JP2010187782A - 放射線画像撮影システム及び放射線画像撮影方法 - Google Patents

放射線画像撮影システム及び放射線画像撮影方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の制御装置によって、機能分散、負荷分散を行わせることで、効率よく撮像装置を稼動させることで、1つの撮影装置のみ並びに種々の撮影装置が複合的に接続されたシステムのスケジュール管理を簡単にする。
【解決手段】放射線撮影によって被写体50を透過した放射線Xを検出し、放射線画像情報に変換する複数の撮影装置12A〜12Dと、複数の撮影装置12A〜12Dを制御する複数のコンソール14A〜14Dとを有する放射線画像撮影システムであって、複数のコンソール14A〜14Dのうち、1つのコンソールに撮影制御指示信号を出力して、該1つのコンソールにて対応する撮影装置を制御させる撮影制御指示部と、複数のコンソール14A〜14Dのうち、1以上のコンソールに画像処理指示信号を出力して、1以上のコンソールにて撮影装置からの放射線画像情報に対して画像処理を行わせる画像処理指示部とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、1以上の撮影装置と複数の制御装置を有する放射線画像撮影システム及び放射線画像撮影方法に関する。
医療分野において、被写体に放射線を照射し、被写体を透過した放射線を放射線変換パネルに導いて放射線画像を撮影する撮影装置が広汎に使用されている。
この場合、放射線検出器として、蛍光体に放射線画像としての放射線エネルギを蓄積し、励起光を照射することで放射線画像を輝尽発光光として取り出すことのできる蓄積性蛍光体パネルが知られている。放射線画像が記録された蓄積性蛍光体パネルは、読取装置に供給して読取処理を行うことで、可視画像としての放射線画像を得ることができる。
また、手術室等の医療現場においては、患者に対して迅速且つ的確な処置を施すため、放射線検出器から直ちに放射線画像情報を読み出して表示できることが要求される。このような要求に対応可能な放射線検出器として、放射線を直接電気信号に変換し、あるいは、放射線をシンチレータで可視光に変換した後、電気信号に変換して読み出す固体撮像素子を用いた放射線検出器が開発されている。
また、従来では、複数の放射線検出器と、これら放射線検出器を制御すると共に、放射線検出器により検出された放射線画像情報の画像処理等を行う複数のコンソールとがネットワークを通じて接続された放射線画像撮影システムが開示されている(例えば特許文献2参照)。この放射線画像撮影システムでは、キー入力操作によって、使用する放射線検出器とコンソールとを選択して、ネットワーク上で対応付けできるようになっている。すなわち、選択された放射線検出器が対応するコンソールにて制御され、放射線撮影によって得られた放射線画像情報がネットワークを介して対応するコンソールに送信されるようになっている。
このような放射線画像撮影システムの放射線検出器に配設された光電変換素子等の画素や増幅器等は、製造ばらつき等によって、もともと感度がそれぞれ異なっていることから、温度や湿度等の周囲環境変化によって出力特性が変化し、これが放射線画像情報上のアーティファクト(欠陥、エラー等)が発生する。そこで、撮影前に予めそれぞれの画素毎にオフセットデータを収集したり、放射線を一様に照射することによって感度データ収集を行って補正テーブルを作成し、この補正テーブルを用いて、放射線画像情報を補正処理することによって、放射線検出器の感度のばらつきや出力特性のばらつきを除去するようにしている(例えば特許文献3参照)。
また、トモシンセシス撮影装置は、X線管をフラットパネル等の検出器と平行に移動させたり、円や楕円の弧を描くように移動させて、異なる撮影角で被写体を撮影した多数の放射線画像を取得し、取得した多数の放射線画像についてそれぞれ補正処理を行った後、補正処理済の放射線画像情報を再構成して、ある関心領域の1つの部位に関する断層画像を得るようにしている(例えば特許文献4参照)。
また、エネルギーサブトラクション撮影装置は、同一の被写体に対してそれぞれ異なるエネルギー分布を有する放射線を照射して2種類の放射線画像を取得し、各放射線画像情報間で重み付けをした上で減算処理を行って特定の物体の画像(エネルギーサブトラクション画像)を抽出するようにしている(例えば特許文献5参照)。
特開2006−247137号公報 特開2006−247141号公報 特開2001−286457号公報 特開2008−43757号公報 特開平3−132272号公報
放射線撮影装置としては、被写体の投影画像を取得するだけの通常の撮影装置のほか、上述したエネルギーサブトラクション撮影装置や、トモシンセシス撮影装置が存在する。そして、放射線画像撮影システムとしては、1以上の撮影装置を1つの制御装置で制御することが考えられる。
しかし、エネルギーサブトラクション撮影やトモシンセシス撮影では、複数の放射線画像情報に対して補正処理を行った後、減算処理や再構成処理を行う必要があり、特に、トモシンセシス撮影装置では、70枚以上の放射線画像情報に対して処理を行う必要から、画像処理に時間がかかるという問題がある。
従って、例えば1つの制御装置で複数の撮影装置を制御し、しかも、1つの撮影装置がトモシンセシス撮影装置であった場合は、トモシンセシス撮影装置からの多数の放射線画像情報に対する補正処理と、再構成処理に時間がかかり、通常の撮影装置の稼動を待たせることとなる。そこで、トモシンセシス撮影装置の稼動の優先度を低くし、通常の放射線撮影を先に進めるというスケジュール管理が考えられるが、トモシンセシス撮影の被写体(患者)を長時間待たせることになり、しかも、再撮影が必要になった場合は、トモシンセシス撮影と通常の放射線撮影のスケジュール管理が複雑になる。これにエネルギーサブトラクション撮影装置が加わった場合、さらに、スケジュール管理が複雑になり、撮影現場で混乱を来たすという問題がある。
これは、背骨全体等の広範囲を何回かに分けて撮影し、複数の放射線画像から1枚の画像に合成する(繋ぐ)処理においても同様である。蓄積性蛍光体パネルを用いた場合は、例えば3枚の蓄積性蛍光体パネルが繋がったいわゆる長尺カセッテを用いることで、1回の撮影で背骨全体等の広範囲の放射線画像を得るようにしているが、固体撮像素子を用いた放射線検出器では、放射線検出器を移動させながら連続的に撮影を行うことで、順次複数枚の放射線画像を取得しながら合成処理を行って背骨全体等の広範囲の放射線画像を得るようにしている。この合成処理には、歪み補正や位置補正が必要であるため、時間がかかるという問題がある。以下の説明では、背骨全体等の広範囲の放射線画像を得るために、放射線検出器を移動させながら連続的に撮影を行う処理を長尺撮影と記し、該長尺撮影を行う撮影装置を長尺撮影装置と記す。
もちろん、通常の撮影装置を1つの制御装置にて制御する場合にも同様の事態が生じるおそれがある。すなわち、放射線画像撮影システムにおいては、放射線画像情報のうち、関心領域以外の領域を一律に高濃度(もしくは低輝度)に相当する値に強制的に置換する処理(黒化処理)を行う場合があるが、この黒化処理も時間がかかることから、制御装置が黒化処理を行っている間は、次の放射線撮影ができないという問題がある。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、複数の制御装置によって、機能分散、負荷分散を行わせることで、効率よく撮像装置を稼動させることができ、1つの撮影装置が接続されたシステムはもちろん、種々の撮影装置が複合的に接続されたシステムのスケジュール管理を簡単にすることができる放射線画像撮影システム及び放射線画像撮影方法を提供することを目的とする。
第1の本発明に係る放射線画像撮影システムは、放射線撮影によって被写体を透過した放射線を検出し、放射線画像情報に変換する1以上の撮影装置と、撮影指示情報に基づいて前記撮影装置を制御する1以上の制御装置と、複数の画像処理部とを有する放射線画像撮影システムであって、前記複数の制御装置のうち、1つの制御装置に撮影制御指示信号を出力して、該1つの制御装置にて前記撮影装置を制御させる撮影制御指示手段と、前記複数の画像処理部のうち、1以上の画像処理部に画像処理指示信号を出力して、前記1以上の画像処理部にて前記撮影装置からの放射線画像情報に対して画像処理を行わせる画像処理指示手段とを有することを特徴とする。
また、第2の本発明に係る放射線画像撮影方法は、放射線撮影によって被写体を透過した放射線を検出し、放射線画像情報に変換する1以上の撮影装置と、撮影指示情報に基づいて前記撮影装置を制御する1以上の制御装置と、複数の画像処理部とを有する放射線画像撮影システムにて使用される放射線画像撮影方法であって、前記複数の制御装置のうち、1つの制御装置に撮影制御指示信号を出力して、該1つの制御装置にて前記撮影装置を制御させるステップと、前記複数の画像処理部のうち、1以上の画像処理部に画像処理指示信号を出力して、前記1以上の画像処理部にて前記撮影装置からの放射線画像情報に対して画像処理を行わせるステップとを有することを特徴とする。
これにより、複数の制御装置によって、機能分散、負荷分散を行わせることで、効率よく撮像装置を稼動させることができ、1つの撮影装置が接続されたシステムはもちろん、種々の撮影装置が複合的に接続されたシステムのスケジュール管理を簡単にすることができる。
本発明において、複数の前記制御装置にそれぞれ前記画像処理部が具備され、前記画像処理指示手段は、前記複数の制御装置のうち、1以上の制御装置に画像処理指示信号を出力して、前記1以上の制御装置にて前記撮影装置からの放射線画像情報に対して画像処理を行わせるようにしてもよい。
本発明において、複数の前記制御装置にそれぞれ前記画像処理部が具備され、前記画像処理指示手段は、複数の前記制御装置のうち、前記撮影制御指示信号が供給された前記1つの制御装置を除く、他の1以上の制御装置に画像処理指示信号を出力するようにしてもよい。
本発明において、複数の前記制御装置にそれぞれ前記画像処理部が具備され、前記画像処理指示手段は、前記複数の制御装置のうち、前記撮影制御指示信号が供給された前記1つの制御装置を除く、他の2以上の制御装置に画像処理指示信号を出力するようにしてもよい。
本発明において、複数の前記制御装置にそれぞれ前記画像処理部が具備され、前記画像処理指示手段は、前記撮影制御指示信号が供給された前記1つの制御装置と、その他の1以上の制御装置に画像処理指示信号を出力するようにしてもよい。
本発明において、前記画像処理指示手段は、前記画像処理指示信号が供給された前記複数の制御装置のうち、1以上の制御装置に、前記撮影装置からの複数の放射線画像情報のうち、1以上の放射線画像情報を画像処理するように指示し、前記複数の制御装置のうち、前記1以上の制御装置以外の制御装置に、前記複数の放射線画像情報のうち、前記1以上の放射線画像情報以外の放射線画像情報を画像処理するように指示するようにしてもよい。
本発明において、少なくとも1つの制御装置に前記複数の画像処理部が具備され、前記画像処理指示手段は、前記少なくとも1つの制御装置の前記複数の画像処理部のうち、1以上の前記画像処理部に画像処理指示信号を出力して、前記1以上の画像処理部にて前記撮影装置からの放射線画像情報に対して画像処理を行わせるようにしてもよい。
本発明において、前記1以上の画像処理部で行われる画像処理は、
(1)前記撮影装置からの前記放射線画像情報に対する補正処理、
(2)前記撮影装置からの前記放射線画像情報に対する黒化処理、
(3)前記1以上の撮影装置にエネルギーサブトラクション撮影装置を含み、該エネルギーサブトラクション撮影装置からの2つの放射線画像情報の減算処理、
(4)前記1以上の撮影装置にトモシンセシス撮影装置を含み、該トモシンセシス撮影装置からの複数の放射線画像情報に基づいて断層画像を生成する処理、
(5)前記1以上の撮影装置に長尺撮影装置を含み、該長尺撮影装置からの複数の放射線画像情報に基づいて長尺部位の放射線画像に合成する処理
のうち、少なくとも1つを含むようにしてもよい。
本発明において、前記撮影装置がエネルギーサブトラクション撮影装置であって、前記画像処理指示信号が供給された複数の画像処理部で行われる画像処理は、前記撮影装置からそれぞれ個別に供給される放射線画像情報に対する補正処理であり、前記複数の画像処理部のうち、少なくとも1つの画像処理部は、補正処理済みの複数の放射線画像情報の減算処理を行うようにしてもよい。
本発明において、前記撮影装置がトモシンセシス撮影装置であって、前記画像処理指示信号が供給された複数の画像処理部で行われる画像処理は、前記撮影装置からそれぞれ個別に供給される放射線画像情報に対する補正処理であり、前記複数の画像処理部のうち、少なくとも1つの画像処理部は、補正処理済みの複数の放射線画像情報に基づいて断層画像を生成する処理を行うようにしてもよい。
本発明において、前記撮影装置が長尺撮影装置であって、前記画像処理指示信号が供給された複数の画像処理部で行われる画像処理は、前記撮影装置からそれぞれ個別に供給される放射線画像情報に対する補正処理であり、前記複数の画像処理部のうち、少なくとも1つの画像処理部は、補正処理済みの複数の放射線画像情報に基づいて長尺部位の放射線画像に合成する処理を行うようにしてもよい。
以上説明したように、本発明に係る放射線画像撮影システム及び放射線画像撮影方法によれば、複数の制御装置によって、機能分散、負荷分散を行わせることで、効率よく撮像装置を稼動させることができ、1つの撮影装置が接続されたシステムはもちろん、種々の撮影装置が複合的に接続されたシステムのスケジュール管理を簡単にすることができる。
第1システムを示す構成図である。 ホストコンピュータの主要構成を示すブロック図である。 放射線検出器の構成を示す回路構成図である。 撮影装置の通信器の構成を示すブロック図である。 コンソールの撮影制御系、画像処理系及び支援処理系の構成を示すブロック図である。 第1システムの処理動作を示すフローチャート(その1)である。 第1システムの処理動作を示すフローチャート(その2)である。 各コンソールでの通常の放射線撮影に対する処理動作を示すフローチャートである。 各コンソールでのエネルギーサブトラクション撮影に対する処理動作を示すフローチャートである。 各コンソールでのトモシンセシス撮影に対する処理動作を示すフローチャートである。 第2システムを示す構成図である。 画像読取装置を示す構成図である。 図13Aは本実施の形態に係る放射線画像撮影システムの指示系統を模式的に示す図であり、図13Bは第1の変形例に係る放射線画像撮影システムの指示系統を模式的に示す図である。 図14Aは第2の変形例に係る放射線画像撮影システムの指示系統を模式的に示す図であり、図14Bは第3の変形例に係る放射線画像撮影システムの指示系統を模式的に示す図である。
以下、本発明に係る放射線画像撮影システム及び放射線画像撮影方法の実施の形態例を図1〜図14Bを参照しながら説明する。
先ず、第1の実施の形態に係る放射線画像撮影システム(以下、第1システム10Aと記す)は、図1に示すように、放射線撮影によって被写体を透過した放射線を検出し、放射線画像情報に変換する放射線検出器を使用した4つの撮影装置(第1撮影装置12A〜第4撮影装置12D)と、第1撮影装置12A〜第4撮影装置12Dに対応して設けられ、外部から供給された撮影指示情報に基づいて第1撮影装置12A〜第4撮影装置12Dを制御する複数の制御装置(第1コンソール14A〜第4コンソール14D)とを有する。
さらに、この第1システム10Aは、第1撮影装置12A〜第4撮影装置12D並びに第1コンソール14A〜第4コンソール14Dが無線のネットワーク(無線LAN18:後述する有線のネットワーク(有線LAN20)に対応して破線にて示す)を介して接続されて構成されている。上述した第1コンソール14A〜第4コンソール14Dは、有線のネットワーク(有線LAN20)にも接続されており、この有線LAN20には、第1コンソール14A〜第4コンソール14Dを管理制御するホストコンピュータ22と、病院内の医療事務処理を管理する医事情報システム24(HIS:Hospital Information System)と、HIS24の管理下において、放射線科での放射線画像の撮影処理を管理する放射線科情報システム26(RIS:Radiology Information System)と、医師による診断読影を行うためのビューア28が接続されている。
ホストコンピュータ22は、HIS24を用いて設定した患者の氏名、性別、年齢等の患者情報、RIS26を用いて医師又は技師が設定した当該患者に対する放射線画像の撮影方法、撮影部位、撮影に使用する撮影装置、さらには、必要に応じて、使用する撮影装置を構成する放射線源に設定する管電圧、管電流、放射線の照射時間等の撮影条件を含む撮影指示情報を有線LAN20を介して取得し、これらの情報を対応する第1コンソール14A〜第4コンソール14Dに供給する。
また、ホストコンピュータ22は、図2に示すように、撮影制御指示部110と、画像処理指示部112とを有する。
撮影制御指示部110は、ホストコンピュータ22に対していずれかの撮影装置を使用する操作入力があった段階、あるいは患者情報等に基づいてホストコンピュータ22が使用する撮影装置を自動特定した段階で、第1コンソール14A〜第4コンソール14Dに第1要求信号Sa1を出力する第1要求出力部114と、該第1要求信号Sa1に対して第1アンサー信号Sb1を送信した1以上のコンソールのうち、1つのコンソールを選択するコンソール選択部116と、選択した1つのコンソールに対して撮影制御指示信号Scを出力する制御指示出力部118とを有する。撮影制御指示信号Scは、制御対象である撮影装置のIDが付加されて送信される。
すなわち、オペレータが、第1撮影装置12A〜第4撮影装置12Dのうち、いずれかの撮影装置を使用する場合に、使用する撮影装置に直接対応するコンソール(第1コンソール14A〜第4コンソール14Dのうち、いずれか1つのコンソール)に撮影制御指示信号Scを出力する。例えば第1撮影装置12Aを使用する場合は、通常は、該第1撮影装置12Aに直接対応する第1コンソール14Aに対して撮影制御指示信号Scを出力する。しかし、第1コンソール14Aが例えば画像処理中であれば、画像処理中でないいずれかのコンソールに対して撮影制御指示信号Scを出力する。この場合、例えば優先度テーブル120を使用して1つのコンソールを選択する。優先度テーブル120には、第1コンソール14A〜第4コンソール14DのIDが順番に登録され、第1コンソール14Aが画像処理中であれば、第2コンソール14Bを確認し、該第2コンソール14Bが画像処理中でなければ、この第2コンソール14Bを選択する。ホストコンピュータ22から撮影制御指示信号Scを受けたコンソールは、制御する撮影装置(例えば第1撮影装置12A)に該コンソールの情報Db(ID等)を送信する。
一方、画像処理指示部112は、第1画像処理指示部122と、第2画像処理指示部124と、第3画像処理指示部126とを有する。この画像処理指示部112は、撮影制御指示したコンソール以外の1以上のコンソールから、例えば上述した優先度テーブル120を使用して画像処理させる1以上のコンソールを選択する。
第1画像処理指示部122は、制御対象の撮影装置が通常の撮影装置(トモシンセシス撮影装置でもなく、エネルギーサブトラクション撮影装置でもなく、長尺撮影装置でもない)である場合に、第1アンサー信号Sb1を送信した2以上のコンソールのうち、コンソール選択部116にて選択されなかった1つのコンソールに第1画像処理指示信号Sd1を出力する。
第2画像処理指示部124は、制御対象の撮影装置がエネルギーサブトラクション撮影装置である場合に、第1アンサー信号Sb1を送信した1以上のコンソールのうち、コンソール選択部116にて選択されなかった1つ又は2つのコンソールに第2画像処理指示信号Sd2を出力する。
ここで、第2画像処理指示信号Sd2は、補正処理する放射線画像情報Daの番号情報と減算処理を行うコンソールのIDが付加されて出力される。例えば1つのコンソールのみに第2画像処理指示信号Sd2が出力される場合は、番号情報としての「0」と、当該コンソールのIDが付加される。番号情報「0」は、2つの放射線画像情報Daに対する補正処理を示す。2つのコンソールに第2画像処理指示信号Sd2が出力される場合は、一方のコンソールで減算処理を行うことを想定したとき、一方のコンソールに出力される第2画像処理指示信号Sd2に、番号情報としての「1」と一方のコンソールのIDとが付加され、他方のコンソールに出力される第2画像処理指示信号Sd2に、番号情報としての「2」と一方のコンソールのIDとが付加される。番号情報「1」は、1枚目の放射線画像情報Daに対する補正処理を示し、番号情報「2」は、2枚目の放射線画像情報Daに対する補正処理を示す。そして、一方のコンソールでの1枚目の放射線画像情報Daに対する補正処理及び他方のコンソールでの2枚目の放射線画像情報Daに対する補正処理が終了した後、他方のコンソールから補正処理済みの2枚目の放射線画像情報Daが一方のコンソールに転送される。その後、一方のコンソールにおいて、補正処理済みの2枚の放射線画像情報に対する減算処理が行われることによって、エネルギーサブトラクション画像が得られることになる。
第3画像処理指示部126は、制御対象の撮影装置がトモシンセシス撮影装置又は長尺撮影装置である場合に、第1アンサー信号Sb1を送信した1以上のコンソールのうち、コンソール選択部116にて選択されなかった1以上のコンソールに第3画像処理指示信号Sd3を出力する。
ここで、第3画像処理指示信号Sd3は、補正処理する放射線画像情報Daの番号情報と再構成処理(断層画像の生成)又は合成処理を行うコンソールのIDが付加されて出力される。例えば1つのコンソールのみに第3画像処理指示信号Sd3が出力される場合は、番号情報としての「0」と、コンソール数としての「1」と、当該コンソールのIDが付加される。番号情報「0」は、全ての放射線画像情報Daに対する補正処理を示す。2つのコンソールに第3画像処理指示信号Sd3が出力される場合は、一方のコンソールで再構成処理又は合成処理を行うことを想定したとき、一方のコンソールに出力される第3画像処理指示信号Sd3に、番号情報としての「1」と、コンソール数としての「2」と、一方のコンソールのIDとが付加され、他方のコンソールに出力される第3画像処理指示信号Sd3に、番号情報としての「2」と、コンソール数としての「2」と、一方のコンソールのIDとが付加される。番号情報「1」は、奇数番目の放射線画像情報Daに対する補正処理を示し、番号情報「2」は、偶数番目の放射線画像情報Daに対する補正処理を示す。この場合も、一方のコンソールでの奇数番目の放射線画像情報Daに対する補正処理及び他方のコンソールでの偶数番目の放射線画像情報Daに対する補正処理が終了した後、他方のコンソールから補正処理済みの偶数番目の放射線画像情報がそれぞれ番号情報と連番が付されて一方のコンソールに転送される。その後、一方のコンソールにおいて、補正処理済みの全ての放射線画像情報に基づいて再構成処理又は合成処理が行われて、ホストコンピュータ22からの関心領域に関する断層画像又は背骨等の広範囲の放射線画像が生成されることになる。
同様に、3つのコンソール(例えば第2コンソール14B〜第4コンソール14D)に第3画像処理指示信号Sd3が出力される場合は、第2コンソール14Bで再構成処理又は合成処理を行うことを想定したとき、第2コンソールに出力される第3画像処理指示信号Sd3に、番号情報としての「1」と、コンソール数としての「3」と、第2コンソールのIDとが付加され、第3コンソール14Cに出力される第3画像処理指示信号Sd3に、番号情報としての「2」と、コンソール数としての「3」と、第2コンソール14BのIDとが付加され、第4コンソール14Dに出力される第3画像処理指示信号Sd3に、番号情報としての「3」と、コンソール数としての「3」と、第2コンソール14BのIDとが付加される。番号情報「1」は、3n+1(n=0,1,2,・・・)番目の放射線画像情報Daに対する補正処理を示し、番号情報「2」は、3n+2番目の放射線画像情報Daに対する補正処理を示し、番号情報「3」は、3n+3番目の放射線画像情報Daに対する補正処理を示す。すなわち、トモシンセシス撮影又は長尺撮影の場合においては、コンソール数をAとしたとき、An(n=0,1,2・・・)+m(m=1,2,3,・・・)の関係で各コンソールに放射線画像情報が振り分けられることになる。この場合も、第2コンソール14Bでの3n+1番目の放射線画像情報Daに対する補正処理、第3コンソール14Cでの3n+2番目の放射線画像情報Daに対する補正処理、第4コンソール14Dでの3n+3番目の放射線画像情報Daに対する補正処理が終了した後、第3コンソール14Cからの補正処理済みの3n+2番目の放射線画像情報がそれぞれ番号情報と連番が付されて第2コンソール14Bに転送され、第4コンソール14Dからの補正処理済みの3n+3番目の放射線画像情報がそれぞれ番号情報と連番が付されて第2コンソール14Bに転送される。その後、第2コンソール14Bにおいて、補正処理済みの全ての放射線画像情報がそれぞれ番号情報と連番に基づいて時系列に並べられた後、再構成処理又は合成処置が行われて、特定の関心領域に関する断層画像又は背骨等の広範囲の放射線画像が生成されることになる。
一方、第1撮影装置12Aは、図1に示すように、被写体50の胸部等の放射線画像を撮影する立位撮影装置や臥位撮影装置であり、放射線源制御部66によって制御される放射線源64と、後述する固体撮像素子を用いた放射線検出器70を収納し、放射線源64に対向して配置される撮影台(図示せず)と、放射線検出器70を制御する制御部100と、第1コンソール14A〜第4コンソール14Dのいずれかと通信を行う通信器102とを有する。なお、放射線源制御部66は、第1コンソール14Aにより設定された撮影条件に従って放射線源64を駆動制御する。第2撮影装置12B〜第4撮影装置12Dも同様の構成を有するため、その重複説明を省略する。
放射線検出器70は、図3に示すように、放射線を感知して電荷を発生させるアモルファスセレン(a−Se)等の物質からなる光電変換層72を行列状の薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)74のアレイの上に配置した構造を有し、発生した電荷を蓄積容量76に蓄積した後、各行毎にTFT74を順次オンにして、電荷を画像信号として読み出す。図3では、光電変換層72及び蓄積容量76からなる1つの画素78と1つのTFT74との接続関係のみを示し、その他の画素78の構成については省略している。なお、アモルファスセレンは、高温になると構造が変化して機能が低下してしまうため、所定の温度範囲内で使用する必要がある。従って、撮影台内に放射線検出器70を冷却する手段を配設することが好ましい。
各画素78に接続されるTFT74には、行方向と平行に延びるゲート線80と、列方向と平行に延びる信号線82とが接続される。各ゲート線80は、ライン走査駆動部84に接続され、各信号線82は、読取回路を構成するマルチプレクサ86に接続される。
ゲート線80には、行方向に配列されたTFT74をオンオフ制御する制御信号Von、Voffがライン走査駆動部84から供給される。この場合、ライン走査駆動部84は、ゲート線80を切り替える複数のスイッチSW1と、スイッチSW1の1つを選択する選択信号を出力するアドレスデコーダ88とを備える。アドレスデコーダ88には、制御部100からアドレス信号が供給される。
また、信号線82には、列方向に配列されたTFT74を介して各画素78の蓄積容量76に保持されている電荷が流出する。この電荷は、増幅器92によって増幅される。増幅器92には、サンプルホールド回路94を介してマルチプレクサ86が接続される。マルチプレクサ86は、信号線82を切り替える複数のスイッチSW2と、スイッチSW2の1つを選択する選択信号を出力するアドレスデコーダ96を備える。アドレスデコーダ96には、制御部100からアドレス信号が供給される。マルチプレクサ86には、A/D変換器98が接続され、A/D変換器98によってデジタル信号に変換された放射線画像情報が制御部100を介して通信器102に供給される。通信器102は、取得した放射線画像情報Daを無線LAN18を介して第1コンソール14A〜第4コンソール14Dのいずれかに送信する。すなわち、通信器102は、第1コンソール14A〜第4コンソール14Dのうち、ホストコンピュータ22によって指示されたコンソールと通信リンクを確立して、得られた放射線画像情報Daを、該コンソールに送信する。
具体的には、通信器102は、コンソールからの情報Dbを受信する受信部128と、放射線画像情報Daを送信するに先立って、予め受け取ったコンソールのIDに対応するコンソールに対して通信リンクの確立を要求する第2要求信号Sa2を出力する第2要求出力部130と、出力された第2要求信号Sa2に対するコンソールからの第2アンサー信号Sb2の受信を契機に、放射線画像情報Daをコンソールに送信する送信部132とを有する。送信部132は、放射線画像情報Daに、撮影装置のIDコードDcを付加して送信する。
また、通信器102は、放射線画像情報Daの送信が終了した段階で、コンソールに対して通信リンクの解放を要求する第3要求信号Sa3を出力する第3要求出力部132を有する。なお、出力された第3要求信号Sa3に対するコンソールからの第3アンサー信号Sb2が受信された時点で、撮影装置とコンソール間の通信が終了することとなる。
第1コンソール14A〜第4コンソール14Dは、図5に示すように、撮影制御系140と、画像処理系142と、支援処理系144とを有する。
撮影制御系140は、ホストコンピュータ22からの撮影制御指示信号Scの受信があった場合に、撮影制御指示信号Scに付加されたIDに対応する撮影装置を制御する撮影制御部146と、制御対象の撮影装置における通信器102からの第2要求信号Sa2の入力に基づいて第2アンサー信号Sb2を出力することで、制御対象の撮影装置との通信を開始し、通信器102からの第3要求信号Sa3の入力に基づいて第3アンサー信号Sb3を出力することで、制御対象の撮影装置との通信を終了する通信応答部148と、制御対象の撮影装置からの放射線画像情報Daを受信する画像受信部150とを有する。なお、画像受信部150は、撮影装置から出力された放射線画像情報Daを、他のコンソールにてモニタ(ネットワークモニタ)させるために受信する。従って、受け取った放射線画像情報Daを画像メモリ154に格納せずに、そのまま消去する。つまり、撮影制御指示されたコンソールでは、画像処理を行わないこととなる。
画像処理系142は、受け取った撮像装置のIDコードDcをホストコンピュータ22に送信して、ホストコンピュータ22から該IDコードDcの撮影装置に対応した仕様情報Se(補正テーブル、黒化処理の有無、関心領域のアドレス、合成処理の手順、減算処理の有無等)を受け取る仕様情報受取部152と、受け取った放射線画像情報Daを記憶する画像メモリ154と、画像メモリ154に記憶された放射線画像情報Daに対して、受け取った仕様情報Sdに応じた画像処理を行う画像処理部156と、画像処理済みの放射線画像情報dDaを撮影装置のIDコードDcと共にホストコンピュータ22に送信する画像送信部158とを有する。所定の画像処理は、受け取った補正テーブルに基づいて放射線画像を補正する処理、補正後の放射線画像情報のうち、関心領域以外の領域を一律に高濃度(もしくは低輝度)に相当する値に強制的に置換する処理(黒化処理)、トモシンセシス撮影であれば、多数枚の放射線画像情報Daを再構成処理して関心領域の断層画像を生成する処理、長尺撮影であれば、多数枚の放射線画像情報Daを合成処理して背骨等の広範囲の放射線画像を生成する処理、エネルギーサブトラクション(エネサブ)撮影であれば、2つの放射線画像情報Daを減算処理してエネサブ画像を生成する画像処理等が挙げられる。なお、ホストコンピュータ22に送信された画像処理済みの放射線画像情報dDaは、有線LAN20を介してビューア28に送信される。医師は、ビューア28に送信された画像処理済みの放射線画像情報dDaに基づき、必要な読影診断を行う。もちろん、第1コンソール14A〜第4コンソール14Dにそれぞれ表示部を設け、表示部に画像処理前の放射線画像情報Daと画像処理済みの放射線画像情報dDaを表示させるようにしてもよい。
支援処理系144は、ホストコンピュータ22からの第1要求信号Sa1の受信に基づいて、画像処理が可能であるか否か、すなわち、画像処理部156が動作中か否かを判別する画像処理判別部160と、該画像処理判別部160にて、画像処理部156が動作中でない、すなわち、画像処理が可能であると判別された場合に、ホストコンピュータ22に第1アンサー信号Sb1を送信する応答部162と、第1画像処理指示信号Sd1〜第3画像処理指示信号Sd3のうち、いずれかの信号の入力に基づいて、無線LAN18をモニタし、無線LAN18を介して送信中の放射線画像情報Daを読み込むネットワークモニタ部164と、第1画像処理指示信号Sd1〜第3画像処理指示信号Sd3のうち、供給された信号の属性(番号情報)に対応する放射線画像情報Daを画像メモリ154に格納するデータ格納部166と、データ格納部166による放射線画像情報Daの格納が終了した時点で、画像処理部156を起動して、画像メモリ154に格納された1以上の放射線画像情報Daに対して補正処理を行う第1画像処理起動部168と、第2画像処理指示信号Sd2又は第3画像処理指示信号Sd3を受信した場合に、補正処理済みの1以上の放射線画像情報eDaを、指定されたIDに対応するコンソールに転送するデータ転送部170と、当該コンソールが指定されたIDに対応するコンソールである場合に、他のコンソールから転送された補正処理済みの放射線画像情報eDaを画像メモリ154に順番に格納するデータ配列部172と、画像処理部での補正処理が終了した時点あるいはデータ配列部172による補正処理済みの放射線画像情報eDaの配列が終了した時点で、画像メモリ154に格納された補正処理済みの放射線画像情報eDaに対して、黒化処理、あるいは減算処理、あるいは再構成処理を行わせるために画像処理部156を起動する第2画像処理起動部174とを有する。
なお、データ配列部172は、転送された放射線画像情報eDaがエネルギーサブトラクション撮影の放射線画像情報であれば、当該コンソールにて補正処理された放射線画像情報eDaに対し、その後に行われる減算処理に合わせた順番で、転送された放射線画像情報eDaを格納する。また、データ配列部172は、転送された放射線画像情報eDaがトモシンセシス撮影又は長尺撮影の放射線画像情報であれば、各放射線画像情報eDaに付されている番号情報と連番に基づいて、当該コンソールにて補正処理された放射線画像情報eDaと共に時系列に揃える。
ここで、第1システム10Aの動作について図6〜図10を参照しながら説明する。
先ず、図6のステップS1において、ホストコンピュータ22は、患者情報及び撮影指示情報を取得する。具体的には、HIS24を用いて、患者の氏名、性別、年齢等の患者情報が設定され、次いで、当該患者情報に関連させて、放射線画像の撮影方法、撮影部位、撮影に使用する撮影装置等の撮影指示情報がRIS26を用いて設定される。放射線科に設置されている例えばホストコンピュータ22は、有線LAN20を介して、RIS26から患者情報及び撮影指示情報を取得する。
その後、ステップS2において、ホストコンピュータ22は、第1撮影装置12A〜第4撮影装置12Dのうち、患者情報及び撮影指示情報に対応した撮影装置(例えば第1撮影装置12A)を特定する。
その後、ステップS3において、撮影制御指示部110の第1要求出力部114は、第1コンソール14A〜第4コンソール14Dに第1要求信号Sa1を出力する。
第1コンソール14A〜第4コンソール14Dの各画像処理判別部160(図5参照)は、ホストコンピュータ22からの第1要求信号Sa1の入力に基づいて、画像処理が可能であるか否か、すなわち、画像処理部156が動作中か否かを判別する。画像処理部156が動作中であると判別されたコンソールは、画像処理が不可能であるとして、画像処理部156での動作が終了まで待つ。
画像処理部156が動作中でないと判別されたコンソールは、撮影制御又は画像処理が可能であるとして、次の処理に進む。例えば第1コンソール14A〜第4コンソール14Dがすべて撮影制御可能又は画像処理可能であれば、第1コンソール14A〜第4コンソール14DがステップS4に進み、第1コンソール14A〜第4コンソール14Dの各応答部162(図5参照)は、ホストコンピュータ22に第1アンサー信号Sb1を送信する。
第1サンサー信号Sb1を受信したホストコンピュータ22のコンソール選択部116(図2参照)は、ステップS5において、第1アンサー信号Sb1を送信した第1コンソール14A〜第4コンソール14Dのうち、1つのコンソールを選択する。この選択は、例えば予め設定しておいた優先度テーブル120に登録されたコンソールの順番に従って行われる。ここで、コンソール選択部116が例えば第1コンソール14Aを選択したものとして説明を進める。
その後、ステップS6において、ホストコンピュータ22の制御指示出力部118は、選択した第1コンソール14Aに対して撮影制御指示信号Scを出力する。
その後、ステップS7において、画像処理指示部112は、撮影制御指示されたコンソール以外の1以上のコンソールから、例えば上述した優先度テーブル120を使用して画像処理させる1以上のコンソールを選択する。
具体的には、上述の例でいえば、撮影制御指示された第1コンソール14Aにて制御される撮像装置が、通常の撮影装置である場合は、第1画像処理指示部122から、選択されなかった1つのコンソールに対して第1画像処理指示信号Sd1が出力される。第1コンソール14Aにて制御される撮像装置が、エネルギーサブトラクション撮影装置である場合は、第2画像処理指示部124から、選択されなかった1つ又は2つのコンソールに対して第2画像処理指示信号Sd2が出力される。同様に、第1コンソール14Aにて制御される撮像装置が、トモシンセシス撮影装置又は長尺撮影装置である場合は、第3画像処理指示部126から、選択されなかった1以上のコンソールに対して第3画像処理指示信号Sd3が出力される。
その後、ステップS8において、第1コンソール14Aの撮影制御部146は、ホストコンピュータ22からの撮影制御指示信号Scの受信があった段階で、撮影制御指示信号Scに付加されたIDに対応する撮影装置(例えば第1撮影装置12A)を制御する。すなわち、患者情報及び撮影指示情報が送信された第1コンソール14Aは、撮影指示情報に従い、管理下にある第1撮影装置12Aを用いた放射線画像の撮影処理を遂行する。
ここで、具体的に、図1を参照しながら、第1コンソール14Aを用いて第1撮影装置12Aを制御し、被写体50の撮影を行う場合について説明する。ホストコンピュータ22から患者情報及び撮影指示情報を受信した第1コンソール14Aは、第1撮影装置12Aの放射線源制御部66に対し、撮影指示情報に含まれる撮影条件である管電圧、管電流及び放射線の照射時間を設定する。
次いで、撮影台の所定位置に被写体50を位置決めした後、図示しない曝射スイッチを操作することにより、撮影を開始する。放射線源制御部66は、設定された撮影条件に従って放射線源64を駆動制御し、放射線Xを被写体50に照射する。被写体50を透過した放射線Xは、放射線検出器70に照射される。
放射線検出器70(図3参照)を構成する各画素78の光電変換層72は、入射した放射線Xを電気信号に変換し、その電気信号が蓄積容量76に電荷として保持される。次いで、各蓄積容量76に保持された被写体50の放射線画像情報である電荷情報は、制御部100からライン走査駆動部84及びマルチプレクサ86に供給されるアドレス信号に従って読み出される。
すなわち、ライン走査駆動部84のアドレスデコーダ88は、制御部100から供給されるアドレス信号に従って選択信号を出力してスイッチSW1の1つを選択し、対応するゲート線80に接続されたTFT74のゲートに制御信号Vonを供給する。一方、マルチプレクサ86のアドレスデコーダ96は、制御部100から供給されるアドレス信号に従って選択信号を出力してスイッチSW2を順次切り替え、ライン走査駆動部84によって選択されたゲート線80に接続された各画素78の蓄積容量76に保持された電荷情報である放射線画像情報を信号線82を介して順次読み出す。
放射線検出器70の選択されたゲート線80に接続された各画素78の蓄積容量76から読み出された放射線画像情報は、各増幅器92によって増幅された後、各サンプルホールド回路94によってサンプリングされ、マルチプレクサ86を介してA/D変換器98に供給され、デジタル信号に変換される。
同様にして、ライン走査駆動部84のアドレスデコーダ88は、制御部100から供給されるアドレス信号に従ってスイッチSW1を順次切り替え、各ゲート線80に接続されている各画素78の蓄積容量76に保持された電荷情報である放射線画像情報を信号線82を介して読み出し、マルチプレクサ86、A/D変換器98を経てデジタル信号に変換される。
デジタル信号に変換された放射線画像情報は、通信器102を介して、第1コンソール14Aに送信される。
すなわち、図6のフローチャートの説明に戻り、先ず、ステップS9において、通信器102の第2要求出力部130(図4参照)は、撮影制御指示された1つのコンソール(この例では第1コンソール14A)に対して通信リンクの確立を要求する第2要求信号Sa2を送信する。
ステップS10において、第1コンソール14Aの通信応答部148(図5参照)は、第1撮影装置12Aからの第2要求信号Sa2の入力に基づいて、第2アンサー信号Sb2を第2要求信号Sa2の送信元(この例では第1撮影装置12A)に送信する。
第1コンソール14Aから送信された第2アンサー信号Sb2が第1撮影装置12Aの通信器102にて受信された時点で、第1撮影装置12Aと第1コンソール14Aとの通信リンクが確立し(ステップS11)、その後、ステップS12において、第1撮影装置12Aの通信器102の送信部132(図4参照)は、デジタル変換された放射線画像情報Daに、撮影装置のIDコードDcを付加し、確立された通信リンクを介して第1コンソール14Aに送信する。この送信処理では、通常の放射線撮影(トモシンセシス撮影でもなく、エネルギーサブトラクション撮影でもなく、長尺撮影でもない)では1枚分の放射線画像情報Daが送信され、エネルギーサブトラクション撮影では、2枚の放射線画像情報Daが送信され、トモシンセシス撮影では、数十枚の放射線画像情報Daがシリーズに送信され、長尺撮影では、数枚の放射線画像Daがシリーズに送信される。
第1コンソール14Aの画像受信部150は、第1撮影装置12Aからの放射線画像情報Da等を受信するが、画像メモリ154には格納せずにそのまま消去する。つまり、この第1コンソール14Aでは画像処理を行わない。
一方、撮影制御指示されず、第1画像処理指示信号Sd1〜第3画像処理指示信号Sd3のうち、いずれかの信号が供給された第2コンソール14B〜第4コンソール14Dでは、以下の処理を行う。
すなわち、先ず、図7のステップS13において、ネットワークモニタ部164(図5参照)は、無線LAN18をモニタし、無線LAN18を介して送信中の放射線画像情報Da(第1撮影装置12Aから第1コンソール14Aへ送信中の放射線画像情報Da)を読み込む。
ステップS14において、データ格納部166(図5参照)は、第1画像処理指示信号Sd1〜第3画像処理指示信号Sd3のうち、供給された信号の属性(番号情報)に対応する放射線画像情報Daを画像メモリ154に格納する。
具体的には、通常の放射線撮影の場合は、第2コンソール14B〜第4コンソール14Dのうち、いずれか1つのコンソールに第1画像処理指示信号Sd1が入力されて画像処理指示されることになる。従って、画像処理指示されたコンソールのデータ格納部166は、1枚分の放射線画像情報Daを画像メモリ154に格納する。
エネルギーサブトラクション撮影の場合は、第2コンソール14B〜第4コンソール14Dのうち、いずれか1つのコンソール又は2つのコンソールに第2画像処理指示信号Sd2が入力されて画像処理指示されることになる。ここで、1つのコンソールのみに第2画像処理指示信号Sd2が入力された場合は、画像処理指示された1つのコンソールのデータ格納部166は、2枚分の放射線画像情報Daを画像メモリ154に格納する。2つのコンソール(例えば第2コンソール14B及び第3コンソール14C)にそれぞれ第2画像処理指示信号Sd2が入力された場合は、画像処理指示された2つのコンソールのうち、第2コンソール14Bのデータ格納部166は、1枚目の放射線画像情報Daを画像メモリ154に格納し、第3コンソール14Cのデータ格納部166は、2枚目の放射線画像情報Daを画像メモリ154に格納する。
トモシンセシス撮影又は長尺撮影の場合は、第2コンソール14B〜第4コンソール14Dのうち、いずれか1つのコンソール、又は2つのコンソール、又は3つのコンソールに第3画像処理指示信号Sd3が入力されて画像処理指示されることになる。ここで、1つのコンソールのみに第3画像処理指示信号Sd3が入力された場合は、画像処理指示された1つのコンソールのデータ格納部166は、全枚数分の放射線画像情報Daを画像メモリ154に格納する。2つのコンソール(例えば第2コンソール14B及び第3コンソール14C)にそれぞれ第3画像処理指示信号Sd3が入力された場合は、画像処理指示された2つのコンソールのうち、第2コンソール14Bのデータ格納部166は、例えば奇数枚目の放射線画像情報Daを画像メモリ154に格納し、第3コンソール14Cのデータ格納部166は、偶数枚目の放射線画像情報Daを画像メモリ154に格納する。3つのコンソール(例えば第2コンソール14B〜第4コンソール14D)にそれぞれ第3画像処理指示信号Sd3が入力された場合は、画像処理指示された3つのコンソールのうち、第2コンソール14Bのデータ格納部166は、3n+1枚目の放射線画像情報Daを画像メモリ154に格納し、第3コンソール14Cのデータ格納部166は、3n+2枚目の放射線画像情報Daを画像メモリ154に格納し、第4コンソール14Dのデータ格納部166は、3n+3枚目の放射線画像情報Daを画像メモリ154に格納する。
データ格納部166での放射線画像情報の格納処理が終了すると、次のステップS15において、第1画像処理起動部168は画像処理部156を起動する。画像処理部156は、画像メモリ154に格納された放射線画像情報Daに対して補正処理を行う。
その後の処理は、通常の放射線撮影、エネルギーサブトラクション撮影、トモシンセシス撮影(又は長尺撮影)によって異なり、先ず、通常の放射線撮影では、次のステップS16に進み、通常の放射線撮影に対する処理を行う。すなわち、図8のステップS101において、コンソールは、黒化処理が必要か否かを判別する。この判別は、仕様情報に黒化処理についての指示があるかどうかで行われる。黒化処理が必要であれば、ステップS102に進み、第2画像処理起動部174は画像処理部156を起動する。画像処理部156は、画像メモリ154に格納されている補正処理後の放射線画像情報eDaに対して仕様情報に基づいた黒化処理を行う。
ステップS101において、黒化処理が必要ないと判別された場合、あるいは、ステップS102での処理が終了した段階で、ステップS103に進み、画像送信部158は、画像メモリ154に格納されている補正処理後の放射線画像情報あるいは黒化処理後の放射線画像情報、すなわち、画像処理後の放射線画像情報dDaをホストコンピュータ22に送信する。
一方、図7のフローチャートに戻り、エネルギーサブトラクション撮影の場合は、ステップS17に進み、エネルギーサブトラクション撮影に対する処理を行う。すなわち、図9のステップS201において、支援処理系144は、減算処理が必要か、あるいは、データ転送が必要か、あるいはデータ配列が必要かを判別する。この判別は、ホストコンピュータ22からの第2画像処理指示信号Sd2に付加された番号情報が「0」であれば、減算処理が必要であると判別し、番号情報が「0」以外で、第2画像処理指示信号Sd2に付加されたIDが当該コンソールのIDでない場合は、データ転送が必要であると判別し、番号情報が「0」以外で、第2画像処理指示信号Sd2に付加されたIDが当該コンソールのIDであれば、データ配列が必要であると判別する。
そして、減算処理が必要であると判別された場合は、次のステップS202に進み、第2画像処理起動部174は画像処理部156を起動する。画像処理部156は、画像メモリ154に格納された2枚の補正処理済みの放射線画像情報eDaに対して減算処理を行ってエネサブ画像を得る。
その後、ステップS203において、画像送信部158は、画像メモリ154に格納されているエネサブ画像、すなわち、画像処理後の放射線画像情報dDaをホストコンピュータ22に送信する。
上述のステップS201において、データ転送が必要であると判別された場合は、ステップS204に進み、データ転送部170は、画像メモリ154に格納されている1枚分の補正処理済みの放射線画像情報eDaを、第2画像処理指示信号Sd2に付加されたIDに対応するコンソールに転送する。データ転送部170での処理が終了した時点で、このコンソールでの処理は終了する。
上述のステップS201において、データ配列が必要であると判別された場合は、ステップS205に進み、データ配列部172は、他のコンソールから転送されてくる1枚分の補正処理済みの放射線画像情報eDaを受け取って、画像メモリ154に格納すると共に、当該コンソールにて補正処理された放射線画像情報eDaと共に時系列に揃える。
次いで、ステップS206において、第2画像処理起動部174は画像処理部156を起動する。画像処理部156は、画像メモリ154に格納された2枚の補正処理済みの放射線画像情報eDaに対して減算処理を行ってエネサブ画像を得る。
その後、ステップS207において、画像送信部158は、画像メモリ154に格納されているエネサブ画像、すなわち、画像処理後の放射線画像情報dDaをホストコンピュータ22に送信する。
他方、図7のフローチャートに戻り、トモシンセシス撮影又は長尺撮影の場合は、ステップS18に進み、トモシンセシス撮影又は長尺撮影に対する処理を行う。すなわち、図10のステップS301において、支援処理系144は、再構成処理が必要か、あるいは、データ転送が必要か、あるいはデータ配列が必要かを判別する。この判別は、ホストコンピュータ22からの第3画像処理指示信号Sd3に付加された番号情報が「0」であれば、再構成処理が必要であると判別し、番号情報が「0」以外で、第3画像処理指示信号Sd3に付加されたIDが当該コンソールのIDでない場合は、データ転送が必要であると判別し、番号情報が「0」以外で、第3画像処理指示信号Sd3に付加されたIDが当該コンソールのIDであれば、データ配列が必要であると判別する。
そして、再構成処理又は合成処理が必要であると判別された場合は、次のステップS302に進み、第2画像処理起動部174は画像処理部156を起動する。画像処理部156は、画像メモリ154に格納された全枚数の補正処理済みの放射線画像情報eDaに基づいて再構成処理又は合成処理を行って、仕様情報に含まれる関心領域の断層画像又は背骨等の広範囲の放射線画像を得る。
その後、ステップS303において、画像送信部158は、画像メモリ154に格納されている断層画像、すなわち、画像処理後の放射線画像情報dDaをホストコンピュータ22に送信する。
ステップS301において、データ転送が必要であると判別された場合は、ステップS304において、データ転送部170は、画像メモリ154に格納されている補正処理済みの放射線画像情報eDaを番号情報と共に、第3画像処理指示信号Sd3に付加されたIDに対応するコントロールに転送する。データ転送部170での処理が終了した時点で、このコンソールでの処理は終了する。
具体的には、コンソール数が「2」であれば、ステップS304において、データ転送部170は、画像メモリ154に格納されている補正処理済みの放射線画像情報eDa(全体で見た場合の偶数番目の放射線画像情報eDa)をコンソールに転送する。
コンソール数が「3」であって番号情報が「2」であれば、データ転送部170は、画像メモリ154に格納されている補正処理済みの放射線画像情報Da(全体で見た場合の3n+2番目の放射線画像情報eDa)をコンソールに転送し、コンソール数が「3」であって番号情報が「3」であれば、データ転送部170は、画像メモリ154に格納されている補正処理済みの放射線画像情報Da(全体で見た場合の3n+3番目の放射線画像情報eDa)をコンソールに転送する。つまり、コンソール数が「A」であって番号情報が「m」であれば、ステップS304において、データ転送部170は、画像メモリ154に格納されている補正処理済みの放射線画像情報eDa(全体で見た場合のAn+m番目の放射線画像情報eDa)をコンソールに転送する。
補正処理済みの放射線画像情報eDaを転送したコンソールは、データ転送部170での処理が終了した時点で、処理が終了する。
上述のステップS301において、データ配列が必要であると判別された場合は、ステップS305に進み、データ配列部172は、他のコンソールから転送されてくる多数枚の補正処理済みの放射線画像情報eDa及びそれぞれ付加されている番号情報及び連番を受け取って、画像メモリ154に格納し、さらに、番号情報及び連番に基づいて当該コンソールにて補正処理された放射線画像情報eDaと共に時系列に揃える。
その後、ステップS306において、第2画像処理起動部174は画像処理部156を起動する。画像処理部156は、画像メモリ154に格納された全枚数の補正処理済みの放射線画像情報eDaに基づいて再構成処理又は合成処理を行って、仕様情報に含まれる関心領域の断層画像又は背骨等の広範囲の放射線画像を得る。
その後、ステップS307において、画像送信部158は、画像メモリ154に格納されている断層画像、すなわち、画像処理後の放射線画像情報dDaをホストコンピュータ22に送信する。
そして、図7のフローチャートに戻り、上述した通常の放射線撮影に対する処理(ステップS16)、エネルギーサブトラクション撮影に対する処理(ステップS17)又はトモシンセシス撮影又は長尺撮影に対する処理(ステップS18)が終了した時点で次のステップS19に進み、ホストコンピュータ22は、終了要求(電源断、メンテナンス要求等)があったか否かを判別する。終了要求がなければ上述した図6のステップS1以降の処理を繰り返し、終了要求があった段階で、この第1システム10Aでの動作が終了する。
このように、第1システム10Aにおいては、患者情報や撮影指示情報等に基づいて1つの撮影装置(例えば第1撮影装置12A)が特定された段階で、第1コンソール14A〜第4コンソール14Dのうち、1つのコンソール(例えば第1コンソール14A)によって撮影装置を制御し、その他の1以上のコンソールで画像処理を行うようにすることができる。つまり、第1コンソール14Aは撮影装置の撮影制御を行う撮影制御装置として機能し、その他の1以上のコンソールは撮影装置からの放射線画像情報に対する画像処理を行う画像処理装置として機能することになる。すなわち、第1システム10Aでは、第1コンソール14A〜第4コンソール14Dによって機能分散を行わせることができる。
そのため、エネルギーサブトラクション撮影、トモシンセシス撮影や長尺撮影に拘わらず、第1コンソール14Aでの撮影制御が終了した後、すぐに第1コンソール14Aを使用することができ、待ち時間を大幅に減らすことができる。その結果、撮影制御を終えた第1コンソール14Aにて次の放射線撮影を行うことが可能となり、効率よく撮像装置を稼動させることができることとなる。従って、1つの撮影装置が接続されたシステムはもちろん、種々の撮影装置が複合的に接続されたシステムのスケジュール管理を簡単にすることができる。
上述の例では、ホストコンピュータ22の画像処理指示部112において、撮影制御指示したコンソール以外の1以上のコンソールから、画像処理させる1以上のコンソールを選択するようにしたが、その他、撮影制御指示されたコンソールを含めた1以上のコンソールから、例えば上述した優先度テーブル120を使用して画像処理させる2以上のコンソールを選択するようにしてもよい。この場合、撮影制御指示されたコンソール(例えば第1コンソール)の画像受信部150は、受信した撮影装置からの放射線画像情報Daを画像メモリ154に格納して、当該コンソールでも画像処理を行う。
従って、この例では、第1コンソール14A〜第4コンソール14Dのうち、1つのコンソール(例えば第1コンソール14A)によって撮影装置を制御し、第1コンソール14Aを含めた2以上のコンソールで画像処理を行うようにすることができる。つまり、第1コンソールを含めた2以上のコンソールは撮影装置からの放射線画像情報Daに対する画像処理を行う画像処理装置として機能することになり、第1コンソール14A〜第4コンソール14Dによって、画像処理について負荷分散を行わせることができる。
そのため、従来、1つのコンソールにて行っていた画像処理を2以上のコンソールにて行うことができるため、画像処理にかかる時間を従来よりも低減することができ、待ち時間を大幅に減らすことができる。その結果、撮影制御を終えた第1コンソール14Aにて次の効率よく撮像装置を稼動させることができ、1つの撮影装置が接続されたシステムはもちろん、種々の撮影装置が複合的に接続されたシステムのスケジュール管理を簡単にすることができる。
次に、第2の実施の形態に係る放射線撮影システム(以下、第2システム10Bと記す)について図11及び図12を参照しながら説明する。
この第2システム10Bは、図11に示すように、上述した第1システム10Aとほぼ同様の構成を有するが、第4コンソール14D及び第4撮影装置12Dに代えて、第5コンソール14Eと、第5撮影装置12Eと、第5撮影装置12Eにより撮影された放射線画像情報Daを読み取る画像読取装置180とが無線LAN18に接続されている点で異なる。特に、画像読取装置180は、第5コンソール14Eと共に有線LAN20にも接続されている。
第5撮影装置12Eは、例えば被写体50の胸部を含む広範囲の放射線画像を撮影する臥位撮影装置であり、放射線源制御部182によって制御される放射線源184と、放射線源184に対向して配置される撮影台とを備えて構成される。撮影台の例えば側部には、蓄積性蛍光体パネルP(図12参照)を収納したカセッテ210が装填されるスロット(図示せず)が配設されている。なお、放射線源制御部182は、第5コンソール14Eにより設定された撮影条件に従って放射線源184を駆動制御する。
蓄積性蛍光体パネルPは、照射された放射線Xのエネルギを蓄積する蓄積性蛍光体層を支持体上に形成したもので、励起光を照射することにより蓄積されたエネルギに応じた輝尽発光光を出力する一方、所定光量の消去光を照射することにより残存するエネルギを除去して再使用できるものである。
蓄積性蛍光体パネルPに記録された放射線画像情報Daは、図12に示すように構成される画像読取装置180によって読み取られる。なお、画像読取装置180は、第5撮影装置12Eと共に、第5コンソール14Eにより制御される。
画像読取装置180は、図12に示すように、ケーシング218の上部に、カセッテ装填部220と、読取処理に必要な情報を表示する表示部が配設される。カセッテ装填部220に形成された装填口222には、放射線画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体パネルPを収納したカセッテ210が装填される。装填口222に近接して、カセッテ210に配設されたバーコードの識別情報を読み取るバーコードリーダ224と、カセッテ210の蓋部材214のロックを解除するロック解除機構226と、蓋部材214が開蓋されたカセッテ210から蓄積性蛍光体パネルPを吸着して取り出す吸着盤228と、吸着盤228によって取り出された蓄積性蛍光体パネルPを挟持搬送するニップローラ230とが配設される。
ニップローラ230に連設して、複数の搬送ローラ232a〜232g及び複数のガイド板234a〜234fが配設され、これらにより湾曲搬送路236が構成される。湾曲搬送路236は、カセッテ装填部220から下方向に延在した後、最下部において略水平状態となり、次いで、略鉛直上方向に延在する。これにより、画像読取装置180の小型化が達成される。
ニップローラ230と搬送ローラ232aとの間には、読取処理が終了した蓄積性蛍光体パネルPに残存する放射線画像情報を消去するための消去部238が配設される。消去部238は、消去光を出力する冷陰極管等の消去光源240を有する。
湾曲搬送路236の最下部に配設される搬送ローラ232d、232e間には、プラテンローラ242が配設される。そして、プラテンローラ242の上部には、蓄積性蛍光体パネルPに蓄積記録された放射線画像情報を読み取る走査ユニット244が配設される。
走査ユニット244は、励起光であるレーザビームLBを導出して蓄積性蛍光体パネルPを走査する励起部246と、レーザビームLBによって励起されて出力される放射線画像情報に係る輝尽発光光を読み取る読取部248とを備える。
励起部246は、レーザビームLBを出力するレーザ発振器250と、レーザビームLBを蓄積性蛍光体パネルPの主走査方向に偏向する回転多面鏡であるポリゴンミラー252と、レーザビームLBを反射させ、プラテンローラ242上を通過する蓄積性蛍光体パネルPに導く反射ミラー254とを備える。
読取部248は、一端部がプラテンローラ242上の蓄積性蛍光体パネルPに近接して配置される集光ガイド256と、集光ガイド256の他端部に連結され、蓄積性蛍光体パネルPから得られた輝尽発光光を電気信号に変換するフォトマルチプライヤ258とを備える。なお、集光ガイド256の一端部には、輝尽発光光の集光効率を高めるための集光ミラー260が近接して配設される。フォトマルチプライヤ258によって読み取られた放射線画像情報は、該画像読取装置180内に設置された画像処理部において画像処理(補正処理を含む)が行われるようになっている。読取部248からの放射線画像情報は、有線LAN20を介してホストコンピュータ22に供給される。
そして、第5コンソール14E及び画像読取装置180は、上述した第1コンソール14A〜第3コンソール14Cと同様に、撮影制御系140、画像処理系142、支援処理系144を有する。
従って、この第2システム10Bにおいても、上述した第1システム10Aと同様に、複数のコンソールによって、機能分散、負荷分散を行わせることで、効率よく撮像装置を稼動させることができ、1つの撮影装置が接続されたシステムはもちろん、種々の撮影装置が複合的に接続されたシステムのスケジュール管理を簡単にすることができる。
なお、本発明に係る放射線画像撮影システム及び放射線画像撮影方法は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
すなわち、上述の例では、例えば図13Aに模式的に示すように、ホストコンピュータ22に撮影制御指示部110及び画像処理指示部112を具備させることで、ホストコンピュータ22の撮影制御指示部110から1つのコンソール(例えば第1コンソール14A)に撮影制御指示信号Scを出力し、ホストコンピュータ22の画像処理指示部112から複数のコンソール(例えば第2コンソール14B及び第3コンソール14C)にそれぞれ画像処理指示信号Sdを出力することが可能となる。
そして、第1の変形例として、図13Bに模式的に示すように、各コンソールにそれぞれ画像処理指示部112を具備させてもよい。この場合、ホストコンピュータ22の撮影制御指示部110から1つのコンソール(例えば第1コンソール14A)に撮影制御指示信号Scを出力し、第1コンソール14Aの画像処理指示部112から複数のコンソール(例えば第2コンソール14B及び第3コンソール14C)にそれぞれ画像処理指示信号Sdを出力することが可能となる。
第2の変形例としては、図14Aに模式的に示すような例が挙げられる。すなわち、画像メモリ154及び画像処理部156を含めた画像処理用ユニットとして画像処理ボード104が各コンソールに設置されることになるが、少なくとも1つのコンソール(例えば第2コンソール14B)に複数の画像処理ボード104を設置する。この場合、ホストコンピュータ22の撮影制御指示部110から1つのコンソール(例えば第1コンソール14A)に撮影制御指示信号Scを出力し、ホストコンピュータ22の画像処理指示部112から第2コンソール14Bの複数の画像処理ボード104にそれぞれ画像処理指示信号Sdを出力することが可能となる。もちろん、全てのコンソールにそれぞれ複数の画像処理ボード104を設置するようにしてもよい。
第3の変形例としては、図14Bに示すように、各コンソールにそれぞれ画像処理指示部112を具備させ、少なくとも1つのコンソール(例えば第2コンソール14B)に複数の画像処理ボード104を設置する。この場合、ホストコンピュータ22の撮影制御指示部110から1つのコンソール(例えば第1コンソール14A)に撮影制御指示信号Scを出力し、第1コンソール14Aの画像処理指示部112から第2コンソール14Bの複数の画像処理ボード104にそれぞれ画像処理指示信号Sdを出力することが可能となる。もちろん、全てのコンソールにそれぞれ複数の画像処理ボード104を設置するようにしてもよい。
上述した放射線検出器70は、入射した放射線Xの線量を光電変換層51によって直接電気信号に変換するもの(直接変換方式)であるが、これに代えて、入射した放射線Xをシンチレータによって一旦可視光に変換した後、この可視光をアモルファスシリコン(a−Si)等の固体検出素子を用いて電気信号に変換するように構成した放射線検出器(間接変換方式)を用いてもよい(特許第3494683号公報参照)。
10A…第1システム
10B…第2システム
12A〜12E…第1撮影装置〜第5撮影装置
14A〜14E…第1コンソール〜第5コンソール
18…無線LAN
20…有線LAN
22…ホストコンピュータ
70…放射線検出器
100…制御部
102…通信器
104…画像処理ボード
110…撮影制御指示部
112…画像処理指示部
114…第1要求出力部
116…コンソール選択部
118…制御指示出力部
140…撮影制御系
142…画像処理系
144…支援処理系
146…撮影制御部
154…画像メモリ
156…画像処理部
160…画像処理判別部
164…ネットワークモニタ部
170…データ転送部
172…データ配列部

Claims (13)

  1. 放射線撮影によって被写体を透過した放射線を検出し、放射線画像情報に変換する1以上の撮影装置と、撮影指示情報に基づいて前記撮影装置を制御する1以上の制御装置と、複数の画像処理部とを有する放射線画像撮影システムであって、
    前記複数の制御装置のうち、1つの制御装置に撮影制御指示信号を出力して、該1つの制御装置にて前記撮影装置を制御させる撮影制御指示手段と、
    前記複数の画像処理部のうち、1以上の画像処理部に画像処理指示信号を出力して、前記1以上の画像処理部にて前記撮影装置からの放射線画像情報に対して画像処理を行わせる画像処理指示手段とを有することを特徴とする放射線画像撮影システム。
  2. 請求項1記載の放射線画像撮影システムにおいて、
    複数の前記制御装置にそれぞれ前記画像処理部が具備され、
    前記画像処理指示手段は、前記複数の制御装置のうち、1以上の制御装置に画像処理指示信号を出力して、前記1以上の制御装置にて前記撮影装置からの放射線画像情報に対して画像処理を行わせることを特徴とする放射線画像撮影システム。
  3. 請求項1記載の放射線画像撮影システムにおいて、
    複数の前記制御装置にそれぞれ前記画像処理部が具備され、
    前記画像処理指示手段は、複数の前記制御装置のうち、前記撮影制御指示信号が供給された前記1つの制御装置を除く、他の1以上の制御装置に画像処理指示信号を出力することを特徴とする放射線画像撮影システム。
  4. 請求項1記載の放射線画像撮影システムにおいて、
    複数の前記制御装置にそれぞれ前記画像処理部が具備され、
    前記画像処理指示手段は、前記複数の制御装置のうち、前記撮影制御指示信号が供給された前記1つの制御装置を除く、他の2以上の制御装置に画像処理指示信号を出力することを特徴とする放射線画像撮影システム。
  5. 請求項1記載の放射線画像撮影システムにおいて、
    複数の前記制御装置にそれぞれ前記画像処理部が具備され、
    前記画像処理指示手段は、前記撮影制御指示信号が供給された前記1つの制御装置と、その他の1以上の制御装置に画像処理指示信号を出力することを特徴とする放射線画像撮影システム。
  6. 請求項4又は5記載の放射線画像撮影システムにおいて、
    前記画像処理指示手段は、前記画像処理指示信号が供給された前記複数の制御装置のうち、1以上の制御装置に、前記撮影装置からの複数の放射線画像情報のうち、1以上の放射線画像情報を画像処理するように指示し、前記複数の制御装置のうち、前記1以上の制御装置以外の制御装置に、前記複数の放射線画像情報のうち、前記1以上の放射線画像情報以外の放射線画像情報を画像処理するように指示することを特徴とする放射線画像撮影システム。
  7. 請求項1記載の放射線画像撮影システムにおいて、
    少なくとも1つの制御装置に前記複数の画像処理部が具備され、
    前記画像処理指示手段は、前記少なくとも1つの制御装置の前記複数の画像処理部のうち、1以上の前記画像処理部に画像処理指示信号を出力して、前記1以上の画像処理部にて前記撮影装置からの放射線画像情報に対して画像処理を行わせることを特徴とする放射線画像撮影システム。
  8. 請求項1記載の放射線画像撮影システムにおいて、
    前記1以上の画像処理部で行われる画像処理は、
    (1)前記撮影装置からの前記放射線画像情報に対する補正処理、
    (2)前記撮影装置からの前記放射線画像情報に対する黒化処理、
    (3)前記1以上の撮影装置にエネルギーサブトラクション撮影装置を含み、該エネルギーサブトラクション撮影装置からの2つの放射線画像情報の減算処理、
    (4)前記1以上の撮影装置にトモシンセシス撮影装置を含み、該トモシンセシス撮影装置からの複数の放射線画像情報に基づいて断層画像を生成する処理、
    (5)前記1以上の撮影装置に長尺撮影装置を含み、該長尺撮影装置からの複数の放射線画像情報に基づいて長尺部位の放射線画像に合成する処理
    のうち、少なくとも1つを含むことを特徴とする放射線画像撮影システム。
  9. 請求項1記載の放射線画像撮影システムにおいて、
    前記撮影装置がエネルギーサブトラクション撮影装置であって、
    前記画像処理指示信号が供給された複数の画像処理部で行われる画像処理は、前記撮影装置からそれぞれ個別に供給される放射線画像情報に対する補正処理であり、
    前記複数の画像処理部のうち、少なくとも1つの画像処理部は、補正処理済みの複数の放射線画像情報の減算処理を行うことを特徴とする放射線画像撮影システム。
  10. 請求項1記載の放射線画像撮影システムにおいて、
    前記撮影装置がトモシンセシス撮影装置であって、
    前記画像処理指示信号が供給された複数の画像処理部で行われる画像処理は、前記撮影装置からそれぞれ個別に供給される放射線画像情報に対する補正処理であり、
    前記複数の画像処理部のうち、少なくとも1つの画像処理部は、補正処理済みの複数の放射線画像情報に基づいて断層画像を生成する処理を行うことを特徴とする放射線画像撮影システム。
  11. 請求項1記載の放射線画像撮影システムにおいて、
    前記撮影装置が長尺撮影装置であって、
    前記画像処理指示信号が供給された複数の画像処理部で行われる画像処理は、前記撮影装置からそれぞれ個別に供給される放射線画像情報に対する補正処理であり、
    前記複数の画像処理部のうち、少なくとも1つの画像処理部は、補正処理済みの複数の放射線画像情報に基づいて長尺部位の放射線画像に合成する処理を行うことを特徴とする放射線画像撮影システム。
  12. 放射線撮影によって被写体を透過した放射線を検出し、放射線画像情報に変換する1以上の撮影装置と、撮影指示情報に基づいて前記撮影装置を制御する1以上の制御装置と、複数の画像処理部とを有する放射線画像撮影システムにて使用される放射線画像撮影方法であって、
    前記複数の制御装置のうち、1つの制御装置に撮影制御指示信号を出力して、該1つの制御装置にて前記撮影装置を制御させるステップと、
    前記複数の画像処理部のうち、1以上の画像処理部に画像処理指示信号を出力して、前記1以上の画像処理部にて前記撮影装置からの放射線画像情報に対して画像処理を行わせるステップとを有することを特徴とする放射線画像撮影方法。
  13. 請求項12記載の放射線画像撮影方法において、
    前記1以上の画像処理部で行われる画像処理は、
    (1)前記撮影装置からの前記放射線画像情報に対する補正処理、
    (2)前記撮影装置からの前記放射線画像情報に対する黒化処理、
    (3)前記1以上の撮影装置にエネルギーサブトラクション撮影装置を含み、該エネルギーサブトラクション撮影装置からの2つの放射線画像情報の減算処理、
    (4)前記1以上の撮影装置にトモシンセシス撮影装置を含み、該トモシンセシス撮影装置からの複数の放射線画像情報に基づいて断層画像を生成する処理、
    (5)前記1以上の撮影装置に長尺撮影装置を含み、該長尺撮影装置からの複数の放射線画像情報に基づいて長尺部位の放射線画像に合成する処理
    のうち、少なくとも1つを含むことを特徴とする放射線画像撮影方法。
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