JP2008219196A - 円偏波グリッドアレーアンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で円偏波を発生することができる円偏波グリッドアレーアンテナを提供する。
【解決手段】導体からなる接地板2上に絶縁層を設け、この絶縁層上に線状導体4により、長辺部10と短辺部11を持つ複数の格子(グリッド)21a〜21hを構成する。上記線状導体4により構成した格子(グリッド)21a〜21hの各短辺部11には例えば正方形のループ形状素子12を形成し、そのループ形状素子12の対角に摂動素子13を設ける。また、上記接地板2の同軸給電点Fから給電ピンを格子側の給電点F’に接続して給電部を構成し、上記同軸給電点Fに同軸線により給電する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、VHF帯〜EHF帯で使用されるグリッドアレーアンテナに関し、より詳しくは円偏波を発生するグリッドアレーアンテナに関するものである。
従来、VHF帯〜EHF帯で使用されるアンテナにおいて、線状導体を使用して格子状に形成してなるグリッドアレーアンテナが知られている(例えば、非特許文献1参照。)。
図9(a)は従来のグリッドアレーアンテナ1の平面図、同図(b)は同側面図である。上記グリッドアレーアンテナ1は、導体からなる接地板2上に絶縁層3を設け、この絶縁層3上に同一線径の線状導体4により、長さLの長辺部10と、長さSの短辺部11を持つ複数の格子(グリッド)を構成している。上記長辺部10の長さLは約1波長に設定され、短辺部11の長さSは約半波長に設定される。そして、上記接地板2の同軸給電点Fから給電ピン5を線状導体4の給電点F’に接続して給電部を構成し、上記同軸給電点Fに同軸線6により給電する。
上記のように構成された従来のグリッドアレーアンテナ1は、約半波長の短辺部11からの電磁波放射により、短辺部11の位置に半波長ダイポールアンテナを配置したアレーアンテナ指向性に近似したペンシルビームアンテナを実現することができる。
半波長ダイポールアレーアンテナにおいては各半波長ダイポールアンテナへの給電線路が必要となるが、グリッドアレーアンテナにおいては複数の格子(グリッド)を構成する線状導体4を配置する簡易な構成でペンシルビームアンテナを実現することができる。
また、近年においては、短辺部にループ形状の素子を用いた小型化や、45°直線偏波実現に対して検討が行われている(例えば、非特許文献2、非特許文献3参照。)。
更に、円偏波発生用の素子を前面に配置する構成により円偏波を放射するアンテナとしての検討も行われている(例えば、非特許文献4参照。)。
「グリッドアレイアンテナの数値解析(VIII)」1996年電子情報通信学会総合大会,B−110 「直線状素子とループ素子から構成される変形グリッドアレーアンテナ」2004年電子情報通信学会通信ソサイエティ大会,B−1−57 「45度直線偏波用グリッドアレーアンテナ」2006年電子情報通信学会総合大会,B−1−146 「グリッドアレイアンテナの数値解析(XI)−C型素子装着時の円偏波放射特性」1997年電子情報通信学会総合大会,B−1−103
上記のように簡易な構成のグリッドアレーアンテナを用いてペンシルビームアンテナを実現することができるが、その偏波は短辺方向の直線偏波である。従って、送信アンテナと受信アンテナの偏波を一致させる調整が必要であり、また、直接波と反射波の干渉による受信レベル低下を生じ易いという問題もある。更に、BS放送のように円偏波を使用する無線システムには使用できない。
従来は、円偏波アンテナとして使用するために円偏波発生用の素子をグリッドアレー前面に配置する必要があり、構成が複雑化するという問題がある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、簡易な構成で円偏波を発生することができる円偏波グリッドアレーアンテナを提供することを目的とする。
本発明に係る円偏波グリッドアレーアンテナは、導体からなる接地板と、前記接地板上に設けられる絶縁層と、前記絶縁層上において線状導体により構成される長辺部と線状導体により構成されるループ形状素子を有する短辺部からなる複数の格子と、前記格子に設けられる給電点に給電する給電手段とを具備し、
前記格子を構成する短辺部のループ形状素子は、前記短辺部方向に対しては非対称な形状であり、かつ前記短辺部に対して45°あるいは略45°傾いた方向に対しては対称あるいは略対称な形状を有することを特徴とする。
本発明によれば、直接波と反射波の干渉による受信レベル低下への影響が少ない円偏波アンテナを簡易な構成で実現でき、送信アンテナと受信アンテナの偏波を一致させる調整を無くすことができる。このため円偏波を使用する無線システムに簡易な構成の円偏波グリッドアレーアンテナを適用することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係る円偏波グリッドアレーアンテナ1Aの平面図、図2は同側面図である。なお、この実施形態は、受信周波数を24.25GHz(波長λa≒12.4mm)に設定した場合について示している。
この第1実施形態に係る円偏波グリッドアレーアンテナ1Aは、図1に示すように導体からなる接地板2上に比誘電率εrが約2.6、高さBが約0.065λaの絶縁層3を設け、この絶縁層3上に例えば半径ρが約0.002λaの線状導体4により、長さLが約0.733λaの長辺部10と、長さSが約0.34λaの短辺部11を持つ複数例えば8個の格子(グリッド)21a〜21hを構成する。この場合、8個の格子(グリッド)21a〜21hを5列に配置し、例えば1列目、3列目、5列目にそれぞれ2つの格子(グリッド)を縦方向(x方向)に隣接して配置し、2列目と4列目の中央にそれぞれ1つの格子(グリッド)を配置している。
そして、本実施形態では、上記線状導体4により構成した各格子(グリッド)21a〜21hの短辺部11に、一辺Wを約0.2λaとした正方形のループ形状素子12を形成している。なお、中央に位置する3列目の格子(グリッド)21d、21eは、該格子21d、21eに共通して使用される中央の短辺部11にループ形状素子12を形成せず、その短辺部11の左端側を給電点F’としている。更に、上記ループ形状素子12には、例えば対角の位置に長さΔLの突起部を摂動素子13として形成している。この摂動素子13の長さΔLは、例えば約0.06λaに設定される。上記ループ形状素子12は、短辺部11方向に対しては非対称な形状であり、かつ短辺部11に対して45°傾いた方向に対しては対称な形状を有している。
また、上記接地板2の同軸給電点Fから給電ピン5を上記線状導体4の給電点F’に接続して給電部を構成し、上記同軸給電点Fに同軸線6により給電する。上記接地板2の同軸給電点Fは、線状導体4の給電点F’に対向する位置に設けられる。上記同軸線6は、外導体が接地板2に接続され、中心導体が接地板2と絶縁状態を保って給電ピン5に接続される。
図3は、上記第1実施形態に係る円偏波グリッドアレーアンテナ1AのZ軸方向の軸比−周波数特性図である。上記円偏波グリッドアレーアンテナ1Aは、軸比3dB以下の帯域幅が約1.5%であり、24.25GHzの周波数において軸比最良となる円偏波アンテナを実現している。
図4は、上記円偏波グリッドアレーアンテナ1Aの周波数24.25GHzにおける放射パターンを示したもので、図4(a)がφ=0°面(Plane)、図4(b)がφ=90°面(Plane)を示している。図4に示す実線Eが同一円偏波、破線Eが逆旋円偏波(交差偏波)である。上記図4は、この第1実施形態に係る円偏波グリッドアレーアンテナ1Aが円偏波のペンシルビームアンテナとして動作していることを示している。尚、第1実施形態では、図4に示すように右旋円偏波となるが、摂動素子13を図1において左右反対に設ければ左旋円偏波とすることができる。
上記第1実施形態によれば、直接波と反射波の干渉による受信レベル低下への影響が少ない円偏波アンテナを簡易な構成で実現でき、送信アンテナと受信アンテナの偏波を一致させる調整を無くすことができる。このため円偏波を使用する無線システムに簡易な構成の円偏波グリッドアレーアンテナを適用することが可能となる。
なお、ループ形状素子12は上記した形状に限定されるものではなく、短辺部11に対して45°あるいは略45°傾いた方向に対して対称あるいは略対称であれば、その他、例えば図5(a)〜(i)に示すように任意のループ形状に形成することができる。
図5(a)は、円形のループ形状素子12の内周において対向する位置に線状導体部による摂動素子13を形成している。
同図(b)は、正方形のループ形状素子12の対角位置に矩形導体部による摂動素子13を形成している。
同図(c)は、正六角形のループ形状素子12の対辺位置に線状導体部による摂動素子13を形成している。
同図(d)は、円形のループ形状素子12の内周において対向する位置に矩形導体部による摂動素子13を形成している。
同図(e)は、正方形のループ形状素子12の一つの角位置に矩形導体部による摂動素子13を形成している。
同図(f)は、線幅の大きい正方形のループ形状素子12の対角位置に矩形切欠き部14を形成している。この場合、切欠き部14の形成位置を従前の例に示す摂動素子13の形成位置と紙面において左右反転させていることで従前の例と同方向の円偏波を得ることができる。
同図(g)は、楕円形のループ形状素子12の長軸を短辺部に対して45°傾けて配置したもので、特に摂動素子は設けていない。この場合、ループ形状素子12として適当な楕円形状に形成することにより、突起導体部や導体切欠き部等の摂動素子を必要としない構成が可能である。
同図(h)は、正方形に形成した導体部の対角位置にスリット15を設けることで、ループ形状の素子12を形成したものである。
同図(i)は、正三角形のループ形状素子12の一辺に矩形導体部による摂動素子13を形成している。
以上、ループ形状素子12の代表的な例を示したが、これらを更に変形したループ形状素子においても円偏波アンテナを実現可能である。
例えばループ形状素子12の内側に形成している導体部による摂動素子13を外側に形成しても良い。また、ループ形状素子12は、図5(g)に示した楕円形を菱形や六角形、更に多角形で近似した形状でも良い。
また、上記線状導体4は例えば金属板あるいは金属箔を打ち抜くことによっても形成可能であり、更に、形成した線状導体をPET等によりラミネートし、形状保持するための補強をしても良い。
また、上記絶縁層3は、比誘電率2.6のものに限定されるものではない。比誘電率の低い発泡剤(ほぼ比誘電率1)や比誘電率の高いセラミック(ほぼ比誘電率10)など他の比誘電率値の誘電体でも良い。例えば銅張り両面基板等をエッチングし、マイクロストリップ線路として線状導体及び接地板を形成することもできる。あるいは、プラスチックやセラミックに導電ペースト等を塗布することによっても線状導体及び接地板を形成することができる。この時、格子の長辺及び短辺の長さは絶縁層3の比誘電率に応じた割合で比誘電率2.6の場合より長く、あるいは短くなる。
なお、上記円偏波グリッドアレーアンテナ1Aは、上記格子を構成する長辺部10の線状導体厚と短辺部11の線状導体厚は特に同じである必要はなく、例えば長辺部10を薄く、短辺部11を厚くしても良く、あるいは長辺部10を厚く、短辺部11を薄くしても良い。また、絶縁層3は、線状導体4を保持可能な手段があれば絶縁物を配置しなくても良い。
また、給電形態としては同軸給電以外にも、格子(グリッド)中央からスロットにより結合するスロット結合給電型(例えば1996年電子情報通信学会通信ソサイエティ大会,B−105,「グリッドアレイアンテナの数値解析(IX)」、あるいは2005年電子情報通信学会通信ソサイエティ大会,B−1−47,「ミリ波グリッドアレーアンテナ」)や、給電ピン5の上端を所定長さ折曲げ、この折曲げた部分を格子の短辺(給電点F’)と近接して平行に配置する電磁結合型(例えば特開2004−88214号「2共振型ループアンテナ」)としても良い。
また、上記第1実施形態では、中央に位置する格子(グリッド)21d、21eにおいて、該格子21d、21eに共通して使用される中央の短辺部11にループ形状素子12を形成せず、その短辺部11の左端側を給電点F’として1点給電する場合について示したが、その他、例えば上記中央の短辺部11にループ形状素子12を形成し、該短辺部11の両端を給電点F’として2点給電するようにしても良い。この場合、接地板2には、上記2つの給電点F’に対応して2つの同軸給電点Fを設け、各同軸給電点Fと給電点F’との間をそれぞれ別個に設けた2つの給電ピン5により接続する。また、上記2つの同軸給電点Fに対しては、2つの同軸線6を設けて2つの同軸給電点Fにそれぞれ接続し、逆位相で給電するように構成する。
また、上記2つの給電点F’に対してそれぞれ給電ピン5を直接接続するのではなく、各給電ピン5の上端を所定長さ折曲げ、この折曲げた部分を給電点F’と近接して配置する電磁結合型としても良い。
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態に係る円偏波グリッドアレーアンテナについて説明する。
図6は本発明の第2実施形態に係る円偏波グリッドアレーアンテナの平面図である。この第2実施形態に係る円偏波グリッドアレーアンテナ1Bは、第1実施形態に係る円偏波グリッドアレーアンテナ1Aにおいて、格子(グリッド)の数をアンテナ中央部で最多となるように配置すると共に、各格子(グリッド)を45°回転して配置している。また、摂動素子13は、ループ形状素子12の対向する辺、この場合の例ではループ形状素子12の左上の辺と右下の辺に設けている。すなわち、上記ループ形状素子12は、短辺部11方向に対しては非対称な形状であり、かつ短辺部11に対して45°傾いた方向に対しては対称な形状に形成される。
この第2実施形態では、例えば4つの格子(グリッド)21a〜21dを用いて構成しており、中央の2列目に2つの格子(グリッド)21b、21cを縦方向(x方向)に配置し、その左右にそれぞれ1つの格子(グリッド)21aと21dを配置している。そして、各格子(グリッド)21a〜21dの短辺部11にループ形状素子12を形成すると共に、1列目の格子(グリッド)21aの左側の長辺部10に隣接して1つのループ形状素子12を形成し、3列目の格子(グリッド)21dの右側の長辺部10に隣接して1つのループ形状素子12を形成している。その他の構成は、第1実施形態と同様の構成であるので、詳細な説明は省略する。
上記ように構成した第2実施形態に係る円偏波グリッドアレーアンテナ1Bにおいても、第1実施形態に係る円偏波グリッドアレーアンテナ1Aと同様の特性を持つ円偏波アンテナを簡易な構成で実現することができる。
また、上記第1実施形態及び第2実施形態では、長辺部10と短辺部11を半田付けやネジ止め等により接続して線状導体4を構成することにより、低い周波数帯でも比較的安価に円偏波グリッドアレーアンテナ1A、1Bを実現することができる。また、線状導体4の全体の支持も、各短辺部11を短辺程度の大きさの絶縁物により支持することで軽量化を計ることができる。
(第3実施形態)
次に本発明の第3実施形態に係る円偏波グリッドアレーアンテナについて説明する。
図7(a)は本発明の第3実施形態に係る円偏波グリッドアレーアンテナ1Cの平面図、同図(b)は同側面図である。
この第3実施形態に係る円偏波グリッドアレーアンテナ1Cは、第1実施形態に係る円偏波グリッドアレーアンテナ1Aにおいて、線状導体4に代えて導体板31を使用し、この導体板31に線状スリット32を設け、この線状スリット32により第1実施形態で示した長辺部10及びループ形状素子12を備えた短辺部11からなる格子(グリッド)21a〜21h等を構成している。また、上記ループ形状素子12には、線状スリット32により摂動素子13を形成する。そして、同軸線6に接続される給電ピン5の上端を導体板31の下側面に沿って折り曲げ、この折り曲げ部分を中央に位置する短辺部11と所定の間隔で直交するように配置して、上記中央の短辺部11を構成する線状スリット32aと結合させ、同軸線6より接地板2の同軸給電点Fを介して給電する。
上記線状スリット32により形成したループ形状素子12は、第1実施形態と同様に短辺部11方向に対しては非対称な形状であり、かつ短辺部11に対して45°傾いた方向に対しては対称な形状を有している。また、上記ループ形状素子12の形状は、図5に示したように各種の形状に形成し得るものである。
上記第3実施形態に示したように線状スリット32により長辺部10及び短辺部11からなる格子(グリッド)21a〜21hを形成した円偏波グリッドアレーアンテナ1Cを構成した場合においても、第1実施形態に係る円偏波グリッドアレーアンテナ1Aと同様に直接波と反射波の干渉による受信レベル低下への影響が少ない円偏波アンテナを簡易な構成で実現することができる。
図8は上記円偏波グリッドアレーアンテナ1Cにおける他の給電手段を示したもので、(a)は平面図、(b)は側面図である。この図8に示す給電手段は、導体板31の中央部において、中央に位置する線状スリット32aを挟んで給電点F’と短絡点S’を所定の間隔で設け、給電ピン5の先端を上記給電点F’に接続すると共に、上記導体板31側の短絡点S’と接地板2側に設けた短絡点Sとを短絡ピン33により接続して給電するようにしたものである。上記の給電方法では、給電点F’と短絡点S’の間隔を調整することにより同軸線6とのインピーダンス整合を図ることも可能である。
また、上記第3実施形態に係る円偏波グリッドアレーアンテナ1Cでは、他にもスロットアンテナに対する一般的な給電と同様の手段による給電が可能である。
なお、上記図7、図8に示した円偏波グリッドアレーアンテナ1Cでは、導体板31の端部を開放とした場合について示したが、端部で生じる電磁波の放射によりアンテナの指向性や軸比に影響を生じる場合があるが、このような場合には導体板31の端部と接地板2を短絡することにより、この端部で生じる電磁波の放射を抑止することができる。
また、上記各実施形態では、円偏波グリッドアレーアンテナを24.25GHzの周波数において実施した場合について示したが、その他、VHF帯〜EHF帯の周波数帯においても同様にして実施し得るものである。
また、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できるものである。
本発明の第1実施形態に係る円偏波グリッドアレーアンテナの平面図である。 同実施形態に係る円偏波グリッドアレーアンテナの側面図である。 同実施形態に係る円偏波グリッドアレーアンテナの軸比−周波数特性図である。 (a)は同実施形態に係る円偏波グリッドアレーアンテナのφ=0°面の放射パターン図、(b)は同φ=90°面の放射パターン図である。 同実施形態に係る円偏波グリッドアレーアンテナにおけるループ形状素子の他の構成例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る円偏波グリッドアレーアンテナの平面図である。 (a)は本発明の第3実施形態に係る円偏波グリッドアレーアンテナの平面図、(b)は同側面図である。 (a)は同実施形態に係る円偏波グリッドアレーアンテナの他の給電方法を示す平面図、(b)は側面図である。 (a)は従来のグリッドアレーアンテナの平面図、(b)は同側面図である。
符号の説明
1、1A、1B、1C…グリッドアレーアンテナ、2…接地板、3…絶縁層、4…線状導体、5…給電ピン、6…同軸線、10…長辺部、11…短辺部、12…ループ形状素子、13…摂動素子、14…スリット、21a〜21h…格子(グリッド)、31…導体板、32、32a…線状スリット、33…短絡ピン

Claims (1)

  1. 導体からなる接地板と、前記接地板上に設けられる絶縁層と、前記絶縁層上において線状導体により構成される長辺部と線状導体により構成されるループ形状素子を有する短辺部からなる複数の格子と、前記格子に設けられる給電点に給電する給電手段とを具備し、
    前記格子を構成する短辺部のループ形状素子は、前記短辺部方向に対しては非対称な形状であり、かつ前記短辺部に対して45°あるいは略45°傾いた方向に対しては対称あるいは略対称な形状を有することを特徴とする円偏波グリッドアレーアンテナ。
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