JP2008220501A - 食器洗浄機 - Google Patents

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Abstract

【課題】適正な洗剤濃度の洗浄水によって洗浄を行うことのできる食器洗浄機を提供すること。
【解決手段】本発明の食器洗浄機は、洗浄工程と濯ぎ工程とを順次行うサイクル運転コースと、濯ぎ工程のみを行う濯ぎ運転コースとを備える。濯ぎ工程において、用いた濯ぎ水は、洗浄水タンク内に回収して次回の洗浄水として用いる。これにより洗浄水タンク内の洗浄水が希釈されるので、洗剤供給ポンプによって洗剤を供給する。このような食器洗浄機において、サイクル運転コースを選択実行した際に、前回の運転コースが濯ぎ運転コースであったことが検出された場合は、サイクル運転コース終了後よりも洗浄水タンク内の洗浄水が低下しているので、洗剤供給ポンプによって供給する洗剤投入量を増加させる。よって、前回運転したコースにかかわらず、洗浄水の洗剤濃度を適正な値にすることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、食器の洗浄及び濯ぎを行う食器洗浄機に関する。
特許文献1には、標準コースとすすぎのみコースとを備える家庭用の食器洗浄機について記載されている。標準コースでは、洗剤を含む洗浄水で食器を洗浄する洗浄工程を行い、その後に、きれいな濯ぎ水で食器を濯ぐ濯ぎ工程を行う。すすぎコースでは、洗浄工程を行わず、食器を濯ぐ濯ぎ工程のみを行う。
特開2000−157480号公報
一般的に、業務用の食器洗浄機は、上記特許文献1に記載された標準コースに相当するコースとして、サイクル運転コースを備えている。サイクル運転コースは、洗浄工程と濯ぎ工程とを1サイクルとして連続運転を行うコースである。サイクル運転コースの洗浄工程においては、洗浄室内に収容された食器に洗浄水タンクに溜めた洗浄水を噴射して食器を洗浄する。噴射された洗浄水は、洗浄水タンク内に回収されることにより、循環して洗浄に用いられる。濯ぎ工程においては、きれいな濯ぎ水を食器に噴射して食器を濯ぐ。噴射された濯ぎ水は、洗浄水タンク内に回収されて次回の洗浄水として用いられる。
濯ぎ工程を行うと、濯ぎ水が洗浄水タンク内に回収されるので、洗浄水タンク内の洗浄水の洗剤濃度が低下する。そのため、次回のサイクルの洗浄工程を行う際には洗浄水タンク内に新たな洗剤を供給して、洗浄工程中に用いる洗浄水の洗剤濃度を適正に保つようにしている。
しかしながら、サイクル運転コースに加えて、特許文献1に記載のすすぎのみコースに相当する濯ぎ運転コースが設定されている食器洗浄機では、濯ぎ運転コースを運転する場合は洗剤を洗浄水タンク内に供給しないので、濯ぎ運転コース運転後における洗浄水タンク内の洗浄水の洗剤濃度はサイクル運転コース運転後より低下する。すると、洗浄工程を行う際に予定された洗剤量を洗浄水タンク内に供給しても、洗浄水タンク内の洗浄水の洗剤濃度を適正な洗剤濃度にすることができない。
そこで本発明は、適正な洗剤濃度の洗浄水によって洗浄を行うことのできる食器洗浄機を提供することを目的とする。
本発明の食器洗浄機は、食器が収容された洗浄室内に洗浄水タンクから洗浄水を供給することで食器の洗浄を行う洗浄工程と洗浄室内に濯ぎ水を供給することで食器の濯ぎを行う濯ぎ工程とを順次行うサイクル運転コースと、濯ぎ工程のみを行う濯ぎ運転コースと、サイクル運転コースと濯ぎ運転コースとを選択実行可能な選択手段と、洗浄水タンク内に洗剤を供給する洗剤供給手段を制御する制御手段とを備え、洗浄室内に供給した濯ぎ水を洗浄水タンク内に回収することで次回の洗浄水として用いる食器洗浄機において、制御手段は、サイクル運転コースが選択実行された際に、前回の運転コースが濯ぎ運転コースであったことが検出された場合は、洗浄工程時に洗剤供給手段によって供給される洗剤投入量が、サイクル運転コースで予定された洗剤投入量より所定量だけ増加されるように洗剤供給手段を制御することを特徴とする。
本発明の食器洗浄機では、濯ぎ運転コース後にサイクル運転コースを運転する場合は、サイクル運転コース後に再度サイクル運転コースを運転する場合及び電源投入して初期給湯が終わった直後にサイクル運転コースを運転する場合より、洗浄工程時における洗剤投入量を所定量だけ増加させる。濯ぎ運転コースを運転することによってサイクル運転コースを運転した場合より洗浄水タンク内の洗浄水の洗剤濃度が低下するが、その分だけ多く洗剤を供給することができる。従って、食器の洗浄を行う際に、前回運転したコースにかかわらず、洗浄水タンク内の洗浄水の洗剤濃度を適正な値にすることができる。
好ましくは、サイクル運転コース間における濯ぎ運転コースの運転回数をカウントするカウント手段を備え、制御手段は、カウント手段によってカウントされた回数に基づいて、洗剤供給手段によって供給される洗剤の増加量を制御する。
これにより、サイクル運転コースを運転する場合、最後にサイクル運転コースを運転した後に濯ぎ運転コースを運転した回数に基づいて、供給する洗剤の増加量が制御される。濯ぎ運転コースを連続して運転することにより、徐々に洗剤濃度が低下するが、サイクル運転コースを運転する際には、洗剤濃度が低下した分だけ多く洗剤を供給することができる。従って、洗浄工程を行う際に、洗浄水タンク内の洗浄水の洗剤濃度をより精度よく適正な値にすることができる。
本発明の食器洗浄機によれば、適正な洗剤濃度の洗浄水によって洗浄を行うことができる。これにより、高い洗浄力を保つことができる。
以下、本発明に係る食器洗浄機の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1に示す食器洗浄機1は、食器の洗浄及び濯ぎを行う装置である。この食器洗浄機1は、上下に仕切られたステンレス製の本体ケース2を有している。本体ケース2において仕切られた下側は、機械室3として機能している。この機械室3内には、食器洗浄機1の動作全般を制御するマイクロコンピュータ(以下「マイコン」という)4が内蔵された電装ボックス6等が収容されている。一方、本体ケース2の上側は、洗浄室7として機能しており、この洗浄室7の開閉を行うために上下動するドア(図示せず)が取り付けられている。
この洗浄室7内には、ラックレール(図示せず)が着脱自在に配置されており、このラックレール上に、飲食後の皿や茶碗等の食器Pが並べられた格子状の食器ラック8が載置される。洗浄室7の上部には、放射状に延びる3本のアームからなる上側洗浄ノズル9と、2本のアームからなる上側濯ぎノズル11とがそれぞれ回転自在に配置されている。同様に、洗浄室7の下部には、放射状に延びる3本のアームからなる下側洗浄ノズル12と、2本のアームからなる下側濯ぎノズル13とがそれぞれ回転自在に配置されている。したがって、食器ラック8に並べられた食器Pには、洗浄工程において洗浄ノズル9,12によって上下から洗浄水が噴射され、濯ぎ工程において濯ぎノズル11,13によって上下から濯ぎ水が噴射されるため、食器Pの洗浄及び濯ぎが効率良く行われる。
このように構成された洗浄室7の底面7aには、第1のフィルタ14が着脱自在に配置されており、この第1のフィルタ14の下方には、洗浄水を貯留するための洗浄水タンク15が形成されている。この洗浄水タンク15内には、温水である洗浄水を所定温度に維持するための洗浄水ヒータ16と、この洗浄水の温度を検知するための洗浄水温センサ17とが設置されている。
さらに、洗浄水タンク15の底面15aには、第1のフィルタ14より目の細かい第2のフィルタ18が着脱自在に配置されており、この第2のフィルタ18の下方には、底面15aの一部が落ち込むようにして落込部19が形成されている。この落込部19の底面19aには排水管20が接続されており、この排水管20には、第2のフィルタ18の筒状部18aを貫通して上端部が洗浄水タンク15内に位置するオーバーフロー管21の下端部が嵌め込まれている。したがって、余剰な洗浄水は、オーバーフロー管21の上端部に形成された流入孔から管内に流れ込み、排水管20を介して外部に排出されるため、洗浄水タンク15内の洗浄水が一定水位に保たれる。
この洗浄水タンク15の落込部19には、洗浄水吸込管22を介して洗浄ポンプ23が接続されている。この洗浄ポンプ23の吐出口には洗浄水吐出管24が接続され、この洗浄水吐出管24は、第1の洗浄水吐出管25と第2の洗浄水吐出管26とに分岐して、第1の洗浄水吐出管25は上側洗浄ノズル9に接続され、第2の洗浄水吐出管26は下側洗浄ノズル12に接続されている。
また、機械室3内には、外部の給湯器(図示せず)から給湯管27を介して濯ぎ水が供給される濯ぎ水タンク28が配置されている。この濯ぎ水タンク28内には、温水である濯ぎ水を所定温度に維持するための濯ぎ水ヒータ29と、この濯ぎ水の温度を検知するための濯ぎ水温センサ31とが設置されている。さらに、濯ぎ水タンク28内には、余剰な濯ぎ水を外部に排出して一定水位に保つためのオーバーフロー管32が設置されており、その上端部から管内に流入した濯ぎ水は、排水管20を介して外部に排出される。
この濯ぎ水タンク28には、濯ぎ水吸込管33を介して濯ぎポンプ34が接続されている。この濯ぎポンプ34の吐出口には濯ぎ水吐出管36が接続され、この濯ぎ水吐出管36は、第1の濯ぎ水吐出管37と第2の濯ぎ水吐出管38とに分岐して、第1の濯ぎ水吐出管37は上側濯ぎノズル11に接続され、第2の濯ぎ水吐出管38は下側濯ぎノズル13に接続されている。
さらに、機械室3内には、洗浄水タンク15内の洗浄水に混入させるための液状又は粉状の洗剤Wを貯留した洗剤タンク39が配置されている。この洗剤タンク39には、洗剤吸込管41を介して洗剤供給ポンプ42が接続されている。この洗剤供給ポンプ42の吐出口には洗剤吐出管43の一端が接続されており、この洗剤吐出管43の他端43aは、洗浄室7内に位置して下方に向かって開口している。
このように構成された食器洗浄機1は、サイクル運転コースと濯ぎ運転コースとを備え、このサイクル運転コースと濯ぎ運転コースとのいずれか一方を選択実行可能な操作パネル44を備える。操作パネル44は、電源スイッチ45、サイクル運転コースのスイッチ46、及び濯ぎ運転コースのスイッチ47を含んで構成されている。
サイクル運転コースでは、1サイクルの運転を連続して行う。1サイクルでは、洗剤を含む洗浄水で食器を洗浄する洗浄工程を行い、その後に、きれいな濯ぎ水で食器を濯ぐ濯ぎ工程を行う。濯ぎ運転コースでは、洗浄工程を行わず、食器を濯ぐ濯ぎ工程のみを行う。通常は、食器を洗浄するためにサイクル運転コースが運転され、時折、食器ラック8等を濯ぐために濯ぎ運転が運転される。
サイクル運転コースの1サイクル運転は、食器洗浄機1の次のような動作によって実行される。電源スイッチ45がONされると、濯ぎ水タンク28内の温水を濯ぎポンプ34によって洗浄室7へ噴射することにより、洗浄水タンク15内へ温水が供給される。これにより初期給湯が行われる。そして、初期給湯量に合った量の洗剤が洗浄水タンク15内へ供給されて、洗浄水タンク15内の洗浄水の洗剤濃度が所定濃度となる。その後、サイクル運転コースのスイッチ46がONされると、マイコン4から洗浄開始信号が送出されて洗浄ポンプ23が始動する。これにより、洗浄水タンク15内に貯留された洗浄水は、洗浄水吐出管24等を介して上下の洗浄ノズル9,12に圧送されて、各洗浄ノズル9,12から食器Pに向けて噴射される。このとき、各洗浄ノズル9,12は噴射力の反力によって回転し続けるため、洗浄水が食器Pに満遍なく当てられて、食器Pの汚れが効率良く洗い落とされる。
この食器Pに噴射された洗浄水は、食器Pから洗い落とされた残菜などが第1のフィルタ14によって取り除かれつつ洗浄水タンク15内に回収される。さらに、第2のフィルタ18によって細かい残菜が取り除かれた後、洗浄ポンプ23により再び洗浄室7内に循環供給される。
このような洗浄工程が所定時間行われると、マイコン4から洗浄終了信号が送出されて洗浄ポンプ23が停止し、マイコン4から濯ぎ開始信号が送出されて濯ぎポンプ34が始動する。これにより、濯ぎ水タンク28内に貯留された濯ぎ水は、濯ぎ水吐出管36等を介して上下の濯ぎノズル11,13に圧送されて、各濯ぎノズル11,13から食器Pに向けて噴射される。このとき、各濯ぎノズル11,13もまた、噴射力の反力によって回転し続けるため、濯ぎ水が食器Pに満遍なく当てられて、食器Pの濯ぎが効率良く行われる。
この食器Pに噴射された濯ぎ水は、第1のフィルタ14を介して洗浄水タンク15内に回収されて洗浄水と混ざり合い、次回の洗浄工程における洗浄水として使用される。このような濯ぎ工程が所定時間行われると、マイコン4から濯ぎ終了信号が送出されて濯ぎ水ポンプ34が停止し、食器洗浄機1におけるサイクル運転コースの1サイクルの動作が完了する。
次に、濯ぎ運転コースの運転は、食器洗浄機1の次のような動作によって実行される。食器洗浄機1では、電源スイッチ45及び濯ぎ運転コースのスイッチ46がONされると、マイコン4から濯ぎ開始信号が送出されて上述した濯ぎ工程が実行される。濯ぎ工程が所定時間行われると、マイコン4から濯ぎ終了信号が送出されて濯ぎ水ポンプ23が停止し、食器洗浄機1における濯ぎ運転の動作が完了する。
濯ぎ工程を行うと、濯ぎ水が洗浄水タンク内に回収されるので、洗浄水タンク内の洗浄水の洗剤濃度が低下する。そのため、洗浄工程を行う際には洗浄水タンク内に新たな洗剤を供給することが必要である。そこで、洗浄工程を行う際には、洗剤タンク39内に貯留された洗剤Wが洗剤供給ポンプ42により洗剤吐出管43内を圧送されて、洗剤吐出管43の他端43aから洗浄室7内に滴下される。この滴下された洗剤Wは、濯ぎ水と混ざり合って洗浄水タンク15内に流入するので、洗剤が洗浄水タンク内に供給される。
また、濯ぎ運転コースを運転する場合は洗剤を洗浄水タンク内に供給しないので、濯ぎ運転コース後における洗浄水タンク内の洗浄水の洗剤濃度はサイクル運転コース運転後より低下する。よって、濯ぎ運転コースを行った後に、サイクル運転コースを開始しようとすると、洗浄工程において洗剤が供給されたとしても、サイクル運転コース後に再度サイクル運転コースを行い、洗浄工程において洗剤を供給したときよりも、洗浄水タンク内の洗浄水の洗剤濃度は低い。洗剤の濃度が低い洗浄水で洗浄工程を行うと、食器の汚れ落ちが悪くなる。
そこで、洗浄水タンク15内の洗浄水を適正な洗剤濃度に保つために、食器洗浄機1では、マイコン4が洗剤供給ポンプ42を制御し、洗剤供給ポンプ42によって供給される洗剤量を調整している。
このマイコン4及び洗剤供給ポンプ42による洗剤供給動作を含めて食器洗浄機1の動作を説明すると共に、洗剤量を調整する制御方法について説明する。
図2に示すように、運転が開始されると、サイクル運転コースのスイッチ46がONとなっている場合(ステップS1でYES)、マイコン4から洗浄開始信号が出力されて、サイクル運転コースの運転が開始される(ステップS2)。
そして、洗浄工程が開始されると、マイコン4は、洗剤投入量を設定する(ステップS3)。洗剤投入量を設定するに当たって、マイコン4は、前回サイクル運転コースが運転された後から今回サイクル運転コースが選択実行されるまでの間に濯ぎ運転コースを行った回数Nをメモリから読み出す。マイコン4は、濯ぎ運転コースの運転回数Nが0である場合、前回の運転コースが濯ぎ運転でないと検知して、洗剤投入量の設定値を予定された洗剤投入量Aに設定する。
マイコン4は、回数Nが0より大きい場合、前回の運転コースが濯ぎ運転であると検知して、洗剤投入量の設定値を予定された洗剤投入量Aより所定量αだけ増加する。所定量αは、基本量aに濯ぎ運転コースの運転回数Nを掛け合わせた量(a×N)とする。よって、この場合、洗剤投入量の設定値は、(A+a×N)となる。なお、濯ぎ運転コースの運転回数Nと洗剤投入量の設定値との対応関係は、データテーブルとしてマイコン4のメモリに予め保存されている。
このようにして設定された洗剤投入量が洗剤供給ポンプ42によって供給されるように、マイコン4は、洗剤供給信号を洗剤投入量に応じた時間だけ洗剤供給ポンプ42へ出力する。この洗剤供給信号を入力した洗剤供給ポンプ42は、設定された洗剤投入量を洗浄水タンク15内へ供給する(ステップS4)。これにより、設定された量の洗剤が洗浄工程中に投入される。洗浄工程が終了すると、続いて濯ぎ工程が実行されて、1サイクルの運転が終了する(ステップS5)。すると、マイコン4は、メモリ内に記憶された濯ぎ運転コースの運転回数Nをクリアする(ステップS6)。
次に、濯ぎ運転コースの運転回数Nがクリアされた後、又は、ステップ1においてサイクル運転コースのスイッチ46がOFFであった場合(ステップS1でNO)、濯ぎ運転コースのスイッチ47がONであれば(ステップS7でYES)、濯ぎ運転コースの運転が開始される(ステップS8)。濯ぎ運転コースの運転が終了すると(ステップS9)、マイコン4が、濯ぎ運転コースの運転回数Nをカウントし、メモリ内に濯ぎ運転コースの運転回数Nを記憶する(ステップS10)。
一方、ステップS7において濯ぎ運転コースのスイッチ47がOFFであり(ステップS7でNO)、電源スイッチ45がONであれば(ステップS11でYES)、ステップS1に戻り、以後ステップS1〜ステップS11が繰返される。ステップ11において電源スイッチ45がOFFであれば(ステップS11でNO)、運転を終了する。
本実施形態の食器洗浄機1では、濯ぎ運転コース後にサイクル運転コースを運転する場合は、サイクル運転コース後に再度サイクル運転コースを運転する場合及び電源投入して初期給湯が終わった直後にサイクル運転コースを運転する場合より、洗浄工程時における洗剤投入量を所定量だけ増加させる。濯ぎ運転コースを運転することによってサイクル運転コースを運転した場合より洗浄水タンク内の洗浄水の洗剤濃度が低下するが、その分だけ多く洗剤を供給することができる。従って、食器の洗浄を行う際に、前回運転したコースにかかわらず、洗浄水タンク内の洗浄水の洗剤濃度を適正な値にすることができる。よって、前回運転したコースにかかわらず、高い洗浄力を保つことができる。
また、本実施形態の食器洗浄機1では、サイクル運転コース間における濯ぎ運転コースの運転回数Nをカウントし、その回数Nに基づいて、洗剤投入量を設定する。そして、設定した洗剤投入量が投入されるように洗剤供給ポンプ42を制御する。これにより、サイクル運転コースを選択実行する際に、最後にサイクル運転コースを運転した後に濯ぎ運転コースを運転した回数に基づいて、供給する洗剤の増加量が制御される。濯ぎ運転コースを連続して運転することにより、徐々に洗剤濃度が低下するが、サイクル運転コースを運転する際には、洗剤濃度が低下した分だけ多く洗剤を供給することができる。従って、洗浄工程を行う際に、洗浄水タンク内の洗浄水の洗剤濃度をより精度よく適正な値にすることができる。
ところで、濯ぎ運転コースを運転することによってサイクル運転コースを運転した場合より洗浄水タンク内の洗浄水の洗剤濃度が低下しないようにするために、濯ぎ工程において洗剤を供給するように設定した食器洗浄機が従来からある。この場合、サイクル運転コースの濯ぎ工程においても、濯ぎ運転コースの濯ぎ工程においても、同様に洗剤を供給する。
ところが、一般的な業務用の食器洗浄機では、濯ぎ工程において食器に噴射した濯ぎ水のうち余剰な濯ぎ水は、洗浄水タンクからオーバーフローして排水される。このような食器洗浄機において、濯ぎ工程中に洗剤を洗浄室に投入すると、洗剤投入口の位置によって、ほぼ原液の洗剤を排水したり、洗剤濃度が薄い部分を排水したりするため、洗浄水中の洗剤濃度が安定しない。
更に、濯ぎ工程中に洗剤を供給する場合、食器に洗剤の原液が付着すると、濯ぎ工程中に洗剤を濯ぎきれず、洗剤を濯ぎ残してしまう虞がある。よって、濯ぎ中に供給した洗剤が食器に付着しないようにする必要がある。このため、洗剤供給機構の構造が複雑になるので問題がある。それに対して、本実施形態の食器洗浄機1では、洗浄工程において洗剤を投入するので、洗剤の投入時に洗剤の原液が食器に付着したとしても、洗浄工程において洗剤の原液を洗い流し、濯ぎ工程において十分に濯ぎを行うことができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、濯ぎ運転コースの連続した回数をカウントすることなく、濯ぎ運転コースを行った後、次にサイクル運転コースを行う場合、常に洗剤投入量を、予定された洗剤投入量Aの単に2倍に設定してもよい。
この場合、マイコン4は、濯ぎ運転コースの終了を検知すると、次にサイクル運転コースの1サイクル運転が終了するまで、濯ぎ運転コースを実行した旨をメモリ内に記憶する。そして、マイコン4は、サイクル運転コースを行う際に、メモリに濯ぎ運転コースを実行した旨が記憶されていた場合に、洗剤投入量が予定された洗剤投入量Aの2倍となるように、洗剤供給ポンプ42を制御する。実際には、濯ぎ運転コースを連続して2回以上行うことは稀であるので、このようにすることにより、制御を簡易化することができる。
また、マイコン4によって行われる濯ぎ運転コースのカウントを3回までとしてもよい。この場合、濯ぎ運転コースが3回以上連続して運転された場合は、洗剤投入量は(A+3a)の一定となる。洗浄水タンク15内の洗浄水の洗剤濃度は、濯ぎ運転コースの運転によって希釈されるが、3回目以降の運転による希釈の度合いの変化は小さい。よって、洗剤投入量を最大(A+3a)とすることにより、洗剤投入量を適切に設定することができる。
また、上記実施形態では、洗剤供給ポンプ42及び洗剤タンク39と、洗剤吸込管41及び洗剤吐出管43とを含む洗剤供給機構を内蔵しているが、この洗剤供給機構を有する洗剤供給装置を食器洗浄機に外付けで接続するように構成してもよい。この場合、食器洗浄機が備えるマイコンから洗剤供給装置へ洗剤供給信号を出力し、洗剤供給装置は、洗剤供給信号によって設定された量の洗剤を洗浄室7へ供給する。
本発明に係る食器洗浄機の一実施形態を示す断面図である。 図1に示す食器洗浄機による運転動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1…食器洗浄機、4…マイクロコンピュータ(制御手段、カウント手段)、7…洗浄室、15…洗浄水タンク、42…洗剤供給ポンプ(洗剤供給手段)、44…操作パネル(選択手段)、P…食器、W…洗剤。

Claims (2)

  1. 食器が収容された洗浄室内に洗浄水タンクから洗浄水を供給することで前記食器の洗浄を行う洗浄工程と前記洗浄室内に濯ぎ水を供給することで前記食器の濯ぎを行う濯ぎ工程とを順次行うサイクル運転コースと、前記濯ぎ工程のみを行う濯ぎ運転コースと、前記サイクル運転コースと前記濯ぎ運転コースとを選択実行可能な選択手段と、前記洗浄水タンク内に洗剤を供給する洗剤供給手段を制御する制御手段とを備え、前記洗浄室内に供給した濯ぎ水を前記洗浄水タンク内に回収することで次回の洗浄水として用いる食器洗浄機において、
    前記制御手段は、前記サイクル運転コースが選択実行された際に、前回の運転コースが前記濯ぎ運転コースであったことが検出された場合は、前記洗浄工程時に前記洗剤供給手段によって供給される洗剤投入量が、前記サイクル運転コースで予定された洗剤投入量より所定量だけ増加されるように前記洗剤供給手段を制御することを特徴とする食器洗浄機。
  2. 前記サイクル運転コース間における前記濯ぎ運転コースの運転回数をカウントするカウント手段を備え、
    前記制御手段は、前記カウント手段によってカウントされた回数に基づいて、前記洗剤供給手段によって供給される洗剤の増加量を制御することを特徴とする請求項1に記載の食器洗浄機。
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