JP2008223228A - 雨水排水構造 - Google Patents

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【課題】免震建物の雨水排水構造であって、見栄えが良く、コンパクトで省スペースを実現した納まりとし、且つ地震時にも破損する虞のない雨水排水構造を提供する。
【解決手段】免震建物を構成する上部構造体2に縦樋4を設置すると共に該縦樋4の下端4aを上部構造体2外周の下端2aと等しいか僅かに高いレベルに配置し、縦樋4の直下に雨水排水口5の上端を上部構造体2の下端2aより僅かに低いレベルに配置する。雨水排水口5を基礎1に対し先付け又は後付けで覆い部9を形成することで一体化して構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、免震建物を構成する上部構造体に降り付けた雨水を排水するための雨水排水構造に関するものである。
基礎と建物を含む上部構造体の間に免震材を配置して構成された免震建物では、地震時に基礎と上部構造体との間に相対的な変位が生じる。このため、上部構造体と該上部構造体以外の部位を剛的に繋ぐ部材では、前記変位に対する対策が必要となる。例えば、上部構造体に降り付けた雨水を排水する排水配管の場合、次のように多くの提案がなされている。
特許文献1に記載された技術は、基礎と建物本体とが分割ラインを挟んで相対移動する免震構造建物に取り付けられる縦樋構造に関するものであり、縦樋は、建物本体に固定されると共に雨水を下部開口から排出する建物側縦樋部と、基礎に固定されると共に前記下部開口から排出された雨水が流入する上部開口を有する基礎側縦樋部とに分割されている構成、前記構成に加えて上部開口には下部開口よりも大きな開口面積の受口部が設けられた構成、下部開口と上部開口とが可撓性を有する管状部材によって連結した構造、が記載されている。このような特許文献1の縦樋構造では、下部開口と上部開口を対向させ、両者が分割ラインを挟んで相対移動し得るように構成されているため、免震装置の作動を阻害することがない。
また特許文献2に記載された技術は、縦樋の下端を可撓性を有する縦樋継手を介して地中に埋設された排水管の地面から露出する上端に接続し、縦樋継手をカバー体によって覆うようにしたものである。この技術では、地震の際に縦樋と排水管との接続部分に生じる剪断応力や歪み応力を縦樋継手で吸収し、縦樋の破損を防止することができる。
また特許文献3に記載された技術は、構造物側の縦樋の下端と、地盤側に取り付けられた縦樋の上端とが複数の連結管群により連結されて構成されたものである。この技術では、地震時には複数の連結管群が互いに撓みを生じることにより地震動を吸収する。また地震動が所定の大きさよりも大きい場合、連結管群がはずれることで、上部連結管と下部連結管との連結状態が解除され、縦樋の破壊を防止し得るように構成されている。
また非特許文献1には、地盤面に於ける建物から離隔した位置に排水用の側溝が構成され、建物に取り付けた縦樋の下端部分がクランク状に屈折して形成され、該縦樋のクランク状の先端部分が側溝に対向して配置された構造が記載されている。
特開2003−301575号公報 特開2002−167923号公報 特開2004−044110号公報 書籍名;考え方・進め方 免震建築、第61頁 発行日;平成17年5月25日発行、発行所;株式会社オーム社
上記特許文献1の技術では、基礎側縦樋部が地上から突出して配置されるため、歩行時に衝突して破壊する虞があり、また上部開口に開口面積の大きい受口部を設けた場合にはふつうに見慣れていない外観となり、見栄えが悪くなる虞がある。更に、上下の縦樋を可撓性を有する管状部材によって接続した場合には、地震時の相対的な移動を吸収するにはかなり大きい可撓性を発揮する範囲を設定することが必要となり、見慣れない外観で見栄えが悪くなる虞がある。
また特許文献2の技術では、特許文献1の場合と同様に、地震時の相対的な移動を吸収するにはかなり大きい可撓性を発揮する範囲を設定することが必要となり、見慣れない外観で見栄えが悪くなる虞がある。
また特許文献3の技術では、上下の縦樋が可撓性を有する管を介在させて接続されたものではないため、地震時に上下の縦樋が破損する虞が大きい。また連結管群がはずれたとしても、建物が初期の位置に戻ったとき、はずれた連結管が干渉したり、元の状態に連結することが困難になる虞がある。
また非特許文献1の技術では、縦樋のクランク状部分が犬走りを横切ることとなり、歩行者はこのクランク状部分を跨ぐことが必要となる。このため、歩行者にとって邪魔な存在となり、歩行者が躓く危険が生じたり、縦樋が破損する虞がある。
本発明の目的は、見栄えが良く、コンパクトで省スペースを実現した納まりとし、且つ地震時にも破損する虞のない雨水排水構造を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る雨水排水構造は、免震建物を構成する上部構造体に縦樋を設置すると共に該縦樋の下端を上部構造体外周の下端と等しいか僅かに高いレベルに配置し、前記縦樋の直下に雨水排水口を上部構造体外周の下端より僅かに低いレベルに配置したものである。
上記雨水排水構造に於いて、雨水排水口に雨水排水管が連続しており、該雨水排水管の端部が基礎に対し後付けで一体化して構成されていることが好ましく、更に、雨水排水管の端部が覆い部によって保持されており、前記覆い部が基礎に対して一体化して構成されていることが好ましい。
本発明に係る雨水排水構造では、免震建物を構成する上部構造体に設置した縦樋が、下端が上部構造体外周の下端と等しいか僅かに高いレベルに配置されており、雨水排水口が、上部構造体の外周下端より僅かに低いレベルに配置されているため、地震時に上部構造体が移動したとき、縦樋と雨水排水口とが衝突することがなく、この移動による悪影響を受けることがない。
本発明の構成によれば、縦樋からの雨水を受ける雨水排水口が特別に大きい開口面積にしなくてもすむため、大きなスペースを必要とせずに雨水を排水することができる。
また雨水排水口に連続した雨水排水管の端部を基礎に対して一体化することで、外観的な違和感をなくすことができ見栄えを良くすることができる。特に、雨水排水管の端部を覆い部によって保持すると共に基礎と一体化することで、歩行者が雨水排水口及び雨水排水管に衝突する虞がなく、日常に於ける破損の虞がない。
また雨水排水口と連続した雨水排水管を後付けで基礎に対し一体化させることによって、雨水排水構造を補修し或いはリフォームする際に、簡単に基礎から分離させることができる。このため、補修作業やリフォームを容易に実施することができる。
以下、上記雨水排水構造の最も好ましい実施形態について説明する。本発明に係る雨水排水構造は、基礎と建物を含む上部構造体との間に免震材を配置することによって地震時に基礎と上部構造体とが相対的に移動して免震効果を発揮し、地震が収まったとき、上部構造体が初期位置に復帰し得るように構成された免震建物を対象として構成されたものである。
本発明に於いて、基礎の構造や上部構造体の構造、更に免震材の構造等は特に限定するものではなく、中低層住宅を含む建物を対象とした上部構造体、基礎、免震材であれば適用することが可能である。
基礎の構造としては、免震材の配置位置のみに構成されたものであっても良く、複数の免震材を同じ面に配置し得るような広い載置面を持った基礎であっても良い。また基礎の周囲に立ち上がり部を形成して上部構造体と基礎との床下間隙を覆うように構成したものでも良く、特別な立ち上がり部を形成することなく、上部構造体と基礎との隙間を露出させた構造であっても良い。
免震材として特に限定するものではないが、摺動子と受板との組み合わせからなる支承材と復元材とによって構成されたもので良い。
上部構造体は免震材に支持されており、地震時には基礎に対して相対的に移動する構造体として構成されている。このような上部構造体としては、ラーメン構造の躯体を有するものを適用することが可能である。
特に、本発明の雨水排水構造は、柱の真下に免震材を配置した構造を持ったラーメン構造の躯体を有し、上部構造体の外周が免震材の配置部位から片持ち状に突出し、且つ上部構造体の外周に対応する部位に該上部構造体の下端よりも低い高さを持った立ち上がり部を有する基礎を構成したような構造であると好ましく適用することが可能である。
本発明に於いて、雨水排水口は縦樋の直下に配置され、該縦樋から流下した雨水を受け入れる機能を有する。そして雨水排水口は前記機能を有するものであれば良く、構造を限定するものではない。即ち、雨水排水口としては配管の端部を開口させて構成したものであって良く、ロート状に形成した部材によって構成したもの或いはエルボ等の配管材料の端部を開口させて構成したものであっても良い。更に、排水用の桝を配置して該桝の上端開口部によって雨水排水口を構成してものであっても良い。
また、本発明では雨水排水口は雨水排水管に連続することで縦樋から流下した雨水を所定の排水系に排水し得るように構成されているが、この雨水排水管が如何なる構造で雨水排水口と連続するかは限定するものではなく、雨水排水口と雨水排水管との間に前述したロート状に形成した部材や配管材料、或いは桝等を介在させることが可能である。
次に、第1実施例に係る雨水排水構造について図を用いて説明する。図1は第1実施例に係る雨水排水構造を説明する図である。本実施例に於いて、基礎1の所定位置には図示しない複数の免震材が配置されており、該免震材を介して上部建物を含む上部構造体2が設置されている。
基礎1は上面1aが地盤面3aと略同じレベルになるように構築されており、周囲には立ち上がり部1bが形成されている。立ち上がり部1bは、上端面1cが上部構造体2の下端面2aに接触することのない高さに設定されており、これにより、地震時に上部建物2が基礎1の立ち上がり部1bを越えて相対的な移動を行えるように構成されている。
尚、本実施例では、基礎1の上面1aと地盤面3aとが略同じレベルに設定されているが、この構成に限定するものではなく、基礎1の上面1aが地盤面3aよりも低いレベルに設定されていても良く、地盤面3aよりも高いレベルに設定されていても良い。
上部構造体2の外側所定位置に縦樋4が設置されている。この縦樋4の下端部4aは、上部構造体2の下端面2aと等しいか、僅かに高いレベルに配置されている。従って、縦樋4の下端部4aは基礎1の立ち上がり部1bの上端面1cよりも高いレベルに配置されることとなり、地震時に基礎1と上部構造体2が相対的に移動しても、縦樋4の下端部4aが立ち上がり部1bに衝突することがない。
上部構造体2に取り付けた縦樋4と対向する位置に雨水排水口5が配置されている。雨水排水管6は、基礎1の近傍に於ける地盤3に埋設されており、雨水排水口5の上端は上部構造体2の下端面2aよりも僅かに低いレベルに配置されている。この雨水排水口5は、地盤3に埋設された雨水排水管6の上端部分に、テーパー部を有するロート状部材7を接着等の手段で接続して構成されている。
従って、雨水排水口5と縦樋4の下端部4aとの間には僅かな隙間が形成されることとなり、地震時に雨水排水口5と縦樋4の下端部4aとが相対的に移動した場合であっても、両者が衝突することがなく、衝突による破損を防止することが可能となる。
雨水排水管6と雨水排水口5は、必ずしも本実施例のように雨水排水管6の上端部にロート状部材7を接続して構成することに限定するものではなく、雨水排水管6の上端開口部を雨水排水口5として利用することも可能である。
また縦樋4の構成や材質、及び設置構造は特に限定するものではなく、通常の建物に取り付けられる縦樋と同様のものであって良い。特に、本実施例では縦樋4の下端部4aに、雨水排水口5の径よりも大きい径を持ったカバー8を取り付けており、このカバー8を取り付けることによって平時に雨水排水口5を覆うことで、ゴミの進入を防ぐようにしている。また、カバー8が雨水排水口5を覆うことにより、該雨水排水口5が外部から視認されることがなく、外観性能を改善することが可能となる。
雨水排水管6は、基礎1の立ち上がり部1bと一体化された覆い部9によって覆われており、雨水排水口5が覆い部9の表面9aに露出している。覆い部9は雨水排水管6を埋設した後、基礎1の構築と同時にコンクリート又はモルタルによって形成しても良く、基礎1を構築した後、改めて形成しても良い。即ち、覆い部9は基礎1の立ち上がり部1bに対し、同時にまたは後付けにより一体的に構成されている。
上記の如く構成された第1実施例に係る雨水排水構造では、地震時に、縦樋4の下端部4aが基礎1の立ち上がり部1bや雨水排水口5に衝突することがない。また雨水排水管6は、地盤3と覆い部9に埋設された構造となり、配管自体が外部に露出することはない。このため、歩行者が雨水排水管6に直接に衝突することがなく破損の虞がない。
更に、雨水排水管6、雨水排水口5がコンクリート又はモルタルからなる覆い部9によって覆われる構造となり、該覆い部9が基礎1の立ち上がり部1bとの一体感を有することから、見栄えを損なうことがない。
次に、第2実施例に係る雨水排水構造について図2により説明する。尚、図に於いて前述の第1実施例と同一の部分及び同一の機能を有する部分には同一の符号を伏して説明を省略する(以下同じ)。
本実施例は、図に示すように、前述の第1実施例実施例に於ける覆い部9となるコンクリート成形体10を配置して雨水排水管6及び雨水排水口5を覆うように構成したものである。従って、コンクリート成形体10は、孔10aを形成した天板10bが基礎1の立ち上がり部1bの上端面1cとほぼ同じ高さになるように配置されている。
コンクリート成型体10は、ロート状部材7によって構成される雨水排水口5を嵌合させる孔10aを有する天板10bと、三方向の側面に配置された側板10cと、によって構成されている。そして、側面の開放部分を基礎1の立ち上がり部1bの表面1dに沿わせて配置すると共に、天板10bの孔10aに雨水排水口6aを嵌合させ、各側板10cの一部を地盤3に埋設することで設置されている。
本実施例に於いて、コンクリート成型体10を設置する時期は、基礎1の構築と同時、或いは基礎1を構築した後の何れでも良く、建築工事の合間をぬって作業のし易い時期に適宜行うことが可能である。
雨水排水構造を上記の如く構成した場合であっても、雨水排水管6及び雨水排水口5をコンクリート成型体10によって覆うことが可能であり、雨水排水管6が外部に露出することがなく、従って雨水排水管6に歩行者が直接に衝突して破損することがない。更に、コンクリート成型体10が基礎1の立ち上がり部1bと一体感を有するため見栄えを損なうことがない。
次に、第3実施例に係る雨水排水構造について図3により説明する。本実施例は、上部構造体2に取り付けた縦樋4の下端4aに対向させて市販の桝12を設置し、この桝12の上端開口12aを雨水排水口5として構成したものである。
桝12は基礎1の立ち上がり部1bの表面1dに沿って、雨水排水口5が立ち上がり部1bの上端面1cとほぼ同じ高さ(上部構造体2の下端面2aよりも低いレベル)になるように配置されており、桝12の三方向の側面が露出している。このため、桝12の露出した側面に対応してコ字状の成形体13が配置されており、この成形体13によって桝12の露出面を覆うように構成されている。
桝12の側面であって地盤3に埋設された部分には雨水排水管14が接続されており、雨水排水口5となる上端開口12aにはグレーチング15が配置されている。
上記の如く構成された雨水排水構造であっても、地震時に縦樋4の下端部4aが基礎1の立ち上がり部1bや雨水排水口12に衝突することがなく、且つ桝12が成型体13によって覆われた構造となり、桝12は歩行者が衝突しても壊れることがなく、更に、桝12及び成型体13が基礎1の立ち上がり部1bと一体感を有するため見栄えを損なうことがない。
次に、第4実施例に係る雨水排水構造について図4により説明する。本実施例は、基礎1が立ち上がり部1bから突出した突出底盤1eを有する場合の例である。
本実施例に於いて、雨水排水管6は上部構造体2に取り付けた縦樋4からは突出底盤1eの寸法分離隔しており、縦樋4の下端4aと対向して配置された雨水排水口5との間に屈曲部17が設けられている。
屈曲部17は二つのエルボ17a、17bとこれらのエルボ17a、17bを繋ぐ接続管17cとによって構成されており、エルボ17aの開口が縦樋4の下端部4aと対向して配置されると共に、上部構造体2の下端面2aよりも低いレベルに配置されることで、雨水排水口5としての機能を発揮し得るように構成されている。
またエルボ17bは雨水排水管6に接続され、更に、接続管17cによってエルボ17aと接続されることで、雨水排水口5から流入した雨水を雨水排水管6に流すことが可能である。
上記屈曲部17はコンクリート或いはモルタルによって形成された覆い部18によって覆われており、雨水排水口5が覆い部18の表面18aに開口している。従って、屈曲部17を構成する配管類は露出することがない。
上記の如き雨水排水構造では、屈曲部17は基礎1の突出底盤1eが形成された後施工される。そして、基礎1の突出底盤1eの上部に屈曲部17を施工した後、該屈曲部17の周囲にコンクリート或いはモルタルによって覆い部18が形成される。
上記の如く構成された雨水排水構造であっても、地震時に縦樋4の下端部4aが基礎1の立ち上がり部1bや雨水排水口12衝突することがなく、且つ屈曲部17が覆い部18によって覆われた構造となり、屈曲部17を構成する配管類に歩行者が直接に衝突することがなく、破損する虞がない。更に、覆い部18が基礎1の立ち上がり部1bと一体感を有するため見栄えを損なうことがない。
次に、第5実施例に係る雨水排水構造について図5により説明する。本実施例は縦樋4から雨水排水口5に向けて流下する雨水を確実に該雨水排水口5に導くと共にはねを防ぐようにしたものである。
図に示すように、縦樋4の下端部に弾性と可撓性を有し且つ下端部が雨水排水口5を貫通し得る長さを持った筒体19が装着されており、該筒体19によって縦樋4から流下した雨水を雨水排水口5に確実に導入し得るように構成されている。そして筒体19の下端部が雨水排水口5を貫通しているため、落下した雨水が雨水排水管6に接続されたロート状部材7や桝12に衝突したような場合であっても、飛沫が雨水排水口5から飛び出すことがない。
筒体19を構成する材料としては弾性と可撓性を有するものであれば特に限定するものではなく、例えばクロロプレン等からなる薄いゴム管を利用することが可能である。
上記の如く構成された雨水排水構造では、地震時に縦樋4が雨水排水口5に対して変位した場合でも筒体19が可撓性を有するため、該筒体19自体が変形し、縦樋4が破損することはない。
本発明に係る雨水排水構造は、地震時に上部構造体と基礎とが相対的に移動しても縦樋4と雨水排水口5が衝突して破損することがなく、且つ雨水排水口5がコンクリート成型体やモルタル等によって覆われるため、基礎1の立ち上がり部1bと一体感を有し、見栄えを損なうことがない。このため、免震建物に適用したときに有利である。
第1実施例に係る雨水排水構造を説明する図である。 第2実施例に係る雨水排水構造を説明する図である。 第3実施例に係る雨水排水構造を説明する図である。 第4実施例に係る雨水排水構造を説明する図である。 第5実施例に係る雨水排水構造を説明する図である。
符号の説明
1 基礎
1a 上面
1b 立ち上がり部
1c 上端面
1d 表面
1e 突出底盤
2 上部構造体
2a 下端面
3 地盤
3a 地盤面
4 縦樋
4a 下端部
5 雨水排水口
6 雨水排水管
7 ロート状部材
8 カバー
9 覆い部
9a 表面
10 コンクリート成形体
10a 孔
10b 天板
10c 側板
12 桝
12a 上端開口
13 成形体
14 雨水排水管
15 グレーチング
17 屈曲部
17a、17b エルボ
17c 接続管
18 覆い部
18a 表面
19 筒体

Claims (3)

  1. 免震建物を構成する上部構造体に縦樋を設置すると共に該縦樋の下端を上部構造体外周の下端と等しいか僅かに高いレベルに配置し、前記縦樋の直下に雨水排水口を上部構造体外周の下端より僅かに低いレベルに配置することを特徴とする雨水排水構造。
  2. 前記雨水排水口に雨水排水管が連続しており、該雨水排水管の端部が基礎に対し後付けで一体化して構成されていることを特徴とする請求項1に記載した雨水排水構造。
  3. 前記雨水排水管の端部が覆い部によって保持されており、前記覆い部が基礎に対して一体化して構成されていることを特徴とする請求項2に記載した雨水排水構造。
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