JP2008220009A - 自立型乾式終端接続部 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーブルの導体が細いサイズであっても自立可能で、かつ軽量で組立容易で低コストを可能とする。
【解決手段】自立型乾式終端接続部1は、内部導体11を被覆したケーブル絶縁体13を有するケーブル7の端部側が差し込まれるケーブル差込み穴部9を備えた可撓性を有する絶縁層3と、前記ケーブル差込み穴部9に差し込まれたケーブル絶縁体13の端部の内部導体11と接続するために前記ケーブル差込み穴部9の一端側に一体的に設けた端子部19と、前記ケーブル絶縁体13を挿通可能な円筒状をなし、かつ前記ケーブル差込み穴部9の内周面に露出するべく前記絶縁層3の内部に一体的に設けた可撓性を有するストレスコーン23と、前記絶縁層3の肉厚の中間内部に、前記絶縁層3の軸線方向に向けて延伸しかつ前記端子部19の側に貫通させずに一体的に設けた電気的絶縁性及び剛性を有する自立用樹脂管25と、で構成されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、自立型乾式終端接続部に関し、特にケーブルの導体が細いサイズであっても屋外高圧配電線の装柱において自立可能で、かつ軽量で組立容易で低コストの自立型乾式終端接続部に関する。
従来の乾式終端接続部としては、碍子型の自立型乾式終端接続部やゴム製の乾式終端接続部がある。
図2を参照するに、碍子型の自立型乾式終端接続部101は、ケーブル103の終端部のケーブルシース105を皮はぎしてケーブル絶縁体107及びその内部の内部導体109が露出されてから、前記ケーブル絶縁体107が磁器の碍管111の内部の貫通穴111Aに挿通される。そして、前記ケーブル絶縁体107の先端の内部導体109が前記碍管111の上端に設けた端子部113に接続される。また、前記碍管111の下端からはケーブル103が引き出されており、前記碍管111の下部の外周には支持金具115が設けられている。
上記の碍子型の自立型乾式終端接続部101は、例えば図3に示されているように、支持金具115を介して電柱117の腕金119に取り付け固定される。また、端子部113は架空電線路121から引き込んだ引込みケーブル123に接続されると共にゴムカバー125で保護される。
図4を参照するに、ゴム製の乾式終端接続部127は、前述した図2の碍子型の自立型乾式終端接続部101の場合と同様にケーブル103の終端部を皮はぎして露出したケーブル絶縁体107が、外周に複数の傘部129を設けた円筒形状をなすゴム製絶縁層131の内部のケーブル差込み穴部133及びゴム製ストレスコーン135に挿通されてから、前記ケーブル絶縁体107の先端の内部導体109がゴム製絶縁層131の上端に設けた端子部137に接続される。また、前記ゴム製絶縁層131の下端からはケーブル103が引き出されており、前記ゴム製絶縁層131の下部の外周には支持金具139が設けられている。
上記のゴム製の乾式終端接続部127は、例えば図5に示されているように、支持金具139を介して電柱117の腕金119に取り付け固定される。また、端子部137は架空電線路121から引き込んだ引込みケーブル123に接続されていると共にゴムカバー141で保護される。さらに、上記の引込みケーブル123は電柱117の上部に設けた腕金143の碍子145で固定されることで、ゴム製の乾式終端接続部127が倒れないように支持されている。
また、特許文献1には、ゴム製絶縁層を貫通する金属棒の先端に端子部を設けた構造の自立型乾式終端接続部が記載されている。ケーブルの導体が前記金属棒の下端に接続されるものであり、剛直な金属棒がゴム製絶縁層内を貫通していることで、自立させる構造となっている。
また、特許文献2には、ケーブル絶縁体の外周に電気ストレス勾配緩和材料からなる第1収縮性チューブが配置されており、この第1収縮性チューブと外側の表面が傘状の絶縁層との間にエンジニアリングプラスチック材料からなる熱回復性硬質チューブが配置されることで、終端部のケーブルに自立性を持たせる構造の自立型乾式終端接続部が示されている。
また、特許文献3には、絶縁材を用いた自立型終端装置が記載されている。すなわち、剛性を有する棒状の絶縁体の中心部に導電性要素が貫通しており、この導電性要素の下端がケーブルの導体に接続され、導電性要素の上端が端子部に接続されている。さらに、前記絶縁体の外周の一部は半導電性材料からなる絶縁スリーブで覆われており、前記絶縁スリーブの外周は絶縁材料からなるフィン付きケーシングで弾性的に取り付けられている。
特開2004−40946号公報 特許2760497号公報 特表2001−519138号公報
ところで、図2の従来の碍子型の自立型乾式終端接続部101においては、自立型であるが、本体に磁器の碍管111を用いているので図5に示すような腕金143と碍子145で引込みケーブル123を拘束しなくても端子部113の重みで変形やダレという現象が起きないが、磁器の碍管111の重量が重いために、設置作業や組立て作業が容易でないという問題点があった。
また、図4の従来のゴム製の乾式終端接続部127においては、ゴム製絶縁層131が用いられているので軽量であるために設置作業や組立て作業が容易であるが、図5に示されているように電柱117の上部に設けた腕金143と碍子145を用いて電線を固定しなくてはならなかった。
また、特許文献1は、碍子型の自立型乾式終端接続部101のように重くはないとしても、剛直な金属棒がゴム製絶縁層内を貫通しているので重量が重くなるために設置作業や組立て作業が容易でないという問題点があった。
さらに、この自立型乾式終端接続部とケーブルを取り付けるには、スパイラル状に樹脂リボンを巻きつけて筒状にした拡径支持部材が用いられる必要がある。つまり、拡径支持部材の筒状の上に伸び・縮みを利用してゴム製絶縁層を拡径してからケーブルを拡径支持部材の筒状内部に挿入する。その後、拡径支持部材の樹脂リボンを解きながら自立型乾式終端接続部をケーブルに装着する。したがって、ゴム製絶縁層は予め拡径支持部材で拡径しておかなければならず、拡径支持部材を必要とするのでコスト高であるという問題点があった。
また、特許文献2は、応力緩和作用が十分でないという問題点があった。熱回復性硬質チューブの内側は全長に亘って第1収縮性チューブで覆われておらず、ケーブル絶縁体の外周の一部が熱回復性硬質チューブで覆われている構成である。したがって、熱回復性硬質チューブには応力緩和作用がないので、この自立型乾式終端接続部に接続された成端電気ケーブルはいずれ破壊することになるという問題点があった。
また、特許文献3は、剛性を有する絶縁材を用いて自立しているので、特許文献1と比較すると軽量化を図ることができるが、絶縁スリーブの下端に突出した棒状の絶縁体の下端とケーブルの導体は予め成型した継ぎ手によって接続する必要があるので、接続作業が簡単ではないという問題点があった。
上記発明が解決しようとする課題を達成するために、この発明の自立型乾式終端接続部は、内部導体を被覆したケーブル絶縁体を有するケーブルの端部側が差し込まれるケーブル差込み穴部を備えた可撓性を有する絶縁層と、
前記ケーブル差込み穴部に差し込まれたケーブル絶縁体の端部の内部導体と接続する端子部であって、前記ケーブル差込み穴部の一端側に一体的に設けた端子部と、
前記ケーブル絶縁体を挿通可能な円筒状をなし、かつ前記ケーブル差込み穴部の内周面に露出するべく前記絶縁層の内部に一体的に設けた可撓性を有するストレスコーンと、
前記絶縁層の肉厚の中間内部に、前記絶縁層の軸線方向に向けて延伸しかつ前記端子部の側に貫通させずに一体的に設けた電気的絶縁性及び剛性を有する自立用樹脂管と、で構成されていることを特徴とするものである。
また、この発明の自立型乾式終端接続部は、前記自立型乾式終端接続部において、前記端子部の一端側に、前記内部導体を挿入する導体接続用穴部を設けてなることが好ましい。
また、この発明の自立型乾式終端接続部は、前記自立型乾式終端接続部において、前記絶縁層とストレスコーンが、EPゴム又はシリコーンゴムからなることが好ましい。
以上のごとき課題を解決するための手段から理解されるように、この発明によれば、自立用樹脂管と端子部とストレスコーンと絶縁層が一体構造となっているので、ケーブルの端部のケーブル絶縁体をケーブル差込み穴部に挿入するだけで、ケーブルと自立型乾式終端接続部の接続作業が簡単に完了し、接続作業時間が従来の乾式終端接続部と比べて大幅に短縮する。しかも、軽量な材料で構成されているので容易に柱上作業ができ、接続作業時間を短縮することができる。
また、拡径支持部材を必要としないので、低コストを実現できる。
また、自立用構造部材として絶縁性および剛性を有する自立用樹脂管が可撓性を有する絶縁層の肉厚の中間内部に設けられ、かつケーブル差込み穴部に差込まれたケーブルの周りに配置されることで、内部導体のサイズが細いケーブルであっても容易に自立させることができる。したがって、従来のゴム製の乾式終端接続部で必要とした腕金や碍子が不要となると共に装柱を外観上すっきりした構成とすることができる。
また、自立用樹脂管が、一体成形された絶縁層の肉厚の中間内部に設けられることで、ケーブル絶縁体が応力緩和作用のある可撓性を有する絶縁層に包括するように配置されることから、前記ケーブル絶縁体の耐久性、すなわちケーブルの耐久性の向上に寄与する。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1を参照するに、この実施の形態に係る自立型乾式終端接続部1は、例えばゴム製のように可撓性を有する絶縁層3が設けられている。この絶縁層3の外周には雨による電気的特性の低下を防ぐための複数の傘部5が設けられており、絶縁層3の中心部にはケーブル7の端部側を差し込むためのケーブル差込み穴部9が絶縁層3の軸線方向に向けて設けられている。
なお、この実施の形態で使用されているケーブル7は、例えば内部導体11を被覆するケーブル絶縁体13と、このケーブル絶縁体13の外周に設けた外部半導電層14と、この外部半導電層14の外周に設けた銅テープなどの遮へい層15と、この遮へい層15を被覆するPVCなどのケーブルシース17で構成される。
さらに、前記ケーブル差込み穴部9の一端側には、前記ケーブル差込み穴部9に差し込まれたケーブル7の端部の内部導体11と接続するための金属製の端子部19が一体的に設けられている。この端子部19の一端(図1において下端)には前記内部導体11を挿入するための導体接続用穴部21が設けられている。
また、前記ケーブル絶縁体13を挿通可能な円筒状をなす例えば半導電ゴム製のような可撓性を有するストレスコーン23が、前記ケーブル差込み穴部9の内周面に露出するようにして前記絶縁層3の内部に一体的に設けられている。これにより、ケーブル絶縁体13はストレスコーン23の内周面で嵌着保持されることになる。
また、前記絶縁層3の肉厚の中間内部には、電気的絶縁性及び剛性を有する自立用樹脂管25が前記絶縁層3の軸線方向に向けて延伸され、かつ前記端子部19の側に貫通させずに絶縁層3と一体的に設けられている。つまり、自立用樹脂管25の内側及び外側が絶縁層3に一体的に設けられることで、ケーブル絶縁体13と自立用樹脂管25と接触する部分が生じない構成である。したがって、ケーブル差込み穴部9に挿入されるケーブル絶縁体13は全体が応力緩和作用のある絶縁層3で覆われることになる。
なお、この実施の形態では、上記の絶縁層3とストレスコーン23と端子部19は一体成型されており、自立用樹脂管25と絶縁層3は接着剤により強固に一体的に結合されている。
また、絶縁層3の外周面には、例えば図示しない電柱に固定するための自立型端末固定部位に、図示しない固定用金具を取り付けるために強度アップするように自立型端末固定用の補強部材27が例えば接着剤などで一体的に設けられている。
また、この自立型乾式終端接続部1は主に屋外で使用されるために、風や地震などの外力を受けるので、風圧荷重7.84×10−4N/mm(80kgf/m)のときが最大で、21.8MPa、地震の強さは0.3Gのときで、7.69MPa(0.78kgf/mm)の外力にも耐えて自立を保っているために、剛性のある自立用樹脂管25としては上記の自立型端末固定部位にかかる最大応力21.8Mpa(2.2kgf/mm)に耐える樹脂管を用いることが肝要である。そこで、自立用樹脂管25としては最大応力21.8Mpaに耐える変性PPO樹脂(変性ポリフェニレンオキサイド)を用いることが望ましい。
以上の構成を簡単に述べると、自立型乾式終端接続部1は、剛性のある自立用樹脂管25の周囲には、碍子より軽量なゴム製などの可撓性を有する絶縁層3と、この絶縁層3に内蔵されたゴム製などの可撓性を有するストレスコーン23があり、前記絶縁層3の上部には端子部19が一体成型されている構成である。
なお、上記の絶縁層3及びストレスコーン23の材料としては、電気的絶縁性能に優れたEPゴム又はシリコーンゴムを用いることが望ましい。
上記の自立型乾式終端接続部1の製造方法について説明すると、端子部19は金属製で、製絶縁層3は絶縁性ゴムで、ストレスコーン23は半導電ゴム製で材質が異なるので、一般的に下記の方法で成型される。
端子部19が成形金型としての例えばモールド金型のおも型にセットされる。ストレスコーン23がケーブル差込み穴部9の部分に該当する中子に取り付けられてから、この中子が前記おも型にセットされる。また、前記おも型の空洞部には自立用樹脂管25を嵌合するための空間部を形成するための中子が挿入される。次いで、絶縁層3の材料のゴムが前記おも型の空洞部に流し込まれることで、端子部19とストレスコーン23と絶縁層3が一体成形されることになる。
なお、自立用樹脂管25を嵌入するための空間部の寸法は、基本的には自立用樹脂管25を嵌入可能で、かつ接着可能な寸法であればよい。また、自立用樹脂管25を接着する方法の他に、端子部19とストレスコーン23と共に自立用樹脂管25も前記おも型にセットすることで、自立用樹脂管25と端子部19とストレスコーン23と絶縁層3が一体成形されてもよい。
また、ケーブル絶縁体13に対する絶縁層3のケーブル差込み穴部9とストレスコーン23の内周面の面圧を上げるには、一般的に、ケーブル絶縁体13の外径寸法よりも、ケーブル差込み穴部9及びストレスコーン23の各内径寸法を小さくすることで容易に実施できる。例えば、ケーブル絶縁体13の外径寸法とケーブル差込み穴部9及びストレスコーン23の各内径寸法との寸法差は直径で0.5mm程度が望ましい。これにより、ケーブル7のケーブル絶縁体13の部分は絶縁層3のケーブル差込み穴部9及びストレスコーン23に容易に差し込むことができる。
また、端子部19、絶縁層3およびストレスコーン23はそれぞれ適用されるケーブル7のサイズに合わせて設計・製造される。ただし、自立用樹脂管25の長さ及び直径の寸法は、幾種類かのケーブル7に適用可能な幅を持たせることができる。つまり、自立用樹脂管25はケーブル7に合わせた一品一様の設計寸法でなくても良いものである。
次に、上記構成の自立型乾式終端接続部1の作用、効果について説明する。
この実施の形態の自立型乾式終端接続部1とケーブル7を取付けるには、ケーブル7の終端部がある寸法でケーブルシース17を皮はぎされて外部導体15及びケーブル絶縁体13が露出され、かつ前記ケーブル絶縁体13の端部を除去して内部導体11が露出される。このケーブル7の細いケーブル絶縁体13の部分が自立型乾式終端接続部1のケーブル差込み穴部9に差込まれ、先端の内部導体11が端子部19の導体接続用穴部21に挿入される。その後、例えば締付け工具を用いて端子部19を外側から圧縮することで、前記内部導体11が端子部19に連結接続される。
なお、この実施の形態では上記のように露出された遮へい層15の一部には、予め導電部材29を卷回して導通させている。この導電部材29には図示しない外部導電線が例えば図示しない電柱の腕金のような構造部材に固定するための支持金具にアース線として導通される。
また、この実施の形態では、図1に示されているように、上記のように露出された遮へい層15と自立用樹脂管25の内側との間には空間部が生じることになる。
以上のように、自立用樹脂管25と端子部19とストレスコーン23と絶縁層3が一体構造となっているので、ケーブル7の終端部を自立型乾式終端接続部1に挿入するだけで、ケーブル7と自立型乾式終端接続部1の接続作業が簡単に完了する。その結果、接続作業時間が従来の乾式終端接続部と比べて大幅に短縮する。
しかも、この実施の形態の自立型乾式終端接続部1は軽量な材料で構成されているので容易に柱上作業ができることから、接続作業時間を短縮することができる。
また、前述したように、特許文献1の自立型乾式終端接続部1では、自立型乾式終端接続部1とケーブルとの取り付け作業にはスパイラル状に樹脂リボンを巻きつけて筒状にした拡径支持部材を用いて予めゴム製絶縁層3を拡径する必要があるので、コスト高であったが、この実施の形態の自立型乾式終端接続部1には拡径支持部材を必要としないので、低コストを実現できる。
また、細いケーブル7には剛性が無くそれ自体で自立することはできないが、この実施の形態の自立型乾式終端接続部1では、自立用構造部材として絶縁性および剛性を有する硬質の自立用樹脂管25が例えばゴム製の絶縁層3の肉厚の中間内部に設けられており、ケーブル差込み穴部9に差込まれたケーブル7の周りに剛性のある自立用樹脂管25が配置されていることにより、前記絶縁層3の外側から把持・固定されることで容易に自立させることができる。したがって、内部導体11のサイズが細いケーブル7であっても自立させることができる。
また、この実施の形態の自立型乾式終端接続部1は屋外高圧配電線の装柱において自立可能であることから、端子部19に接続される側の図示しない引込みケーブル自体の固定が不要であるため、従来の図5のゴム製の乾式終端接続部127で必要とした腕金143や碍子145が不要となる効果の他に、装柱を外観上すっきりした構成とすることができる。
また、ゴム製の可撓性を有する絶縁層3がケーブル絶縁体13を包括するように配置されていることで、通電時発熱によるケーブル絶縁体13の膨張、収縮に追従し、端末の電気的、機械的特性維持を図ることが可能となる。この点を考慮して、電気的絶縁性及び剛性を有する自立用樹脂管25が、一体成形された絶縁層3の肉厚の中間内部に埋設されるように、つまり自立用樹脂管25の内側及び外側が絶縁層3に一体的に設けられることで、ケーブル絶縁体13と自立用樹脂管25が接触する部分が生じない構成であることにより、ケーブル絶縁体13はその全体が応力緩和作用のある絶縁層3で覆われることとなる。その結果、ケーブル絶縁体13の耐久性、すなわちケーブル7の耐久性の向上に寄与する。
この発明の実施の形態の自立型乾式終端接続部の要部断面を含む正面図である。 従来の碍子型の自立型乾式終端接続部の要部断面を含む正面図である。 図2の碍子型の自立型乾式終端接続部を用いた装柱を示す概略説明図である。 従来のゴム製の乾式終端接続部の要部断面を含む正面図である。 図4のゴム製の乾式終端接続部を用いた装柱を示す概略説明図である。
符号の説明
1 自立型乾式終端接続部
3 絶縁層
5 傘部
7 ケーブル
9 ケーブル差込み穴部
11 内部導体
13 ケーブル絶縁体
14 外部半導電層
15 遮へい層
17 ケーブルシース
19 端子部
21 導体接続用穴部
23 ストレスコーン
25 自立用樹脂管
27 補強部材(自立型端末固定用の)

Claims (3)

  1. 内部導体を被覆したケーブル絶縁体を有するケーブルの端部側が差し込まれるケーブル差込み穴部を備えた可撓性を有する絶縁層と、
    前記ケーブル差込み穴部に差し込まれたケーブル絶縁体の端部の内部導体と接続する端子部であって、前記ケーブル差込み穴部の一端側に一体的に設けた端子部と、
    前記ケーブル絶縁体を挿通可能な円筒状をなし、かつ前記ケーブル差込み穴部の内周面に露出するべく前記絶縁層の内部に一体的に設けた可撓性を有するストレスコーンと、
    前記絶縁層の肉厚の中間内部に、前記絶縁層の軸線方向に向けて延伸しかつ前記端子部の側に貫通させずに一体的に設けた電気的絶縁性及び剛性を有する自立用樹脂管と、で構成されていることを特徴とする自立型乾式終端接続部。
  2. 前記端子部の一端側に、前記内部導体を挿入する導体接続用穴部を設けてなることを特徴とする請求項1記載の自立型乾式終端接続部。
  3. 前記絶縁層とストレスコーンが、EPゴム又はシリコーンゴムからなることを特徴とする請求項1又は2記載の自立型乾式終端接続部。
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