と、このバックケーシング3と固着されるポンプケーシング5と、バックケーシング3とポンプケーシング5の間の空間のポンプ室2に配設され前記回転軸10に固定されたインペラ7とを有し、回転軸10を水平姿勢にしたキャンドポンプ1において、前記バックケーシング3の中段部に少なくとも1つの連通穴16の全部又は一部が形成され、前記バックケーシング3のうちの前記中段部より下方の部位は水密壁に形成される。
【選択図】 図1
凍結対策としてキャン内に滞留した水を条件付きで排水可能で且つキャン内に所定量の水を常時確実に残留させて、粉状の固定物の発生を防止し、ロータとキャンとの僅かな隙間が膠着しないキャドポンプを提供する。
【解決手段】
回転軸10の大部分と駆動モータ部のロータ13を収容するキャン4と、このキャン4の端部を閉塞するバックケーシング3と、このバックケーシング3と固着されるポンプケーシング5と、バックケーシング3とポンプケーシング5の間の空間のポンプ室2に配設され前記回転軸10に固定されたインペラ7とを有し、回転軸10を水平姿勢にしたキャンドポンプ1において、前記バックケーシング3の中段部に少なくとも1つの連通穴16の全部又は一部が形成され、前記バックケーシング3のうちの前記中段部より下方の部位は水密壁に形成される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、キャンドポンプに関して、特に、キャン内の水の凍結時の対策としての水抜き穴からの水の排出を制限し、キャン内に水が常時残るように構成したものに関する。
従来のキャンドポンプにおいては、モータのステータとコイルがモータケースとキャンとの間の環状空間に配設され、ロータと回転軸がキャン内に配設され、キャンの端部を塞ぐバックケーシングとポンプケーシングとの間の作動室に回転軸に連結されたインペラが配設され、ポンプケーシングの中心部に吸込口が形成され、ポンプケーシングのうちの作動室の外周側部分に吐出口が形成され、吸込口から吸入した水をインペラの遠心力により加圧し、吐出口より吐出させるように構成されている。
ところで、回転軸のインペラ側端部は、バックケーシングに設けられた軸受けで回転自在に支持されているため、回転軸と上記の軸受けとの間の摺動隙間を通ってキャン内に水が徐々に溜まる。そのキャン内に滞留した水が凍結した場合、その凍結時の体積膨張によりキャンやバックケーシングが変形し、キャンドポンプが故障して正常に機能しなくなる虞がある。また、キャンドポンプを使用しない停止期間が長い場合には、キャン内に僅かに滞留していた水が徐々に蒸発し、不凍液成分として添加されたプロピレングリコールや水垢等が乾燥して発生した粉状の固定物がロータとキャンとの僅かな隙間に膠着し、ロータが円滑に回転しなくなる虞がある。
そこで、従来からキャン内に滞留した水を水抜きする水抜き穴を設けるのが普通である。例えば、特許文献1に記載のキャンドモートル(キャンドポンプ)においては、キャン内に滞留した水を排出するために、バックケーシング(負荷側ブラケット)の下部に貫通孔を設けている。更に、モータケーシングとバックケーシングとの当接隙間に残留する水を外部へ排出する複数の排液溝も形成してある。
特許文献2に記載のポンプにおいては、キャン(ケーシング)内へ水が自由に流入するように、ロータとしての被駆動側磁石と、キャンとの間に円筒状隙間であって、インペラが回転する作動室と連通した円筒状隙間が形成され、凍結時の対策としてキャンの反インペラ側端壁に環状の体積拡張部が形成され、凍結時に体積拡張部を変形させて氷の体積拡張を吸収するように構成してある。
特開昭59−106842
特開2002−227791
特許文献1のキャンドポンプにおいては、バックケーシングのうちのキャン内空間の底部付近に対応する部位に貫通孔を形成してあるため、排水が促進され、凍結時の問題は発生しない。しかし、キャン内に一部の水が残るような構造になっているため、キャンドポンプを使用しない停止期間が長い場合には、キャン内に僅かに滞留していた水が徐々に蒸発し、不凍液成分として添加されたプロピレングリコールや水垢等が乾燥して発生した粉状の固定物がロータとキャンとの僅かな隙間に膠着し、ロータが円滑に回転しなくなる虞がある。
本発明の目的は、凍結対策としてキャン内の水を条件付きで排水可能で且つキャン内に所定量の水を確実に残留させて、粉状の固定物の発生を防止できるキャドポンプを提供することである。
請求項1のキャンドポンプは、回転軸の大部分とロータを収容するキャンと、このキャンの端部を閉塞するバックケーシングと、このバックケーシングと固着されるポンプケーシングと、バックケーシングとポンプケーシングの間の空間に配設され前記回転軸に固定されたインペラとを有し、回転軸を水平姿勢にしたキャンドポンプにおいて、前記バックケーシングの中段部に少なくとも1つの連通穴の全部又は一部が形成され、前記バックケーシングのうちの前記中段部より下方の部位は水密壁に形成されていることを特徴とする。
前記バックケーシングの中段部に少なくとも1つの連通穴の全部又は一部が形成されているため、その連通穴からキャン内の空間へ水が流入可能であり、キャン内の空間から水が流出可能であり、キャン内の上半部には十分な空間が残されるため、凍結時には氷の体積膨張がその上半部の空間に吸収される。
前記バックケーシングのうちの前記中段部より下方の部位は水密壁に形成されているため、キャン内の空間のうち中段部より下方の部位には水が残留するため、残留水の蒸発により粉状の固形物が発生することがない。
前記バックケーシングのうちの前記中段部より下方の部位は水密壁に形成されているため、キャン内の空間のうち中段部より下方の部位には水が残留するため、残留水の蒸発により粉状の固形物が発生することがない。
請求項2のキャンドポンプは、請求項1の発明において、前記連通穴が円弧状の長穴に形成されていることを特徴とする。
請求項3のキャンドポンプは、請求項1又は2の発明において、前記連通穴よりも上方に位置する1又は複数の連通穴が前記バックケーシングに形成されたことを特徴とする。
請求項3のキャンドポンプは、請求項1又は2の発明において、前記連通穴よりも上方に位置する1又は複数の連通穴が前記バックケーシングに形成されたことを特徴とする。
請求項4のキャンドポンプは、請求項1〜3の何れかの発明において、前記連通穴にキャン内へ異物の流入を防止するフィルター部材が設けられたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、前記バックケーシングの中段部に少なくとも1つの連通穴の全部又は一部が形成されているため、その連通穴からキャン内の空間へ水が流入可能であり、キャン内の空間から水が流出可能であり、キャン内の上半部には十分な空間が残されるため、凍結時には氷の体積膨張がその上半部の空間に吸収されるから、凍結によるポンプの損傷を確実に防止することができる。
しかも、前記バックケーシングのうちの前記中段部より下方の部位は水密壁に形成されているため、キャン内の空間のうち中段部より下方の部位には水が残留するため、残留水の蒸発により粉状の固形物が発生することがないから、残留水の蒸発により発生した粉状の固形物によりポンプの機能が低下したり、故障したりすることがない。
請求項2の発明によれば、前記連通穴が円弧状の長穴に形成されているため、キャン内からの水抜き作用を高めることができる。
請求項3の発明によれば、前記連通穴よりも上方に位置する1又は複数の連通穴が前記バックケーシングに形成されているので、キャン内からの水抜き作用を高めることができる。
請求項4の発明によれば、前記連通穴にキャン内へ異物の流入を防止するフィルター部材が設けられるので、異物の流入によりロータの回転性能の低下や故障の発生を防止することができる。
本発明のキャンドポンプは、回転軸の大部分とロータを収容するキャンと、このキャンの端部を閉塞するバックケーシングと、このバックケーシングと固着されるポンプケーシングと、バックケーシングとポンプケーシングの間の空間に配設され前記回転軸に固定されたインペラとを有し、回転軸を水平姿勢にしたキャンドポンプにおいて、前記バックケーシングの中段部に少なくとも1つの連通穴の全部又は一部が形成され、前記バックケーシングのうちの前記中段部より下方の部位は水密壁に形成されていることを特徴とするものである。
以下、本発明の実施例1について図面に基づいて説明する。
尚、以下の説明において図1における上下左右を上下左右として説明する。
図1に示すように、キャンドポンプ1は、台所やお風呂にお湯を供給する給湯装置又は給湯暖房装置に組み込まれて、水やお湯を加圧又は循環するポンプである。このキャンドポンプ1は、ポンプ室2(作動室)を形成するバックケーシング3及びポンプケーシング5と、ポンプ室2に配設されたインペラ7と、キャン4と、ロータ13及び水平姿勢の回転軸10と、ステータ14及びコイル15と、モータケーシング6と、軸受け11a,11b等で構成されている。
尚、以下の説明において図1における上下左右を上下左右として説明する。
図1に示すように、キャンドポンプ1は、台所やお風呂にお湯を供給する給湯装置又は給湯暖房装置に組み込まれて、水やお湯を加圧又は循環するポンプである。このキャンドポンプ1は、ポンプ室2(作動室)を形成するバックケーシング3及びポンプケーシング5と、ポンプ室2に配設されたインペラ7と、キャン4と、ロータ13及び水平姿勢の回転軸10と、ステータ14及びコイル15と、モータケーシング6と、軸受け11a,11b等で構成されている。
バックケーシング3は、中心側のボス部3aとテーパ部3bと平板部3cとを合成樹脂材料で一体形成したものである。キャン4は、ロータ13と回転軸10の大部分を収容するもので、非磁性のステンレス鋼板をハット形状に成形したものであり、本体筒部4aとその左端を塞ぐ端壁部4bと本体筒部4aの右端部のフランジ部4cとを一体形成したものである。
ポンプケーシング5は合成樹脂製のものであり、その左端部には合成樹脂製のモータケーシング6の右端部が複数のボルト又は接着等により固着される。モータケーシング6には、キャン4と回転軸10とロータ13とステータ14とコイル15等が収容されている。
ポンプケーシング5は合成樹脂製のものであり、その左端部には合成樹脂製のモータケーシング6の右端部が複数のボルト又は接着等により固着される。モータケーシング6には、キャン4と回転軸10とロータ13とステータ14とコイル15等が収容されている。
ポンプケーシング5の右端壁部の中央部には吸入口5aが形成され、ポンプケーシング5の上端部には吐出口5bが形成され、ポンプケーシング5の下端部には水抜き栓5cが設けられている。ポンプケーシング5の左端筒部5dに、キャン4のフランジ部4cと、このフランジ部4cに環状のOリング8を介して密着させたバックケーシング3の平板部3cが内嵌されて固着されている。ポンプケーシング5とバックケーシング3の内部のポンプ室2には、合成樹脂製のインペラ7が垂直姿勢に配設され、回転軸10の右端部がインペラ7の中心部に嵌合固着されている。
回転軸10はセラミック材料製のもので、キャン4の内部空間の中心部に水平姿勢に配設され、その右端部分がポンプ室2内のインペラ7に連結されている。回転軸10の左端部はキャン4の端壁部4bの内面に固定された合成樹脂製の軸受け11bに回転自在に支持されている。回転軸10の右端寄り部位は、バックケーシング3のボス部3aに内嵌固定された合成樹脂製の軸受け11aに回転自在に支持されている。
次に、駆動モータ部の構成について説明する。ロータ13は硅素鋼板の薄板を複数枚積層した硅素鋼板積層体で構成され、このロータ13はその中心部に貫通させて固着された回転軸10で回転自在に支持され、ロータ13の左端面と外周面と右端面は非磁性のステンレス鋼の薄板13aでカバーされて防蝕が図られている。
ステータ14は、ロータ13と同様に環状の硅素鋼板積層体で構成され、キャン4とモータケーシング6の間の筒状空間に配設され、キャン4を隔ててロータ13の外周面に対向する状態に配設され、ステータ14はモータケーシング6の内周面に固着されている。 このステータ14には例えば8組又は16組のコイル15が巻かれ、それらコイル15には位相の異なる交流電圧が印可されて、回転磁界が発生してロータ13が回転する。
図1、図2に示すように、バックケーシング3の平板部3cの中段部から上方の位置にかけて、キャン4内の空間とポンプ室2とを連通する5つの小径の連通穴16が等間隔に設けられる。バックケーシング3のうちの前記中段部より下方の部位、つまり、上記の5つの連通穴16の下端より下方の部位は水密壁に形成される。
次に、以上説明したキャンドポンプ1の作用、効果について説明する。
このキャンドポンプ1が給湯装置又は給湯暖房装置の配管系に接続され、ポンプ室2に水が充填されている状態において、外部からコイル15に交流電圧を印加してステータ14の内側に回転磁界を発生させると、この回転磁界の回転方向と同方向にロータ13と回転軸10とが回転し、回転軸10と一体的にインペラ7が回転し、インペラ7の回転によって吸込口5aから水が吸入され、加圧された水が吐出口5bから吐出される。
このキャンドポンプ1が給湯装置又は給湯暖房装置の配管系に接続され、ポンプ室2に水が充填されている状態において、外部からコイル15に交流電圧を印加してステータ14の内側に回転磁界を発生させると、この回転磁界の回転方向と同方向にロータ13と回転軸10とが回転し、回転軸10と一体的にインペラ7が回転し、インペラ7の回転によって吸込口5aから水が吸入され、加圧された水が吐出口5bから吐出される。
バックケーシング3の平板部3cの上半部には、複数の連通穴16が形成されているため、水がキャン4内へ流入したり、キャン4内から流出したりする。水抜き栓5cからポンプ室2の水を抜いたとしても、キャン4内の下半部には常時水Lが滞留しているため、冬季などにおいてその水Lが凍結することもあるが、キャン4内の上半部には十分な空間が残されているので、凍結時に氷の体積膨張が生じてもなんら問題にならない。
しかも、キャン4内の下半部には常時水Lが滞留しているため、それらの残留水Lが全量蒸発してしまうことがないから、水Lに含まれる不凍液成分が粉末状に固形化する虞もなく、駆動モータ部が故障したりすることもない。
次に、上記の連通穴16の形状や配置を変更した実施例2のキャンドポンプ1について説明する。但し、前記実施例1の構成要素と同様の構成要素には同一符号を付して説明を省略し、異なる構成についてのみ説明する。
図3に示すように、バックケーシング3のテーパ部3bと平板部3cの中段部から上方の位置にかけて、キャン4内の空間とポンプ室2とを連通する円弧状の2つの長穴16Aが設けられる。上記2つの長穴16Aの下端より下方の部位は水密壁に形成される。
このキャンドポンプ1では、実施例1とほぼ同様の効果を奏するが、実施例1の5つの小径の連通穴と比較してキャン4内に連通される面積が大きいので水抜きの作用は高くなる。
図3に示すように、バックケーシング3のテーパ部3bと平板部3cの中段部から上方の位置にかけて、キャン4内の空間とポンプ室2とを連通する円弧状の2つの長穴16Aが設けられる。上記2つの長穴16Aの下端より下方の部位は水密壁に形成される。
このキャンドポンプ1では、実施例1とほぼ同様の効果を奏するが、実施例1の5つの小径の連通穴と比較してキャン4内に連通される面積が大きいので水抜きの作用は高くなる。
次に、上記の連通穴16の形状や配置を変更した実施例3のキャンドポンプ1について説明する。但し、前記実施例1の構成要素と同様の構成要素には同一符号を付して説明を省略し、異なる構成についてのみ説明する。
図4に示すように、バックケーシング3の平板部3cの中段部から上方の位置にかけて、キャン4内の空間とポンプ室2とを連通する円弧状の3つの長穴16Bが等間隔に設けられる。上記3つの長穴16Bの下端より下方の部位は水密壁に形成される。
このキャンドポンプ1では、実施例1とほぼ同様の効果を奏するが、実施例2の2つの長穴16Aと比較してキャン4内に連通される面積が小さくなるため水抜きの作用は低くなるが、バックケーシング3の剛性は高くなる。
図4に示すように、バックケーシング3の平板部3cの中段部から上方の位置にかけて、キャン4内の空間とポンプ室2とを連通する円弧状の3つの長穴16Bが等間隔に設けられる。上記3つの長穴16Bの下端より下方の部位は水密壁に形成される。
このキャンドポンプ1では、実施例1とほぼ同様の効果を奏するが、実施例2の2つの長穴16Aと比較してキャン4内に連通される面積が小さくなるため水抜きの作用は低くなるが、バックケーシング3の剛性は高くなる。
次に、上記の連通穴16の形状や配置を変更した実施例4のキャンドポンプ1について説明する。但し、前記実施例1の構成要素と同様の構成要素には同一符号を付して説明を省略し、異なる構成についてのみ説明する。
図5に示すように、バックケーシング3の平板部3cの中段部から上方の位置にかけて、キャン4内の空間とポンプ室2とを連通する円弧状の3つの長穴16Cが等間隔に設けられ、この3つの円弧状の長穴16Cには異物流入を防止するフィルター部材17がキャン側に設けられる。上記3つの長穴16Cの下端より下方の部位は水密壁に形成される。 このキャンドポンプ1では、バックケーシング3の平板部3cに設けられた長穴16Cにフィルター部材17を設けることで、異物の流入によりロータの回転性能の低下や故障の発生を防止することができる。
図5に示すように、バックケーシング3の平板部3cの中段部から上方の位置にかけて、キャン4内の空間とポンプ室2とを連通する円弧状の3つの長穴16Cが等間隔に設けられ、この3つの円弧状の長穴16Cには異物流入を防止するフィルター部材17がキャン側に設けられる。上記3つの長穴16Cの下端より下方の部位は水密壁に形成される。 このキャンドポンプ1では、バックケーシング3の平板部3cに設けられた長穴16Cにフィルター部材17を設けることで、異物の流入によりロータの回転性能の低下や故障の発生を防止することができる。
次に、前記実施形態を部分的に変更した変更形態について説明をする。
1]前記連通穴16が前記バックケーシング3の中段部に1つだけ形成された構造でもよい。
2]前記連通穴16の形状が矩形、三角形、楕円やその他の種々の形状で形成された構造でもよい。
3]前記フィルター部材17が、ポンプ室2側に設けられた構造でもよいし、前記連通穴16に嵌め込まれた構造でもよい。また、前記フィルター部材17が連続で形成され、ポンプ室2側に又はキャン4側に設けられた構造でもよい。
4]その他当業者ならば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施することができ、本発明はそれらの変更形態も包含するものである。
1]前記連通穴16が前記バックケーシング3の中段部に1つだけ形成された構造でもよい。
2]前記連通穴16の形状が矩形、三角形、楕円やその他の種々の形状で形成された構造でもよい。
3]前記フィルター部材17が、ポンプ室2側に設けられた構造でもよいし、前記連通穴16に嵌め込まれた構造でもよい。また、前記フィルター部材17が連続で形成され、ポンプ室2側に又はキャン4側に設けられた構造でもよい。
4]その他当業者ならば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施することができ、本発明はそれらの変更形態も包含するものである。
1 キャンドポンプ
2 ポンプ室
3 バックケーシング
4 キャン
5 ポンプケーシング
6 モータケーシング
7 インペラ
10 回転軸
11a、11b 軸受け
13 ロータ
14 ステータ
15 コイル
16、16A〜16C 連通穴
2 ポンプ室
3 バックケーシング
4 キャン
5 ポンプケーシング
6 モータケーシング
7 インペラ
10 回転軸
11a、11b 軸受け
13 ロータ
14 ステータ
15 コイル
16、16A〜16C 連通穴
Claims (4)
- 回転軸の大部分とロータを収容するキャンと、このキャンの端部を閉塞するバックケーシングと、このバックケーシングと固着されるポンプケーシングと、バックケーシングとポンプケーシングの間の空間に配設され前記回転軸に固定されたインペラとを有し、回転軸を水平姿勢にしたキャンドポンプにおいて、
前記バックケーシングの中段部に少なくとも1つの連通穴の全部又は一部が形成され、前記バックケーシングのうちの前記中段部より下方の部位は水密壁に形成されていることを特徴とするキャンドポンプ。 - 前記連通穴が円弧状の長穴に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のキャンドポンプ。
- 前記連通穴よりも上方に位置する1又は複数の連通穴が前記バックケーシングに形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のキャンドポンプ。
- 前記連通穴にキャン内へ異物の流入を防止するフィルター部材が設けられたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のキャンドポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007061997A JP2008223574A (ja) | 2007-03-12 | 2007-03-12 | キャンドポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP (1) | JP2008223574A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101270589B1 (ko) * | 2011-07-11 | 2013-06-03 | (주)에나인더스트리 | 캔 구조체 |
CN104564703A (zh) * | 2014-12-22 | 2015-04-29 | 珠海格力电器股份有限公司 | 水泵及热水器 |
CN108266382A (zh) * | 2017-12-04 | 2018-07-10 | 安徽颐博思泵业有限责任公司 | 一种卧式多级泵 |
CN112196807A (zh) * | 2020-09-24 | 2021-01-08 | 欧书鸿 | 一种自平衡节能型多段式水泵 |
-
2007
- 2007-03-12 JP JP2007061997A patent/JP2008223574A/ja active Pending
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