JP2008220300A - 補助レールを設けた葉たばこ簡易取卸装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高齢者、力の弱い作業者でも、容易に作業ができること、低コストで操作も容易な装置であるため、作業者、生産者に負担になることなく、経済的である、等を意図する。
【解決手段】ベース5と、ベース5に設けた対のフレーム6と、対のフレーム6にそれぞれ架承した対の昇降レール7と、昇降機構9と、乾燥室内に設けた針ラックを架承するための棚レール2と、この棚レール2に架承した針ラックを取卸すために針ラックを棚レール2から水平方向に移動可能にする補助レール8を設け、補助レール8の頂部を山形形状にしてあり、針ラックに固止された軸と、軸から延設したつつみ状の転子が、補助レール8を摺接回転して、水平方向に移動する構成である葉たばこ簡易取卸装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、針ラックに懸吊されている葉たばこを一連の乾燥工程の終了後において、乾燥室から、針ラックごと取卸す際に少ない労力で安全かつ容易に取卸すことができる補助レールを設けた葉たばこ簡易取卸装置に関する。
分野
従来において、収穫された葉たばこは、乾燥室において、略120時間程度かけて、バーナの熱源による加熱制御及びダンパの開閉による排湿制御により、葉たばこの乾燥を行う乾燥工程が必要である。
そして、この乾燥工程に入る前において、乾燥室に葉たばこを懸吊する必要があり、そのためミシン葉編機と称する機械により、葉たばこの葉柄部に沿って、糸でミシン縫合し、ステッキと称する棒状のものによりに懸吊する方法が採用されていた。しかし、この方法であると、ミシン縫合せねばならず、非常に手間である。また、この抜糸時に、糸の解き漏れがあり、作業者による目視確認等が必要であり、非常に煩雑な作業であった。
そこで、ラックに多数の針を植設し、この針を介して、葉たばこの葉柄部を刺衝することにより、葉たばこを架承する方法がある。その一例を紹介すると、ラックの上枠に多数の針を植設し、この上枠と下枠を噛合するように載置し、葉たばこを懸架する。なお、このラックには、両側端に転子が配備されてあり、乾燥室内に備えられたレール上を摺接回転させて、葉たばこを懸架するラックを移動することができる。
次に、一般的な乾燥室について説明すると、この乾燥室内は、このスペースを有効利用するために上下2段又は上中下3段等の複数段にわたり、葉たばこを懸架するラックを収容する構造となっており、この乾燥室の長手方向において、ラックの形状、大きさにより、異なるが、数十連程度並べられる構造となっている。
そして、この乾燥工程終了後におけるラックの取卸作業は、作業者の腰の位置近傍に配置された下段のラック及び頭の位置近傍に配置された上段のラックを一連ずつ取卸さなければならず、腰の高さに配置された下段のラックの取卸作業は容易であるが、頭の高さに位置する上段のラックの取卸作業は、作業者が昇降台を使う等して、危険かつ重労働であった。また、作業者のほとんどが高齢者であるため、葉たばこを懸架するラックは、略10kg以上の重量があり、非常に困難な作業であり、慎重を期さねばならなかった。
さらに、頭の高さからの取卸作業であるので、作業者が単独で作業する場合においては、昇降台等を介して一連ずつ何度も昇降を繰り返す必要があった。なお、作業者が複数で作業する際においても、作業効率が非常に悪く、この取卸作業が長時間を要する問題もあった。
そして、この葉たばこの乾燥室において、針ラックの簡易取卸装置に関する考案が開示されている。その一例を説明する。
まず、文献(1)は、特開2003−289841「葉たばこの葉編み・吊り込み・取り卸し装置」が挙げられる。この発明は、3段の吊具受けレールに搬入するとともに、乾燥室の3段目レールから前記吊具搬送装置を吊上機の昇降レールへ搬出する葉たばこの葉編み・吊り込み・取り卸し装置であって、前記吊具搬送装置が複数の前記吊具を受けるレールを備えた枠に取手が設けられ、前記昇降レールと前記3段目の吊具受けレールに支持されて移動することを特徴とする
葉たばこの葉編み装置で葉編みされた吊具をほぼ水平状態からほぼ垂直状態に回転させて、昇降レールに装着された吊具搬送装置のレールへ搬送し、昇降レールを昇降させて葉たばこの乾燥室の吊具を受ける3段の吊具受けレールに搬入するとともに乾燥室の3段目レールから前記吊具搬送装置を吊上機の昇降レールへ搬出し、この乾燥室の3段目レールから吊具搬送装置を吊上機の昇降レールへ搬出する吊具搬送装置が複数の前記吊具を受けるレールを備えた枠に取手が設けられ、昇降レールと3段目の吊具受けレールに支持されて移動することを特徴とする葉たばこの葉編み・吊り込み・取り卸し装置の構成であって、葉たばこ乾燥に伴う生葉の吊り込み、乾葉の取り卸しなどの作業を大幅に省力化することを意図する。
また、文献(2)は、特開2004−33184「葉たばこの取卸装置」が挙げられる。この発明は、乾燥室内に備えられたレール状の吊具受けに案内レールを接続し、この案内レールを手前下方に傾けてから葉たばこを懸吊する吊具を案内レールに沿って下方に移動させ、案内レールを支持する支持アームが回転可動に支承アームに取付られ、支持アームを回転させることにより、案内レールからの取卸作業を行う構成であり、低コスト及び低労力で安全にしかも作業能率の向上を図ることを意図する。
文献(3)は、特開平5−176742号「葉たばこ乾燥作業省力化システム」が挙げられる。この発明は、乾燥工程の終了後の取卸作業は、乾燥室内の乾葉を昇降ラックに吊込みラックごとまとめて取り降ろし、そのまま作業台近くの仮吊りラックまで運ぶことができる構成にしてあり、葉たばこの取卸作業の大幅な省エネ化を図る。
特開2003−289841 特開2004−33184 特開平5−176742号
文献(1)では、部品点数が多く、作業場において、作業スペースの確保が難しいこと、また、取卸す際において、高齢者、力の弱い作業者等に対して、その針ラック及び/又は葉たばこの自重を支えなければならず、負担がかかること、文献(2)では、案内レールを手前に傾けるため、葉たばこの懸架するラックを支えなければならず、また、この案内レールを設ける構成では、回転可動に配備している支承アームを介して前に回転させて下降させるため、このラックの重量を支持しなければならない場合もあり、文献(1)と同様な課題が生じる。なお、文献(3)でも、ラックをまとめて取卸するので、この取卸作業に非常に労力がかかり、文献(1)と同様に、煩雑な作業である等の課題が生じる。
上記の文献(1)〜(3)の問題点を考慮して、本出願人は、更なる新規性、進歩性を備えた本発明を発明した。その発明は、(イ)針ラックの取卸を行う際、高齢者、力の弱い作業者にとっても、取卸作業の簡易化、時間の短縮化に寄与し、容易に葉たばこ取卸作業が行えること、(ロ)昇降レールに補助レールを載置することで、針ラックに設けた転子が、摺接回転し、針ラック及び/又は葉たばこの自重に関係なく、安全かつ容易に葉たばこの取卸作業が行えること、(ハ)補助レールの頂部を山形形状にしてあるため、つつみ状の転子が摺接回転しやすい構造になっており、高齢者、力の弱い作業者でも、容易に作業ができること、(ニ)低コストで操作も容易な装置であるため、作業者、生産者に負担になることなく、経済的である、等を意図する。
請求項1の発明は、上述した(イ)〜(ニ)の目的を達成すること、この目的を達成するために最適な補助レールを設けた葉たばこ簡易取卸装置を提供することを意図する。
請求項1は、葉たばこ用の乾燥室において、ベースと、このベースに設けた対のフレームと、この対のフレームにそれぞれ架承した対の昇降レールと、この対の昇降レールを昇降する前記フレームに設けた昇降機構と、乾燥室内に設けた針ラックを架承するための棚レールと、この棚レールに架承した針ラックを取卸すための葉たばこ取卸装置であって、
前記針ラックを棚レールから水平方向に移動可能にする補助レールを設け、この補助レールの頂部を山形形状にしてあり、前記針ラックに固止された軸と、この軸から延設したつつみ状の転子が、この補助レールを摺接回転して、水平方向に移動する構成である補助レールを設けた葉たばこ簡易取卸装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の目的を達成すること、この目的を達成するために最適な補助レールに穿設した支持孔を提供することを意図する。
請求項2は、請求項1に記載の補助レールであって、
この補助レールの頂部に、前記針ラックを落下防止する支持孔を穿設し、この支持孔が転子を嵌入する開口部を形成した構成である補助レールを設けた葉たばこ簡易取卸装置である。
請求項3の発明は、請求項2の目的を達成すること、この目的を達成するために最適な支持孔の形状を提供することを意図する。
請求項3は、請求項2に記載の支持孔であって、
この支持孔は、円形状、三角形状、四角形状、テーパー形状、等の構成である補助レールを設けた葉たばこ簡易取卸装置である。
請求項4の発明は、請求項1に記載の目的を達成すること、この目的を達成するために最適な昇降レールに代用可能な補助レールを提供することを意図する。
請求項4は、請求項1に記載の補助レールであって、
この補助レールが昇降レールに代用する構成である補助レールを設けた葉たばこ簡易取卸装置である。
請求項5の発明は、請求項1に記載の目的を達成すること、この目的を達成するために最適な支持部材を介し着脱可能に設けた補助レールを提供することを意図する。
請求項5は、請求項1に記載の補助レールであって、
この補助レールを補助レールの底面に設けた螺子とビス等の支持部材を介して、前記昇降レールと着脱可能にする構成である補助レールを設けた葉たばこ簡易取卸装置である。
請求項1の発明は、葉たばこ用の乾燥室において、ベースと、ベースに設けた対のフレームと、対のフレームにそれぞれ架承した対の昇降レールと、対の昇降レールを昇降する前記フレームに設けた昇降機構と、乾燥室内に設けた針ラックを架承するための棚レールと、棚レールに架承した針ラックを取卸すための葉たばこ取卸装置であって、
針ラックを棚レールから水平方向に移動可能にする補助レールを設け、補助レールの頂部を山形形状にしてあり、針ラックに固止された軸と、軸から延設したつつみ状の転子が、補助レールを摺接回転して、水平方向に移動する構成である補助レールを設けた葉たばこ簡易取卸装置である。
従って、請求項1は、(イ)針ラックの取卸を行う際、高齢者、力の弱い作業者にとっても、取卸作業の簡易化、時間の短縮化に寄与し、容易に葉たばこ取卸作業が行えること、(ロ)昇降レールに補助レールを載置することで、針ラックに設けた転子が、摺接回転し、針ラック及び/又は葉たばこの自重に関係なく、安全かつ容易に葉たばこの取卸作業が行えること、(ハ)補助レールの頂部を山形形状にしてあるため、つつみ状の転子が摺接回転しやすい構造になっており、高齢者、力の弱い作業者でも、容易に作業ができること、(ニ)低コストで操作も容易な装置であるため、作業者、生産者に負担になることなく、経済的にできる等の特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の補助レールであって、
この補助レールの頂部に、前記針ラックを落下防止する支持孔を穿設し、この支持孔が転子を嵌入する開口部を形成した構成である補助レールを設けた葉たばこ簡易取卸装置である。
従って、請求項2は、請求項1に記載の目的を達成すること、この目的を達成するために最適な補助レールに穿設した支持孔を提供できる等の特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載の支持孔であって、
支持孔は、円形状、三角形状、四角形状、テーパー形状、等の構成である補助レールを設けた葉たばこ簡易取卸装置である。
従って、請求項3は、請求項2の目的を達成すること、この目的を達成するために最適な支持孔の形状を提供できる等の特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1に記載の補助レールであって、
補助レールが昇降レールに代用する構成である補助レールを設けた葉たばこ簡易取卸装置である。
従って、請求項4は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するために最適な昇降レールに代用可能な補助レールを提供できる等の特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1に記載の補助レールであって、
補助レールを補助レールの底面に設けた螺子とビス等の支持部材を介して、昇降レールと着脱可能にする構成である補助レールを設けた葉たばこ簡易取卸装置である。
従って、請求項5は、請求項1に記載の目的を達成すること、この目的を達成するために最適な支持部材を介し着脱可能に設けた補助レールを提供できる等の特徴を有する。
本発明の一実施例を、図面とともに説明する。
先ず、本発明の図面を説明すると、図1は本発明の一例の全体を示す斜視図、図2は図1の正面図、図3は図1の側面図、図4は図1の平面図、図5は昇降機構の拡大斜視図、図6は図1の昇降レールとこの昇降レールに載置した補助レールの拡大斜視図、図7は本発明の他の一例を示す昇降レールとこの昇降レールに載置した補助レールの拡大斜視図、図8−1は本発明の一例を示す補助レールが昇降レールに代用する一例を示した図、図8−2は本発明の他の一例を示す補助レールが昇降レールに代用する一例を示した図、図8−3は本発明のさらに他の一例を示す補助レールが昇降レールに代用する一例を示した図、図8−4は本発明のさらにその他の一例を示す補助レールが昇降レールに代用する一例を示した図である。
以下、本発明の実施の形態を説明すると、建屋には、多数の乾燥室A〜N(この例においては、Aとする)が設けられている。この乾燥室Aには、長手方向において、上下2段の棚レール2が配備されてあり、この下段の棚レール2bは、作業者の腰の位置近傍に設置し、上段の棚レール2aは、作業者の頭部の位置近傍に設置されている。そして、この乾燥室Aにおける上下段の棚レール2a、2bには、頂部を山形形状にした補助レール20を載置してある。この補助レール20は、葉たばこ簡易取卸装置1の昇降レール7に補助レール8を載置する際に、同じ高さを保持でき、針ラック3の乾燥室Aからの移動等スムーズに行え、有益な構造である。なお、図示しないが、葉たばこを吊り込む際に使用する葉たばこ吊込装置の昇降レールに頂部が山形形状の補助レールを載置し、乾燥室Aの補助レールと同じ高さを保持すると、同様な理由により、移動等に有益であると考えられる。
そして、この乾燥室A内における上下段の棚レール2a、2bには、葉たばこを挟持する針ラック3を一連ずつ架承してあり、複数連の針ラック3が、棚レール2に架承されている。なお、この針ラック3には、詳細は後述するが、針ラック3及び葉たばこを水平方向に移動するために、針ラック3に固止された軸30と、この軸30から延設した転子31が設けられている。この転子31は、レール上を摺接回転する構造であり、長手方向上において、2個から複数個設けられ、針ラック3の形状や大きさに応じて、設置箇所及び/又はその個数は、適宜変更される。
次に、葉たばこ簡易取卸装置1の一例を説明する。葉たばこ簡易取卸装置1は、平面視してコ字状の移動手段50及び固定手段51を設けたベース5があり、このベース5に立設する方形状で針ラック3を懸架する内側部分が開口6aしてある対のフレーム6がある。この開口6aに、フレーム6に昇降レール7がボルト等の緊締部材を介し緊締して、このフレーム6に架承してある。そして、この昇降レール7の昇降を司る昇降機構9で構成されている。なお、このフレーム6は、傾設してあり、昇降機構9の伸張によって、昇降レール7が降下する際に、昇降レール7が略水平状態を保持できる構造となっている。そして、このベース5は、平面視してコ字状だけではなく、フレーム6の転倒、横揺れを防止し、昇降レール7が昇降を司ることができ、フレーム6を立設できる形状であれば、限定されない。たとえば、平面視すると、前述したようにコ字状、又は方形状、H字状等の様々な形状が挙げられる。なお、昇降レール7には、後述するが、補助レール8が載置されている。
次に、昇降機構9について一例を説明する。昇降機構9は、ダンパ90及びリンク機構91とで構成され、このリンク機構91は、拡縮自在なリンク910、911で構成し、このリンク910、911の一方端が連結されて、側面視すると、くの字形で構成されている。なお、この上端にあるリンク910は、昇降レール7と下端にあるリンク911に固定されており、下端にあるリンク911とダンパ90が昇降する動きを担う。これはダンパ90の収縮又は伸張により、下端にあるリンク911が折畳み又は復帰する動きを担い、この昇降する動きを行う。そして、この取卸作業は、この動きを繰り返す。
なお、この構造において、昇降レール7の棚レール2と接する端部の下端には、ストッパ部材70が取付けられている。このストッパ部材70が、棚レール2の下端部に接触するため、昇降レール7の上限が、棚レール2と同じ高さを保持でき、針ラック3が転倒、引っ掛かり、揺れ等の妄動を防止し、効率よく水平方向に移動する。
次に、補助レール8について、詳細に説明する。
前記昇降レール7に補助レール8が載置されている。この補助レール8は、正面視すると、頂部が突出している山形形状である。そして、補助レール8の頂部は昇降レール7の頂部より低い位置に設けてあり、後述する針ラック3に設けたつつみ状の転子31が水平方向に移動する際に、転落しないような位置関係を形成している。この位置関係は、乾燥室A、葉たばこ簡易取卸装置1のレールの位置に応じて、変更される。
そして、この山形形状の頂部に沿って、針ラック3の外側に設けられたつつみ状の転子31が摺接回転し、この転子31を介して、針ラック3がスムーズに水平方向に移動するため、最適な構造である。この補助レール8の形状は、山形形状に限定されず、つつみ状の転子31が効率よく摺接回転する形状であれば可能であり、他の一例としては、このつつみ状の中心における窪み部位に安定して立設できる立板状、つつみ状の転子31に嵌接し摺接できる扇形状等の形状が挙げられる。なお、補助レール8は、この底面に螺子800及び/又はビス810等の支持部材を介して、着脱自在に設けられており、この必要において、昇降レール7を離脱し、補助レール8を単独のみで使用することも可能となる。もちろん、昇降レール7のみで使用することもありうる。
また、この補助レール8の山形形状の頂部には、針ラック3が、棚レール2に載置した補助レール20から補助レール8に水平移動した際において、針ラック3が補助レール8より離脱、落下するのを防止するストッパの役割を果たす支持孔80を形成する。例えば、この支持孔80は、円形状等であり、針ラック3に設けられた転子31が確実に支持孔80に落下し、針ラック3が補助レール8から跨乗する構造であれば、この支持孔80の形状は限定されず、この一例の他にも、三角形状、四角形状、多角形状、テーパー形状等が挙げられる。そして、この支持孔80は、補助レール8の取卸側を一方端とするならば、積込側である他方端の両端に設けられており、この支持孔80の穿設箇所も、この針ラック3の形状、転子31の形状に応じて、変更可能とする。なお、この支持孔8を一方端又は他方端にのみ、形成することも可能である。
そして、この他の例として、図8−1、図8−2、図8−3、図8−4に示すように、補助レール8が、昇降レール7を代用してあり、この昇降レール7と補助レール8を一体形成してある一例であり、プレス成形等で、簡便かつ低コストに成形できる特徴と、部品点数の減少、強度の向上と、鋼材の肉薄化等に寄与できる。なお、図8−1は補助レール8の内側に山形形状を形成して一体形成した例であり、図8−2は補助レール8の外側に山形形状を形成して一体形成した例であり、なお、図8−3は図8−2と同様に補助レール8の外側に山形形状を形成し、その補助レール8を昇降レール7に載置し、一体形成した例であり、図8−4は、昇降レール7の内側に山形形状を形成した例である。
次に、葉たばこの取卸作業の一連の流れを説明する。まず、昇降レール7に載置した補助レール8を棚レール2に載置した補助レール20と前記ストッパ部材70を介して、同じ高さにし、高さ方向における調整を行う。そして、移動手段50のキャスター500及び固定手段51のアジャスタ510を用いて、葉たばこ乾燥室Aの開口の前に葉たばこ簡易取卸装置1を固定する。その後、葉たばこを懸架する針ラック3を、前記転子31を介して、棚レール2に載置している補助レール20から昇降レール7に載置している補助レール8まで水平方向に移動させる。そして、時宜においては、この補助レール8の支持孔80が穿設してある位置まで移動し、この支持孔80に転子31が嵌入することにより、針ラック31は、停止する。この停止により、昇降レール7及び/又は補助レール8は、針ラック3及び/又は葉たばこの自重で、作業者が取卸を行い易い高さまでゆっくりと昇降機構9により、降下する。そして、この針ラック3を作業者が取卸し、図示しないピッキング台まで移動する。なお、針ラック3及び/又は葉たばこの自重から開放された昇降レール7及び/又は補助レール8は、昇降機構9により、初期の位置まで戻る。この流れを以下、同様に繰り返すことになる。
なお、この他の例では、乾燥室Aに棚レール2が2段以上に高い位置に配置されていることもあり、このような場合は、2段以上の棚レール2にも利用することにより、より高い位置に配置されている棚レール2から昇降レール7及び/又は補助レール8を介して降下させることができ、従って、この葉たばこ簡易取卸装置1を使用することで取卸作業が容易にできると考えられる。
図1は本発明の一例の全体を示す斜視図 図2は図1の正面図 図3は図1の側面図 図4は図1の平面図 図5は昇降機構の拡大斜視図 図6は図1の昇降レールとこの昇降レールに載置した補助レールの拡大斜視図 図7は本発明の他の一例を示す昇降レールとこの昇降レールに載置した補助レールの拡大斜視図 図8−1は本発明の一例を示す補助レールが昇降レールに代用する一例を示した図 図8−2は本発明の他の一例を示す補助レールが昇降レールに代用する一例を示した図 図8−3は本発明のさらに他の一例を示す補助レールが昇降レールに代用する一例を示した図 図8−4は本発明のさらにその他の一例を示す補助レールが昇降レールに代用する一例を示した図
符号の説明
A 乾燥室
1 葉たばこ簡易取卸装置
2 棚レール
2a 上段の棚レール
2b 下段の棚レール
20 補助レール
3 針ラック
30 軸
31 転子
4 ベース
50 移動手段
51 固定手段
500 キャスター
510 アジャスタ
6 フレーム
6a 開口
6b 転子
7 昇降レール
70 ストッパ部材
8 補助レール
80 支持孔
800 螺子
810 ビス
9 昇降機構
90 ダンパ
91 リンク機構
910 リンク
911 リンク

Claims (5)

  1. 葉たばこ用の乾燥室において、ベースと、このベースに設けた対のフレームと、この対のフレームにそれぞれ架承した対の昇降レールと、この対の昇降レールを昇降する前記フレームに設けた昇降機構と、乾燥室内に設けた針ラックを架承するための棚レールと、この棚レールに架承した針ラックを取卸すための葉たばこ取卸装置であって、
    前記針ラックを棚レールから水平方向に移動可能にする補助レールを設け、この補助レールの頂部を山形形状にしてあり、前記針ラックに固止された軸と、この軸から延設したつつみ状の転子が、この補助レールを摺接回転して、水平方向に移動する構成である葉たばこ簡易取卸装置。
  2. 請求項1に記載の補助レールであって、
    この補助レールの頂部に、前記針ラックを落下防止する支持孔を穿設し、この支持孔が転子を嵌入する開口部を形成した構成である葉たばこ簡易取卸装置。
  3. 請求項2に記載の支持孔であって、
    この支持孔は、円形状、三角形状、四角形状、テーパー形状、等の構成である葉たばこ簡易取卸装置。
  4. 請求項1に記載の補助レールであって、
    この補助レールが昇降レールに代用する構成である葉たばこ簡易取卸装置。
  5. 請求項1に記載の補助レールであって、
    この補助レールを補助レールの底面に設けた螺子とビス等の支持部材を介して、前記昇降レールと着脱可能にする構成である葉たばこ簡易取卸装置。
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