JP2008223208A - 紡糸用口金および紡糸装置 - Google Patents

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【課題】紡糸の際に口金のノズルが詰まることを回避し、どのような紡糸素材や形式、あるいは糸径の紡糸にも使用できる紡糸用口金、およびその紡糸用口金を使用した紡糸装置を提供する。
【解決手段】紡糸素材粘調体が通過する貫通孔22を有する紡糸用口金10は、順に接しているBホーン13、ピエゾ素子11B、電極板17、ピエゾ素子11A、保持固定板15、およびAホーン12からなる超音波振動子で構成されている。紡糸装置は糸の吐出し口に紡糸用口金10が付されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、人造繊維、合成繊維等の製糸分野の乾式紡糸、溶融紡糸、溶液紡糸などあらゆる紡糸に使用できる紡糸用口金、およびその紡糸用口金を使用した紡糸装置に関するものである。
紡糸は、原料素材である高分子を、加熱溶融したり、あるいは溶媒に溶解して流動化させた粘調体を連続的に供給し小径のノズルから噴出して糸を製造する技術である。紡糸素材の粘調体の形態により溶融紡糸、溶液紡糸がある。粘調体をノズルから噴出した後に糸の形に固定する形態により湿式紡糸、乾式紡糸、エレクトロスピニング、メルトブローンなど、一般に知られた紡糸法がある。
極細糸の製造などでは、紡糸用口金のノズル孔が小径であるため、ノズルが詰まりやすくなる。一旦ノズルが詰まると防止作業が中断するだけではなく、詰まったノズルの口金を取り外して洗浄し、樹脂や異物を抜かなければならない。
このようなノズルの詰まりを防止するため、原料素材の高分子を溶媒に溶かす濃度を低くするなどして粘度を下げ流動性を向上させていた。あるいは特許文献1に示されたように、紡糸素材粘調体とともに高圧ガスを噴出させるなどの方法が採用されている。
例えば電界紡糸(エレクトロスピニング)は、ファイバー化したい材料の原料溶液とナノファイバーを堆積させる基板との間に高電圧を印加して,原料溶液面を帯電させることによって、帯電した原料溶液をノズル先端から噴出させて紡糸する技術である。溶液面を帯電させることにより分子同士の静電的力が溶液表面に振動を励起し、静電反発力が溶液の表面張力を上回ったところで急激に原料溶液が噴出する。堆積させる基板に到達する間にファイバーはナノメートルオーダに細くなって紡糸される。この紡糸原理では、帯電した原料用溶液の分子同士の静電的力で液面振動が励起される。そのためには液面が十分に流動的でなければならない。現状のエレクトロスピニング技術では、原料溶液を溶媒に溶かして粘度を下げて使用している。この場合、基板に堆積するまでに溶媒が蒸発しないため、基板に堆積したときファイバー同士の接着力が弱くなり、不織布あるいは不織布コーティングの強度低下が起こる。溶媒を多用するとこのような不都合が起こる。
また、溶媒を多用すると、周囲の環境に溶媒が飛散するため作業環境の悪化を招くため、溶媒回収装置が必要となる。健康被害をもたらすVOC規制は世界的な動向である。溶媒を少なくすると、粘度が高くなり紡糸ノズルが詰まりやすくなる。
一方、紡糸において超音波振動の技術を利用した例が特許文献2に示されている。この文献によれば、湿式紡糸の紡糸浴中に配置されるガイドの堆積物を超音波振動を与えて除去している。特許文献3には、ランジュバン型超音波振動子の例が示されているが、かかる振動子を紡糸技術に利用したという記載のある文献はない。
特開2004−107851号公報 特開平10−219516号公報 特開平8−332457号公報
本発明は、前記のごとき紡糸の際に口金のノズルが詰まることを回避するためになされたもので、どのような紡糸素材や形式、あるいは糸径の紡糸にも使用できる、紡糸用口金、およびその紡糸用口金を使用した紡糸装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するためになされた、特許請求の範囲の請求項1に記載された紡糸用口金は、紡糸素材粘調体が通過する貫通孔を有する紡糸用口金であって、少なくとも一部が超音波振動子で構成されていることを特徴とする。
同じく請求項2に記載された紡糸用口金は、請求項1に記載の紡糸用口金であって、該超音波振動子がランジュバン型超音波振動子であることを特徴とする。
請求項3に記載された紡糸用口金は、請求項2に記載の紡糸用口金であって、該ランジュバン型超音波振動子の保持固定部材が、熱遮蔽板を兼ねることを特徴とする。
請求項4に記載された紡糸用口金は、請求項2に記載の紡糸用口金であって、該ランジュバン型超音波振動子の保持固定部材が、0振動位置の近傍にあることを特徴とする。
請求項5に記載された紡糸用口金は、請求項2に記載の紡糸用口金であって、該ランジュバン型超音波振動子の保持固定部材から貫通孔の最細部までの距離が振動波長の1/4、またはその整数倍であることを特徴とする。
請求項6に記載された紡糸用口金は、請求項2に記載の紡糸用口金であって、該ランジュバン型超音波振動子の保持固定部材が0振動位置の近傍にあり、該保持固定部材から貫通孔の最細部までの距離が振動波長の1/4、またはその整数倍であることを特徴とする。
請求項7に記載された紡糸用口金は、請求項2に記載の紡糸用口金であって、該ランジュバン型超音波振動子が、中空のネジにより振動子とホーンの固定がされており、該中空が該貫通孔を構成していることを特徴とする請求項2に記載の紡糸用口金。
請求項8に記載された紡糸用口金は、請求項2に記載の紡糸用口金であって、該ランジュバン型超音波振動子が、該貫通孔を囲む複数のネジにより振動子とホーンの固定がされていることを特徴とする。
請求項9に記載された紡糸用口金は、請求項1に記載の紡糸用口金の糸吐出孔が、多孔であることを特徴とする。
請求項10に記載された紡糸用口金は、エレクトロスピニングの紡糸用口金であって、ホーンに繋がる糸吐出孔の最先端が金属であり、該ホーンが絶縁体であることを特徴とする。
また、前記の目的を達成するためになされた、特許請求の範囲の請求項11に記載された紡糸装置は、紡糸素材粘調体が通過する貫通孔を有し、少なくとも一部が超音波振動子で構成されている紡糸用口金が紡糸素材粘調体の供給部に取り付けられていることを特徴とする。
同じく請求項12に記載された紡糸装置は、請求項11に記載の紡糸装置であり、該超音波振動子がランジュバン型超音波振動子であって、前記供給部への取付けが、該ランジュバン型超音波振動子の0振動位置の近傍であることを特徴とする。
請求項13に記載された紡糸装置は、請求項11に記載の紡糸装置であり、溶融紡糸、湿式紡糸、溶液紡糸、乾式紡糸、エレクトロスピニング、メルトブローン、およびそれらの組合せによる複合から選ばれる装置であることを特徴とする。
本発明の紡糸用口金は、超音波振動子で構成されているから、紡糸中に紡糸素材粘調体が通過する貫通孔のノズルに超音波による微振動を与えることができる。超音波による微振動で、紡糸素材粘調体が貫通孔の内壁に付着することを防止でき、ノズルが詰まることはない。また本発明の紡糸用口金はあらゆる形態の紡糸に利用でき、それらの紡糸におけるノズルの詰まりを防止できる。
また、この紡糸用口金を使用した本発明の紡糸装置は、紡糸用口金のノズルの詰まりを防止できるから、紡糸作業が中断されることなく、効率良く紡糸できる。また紡糸用口金を装置から取り外して洗浄するという手間もなくなる。
発明を実施するための好ましい形態
以下、本発明の実施例を詳細に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定されるものではない。
図1は本発明を適用する一実施例の紡糸用口金10の一部断面側面図で、中心から下半分は紡糸用口金側面の外観を表し、上半分は中心断面を表している。この紡糸用口金10の外観は、円錐部を有する円柱で、その円柱の円中心に関して対称である。紡糸用口金10の各部材の円中心部分は貫通孔22を形成し、紡糸素材粘調体が通過できるようになっている。
紡糸用口金10の各部材は以下のとおり構成されている。圧電セラミックスからなる2つのピエゾ素子11Aと11Bは電極板17を挟んで配置される。ピエゾ素子11Aに接して熱遮蔽板を兼ねる保持固定板15、略円錐形の金属のAホーン12が順に位置する。保持固定板15には、ボルト18が通る孔16が均等分六ヶ所に明けられている。Aホーン12の先端には紡糸ノズル24(図2参照)の開けられた口金キャップ23が螺合されている。ピエゾ素子11Bに接してねじ込みフランジを兼ねる金属のBホーン13が位置する。
順に接しているBホーン13、ピエゾ素子11B、電極板17、ピエゾ素子11A、保持固定板15、およびAホーン12は、中心対称の均等分三箇所に孔が空けられ、ボルト19が通ってナット20により強く締めこまれて固定されランジュバン型超音波振動子を構成している。尚、ボルト19およびナット20は1組のみ示してあるが、残る2組は図示外である。
Aホーン12の長さは、保持固定板15から口金キャップ23の先端までが振動波長の4分の1(λ/4)となる長さにする。このようにして、紡糸用口金10は、全体でランジュバン型振動子を構成する。また紡糸用口金10の先端部分には、リングヒーター26が巻かれる。
図1に示したこの紡糸用口金10は、図3に示すように、溶融紡糸装置における紡糸素材の供給機であるエクストルーダー30の樹脂吐出口に、ボルト18で保持固定板15を介して取り付けられる。エクストルーダー30は、ジャケットヒーターの付された筒32内にスクリュウ35が配置され、スクリュウ35は回転源34に繋がっている。筒32の途中には原料投入のためのホッパー33が取り付けられている。筒32の先端が前記樹脂吐出口であり、紡糸用口金10が取り付けられる。さらに溶融紡糸装置は、紡糸用口金10に対向する位置に巻取りリール37が設置される。
このような溶融紡糸装置で、紡糸素材として例えばナイロン(登録商標)を以下のようにして紡糸する。紡糸用口金10の電極板17とAホーン12、およびBホーン13との間に交流電圧を印加して、ピエゾ素子11Aおよびピエゾ素子11Bを振動させる。保持固定板15は、振動源であるピエゾ素子11Aと11Bとの近傍で強固に一体化しているので略0振動であるが、口金キャップ23までの長さがλ/4であるから、Aホーン12を通じて伝達される振動は、口金キャップ23で最大振幅h(図1の波形参照)となる。
一方、筒32のジャケットヒーターおよびリングヒーター26を昇温させ所定の温度に調整する。そしてスクリュウ35を回転させながらナイロン(登録商標)の樹脂チップをホッパー33から投入する。すると樹脂チップが溶解した紡糸素材粘調体はスクリュウ35で押し出されてから、紡糸用口金10の貫通孔22を通り、最大振幅hで振動しつつある口金キャップ23の紡糸ノズル24から吐出される。これを、ナイロン(登録商標)の長繊維としてリール37に巻取ってゆく。
このように、紡糸用口金10の貫通孔22で最細部である紡糸ノズル24に振動があるから、紡糸素材粘調体の詰まりを防止できる。さらに、紡糸の伸張方向の振動が加わることにより分子配向性が向上し、糸の強力は向上する。また、振動により紡糸ノズル24から吐出される紡糸素材粘調体の流速が増して紡糸の生成速度が速くなる。さらに、振動により吐出された紡糸素材粘調体が広い範囲に飛散するため、大きな不織布等を容易に製造できる。
かかる紡糸工程で、紡糸用口金の超音波振動を有限要素法によりシミュレーションした結果を以下に示す。発振周波数(印加交流)は20〜200kHzが適切である。上記実施例の紡糸用口金では貫通孔の軸方向に伸縮するように振動する。シミュレーションの結果、一例として、発振周波数が20kHzの場合、ノズル先端で70μm程度の振幅で振動を励起できることが分かった。
紡糸用口金の超音波振動は、軸振動子、捻り振動子、たわみ振動子の機能をそれぞれ複合させた複合振動子も製作可能である。
図4には、本発明を適用する別な実施例の紡糸用口金の一部断面側面図が示してある。この例の紡糸用口金100は、順に接しているBホーン13、ピエゾ素子11B、電極板を兼ねる保持固定板15、ピエゾ素子11A、およびAホーン12は、中空のボルト40がAホーン12のメネジに締め込まれることによって固定され、ランジュバン型超音波振動子を構成している。ボルト40の中空が紡糸素材粘調体の通過する貫通孔22となる。電極版の保持固定板15とAホーン12およびBホーン13を通じて、ピエゾ素子11Aおよびピエゾ素子11Bに交流電圧を印加することで超音波振動が発生する。
紡糸用口金がエレクトロスピニングのためのものであるときには、口金キャップ23を金属とし、Aホーンを絶縁体にすることで、口金キャップ23とターゲットとの間に電界をかけるのに好都合である。
図2には、本発明の紡糸用口金の先端に取り付ける口金キャップ23の正面図が各種示してある。(A)は口金キャップ23の中央部に円形の紡糸ノズル24があいている例、(B)は口金キャップ23に複数の円形の紡糸ノズル24があいている例、(C)は口金キャップ23に複数の不定形の紡糸ノズル24があいている例である。
尚、図3に示す溶融紡糸装置では単繊維の巻取りを示してあるが、複数繊維を一度にターゲット板にあてる不織布の製造等にも適用できる。
以下に示すとおり、本発明を適用する紡糸用口金を試作した。この紡糸用口金に交流電圧を印加して超音波振動させた場合と、交流電圧の印加を停止して超音波振動させない場合とで特性を比較した。なお超音波振動させない場合は、本発明を適用外の紡糸用口金を用いた場合に相当する。
本発明を適用する実施例として、図1および図2(A)に示した形態で、紡糸用口金を試作した。口金キャップ23には、紡糸ノズル24としてφ0.4mmの穴を開けた。
(試験1.紡糸量比較試験)
有機材料(ポリビニルアルコール)の水溶液を紡糸ノズルと基板との距離80mm、印加電圧70Vで2分間電界紡糸した。図5は、紡糸用口金を20kHzで超音波振動させて生成したナノファイバーの光学顕微鏡写真である。図6は、比較のために超音波振動させない以外は全く同じ条件で生成したナノファイバーの光学顕微鏡写真である。
超音波振動させた場合には、振動させない場合に比べて紡糸量(ナノファイバー生成量)が約2倍多くなった。この試験から、本発明を適用した紡糸用口金を用いることで速い生成速度で、つまり高い生成率でナノファイバー不織布を得られることが確認できた。
(試験2.溶液飛距離比較試験)
紡糸用口金における溶液吐出の際の超音波振動効果を調べるために一定水圧の水をモデル溶液として吐出(噴出)させた。紡糸用口金の中心軸を水平方向に設置して溶液を水平方向に吐出させた。紡糸用口金を20kHzで超音波振動させた場合には、溶液の飛距離は75mmであり、振動させない場合には、溶液の飛距離は50mmであった。
このように、超音波振動させた場合には、振動させない場合に比べて溶液の飛距離が1.5倍に延びた。また、超音波振動させた場合には、溶液は霧状になって吐出するのに対し、超音波振動させない場合には、溶液は連続的に線状に吐出した。この試験から、超音波振動によって溶液の吐出流速が増すことが確認できた。つまり、紡糸ノズルが詰まりにくくなるし、紡糸の生成速度が速くなる。
(試験3.噴出範囲確認試験)
固体を溶融して噴射する試験でパラフィンローソクをモデル材料として試験を行った。紡糸用口金からパラフィンローソクを溶融したモデル溶液を吐出させた。紡糸用口金を20kHzで超音波振動させた場合には、パラフィンは霧状に飛散し紡糸ノズルから30mmはなれた位置で直径15mmの範囲に堆積した。超音波振動させない場合には、ほぼ同一点に当たって直径約2mmの範囲に盛り上がって堆積した。この試験から、曳糸性の物質を溶融させた紡糸に利用することにより超音波振動で広い範囲に糸状の堆積物が得られることが確認できた。
本発明を適用する一実施例の紡糸用口金の一部断面側面図である。 本発明を適用する紡糸用口金の先端に取り付ける口金キャップの正面図である。 本発明を適用する紡糸用口金を使用した本発明を適用する紡糸装置概略構成図である。 本発明を適用する別な実施例の紡糸用口金の一部断面側面図である。 本発明を適用する紡糸用口金で紡糸したナノファイバーの光学顕微鏡写真である。 本発明を適用外の紡糸用口金で紡糸したナノファイバーの光学顕微鏡写真である。
符号の説明
10・100は紡糸用口金、11A,11Bはピエゾ素子、12はAホーン、13はBホーン、15は保持固定板、16は孔、17は電極板、18はボルト、19はボルト、20はナット、22は貫通孔、23は口金キャップ、24は紡糸ノズル、26はリングヒーター、30はエクストルーダー、32は筒、33はホッパー、34は回転源、35はスクリュウ、37は巻取りリール、40は中空のボルトである。

Claims (13)

  1. 紡糸素材粘調体が通過する貫通孔を有する紡糸用口金であって、少なくとも一部が超音波振動子で構成されていることを特徴とする紡糸用口金。
  2. 該超音波振動子がランジュバン型超音波振動子であることを特徴とする請求項1に記載の紡糸用口金。
  3. 該ランジュバン型超音波振動子の保持固定部材が、熱遮蔽板を兼ねることを特徴とする請求項2に記載の紡糸用口金。
  4. 該ランジュバン型超音波振動子の保持固定部材が0振動位置の近傍にあることを特徴とする請求項2に記載の紡糸用口金。
  5. 該ランジュバン型超音波振動子の保持固定部材から貫通孔の最細部までの距離が振動波長の1/4、またはその整数倍であることを特徴とする請求項2に記載の紡糸用口金。
  6. 該ランジュバン型超音波振動子の保持固定部材が0振動位置の近傍にあり、該保持固定部材から貫通孔の最細部までの距離が振動波長の1/4、またはその整数倍であることを特徴とする請求項2に記載の紡糸用口金。
  7. 該ランジュバン型超音波振動子が、中空のネジにより振動子とホーンの固定がされており、該中空が該貫通孔を構成していることを特徴とする請求項2に記載の紡糸用口金。
  8. 該ランジュバン型超音波振動子が、該貫通孔を囲む複数のネジにより振動子とホーンとの固定がされていることを特徴とする請求項2に記載の紡糸用口金。
  9. 請求項1に記載の紡糸用口金の糸吐出孔が、多孔であることを特徴とする紡糸用口金。
  10. 請求項1に記載の紡糸用口金が、エレクトロスピニングの紡糸用口金であって、ホーンに繋がる糸吐出孔の最先端が金属であり、該ホーンが絶縁体であることを特徴とする紡糸用口金。
  11. 紡糸素材粘調体が通過する貫通孔を有し、少なくとも一部が超音波振動子で構成されている紡糸用口金が紡糸素材粘調体の供給部に取り付けられていることを特徴とする紡糸装置。
  12. 該超音波振動子がランジュバン型超音波振動子であって、前記供給部への取付けが、該ランジュバン型超音波振動子の0振動位置の近傍であることを特徴とする請求項11に記載の紡糸装置。
  13. 該紡糸装置が、溶融紡糸、湿式紡糸、溶液紡糸、乾式紡糸、エレクトロスピニング、メルトブローン、およびそれらの組合せによる複合から選ばれる装置であることを特徴とする請求項11に記載の紡糸装置。
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