JP2009226202A - 放射線画像撮影システム、放射線画像撮影方法及びプログラム - Google Patents

放射線画像撮影システム、放射線画像撮影方法及びプログラム Download PDF

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浩司 福田
Hidekazu Kito
英一 鬼頭
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Abstract

【課題】電源が供給されていない状態から電源ONとなった段階で、迅速に撮影装置を起動させることができ、緊急撮影の割り込みに対して、直ちに対応することができるようにする。
【解決手段】放射線画像撮影システム10は、放射線撮影によって被写体を透過した放射線を検出し、放射線画像情報に変換する放射線変換パネルを使用した第1撮影装置22と、放射線撮影によって被写体を透過した放射線を検出し、放射線画像情報に変換して担持する蓄積性蛍光体パネルを使用した第2撮影装置24と、外部からの撮影指示情報に基づいて第1撮影装置22と第2撮影装置24とを制御するホストコンソール16とを有する。ホストコンソール16は、該ホストコンソール16の起動に基づいて、第2撮影装置24を第1撮影装置22よりも優先して起動する優先起動部202を有する。
【選択図】図9

Description

本発明は、仕様形態の異なる複数の撮影装置を撮影指示情報に従って処理装置により制御し、放射線画像の撮影を行う放射線画像撮影システム、放射線画像撮影方法及びプログラムに関する。
医療分野において、被写体に放射線を照射し、被写体を透過した放射線を放射線検出器に導いて放射線画像を撮影する撮影装置が広汎に使用されている。
この場合、放射線検出器として、蛍光体に放射線画像としての放射線エネルギを蓄積し、励起光を照射することで放射線画像を輝尽発光光として取り出すことのできる蓄積性蛍光体パネルが知られている。放射線画像が記録された蓄積性蛍光体パネルは、読取装置に供給して読取処理を行うことで、可視画像としての放射線画像を得ることができる。
また、放射線を直接電気信号に変換し、あるいは、放射線をシンチレータで可視光に変換した後、電気信号に変換して読み出す固体検出素子を用いた放射線検出器も開発されている。
これらの放射線検出器を使用して放射線画像を撮影する撮影装置には、被写体である患者の状態や、撮影部位等の撮影条件に応じた仕様形態の異なる種々のものがあり、それぞれが撮影装置の仕様形態に対応した仕様形態からなる処理装置によって制御される。これらの撮影装置及び処理装置を院内ネットワークを介して放射線科情報システム(RIS)に接続し、RISで設定した患者情報、撮影方法、撮影部位、放射線の照射線量を規定する撮影条件等の撮影指示情報を処理装置に供給し、対応する撮影装置を用いて放射線画像の撮影を行うようにしたシステムがある(特許文献1参照)。
手術室等の医療現場においては、患者に対して迅速且つ的確な処置を施すため、急患に対して迅速に放射線撮影を行う必要がある。このような緊急時に対応したシステムとして特許文献2及び3が提案されている。
特許文献2記載のシステムは、医用診断装置において、緊急撮影モードが指示されたとき、緊急用プリセット条件を選択してモニタに表示させ、オペレータは、この表示に従って撮影条件を選択実行する、というものである。
特許文献3記載のシステムは、中央制御ユニットとは独立に、緊急制御手段を有する緊急制御ユニットが設けられ、中央制御ユニットがダウンしたとき、緊急制御ユニットが中央制御ユニットの処理の一部を負担する、というものである。
特開2006−247137号公報 特開2002−165782号公報 特表2004−527303号公報
ところで、上述した特開2002−165782号公報及び特表2004−527303号公報の緊急時に対応したシステムにおいては、電源が供給されていることが前提となっており、電源が供給されていない状態において、急患に対する緊急の放射線撮影を行う場合に、直ちに対応することができないという問題がある。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、電源が供給されていない状態から電源ONとなった段階で、迅速に撮影装置を起動させることができ、緊急撮影の割り込みに対して、直ちに対応することができる放射線画像撮影システム、放射線画像撮影方法及びプログラムを提供することを目的とする。
第1の本発明に係る放射線画像撮影システムは、放射線撮影によって被写体を透過した放射線を検出し、放射線画像情報に変換する放射線検出器を使用した第1撮影装置と、
放射線撮影によって前記被写体を透過した放射線を検出し、放射線画像情報に変換して担持する蓄積性蛍光体パネルを使用した第2撮影装置と、
撮影指示情報に基づいて前記第1撮影装置と前記第2撮影装置とを制御する処理装置とを有し、
前記処理装置は、該処理装置の起動に基づいて、前記第2撮影装置を前記第1撮影装置よりも優先して起動する優先起動部を有することを特徴とする。
第2の本発明に係る放射線画像撮影方法は、放射線撮影によって被写体を透過した放射線を検出し、放射線画像情報に変換する放射線検出器を使用した第1撮影装置と、放射線撮影によって前記被写体を透過した放射線を検出し、放射線画像情報に変換して担持する蓄積性蛍光体パネルを使用した第2撮影装置と、撮影指示情報に基づいて前記第1撮影装置と前記第2撮影装置とを制御する処理装置とを有する放射線画像撮影システムにおいて使用され、
前記処理装置を起動するステップと、
前記処理装置の起動に基づいて、前記第2撮影装置を前記第1撮影装置よりも優先して起動するステップとを有することを特徴とする。
第3の本発明に係るプログラムは、放射線撮影によって被写体を透過した放射線を検出し、放射線画像情報に変換する放射線検出器を使用した第1撮影装置と、放射線撮影によって前記被写体を透過した放射線を検出し、放射線画像情報に変換して担持する蓄積性蛍光体パネルを使用した第2撮影装置と、撮影指示情報に基づいて前記第1撮影装置と前記第2撮影装置とを制御する処理装置とを有する放射線画像撮影システムを、
前記処理装置を起動する手段、
前記処理装置の起動に基づいて、前記第2撮影装置を前記第1撮影装置よりも優先して起動する手段、
として機能させるためのプログラムである。
以上説明したように、本発明に係る放射線画像撮影システム、放射線画像撮影方法及びプログラムによれば、電源が供給されていない状態においても、迅速に撮影装置を起動させることができ、緊急撮影の割り込みに対して、直ちに対応することができる。
本実施形態の放射線画像撮影システムの構成図である。 放射線画像撮影システムの模式的説明図である。 放射線画像撮影システムのホストコンソール、第1撮影装置及び第2撮影装置を含む構成ブロック図である。 本実施の形態に係る放射線検出器の回路構成図である。 本実施の形態に係る読取装置の構成図である。 放射線画像撮影システムの通常動作を示すフローチャートである。 第1コンソールを用いて第1撮影装置を制御する動作を示すフローチャートである。 第2コンソールを用いて第2撮影装置を制御する動作を示すフローチャートである。 優先起動部の機能を示す構成図である。 主電源スイッチのON操作から通常の動作を行われるまでの処理手順を示すフローチャートである。 優先起動部による処理動作を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る放射線画像撮影システムの実施の形態例を図1〜図11を参照しながら説明する。
図1及び図2は、本実施の形態に係る放射線画像撮影システム10の構成を示す。放射線画像撮影システム10は、病院内の医療事務処理を管理する医事情報システム12(HIS:Hospital Information System)と、HIS12の管理下において、放射線科での放射線画像の撮影処理を管理する放射線科情報システム14(RIS:Radiology Information System)と、医師による診断読影を行うためのビューア15と、放射線科の撮影室に隣接する処理室に設置され、仕様の異なる各種撮影装置を管理制御するホストコンソール16と、前記処理室に設置され、特定の撮影装置を管理制御する第1コンソール18及び第2コンソール20と、第1コンソール18により制御される第1撮影装置22と、第2コンソール20により制御される第2撮影装置24と、第2コンソール20により制御され、第2撮影装置24により撮影された放射線画像情報を読み取る読取装置26とを備え、これらが院内ネットワーク28によって相互に接続されている。院内ネットワーク28には、必要に応じてさらに他のコンソール、撮影装置等を接続することができる。
ホストコンソール16は、HIS12を用いて設定した患者の氏名、性別、年齢等の患者情報、RIS14を用いて医師又は技師が設定した当該患者に対する放射線画像の撮影方法、撮影部位、撮影に使用する撮影装置等の撮影指示情報を院内ネットワーク28を介して取得し、これらの情報を対応する第1コンソール18又は第2コンソール20に供給する。また、ホストコンソール16は、第1コンソール18又は第2コンソール20による処理を代行することもできる。従って、第1コンソール18又は第2コンソール20をホストコンソール16に置き換えることで、より安価なシステム構成とすることができる。ホストコンソール16及び第2コンソール20には、後述する第2撮影装置24に適用される放射線検出器を特定するためのID情報を取得するバーコードリーダ30、32が接続される。
図3は、ホストコンソール16、第1撮影装置22及び第2撮影装置24の構成ブロック図である。
ホストコンソール16の制御部34は、院内ネットワーク28を介して、RIS14、第1コンソール18、第2コンソール20、第1撮影装置22、第2撮影装置24、読取装置26との間で必要な情報の送受信を行う。ホストコンソール16は、操作設定部36と、操作設定部36を用いて撮影指示情報を設定し、あるいは、RIS14で設定された撮影指示情報を受け取り、撮影指示情報メモリ38に記憶させる撮影指示情報設定部40と、設定された撮影指示情報に従い、放射線画像情報を処理する特定の第1コンソール18又は第2コンソール20を選択し、対応する撮影指示情報を選択された第1コンソール18又は第2コンソール20に供給するコンソール選択部42と、第1撮影装置22又は第2撮影装置24から取得した放射線画像情報に対する画像処理を行う画像処理部44と、画像処理された放射線画像情報を記憶する画像メモリ46と、放射線画像情報を表示する表示部48とを備える。
第1コンソール18及び第2コンソール20は、RIS14から撮影指示情報を取得する機能を有する制御部34と、コンソール選択部42とを除き、ホストコンソール16と略同一の機能を備える。第1コンソール18に接続された表示部には、第1撮影装置22のためのメニュー画面や、制御部にて取得した撮影指示情報、第1撮影装置22からの放射線画像情報等が表示される。同様に、第2コンソール20に接続された表示部には、第2撮影装置24のためのメニュー画面や、取得した撮影指示情報、読取装置26からの放射線画像情報等が表示される。
なお、ホストコンソール16と、第1コンソール18と、第2コンソール20とは、必ずしも異なる構成である必要はなく、同一構成としてもよい。
第1撮影装置22は、被写体50のマンモ52の放射線画像を撮影するマンモグラフィ装置であり、図2に示すように、基台54に対して旋回可能に連結されたアーム部材56の一端部に配設された放射線源収納部58と、アーム部材56の他端部に配設された撮影台60と、撮影台60に対して近接離間可能に構成された圧迫板62とを備える。
放射線源収納部58には、放射線Xを出力する放射線源64が収納される。放射線源64は、放射線源制御部66によって管電圧、管電流及び放射線Xの照射時間が制御されることで、撮影部位に応じた所定の線量からなる放射線Xを被写体50のマンモ52に照射する。
撮影台60には、図4に示す回路構成からなる放射線検出器70が収納される。
放射線検出器70は、放射線を感知して電荷を発生させるアモルファスセレン(a−Se)等の物質からなる光電変換層72を行列状の薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)74のアレイの上に配置した構造を有し、発生した電荷を蓄積容量76に蓄積した後、各行毎にTFT74を順次オンにして、電荷を画像信号として読み出す。図4では、光電変換層72及び蓄積容量76からなる1つの画素78と1つのTFT74との接続関係のみを示し、その他の画素78の構成については省略している。なお、アモルファスセレンは、高温になると構造が変化して機能が低下してしまうため、所定の温度範囲内で使用する必要がある。従って、撮影台60内に放射線検出器70を冷却する手段を配設することが好ましい。
各画素78に接続されるTFT74には、行方向と平行に延びるゲート線80と、列方向と平行に延びる信号線82とが接続される。各ゲート線80は、ライン走査駆動部84に接続され、各信号線82は、読取回路を構成するマルチプレクサ86に接続される。
ゲート線80には、行方向に配列されたTFT74をオンオフ制御する制御信号Von、Voffがライン走査駆動部84から供給される。この場合、ライン走査駆動部84は、ゲート線80を切り替える複数のスイッチSW1と、スイッチSW1の1つを選択する選択信号を出力するアドレスデコーダ88とを備える。アドレスデコーダ88には、制御部100からアドレス信号が供給される。
また、信号線82には、列方向に配列されたTFT74を介して各画素78の蓄積容量76に保持されている電荷が流出する。この電荷は、増幅器92によって増幅される。増幅器92には、サンプルホールド回路94を介してマルチプレクサ86が接続される。マルチプレクサ86は、信号線82を切り替える複数のスイッチSW2と、スイッチSW2の1つを選択する選択信号を出力するアドレスデコーダ96を備える。アドレスデコーダ96には、制御部100からアドレス信号が供給される。マルチプレクサ86には、A/D変換器98が接続され、A/D変換器98によってデジタル信号に変換された放射線画像情報が制御部100に供給される。制御部100は、取得した放射線画像情報を院内ネットワーク28を介して、第1撮影装置22を制御する第1コンソール18に供給する。
また、第1撮影装置22としては、上述のマンモグラフィ装置のほか、立位方式の撮影台や臥位方式の撮影台に着脱自在、あるいは固定される放射線検出器70を有するタイプの撮影装置でもよい。
第2撮影装置24は、被写体50の胸部等の放射線画像を撮影する立位撮影装置であり、放射線源制御部102によって制御される放射線源104と、放射線源104に対向して配置される撮影台108とから構成される。撮影台108の側部には、蓄積性蛍光体パネルPを収納したカセッテ110の装填されるスロット112が配設される。第2撮影装置24は、院内ネットワーク28を介して第2コンソール20により制御される。
蓄積性蛍光体パネルPは、照射された放射線Xのエネルギを蓄積する蓄積性蛍光体層を支持体上に形成したもので、励起光を照射することにより蓄積されたエネルギに応じた輝尽発光光を出力する一方、所定光量の消去光を照射することにより残存するエネルギを除去して再使用できるものである。
カセッテ110は、蓄積性蛍光体パネルPを蓋部材114を介して収脱可能に収納するもので、その外面部には、内部に収納されている蓄積性蛍光体パネルPを個別に識別するための固有番号、サイズ、感度等の識別情報が記録されたバーコード116が装着される。バーコード116は、第2コンソール20に接続されたバーコードリーダ32、又は、ホストコンソール16に接続されたバーコードリーダ30によって読み取ることができる。
蓄積性蛍光体パネルPに記録された放射線画像情報は、図5に示すように構成される読取装置26によって読み取られる。なお、読取装置26は、第2撮影装置24とともに、第2コンソール20により制御される。
読取装置26は、ケーシング118の上部にカセッテ装填部120を備え、このカセッテ装填部120に形成された装填口122に対して、放射線画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体パネルPを収納したカセッテ110が装填される。装填口122に近接して、カセッテ110に配設されたバーコード116の識別情報を読み取るバーコードリーダ124と、カセッテ110の蓋部材114のロックを解除するロック解除機構126と、蓋部材114が開蓋されたカセッテ110から蓄積性蛍光体パネルPを吸着して取り出す吸着盤128と、吸着盤128によって取り出された蓄積性蛍光体パネルPを挟持搬送するニップローラ130とが配設される。
ニップローラ130に連設して、複数の搬送ローラ132a〜132g及び複数のガイド板134a〜134fが配設され、これらにより湾曲搬送路136が構成される。湾曲搬送路136は、カセッテ装填部120から下方向に延在した後、最下部において略水平状態となり、次いで、略鉛直上方向に延在する。これにより、読取装置26の小型化が達成される。
ニップローラ130と搬送ローラ132aとの間には、読取処理が終了した蓄積性蛍光体パネルPに残存する放射線画像情報を消去するための消去部138が配設される。消去部138は、消去光を出力する冷陰極管等の消去光源140を有する。
湾曲搬送路136の最下部に配設される搬送ローラ132d、132e間には、プラテンローラ142が配設される。そして、プラテンローラ142の上部には、蓄積性蛍光体パネルPに蓄積記録された放射線画像情報を読み取る走査ユニット144が配設される。
走査ユニット144は、励起光であるレーザビームLBを導出して蓄積性蛍光体パネルPを走査する励起部146と、レーザビームLBによって励起されて出力される放射線画像情報に係る輝尽発光光を読み取る読取部148とを備える。
励起部146は、レーザビームLBを出力するレーザ発振器150と、レーザビームLBを蓄積性蛍光体パネルPの主走査方向に偏向する回転多面鏡であるポリゴンミラー152と、レーザビームLBを反射させ、プラテンローラ142上を通過する蓄積性蛍光体パネルPに導く反射ミラー154とを備える。
読取部148は、一端部がプラテンローラ142上の蓄積性蛍光体パネルPに近接して配置される集光ガイド156と、集光ガイド156の他端部に連結され、蓄積性蛍光体パネルPから得られた輝尽発光光を電気信号に変換するフォトマルチプライヤ158とを備える。なお、集光ガイド156の一端部には、輝尽発光光の集光効率を高めるための集光ミラー160が近接して配設される。なお、フォトマルチプライヤ158によって読み取られた放射線画像情報は、院内ネットワーク28を介して第2コンソール20に供給される。
院内ネットワーク28には、図4に示す放射線検出器70を使用した第1撮影装置22であるマンモグラフィ装置に加えて、図2に示す蓄積性蛍光体パネルPを有するカセッテ110を使用したマンモグラフィ装置を接続することができる。同様に、図2示す蓄積性蛍光体パネルPを使用した第2撮影装置24に加えて、図4に示す放射線検出器70を使用した立位撮影装置を接続することができる。また、放射線検出器70又は蓄積性蛍光体パネルPを使用した臥位撮影装置を接続することができる。院内ネットワーク28には、さらに、他の仕様形態の撮影装置、例えば、CT装置、MR装置を接続することができるとともに、これらの撮影装置を制御するコンソール(処理装置)を接続することができる。
ここで、本実施形態の放射線画像撮影システム10の通常の動作(システム全体に電力が供給されている状態での動作)について図6〜図8を参照しながら説明する。
先ず、HIS12を用いて、患者の氏名、性別、年齢等の患者情報が設定され(図6のステップS1)、次いで、当該患者情報に関連させて、放射線画像の撮影方法、撮影部位、撮影に使用する撮影装置等の撮影指示情報がRIS14を用いて設定される(ステップS2)。
放射線科に設置されているホストコンソール16の制御部34は、院内ネットワーク28を介して、RIS14から患者情報及び撮影指示情報を取得する(ステップS3)。また、技師は、ホストコンソール16の操作設定部36を用い、必要に応じて撮影指示情報の変更、設定を行う。例えば、RIS14を用いて医師が設定した撮影装置を、撮影部位や患者の状態に対応した撮影装置に変更する。撮影指示情報設定部40は、取得した患者情報及び撮影指示情報、又は、変更若しくは新たに設定された撮影指示情報を一旦撮影指示情報メモリ38に記憶させる。
次いで、ホストコンソール16の撮影指示情報設定部40は、撮影指示情報メモリ38から患者情報及び撮影指示情報を読み出す(ステップS4)。コンソール選択部42は、読み出された撮影指示情報に従い、該当する第1撮影装置22を制御する第1コンソール18、第2撮影装置24を制御する第2コンソール20、あるいは、院内ネットワーク28に接続されている該当する他のコンソールを選択する(ステップS5)。
この場合、コンソール選択部42は、撮影指示情報によって指定されている撮影装置を制御する処理装置が、処理可能な状態にあるか否かを判定する。例えば、該当する処理装置が撮影装置を制御して撮影処理を行っており、あるいは、該当する処理装置が撮影装置から取得した放射線画像情報に対する画像処理を行っており、次の撮影処理を直ちに実行できない処理状況にある場合、当該処理装置は処理不可能な状態にあると判定する。また、該当する処理装置又はそれによって制御される撮影装置が故障状況にある場合、当該処理装置は処理不可能な状態にあると判定する。該当する処理装置が処理不可能と判定されたとき、コンソール選択部42は、撮影指示情報に従った撮影処理が可能で、且つ、処理可能な状態にある他の処理装置を検索する。
処理可能な状態にある処理装置が選択された後、ホストコンソール16の制御部34は、撮影指示情報を選択された第1コンソール18、第2コンソール20又は他のコンソールに送信し(ステップS6)、送信が完了したことを確認して、撮影指示情報メモリ38の当該患者情報及び撮影指示情報を削除する。
なお、例えば、撮影指示情報が被写体50の胸部撮影である場合、コンソール選択部42は、胸部撮影を行うための第2撮影装置24を制御する第2コンソール20を選択し、第2コンソール20に対して患者情報及び撮影指示情報を送信する。また、撮影指示情報が被写体50のマンモ52の撮影である場合、コンソール選択部42は、マンモ52の撮影を行う第1撮影装置22を制御する第1コンソール18を選択し、第1コンソール18に対して患者情報及び撮影指示情報を送信する。
さらに、コンソールの選択の態様として、撮影部位が胸部であるが、例えば、車椅子を使用する被写体50の場合、図2に示す形態からなる第2撮影装置24では、撮影台108に対して被写体50を位置決めできないおそれがある。この場合、車椅子を使用する被写体50に対応することのできる撮影装置が院内ネットワーク28に接続されている場合、コンソール選択部42は、患者情報に従って当該撮影装置を選択し、その撮影装置を制御するコンソールに対して撮影指示情報を送信することができる。
さらにまた、同一の被写体50に対して、一部の撮影を第1撮影装置22で行い、残りの撮影を第2撮影装置24で行うこともあり得る。この場合、コンソール選択部42は、撮影部位に係る撮影指示情報に従い、該当するコンソールを選択し、各コンソールに対して選択された患者情報及び撮影指示情報を送信する。
なお、ホストコンソール16が異なる仕様形態からなる複数の撮影装置の処理を行うことができる処理装置である場合、第1コンソール18又は第2コンソール20に代えて、ホストコンソール16を第1撮影装置22又は第2撮影装置24を処理するコンソールとして選択することもできる。
患者情報及び撮影指示情報が送信されたコンソールは、撮影指示情報に従い、管理下にある撮影装置を用いた放射線画像の撮影処理を遂行する(ステップS7)。
そこで、先ず、第1コンソール18を用いて第1撮影装置22を制御し、被写体50のマンモ52の撮影を行う場合について図7のフローチャートを参照しながら説明する。
ホストコンソール16から撮影指示情報を受信した第1コンソール18は、第1撮影装置22の放射線源制御部66に対し、撮影指示情報に含まれる撮影条件である管電圧、管電流及び放射線の照射時間を設定する(図7のステップS101)。
一方、技師は、第1撮影装置22を操作して撮影の準備を行う。すなわち、アーム部材56を旋回させることで撮影方向を設定した後、被写体50のマンモ52を撮影台60に位置決めし、圧迫板62を撮影台60に指向して移動させることにより、マンモ52を所定の状態に位置決め固定する。
次いで、図示しない曝射スイッチを操作することにより、撮影を開始する(ステップS102)。放射線源制御部66は、設定された撮影条件に従って放射線源64を駆動制御し(ステップS103)、圧迫板62を介して放射線Xをマンモ52に照射する。マンモ52を透過した放射線Xは、放射線検出器70に照射される。
放射線検出器70(図4)を構成する各画素78の光電変換層72は、入射した放射線Xを電気信号に変換し、その電気信号が蓄積容量76に電荷として保持される。次いで、各蓄積容量76に保持された被写体50のマンモ52の放射線画像情報である電荷情報は、制御部100からライン走査駆動部84及びマルチプレクサ86に供給されるアドレス信号に従って読み出される。
すなわち、ライン走査駆動部84のアドレスデコーダ88は、制御部100から供給されるアドレス信号に従って選択信号を出力してスイッチSW1の1つを選択し、対応するゲート線80に接続されたTFT74のゲートに制御信号Vonを供給する。一方、マルチプレクサ86のアドレスデコーダ96は、制御部100から供給されるアドレス信号に従って選択信号を出力してスイッチSW2を順次切り替え、ライン走査駆動部84によって選択されたゲート線80に接続された各画素78の蓄積容量76に保持された電荷情報である放射線画像情報を信号線82を介して順次読み出す。
放射線検出器70の選択されたゲート線80に接続された各画素78の蓄積容量76から読み出された放射線画像情報は、各増幅器92によって増幅された後、各サンプルホールド回路94によってサンプリングされ、マルチプレクサ86を介してA/D変換器98に供給され、デジタル信号に変換される。デジタル信号に変換された放射線画像情報は、制御部100により院内ネットワーク28を介して第1コンソール18に送信される(ステップS104)。
同様にして、ライン走査駆動部84のアドレスデコーダ88は、制御部100から供給されるアドレス信号に従ってスイッチSW1を順次切り替え、各ゲート線80に接続されている各画素78の蓄積容量76に保持された電荷情報である放射線画像情報を信号線82を介して読み出し、マルチプレクサ86、A/D変換器98及び制御部100を介して第1コンソール18に送信される(ステップS104)。
第1コンソール18は、受信した放射線画像情報に対して第1撮影装置22の仕様に応じた画像処理を施し、必要に応じて放射線画像を表示させて確認した後、院内ネットワーク28を介してビューア15に送信する。医師は、ビューア15に送信された放射線画像情報に基づき、必要な読影診断を行う。なお、第1コンソール18が既に受信している放射線画像情報の画像処理を行っている場合、ホストコンソール16のコンソール選択部42は、処理可能な他の処理装置を検索し、第1撮影装置22により取得した放射線画像情報を検索した他の処理装置に送信して画像処理を行わせる。
次に、第2コンソール20を用いて第2撮影装置24を制御し、被写体50の胸部撮影を行う場合について図8のフローチャートを参照しながら説明する。
ホストコンソール16から撮影指示情報を受信した第2コンソール20は、第2撮影装置24の放射線源制御部102に対し、撮影指示情報に含まれる撮影条件である管電圧、管電流及び放射線の照射時間を設定する(図8のステップS201)。
一方、技師は、第2コンソール20に接続されたバーコードリーダ32を用いて、カセッテ110に装着されたバーコードを読み取ることにより、カセッテ110に収納されている蓄積性蛍光体パネルPを識別するための固有番号、サイズ、感度等の識別情報を取得する(ステップS202)。
次いで、前記カセッテ110を第2撮影装置24のスロット112に装填した後、図示しない曝射スイッチを操作し、撮影を開始する(ステップS203)。放射線源制御部102は、設定された撮影条件に従って放射線源104を駆動制御し(ステップS204)、放射線Xを被写体50に照射する。被写体50を透過した放射線Xは、カセッテ110に収納されている蓄積性蛍光体パネルPに照射される。この結果、蓄積性蛍光体パネルPに被写体50の放射線画像情報が蓄積記録される。
放射線画像情報が記録された蓄積性蛍光体パネルPを収納するカセッテ110は、第2撮影装置24から抜き取られた後、読取装置26のカセッテ装填部120に装填される。
カセッテ110が装填されると、カセッテ装填部120に配設されているバーコードリーダ124がカセッテ110に装着されたバーコードを読み取り、蓄積性蛍光体パネルPの固有番号、サイズ、感度等の識別情報を取得する。取得した識別情報は、第2コンソール20に接続されたバーコードリーダ32によって取得した識別情報と照合されることで、被写体50と放射線画像情報との対応関係が確認される。
識別情報が読み取られると、ロック解除機構126が駆動され、蓋部材114のロック状態が解除されて開蓋される。次いで、吸着盤128が蓄積性蛍光体パネルPを吸着し、カセッテ110から蓄積性蛍光体パネルPを取り出してニップローラ130間に供給する。ニップローラ130により挟持された蓄積性蛍光体パネルPは、搬送ローラ132a〜132g及びガイド板134a〜134fからなる湾曲搬送路136を介して、走査ユニット144の下部に搬送される。
蓄積性蛍光体パネルPは、搬送ローラ132d及び132eにより略水平方向に副走査搬送される。一方、励起部146を構成するレーザ発振器150から出力されたレーザビームLBは、高速で回転するポリゴンミラー152によって反射偏向された後、反射ミラー154を介して下面部がプラテンローラ142により支持された蓄積性蛍光体パネルPに導かれ、蓄積性蛍光体パネルPを主走査する。
蓄積性蛍光体パネルPは、レーザビームLBが照射されることで励起され、蓄積記録されている放射線画像情報に応じた輝尽発光光を出力する。この輝尽発光光は、蓄積性蛍光体パネルPの主走査方向に沿って近接配置された集光ガイド156の下端部に直接入射し、あるいは、集光ミラー160を介して入射する。集光ガイド156に入射した輝尽発光光は、内部で反射を繰り返し、上端部のフォトマルチプライヤ158に導かれる。フォトマルチプライヤ158は、入射した輝尽発光光を電気信号に変換し、これによって、蓄積性蛍光体パネルPに蓄積記録されている放射線画像情報が読み取られる(ステップS205)。
走査ユニット144によって読み取られた放射線画像情報は、院内ネットワーク28を介して第2コンソール20に送信される(ステップS206)。第2コンソール20は、受信した放射線画像情報に対して第2撮影装置24の仕様に応じた画像処理を施し、必要に応じて放射線画像を表示させて確認した後、院内ネットワーク28を介してビューア15に送信する。医師は、ビューア15に送信された放射線画像情報に基づき、必要な読影診断を行う。なお、第2コンソール20が既に受信している放射線画像情報の画像処理を行っている場合、ホストコンソール16のコンソール選択部42は、処理可能な他の処理装置を検索し、第2撮影装置24により取得した放射線画像情報を検索した他の処理装置に送信して画像処理を行わせる。
次に、本実施の形態に係る放射線画像撮影システム10の特徴的な構成及び作用について図3及び図9を参照しながら説明する。
すなわち、本実施の形態に係る放射線画像撮影システム10は、図3及び図9に示すように、操作設定部36に設置されている主電源スイッチ200のON操作に基づいて起動する優先起動部202と、該優先起動部202によって起動されるメニュー表示制御部204とを有する。
ここで、優先起動部202及びメニュー表示制御部204の各機能について図10及び図11も参照しながら説明する。
先ず、主電源スイッチ200のON操作(図10のステップS301)に基づいて主電源206からの電力がホストコンソール16に供給され(ステップS302)、第1電源スイッチ208のON操作(ステップS303)に基づいて第1コンソール18及びそれに対応する第1撮影装置22に第1電源210からの電力が供給され(ステップS304)、第2電源スイッチ212のON操作(ステップS305)に基づいて第2コンソール20及びそれに対応する第2撮影装置24に第2電源214からの電力が供給され(ステップS306)、さらに、第3電源スイッチ216のON操作(ステップS307)に基づいて読取装置26に第3電源218からの電力が供給される(ステップS308)ことによって上述した通常の動作を行うこととなる。
しかし、放射線画像撮影システム10に上述した主電源206、第1電源210、第2電源214、第3電源218からの電力が供給されていない状態において、急患に対する緊急の放射線撮影をどのように行うかが問題となる。
第1撮影装置22は、上述したように、放射線を感知して電荷を発生させるアモルファスセレン(a−Se)等の物質からなる光電変換層72等を有する放射線検出器を用いた撮影装置であることから、第1電源スイッチ208をON操作して起動しても、第1撮影装置22への電力供給が安定するまでに時間がかかり、さらに起動の度にキャリブレーションを実施する必要がある等、起動から実際に使用可能(撮影可能状態)となるまでに30分〜1時間程度かかる。
一方、蓄積性蛍光体パネルPを用いた第2撮影装置24は、第2電源スイッチ212をON操作し、さらに、読取装置26の第3電源スイッチ216をON操作して読取装置26の起動が済めば、動作可能となる。従って、読取装置26の起動にかかる時間が約1分程度であることから、第2撮影装置24は、約1分で動作可能となる。もっとも、放射線源は、通常、安定するまでに約8分程度かかることから、第2撮影装置24はほとんど待ち時間がないともいえる。
そこで、優先起動部202は、ホストコンソール16の主電源スイッチ200のON操作(図11のステップS401)に基づいて起動し(ステップS402)、先ず、第2電源スイッチ212をONする(ステップS403)。これは、撮影指示情報に第2撮影装置24を用いた撮影指示が含まれているか否かに拘わらず、強制的に第2電源スイッチ212をONする。これにより、第2コンソール20及び第2撮影装置24に第2電源214からの電力が供給される(ステップS404)。その後、優先起動部202は、コンソール選択部42を制御して、強制的に第2コンソール20及び第2撮影装置24を選択させる(ステップS405)。併せて、メニュー表示制御部204を起動する(ステップS406)。これによって、第2撮影装置24が起動する(ステップS407)と共に、第2コンソール20に接続されている表示部には、第2撮影装置24のためのメニュー画面が表示され(ステップS408)、メニュー表示制御部204の制御によって、ホストコンソール16の表示部48に強制的に第2撮影装置24のためのメニュー画面が表示される(ステップS409)。技師は、表示されたメニュー画面をみながら撮影を行うことが可能となる。
第2撮影装置24は、第2電源214からの電力供給の開始時点から約1分ほどで動作可能となり、前記電力供給の開始時点から約8分ほどで第2撮影装置24の放射線源104が安定し、撮影可能状態となる。従って、放射線画像撮影システム10が電源断の状態において、主電源スイッチ200をON操作した時点から約8分程度で第2撮影装置24での撮影が可能となり、例えば急患に対する緊急の放射線撮影を行う場合にも迅速に対応させることができる。
ところで、放射線画像撮影システム10全体が稼動した後において、電力消費を抑える等のために、第1撮影装置22や第2撮影装置24に対する電力供給を一時的に停止する場合がある。このような状況において、例えば第1撮影装置22を用いた撮影指示が含まれた撮影指示情報が設定、あるいはホストコンソール16に送られる可能性がある。
このような場合においても、優先起動部202は、上述と同様に、第2電源スイッチ212をONにして、第1撮影装置22よりも優先的に第2撮影装置24を起動し、第2撮影装置24での撮影を行えるようにする。これにより、第1撮影装置22が撮影可能状態になるまで患者を長時間待たせるということがなくなり、迅速に対応することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
すなわち、放射線検出器70として、入射した放射線Xを光電変換層72によって直接電気信号に変換する方式(直接変換方式)を用いたが、これに代えて、入射した放射線Xをシンチレータによって一旦可視光に変換した後、この可視光をアモルファスシリコン(a−Si)等の固体検出素子を用いて電気信号に変換するようにした放射線検出器を用いてもよい(間接変換方式:特許第3494683号公報参照)。また、上述した放射線検出器70では、TFT74を用いた例を示したが、その他、CMOS(Complementary Metal−Oxside Semiconductor)イメージセンサ等、他の撮像素子と組み合わせて実現してもよい。さらにまた、TFT74で言うところのゲート信号に相当するシフトパルスにより電荷をシフトしながら転送するCCD(Charge−Coupled Device)イメージセンサに置き換えることも可能である。
また、上述の例では、HIS12を介して患者情報を取得し、RIS14を介して撮影指示情報を取得するようにしたが、その他、ホストコンソールやコンソールに接続されたキーボードや座標入力装置等を用いて患者情報や撮影指示情報直接入力するようにしてもよい。
10…放射線画像撮影システム
12…HIS
14…RIS
16…ホストコンソール
18…第1コンソール
20…第2コンソール
22…第1撮影装置
24…第2撮影装置
26…読取装置
28…院内ネットワーク
42…コンソール選択部
50…被写体
200…主電源スイッチ
202…優先起動部
204…メニュー表示制御部
206…主電源
208…第1電源スイッチ

Claims (7)

  1. 放射線撮影によって被写体を透過した放射線を検出し、放射線画像情報に変換する放射線検出器を使用した第1撮影装置と、
    放射線撮影によって前記被写体を透過した放射線を検出し、放射線画像情報に変換して担持する蓄積性蛍光体パネルを使用した第2撮影装置と、
    撮影指示情報に基づいて前記第1撮影装置と前記第2撮影装置とを制御する処理装置とを有し、
    前記処理装置は、該処理装置の起動に基づいて、前記第2撮影装置を前記第1撮影装置よりも優先して起動する優先起動部を有することを特徴とする放射線画像撮影システム。
  2. 請求項1記載の放射線画像撮影システムにおいて、
    前記処理装置は、表示装置を有し、
    前記優先起動部による前記第2撮影装置の起動に基づいて、前記表示装置に前記第2撮影装置のためのメニュー画面を表示するメニュー表示制御部を有することを特徴とする放射線画像撮影システム。
  3. 請求項1記載の放射線画像撮影システムにおいて、
    前記優先起動部は、前記撮影指示情報に前記第2撮影装置を用いた撮影指示が含まれているか否かに拘わらず、前記第2撮影装置を前記第1撮影装置よりも優先して起動することを特徴とする放射線画像撮影システム。
  4. 請求項1記載の放射線画像撮影システムにおいて、
    前記優先起動部は、前記撮影指示情報に前記第1撮影装置を用いた撮影指示が含まれており、且つ、前記第1撮影装置が起動されていない場合に、前記第2撮影装置を前記第1撮影装置よりも優先して起動することを特徴とする放射線画像撮影システム。
  5. 請求項1記載の放射線画像撮影システムにおいて、
    前記優先起動部は、前記第2撮影装置を起動した後、前記第1撮影装置を起動することを特徴とする放射線画像撮影システム。
  6. 放射線撮影によって被写体を透過した放射線を検出し、放射線画像情報に変換する放射線検出器を使用した第1撮影装置と、放射線撮影によって前記被写体を透過した放射線を検出し、放射線画像情報に変換して担持する蓄積性蛍光体パネルを使用した第2撮影装置と、撮影指示情報に基づいて前記第1撮影装置と前記第2撮影装置とを制御する処理装置とを有する放射線画像撮影システムにおいて使用され、
    前記処理装置を起動するステップと、
    前記処理装置の起動に基づいて、前記第2撮影装置を前記第1撮影装置よりも優先して起動するステップとを有することを特徴とする放射線画像撮影方法。
  7. 放射線撮影によって被写体を透過した放射線を検出し、放射線画像情報に変換する放射線検出器を使用した第1撮影装置と、放射線撮影によって前記被写体を透過した放射線を検出し、放射線画像情報に変換して担持する蓄積性蛍光体パネルを使用した第2撮影装置と、撮影指示情報に基づいて前記第1撮影装置と前記第2撮影装置とを制御する処理装置とを有する放射線画像撮影システムを、
    前記処理装置を起動する手段、
    前記処理装置の起動に基づいて、前記第2撮影装置を前記第1撮影装置よりも優先して起動する手段、
    として機能させるためのプログラム。
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