JP2008223450A - 災害時用便器付きマンホール - Google Patents
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Abstract
【解決手段】蓋本体12の中央部に用便用開口を設け、中蓋で開閉する。中蓋を取り除き、用便用開口を覆って排便用貫通孔を有する便器25を載置する。折り畳み可能の覆い体を36分解可能な枠組で支持する。通常時には、便器、折り畳んだ覆い体、分解した枠組の部材等を袋に収納してマンホールの枠内につり下げ、災害時には袋を取りだし、袋内の物を使用する。中蓋の表面に凹部を設け、に発光体を充填接着して、暗闇でもマンホールの所在を知らせる。
【選択図】図11
Description
この発明は、次の構成である。すなわち、図1〜図4に示すとおり、マンホールの開口1の蓋本体2に上下に貫通した用便口3を設け、用便口3には取り外し可能な中蓋4を取り付けて閉塞状態とする。そして、中蓋4の下側に重ねる位置に、開閉蓋5を着脱自在に配設する。
災害時に便器として使用する場合には、中蓋4を取り外し、開閉蓋5を中蓋4の下側から取り外して、その一端を用弁口3の開口縁の溝に入れて回動可能とし、回動して用便口3を開閉する。用便は用便口3を跨いでしゃがんでする。
用便の姿を外部から見られないように、マンホール開口1を囲む覆い体6を取り付け可能とする。覆い体6は、カバー7とそれを支える枠組8とよりなる。枠組8は組立分解可能とする。カバー7には、ファスナー9、ホック等で開閉できる出入り口を設ける。
用便には、用便口3を跨いでしゃがまなければならず、足が疲れたり、窮屈である。
覆い体6は、通常時には、カバー体7および枠組8を分解して保管する必要があり、その保管のための収納庫が必要である。
災害時には、マンホールの附近の電灯が消えると、マンホールの所在が判らなくなる。
上下に排便用の貫通孔を有し、上縁に便座を取り付け、前記便座と貫通孔の上方開口を覆う蓋を回動自在に取り付けてなり、災害時に、前記中蓋を取り外し、前記用便用開口を覆って前記蓋本体に載置し着脱自在に固定してなる便器と、
前記蓋本体に載置した便器を覆い、分解可能な枠組で支持され、人が出入りでき、折り畳み可能な覆い体と、
前記便器、前記折り畳んだ覆い体、前記分解した枠組の部材、前記蓋本体や中蓋の取り付け・取り外しの道具、用便用の物品を収納し、前記マンホールの枠の開口内縁に設けた突片に係止してつり下げ可能な袋と、
を備えて、災害用便器付きマンホールとする。
上下に排便用の貫通孔を有し、上縁に便座を取り付け、前記便座と貫通孔の上方開口を覆う蓋を回動自在に取り付けてなり、災害時に、前記中蓋を取り外し、前記蓋本体に設けた取り付け座に載置して前記用便用開口を覆って着脱自在に固定してなる便器と、
前記蓋本体に載置した便器を覆い、分解可能な枠組で支持され、人が出入りでき、折り畳み可能な覆い体と、
前記便器、前記折り畳んだ覆い体、前記分解した枠組の部材、前記蓋本体や中蓋の取り付け・取り外しの道具、用便用の物品を収納し、前記マンホールの枠の開口内縁に設けた突片に係止してつり下げ可能な袋と、
を備えて、災害用便器付きマンホールとする。
災害時にマンホールの周囲の照明が消えても、マンホールの中蓋の表面の凹部に取り付けた発光体や塗布した蛍光塗料により、マンホールの所在が確認できる。容易に災害時のマンホールに組立することができる。
図5において、11はマンホールの枠であり、12は蓋本体である。蓋本体12には、用便用開口13が上下に貫通しており、用便用開口13の開口を中蓋14が覆っている。
用便用開口13の開口の形状は限定しないが、矩形または楕円形が好ましい。その開口の4隅の角には、図6(A)に示すように、棚15が設けられ、中蓋14を支持する。棚15は開口周縁全体に設けてもよい。
中蓋14は、表面中央部16には災害用トイレと表示し、蓋本体12の表面と同一の高さと同じ高さであり、その周囲は凹部17を形成する。中蓋14の4隅は用便用開口13の4隅の棚15の上方に位置し、凹部17よりも高い隅部18を形成し、棚15にはボルト孔19を貫通させ、そのボルト孔19に対向(連続)して隅部18に下方から上方に向けてボルト孔20を設ける。ボルト孔20は貫通しない。隅部18の下面に座金51を当接し、部13に示すように、ボルト孔19とボルト孔20にボルト21を螺入して、中蓋14を蓋本体12に着脱自在に固定する。
図13にその固定状態を示す。図中52はナットである。
後述のマンホールの枠11の開口縁に、ボルト孔(螺孔)を設けた突片49を設け、蓋本体12の周縁部のでマンホールの枠11の開口縁の突片49に対向する位置にボルト24のための貫通孔(螺孔)を設け、蓋本体12の表面のぼると穴からボルト24を螺入して、蓋本体11をマンホールの枠12に着脱自在に固定する。
図12はその固定の状態を示す。
便器25は、通常家庭で病人や老人が使用している移動可能の便器で、底の無い構造のものである。すなわち、便器25は、筒状の本体26で、上方の開口27と、下方の開口28を有し、本体26の上縁に環状の便座29を配設し、本体26の上方を覆い、一方の縁部を軸として回動可能な蓋30を設けている。
係止部材は、ボルト(図示省略)を用いフランジ部31とそれに対向する下方の蓋本体12の位置にボルト孔(図示省略)を設け、ボルトを螺入して、便器25を蓋本体12に固定する。
また、便器25の下端に水平の孔を設け、その孔に棒体の先端部を挿入し、他端部をボルト等で蓋本体12に固定することにより、便器25を蓋本体12に着脱自在に固定してもよい。
フック33は、図5(B)に示すように、マンホールの枠11の開口縁部で内方向に突出し、先端が上方向に曲がったものである。
袋32は、合成樹脂シート製か、または防水加工した布製とする。
袋32の開口縁は1ケ所に絞ってまとめ、紐等で閉じるか、または、袋32の開口縁にファスナー等の係止具を設け、その係止具で開口を閉じる。
2本の棒体41のそれぞれの中間に、同方向に直角に突出する突片42を設け、2本の棒体41の突片42を対向させる。
便器25の底面に、横方向に、棒体41の2つの突片42の間隔と同じ間隔で、2条の溝を設け、2本の連結棒43を溝に嵌め、それら連結棒43の先端をボルトで突片42に着脱自在に係止する。
便器25の底面に2本の溝を設けないで、連結棒48を便器25を載置取り付けのための取り付け座としてもよい。
各連結棒48の先端部にも2つのボルト孔を設け、その最も先端のボルト孔は、突片42の中間横桟41に近いボルト孔と対応させ、その突片42のボルト孔をマンホールの枠11の突片49のボルト孔に対応させ、それら対応するボルト孔に、連結棒48側からボルト24を挿入して、連結棒48、突片42、突片49を固定してもよい。
前記4枚の布の46の各係止側縁の下端で、2つの布の下端に跨がって布片47を取り付け、布片47に紐48を取り付ける。
取り付け金具の棒体45の先端を管体44から引き出し、紐48を管体44に結び、布46の下部を固定することにより覆い体36を固定する。
布46の1枚には、切り線を入れて、人が出入りできる開口とし、ファスナー46a等の係止具で切り目を閉じて開口を閉じることを可能とする。
発光体50は、その材料は限定しないが、蓄光剤入りのガラス骨材を合成樹脂で練ったものを、凹部17に充填乾燥接着するのが好ましい。
なお、発光体50は、合成樹脂に蛍光塗料粉末を混合してなる樹脂体であってもよい。
更に、凹部17には発光体を充填しないで、凹部17の底に蛍光塗料を塗布してもよい。この場合には、凹部17の底を浅くするのが好ましい。
2 蓋本体
3 用便口
4 中蓋
5 開閉蓋
6 覆い体
7 カバー
8 枠組
11 マンホールの枠
12 蓋本体
13 用便用開口
14 中蓋
17 凹部
25 便器
31 フランジ部
32 袋
33 フック
34 紐
35 リング
36 覆い体
37 取り付け金具
46 布泡樹脂板
47 布
48 紐
49 突片
50 発光体
Claims (4)
- 中央部に用便用開口を設け、その開口を中蓋で着脱自在に閉じてなる、マンホールの枠に着脱自在に取り付けてなる蓋本体と、
上下に排便用の貫通孔を有し、上縁に便座を取り付け、前記便座と貫通孔の上方開口を覆う蓋を回動自在に取り付けてなり、災害時に、前記中蓋を取り外し、前記用便用開口を覆って前記蓋本体に載置し着脱自在に固定してなる便器と、
前記蓋本体に載置した便器を覆い、分解可能な枠組で支持され、人が出入りでき、折り畳み可能な覆い体と、
前記便器、前記折り畳んだ覆い体、前記分解した枠組の部材、前記蓋本体や中蓋の取り付け・取り外しの道具、用便用の物品を収納し、前記マンホールの枠の開口内縁に設けた突片に係止してつり下げ可能な袋と、
よりなる、災害用便器付きマンホール。 - 中央部に用便用開口を設け、その開口を中蓋で着脱自在に閉じてなる、マンホールの枠に着脱自在に取り付けてなる蓋本体と、
上下に排便用の貫通孔を有し、上縁に便座を取り付け、前記便座と貫通孔の上方開口を覆う蓋を回動自在に取り付けてなり、災害時に、前記中蓋を取り外し、前記蓋本体に設けた取り付け座に載置して前記用便用開口を覆って着脱自在に固定してなる便器と、
前記蓋本体に載置した便器を覆い、分解可能な枠組で支持され、人が出入りでき、折り畳み可能な覆い体と、
前記便器、前記折り畳んだ覆い体、前記分解した枠組の部材、前記蓋本体や中蓋の取り付け・取り外しの道具、用便用の物品を収納し、前記マンホールの枠の開口内縁に設けた突片に係止してつり下げ可能な袋と、
よりなる、災害用便器付きマンホール。 - 分解可能な枠組は、管体または棒体により、4角に形成された外枠と、その外枠の対向する2辺の管体または棒体に直角に、かつ、平行に設けた管体または棒体よりなる中間横桟に、直角に、かつ、平行に設けた管体または棒体よりなる中間縦桟を設けてなり、蓋本体に設けた取り付け座は、中間縦桟の両端部にボルト孔を設けてなり、中間縦桟上に便器を載置し、便器の底に穴を設け、その穴に中間縦桟のボルト孔に挿入したボルトの先端を前記便器の底の穴に挿入し、便器の移動を阻止することを可能としたことを特徴とする請求項2に記載の災害用便器付きマンホール。
- 中蓋の表面に凹部を設け、前記凹部に発光体を充填接着するか、または、前記凹部に蛍光塗料を塗布してなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の災害用便器付きマンホール。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101071918B1 (ko) | 2009-10-28 | 2011-10-11 | 삼성중공업 주식회사 | 건축현장의 바닥개구부용 만능 덮개 |
JP2012219566A (ja) * | 2011-04-12 | 2012-11-12 | Nihon Step Kogyo Co Ltd | 非常用マンホールトイレ |
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2007
- 2007-03-11 JP JP2007101101A patent/JP4417399B2/ja active Active
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