JP2008220479A - 放射線画像撮影装置及びその処理方法 - Google Patents

放射線画像撮影装置及びその処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】放射線検出器によって検出された大量の放射線画像情報を無駄なく効率的に送信することを目的とする。
【解決手段】放射線検出器54において、放射線変換パネル72及び74から読み取った放射線画像情報を構成するシリアル信号SA及びSBの組み合わせを信号組み合わせ判定回路84によって判定し、その組み合わせに従い、振幅・位相変調器86において、シリアル信号SAを振幅変調信号に変調するとともに、この振幅変調信号の位相をシリアル信号SBに従って変調することで、振幅位相変調信号として光ファイバ66を介してコンソール64に送信する。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数の放射線検出素子が二次元状に配列されてなる放射線検出器を有し、放射線源から出力された放射線を被写体を介して前記放射線検出器に照射して放射線画像の撮影を行う放射線画像撮影装置及びその処理方法に関する。
被写体に放射線を照射し、被写体を透過した放射線を放射線変換パネルに導いて放射線画像情報を記録する放射線画像撮影装置が広汎に使用されている。この場合、放射線変換パネルとしては、蛍光体に放射線画像情報としての放射線エネルギを蓄積し、励起光を照射することで放射線画像情報を輝尽発光光として取り出すことのできる蓄積性蛍光体パネルが知られている。
ところで、医療分野においては、近年、放射線画像情報を放射線変換パネルに記録した後、直ちに読み出して診断等に利用できることが要請されている。このような要請に対応すべく、蓄積性蛍光体パネルに代えて、照射された放射線を電気信号に直接変換して読み出すことのできるCCD固体センサやアモルファスシリコンを用いた半導体センサが使用可能になってきている。
一方、このような放射線変換パネルにおいては、さらなる高精細化(高画素化)、大面積化が進んでいる。そのため、放射線変換パネルに記録された大量の放射線画像情報を診断装置等に対して高速に送信できる技術の開発が重要になってきている。
そこで、例えば、特許文献1では、光ファイバを用いて放射線画像情報を高速に送信する放射線画像撮影装置を提案している。図13は、この放射線画像撮影装置2の概略構成を示す。
放射線画像撮影装置2は、放射線画像情報を撮影する撮影部4と、撮影部4を制御するとともに、撮影部4から送信された放射線画像情報を処理する制御部6とを備える。撮影部4では、半導体センサ等からなる放射線変換パネル8に対して放射線画像情報が記録される。放射線変換パネル8から読み出された放射線画像情報は、A/D変換器10a、10bによってデジタル信号に変換された後、マルチプレクサ12で出力が切り替えられる。なお、この例では、放射線変換パネル8を2つの領域A、Bに分割し、各領域A、Bから読み出された放射線画像情報がマルチプレクサ12によって交互に切り替えられて処理されるものとする。マルチプレクサ12によって切り替えられた放射線画像情報は、パラレル/シリアル変換器14でシリアル信号に変換され、電/光変換器16で光信号に変換された後、光ファイバ18を介して制御部6に送信される。制御部6では、送信された光信号が光/電変換器20で電気信号に変換され、シリアル/パラレル変換器22でシリアル信号に変換された後、CPU24により各領域A、Bの放射線画像情報の並べ替えが行われて画像が再生される。
図14は、撮影部4のパラレル/シリアル変換器14から電/光変換器16に供給されるシリアル信号と、電/光変換器16から光ファイバ18を介して制御部6に送信される光信号との関係の説明図である。
図14において、放射線変換パネル8の領域Aから読み出された放射線画像情報のシリアル信号をSAk、SAk+1、SAk+2、…、領域Bから読み出された放射線画像情報のシリアル信号をSBk、SBk+1、SBk+2、…とする。これらのシリアル信号は、マルチプレクサ12によって交互に切り替えられて電/光変換器16に供給される。電/光変換器16では、シリアル信号が振幅変調された光信号に変換される。この場合、シリアル信号の「1」又は「0」が光信号の振幅の大小によって表される。
特開2002−199388号公報
しかしながら、上記のように光ファイバ18を利用したとしても、送信すべきデータ量自体は変わらないため、信号の高速送信には、自ずと限界がある。
本発明は、前記の不具合に鑑みなされたものであり、放射線検出器によって検出された大量の放射線画像情報を、無駄なく効率的に送信することができる放射線画像撮影装置及びその処理方法を提供することを目的とする。
本発明の放射線画像撮影装置は、複数の放射線検出素子が二次元状に配列されてなる放射線検出器を有し、放射線源から出力された放射線を被写体を介して前記放射線検出器に照射して放射線画像の撮影を行う放射線画像撮影装置において、
前記放射線検出器によって検出された放射線画像情報を二組の放射線画像情報に分割し、一方の組の放射線画像情報を振幅変調信号に変調するとともに、前記振幅変調信号の位相を他方の組の放射線画像情報に従って変調して振幅位相変調信号とする振幅位相変調器を備え、
前記振幅位相変調信号を放射線画像情報として送信することを特徴とする。
また、本発明の放射線画像情報処理方法は、複数の放射線検出素子が二次元状に配列されてなる放射線検出器に対して、被写体を介して放射線を照射することで放射線画像の撮影を行う放射線画像撮影装置において、
前記放射線検出器によって検出された放射線画像情報を二組の放射線画像情報に分割し、一方の組の放射線画像情報を振幅変調信号に変調するとともに、前記振幅変調信号の位相を他方の組の放射線画像情報に従って変調することで振幅位相変調信号を生成し、前記振幅位相変調信号を放射線画像情報として送信することを特徴とする。
本発明によれば、放射線画像情報を二組に分割し、振幅変調信号と位相変調信号とを合成した振幅位相変調信号に変換して送信することで、放射線画像情報の容量を半減させることができる。これにより、大量の放射線画像情報を効率的に送信することができる。
また、必要な放射線画像情報の範囲内で振幅位相変調信号を生成することにより、送信する放射線画像情報の容量をさらに減少させ、送信速度の一層の向上を図ることができる。
図1は、本発明の放射線画像撮影装置及びその処理方法が適用される、例えば、病院内の放射線科を中心として構築された医療支援システムの構成図である。
この医療支援システムは、放射線科に設置される本実施形態の放射線画像撮影装置30と、放射線画像撮影装置30によって取得した放射線画像情報を、院内ネットワーク32を介して受信して診断等を行う診断装置34と、院内ネットワーク32に接続され、放射線画像情報を保存する画像保存装置36と、放射線画像情報の管理を行う放射線画像情報管理装置38とを備える。なお、院内ネットワーク32には、放射線画像情報を取得する他の複数のモダリティを接続することができる。
放射線画像撮影装置30は、被写体40に放射線Xを照射して放射線画像情報の撮影を行う撮影部42と、撮影部42を制御する制御部44とから構成される。
撮影部42は、冷却部46が一体化され、放射線Xを出力する放射線源48と、放射線源48にアーム部材50を介して連結され、冷却部52が一体化され、被写体40を透過した放射線Xを検出する放射線検出器54とを備える。放射線検出器54は、被写体40が位置決めされる撮影台としても機能する。なお、放射線源48には、被写体40に照射される放射線Xの照射範囲を調整可能なコリメータ56が装着される。
放射線源48及び放射線検出器54は、被写体40の撮影姿勢等を任意に設定すべく、駆動部58によって位置調整が可能に構成される。また、放射線検出器54は、図2に示すように、放射線源48に対する位置及び姿勢を設定すべく、駆動部60(調整部)によって矢印X方向、Y方向及びθ方向に調整が可能に構成される。
制御部44は、放射線源48を制御するとともに、駆動部58を制御して放射線源48及び放射線検出器54の位置を調整し、また、コリメータ56を制御して放射線Xの照射範囲を調整するX線源制御部62と、放射線検出器54を制御して、記録された放射線画像情報を取得するとともに、駆動部60を制御して放射線検出器54の位置及び姿勢を調整するコンソール64(生成範囲設定部)とを備える。この場合、放射線検出器54とコンソール64とは、放射線検出器54から放射線画像情報を高速に送信すべく、光ファイバ66によって接続される。なお、コンソール64には、放射線画像撮影装置30を操作する放射線技師からの入力を受け付ける入力部68と、各種情報を表示するためのモニタ70とが接続される。
図3は、放射線検出器54及びコンソール64の処理回路の構成ブロック図を示す。
放射線検出器54は、二次元状に配列された多数の光電変換素子を有し、一体的に接続された2枚の放射線変換パネル72及び74(検出パネル)を備える。このように、2枚の放射線変換パネル72及び74を用いることにより、広い面積の検出域を有する放射線検出器54を安価に提供することができる。なお、これらの放射線変換パネル72及び74を1枚の放射線変換パネルで構成し、その検出域を2つに分割してもよい。
放射線変換パネル72及び74によって検出された放射線画像情報は、A/D変換器76及び78によってデジタル信号に変換された後、パラレル/シリアル変換器80及び82によってシリアル信号に変換され、信号組み合わせ判定回路84において、放射線変換パネル72の検出域Aで検出されたシリアル信号SAと、放射線変換パネル74の検出域Bで検出されたシリアル信号SBとの組み合わせが1ビット毎に判定され、その判定結果が振幅・位相変調器86に出力される。
この場合、シリアル信号SA及びSBの各ビットは、1又は0であるから、その組み合わせは4種類である。振幅・位相変調器86は、これらの4種類の組み合わせの判定結果に従ってシリアル信号SA及びSBを合成し、振幅及び位相を変調した振幅位相変調信号に変換する。
図4は、シリアル信号SA及びSBの組み合わせである組み合わせ信号SABk、SABk+1、SABk+2、…と、組み合わせ信号SABk、SABk+1、SABk+2、…に従って振幅・位相変調器86で生成された振幅位相変調信号とを示す。振幅・位相変調器86は、組み合わせ信号SABkが、1のシリアル信号SAと1のシリアル信号SBとからなるとき、シリアル信号SAを大きな振幅からなる振幅変調信号に変調するとともに、この振幅変調信号をシリアル信号SBを表す位相0から始まる振幅位相変調信号に変換し、0のシリアル信号SBからなるときには、振幅変調信号を位相πから始まる振幅位相変調信号に変換する。また、振幅・位相変調器86は、組み合わせ信号SABkが、0のシリアル信号SAと1のシリアル信号SBとからなるとき、シリアル信号SAを小さな振幅からなる振幅変調信号に変調するとともに、この振幅変調信号をシリアル信号SBを表す位相0から始まる振幅位相変調信号に変換し、0のシリアル信号SBからなるときには、振幅変調信号を位相πから始まる振幅位相変調信号に変換する。もちろん、シリアル信号SBを表す位相は、1のシリアル信号SBと0のシリアル信号SBとを判別できるものであれば、0、π以外であってもよい。
振幅・位相変調器86によって変調された振幅位相変調信号は、電/光変換器88によって光信号に変換された後、光ファイバ66を介してコンソール64の光/電変換器90に送信される。コンソール64は、光/電変換器90によって変換された振幅位相変調信号をシリアル信号SA及びSBに復調する復調器92と、復調されたシリアル信号SA及びSBをパラレル信号に変換するシリアル/パラレル変換器94及び96と、各検出域A及びBより得られたパラレル信号からなる放射線画像情報を並べ替えて画像を再生するとともに、院内ネットワーク32を介して外部装置との送受信を行うCPU98とを備える。
図5は、放射線変換パネル72及び74の回路構成を示す。放射線変換パネル72及び74は、二次元状に配列された多数の光電変換素子100を有する。この場合、各光電変換素子100は、放射線Xが照射されることによりキャリアを生成する放射線感応型の物質、例えば、アモルファスセレン(a−Se)によって構成することができる。なお、アモルファスセレンは、高温になると構造が変化してしまうため、冷却部52によって所定の温度となるように冷却される。 各光電変換素子100には、TFTからなる転送部102を介して、ゲート線104及び信号線106が接続される。ゲート線104には、図3に示す放射線変換パネル72及び74の接続ライン108と平行に配列された光電変換素子100に接続された転送部102をオンオフ制御する制御信号がライン走査駆動部110から供給される。この場合、ライン走査駆動部110は、ゲート線104を切り替える複数のスイッチSW1と、スイッチSW1の1つを選択する選択信号を出力するアドレスデコーダ112とを備える。アドレスデコーダ112には、制御部114からアドレス信号が供給される。
また、信号線106には、接続ライン108と直交する方向に配列された光電変換素子100に接続された転送部102を介して放射線画像情報に係る信号を取り出す増幅器116が接続される。増幅器116には、サンプルホールド回路118を介してマルチプレクサ120が接続される。マルチプレクサ120は、信号線106を切り替える複数のスイッチSW2と、スイッチSW2の1つを選択する選択信号を出力するアドレスデコーダ122とを備える。スイッチSW2には、A/D変換器76及び78が接続される。アドレスデコーダ122には、制御部114からアドレス信号が供給される。なお、制御部114は、コンソール64のCPU98から供給される制御信号に従ってアドレスデコーダ112及び122に転送部102を選択するアドレス信号を供給する。
本実施形態の医療支援システムは、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作について説明する。
放射線画像撮影装置30において、被写体40を放射線検出器54の所定位置に位置決めした後、放射線技師は、コンソール64に接続された入力部68を用いてX線源制御部62に撮影条件を設定するとともに、駆動部58及び60を制御して、放射線源48及び放射線検出器54の位置及び/又は姿勢を調整し、また、コリメータ56を移動させ、被写体40に対する放射線Xの照射範囲を調整する。以上の準備作業が完了した後、X線源制御部62は、放射線源48を制御して放射線Xを被写体40に照射し、放射線画像情報の撮影を行う。
被写体40を透過した放射線Xは、放射線検出器54を構成する各放射線変換パネル72及び74の光電変換素子100に入射し、電気信号としての放射線画像情報に変換される。各光電変換素子100に蓄積された放射線画像情報は、図5に示す制御部114からライン走査駆動部110及びマルチプレクサ120に供給されるアドレス信号に従って読み出される。
すなわち、ライン走査駆動部110のアドレスデコーダ112は、制御部114から供給されるアドレス信号に従って選択信号を出力してスイッチSW1の1つを選択し、対応するゲート線104に接続された転送部102のゲートに制御信号(例えば、制御信号Vg2)を供給する。一方、マルチプレクサ120のアドレスデコーダ122は、制御部114から供給されるアドレス信号に従って選択信号を出力してスイッチSW2を順次切り替え、ライン走査駆動部110によって選択されたゲート線104に接続された各光電変換素子100に蓄積された放射線画像情報を信号線106を介して読み出す。
各放射線変換パネル72及び74の選択されたゲート線104に接続された光電変換素子100から読み出された放射線画像情報は、増幅器116によって増幅された後、サンプルホールド回路118によってサンプリングされ、マルチプレクサ120を介してA/D変換器76及び78に供給され、デジタル信号に変換される。これらのデジタル信号は、パラレル/シリアル変換器80及び82において、パラレル信号からシリアル信号SA及びSBに変換され、信号組み合わせ判定回路84に供給される。
信号組み合わせ判定回路84では、放射線変換パネル72から読み出されたシリアル信号SAと、放射線変換パネル74から読み出されたシリアル信号SBとの組み合わせを1ビット毎に判定し、その判定結果を振幅・位相変調器86に出力する。この場合、判定結果は、1のシリアル信号SAと1のシリアル信号SBの組み合わせ、1のシリアル信号SAと0のシリアル信号SBの組み合わせ、0のシリアル信号SAと1のシリアル信号SBの組み合わせ、0のシリアル信号SAと0のシリアル信号SBの組み合わせの4通りである。
振幅・位相変調器86は、組み合わせの判定結果に従い、シリアル信号SA及びSBを、図4に示すように、振幅及び位相を変調した振幅位相変調信号に変調して電/光変換器88に供給する。この場合、振幅位相変調信号は、シリアル信号SA及びSBが合成されることで、半分のデータ量となる。
電/光変換器88は、供給された振幅位相変調信号を光信号に変換し、この光信号が光ファイバ66を介してコンソール64の光/電変換器90に高速で送信される。光/電変換器90は、受信した光信号を振幅位相変調信号に変換し、この振幅位相変調信号が復調器92によってシリアル信号SA及びSBに復調される。復調されたシリアル信号SA及びSBは、シリアル/パラレル変換器94及び96によってパラレル信号に変換された後、CPU98に供給される。
同様にして、放射線変換パネル72及び74の各ゲート線104が順次選択され、読み出された放射線画像情報が振幅位相変調信号に変換されて放射線検出器54からコンソール64に送信され、復調器92で復調されてCPU98に供給される。CPU98は、各放射線変換パネル72及び74から読み出した放射線画像情報の並べ替えを行い、画像を再生する。再生された画像は、モニタ70に表示させることにより、確認が行われる。
確認された放射線画像情報は、院内ネットワーク32を介して診断装置34に供給され、医師による診断等に供せられるとともに、画像保存装置36に保存される。
ところで、放射線変換パネル72及び74は、図6に示すように、共通のゲート線104に接続された光電変換素子100が接続ライン108と平行に配列されているため(図5参照)、2枚の放射線変換パネル72及び74から放射線画像情報を読み出す際、接続ライン108側から矢印方向にそれぞれ1、2、…の順に放射線画像情報が読み出されるように、ライン走査駆動部110のアドレスデコーダ112に供給するアドレス信号を設定することにより、放射線変換パネル72及び74から必要な放射線画像情報のみを効率的に読み出すことができる。
すなわち、撮影部42では、コリメータ56の位置を調整することで、図7に示すように、被写体40に対する放射線Xの照射範囲124が設定される。この場合、放射線変換パネル72及び74には、照射範囲124にのみ放射線画像情報が記録される。そこで、各放射線変換パネル72及び74の検出域A、Bにおける照射範囲124のうち、接続ライン108から最も離間するゲート線104の位置を、各放射線変換パネル72及び74のアドレスデコーダ112に設定する最大のアドレス信号とする。例えば、図7の場合、各検出域A、Bのゲート線104が接続ライン108より最も離間する位置をn1、n2とすると、前記最大のアドレス信号は、n1に設定される(n1>n2)。アドレス信号をこのように設定することにより、放射線変換パネル72及び74からは、図8の斜線部分で示す範囲からのみ放射線画像情報が読み取られることになるため、得られた画像信号を振幅位相変調信号に変換して効率的に制御部44に送信することができる。
また、放射線Xの照射範囲124が、図7に示すように、接続ライン108と平行な方向に幅N、直交する方向に幅M(N>M)となる長方形状である場合には、放射線変換パネル72及び74(放射線検出器54)を図2に示すθ方向に90度回転させ、アドレスデコーダ112に設定するゲート線104の最大のアドレス信号を照射範囲124の幅Mに対応したn3(n1>n3)に設定することにより、図9の斜線部分で示すように、さらに少ない範囲からのみ放射線画像情報を読み取って制御部44に送信することができる。
さらに、放射線Xの照射範囲124が、図10に示すように、放射線変換パネル72及び74に対して偏って設定されている場合には、図2に示すように、放射線変換パネル72及び74をθ方向に所定角度回転させるともに、X方向及びY方向に所定量移動させ、接続ライン108から最も離間する照射範囲124内のゲート線104の位置が最小となるように、最大のアドレス信号n4を設定する。この結果、図11の斜線部分で示すように、照射範囲124に対応した必要最小限の範囲から放射線画像情報を読み取ることができる。
さらにまた、図12に示すように、放射線検出器54に記録される被写体40の注目部分126の範囲を撮影技師が入力部68を用いて設定し、あるいは、被写体40の放射線画像情報をラフに読み取ることで注目部分126の範囲を特定し、その範囲に基づき、図7〜図11の場合と同様にして最大のアドレス信号をアドレスデコーダ112に設定して放射線画像情報の読み取りを行うようにしてもよい。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。例えば、振幅位相変調信号は、放射線検出器54及びコンソール64間で送信する場合に限らず、院内ネットワーク32を介して他の装置との間で送信する場合にも適用することができる。
本実施形態の放射線画像撮影装置及びその処理方法が適用される医療支援システムの構成図である。 図1に示す撮影部の駆動方向の説明図である。 図1に示す放射線画像撮影装置における放射線検出器及びコンソールの処理回路の構成ブロック図である。 図3に示す振幅・位相変調器により変調された振幅位相変調信号の説明図である。 図3に示す放射線変換パネルの回路構成図である。 図3に示す放射線変換パネルを構成するゲート線及び信号線の配置関係説明図である。 図3に示す放射線変換パネルと放射線の照射範囲との配置関係説明図である。 放射線変換パネルから放射線画像情報を読み取る範囲の説明図である。 放射線変換パネルから放射線画像情報を読み取る範囲の説明図である。 図3に示す放射線変換パネルと放射線の照射範囲との配置関係説明図である。 放射線変換パネルから放射線画像情報を読み取る範囲の説明図である。 図3に示す放射線変換パネルと被写体の注目範囲との配置関係説明図である。 従来技術に係る放射線画像撮影装置の概略構成図である。 図13に示す放射線画像撮影装置において送信されるシリアル信号と光信号との関係説明図である。
符号の説明
30…放射線画像撮影装置
40…被写体
42…撮影部
44、114…制御部
48…放射線源
54…放射線検出器
56…コリメータ
58、60…駆動部
62…X線源制御部
64…コンソール
66…光ファイバ
72、74…放射線変換パネル
84…信号組み合わせ判定回路
86…振幅・位相変調器
88…電/光変換器
90…光/電変換器
92…復調器
98…CPU
100…光電変換素子
102…転送部
104…ゲート線
106…信号線
108…接続ライン
110…ライン走査駆動部
112、122…アドレスデコーダ
120…マルチプレクサ
124…照射範囲
126…注目部分

Claims (14)

  1. 複数の放射線検出素子が二次元状に配列されてなる放射線検出器を有し、放射線源から出力された放射線を被写体を介して前記放射線検出器に照射して放射線画像の撮影を行う放射線画像撮影装置において、
    前記放射線検出器によって検出された放射線画像情報を二組の放射線画像情報に分割し、一方の組の放射線画像情報を振幅変調信号に変調するとともに、前記振幅変調信号の位相を他方の組の放射線画像情報に従って変調して振幅位相変調信号とする振幅位相変調器を備え、
    前記振幅位相変調信号を放射線画像情報として送信することを特徴とする放射線画像撮影装置。
  2. 請求項1記載の装置において、
    送信した前記振幅位相変調信号を復調し、前記二組の放射線画像情報を再生する復調器を備えることを特徴とする放射線画像撮影装置。
  3. 請求項1又は2記載の装置において、
    前記放射線検出器は、放射線画像情報を検出する二枚の検出パネルを備え、前記振幅位相変調器は、一方の前記検出パネルにより検出された放射線画像情報を前記振幅変調信号に変調するとともに、前記振幅変調信号の位相を他方の前記検出パネルにより検出された放射線画像情報に従って変調して前記振幅位相変調信号とすることを特徴とする放射線画像撮影装置。
  4. 請求項3記載の装置において、
    前記振幅位相変調信号を生成する生成範囲を設定する生成範囲設定部を備え、前記生成範囲は、前記検出パネル間の接続ラインに対して対称となるように設定されることを特徴とする放射線画像撮影装置。
  5. 請求項4記載の装置において、
    前記接続ラインに対して前記生成範囲が対称となるよう、前記放射線検出器の位置及び/又は姿勢を調整する調整部を備えることを特徴とする放射線画像撮影装置。
  6. 請求項4又は5記載の装置において、
    前記生成範囲は、前記被写体に対する放射線の照射範囲に基づいて設定されることを特徴とする放射線画像撮影装置。
  7. 請求項4又は5記載の装置において、
    前記生成範囲は、前記被写体の注目範囲に基づいて設定されることを特徴とする放射線画像撮影装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の装置において、
    前記振幅位相変調信号は、光ファイバを介して送信されることを特徴とする放射線画像撮影装置。
  9. 複数の放射線検出素子が二次元状に配列されてなる放射線検出器に対して、被写体を介して放射線を照射することで放射線画像の撮影を行う放射線画像撮影装置において、
    前記放射線検出器によって検出された放射線画像情報を二組の放射線画像情報に分割し、一方の組の放射線画像情報を振幅変調信号に変調するとともに、前記振幅変調信号の位相を他方の組の放射線画像情報に従って変調することで振幅位相変調信号を生成し、前記振幅位相変調信号を放射線画像情報として送信することを特徴とする放射線画像情報処理方法。
  10. 請求項9記載の方法において、
    送信した前記振幅位相変調信号を復調し、前記二組の放射線画像情報を再生することを特徴とする放射線画像情報処理方法。
  11. 請求項9記載の方法において、
    前記振幅位相変調信号を生成する生成範囲は、前記放射線検出器を構成する二枚の検出パネル間の接続ラインに対して対称となるように設定することを特徴とする放射線画像情報処理方法。
  12. 請求項11記載の方法において、
    前記接続ラインに対して前記生成範囲が対称となるよう、前記放射線検出器の位置及び/又は姿勢を調整することを特徴とする放射線画像情報処理方法。
  13. 請求項11又は12記載の方法において、
    前記生成範囲は、前記被写体に対する放射線の照射範囲に基づいて設定することを特徴とする放射線画像情報処理方法。
  14. 請求項11又は12記載の方法において、
    前記生成範囲は、前記被写体の注目範囲に基づいて設定することを特徴とする放射線画像情報処理方法。
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