JP2008218805A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】対向するゲート電極パターンの間隙をリソグラフィーの限界を超えて狭く形成した上で、両ゲート電極の全体をシリサイド化して閾値を調整可能とする。
【解決手段】分離形成すべきゲート電極を連結した一体のパターンとして形成し、ゲート電極を被覆する第1絶縁膜を形成後、第1絶縁膜を平坦化しながら膜厚を減じてゲート電極表面を露出させる。その後、ゲート電極パターンの分離すべき箇所をエッチングにより除去してゲート電極パターンを2つの部分20,21に分断する。その上で、開口部全体を第2絶縁膜22で埋め、両ゲート電極20,21及び第2絶縁膜22上に金属膜23を形成する。その後、熱処理によって、金属膜23とシリコンとを反応させて両ゲート電極20,21を金属シリサイド化する。その後、7層〜9層のCu配線を両トランジスタ上方に形成する。
【選択図】図15
【解決手段】分離形成すべきゲート電極を連結した一体のパターンとして形成し、ゲート電極を被覆する第1絶縁膜を形成後、第1絶縁膜を平坦化しながら膜厚を減じてゲート電極表面を露出させる。その後、ゲート電極パターンの分離すべき箇所をエッチングにより除去してゲート電極パターンを2つの部分20,21に分断する。その上で、開口部全体を第2絶縁膜22で埋め、両ゲート電極20,21及び第2絶縁膜22上に金属膜23を形成する。その後、熱処理によって、金属膜23とシリコンとを反応させて両ゲート電極20,21を金属シリサイド化する。その後、7層〜9層のCu配線を両トランジスタ上方に形成する。
【選択図】図15
Description
本発明は、対向する両MISトランジスタの各ゲート電極全体をシリサイド化する(フルシリサイド化:FUSI)ための半導体装置の製造方法に関する。
デバイスの高集積化に伴い、トランジスタのゲート電極配線のディメンションが益々縮小される。それに伴い、リソグラフィーに対する要求も厳しくなって来ている。トランジスタの微細化は、ゲート長及びゲート幅の縮小だけを意味するものでは無い。互いの独立したトランジスタの間隔も縮小されなければならない。特に、異なる導電型のトランジスタのゲート電極の端部が対向する場合には、リソグラフィーの有限の解像度のため、その間隙の最小値を如何に縮小できるかが、高集積化の大きな課題の1つである。以下、従来のトランジスタの製造工程を記載する。
図27は、従来のMISFETのゲート加工の工程を示す縦断面図である。半導体基板1中に、シャロートレンチアイソレーション法により、素子分離絶縁膜2を形成する。その後、ゲート絶縁膜3及びポリシリコン膜4を順次に形成し、エッチングマスクとしてリソグラフィー法によりフォトレジスト5を形成する。
次に、ドライエッチング法により、ポリシリコン膜4をパターニングし、個々のトランジスタを構成するゲート電極を形成する。図28は、2つの独立したトランジスタを形成する場合を示しており、第1ゲート絶縁膜6、第1ゲート電極8、第2ゲート絶縁膜7及び第2ゲート電極9を形成する。図29は、この工程での平面図であり、図28は、図29中のA1−A2線に沿った縦断面図に相当する。図29に於いて、第1及び第2ソースドレイン領域10、11は、後の工程において、イオン注入及び活性化アニール処理により形成される。
以降、既知の工程を経て、トランジスタを完成させる。
図30は、従来のプロセスの課題を示す平面図である。第1ゲート電極と第2ゲート電極とが対向し、しかも、各ゲート電極の端部は対応するソースドレイン領域よりもゲート幅方向に突出して形成される。このため、両ゲート電極の間隔が狭くなるに従い、リソグラフィー解像度の限界により(光の干渉等によりフォトレジストの間隙がくっついてしまい)、両ゲート電極パターンの分離が困難になり、図30に示す通り、両ゲート電極の短絡不良が発生する。
そのため、短絡不良が発生しない程の、十分なゲート電極間隔を確保する必要があり、デバイスの高集積化の妨げとなる。
更に、リソグラフィー解像度の限界を超えて狭い間隔で対向し合う両ゲート電極パターンが形成出来たとしても、次に、各ゲート電極の全体を良質な金属シリサイドで以って形成すること(FUSIの実現化)が問題となる。
この発明は上記の問題状況に鑑みて成されたものであり、リソグラフィー解像度の限界を超えて狭い間隔で対向し合う両ゲート電極パターンの全体をシリサイド化して、対向するトランジスタの閾値電圧を調整可能とする半導体装置の製造方法を提供することを、その目的とする。
この発明の主題に係る半導体装置の製造方法では、先ず、相隣り合う第1及び第2トランジスタとなる領域を画定する素子分離絶縁膜を形成する。次に、第1及び第2トランジスタの領域に一体のパターンとして繋がるゲート絶縁膜を形成し、当該ゲート絶縁膜上に全体的に、第1及び第2トランジスタの領域に渡って一体のパターンとして繋がるゲート電極を、ポリシリコンにより形成する。その上で、第1及び第2トランジスタの各々のソースドレイン領域を形成する。次に、ゲート電極のパターンの側面全体にサイドウォールスペーサーを形成した上で、ゲート電極のパターン及びサイドウォールスペーサーを被覆する第1絶縁膜を形成する。そして、第1絶縁膜を平坦化し且つその膜厚を減じて、ゲート電極の表面を露出させる。次に、エッチングマスクを設けて、ゲート電極の内で両トランジスタ間に位置する一部分を除去して、開口部を形成し、以ってゲート電極を2つの部分に分断する。更に、上記開口部を完全に埋め込む第2絶縁膜を両ゲート電極表面上に形成し、その後に、第2絶縁膜の内で開口部を充填する部分以外の部分を完全に除去する。次に、上記ゲート電極断線工程によって形成された第1トランジスタ用ゲート電極及び第2トランジスタ用ゲート電極の各表面上、並びに上記開口部のみを充填する第2絶縁膜の残部の表面上に、全面的に金属膜又は合金膜の何れか一方を形成する。そして、RTA等により熱処理を施して、金属膜又は合金膜と第1トランジスタ用ゲート電極及び第2トランジスタ用ゲート電極内の各シリコンとを反応させて、第1トランジスタ用ゲート電極及び第2トランジスタ用ゲート電極を共に全体的にシリサイド化する。以降の後工程では、シリサイド反応後の第1及び第2トランジスタの上方に、熱処理を通じて7層〜9層より成るCu配線層を形成する。
以下、この発明の主題の様々な具体化を、添付図面を基に、その効果・利点と共に、詳述する。
本発明の主題によれば、金属又は合金とポリシコンゲート電極内のシリコンとの反応を、ゲート電極上部表面と金属膜又は合金膜との反応のみに制限することが出来、その結果、金属シリサイドの組成制御(従って、閾値電圧の調整)が可能となる。更に、本主題によれば、金属シリサイドを形成する場合、熱処理により金属膜をシリコンへ拡散させシリサイド化するが、その際に金属シリサイド化された両トランジスタのゲート電極間に於ける成分の相互拡散を、ゲート電極間に存在する第2絶縁膜によって確実に防止することが出来る。
(実施の形態1)
図1は、例えば膜厚100nmのポリシリコンから成るゲート電極12をパターニングした直後の半導体装置の構成を示す平面図である。又、図2は、図1の断線A1−A2に関する本半導体装置の縦断面図に相当する。両図1、2の装置に於いては、第1トランジスタ(例えばP型MOSFET)のソースドレイン領域10及び第2トランジスタ(例えばN型MOSFET)のソースドレイン領域11が、既に形成されている。従来のプロセスとの相違点は、次の点にある。即ち、本来回路上独立した2つの第1及び第2トランジスタが素子分離絶縁膜2を介して対向形成されており、従って、第1及び第2トランジスタ用の各ゲート電極を分離して形成すべき筈である。しかしながら、本実施の形態の半導体装置に於いては、分離形成すべきポリシリコンのゲート電極を一体の連続したパターン12(以下、ゲート電極12と称す)として形成している。従って、この工程段階では、ゲート電極12は、第1及び第2トランジスタに共通の1つのゲートを成している。尚、後述する通り、ゲート電極12は、ポリシリコンから成る場合に限らず、要は、シリコンを主成分とする材料により形成されていれば良い。
図1は、例えば膜厚100nmのポリシリコンから成るゲート電極12をパターニングした直後の半導体装置の構成を示す平面図である。又、図2は、図1の断線A1−A2に関する本半導体装置の縦断面図に相当する。両図1、2の装置に於いては、第1トランジスタ(例えばP型MOSFET)のソースドレイン領域10及び第2トランジスタ(例えばN型MOSFET)のソースドレイン領域11が、既に形成されている。従来のプロセスとの相違点は、次の点にある。即ち、本来回路上独立した2つの第1及び第2トランジスタが素子分離絶縁膜2を介して対向形成されており、従って、第1及び第2トランジスタ用の各ゲート電極を分離して形成すべき筈である。しかしながら、本実施の形態の半導体装置に於いては、分離形成すべきポリシリコンのゲート電極を一体の連続したパターン12(以下、ゲート電極12と称す)として形成している。従って、この工程段階では、ゲート電極12は、第1及び第2トランジスタに共通の1つのゲートを成している。尚、後述する通り、ゲート電極12は、ポリシリコンから成る場合に限らず、要は、シリコンを主成分とする材料により形成されていれば良い。
次に、絶縁膜(例えばシリコン酸化膜やシリコン窒化膜)から成るサイドウォールスペーサー15を、周知の方法により、ゲート電極12の側面上に、全体に渡って形成する。図3は本工程直後の半導体装置を示す平面図であり、図4は図3の断線A1−A2に関する本半導体装置の縦断面図に相当する。
次に、例えばシリコン酸化膜より成る絶縁膜を、CVD法により、ゲート電極12の膜厚よりも厚く形成して、ゲート電極12の全体及びその周辺の素子分離絶縁膜2の表面を被覆する。その後、化学機械研磨法(CMP)等により上記絶縁膜を平坦化しながら上記絶縁膜の膜厚を減じて、ゲート電極12の表面を露出させる。この工程により、サイドウォールスペーサー15全体を被覆する層間絶縁膜ないしは第1絶縁膜16が形成される。図5は、本工程後の本半導体装置を示す平面図である。又、図6は、本工程後の本半導体装置を示す縦断面図であり、図5中の断線A1−A2に関する縦断面図である。
次に、リソグラフィー法により、ゲート電極12の表面及びその周辺の第1絶縁膜16の表面上に、全面的に、エッチングマスク17を形成する。ここで、エッチングマスク17は、隣り合う第1及び第2トランジスタ間の素子分離絶縁膜2の上方に位置するゲート電極12の分離すべき箇所12Aを露出する開口パターンないしは開口部18を有する。図7は、本工程後の本半導体装置の構成を示す平面図である。図7において、ゲート電極12は、そのゲート幅方向(図面の水平方向)に延在している。開口部18の縦方向は、ゲート電極12のゲート長よりも長く、そのために、第1絶縁膜16の一部が露出している。この点は、リソグラフィーの位置合わせ精度を考慮して、開口部18の寸法を大きく設定しているためである。図8は、本工程後の本半導体装置の縦断面図であり、図7の断線A1−A2に関する縦断面図に相当する。
次に、ドライエッチング法により、エッチングマスク17の開口部18直下のゲート電極12の露出部分12Aを除去する。その際、開口部18より露出している第1絶縁膜16の一部は、シリコン酸化膜で形成されているので、ドライエッチングにより除去されることはない。ここで、図9は、本工程後の本半導体装置の平面図であり、図10は、本工程後の縦断面図であって、図9の断線A1−A2に関する縦断面図に相当する。本工程により、ゲート電極12を2つの部分に分離する、ゲート絶縁膜3を底面とする開口部19が形成される。即ち、開口部19は、両トランジスタに繋がっていたゲート電極12を、第1トランジスタ用ゲート電極20と第2トランジスタ用ゲート電極21とに分離する、ないしは断線させる。尚、開口部18直下のゲート電極12の部分12Aをエッチングする場合、ドライエッチの異方性エッチング性のため、開口部19の底部に沿って、ゲート電極12Aの残部が発生する場合がある。この場合には、ドライエッチングの最後のステップで、等方性のドライエッチング条件を挿入するか、あるいは、ウェット除去を、即ち、ゲート電極材料はシリコンを主成分とするので、アンモニア水溶液によるエッチングを挿入すれば良い。
次に、アッシング法等により、エッチングマスク17を除去する。この工程後に於いては、対向する第1及び第2トランジスタの各ゲート電極20、21は、空隙19の存在により、完全に分離されている。本工程後の本半導体装置の平面図を図11に示す。
尚、ゲート電極については、ポリシリコンの他に、シリコンゲルマであっても良い。
以上の工程により、対向する2つのトランジスタのゲート電極20、21の分離幅を狭く設定することが可能になり、デバイスの高集積化、高収率化が可能となる。
次に、図11の工程の後、例えばシリコン酸化膜、シリコン窒化膜から成る埋め込み絶縁膜(第2絶縁膜とも言う。)22を、CVD法等により、少なくとも開口部19を完全に埋め込むまで形成する。例えば、開口部19の短辺の半分以上の膜厚を有する埋め込み絶縁膜22で以って開口部19の埋め込みが可能であり、典型的膜厚として20nm〜40nmの埋め込み絶縁膜22を形成する(図12を参照)。
次に、ドライエッチングのエッチバック法又はCMP法により、埋め込み絶縁膜22の膜厚を減じ、各トランジスタのゲート電極20、21の表面を露出させる。この結果、開口部19のみに、埋め込み絶縁膜22を残置させることが出来る。ここで、図13は、本工程後の本半導体装置の平面図であり、図14は、図13中の断線A1−A2に関する縦断面図である。両図13、14に例示する通り、両ゲート電極20、21は、開口部19内部を完全に埋める第2絶縁膜22によって、完全に分離・絶縁されている。
次に、例えば、Ni、Co、Ti、Pt、Pd、V、Hf、Ta、W、Er、Ir、Y、Ybの何れかから成る金属膜23を、あるいは、これらの金属の内の2つ以上の金属より成る合金膜23を、厚み10nm〜50nmで以って、スパッタ法等により、両ゲート電極20、21、第2絶縁膜22及び第1絶縁膜16の表面上に全面的に形成する。更に、大気に晒された場合の酸化防止のために、TiN膜(図示せず)を厚み10nm分だけ積層形成する。ここで、図15は、本工程後の本半導体装置の縦断面図である。
その後、RTA等により熱処理を、例えば、窒素雰囲気下において温度250℃〜500℃、時間10秒間〜60秒間の熱処理を施す。これにより、金属膜ないしは合金膜23とゲート電極20、21内のシリコンとを反応させ、ゲート電極20、21全体に渡って、例えばニッケルシリサイド等の金属シリサイド24、25を形成する。その後、硫酸と過酸化水素水の混合酸薬液により、未反応の金属膜あるいは合金膜や、酸化防止膜のTiN膜(図示せず)を選択的に除去し、自己整合的に金属シリサイド24、25を形成する。ここで、図16は、本工程後の本半導体装置の構成を示す縦断面図である。
又、ゲート電極として、シリコンのみならず、シリコンとゲルマニウムとの混合物であっても良く、後者の場合、金属シリサイドの代わりに、金属ジャーマノシリサイドを形成することとなる。
対向するゲート電極間に空隙が存在したままの状態で金属膜を形成して金属シリサイドを形成する場合には、ゲート電極の側壁からの金属シリサイド反応が生じ、ゲート電極の上面と側面とから金属膜が供給される箇所においては、金属の組成が多い金属シリサイドが形成されることとなり、ゲート電極での、均一な金属シリサイドの組成の制御が、原理的に困難となる。特に本実施の形態の様に、ゲート電極の全てをシリサイド化する所謂FUSIの場合であって、金属シリサイドの組成により、閾値電圧を調整する場合には、表面のみからシリサイド反応させることにより、金属シリサイドの組成を制御する必要がある。
本実施の形態では、既述の通り、金属膜ないしは合金膜23を形成する前に、対向するゲート電極20、21の空隙19を第2絶縁膜22で完全に埋め込むこととしている。この構造の採用により、金属とゲート電極との反応を、ゲート電極上部表面と金属膜との反応に制限することが出来、以って、金属シリサイドの組成制御が可能となる。
(実施の形態2)
本実施の形態は、実施の形態1で既述した図1〜図14に示す各工程を援用する。
本実施の形態は、実施の形態1で既述した図1〜図14に示す各工程を援用する。
そこで、図13及び図14の工程後に、図17の縦断面図に示す様に、第1トランジスタ用ゲート電極20、第1絶縁膜16及び第2絶縁膜22の一部の各表面全体に渡って、第1合金膜26を、スパッタ法等によって形成する。ここでは、一例として、第1トランジスタはP型MOSFETであり、第2トランジスタはN型MOSFETであるものとする。この場合、第1合金膜26としては、Pt、V、Pdの何れかの金属とNiとの合金膜から成るものとする。即ち、一方でNiを含ませることによってシリサイド化されたゲート電極の抵抗値をより低く設定し、他方でPt、V、Pdの何れかの金属とシリコンとの反応によってシリサイドの組成を制御して閾値電圧の調整を行なうことを意図している。あるいは、Niを含ませないで、第1合金膜26の代わりに、Pt、V、Pdの何れかの金属から成る第1金属膜26を形成しても良い。尚、第2トランジスタ用ゲート電極21の表面上に反応防止膜として機能するTiN膜を形成した上で、全面的に第1合金膜又は第1金属膜26を形成することとしても良い。又、大気に晒された場合の酸化防止のために、第1合金膜又は第1金属膜26上にTiN膜を形成しても良い。
次に、図18の工程図に示す様に、RTA等により第1熱処理を施して、第1合金膜又は第1金属膜26と第1トランジスタ用ゲート電極20内のシリコンとを反応させて、例えばNiPtSiの様な第1金属シリサイド層を形成する。その後、未反応のNi合金膜あるいは金属膜26(及び酸化防止膜のTiN膜)を選択的に除去して、自己整合的に第1金属シリサイド層27を形成する。
次に、図19の工程図に示す様に、シリサイド反応防止膜としてのTiN膜28を、第1金属シリサイド層27、第1絶縁膜16及び第2絶縁膜22の一部の表面全体上に渡って形成する。更に、TiN膜28、第2絶縁膜22の他部、第2トランジスタ用ゲート電極21及び第1絶縁膜16の各表面上に、全体的に、第2合金膜29を、スパッタ法等によって形成する。ここでは、第2トランジスタはN型MOSFETであるので、第2合金膜29は、その一例として、Er、Yb、Hfの何れかの金属とNiとの合金膜から成るものとする。即ち、一方でNiを含ませることによってシリサイド化されたゲート電極の抵抗値をより低く設定し、他方でEr、Yb、Hfの何れかの金属とシリコンとの反応によってPMOS側とは異なるシリサイドの組成を制御してPMOS側とは異なる閾値電圧の調整を可能とすることを意図している。あるいは、Niを含ませないで、第2合金膜29の代わりに、Er、Yb、Hfの何れかの金属から成る第2金属膜29をスパッタ法等によって形成しても良い。勿論、酸化防止のために、第2合金膜又は第2金属膜29上にTiN膜(図示せず)を形成しても良い。
次に、図20の工程図に示す様に、RTA等により第2熱処理を施して、第2合金膜又は第2金属膜29と第2トランジスタ用ゲート電極21内のシリコンとを反応させて、例えばNiErSiの様な第2金属シリサイド層を形成する。その後、未反応のNi合金膜あるいは金属膜26(及び酸化防止膜のTiN膜)を選択的に除去して、自己整合的に第2金属シリサイド層30を形成する。
その後、シリサイド化されたゲート電極を有する第1及び第2トランジスタの上方に、複数層のCu配線層及び複数層の層間絶縁膜を形成する。Cu配線層の形成に際しては、350℃〜400℃の第3熱処理が本半導体装置に印加されて、7層〜9層のCu配線層が形成される点は、実施の形態1で既述した点と同様である。
本実施の形態によれば、実施の形態1で記載した効果・利点に加えて、次の作用効果も得られる。即ち、第1及び第2トランジスタに関して、異種の金属シリサイド層27、30を形成することが出来るので、それぞれ別個に独立してトランジスタの閾値を制御することが出来る。加えて、空隙19を完全に埋め込む第2絶縁膜22の存在は、金属シリサイド形成の熱処理によって対向するゲート電極20、21間の電極成分の相互拡散が発生するのを防止出来ると言う効果をも奏する。
(実施の形態3)
本実施の形態は、実施の形態1で既述した図1〜図14に示す各工程を援用する。しかも、ここでは、第1トランジスタはP型MOSFETであり、第2トランジスタはN型MOSFETであるものとする。
本実施の形態は、実施の形態1で既述した図1〜図14に示す各工程を援用する。しかも、ここでは、第1トランジスタはP型MOSFETであり、第2トランジスタはN型MOSFETであるものとする。
先ず、図21に示す様に、第2トランジスタ用ゲート電極21、当該ゲート電極21周辺の第1絶縁膜16及び第2絶縁膜22の一部の各表面上に、全面的にフォトレジスト31を形成する。
次に、図22に示す様に、フォトレジスト31をマスクとして異方エッチング等により、第1トランジスタ用ゲート電極20を、その膜厚が約1/3となるまでエッチングする。これにより、第1トランジスタ用ゲート電極20全体の膜厚は、第2トランジスタ用ゲート電極21全体の膜厚よりも薄くなる。その後、フォトレジスト31を除去する。
次に、図23に示す様に、膜厚が薄く成った第1トランジスタ用ゲート電極20の表面上、第2トランジスタ用ゲート電極21の表面上、開口部19のみを充填する第2絶縁膜の残部22の表面上に、全面的に、その表面が平坦な金属膜を、ここではNi膜32を形成する。上記の通り、第1トランジスタ用ゲート電極20の表面上には溝部が生じており、この溝部全体がNi膜32で充填されるため、Ni膜32の膜厚に関して、T1>T2の関係が生じる。換言すれば、第1トランジスタ用ゲート電極20の表面直上には、第2トランジスタ用ゲート電極21の表面直上よりも豊富な量のNi原子が存在している。
そのため、次に、図24に示す様に、RTA等により熱処理を施して、Ni膜32と両ゲート電極20、21内の各シリコンとを反応させて両ゲート電極20、21を共に全体的にシリサイド化すると、PMOS側ではNi3Si膜33が、NMOS側ではNiSi膜34が各々形成される。従って、PMOS側とNMOS側とでは異種の金属シリサイド層が形成され、特にPMOS側の閾値の調整を上記溝部の深さに応じて制御することが出来る。
以降の後工程では、実施の形態1、2と同様に、第1及び第2トランジスタの上方に、複数層のCu配線層及び複数層の層間絶縁膜を形成する。
(実施の形態4)
実施の形態1に於いては、図8に示す様に、一体のゲート電極12を対向し合う2つのゲート電極に分離する箇所を決定するエッチングマスク17を形成する場合、平坦化された表面上にリソグラフィーによりエッチングマスクパターンを形成するため、パターンの位置及び開口形状の寸法制度が向上する。
実施の形態1に於いては、図8に示す様に、一体のゲート電極12を対向し合う2つのゲート電極に分離する箇所を決定するエッチングマスク17を形成する場合、平坦化された表面上にリソグラフィーによりエッチングマスクパターンを形成するため、パターンの位置及び開口形状の寸法制度が向上する。
しかし、互いに異なる電圧で動作する複数のトランジスタが必要な場合には、場所毎で異なる厚みを有するゲート絶縁膜を形成する必要性がある場合が生じる。例えば、1チップ上にSRAMとその周辺回路が形成される場合を考えると、SRAM側のMOSトランジスタのゲート絶縁膜の厚みは、上記周辺回路を構成するMOSトランジスタのゲート絶縁膜の厚みよりも薄く設定される。
薄いゲート酸化膜を形成する場合には、1回の熱酸化により薄いゲート酸化膜を形成するが、厚いゲート酸化膜を形成する場合には、複数回の熱酸化を施して厚いゲート酸化膜を形成する。例えば、厚いゲート酸化膜を2回の熱酸化により形成するとする。この場合、薄いゲート酸化膜を形成するためには、一回目の熱酸化膜を形成後、薄いゲート酸化膜を形成する領域のゲート酸化膜のみを一旦除去し、その後、2回目の熱酸化を施す。これにより、薄いゲート酸化膜を形成する領域には、2回目の熱酸化により形成された熱酸化膜のみが残置する。この時、通常、フッ酸の水溶液により1回目のゲート酸化膜を除去するため、1回目のゲート酸化膜直下に位置する素子分離絶縁膜2の部分の膜厚も減少する。従って、薄いゲート酸化膜を形成する領域と厚いゲート酸化膜を形成する領域とでは、素子分離絶縁膜2の厚みが異なる。
上記例が最も典型的な例であるが、半導体装置の各領域において、薬品の洗浄回数の違いにより、素子分離絶縁膜2の厚みが変化し、両トランジスタ領域を一体のパターンで繋げるゲート電極12の表面にも、素子分離絶縁膜2の厚みの変化を反映した段差(凹凸)が形成されることがある(図25参照)。
この様な場合、段差上での図7及び図8のエッチングマスク17の寸法精度が劣化する懸念がある。本実施の形態では、この段差を解消し、寸法精度を向上させることを主眼とするものである。
そこで、図25に示すゲート電極12Pの形成工程後に、CMP法により、凹凸を有するゲート電極12Pを研磨して、その表面が平坦なゲート電極12Fを形成する(図26参照)。
以降の工程は、図1及び図2の工程へと続き、実施の形態1〜3の各々で記載した工程と同様である。
実施の形態1〜3の場合と比較して、ゲート電極の下地に段差がある場合に於いても、エッチングマスクの寸法精度が劣化することなく、更なる高集積化が可能となる。
(付記)
以上、本発明の実施の形態を詳細に開示し記述したが、以上の記述は本発明の適用可能な局面を例示したものであって、本発明はこれに限定されるものではない。即ち、記述した局面に対する様々な修正や変形例を、この発明の範囲から逸脱することの無い範囲内で考えることが可能である。
以上、本発明の実施の形態を詳細に開示し記述したが、以上の記述は本発明の適用可能な局面を例示したものであって、本発明はこれに限定されるものではない。即ち、記述した局面に対する様々な修正や変形例を、この発明の範囲から逸脱することの無い範囲内で考えることが可能である。
本発明は、例えばロジックデバイスやSRAM等の製造方法に適用して好適である。
1 半導体基板、2 素子分離絶縁膜、3 ゲート絶縁膜、12 ゲート電極、13 第1トランジスタのチャネル領域、14 第2トランジスタのチャネル領域、15 サイドウォールスペーサー、16 第1絶縁膜、17 エッチングマスク、18,19 開口部、20 第1トランジスタ用ゲート電極、21 第2トランジスタ用ゲート電極、22 第2絶縁膜、23 金属膜又は合金膜、24,25 金属シリサイド層。
Claims (4)
- 相隣り合う第1及び第2トランジスタとなる領域を画定する素子分離絶縁膜を形成する工程と、
前記第1及び第2トランジスタの領域に一体のパターンとして繋がるゲート電極を、シリコンを主成分とする材料により形成する工程と、
前記ゲート電極を被覆する第1絶縁膜を形成する工程と、
前記第1絶縁膜を平坦化し且つその膜厚を減じて、前記ゲート電極の表面を露出させる工程と、
前記ゲート電極の内で両トランジスタ間に位置する一部分を除去して、開口部を設け、以って前記ゲート電極を断線させる工程と、
少なくとも前記開口部を完全に埋め込む第2絶縁膜を形成し、その後に、前記第2絶縁膜の内で前記開口部を充填する部分以外の部分を完全に除去する工程と、
前記ゲート電極断線工程によって形成された第1トランジスタ用ゲート電極及び第2トランジスタ用ゲート電極の各表面上、並びに前記開口部のみを充填する第2絶縁膜の残部の表面上に、全面的に金属膜又は合金膜の何れか一方を形成する工程と、
熱処理を施して、前記金属膜又は前記合金膜と前記第1トランジスタ用ゲート電極及び前記第2トランジスタ用ゲート電極内の各シリコンとを反応させて前記第1トランジスタ用ゲート電極及び前記第2トランジスタ用ゲート電極を共に全体的にシリサイド化する工程と、
を備えることを特徴とする、
半導体装置の製造方法。 - 相隣り合う第1及び第2トランジスタとなる領域を画定する素子分離絶縁膜を形成する工程と、
前記第1及び第2トランジスタの領域に一体のパターンとして繋がるゲート電極を、シリコンを主成分とする材料により形成する工程と、
前記ゲート電極を被覆する第1絶縁膜を形成する工程と、
前記第1絶縁膜を平坦化し且つその膜厚を減じて、前記ゲート電極の表面を露出させる工程と、
前記ゲート電極の内で両トランジスタ間に位置する一部分を除去して、開口部を設け、以って前記ゲート電極を断線させる工程と、
少なくとも前記開口部を完全に埋め込む第2絶縁膜を形成し、その後に、前記第2絶縁膜の内で前記開口部を充填する部分以外の部分を完全に除去する工程と、
前記ゲート電極断線工程によって形成された第1トランジスタ用ゲート電極の表面上に、全面的に第1金属膜又は第1合金膜の何れか一方を形成する工程と、
第1熱処理を施して、前記第1金属膜又は前記第1合金膜と前記第1トランジスタ用ゲート電極内のシリコンとを反応させて前記第1トランジスタ用ゲート電極を全体的にシリサイド化する工程と、
前記第1熱処理後に、シリサイド化された第1トランジスタ用ゲート電極の表面全体をシリサイド反応防止膜で被覆した上で、前記第2トランジスタ用ゲート電極の表面上に、全面的に第2金属膜又は第2合金膜の何れか一方を形成する工程と、
第2熱処理を施して、前記第2金属膜又は前記第2合金膜と前記第2トランジスタ用ゲート電極内のシリコンとを反応させて前記第2トランジスタ用ゲート電極を全体的にシリサイド化し、その後に前記シリサイド反応防止膜を除去する工程と、
を備えることを特徴とする、
半導体装置の製造方法。 - 相隣り合う第1及び第2トランジスタとなる領域を画定する素子分離絶縁膜を形成する工程と、
前記第1及び第2トランジスタの領域に一体のパターンとして繋がるゲート電極を、シリコンを主成分とする材料により形成する工程と、
前記ゲート電極を被覆する第1絶縁膜を形成する工程と、
前記第1絶縁膜を平坦化し且つその膜厚を減じて、前記ゲート電極の表面を露出させる工程と、
前記ゲート電極の内で両トランジスタ間に位置する一部分を除去して、開口部を設け、以って前記ゲート電極を断線させる工程と、
少なくとも前記開口部を完全に埋め込む第2絶縁膜を形成し、その後に、前記第2絶縁膜の内で前記開口部を充填する部分以外の部分を完全に除去する工程と、
前記ゲート電極断線工程によって形成された第1トランジスタ用ゲート電極全体の膜厚を、前記ゲート電極断線工程によって形成された第2トランジスタ用ゲート電極全体の膜厚よりも薄くさせる工程と、
膜厚が薄く成った前記第1トランジスタ用ゲート電極の表面上、前記第2トランジスタ用ゲート電極の表面上、及び前記開口部のみを充填する前記第2絶縁膜の残部の表面上に、全面的に、その表面が平坦な金属膜を形成する工程と、
熱処理を施して、前記金属膜と前記第1トランジスタ用ゲート電極及び前記第2トランジスタ用ゲート電極内の各シリコンとを反応させて前記第1トランジスタ用ゲート電極及び前記第2トランジスタ用ゲート電極を共に全体的にシリサイド化する工程と、
を備えることを特徴とする、
半導体装置の製造方法。 - 請求項1乃至3の何れか1項に記載の半導体装置の製造方法であって、
前記ゲート電極形成工程は、
凹凸を有する前記ゲート電極の表面を平坦化する工程を更に備えることを特徴とする、
半導体装置の製造方法。
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JP2007055717A JP2008218805A (ja) | 2007-03-06 | 2007-03-06 | 半導体装置の製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008288499A (ja) * | 2007-05-21 | 2008-11-27 | Panasonic Corp | 半導体装置及びその製造方法 |
US9806166B2 (en) | 2016-01-13 | 2017-10-31 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Semiconductor devices and methods of fabricating the same |
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US10186457B2 (en) | 2016-01-13 | 2019-01-22 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Methods of fabricating semiconductor devices |
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