JP2008219698A - 音響機器 - Google Patents

音響機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2008219698A
JP2008219698A JP2007056703A JP2007056703A JP2008219698A JP 2008219698 A JP2008219698 A JP 2008219698A JP 2007056703 A JP2007056703 A JP 2007056703A JP 2007056703 A JP2007056703 A JP 2007056703A JP 2008219698 A JP2008219698 A JP 2008219698A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connection
port
unit
processing unit
cascade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007056703A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4420043B2 (ja
Inventor
Masaru Aiso
優 相曾
Takamitsu Aoki
孝光 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2007056703A priority Critical patent/JP4420043B2/ja
Priority to US12/043,108 priority patent/US8165701B2/en
Priority to EP08102296A priority patent/EP1993211A3/en
Publication of JP2008219698A publication Critical patent/JP2008219698A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4420043B2 publication Critical patent/JP4420043B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/16Circuits
    • H04B1/20Circuits for coupling gramophone pick-up, recorder output, or microphone to receiver
    • H04B1/205Circuits for coupling gramophone pick-up, recorder output, or microphone to receiver with control bus for exchanging commands between units
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04HBROADCAST COMMUNICATION
    • H04H60/00Arrangements for broadcast applications with a direct linking to broadcast information or broadcast space-time; Broadcast-related systems
    • H04H60/02Arrangements for generating broadcast information; Arrangements for generating broadcast-related information with a direct linking to broadcast information or to broadcast space-time; Arrangements for simultaneous generation of broadcast information and broadcast-related information
    • H04H60/04Studio equipment; Interconnection of studios

Abstract

【課題】 音響システムの全ての構成をデータ化する必要がなく必要とする機器間の接続の状況だけをチェックする。
【解決手段】 接続テンプレート選択画面において選択欄34で選択することにより接続テンプレートを選択することができる。選択された接続テンプレートの接続図が表示される。この接続図の接続態様と同様に機器間を接続して音響システムを構築する。接続チェックは、選択された接続テンプレートの接続設定データと実際のポートの接続状況とを照合することにより行われ、一致しない接続図の箇所には「×」等の表示がされる。
【選択図】 図3

Description

この発明は、通信線を介して外部機器が少なくとも1台接続されることにより音響システムが構成される音響機器に関する。
従来、多数のマイクロホンあるいは電気・電子楽器などから出力されるオーディオ信号のレベルや周波数特性を調整し、ミキシングしていくつかのミキシング・グループにまとめてパワーアンプに送り出すコンサートホール等で使用されるミキシングコンソールが知られている。このミキシングコンソールとして、コンソール部とコンソール部に通信線を介して接続されているエンジン部とからなるミキシングコンソールが知られている。このミキシングコンソールにおいては、一般にステージから離れた観客席や、観客席の後方に設けられたコンソール室にコンソール部が設置され、コンソール部に接続されているエンジン部はステージの近傍に設置される。ミキシングコンソールを操作するオペレータは、コンソール部に備えられた各種パネル操作子を操作することで、楽器音や歌唱の各オーディオ信号の音量や音色を聴衆の聴く音を確認しながらミキシング操作して、演奏を最もふさわしく表現していると思われる状態に調整している。エンジン部は、オーディオ信号をミキシング処理する機能を有しており、アナログ入力ユニットやディジタル入力ユニットおよびアナログ出力ユニットやディジタル出力ユニットとされる複数の入力ユニットおよび出力ユニットが通信線を介して接続されている。そして、エンジン部は、入力ユニットから入力された複数のマイク/ライン入力をそれぞれ割り当てる複数の入力チャンネルを備え、入力チャンネルからのオーディオ信号をコンソール部からの制御信号に応じてミキシングし、複数の出力チャンネルに出力している。出力チャンネルからの出力は設定された出力ユニットに供給され、出力ユニットに接続されているスピーカ等から放音される。
ところで、コンサートホール等にミキシングコンソールを持ち込んで設置する場合においては、設置作業のために与えられる時間が非常に短いことが多く、様々な設置作業を迅速に実行する必要がある。また、コンソール部とエンジン部とは一般にカスケード接続されているが、カスケード接続ではコンソール部とエンジン部との間の距離を長くすることができず、長くするにはイーサネット(Ethernet)で接続する必要があった。そこで、コンソール部とエンジン部との間にカスケードとイーサネットとの間の変換を行うケーブリングユニットを設けて、コンソール部とエンジン部との間の距離を長くすることが提案されている。さらに、エンジン部には複数の入力ユニットや出力ユニットが接続されている。このように、従来のミキシングコンソールにおける設置作業では、コンソール部とエンジン部やケーブリングユニット、および、複数の入力ユニットや出力ユニットの接続を作業員が確認しながら接続する必要があるが、カスケードの伝送線もイーサネットの伝送線もある程度の長さを有していることから、どの機器どのポートに接続されているかを確認することは時間がかかる繁雑な作業であった。このため、設置作業時間を短縮することが困難であった。さらに、入力ユニットおよび出力ユニットにはオーディオプラグインカードを装着するようにされており、複数の入力ユニットや出力ユニットのスロット毎にオーディオプラグインカードを確認しながら装着しなければならず、さらに設置作業時間がかかることになっていた。
これを解決するために、従来、ミキシングコンソールの設置作業を行うにあたって、コンピュータにおいてアプリケーションプログラムを起動し、ミキシングコンソールに必要とされる機器やユニット間の接続の仕方、および、各ユニットのどのスロットにどのオーディオプラグインカードを装着するかを予め設定しておくようにする。そして、設置作業を行う際にコンソール部とエンジン部とを接続して両者の電源を投入し、コンピュータから予め設定した設定情報をコンソール部にロードする。その後、各種ユニットをエンジン部に接続していくと、実際の接続情報とロードされた設定情報とが対比されて誤ったユニットが接続された場合にその旨の警告が出力されるようになる。次いで、各種ユニットにオーディオプラグインカードを装着する場合も同様とされ、各種ユニットのスロットに誤ったオーディオプラグインカードが装着されるとその旨の警告が出力されるようになる。これにより、ミキシングコンソールの設置作業時間を短縮することができるようになる。
特開2002−374587号公報
従来では、ユーザがあらかじめミキシングコンソールのすべての構成をデータ化するようにしていた。このため、オーディオプラグインカードを挿入するスロットの位置などの設定も指定しなければならないため、データの作成そのものが煩雑になりデータ作成に長時間を要するという問題点があった。また、詳細な設定は一旦無視し、必要とする機器の接続だけをチェックしたい場合でも、すべての構成のデータを作成しなければならなかったため、簡易に使用できないという問題点があった。
そこで、本発明は音響システムの設置作業を行う際に、音響システムの全ての構成をデータ化する必要がなく必要とする機器間の接続の状況だけをチェックすることができる音響機器を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の音響機器は、予め用意された複数種類の接続設定データのうちから選択された接続設定データにおけるポート接続情報と、音響システムを構成する音響機器および外部機器が有する各ポートが実際に接続された相手先のポートのポート情報とを照合して照合結果を出力することを最も主要な特徴としている。
本発明によれば、予め用意された複数種類の接続設定データのうちから選択された接続設定データにおけるポート接続情報と、音響システムを構成する音響機器および外部機器が有する各ポートが実際に接続された相手先のポートのポート情報とを照合して照合結果を出力することから、音響システムの構成をデータ化することに替えて接続設定データのいずれかを選択すればよいことになる。また、照合されるのはポート接続情報と、音響システムを構成する音響機器および外部機器が有する各ポートが実際に接続された相手先のポートのポート情報とされることから、必要とする機器間の接続の状況だけをチェックすることができるようになる。
本発明の実施例にかかる音響機器を備える音響システムの概要の構成を示すブロック図を図1に示す。
図1に示す音響システムは、音響システムにおいてマスタとされる音響機器1と、スレーブとされるミキサー等の外部機器18との間を通信線6により接続することにより構成されている。この場合、外部機器18に通信線を介してさらに外部機器を接続することができる。音響機器1は、音響システムがミキシングコンソールとされた際にコンソール部を少なくとも備えており、ミキシング処理を行う信号処理部を備えるようにしても良い。外部機器18は、音響システムがミキシングコンソールとされた際にオーディオ信号をコンソール部からの制御信号に応じてミキシングするエンジン部とされる。音響機器1は、CPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)を備える処理回路2と、ユーザがコンソール等の操作を行う操作部4と表示部3を備え、通信線6に接続するための通信回路5を備えている。外部機器18はDSPを備える処理回路18bと、通信線6に接続するための通信回路18aを備えている。処理回路2、18bにおけるDSPは、複数のチャンネルの音響信号を処理するDSPであり、複数の入力チャンネルをコンソール部からの制御信号に応じてミキシングし、複数の出力チャンネルに出力する信号処理を行っている。
次に、本発明にかかる音響機器1の詳細な構成を示すブロック図を図2に示す。
図2において、CPU(Central Processing Unit)10は音響機器1の全体の動作を制御すると共に、表示器16に操作画面や後述する接続テンプレートを選択する際の画面等を表示する描画プログラムや制御用プログラム等の動作ソフトウェアを実行している。ROM(Read Only Memory)11には、接続テンプレート等のデータ、CPU10が実行する描画プログラムや制御用プログラム等の動作ソフトウェアが格納されており、RAM(Random Access Memory)12には、CPU10のワークエリアや各種データの記憶エリアが設定されている。このROM11をフラッシュメモリ等の書き換え可能なROMとすることで、動作ソフトウェアを書き換え可能となり接続テンプレートの追加や書き換え、動作ソフトウェアのバージョンアップを容易に行うことができる。DSP13は、前記したように複数のチャンネルの音響信号を処理する信号処理部である。
検出回路15は、パネル操作子等の操作子14を走査することによって操作子14のイベントを検出して、イベントのあった操作子14に対応するイベント出力を出力している。操作子14には、各チャンネルのイコライジング特性やパン特性等を操作したりシーンの切換を行ったりするための多数の操作子が含まれている。表示回路17は液晶表示器(LCD)等の表示器16を備え、この表示器16に各チャンネルのパラメータ等を操作する際に各種設定を行える操作画面等が表示される。また、音響システムの設置時に選択された接続テンプレートの接続図が表示される。各種設定は、GUI(Graphical User Interface)を利用した操作画面上においてユーザが設定操作を行えるようにされている。通信インターフェース(I/F)19は、カスケード接続やイーサネットを介して外部機器18を接続するインターフェースであり、このインタフェースを介して音響装置1と外部機器18とが論理的に接続される。音声信号入力回路21は、外部音を取り込むためのマイクなどの入力部20から音響信号を音響機器1へ取り込んでおり、音声信号出力回路23は、音響機器1から出力されるミキシング処理等の信号処理された音響信号を外部のスピーカ等の出力部22へ出力して放音している。入力部20は、マイク/ラインのオーディオ信号を入力する入力ユニットとすることができ、出力部22はスピーカ等から放音する出力ユニットとすることができる。これらの各部は通信バス24に接続されて、通信バス24を介してデータの授受を行っている。
ここで、「接続テンプレート」は、音響システムにおける機器間の結線を表示するものであって、よく使われることが想定される音響システムにおける接続テンプレートが予め複数用意されてROM11等に格納されている。ユーザは、接続テンプレート選択画面を表示器16に表示し、複数の接続テンプレートのうちから一つの接続テンプレートを選択する。これにより、表示器16に選択された接続テンプレートの接続図が表示される。この接続図では、音響システムを構成する音響機器1と使用する台数の外部機器18毎の枠が表示され、機器の枠内には当該機器が有している接続ポートのアイコンが表示される。接続ポートのアイコンは、カスケード接続用のアイコンとイーサネット用のアイコンとが用意されており、接続ポート間が接続されることにより機器間の接続経路が表示される。接続ポート間を接続する経路上にはどの機器で処理された信号かが表示される。そして、音響機器1と使用する台数の外部機器18との設置作業を行っていく際に、電源が投入されると実際に接続された機器間の結線状況と選択された接続テンプレートとが照合されて、実際の結線が接続テンプレート通りになっているかどうかがチェックされてチェック結果が表示器16に表示されるようになる。
なお、機器が備える接続ポートの種類はカスケード接続のポートとイーサネットのポートとされており、接続ポートの種類に応じたケーブルでポート間が接続される。また、機器同士の接続チェックは、アクティブセンスや、ポートIDの判別などを利用して行われるが、チェック対象とされるのは音響システムを構築する音響機器1と外部機器18との「機器の結線状況」とされる。そして、外部機器18として接続される各種ユニットに備えられるプラグインカードを挿入するスロット等の接続状況は接続チェックの対象外とされる。このことから、接続テンプレートはチェック対象とされている音響システムを構築する音響機器1と外部機器18との「機器の結線状況」を規定するものと云うことができる。接続チェックでは、よく使われることが想定される接続テンプレートの接続情報と機器間の実際の結線情報とが比較されるため、コンサートホール等にミキシングコンソール等の音響システムを持ち込んで設置する場合に、音響システムを構成する複数の機器間の結線チェックを容易に行えるようになる。また、機器間の接続がチェックできればよいことから、機器の詳細な設定までをあらかじめ接続テンプレートに仕込んでおく必要をなくすことができる。
次に、表示器16に表示される接続テンプレート選択画面の一例を図3に示す。
図3に示す接続テンプレート選択画面(Connection Select)には下部に接続テンプレートの選択欄34が表示され、その下にキャンセルボタン(Cancel)35と実行ボタン(OK)36とが表示され、上部には選択欄34で選択された接続テンプレートの接続図30が表示されている。選択欄34には、予め用意されているよく使われることが想定される例えば5種類の接続テンプレートからなるリストが図示されており、接続テンプレート名は、使用する機器名と機器の間を接続する通信路の種類(カスケード接続およびイーサネット)で示されている。この場合、伝送距離を長くすることのできないカスケード接続は「−」で示され、伝送距離を長くすることのできるイーサネットは「−−−−−−−」で示されている。図3においては、「PM5D−DCU5D−−−−−−−DSP50」の接続テンプレートが選択されて、実行ボタン36が押された際の接続図30が上部に表示されている。
選択されている接続テンプレート名における「PM5D」はDSP13を有するミキシングコンソールであり、ミキシング処理を行う処理部とミキシング処理を制御するコンソール部とを備えている。「DCU5D」はカスケード接続の信号とイーサネットの信号との間の変換を行っているケーブリングユニットであり、後続する機器との間の距離を長くすることができる。「DSP5D」はミキシング処理を行う拡張用の処理ユニットであり、ミキシング処理の制御は通信路を介して接続されたミキシングコンソールにより行われる。この接続テンプレートで示される音響システムは、ミキシングコンソール(PM5D)とケーブリングユニット(DCU5D)との間がカスケード接続され、ケーブリングユニット(DCU5D)と処理ユニット(DSP5D)との間がイーサネットで接続されて構成されている。なお、カスケード接続の伝送方向は単方向とされ、イーサネットの伝送方向は双方向とされている。
選択された接続テンプレートの接続図30には音響システムを構成する機器の接続態様が表示されており、音響機器1に相当しているミキシングコンソール(PM5D #1)31は、カスケード接続の出力ポート31aと入力ポート31bを備えているが、イーサネットのポートは備えていない。カスケード接続の端子はD−sub68ピンとされ、この端子がアイコン化されてカスケード接続のポートが表示されている。また、外部機器18であるケーブリングユニット(DCU5D)32は、カスケード接続の入力ポート32aと出力ポート32c、および、イーサネットのポート32bとを備えている。イーサネットの端子はRJ45端子とされ、この端子がアイコン化されてイーサネットのポートが表示されている。さらに、オーディオ信号の処理チャンネル数を拡張する外部機器18である処理ユニット(DSP5D #2)33は、イーサネットのポート33a、および、カスケード接続の出力ポート33bと入力ポート33cとを備えている。処理ユニット33のオーディオ処理能力はミキシングコンソール31と同等とされている。
接続図30において、ミキシングコンソール31のカスケード接続の出力ポート31aはケーブリングユニット32のカスケード接続の入力ポート32aに接続されて、ミキシングコンソール31で処理された信号が出力ポート31aから出力されて入力ポート32aに入力されている。このポート間を接続する接続経路上には「#1」を意味する「1」が表示されてミキシングコンソール31で処理された信号が当該接続経路で伝送されることが示されている。また、ケーブリングユニット32のカスケード接続の出力ポート32cはミキシングコンソール31のカスケード接続の入力ポート31bに接続され、ポート間を接続する接続経路上には「1+2」が表示されてミキシングコンソール31および処理ユニット33で処理された信号が当該接続経路で伝送されることが示されている。これにより、ミキシングコンソール31において処理ユニット33で処理された信号も扱えるようになる。さらに、ケーブリングユニット32のイーサネットの双方向のポート32bは処理ユニット33のイーサネットの双方向のポート33aに接続され、ポート間を接続する下りの接続経路上には「1」が表示されてミキシングコンソール31で処理された信号が当該接続経路で伝送されることが示されており、上りの接続経路上には「1+2」が表示されてミキシングコンソール31および処理ユニット33で処理された信号が当該接続経路で伝送されることが示されている。これにより、処理ユニット33においてミキシングコンソール31で処理された信号も扱えるようになる。
なお、ケーブリングユニット32においてイーサネットのポート32bで受信された信号はカスケード接続の信号に変換されて出力ポート32cから出力される。このことが、破線の矢印32dで示されている。また、処理ユニット33のカスケード接続の出力ポート33bには外部機器18とされる出力ユニットを接続することができ、出力ユニットを介してミキシングコンソール31および処理ユニット33で処理されたオーディオ信号をスピーカ等から放音することができる。さらに、処理ユニット33のカスケード接続の入力ポート33cには外部機器18である入力ユニットを接続することができ、入力ユニットからマイク/ライン入力を入力することができるようになる。
ここで、カスケード接続のポートからは、例えば最大32チャンネルからなるフレーム信号を単方向で伝送することができる。また、イーサネットのポートからは、最大32チャンネルからなるフレーム信号を双方向で伝送することができる。そして、イーサネットの場合は仕様により1台の機器においてイーサネットのポートから受信できる(取り込める)最大チャンネル数は32チャンネルとされ、イーサネットのポートから送信できる(書き込める)最大チャンネル数も32チャンネルとされている。
次に、接続テンプレート選択画面の選択欄34において「PM5D−DSP5D」の接続テンプレートが選択されて実行ボタン36が押された際に、表示される接続図40を図4に示す。選択された接続テンプレートでは、ミキシングコンソール(PM5D)と、ミキシング処理を行う拡張用の処理ユニット(DSP5D)から音響システムが構成されており、ミキシングコンソールと処理ユニットとの間はカスケード接続されて短い距離で配置されている。
接続図40において、ミキシングコンソール(PM5D #1)41のカスケード接続の出力ポート41aは処理ユニット(DSP5D #2)42のカスケード接続の入力ポート42aに接続され、接続経路上には「1」が表示されてミキシングコンソール41で処理された信号が当該接続経路で伝送されることが示されている。また、処理ユニット42のカスケード接続の出力ポート42bはミキシングコンソール41のカスケード接続の入力ポート41bに接続され、接続経路上には「1+2」が表示されてミキシングコンソール41および処理ユニット42で処理された信号が当該接続経路で伝送されることが示されている。これにより、ミキシングコンソール41において処理ユニット42で処理された信号も扱えるようになる。そして、処理ユニット42のイーサネットの双方向のポート42cには、外部機器18とされる出力ユニットや入力ユニットを接続することができ、出力ユニットを介してミキシングコンソール41および処理ユニット42で処理されたオーディオ信号をスピーカ等から放音することができると共に、入力ユニットからマイク/ライン入力を入力することができるようになる。
次に、接続テンプレート選択画面の選択欄34において「PM5D−DSP5D−DSP5D」の接続テンプレートが選択されて実行ボタン36が押された際に、表示される接続図50を図5に示す。選択された接続テンプレートでは、ミキシングコンソール(PM5D)と、ミキシング処理を行う拡張用の2台の処理ユニット(DSP5D)から音響システムが構成されており、ミキシングコンソールと2台の処理ユニットとの間がそれぞれカスケード接続されて短い距離で配置されている。ただし、2台の処理ユニットの間はイーサネットで接続されている。
接続図50において、ミキシングコンソール(PM5D #1)51のカスケード接続の出力ポート51aは第1の処理ユニット(DSP5D #2)52のカスケード接続の入力ポート52aに接続され、接続経路上には「1」が表示されてミキシングコンソール51で処理された信号が当該接続経路で伝送されることが示されている。また、第1の処理ユニット52のイーサネットの双方向のポート52bは第2の処理ユニット(DSP5D #3)53のイーサネットの双方向のポート53aに接続され、下りの接続経路上には「1+2」が表示されてミキシングコンソール51および第1の処理ユニット52で処理された信号が当該接続経路で伝送されることが示されており、上りの接続経路上には「1+2+3」が表示されてミキシングコンソール51および第1の処理ユニット52および第2の処理ユニット53で処理された信号が当該接続経路で伝送されることが示されている。これにより、第2の処理ユニット53においてミキシングコンソール51および第1の処理ユニット52で処理された信号も扱えるようになると共に、第1の処理ユニット52においてミキシングコンソール51および第2の処理ユニット53で処理された信号も扱えるようになる。
そして、第2の処理ユニット53のカスケード接続の出力ポート53bはミキシングコンソール51のカスケード接続の入力ポート51bに直接接続され、接経路上には「1+2+3」が表示されてミキシングコンソール51および第1の処理ユニット52および第2の処理ユニット53で処理された信号が当該接続経路で伝送されることが示されている。これにより、ミキシングコンソール51は第1の処理ユニット52および第2の処理ユニット53で処理されたオーディオ信号を扱うことができるようになる。また、第1の処理ユニット52のカスケード接続の出力ポート52cに外部機器18とされる出力ユニットを接続することができる。そして、出力ユニットを介してミキシングコンソール51および第1の処理ユニット52および第2の処理ユニット53で処理されたオーディオ信号をスピーカ等から放音することができる。
なお、第1の処理ユニット52のカスケード接続の出力ポート52cをミキシングコンソール51のカスケード接続の入力ポート51bに接続してもよいが、このように接続すると第1の処理ユニット52からミキシングコンソール51および第1の処理ユニット52および第2の処理ユニット53で処理されたオーディオ信号を出力することができなくなる。
次に、接続テンプレート選択画面の選択欄34において「PM5D−DCU5D−−−−−−−DSP5D−DSP5D」の接続テンプレートが選択されて実行ボタン36が押された際に、表示される接続図60を図6に示す。選択された接続テンプレートでは、ミキシングコンソール(PM5D)と、ケーブリングユニットDCU5Dと、ミキシング処理を行う拡張用の2台の処理ユニット(DSP5D)から音響システムが構成されており、ミキシングコンソールとケーブリングユニットとの間がカスケード接続されており、ケーブリングユニットと1台目の処理ユニットとの間がイーサネットで接続されて長い距離で配置されており、2台の処理ユニット間はイーサネットおよびカスケード接続で接続されて短い距離で配置されている。
接続図60において、ミキシングコンソール(PM5D #1)61のカスケード接続の出力ポート61aはケーブリングユニット(DCU5D)62のカスケード接続の入力ポート62aに接続されて、ミキシングコンソール61で処理された信号が出力ポート61aから出力されて入力ポート62aに入力されている。このポート間を接続する接続経路上には「1」が表示されてミキシングコンソール61で処理された信号が当該接続経路で伝送されることが示されている。また、ケーブリングユニット62のカスケード接続の出力ポート62cはミキシングコンソール61のカスケード接続の入力ポート61bに接続され、ポート間を接続する接続経路上には「1+2+3」が表示されてミキシングコンソール61、第1の処理ユニット(DSP5D #2)63および第2の処理ユニット(DSP5D #3)64で処理された信号が当該接続経路で伝送されることが示されている。これにより、ミキシングコンソール51において第1の処理ユニット63および第2の処理ユニット64で処理された信号も扱えるようになる。さらに、ケーブリングユニット62のイーサネットの双方向のポート62bは第1の処理ユニット63のイーサネットの双方向のポート63aに接続され、ポート間を接続する下りの接続経路上には「1」が表示されてミキシングコンソール61で処理された信号が当該接続経路で伝送されることが示されており、上りの接続経路上には「1+2+3」が表示されてミキシングコンソール61、第1の処理ユニット63および第2の処理ユニット64で処理された信号が当該接続経路で伝送されることが示されている。なお、ケーブリングユニット62においてイーサネットのポート62bで受信された信号はカスケード接続の信号に変換されて出力ポート62cから出力される。このことが、破線の矢印62dで示されている。
また、第1の処理ユニット63のイーサネットの双方向のポート63bは第2の処理ユニット64のイーサネットの双方向のポート64aに接続され、下りの接続経路上には「1+2」が表示されてミキシングコンソール61および第1の処理ユニット63で処理された信号が当該接続経路で伝送されることが示されており、上りの接続経路上には「1+2+3」が表示されてミキシングコンソール61および第1の処理ユニット63および第2の処理ユニット64で処理された信号が当該接続経路で伝送されることが示されている。これにより、第2の処理ユニット64においてミキシングコンソール61および第1の処理ユニット63で処理された信号も扱えるようになる。ここで、前述したように1台の機器においてはイーサネットを介して受信できる(取り込める)最大チャンネル数は32チャンネルとされていることから、第1の処理ユニット63のポート63aにおいて32チャンネル受信している場合には、ポート63bから信号を取り込めなくなる。そこで、ポート63bからの信号を取り込むことなくスルーしてポート63aから出力している。このことが、破線の矢印で示されている。
このように、第1の処理ユニット63ではポート63bからの信号を取り込むことなくスルーしていることから、第2の処理ユニット64で処理した信号を取り込めない。そこで、第2の処理ユニット64のカスケード接続の出力ポート64bと第1の処理ユニット63の入力ポート63cとを接続することにより、第2の処理ユニット64で処理した信号を第1の処理ユニット63が取り込めるようにしている。これにより、第1の処理ユニット63においてミキシングコンソール61および第2の処理ユニット64で処理された信号も扱えるようになる。なお、出力ポート64bと入力ポート63cとを接続する接続経路上には「1+2+3」が表示されてミキシングコンソール61、第1の処理ユニット63および第2の処理ユニット64で処理された信号が当該接続経路で伝送されることが示されている。そして、第1の処理ユニット63のカスケード接続の出力ポート63dには外部機器18とされる出力ユニットを接続することができ、出力ユニットを介してミキシングコンソール61、第1の処理ユニット63および第2の処理ユニット64で処理されたオーディオ信号をスピーカ等から放音することができる。
次に、接続テンプレート選択画面の選択欄34において「PM5D−DCU5D−−−−−−−DSP5D−DCU5D−−−−−−−DSP5D」の接続テンプレートが選択されて実行ボタン36が押された際に、表示される接続図70を図7に示す。選択された接続テンプレートでは、ミキシングコンソール(PM5D)と、2台のケーブリングユニット(DCU5D)と、ミキシング処理を行う拡張用の2台の処理ユニット(DSP5D)から音響システムが構成されている。この場合、ミキシングコンソールと1台目のケーブリングユニットとの間がカスケード接続されており、1台目のケーブリングユニットと1台目の処理ユニットとの間がイーサネットで接続されて長い距離で配置され、1台目の処理ユニットと2台目のケーブリングユニットとの間がイーサネットおよびカスケード接続されて、2台目のケーブリングユニットと2台目の処理ユニットとの間がイーサネットで接続されて長い距離で配置されている。
接続図70に示す接続テンプレートは、接続図60に示す接続テンプレートの構成に第2のケーブリングユニットを増設した構成とされている。そこで、かかる構成について以下に説明する。
第1の処理ユニット(DSP5D #2)73のイーサネットの双方向のポート73bは第2のケーブリングユニット(DCU5D)74のイーサネットの双方向のポート74aに接続され、下りの接続経路上には図示しない「1+2」が表示されてミキシングコンソール(PM5D #1)71および第1の処理ユニット73で処理された信号が当該接続経路で伝送されることが示されており、上りの接続経路上には図示しない「1+2+3」が表示されてミキシングコンソール71および第1の処理ユニット73および第2の処理ユニット(DSP5D #3)74で処理された信号が当該接続経路で伝送されることが示されている。ここで、前述したように1台の機器においてはイーサネットを介して受信できる(取り込める)最大チャンネル数は32チャンネルとされていることから、第1の処理ユニット73のポート73aにおいて32チャンネル受信している場合には、ポート73bから信号を取り込めなくなる。そこで、ポート73bからの信号を取り込むことなくスルーしてポート73aから出力している。このことが、破線の矢印で示されている。
このように、第1の処理ユニット73は第2の処理ユニット75で処理した信号を取り込めないことから、第2のケーブリングユニット74のカスケード接続の出力ポート74cと第1の処理ユニット73の入力ポート73cとを接続することにより、第2の処理ユニット75で処理した信号を第1の処理ユニット73は取り込むようにしている。なお、出力ポート74cと入力ポート73cとを接続する接続経路上には図示しない「1+2+3」が表示されてミキシングコンソール71、第1の処理ユニット73および第2の処理ユニット75で処理された信号が当該接続経路で伝送されることが示されている。これにより、第1の処理ユニット73においてミキシングコンソール71および第2の処理ユニット75で処理された信号も扱えるようになる。そして、第1の処理ユニット73のカスケード接続の出力ポート73dには外部機器18とされる出力ユニットを接続することができ、出力ユニットを介してミキシングコンソール71、第1の処理ユニット73および第2の処理ユニット75で処理されたオーディオ信号をスピーカ等から放音することができる。
さらに、第2のケーブリングユニット74のイーサネットの双方向のポート74bは第2の処理ユニット75のイーサネットの双方向のポート75aに接続され、ポート間を接続する下りの接続経路上には「1+2」が表示されてミキシングコンソール71および第1の処理ユニット73で処理された信号が当該接続経路で伝送されることが示されており、上りの接続経路上には「1+2+3」が表示されてミキシングコンソール71、第1の処理ユニット73および第2の処理ユニット75で処理された信号が当該接続経路で伝送されることが示されている。これにより、第2の処理ユニット75においてミキシングコンソール71および第2の処理ユニット73で処理された信号も扱えるようになる。なお、第2のケーブリングユニット74においてイーサネットのポート74bで受信された信号はカスケード接続の信号に変換されて出力ポート74cから出力される。このことが、破線の矢印で示されている。さらに、第2のケーブリングユニット74においてもイーサネットを介して受信できる(取り込める)最大チャンネル数は32チャンネルとされていることから、第2のケーブリングユニット74のポート74aにおいて32チャンネル受信している場合には、ポート74bから信号を取り込めなくなる。そこで、ポート74bからの信号を取り込むことなくスルーしてポート74aから出力している。このことが、破線で示されている。
なお、ミキシングコンソール(PM5D #1)71と第1のケーブリングユニット(DCU5D)72と第1の処理ユニット(DSP5D #2)73との間の接続態様は、接続図60に示す接続態様と同様とされているので、その説明は省略する。
以上説明した接続テンプレートにおける接続経路上で伝送される信号は、ミキシング処理されたオーディオ信号のフレームとミキシングコンソールから処理ユニットを制御するための制御信号とされている。また、接続テンプレートは上記説明した5種類に限るものではないと共に、ユーザが接続テンプレートを予め作成して記憶手段に格納しておくようにしてもよい。
音響システムを設置する際に、構成しようとする音響システムと同様の構成の接続テンプレートをユーザは選択する。そして、音響システムを構成する機器間の接続をしていくと、接続テンプレートの接続態様と実際に接続された機器間の接続状況とがチェックされて、一致しない接続箇所については表示器16に表示されている選択された接続テンプレートの接続図上にその旨が表示されるようになる。例えば、接続相手先のポートが一致しない場合は当該ポートに「×」印が表示されたり、グレーアウトされて表示されたりするようになる。
なお、接続テンプレートは、「機器の結線状況」を示すものであり、機器の詳細な設定、例えば入力ユニットや出力ユニットにおいてオーディオプラグインカードを挿入するスロットの接続情報までを接続テンプレートの対象とする必要はない。
次に、接続テンプレートのデータテーブルを図8に示す。
図8において、「Connection List」は接続テンプレートのリストであり、図示する場合は「Connection #1」「Connection #2」・・・の接続テンプレートの種類からなるリストとされている。「Connection List」より一つ下の階層である「Unit List」は各接続テンプレートで使用される機器ユニットのリストとされており、図示する場合において「Connection #1」の接続テンプレートではミキシングコンソール「PM5D #1」と処理ユニット「DSP5D #2」が使用され、「Connection #2」の接続テンプレートではミキシングコンソール「PM5D #1」、ケーブリングユニット「DCU5D」と処理ユニット「DSP5D #2」が使用されることが示されている。さらに、「Unit List」より一つ下の階層である「Port Setting List」は、使用されるユニットが有するポートの接続設定を示すリストとされている。
図示する場合においては、「Connection #1」のミキシングコンソール「PM5D #1」が備えるカスケード接続の出力ポート(Cascade Out)の接続先が処理ユニット「DSP5D #2」のカスケード接続の入力ポート(Cascade In)とされ、「PM5D #1」が備えるカスケード接続の入力ポート(Cascade In)の接続先が処理ユニット「DSP5D #2」のカスケード接続の出力ポート(Cascade Out)とされていること、処理ユニット「DSP5D #2」が備えるカスケード接続の出力ポート(Cascade Out)の接続先が「PM5D #1」のカスケード接続の入力ポート(Cascade In)と、「DSP5D #2」が備えるカスケード接続の入力ポート(Cascade In)の接続先が「PM5D #1」のカスケード接続の出力ポート(Cascade Out)と、「DSP5D #2」が備えるイーサネットの出力ポート(EtherSound Out)の接続先が外部機器(Ext.Device)と、「DSP5D #2」が備えるイーサネットの入力ポート(EtherSound In)は不使用(N/A)と設定されていることが示されている。このことから、「Connection #1」の接続テンプレートは図4に示す接続図40の接続テンプレートのデータテーブルに相当していることがわかる。
また、「Connection #2」のミキシングコンソール「PM5D #1」、ケーブリングユニット「DCU5D」、処理ユニット「DSP5D #2」がそれぞれ備えるポートの接続先が次のように設定されている。
ミキシングコンソール「PM5D #1」では、カスケード接続の出力ポート(Cascade Out)の接続先がケーブリングユニット「DCU5D」のカスケード接続の入力ポート(Cascade In)と、「PM5D #1」が備えるカスケード接続の入力ポート(Cascade In)の接続先がケーブリングユニット「DCU5D」のカスケード接続の出力ポート(Cascade Out)と設定されている。ケーブリングユニット「DCU5D」では、カスケード接続の出力ポート(Cascade Out)の接続先が「PM5D #1」のカスケード接続の入力ポート(Cascade In)と、「DCU5D」が備えるカスケード接続の入力ポート(Cascade In)の接続先が「PM5D #1」のカスケード接続の出力ポート(Cascade Out)と、「DCU5D」が備えるイーサネットの出力ポート(EtherSound Out)の接続先が処理ユニット「DSP5D #2」のイーサネットの入力ポート(EtherSound In)と、「DCU5D」が備えるイーサネットの入力ポート(EtherSound In)は不使用(N/A)と設定されている。
処理ユニット「DSP5D #2」では、カスケード接続の出力ポート(Cascade Out)の接続先が外部機器(Ext.Device)と、「DSP5D #2」が備えるカスケード接続の入力ポート(Cascade In)の接続先が外部機器(Ext.Device)と、「DSP5D #2」が備えるイーサネットの出力ポート(EtherSound Out)は不使用(N/A)と、「DSP5D #2」が備えるイーサネットの入力ポート(EtherSound In)の接続先が「DCU5D」のイーサネットの出力ポート(EtherSound Out)と設定されている。このことから、「Connection #2」の接続テンプレートは図3に示す接続図30の接続テンプレートのデータテーブルに相当していることがわかる。
なお、上述した接続テンプレートのデータテーブルは、機器と機器とを接続する各ポートに関する接続設定データと、機器に接続される出力ユニットや入力ユニットのポートの接続設定データとから構成されており、出力ユニットや入力ユニットのポートの接続設定データやこれらのユニットに装着するカードを挿入するスロットの接続設定データまでは含まれていない。このように、出力ユニットや入力ユニットは接続チェックの対象としていない。
次に、音響システムにおけるマスタが実行する接続チェック開始処理のフローチャートを図9に示す。図1に示す音響システムにおいては、制御信号を外部機器18に送り外部機器18を制御する音響機器1がマスタであり、前述した接続テンプレートの音響システムにおいては処理ユニット(DSP5D)のミキシング処理を制御しているミキシングコンソール(PM5D)がマスタとなる。
ユーザが接続チェック開始の操作をしたとき、定期的に起動されるタイミングに達したとき、あるいは、マスタの機器の電源が投入された際に接続チェック開始処理が起動され、ステップS10にて接続チェックコマンドがマスタに接続されている機器ユニットに送信され、チェックコマンドを受信した各機器ユニットにおいて接続チェックの準備処理が実行される。次いで、接続テンプレート選択画面において選択された接続テンプレートの接続設定データがステップS11にてマスタに接続されているユニット機器に送信される。そして、各ユニット機器において受信された接続設定データと当該ユニット機器における各ポートの接続状況とが比較される接続チェック処理がステップS12において実行され、その接続チェック結果をマスタの表示器16に表示する接続チェック結果表示処理がステップS13にて実行されて接続チェック開始処理は終了する。
次に、マスタで実行される接続チェック開始処理ステップのS13における接続チェック結果表示処理のフローチャートを図10に示す。
処理ユニット(DSP5D)等のスレーブ機器から接続チェック結果が返ってきた時や接続エラーが生じた時に接続結果表示処理がマスタにおいて起動され、ステップS20にて接続テンプレート選択画面において選択された接続テンプレートの接続設定データと、接続チェック結果との接続データを取得する。次いで、取得された接続設定データと現在の接続状況が表わされている接続チェック結果とがステップS21にて照らし合わされる。そして、ステップS22にて接続設定データと接続結果とを照らし合わした結果から、エラーがセットされている接続箇所が判定される。次いで、ステップS23にて判定されたエラーがセットされている接続箇所について表示器16に表示されている選択された接続テンプレートの接続図上にその旨を表示する描画処理を行うUI(User Interface)更新処理が行われ、接続結果表示処理は終了する。なお、UI更新処理ではエラーがセットされている接続箇所のポートに「×」印が表示されたり、グレーアウトして表示されたりする。この場合、当該ポートの相手先のポートにも同様の表示を行うようにしてもよい。
次に、各機器で実行される接続チェック開始処理におけるステップS12の接続チェック処理のフローチャートを図11に示す。
マスタを含む各機器において接続チェックコマンドを受け取ると、接続チェック処理が各機器において起動される。そして、接続チェック開始処理のステップS11にて送信された接続テンプレートの接続設定データがステップS30にて取得される。次いで、ステップS31にて接続のあるすべてのポートの接続状況をチェックしたか否かが判断されるが、ここでは1回目であることから未チェックのポートがあると判断されてステップS32に進む。ステップS32では、接続のある未チェックのポートについてアクティブセンスやポートIDの判別などを利用して現在接続されている接続先のポートがあるか否かが判断される。ここで、接続先のポートがあると判断された場合はステップS33に進み、図8に示す接続テンプレートのデータテーブルにおける該当する接続設定データが参照されて、あると判断されたポートが接続設定データの設定通りのポートか否かが判断される。ここで、あると判断されたポートが接続設定データのポートと一致しないと判断された場合は、ステップS34に分岐してマスターに送信するデータにエラーをセットしステップS35に進む。また、あると判断されたポートが接続設定データのポートに一致すると判断された場合はステップS35に進む。ステップS35においては、対象とするポートを次のポートに移動する処理が行われる。
また、ステップS32において接続先のポートがないと判断された場合はステップS34に分岐してマスタに送信するデータにエラーをセットしステップS35に進む。そして、ステップS35の処理が終了すると、ステップS31に戻り、次にチェック対象となったポートがステップS31にて未チェックのポートと判断されたポートについてステップS32ないしステップS35の処理がについて繰り返し行われる。これにより、ステップS31にて未チェックのポートと判断されたすべてのポートについて接続チェックが行われると、ステップS31にて接続のあるすべてのポートの接続状況をチェックしたと判断されてステップS36へ分岐する。ステップS36では、接続チェック結果をマスタに送信し接続チェック処理は終了する。接続チェック結果は、ポートの実際の接続状況が接続設定データとが不一致となるポートがある場合は、エラーがセットされた接続チェック結果とされる。
以上説明した本発明において、音響システムをミキシングコンソールとしたがこれに限るものではなく、オーディオ信号を処理する汎用の音響システムに適用することができる。また、機器に接続される出力ユニットや入力ユニットにおけるポートの接続チェックは行わないようにしたが、接続テンプレートに出力ユニットや入力ユニットのポートの接続設定データを含ませて、接続テンプレートに出力ユニットや入力ユニットのポートの接続チェックを行うようにしても良い。ただし、これらのユニットに装着するカードを挿入するスロットの位置等の設定については接続チェックの対象外とする。
さらに、イーサネットのポートにおいて受信できる(取り込める)最大チャンネル数を32チャンネル、送信できる(書き込める)最大チャンネル数を32チャンネルとしたが、これに限るものではなく64チャンネルや96チャンネル等としても良い。さらにまた、接続テンプレートは音響システムのメーカが予め作成してROM等に格納されているが、ユーザにおいてよく使用する接続テンプレートを作成して記憶手段に格納するようにしても良い。この場合、接続テンプレートは機器の結線状況を示すものであって、機器の詳細な設定まで接続テンプレートに仕込んでおく必要がないことから、ユーザは容易に接続テンプレートを作成することができる。
本発明の実施例にかかる音響機器を備える音響システムの概要の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例にかかる音響機器の詳細な構成を示すブロック図である。 本発明の実施例にかかる音響機器において、表示器に表示される接続テンプレート選択画面の一例を示す図である。 本発明の実施例にかかる音響機器において、表示器に表示される選択された接続テンプレートの接続図を示す図である。 本発明の実施例にかかる音響機器において、表示器に表示される選択された異なる接続テンプレートの接続図を示す図である。 本発明の実施例にかかる音響機器において、表示器に表示される選択されたさらに異なる接続テンプレートの接続図を示す図である。 本発明の実施例にかかる音響機器において、表示器に表示される選択されたさらに異なる接続テンプレートの接続図を示す図である。 本発明の実施例にかかる音響機器における接続テンプレートのデータテーブルを示す図である。 本発明の実施例にかかる音響機器において実行される接続チェック開始処理のフローチャートである。 本発明の実施例にかかる音響機器において実行される接続チェック結果表示処理のフローチャートである。 本発明にかかる音響システムにおいて実行される接続チェック示処理のフローチャートである。
符号の説明
1 音響機器、2 処理回路、3 表示部、4 操作部、5 通信回路、6 通信線、10 CPU、11 ROM、12 RAM、13 DSP、14 操作子、15 検出回路、16 表示器、17 表示回路、18 外部機器、18a 通信回路、18b 処理回路、19 通信I/F、20 入力部、21 音声信号入力回路、22 出力部、23 音声信号出力回路、24 通信バス、30 接続図、31 ミキシングコンソール、31a 出力ポート、31b 入力ポート、32 ケーブリングユニット、32a 入力ポート、32b ポート、32c 出力ポート、32d 矢印、33 処理ユニット、33a ポート、33b 出力ポート、33c 入力ポート、34 選択欄、40 接続図、41 ミキシングコンソール、41a 出力ポート、41b 入力ポート、42 処理ユニット、42a 入力ポート、42b 出力ポート、42c ポート、50 接続図、51 ミキシングコンソール、51a 出力ポート、51b 入力ポート、52 第1の処理ユニット、52a 入力ポート、52b ポート、52c 出力ポート、53 第2の処理ユニット、53a ポート、53b 出力ポート、60 接続図、61 ミキシングコンソール、61a 出力ポート、61b 入力ポート、62 ケーブリングユニット、62a 入力ポート、62b ポート、62c 出力ポート、62d 矢印、63 第1の処理ユニット、63a ポート、63b ポート、63c 入力ポート、63d 出力ポート、64 第2の処理ユニット、64a ポート、64b 出力ポート、70 接続図、71 ミキシングコンソール、72 第1のケーブリングユニット、73 第1の処理ユニット、73a ポート、73b ポート、73c 入力ポート、73d 出力ポート、74 第2のケーブリングユニット、74a ポート、74b ポート、74c 出力ポート、75 第2の処理ユニット、75a ポート

Claims (5)

  1. 通信線を介して外部機器が少なくとも1台接続されることにより音響システムが構成される音響機器であって、
    前記音響システムを構成する前記音響機器および前記外部機器が有する各ポートが接続される相手先のポートを特定するポート接続情報を含む予め用意された複数種類の接続設定データと、
    該接続設定データのいずれかを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された前記接続設定データにおける前記ポート接続情報と、前記音響システムを構成する前記音響機器および前記外部機器が有する各ポートが実際に接続された相手先のポートのポート情報とを照合するチェック手段と、
    前記チェック手段による照合結果を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする音響機器。
  2. 前記選択手段により選択された前記接続設定データに基づいて構成される前記音響システムの前記音響機器および前記外部機器の接続態様を示す接続図が表示される表示手段を備え、
    前記接続図には、前記音響機器および前記外部機器が有する各ポートと相手先のポートとを接続している通信線と、当該通信線で伝送されるデータがどの機器で処理されたデータかを示す情報が表示されていることを特徴とする請求項1記載の音響機器。
  3. 前記音響機器および前記外部機器が備える各ポートとが、前記接続図にポート種類に対応するアイコンで表示されていることを特徴とする請求項2記載の音響機器。
  4. 前記チェック手段では、前記外部機器に前記ポート接続情報を送信し、前記外部機器が有する各ポートが実際に接続された相手先のポートのポート情報と受信した前記ポート接続情報とを前記外部機器において照合した照合結果を受け取るようにしたことを特徴とする請求項2記載の音響機器。
  5. 前記照合結果では、前記ポート接続情報と前記ポート情報とが一致しない箇所の情報にエラーがセットされており、前記出力手段ではエラーがセットされた前記箇所に対応する前記接続図にエラーがある旨の表示を行うようにしたことを特徴とする請求項4記載の音響機器。
JP2007056703A 2007-03-07 2007-03-07 音響機器 Expired - Fee Related JP4420043B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007056703A JP4420043B2 (ja) 2007-03-07 2007-03-07 音響機器
US12/043,108 US8165701B2 (en) 2007-03-07 2008-03-05 Audio device
EP08102296A EP1993211A3 (en) 2007-03-07 2008-03-05 Audio device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007056703A JP4420043B2 (ja) 2007-03-07 2007-03-07 音響機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008219698A true JP2008219698A (ja) 2008-09-18
JP4420043B2 JP4420043B2 (ja) 2010-02-24

Family

ID=39741647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007056703A Expired - Fee Related JP4420043B2 (ja) 2007-03-07 2007-03-07 音響機器

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8165701B2 (ja)
EP (1) EP1993211A3 (ja)
JP (1) JP4420043B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013009081A (ja) * 2011-06-23 2013-01-10 Hitachi Ltd 通信装置管理装置および管理プログラム

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2326034A1 (en) * 2009-10-27 2011-05-25 Harman International Industries Ltd. Audio console with direct out gain stabiliser
JP2011103505A (ja) * 2009-11-10 2011-05-26 Seiko Epson Corp 画像表示装置および制御方法
US9661428B2 (en) * 2010-08-17 2017-05-23 Harman International Industries, Inc. System for configuration and management of live sound system
KR101739974B1 (ko) * 2012-09-21 2017-05-25 슈레 애쿼지션 홀딩스, 인코포레이티드 통신 시스템에서 인히어런트 rf 연결들을 통한 데이터 네트워킹
CN104427012B (zh) * 2013-09-04 2018-12-11 新华三技术有限公司 端口协商方法和设备
USD746333S1 (en) * 2013-12-20 2015-12-29 Sanford, L.P. Display screen or portion thereof with icon
JP6886934B2 (ja) * 2018-03-09 2021-06-16 株式会社東芝 I/o拡張装置及び制御システム
DE102020122874A1 (de) * 2020-09-01 2022-03-03 Pilz Gmbh & Co. Kg Verfahren zur Konfiguration einer modularen Sicherheitsschaltvorrichtung

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3128937B2 (ja) * 1992-04-10 2001-01-29 ソニー株式会社 特殊効果装置
US5768224A (en) * 1993-05-28 1998-06-16 Sony Corporation AV system and method of establishing a connection setting for AV component devices
US5550755A (en) * 1994-07-14 1996-08-27 Martin; B. Morgan Apparatus and method for patch recording and recall
JPH09102970A (ja) * 1995-10-05 1997-04-15 Sony Corp 映像音声機器エラー監視システム
US6530085B1 (en) * 1998-09-16 2003-03-04 Webtv Networks, Inc. Configuration for enhanced entertainment system control
US7006642B1 (en) * 1999-06-04 2006-02-28 Roland Corporation Audio control apparatus and audio processing apparatus in a mixing system
JP3925109B2 (ja) 2001-06-13 2007-06-06 ヤマハ株式会社 音声信号編集装置の制御方法、音声信号編集装置およびプログラム
US7565212B2 (en) * 2001-06-13 2009-07-21 Yamaha Corporation Configuration method of digital audio mixer
JP3960278B2 (ja) * 2003-08-13 2007-08-15 ヤマハ株式会社 接続設定プログラム
JP4207901B2 (ja) * 2005-02-01 2009-01-14 ヤマハ株式会社 音楽lan設定装置及びプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013009081A (ja) * 2011-06-23 2013-01-10 Hitachi Ltd 通信装置管理装置および管理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
EP1993211A2 (en) 2008-11-19
JP4420043B2 (ja) 2010-02-24
US8165701B2 (en) 2012-04-24
US20080219477A1 (en) 2008-09-11
EP1993211A3 (en) 2012-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4420043B2 (ja) 音響機器
US10148373B2 (en) Method for controlling audio signal processing device, audio signal processing device, and storage medium
US8170240B2 (en) Audio device
US20110136435A1 (en) On-vehicle information processing apparatus and method
JP2007194906A (ja) 音響信号処理装置
JP2013509095A (ja) オーディオ監視システム
JP4281814B2 (ja) コントロール装置
EP2410679A1 (en) Audio signal processing device
JP4289402B2 (ja) 音響信号処理システム
KR100670578B1 (ko) 사운드카드와 이를 사용하는 컴퓨터 시스템 및 그 제어방법
US11178502B2 (en) Audio mixer and control method of audio mixer
US20210065710A1 (en) Audio signal processing method, audio signal processing system, and storage medium storing program
US7761271B2 (en) Method, device and system for displaying data of a machine control system
JP2016181833A (ja) 音響信号処理装置及び方法
JP2007074672A (ja) デジタルミキサ
JP2004072295A (ja) ミキシング用信号経路設定装置およびミキシング用信号経路設定プログラム
US11188291B2 (en) Audio signal processing apparatus, method for processing audio signal, and storage medium storing program
JP4458006B2 (ja) デジタルミキサ
JP5282613B2 (ja) テレビ会議装置、テレビ会議システム、テレビ会議制御方法、及びテレビ会議装置のプログラム
JP4165409B2 (ja) パラメータ表示装置及びそのプログラム
WO2014013909A1 (ja) 音響信号処理装置、プログラム及び音響信号の処理方法
JP5370210B2 (ja) ミキサー
JP7408955B2 (ja) 音信号処理方法、音信号処理装置およびプログラム
JP3671939B2 (ja) 信号処理装置及び該装置の制御プログラム
JP2007143078A (ja) 集合住宅インターホンシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090217

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090409

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091110

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091123

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4420043

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131211

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees