JP2008221657A - 成形機システム、光学素子、及び光ピックアップ装置 - Google Patents

成形機システム、光学素子、及び光ピックアップ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】金型の温度収束を早めることができ、省エネルギーで稼働できる成形機システムを提供すること。
【解決手段】断熱板67aやボルト69a及びワッシャ69bの存在により、射出成形機10と射出成形機10に接続される周辺機器としての取出し機70との間に、射出成形機10から取出し機70への熱移動を抑制する第1熱抑制部材として、断熱板67aやボルト69a及びワッシャ69bを介在させることになるので、射出成形機10、特に固定金型61や可動金型63の温度制御が容易になる。つまり、固定金型61や可動金型63に与えられた熱が固定プラテン31を経てその先に接続される取出し機70へ流出することを抑制できるので、固定金型61や可動金型63の温度を迅速に目標温度に収束させることができ、省エネルギー化を実現することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、金型を用いて光学部品等を成形するための成形機システム及びかかる射出成形機等を用いて作製した光学素子、並びに、かかる光学素子を組み込んだ光ピックアップ装置に関する。
射出成形機として、固定プラテンと可動プラテンとの間に固定金型と可動金型とを挟持して型締めを行うものが存在する(例えば特許文献1参照)。
特開2006−272558号公報
上記のような射出成形装置では、金型とプラテンとの間の一部に断熱板を介在させる場合があり、この断熱板によってある程度の断熱効果が得られるが、金型の温度を目標値に保つ上で十分ではなかった。すなわち、金型に与えられた熱量は、金型取付ボルトやロケートリング等の非断熱部材を介してプラテンに奪われ、さらにプラテンと接続されている成形機各部や、取出し機等の周辺機器にも及んでいた。この結果、金型の温度を収束させるためには、成形機各部、取出し機等の温度が一定値に達して定常的な状態が形成される必要がある。よって、成形品の品質に寄与しない部分への熱供給を余儀なくされ、金型温度上昇の飽和までに時間がかかり、エネルギーを浪費していた。
そこで、本発明は、金型の温度収束を早めることができ、省エネルギーで稼働できる成形機システムを提供することを目的とする。
また、本発明は、上記のような成形機システムを用いて作製した光学素子、並びに、かかる光学素子等を組み込んだ光ピックアップ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る第1の成形機システムは、固定金型を取り付ける固定プラテンと、可動金型を取り付ける可動プラテンとを有し、成形時に固定プラテンと可動プラテンとの間に固定金型と可動金型とを挟持して型締めを行う射出成形機を備える成形機システムであって、射出成形機と射出成形機に接続される周辺機器との間に、射出成形機から周辺機器への熱移動を抑制する第1熱抑制部材を介在させることを特徴とする。
上記成形機システムでは、射出成形機と射出成形機に接続される周辺機器との間に、射出成形機から周辺機器への熱移動を抑制する第1熱抑制部材を介在させるので、射出成形機、特に固定金型や可動金型の温度制御が容易になる。つまり、固定金型又は可動金型に与えられた熱の流出を抑制でき、固定金型又は可動金型の温度を迅速に目標温度に収束させることができるので、省エネルギー化を実現することができる。また、固定金型又は可動金型の温度上昇までの待機時間やランニング時間が短縮され、生産効率が高まり、また、ランニングショットの削減によって省材料化を達成し、製品のコストダウンを図ることができる。さらに、各種要因で成形機システムに温度変化が生じても、固定金型や可動金型については温度変化が生じにくくなり、成形品の品質安定性が向上する。
本発明の具体的な態様によれば、上記第1の成形機システムにおいて、第1熱抑制部材が、低熱伝導性の素材で形成されることを特徴とする。ここで、低熱伝導性とは、第1熱抑制部材に接触する射出成形機側や周辺機器側の双方の部材の熱伝導率に比較して、第1熱抑制部材の熱伝導率が低いことを意味する。この場合、第1熱抑制部材によって簡易に周辺機器への熱流出を抑制できる。
本発明に係る第2の成形機システムは、固定金型を取り付ける固定プラテンと、可動金型を取り付ける可動プラテンとを有し、成形時に固定プラテンと可動プラテンとの間に固定金型と可動金型とを挟持して型締めを行う射出成形機を備える成形機システムであって、固定プラテンと固定金型のロケートリングの少なくとも外周部分又は当該ロケートリングの周囲に配置される部材との間に、固定金型から固定プラテンへの熱移動を抑制する第2熱抑制部材を介在させることを特徴とする。
上記成形機システムでは、固定プラテンと固定金型のロケートリングの少なくとも外周部分又は当該ロケートリングの周囲に配置される部材との間に、固定金型から固定プラテンへの熱移動を抑制する第2熱抑制部材を介在させるので、固定金型ひいては可動金型の温度制御が容易になる。つまり、固定金型に与えられた熱の流出を抑制でき、固定金型や可動金型の温度を迅速に目標温度に収束させることができるので、省エネルギー化を実現することができる。また、金型の温度上昇までの待機時間等が短縮され、製品のコストダウンを図ることができる。さらに、各種要因で成形機システムに温度変化が生じても、固定金型や可動金型への影響を低減でき、成形品の品質安定性が向上する。
本発明の具体的な態様によれば、上記第2の成形機システムにおいて、第2熱抑制部材が、低熱伝導性の素材で形成されロケートリングの周囲に嵌合するリング状部材であることを特徴とする。ここで、低熱伝導性とは、ロケートリングや固定プラテンの熱伝導率に比較して、第2熱抑制部材の熱伝導率が低いことを意味する。この場合、第2熱抑制部材としてのリング状部材によって、簡易に周辺機器への熱流出を抑制できる。
本発明の別の態様によれば、第2熱抑制部材が、ロケートリングとして、全体が低熱伝導性の素材で形成されていることを特徴とする。ここで、低熱伝導性とは、固定金型や固定プラテンの熱伝導率に比較して、第2熱抑制部材の熱伝導率が低いことを意味する。この場合、第2熱抑制部材としてのロケートリングによって、簡易に周辺機器への熱流出を抑制できる。
本発明のさらに別の態様によれば、第2熱抑制部材が、交換可能であることを特徴とする。この場合、第2熱抑制部材が劣化したり破損したりしても、交換によって迅速な機能回復を達成できる。
本発明のさらに別の態様によれば、射出成形機と射出成形機に接続される周辺機器との間に、射出成形機から周辺機器への熱移動を抑制する第1熱抑制部材を介在させることを特徴とする。
本発明に係る第3の成形機システムは、固定金型を取り付ける固定プラテンと、可動金型を取り付ける可動プラテンとを有し、成形時に固定プラテンと可動プラテンとの間に固定金型と可動金型とを挟持して型締めを行う射出成形機を備える成形機システムであって、固定金型を固定プラテンに固定するための締結具が、固定金型から固定プラテンへの熱移動を抑制する第3熱抑制部材であることを特徴とする。
上記成形機システムでは、固定金型を固定プラテンに固定するための締結具が、固定金型から固定プラテンへの熱移動を抑制する第3熱抑制部材であるので、固定金型ひいては可動金型の温度制御が容易になる。つまり、固定金型に与えられた熱の流出を抑制でき、固定金型や可動金型の温度を迅速に目標温度に収束させることができるので、省エネルギー化を実現することができる。また、金型の温度上昇までの待機時間等が短縮され、製品のコストダウンを図ることができる。さらに、各種要因で成形機システムに温度変化が生じても、固定金型や可動金型への影響を低減でき、成形品の品質安定性が向上する。
本発明の具体的な態様によれば、上記第3の成形機システムにおいて、射出成形機と射出成形機に接続される周辺機器との間に、射出成形機から周辺機器への熱移動を抑制する第1熱抑制部材を介在させ、固定プラテンと固定金型のロケートリングの少なくとも外周部分との間に、固定金型から固定プラテンへの熱移動を抑制する第2熱抑制部材を介在させることを特徴とする。
本発明に係る第4の成形機システムは、固定金型を取り付ける固定プラテンと、可動金型を取り付ける可動プラテンとを有し、成形時に固定プラテンと可動プラテンとの間に固定金型と可動金型とを挟持して型締めを行う射出成形機を備える成形機システムであって、可動プラテンと可動プラテンを移動可能に支持するスライダとの間に、可動プラテンからスライダへの熱移動を抑制する第4熱抑制部材を介在させることを特徴とする。
上記成形機システムでは、可動プラテンと可動プラテンを移動可能に支持するスライダとの間に、可動プラテンからスライダへの熱移動を抑制する第4熱抑制部材を介在させるので、可動金型や固定金型の温度制御が容易になる。つまり、金型に与えられた熱の流出を抑制でき、金型の温度を迅速に目標温度に収束させることができるので、省エネルギー化を実現することができる。また、金型の温度上昇までの待機時間等が短縮され、製品のコストダウンを図ることができる。さらに、各種要因で成形機システムに温度変化が生じても、金型への影響を低減でき、成形品の品質安定性が向上する。
本発明の具体的な態様によれば、上記第4の成形機システムにおいて、射出成形機と射出成形機に接続される周辺機器との間に、射出成形機から周辺機器への熱移動を抑制する第1熱抑制部材を介在させ、固定プラテンと固定金型のロケートリングの少なくとも外周部分との間に、固定金型から固定プラテンへの熱移動を抑制する第2熱抑制部材を介在させ、固定金型を固定プラテンに固定するための締結具が、固定金型から固定プラテンへの熱移動を抑制する第3熱抑制部材であることを特徴とする。
本発明に係る光ピックアップ装置用の光学素子は、上述の成形機システムを用いて製造されたことを特徴とする。この場合、上記成形機システムによる効率的な成形により、安価で高精度の光学素子を得ることができる。
本発明に係る光ピックアップ装置は、光源と、上述の光学素子とを備えたことを特徴とする。この場合、上述の光学素子によって、高精度で情報の再生及び/又は記録可能になる。
本発明の一実施形態である成形機システムについて、図面を参照しつつ説明する。なお、図1は、上記成形機システムを説明する正面図であり、図2は、図1の成形機システムのAA矢視図である。
成形機システム100は、射出成形機10と、取出し機70とを備える。このうち、射出成形機10は、支持フレーム20と、固定プラテン31と、可動プラテン33と、後部プラテン35と、開閉駆動装置40と、射出装置50とを備え、固定プラテン31と可動プラテン33との間に固定金型61と可動金型63とを挟持して両金型61,63を型締めすることにより成形を可能にする。また、取出し機70は、射出成形機10に付随して成形に関連する動作を行う付帯装置すなわち周辺機器となっている。
射出成形機10において、支持フレーム20は、射出成形機10の各部を支持するための台座となっており、その上部には、固定プラテン31や後部プラテン35が、不図示の固定装置によって精密に位置決めされ、かつ、振動を抑えた状態で支持・固定されている。
固定プラテン31は、支持フレーム20の中央付近の上面に固定されており、取出し機70をその上部に支持する。固定プラテン31の内側31aは、固定金型61を着脱可能に支持しており、可動プラテン33の内側33aに対向している。固定プラテン31には、開口であるロケートリング孔31dが形成されており、このロケートリング孔31dには、固定金型61の背面に形成されたロケートリング61dが嵌合している。ロケートリング61dにより、固定金型61をアライメントして固定プラテン31に固定することができる。なお、固定プラテン31と固定金型61との間には、断熱板68aが挟まれており、固定金型61を固定するための締結具であるボルト69aによって締め付けられている。この断熱板68aは、固定プラテン31と固定金型61との間の熱流阻止層として利用される。
可動プラテン33は、後述するスライドガイド41によって±X方向に往復移動可能に支持されている。可動プラテン33の内側33aは、可動金型63を着脱可能に支持しており、固定プラテン31の内側31aに対向している。可動プラテン33の背面には、押出ピン駆動装置65が取り付けられている。押出ピン駆動装置65は、可動金型63に組み込んだエジェクタピンを駆動して、可動金型63に残っている成形品MPの突出しを行う。なお、可動プラテン33と可動金型63との間には、断熱板68bが挟まれており、可動金型63を固定するための締結具であるボルト69aによって締め付けられている。この断熱板68bは、可動プラテン33と可動金型63との間の熱流阻止層として利用される。
後部プラテン35は、支持フレーム20の他端側上面に固定されているが、±X方向に関して位置調整が可能になっており、固定プラテン31と可動プラテン33との間隔調整を可能にしている。後部プラテン35は、型締めに際して、開閉駆動装置40のトグル機構45を介して可動プラテン33をその背後から支持する。なお、後部プラテン35と固定プラテン31とは、タイバー43a,43bを介して相互に固定されており、成形時の型締め(すなわちロックアップ)の圧力に耐え得るようになっている。
開閉駆動装置40は、スライドガイド41と、タイバー43a,43bと、トグル機構45と、アクチュエータ47とを備える。このうち、スライドガイド41は、可動プラテン33を摺動可能に支持する案内装置として機能する。また、トグル機構45とアクチュエータ47とは、可動プラテン33を進退移動させるための駆動装置として機能する。
上記開閉駆動装置40において、スライドガイド41は、支持フレーム20上であって可動プラテン33の直下に設けられており、可動プラテン33を支持するとともに可動プラテン33の±X方向に関する滑らかな往復移動を可能にしている。スライドガイド41は、支持フレーム20上に固定されるレール部41aと、レール部41aに沿って移動可能であり可動プラテン33を支持するスライダ41bとを有する。
上側タイバー43aと下側タイバー43bとは、それぞれ固定プラテン31と後部プラテン35との間に架設されている。上側タイバー43aと下側タイバー43bとは、実際には2本ずつあり,固定プラテン31及び後部プラテン35の四隅に支持されて、互いに平行にX方向に延びている。可動プラテン33の四隅には、タイバー43a,43bを非接触で通すための貫通孔が形成されている。
トグル機構45は、それぞれトグルリンク45d等の部材からなる第1及び第2トグル部45a,45bで構成され、可動プラテン33と後部プラテン35との間に掛け渡されている。第1及び第2トグル部45a,45bは、アクチュエータ47からの駆動力を受けて伸縮する。つまり、後部プラテン35に対して可動プラテン33が近接したり離間したり自在に変位し、結果的に、可動プラテン33を固定プラテン31の方向に所望の圧力で押圧することができる。これにより、可動プラテン33の型締め位置において、可動プラテン33と固定プラテン31とを互いに近接するように締め付けることができ、これらに挟まれた固定金型61と可動金型63とを型閉じすることができる。或いは、可動プラテン33と固定プラテン31とを互いに離間させて可動プラテン33を退避位置まで移動させることができ、これらに挟まれた固定金型61と可動金型63とを型開きすることができる。さらに、型閉じに際しては、アクチュエータ47の駆動によって可動プラテン33を固定プラテン31側に極めて大きな圧力で押し付けることができ、固定金型61と可動金型63とを十分な力で型締めすることができる。なお、アクチュエータ47は、モータやボールネジ等からなる機械機構型の駆動装置、若しくは油圧シリンダ等からなる流体利用型の駆動装置で構成され、不図示の制御部からの制御信号に応じて所望のタイミングで動作する。また、トグル機構45を省略してアクチュエータ47で直接可動プラテン33を動作させることもできる。
射出装置50は、シリンダ、スクリュ、ヒータ等を含む加熱筒部51と、加熱筒部51に樹脂を供給するホッパ52と、加熱筒部51の進退動作や加熱筒部51中のスクリュに回転等の動作を行わせる駆動部53とを備え、射出端55から成形用の溶融樹脂を吐出させることができる。射出装置50は、その射出端55を固定プラテン31に対して分離可能に接続することができ、固定プラテン31を介して、固定金型61と可動金型63とを型締めした状態で両者の間に形成されるキャビティ中に、加熱筒部51中に形成された溶融樹脂を適当な圧力にして所望のタイミングで供給することができる。
取出し機70は、基部71と、Y移動部73と、X移動部74と、ハンド75とを備える。このうち、Y移動部73、X移動部74、ハンド75等は、取出し機70の可動部を構成する。
上記取出し機70において、基部71は、固定部71aとガイドレール71bとを有しており、取出し機70を固定プラテン31に固定し支持するための部分となっている。具体的には、固定部71aが固定プラテン31の上面31cに固定され、ガイドレール71bが固定部71a上でY方向すなわち水平方向に延在する状態で支持される。
Y移動部73は、基部71のガイドレール71bに支持され、ガイドレール71bに沿って±Y方向に滑らかにスライド移動可能になっており、X方向に延びるガイドレール73bを支持する。
X移動部74は、Y移動部73から延びるガイドレール73bに支持されて、±X方向に進退可能になっており、結果的にXY面内で2次元的に任意の位置に移動可能になっている。また、X移動部74は、ハンド75から延びる支持棒75aを昇降移動させることができる。
ハンド75は、X移動部74の支持棒75aの下端に支持されて、3次元的に任意の位置に移動可能になっている。また、ハンド75は、必要なタイミングで開閉する一対のチャック部材75b,75b間に成形品MPを把持することができる。なお、成形品MPが光学素子である場合、光学面を傷つけないように、成形に付随して形成される不要部分であるスプル部分等がハンド75に把持される。
図3は、固定金型61の背面に設けたロケートリング61d周辺の構造を説明する断面図である。このロケートリング61dは、固定金型61に対して一体又は着脱可能に固定された環状の部品であり、固定プラテン31のロケートリング孔31dに嵌合する。このロケートリング孔31dには、環状の段差として形成した凹部である座グリ31fが形成されており、この座グリ31fには、低熱伝導性の素材からなるリング状部材62aが座グリ31fを埋めるように嵌合して固定されている。リング状部材62aの内径は、ロケートリング孔31dの外径と一致しており、ロケートリング61dは、リング状部材62a内に密着して嵌合し位置決めされる。このリング状部材62aを設けたことにより、ロケートリング61dと固定プラテン31とが直接接触することを防止できる。この場合、ロケートリング61dと、固定プラテン31との間に、固定金型61から固定プラテン31への熱移動を抑制する第2熱抑制部材としてのリング状部材62aを介在させるので、固定金型61ひいては可動金型63の温度制御が容易になる。つまり、固定金型61や可動金型63に与えられた熱が固定プラテン31やその先に接続される取出し機70その他の周辺機器へ流出することを抑制できるので、固定金型61や可動金型63の温度を比較的迅速に目標温度に収束させることができ、省エネルギー化を実現することができる。また、金型61,63の温度上昇までの待機時間やランニング時間が短縮され、結果的に生産効率が高まり、また、ランニングショットの削減によって省材料化を達成し、成形品MPのコストダウンを図ることができる。さらに、各種要因で成形機システム100に温度変化が生じても、固定金型61や可動金型63への影響を低減でき、成形品MPの品質安定性が向上する。
以上のリング状部材62aは、セラミックス系、チタン系等の低熱伝導性の素材で形成される。ここで、低熱伝導性とは、ロケートリング61dや固定プラテン31の熱伝導率に比較して低い熱伝導率を有することを意味する。
また、リング状部材62aは、交換可能になっており、変形等のダメージを受けた場合、新たなリング状部材62aを固定プラテン31の座グリ31fに取り付ける。固定金型61を載せ替える場合等において、リング状部材62aがダメージを受ける可能性もあり、リング状部材62aを交換可能にすることで、固定プラテン31の寿命を長くすることができる。
図4は、図3に示すロケートリング61dやその周辺を変形した例を説明する断面図である。このロケートリング161dは、固定金型61に対して着脱可能に固定された環状の部品であり、固定プラテン31のロケートリング孔31dに嵌合する。ロケートリング161dは、それ自身が低熱伝導性の素材からなる部材であり、固定金型61の中央部と固定プラテン31の中央部とを位置決めしている。この場合も、固定金型61と固定プラテン31との間に、固定金型61から固定プラテン31への熱移動を抑制する第2熱抑制部材としてのロケートリング161dを介在させるので、ロケートリング161dによって簡易に固定金型61やその先に接続される取出し機70その他の周辺機器への熱流出を防止でき、固定金型61ひいては可動金型63の温度制御が容易になる。
以上のロケートリング61dは、セラミックス系、チタン系等の低熱伝導性の素材で形成される。ここで、低熱伝導性とは、固定金型61や固定プラテン31の熱伝導率に比較して低い熱伝導率を有することを意味する。なお、以上の例では、ロケートリング61d全体を低熱伝導性の素材で形成しているが、ロケートリング61dの外周部分のみを低熱伝導性の素材で形成することができる。
また、ロケートリング61dは、上述のように交換可能になっているが、リング状部材62aがダメージを受ける可能性もあり、リング状部材62aを交換可能にすることで、固定金型61の寿命を長くしている。
図5は、固定金型61の固定方法を説明する断面図である。固定金型61は、上述のように、断熱板68aを挟んで固定プラテン31に固定されているが、この際の締結具として、低熱伝導性の素材からなるボルト69a及びワッシャ69bが用いられる。つまり、固定金型61を固定プラテン31に固定するための締結具としてのボルト69a及びワッシャ69bが、固定金型61から固定プラテン31への熱移動を抑制する第3熱抑制部材となっており、固定金型61ひいては可動金型63の温度制御が容易になる。つまり、固定金型61に与えられた熱が固定プラテン31やその先に接続される取出し機70その他の周辺機器へ流出することを抑制できるので、固定金型61や可動金型63の温度を迅速に目標温度に収束させることができ、省エネルギー化を実現することができる。また、金型61,63の温度上昇までの待機時間等が短縮され、成形品MPのコストダウンを図ることができる。さらに、各種要因で成形機システム100に温度変化が生じても、固定金型61や可動金型63への影響を低減でき、成形品MPの品質安定性が向上する。
以上のボルト69a及びワッシャ69bは、セラミックス系、チタン系等の低熱伝導性の素材を用いることができ、例えば6−4チタン(Ti−6Al−4V)等の金属材料で形成することにより、十分な剛性を得ることができる。ここで、低熱伝導性とは、固定金型61や固定プラテン31の熱伝導率に比較して低い熱伝導率を有することを意味する。
図6は、固定プラテン31に対する取出し機70の固定方法を説明する断面図である。取出し機70の固定部71aは、その下端に固定プラテン31への取付板を備え、この取付板が、低熱伝導性の素材からなる断熱板67aを介して固定プラテン31の上面31cに固定される。この際の締結具として、低熱伝導性の素材からなるボルト67b及びワッシャ67cが用いられる。この場合、射出成形機10と射出成形機10に接続される周辺機器としての取出し機70との間に、射出成形機10から取出し機70への熱移動を抑制する第1熱抑制部材として、断熱板67aや、ボルト67b、ワッシャ67c等を介在させることになるので、射出成形機10、特に固定金型61や可動金型63の温度制御が容易になる。つまり、固定金型61や可動金型63に与えられた熱が固定プラテン31を経てその先に接続される取出し機70へ流出することを抑制できるので、固定金型61や可動金型63の温度を迅速に目標温度に収束させることができ、省エネルギー化を実現することができる。また、金型61,63の温度上昇までの待機時間等が短縮され、成形品MPのコストダウンを図ることができる。さらに、各種要因で成形機システム100に温度変化が生じても、固定金型61や可動金型63への影響を低減でき、成形品MPの品質安定性が向上する。
以上の断熱板67a、ボルト67b、及びワッシャ67cは、セラミックス系、チタン系等の低熱伝導性の素材を用いることができ、例えば6−4チタン(Ti−6Al−4V)等の低熱伝導性の素材で形成される。ここで、低熱伝導性とは、固定プラテン31や固定部71aの熱伝導率に比較して低い熱伝導率を有することを意味する。
図7は、スライドガイド41に対する可動プラテン33の固定方法を説明する図である。レール部41a上で移動するスライダ41b上部には、低熱伝導性の素材からなる断熱板66aを介して可動プラテン33が固定される。この際、可動プラテン33や断熱板66aの締結具も低熱伝導性の素材とすることが望ましい。この場合、可動プラテン33とこれを支持するスライダ41bとの間に、可動プラテン33からスライダ41bへの熱移動を抑制する第4熱抑制部材として、断熱板66aを介在させることになるので、射出成形機10、特に可動金型63や固定金型61の温度制御が容易になる。つまり、可動金型63や固定金型61に与えられた熱が可動プラテン33を経てその先に接続されるスライドガイド41、支持フレーム20等へ流出することを抑制できるので、固定金型61や可動金型63の温度を迅速に目標温度に収束させることができ、省エネルギー化を実現することができる。また、金型61,63の温度上昇までの待機時間等が短縮され、成形品MPのコストダウンを図ることができる。さらに、各種要因で成形機システム100に温度変化が生じても、可動金型63や固定金型61への影響を低減でき、成形品MPの品質安定性が向上する。
以上の断熱板66a等は、セラミックス系、チタン系等の低熱伝導性の素材で形成される。ここで、低熱伝導性とは、可動プラテン33やスライダ41bの熱熱伝導率に比較して低い熱熱伝導率を有することを意味する。
図8は、図1等に示す成形機システム100を用いて射出成形した複合対物レンズ91の断面図である。複合対物レンズ91は、第1対物レンズ部91aと、第2対物レンズ部91bと、支持体部分91cとを備える光学素子である。支持体部分91cは、第1対物レンズ部91aと第2対物レンズ部91bとを支持して不図示のホルダに固定するための部分となっている。なお、支持体部分91cには、成形時に形成されるゲートを切除したゲートカット部CPが形成されている。
図9は、図8の複合対物レンズ91を組み込んだ光ピックアップ装置の光学系の構成を概略的に示す図である。
この光ピックアップ装置において、各半導体レーザ81A,81Bからのレーザ光は、共用の対物レンズアクチュエータ200を介して光情報記録媒体である光ディスクDB,DD(又はDC)にそれぞれ集光され、各光ディスクDB,DD(又はDC)からの反射光は、共用の対物レンズアクチュエータ200を介し、最終的に各光検出器87A,87Bにそれぞれ導かれる。
ここで、第1半導体レーザ81Aは、第1光ディスクDBの情報再生用のレーザ光(具体的には、BD用の波長405nm)を発生し、このレーザ光は、対物レンズアクチュエータ200に設けた複合対物レンズ91の第1対物レンズ部91aで集光され、NA0.85相当のスポットが情報記録面MB上に形成される。第2半導体レーザ81Bは、2波長型のレーザダイオードであり、第2光ディスクDDと第3光ディスクDCの情報再生用のレーザ光(具体的には、DVD用の波長655nm、又はCD用の波長780nm)を発生し、その後レーザ光は、第2対物レンズ部91bで集光され、NA0.65(又はNA0.53)相当のスポットが情報記録面MD(又はMC)上に形成される。
一方、第1光検出器87Aは、第1光ディスクDB(具体的にはBD)に記録された情報を光信号として検出し、第2光検出器87Bは、第2光ディスクDD(具体的にはDVD)又は第3光ディスクDC(具体的にはCD)に記録された情報を光信号として検出する。
以下、図9の光ピックアップ装置の詳細な構造や具体的な動作について説明する。まず第1光ディスクDBを再生する場合、第1半導体レーザ81Aから例えば波長405nmのレーザ光が出射され、出射された光束は、ビームシェーパやコリメータレンズからなるコリメータ系82Aにより平行光束となる。この光束は、トラッキング用信号の検出に使用するサブビームスポットを生成するためのグレーティング83A、偏光ビームスプリッタ84A、ダイクロイックプリズム84Cを透過し、さらにビームエキスパンダ84G、1/4波長板88Bを透過し、ダイクロイックプリズム84Dに入射する。入射した光束は面84Daで反射され、第1対物レンズ部91aを介して、第1光ディスクDBの情報記録面MBに集光される。
情報記録面MBでピットや記録マークにより変調されて反射された光束は、再び第1対物レンズ部91a等を透過して、ダイクロイックプリズム84C等を経て偏光ビームスプリッタ84Aに入射し、ここで反射されてサーボレンズ85Aにより非点収差が与えられ、第1光検出器87A上へ入射し、その出力信号を用いて、第1光ディスクDBに記録された情報の読み取り信号が得られる。
また、第1光検出器87A上でのスポットの形状変化、位置変化による光量変化を検出して、合焦(フォーカス)検出やトラック検出を行う。この検出に基づいて、対物レンズアクチュエータ200に設けた不図示の磁気回路部が、第1半導体レーザ81Aからの光束を第1光ディスクDBの情報記録面MB上に結像させるように、複合対物レンズ91すなわち第1対物レンズ部91aを光軸方向に移動させるとともに、この第1半導体レーザ81Aからの光束を所定のトラックに結像するように、同第1対物レンズ部91aを光軸に垂直な方向に移動させる。
次に、第2光ディスクDDを再生する場合、第2半導体レーザ81Bから例えば波長655nmのレーザ光が出射され、出射された光束は、コリメータ系82Bにより平行光束となる。この光束は、トラッキング用信号の検出に使用するサブビームスポットを生成するためのグレーティング83B、偏光ビームスプリッタ84Bを透過し、ダイクロイックプリズム84Cで反射され、ビームエキスパンダ84G、1/4波長板88Bを通過し、ダイクロイックプリズム84Dに入射する。入射した光束は、面84Daを透過し、面84Dbで反射されて、複合対物レンズ91のうち対応する第2対物レンズ部91bを介して第2光ディスクDDの情報記録面MDに集光される。
情報記録面MDでピットや記録マークにより変調されて反射された光束は、再び第2対物レンズ部91bを透過して、ダイクロイックプリズム84D、ビームエキスパンダ84G等を通過した後、ダイクロイックプリズム84Cで反射され、さらに偏光ビームスプリッタ84Bで反射される。反射された光束は、サーボレンズ85Bにより非点収差が与えられ、第2光検出器87B上ヘ入射し、その出力信号を用いて、第2光ディスクDDに記録された情報の読み取り信号が得られる。また、第1光ディスクDBの場合と同様、第2光検出器87B上でのスポットの形状変化、位置変化による光量変化を検出して、合焦検出やトラック検出を行い、対物レンズアクチュエータ200に設けた不図示の磁気回路部により、フォーカシング及びトラッキングのため、複合対物レンズ91すなわち第2対物レンズ部91bを移動させる。
次に、第3光ディスクDCを再生する場合、第2半導体レーザ81Bから例えば波長780nmのレーザ光が出射され、出射された光束は、コリメータ系82Bにより平行光束となる。この光束は、トラッキング用信号の検出に使用するサブビームスポットを生成するためのグレーティング83B、偏光ビームスプリッタ84Bを透過し、ダイクロイックプリズム84Cで反射され、ビームエキスパンダ84G、1/4波長板88Bを通過し、ダイクロイックプリズム84Dに入射する。入射した光束は、面84Daを透過し、面84Dbで反射されて、複合対物レンズ91のうち対応する第2対物レンズ部91bを介して第3光ディスクDCの情報記録面MCに集光される。
情報記録面MCでピットや記録マークにより変調されて反射された光束は、再び第2対物レンズ部91bを透過して、ダイクロイックプリズム84D、ビームエキスパンダ84G等を通過した後、ダイクロイックプリズム84Cで反射され、さらに偏光ビームスプリッタ84Bで反射される。反射された光束は、サーボレンズ85Bにより非点収差が与えられ、第2光検出器87B上ヘ入射し、その出力信号を用いて、第3光ディスクDCに記録された情報の読み取り信号が得られる。また、第2光ディスクDDの場合と同様、第2光検出器87B上でのスポットの形状変化、位置変化による光量変化を検出して、合焦検出やトラック検出を行い、対物レンズアクチュエータ200に設けた不図示の磁気回路部により、フォーカシング及びトラッキングのために、複合対物レンズ91すなわち第2対物レンズ部91bを移動させる。
なお、以上は各光ディスクDB,DD(又はDC)から情報を再生する場合の説明であったが、各半導体レーザ81A,81Bの出力を調整すること等により、各光ディスクDB,DD(又はDC)に情報を記録することもできる。
また、上記光ピックアップ装置では、第1対物レンズ部91aによりBD(又はHD DVD)に対する情報の再生・記録を行い、第2対物レンズ部91bによりDVDやCDに対する情報の再生・記録を行っているが、第1対物レンズ部91aによりBDに対する情報の再生・記録を行い、第2対物レンズ部91bによりHD DVDやDVD、CDに対する情報の再生・記録を行う実施形態とすることもできる。逆に、第1対物レンズ部91aによりHD DVDに対する情報の再生・記録を行い、第2対物レンズ部91bによりBDやDVD、CDに対する情報の再生・記録を行う実施形態とすることもできる。さらに、第1対物レンズ部91aによりCDに対する情報の再生・記録を行い、第2対物レンズ部91bによりDVDに対する情報の再生・記録を行う実施形態とすることもできる。
また、上記光ピックアップ装置の光学系の構成は、単なる例示であり、例えば第1対物レンズ部91a用の光束と、第2対物レンズ部91b用の光束とを同一の光路に導き、情報の再生・記録の対象となる光情報記録媒体の変更に対応して両対物レンズ部91a,91bの配置を切り替えることも可能である。
また、上記実施形態では、複数の対物レンズを搭載する光ピックアップ装置に関し、その複数の対物レンズを、第1対物レンズ部と第2対物レンズ部として一体成形により形成した光ピックアップ装置用の対物レンズの例を説明したが、第1対物レンズ部と第2対物レンズ部とをそれぞれ別個の対物レンズとして成形する場合にも本発明を適用できることは勿論である。
さらに、上記実施形態では、以上のように複数の対物レンズを搭載する光ピックアップ装置の例を説明したが、1つの対物レンズのみを搭載する光ピックアップ装置であってもよく、そのような光ピックアップ装置用の対物レンズとしては、例えばBD専用の対物レンズ、或いはHD DVDとDVDとCDとの互換可能な対物レンズ等、種々多様な光ピックアップ装置用の対物レンズを挙げることができ、そのような光ピックアップ装置用対物レンズの製造に本発明を適用できることも勿論である。
以上実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、上記実施形態では、固定金型61を低熱伝導性の素材からなるボルト69a及びワッシャ69bによって固定プラテン31に固定しているが、可動金型63を低熱伝導性の素材からなるボルトやワッシャによって可動プラテン33に固定することもできる。
また、上記実施形態では、タイバー43a,43bを固定プラテン31に固定しているが、タイバー43a,43bと固定プラテン31との間に、低熱伝導性の素材からなる断熱板を介在させ、低熱伝導性の素材からなるボルト等によってこれらを接続することもできる。
また、上記実施形態では、光学素子として、複合対物レンズ91を成形する場合について説明したが、図1等に示す成形機システム100を用いて、コリメータ系82A,82Bやビームエキスパンダ84G等の光学素子を成形することもできる。
第1実施形態の射出成形装置等を説明する正面図である。 図1の射出成形装置のAA矢視図である。 固定金型のロケートリング周辺を説明する断面図である。 固定金型のロケートリング周辺の別の例を説明する断面図である。 固定金型の固定方法を説明する断面図である。 固定プラテンに対する取出し機の固定方法を説明する断面図である。 スライドガイドに対する可動プラテンの固定方法を説明する図である。 図1等に示す成形機システムを用いて射出成形したレンズの断面図である。 図8のレンズを組み込んだ光ピックアップ装置の光学系を示す図である。
符号の説明
10…射出成形機、 20…支持フレーム、 31…固定プラテン、 31d…ロケートリング孔、 33…可動プラテン、 35…後部プラテン、 40…開閉駆動装置、 41…スライドガイド、 41b…スライダ、 43a,43b…タイバー、 45…トグル機構、 47…アクチュエータ、 50…射出装置、 61…固定金型、 61d…ロケートリング、 62a…リング状部材、 63…可動金型、 66a,67a…断熱板、 68a,68b…断熱板、 69a…ボルト、 69b…ワッシャ、 70…取出し機、 71a…固定部、 71b…ガイドレール、 75…ハンド、 81A,81B…半導体レーザ、 87A,87B…光検出器、 91…レンズ複合対物、 91a…第1対物レンズ部、 91b…第2対物レンズ部、 100…成形機システム、 MP…成形品

Claims (13)

  1. 固定金型を取り付ける固定プラテンと、可動金型を取り付ける可動プラテンとを有し、成形時に前記固定プラテンと前記可動プラテンとの間に前記固定金型と前記可動金型とを挟持して型締めを行う射出成形機を備える成形機システムであって、
    前記射出成形機と射出成形機に接続される周辺機器との間に、前記射出成形機から前記周辺機器への熱移動を抑制する第1熱抑制部材を介在させることを特徴とする成形機システム。
  2. 前記第1熱抑制部材は、低熱伝導性の素材で形成されることを特徴とする請求項1に記載の成形機システム。
  3. 固定金型を取り付ける固定プラテンと、可動金型を取り付ける可動プラテンとを有し、成形時に前記固定プラテンと前記可動プラテンとの間に前記固定金型と前記可動金型とを挟持して型締めを行う射出成形機を備える成形機システムであって、
    前記固定プラテンと前記固定金型のロケートリングの少なくとも外周部分又は当該ロケートリングの周囲に配置される部材との間に、前記固定金型から前記固定プラテンへの熱移動を抑制する第2熱抑制部材を介在させることを特徴とする成形機システム。
  4. 前記第2熱抑制部材は、低熱伝導性の素材で形成され前記ロケートリングの周囲に嵌合するリング状部材であることを特徴とする請求項3に記載の成形機システム。
  5. 前記第2熱抑制部材は、前記ロケートリングとして、全体が低熱伝導性の素材で形成されていることを特徴とする請求項3に記載の成形機システム。
  6. 前記第2熱抑制部材は、交換可能であることを特徴とする請求項3から請求項5までのいずれか一項に記載の成形機システム。
  7. 前記射出成形機と前記射出成形機に接続される周辺機器との間に、前記射出成形機から前記周辺機器への熱移動を抑制する第1熱抑制部材を介在させることを特徴とする請求項3から請求項6までのいずれか一項に記載の成形機システム。
  8. 固定金型を取り付ける固定プラテンと、可動金型を取り付ける可動プラテンとを有し、成形時に前記固定プラテンと前記可動プラテンとの間に前記固定金型と前記可動金型とを挟持して型締めを行う射出成形機を備える成形機システムであって、
    前記固定金型を前記固定プラテンに固定するための締結具が、前記固定金型から前記固定プラテンへの熱移動を抑制する第3熱抑制部材であることを特徴とする成形機システム。
  9. 前記射出成形機と前記射出成形機に接続される周辺機器との間に、前記射出成形機から前記周辺機器への熱移動を抑制する第1熱抑制部材を介在させ、
    前記固定プラテンと前記固定金型のロケートリングの少なくとも外周部分との間に、前記固定金型から前記固定プラテンへの熱移動を抑制する第2熱抑制部材を介在させることを特徴とする請求項8に記載の成形機システム。
  10. 固定金型を取り付ける固定プラテンと、可動金型を取り付ける可動プラテンとを有し、成形時に前記固定プラテンと前記可動プラテンとの間に前記固定金型と前記可動金型とを挟持して型締めを行う射出成形機を備える成形機システムであって、
    前記可動プラテンと前記可動プラテンを移動可能に支持するスライダとの間に、前記可動プラテンから前記スライダへの熱移動を抑制する第4熱抑制部材を介在させることを特徴とする成形機システム。
  11. 前記射出成形機と射出成形機に接続される周辺機器との間に、前記射出成形機から前記周辺機器への熱移動を抑制する第1熱抑制部材を介在させ、
    前記固定プラテンと前記固定金型のロケートリングの少なくとも外周部分との間に、前記固定金型から前記固定プラテンへの熱移動を抑制する第2熱抑制部材を介在させ、
    前記固定金型を前記固定プラテンに固定するための締結具が、前記固定金型から前記固定プラテンへの熱移動を抑制する第3熱抑制部材であることを特徴とする請求項10に記載の成形機システム。
  12. 請求項1から請求項11までのいずれか一項に記載の成形機システムを用いて製造されたことを特徴とする光ピックアップ装置用の光学素子。
  13. 光源と、請求項12に記載の光学素子とを備えたことを特徴とする光ピックアップ装置。
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