JP2008218671A - 基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 例えば基板移載機の故障や搬送経路の障害など、基板処理装置に異常が発生してHSG形成後の基板を処理室から搬出できない場合であっても、HSGの過成長を回避することが可能な基板処理装置を提供する。
【解決手段】 基板を処理する処理室と、処理室内に処理ガスを導入する処理ガス導入ラインと、処理室内に酸化性ガスを導入する酸化性ガス導入ラインと、を有する基板処理装置であって、処理室内に処理ガス導入ラインから処理ガスを導入して基板を処理した後、基板処理装置に異常が発生して処理室内から基板を取り出せなくなった場合に、処理室内に酸化性ガス導入ラインから酸化性ガスを導入して基板最表面に酸化膜を形成するよう制御するコントローラと、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ウェハなどの基板を処理する基板処理装置に関する。
DRAM等の半導体装置に形成されるキャパシタセルは、容量絶縁膜と、容量絶縁膜を両側から挟み込む2つの電極と、を備えている。近年、DRAMの高集積化にともないキャパシタセルの占有面積が縮小され、キャパシタ容量が不足する傾向がある。キャパシタ容量が不足すると、安定した記憶が行えなくなる等の動作不良が生じるため、キャパシタセル占有面積を縮小する際には、動作に必要十分なキャパシタ容量を確保することが課題となっている。
キャパシタ容量を確保する方法としては、電極間の距離となる容量絶縁膜の厚みを薄くするか、容量絶縁膜を誘電率の高い材料で構成するか、容量絶縁膜を挟み込む電極の表面積を増やす等の方法をあげることが出来る。
ここで、容量絶縁膜を挟み込む電極の表面積を増やす一つの方法として、電極表面に半球状結晶粒(HSG;Hemi−Spherical−Grain)を形成する方法が従来より用いられてきた。例えば、下地電極となる結晶化前のアモルファスシリコン膜の表面にHSGを成長させて凸凹構造を形成した場合には、下地電極の表面積を、例えば600℃で形成した多結晶シリコン膜の表面積の2倍以上に増やすことが出来る(例えば特許文献1参照)。
上述の方法では、以下に示す第1の工程と第2の工程とを順次実行することにより、アモルファスシリコン膜にHSG形成していた。まず、シーディング(SEEDING)とも呼ばれる第1の工程では、アモルファスシリコン膜を備えた基板を処理室に搬入して加熱し、アモルファスシリコン膜上にSiHガスを導入してSiHガス分子を熱分解させ、アモルファスシリコン膜上にシリコン原子を吸着させ、吸着させたシリコン原子を膜上で移動させて集合させ、アモルファスシリコン膜上にHSGの成長の元となる結晶核を形成させる。続いて第2の工程では、第1の工程で形成した結晶核とアモルファスシリコン膜とを高真空下の処理室内で加熱し、加熱することにより下地アモルファスシリコン膜中のシリコン原子をマイグレーションさせ、アモルファスシリコン膜上に第1の工程で形成した結晶核を基にHSGを成長させる。
特開平5−304273号公報
上述のHSG形成方法において、HSGの粒径や密度(単位面積あたりのHSGの個数)等は、処理温度や処理時間等の各種パラメータを変化させることにより制御することが可能である。ここで、これら粒径や密度を再現性よく制御するには、サーマルバジェット(すなわち1回のバッチ処理あたりの基板への熱投入量)が最も重要なパラメータとなる。例えば、サーマルバジェットが過剰となった場合には、HSGが過成長してしまい、所望の表面積を有する電極を得ることが出来なくなってしまう。HSGが過成長した電極を基にDRAMデバイスを製造しても、デバイス性能が規格外れとなってしまう。
なお、従来は、HSGを形成する際の基板の加熱手段として、例えば抵抗加熱ヒータが用いられてきた。ただし、抵抗加熱ヒータを用いる場合には、例えば加熱完了後の基板を冷却する等、サーマルバジェットが過剰にならないような制御を行うことは困難であった
。そこで従来は、HSG形成直後の基板を、基板移載機等を用いることにより処理室から搬出し、例えば処理室とは別途設けられた冷却室に搬送することにより速やかに冷却して、サーマルバジェットが過剰にならないよう制御していた。
しかしながら、上述の方法を用いても、例えば基板移載機の故障や搬送経路の障害等が発生してHSG形成直後の基板を処理室から搬出できない場合には、基板が高温のまま処理室内に放置されることになり、サーマルバジェットが過剰になり、HSGが過成長してしまう。
そこで本発明は、例えば基板移載機の故障や搬送経路の障害など、基板処理装置に異常が発生してHSG形成後の基板を処理室から搬出できない場合であっても、HSGの過成長を回避することが可能な基板処理装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、基板を処理する処理室と、前記処理室内に処理ガスを導入する処理ガス導入ラインと、前記処理室内に酸化性ガスを導入する酸化性ガス導入ラインと、を有する基板処理装置であって、前記処理室内に前記処理ガス導入ラインから処理ガスを導入して基板を処理した後、前記基板処理装置に異常が発生して前記処理室内から基板を取り出せなくなった場合に、前記処理室内に前記酸化性ガス導入ラインから酸化性ガスを導入して基板最表面に酸化膜を形成するよう制御するコントローラと、を有する基板処理装置が提供される。
本発明によれば、例えば基板移載機の故障や搬送経路の障害など、基板処理装置に異常が発生してHSG形成後の基板を処理室から搬出できない場合であっても、HSGの過成長を回避することが可能な基板処理装置が提供することが出来る。
上述の通り、キャパシタ容量を確保する一つの方法として、例えば、電極表面にHSGを形成することにより電極の表面積を増やす方法が用いられていた。そして、HSG形成方法を実施する際においてサーマルバジェットを制御するため、HSG形成直後の基板を、基板移載機等を用いて処理室から速やかに搬出して冷却することとしていた。
しかしながら、発明者等は上述の方法について検証した結果、例えば基板移載機の故障や搬送経路の障害などにより、HSG形成後の基板を処理室から搬出することが出来ない場合には、基板が高温のまま処理室内に放置されることになり、サーマルバジェットが過剰になり、HSGが過成長してしまうことに気が付いた。本発明は、発明者等の知見により判明したこの新規課題を解決することを目的としてなされたものである。
以下に、本発明の一実施形態にかかる基板処理装置の概要構成、及び本発明の一実施形態にかかる基板処理工程の概要について、図面を参照しながら説明する。
(1)基板処理装置の概要
まず、本発明の一実施形態にかかる基板処理装置の概要構成例を、図1、図2を用いて説明する。本発明が適用される基板処理装置では、基板としてのウェハ200を搬送するキャリヤとしては、FOUP(Front Opening Unified Pod。以下、ポッドという。)が使用されている。また、以下の説明において、前後左右は図1を基準とする。すなわち、図1が示されている紙面に対して、前は紙面の下、後ろは紙面の上、左右は紙面の左右とする。
〔第1の搬送室〕
図1および図2に示されているように、基板処理装置は真空状態などの大気圧未満の圧力(負圧)に耐え得るロードロックチャンバ構造に構成された第1の搬送室103を備えている。第1の搬送室103の筐体101は、平面視が六角形で上下両端が閉塞した箱形状に形成されている。第1の搬送室103には、負圧下で二枚のウェハ200を同時に移載する第1の基板移載機112が設置されている。第1の基板移載機112は、エレベータ115によって、第1の搬送室103の気密性を維持しつつ昇降できるように構成されている。
〔予備室〕
筐体101の六枚の側壁のうち前側に位置する二枚の側壁には、搬入用の予備室122と搬出用の予備室123とが、それぞれゲートバルブ244,127を介して連結されており、それぞれ負圧に耐え得るロードロックチャンバ構造に構成されている。さらに、予備室122には搬入用の基板置き台140が設置され、予備室123には搬出用の基板置き台141が設置されている。
〔第2の搬送室〕
予備室122および予備室123の前側には、略大気圧下で用いられる第2の搬送室121が、ゲートバルブ128、129を介して連結されている。第2の搬送室121には、ウェハ200を移載する第2の基板移載機124が設置されている。第2の基板移載機124は、第2の搬送室121に設置されたエレベータ126によって昇降されるように構成されているとともに、リニアアクチュエータ132によって左右方向に往復移動されるように構成されている。
図1に示されているように、第2の搬送室121の左側には、ノッチまたはオリフラ合わせ装置106が設置されている。また、図2に示されているように、第2の搬送室121の上部には、クリーンエアを供給するクリーンユニット118が設置されている。
図1および図2に示されているように、第2の搬送室121の筐体125の前側には、ウェハ200を第2の搬送室121に対して搬入搬出するためのウェハ搬入搬出口134と、ポッドオープナ108とが設置されている。ウェハ搬入搬出口134を挟んでポッドオープナ108と反対側、すなわち筐体125の外側にはIOステージ105が設置されている。ポッドオープナ108は、ポッド100のキャップ100aを開閉すると共に、ウェハ搬入搬出口134を閉塞可能なクロージャ142と、クロージャ142を駆動する駆動機構136とを備えており、IOステージ105に載置されたポッド100のキャップ100aを開閉することにより、ポッド100に対するウェハ200の出し入れを可能にする。また、ポッド100は図示しない工程内搬送装置(RGV)によって、IOステージ105に対して、搬入(供給)および搬出(排出)されるようになっている。
〔処理炉、およびクーリングユニット〕
図1に示されているように、筐体101の六枚の側壁のうち後ろ側(背面側)に位置する二枚の側壁には、ウェハ200に所望の処理を行う第1の処理炉202と第2の処理炉137とが、ゲートバルブ130、131を介してそれぞれ隣接して連結されている。第1の処理炉202および第2の処理炉137は、いずれもホットウォール式の処理炉によって構成されている。第1の処理炉202の構成については後述する。
また、筐体101における六枚の側壁のうちの残りの互いに対向する二枚の側壁には、冷却室としての第1のクーリングユニット138と、第2のクーリングユニット139とがそれぞれ連結されている。第1のクーリングユニット138および第2のクーリングユニット139は、いずれも処理済みのウェハ200を冷却するように構成されている。
(2)処理炉の構成
続いて、上述の基板処理装置が備える処理炉202の構成について、図3を用いて説明する。
上述の基板処理装置が備える処理炉202は、ウェハ200を処理する処理室201と、処理室201内に処理ガスを導入(供給)する処理ガス導入ライン210bと、処理室201内に酸化性ガスを導入(供給)する酸化性ガス導入ライン209bと、を備えている。さらに、処理炉202は、処理室201内にて複数(ここでは2枚)のウェハ200を支持する支持具203と、処理室201内を排気する排気ライン219と、各ウェハ200の平坦面(表面)を加熱する加熱手段としてのヒータ204a,204bと、を備えている。また処理炉202は、処理室201内に処理ガス導入ライン210bから処理ガスを導入してウェハ200を処理した後、基板処理装置に異常が発生して処理室201内からウェハ200を取り出せなくなった場合に、処理室201内に酸化性ガス導入ライン209bから酸化性ガスを導入してウェハ200の最表面に酸化膜を形成するよう制御するコントローラ230と、を備えている。
〔処理室〕
処理室201は、ゲートバルブ130を介して、第1の搬送室103と連結されている。そして、ゲートバルブ130を開放することより、第1の搬送室103と処理室201との間で、ウェハ200を搬送することが可能となっている。また、ゲートバルブ130を閉めることにより、処理室201内を気密に保ち、処理室201内を真空排気することが可能となっている。
処理室201内外へのウェハ200の搬送は、上述したとおり、図1に示した第1の基板移載機112によって行われる。本実施形態においては、処理室201内には、同時に複数枚のウェハ200を搬入することが出来、同時に複数枚のウェハ200を処理することが出来るようになっている。例えば、以下の説明では、処理室201内には同時に2枚のウェハ200を搬入することが出来るように構成されているものとし、2枚のウェハ200をそれぞれウェハW1,W2と呼ぶことする。
〔処理ガス導入ライン〕
処理室201内であってゲートバルブ130の近傍には、処理室201内に処理ガスを導入(供給)する処理ガス導入ライン210bが接続されている。処理ガス導入ライン210bには、処理ガスを供給する処理ガス供給源210aと、処理ガスの流量制御手段としてのマスフローコントローラ210dと、が直列に接続されている。なお、処理ガス供給源210aとマスフローコントローラ210dとの間にはバルブ210cが、マスフローコントローラ210dと処理室201との間にはバルブ210eが設けられている。また、処理ガス導入ライン210bと処理室201との接続部は、処理室201内に処理ガスを導入(供給)するノズル状の処理ガス供給口210fを形成している。
なお、処理ガスとしては、例えば、モノシランガス(SiH)、ジシランガス(Si)、ジクロルシランガス(SiHCl)等を用いることが出来る。ここで、モノシランガスはジシランガスよりも成長速度が遅いため、HSGの形成を制御し易く好ましい。また、モノシランガスは、シリコンを含む化合物ガスの中でジクロルシランガスよりも低温で成長するから、下地のアモルファスシリコン膜が結晶化されないようにするのに有効である。
〔酸化性ガス導入ライン〕
また、処理室201内であってゲートバルブ130の近傍には、処理室201内に酸化
性ガスを導入(供給)する酸化性ガス導入ライン209bが接続されている。酸化性ガス導入ライン209bには、酸化性ガスを供給する酸化性ガス供給源209aと、酸化性ガスの流量制御手段としてのマスフローコントローラ209dと、が直列に接続されている。なお、酸化性ガス供給源209aとマスフローコントローラ209dとの間にはバルブ209cが、マスフローコントローラ209dと処理室201との間にはバルブ209eが設けられている。また、酸化性ガス導入ライン209bと処理室201との接続部は、処理室201内に酸化性ガスを導入(供給)するノズル状の酸化性ガス供給口209fを形成している。
なお、酸化性ガスとしては、シリコンの酸化作用を有するガスとして、例えば、酸素(O)、空気、水蒸気(HO)、オゾン(O)等のガスを用いることが出来る。また、これらのガスは単体で用いてもよいし、あるいは混合して用いてもよい。また、あるいはこれらのガスと、窒素(N)ガスなどの不活性ガスとを混合して用いてもよい。不活性ガスと混合することにより、処理室201内の酸素濃度を調節して酸化速度を最適化したり、または、処理室201内への酸化性ガスの拡散速度を向上させることが出来る。
〔排気ライン〕
処理室201内であって、処理ガス供給口210f及び酸化性ガス供給口209fが設けられる位置の反対側には、処理室201内を排気する排気ライン219が接続されている。排気ライン219の下流側には真空ポンプ220が接続されている。
〔支持具〕
処理室201内であって、処理ガス供給口210f及び酸化性ガス供給口209fと排気ライン219との間のガス流路上には、ウェハW1,W2を支持する支持具203が設けられていている。支持具203は、ウェハW1,W2を上下二段に重ね合わせ、棚状に保持するように構成されている。
処理ガス供給口210f及び酸化性ガス供給口209fから処理室201内に供給(導入)される処理ガス及び酸化性ガスは、支持具203に支持されているウェハW1,W2の平坦面に平行な一方向に流れ、排気ライン219から処理室201外へと排気される。
〔加熱手段〕
処理室201の外部には、処理室201内に支持されるウェハW1,W2を上下から挟み込むように、加熱手段としてのヒータ204a,204bがそれぞれ設けられている。上側に設けられるヒータ204aは、上側に配置されるウェハW1の上平坦面と対向するように配置され、下側に設けられるヒータ204bは、下側に配置されるウェハW2の下平坦面と対向するように配置されている。
これらヒータ204a,204bは、上下対象の構造となっている。また、ヒータ204a,204bはそれぞれ複数(例えば4つ)の分割型抵抗加熱ヒータから構成されている。加熱手段として分割抵抗加熱ヒータを採用することにより、ウェハW1,W2の温度均一性を短時間で確保することが容易となる。例えば、各分割抵抗加熱ヒータに対してそれぞれ独立して通電制御することにより、ウェハW1、W2の主面内の温度偏差を±0.5℃以内に保持することができ、HSG膜を安定形成することが可能となる。なお、ヒータ204a,204bへは、それぞれ個別に給電制御することが出来るよう構成されている。
また、これらヒータ204a,204bの外周部には、ヒータ204a,204bを取り囲むように、断熱部材205a,205bがそれぞれ設けられている。
〔コントローラ〕
また、処理炉202には、バルブ209c,209e,210c,210e、マスフローコントローラ209d,210d,ヒータ204a,204b等の処理炉202を構成する各部の動作を制御するコントローラ230が設けられている。
(3)HSG形成工程
続いて、半導体デバイスの製造工程の一工程である基板処理工程として、ウェハ200の表面に半球状結晶粒を形成するHSG形成工程について説明する。HSG形成工程は、上述した処理炉202を備える基板処理装置によって実施される。また、下記において、処理炉202を構成する各部の動作は、コントローラ230によって制御される。
〔基板準備工程〕
まず、前処理工程として、所定枚数(例えば25枚)の未処理のウェハ200に、HSGの下地となるアモルファスシリコン膜を形成しておく。そして、アモルファスシリコン膜が形成されたウェハ200を、例えば希釈フッ酸水溶液により洗浄し、ウェハ200上における自然酸化膜や、NHOH+H+HO等の混合液によって形成される化学酸化膜等を除去する。その後、洗浄済みのウェハ200をポッド100内に収納する。
〔基板搬入工程〕
そして、図1および図2に示すように、洗浄済みのウェハ200を収納したポッド100を、図示しない工程内搬送装置によって、基板処理装置のIOステージ105上に載置する。そして、IOステージ105上に載置されたポッド100のキャップ100aを、ポッドオープナ108によって取り外し、ポッド100のウェハ出し入れ口を開放する。
ポッド100のウェハ出し入れ口を開放したら、第2の搬送室121内に設置された第2の基板移載機124により、ポッド100内からウェハ200をピックアップして予備室122に搬入し、基板置き台140に移載する。なお、この移載作業中には、予備室122の第1の搬送室103側のゲートバルブ244を閉じておき、第1の搬送室103内の負圧は維持しておく。そして、ポッド100内に収納されていた所定枚数のウェハ200の基板置き台140上への移載を完了させ、ゲートバルブ128を閉じ、予備室122内を排気装置(図示せず)によって負圧に排気する。
予備室122内を予め設定された圧力値まで排気したら、ゲートバルブ244を開き、予備室122と第1の搬送室103とを連通する。そして、第1の搬送室103の第1の基板移載機112により、基板置き台140上から二枚のウェハW1,W2をピックアップして第1の搬送室103内に搬入する。搬入後は、ゲートバルブ244を閉じる。
続いて、第1の搬送室103内あるいは処理室201内に窒素ガスを供給する等して、第1の搬送室103内の圧力と処理室201内の圧力とを近似させる。そして、ゲートバルブ130を開け、第1の搬送室103と処理室201とを連通する。そして、第1の基板移載機112により、二枚のウェハW1,W2を処理室201内に搬入する。なお、基板準備工程と基板搬入工程においては、第1の搬送室103内は常に窒素ガスでパージしておき、洗浄済みのウェハW1,W2への異物などの吸着を防止することが好ましい。
〔基板配置工程〕
続いて、処理室201内に搬入した二枚のウェハW1,W2を、第1の基板移載機112により支持具203上にそれぞれ移載する。これにより、二枚のウェハW1,W2が、処理室201内において、ヒータ204a,204bとそれぞれ対向するように配置される。支持具203へのウェハW1,W2の移載が完了したら、ゲートバルブ130を閉めて、処理室201内を密閉する。
〔基板昇温工程〕
続いて、処理室201内に搬入した二枚のウェハW1,W2を、ヒータ204a,204bによって予め設定された温度(例えば600〜620℃)になるようそれぞれ加熱して、温度を安定させる。ここで、温度を安定させるための時間は例えば5分とする。また、温度を安定させる際における処理室201内の雰囲気は、例えば真空(10−4Pa以下)雰囲気にするか、又はアモルファスシリコン膜と反応しない非反応性ガス(例えば窒素ガス等の不活性ガス)雰囲気とすることが好ましい。
〔処理ガス供給工程(シーディング)〕
続いて、処理室201内に処理ガスを導入して二枚のウェハW1,W2を処理する工程を実施する。すなわち、バルブ210c、210eを開けて、マスフローコントローラ210dにより流量制御しながら、処理室201内に処理ガスとしてのSiHガスを供給する。その際、真空ポンプ220により処理室201内を排気する。
その結果、ウェハW1,W2の平坦面(表面)と平行な一方向にSiHガスが流れ、昇温されたウェハW1,W2の表面(下地のアモルファスシリコン膜の表面)上でSiHガスのガス分子が熱分解し、ウェハW1,W2の表面にシリコン原子が吸着する。そして、ウェハW1,W2の表面に吸着したシリコン原子が、アモルファスシリコン膜上を移動して集合し、ウェハW1,W2の表面にはHSGの成長の元となる結晶核が形成される。ここで、SiHガスは、例えば毎分25cc〜200ccの割合で、2分〜2.5分流す。
〔HSG成長工程〕
続いて、バルブ210c、210eを閉めてSiHガスの供給を止める。そして、真空ポンプ220により処理室201内を例えば真空(1×10−4Pa以下)に排気する。そして、結晶核が形成されたウェハW1,W2の表面(下地のアモルファスシリコン膜の表面)を、ヒータ204a,204bにより加熱する。
その結果、アモルファスシリコン膜内のシリコン原子がマイグレーションして、結晶核を基にアモルファスシリコン膜上にHSGが成長する。ここで、HSGを成長させる時間は、例えば3分とする。
〔基板冷却工程〕
ウェハW1,W2上にHSGを形成した後、ゲートバルブ130を開ける。そして、第1の基板移載機112により、処理済みウェハW1,W2を処理室201内から搬出する。搬出後はゲートバルブ130を閉じる。
続いて、第1の基板移載機112により、第1の処理炉202から搬出したウェハW1,W2を第1のクーリングユニット138内へと搬送する。そして、第1のクーリングユニット138内にて処理済みウェハW1,W2を冷却することにより、ウェハW1,W2上でのHSGの成長を停止させる。
なお、第1のクーリングユニット138内に処理済みのウェハW1,W2を搬送した後、第1の基板移載機112により基板置き台140上から二枚の未処理のウェハW1,W2をピックアップして処理室201内へと搬入し、上述したHSG形成後のウェハW1,W2に対する基板冷却工程と並行して、未処理のウェハW1,W2に対する基板配置工程→基板昇温工程→処理ガス供給工程→HSG成長工程を実施するのが好ましい。
〔基板搬出工程〕
処理済みウェハW1,W2を第1のクーリングユニット138内へ搬送した後、予め設定された冷却時間が経過したら、第1の基板移載機112により、第1のクーリングユニット138内から第1の搬送室103内へと冷却済みのウェハW1,W2を搬出する。
冷却済みのウェハW1,W2を第1のクーリングユニット138内から第1の搬送室103内に搬出したのち、ゲートバルブ127を開く。そして、第1の基板移載機112により、第1のクーリングユニット138内から搬出したウェハ200を予備室123内へと搬送し、基板置き台141上に移載する。そして、ゲートバルブ127を閉じる。
以上の工程を繰り返すことにより、予備室122内に搬入された所定枚数の未処理のウェハ200を順次処理する。
予備室122内に搬入した全ての未処理のウェハ200に対する処理を終了し、全ての処理済みウェハ200を予備室123内に収納したら、ゲートバルブ127を閉じ、予備室123内に不活性ガスを導入して予備室123内を略大気圧に戻す。予備室123内を略大気圧に戻したら、ゲートバルブ129を開き、IOステージ105上に載置した空のポッド100のキャップ100aをポッドオープナ108によって開く。続いて、第2の搬送室121内の第2の基板移載機124により、基板置き台141上から処理済みウェハ200をピックアップして第2の搬送室121内に搬出し、第2の搬送室121のウェハ搬入搬出口134を通してポッド100内に収納して行く。25枚の処理済みウェハ200をポッド100内へ収納させたら、ポッド100のキャップ100aをポッドオープナ108によって閉じる。そして、図示しない工程内搬送装置によって、IOステージ105上のポッド100を次の工程へ搬送する。
以上の工程は、第1の処理炉202および第1のクーリングユニット138を使用する場合を例にとって説明したが、第2の処理炉137および第2のクーリングユニット139を使用する場合についても同様の工程を実施する。また、上述の基板処理装置においては、予備室122を搬入用、予備室123を搬出用として使用したが、予備室123を搬入用、予備室122を搬出用としてもよい。
また、第1の処理炉202と第2の処理炉137とはそれぞれ同じ処理を行ってもよいし、別の処理を行ってもよい。なお、第1の処理炉202と第2の処理炉137とで別の処理を行う場合には、例えば、第1の処理炉202でウェハ200に所定の処理を行った後、続けて、第2の処理炉137で別の処理を行うこととしてもよい。また、第1の処理炉202でウェハ200に所定の処理を行った後、続けて、第2の処理炉137で別の処理を行う場合には、各処理の間に、第1のクーリングユニット138又は第2のクーリングユニット139を経由するようにしてもよい。
(4)HSG過成長抑制処理
しかしながら、上述の基板冷却工程を実施する際、例えば第1の基板移載機112やゲートバルブ130が故障していたり、第1の搬送室103等に障害が発生していた場合には、HSG形成後のウェハW1,W2を、処理室201から搬出することが出来なくなる。その場合、ウェハW1,W2は高温の状態のまま処理室201内に放置されることなり、サーマルバジェットが過剰となり、HSGが過成長してしまう。そこで、本発明の一実施形態においては、ウェハW1,W2を処理室201内に放置せざるを得ない場合においても、HSGの成長を停止させるため、処理室201内に酸化性ガスを供給するHSG過成長抑制処理を実行する。
かかるHSG過成長抑制処理においては、HSG形成完了後にウェハW1,W2を処理室201内から搬出することが出来なくなった場合、ウェハW1,W2を処理室201内
に放置したまま、バルブ209c、209eを開け、酸化性ガスとしての酸素ガスを処理室201内に供給する。その結果、HSGが形成されたウェハW1,W2の平坦面と平行な一方向に酸化性ガスが流れ、HSG形成後のシリコン表面が酸化され、アモルファスシリコン膜内のシリコン原子の移動が抑制され、HSGの成長を停止することが出来る。なお、HSG過成長抑制処理を実施する際、処理室201内は減圧状態としてもよく、常圧状態としてもよい。また、酸化性ガスを導入する際には、ヒータ204a,204bへの通電は停止することが望ましい。
(5)DRAMキャパシタセルの構成
続いて、上述のHSG形成工程を実施することにより製造されるDRAMのキャパシタセルの構成例について、図5を参照しながら説明する。図5は本発明の一実施形態にかかる基板処理方法により形成されたHSGを備えるDRAMのキャパシタセルの構造例であり、(a)はキャパシタセルの断面図を示し、(b)はHSG形成部分の部分拡大図を示す。
図5(a)に示すとおり、シリコン基板1の表面に、フィールド酸化膜2、ソース領域3、及びドレイン領域4がそれぞれ形成されている。そして、ソース領域3とドレイン領域4と間のシリコン基板1上に、ゲート酸化膜5が形成されている。そして、ゲート酸化膜5上には、ゲート電極6と層間絶縁膜7とが形成されている。また、ソース領域3上の層間絶縁膜7には、ソース領域3に連通するコンタクト孔8が形成されている。
そして、層間絶縁膜7、ソース領域3、ドレイン領域4を覆うように、LPCVD法などによりアモルファスシリコン膜9が形成されている。アモルファスシリコン膜9はパターニングされ、NHOH、H及びHOの混合液で洗浄され、フッ酸水溶液で自然酸化膜を除去されており、下部電極としての容量蓄積電極19を構成している。
そして、上述したHSG形成方法により、図5(b)に示すように、容量蓄積電極19(アモルファスシリコン膜9)の表面には、HSG(半球状結晶粒)12の凹凸構造が形成されている。HSG形成方法においては、容量蓄積電極19(アモルファスシリコン膜9)の表面に、処理ガスとしてのSiHガスが均一に供給されているため、HSG12の凹凸構造は容量蓄積電極19(アモルファスシリコン膜9)の側面部を含めほぼ均一に形成されている。なお、HSG12が形成された容量蓄積電極19(アモルファスシリコン膜9)の表面積は、例えば、600℃で形成した多結晶シリコン膜の表面積の2倍以上となっている。
HSG12が形成された容量蓄積電極19(アモルファスシリコン膜9)の表面には、例えばシリコン窒化膜(Si)とシリコン酸化膜(SiO)との2層構造からなる容量絶縁膜13が形成されている。そして、容量絶縁膜13上には、多結晶シリコン膜等からなる対向電極11が形成されている。以上述べたように、MOSトランジスタのソース領域3に、キャパシタセルを有するDRAMが構成されている。
(6)本発明の一実施形態における効果
本発明の一実施形態によれば、例えば、第1の基板移載機112やゲートバルブ130の故障、あるいは第1の搬送室103等の障害など、基板処理装置に異常が発生してHSG形成後のウェハW1,W2を処理室201から搬出できない場合であっても、処理室201内に酸化性ガスを供給することにより、アモルファスシリコン膜9内におけるシリコン原子の移動が抑制され、HSGの過成長を回避することが出来る。
以下に、本発明の実施例を、比較例および参考例とともに説明する。参照する図面にお
いて、図4は、本発明の実施例、比較例、参考例にかかるウェハ表面上の5箇所にて測定したHSG形成面の反射率を示している。形成したHSGの状態は、HSG形成面の反射率を測定することにより定量化することができる。図4において、■(四角)記号は本発明の実施例を、▲(三角)記号は比較例を、◇(菱形)記号は参考例をそれぞれ示している。HSG形成面の反射率が高い程、HSGが過成長してしまっていることを示している。
実施例(■(四角)記号)においては、ウェハW1,W2の温度が575℃となるようにヒータ204a,204bを制御しながら、HSGを形成した。そして、HSGの形成完了後に、処理室201内にウェハW1を放置したまま、処理室201内に5SLMで酸素ガスを供給した。その後、処理室201内にウェハW1を100分間放置して、ウェハW1のHSG形成面の5箇所(Front、Center,Back、Left,Right)について、HSGの状態を観測した。その結果、5箇所すべてにおいて反射率が0.29を下回っており、HSGの過成長を抑制できていることがわかった。
比較例(▲(三角)記号)においても、ウェハW1,W2の温度が575℃となるようにヒータ204a,204bを制御しながら、HSGを形成した。そして、処理室201内に酸素ガスを導入することなく、処理室201内にウェハW1を100分間放置した。その結果、4箇所において反射率が0.3を上回っており、HSGの過成長が発生していることがわかった。
次に、参考例(◇(菱形)記号)においても、ウェハW1,W2の温度が575℃となるようにヒータ204a,204bを制御しながら、HSGを形成した。そして、処理室201内に酸素ガスを導入することなく、HSG形成完了後のウェハW1を処理室201内から搬出し、第1のクーリングユニット138に搬入することにより冷却した。その結果、5箇所すべてにおいて反射率が0.29を下回っており、HSGの過成長を抑制できていることがわかった。
<本発明の他の実施形態>
上述の通り、キャパシタ容量を確保する手段としては、容量絶縁膜を挟み込む電極の表面積を大きくする方法以外にも、電極間の距離となる容量絶縁膜の厚みを薄くするか、容量絶縁膜を誘電率の高い材料で構成する方法もある。従って上述したHSG形成方法を単独で用いるよりも、他の方法を複合して用いることにより大きな効果を期待できる。
容量絶縁膜は、例えばシリコン窒化膜(Si)とシリコン酸化膜(SiO)との2層構造により構成することが出来る。かかる容量絶縁膜の誘電率εは3.8〜4.0程度である。しかし、かかる容量絶縁膜の厚みが5nm〜8nm程度であって、絶縁性を確保するための物理的な限界に達している場合には、容量絶縁膜を構成する材料として、誘電率が27程度であるタンタル酸化膜(Ta)を用いることとしてもよい。
また、容量絶縁膜を挟み込む電極の表面積を大きくする他の方法として、例えば、キャパシタ構造を立体化する方法がある。具体的には、キャパシタ構造をシリンダ型などの立体構造とすることにより、キャパシタ容量を大幅に増加させることが出来る。上述したHSG形成方法と、キャパシタ構造を立体化する方法とを組み合わせてもよい。なお、キャパシタ構造を立体化する際には、必要に応じて微細パターンを形成する露光装置の焦点深度をさらに深めたり、ドライエッチングを採用することが好ましい。
<本発明の好ましい態様>
以下に本発明の好ましい態様について付記する。
本発明の一態様によれば、
基板を処理する処理室と、前記処理室内に処理ガスを導入する処理ガス導入ラインと、前記処理室内に酸化性ガスを導入する酸化性ガス導入ラインと、を有する基板処理装置であって、前記処理室内に前記処理ガス導入ラインから処理ガスを導入して基板を処理した後、前記基板処理装置に異常が発生して前記処理室内から基板を取り出せなくなった場合に、前記処理室内に前記酸化性ガス導入ラインから酸化性ガスを導入して基板最表面に酸化膜を形成するよう制御するコントローラと、を有する基板処理装置が提供される。
好ましくは、
前記酸化性ガスとは、酸素、空気、水蒸気、オゾンからなる群から選択される少なくとも1種類のガスであるか、これらのガスと不活性ガスとの混合ガスであり、前記コントローラは、前記処理室内に前記処理ガス導入ラインから処理ガスを導入して基板を処理した後、前記基板処理装置に異常が発生して前記処理室内から基板を取り出せなくなった場合に、減圧または常圧とした前記処理室内に前記酸化性ガス導入ラインから酸化性ガスを導入して基板最表面に酸化膜を形成するよう制御する。
好ましくは、
前記コントローラは、前記処理室内に前記処理ガス導入ラインから処理ガスを導入して基板表面に凸凹構造を形成した後、前記基板処理装置に異常が発生して前記処理室内から基板を取り出せなくなった場合に、前記処理室内に前記酸化性ガス導入ラインから酸化性ガスを導入して前記形成した凸凹構造の最表面に酸化膜を形成するよう制御する。
好ましくは、
前記基板処理装置に発生する異常とは、前記処理室内から基板を搬出する搬送手段の故障である。
本発明の他の態様によれば、
基板処理装置の処理室内に基板を搬入する工程と、前記処理室内に処理ガスを導入して基板を処理する工程と、前記処理室内から処理後の基板を搬出する工程と、を有し、前記基板を処理する工程後に、前記基板処理装置に異常が発生して前記処理室内から基板を取り出せなくなった場合に、前記処理室内に酸化性ガスを導入して基板最表面に酸化膜を形成する半導体装置の製造方法が提供される。
好ましくは、
前記酸化性ガスとは、酸素、空気、水蒸気、オゾンからなる群から選択される少なくとも1種類のガスであるか、これらのガスと不活性ガスとの混合ガスであり、前記処理室内から基板を搬出する工程では、前記基板処理装置に異常が発生して前記処理室内から基板を取り出せなくなった場合に、減圧または常圧とした前記処理室内に酸化性ガスを導入して基板最表面に酸化膜を形成する。
好ましくは、
前記基板を処理する工程では、前記処理室内に処理ガスを導入して基板表面に凸凹構造を形成し、前記処理室内から基板を搬出する工程では、前記基板処理装置に異常が発生して前記処理室内から基板を取り出せなくなった場合に、前記処理室内に酸化性ガスを導入して前記処理室内に前記酸化性ガスを導入して前記形成した凸凹構造の最表面に酸化膜を形成する。
好ましくは、
前記基板処理装置に異常が発生することとは、前記処理室内から基板を搬出する搬送手段の故障である。
本発明の一実施形態にかかる基板処理装置のシステム構成概略図である。 本発明の一実施形態にかかる基板処理装置のシステム構成概略図である。 本発明の一実施形態における基板処理装置の処理炉のシステム構成概略図である。 本発明の実施例にかかるウェハ表面上の5箇所にて測定したHSG形成面の反射率を示しており、■(四角)記号は本発明の実施例を、▲(三角)記号は比較例を、◇(菱形)記号は参考例をそれぞれ示している。 本発明の一実施形態にかかる基板処理方法により形成されたHSGを備えるDRAMのキャパシタセルの構造例であり、(a)は半導体チップの断面図、(b)ははHSG形成部分の部分拡大図である。
符号の説明
200 ウェハ(基板)
201 処理室
209b 酸化性ガス導入ライン
210b 処理ガス導入ライン
219 排気ライン
230 コントローラ
W1 ウェハ(基板)
W2 ウェハ(基板)

Claims (1)

  1. 基板を処理する処理室と、
    前記処理室内に処理ガスを導入する処理ガス導入ラインと、
    前記処理室内に酸化性ガスを導入する酸化性ガス導入ラインと、
    を有する基板処理装置であって、
    前記処理室内に前記処理ガス導入ラインから処理ガスを導入して基板を処理した後、前記基板処理装置に異常が発生して前記処理室内から基板を取り出せなくなった場合に、前記処理室内に前記酸化性ガス導入ラインから酸化性ガスを導入して基板最表面に酸化膜を形成するよう制御するコントローラと、
    を有することを特徴とする基板処理装置。
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